JP2001296716A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2001296716A
JP2001296716A JP2000109353A JP2000109353A JP2001296716A JP 2001296716 A JP2001296716 A JP 2001296716A JP 2000109353 A JP2000109353 A JP 2000109353A JP 2000109353 A JP2000109353 A JP 2000109353A JP 2001296716 A JP2001296716 A JP 2001296716A
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roller
image forming
loop
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JP2000109353A
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Inventor
Kazunori Kanekura
和紀 金倉
Yuzo Kawano
裕三 川野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押圧ローラとテンションローラとを一次転写
ローラの動作に連動させるようにして構造を簡単にする
とともにコストも低減できるカラー画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 複数の画像形成ユニット2,3,4,5
によってトナー像が形成される中間転写ベルト7のルー
プ内に、一次転写ローラ10a,10b,10c,10
dと、テンションローラ9と二次転写ローラ11とを備
え、ループの外に二次転写ローラ11側に接離する方向
に移動可能とした押圧ローラ13を備え、一次転写ロー
ラ10a〜10dの動作に連動させてテンションローラ
9と押圧ローラ13の位置設定の操作を行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写ベルトを
介して用紙にカラー画像を転写する構成としたカラー画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像のカラー化に伴って、一連の画像形
成プロセスが展開される像担持体を複数備えておき、シ
アン像、マゼンタ像、イエロー像、好ましくはブラック
像の各色像をそれぞれの像担持体に形成し、各像担持体
の転写位置にてシート材に各色像を重ね合わせて転写す
ることによりフルカラー画像を形成するタンデム方式の
画像形成装置も従来から数多く提案されている。
【0003】このようなタンデム方式のカラー画像形成
装置は、たとえば本願出願人が先に提案して出願した特
願平11−88768号や特願平11−9298号に記
載されているように、一列上に配列したイエロー,マゼ
ンタ,シアン,ブラックのトナー画像形成ユニットに沿
って走行する閉ループの中間転写ベルトを備えたもので
ある。そして、この中間転写ベルトに各画像形成装置に
感光体ドラム上のトナー像を転写し、このトナー像を用
紙に転写した後に定着器によって定着させるというのが
基本的な構成である。
【0004】中間転写ベルトは駆動ローラと被動ローラ
との間に巻回され、各感光体ドラムに対応する位置には
転写のためのバックアップとして一次転写ローラを中間
転写ベルトのループ内で上下に移動可能に配置してい
る。これらの一次転写ローラはモータによって駆動され
るカムとリンク機構を介して上下に動作する構成が採用
されている。
【0005】一方、中間転写ベルトに担持されたトナー
を用紙に転写するため、中間転写ベルトのループ内に二
次転写ローラを配置し、ループの外側には用紙を押し付
けてニップし二次転写ローラとともに中間転写ベルト上
のトナー像を用紙に転写するための押圧ローラが配置さ
れる。更に、中間転写ベルトのループ内には、トナー像
転写の際に中間転写ベルトに適切な張力を与えるための
テンションローラが配置される。
【0006】中間転写ベルトは用紙への転写のための重
要な部材であり、印字期間でない場合にはテンションロ
ーラが退避位置に移動して張力を弛め、一次転写ローラ
も下降して中間転写ベルトとの接触が解除される。ま
た、押圧ローラについても、中間転写ベルトへの局部的
な負荷が長い時間加わらないように、中間転写ベルトか
ら離れる退避位置に移動する。このように、印字動作期
間以外では、一次転写ローラ,テンションローラ,押圧
ローラのいずれも退避位置に移動し、印字動作のときだ
けそれぞれの機能を果たせる位置に移動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】複数の一次転写ローラ
はモータによってカムとリンク機構によって同時に駆動
されて上下動作する。しかしながら、押圧ローラ及びテ
ンションローラはそれぞれの専用の駆動機構によって移
動させられる構成となっている。押圧ローラとテンショ
ンローラの駆動のための専用のモータ等を必要とし、部
品点数の増加によって装置内の機器の配置の自由度を低
くしてしまったり小型化の障害となり、コスト面での問
題も無視できない。また、一次転写ローラの動作に同期
させて押圧ローラやテンションローラの動作を実行させ
るための制御も複雑になる。
【0008】そこで、本発明は、押圧ローラとテンショ
ンローラとを一次転写ローラの動作に連動させるように
して構造を簡単にするとともにコストも低減できるカラ
ー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、トナー像を担
持する感光体ドラムを含んで複数配列されそれぞれトナ
ー色の異なる画像を形成する画像形成ユニットと、前記
感光体ドラムに接触可能に配置され前記トナー像が転写
されるエンドレスの中間転写ベルトと、前記中間転写ベ
ルトのループ内に配置され前記感光体ドラム側に向けて
前記中間転写ベルトをそれぞれ付勢可能に上下動作する
一次転写ローラと、前記中間転写ベルトのループ内に配
置され当該中間転写ベルト上のトナー像を記録媒体に転
写する二次転写ローラと、前記中間転写ベルトのループ
内に配置され当該中間転写ベルトにテンションを付与す
るテンションローラとを備えたタンデム方式のカラー画
像形成装置において、前記テンションローラを、前記一
次転写ローラの上下動作に連動させて操作可能としたこ
とを特徴とする。
【0010】また、中間転写ベルトのループ外に前記二
次転写ローラに対して接離する方向に移動可能に配置さ
れた押圧ローラについても一次転写ローラの上下動作に
連動させて操作可能な構成とすることができる。
【0011】本発明では、押圧ローラとテンションロー
ラとを一次転写ローラの動作に連動させるようにして構
造の簡単にするとともにコストも低減できるカラー画像
形成装置を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、トナー
像を担持する感光体ドラムを含んで複数配列されそれぞ
れトナー色の異なる画像を形成する画像形成ユニット
と、感光体ドラムに接触可能に配置されトナー像が転写
されるエンドレスの中間転写ベルトと、中間転写ベルト
のループ内に配置され感光体ドラム側に向けて中間転写
ベルトをそれぞれ付勢可能に上下動作する一次転写ロー
ラと、中間転写ベルトのループ内に配置され当該中間転
写ベルト上のトナー像を記録媒体に転写する二次転写ロ
ーラと、中間転写ベルトのループ内に配置され当該中間
転写ベルトにテンションを付与するテンションローラと
を備えたタンデム方式のカラー画像形成装置において、
テンションローラを、一次転写ローラの上下動作に連動
させて操作可能としたことを特徴とするカラー画像形成
装置であり、テンションローラの操作を一次転写ローラ
の上下動作に連動させるので、テンションローラ専用の
駆動機構を必要としないという作用を有する。
【0013】請求項2に記載の発明は、トナー像を担持
する感光体ドラムを含んで複数配列されそれぞれトナー
色の異なる画像を形成する画像形成ユニットと、感光体
ドラムに接触可能に配置されトナー像が転写されるエン
ドレスの中間転写ベルトと、中間転写ベルトのループ内
に配置され感光体ドラム側に向けて中間転写ベルトをそ
れぞれ付勢可能に上下動作する一次転写ローラと、中間
転写ベルトのループ内に配置され当該中間転写ベルトが
周回する二次転写ローラと、中間転写ベルトのループ外
に二次転写ローラに対して接離する方向に移動可能に配
置された押圧ローラとを備え、二次転写ローラと押圧ロ
ーラ周りの中間転写ベルトとの間に供給する記録媒体に
当該中間転写ベルトのトナー像を転写するタンデム方式
のカラー画像形成装置において、押圧ローラを、一次転
写ローラの上下動作に連動させて操作可能としたことを
特徴とするカラー画像形成装置であり、押圧ローラの操
作を一次転写ローラの上下動作に連動させるので、押圧
ローラ専用の駆動機構を必要としないという作用を有す
る。
【0014】請求項3に記載の発明は、トナー像を担持
する感光体ドラムを含んで複数配列されそれぞれトナー
色の異なる画像を形成する画像形成ユニットと、感光体
ドラムに接触可能に配置されトナー像が転写されるエン
ドレスの中間転写ベルトと、中間転写ベルトのループ内
に配置され感光体ドラム側に向けて中間転写ベルトをそ
れぞれ付勢可能に上下動作する一次転写ローラと、中間
転写ベルトのループ内に配置され当該中間転写ベルト上
のトナー像を記録媒体に転写する二次転写ローラと、中
間転写ベルトのループ内に配置され当該中間転写ベルト
にテンションを付与するテンションローラと、中間転写
ベルトのループ外に二次転写ローラに対して接離する方
向に移動可能に配置された押圧ローラとを備え、二次転
写ローラと押圧ローラ周りの中間転写ベルトとの間に供
給する記録媒体に当該中間転写ベルトのトナー像を転写
するタンデム方式のカラー画像形成装置において、テン
ションローラ及び押圧ローラを、一次転写ローラの上下
動作に連動させてそれぞれ操作可能としたことを特徴と
するカラー画像形成装置であり、テンションローラ及び
押圧ローラのそれぞれの専用の駆動機構を必要とせず装
置の小型化を促すという作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態によるカラー
画像形成装置の要部の構成を示す断面図である。
【0017】図1において、カラー画像形成装置の本体
1内にイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれ形
成するための画像形成ユニット2,3,4,5が順に配
置され、これらの画像形成ユニット2〜5のそれぞれに
対応して露光器6a,6b,6c,6dを備えている。
画像形成ユニット2〜5は、露光器6a〜6dからのレ
ーザビームの照射によってその周面に静電潜像を形成す
る像担持体としての感光体ドラム2a,3a,4a,5
aと、トナータンクから供給されるトナーを感光体ドラ
ム2a〜5aに付着させて静電潜像をトナー像として顕
像化する現像ローラ2b,3b,4b,5b等を備えた
ものである。
【0018】配列された画像形成ユニット2〜5の下側
には中間転写ベルト7が矢印方向に走行可能に配置され
ている。この中間転写ベルト7は、駆動ローラ8,テン
ションローラ9、各感光体ドラム2a〜5aに対応させ
て配置した4個の一次転写ローラ10a,10b,10
c,10dと、用紙に転写するための二次転写ローラ1
1を巡って矢印方向に周回駆動される。
【0019】中間転写ベルト7の下側には用紙トレイ1
2が配置され、この用紙トレイ12から繰り出される用
紙Pは二次転写ローラ11と対向して配置した押圧ロー
ラ13との間にニップされ、中間転写ベルト7に形成さ
れたとカラー画像が用紙Pに転写される。そして、用紙
Pは定着器14に供給されてトナー像を定着した後に排
紙される。
【0020】中間転写ベルト7の表面には、画像形成ユ
ニット2〜5の感光体ドラム2a〜5aと一次転写ロー
ラ10a〜10dのニップ力によってイエロー,マゼン
タ,シアン,ブラックのトナー像が付着し、カラー画像
が形成される。そして、中間転写ベルト7上のカラー画
像は二次転写ローラ11と押圧ローラ13との間のニッ
プ力によって用紙Pに転写される。
【0021】一次転写ローラ10a〜10dは上下に移
動し、テンションローラ9は中間転写ベルト7に張力を
負荷したり弛めたりする方向に移動する。このような一
次転写ローラ10a〜10d及びテンションローラ9の
移動は、中間転写ベルト7の寿命を長くすることをひと
つの目的としたものである。すなわち、印字動作のとき
には図示のように、一次転写ローラ10a〜10d上に
移動して感光体ドラム2a〜5aとの間に中間転写ベル
ト7をニップし、テンションローラ9は右斜め下に移動
して中間転写ベルト7に張力を与える。そして、非印字
期間では、一次転写ローラ10a〜10dは下降すると
ともにテンションローラ9は左斜め上に移動して中間転
写ベルト7の張力を弛める。このように操作すること
で、非印字期間における中間転写ベルト7への負荷を低
減して寿命を長くする。また、押圧ローラ13も印字期
間では図示のように中間転写ベルト7に接触するが、非
印字期間では左側に移動して離れ、停止している中間転
写ベルト7への局部的な押圧力負荷を零にして寿命を長
くする。
【0022】このような一次転写ローラ10a〜10
d,テンションローラ9及び押圧ローラ13の動きは従
来ではそれぞれ個別に駆動されていたが、本発明では一
次転写ローラ10a〜10dの動作に連動させてテンシ
ョンローラ9及び押圧ローラ13を移動させる。図2に
一次転写ローラ,テンションローラ,押圧ローラの位置
設定のための駆動機構の概略を示す斜視図を示す。
【0023】図2において、1個の駆動モータ15を駆
動源とし2個の1回転クラッチ15a,15bを介して
2つの出力軸15c,15dが歯車列15e,15fに
よって連接されている。これらの駆動モータ15から出
力軸15c,15dまでの各部材は本体1内に組み込ま
れたものであり、押圧ローラ13も同様に本体1に予め
組み込まれている。一方、一次転写ローラ10a〜10
d,駆動ローラ8,テンションローラ9,二次転写ロー
ラ11及びこれらに巻回された中間転写ベルト7(図2
では省略)はひとつのユニットとして本体1に対して着
脱自在である。そして、一次転写ローラ10a〜10c
及び押圧ローラ13の動作を駆動するための第1伝達軸
16が出力軸15cに結合可能に配置され、一次転写ロ
ーラ10d及びテンションローラ9の動作を駆動するた
めの第2伝達軸17が出力軸15dに結合可能に配置さ
れている。
【0024】一次転写ローラ10a〜10c両端は、2
本の水平ロッド18aにそれぞれ起倒ロッド18bを介
して連接され、水平ロッド18aの一端には第1伝達軸
16に設けた起倒用カム16aが突き当たっている。一
方、押圧ローラ13はブロック13aによって回転自在
に保持されるとともに圧縮のスプリング13bによって
本体1内のシャーシ(図示せず)に連接されている。そ
して、ブロック13aと第1伝達軸16との間には往復
動ロッド19が配置され、第1伝達軸16にはこの往復
動ロッド19に突き当たる往復動用カム16bを取り付
けている。
【0025】一次転写ローラ10dは起倒ロッド18c
に連接され、第2伝達軸17にはこの起倒ロッド18c
に突き当たる起倒用カム17aを設けている。一方、テ
ンションローラ9はブロック9aによって回転自在に保
持され、このブロック9aには圧縮のスプリング9bと
往復動ロッド9cとが連接されている。そして、第2伝
達軸17に往復動ロッド9cに突き当たる往復動用カム
17bを取り付けている。
【0026】図3(a)、(b)、(c)は起倒用カム
による一次転写ローラの上下動作を示す図であり、同図
の(a)は全ての一次転写ローラ10a〜10dが下降
していて、図1に示した中間転写ベルト7から離れた状
態を示している。モノクロームの画像を形成する場合に
ブラック(K)の画像形成ユニット5だけを作動するよ
うに指令されると、駆動モータ15が作動して第1,第
2伝達軸16,17を回転させ、同図の(b)の状態に
設定される。すなわち、起倒用カム17aによって起倒
ロッド18cが起立し、一次転写ローラ10dだけが中
間転写ベルト7に接触する。また、フルカラーの画像形
成の指令があると、起倒ロッド18b,18cが全て起
立し、一次転写ローラ10a〜10dが中間転写ベルト
7に接触する。
【0027】図4(a)、(b)は押圧ローラの位置設
定を示す図であり、(a)は非印字期間の状態である。
この非印字期間では往復動ロッド19がブロック13a
を左側に押し、押圧ローラ13を二次転写ローラ11か
ら離れた位置に設定している。このとき、押圧ローラ1
3は二次転写ローラ11に巻回されている中間転写ベル
ト7には接触しない。一方、印字動作に入るときには、
第1伝達軸16が回転駆動されて往復動用カム16bは
同図の(b)の姿勢となり、往復動ロッド19は右に移
動してブロック13aから離れる。したがって、スプリ
ング13bによってブロック13aは右側に移動し、押
圧ローラ13を図1に示した位置に設定する。
【0028】図5(a)、(b)はテンションローラの
位置設定を示す図であり、(a)は非印字期間の状態で
ある。この非印字期間では往復動用カム17bはスプリ
ング9bに対する圧縮力が弱い姿勢に設定され、テンシ
ョンローラ9による中間転写ベルト7に対するテンショ
ン付与はない。一方、印字動作に入ると、第2伝達軸1
7の回転によって往復動用カム17aは同図の(b)の
姿勢となり、ブロック9cを押し下げてスプリング9b
を圧縮しその反力によってテンションローラ9により中
間転写ベルト7にテンションが付与される。
【0029】以上の構成において、画像形成ユニット2
〜5によって中間転写ベルト7に形成されたトナー像
は、二次転写ローラ11と押圧ローラ13との間を用紙
Pが通過する間にこの用紙Pに転写される。この用紙P
への転写期間では、一次転写ローラ10a〜10d,テ
ンションローラ9,押圧ローラ13はそれぞれ図1に示
す位置に設定される。すなわち、一次転写ローラ10a
〜10dは上昇して感光体ドラム2a〜5aに中間転写
ベルト7を押しつけてトナー像を転写し、テンションロ
ーラ9は図5の(b)の状態にあって中間転写ベルト7
にテンションを付与し、押圧ローラ13は図4の(b)
の状態にあって二次転写ローラ11側に付勢されてい
る。
【0030】図6はブラックの画像形成ユニットだけを
用いたときの起倒用カム及び往復動用カムによる部材の
動作を示す線図である。図において、Aは非作動期間,
Bはテンション付与開始期間,Cは印字期間をそれぞれ
示す。
【0031】非作動期間では一次転写ローラ10a〜1
0dは下降位置にあり、押圧ローラ13は図4の(a)
の状態及びテンションローラは図5の(a)の状態にあ
る。印字動作の指令があると、駆動モータ15が作動し
て往復動用カム17bによってテンションローラ9を図
5の(b)に示すテンション付与状態に設定する。これ
により、テンションローラ9によって中間転写ベルト7
にテンションが付与される。次いで、起倒用カム17a
によって起倒ロッド18cだけが起立すると同時に往復
動用カム16bが図4の(a)から(b)の姿勢に変わ
って押圧ローラ13を二次転写ローラ11側に付勢す
る。これにより、ブラックの画像形成ユニット5の感光
体ドラム5aに対して一次転写ローラ10dが中間転写
ベルト7を押し付けて黒のトナー画像を転写し、中間転
写ベルト7上のトナー画像が二次転写ローラ11周りの
中間転写ベルト7と押圧ローラ13との間を通過する用
紙Pに転写される。
【0032】図7は全ての画像形成ユニットだけを用い
たときの起倒用カム及び往復動用カムによる部材の動作
を示す線図である。図6と同様に、Aは非作動期間,B
はテンション付与開始期間,Cは印字期間である。
【0033】このフルカラー画像形成のモードでは、一
次転写ローラ10dと同期して他の一次転写ローラ10
a,10b,10cが起倒用カム16aの回転によって
上昇し、その他の動作は図6の例と同様である。
【0034】以上のように、一次転写ローラ10a〜1
0dの上下動作に連動してテンションローラ9と押圧ロ
ーラ13が所定の位置に設定される。すなわち、非印字
動作の期間では、一次転写ローラ10a〜10dは下降
して中間転写ベルト7に接触せず、テンションローラ9
は図5の(a)の状態にあって中間転写ベルト7にテン
ション付与しない。また、押圧ローラ13は図4の
(a)の状態にあって二次転写ローラ11から離れた位
置に設定されるので、中間転写ベルト7に接触しない。
そして、印字動作に入ると、まずテンションローラ9が
図5の(b)の状態となって中間転写ベルト7にテンシ
ョンを付与し、その後一次転写ローラ10a〜10d
(または一次転写ローラ10dのみ)が上昇すると同時
に押圧ローラ13が図4の(b)の状態となって用紙P
のニップが行なわれる。このような各動作は、共通の駆
動モータ15の作動によって実行され、往復動用カム1
6b,17bと起倒用カム16a,17aの回転姿勢の
組合せによってタイミングを合わせて行なわれる。した
がって、テンションローラ9及び押圧ローラ13を移動
させる専用の駆動機構を備える必要がなく、装置の小型
化が図られると同時に印字動作のための各部材の同期動
作も高精度で行なえる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、テンションローラと押
圧ローラの駆動を一次転写ローラの上下動作駆動に連動
させて行なう機構としているので、テンションローラ及
び押圧ローラを駆動するための専用の機構が不要とな
る。したがって、部品点数が少なくなるほか装置本体内
の他の機器の配置関係の自由度も高くなり、装置全体の
小型化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるカラー画像形成装
置の要部の構成を示す断面図
【図2】一次転写ローラ,テンションローラ,押圧ロー
ラの位置設定のための駆動機構の概略を示す斜視図
【図3】(a)起倒用カムによる一次転写ローラの上下
動作を示す図 (b)起倒用カムによる一次転写ローラの上下動作を示
す図 (c)起倒用カムによる一次転写ローラの上下動作を示
す図
【図4】(a)押圧ローラの位置設定を示す図 (b)押圧ローラの位置設定を示す図
【図5】(a)テンションローラの位置設定を示す図 (b)テンションローラの位置設定を示す図
【図6】ブラックの画像形成ユニットだけを用いたとき
の起倒用カム及び往復動用カムによる部材の動作を示す
線図
【図7】全ての画像形成ユニットだけを用いたときの起
倒用カム及び往復動用カムによる部材の動作を示す線図
【符号の説明】
1 本体 2,3,4,5 画像形成ユニット 2a,3a,4a,5a 感光体ドラム 2b,3b,4b,5b 現像ローラ 6a,6b,6c,6d 露光器 7 中間転写ベルト 8 駆動ローラ 9 テンションローラ 9a ブロック 9b スプリング 9c 往復動ロッド 10a,10b,10c,10d 一次転写ローラ 11 二次転写ローラ 12 用紙トレイ 13 押圧ローラ 13a ブロック 13b スプリング 14 定着器 15 駆動モータ 15a,15b 1回転クラッチ 15c,15d 出力軸 15e,15f 歯車列 16 第1伝達軸 16a 起倒用カム 16b 往復動用カム 17 第2伝達軸 17a 起倒用カム 17b 往復動用カム 18a 水平ロッド 18b,18c 起倒ロッド 19 往復動ロッド P 用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像を担持する感光体ドラムを含んで
    複数配列されそれぞれトナー色の異なる画像を形成する
    画像形成ユニットと、前記感光体ドラムに接触可能に配
    置され前記トナー像が転写されるエンドレスの中間転写
    ベルトと、前記中間転写ベルトのループ内に配置され前
    記感光体ドラム側に向けて前記中間転写ベルトをそれぞ
    れ付勢可能に上下動作する一次転写ローラと、前記中間
    転写ベルトのループ内に配置され当該中間転写ベルト上
    のトナー像を記録媒体に転写する二次転写ローラと、前
    記中間転写ベルトのループ内に配置され当該中間転写ベ
    ルトにテンションを付与するテンションローラとを備え
    たタンデム方式のカラー画像形成装置において、前記テ
    ンションローラを、前記一次転写ローラの上下動作に連
    動させて操作可能としたことを特徴とするカラー画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】トナー像を担持する感光体ドラムを含んで
    複数配列されそれぞれトナー色の異なる画像を形成する
    画像形成ユニットと、前記感光体ドラムに接触可能に配
    置され前記トナー像が転写されるエンドレスの中間転写
    ベルトと、前記中間転写ベルトのループ内に配置され前
    記感光体ドラム側に向けて前記中間転写ベルトをそれぞ
    れ付勢可能に上下動作する一次転写ローラと、前記中間
    転写ベルトのループ内に配置され当該中間転写ベルトが
    周回する二次転写ローラと、前記中間転写ベルトのルー
    プ外に前記二次転写ローラに対して接離する方向に移動
    可能に配置された押圧ローラとを備え、前記二次転写ロ
    ーラと前記押圧ローラ周りの前記中間転写ベルトとの間
    に供給する記録媒体に当該中間転写ベルトのトナー像を
    転写するタンデム方式のカラー画像形成装置において、
    前記押圧ローラを、前記一次転写ローラの上下動作に連
    動させて操作可能としたことを特徴とするカラー画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】トナー像を担持する感光体ドラムを含んで
    複数配列されそれぞれトナー色の異なる画像を形成する
    画像形成ユニットと、前記感光体ドラムに接触可能に配
    置され前記トナー像が転写されるエンドレスの中間転写
    ベルトと、前記中間転写ベルトのループ内に配置され前
    記感光体ドラム側に向けて前記中間転写ベルトをそれぞ
    れ付勢可能に上下動作する一次転写ローラと、前記中間
    転写ベルトのループ内に配置され当該中間転写ベルト上
    のトナー像を記録媒体に転写する二次転写ローラと、前
    記中間転写ベルトのループ内に配置され当該中間転写ベ
    ルトにテンションを付与するテンションローラと、前記
    中間転写ベルトのループ外に前記二次転写ローラに対し
    て接離する方向に移動可能に配置された押圧ローラとを
    備え、前記二次転写ローラと前記押圧ローラ周りの前記
    中間転写ベルトとの間に供給する記録媒体に当該中間転
    写ベルトのトナー像を転写するタンデム方式のカラー画
    像形成装置において、前記テンションローラ及び押圧ロ
    ーラを、前記一次転写ローラの上下動作に連動させてそ
    れぞれ操作可能としたことを特徴とするカラー画像形成
    装置。
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