JP2001296718A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2001296718A
JP2001296718A JP2000114896A JP2000114896A JP2001296718A JP 2001296718 A JP2001296718 A JP 2001296718A JP 2000114896 A JP2000114896 A JP 2000114896A JP 2000114896 A JP2000114896 A JP 2000114896A JP 2001296718 A JP2001296718 A JP 2001296718A
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image forming
transfer belt
intermediate transfer
coupling
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JP2000114896A
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Kazunori Kanekura
和紀 金倉
Yuzo Kawano
裕三 川野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体側の駆動系統と中間転写ベルトを含
むユニットとの間のカップリング構成を簡単な機構で実
行可能なカラー画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 中間転写ベルト7及びその駆動機構を装
置の本体1に対して着脱自在とし、装置の本体1の内部
に駆動機構に連接する駆動系統を備えるカラー画像形成
装置において、前記駆動系統は駆動モータ15とその出
力軸に連接された1回転クラッチ15a,15bと駆動
機構に着脱可能な接手15c,15d,16c,17c
とを備え、接手15c〜17cと駆動機構との間の結合
形態の数を駆動機構の動作形態の数またはその約数と等
しくし、1回転クラッチ15a,15bと接手15c〜
17cとの間を駆動機構の動作形態の数で除した減速比
で連接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写ベルトを
介して用紙にカラー画像を転写する構成としたカラー画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像のカラー化に伴って、一連の画像形
成プロセスが展開される像担持体を複数備えておき、シ
アン像、マゼンタ像、イエロー像、好ましくはブラック
像の各色像をそれぞれの像担持体に形成し、各像担持体
の転写位置にてシート材に各色像を重ね合わせて転写す
ることによりフルカラー画像を形成するタンデム方式の
画像形成装置も従来から数多く提案されている。
【0003】このようなタンデム方式のカラー画像形成
装置は、たとえば本願出願人が先に提案して出願した特
願平11−88768号や特願平11−9298号に記
載されているように、一列上に配列したイエロー,マゼ
ンタ,シアン,ブラックのトナー画像形成ユニットに沿
って走行する閉ループの中間転写ベルトを備えたもので
ある。そして、この中間転写ベルトに各画像形成装置に
感光体ドラム上のトナー像を転写し、このトナー像を用
紙に転写した後に定着器によって定着させるというのが
基本的な構成である。
【0004】中間転写ベルトは駆動ローラと被動ローラ
との間に巻回され、各感光体ドラムに対応する位置には
転写のためのバックアップとして一次転写ローラを中間
転写ベルトのループ内で上下に移動可能に配置してい
る。これらの一次転写ローラはモータによって駆動され
るカムとリンク機構を介して上下に動作する構成が採用
されている。すなわち、駆動ローラ,被動ローラ,一次
転写ローラ及びこれらに巻回された中間転写ベルトは交
換可能なユニットとして構成され、装置本体内のシャー
シに装着したとき装置本体側に配置したモータなどを含
む駆動系統に連接される。
【0005】駆動系統はモータの出力軸に連接した駆動
軸を備え、中間転写ベルトのユニット側に組み込まれて
カムを取り付けた伝達軸を備え、これらの駆動軸と伝達
軸はカップリング(軸継手)によって着脱可能に連結さ
れる。そして、駆動軸によって伝達軸を回転させると、
伝達軸と一体に回転するカムがリンク機構を駆動してこ
のリンク機構に連接した一次転写ローラを上下させる。
カップリングは従来から知られているように、互いに噛
み合う歯面または突起とこれが嵌まり込む凹部などの爪
によって回転伝達可能に互いに結合する構成としたもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】カムにより一次転写ロ
ーラを上下させる構成では、一次転写ローラを最も高い
位置(上死点)または最も低い位置(下死点)に正確に
停止させることが必要である。更に、カムを取り付けた
伝達軸は結合及び離脱が自在なカップリングによって装
置本体の駆動軸と連結されているため、駆動軸と伝達軸
の結合角度はカップリングの場合では結合及び離脱の毎
に変化する。この場合、駆動軸と伝達軸がいかなる角度
で結合しても、伝達軸を所定の角度で停止させるため
に、駆動軸を任意の角度で停止させる必要がある。この
ため、従来では駆動軸を回転させるための専用のモータ
を必要としたり、任意の角度で停止させる電磁クラッチ
を駆動系統に備える必要がある。
【0007】しかしながら、専用のモータを備える構成
とすると、装置の小型化に対応できない。また、電磁ク
ラッチを利用するものでは、電磁クラッチは一般的に高
価であるため、装置のコストアップを招いてしまう。
【0008】本発明は、装置本体側の駆動系統と中間転
写ベルトを含むユニットとの間のカップリング構成を簡
単な機構で実行可能なカラー画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、中間転写ベル
ト及びその駆動機構を装置の本体に対して着脱自在と
し、前記装置の本体の内部に前記駆動機構に連接する駆
動系統を備えるカラー画像形成装置において、前記駆動
系統は駆動モータとその出力軸に連接された1回転クラ
ッチと前記駆動機構に着脱可能な接手とを備え、前記接
手と前記駆動機構との間の結合形態の数を前記駆動機構
の動作形態の数またはその約数と等しくし、前記1回転
クラッチと前記接手との間を、前記駆動機構の動作形態
の数で除した減速比で連接したことを特徴とする。
【0010】本発明では、装置本体側の駆動系統と中間
転写ベルトを含むユニットとの間のカップリングの結合
を簡単な機構で実行可能なカラー画像形成装置を得るこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、中間転
写ベルト及びその駆動機構を装置の本体に対して着脱自
在とし、装置の本体の内部に駆動機構に連接する駆動系
統を備えるカラー画像形成装置において、駆動系統は駆
動モータとその出力軸に連接された1回転クラッチと駆
動機構に着脱可能な接手とを備え、接手と駆動機構との
間の結合形態の数を駆動機構の動作形態の数またはその
約数と等しくし、1回転クラッチと接手との間を、駆動
機構の動作形態の数で除した減速比で連接したことを特
徴とするカラー画像形成装置であり、新たにモータを追
加することなくしかも電磁クラッチに比べて安価な1回
転クラッチを使用するので装置を小型化できるととも
に、コストダウンが図れるという作用を有する。
【0012】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
【0013】図1は本発明の一実施の形態によるカラー
画像形成装置の要部の構成を示す断面図である。
【0014】図1において、カラー画像形成装置の本体
1内にイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれ形
成するための画像形成ユニット2,3,4,5が順に配
置され、これらの画像形成ユニット2〜5のそれぞれに
対応して露光器6a,6b,6c,6dを備えている。
画像形成ユニット2〜5は、露光器6a〜6dからのレ
ーザビームの照射によってその周面に静電潜像を形成す
る像担持体としての感光体ドラム2a,3a,4a,5
aと、トナータンクから供給されるトナーを感光体ドラ
ム2a〜5aに付着させて静電潜像をトナー像として顕
像化する現像ローラ2b,3b,4b,5b等を備えた
ものである。
【0015】配列された画像形成ユニット2〜5の下側
には中間転写ベルト7が矢印方向に走行可能に配置され
ている。この中間転写ベルト7は、駆動ローラ8,テン
ションローラ9、各感光体ドラム2a〜5aに対応させ
て配置した4個の一次転写ローラ10a,10b,10
c,10dと、用紙に転写するための二次転写ローラ1
1を巡って矢印方向に周回駆動される。
【0016】中間転写ベルト7の下側には用紙トレイ1
2が配置され、この用紙トレイ12から繰り出される用
紙Pは二次転写ローラ11と対向して配置した押圧ロー
ラ13との間にニップされ、中間転写ベルト7に形成さ
れたとカラー画像が用紙Pに転写される。そして、用紙
Pは定着器14に供給されてトナー像を定着した後に排
紙される。
【0017】中間転写ベルト7の表面には、画像形成ユ
ニット2〜5の感光体ドラム2a〜5aと一次転写ロー
ラ10a〜10dのニップ力によってイエロー,マゼン
タ,シアン,ブラックのトナー像が付着し、カラー画像
が形成される。そして、中間転写ベルト7上のカラー画
像は二次転写ローラ11と押圧ローラ13との間のニッ
プ力によって用紙Pに転写される。
【0018】一次転写ローラ10a〜10dは上下に移
動し、テンションローラ9は中間転写ベルト7に張力を
負荷したり弛めたりする方向に移動する。このような一
次転写ローラ10a〜10d及びテンションローラ9の
移動は、中間転写ベルト7の寿命を長くすることをひと
つの目的としたものである。すなわち、印字動作のとき
には図示のように、一次転写ローラ10a〜10d上に
移動して感光体ドラム2a〜5aとの間に中間転写ベル
ト7をニップし、テンションローラ9は右斜め下に移動
して中間転写ベルト7に張力を与える。そして、非印字
期間では、一次転写ローラ10a〜10dは下降すると
ともにテンションローラ9は左斜め上に移動して中間転
写ベルト7の張力を弛める。このように操作すること
で、非印字期間における中間転写ベルト7への負荷を低
減して寿命を長くする。また、押圧ローラ13も印字期
間では図示のように中間転写ベルト7に接触するが、非
印字期間では左側に移動して離れ、停止している中間転
写ベルト7への局部的な押圧力負荷を零にして寿命を長
くする。
【0019】このような一次転写ローラ10a〜10
d,テンションローラ9及び押圧ローラ13の動きは従
来ではそれぞれ個別に駆動されていたが、本発明では一
次転写ローラ10a〜10dの動作に連動させてテンシ
ョンローラ9及び押圧ローラ13を移動させる。図2に
一次転写ローラ,テンションローラ,押圧ローラの位置
設定のための駆動機構の概略を示す斜視図を示す。
【0020】図2において、1個の駆動モータ15を駆
動源とし2個の1回転クラッチ15a,15bを介して
2つの接手15c,15dが歯車列15e,15fによ
って連接されている。これらの駆動モータ15から接手
15c,15dまでの各部材は本体1内に組み込まれた
ものであり、押圧ローラ13も同様に本体1に予め組み
込まれている。一方、一次転写ローラ10a〜10d,
駆動ローラ8,テンションローラ9,二次転写ローラ1
1及びこれらに巻回された中間転写ベルト7(図2では
省略)はひとつのユニットとして本体1に対して着脱自
在である。そして、一次転写ローラ10a〜10c及び
押圧ローラ13の動作を駆動するための第1伝達軸16
が接手15cに結合可能に配置され、一次転写ローラ1
0d及びテンションローラ9の動作を駆動するための第
2伝達軸17が接手15dに結合可能に配置されてい
る。
【0021】一次転写ローラ10a〜10c両端は、2
本の水平ロッド18aにそれぞれ起倒ロッド18bを介
して連接され、水平ロッド18aの一端には第1伝達軸
16に設けた起倒用カム16aが突き当たっている。一
方、押圧ローラ13はブロック13aによって回転自在
に保持されるとともに圧縮のスプリング13bによって
本体1内のシャーシ(図示せず)に連接されている。そ
して、ブロック13aと第1伝達軸16との間には往復
動ロッド19が配置され、第1伝達軸16にはこの往復
動ロッド19に突き当たる往復動用カム16bを取り付
けている。
【0022】一次転写ローラ10dは起倒ロッド18c
に連接され、第2伝達軸17にはこの起倒ロッド18c
に突き当たる起倒用カム17aを設けている。一方、テ
ンションローラ9はブロック9aによって回転自在に保
持され、このブロック9aには圧縮のスプリング9bと
往復動ロッド9cとが連接されている。そして、第2伝
達軸17に往復動ロッド9cに突き当たる往復動用カム
17bを取り付けている。
【0023】図3(a)は起倒用カムによる一次転写ロ
ーラの上下動作を示す図であって、非印字時期の状態を
示す概略図、(b)は起倒用カムによる一次転写ローラ
の上下動作を示す図であって、ブラックの画像形成ユニ
ットによる印字状態を示す概略図、(c)は起倒用カム
による一次転写ローラの上下動作を示す図であって、全
ての画像形成ユニットを使用するときの印字状態を示す
概略図であり、同図の(a)は全ての一次転写ローラ1
0a〜10dが下降していて、図1に示した中間転写ベ
ルト7から離れた状態を示している。モノクロームの画
像を形成する場合にブラック(K)の画像形成ユニット
5だけを作動するように指令されると、駆動モータ15
が作動して第2伝達軸17を回転させ、同図の(b)の
状態に設定される。すなわち、起倒用カム17aによっ
て起倒ロッド18cが起立し、一次転写ローラ10dだ
けが中間転写ベルト7に接触する。また、フルカラーの
画像形成の指令があると、駆動モータ15が作動して第
1,第2伝達軸16,17を回転させ、同図の(c)に
示すように起倒ロッド18b,18cが全て起立し、一
次転写ローラ10a〜10dが中間転写ベルト7に接触
する。
【0024】なお、一次転写ローラ10a〜10dの起
倒動作に連動して、往復動用カム17bによってテンシ
ョンローラ9を中間転写ベルト7にテンションを付与す
る位置に移動する。この移動の後、往復動用カム16b
の回転により、押圧ローラ13が図2の状態から二次転
写ローラ11側に移動するモードに設定される。
【0025】図4(a)は第1伝達軸の回転による一次
転写ローラ及び押圧ローラの動作を示すカム線図、
(b)は第2伝達軸の回転による一次転写ローラ及びテ
ンションローラの動作を示すカム線図である。横軸が第
1,第2伝達軸16,17の回転角度であり、0°のと
きがホームポジションで120°回転する毎にモードが
切り替わる。縦軸は転写ローラ10a〜10d,テンシ
ョンローラ9,押圧ローラ13の移動量であり、各部材
はカム線図の上死点及び下支点で正確に停止することで
所定の機能を満足するので、第1,第2伝達軸16,1
7は0°,120°,240°の角度で正確に停止す
る。
【0026】ここで、第1,第2伝達軸16,17に
は、装置本体側に配置された駆動系統の接手15c,1
5dに係合して回転を伝達するための接手16c,17
cを設ける。図5の(a)はカップリングを構成する接
手の詳細図であって、駆動系統側の接手の斜視図及び同
図の(b)はカップリングを構成する接手の詳細図であ
って、中間転写ベルトのユニット側に設ける接手の斜視
図であり、接手15cの端面には中心周りに120°の
角度ピッチで係合凹部15c−1が形成され、他方の接
手16cの端面にはこれらの係合凹部15c−1に嵌ま
り込む突起16c−1を形成している。なお、第2伝達
軸17に回転を伝達する接手15d,17cの組合せも
同様の構成としたものである。
【0027】一方、駆動モータ15が作動するとき、1
回転クラッチ15a,15bはその出力軸が1回転した
ときに停止する。そして、これらの1回転クラッチ15
a,15bの出力軸から接手15c,15dまでに配列
されている歯車列15e,15fの減速比は1/3であ
る。したがって、1回転クラッチ15aが1回転して停
止するときには、接手15cは図5の(a)において1
20°回転することになり、3箇所に形成した係合凹部
15c−1のいずれかが真上に来る。したがって、この
係合凹部15c−1に係合する突起16c−1も必ず図
示のいずれかが真上に来る姿勢の位置となるように停止
する。このため、中間転写ベルト7のユニットの着脱に
よるカップリングの結合及び離脱にかかわらず、第1伝
達軸16は0°,120°,240°のいずれかの角度
で正確に停止することができる。このことは接手15d
についても全く同様である。
【0028】以上の構成において、画像形成ユニット2
〜5によって中間転写ベルト7に形成されたトナー像
は、二次転写ローラ11と押圧ローラ13との間を用紙
Pが通過する間にこの用紙Pに転写される。この用紙P
への転写期間では、一次転写ローラ10a〜10d,テ
ンションローラ9,押圧ローラ13はそれぞれ図1に示
す位置に設定される。すなわち、一次転写ローラ10a
〜10dは上昇して感光体ドラム2a〜5aに中間転写
ベルト7を押しつけてトナー像を転写し、テンションロ
ーラ9は中間転写ベルト7にテンションを付与し、押圧
ローラ13は二次転写ローラ11側に付勢されている。
【0029】ここで、図2で説明したように、駆動モー
タ15から接手15c,15dまでの駆動系統は本体1
に内蔵したシャーシに固定され、中間転写ベルト7及び
これを巻回している駆動ローラ8,テンションローラ
9,一次転写ローラ10a〜10d,二次転写ローラ1
1から構成されるユニットは本体1に対して着脱自在と
したものである。このユニットを本体1に装着すると
き、駆動系統側の接手15c,15dに第1,第2伝達
軸16,17の接手16c,17cを接合してカップリ
ングを構成させる。図6に接手の結合によるカップリン
グの構成までを順に示す概略図、図7に中間転写ベルト
のユニットの本体への装着から接手の結合までを示すフ
ローチャートを示す。
【0030】駆動系統側の接手15cは1回転クラッチ
15aが1回転して停止した後には、前述のように係合
凹部15c−1の位置が常に図5の(a)となるように
保持される。そして、中間転写ベルト7のユニットを本
体1に組み込むときには、係合凹部15c−1に接手1
6cの突起16c−1が整合してそのまま入り込んで結
合される場合もある。しかしながら、ほとんどの場合、
図6の(a)に示すように係合凹部15c−1と突起1
6c−1は整合せず、同図の(b)に示すように突起1
6c−1が接手15cの端面に突き当たる。一方、接手
15cは圧縮のスプリング15gによって相手の接手1
6c側に付勢されているので、接手15cは図示のよう
に左側に移動する。この状態で駆動モータ15を作動さ
せると接手15cが回転し、係合凹部15c−1に突起
16c−1が整合するようになると同図の(c)のよう
に突起16c−1が係合凹部15c−1の中に入り込ん
で結合される。
【0031】一方、接手16c,17cの近傍にはその
回転角度を光学的に検知してホームポジションにあるか
どうかを検出するためのセンサ20,21を設ける。そ
して、図6の(c)に示したように接手15c,16c
が結合された後に回転を継続させて同図の(d)のよう
にセンサ20がホームポジションにあることを検知する
と駆動モータ15の作動が停止する。この後、1回転ク
ラッチ15aを1回転させる毎に第1伝達軸16は0
°,120°,240°の位置でそれぞれ正確に停止す
る。このような結合は第2伝達軸17側の接手15dと
接手17cについても同様である。
【0032】本発明においては、駆動モータ15と接手
15cの間に1回転クラッチ15aを組み込むとともに
1/3の減速比の歯車列15eを備えているので、1回
転クラッチ15aが1回転して停止するとときには3個
の係合凹部15c−1は常に図5の(a)の配列とな
る。したがって、中間転写ベルト7のユニットの着脱に
かかわらず、第1伝達軸16は0°,120°,240
°のいずれかの角度で正確に停止すすることができるの
で、一次転写ローラ10a〜10c及び押圧ローラ13
を所定の位置に停止させることが可能となる。このこと
は、接手15dについても全く同様である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、新たにモータを追加す
ることなくまたは電磁クラッチに比べ安価な1回転クラ
ッチを使用するので、装置を小型化できるとともに低価
格での製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるカラー画像形成装
置の要部の構成を示す断面図
【図2】一次転写ローラ,テンションローラ,押圧ロー
ラの位置設定のための駆動機構の概略を示す斜視図
【図3】(a)起倒用カムによる一次転写ローラの上下
動作を示す図であって、非印字時期の状態を示す概略図 (b)起倒用カムによる一次転写ローラの上下動作を示
す図であって、ブラックの画像形成ユニットによる印字
状態を示す概略図 (c)起倒用カムによる一次転写ローラの上下動作を示
す図であって、全ての画像形成ユニットを使用するとき
の印字状態を示す概略図
【図4】(a)第1伝達軸の回転による一次転写ローラ
及び押圧ローラの動作を示すカム線図 (b)第2伝達軸の回転による一次転写ローラ及びテン
ションローラの動作を示すカム線図
【図5】(a)カップリングを構成する接手の詳細図で
あって、駆動系統側の接手の斜視図 (b)カップリングを構成する接手の詳細図であって、
中間転写ベルトのユニット側に設ける接手の斜視図
【図6】接手の結合によるカップリングの構成までを順
に示す概略図
【図7】中間転写ベルトのユニットの本体への装着から
接手の結合までを示すフローチャート
【符号の説明】
1 本体 2,3,4,5 画像形成ユニット 2a,3a,4a,5a 感光体ドラム 2b,3b,4b,5b 現像ローラ 6a,6b,6c,6d 露光器 7 中間転写ベルト 8 駆動ローラ 9 テンションローラ 9a ブロック 9b スプリング 9c 往復動ロッド 10a,10b,10c,10d 一次転写ローラ 11 二次転写ローラ 12 用紙トレイ 13 押圧ローラ 13a ブロック 13b スプリング 14 定着器 15 駆動モータ 15a,15b 1回転クラッチ 15c 接手 15c−1 係合凹部 15d 接手 15e,15f 歯車列 15g スプリング 16 第1伝達軸 16a 起倒用カム 16b 往復動用カム 16c 接手 16c−1 突起 17 第2伝達軸 17a 起倒用カム 17b 往復動用カム 17c 接手 18a 水平ロッド 18b,18c 起倒ロッド 19 往復動ロッド 20,21 センサ P 用紙
フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA07 AB02 BB42 BB46 BB53 2H032 AA05 BA09 BA23 CA04 2H071 BA13 BA20 CA01 CA05 DA09 DA27

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間転写ベルト及びその駆動機構を装置の
    本体に対して着脱自在とし、前記装置の本体の内部に前
    記駆動機構に連接する駆動系統を備えるカラー画像形成
    装置において、前記駆動系統は駆動モータとその出力軸
    に連接された1回転クラッチと前記駆動機構に着脱可能
    な接手とを備え、前記接手と前記駆動機構との間の結合
    形態の数を前記駆動機構の動作形態の数またはその約数
    と等しくし、前記1回転クラッチと前記接手との間を、
    前記駆動機構の動作形態の数で除した減速比で連接した
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
JP2000114896A 2000-04-17 2000-04-17 カラー画像形成装置 Pending JP2001296718A (ja)

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