JP3438462B2 - カラー電子写真装置 - Google Patents

カラー電子写真装置

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JP3438462B2
JP3438462B2 JP05667396A JP5667396A JP3438462B2 JP 3438462 B2 JP3438462 B2 JP 3438462B2 JP 05667396 A JP05667396 A JP 05667396A JP 5667396 A JP5667396 A JP 5667396A JP 3438462 B2 JP3438462 B2 JP 3438462B2
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信夫 岩田
康治 坂本
敏哉 佐藤
有貴子 岩崎
知典 薮田
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像形成用
のカラー電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー電子写真装置における転写
紙への転写には、転写ベルトを用いる方法や転写ローラ
を用いる方法がある。この構成で、単色転写部を「第1
転写」、カラー像転写部を「第2転写」、感光体から中
間転写ベルトへの像転写を「中間転写」とした場合に単
色画像を形成する場合は、第1転写のみが接触し、他は
離間している事が必要である。又、中間転写ベルト上に
画像を重ね合わせる場合は中間転写部のみが接触し、他
は離間している必要がある。又、フルカラー像を転写す
る場合は第1転写、第2転写が接触し、中間転写が離間
する必要がある。しかし、コロナ放電ではオゾンが発生
する為、最近の電子写真装置では転写器としてベルト転
写やローラ転写が用いられている。本発明のカラー電子
写真装置と技術分野が類似する従来例を以下に列挙す
る。
【0003】従来例1の特開昭54−27438号で
は、単色画像の作成時は像形成体に直接転写紙を押し当
てて転写し、カラー画像作成時は中間ドラム上に画像を
重ねてから転写紙に転写を行なう。この様に、2つの転
写紙搬送経路を設けた例が開示されている。
【0004】従来例2の特開平5−165293号で
は、中間転写ベルトの駆動方法に関して、中間転写ベル
ト専用のモータを設け、一方向に一定速で回転、一方向
に2速切り替えで回転、正逆回転の例が示されている。
本従来例に於いては、中間転写体専用のモータを設け、
一方向に連続回転する方法、一方向に回転し画像と画像
の間の部分は高速で回転する方法、画像と画像の間で高
速で逆転駆動する方法が示されている。
【0005】従来例3の特開平5−341617号で
は、カラー作像部とブラック作像部を併設し、紙転写を
2度行なう方式が示されている。
【0006】従来例4の特開平3−182776号で
は、2つの作像部を併設し、2色カラーを高速でプリン
トする構成が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カラー電子写真装置では、一般的に各接離部を複雑な機
構を用いて動作させている。ベルト転写、ローラ転写で
は画像と転写器が接触してしまう為、接離動作が必要と
なってくる。又、中間転写体を介した画像ではトナー像
の転写が数回行なわれる為、感光体より直接転写紙に転
写する場合と比較してトナー像のチリや広がりを生じて
しまう。この結果、文字画像では直接転写の方が良い品
質が得られる問題点を生じる。
【0008】また、中間転写体を用いた装置では、感光
体から中間転写体に画像を順次重ねて転写するときには
中間転写体のクリーニングは行わず、転写紙に画像を転
写するときに合わせて中間転写体をクリーニングし、次
の画像形成に備える必要がある。よって、高速処理の実
行が困難となる問題点を伴う。
【0009】従来例1の様な構成では、転写紙の搬送方
向が単色時とカラー画像時とで異なり、給紙カセットを
共通に使う事が困難である問題点を伴う。
【0010】また、従来例2の様に、中間転写体を用い
る構成では、一方向に連続回転されるか、正逆転の場合
は専用のモータを設ける構成が一般的である。よって本
従来例では、専用モータが必要でコストアップになる
事、又、制御が複雑である事等の問題点を伴う。
【0011】従来例3および従来例4では2ケ所の紙転
写部を持っていおり、紙転写部はコロナ放電によるチャ
ージャ形式で行なわれている。これらの従来例では接離
に関しては記述されていない。
【0012】本発明は、構成を簡素化し小型化・低コス
ト化が容易なカラー電子写真装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載のカラー電子写真装置は、感光体上に
形成されたトナー像を直接転写紙上に転写する第一のモ
ードと、中間転写体を介して転写紙上に転写する第二の
モードを備える。第二のモード時に中間転写体は、感光
体から中間転写体への画像転写を行うための第一方向の
回転と、中間転写体から転写紙に転写を行うための第一
方向とは逆の第二方向の回転を行う構成部を有する。中
間転写体の駆動は、感光体から中間転写体への画像転写
を行う行程においては感光体を駆動するモータにより伝
達駆動され、中間転写体から転写紙に転写を行う行程に
おいては転写紙の搬送系を駆動するモータにより伝達駆
動されるモータの切り替えがなされることを特徴として
いる。
【0014】また、上記の中間転写体のモータの切り替
えは、中間転写体ユニットの1支点を回転中心とした揺
動運動により行い、中間転写体が揺動してモータの切り
替えを行い、転写紙に画像を転写する位置にあるときに
は中間転写体を清掃するクリーニング部材が該中間転写
体に当接し、感光体から中間転写体に画像を転写する位
置にあるときはクリーニング部材が離間するようにクリ
ーニング部材が配置構成されるとよい。
【0015】さらに、感光体を駆動するモータからの駆
動を受けて回転する場合に、駆動力は感光体の駆動ロー
ラから中間転写体駆動ローラへ直接伝達され、等速伝達
であり、感光体のモータからも搬送系のモータからも駆
動力を受けないところに揺動の停止点を設け、感光体上
に形成されたトナー像を直接転写紙上に転写する第一の
モードとするとよい。
【0016】請求項6記載のカラー電子写真装置は、感
光体上に形成されたトナー像を直接転写紙上に転写する
第一のモードと、中間転写体を介して転写紙上に転写す
る第二のモードを備え、転写ベルト又は転写ローラで構
成される転写装置により転写紙に画像を転写し、第一の
モードにおいては転写装置は感光体に接触し、中間転写
体とは離間する位置にあり、第二のモードにおいては転
写装置は感光体と中間転写体との両者に接触するように
制御することを特徴としている。
【0017】また、上記の中間転写体の揺動とこれに係
合して揺動する転写装置により転写部の接離切り替えを
行うとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるカラー電子写真装置の実施の形態を詳細に説明す
る。図1を参照すると本発明のカラー電子写真装置の一
実施形態が示されている。
【0019】<第1の実施形態>図1は第1の実施形態
の全体構成例を示す。1は感光体ベルトであり、3によ
り帯電、4により潜像形成される。6a〜6dは、ブラ
ック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色現像器であ
る。単色プリントの時は、現像されたトナー像は感光体
の下部で、16により搬送される転写紙に直接転写され
る。又、カラープリントの場合は、紙搬送ベルトが図示
しない駆動機構により感光体ベルトと接しない位置に待
避し、各色のトナー像は順次、中間転写ベルト9に色を
重ねて転写される。この時、中間転写ベルト9は矢印A
の方向に感光体と同じ速度で連続回転する。
【0020】フルカラー像が完成した時点で、中間転写
ベルト9は図の一点鎖線の位置となる様に支点11を中
心に揺動し、中間転写ベルトの下部で、16により搬送
される転写紙に画像が転写される。この時、中間転写ベ
ルトは、図の矢印Bの方向に16と同じ速度で回転駆動
される。転写紙は、カセット13より給紙ローラ14に
よって送り出され、レジストローラ対15によってタイ
ミングを合わせて転写部に送られ、トナー像を転写した
後で、定着器によって定着され、画像プリントが完成す
る。
【0021】図2は本実施形態の中間転写体駆動機構を
示す図である。感光体ベルト1は、画像のピッチムラを
防止する為、回転ムラの少ない高精度駆動モータ23に
より回転駆動される。歯車20は、感光体駆動用のロー
ラ2の軸に設けられている。
【0022】21aおよび21bは、中間転写ベルト駆
動ローラの軸に設けた歯車である。22は、装置本体側
に設けられた歯車であり、給紙ローラ、レジストロー
ラ、紙搬送ベルト、定着装置等を駆動する為のモータ2
4により駆動される歯車である。
【0023】21aの位置は、感光体から中間転写体に
画像を転写する時の位置であり、この位置では、歯車2
0と21aとが噛み合い状態にある。
【0024】21bは、21aが移動した時の位置であ
り、転写紙に画像を転写する時は歯車22と噛み合って
いる。この様に中間転写体が実線の位置から、一点鎖線
の位置に移動する事により、駆動源が切り替えられる。
トナー像を中間転写体に重ねる時は、色ズレを防止する
為、感光体の動きと同期して動く事が非常に重要であ
り、一方、紙転写では転写紙と同期して動く事が画像こ
すれ等を防止する為に重要であり、本発明の駆動切り替
えは非常に効果的である。
【0025】21と20は、同一歯数の歯車である事も
重要である。こうする事により、感光体と中間転写体の
速度変動の周期が同一となり、各色共、同様の速度変動
となる事により、色ズレを防止する事ができる。
【0026】図2の点線で示す中間転写体の位置は歯車
21が、20にも22にも噛み合わない位置であり、中
間転写体は静止した状態に保たれる。又、下部の転写位
置も転写紙には接しない位置にあり、単色プリント時
は、中間転写体がこの位置に保たれる事により、非動作
で劣化しない状態に保たれる。
【0027】図2の25は、中間転写体ユニットに設け
た長穴であり、内部に偏心カム26が入って回転する事
により、中間転写体が実線〜破線〜一点鎖線の範囲で移
動、停止する事ができる。
【0028】図3は、中間転写体ユニットの斜視図であ
る。3本のローラ10、33、38は、2枚の両側板3
1、32により回転可能に支持される。又、ローラの軸
部には各々、軸受35が設けられる。又、側板のローラ
38を支持する部分は長穴(スロット)として形成さ
れ、このスロットには加圧スプリングが入り、ローラの
両側を外方向に押し広げ、中間転写体の張りを維持する
構成である。
【0029】中間転写体ユニットは、従動ローラ33の
軸部34の両端を、装置本体側板(図示なし)により、
回転可能に支持する事により、揺動可能に支持される。
【0030】25a、25bは、ユニット側板に設けた
長穴であり、この内部には、装置本体側板に回転可能に
支持される偏心カム軸39が挿入され、長穴の位置に偏
心カム26a、26bに当接する様に構成される。カム
軸39は、図示しない駆動源により、1/4回転クラッ
チ40を介して駆動され、矢印Dの様に90°ずつ回転
する事により、中間転写ユニットの位置を3段階に切り
替える。
【0031】図3の左上は、ギアの噛み合いを示す図で
あり、41は感光体モータの駆動をローラに伝える為の
カップリング、42は歯車22を装置本体に支持する軸
である。
【0032】図4は、中間転写体のクリーニング部を示
す図である。中間転写体は重ね合わせたトナー像を転写
紙に転写した後は、次の画像形成の為にクリーニングさ
れるのが通常のケースであり、本件でもクリーニングが
行なわれる。画像を重ねる間は、クリーニング部材が離
れている必要があり、一般的にクリーニングは中間転写
体に対して、接離動作をする構成である。しかし、本実
施形態では中間転写体が揺動する為、クリーニング装置
は紙転写の時に中間転写体に接する位置に固定して設け
る事ができる。
【0033】図4の50は、ブレード51にベルトを押
しつける為のバックアップ板である。52は、かき取っ
たトナーを廃トナータンクへと搬送する為のオーガ、5
3は、かき取ったトナーが飛散する事を防止する入力シ
ールである。
【0034】上記の実施形態によれば、中間転写体の正
逆両方向回転を行うために、中間転写体用の専用モータ
を設けることなく、駆動源の切り替えにより行う。よっ
て、感光体から中間転写体への画像転写を行う行程にお
いては感光体と同期して動作し、又中間転写体から転写
紙に転写を行う行程においては転写紙と同期して動作す
る。画像品質上において好ましい。
【0035】専用モータでは、回転方向の逆転制御が必
要となり回転方向の切り替えにも時間を要するが、本実
施形態では瞬時に切り替えることができ、プリント速度
の高速化が容易に図られる。
【0036】中間転写体ユニット全体を回転することに
より、ベルトテンションに変化を与えることなく駆動源
の切り替えができる。さらに、駆動源の切り替えと同時
に中間転写体が感光体から離れ、転写紙に画像を転写す
る位置へと移動することができ、効率がよい。
【0037】中間転写体ユニットが揺動するタイプで
は、クリーニング部材を適切な位置に配置することによ
り、クリーニング部材を動かすことなく、適切なタイミ
ングで接離させる事が可能となる。
【0038】回転カム等による揺動の制御のみで、第一
モードと第二モード、又感光体から中間転写への画像転
写と転写紙への画像転写を切り替えることができ、構成
のシンプル化、切り替えの高速化に効果的である。
【0039】感光体の駆動系は一般的に、画像のピッチ
ムラを防止するため、高精度な駆動系により構成される
が、中間転写体も色ズレを防止するため感光体の回転に
同期して、不規則な周期の回転ムラを生じないように駆
動される必要があり、このためには、感光体から直接駆
動伝達されることがもっとも好ましい、また等速伝達と
することにより、感光体と同じ回転ムラ成分で駆動され
るため各色とも位置ズレのパターンを一致させることが
でき画像品質を高める上で好ましい。
【0040】単色時は中間転写体と転写装置が離間して
いるため中間転写体の運動を停止することが出来、中間
転写体の疲労や磨耗を防止できる。またカラー画像形成
時は、フルカラーの部分は中間転写体より転写し、文字
部は感光体より直接転写紙に転写する事により、文字部
に画像チリ等の無いシャープな文字品質を得ることが出
来る。
【0041】本実施形態における中間転写体駆動方法
は、中間転写体を一支点を回転中心として揺動させ、感
光体駆動モータにより回転駆動される位置と転写紙搬送
系モータにより回転駆動される位置とに切り替える事に
より行なわれ、画像品質上色ズレの生じにくい効果的な
方法である。又、この揺動により、同時に転写紙への転
写位置に中間転写体が移動されて、紙転写がスタート
し、中間転写体のクリーニングも同時にスタートでき
る。
【0042】又、2つの揺動位置の中間付近にどちらの
モータからも駆動されない位置を設け、単色プリント時
には中間転写体をこの位置にセットして、非動作とする
事により、単色時は中間転写体を劣化させない構成とす
る事ができる。これにより、単色時のプリントコストを
低くおさえる事ができる。
【0043】<第2の実施形態>図5は第2の実施形態
の全体構成例を示す。図5において、1は感光体ベルト
であり、3により帯電、4により露光される。6a〜6
dはブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色現像
器である。
【0044】単色プリント時は、感光体上のトナー像は
感光体1の下部で、紙転写ベルト上に搬送され、転写紙
上に直接転写される。この場合は、第1転写105のみ
が接触し、第2転写106、中間転写107は離間した
状態に保持される必要がある。
【0045】カラープリント時は、第1ステップとして
感光体1上にトナー像を形成しこのトナー像を中間転写
体9上に転写し、この動作を4色分くり返し、中間転写
体上にBK、Y、M、C、の重なったトナー像を形成す
る。このステップでは、感光体は矢印C方向に、中間転
写体は矢印Aの方向に回転する。第1ステップの段階で
は中間転写部107のみが接触し、第1転写、第2転写
は離間している必要がある。接触するとトナー像が乱れ
てしまうからである。
【0046】次に第2ステップとして、中間転写ベルト
を矢印Bの方向に回転しながら、第2転写部で転写紙に
フルカラー像を転写する。第2ステップでは、第1転写
部、第2転写部が接触し、中間転写部が離間する必要が
ある。ここで、第1転写部も接触させるのは、中間転写
体上で色重ねを行なうトナー像は、転写部を何度も通過
する為、感光体から直接転写紙に転写する画像と比較す
ると、トナーの散り等が多くない。文字画像等では画質
が劣る欠点がある為、フルカラー像は中間転写体上で形
成し、文字画像は感光体から直接転写し、両者のタイミ
ングを合わせて合成するモードを考慮して第1転写、第
2転写を同時に接触させている。
【0047】図5に於いて、中間転写体の実線の位置
は、中間転写体上にトナー像を重ね合わせる状態を示
し、一点鎖線の位置は、フルカラー像を転写紙上に転写
する状態の位置を示す。又、単色像形成時は、実線と一
点鎖線の中間の位置となる様に移動させられる。
【0048】中間転写体は上記3つの位置に移動可能で
あり、上部ローラ軸11を回転支点として揺動する様に
構成されている。揺動の駆動部は図示していないが、偏
心カムとクラッチ等により駆動される。
【0049】紙転写ベルトは2本のローラにより支持・
駆動され、又ローラは、紙転写ベルトフレーム101に
より支持される。転写ベルトフレームは、右側のローラ
軸を回転支点108として揺動可能に支持される。10
2は、べルトフレーム101を上方に押圧する圧縮スプ
リングであり、103は、ベルトフレームの上方ストッ
パである。ベルトフレームには、上部にのびるアーム部
があり、アーム部の先端は、中間転写ベルト支持フレー
ムに設けられた係合突起104と係合する様に構成され
る。
【0050】図6〜図8は、紙転写ベルトの揺動位置を
示す図である。図6は、カラー像を中間転写体上に転写
する状態を示し、紙転写ベルトフレームは、突起104
に押され、スプリング102をたわませて、下方に押さ
れた状態を示す。図7は、単色作像時を示し、中間転写
体は図5の実線と1点鎖線の中間の位置である。この状
態では、紙転写フレームは突起104とは当接しない位
置となり、ストッパ103により紙転写ベルトは位置決
めされる。又、図8は、カラー像を転写紙に転写する状
態を示し、中間転写体がさらに、反時計方向に揺動し、
第2転写部が接触する位置となる。この場合も紙転写ベ
ルトはストッパ103により位置決めされる。
【0051】この様な構成により、中間転写体に係合突
起を設け、突起により紙転写フレームを揺動させる事に
より、複雑な駆動機構あるいはアクチェータを設ける事
なく、転写ベルトの接離を容易に行なう事ができる。
【0052】図9は紙転写ベルトを転写ローラに変えた
図である。フレーム101の両側に転写ローラを設け、
右側のローラ軸を回転支点としてフレームを揺動させる
事により、ベルトと同様に作用させる事ができる。中間
転写体の揺動駆動動作については、第1の実施形態と同
様でよい。
【0053】上記第2の実施形態によれば、中間転写体
の移動と連動させることにより、転写装置用の駆動を別
に設けることなく簡単な構成で転写部の接離切り替えを
おこなうことができる。
【0054】各接離部の動作を複雑な機構を用いる事な
く中間転写ベルトを揺動させ、これに連動して転写ベル
トが揺動する機構により簡単に行う事ができる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載のカラー電子写真装置は、感光体から中間転写体
への画像転写を行う行程においては感光体を駆動するモ
ータにより伝達駆動され、中間転写体から転写紙に転写
を行う行程においては転写紙の搬送系を駆動するモータ
により伝達駆動され、モータの切り替えがされる。よっ
て、中間転写体用の専用モータが不要であり、感光体か
ら中間転写体へ、又中間転写体から転写紙への転写を同
期動作とし、画像品質の向上が図り易くなる。また、プ
リント速度の高速化が容易となる。
【0056】請求項6記載のカラー電子写真装置は、感
光体上に形成されたトナー像を直接転写紙上に転写する
第一のモードにおいて転写装置は、感光体に接触し中間
転写体とは離間する位置にある。また、中間転写体を介
して転写紙上に転写する第二のモードにおいて転写装置
は、感光体と中間転写体との両者に接触する。このよう
に制御され、転写ベルト又は転写ローラで構成される転
写装置により、転写紙に画像を転写する。よって、単色
画像のみのプリントを行う時は感光体から直接転写紙に
画像を転写し、カラー画像の時は中間転写体に画像を重
ね合わせてから転写紙に転写を行うことができる。各接
離部の動作を複雑な機構を用いる事なく中間転写ベルト
を揺動させ、これに連動して転写ベルトが揺動する機構
により簡単に行う事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー電子写真装置の第1の実施形態
を示す全体構成図である。
【図2】中間転写体駆動機構を示す図である。
【図3】中間転写体ユニットの斜視図である。
【図4】中間転写体のクリーニング部を示す図である。
【図5】第2の実施形態を示す全体構成図である。
【図6】紙転写ベルトの揺動位置を示す図である。
【図7】紙転写ベルトの揺動位置を示す図である。
【図8】紙転写ベルトの揺動位置を示す図である。
【図9】図6から図8の紙転写ベルトを転写ローラに変
えた図である。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 3 帯電ローラ 4 光書き込みユニット 6 現像ユニット 9 中間転写ベルト 11 中間転写体揺動支点 13 給紙カセット 14 給紙ローラ 15 レジストローラ 16 紙搬送ベルト 20、21、22 歯車 23 感光体駆動モータ 26 偏心カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 有貴子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 薮田 知典 鳥取県鳥取市北村10番地3 リコーマイ クロエレクトロニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−293062(JP,A) 特開 平8−211692(JP,A) 特開 平4−181272(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/00 550 G03G 15/01 114 G03G 21/00 370

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に形成されたトナー像を直接転
    写紙上に転写する第一のモードと、中間転写体を介して
    転写紙上に転写する第二のモードを備え、前記第二のモ
    ード時に中間転写体は、感光体から中間転写体への画像
    転写を行うための第一方向の回転と、前記中間転写体か
    ら転写紙に転写を行うための第一方向とは逆の第二方向
    の回転を行う構成部を有し、 前記中間転写体の駆動は、前記感光体から中間転写体へ
    の画像転写を行う行程においては前記感光体を駆動する
    モータにより伝達駆動され、前記中間転写体から前記転
    写紙に転写を行う行程においては該転写紙の搬送系を駆
    動するモータにより伝達駆動されるモータの切り替えが
    なされることを特徴とするカラー電子写真装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体のモータの切り替えは、
    中間転写体ユニットの1支点を回転中心とした揺動運動
    により行うことを特徴とする請求項1記載のカラー電子
    写真装置。
  3. 【請求項3】 前記中間転写体が揺動してモータの切り
    替えを行ない、前記転写紙に画像を転写する位置にある
    ときには前記中間転写体を清掃するクリーニング部材が
    該中間転写体に当接し、前記感光体から前記中間転写体
    に画像を転写する位置にあるときは前記クリーニング部
    材が離間するようにクリーニング部材が配置構成された
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のカラー電子
    写真装置。
  4. 【請求項4】 前記感光体を駆動するモータからの駆動
    を受けて回転する場合に、駆動力は感光体の駆動ローラ
    から中間転写体駆動ローラへ直接伝達され、等速伝達で
    あることを特徴とする請求項1記載のカラー電子写真装
    置。
  5. 【請求項5】 前記感光体のモータからも搬送系のモー
    タからも駆動力を受けないところに前記揺動の停止点を
    設け、前記感光体上に形成されたトナー像を直接前記転
    写紙上に転写する第一のモードとなることを特徴とする
    請求項1または2に記載のカラー電子写真装置。
  6. 【請求項6】 感光体上に形成されたトナー像を直接転
    写紙上に転写する第一のモードと、中間転写体を介して
    転写紙上に転写する第二のモードを備え、転写ベルト又
    は転写ローラで構成される転写装置により転写紙に画像
    を転写し、 前記第一のモードにおいては前記転写装置は感光体に接
    触し、中間転写体とは離間する位置にあり、 前記第二のモードにおいては前記転写装置は感光体と中
    間転写体との両者に接触するように制御することを特徴
    とするカラー電子写真装置。
  7. 【請求項7】 前記中間転写体の揺動とこれに係合して
    揺動する前記転写装置により転写部の接離切り替えが行
    われることを特徴とする請求項1記載のカラー電子写真
    装置。
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