JP3160104B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3160104B2
JP3160104B2 JP35216392A JP35216392A JP3160104B2 JP 3160104 B2 JP3160104 B2 JP 3160104B2 JP 35216392 A JP35216392 A JP 35216392A JP 35216392 A JP35216392 A JP 35216392A JP 3160104 B2 JP3160104 B2 JP 3160104B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,LBP(レーザ
ービームプリンター),ファクシミリ等の電子写真方式
を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばフルカラー画像形成装置と
して、像担持体である感光ドラムと、転写材である転写
紙を担持する転写材担持体を装備した装置が種々提案さ
れ実用化されている。上記フルカラー画像形成装置の一
従来例を図9を参照して説明する。
【0003】図9において、51は感光ドラムであって、
矢印方向に回転自在に軸支されている。この感光ドラム
51の外周部には、該感光ドラム51に作用して像を形成す
るためのプロセス手段が配置されている。上記プロセス
手段の構成は任意であるが、一般に上記感光ドラム51を
均一に帯電する一次帯電器52と、色分解,光像,或いは
これに相当する光像Eを照射し、上記感光ドラム51上に
静電潜像を形成する例えばレーザー発振装置等からなる
露光手段53と、感光ドラム51上の静電潜像を可視画像化
する回転式現像装置54を装備している。
【0004】上記感光ドラム51上の可視画像、即ちトナ
ー像は、転写紙Pを担持する転写ドラム55によって搬送
される転写紙Pに転写される。上記転写ドラム55は回転
自在に軸支されており、外周面開口域には、転写材担持
部材55aが張設されている。上記転写ドラム55の内外に
は転写用放電器56、除電用放電器57a,57b,57cが夫
々配置されている。上記転写ドラム55の転写材担持部材
表面はファーブラシ等よりなるクリーニング装置58及び
クリーニング補助手段59の作用により、画像形成の際に
汚れたトナーを清掃された後、再度画像形成プロセスに
供せられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、クリーニング装置58は、常に最悪の
事態を想定してその仕様を決めていた。例えば、本従来
例における複写装置では、連続99枚の画像形成を行うこ
とが可能なので、連続99枚の画像形成を行った場合に生
ずる汚れを完全にクリーニングできるように設定してあ
る。具体的に説明すると、ファーブラシクリーナーの回
転スピードが2000r.p.m に設定されており、しかも1枚
しか画像形成しなかった場合においても、この回転数で
クリーニングされることになっている。もちろん99枚連
続で画像形成した場合にはこの回転数が必要なわけだ
が、このような高速回転でファーブラシクリーニングを
行うと、転写材担持部材表面上に付着していたトナーが
飛散し易く装置内を汚すおそれがあり、また転写材担持
部材55a及びファーブラシに与える負荷も大きくなるた
め、クリーニング装置58の寿命が短くなるという問題点
があった。
【0006】本発明の目的は、前記従来技術の課題を解
決し、転写材担持体の延命化及びクリーニング手段のラ
ンニングコストの低減化を実現した画像形成装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、像を担持する像担持体と、
転写材を担持する転写材担持体と、前記像担持体上の像
が前記転写材担持体に担持された転写材に転写された
後、像を転写材に定着する定着手段と、前記転写材担持
体表面に接触してをクリーニングするクリーニング手段
と、を有し、オイルが塗布された前記定着手段により像
を転写材の第1の面に定着した後、前記像担持体上の像
を前記転写材担持体に担持された転写材の前記第1の面
とは反対側の第2の面に転写可能な画像形成装置におい
て、転写材の片面のみに画像を形成する第1のモード
と、転写材の前記第1の面及び前記第2の面に画像を形
成する第2のモードと、を選択可能であり、前記クリー
ニング手段によるクリーニング能力は前記第1のモード
が選択されているときよりも前記第2のモードが選択さ
れているときの方が大きいことを特徴とする
【0008】
【作用】前記手段によれば、転写材の片面のみに画像を
形成する第1のモードが選択されているときよりも、転
写材の第1の面及び第2の面に画像を形成する第2のモ
ードが選択されているときの方がクリーニング手段によ
るクリーニング能力を大 きく構成したため、前記第2の
モードにおいて転写材担持体に付着したオイルが像担持
体に転着することによる画像不良を良好に防止すること
ができる
【0009】
【実施例】〔第1参考例〕 次に本発明に係る画像形成装置について、図面を参照し
て説明する。本参考例は、画像形成装置として電子写真
複写装置記録装置を用いて説明する。図1はファーブラ
シ方式によるクリーニング装置の説明図、図2は複写装
置の概略構成を示す断面説明図、図3はクリーニング装
置の制御部の構成を示すブロック図、図4はクリーニン
グ装置の動作を説明するフローチャートである。
【0010】図2において、1は像担持体である感光ド
ラムであって、矢印方向に回転自在に軸支されている。
この感光ドラム1の外周部には、該感光ドラム1に作用
して像を形成するためのプロセス手段が配置されてい
る。上記プロセス手段の構成は任意であるが、一般に上
記感光ドラム1を均一に帯電する一次帯電器2と、色分
解,光像,或いはこれに相当する光像を照射し、上記感
光ドラム1上に静電潜像を形成する例えばレーザー発振
装置等からなる露光装置3と、上記感光ドラム1上の静
電潜像を可視画像化する回転式現像装置4を装備してい
る。
【0011】上記回転式現像装置4は、イエロー現像
剤、マゼンタ現像剤、シアン現像剤、ブラック現像剤の
4色の各々別に収納する4個の現像器4Y,4M,4
C,4Kと、これら4個の現像器を保持しかつ回転自在
に支持された略円柱形状の支持体とからなっている。ま
た上記回転式現像装置4は、支持体の回転により所望の
現像器を前記感光ドラム1の外周面と対向する位置に搬
送し、該感光ドラム1上の静電潜像の現像を行い、4色
分のフルカラー現像が可能になるように構成されてい
る。
【0012】上記感光ドラム1上の可視画像、即ちトナ
ー像は、転写材担持手段である転写ドラム5によって搬
送される転写材Pに転写される。上記転写ドラム5は回
転自在に軸支されており、外周面開口域には、転写材担
持部材である誘電体シート5aが張設されている。この
誘電体シート5aとしては、例えばポリエチレンテレフ
タレートやポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のフィ
ルム状のシートが使用されている。また上記転写ドラム
5には、給送装置から給送された転写材Pを把持するク
リッパ5bを有する。更に上記転写ドラム5の内外には
転写用放電器6、除電用放電器7a,7b,7cが夫々
配置されている。
【0013】上述した構成のフルカラー電子写真複写装
置による画像形成行程を簡単に説明すると、感光ドラム
1上に一次帯電器2により均一な帯電を行い、露光装置
3によって画像情報に応じた光像Eを照射し、上記感光
ドラム1上に静電潜像を形成する。上記静電潜像は、回
転式現像装置4により感光ドラム1上に樹脂を基材とし
た平均粒径8〜10ミクロンのトナーによりトナー像とし
て可視像化される。一方、転写材Pはレジストローラ8
によってトナー像と同期取りして給送ガイド9を経て搬
送され、感光ドラム1と転写ドラム5が最も接近する領
域である転写部へと導かれる。そして、この時誘電体シ
ート5aの背面側から転写用放電器6によってトナーと
逆極性のコロナ放電を行うことにより、1色目の感光ド
ラム1上のトナー像が転写材P上に転写される。上記転
写材Pは、更に必要回数のトナー像の転写行程が行われ
た後、除電用放電器7a,7b,7cにより除電を受け
ながら、分離爪10の作用により転写ドラム5から剥離さ
れ、搬送ベルト11によって搬送されて定着器12にて熱ロ
ールによる定着を受けた後、装置外に排出される。
【0014】また前記転写ドラム5の誘電体シート表面
は、後述するクリーニング手段であるファーブラシ13及
びクリーニング補助手段であるブラシ14の作用により、
画像形成の際に汚れたトナーを清掃された後、次の画像
形成プロセスに供せられる。
【0015】上記ファーブラシ13は、図1に示すよう
に、周囲に細い繊維を植えたブラシローラであって、こ
れを図示しない駆動手段によって高速回転させて機械的
にトナーを除去するものである。また上記ファーブラシ
13と転写ドラム5を介して対向する位置にはブラシ14が
設けられており、上記転写ドラム内部から誘電体シート
5aがたわんでしまうのを防いでいる。
【0016】本参考例は、上記ファーブラシ13の回転数
を、画像形成条件として連続画像形成する転写材Pの枚
数に応じて段階的に変化させるように構成したものであ
る。例えば、転写材PのサイズがA4若しくはA3サイ
ズの場合には、連続75枚以上画像形成を行う場合には、
2000r.p.m.で回転させるが、50枚以上74枚以下の場合に
は1500r.p.m.、50枚未満の場合には1000r.p.m.で夫々回
転させるように構成した。
【0017】図3に上記ファーブラシ13の駆動を制御す
る制御系のブロック図を示す。枚数カウンター15で読み
取った画像形成枚数データは、信号線16を介してCPU
17に入力する。このCPU17は転写材Pの枚数を判断
し、信号線18,19を介してファーブラシモーター信号を
セレクター(電圧切換)20に入力する。上記セレクター
20は、上記ファーブラシモーター信号に応じて電源21よ
り供給される電圧を切り換えてファーブラシモーター22
の回転数を制御する。
【0018】以上の動作を図4のフローチャートに示
す。図中ステップS1における設定枚数Nは、連続画像
形成を行う転写材Pの枚数を示している。ステップS2
においては、Nの値が『50未満であるか(1≦N<50)
?』、『50以上75未満であるか(50≦N<75)?』、
『75以上であるか(75≦N≦99)』のうちいずれに属す
るかを判断され3種類の信号に分ける。これら振り分け
られた信号に応じてステップS31 〜S33 おいてファ
ーブラシ13を1000r.p.m.、1500r.p.m.、2000r.p.m.の回
転数で夫々回転させる。
【0019】上記構成によれば、画像形成を行う転写材
Pの枚数が少ないほど、ファーブラシ13の回転数を下げ
るために、トナーの飛散を抑えることができ、また誘電
体シート5a及びファーブラシ13の寿命を延命させるこ
とができ、ファーブラシ13のランニングコストを低減す
ることが可能となった。
【0020】〔第2参考例〕 前記第1参考例に示す、転写ドラムのクリーニング手段
の他例について図5を参照して説明する。尚、前記第1
参考例と複写装置の概略構成は同様であるので、同一部
材には同一番号を付して説明を省略する。前記第1参考
は、転写ドラムのクリーニング手段としてファーブラ
シ方式を採用したが、本参考例はウェブ方式を採用した
ものである。
【0021】図5において、23はウェブクリーナーであ
って、長尺状のウェブ23a、巻取ローラ23b(駆動
側)、供給ローラ23c(従動側)、及び押し当てローラ
23dを有している。上記ウェブ23aは供給ローラ23cに
ロール状に巻き付けられており、上記巻取ローラ23bを
駆動することにより上記供給ローラ23cより矢印W方向
に繰り出されたウェブ23aは、押し当てローラ23dによ
って転写ドラム5に押し当てられて巻取ローラ23bに巻
き取られるように構成されている。上記押し当てローラ
23dは、スポンジ状のローラであって、転写ドラム5の
表面の誘電体シート5aに対し、所望のニップ(本参考
では2mm)が得られるように当接している。上記ウ
ェブクリーナー23は、クリーニング時に図示しない支点
を中心に矢印C方向に回転し、ウェブ23aを転写ドラム
5に当接させて搬送することによりクリーニングを行う
ものである。
【0022】本参考例では、画像形成条件、即ち連続画
像形成枚数に応じて、ウェブ23aの搬送量を段階的に変
化させていくように構成されている。例えば、転写材P
のサイズがA4若しくはA3サイズの場合に、連続75枚
以上画像形成を行う場合には約0.05mm/secで搬送
し、50枚以上74枚以下の場合には約0.04mm/secで
搬送し、25枚以上49以下の場合には約0.03mm/se
c、10枚以上24枚以下の場合には約0.02mm/secで
搬送し、9枚以下の場合には約0.01mm/secで夫々
搬送するように設定されている。
【0023】ウェブクリーニングの場合は、ファーブラ
シクリーニングの場合とは異なり、トナーを擦り取るの
で飛散させることはほとんどないが、ファーブラシに比
べて寿命が短くなり易い。そのため、いかなる枚数(特
に連続画像形成枚数9枚以下)の画像形成を行う場合で
も、クリーニング手段として最高の性能(この場合は約
0.05mm/sec)を発揮することはウェブ23aの寿命
を著しく縮めることとなるため好ましくない。
【0024】よって、本参考例のように、連続画像形成
枚数に応じてウェブ23aの搬送量を必要最小限に変化さ
せることは非常に有効である。尚、本参考例を実現する
ためのブロック図及びフローチャートは、図3において
ファーブラシモータをウェブの搬送モータに置き換え、
ステップS3における分岐の数が増えるだけであるの
で、説明を省略する。
【0025】〔第3参考例〕 前記第1参考例に示す、転写ドラムのクリーニング手段
の他例について図6を参照して説明する。尚、前記第1
参考例と複写装置の概略構成は同様であるので、同一部
材には同一番号を付して説明を省略する。前記第1,第
参考例では画像形成条件として転写材Pの連続画像形
成枚数を用いたが、これに代えて転写材Pのサイズを判
断基準に加味することも可能である。
【0026】例えば、転写材PがA4,A3サイズの場
合には、回転現像装置4の現像スリーブの幅がA4サイ
ズであるため、転写ドラム5の汚れる箇所は図6(a)
に示す転写材先端及び後端(斜線部)だけであるが、転
写材PがA4縦置きサイズ(A4R)の場合には、図6
(b)に示すように、転写ドラム5の幅方向全体(斜線
部)が汚れてしまう。従って、現像スリーブ幅よりも短
い幅サイズの転写材Pを用いて画像形成を行う場合に
は、前記第1,第2参考例に示す回転数・搬送量よりも
多くしなければならないが、常時こうした短いサイズの
転写材Pに合わせたクリーニング条件でクリーニング手
段を使用すると、ファーブラシ13の場合には転写ドラム
5の誘電体シート5aの寿命が短命化し、一方ウェブ23
aの場合には該ウェブ23aの寿命が短命化してしまう。
【0027】従って、上記転写材Pのサイズを検知して
必要最小限のクリーニング条件でクリーニングを行うこ
とで上記課題を解消することができ、本発明の効果を一
層有効に発揮することが可能となる。
【0028】〔第実施例〕 前記第1参考例に示す、転写ドラムのクリーニング手段
の他例について図7を参照して説明する。本実施例は、
画像形成モードが片面か両面かによってクリーニングの
仕方を変更するように構成したものである。転写材Pの
片面のみの画像形成時は、前記第1乃至第3参考例と同
様であるが、両面の画像形成時は転写ドラム5に一端定
着した時のオイルが付着するため片面のみの画像形成時
とは多少クリーニング条件が異なる。ここで両面とは、
一度トナーを転写した面とは反対の面上にトナーを転写
して、転写材Pの両面に画像を形成する場合を言う。
【0029】上記両面複写機能を有する複写装置を図7
に示す。尚、前記第1参考例と複写装置の概略構成は同
様であるので、同一部材には同一番号を付して説明を省
略するものとし、両面画像形成に関するところのみを説
明する。説明いており、キャリッジ8上に記録ヘッド9
を搭載し、上記キャリッジ8に噛図7において、両面複
写モード(第2のモード)が設定されている場合、転写
材Pは必要回数の転写行程が行われた後、除電用放電器
7a,7b,7cによって除電を受けながら分離爪10の
作用によって転写ドラム5から剥離され、搬送ベルト11
によって定着器12にて熱ロールによる定着を受けた後、
装置外に排出される。
【0030】次に上記転写材Pは、排出直後に転写材搬
送ガイド24が駆動して転写材Pを画像面を上にしたまま
搬送ガイド25に導いて行き、その後転写材ストッカー26
に一時的にストックされた後、再度転写ドラム5上に導
いて、前述した画像プロセスによって反対面側に画像が
形成される。
【0031】この時、転写材Pの表面側に画像形成した
後、裏面側にトナーを転写する際、転写材Pには一度定
着器12を通過したことによる定着オイルが特に表面(ト
ナー上)に付着しており、そのオイルが転写ドラム5の
誘電体シート5aに転写し、更にこのオイルが転写部で
感光ドラム1と転写ドラム5が接触する時に感光ドラム
1の表面に付着する。そのため、両面画像形成動作を特
に複数枚連続して行うと、感光ドラム1上にオイルがた
まり、その後片面複写モード(第1のモード)で画像形
成を行う場合に、転写材Pの本来白地部である領域にト
ナーがオイルの粘着力により付着してカブリとなって現
れる。一方、本来ベタ部である領域にもオイルの粘着力
によって感光ドラム1から転写材Pに十分に転写されな
いで淡い画像になってしまう。
【0032】そこで、本発明を効果を応用して、両面か
片面のみの画像形成かを判別して、両面画像形成を行う
場合には、片面のみの画像形成時に比べてファーブラシ
方式の場合にはファーブラシ13の回転数を速くし、ウェ
ブ方式の場合にはウェブ23aの搬送量を多くすることに
より転写ドラム5に付着したオイルを除去して上記課題
を解消することができる。
【0033】〔第4参考例〕 前記第1参考例に示す、転写ドラムのクリーニング手段
の他例について説明する。尚、前記第1参考例と複写装
置の概略構成は同様であるので、同一部材には同一番号
を付して説明を省略するものとする。本参考例は、画像
形成条件として画像形成中にジャム(紙詰まり)や電源
スイッチのオフ等があった場合の復帰作業(ジャムの場
合には詰まった転写材を取り除き電源がオンされるこ
と)後のクリーニング手段のクリーニング条件を変化さ
せるものである。即ち、ジャム等の復帰作業が行われた
後では、直接転写ドラム5上にトナーが転写されている
可能性があるので、がファーブラシ方式においては、フ
ァーブラシ13の回転数を2000r.p.m.とし、ウェブ方式の
場合にはウェブ23aの搬送量を0.05mm/secにする
ことが必要となる。また必要に応じて転写ドラム5の回
転を複数回転させることにより一層効果的にトナー等の
汚れを除去することができる。
【0034】上述したように本参考例における画像形成
条件として含める内容は、初期に設定する画像形成条件
だけではなく、上述のようなジャム等も含め、またクリ
ーニング手段のクリーニングの仕方としては、その使い
方(転写ドラム5を複数回転させること)まで含むこと
とした。
【0035】〔第2実施例〕 前記第1参考例に示す、転写ドラムのクリーニング手段
の他例について説明する。前記第1〜第4参考例及び第
実施例においては、連続画像形成の枚数,転写材のサ
イズ、片面若しくは両面か等を画像形成条件としてクリ
ーニング動作を変化させていたが、これらの判断基準を
複数組み合わせることによっても本発明の効果は最大限
有効に発揮される。
【0036】〔第実施例〕 前記第1参考例に示す、転写ドラムのクリーニング手段
の他例について図8を参照して説明する。本参考例は、
画像形成装置として転写ベルトの周囲に複数の感光ドラ
ムを配置させ、夫々の感光ドラム上で形成した各色トナ
ーを同一転写材に順次転写して画像を形成するカラー複
写装置に、第1参考例に示すクリーニング手段を適用し
たものである。
【0037】装置本体27の内部には、プロセス手段を内
蔵する画像形成部Pa 、Pb 、Pc、Pdが横方向に配置
されており、各画像形成部Pa 、Pb 、Pc、Pdの下部
にはベルト駆動ローラ28a,28bに無端状の転写ベルト
29が掛けわたされている。上記転写ベルト29は、図示し
ない駆動モーターによりベルト駆動ローラ28a,28bを
矢印a方向に回転させることにより矢印b方向に回転す
る。30は転写材Pの給送口であって、該給送口30より挿
入された転写材Pはレジストローラ31によって斜行が補
正されると共に、前記画像形成部Pa 、Pb 、Pc、Pd
と同期どりを行って転写ベルト29上に搬送する。32は上
記転写材Pをレジストローラ31より転写ベルト29に導く
ための搬送ガイドである。
【0038】次に上記画像形成部Pa 、Pb 、Pc、Pd
の構成を説明すると、像担持体である感光ドラム33a,
33b,33c,33dを有し、その周囲にプロセス手段を構
成する一次帯電器34a,34b,34c,34d、現像装置35
a,35b,35c,35d、転写帯電器36a,36b,36c,
36d、クリーニング装置37a,37b,37c,37d等が夫
々設けられている。また上記感光ドラム33a,33b,33
c,33dの上方には、露光装置(レーザービームスキャ
ナー)38a,38b,38c,38dが設けられている。
【0039】上記一次帯電器34a,34b,34c,34d
は、感光ドラム33a,33b,33c,33dを露光するに先
立って、ドラム表面を均一に帯電するものであり、現像
装置35a,35b,35c,35dは、露光されてドラム表面
に形成された静電潜像にブラック,マゼンタ,イエロ
ー,シアンの各色トナーを付着させて可視像化するもの
である。また転写帯電器36a,36b,36c,36dは、感
光ドラム33a,33b,33c,33dに形成されたトナー像
を転写材Pに転写させるものであり、クリーニング装置
37a,37b,37c,37dは画像転写後にドラム面に付着
している残留トナーを除去するものである。露光装置38
a,38b,38c,38dは半導体レーザー,ポリゴンミラ
ー,fθレンズ等を有し、電気デジタル画像信号の入力
を受けてその信号に対応して変調されたレーザービーム
EM,EC,EY,EKを感光ドラム33a,33b,33
c,33dの母線方向に照射して露光するものである。39
は、転写ベルト29上を搬送されてきた転写材Pを分離す
るための分離帯電器であり、40は転写材Pに転写された
転写画像を定着させるための定着器である。
【0040】上記転写ベルト29の内外には、クリーニン
グ手段であるファーブラシ13及びブラシ14が当接してお
り、転写ベルト29に付着したトナーをクリーニングして
いる。上記ファーブラシ13は常時転写ベルト29に接触さ
せることができるため、これまで述べてきた参考例及び
実施例に比べ、より少ない回転数でクリーニングするこ
とができる。またウェブ方式においても、より少ない送
り量でクリーニングすることができるので、本発明の効
果が更に有効的に発揮される。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転写材の片面のみに画像を形成する第1のモードと、転
写材の第1の面及び第2の面に画像を形成する第2のモ
ードと、を選択可能であり、クリーニング手段によるク
リーニング能力は第1のモードが選択されているときよ
りも第2のモードが選択されているときの方が大きい構
成とされるので、第2のモードにおいて転写材担持体に
付着したオイルが像担持体に転着することによる画像不
良を良好に防止すると共に、転写材担持体の延命化、ク
リーニング手段のランニングコストの低減を達成するこ
とができる
【図面の簡単な説明】
【図1】ファーブラシ方式によるクリーニング装置の説
明図である。
【図2】複写装置の概略構成を示す断面説明図である。
【図3】クリーニング装置の制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】クリーニング装置の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図5】ウェブ方式によるクリーニング装置の他例を示
す説明図である。
【図6】転写材のサイズ別のトナー汚れを示す説明図で
ある。
【図7】他例にかかる複写装置の概略構成を示す断面説
明図である。
【図8】他例にかかる複写装置の概略構成を示す断面説
明図である。
【図9】従来の複写装置の説明図である。
【符号の説明】
P…転写材 Pa 、Pb 、Pc、Pd…画像形成部 1,33a,33b,33c,33d…感光ドラム 2,34a,34b,34c,34d…一次帯電器 3,38a,38b,38c,38d…露光装置 4…回転式現像装置 5…転写ドラム 5a…誘電体シート 5b…クリッパ 6…転写用放電器 7a,7b,7c…除電用放電器 8,31…レジストローラ 9…給送ガイド 10…分離爪 11…搬送ベルト 12,40…定着器 13…ファーブラシ 14…ブラシ 15…枚数カウンター 16,18,19…信号線 17…CPU 20…セレクター 21…電源 22…ファーブラシモーター 23…ウェブクリーナー 23a…ウェブ 23b…巻取ローラ 23c…供給ローラ 23d…押し当てローラ 24…転写材搬送ガイド 25,32…搬送ガイド 26…転写材ストッカー 27…装置本体 28a,28b…ベルト駆動ローラ 29…転写ベルト 30…給送口 35a,35b,35c,35d…現像装置 36a,36b,36c,36d…転写帯電器 37a,37b,37c,37d…クリーニング装置 39…分離帯電器、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/00 303 G03G 15/16 - 15/16 103 G03G 15/20 - 15/20 302

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像を担持する像担持体と、転写材を担持
    する転写材担持体と、前記像担持体上の像が前記転写材
    担持体に担持された転写材に転写された後、像を転写材
    に定着する定着手段と、前記転写材担持体表面に接触し
    てをクリーニングするクリーニング手段と、を有し、オ
    イルが塗布された前記定着手段により像を転写材の第1
    の面に定着した後、前記像担持体上の像を前記転写材担
    持体に担持された転写材の前記第1の面とは反対側の第
    2の面に転写可能な画像形成装置において、 転写材の片面のみに画像を形成する第1のモードと、転
    写材の前記第1の面及び前記第2の面に画像を形成する
    第2のモードと、を選択可能であり前記クリーニング手段によるクリーニング能力は前記第
    1のモードが選択されているときよりも前記第2のモー
    ドが選択されているときの方が大きいことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング手段は回転するブラシ
    を備え、前記ブラシの単位時間当りの回転数は前記第1
    のモードが選択されているときよりも前記第2のモード
    が選択されているときの方が大きいことを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング手段は巻き取り可能な
    ウェブを備え、前記ウェブの巻き取り量は前記第1のモ
    ードが選択されているときよりも前記第2のモードが選
    択されているときの方が大きいことを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記転写材担持体に担持された転写材に
    複数色の像が順次転写されることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置。
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