JP3968200B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、FAXなどの画像形成装置に係り、詳しくは、位置検知用マークを有するベルト上部材と、該ベルト状部材を回動可能に保持する複数の保持部材と、該ベルト状部材の位置検知用マークを検知するマークセンサとを備え、該マークセンサの検知結果をシーケンス制御に用いる像画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置においては、その構成部品としてベルト状部材を用いたものが知られている。例えば、回転駆動される回転体からなる潜像担持体としての感光体に対向配置され、且つ接触した状態で該感光体と同じ周速度で回転される中間転写ベルトを備えたものがある。
【0003】
上記中間転写ベルトを備えた画像形成装置においては、上記感光体上に形成された潜像を顕像化する現像手段と、該感光体上に形成されたトナー像(顕像)を該中間ベルト上に転写する一次転写手段と、該中間転写ベルト上のトナー像を転写材に二次転写する二次転写手段とを有している。そして、該一次転写手段による一次転写を異なる色ごとに複数回行うことによって、中間転写ベルト上に重ね合わせ画像を形成し、該重ね合わせ画像を一括して二次転写することによりカラー画像を得ている。
【0004】
このような画像形成装置においては、従来、上記中間転写ベルト上に重ね合わせて一次転写される各色トナー像の位置ずれを防止するために、該中間転写ベルトに位置検知用マークを設け、該マークの通過領域に配置されたマークセンサによる検知結果に基づいてシーケンス制御を行うことにより、該中間転写ベルト上への各色トナー像の一次転写位置を一致させるものが知られている。具体的には、例えば、中間転写ベルトの裏面または表面に位置検知用マークを設け、該中間転写ベルトの回転中に、該中間転写ベルトの通過領域に対向配置されたマークセンサにより該マークを検知する。そして、このマークセンサの検知結果に基づいて、上記感光体への潜像形成プロセスを開始するタイミングを制御することにより、中間転写体ベルト上でのトナー像同士が位置ずれなく形成されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記マークセンサによる位置検知用マークの検知に読み取り誤差が生じてしまうことある。マークセンサによる読み取り誤差が生じると、上記感光体への潜像プロセスを開始するタイミングがずれ、各色トナー像を中間転写ベルト上に重ね合わせる際に位置ずれが発生するおそれがある。
このようなマークセンサによる読み取り誤差が生ずる原因としては、中間転写ベルトに波打ちが生じてしまうことが挙げられる。例えば、中間転写ベルトの駆動が長時間停止された場合には、該中間転写ベルトに長時間接触された部分にベルト支持部材の接触面形状に沿ったくせがつき、ベルトに波打ちが生じてしまうことがある。また、中間転写ベルトには、成型上の波打ちが生じている場合もある。このようなベルトの波打ちは、ベルト表面の移動方向と直交する方向における両端部で、特に顕著となる。
【0006】
図7は、中間転写ベルト内周面に位置検知用マークとしての光反射テープを貼り付け、マークセンサとしての光反射センサで該マークを検知する場合の一例の構成図である。中間転写ベルト501が図中矢印方向に回転移動し、位置検知用マーク550の先端部がマークセンサ514の検知位置に到達すると、マークセンサ514で該マーク550が検知され、中間転写ベルト501の回転位置が検知される。
これに対して、中間ベルト501に波打ちが生じていると、図中二点鎖線で示すように、位置検知用マーク550の先端部がマークセンサ514の検知位置に到達するのに、中間転写ベルト501の移動方向において遅れが生じ、マークセンサ514による該マーク550の検知が遅れる場合がある。この検知遅れが、各色トナー像を中間転写ベルト上に重ね合わせる際に位置ずれを発生させる要因となる。
【0007】
なお、このようなベルトの波打ちに起因する上記マークセンサの読み取り誤差の問題は、上記中間転写ベルトに限らず、位置検知用マークを備えたベルト状部材を備え、マークセンサの検知結果を画像形成におけるシーケンス制御に用いる場合には同様に発生する問題である。
【0008】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、位置検知用マークを有するベルト状部材の波打ちに起因する、マークセンサの読み取り誤差を防止して、画像の位置ずれ等のない高品質な画像を形成することのできる画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体上に形成された潜像を顕像化する現像手段と、位置検知用マークを有し、複数の保持部材によって回転可能に保持され、該潜像担持体上に形成された顕像を順次重ね合わせて転写されることにより、重ね合わせ画像を形成される中間転写ベルトと、該中間転写ベルトの位置検知用マークを検知するマークセンサとを備え、該マークセンサの検知結果に基づいて、該潜像形成手段による該潜像担持体上への潜像形成プロセスを開始する画像形成装置において、転写バイアスが印加され、潜像担持体上の顕像を上記中間転写ベルトに転写する一次転写ニップ部を形成する一次転写バイアスローラと、該一次転写バイアスローラより上記中間転写ベルト移動方向下流側に配置された保持部材のうち最上流に位置する保持部材との間に上記マークセンサを配置し、上記マークセンサ近傍に、上記ベルト状部材を押圧する押圧部材を設け、該押圧部材を、上記位置検知用マークを清掃する清掃部材として兼用したことを特徴とするものである。
なお、上記押圧部材は、上記ベルト状部材内周面側から押圧するように構成してもよいし、ベルト状部材表面における画像領域外であれば、該表面側を押圧するように構成してもよい。
【0010】
請求項1の画像形成装置においては、マークセンサ近傍に設けられた押圧部材でベルト状部材を押圧することにより、マークセンサ近傍でのベルトテンションを高め、マークセンサ近傍でのベルト状部材の波打ちを抑える。これにより、ベルト状部材の波打ちに起因するマークセンサの読み取り誤差を防止することができる。
【0012】
また、請求項の画像形成装置においては、上記押圧部材により、ベルト状部材を押圧するとともに、ベルト状部材に設けられた位置検知用マークを清掃する。これにより、位置検知用マークの汚染防止のための新たな清掃部材を設けることなく、該マークの汚染を防止することができる。
【0013】
請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記押圧部材と上記マークセンサとを、同一の支持部材で支持するように構成したことを特徴とするものである。
【0014】
請求項の画像形成装置においては、押圧部材とマークセンサとを同一の支持部材で支持することにより、押圧部材で押圧されるベルト状部材とマークセンサとの間隙を一定の精度に保つことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置である電子写真式カラー複写機(以下、カラー複写機という)に適用した実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るカラー複写機全体の概略構成図であり、図2は、同カラー複写機の主要部である画像形成部の概略構成図である。
【0018】
このカラー複写機は、図1に示すように、カラー画像読み取り部(以下、「カラースキャナ部」という)1、画像形成部2、給紙部3及びこれらを駆動制御する制御部(不図示)などで構成されている。
【0019】
まず、上記複写機におけるスキャナ部1の動作について説明する。カラースキャナ部1は、原稿の画像情報を、例えばレッド、グリーン、ブルー(以下、それぞれ「R」、「G」、「B」という)の色分解光ごとに読み取り、電気的な画像信号に変換する。そして、このカラースキャナ部1で得たR、G、Bの色分解画像信号の強度レベルをもとにして、図示しない画像処理部で色変換処理を行い、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー(以下、それぞれ「Bk」、「C」、「M」、「Y」という)の画像データを得る。
【0020】
次に、上記画像形成部2の構成及び動作についてを用いて説明する。
画像形成部2は、潜像担持体としての感光体ドラム100、該感光体ドラム100上に潜像を形成する潜像形成手段としての書込光学ユニット220とが設けられている。書込光学ユニット2は、上述したカラースキャナ部1からのカラー画像データを光信号に変換して、感光体ドラム100上に原稿画像に対応した静電潜像を形成する。この書込光学ユニット220としては、例えば、半導体レーザと、これの発光及び駆動を制御する図示しない発光駆動制御部と、ポリゴンミラーと、これを回転駆動する回転駆動モータと、f/θレンズと、反射ミラーとから構成されたものを使用することができる。
【0021】
上記感光体ドラム100は図示しない駆動モータで矢印の反時計方向に回転され、その周囲には、帯電チャージャ200、クリーニングブレード及びファーブラシからなる感光体クリーニング装置300、感光体ドラム100上に形成された潜像をトナー像化する現像手段としてのリボルバ現像ユニット400、中間転写体としての中間転写ベルト501を有する一次転写手段としての中間転写ユニット500等が配設されている。
【0022】
上記リボルバ現像ユニット400は、Bk(Black)トナーを用いるBk現像器401、C(Cyan)トナーを用いるC現像器402、M(Mazennta)トナーを用いるM現像器403、Y(Yellow)トナーを用いるY現像器404、及びユニット全体を反時計回りに回転させる図示しない現像リボルバ駆動部などで構成されている。各現像器は、静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体ドラム100の表面に接触させて回転する現像剤担持体としての図示しない現像スリーブ、現像剤を汲み上げて攪拌するために回転する図示しない現像剤パドル、及び現像スリーブを時計回りに回転させる現像スリーブ駆動部などで構成されている。本実施形態では、各現像器内のトナーはフェライトキャリアとの攪拌によって負極性に帯電される。また、各現像器の現像スリーブには、図示しない電源により負の直流電圧Vdc(直流成分)に交流電圧Vac(交流成分)が重畳された現像バイアス電圧が印加され、各現像スリーブが感光体ドラム100の金属基体層に対して所定電圧にバイアスされる。
【0023】
上記中間転写ユニット500の中間転写ベルト501は、半導体、又は絶縁体からなる単層又は多層構造に構成され、一次転写電荷付与手段としての一次転写バイアスローラ507、ベルト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ509、二次転写対向ローラ510、クリーニング対向ローラ511、及び一次転写前除電手段としてのアースローラ512に回動可能に保持されている。各ローラは導電性材料で形成され、一次転写バイアスローラ507以外の各ローラは接地されている。
【0024】
上記中間転写ベルト501の周りには、中間転写ベルト501に当接して該ベルトをクリーニングするクリーニング部材としてのベルトクリーニングブレード504、中間転写ベルト501に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段としての潤滑剤塗布ブラシ505等が対向するように配設されている。潤滑剤塗布ブラシ505は、上記ベルトクリーニングブレード504等の接離動作に対応して、所定のタイミングで中間転写ベルト501に接触し回転駆動制御される。この回転により、板状に成型された潤滑剤としてのステアリン酸亜鉛506が削り取られ、中間転写ベルト501にステアリン酸亜鉛の微粉末が塗布される。
【0025】
そして、中間転写ベルト501の内周面の端部には、図3に示すように、中間転写ベルト501の回転位置を検知して一次転写される各色トナー像の位置ずれを防止するための位置検知用マーク550が取り付けられている。本実施形態では、位置検知用マーク550として、中間転写ベルト501とは反射率の異なる光反射テープを用いている。また、該位置検知用マーク550を検知する光検知型のマークセンサ514が、中間転写ベルト501に対向して配置されている。このマークセンサ514としては、LEDからなる発光素子とフォトトランジスタからなる受光素子とを有する光反射センサを用いている。このマークセンサ514に対向する位置を、回転駆動されている中間転写ベルト501の位置検知用マーク550の先端部が到達すると、マークセンサ514でマーク550が検知され、中間転写ベルト501の回転位置が検知される。そして、この検知結果に基づいて、上記書込光学ユニット220による感光体ドラム100上への各色の静電潜像形成プロセスを開始することにより、中間転写ベルト501への各色トナー像の一次転写位置を一致させる。
【0026】
一次転写バイアスローラ507には、定電流又は定電圧方式で制御された一次転写電源801により、トナー像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流又は電圧の転写バイアスが印加される。また、中間転写ベルト501は、図示しない駆動モータで回転駆動されたベルト駆動ローラ508により、矢印時計方向に駆動される。
【0027】
感光体ドラム100上のトナー像を中間転写ベルト501に転写する一次転写部では、一次転写バイアスローラ507及びアースローラ512で中間転写ベルト501を感光体ドラム100側に押し当てるように張架することにより、感光体ドラム100と中間転写ベルト501との間に所定幅の一次転写ニップ部を形成している。
【0028】
また、上記中間転写ベルト501の周囲には、二次転写手段としての二次転写ユニット600も配設されている。この二次転写ユニット600は、3つの支持ローラ602、603、604に張架された二次転写ベルト601と、上記中間転写ユニット500の二次転写対向ローラ510に対抗する二次転写バイアスローラと、転写紙除電チャージャ6060と、ベルト除電チャージャ607と、転写ベルトクリーニングブレード608とが設けられている。また、3つの支持ローラ602、603、604の1つは、図示しない駆動手段によって回転駆動される駆動ローラであり、その駆動ローラにより二次転写ベルト601が図中矢印で示す方向に駆動される。
【0029】
上記二次転写バイアスローラ605は、二次転写対向ローラ510との間に中間転写ベルト501と二次転写ベルト601とを挾持するように配設され、定電流制御された二次転写電源802で所定電流の転写バイアスが印加される。また、二次転写ベルト601及び二次転写バイアスローラ605が、二次転写対向ローラ510に対して圧接する位置と離間する位置とを取り得るように、支持ローラ602及び二次転写バイアスローラ605を移動させる図示しない接離機構が設けられている。その離間位置にある二次転写ベルト601及び支持ローラ602を、図1の二点鎖線で示している。
【0030】
上記転写紙除電チャージャ606は、転写紙Pに保持されている電荷を除電することにより、転写紙P自体のこしの強さで転写紙Pを二次転写ベルト601から良好に分離できるようにする。また、上記ベルト除電チャージャ607は、二次転写ベルト601上に残留する電荷を除電する。上記転写ベルトクリーニングブレード608は、二次転写ベルト601の表面に付着した付着物を除去してベルト表面をクリーニングする。
【0031】
以上の構成のカラー複写機において、例えば4色フルカラーコピー動作が開始されると、感光体ドラム100が図示しない駆動モータによって図中矢印で示す反時計回りに回転され、中間転写ベルト501はベルト駆動ローラ508によって図中矢印で示す時計回りに回転される。また、感光体ドラム100が帯電チャージャ200で負極性に一様帯電され、上記書込光学ユニット220で露光され、所定のタイミングに現像位置に移動された現像器で静電潜像が現像されることにより、感光体ドラム100上にBkトナー像、Cトナー像、Mトナー像、Yトナー像が順番に形成される。
【0032】
例えば、Bkトナー像の形成は次のように行われる。感光体ドラム100が帯電され、書込光学ユニット220により、Bkカラー画像信号に基づいてレーザ光Lによるラスタ露光が行われる。このラスタ像が露光されたとき、当初一様帯電された感光体ドラム100の表面の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像が形成される。そして、このBk静電潜像に、Bk現像器401の現像ローラ上の負帯電Bkトナーが接触することにより、感光体ドラム100の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の消失した部分、すなわち露光された部分にはトナーが吸着し、静電潜像と相似なBkトナー像が形成される。この感光体ドラム100上に形成されたBkトナー像は、感光体ドラム100と接触状態で等速駆動している中間転写ベルト501の表面に一次転写され、これでB工程が終了する。
【0033】
上記Bkトナー像の一次転写と並行して、上記感光体ドラム100側では次のC工程が開始される。すなわち、所定のタイミングで再び原稿のカラー画像情報を読み取り、この画像情報から得られたC画像データに基づいて、レーザ光Lにより感光体ドラム100上にC静電潜像を形成し、C現像器402によってCトナー像を形成する。このC現像器402は、先のBk静電潜像の後端部が通過した後で、かつ、C静電潜像の先端部が到達する前に、リボルバ現像ユニット400の回転動作により現像位置にセットされる。このように現像されて感光体ドラム100上に形成されたCトナー像は、上記中間転写ベルト501におけるBkトナー像を転写された画像面に位置合わせして一次転写される。
【0034】
以後、M工程及びY工程においても、上述したC工程と同様に、それぞれの画像データに基づいて、潜像形成、現像、一次転写を行う。このようにして、中間転写ベルト501上における同一の画像面に、上記感光体ドラム100上に順次形成されるBk、C、M、Yの各トナー像を一次転写することで、該中間転写ベルト上には、これら4色が重なり合ったトナー像が形成される。
【0035】
次いで、感光体ドラム100上に順次形成された各トナー像は、一次転写部において、中間転写ベルト501の同一面に順次重ね合わせて転写され、中間転写ベルト501上には4色が重ねあわされたトナー像が形成される。
【0036】
以上のようにして中間転写ベルト501上に転写されたトナー像は、転写紙P上に二次転写するため、上記二次転写対向ローラ510と二次転写バイアスローラ605とにより形成される二次転写ニップ部に送られる。このとき、転写紙Pは、図示しない操作パネルで指定されたサイズの給紙カセット(300a、300b、300c)などの給紙部3からレジストローラ650方向に搬送され、上記二次転写ニップ部に給紙される。この転写紙Pの給紙の際、該転写紙Pは、上記レジストローラ650によって上記中間転写ベルト501上のトナー像の先端部が二次転写ニップ部に到達するタイミングに合わせて該二次転写ニップ部に給紙される。
【0037】
そして、上記二次転写バイアスローラ605に所定の二次転写バイアスが印加され、上記二次転写ニップ部に二次転写電界を形成する。これにより、転写紙Pが二次転写ニップ部を通過するとき、中間転写ベルト501上の4色重ね合わせトナー像が転写紙P上に一括して二次転写される。
【0038】
このように、4色が重なり合って形成されたトナー像が一括転写された転写紙100は、その後、二次転写ベルト601の表面移動方向における二次転写ニップ部下流側に配設された転写紙除電チャージャ606との対向部を通過する際に除電され、紙搬送ユニット211によって定着装置700に搬送される(図1参照)。この定着装置700では、定着ローラ701と加圧ローラ702とからなる定着ローラ対の間で溶定着され、コピートレイに搬出され、スタックされる。
【0039】
一方、一次転写後の感光体ドラム100の表面は、上記感光体クリーニング装置300により清掃される。
また、二次転写後の中間転写ベルト501の表面は、図示しない接離機構によって中間転写ベルト501に押圧される上記ベルトクリーニングブレード504により残留トナーがクリーニングされ、潤滑剤塗布ブラシ505によりステアリン酸亜鉛が塗布される。
【0040】
また、リピートコピーを行う場合、上記カラースキャナ部1においては、1枚目における4色目のY工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目における1色目のBk工程に進み、感光体ドラム10への潜像形成を行う。一方、中間転写ベルト21においては、1枚目の4色重ね合わせトナー像の二次転写に引き続き、上記ベルトクリーニングブレード504によってクリーニングされた領域に、2枚目における1色目のBkトナー像が一次転写される。
【0041】
以上は、4色フルカラーを得るコピーモードについて説明したが、これ以外の3色コピーモードや2色コピーモードの場合には、使用する色などが異なる以外、上述した4色コピーモードと同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモードの場合には、所定枚数が終了するまで、リボルバ現像ユニット400の所定色の現像器のみを現像動作状態にしておき、ベルトクリーニングブレード504を中間転写ベルト501に押圧させた状態のまま連続してコピー動作を行う。
【0042】
また、本実施形態の中間転写ユニット500では、図3及び図4に示すように、マークセンサ514近傍に、上記一次転写バイアスローラ507と上記ベルト駆動ローラ508との間で中間転写ベルト501を内周面側から押圧する押圧部材540を設けている。この押圧部材540と上記マークセンサ514とは、同一の支持部材であるホルダ580で支持されている。また、押圧部材540は、図3で示すように、中間転写ベルト501内周面の端部で該ベルトと当接するように設けられ、中間転写ベルト501表面の画像領域に影響を与えないようにしている。押圧部材540の材質としては、一般的な板金にバリ処理を施したものや、樹脂などを用いることができる。この押圧部材540により、マークセンサ514近傍での中間転写ベルト501のテンションを高め、マークセンサ514近傍での中間転写ベルト501の波打ちを抑えている。これにより、中間転写ベルト501の波打ちに起因するマークセンサ514の読み取り誤差を防止することができる。
【0043】
以上、本実施形態によれば、押圧部材540でマークセンサ514近傍での中間転写ベルト501の波打ちを抑えることにより、中間転写ベルト501の波打ちに起因するマークセンサ514の読み取り誤差を防止できるので、中間転写ベルト501上に重ね合わされるトナー像の位置ずれを防止し、高品質なカラー画像を形成することができる。
また、押圧部材540とマークセンサ514とを、同一のホルダ580で支持することにより、押圧部材540で押圧される中間転写ベルト510とマークセンサ514との間隙を一定の精度に保つことができるとともに、部品点数の減少による省スペース化及び低コスト化を図ることが可能になる。
【0044】
ここで、上記押圧部材540を、上記位置検知用マーク550を清掃する清掃部材として兼用させてもよい。この場合は、図6で示すような、毛足の柔らかいブラシ部材560やスポンジ570などを、押圧部材540の中間転写ベルト501との当接部に貼り付け、清掃部材とする。図5に、ブラシ部材560を押圧部材540に貼り付けた場合の構成例を示す。
図5の構成例においては、押圧部材540により、ブラシ部材560を介して中間転写ベルト501を押圧するとともに、ブラシ部材560で中間転写ベルト501に設けられた位置検知用マーク550を清掃する。したがって、マークセンサ近傍でのベルト状部材の波打ちを抑えて位置検知マークの精度の良い検知を実現しつつ、該マーク550の汚染を防止することができる。また、位置検知用マークの清掃部材を別に設ける場合に比して構成が簡単であるので、コストの低減が可能となる。
【0045】
なお、本実施形態においては、位置検知用マーク550を中間転写ベルト501の内周面に取り付け、マークセンサ514をベルト内周面側に配置した例を示したが、位置検知用マーク550を中間転写ベルト501の表面端部に取り付け、マークセンサ514をベルト表面側に配置してもよい。
また、押圧部材540が中間転写ベルト501の内周面側を押圧するように構成した例を示したが、中間転写ベルト表面の画像領域外であれば、ベルト表面側を押圧するように構成してもよい。
また、押圧部材540を、中間転写ベルト501表面の移動方向におけるマークセンサ514の下流側で該ベルト501と当接するように配置した例を示したが、マークセンサ514の上流側で当接するように配置しても同様の効果を得ることができる。
【0046】
さらに、本実施形態においては、中間転写ベルトの波打ちを抑えて、マークセンサの読み取り誤差を防止する場合を例に説明したが、本発明は、中間転写ベルトに限らず、位置検知用マークを有するベルト状部材であれば適用可能である。また、本実施形態においては、位置検知用マーク550として光反射テープを用い、光検知型のマークセンサ514による検知を行ったが、このような光学的なマーク及び光学的なマークセンサを用いる場合に限らず、マークセンサの検知タイミングの変化によって検知出力等が変化するものであれば有効である。例えば磁気的あるいは電気的なマークを用いるとともに磁気的あるいは電気的にマークを検知するマーク検知装置を用いる場合にも有効である。
【0047】
【発明の効果】
請求1または2の発明によれば、押圧部材でマークセンサ近傍でのベルト状部材の波打ちを抑えることにより、ベルト状部材の波打ちに起因するマークセンサの読み取り誤差を防止できるので、画像の位置ずれ等のない高品質な画像を形成することができるという優れた効果がある。
【0048】
特に、請求項の発明によれば、位置検知用マークの汚染防止のための新たな清掃部材を設けることなく該マークの汚染を防止することができるので、ベルト状部材に設けた位置検知マークの精度の良い検知を実現しつつ、該マークの汚れを清掃できるという優れた効果がある。また、位置検知用マークの清掃部材を別に設ける場合に比して構成が簡単であり、コストが低減できるという優れた効果がある。
【0049】
特に、請求項の発明によれば、ベルト状部材とマークセンサとの間隙を一定の精度に維持できるとともに、部品点数の減少による省スペース化及び低コスト化を図ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラー複写機の概略構成図。
【図2】同カラー複写機の画像形成部の概略構成図。
【図3】位置検知用マークを有する中間転写ベルト及びマークセンサの概略斜視図。
【図4】押圧部材を設けた中間転写ユニットの概略構成図。
【図5】変形例に係る中間転写ユニットの概略構成図。
【図6】位置検知用マークの清掃部材の斜視図。
【図7】従来の中間転写ユニットの不具合を説明するための説明図。
【符号の説明】
1 カラースキャナ部
2 画像形成部
3 給紙部
100 感光体ドラム
200 帯電チャージャ
220 書込光学ユニット
300 感光体クリーニング装置
400 リボルバ現像ユニット
401 Bk現像器
402 C現像器
403 M現像器
404 Y現像器
500 中間転写ユニット
501 中間転写ベルト
504 クリーニングブレード
505 潤滑剤塗布ブラシ
506 ステアリン酸亜鉛
507 一次転写バイアスローラ
508 ベルト駆動ローラ
509 ベルトテンションローラ
510 二次転写対向ローラ
511 クリーニング対向ローラ
512 アースローラ
514 マークセンサ
540 押圧部材
550 位置検知用マーク
560 清掃用のブラシ部材
570 清掃用のスポンジ
580 ホルダ(支持部材)
600 二次転写ユニット
601 二次転写ベルト
605 二次転写バイアスローラ
700 定着ユニット
801 一次転写電源
802 二次転写電源

Claims (2)

  1. 潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体上に形成された潜像を顕像化する現像手段と、位置検知用マークを有し、複数の保持部材によって回転可能に保持され、該潜像担持体上に形成された顕像を順次重ね合わせて転写されることにより、重ね合わせ画像を形成される中間転写ベルトと、該中間転写ベルトの位置検知用マークを検知するマークセンサとを備え、該マークセンサの検知結果に基づいて、該潜像形成手段による該潜像担持体上への潜像形成プロセスを開始する画像形成装置において、
    転写バイアスが印加され、潜像担持体上の顕像を上記中間転写ベルトに転写する一次転写ニップ部を形成する一次転写バイアスローラと、該一次転写バイアスローラより上記中間転写ベルト移動方向下流側に配置された保持部材のうち最上流に位置する保持部材との間に上記マークセンサを配置し、
    上記マークセンサ近傍に、上記ベルト状部材を押圧する押圧部材を設け
    該押圧部材を、上記位置検知用マークを清掃する清掃部材として兼用したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 求項の画像形成装置において、
    上記押圧部材と上記マークセンサとを、同一の支持部材で支持するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
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