JP3318063B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3318063B2
JP3318063B2 JP18205293A JP18205293A JP3318063B2 JP 3318063 B2 JP3318063 B2 JP 3318063B2 JP 18205293 A JP18205293 A JP 18205293A JP 18205293 A JP18205293 A JP 18205293A JP 3318063 B2 JP3318063 B2 JP 3318063B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
image
intermediate transfer
transfer
transfer member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18205293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07140805A (ja
Inventor
康則 河石
健一 水摩
秀哉 古田
良博 堺
伶夫 宗像
英樹 上山
実 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP18205293A priority Critical patent/JP3318063B2/ja
Publication of JPH07140805A publication Critical patent/JPH07140805A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3318063B2 publication Critical patent/JP3318063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、像
担持体上に形成したトナー像を、中間転写ベルトなどの
中間転写体を用いて紙などの転写材に転写した後に、定
着手段を用いて転写材に定着させる画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような中間転写体を用いた画
像形成装置としては、例えば、像担持体上に順次形成さ
れる互いに色の異なるトナー像を、順次中間転写体上に
転写して重ね合わせた後に、中間転写体から紙などの転
写材に一括して転写するカラー画像形成装置が知られて
いる。更にこの中間転写体を複数の支持ローラとこれら
に掛け渡された中間転写ベルトとで構成しものも知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、画像形成装
置の放置後に、装置電源を投入して初めて中間転写ベル
トを回転駆動させるときに、図1(a)に示すように、
放置中支持ローラ20a,20b,21に巻き付いてい
た箇所a,b,cにローラ周面に沿ったくせがついてし
まって、この箇所a,b,cが像担持体としての感光体
9表面を摺擦して損傷を与える恐れがあるという問題点
を発見した。
【0004】本発明は、以上の問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、装置放置中に生じ
た中間転写ベルトの支持ローラくせによる、像担持体表
面の損傷を防止できる画像形成装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体上に形成したトナー像
を、中間転写体に転写した後に、転写手段を用いて中間
転写体から紙などの転写材に転写し、定着手段を用いて
転写材に定着させる画像形成装置において、該中間転写
体を複数の支持ローラとこれらに掛け渡されたベルトと
で構成し、像担持体と中間転写体の対向部において両者
の表面が接触する状態と、離間する状態とを選択的に取
り得るようにする離接機構と、電源投入時に、該離接機
構で中間転写体と像担持体との表面を離間させた状態で
所定時間中間転写体を駆動させる制御手段と、上記ベル
ト表面のクリーナー機構と、該クリーナー機構が該ベル
ト表面に押圧された状態と、離間した状態とを選択的に
取り得るようにする離接機構とを設け、上記所定時間中
間転写体駆動の開始に伴って又は該開始以降に、該クリ
ーナー機構を該ベルト表面に押圧させる離接機構制御手
段とを設けたことを特徴とするものである。また、請求
の発明は、担持体上に形成したトナー像を、中間転
写体に転写した後に、転写手段を用いて中間転写体から
紙などの転写材に転写し、定着手段を用いて転写材に定
着させる画像形成装置において、該中間転写体を複数の
支持ローラとこれらに掛け渡されたベルトとで構成し、
像担持体と中間転写体の対向部において両者の表面が接
触する状態と、離間する状態とを選択的に取り得るよう
にする離接機構と、電源投入時に、該離接機構で中間転
写体と像担持体との表面を離間させた状態で所定時間中
間転写体を駆動させる制御手段と、転写材を挟んで上記
ベルト表面に押圧される転写用部材と、該転写用部材を
該ベルト表面に押圧された状態と、離間した状態とを選
択的に取り得るようにする離接機構と、上記所定時間中
間転写体駆動中、該転写用部材を該ベルト表面から離間
させる離接機構制御手段とを設けたことを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】請求項1あるいは2の発明においては、電源投
入時に、離接機構で中間転写体と像担持体との表面を離
間させた状態で所定時間中間転写体を駆動させるよう
に、制御手段で制御する。これにより、電源投入時にベ
ルトに支持ローラのくせがついている場合にも、該ベル
トのくせ部が像担持体を摺擦することが無い。また、該
所定時間の中間転写体の駆動中にくせをとることができ
る。
【0007】そして、請求項の発明においては、上記
所定時間中間転写体駆動の開始に伴って又は該開始以降
に、該クリーナー機構を該ベルト表面に押圧させるよう
に接離機構を制御手段で制御する。これにより、上記所
定時間の中間転写体駆動中にクリーナー機構をベルト表
面に押圧してベルト表面をクリーニングすると共に、上
記くせの解消を促進する。
【0008】また、請求項の発明においては、上記所
定時間中間転写体駆動中、転写用部材をベルト表面から
離間させるように離接機構を制御手段で制御する。これ
により、転写動作を行う上記所定時間の中間転写体駆動
中に、転写用部材とベルト表面とが接触することによる
両者の表面の損傷を防止でき、また、ベルト上の残トナ
ーで転写用部材表面を汚すことを防止できる。
【0009】
【実施例】本発明を画像形成装置であるカラー複写装置
に適用した実施例について説明する。図3は実施例に係
るカラー複写装置全体の概略構成図、図4は同カラー複
写装置の主要部の概略構成図、図5(a),(b)は同
複写装置の中間転写体としての中間転写ベルト19支持
機構の説明図である。図3において、このカラー複写装
置は、カラー画像読み取り装置(以下、カラースキャナ
ーという)1とカラー画像記録装置(以下、カラープリ
ンターという)2とから構成されている。まず、カラー
スキャナー1は、原稿3の画像を照明ランプ4、ミラー
群5、及びレンズ6を介してカラーセンサー7に結像し
て、原稿のカラー画像情報を、例えばブルー(Blue、
以下Bという)、グリーン(Green、以下Gという)、
レッド(Red、以下Rという)の色分解光毎に読み取
り、電気的な画像信号に変換する。そして、このカラー
スキャナー1で得たB、G、Rの色分解画像信号強度レ
ベルをもとにして、画像処理部(図示なし)で色変換処
理を行ない、ブラック(以下、Bkという)、シアン
(Cyan、以下Cという)、マゼンタ(Magenta、以下
Mという)、イエロー(Yellow、以下Yという)のカ
ラー画像データを得る。
【0010】次に、カラープリンター2では、その書き
込み光学ユニット8で、カラースキャナー1からのカラ
ー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対応した
光書き込みを行ない、像担持体としての感光体9に静電
潜像を形成する。この感光体9は、矢印の如く反時計方
向に回転し、その回りには、感光体クリーニングユニッ
ト(クリーニング前除電器を含む)10、除電ランプ1
1、帯電器12、電位センサー13、Bk現像器14、
C現像器15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度
パターン検出用の光学センサー18、中間転写ベルト1
9などが配置されている。各現像器は、静電潜像を現像
するために現像剤の穂を感光体9の表面に接触させて回
転する現像スリーブ(14a、15a、16a、17
a)と、現像剤を汲み上げ・撹拌するために回転する現
像パドル(14b、15b、16b、17b)、及び現
像剤のトナー濃度センサー(14c、15c、16c、
17c)などで構成されている。
【0011】以下、現像動作の順序(カラートナー像形
成順序)が、Bk、C、M、Yの例でコピー動作の概略
を説明する(ただし、画像形成順序はこれに限定される
ものではない)。コピー動作が開始されると、カラース
キャナー1で所定のタイミングからBk画像データの読
み取りがスタートし、この画像データに基づきレーザー
光による光書き込み、潜像形成が始まる(以下、Bk画
像データによる静電潜像をBk潜像という。C、M、Y
について、それぞれC潜像、M潜像、Y潜像という)。
このBk潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像器
14の現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像スリ
ーブ14aを回転開始して、Bk潜像をBkトナーで現
像する。そして以後、Bk潜像領域の現像動作を続け、
潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で、現像不作
動状態にする。これは少なくとも、次のC画像データに
よるC潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0012】ついで、感光体9に形成したBkトナー像
を、感光体と等速駆動されている中間転写ベルト19の
表面に転写する(以下、感光体から中間転写ベルトへの
トナー像転写をベルト転写という)。ベルト転写は、感
光体9と中間転写ベルト19とが接触した状態におい
て、転写バイアスローラ20aに所定のバイアス電圧を
印加することで行う。なお、中間転写ベルト19には、
感光体9に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像
を、同ー面に順次位置合せして、4色重ねのベルト転写
画像を形成し、その後、転写紙にー括転写を行う。この
中間転写ベルトユニットについては後述する。
【0013】ここで、感光体9側ではBk工程の次にC
工程に進むが、所定のタイミングからカラースキャナー
1によるC画像データ読み取りが始まり、その画像デー
タによるレーザー光書き込みで、C潜像形成を行う。C
現像器15はその現像位置に対して、先のBk潜像後端
部が通過した後で、かつC潜像の先端が到達する前に現
像スリーブ15aを回転開始して、C潜像をCトナーで
現像する。以後、C潜像領域の現像を続け、潜像後端部
が通過した時点で、先のBk現像器の場合と同様に現像
不作動状態にする。これもやはり次のM潜像先端部が到
達する前に完了させる。なお、M及びYの各工程につい
ても、それぞれの画像データ読み取り、潜像形成及び現
像の動作が上述のBk、Cの工程と同様に行なわれる。
【0014】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。図4において、中間転写ベルト19は、駆動ロ
ーラ21、転写バイアスローラ20a、及び従動ローラ
群20b,20cに張架されており、図示していない駆
動モータにより後述する如く駆動制御される。また、こ
の中間転写ベルト19が感光体9に離接可能なように、
例えば図5(a),(b)に示すような離接機構が設け
られている。すなわち、この接離機構は、感光体9に対
向するバイアスローラ20aを回動自在に支持し、かつ
支点50aを中心にして揺動自在な支持部材50と、バ
イアスローラ20aに隣合う従動ローラ20bを回動自
在に支持し、かつ支点51aを中心にして揺動自在な支
持部材51と、カム部材52とで構成されている。両支
持部材50,51は図示しない付勢部材によって上記カ
ム部材52に圧接されている。これにより、カム部材5
2の回転により、各支持部材50,51が同一距離を以
って、感光体9に対して同じ方向に移動できるようにな
っている。
【0015】中間転写ベルト19の表面に対向する所定
位置に、ベルトクリーニングユニット22が設けられて
いる。このユニット22は、ブラシローラ22a、ゴム
ブレード22b、及びベルトからの接離機構22cなど
で構成されており、1色目のBk画像をベルト転写した
後の、2、3、4色目をベルト転写している間は、接離
機構22cによってベルト面から離間し、その後の所定
タイミングで、中間ベルト19表面に接触してクリーニ
ングを行う。
【0016】また、中間転写ベルト19の上記駆動ロー
ラ21に巻きついた部分に対向するように、紙転写ユニ
ット23が設けられている。このユニット23は、紙転
写ローラ23a、ローラクリーニングブレード23b、
及びベルトからの接離機構23cなどで構成されてい
る。該紙転写ローラ23aは、通常はベルト19面から
離間しているが、中間転写ベルト19面に形成された4
色の重ね画像を、転写紙にー括転写する時にタイミング
を取って接離機構23cで押圧され、該ローラ23aに
所定のバイアス電圧を印加して紙への転写を行う。な
お、転写紙24は、給紙ローラ25、レジストローラ2
6によって、中間転写ベルト面の4色重ね画像の先端部
が、紙転写位置に到達するタイミングに合わせて給紙さ
れる。
【0017】この中間転写ベルト19の駆動の仕方とし
ては、1色目のBkトナー像のベルト転写が端部まで終
了した後の動作方式として次の3方式が考えられ、この
なかの1方式で、又はコピー速度の面からコピーサイズ
に応じてこのなかの複数の方式を効率的に組み合わせ
て、中間転写ベルト19を駆動する。 (1)まず第1の方式として一定速往動方式について説
明する。 Bkトナー像のベルト転写後も、そのまま一定速度で
往動を続ける。 そしてベルト19面上のBk画像先端位置が、再び感
光体9との接触部のベルト転写位置に到達したとき、感
光体9側は次のCトナー像の先端部が丁度その位置にく
るように、タイミングを取って画像形成されている。そ
の結果、C画像はBk画像に正確に位置合わせして中間
転写ベルト19上に重ねてベルト転写される。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み、
4色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続きそのま
ま往動しながらベルト面上の4色重ねトナー像を、上記
のように転写紙24に一括転写する。
【0018】(2)次に第2の方式としてスキップ往動
方式について説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9面
からベルト19を離間させ、そのままの往動方向に高速
スキップさせて所定量を移動したら当初の往動速度に戻
す。また、その後再び感光体9にベルト19を接触させ
る。 そしてベルト19面上のBk画像先端位置が再びベル
ト転写位置に到達したとき、感光体9側は次のCトナー
像の先端頤部が丁度その位置にくるようにタイミングを
取って画像形成されている。その結果、Cが像はBk画
像に正確に位置合わせして重ねてベルト転写される。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続きそのま
まの往動速度で、ベルト19面上の4色重ねトナー像を
転写紙24に一括転写する。
【0019】(3)次に第3の方式として往復動(クイ
ックリターン)方式について説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9面
からベルト19を離間させ、そして往動を停止させると
同時に逆方向に高速リターンさせる。リターンは、ベル
ト19面上のBk画像先端位置がベルト転写相当位置を
逆方向に通過し、更に予め設定された距離分を移動した
後に停止させて待機状態にする。 次に感光体9側のCトナー像の先端部がベルト転写位
置より手前の所定位置に到達した時点に、中間転写ベル
ト19を再び往動方向にスタートさせる。またベルト1
9を感光体9面に再び接触させる。この場合も、C画像
がベルト19面上でBk画像に正確に重なるような条件
に制御されてベルト転写される。 その後も同様の動作によってY,M画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、
リターンせずにそのままの速度で往動して、ベルト19
面上の4色重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0020】以上のようにして、中間転写ベルト面から
4色重ねトナー像をー括転写された転写紙24は、紙搬
送ユニット27で定着器28に搬送され、所定温度にコ
ントロールされた定着ローラ28aと加圧ローラ28b
でトナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬出され
フルカラーコピーを得る。
【0021】なお、ベルト転写後の感光体9は、感光体
クリーニングユニット10(クリーニング前除電器10
a、ブラシローラ10b、ゴムブレード10c)で表面
をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均一に除
電される。また、転写紙24にトナー像を転写した後の
中間転写ベルト19は、クリーニングユニット22を再
び接離機構22cで押圧して表面をクリーニングされ
る。
【0022】リピートコピーの時は、カラースキャナ1
の動作及び感光体9への画像形成は、1枚目のY(4色
目)画像工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の
Bk(1色目)画像工程に進む。また、中間転写ベルト
19の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙へのー括転
写工程に引き続き、表面をクリーニングユニット22で
クリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベ
ルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様の
動作になる。なお、転写紙カセット30、31、32、
33は、各種サイズの転写紙が収納されており、操作パ
ネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収納カセット
から、タイミングを取ってレジストローラ26方向に給
紙、搬送される。34は、OHP用紙や厚紙などの手差
し給紙トレイである。
【0023】以上は、4色フルカラーを得るコピーモー
ドの説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
と同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモー
ドの場合は、所定枚数が終了するまでの間、その色の現
像器のみを現像作動(剤穂立て)状態にして、中間転写
ベルト19は、感光体9面に接触したまま往動方向にー
定速駆動し、さらに、ベルトクリーナー22もベルト1
9に接触したままの状態で、コピー動作を行う。
【0024】なお、図6は電装系のブロック図を示すも
のであり、システム制御板40でカラープリンター2全
体の制御を行う。中間転写ベルト19の駆動ローラ21
用のベルト駆動モータ42が接続された中間転写ベルト
駆動モータ制御板43、前述の中間転写ベルト19の感
光体9に対する接離動作を行わせる機構を駆動するベル
ト接触ソレノイド44、紙転写ローラ23aを駆動ロー
ラ21に対して離接させる機構23cを駆動する紙転写
ローラ接触ソレノイド45、ベルトクリーニングユニッ
ト22を離接させる機構22cを駆動するベルトクリー
ナ接触ソレノイド16、カラープリンター2内の各種駆
動負荷47や各種プロセス負荷などが接続されている。
この各種駆動負荷47に上記定着器28の各ローラ28
a,28bを駆動するモータや定着器28に転写材を搬
送する紙搬送ユニット27を駆動するモータなどが含ま
れている。
【0025】次に、カラー複写装置の電源投入に伴うの
装置立ち上げ時における、中間転写ベルト19の動作に
ついて説明する。前述のようにカラー複写装置の放置
に、中間転写ベルト19の支持ローラ20a,20b,
21に対する巻き付き箇所に支持ローラ周面のくせが付
き、感光体9に対する接触状態で、このくせが付いたま
まの中間転写ベルト19を駆動すると感光体9表面に損
傷を与える恐れがある。そこで、本実施例においては、
電源投入時に伴う装置立ち上げ時に、上記くせを解消す
るための動作を行う。具体的には、図1(b)に示すよ
うに、中間転写ベルト19を感光体9表面から離間させ
た状態で、往動するように所定時間だけ駆動する。この
駆動時間は、くせを問題が生じない程度に解消するか又
は完全に解消する時間に設定しておく。
【0026】また、くせを解消するには、上記ベルトク
リーニングユニット22のブラシローラ22aやゴムブ
レード22bが中間転写ベルト19表面に押圧された状
態で中間転写ベルト19を駆動した方が望ましい。これ
によれば、例えば転写材の装置内におけるジャムなど発
生によって装置電源が自動的に遮断された後、又は、こ
のようなジャム発生後にジャム紙を取り除くために、外
装カバーを開くのに連動して自動的に装置電源が遮断さ
れた後に、装置電源を投入したときにも、ジャム発生時
そのままに転写残トナーが中間転写ベルト19上に残っ
ている場合にも、この転写残トナーのクリーニングを行
うことができる。従って、上記駆動の時間は、このよう
な転写残トナーをクリーニングし終える時間、例えば、
中間転写体ベルト19の1周以上に渡って回転できる時
間に設定しても良い。
【0027】更に、このくせとりなどのための所定時間
の回転中における表面の損傷や転写残トナーによる汚れ
を防止するために、図1(b)に実線で示すように、離
接機構によって上記紙転写ローラ23aを駆動ローラ2
1から離間させておくことが望ましい。図2は装置電源
と移入時に実行される以上の制御のフローチャートを示
すものである。
【0028】
【発明の効果】請求項1あるいは2の発明によれば、電
源投入時にベルトに支持ローラのくせがついている場合
にも、ベルトを像担持体から離間させた状態で所定時間
中間転写体を駆動してくせをとるので、ベルトのくせに
よる像担持体の損傷を防止できる。
【0029】そして、請求項の発明によれば、上記所
定時間中間転写体駆動の開始に伴って又は該開始以降
に、クリーナー機構を該ベルト表面に押圧させてベルト
表面をクリーニングすると共に、上記くせの解消を促進
することかできる。
【0030】また、請求項の発明によれば、上記所定
時間中間転写体駆動中、転写用部材をベルト表面から離
間させるので、転写動作を行うことのない上記所定時間
の中間転写体駆動中に、転写用部材とベルト表面とが接
触することによる両者の表面の損傷を防止でき、また、
ベルト上の残トナーで転写用部材表面を汚すことを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は中間転写ベルトの支持ローラくせの説
明図。(b)は実施例に係る中間転写ベルト支持機構の
動作説明図。
【図2】同支持機構などの制御のフローチャート。
【図3】実施例に係るカラー複写装置の全体の概略構成
図。
【図4】同カラー複写装置の感光体・中間転写ベルト回
りの拡大図。
【図5】(a)及び(b)は同中間転写ベルトの支持機
構の動作説明図。
【図6】同カラー複写装置の電装系のブロック図。
【符号の説明】
1 カラー画像読み取り装置 2 カラー画像記録装置 8 書き込み光学ユニット 9 感光体ドラム 10 感光体クリーニングユニット 11 除電ランプ 12 帯電器 14 ブラック現像器 15 シアン現像器 16 マゼンタ現像器 17 イエロー現像器 19 中間転写ベルト 20a ベルト転写バイアスローラ 21 ベルト駆動ローラ 22 ベルトクリーニングユニット 22a ブラシローラ 22b ゴムブレード 22c 接離機構 23 紙転写ユニット 23a 紙転写ローラ 23b ローラクリーニングブレード 23c 接離機構 24 転写紙 27 紙搬送ユニット 28 定着器 28a 定着ローラ 28b 加圧ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堺 良博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 宗像 伶夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 上山 英樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 杉山 実 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平1−166069(JP,A) 特開 平4−42287(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/01 114 G03G 21/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成したトナー像を、中間転
    写体に転写した後に、転写手段を用いて中間転写体から
    紙などの転写材に転写し、定着手段を用いて転写材に定
    着させる画像形成装置において、 該中間転写体を複数の支持ローラとこれらに掛け渡され
    たベルトとで構成し、 像担持体と中間転写体の対向部において両者の表面が接
    触する状態と、離間する状態とを選択的に取り得るよう
    にする離接機構と、 電源投入時に、該離接機構で中間転写体と像担持体との
    表面を離間させた状態で所定時間中間転写体を駆動させ
    る制御手段と 上記ベルト表面のクリーナー機構と、 該クリーナー機構が該ベルト表面に押圧された状態と、
    離間した状態とを選択的に取り得るようにする離接機構
    と、 上記所定時間中間転写体駆動の開始に伴って又は該開始
    以降に、該クリーナー機構を該ベルト表面に押圧させる
    離接機構制御手段とを設けたこと を特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】像担持体上に形成したトナー像を、中間転
    写体に転写した後に、転写手段を用いて中間転写体から
    紙などの転写材に転写し、定着手段を用いて転写材に定
    着させる画像形成装置において、 該中間転写体を複数の支持ローラとこれらに掛け渡され
    たベルトとで構成し、 像担持体と中間転写体の対向部において両者の表面が接
    触する状態と、離間する状態とを選択的に取り得るよう
    にする離接機構と、 電源投入時に、該離接機構で中間転写体と像担持体との
    表面を離間させた状態で所定時間中間転写体を駆動させ
    る制御手段と、 転写材を挟んで上記ベルト表面に押圧される転写用部材
    と、 該転写用部材を該ベルト表面に押圧された状態と、離間
    した状態とを選択的に取り得るようにする離接機構と、 上記所定時間中間転写体駆動中、該転写用部材を該ベル
    ト表面から離間させる離 接機構制御手段とを設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
JP18205293A 1993-06-28 1993-06-28 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3318063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18205293A JP3318063B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18205293A JP3318063B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07140805A JPH07140805A (ja) 1995-06-02
JP3318063B2 true JP3318063B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=16111502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18205293A Expired - Fee Related JP3318063B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3318063B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003202764A (ja) 2002-01-07 2003-07-18 Canon Inc 画像形成装置
JP4972429B2 (ja) * 2007-02-26 2012-07-11 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07140805A (ja) 1995-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3268061B2 (ja) 画像記録装置
JP3258772B2 (ja) 画像形成装置
JPH07295401A (ja) 記録装置
JP3533486B2 (ja) 画像形成装置
JP2002139885A (ja) 画像形成装置
JP3057121B2 (ja) 画像形成装置
US5402222A (en) Color image forming apparatus
JP3318063B2 (ja) 画像形成装置
JP3487843B2 (ja) 画像形成装置
JP3310077B2 (ja) カラー画像形成方法
JP3410844B2 (ja) 画像形成装置
JP3228778B2 (ja) 画像形成装置
JP3213390B2 (ja) 画像形成装置の動作制御方法
JP3369322B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3283335B2 (ja) クリーニング装置
JP3504310B2 (ja) 画像形成装置
JPH07311526A (ja) 電子写真装置のクリーニング装置
JP2713668B2 (ja) フルカラー複写機
JPH05313525A (ja) 画像形成装置
JP3330739B2 (ja) 画像形成装置
JP3410456B2 (ja) 画像形成装置の動作制御方法
JP2658103B2 (ja) 画像形成装置
JP2001183882A (ja) 画像形成装置
JPH08160771A (ja) 画像形成装置
JPH07134531A (ja) 複写機の動作制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110614

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110614

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120614

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees