JP3452293B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3452293B2
JP3452293B2 JP27174195A JP27174195A JP3452293B2 JP 3452293 B2 JP3452293 B2 JP 3452293B2 JP 27174195 A JP27174195 A JP 27174195A JP 27174195 A JP27174195 A JP 27174195A JP 3452293 B2 JP3452293 B2 JP 3452293B2
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秀哉 古田
令夫 宗像
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体上のトナー
像を中間転写体を介して用紙に転写する画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー複写機やカラープリンタ
では、感光体上にはY(イエロー)、M(マゼンタ)、
C(シアン)の3色、又はBk(黒)を加えた4色のそ
れぞれの工程でネガ潜像を形成し、このネガ潜像をネガ
・ポジ現像方式によりトナー像を形成し、この各トナー
像を中間転写体上に重畳して転写することによりフルカ
ラー画像を得、これを用紙に転写するようにしている。
したがって、中間転写体上において各色の画像がずれて
転写されると異常画像となる。また、この種の画像形成
装置では、黒などの1色の像を用紙に記録する場合に
も、中間転写体を介して用紙に転写される。
【0003】なお、この種の従来例としては、例えば特
開平1−166069号公報、特開平1−273074
号公報、特開平4−147170号公報、特開平4−1
38482号公報、特開平4−190275号公報、特
開平5−165383号公報に示されている。特に特開
平5−165383号公報には中間転写体から感光体へ
の逆転写による中間転写体上のトナー像の濃度低下を防
止するために、感光体上のトナー像を中間転写体に転写
する直前の位置に光除電器を設け、第2色以降の感光体
上のトナー像が光除電器の位置に来る直前に光除電器を
動作させて感光体を除電し、画像領域外では光除電を行
わない方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、感光体の表
面を均一に帯電した後、光照射によりネガの静電潜像を
形成し、これをネガ・ポジ反転現像によりトナー像に可
視化し、これを感光体と中間転写体を接触させることに
より中間転写体に転写させる場合、感光体の表面の電荷
に着目すると、画像領域中の非画像部(すなわちトナー
が無い地肌部)や、画像領域間の非画像部(すなわち白
黒画像の1枚目の画像の後端と2枚目の画像の先端との
間、カラー画像画像の1色目の画像の後端と2色目の画
像の先端との間)は帯電されたままになっている。
【0005】したがって、この状態で感光体と中間転写
体が接触しているときには、感光体上の非画像部の帯電
電荷による静電吸引力が発生するので、中間転写体が感
光体に強く吸引されて移動する。また、感光体から中間
転写体に転写させるための転写用電界が印加されている
と、その分だけ更に強い吸引力が働くことになる。
【0006】このような場合、感光体と中間転写体の速
度が正確に同一であれば問題はないが、駆動系の偏差、
特に中間転写体としてベルトを用いた構成ではベルト駆
動ローラの系の偏差等により両者に僅かな差異が発生す
るとスリップが発生し、このスリップ発生時に転写を行
っている時には異常画像となるという問題点がある。な
お、一般に、中間転写ベルトの駆動速度と実際の速度に
差異が発生した場合には、中間転写ベルトに設けたテン
ションローラにより差異を吸収するように構成されてい
るが、吸収量には限界がある。
【0007】なお、特開平5−165383号公報に
は、光除電器を動作させて感光体を除電する方法が提案
されているが、この従来例は、中間転写体から感光体へ
の逆転写による中間転写体上のトナー像の濃度低下を防
止することを目的としているので、画像領域外では光除
電を行わず、したがって、感光体と中間転写体との位置
ずれが発生すると異常画像となる。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、感光体
と中間転写体との位置ずれを防止して異常画像を防止す
ることができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、感光体面を一様に帯電して光照射により
ネガ潜像を形成し、このネガ潜像をネガ・ポジ反転現像
方式でトナー像に可視化し、このトナー像を中間転写体
に転写する画像形成装置において、前記中間転写体が駆
動ローラと従動ローラ群に懸架されて駆動される中間転
写ベルトであり、前記感光体と前記中間転写体との転写
位置の上流において前記感光体を除電する除電手段と、
前記感光体上の非画像領域を前記除電手段が除電するよ
うに制御する制御手段とを有し、前記感光体上の非画像
領域の電荷により前記中間転写体が前記感光体に吸引さ
れなくすることを特徴とする。
【0010】また、前記感光体上の先行画像の後端と後
続画像の先端との間の非画像領域を前記除電手段が除電
するように制御することを特徴とする。
【0011】さらに、前記感光体上のトナー画像領域を
前記除電手段が除電するように制御することを特徴とす
る。
【0012】また、前記感光体と前記中間転写体との転
写位置において転写用電界を印加する転写用電界印加手
段を更に備え、前記感光体上の先行画像の後端と後続画
像の先端との間の非画像領域が前記転写位置を通過する
時に前記転写用電界印加手段が転写用電界を印加しない
ように制御することを特徴とする。
【0013】さらに、感光体上の各潜像を黒、シアン、
マゼンタ、イエローのトナーで現像し、各トナー像を中
間転写体上で重畳するように転写する場合、前記感光体
上の黒のトナー画像領域を除電せず、他の色のトナー画
像領域を除電するように制御することを特徴とする。
【0014】また、前記感光体上の先行画像の後端と後
続画像の先端との間の非画像領域が前記転写位置を通過
する時に前記感光体と前記中間転写体とを離間させるこ
とを特徴とする。
【0015】さらに、前記感光体上の先行画像の後端と
後続画像の先端との間の非画像領域の距離が前記感光体
と前記中間転写体との接触距離以上であることを特徴と
する。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る画像形成装置の一実施例とし
てフルカラー複写機の制御系を示すブロック図、図2は
図1のフルカラー複写機を示す構成図、図3は図2の感
光体回りを拡大して示す構成図、図4は図1のフルカラ
ー複写機の白黒の単色モード時の動作を説明するための
タイミングチャート、図5は図1のフルカラー複写機の
C色の単色モード時の動作を説明するためのタイミング
チャート、図6は図1のフルカラー複写機のフルカラー
モード時の動作を説明するためのタイミングチャート、
図7は図1のフルカラー複写機のフルカラー時の他の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【0017】先ず、図2〜図4を参照して本実施例のフ
ルカラー複写機の構成を説明する。図2において、この
複写機は機構的に大別するとカラー画像読み取り装置
(カラースキャナ)1カラー画像記録装置(カラープ
リンタ)2により構成されている。カラースキャナ1
原稿3の画像を照明ランプ4、ミラー群5(5a〜5
c)及びレンズ6によりカラーセンサ7の受光面に結像
することにより、カラー原稿をR、G、Bの画像信号に
変換する。このR、G、Bの画像信号は図1に示すスキ
ャナ制御板37、画像処理ユニット41によりY、M、
C、Bkの信号に変換され、カラープリンタ2によりフ
ルカラー画像が用紙に記録される。
【0018】次に、カラープリンタ2について説明す
る。書き込みユニット8はレーザダイオード8a、ポリ
ゴンミラー8b、ポリゴンモータ8c、fθレンズ8d
及びミラー8eを有し、画像信号に応じて変調されたレ
ーザビームにより感光体9の表面に静電潜像を形成す
る。感光体9は反時計回り方向に回転し、その回りには
図3に詳しく示すように回転方向に沿って帯電器12、
書き込みユニット8、電位センサ13、Bk現像器1
4、C現像器15、M現像器16、Y現像器17、現像
濃度パターン検知器18、ベルト転写前除電器49、中
間転写ベルト19、クリーニングユニット(クリーニン
グ前除電器を含む)10、除電ランプ11などが配置さ
れている。
【0019】図3に示すように現像器14〜17の各々
は、感光体9上の静電潜像をそれぞれBk、C、M、Y
で現像するための現像剤を感光体9上に対向させるよう
に回転する現像スリーブ14a、15a、16a、17
aと、各現像剤を吸い上げて攪拌するために回転する現
像パドルとトナー濃度検知センサなどを有する。そし
て、先ず、Bk現像器14の現像スリーブ14aは、感
光体9上のBkの潜像の先端が到達する前に回転を開始
してBkのトナーで現像し、Bkの潜像の後端が通過す
ると次のCの潜像の先端が到達する前に回転を停止す
る。以下、C、M、Yの現像器15〜17は同様に動作
することにより、それぞれC、M、Yの潜像を現像す
る。
【0020】中間転写ベルト19は時計回り方向に感光
体9と等速度で駆動されて距離LBTだけ接触し、感光体
9上のBk、C、M、Yの各トナー像が中間転写ベルト
19上で重畳するように転写される。この転写を後述す
る「用紙転写」と区別するために「ベルト転写」という
と、このベルト転写は感光体9と中間転写ベルト19が
接触状態で転写バイアスローラ20に所定のバイアス電
圧を印加することにより行うことができる。また、代わ
りに破線で示すようにコロナチャージャ20’に高電圧
を印加することにより行うことができる。
【0021】中間転写ベルト19は駆動ローラ21、バ
イアスローラ20及びテンションローラ50を含む従動
ローラ群に懸架され、駆動ローラ21は図1に示すベル
ト駆動モータ44により駆動される。テンションローラ
50は駆動速度と実際の速度に差異が発生した場合にそ
の差異を吸収するようにバネ51により附勢されてい
る。中間転写ベルト19の回りには、トナー像を用紙に
転写するための紙転写ユニット23とベルトクリーニン
グユニット22が配置されている。
【0022】紙転写ユニット23は紙転写バイアスロー
ラ23a、ローラクリーニングブレード23b及び中間
転写ベルト19に対する接離機構23cなどにより構成
され、ベルトクリーニングユニット22はブラシローラ
22a、ゴムブレード22b及び中間転写ベルト19に
対する接離機構22cなどにより構成されている。紙転
写ユニット23及びベルトクリーニングユニット22の
各接離機構23c、22cは共に、フルカラーの場合、
プリントスタートから最後の色であるYまでのベルト転
写が終了するまで中間転写ベルト19から離れるように
制御され、ベルト転写が終了すると「用紙転写」のため
に中間転写ベルト19に接触するように制御される。
【0023】用紙は図2に示すように給紙トレイ31〜
33から給紙され、レジストローラ26により中間転写
ベルト19上のトナー像に一致するように搬送され、紙
転写ユニット23によりトナー像が転写される。この用
紙は搬送ベルト27により搬送されてトナー像が定着器
28(ローラ対28a、28b)により定着され、排紙
トレイ29上に排出される。
【0024】さて、中間転写ベルト19の動き方とし
て、1色目のBkのトナー像の後端がベルト転写された
後は次の3通りA、B、Cがあり、この中の1つの方
式、又はコピーサイズに応じたコピー速度面などを考慮
して2以上の方式が効率的に組み合わせられる。
【0025】A)一定速度往動方式 Bkのトナー像のベルト転写後もそのまま感光体9に
接触した状態で一定速度の往動を継続する。 中間転写ベルト19上のBkトナー像の先端位置が再
び感光体9とのベルト転写位置に到達した時に、感光体
9上のCトナー像の先端位置が一致するようにタイミン
グをとって感光体9上にCトナー像をベルト転写する。 M、Yについてもの方法を繰り返すことにより4色
重ねのベルト転写を行う。 Yのベルト転写に引き続いてそのまま一定速度の往動
を継続して中間転写ベルト19上の4色重ね像を用紙に
転写する。
【0026】B)スキップ往動方式 Bkのトナー像のベルト転写が終了すると、感光体9
から中間転写ベルト19が離間して往動方向に高速スキ
ップさせ、所定距離を移動すると当初の往動速度に戻
し、また、感光体9に接触させる。 中間転写ベルト19上のBkトナー像の先端位置が再
び感光体9とのベルト転写位置に到達した時に、感光体
9上のCトナー像の先端位置が一致するようにタイミン
グをとって感光体9上にCトナー像をベルト転写する。 M、Yについてもの方法を繰り返すことにより4色
重ねのベルト転写を行う。 Yのベルト転写に引き続いてそのまま一定速度の往動
を継続して中間転写ベルト19上の4色重ね像を用紙に
転写する。
【0027】C)往復動(クイックリターン)方式 Bkのトナー像のベルト転写が終了すると、感光体9
から中間転写ベルト19が離間し、往動を停止した後、
逆方向に高速でリターンする。そして、中間転写ベルト
19上のBkトナー像の先端位置がベルト転写位置を逆
方向に通過して所定距離だけ移動すると停止して待機状
態にする。 次に、感光体9上のCトナー像の先端位置がベルト転
写位置より手前の上記所定距離の位置に到達すると、中
間転写ベルト19を再び往動方向の移動を開始させると
共に感光体9に接触させることにより、感光体9上にC
トナー像をベルト転写する。 M、Yについてもの方法を繰り返すことにより4色
重ねのベルト転写を行、Yのベルト転写が終了するとリ
ターンは行わずに中間転写ベルト19上の4色重ね像を
用紙に転写する。
【0028】上記処理は4色フルカラーを得るコピーモ
ード時の処理であり、3色、2色のコピーモード時には
その指定色について処理を行う。また、単色コピーモー
ド時にはその指定色の現像器のみを動作させ、また、中
間転写ベルト19は感光体9に接触させたままで一定速
度で往動方向に移動させ、更に、紙転写ユニット23と
ベルトクリーニングユニット22も同様に中間転写ベル
ト19に接触させたままである。
【0029】次に、図1を参照してこのような複写機の
制御系を説明する。この複写機の全体の制御は、CPU
等が搭載されたシステム制御板35により行われ、この
システム制御板35にはスキャナ制御板37、画像処理
ユニット41、ポリゴンモータ42、操作部43、中間
転写ベルト駆動モータ制御板45、ベルト接触ソレノイ
ド46、紙転写ローラ接触ソレノイド47、ベルトクリ
ーナ接触ソレノイド48、ベルト転写前除電器49、ベ
ルト転写用高圧電源50などが接続されている。
【0030】スキャナ制御板37はカラーCCD7、ス
キャナモータ36等を制御することにより原稿の読み取
りを行う。画像処理ユニット41にはレーザ駆動制御板
40が接続され、レーザ駆動制御板40にはレーザ光源
38、ポリゴン同期検知器39が接続されている。中間
転写ベルト駆動モータ制御板45は中間転写ベルト19
を移動させるためのベルト駆動モータ44を制御する。
【0031】ベルト接触ソレノイド46、紙転写ローラ
接触ソレノイド47、ベルトクリーナ接触ソレノイド4
8はそれぞれ、感光体9と中間転写ベルト19の間の接
触、中間転写ベルト19と紙転写ユニット23、ベルト
クリーニングユニット22の間の接触を行うためのもの
である。ベルト転写用高圧電源50は図3に示す転写バ
イアスローラ20(又はコロナチャージャ20’)に高
電圧を印加するための電源である。
【0032】次に、図4を参照して白黒コピーモード時
の動作を説明する。図4は一例として(A)一定速度往
動方式で4枚の白黒コピーを行う場合を示し、プリント
スタートキーがオンになると、原稿がスキャナにより4
回読み取られ、各潜像が4回感光体9上に形成される。
現像器はBk現像器14のみがオン、他の現像器15〜
17はオフである。
【0033】更に、中間転写ベルト19は1枚目のベル
ト転写開始前から4枚目の用紙転写終了まで一定速度で
往動し、感光体9と中間転写ベルト19の間の接触は1
枚目のベルト転写開始時(潜像の先端形成時から時間t
0 後)から4枚目のベルト転写終了まで継続し、中間転
写ベルト19と紙転写ユニット23の接触は1枚目の用
紙転写開始前から4枚目の用紙転写終了まで継続し、中
間転写ベルト19とベルトクリーニングユニット22の
間の接触は前のコピー時のベルトクリーニングを行う時
から4枚目のベルトクリーニング終了まで継続する。
【0034】そして、ベルト転写前除電器49は感光体
9上の前のトナー像の後端と次のトナー像の先端の間の
非画像領域が除電されるようにオンになり、また、ベル
ト転写用高圧電源50は感光体9上の各トナー像の先端
と後端の間の画像区間でオンになる。したがって、感光
体9上の非画像領域が除電され、また、ベルト転写用高
圧電源50がオフであるので、ベルト転写位置を通過し
ても感光体9上の非画像部の帯電電荷による静電吸引力
とベルト転写用電界が発生しなくなる。この場合、除電
される非画像領域の距離はベルト転写距離LBT以上にな
るように制御される。
【0035】ここで、ネガ・ポジ反転現像方式の場合、
感光体9上の画像領域を光除電すると、黒トナー領域は
光が透過しないのでその回りだけ除電され、像がかえっ
て乱れることになる。そこで、白黒コピー時には前のト
ナー像の後端と次のトナー像の先端の間の非画像領域の
みを除電し、画像領域内の非トナー領域(地肌部)は除
電しないようにしている。
【0036】次に、図5を参照してC色の単色モード時
の動作を説明する。図5は同様に(A)一定速度往動方
式で4枚のC色コピーを行う場合を示し、ベルト転写前
除電器49を除き、図5に示す場合と同一である。そし
て、C色の単色モード時にはベルト転写前除電器49は
感光体9上のトナー像の1枚目の先端前から4枚目の後
端終了までオンになるように制御される。
【0037】すなわち黒トナーに比べてカラートナーは
光が透過しやすいので、前のトナー像の後端と次のトナ
ー像の先端の間の非画像領域及び画像領域内の全てが除
電されるようにしている。この場合、非画像領域と画像
領域は必要に応じて除電レベルが異なるように制御する
ことにより、カラートナー像の回りが乱れることを防止
することができる。
【0038】図6は(A)一定速度往動方式でフルカラ
ー(4色)コピーを行う場合を示している。プリントス
タートキーがオンになると、原稿がスキャナにより4回
読み取られてBk、C、M、Yのカラーデータが得ら
れ、各潜像が順次、合計4回感光体9上に形成される。
また、現像器は感光体9上の各潜像に合わせて現像器1
4〜17が順にオンになる。
【0039】更に、中間転写ベルト19は1色目のベル
ト転写開始前から4色目の用紙転写終了まで一定速度で
往動し、感光体9と中間転写ベルト19の間の接触は1
色目のベルト転写開始前から4色目のベルト転写終了ま
で継続し、中間転写ベルト19と紙転写ユニット23、
ベルトクリーニングユニット22は4色目のベルト転写
終了後に用紙転写に合わせて接触し、また、離間する。
【0040】そして、ベルト転写前除電器49は感光体
9上の1色目の(Bk)の後端から4色目の後端までオ
ンになる。ベルト転写用高圧電源50は同様に感光体9
上の各トナー像の先端と後端の間の画像区間でオンにな
る。
【0041】すなわち、Bk、C、M、Yのフルカラー
モード時には、黒の画像領域は除電しないで画像の乱れ
を防止し、C、M、Yのトナー像は除電しても画像の乱
れが少ないので、黒の画像領域の後端から画像間の非画
像領域を含むYの画像領域の後端までを除電している。
この場合にも同様に非画像領域とC、M、Yの画像領域
は必要に応じて除電レベルが異なるように制御すること
により、カラートナー像の回りが乱れることを防止する
ことができる。
【0042】図7は(C)往復動(クイックリターン)
方式でフルカラー(4色)コピーを行う場合を示し、前
述したクイックリターン方式で制御される中間転写ベル
ト19の駆動方法と感光体9と中間転写ベルト19の間
の接触方法のみが異なる。すなわち、中間転写ベルト1
9がリターンする時には感光体9と中間転写ベルト19
が離間すると共に、ベルト転写用高圧電源50がオフに
制御される。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、感
光体と中間転写体との転写位置の上流において感光体上
の非画像領域を除電するので、感光体上の非画像領域の
電荷により中間転写体が吸引されなくなり、したがっ
て、感光体と中間転写体との位置ずれを防止して異常画
像を防止することができる。
【0044】また、以下の効果を有する。感光体上の先
行画像の後端と後続画像の先端との間の非画像領域を除
電するので、感光体と中間転写体との位置ずれを防止し
て異常画像を防止することができる。
【0045】感光体上のトナー画像領域を除電するの
で、感光体と中間転写体との位置ずれを防止して異常画
像を防止することができる。
【0046】感光体上の先行画像の後端と後続画像の先
端との間の非画像領域が転写位置を通過する時に転写用
電界を印加しないので、非画像領域では更に中間転写体
が感光体に吸引されなくなり、したがって、感光体と中
間転写体との位置ずれを更に防止して異常画像を防止す
ることができる。
【0047】感光体上の各潜像を黒、シアン、マゼン
タ、イエローのトナーで現像し、各トナー像を中間転写
体上で重畳するように転写する場合、感光体上の黒のト
ナー画像領域を除電せず、他の色のトナー画像領域を除
電するので、黒のトナー画像が乱れることを防止して異
常画像を防止することができる。
【0048】感光体上の先行画像の後端と後続画像の先
端との間の非画像領域が前記転写位置を通過する時に感
光体と中間転写体とを離間させるので、感光体と中間転
写体との位置ずれを防止して異常画像を防止することが
できる。
【0049】感光体上の先行画像の後端と後続画像の先
端との間の非画像領域の距離が感光体と中間転写体との
接触距離以上であるので、感光体と中間転写体との位置
ずれを防止して異常画像を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例としてフ
ルカラー複写機の制御系を示すブロック図である。
【図2】図1のフルカラー複写機を示す構成図である。
【図3】図2の感光体回りを拡大して示す構成図であ
る。
【図4】図1のフルカラー複写機の白黒の単色モード時
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】図1のフルカラー複写機のC色の単色モード時
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】図1のフルカラー複写機のフルカラーモード時
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図7】図1のフルカラー複写機のフルカラー時の他の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
9 感光体 14〜17 現像器 19 中間転写ベルト 20 バイアスローラ 20’ コロナチャージャ 35 システム制御板 49 ベルト転写前除電器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−165383(JP,A) 特開 平3−192280(JP,A) 特開 平6−95476(JP,A) 特開 平6−43770(JP,A) 特開 平1−191168(JP,A) 特開 平6−282176(JP,A) 特開 平4−168464(JP,A) 特開 昭63−36281(JP,A) 特開 昭63−81378(JP,A) 実開 平2−73666(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体面を一様に帯電して光照射によりネ
    ガ潜像を形成し、このネガ潜像をネガ・ポジ反転現像方
    式でトナー像に可視化し、このトナー像を中間転写体に
    転写する画像形成装置において、前記中間転写体が駆動ローラと従動ローラ群に懸架され
    て駆動される中間転写ベルトであり、 前記感光体と前記
    中間転写体との転写位置の上流において前記感光体を除
    電する除電手段と、前記感光体上の非画像領域を前記除
    電手段が除電するように制御する制御手段とを有し、前
    記感光体上の非画像領域の電荷により前記中間転写体が
    前記感光体に吸引されなくすることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記感光体上の先行画像
    の後端と後続画像の先端との間の非画像領域を前記除電
    手段が除電するように制御することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記感光体上のトナー画
    像領域を前記除電手段が除電するように制御することを
    特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記感光体と前記中間転写体との転写位置
    において転写用電界を印加する転写用電界印加手段を更
    に備え、前記制御手段は、前記感光体上の先行画像の後
    端と後続画像の先端との間の非画像領域が前記転写位置
    を通過する時に前記転写用電界印加手段が転写用電界を
    印加しないように制御することを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】感光体上の各潜像を黒、シアン、マゼン
    タ、イエローのトナーで現像し、各トナー像を中間転写
    体上で重畳するように転写する場合、前記制御手段は前
    記感光体上の黒のトナー画像領域を除電せず、他の色の
    トナー画像領域を除電するように制御することを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記感光体上の先行画像
    の後端と後続画像の先端との間の非画像領域が前記転写
    位置を通過する時に前記感光体と前記中間転写体とを離
    間させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記感光体上の先行画像の後端と後続画像
    の先端との間の非画像領域の距離が前記感光体と前記中
    間転写体との接触距離以上であることを特徴とする請求
    項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
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