JP2002214930A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002214930A
JP2002214930A JP2001013687A JP2001013687A JP2002214930A JP 2002214930 A JP2002214930 A JP 2002214930A JP 2001013687 A JP2001013687 A JP 2001013687A JP 2001013687 A JP2001013687 A JP 2001013687A JP 2002214930 A JP2002214930 A JP 2002214930A
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JP2001013687A
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English (en)
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Takashi Shintani
剛史 新谷
Mitsuru Takahashi
充 高橋
Takeshi Fukao
剛 深尾
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング部材により残留トナーが除去さ
れた像担持体の画像形成領域への該クリーニング部材か
ら飛散した飛散トナーの付着によって、該画像形成領域
に形成される次のトナー像の画像品質が低下することを
防止することができる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 ベルトクリーニングブレード504によ
り残留トナーが除去された後の、少なくともベルトクリ
ーニングブレード504から飛散する飛散トナーが付着
する中間転写ベルト501の次のトナー像の1次転写領
域に、バイアス印加手段としての2次転写バイアスロー
ラ605により、該1次転写領域の表面電位が飛散トナ
ーを静電的に吸着しない表面電位となるバイアスを印加
する。これにより、中間転写ベルト501の次のトナー
像の1次転写領域に対して飛散トナーが静電的に付着し
にくくなり、中間転写ベルト501の次の1次転写領域
に形成される次のトナー像の画像品質の低下が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に関し、詳しくは、
像担持体の表面にクリーニング部材を接触させることに
より、転写材にトナー像を転写した後の像担持体上の残
留トナーを除去するクリーニング手段を備えた画像形成
装置にするものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置として、従来、感
光体ドラムや感光体ベルト、あるいは中間転写ベルトな
どの像担持体を使用し、該像担持体上に担持されたトナ
ー像を、転写手段により用紙やOHPシートなどの転写
材に転写して画像形成を行うものが知られている。この
画像形成装置においては、像担持体上に担持されたトナ
ー像が転写材に転写された後、該転写材に転写されずに
該像担持体上に残留した残留トナーを、クリーニング手
段を用いて除去するように構成されている。
【0003】例えば、特開平11−231667号公報
の「画像形成装置」においては、上記像担持体としての
感光体ドラム上の残留トナーを、上記クリーニング手段
のクリーニング部材であるクリーニングブレード及びフ
ァーブラシを用いて除去するようにしている。また、こ
の画像形成装置においては、上記感光体ドラムから1次
転写されたトナー像を担持する中間転写ベルト上の残留
トナーを、上記クリーニング部材としてのベルトクリー
ニングブレードを用いて除去するようにしている。
【0004】また、上記クリーニング部材は、像担持体
上にトナー像が担持されている状態では該像担持体の表
面から離間し、像担持体上の残留トナーを除去するとき
にのみ該像担持体の表面に接触するように、接離機構に
より像担持体に対して接離自在に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に、像担持体に対して接離するクリーニング部材を用い
て残留トナーを除去する構成の画像形成装置において
は、残留トナーを除去する過程で該クリーニング部材に
付着したトナーが、像担持体の表面から該クリーニング
部材が離間する際に飛散することがあった。このような
トナー飛散の発生は、上記接離機構によりクリーニング
部材が像担持体の表面から離間される際に、該クリーニ
ング部材に振動や衝撃が加わることが原因であると考え
られている。
【0006】このため、この種の従来の画像形成装置に
おいては、上記クリーニング部材により残留トナーが除
去された像担持体の画像形成領域に、該クリーニング部
材から飛散した飛散トナーが付着して、該画像形成領域
に形成される次のトナー像の画像品質が低下することが
あった。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、クリーニング部材に
より残留トナーが除去された像担持体の画像形成領域へ
の該クリーニング部材から飛散した飛散トナーの付着に
よって、該画像形成領域に形成される次のトナー像の画
像品質が低下することを防止することができる画像形成
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、表面にトナー像を担持する像担
持体と、該像担持体の表面に担持されたトナー像を転写
材に転写する転写手段と、該像担持体の表面に対して接
離自在に構成されたクリーニング部材を該表面に接触さ
せることにより上記転写材にトナー像を転写した後の像
担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段とを
備えた画像形成装置において、上記クリーニング部材に
より残留トナーが除去された上記像担持体の表面の、少
なくとも該クリーニング部材が該像担持体から離間する
際に飛散した飛散トナーが付着する画像形成領域に、該
画像形成領域の表面電位が該飛散トナーを静電的に吸着
しない表面電位となるようにバイアスを印加するバイア
ス印加手段を有していることを特徴とするものである。
【0009】この画像形成装置においては、上記クリー
ニング部材により残留トナーが除去された像担持体に、
該クリーニング部材が像担持体の表面から離間する際に
飛散した飛散トナーが付着することがある。そこで、該
像担持体の表面の、少なくとも該飛散トナーが付着する
画像形成領域に、上記バイアス印加手段により、該画像
形成領域の表面電位が該飛散トナーを静電的に吸着しな
い表面電位となるようにバイアスを印加する。このバイ
アスの印加により、該画像形成領域の表面電位が、上記
飛散トナーを静電的に吸着させない表面電位になる。こ
れにより、該画像形成領域に対して上記飛散トナーが静
電的に付着しにくくなり、該画像形成領域に形成される
次のトナー像の画像品質の低下を防止できるようにな
る。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1の画像
形成装置において、上記バイアス印加手段により、上記
画像形成領域の表面電位を上記飛散トナーの帯電極性と
同極性の0V以下の表面電位とするバイアスを印加する
ことを特徴とするものである。
【0011】この画像形成装置においては、上記バイア
ス印加手段により、上記飛散トナーが付着する上記像担
持体の画像形成領域に、該画像形成領域の表面電位を該
飛散トナーの帯電極性と同極性の0V以下の表面電位と
するバイアスが印加される。これにより、例えば、該画
像形成領域の表面の帯電極性と飛散トナーの帯電極性と
が互いに反発する極性となる。この結果、該画像形成領
域に対する飛散トナーの静電的な付着がより起りにくく
なり、該画像形成領域に形成される次のトナー像の画像
品質低下をより確実に防止できるようになる。
【0012】請求項3の発明は、表面にトナー像を担持
する像担持体と、該像担持体の表面に担持されたトナー
像を転写材に転写する転写手段と、上記像担持体の表面
に対して接離自在に構成されたクリーニング部材を該表
面に接触させることにより上記転写材にトナー像を転写
した後の像担持体上の残留トナーを除去するクリーニン
グ手段とを備えた画像形成装置において、上記クリーニ
ング部材により上記残留トナーが除去された上記像担持
体の表面の、少なくとも該クリーニング部材が該表面か
ら離間する際に飛散した飛散トナーが付着する画像形成
領域の手前の非画像形領域に、該非画像形成領域の表面
電位が該飛散トナーを静電的に吸着する表面電位となる
ようにバイアスを印加するバイアス印加手段を有してい
ることを特徴とするものである。
【0013】この画像形成装置においては、上記像担持
体の表面の、少なくとも上記飛散トナーが付着する画像
形成領域の手前の非画像形領域に、上記バイアス印加手
段により、該非画像形成領域の表面電位が該飛散トナー
を静電的に吸着する表面電位となるようにバイアスを印
加する。このバイアスの印加により、該非画像形成領域
の表面電位が、上記飛散トナーを静電的に吸着させる表
面電位になり、該飛散トナーが像担持体の非画像形成領
域に静電的に吸着される。これにより、像担持体の画像
形成領域への飛散トナーの付着が回避されるようにな
り、該画像形成領域に形成される次のトナー像の画像品
質低下を防止できるようになる。
【0014】また、請求項4の発明は、請求項1、2又
は3の画像形成装置において、上記転写手段は、上記転
写材の裏面から転写バイアスを印加して、該転写材の表
面に上記トナー像を転写する転写部材を有し、該転写部
材が上記バイアス印加手段のバイアス印加部材を兼ねて
いることを特徴とするものである。
【0015】この画像形成装置においては、上記転写部
材が上記バイアス印加手段のバイアス印加部材を兼ねて
いるので、新たなバイアス印加部材を設ける必要がなく
なる。これにより、上記像担持体の周辺に配置された各
作像機器のレイアウトを変更する必要がなくなり、該バ
イアス印加部材の付加によるコストアップを回避できる
ようになる。
【0016】また、請求項5の発明は、請求項1、2、
3又は4の画像形成装置において、上記像担持体は、上
記トナー像が形成された潜像担持体から1次転写手段に
より該トナー像を1次転写された後、該トナー像が2次
転写手段により上記転写材に2次転写される、高抵抗層
を有する多層構造の無端状ベルトからなる中間転写ベル
トであることを特徴とするものである。
【0017】上記像担持体として高抵抗層を有する多層
構造の無端状ベルトを用いた場合、該像担持体上にトナ
ー像を連続して1次転写した際に、該高抵抗層に残留電
荷が蓄積されやすく、この残留電荷によって上記飛散ト
ナーが該無端ベルト上に付着しやすくなる。この画像形
成装置においては、該飛散トナーが付着する該無端ベル
トの画像形成領域への飛散トナーの付着が回避されるよ
うになり、該画像形成領域に形成される次のトナー像の
画像品質低下を防止できるようになる。
【0018】また、請求項6の発明は、請求項5の画像
形成装置において、上記1次転写手段は、上記中間転写
ベルトの裏面から1次転写バイアス印加して、該中間転
写ベルトの表面に上記潜像担持体上のトナー像を1次転
写する1次転写部材を有し、該1次転写部材が上記バイ
アス印加手段を兼ねていることを特徴とするものであ
る。
【0019】この画像形成装置においては、上記1次転
写部材が上記バイアス印加手段のバイアス印加部材を兼
ねているので、新たなバイアス印加部材を設ける必要が
なくなる。これにより、上記像担持体の周辺に配置され
た各作像機器のレイアウトを変更する必要がなくなり、
該バイアス印加部材の付加によるコストアップを回避で
きるようになる。
【0020】また、請求項7の発明は、請求項1、2、
3、4、5又は6の画像形成装置において、表面にトナ
ー像が転写された転写材の裏面から分離バイアスを印加
して、該転写材を上記像担持体から分離させる転写材分
離部材を有し、該転写材分離部材が上記バイアス印加手
段のバイアス印加部材を兼ねていることを特徴とするも
のである。
【0021】この画像形成装置においては、上記転写材
分離部材が上記バイアス印加手段のバイアス印加部材を
兼ねているので、新たなバイアス印加部材を設ける必要
がなくなる。これにより、上記像担持体の周辺に配置さ
れた各作像機器のレイアウトを変更する必要がなくな
り、該バイアス印加部材の付加によるコストアップを回
避できるようになる。
【0022】また、請求項8の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6又は7の画像形成装置において、上記転
写材にトナー像を転写した後の上記像担持体の表面に除
電バイアスを印加して、該像担持体上の残留電荷を除去
する除電部材を有し、該除電部材が上記バイアス印加手
段のバイアス印加部材を兼ねていることを特徴とするも
のである。
【0023】この画像形成装置においては、上記除電部
材が上記バイアス印加手段のバイアス印加部材を兼ねて
いるので、新たなバイアス印加部材を設ける必要がなく
なる。これにより、上記像担持体の周辺に配置された各
作像機器のレイアウトを変更する必要がなくなり、該バ
イアス印加部材の付加によるコストアップを回避できる
ようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真式カラー複写機(以下、カラー複写機とい
う)に適用した実施の形態について説明する。まず、図
1を用いて、本実施の形態に係るカラー複写機の概略構
成及び動作について説明する。このカラー複写機は、カ
ラー画像読取装置(以下、カラースキャナという)1、
カラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)
2、給紙バンク3等で構成されている。
【0025】上記カラースキャナ1は、コンタクトガラ
ス121上の原稿4の画像を、照明ランプ122、ミラ
ー群123a,123b,123c、及びレンズ124
を介して、カラーセンサ125に結像する。そして、原
稿4のカラー画像情報を、例えば、Red,Gree
n,Blue(以下、それぞれR,G,Bという)の色
分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。本
例のカラーセンサ125は、R,G,Bの色分解手段
と、CCDのような光電変換素子とで構成され、該色分
解手段により色分解した原稿4の3色のカラー画像を光
電変換素子で同時に読み取っている。そして、このカラ
ースキャナ1で得たR,G,Bの色分解画像信号の強度
レベルをもとにして、図示しない画像処理部で色変換処
理を行い、Black(以下、Bkという),Cyan
(以下、Cという),Magenta(以下、Mとい
う),Yellow(以下、Yという)のカラー画像デ
ータを得る。
【0026】上記Bk,C,M,Yのカラー画像データ
を得るためのカラースキャナ1の動作は次のとおりであ
る。後述のカラープリンタ2の動作とタイミングを取っ
たスキャナスタ−ト信号を受けて、照明ランプ122及
びミラー群123a,123b,123c等からなる光
学系が矢印左方向へ原稿4を走査し、1回の走査で4色
のカラー画像データを得る。これを図示しないメモリに
格納、引き出しすることによって、順次4色のカラー画
像データを得る。そして、その都度カラープリンタ2で
順次顕像化しつつ、これを重ねあわせて最終的な4色フ
ルカラー画像を形成する。
【0027】上記カラープリンタ2は、像担持体として
の感光体ドラム200、書き込み光学ユニット220、
リボルバ現像ユニット230、中間転写ユニット50
0、2次転写装置600、定着装置270等で構成され
ている。上記感光体ドラム200は矢印の反時計方向に
回転し、その周りには、感光体クリ−ニング装置20
1、除電ランプ202、帯電器203、電位センサ20
4、リボルバ現像ユニット230の選択された現像器、
現像濃度パタ−ン検知器205、中間転写ユニット50
0、2次転写装置600などが配置されている。
【0028】また、上記書き込み光学ユニット220
は、カラースキャナ1からのカラー画像データを光信号
に変換して、原稿4の画像に対応した光書き込みを行
い、感光体ドラム200に静電潜像を形成する。この書
き込み光学ユニット220は、光源としての半導体レー
ザー221、図示しないレーザー発光駆動制御部、ポリ
ゴンミラー222とその回転用モ−タ223、f/θレ
ンズ224、反射ミラー225などで構成されている。
【0029】また、上記リボルバ現像ユニット230
は、Bk現像器231K、C現像器231C、M現像器
231M、Y現像器231Yと、各現像器を矢印の反時
計方向に回転させる後述のリボルバ回転駆動部などで構
成されている。各現像スリ−ブには図示しない現像バイ
アス電源によって負の直流電圧Vdcに交流電圧Vacが重
畳された現像バイアスが印加され、現像スリ−ブが感光
体ドラム200の金属基体層に対して所定電位にバイア
スされている。
【0030】複写機本体の待機状態では、リボルバ現像
ユニット230はBk現像器231Kが現像位置の30
度手前にセットされており、コピ−動作が開始される
と、カラースキャナ1で所定のタイミングからBkカラ
ー画像データの読み取りが開始し、このカラー画像デー
タに基づきレーザー光による光書き込み、静電潜像形成
が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像をBk
潜像という。C,M,Yについても同様)。このBk静
電潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像位置に静
電潜像先端部が到達する前に、Bk現像器231Kを現
像位置に移動し、Bk現像スリ−ブを回転開始して、B
k静電潜像をBkトナーで現像する。そして、以後Bk
静電潜像領域の現像動作を続けるが、静電潜像後端部が
Bk現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像
器が現像位置にくるまで、リボルバ現像ユニット230
が回転する。これは少なくとも、次の画像データによる
静電潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0031】中間転写ユニット500は、図2に示すよ
うに、複数のローラに張架された中間転写体である中間
転写ベルト501などで構成されている。この中間転写
ベルト501の周りには、2次転写装置600の2次転
写電荷付与手段である2次転写バイアスローラ605、
中間転写体クリーニング手段であるベルトクリーニング
ブレード504、潤滑剤塗布手段である潤滑剤塗布ブラ
シ505などが対向するように配設されている。
【0032】また、位置検知用マークが中間転写ベルト
501の外周面あるいは内周面に設けられる。但し、中
間転写ベルト501の外周面側については位置検知用マ
ークがベルトクリーニングブレード504の通過域を避
けて設ける工夫が必要であって配置上の困難さを伴うこ
とがあるので、その場合には位置検知用マークを中間転
写ベルト501の内周面側に設ける。マーク検知用セン
サとしての光学センサ514は、中間転写ベルト501
が架け渡されているバイアスローラ507と駆動ローラ
508との間の位置に設けられる。
【0033】この中間転写ベルト501は、1次転写電
荷付与手段である1次転写バイアスローラ507、ベル
ト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ509、
2次転写対向ローラ510,クリーニング対向ローラ5
11、及びフィードバック電流検知ローラ512に張架
されている。各ローラは導電性材料で形成され、1次転
写バイアスローラ507以外の各ローラは接地されてい
る。1次転写バイアスローラ507には、定電流または
定電圧制御された1次転写電源801により、トナー像
の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流又は電圧に
制御された転写バイアスが印可されている。
【0034】中間転写ベルト501は、図示しない駆動
モータによって矢印方向に回転駆動されるベルト駆動ロ
ーラ508により、矢印方向に駆動される。この中間転
写ベルト501は、半導体、または絶縁体で、単層また
は多層構造となっている。また、中間転写ベルトは、感
光体ドラム200上に形成されたトナー像を重ね合わせ
るために、通紙可能最大サイズより大きく設定されてい
る。
【0035】2次転写手段である2次転写バイアスロー
ラ605は、2次転写対向ローラ510に張架された部
分の中間転写ベルト501の表面に対して接離可能にな
っている。2次転写バイアスローラ605は、2次転写
対向ローラ510に張架された部分の中間転写ベルト5
01との間に記録紙Pを挟持するように配設されてお
り、定電流制御される2次転写電源802によって所定
電流の転写バイアスが印加されている。
【0036】レジストローラ610は、2次転写バイア
スローラ605と2次転写対向ローラ510に張架され
た中間転写ベルト501との間に、所定のタイミングで
転写材である転写紙Pを送り込む。また、2次転写バイ
アスローラ605には、クリーニング手段であるクリー
ニングブレード608が当接している。該クリーニング
ブレード608は、2次転写バイアスローラ605の表
面に付着した付着物を除去してクリーニングするもので
ある。
【0037】このような構成のカラー複写機において、
画像形成サイクルが開始されると、感光体ドラム200
は、図示しない駆動モータによって矢印で示す半時計方
向に回転され、該感光体ドラム200上に、Bkトナー
像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像
形成が行われる。中間転写ベルト501はベルト駆動ロ
ーラ508によって矢印で示す時計回りに回転される。
この中間転写ベルト501の回転に伴って、1次転写バ
イアスローラ507に印加される電圧による転写バイア
スにより、Bkトナー像、Cトナー像、Mトナー像、Y
トナー像の1次転写が行われ、最終的にBk、C、M、
Yの順に中間転写ベルト501上に各トナー像が重ね合
わせて形成される。
【0038】例えば、上記Bkトナー像形成は次のよう
に行われる。図2において、帯電チャージャ203は、
コロナ放電によって感光体ドラム200の表面を負電荷
で所定電位に一様に帯電する。上記ベルトマーク検知信
号に基づき、タイミングを定め、図示しない書き込み光
学ユニットにより、Bkカラー画像信号に基づいてレー
ザ光によるラスタ露光を行う。このラスタ像が露光され
たとき、当初一様帯電された感光体ドラム200の表面
の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失
し、Bk静電潜像が形成される。このBk静電潜像に、
Bk現像器231Kの現像ローラ上の負帯電されたBk
トナーが接触することにより、感光体ドラム200の電
荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い
部分つまり露光された部分にはトナーが吸着し、静電潜
像と相似なBkトナー像が形成される。
【0039】このようにして感光体ドラム200上に形
成されたBkトナー像は、感光体ドラム200と接触状
態で等速駆動回転している中間転写ベルト501の表面
に1次転写される。この1次転写後の感光体ドラム20
0の表面に残留している若干の未転写の残留トナーは、
感光体ドラム200の再使用に備えて、感光体クリーニ
ング装置201で清掃される。この感光体ドラム200
側では、Bk画像形成工程の次にY画像形成工程に進
み、所定のタイミングでカラースキャナによるY画像デ
ータの読み取りが始まり、そのY画像データによるレー
ザ光書き込みによって、感光体ドラム200の表面にY
静電潜像を形成する。
【0040】そして、先のBk静電潜像の後端部が通過
した後で、且つT静電潜像の先端部が到達する前にリボ
ルバ現像ユニット230の回転動作が行われ、Y現像機
231Yが現像位置にセットされ、Y静電潜像がYトナ
ーで現像される。以後、Y静電潜像領域の現像を続ける
が、Y静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現
像機231Kの場合と同様にリボルバ現像ユニットの回
転動作を行い、次のC現像機231Cを現像位置に移動
させる。これもやはり次のC静電潜像の先端部が現像位
置に到達する前に完了させる。なお、C及びMの画像形
成工程については、それぞれのカラー画像データ読み取
り、静電潜像形成、現像の動作が上述のBk、Yの工程
と同様であるので説明は省略する。
【0041】このようにして感光体ドラム200上に順
次形成されたBk、Y,C、Mのトナー像は、中間転写
ベルト501上の同一面に順次位置合わせされて1次転
写される。これにより、中間転写ベルト501上に最大
で4色が重ね合わされたトナー像が形成される。一方、
上記画像形成動作が開始される時期に、転写紙Pが転写
紙カセット又は手差しトレイなどの給紙部から給送さ
れ、レジストローラ610のニップで待機している。
【0042】そして、2次転写対向ローラ510に張架
された中間転写ベルト501と2次転写バイアスローラ
605によりニップが形成された2次転写部に、上記中
間転写ベルト501上のトナー像の先端がさしかかると
きに、転写紙Pの先端がこのトナー像の先端に一致する
ように、レジストローラ610が駆動されて、転写紙P
とトナー像とのレジスト合わせが行われる。
【0043】このようにして、転写紙Pが2次転写部を
通過すると、2次転写電源802によって2次転写バイ
アスローラ605に印可された電圧による転写バイアス
により、中間転写ベルト501上の4色重ねトナー像が
転写紙P上に一括転写(2次転写)される。この転写紙
Pは、2次転写部の下流側に配置した転写紙除電チャー
ジャ606との対向部を通過することにより除電された
後、ベルト搬送装置210,211により定着装置27
0に向けて送られる(図1参照)。そして、この転写紙
Pは、定着装置270の定着ローラ271、272のニ
ップ部でトナー像が溶融定着された後、排出ローラ21
2で装置本体外に送り出され、図示しないコピートレイ
に表向きにスタックされる。
【0044】一方、上記ベルト転写後の感光体ドラム2
00の表面は、感光体クリーニング装置201でクリー
ニングされ、図示しない除電ランプで均一に除電され
る。また、転写紙Pにトナー像を2次転写した後の中間
転写ベルト501の表面に残留した残留トナーは、図示
しない離接機構によって中間転写ベルト501に押圧さ
れるベルトクリーニングブレード504によってクリー
ニングされる。この中間転写ベルト501の表面は、ベ
ルト除電装置503により除電される。
【0045】ここで、リピートコピーの時は、カラース
キャナの動作及び感光体ドラム200への画像形成は、
1枚目の4色目(M)の画像形成工程に引き続き、所定
のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成工程
に進む。また、中間転写ベルト501は、1枚目の4色
重ねトナー像の転写紙への一括転写工程に引き続き、表
面の上記ベルトクリーニングブレード504でクリーニ
ングされた領域に、2枚目のBkトナー像が1次転写さ
れるようにする。その後は、1枚目と同様動作になる。
以上は、4色フルカラーコピーを得るコピーモードであ
ったが、3色コピーモード、2色コピーモードの場合
は、指定された色と回数の分について、上記同様の動作
を行うことになる。また、単色コピーモードの場合は、
所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像ユニット2
30の所定色の現像機のみを現像動作状態にして、ベル
トクリーニングブレード504を中間転写ベルト501
に押圧させた状態のままの位置にしてコピー動作を行
う。
【0046】以上は、4色フルカラーコピーを得るコピ
ーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモード
の場合は、所定枚数の複写が終了するまでの間、リボル
バ現像ユニット230の所定色の現像器のみを現像動作
状態にしておき、ベルトクリーニングブレード504を
中間転写ベルト501に押圧させた状態のままでコピー
動作を行う。
【0047】ところで、上述のように、像担持体である
中間転写ベルト501に対して接離するベルトクリーニ
ングブレード504を用いて残留トナーを除去する構成
の複写機においては、中間転写ベルト501上の残留ト
ナーを除去する過程でベルトクリーニングブレード50
4に付着したトナーが、中間転写ベルト501からベル
トクリーニングブレード504が離間する際に飛散する
ことがあった。このため、この複写機においては、ベル
トクリーニングブレード504により残留トナーが除去
された中間転写ベルト501の画像形成領域、つまり中
間転写ベルト501の次のトナー像の1次転写領域に、
該ベルトクリーニングブレード504から飛散した飛散
トナーが付着して、該画像形成領域に形成される次のト
ナー像の画像品質が低下することがあった。
【0048】そこで、本実施形態に係る複写機において
は、上記ベルトクリーニングブレード504により残留
トナーが除去された後の、少なくとも該ベルトクリーニ
ングブレード504から飛散した飛散トナーが付着する
上記中間転写ベルト501の次のトナー像の1次転写領
域に、バイアス印加手段により、該1次転写領域の表面
電位が該飛散トナーを静電的に吸着しない表面電位とな
るようなバイアスを印加する。これにより、中間転写ベ
ルト501次のトナー像の1次転写領域の表面電位が、
上記飛散トナーを静電的に吸着させない表面電位にな
る。この結果、中間転写ベルト501の次のトナー像の
1次転写領域に対して上記飛散トナーが静電的に付着し
にくくなり、該中間転写ベルト501の次の1次転写領
域に形成される次のトナー像の画像品質が低下すること
を防止できるようになる。
【0049】ここで、本発明者等が行った実験の結果、
上記中間転写ベルト501の次の1次転写領域に印加す
るバイアスは、該1次転写領域の表面電位を上記飛散ト
ナーの帯電極性と同極性の0V以下の表面電位とするバ
イアスであることが好ましいことが判った。上記実験で
は、次の表1及び表2に示すように、上記中間転写ベル
ト501の次の1次転写領域にバイアスを印加するバイ
アス印加手段として、2種類の2次転写ローラ(上記2
次転写バイアスローラ605)を使用し、該中間転写ベ
ルト501の表面電位(中央)を+400V〜−380
Vの間で変化させて、各表面電位で各10枚の転写紙P
に画像形成を行った。そして、各転写紙Pの上記飛散ト
ナーの付着度合いを5段階のランクに分類した。ここで
は、上記トナーとして、負極性の帯電トナーを使用し
た。
【表1】
【表2】
【0050】表1及び表2において、ランク5は上記飛
散トナーの付着が全く無い転写紙Pの枚数、ランク3以
上は上記飛散トナーの付着が許容できる範囲の転写紙P
の枚数、ランク2.5以下は上記飛散トナーの付着が許
容できない範囲の転写紙Pの枚数、ランク1は上記飛散
トナーの付着が最も著しい転写紙Pの枚数を示してい
る。表1及び表2から明らかなように、上記中間転写ベ
ルト501の次の1次転写領域に印加するバイアスは、
該1次転写領域の表面電位を上記飛散トナーの帯電極性
と同極性の0V以下の表面電位とするバイアスであるこ
とが好ましい。これは、該1次転写領域の表面電位を上
記飛散トナーの帯電極性と同極性の0V以下の表面電位
とすることにより、該1次転写領域の表面の帯電極性と
飛散トナーの帯電極性とが互いに反発する極性となり、
該1次転写領域に対する飛散トナーの静電的な付着が起
りにくくなることによる。
【0051】なお、上記実験では、上記バイアス印加手
段のバイアス印加部材として、上記2次転写バイアスロ
ーラ605を使用しているが、このバイアス印加手段と
しては、上記1次転写バイアスローラ507、上記ベル
ト除電装置503、又は上記転写紙除電チャージャ60
6を用いることができる。また、これらの2次転写バイ
アスローラ605、1次転写バイアスローラ507、ベ
ルト除電装置503、及び転写紙除電チャージャ606
を併用してもよい。このように、上記バイアス印加手段
のバイアス印加部材として、既存のバイアス印加部材を
使用することにより、新たなバイアス印加部材を設ける
必要がなくなり、上記中間転写ベルト501の周辺に配
置された各作像機器のレイアウトを変更する必要がな
く、該バイアス印加部材の付加によるコストアップを回
避できるようになる。
【0052】ところで、上記中間転写ベルト501とし
て高抵抗層を有する多層構造の無端状ベルトを用いた場
合には、該中間転写ベルト501上にトナー像を連続し
て1次転写した際に、該高抵抗層に残留電荷が蓄積され
やすく、この残留電荷によって上記飛散トナーが該中間
転写ベルト501上に付着しやすくなる。本実施形態に
係る複写機においては、該飛散トナーのトナー飛散領域
と最初に対面する該中間転写ベルト501の画像形成領
域への飛散トナーの付着が回避されるようになり、該画
像形成領域に形成される次のトナー像の画像品質低下を
防止できるようになる。
【0053】次に、本発明の他の実施形態に係る複写機
の一例について説明する。この複写機は、上記ベルトク
リーニングブレード504により上記残留トナーが除去
された上記中間転写ベルト501の表面の、少なくとも
該ベルトクリーニングブレード504が該表面から離間
する際に飛散した飛散トナーが付着する該中間転写ベル
ト501の画像形成領域の手前の非画像形領域に、該非
画像形成領域の表面電位が該飛散トナーを静電的に吸着
する表面電位となるようにバイアスを印加する。具体的
には、例えば、図3に示すように、上記バイアス印加手
段により、上記中間転写ベルト501の非画像形成領域
を、負極性に帯電した上記飛散トナーが付着する正極性
に帯電させる。これにより、該中間転写ベルト501の
非画像形成領域の表面電位が、上記飛散トナーを静電的
に吸着させる表面電位になる。この結果、上記飛散トナ
ーが中間転写ベルト501の非画像形成領域に静電的に
吸着され、上記トナー飛散領域と最初に対面する画像形
成領域(次の1次転写領域)への飛散トナーの付着が回
避されるようになり、該画像形成領域に形成される次の
トナー像の画像品質低下を防止できるようになる。
【0054】なお、本実施形態では、上記像担持体がベ
ルト状中間転写体(中間転写ベルト501)である場合
について説明したが、本発明は、像担持体がドラム状中
間転写体である画像形成装置にも適用することができ
る。さらに、本実施形態は、中間転写ユニット500を
備えた画像形成装置に適用した例であるが、例えば、中
間転写ユニットを備えておらず、像担持体から転写材搬
送ベルトで搬送される転写材に直接転写を行う構成の画
像形成装置にも同様に適用できるものである。この場
合、上記転写材搬送ベルトが像担持体となる。
【0055】また、上記実施形態では、感光体ドラム2
00の帯電電位が負極性であり、2成分系現像剤を用い
た反転現像方式を採用する現像器を備えた場合について
説明したが、本発明は、感光体ドラム200の帯電電位
が負極性であるものに限定されることなく、また、1成
分系現像剤を用いたものや正規現像方式を採用したもの
にも同様に適用できるものである。
【0056】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、像担持
体の画像形成領域の表面電位が、クリーニング部材から
の飛散トナーを静電的に吸着させない表面電位になるの
で、該画像形成領域に対して上記飛散トナーが静電的に
付着しにくくなり、該画像形成領域に形成される次のト
ナー像の画像品質の低下を防止できるようになるという
優れた効果がある。
【0057】特に、請求項2の発明によれば、上記画像
形成領域の表面の帯電極性と飛散トナーの帯電極性とが
互いに反発する極性となるので、該画像形成領域に対す
る飛散トナーの静電的な付着がより起りにくくなり、該
画像形成領域に形成される次のトナー像の画像品質低下
をより確実に防止できるようになるという優れた効果が
ある。
【0058】請求項3乃至8の発明によれば、像担持体
の画像形成領域の手前の非画像形成領域の表面電位が、
上記飛散トナーを静電的に吸着させる表面電位になるの
で、上記飛散トナーが像担持体の画像形成領域に付着す
る前に該非画像形成領域に静電的に吸着される。これに
より、該画像形成領域への飛散トナーの付着が回避され
るようになり、該画像形成領域に形成される次のトナー
像の画像品質低下を防止できるようになるという優れた
効果がある。
【0059】特に、請求項4の発明によれば、転写部材
が上記バイアス印加手段のバイアス印加部材を兼ねてい
るので、新たなバイアス印加部材を設ける必要がなく、
上記像担持体の周辺に配置された各作像機器のレイアウ
トを変更する必要がなくなり、該バイアス印加部材の付
加によるコストアップを回避できるようになるという優
れた効果がある。
【0060】また、請求項5の発明によれば、上記飛散
トナーが付着する無端ベルトからなる像担持体の画像形
成領域への飛散トナーの付着が回避されるようになり、
該画像形成領域に形成される次のトナー像の画像品質低
下を防止できるようになるという優れた効果がある。
【0061】また、請求項6の発明によれば、1次転写
部材が上記バイアス印加手段のバイアス印加部材を兼ね
ているので、新たなバイアス印加部材を設ける必要がな
く、上記像担持体の周辺に配置された各作像機器のレイ
アウトを変更する必要がなくなり、該バイアス印加部材
の付加によるコストアップを回避できるようになるとい
う優れた効果がある。
【0062】また、請求項7の発明によれば、転写材分
離部材が上記バイアス印加手段のバイアス印加部材を兼
ねているので、新たなバイアス印加部材を設ける必要が
なく、上記像担持体の周辺に配置された各作像機器のレ
イアウトを変更する必要がなくなり、該バイアス印加部
材の付加によるコストアップを回避できるようになると
いう優れた効果がある。
【0063】また、請求項8の発明によれば、除電部材
が上記バイアス印加手段のバイアス印加部材を兼ねてい
るので、新たなバイアス印加部材を設ける必要がなく、
上記像担持体の周辺に配置された各作像機器のレイアウ
トを変更する必要がなくなり、該バイアス印加部材の付
加によるコストアップを回避できるようになるという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカラー複写機の概略構
成を示す正面図。
【図2】上記カラー複写機の要部の概略構成を示す正面
図。
【図3】本発明の他の実施形態に係るカラー複写機の非
画像形成領域を正極性に帯電させた中間転写ベルトの要
部概略図。
【符号の説明】
200 感光体ドラム 203 帯電チャージャ 220 書き込み光学ユニット 230 リボルバ現像ユニット 500 中間転写ユニット 501 中間転写ベルト 503 ベルト除電装置 504 ベルトクリーニングブレード 507 1次転写バイアスローラ 508 ベルト駆動ローラ 600 2次転写装置 605 2次転写バイアスローラ 606 転写紙除電チャージャ P 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深尾 剛 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 EA03 ED24 ED26 2H032 BA09 BA30 CA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にトナー像を担持する像担持体と、該
    像担持体の表面に担持されたトナー像を転写材に転写す
    る転写手段と、該像担持体の表面に対して接離自在に構
    成されたクリーニング部材を該表面に接触させることに
    より上記転写材にトナー像を転写した後の像担持体上の
    残留トナーを除去するクリーニング手段とを備えた画像
    形成装置において、 上記クリーニング部材により残留トナーが除去された上
    記像担持体の表面の、少なくとも該クリーニング部材が
    該像担持体から離間する際に飛散した飛散トナーが付着
    する画像形成領域に、該画像形成領域の表面電位が該飛
    散トナーを静電的に吸着しない表面電位となるようにバ
    イアスを印加するバイアス印加手段を有していることを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記バイアス印加手段により、上記画像形成領域の表面
    電位を上記飛散トナーの帯電極性と同極性の0V以下の
    表面電位とするバイアスを印加することを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】表面にトナー像を担持する像担持体と、該
    像担持体の表面に担持されたトナー像を転写材に転写す
    る転写手段と、上記像担持体の表面に対して接離自在に
    構成されたクリーニング部材を該表面に接触させること
    により上記転写材にトナー像を転写した後の像担持体上
    の残留トナーを除去するクリーニング手段とを備えた画
    像形成装置において、 上記クリーニング部材により上記残留トナーが除去され
    た上記像担持体の表面の、少なくとも該クリーニング部
    材が該表面から離間する際に飛散した飛散トナーが付着
    する画像形成領域の手前の非画像形領域に、該非画像形
    成領域の表面電位が該飛散トナーを静電的に吸着する表
    面電位となるようにバイアスを印加するバイアス印加手
    段を有していることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の画像形成装置におい
    て、 上記転写手段は、上記転写材の裏面から転写バイアスを
    印加して、該転写材の表面に上記トナー像を転写する転
    写部材を有し、該転写部材が上記バイアス印加手段のバ
    イアス印加部材を兼ねていることを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
    おいて、 上記像担持体は、上記トナー像が形成された潜像担持体
    から1次転写手段により該トナー像を1次転写された
    後、該トナー像が2次転写手段により上記転写材に2次
    転写される、高抵抗層を有する多層構造の無端状ベルト
    からなる中間転写ベルトであることを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】請求項5の画像形成装置において、 上記1次転写手段は、上記中間転写ベルトの裏面から1
    次転写バイアス印加して、該中間転写ベルトの表面に上
    記潜像担持体上のトナー像を1次転写する1次転写部材
    を有し、該1次転写部材が上記バイアス印加手段を兼ね
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6の画像形
    成装置において、 表面にトナー像が転写された転写材の裏面から分離バイ
    アスを印加して、該転写材を上記像担持体から分離させ
    る転写材分離部材を有し、該転写材分離部材が上記バイ
    アス印加手段のバイアス印加部材を兼ねていることを特
    徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6又は7の画
    像形成装置において、 上記転写材にトナー像を転写した後の上記像担持体の表
    面に除電バイアスを印加して、該像担持体上の残留電荷
    を除去する除電部材を有し、該除電部材が上記バイアス
    印加手段のバイアス印加部材を兼ねていることを特徴と
    する画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100381948C (zh) * 2003-10-17 2008-04-16 富士施乐株式会社 成像装置、更换单元和清洁器
US7643767B2 (en) 2006-03-02 2010-01-05 Ricoh Co., Ltd. Transfer-fixing unit and image forming apparatus for enhanced image quality
US7711301B2 (en) 2006-03-10 2010-05-04 Ricoh Company, Ltd. Image transfer device for image forming apparatus
US8041246B2 (en) 2007-10-02 2011-10-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus including a separable cleaning member and image forming method including controlling a seperable cleaning member

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