JPH09146438A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH09146438A
JPH09146438A JP8234744A JP23474496A JPH09146438A JP H09146438 A JPH09146438 A JP H09146438A JP 8234744 A JP8234744 A JP 8234744A JP 23474496 A JP23474496 A JP 23474496A JP H09146438 A JPH09146438 A JP H09146438A
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Nobuo Iwata
信夫 岩田
Shingo Kato
眞吾 加藤
Yutaka Shio
豊 塩
Tomonori Yabuta
知典 薮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルト上に各色のトナーを重ね合わ
せるタイプのカラー画像形成装置において、クリーニン
グブレードが中間転写ベルトに当接することによる中間
転写ベルトの回転速度変動の影響を受けず、正しい位置
検出マークの検出を行い、色ずれの発生を防止したフル
カラー画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体ベルト上に順次形成される複数色
のトナー像を中間転写ベルト上に順次色を重ねて転写
し、中間転写ベルト上に形成されたフルカラー画像を転
写紙上に転写する方式のカラー画像形成装置において、
中間転写ベルト上に設けたマークの検出信号に基づいて
感光体ベルト上に各色の画像に対応する静電潜像の形成
を開始するとともに、フルカラー画像を複数枚連続して
出力する際のすくなくとも2枚目以降の画像形成動作時
には、クリーニング終了後、すなわちクリーニングブレ
ードが中間転写ベルトから離れた後に1色目のマーク検
出を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、感光体上に各色のトナ
ー像を順次形成しながら中間転写体上に各色のトナー像
を重ね合わせてフルカラー画像を形成し、最後に転写紙
上にフルカラー画像を転写するタイプのカラー画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の普及により、コンピュータの
出力機器として電子写真プロセスとレーザ技術とを用い
た、所謂、レーザープリンタが広く用いられてきた。特
に、近年はフルカラー出力の要求に応えるため、カラー
レーザープリンタが広く用いられている。一般にカラー
レーザープリンタは、シアン、マゼンタ、イエローの3
色若しくはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4
色のトナーを重ねてフルカラーの画像を形成するもので
あり、従って、各色のトナー像を中間転写体上に重ね合
わせるに際しては、各色の画像を正確に位置合わせを行
う必要がある。
【0003】上述したように各色の画像を迅速に位置合
わせするものとして、特開平5−150574号公報に
開示された技術があり、これは中間転写体の周長と感光
体の周長とが僅かに異なっているため、各色のトナー像
を重ね合わせる際のホームポジションの原点復帰処理、
すなわち、中間転写体と感光体1周分の空回しが発生
し、印字速度が低下することに鑑み、感光体に1つの位
置検出マークを設け、また中間転写体上に複数の位置検
出マークを設けることにより、ホームポジションの原点
復帰処理の際に中間転写体と感光体をわずかな量回転さ
せるのみで行うことにより印字速度の低下を防ぐもので
ある。図11は従来のカラー画像形成装置の動作タイム
チャートを示した図であり、各色の光書き込みは中間転
写ベルト上に設けられたマークを検出した後行われ、1
色目〜3色目または4色目まで順次書き込みが行われ、
その後、各色のトナー像の現像及び一次転写が行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中間転
写体上に各色のトナーを重ね合わせるタイプのカラー画
像形成装置においては、中間転写体上に複数の位置検出
マークを設けたとしても、フルカラー画像を複数枚連続
して出力する場合に、2枚目以降の1色目を中間転写体
上にトナー像として形成する際に、中間転写体にクリー
ニングブレードを当接、すなわち、中間転写体のクリー
ニング処理が行われ、2色目以降はクリーニングブレー
ドが中間転写体から離れた状態となっているため、中間
転写体にクリーニングブレードを当接させた際の該中間
転写体の回転速度と、中間転写体にクリーニングブレー
ドを当接させない際の中間転写体の回転速度とが異な
り、このように中間転写体の回転速度に差がある状態で
位置検出マークの検出が行われるため、色重ねの工程に
おいて、1色目と2色目以降とに色ずれが発生してしま
うという問題点があった。本発明は、上述したような従
来の問題点を除去するためになされたものであって、中
間転写体上に各色のトナーを重ね合わせるタイプのカラ
ー画像形成装置であって、中間転写体上に形成されたカ
ラートナー像を紙に転写した後に、該中間転写体の表面
に付着した残留トナーをクリーニングブレードなどのク
リーニング手段によって除去するタイプのものにおい
て、クリーニング手段が中間転写体に当接することによ
る中間転写体の回転速度変動の影響を受けず、正しい位
置検出マークの検出を行い、色ずれの発生を防止したフ
ルカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、感光体(感光体ベルト、感
光体ドラム、等)と、この感光体に各色の画像に対応す
る静電潜像を形成する潜像形成手段(レーザー光源、光
源からのレーザービームをスキャンするポリゴンミラ
ー、レーザー光源およびポリゴンミラーを画像データに
基づいて駆動制御する制御装置、スキャンされたビーム
を感光体表面に導くレンズ、ミラー等からなる光書込み
装置)と、上記静電潜像をそれぞれ対応する色のトナー
により現像するための複数色の現像ユニットと、これら
現像ユニットを支持すると共に所望の現像ユニットを各
色に共通の所定の現像位置に移動させる可動支持体と、
前記感光体上のトナー像が転写される中間転写体(中間
転写ローラ、中間転写ドラム、等)とを備え、感光体上
に順次形成される複数色のトナー像を中間転写体上に順
次色を重ねて転写し、中間転写体上に形成されたフルカ
ラー画像を転写紙上に転写する方式のカラー画像形成装
置であって、紙転写後に走行する中間転写体の面上の残
留トナーをクリーニングすべく中間転写体に対して接離
可能に設けられたクリーニング手段(クリーニングブレ
ード等)を備えたカラー画像形成装置において、前記中
間転写体上にその走行位置を知らせるべく設けられたマ
ークと、このマークを検出する検出手段とを備え、該検
出手段の検出信号に基づいて前記感光体上に各色の画像
に対応する静電潜像の形成を開始するとともに、フルカ
ラー画像を複数枚連続して出力する際のすくなくとも2
枚目以降の画像形成動作時には、前記クリーニング手段
のクリーニング動作が終了した後に1色目のマーク検出
を行うようにしたことを特徴とする。また、請求項2記
載の発明は、請求項1記載のカラー画像形成装置におい
て、前記クリーニング手段のクリーニング動作が終了し
てから所定時間経過後に1色目のマーク検出を行うよう
にしたことを特徴とする。
【0006】上記請求項1の発明では、フルカラー画像
を複数枚連続して出力する際の2枚目以降の画像形成動
作時には、クリーニング手段のクリーニング動作終了
後、すなわち中間転写体からクリーニング手段が離れ、
中間転写体の速度がクリーニング手段接触前の正常な速
度に復帰した後に、色合わせのための位置検出マークの
検出を行うため、1色目と2色目以降との色ずれが発生
せず、精度の高い高品質なフルカラー画像を得ることが
可能となる。また、請求項2の発明では、クリーニング
手段のクリーニング動作が終了してから所定時間経過
後、すなわち中間転写体からクリーニング手段が離れて
から所定時間経過し、中間転写体の速度がクリーニング
手段接触前の正常な速度に確実に復帰した後に位置検出
マークの検出を行うため、1色目と2色目以降とに色ず
れが発生せず、より精度の高い高品質なカラー画像を得
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカラー画像形
成装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に
係るカラー画像形成装置の実施の形態の一例を示す概略
全体構成図、図2は図1に示すカラー画像形成装置の感
光体ベルト及び中間転写ベルトの部分の詳細図であり、
1は感光体ベルト、2は感光体駆動ローラー、3は光書
き込み装置、4は現像器、5は中間転写ベルト、6は中
間転写ベルト駆動ローラー、7はベルト基準位置検出セ
ンサーである。また8は転写ローラー、9は帯電ローラ
ー、10は感光体クリーニング装置、11は中間転写ベ
ルトクリーニング装置、12は定着装置、13は転写
紙、30は中間転写ベルト5上に設けられた位置検出マ
ークである。このように構成したカラー画像形成装置
は、感光体ベルト1を帯電ローラー9により一様に電荷
を与えて帯電させ、光書き込み装置3により感光体ベル
ト1上に潜像を形成するが、各色の光書き込みのスター
トタイミングは中間ベルト5上に設けたマーク30を検
知することにより行われる。
【0008】現像器4はシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の4色の現像
ユニット4C、4M、4Y、4Bを可動支持体4aの外
周部に周方向に等間隔に並べて保持してなり、各現像ユ
ニット4C、4M、4Y、4Bが感光体ベルト1と当接
するように可動支持体4aが90゜づつ回転する構造に
なっている。感光体ベルト1上に形成されるトナー像は
1色目〜4色目まで順に色を変えて4色分形成される。
そして、これらのトナー像が中間ベルト5上に1色目か
ら4色目まで重ね合わせながら転写されることによりフ
ルカラー画像を形成した後、そのフルカラー画像を転写
ローラ8により転写紙13上に転写し、定着装置12の
ローラー間を通して転写紙13上に定着することにより
フルカラー画像プリントを得る。紙転写後は、中間転写
ベルト5の紙転写部の下流側近傍に設けられたクリーニ
ング装置11によって、紙転写後に中間転写ベルト5の
表面に付着している残留トナーを掻き取り、該中間転写
ベルト5の表面をクリーニングする。
【0009】図3はクリーニング装置の構成を示す概略
図である。このクリーニング装置11は、水平支軸31
を中心に上下に揺動可能に設けられたブレードホルダ3
2の一端上部にウレタンゴムで形成したクリーニングブ
レード33を保持し、ブレードホルダ32の他端をスプ
リング34を介してDCソレノイド35に連結してな
り、DCソレノイド35に通電することにより、図中に
破線で示すようにクリーニングブレード33を中間転写
ベルト5に当接させて、中間転写ベルト5の表面に付着
している残留トナーを掻き取る仕組みになっている。
尚、画像形成中はクリーニングブレード33は中間転写
ベルト5の表面と非接触の状態にある。図4は上記DC
ソレノイド35の通電状態と中間転写ベルト5の速度と
の関係を示す図であり、通電と同時にベルト速度は低下
し始め、ある時間aで一定の速度(V−α)となる。そ
して、通電OFF後、ベルト速度は上昇し始め、ある時
間bで正常な速度(V)に戻る。
【0010】図5は本発明に係るカラー画像形成装置の
感光体ベルト及び中間転写ベルトを含む駆動部の構成を
示す斜視図であり、20はベルト駆動モーター、21は
第1歯付ベルト、22は第1駆動プーリー、23は第1
従動プーリー、24a、bはカップリングである。また
25は第2歯付ベルト、26は第2駆動プーリー、27
は第2従動プーリー、28は第1歯車、29は第2歯
車、30はベルトマークである。上記構成により、ベル
ト駆動モーター20の回転を第1歯付ベルト21、第1
駆動プーリー22、第1従動プーリー23により減速
し、カップリング24a、24bを介して感光体ベルト
駆動ローラー2に伝達する。尚、図においてカップリン
グ24a、24bは遊離した状態を示しているが、ベル
ト駆動モータ20の回転力伝達時にはカップリング24
a、24bは連結するものである。このようにカップリ
ングにより感光体ベルト駆動モータを直接駆動するの
は、ギヤ等を用いると精度による回転ムラが発生してし
まい、またベルトユニットの寿命による交換が必要とな
るためにベルトを駆動部に対して着脱可能とする必要性
があるからである。また、上記においては、中間転写ベ
ルト5の駆動は感光体ベルト駆動ローラ2の回転を第2
歯付ベルト25、第2駆動プーリー26、第2従動プー
リー27を用いて伝達することによって行い、更に第1
及び第2歯車28、29により回転方向を反転させてい
る。したがって、一個のモータにより感光体ベルト1及
び中間転写ベルト5の両ベルトを駆動できるので、装置
を安価に構成できると共に回転ムラの波形を一定にする
上でも有効である。中間転写ベルト5上に各色のトナー
像を位置合わせして重ねるために、ベルト位置検出セン
サー(図1の符号7)により中間転写ベルト5上のマー
ク30を検出し、該検出タイミングに同期して画像の形
成をスタートし、中間転写ベルト上の同一区間にトナー
画像を重ね合わせる。
【0011】以下、本発明に係るカラー画像形成装置の
トナー像重ね合わせについて説明する。ここでは、中間
転写ベルト5上に5つのマーク30が設けられている場
合について説明する。図6は本発明に係るカラー画像形
成装置のマーク検出、光書き込み、一次転写、紙転写、
中間転写ベルトクリーニング及び中間転写ベルト速度を
示したタイミングチャートである。先ず、中間転写ベル
ト5上に設けられたマーク30の第1番目を検出した際
に、光書き込みが行われ、一次転写がその後行われる。
また、次のタイミングで第1番目のマーク30が検出さ
れた際に2色目の光書き込みが行われ、その後、順次第
1番目のマーク30を検出する度に3色目、4色目の光
書き込みが行われる。そして、4色目の一次転写が終了
した後、紙転写が行われ、該紙転写とほぼ同時に転写を
終了した中間転写ベルトの表面に残留したトナーを清掃
除去するためにクリーニング処理が行われる。このと
き、中間転写ベルト5の速度はクリーニングが開始され
る前はVであり、クリーニングが開始されるとクリーニ
ングブレード33と中間転写ベルト5との摩擦力により
V−αとなる。
【0012】従来のカラー画像形成装置は、クリーニン
グを行っている際に2枚目の第1色目の光書き込みが行
われていたため、中間転写ベルトの速度が2枚目、第2
色目以降の中間転写ベルトの回転速度と異なり、色ずれ
を発生していたが、本発明に係るカラー画像形成装置で
は1枚目のクリーニングが終了した後に最初に検出され
たベルトマーク(図においてはベルトマーク3を2枚目
のベルトマーク1として扱う)を2枚目の第1色目のタ
イミングとして光書き込みが行われ、その後、当該ベル
トマークを基準として各色のトナー像の重ね合わせ処理
が行われるため、色ずれが発生せず、高精度・高品位な
カラー画像を得ることが可能となる。
【0013】すなわち、中間転写ベルト5の回転速度が
規定速度Vの状態で常に第1色目〜第4色目の転写タイ
ミングを決定するため、フルカラー画像を複数枚連続し
て出力する場合であっても色重ねの工程において、1色
目と2色目以降とに色ずれが発生することがない。ま
た、一般的には、クリーニングブレード33が中間転写
ベルト5より遊離した後、暫くの間は中間転写ベルト5
の回転速度は規定速度Vに達せず、不安定な状態となる
ことが多い。この場合のタイミングチャートを図7に示
す。
【0014】同図に示したように、中間転写ベルト5の
ベルト速度はクリーニングが開始されると速度VからV
−αまで徐々に低下し、クリーニング中はほぼV−αで
安定し、更にクリーニングが終了すると、速度V−αか
らVまで徐々に増加するが、上述した例のように、クリ
ーニング終了後、最初に検出されたマーク30を基準と
して2枚目以降の第1色目の処理を行うと、中間転写ベ
ルト5のベルト速度がV−α’であるにも拘わらず、第
1色目の光り書き込みが行われ、色ずれが発生する虞が
ある。この問題点を解決するためには、図8に示したよ
うに1枚目のクリーニングが終了し、中間転写ベルト5
が規定速度Vに復帰した後、検出されたベルトマーク
(図においてはベルトマーク4)を2枚目の第1色目の
動作開始基準となるベルトマークとすればよい。このた
めには、中間転写ベルト5の速度変動を予め予測し、ク
リーニング終了(ベルト速度V−α)から時間t経過し
た後(ベルト速度V)、初めて検出されたベルトマーク
を基準として2枚目以降の光書き込み、転写等の処理を
行うように制御すればよい。このようにして、確実に色
ずれを防止することが可能となる。
【0015】次に、この実施の形態のカラー画像形成装
置の動作を図9、図10に示すフローチャートに従って
説明する。なお、カラー画像形成装置の動作制御は、図
示しない制御部によってなされるものとする。図9は本
発明の第1の実施の形態の動作例を示すフローチャート
であり、図6に示したタイミングチャートに対応した動
作例を示している。このフローでは、まずプリントスタ
ート信号により、感光体ベルト1及び中間転写ベルト5
の駆動モーター20の回転をスタートし(S1)、それ
と同時にタイマー1による時間計測を開始する。その
後、タイマー1による計測時間が駆動モーター20の回
転が安定するまでに要する時間として予め設定された所
定の時間になるまで待ち(S2→S2)、所定の時間に
なったら(S2でYes)、ベルト基準位置検出センサ
ー7によりマーク30の検出を開始する(S3)。そし
て、マーク30(図6中マーク1)が検出されたら、マ
ーク検知数カウンタnの値をn=1とした後(S3)、
1色目の画像書き込みを開始する(S4)。その後、マ
ーク30が検出される毎にマーク検知数カウンタnの値
をn+1にインクリメントし(S5)、マーク検知数カ
ウンタnの値がn=5になったら(S6でYes)、す
なわち、5番目のマーク30(図6中マーク5)が検出
されたら、6番目のマーク検知信号を待って2色目の画
像書き込みを開始する。これによって、1色目と同じマ
ーク30(図6中マーク1)により2色目の書き込みが
できる。この動作をシアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロー(Y)、ブラック(K)に対して同様に繰り返
す。画像書き込みにより感光体ベルト1上に形成された
静電潜像は、現像器4により現像され、中間転写ベルト
5上に次々と転写(一時転写)される。これによって、
中間転写ベルト5上にフルカラートナー画像が形成され
る。
【0016】次に、4色(CYMK)全ての書き込みが
終了したら(S7)、最後の色の書込みが終了した時点
からタイマー2による時間計測を開始する。タイマー2
は、最終色の書込み終了時から書き込まれた画像の後端
が一時転写部を通過するのに要する所定の時間を計測す
るものである。そして、感光体ベルト1上に書き込みを
終了された画像の後端が一次転写部(中間転写ベルト5
との接触部)を通過するのに要する時間として予め設定
された所定の時間になるまで、すなわち最後の色の画像
の書き込み終了後、その画像の中間転写ベルト5への転
写が完了するまで待つ(S8→S8)。そして、タイマ
ー2のタイムアップにより所定時間経過したことが検知
されたら(S8でYes)、中間転写ベルト5から転写
紙13へのフルカラートナー画像の転写(2次転写)を
開始し(S9)、続いてクリーニング装置11を作動さ
せて中間転写ベルト5のクリーニングを開始する(S1
0)。転写紙13へのフルカラートナー画像の転写はカ
ムにより転写ローラー8を中間転写ベルト5に圧接しつ
つ、転写のためのバイアス電圧をローラー間に印加する
ことにより行なわれる。また、クリーニングは上述した
ようにクリーニングブレード33をDCソレノイド35
により中間転写ベルト5に圧接させることにより行なわ
れる。
【0017】上記ステップS9においては、2次転写を
開始すると同時にタイマー3により時間計測が開始され
る。タイマー3は転写紙13のサイズ別に2次転写に要
する時間として予め設定された所定の時間を計測するた
めのものであり、タイマー3による計測時間が所定の時
間になったら(S11でYes)、2次転写を停止する
(S12)。また、ステップS10においては、クリー
ニング開始と同時にタイマー4による時間計測が開始さ
れる。タイマー4は中間転写ベルト5のクリーニングに
要する時間、すなわち、中間転写ベルト5が1周するの
にかかる時間として予め設定された所定の時間を計測す
るためのものであり、タイマー4による計測時間が所定
の時間になったら(S13でYes)、クリーニングを
停止する(S14)。その後、2枚目のプリント指示が
なされている場合には、転写紙13の有無などを判断し
(S15)、転写紙13がセットされていれば(S15
でYes)、前記ステップS3に戻って2枚目のプリン
トのためのマーク30の検出を行なう。このように、ク
リーニング装置11のクリーニング動作終了後、すなわ
ち中間転写ベルト5からクリーニングブレード33が離
れた後に2枚目のプリントのためのマーク検出を行なう
ことにより、中間転写ベルト5の速度がクリーニング開
始前の正常な速度に復帰した後にマーク検出がなされる
ので、1色目と2色目以降との色ずれが発生せず、精度
の高い高品質なフルカラー画像を得ることが可能とな
る。
【0018】図10は本発明の第2の実施の形態の動作
例を示すフローチャートである。図10のフロー中のス
テップS21〜ステップS34は、図9に示した第1の
実施の形態のフローのステップS1〜ステップS14に
各々対応している。第2の実施の形態では、クリーニン
グ終了後(S34)、タイマー5による時間計測を開始
する。タイマー5は、クリーニングブレード33が中間
転写ベルト5から離れてから(この時ベルト速度V−
α)、中間転写ベルト5の速度がクリーニング前の正常
な速度(ベルト速度V)になるまでの時間として予め設
定された所定の時間t(図4の例ではt=b)を計測す
るためのものである。そして、タイマー5の計測時間が
所定の時間tになってから、2枚目の転写紙13の有無
などを判断し(S36)、転写紙13がセットされてい
れば(S36でYes)、前記ステップS23に戻って
2枚目のプリントのためのマーク30の検出を行なう。
このように、中間転写ベルト5の速度変動を予め予測
し、クリーニング終了から所定時間t経過した後、初め
て検出されたマーク30を基準として2枚目以降の光書
き込み、転写等の処理を行うように制御すすることによ
り、確実に色ずれを防止することができ、第1の実施の
形態よりもさらに精度の高い高品質なフルカラー画像を
得ることが可能となる。
【0019】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、感光体
と中間転写体とを用いたカラー画像形成装置であって、
中間転写体に設けたマークの検出により感光体上に順次
形成される複数色のトナー像を中間転写体上に順次色を
重ねて転写し、中間転写体上に形成されたフルカラー像
を転写紙上に転写する方式のカラー画像形成装置で、紙
転写後に走行する中間転写体の表面に付着した残留トナ
ーをクリーニングブレード等のクリーニング手段によっ
て除去するものにおいて、クリーニング手段が中間転写
体に当接することに起因する中間転写体の速度低下によ
り第1色目と第2色目以降との色ずれが発生することを
防止するために、中間転写ベルトが規定速度に達した
後、2枚目以降の光書き込み、転写等を行うように制御
したため、色ずれの発生を完全に抑制することが可能と
なり高精度・高品異なカラー画像を得る上で著しい効果
を発揮する。また、本発明に係るカラー画像形成装置の
第二の手段においては、中間転写体の速度復帰が直ちに
行われない場合において、クリーニングが終了した後、
所定時間経過後、中間転写体上のマークの検出を行うよ
うにしたため、中間転写体の速度が確実に規定速度に復
帰した後転写処理を行うので、色重ねの工程において、
1色目と2色目以降とに色ずれを発生させることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置の実施の形態
の一例を示す概略全体構成図。
【図2】図1に示すカラー画像形成装置の感光体ベルト
及び中間転写ベルトの詳細を示す図。
【図3】図1に示すカラー画像形成装置のクリーニング
装置の構成を示す概略図。
【図4】図3に示すクリーニング装置のDCソレノイド
の通電状態と中間転写ベルトの速度との関係を示す図。
【図5】本発明に係るカラー画像形成装置のベルト構成
を示す図。
【図6】本発明に係るカラー画像形成装置のマーク検
出、光書き込み、一次転写、紙転写、中間転写ベルトク
リーニング及び中間転写ベルト速度を示したタイミング
チャート図。
【図7】カラー画像形成装置のマーク検出、光書き込
み、一次転写、紙転写、中間転写ベルトクリーニング及
び中間転写ベルト速度を示したタイミングチャート図。
【図8】本発明に係るカラー画像形成装置のマーク検
出、光書き込み、一次転写、紙転写、中間転写ベルトク
リーニング及び中間転写ベルト速度を示した第2のタイ
ミングチャート図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の動作例を示すフロ
ーチャート図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の動作例を示すフ
ローチャート図。
【図11】従来のカラー画像形成装置の動作タイムチャ
ートを示した図。
【符号の説明】
1…感光体ベルト(感光体)、3…光書き込み装置(潜
像形成手段)、4…現像器、4C、4M、4Y、4B…
現像ユニット、4a…可動支持体、5…中間転写ベルト
(中間転写体)、7…ベルト基準位置検出センサー(検
出手段)、11…クリーニング装置、13…転写紙、3
0…マーク、33…クリーニングブレード(クリーニン
グ手段)。
フロントページの続き (72)発明者 薮田 知典 鳥取県鳥取市北村10−3 リコーマイクロ エレクトロニクス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、この感光体に各色の画像に対
    応する静電潜像を形成する潜像形成手段と、上記静電潜
    像をそれぞれ対応する色のトナーにより現像するための
    複数色の現像ユニットと、これら現像ユニットを支持す
    ると共に所望の現像ユニットを各色に共通の所定の現像
    位置に移動させる可動支持体と、前記感光体上のトナー
    像が転写される中間転写体とを備え、感光体上に順次形
    成される複数色のトナー像を中間転写体上に順次色を重
    ねて転写し、中間転写体上に形成されたフルカラー画像
    を転写紙上に転写する方式のカラー画像形成装置であっ
    て、紙転写後に走行する中間転写体の面上の残留トナー
    をクリーニングすべく中間転写体に対して接離可能に設
    けられたクリーニング手段を備えたカラー画像形成装置
    において、 前記中間転写体上にその走行位置を知らせるべく設けら
    れたマークと、このマークを検出する検出手段とを備
    え、該検出手段の検出信号に基づいて前記感光体上に各
    色の画像に対応する静電潜像の形成を開始するととも
    に、フルカラー画像を複数枚連続して出力する際の2枚
    目以降の画像形成動作時には、前記クリーニング手段の
    クリーニング動作が終了した後に1色目のマーク検出を
    行うようにしたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラー画像形成装置にお
    いて、前記クリーニング手段のクリーニング動作が終了
    してから所定時間経過後に1色目のマーク検出を行うよ
    うにしたことを特徴とするカラー画像形成装置。
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