JP2001066909A - 移動速度制御装置 - Google Patents

移動速度制御装置

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JP2001066909A
JP2001066909A JP24140199A JP24140199A JP2001066909A JP 2001066909 A JP2001066909 A JP 2001066909A JP 24140199 A JP24140199 A JP 24140199A JP 24140199 A JP24140199 A JP 24140199A JP 2001066909 A JP2001066909 A JP 2001066909A
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roll
phase
moving
moving body
moving speed
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JP24140199A
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Takeshi Kato
健 加藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の移動速度を制御する移動速度制御装
置を提供すること。 【解決手段】 移動体を駆動するステッピングモータを
ドライブするモータドライバ27、移動体の移動速度に
応じたパルスを出力するエンコーディングロールからの
パルスの数をカウントするパルスカウンタ21、エンコ
ーディングロールからのパルスの間隔を計るパルス間隔
計時手段22、そのパルス間隔を記憶する第1メモリ2
3、そのパルス間隔に基づきステッピングモータ1回転
の間の各位相ごとの移動速度を求め、その移動速度に基
づいて、いずれの位相における移動速度も所定の一定速
度となるような、各位相ごとの回転速度指令値を求める
演算回路24、得られた各位相ごとの回転速度指令値を
記憶する第2メモリ25、および第2メモリ25に記憶
された回転速度指令値を読み出してモータドライバ27
に出力する出力回路26を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体、例えば電
子写真方式の画像形成装置における感光体ドラムや中間
転写ベルトなどの移動速度を制御する移動速度制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真方式の画像形成装
置において、感光体ドラムや中間転写ベルトを駆動する
駆動ロールなどの移動体の移動速度のむらが画像形成装
置の画質低下の原因の一つであることが広く知られてい
る。特にカラー画像形成装置では、感光体ドラムや中間
転写ベルトの駆動ロールの回転にむらがあると感光体ド
ラム上や中間転写ベルト上に形成される複数色のトナー
像の形成位置が互いにずれてしまい色ズレなどの不具合
が発生する。また、単色の複写機においても濃度むらな
どの不具合が発生する。これらの移動体の移動速度のむ
らは、これらの移動体自身の偏芯、あるいは移動体を駆
動する駆動ロールの偏芯に起因することが知られてお
り、移動速度のむらを減少させるための努力が鋭意続け
られているが、移動速度のむらを皆無にすることは極め
て難しい。
【0003】例えば、各色毎に独立した画像形成部によ
ってカラー画像を形成するタンデム型の画像形成装置に
おいて、各感光体ドラムの回転速度のむらを減少させる
ために、各感光体ドラムに角速度検知用のエンコーディ
ングロールを取り付けて各感光体ドラムの回転数を検出
しその検出値に基づいて各感光体ドラムの回転を制御す
る方式を採用した画像形成装置が提案されているが、こ
の制御方式では、感光体ドラム自体の偏芯成分を検出す
ることはできないため、偏芯に起因する回転速度むらを
除くことはできない。
【0004】また、タンデム型のカラー画像形成装置に
おいて、複数の感光体ドラムと接触しながら循環移動す
る中間転写ベルトの駆動ロールおよびその駆動モータの
間に、複数のギヤからなる減速ギヤ装置を配置し、この
減速ギヤ装置を介して中間転写ベルトと感光体ドラムを
駆動するようにした駆動機構が広く用いられているが、
このような構成の駆動機構の場合、駆動ロールの偏芯や
ギヤの偏芯、噛合い誤差などの機械的な誤差が存在し、
さらに装置各部の温度変化がギヤの噛合い状態に影響を
与えたり、歯車の摩耗などにより減速ギヤ装置の機械的
誤差が変動したりするため、感光体ドラムや中間転写ベ
ルトの移動速度にむらが生じることが避けられない。
【0005】そこで、特開平6−327278号公報に
開示されているように、感光体ドラムの駆動軸にエンコ
ーディングロールを用いた速度検出手段を設け、さら
に、感光体ドラムの基準位置を検知する手段と、感光体
ドラムの1回転分または数回転分について駆動モータの
角速度を制御するための速度指令値を記憶する書換可能
なメモリを設け、この速度指令値に基づいて駆動モータ
を制御して感光体ドラムの角速度を制御する方式の駆動
機構を備えた画像形成装置が提案されている。この画像
形成装置では、感光体ドラムの回転速度変動を打ち消す
ような速度指令値をメモリから呼び出して感光体ドラム
の角速度を制御することにより、感光体ドラムの偏芯に
よる角速度の変動を防止している。この駆動機構では、
温度の変化が生じたり減速ギヤ装置などの各部に摩耗が
発生した場合にも、感光体ドラムの回転速度を随時検知
してメモリ内の速度指令値の書換えを行い、それらの機
械的な条件の変化に対応する駆動速度の補正を容易に行
うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の画像形
成装置では、感光体ドラムの駆動軸にエンコーディング
ロールを直接取り付けているので、エンコーディングロ
ール自体の偏芯により、感光体ドラムとエンコーディン
グロールとの間には微妙な位相ずれが生じ、画像劣化の
原因となるという問題がある。
【0007】中間転写ベルトの駆動ロールの偏芯に起因
する中間転写ベルトの移動速度のむらについても同様な
状況にある。一般に、中間転写ベルトを備えたカラー画
像形成装置においては、中間転写ベルトの移動速度が一
定でないと中間転写ベルト上の各色のトナー像の形成位
置にずれが生じてしまい高品位なカラー画像を得ること
はできない。特に、単一の画像形成部によってカラー画
像を形成するマルチプルと呼ばれるタイプのカラー画像
形成装置の場合には、カラー画像を得るために中間転写
ベルトを複数回回転させなければならないため、その間
に中間転写ベルトの駆動ロールと中間転写ベルトとの間
に生じるマイクロスリップによる中間転写ベルト上のト
ナー像の形成位置がずれることがあり、このため駆動ロ
ールの偏芯とともにカラー画像形成装置における色ズレ
などの不具合の主な原因となることがある。また、単色
画像形成の場合にも中間転写ベルトの駆動ロール自身の
偏芯成分による中間転写ベルトの表面速度むらを起こし
画像劣化を生じる。
【0008】これらの問題を解決する方法として予め中
間転写ベルトに等間隔にマークを付設しておき、このマ
ークを読取手段で読み取り、その読取り結果に基づいて
駆動ロールの回転を制御するという方法が提案されてい
る。しかしながら、中間転写ベルトの周長にはばらつき
があり、均一な間隔でマークを施すことは製造上困難で
あり、また、温度などの環境変化が発生した時に中間転
写ベルトが伸縮することも考えられ、その伸縮分を補正
しなければならないという問題があり中間転写ベルトの
移動速度を一定に制御することは極めて難しい。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑み、移動体や移
動体を駆動する駆動ロールなどに偏芯があっても移動体
の移動速度を一定に制御することのできる移動速度制御
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の第1の画像形成装置は、所定方向に循環移動する
ベルト状の移動体の移動速度を制御する移動速度制御装
置において、上記移動体を駆動する駆動ロール、その駆
動ロールを介して上記移動体を駆動するステッピングモ
ータ、そのステッピングモータを所定の回転速度指令値
でドライブするモータドライバ、上記移動体の表面に接
触して従動回転することにより上記移動体の移動速度に
応じたパルスを出力するエンコーディングロール、上記
駆動ロールが1回転する時間に上記エンコーディングロ
ールから出力されたパルスの数をカウントするパルスカ
ウンタ、上記エンコーディングロールから出力された、
隣接するパルスどうしの間のパルス間隔を計時するパル
ス間隔計時手段、上記パルス間隔計時手段により計時さ
れたパルス間隔を記憶する第1の記憶手段、その第1の
記憶手段に記憶されたパルス間隔に基づいて、上記移動
体の、上記駆動ロール1回転の間の各位相ごとの移動速
度を求め、求められた各位相ごとの移動速度に基づい
て、いずれの位相における移動速度も所定の一定速度と
なるような、各位相ごとの回転速度指令値を求める演算
手段、その演算手段により得られた各位相ごとの回転速
度指令値を記憶する第2の記憶手段、および第2の記憶
手段に記憶された回転速度指令値を上記駆動ロールの位
相に同期して読み出して上記モータドライバに出力する
出力回路を備えたことを特徴とする。
【0011】ここで、上記移動体が、所定方向に回転す
る感光体上に静電潜像を形成しその静電潜像をトナーで
現像して上記感光体上にトナー像を形成しそのトナー像
を最終的に所定の記録媒体上に定着することによりその
記録媒体上に画像を形成する画像形成装置における、上
記感光体上に形成されたトナー像の転写を受けてその転
写を受けたトナー像を上記記録媒体上に転写する中間転
写ベルトであることが好ましい。なお、ここでは上記移
動体が中間転写ベルトである例のみを挙げているが、上
記移動体は中間転写ベルトに限られるものではなく、記
録媒体を搬送する記録媒体搬送ベルト、あるいは感光体
ベルトその他のベルト状の移動体などにも適用すること
ができる。
【0012】また、上記の目的を達成する本発明の第2
の画像形成装置は、所定方向に回転するドラム状の移動
体の移動速度を制御する移動速度制御装置において、上
記移動体を駆動するステッピングモータ、そのステッピ
ングモータを所定の回転速度指令値でドライブするモー
タドライバ、上記移動体の表面に接触して従動回転する
ことにより上記移動体の移動速度に応じたパルスを出力
するエンコーディングロール、上記移動体が1回転する
時間に上記エンコーディングロールから出力されたパル
スの数をカウントするパルスカウンタ、上記エンコーデ
ィングロールから出力された、隣接するパルスどうしの
間のパルス間隔を計時するパルス間隔計時手段、上記パ
ルス間隔計時手段により計時されたパルス間隔を記憶す
る第1の記憶手段、その第1の記憶手段に記憶されたパ
ルス間隔に基づいて、上記移動体の、上記ドラム状の移
動体1回転の間の各位相ごとの移動速度を求め、求めら
れた各位相ごとの移動速度に基づいて、いずれの位相に
おける移動速度も所定の一定速度となるような、各位相
ごとの回転速度指令値を求める演算手段、その演算手段
により得られた各位相ごとの回転速度指令値を記憶する
第2の記憶手段、および第2の記憶手段に記憶された回
転速度指令値を上記移動体の位相に同期して読み出して
上記モータドライバに出力する出力回路を備えたことを
特徴とする。
【0013】ここで、上記移動体が、所定方向に回転す
る感光体上に静電潜像を形成し該静電潜像をトナーで現
像して上記感光体上にトナー像を形成し該トナー像を最
終的に所定の記録媒体上に定着することにより該記録媒
体上に画像を形成する画像形成装置における、上記感光
体であることが好ましい。なお、ここでは上記移動体が
感光体である例のみを挙げているが、上記移動体は感光
体に限られるものではなく、中間転写ドラムや記録媒体
を搬送する記録媒体搬送ドラムその他のドラム状の移動
体などにも適用することができる。
【0014】また、上記エンコーディングロールが、上
記移動体の回転軸方向の両端にそれぞれ1つずつ備えら
れ、上記パルス間隔計時手段が、2つのエンコーディン
グロールそれぞれのパルス間隔を計時し、上記第1の記
憶手段が2つのエンコーディングロール双方に対応する
パルス間隔を記憶するものであって、上記演算手段が、
上記2つのエンコーディングロールに対応する2つのパ
ルス間隔に基づいて上記移動体の各位相ごとの回転速度
計算値を求めるものであることも好ましい態様である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0016】図1は、本発明の移動速度制御装置の第1
の実施形態を示す図である。
【0017】図1には、中間転写ベルト方式のカラー画
像形成装置に本発明の第1の移動速度制御装置を適用し
た第1の実施形態の概略構成が示されている。
【0018】図1に示すように、この画像形成装置1
は、矢印A方向に循環移動する無端状の中間転写ベルト
10、中間転写ベルト10上にタンデムに配列された複
数の感光体ドラム11、中間転写ベルト10の駆動ロー
ル12を減速機16を介して駆動するステッピングモー
タ13、中間転写ベルト10の表面に接触して従動回転
するアイドラロール14、アイドラロール14と同軸に
取り付けられ中間転写ベルト10の移動速度に応じたパ
ルスを出力するエンコーディングロール15、およびエ
ンコーディングロール15から出力されたパルスに基づ
きステッピングモータ13を所定の回転速度指令値でド
ライブするコントローラ20を備えている。そのほか
に、中間転写ベルト10に張力を付与するテンションロ
ール17および中間転写ベルト10を支持する支持ロー
ル18が備えられている。
【0019】この画像形成装置1は、矢印B方向に回転
する感光体ドラム11上に静電潜像を形成しその静電潜
像をトナーで現像して感光体ドラム11上にトナー像を
形成しそのトナー像を中間転写ベルト10に転写し、次
に、中間転写ベルト10に転写されたトナー像を最終的
に用紙などの記録媒体上に定着することによりその記録
媒体上に画像を形成する。
【0020】図2は、図1に示す画像形成装置に備えら
れたエンコーディングロールを示す図である。
【0021】図2に示すように、エンコーディングロー
ル15は、アイドラロール14と同径のロールであり、
中間転写ベルト10の表面に接触して従動回転するアイ
ドラロール14と同軸に取り付けられ、中間転写ベルト
10の移動速度に応じたパルスを出力する。
【0022】図3は、図1に示す画像形成装置に備えら
れたコントローラのブロック図である。
【0023】図3に示すように、このコントローラ20
は、駆動ロール12(図1参照)が1回転する時間にエ
ンコーディングロール15(図1参照)から出力された
パルスの数をカウントするパルスカウンタ21、エンコ
ーディングロール15から出力された、隣接するパルス
どうしの間のパルス間隔を計時するパルス間隔計時回路
22、パルス間隔計時手段22により計時されたパルス
間隔を記憶する第1メモリ23、第1メモリ23に記憶
されたパルス間隔に基づいて、駆動ロール12が1回転
する時間の各位相ごとの移動速度を求め、求められた各
位相ごとの移動速度に基づいて、いずれの位相における
移動速度も所定の一定速度となるような、各位相ごとの
回転速度指令値を求める演算回路24、演算回路24に
より得られた各位相ごとの回転速度指令値を記憶する第
2メモリ25、第2メモリ25に記憶された回転速度指
令値を駆動ロール12の位相に同期して読み出してモー
タドライバ27に出力する出力回路26、ステッピング
モータ13を第2メモリ25に記憶された回転速度指令
値でドライブするモータドライバ27、およびパルス間
隔計時用の基準クロックを発生するクロックジェネレー
タ28を備えている。
【0024】なお、第1の実施形態における中間転写ベ
ルト10は、本発明にいう移動体に相当するものであ
り、また、本実施形態におけるコントローラ20は、本
発明にいう移動速度制御装置に相当するものであり、ま
た、本実施形態におけるパルス間隔計時回路22は、本
発明にいうパルス間隔計時手段に相当するものであり、
また、本実施形態における演算回路24は、本発明にい
う演算手段に相当するものであり、また、本実施形態に
おける第1メモリ23および第2メモリ25は、それぞ
れ本発明にいう第1の記憶手段および第2の記憶手段に
相当するものである。
【0025】この第1の実施形態では、エンコーディン
グロール15の径は駆動ロール12の径の1/2であ
り、エンコーディングロール15は1回転当たり100
パルスを生成する。
【0026】ここで、この画像形成装置において、オー
プンループで中間転写ベルト10を駆動したときの駆動
ロール12とエンコーディングロール15の速度ずれに
ついて考察する。
【0027】図4は、第1の実施形態における駆動ロー
ル(a)およびエンコーディングロール(b)の径の偏
芯度を示す模式図である。
【0028】このような駆動ロールやアイドルロールな
どにはそれぞれ偏芯が存在するのが普通である。本実施
形態では、駆動ロール12とエンコーディングロール1
5の径の比は上記のように2:1に設定されているの
で、図4(a)および図4(b)に示すように、駆動ロ
ール12の偏芯度曲線の波長はエンコーディングロール
15のそれの2倍であるはずであるが、実際には、これ
らのロール径に、製造上のばらつきが存在するため、図
4(a)に示す駆動ロール12の1波長分の長さλ1
と、図4(b)に示すエンコーディングロール15の2
波長分の長さλ2とが完全に一致することはほとんどな
い。従って、図4(a)に示す駆動ロール12の偏芯度
曲線の始点S1と図4(b)に示すエンコーディングロ
ール15の偏芯度曲線の始点S2のタイミングを合致さ
せたとしても駆動ロール12の1波長分の終点E1とエ
ンコーディングロール15の2波長分の終点E2との間
には位相ずれGが生じる。
【0029】図5は、図4に示した駆動ロールとエンコ
ーディングロールの偏芯度曲線のずれを示す図である。
【0030】図5に示すような位相ずれGが生じると、
このエンコーディングロールにより駆動ロール1回転
分、つまり200パルス分のパルス間隔を計時し、その
パルス間隔計時値に基づく駆動ロール1回転分に対応す
る速度指令値を記憶し、その速度指令値により駆動ロー
ルの回転を制御しようとしても、回転を重ねるにつれて
この位相ずれGが次第に蓄積されていき速度指令値が実
際とは合わなくなる。
【0031】そこで、本実施形態では、図1および図3
を参照して説明したように、ステッピングモータ13を
用いた中間転写ベルト10の駆動系にコントローラ20
を備え、駆動ロール1回転時間分のエンコーダパルス数
をカウントしてからステッピングモータ13の回転速度
を制御するようにしている。
【0032】図6は、図3に示すコントローラによるス
テッピングモータの回転速度制御に用いられるパルスカ
ウンタの動作を示すフローチャートである。
【0033】図6には、図3に示したパルスカウンタ2
1が、駆動ロール12(図1参照)が1回転する時間に
エンコーディングロール15から出力されたパルスの数
N(以下、エンコーディングロールパルス数Nという)
をカウントするフローが示されている。先ず、パラメー
タnをゼロに初期化し(ステップS1)、タイマTをゼ
ロに初期化する(ステップS2)。次に、エンコーディ
ングロール15から1パルスが出力される度に(ステッ
プS3)、パラメータnをカウントアップし(ステップ
S4)、タイマTの値が、予め設定された、駆動ロール
12が1回転する時間の基準時間Trefを超えたか否
かが判定され(ステップS5)、判定の結果、タイマT
の値が基準時間Trefを超えていなければステップS
3以降の処理を繰り返し、判定の結果、タイマTの値が
基準時間Trefを超えていればパラメータnの値をエ
ンコーディングロールパルス数Nに代入する。
【0034】図7は、図3に示すコントローラによるス
テッピングモータの回転速度制御のフローチャートであ
る。
【0035】図7に示すように、速度検知が開始される
と(ステップS11)、パラメータnの値をゼロに初期
化し(ステップS12)、次に、エンコーディングロー
ル15(図1参照)から1パルス分が出力される度に
(ステップS13)、隣接するパルスどうしの間のパル
ス間隔を計時しそれを第1メモリ23(図3参照)に記
憶する(ステップS14)。そして、第2メモリ25に
格納されている次の位相の速度指令値を読み出してモー
タドライバ27(図3参照)に出力する(ステップS1
5)。その後、第1メモリ23に記憶された前回のパル
ス間隔に基づいて、駆動ロール12が1回転する時間の
各位相ごとの移動速度を求め、求められた各位相ごとの
移動速度に基づいて、いずれの位相における移動速度も
所定の一定速度となるような、各位相ごとの回転速度指
令値を求め、得られた各位相ごとの回転速度指令値を第
2メモリに記憶する(ステップS16)。次に、パラメ
ータnの値をカウントアップし(ステップS17)、パ
ラメータnの値を、図6に示したフローチャートにより
求めたエンコーディングロールパルス数Nと比較し(ス
テップS18)、パラメータnの値がエンコーディング
ロールパルス数N未満の場合はステップS13以降の処
理が繰り返され、パラメータnの値がエンコーディング
ロールパルス数Nに達した場合はステップS12に戻り
パラメータnの値をゼロに初期化した後ステップS13
以降の処理が繰り返される。
【0036】このようにして中間転写ベルト10の移動
速度は一定に制御される。
【0037】次に、第2の実施形態について説明する。
【0038】この第2の実施形態は、本発明の第2の移
動速度制御装置を、所定方向に回転する感光体ドラム上
に静電潜像を形成しその静電潜像をトナーで現像して上
記感光体ドラム上にトナー像を形成しそのトナー像を最
終的に所定の記録媒体上に定着することによりその記録
媒体上に画像を形成する画像形成装置における感光体ド
ラムに適用したものである。
【0039】すなわち、この第2の実施形態の移動速度
制御装置は、感光体ドラムを駆動するステッピングモー
タ、そのステッピングモータを所定の回転速度指令値で
ドライブするモータドライバ、感光体ドラムの表面に接
触して従動回転することにより感光体ドラムの移動速度
に応じたパルスを出力するエンコーディングロール、感
光体ドラムが1回転する時間にエンコーディングロール
から出力されたパルスの数をカウントするパルスカウン
タ、エンコーディングロールから出力された、隣接する
パルスどうしの間のパルス間隔を計時するパルス間隔計
時回路、パルス間隔計時回路により計時されたパルス間
隔を記憶する第1メモリ、第1メモリに記憶されたパル
ス間隔に基づいて、感光体ドラムの、ステッピングモー
タ1回転の間の各位相ごとの移動速度を求め、求められ
た各位相ごとの移動速度に基づいて、いずれの位相にお
ける移動速度も所定の一定速度となるような、各位相ご
との回転速度指令値を求める演算回路、演算回路により
得られた各位相ごとの回転速度指令値を記憶する第2メ
モリ、および第2メモリに記憶された回転速度指令値を
感光体ドラムの位相に同期して読み出してモータドライ
バに出力する出力回路を備えている。
【0040】上記のモータドライバ、エンコーディング
ロール、パルスカウンタ、パルス間隔計時回路、第1メ
モリ、第2メモリ、演算回路、および出力回路などにつ
いては、図3、図6および図7を参照して説明した、第
1の実施形態におけるものと同様であるので説明は省略
する。
【0041】図8は、本発明の第2の実施形態における
感光体ドラムとエンコーディングロールを示す図であ
る。
【0042】この第2の実施形態では、図8に示すよう
に、2つのエンコーディングロール32,33が、感光
体ドラム31の回転軸方向の両端にそれぞれ備えられて
いる。そして、パルス間隔計時手段22(図3参照)
が、2つのエンコーディングロール32,33それぞれ
のパルス間隔を計時し、第1メモリ23(図3参照)が
2つのエンコーディングロール32,33双方に対応す
るパルス間隔を記憶するものであり、演算回路24(図
3参照)が、これら2つのエンコーディングロール3
2,33に対応する2つのパルス間隔に基づいて感光体
ドラム31を駆動するステッピングモータ(図示せず)
の各位相ごとの回転速度計算値を求めるように構成され
ている。
【0043】なお、この第2の実施形態における感光体
ドラム31は、第2の本発明にいうドラム状の移動体に
相当するものである。
【0044】第2の実施形態では、エンコーディングロ
ール32,33の径は、感光体ドラム31の径の1/1
0として構成されている。エンコーディングロール3
2,33は1回転当たり100パルスを生成する。
【0045】なお、上記第1の実施形態における駆動ロ
ールまたは第2の実施形態における感光体に1回転に1
つのパルスを発生する機構とそれを検知する機構を設け
た場合は、はじめの1回転を除き、通電中は駆動ロール
または感光体の基準成分を記憶させておくことができる
ので駆動ロールまたは感光体の回転開始直後から回転速
度指令値に基づいたモータ駆動をスタートさせることが
でき、ファーストプリントから高画質のプリントを得る
ことができる。
【0046】さらに、第3の実施形態として、上記第1
の実施形態および第2の実施形態の双方の構成を組み合
わせて実施することが可能であり、このように構成した
場合はより高画質の画像を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動速度
制御装置によれば、例えば感光体ドラムや中間転写ベル
トなどの回転体の駆動軸上に回転速度検出用の円板など
を設けることなく、感光体ドラムや中間転写ベルト以外
の場所に取り付けた回転速度検出手段により回転体1周
期分のAC変動を検出してそれをキャンセルする制御を
行うことにより、移動体や移動体を駆動する駆動ロール
などに偏芯があっても移動体の移動速度を一定に制御す
ることのできる移動速度制御装置を実現することがで
き、この移動速度制御装置を画像形成装置に適用した場
合は高品位な画像を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動速度制御装置の第1の実施形態を
示す図である。
【図2】図1に示す画像形成装置に備えられたエンコー
ディングロールを示す図である。
【図3】図1に示す画像形成装置に備えられたコントロ
ーラのブロック図である。
【図4】第1の実施形態における駆動ロール(a)およ
びエンコーディングロール(b)の径の偏芯度を示す模
式図である。
【図5】図4に示した駆動ロールとエンコーディングロ
ールの偏芯度曲線のずれを示す図である。
【図6】図3に示すコントローラによるステッピングモ
ータの回転速度制御に用いられるパルスカウンタの動作
を示すフローチャートである。
【図7】図3に示すコントローラによるステッピングモ
ータの回転速度制御のフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態における感光体ドラム
とエンコーディングロールを示す図である。
【符号の説明】 1 画像形成装置 10 中間転写ベルト 11 感光体ドラム 12 駆動ロール 13 ステッピングモータ 14 アイドラロール 15 エンコーディングロール 16 減速器 17 テンションロール 18 支持ロール 20 コントローラ 21 パルスカウンタ 22 パルス間隔計時回路 23 第1メモリ 24 演算回路 25 第2メモリ 26 出力回路 27 モータドライバ 28 クロックジェネレータ 31 感光体ドラム 32,33 エンコーディングロール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に循環移動するベルト状の移動
    体の移動速度を制御する移動速度制御装置において、 前記移動体を駆動する駆動ロール、該駆動ロールを介し
    て前記移動体を駆動するステッピングモータ、該ステッ
    ピングモータを所定の回転速度指令値でドライブするモ
    ータドライバ、前記移動体の表面に接触して従動回転す
    ることにより該移動体の移動速度に応じたパルスを出力
    するエンコーディングロール、前記駆動ロールが1回転
    する時間に前記エンコーディングロールから出力された
    パルスの数をカウントするパルスカウンタ、前記エンコ
    ーディングロールから出力された、隣接するパルスどう
    しの間のパルス間隔を計時するパルス間隔計時手段、前
    記パルス間隔計時手段により計時されたパルス間隔を記
    憶する第1の記憶手段、該第1の記憶手段に記憶された
    パルス間隔に基づいて、前記移動体の、前記駆動ロール
    1回転の間の各位相ごとの移動速度を求め、求められた
    各位相ごとの移動速度に基づいて、いずれの位相におけ
    る移動速度も所定の一定速度となるような、各位相ごと
    の回転速度指令値を求める演算手段、該演算手段により
    得られた各位相ごとの回転速度指令値を記憶する第2の
    記憶手段、および該第2の記憶手段に記憶された回転速
    度指令値を前記駆動ロールの位相に同期して読み出して
    前記モータドライバに出力する出力回路を備えたことを
    特徴とする移動速度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記移動体が、所定方向に回転する感光
    体上に静電潜像を形成し該静電潜像をトナーで現像して
    前記感光体上にトナー像を形成し該トナー像を最終的に
    所定の記録媒体上に定着することにより該記録媒体上に
    画像を形成する画像形成装置における、前記感光体上に
    形成されたトナー像の転写を受けてその転写を受けたト
    ナー像を前記記録媒体上に転写する中間転写ベルトであ
    ることを特徴とする請求項1記載の移動速度制御装置。
  3. 【請求項3】 所定方向に回転するドラム状の移動体の
    移動速度を制御する移動速度制御装置において、 前記移動体を駆動するステッピングモータ、該ステッピ
    ングモータを所定の回転速度指令値でドライブするモー
    タドライバ、前記移動体の表面に接触して従動回転する
    ことにより該移動体の移動速度に応じたパルスを出力す
    るエンコーディングロール、前記移動体が1回転する時
    間に前記エンコーディングロールから出力されたパルス
    の数をカウントするパルスカウンタ、前記エンコーディ
    ングロールから出力された、隣接するパルスどうしの間
    のパルス間隔を計時するパルス間隔計時手段、前記パル
    ス間隔計時手段により計時されたパルス間隔を記憶する
    第1の記憶手段、該第1の記憶手段に記憶されたパルス
    間隔に基づいて、前記移動体の、前記ステッピングモー
    タ1回転の間の各位相ごとの移動速度を求め、求められ
    た各位相ごとの移動速度に基づいて、いずれの位相にお
    ける移動速度も所定の一定速度となるような、各位相ご
    との回転速度指令値を求める演算手段、該演算手段によ
    り得られた各位相ごとの回転速度指令値を記憶する第2
    の記憶手段、および該第2の記憶手段に記憶された回転
    速度指令値を前記移動体の位相に同期して読み出して前
    記モータドライバに出力する出力回路を備えたことを特
    徴とする移動速度制御装置。
  4. 【請求項4】 前記移動体が、所定方向に回転する感光
    体上に静電潜像を形成し該静電潜像をトナーで現像して
    前記感光体上にトナー像を形成し該トナー像を最終的に
    所定の記録媒体上に定着することにより該記録媒体上に
    画像を形成する画像形成装置における、前記感光体であ
    ることを特徴とする請求項3記載の移動速度制御装置。
  5. 【請求項5】 前記エンコーディングロールが、前記移
    動体の回転軸方向の両端にそれぞれ1つずつ備えられ、
    前記パルス間隔計時手段が、2つのエンコーディングロ
    ールそれぞれのパルス間隔を計時し、前記第1の記憶手
    段が2つのエンコーディングロール双方に対応するパル
    ス間隔を記憶するものであって、前記演算手段が、前記
    2つのエンコーディングロールに対応する2つのパルス
    間隔に基づいて前記移動体の各位相ごとの回転速度計算
    値を求めるものであることを特徴とする請求項3記載の
    移動速度制御装置。
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