JP4667033B2 - 搬送制御方法および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動ローラと従動ローラ間に無端状のベルトを掛け渡して被搬送物を搬送する搬送制御方法、および中間転写ベルトを使用して多色の画像形成を行う画像形成装置に係り、特に、前記中間転写ベルトの駆動ローラを搬送速度が一定になるように制御する画像形成装置に関する。
従来においては、複数の現像ユニットを有する画像形成装置の問題点として、中間転写ベルトを駆動する駆動ローラの偏芯等による回転ムラつまりはそれに連れ添う搬送ベルトの速度ムラが、中間転写ベルトに各色を重畳させる時に複数色のトナー像の形成位置が互いにずれてしまい色ずれなどの不具合が発生するため、ベルト速度のムラを減少させる幾つかの方法が取られている。その1つとして、中間転写ベルトの従動ローラに角速度検知用のロータリエンコーダと呼ばれる放射状に多数のスリット孔を設けた円盤形のディスクとこのディスクを間に挟んで互いに対向する透過型のフォトインタラプタを備えたものを取り付けて、前記フォトインタラプタから生成されるパルス信号のパルス時間を検出し、その検出値に基づいて中間転写ベルトによる駆動ローラの回転を制御する方式が知られている。
しかし、このように中間転写ベルトの従動ローラに角速度検知用のロータリエンコーダを設けて回転速度のムラを検知するようにすると、機構が複雑になり、当然コストも高くなる。
そこで、例えば、特許文献1には、像の担持または像を形成する媒体の搬送を行うエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトを駆動する駆動ローラと、前記エンドレスベルトに従動する従動ローラと、前記エンドレスベルトまたは該エンドレスベルトに搬送される媒体への画像の形成を行う画像形成手段と、前記エンドレスベルトの移動速度を検知する速度検知手段と、前記速度検知手段での検知結果に基づいて前記エンドレスベルトの移動速度を制御する速度制御手段と、を備え、前記速度検知手段は、前記エンドレスベルトによって従動する従動ローラが1回転する毎に1パルスの信号を発生することにより前記エンドレスベルトの移動速度を検知するようにし、熱膨張によって変動するエンドレスベルトの移動速度を、より簡易的に精度良く検知するようにした画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、ベルトに直接的にまたは間接的に圧接され、前記ベルトの動きに従動する少なくとも1つの回転体と、前記ベルトを駆動するための駆動ローラとを備えた画像形成装置であって、前記駆動ローラを駆動する駆動ローラ駆動手段と、前記回転体を駆動する回転体駆動手段と、前記ベルトの負荷変動を検出する負荷変動検出手段と、前記ベルトの負荷変動に応じて前記駆動ローラ駆動手段あるいは前記回転体駆動手段の動作を制御する制御手段とを有し、感光体ドラムの角速度が変化しても画像形成条件を調整し画質を向上させるようにした画像形成装置が開示されている。
特開2002−251079公報 特開2001−350387公報
前述のように従来においては、中間転写ベルトの従動ローラに角速度検知用のロータリエンコーダと呼ばれる放射状に多数のスリット孔を設けた円盤形のディスクとこのディスクを間に挟んで互いに対向する透過型のフォトインタラプタを備えたものを取り付けて、そこから生成されるパルス信号のパルス時間を検出し、その検出値に基づいて中間転写ベルトによる駆動ローラの回転を制御する方式が提案されているが、ロータリエンコーダは各々のスリット孔の間隔を均一な等間隔に設けないとその誤差もベルト速度変化として拾ってしまうため精密にする必要があり、製造上コストアップになってしまうだけでなく、また完全に均一な等間隔にすることは非常に難しい(ほぼ不可能である)。そのため、それを取り除くために制御が複雑になってしまう。
また、前記特許文献1記載の発明のように、ロータリエンコーダを用いずに従動ローラが1回転する毎に1パルスの信号を発生しそのパルス時間を検知することによって従動ローラの偏芯をキャンセルする方法では、従動ローラ1回転当たり1制御のため、環境変化による駆動ローラの熱膨張によって変動するゆっくりしたベルト速度変化には対応できるが、紙搬送の影響、一次転写のバイアス電圧、感光体ドラムの偏芯等、比較的短い時間の変動によるベルト速度変化には対応できない。さらには、駆動ローラ1回転当たりの制御間隔が十分細かくないため、駆動ローラの偏芯によるベルト速度むらを取り去ることもできない。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、安価な構成で、従動ローラの偏芯による回転むらの影響も受けずに、環境変化による該駆動ローラの熱膨張によって変動するゆっくりしたベルト速度変化だけでなく、比較的短い時間の変動によるベルト速度変化にも対応でき、さらには駆動ローラの偏芯によるベルト速度むらも取り去ることができるようにすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、無端状のベルトを駆動する駆動ローラと、前記ベルトの表面に接触して従動回転する従動ローラと、前記従動ローラの外周部に複数個設けた検知物と、前記検知物を検知する検知手段と、前記検知手段からの検知出力に基づいて前記従動ローラの角速度を求め、当該角速度から前記ベルトの搬送速度を検出し、当該ベルトの搬送速度を制御する搬送制御方法において、前記駆動ローラの外周長を前記従動ローラの外周長の偶数倍に設定し、前記検知手段の検知出力のあるパルスをn番目、前記従動ローラ1回転周期に対しそのサンプリング間隔をp回(ただし、pは4以上の整数)とし、n番目において従動ローラの1/p回転の移動時間の1回転分のカウント値を積算して前記角速度を求め、n+1番目においても前記1回転分のカウント値を積算して同様に前記角速度を求め、前記n番目の角速度から前記n+1番目の角速度を減算して2で除し、前記駆動ローラの1/2p回転の偏芯成分の積分速度を求め、前記駆動ローラの1/2p回転の偏芯成分の積分速度を2p分求めてつなぎ合わせて前記駆動ローラの1回転の偏芯分における積分速度を抽出し、前記検知物の間隔毎に前記偏芯による速度成分を打ち消すようにフィードフォワード制御を行うことを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記無端状のベルトが、現像されたトナー像が転写される中間転写ベルトであることを特徴とする。
第3の手段は、無端状の中間転写ベルトを駆動する駆動ローラと、前記中間転写ベルトの表面に接触して従動回転する従動ローラと、前記従動ローラの外周部に複数個設けた検知物と、前記検知物を検知する検知手段と、前記検知手段からの検知出力に基づいて前記従動ローラの角速度を求め、当該角速度から前記中間転写ベルトの搬送速度を検出し、当該中間転写ベルトの搬送速度を制御する制御手段と、を備え、各色毎に設けられた像担持体上の画像を前記中間転写ベルトに1次転写し、前記中間転写ベルト上で重畳された1次転写像を記録媒体上にさらに2次転写して画像形成を行う画像形成装置において、前記駆動ローラの外周長を前記従動ローラの外周長の偶数倍に設定するとともに、前記制御手段が、前記検知手段の検知出力のあるパルスをn番目、前記従動ローラ1回転周期に対しそのサンプリング間隔をp回(ただし、pは4以上の整数)とし、n番目において従動ローラの1/p回転の移動時間の1回転分のカウント値を積算して前記角速度を求め、n+1番目においても前記1回転分のカウント値を積算して同様に前記角速度を求め、前記n番目の角速度から前記n+1番目の角速度を減算して2で除し、前記駆動ローラの1/2p回転の偏芯成分の積分速度を求め、前記駆動ローラの1/2p回転の偏芯成分の積分速度を2p分求めてつなぎ合わせて前記駆動ローラの1回転の偏芯分における積分速度を抽出し、前記検知物の間隔毎に前記偏芯による速度成分を打ち消すようにフィードフォワード制御を行うことを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記制御手段は、前記駆動ローラの偏芯による速度成分を前記駆動ローラの立ち上げ直後に抽出し、その抽出結果に基づいて前記駆動ローラが立ち下がるまでにフィードフォワード制御を行うことを特徴とする。
第5の手段は、第3または第4の手段において、前記制御手段による前記駆動ローラの偏芯による速度成分の抽出、および前記抽出の結果に基づくフィードフォワード制御は、前記駆動ローラが立ち上がるたびに行われることを特徴とする。
第6の手段は、第3ないし第5のいずれかの手段において、前記駆動ローラの偏芯による速度成分の抽出中はフィードバック制御が行われることを特徴とする。
なお、以下の実施形態において、駆動ローラは符号14に、従動ローラは符号16に、検知物は符号18に、検知手段は光学的センサ18に、制御手段は制御装置3にそれぞれ対応する。
本発明によれば、ロータリエンコーダのような精密に均一で等間隔なスリット孔を設けたものを用いる必要もなく、安価な構成で、従動ローラの偏芯による回転むらの影響も受けずに、環境変化による該駆動ローラの熱膨張によって変動するゆっくりしたベルト速度変化だけでなく、比較的短い時間の変動によるベルト速度変化にも対応でき、さらには駆動ローラの偏芯によるベルト速度むらも取り去ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の中間転写ユニットの概略構成を示す図である。同図において、図示の画像形成装置は、4つの像担持体である感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kと、その各感光体ドラム10Y,10C,10M,10K上に形成した潜像を互いに異なる色のトナー像にそれぞれ現像する複数の現像ユニット11Y,11C,11M,11Kと、異なる色のトナー像がそれぞれ重ね合わせ状態に一次転写される矢印A方向に回転する中間転写ベルト12とを備えている。中間転写ベルト12は無端状のベルトであり、この実施形態では、前記中間転写ベルト12の下部側に、当該中間転写ベルト12の回転方向に沿って、イエローY,シアンC,マゼンタM,ブラックKの各色用の4個の前述の感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kがそれぞれ並列に配置されている。
感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kの外周には、図示しない帯電装置と、前述した現像ユニット11Y,11C,11M,11Kと、一次転写装置を構成する一次転写ローラ13Y,13C,13M,13Kと、図示しないクリーニングユニット等がそれぞれ配設されている。また、感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kの帯電装置により帯電された帯電面には、露光装置7からイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に対応した光が照射されて、そこに潜像がそれぞれ形成されるようになっている。各感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kには、一次転写ローラ13Y,13C,13M,13Kがそれぞれ対向配置されていて、その各一次転写ローラ13Y,13C,13M,13Kと感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kとの間には中間転写ベルト12が挟まれた状態で回動するようになっている。中間転写ベルト12は、支持ローラとなる駆動ローラ14とテンションローラ15と従動ローラ16とによって支持されており、駆動ローラ14が駆動モータ4より減速ギア5を介して回転駆動され、矢印A方向に回転する。そして、駆動ローラ14に対向する位置には、中間転写ベルト12を挟んで二次転写ローラ17が配設されている。
本画像形成装置は、プリント動作が開始されると、各感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kが図1において時計方向にそれぞれ回転を開始し、その表面が帯電装置により一様に帯電され、その各帯電面に 露光装置7からイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の画像に対応した光が照射されて、各感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kの表面に潜像がそれぞれ形成される。形成された各潜像は、各現像ユニット11Y,11C,11M,11Kにより現像されて、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナー像となる。その各色のトナー像は、矢印A方向に回動している中間転写ベルト12に、各一次転写ローラ13により正確に重ね合わせ状態に転写されていき、それにより中間転写ベルト12にはフルカラーの合成カラー画像(トナー像)が形成される。
一方、感光体ドラム10の下方に配設されている給紙ユニット6から記録媒体である転写紙Pが所定のタイミングで給紙され、記録紙Pが駆動ローラ14と二次転写ローラ17との間に送り込まれると、中間転写ベルト12に担持されている合成カラー画像が二次転写ローラ25により転写紙Pに一括して二次転写される。そして、その転写紙P上のトナー像が、定着ユニット8により定着され、図示しない排紙トレイ上に排出される。
また、中間転写ベルト12の表面に連れ添って従動回転する従動ローラ16には、一定の距離を置いて光学的センサ18が配設されており、従動ローラ16の外周部に複数個設けられた検知物19に対して測定光を発光し、その反射光/透過光を受光してパルス状の検出信号を出力する。そして、そのパルス信号の変化点から変化点の時間を計測してその時間から従動ローラ16の角速度、つまりは中間転写ベルト12の搬送速度を検出し、その中間転写ベルト12の搬送速度が一定になるように制御装置3によって制御する。すなわち、前記制御装置3が制御手段として機能する。光学的センサ18は、中間転写ベルト12の搬送速度を決めている駆動ローラ14により近い従動ローラ16に配設し、より実速度に近い搬送速度を検出するようにしている。駆動ローラ14の外周は、従動ローラ16の外周の偶数倍となっている。以後、ここでは
駆動ローラ14の外周長:従動ローラ16の外周長 = 2:1
になっているものとして話を進める。また、従動ローラ16は、その外周上に検知物19が1周期に渡って概ね等間隔に設けられている。また、駆動ローラ14の外周と各色の現像ユニット11内の感光体ドラム10の一次転写接点間の間隔は同じ距離とすることにより、駆動ローラ14の偏芯分は中間転写ベルト12の各色を重畳する時に色ずれは発生しないような機械構成になっている。
図2(a)〜(c)は、前記光学センサ18と検知物19の構成を示す図である。同図(a)は検知物19として従動ローラ16の芯金部分、非検知物20としてその芯金の表面に黒色で印刷した部分を備えた従動ローラ16と光学的センサ18との関係を示している。ここでは、光学的センサ18として反射型センサを用いている。検知物19と非検知物20は従動ローラ16の周長で概ね等間隔、等長に設けており、反射型センサでその変化の境目で1周で計4ヶの変化があり、その間で後述する中間転写ベルト12の搬送速度制御が行われる。ここでは、計4ヶとしているが、コストと制御装置3のパフォーマンスが許す限りさらに細かくしてもよく、そうすればさらに細かく制御が行われ、より搬送速度制御の精度が向上する。
同図(b)は、検知物19として従動ローラ16の芯金部分、非検知物20としてその芯金の切り欠け部分としたもので、光学的センサ18として反射型センサを用いている。同図(c)は同図(b)の逆で、光学的センサ18として透過型センサを用いたものである。このように、検知物19と非検知物20を概ね等間隔(従動ローラ16の角速度を求めるに当たり、後述する演算処理により均一な等間隔にする必要はなくなるため、ある程度等間隔であれば良い)に設けることで、ロータリエンコーダのように各々のスリット孔の間隔を均一な等間隔に精密に設ける必要がなく、安価に簡単に構成できる。なお、透過型センサは構造上スリット幅を小さくできるので検知精度は向上するが、逆に装置は大型化される。
図3は、制御装置3の一構成を示すブロック図である。制御装置3は、従動ローラ16が1回転する毎に図2の例では2パルスのパルス信号を発生し、立ち上がりから立ち下がり、立ち下がりから立ち上がりの間の移動時間をクロック31から発生するクロックパルスによりカウントするカウンタ部30を備えている。立ち上がりから立ち上がり、または立ち下がりから立ち下がりの間の移動時間をカウントしてもよいが、少ない検知物でより細かい制御を行うためには、このように両変化を計時する方が安価に構成できる利点がある。クロック31は、一定時間間隔の周期的なクロックパルスを、例えば数百KHz〜数MHzのといった高い周波数を発生させるもので、水晶発振器等で構成される。そして、その移動時間のカウント値を記憶するRAM33と共に、駆動ローラ14の1周期分、つまりは従動ローラ16の2周期分のカウント値から移動速度(角速度)を求め、目標速度との差分を求めて一定速度となるような速度補正量を求める演算部32と、その速度補正量を基にモータドライバ35に現速度より変化させたモータ駆動クロックを出力するモータ駆動部34とを備えている。
図4は、カウンタ部30の一動作を示すタイミングチャートである。同図において、カウンタ部30が光学的センサ18からの検出信号の立ち上がりでカウントを開始すると、クロック31からのカウントクロックの例えば立ち上がりでカウント値が次々とアップカウントされる。そして、次の検出信号の変化点、図では立ち下がりが発生すると、その時点のカウント値(図ではE000h)が演算部32のレジスタに転送されると同時にカウント値がクリアされ、演算部32に対して割込を発生する。そして、さらに次のカウントが開始される。演算部32は、その割込をトリガに適宜そのレジスタからカウント値をリードし、後述する所定の演算処理を行う。検出信号の変化点間のカウント値は、従動ローラ16の角速度に応じて変化する。具体的には、従動ローラ16の角速度が速くなると、カウンタ値は少なくなり、逆に遅くなるとカウンタ値は多くなる。
図5は演算部32の一動作を示す説明図である。光学的センサ18から出力される検出信号のあるパルスをn番目とすると、まずRAM33に記憶されているカウント値より、従動ローラ16の1/4回転の移動時間の現求めたカウント値を含めて過去8回分のカウント値を積算してその積算値から移動速度(角速度)を求め、目標速度との差分を求めて一定速度なるような速度補正量をさらに求め速度制御を行う。次に、n+1番目についても同じように行い、n+2,n+3と順次行う。このように駆動ローラ14の1回転周期より速度補正量を求めることにより、駆動ローラ14の偏芯の影響を受けないだけでなく、駆動ローラ14の外周を従動ローラ16の外周の偶数倍としているので、従動ローラ16の1周期毎の偏芯も同時にキャンセルすることができ、また、制御はパルス毎に行うことにより、細かい時間で制御を行うことができる。同時に、従動ローラ16の1/4回転の移動時間の現求めたカウント値を含めて過去4回分のカウント値を積算してその積算値から後述する演算により駆動ローラ14の偏芯における速度成分を抽出する。次に、n+1番目についても同じように行い、n+2,n+3と順次行い、合計8回まで行う。
図6は駆動ローラ14と従動ローラ16の偏芯による速度変動を示す波形図である。一般的に、ローラの偏芯運動はその周期に応じて図のように変化する。このままでは、その速度変動を検出誤差として検出してしまう。そのため、1回転毎の移動時間、つまりは1回転毎のカウント値を基に移動時間を求めることにより、その速度変動による検出誤差を取り除くことが可能となる。そこで、図に示すように、駆動ローラ14の外周長を従動ローラ16の外周長の偶数倍(図では2倍)とし、駆動ローラ14の少なくとも1回転毎(図では1回転毎)にその移動時間のカウント値をカウントすれば、駆動ローラ14だけでなく従動ローラ16の偏芯等によって生じる検出誤差をキャンセルすることができる。なお、駆動ローラ14の外周長を従動ローラ16の外周長の偶数倍とすることにより、後述する駆動ローラ14の偏芯における速度成分を抽出することが可能となる。
図7は駆動ローラ14の偏芯における速度成分の抽出方法を示す説明図である。図6で示したように、駆動ローラ14の1回転の偏芯速度に対して、その半周期が従動ローラ16の1回転に相当し、その外周長は1:2の関係となっている。さらに、光学的センサ18から出力される検出信号のあるパルスをn番目とし、従動ローラ1回転周期に対しそのサンプリング間隔を4回とする。今、n番目において従動ローラ16の1/4回転の移動時間の現求めたカウント値を含めて過去4回分、つまり従動ローラ1回転分のカウント値を積算してその積算値から移動速度(角速度)を求める。ここで、従動ローラ1回転分の積分値とすることで、従動ローラ16の偏芯も影響を受けない。次に、n+1番目においても同様に移動速度(角速度)を求める。そして、n番目とn+1番目の移動速度において、n番目からn+1番目を減算し2で割ると、駆動ローラ14の1/8回転の偏芯成分の積分速度が求められ、この積分速度をm=1と番号付けする。(n+1,n+2),・・・,(n+7,n+8)においても続けて同様に求め、m=1からm=8までの積分速度をつなぎ合わせると、駆動ローラ14の1回転の偏芯分における積分速度が抽出できる。
図8は、駆動モータ4の立ち上げ直後、カウント部30のカウント開始からの制御装置3の駆動ローラ14に対する一制御を示すタイミングチャートである。フィードバック制御を行う場合、駆動ローラ14の1回転周期分の移動速度(角速度)に基づいて行うため、カウント開始からn=8まではその1回転周期分を待つので無制御となる。n=8になった時、初めて駆動ローラ14の1回転周期分の移動速度(角速度)が求められ、ここからフィードバック制御が行われる。さらに、そこからn=12番目まで、今度は従動ローラ16の1回転周期分の移動速度(角速度)を待ち、n=12〜n=20までの間において前述したように駆動ローラ14の1回転の偏芯分における積分速度を抽出し、順序良くm=1〜8に番号付けを行う。この積分速度を抽出している間は、フィードバック制御が行われているので、フィードバック制御により駆動ローラ14の偏芯成分以外の要因による速度変動分は除去しており、駆動ローラ14の偏芯成分をより正確に抽出することができる。n=20からは、フィードフォワード制御により、n=20ではm=1、n=21ではm=2、・・・・、n=27ではm=8、n=28ではm=1と順序良く抽出した積分速度を加算することにより、駆動ローラ14の偏芯速度を打ち消すことができる。そこから、駆動モータ4の立ち下げまで、継続して順序良くフィードバック制御とフィードフォワード制御が行われる。また、次に駆動モータ4を立ち上げた場合には、同じように毎回行うことにより、確実に且つ間違いなくフィードフォワード制御が行うことができる。
このように、環境変化による駆動ローラ14の熱膨張(駆動ローラ14は、転写性やグリップ性の観点から芯金鉄のゴムローラが用いられ、駆動ローラ14が定着ユニット8に近いところに配設されていることからも、温度上昇によりゴムローラ径が膨張して中間転写ベルト12の搬送速度が徐々に増加する)によって速度変動するようなゆっくりした変化に対応できるだけでなく、転写紙Pの駆動ローラ14を通過する際の転写紙Pの挙動による速度変化、一次転写のバイアス電圧、感光体ドラムの偏芯等、比較的短い時間の変動による中間転写ベルト12の速度変化にも対応でき、さらには駆動ローラ14の偏芯による中間転写ベルト12の速度むらも取り去ることが可能となる。
図9は、本実施形態に係る制御装置3の演算部32における制御手順の一例を示すフローチャートである。
この制御手順では、まず、ステップS10において、プリント動作等において駆動モータ4の立ち上げが開始され、駆動モータ4が定常速度に安定すると、ステップS11でカウンタ部30の前段のクロック31のカウントクロックによるカウント値をゼロにクリアし、カウンタ部30からの割込許可と共にカウント開始をONに設定する。次に、ステップS12において駆動モータ4の立ち上げ直後の最初のステップか否かを判断し、最初の割込におけるカウント値はカウント動作ONと検出信号の変化が同期してなく正確な値ではないので、1回目の割込における制御を無視する。そして、ステップS13で、
割込カウント数:n=0
および、
駆動ローラ14の偏芯速度番号:m=0
にクリアする。ステップS14でカウント部30からの割込を待ち、割込が発生するとステップS15に進み、割込カウントをn=n+1にインクリメントする。そして、ステップS16で、カウント部30からレジスタに転送されたn番目におけるカウンタ値:TCをリードすると共に、RAM33にその値を記憶する。
次に、ステップS17にて最初からn≧8になるまではステップS14に戻りステップS14からステップS17までの処理を繰り返す。n=8に達するとステップS18に進み、割込カウント数nが
12≦n≦20
の範囲か否かを判断する。12≦n≦20の範囲である場合は、ステップS19に進み、今度は
13≦n≦20
の範囲か否かを判断する。13≦n≦20の範囲である場合は、ステップS20に進み、駆動ローラ14の偏芯速度番号をm=m+1にインクリメントし、駆動ローラ14の1周期分における従動ローラ16の角速度:Vp1[mm/s]、および従動ローラ16の1周期分における従動ローラ16の角速度:Vp2[mm/s]を算出する。角速度Vp2は、例えば、従動ローラ16の1/4回転のカウント値をTCとすると、駆動ローラ14の1周期分のカウント値:Tc1、従動ローラ16の1周期分のカウント値:Tc2を、Tc1は求めたカウント値を含めて過去8回のカウント値を積算し、Tc2は求めたカウント値を含めて過去4回のカウント値を積算し、
Tc1=TCn−7+TCn−6+TCn−5+TCn−4+TCn−3+TCn−2+TCn−1+TC
n=8,9,・・・
Tc2=TCn−3+TCn−2+TCn−1+TC
n=12,13,・・・,19,20
のようにして求める。
カウントクロックの最小カウント時間(サンプリング時間)をΔt[ms]とすると、Tc1,Tc2におけるカウント時間:T1,T2[ms]は、
T1[ms]=Tc1×Δt n=8,9,・・・
T2[ms]=Tc2×Δt n=12,13,・・・,19,20
より求められる。さらに、従動ローラ16の径+中間転写ベルト厚膜をr[mm]とすると、駆動ローラ14の1周期分における従動ローラ16の角速度:V1p[mm/s]、従動ローラ16の1周期分における従動ローラ16の角速度:V2p[mm/s]は、
Vp1[mm/s]=r×π×2/T1×1000
n=8,9,・・・
Vp2[mm/s]=r×π/T2×1000
n=12,13,・・・,19,20
より求まる。さらに、駆動ローラ14における偏芯速度:Vf[mm/s]は例えば、
Vf[mm/s]=(Vp2−Vp2n+1)/2×4
n=12,13,・・・,18,19、 m=1,2,・・・,8,9 (図10−偏芯速度の算出式の対応表参照)
のようにして算出する。
ステップS19で13≦n≦20の範囲でない場合は、ステップS22に進み、ステップS21と同様にVp1[mm/s],Vp2[mm/s]を算出する。また、ステップS18にて12≦n≦20の範囲でない場合は、ステップS23に進みステップS21と同様にVp1[mm/s]を算出する。ステップS22でVp1n、Vp2を、あるいはステップS23でVp1を算出すると、ステップS24でノイズ等による誤りカウントを排除する。誤りカウントの場合はS13に戻り、初めからやり直す。ここでは、その判断を、基準速度Vs[mm/s]の±1%の範囲としている。
ステップS24で誤りカウントでなければ、ステップS25でフィードフォワード制御を開始するn≧20か否かを判断する。n≧20の場合はステップS26に進み、
操作速度:Vm2[mm/s]
を算出する。操作速度の算出は、例えば、以下のようにして行われる。
まず、基準速度:Vs[mm/s]との差分値(偏差):Ve[mm/s]
Ve[mm/s]=Vs−Vp1 n=8,9,・・・
を求める。一方、その差分値Veに対する積分速度Vei[mm/s]
Vei[mm/s]=Ve+Ven−1 n=8,9,・・・
を求める。この時、差分値Veおよび積分速度VeiはRAM33に記憶する。
以上より、操作速度:Vm2[mm/s]は、前述で求めた偏芯速度Vf[mm/s]を加え、
Vm2[mm/s]=Kp×Ve+Ki×Vei+Kd×(Ve−Ven−1)+Kf×Vf+Vs
Kp:比例係数 Ki;積分係数 Kd:微分係数 Kf:フィードフォワード係数
n=20,21,・・・ m=1,2,・・・,7,8,1,2,・・・
として求める。
ステップS25でn≧20でない場合はステップS27に進み、操作速度:Vm1[mm/s]を算出する。操作速度:Vm1は、Vm2のフィードフォワード項がないだけで、
V1m[mm/s]=Kp×Ve+Ki×Vei+Kd×(Ve−Ven−1)+Vs
Kp:比例係数 Ki;積分係数 Kd:微分係数
n=8,9,・・・,18,19
で表される。これは、PID制御と呼ばれるものである。短時間の変動の外乱の影響が少ない場合は、微分係数:Kdを乗じている微分項を無くしてPI制御にしても問題ないが、パルス変化毎の細かい間隔で制御可能なので、短時間の変動の外乱の影響を受ける場合はPID制御が有効である。次に、S28にて求めた操作速度に従い、S23にてモータ駆動部34に対して現速度より変化させたモータ駆動クロックを出力するようにモータ駆動部34に対して指令を出し、中間転写ベルト12の速度制御が行われる。S29にてプリント動作等が終了か判断し、駆動モータ4の停止と判断されると、S26に進み駆動モータ4を立ち下げて終了となる。
以上のように本実施形態によれば、駆動ローラ14の外周長を従動ローラ16の外周長の偶数倍とし、角速度を前記駆動ローラ14の少なくとも1周期分の積分時間より求め、求められた角速度を従動ローラ16の外周に複数個設けた検知物20の各々の間隔毎に順次算出し、制御を従動ローラ16の外周に複数個設けた検知物20の各々の間隔毎にフィードバック制御すると共に、従動ローラ16の少なくとも1周期分の積分時間を求め、この積分時間を従動ローラ16の外周に複数個設けた検知物20の各々の間隔毎に順次算出し、それらの積分時間から駆動ローラ14の偏芯における速度成分を抽出し、従動ローラ16の外周に複数個設けた検知物20の各々の間隔毎にその速度成分を打ち消すようにフィードフォワード制御しているので、ロータリエンコーダのような精密に均一で等間隔なスリット孔を設けたものを用いる必要もなく、何よりも安価な構成で、従動ローラ16の偏芯による回転むらの影響も受けずに、環境変化による駆動ローラ14の熱膨張によって変動するゆっくりしたベルト速度変化だけでなく、紙搬送の影響、一次転写のバイアス電圧、感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kの偏芯等、比較的短い時間の変動による中間転写ベルト12の速度変化にも対応でき、さらには駆動ローラ14の偏芯によるベルト速度むらも取り去ることができる。
また、駆動ローラ14の偏芯における速度成分を駆動ローラ14の立ち上げ直後に抽出し、その抽出結果に基づいて駆動ローラ14が立ち下がるまで常にフィードフォワード制御しているので、駆動ローラ14の偏芯における速度成分については駆動ローラ14の1回転周期と同期していることを利用し、駆動ローラ14の立ち上げて抽出し始めてから順次カウントすることにより、今どのような偏芯運動をしているか知ることができる。その結果、抽出した速度分を、どのタイミングでフィードフォワード制御すれば良いということが分かる。
また、駆動ローラ14の偏芯における速度成分の抽出、およびその抽出結果に基づくフィードフォワード制御を駆動ローラ14が立ち上がる度に毎回行っているので、確実にフィードフォワード制御を行うことができる。
また、駆動ローラ14の偏芯における速度成分の抽出中はフィードバック制御が行われているので、フィードバック制御により駆動ローラ14の偏芯成分以外の要因による速度変動分は除去され、駆動ローラ14の偏芯成分をより正確に抽出することができる。
さらに、駆動ローラ14の偏芯における速度成分の抽出を、順次算出された従動ローラ16の少なくとも1周期分の積分時間より、該駆動ローラの半周期の積分時間を導き出し、その導き出された前後の積分時間により求めているので、簡単な演算で駆動ローラ16の偏芯における速度成分を求めることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の中間転写ユニットの概略構成を示す図である。 光学センサと検知物もしくは非検知物の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御装置を示すブロック図である。 図3のカウンタ部の動作の一例を示すタイミングチャートである。 図3の演算部の動作の一例を示す説明図である。 駆動ローラと従動ローラの偏芯による速度変動を示す波形図である。 駆動ローラの偏芯における速度成分の抽出方法を示す説明図である。 駆動モータの立ち上げ直後、カウント部のカウント開始からの制御装置の駆動ローラに対する制御例を示すタイミングチャートである。 図3の制御装置の演算部における制御手順の一例を示すフローチャートである。 駆動ローラにおける偏芯速度の算出式の対応を表として示す図である。
符号の説明
3 制御装置
4 駆動モータ
5 減速ギア
10Y,10C,10M,10K 感光ドラム
11Y,11C,11M,11K 現像ユニット
12 中間転写ベルト
13Y,13C,13M,13K 一次転写ローラ
14 駆動ローラ
15 テンションローラ
16 従動ローラ
17 二次転写ローラ
18 光学的センサ
19 検知物
20 非検知物
30 カウンタ部
31 クロック
32 演算部
33 RAM
34 モータ制御部
35 モータドライバ

Claims (6)

  1. 無端状のベルトを駆動する駆動ローラと、
    前記ベルトの表面に接触して従動回転する従動ローラと、
    前記従動ローラの外周部に複数個設けた検知物と、
    前記検知物を検知する検知手段と、
    前記検知手段からの検知出力に基づいて前記従動ローラの角速度を求め、当該角速度から前記ベルトの搬送速度を検出し、当該ベルトの搬送速度を制御する搬送制御方法において、
    前記駆動ローラの外周長を前記従動ローラの外周長の偶数倍に設定し、
    前記検知手段の検知出力のあるパルスをn番目、前記従動ローラ1回転周期に対しそのサンプリング間隔をp回(ただし、pは4以上の整数)とし、n番目において従動ローラの1/p回転の移動時間の1回転分のカウント値を積算して前記角速度を求め、
    n+1番目においても前記1回転分のカウント値を積算して同様に前記角速度を求め、
    前記n番目の角速度から前記n+1番目の角速度を減算して2で除し、前記駆動ローラの1/2p回転の偏芯成分の積分速度を求め、
    前記駆動ローラの1/2p回転の偏芯成分の積分速度を2p分求めてつなぎ合わせて前記駆動ローラの1回転の偏芯分における積分速度を抽出し、
    前記検知物の間隔毎に前記偏芯による速度成分を打ち消すようにフィードフォワード制御を行うこと
    を特徴とする搬送制御方法。
  2. 前記無端状のベルトが、現像されたトナー像が転写される中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1記載の搬送制御方法。
  3. 無端状の中間転写ベルトを駆動する駆動ローラと、
    前記中間転写ベルトの表面に接触して従動回転する従動ローラと、
    前記従動ローラの外周部に複数個設けた検知物と、
    前記検知物を検知する検知手段と、
    前記検知手段からの検知出力に基づいて前記従動ローラの角速度を求め、当該角速度から前記中間転写ベルトの搬送速度を検出し、当該中間転写ベルトの搬送速度を制御する制御手段と、を備え、各色毎に設けられた像担持体上の画像を前記中間転写ベルトに1次転写し、前記中間転写ベルト上で重畳された1次転写像を記録媒体上にさらに2次転写して画像形成を行う画像形成装置において、
    前記駆動ローラの外周長を前記従動ローラの外周長の偶数倍に設定するとともに、
    前記制御手段が、
    前記検知手段の検知出力のあるパルスをn番目、前記従動ローラ1回転周期に対しそのサンプリング間隔をp回(ただし、pは4以上の整数)とし、n番目において従動ローラの1/p回転の移動時間の1回転分のカウント値を積算して前記角速度を求め、
    n+1番目においても前記1回転分のカウント値を積算して同様に前記角速度を求め、
    前記n番目の角速度から前記n+1番目の角速度を減算して2で除し、前記駆動ローラの1/2p回転の偏芯成分の積分速度を求め、
    前記駆動ローラの1/2p回転の偏芯成分の積分速度を2p分求めてつなぎ合わせて前記駆動ローラの1回転の偏芯分における積分速度を抽出し、
    前記検知物の間隔毎に前記偏芯による速度成分を打ち消すようにフィードフォワード制御を行うこと
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記駆動ローラの偏芯による速度成分を前記駆動ローラの立ち上げ直後に抽出し、その抽出結果に基づいて前記駆動ローラが立ち下がるまでにフィードフォワード制御を行うことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段による前記駆動ローラの偏芯による速度成分の抽出、および前記抽出の結果に基づくフィードフォワード制御は、前記駆動ローラが立ち上がるたびに行われることを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置。
  6. 前記駆動ローラの偏芯による速度成分の抽出中はフィードバック制御が行われることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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