JPH09193476A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH09193476A JPH09193476A JP1025496A JP1025496A JPH09193476A JP H09193476 A JPH09193476 A JP H09193476A JP 1025496 A JP1025496 A JP 1025496A JP 1025496 A JP1025496 A JP 1025496A JP H09193476 A JPH09193476 A JP H09193476A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- correction pattern
- correction
- output
- printing station
- electrostatic latent
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な制御で正確に高精度のずれ補正を行
う。 【解決手段】 電子写真プロセス機構を供えた印刷ステ
ーションを無端帯状の用紙搬送ベルト上に複数配置し、
搬送ベルトにより搬送された記録用紙に印刷ステーショ
ンにより可視像化されたトナー画像を転写する画像形成
装置において、レジストレーションンずれを検出する4
つのラインデータからなる補正パターン41を記憶する
ROMを備え、対となる補正パターン41の出力間隔
が、感光体ドラムの円周の(2n+1)/2倍(nは0
又は正の整数)となるような出力タイミングで3対の補
正パターンを出力し、これを読取る。その結果を加算し
てずれ量平均値を算出することにより、感光ドラムの周
期変動の影響が打消される。この平均値に基づいてレジ
ストレーションンずれの補正を行う。
う。 【解決手段】 電子写真プロセス機構を供えた印刷ステ
ーションを無端帯状の用紙搬送ベルト上に複数配置し、
搬送ベルトにより搬送された記録用紙に印刷ステーショ
ンにより可視像化されたトナー画像を転写する画像形成
装置において、レジストレーションンずれを検出する4
つのラインデータからなる補正パターン41を記憶する
ROMを備え、対となる補正パターン41の出力間隔
が、感光体ドラムの円周の(2n+1)/2倍(nは0
又は正の整数)となるような出力タイミングで3対の補
正パターンを出力し、これを読取る。その結果を加算し
てずれ量平均値を算出することにより、感光ドラムの周
期変動の影響が打消される。この平均値に基づいてレジ
ストレーションンずれの補正を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
機構を備えた複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置
に関する。
機構を備えた複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては、特開平
4−131872に示すものが知られている。この装置
は、図7に示すように装置本体内部に張設した無端帯状
の用紙搬送ベルト1にイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4個の印刷ス
テーション21 〜24 を連続して配置して構成される。
各印刷ステーション21 〜24 は、それぞれ感光ドラム
3、レーザダイオード等の光源を設けた露光装置4、現
像装置等からなる電子写真プロセス機構を備える。この
各印刷ステーションにより用紙搬送ベルトで搬送された
用紙に印刷を行うことによって、それぞれの色を重ね合
せてカラー画像の形成を行うようになっている。
4−131872に示すものが知られている。この装置
は、図7に示すように装置本体内部に張設した無端帯状
の用紙搬送ベルト1にイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4個の印刷ス
テーション21 〜24 を連続して配置して構成される。
各印刷ステーション21 〜24 は、それぞれ感光ドラム
3、レーザダイオード等の光源を設けた露光装置4、現
像装置等からなる電子写真プロセス機構を備える。この
各印刷ステーションにより用紙搬送ベルトで搬送された
用紙に印刷を行うことによって、それぞれの色を重ね合
せてカラー画像の形成を行うようになっている。
【0003】この場合、各印刷ステーションは副走査方
向に所定距離の間隔をあけて配設されているため、同時
に印刷することはできず、先行する印刷ステーションの
露光装置で印刷された印字結果が、その印刷ステーショ
ンから用紙搬送方向に印刷ステーション間距離だけ搬送
されたときに、次の印刷ステーションの露光装置で上か
ら重ねて印刷する。このため、各印刷ステーションの取
付誤差等により各印刷結果が正確に重ならない場合(レ
ジストレーションずれ)がある。
向に所定距離の間隔をあけて配設されているため、同時
に印刷することはできず、先行する印刷ステーションの
露光装置で印刷された印字結果が、その印刷ステーショ
ンから用紙搬送方向に印刷ステーション間距離だけ搬送
されたときに、次の印刷ステーションの露光装置で上か
ら重ねて印刷する。このため、各印刷ステーションの取
付誤差等により各印刷結果が正確に重ならない場合(レ
ジストレーションずれ)がある。
【0004】このようなずれの補正を行うため、用紙搬
送ベルト1に対向して用紙搬送ベルト1に光を照射する
光源5a、その反射光を光学レンズ5bを介して読取る
イメージセンサ5bからなる補正パターン読取センサ5
を設け、図8に示すような所定の補正パターン8を用紙
搬送ベルト1上に印刷し、これを補正パターン読取セン
サ5で読取り、ずれ量を検出してこれを解析し、その結
果を利用して各レジストレーションずれに応じた補正を
行うようになっていた。
送ベルト1に対向して用紙搬送ベルト1に光を照射する
光源5a、その反射光を光学レンズ5bを介して読取る
イメージセンサ5bからなる補正パターン読取センサ5
を設け、図8に示すような所定の補正パターン8を用紙
搬送ベルト1上に印刷し、これを補正パターン読取セン
サ5で読取り、ずれ量を検出してこれを解析し、その結
果を利用して各レジストレーションずれに応じた補正を
行うようになっていた。
【0005】すなわち、上記レジストレーションずれに
は、トップマージンずれ、レフトマージンずれ、傾きず
れ、倍率ずれ、位相ずれ等があるが、これらのうちトッ
プマージンずれは図8に示すラインalの各色の副走査
方向のずれを検出すれば良く、レフトマージンずれにつ
いてはラインblとラインb2との主走査方向の間隔が
各色一致しているかどうかを検出すれば良い。また、傾
きずれについてはラインalがレーザ光の走査線に対す
る傾きを検出すればよく。位相ずれについてはラインa
l〜anを読取り各ラインが正規の位置に対してどちら
方向にどれだけずれているかを示すずれ量を検出すれば
よい。
は、トップマージンずれ、レフトマージンずれ、傾きず
れ、倍率ずれ、位相ずれ等があるが、これらのうちトッ
プマージンずれは図8に示すラインalの各色の副走査
方向のずれを検出すれば良く、レフトマージンずれにつ
いてはラインblとラインb2との主走査方向の間隔が
各色一致しているかどうかを検出すれば良い。また、傾
きずれについてはラインalがレーザ光の走査線に対す
る傾きを検出すればよく。位相ずれについてはラインa
l〜anを読取り各ラインが正規の位置に対してどちら
方向にどれだけずれているかを示すずれ量を検出すれば
よい。
【0006】これらのずれ量の検出結果に基づいて、ト
ップマージンおよびレフトマージンの補正はレーザビー
ムの走査タイミングを基準スチーションの画像と一致さ
せるように補正する。また、傾きずれ、倍率ずれに対し
ては露光装置4に設けられたアクチュエータによりレー
ザ光を反射させる反射器4aを移動させることにより補
正する。
ップマージンおよびレフトマージンの補正はレーザビー
ムの走査タイミングを基準スチーションの画像と一致さ
せるように補正する。また、傾きずれ、倍率ずれに対し
ては露光装置4に設けられたアクチュエータによりレー
ザ光を反射させる反射器4aを移動させることにより補
正する。
【0007】ところが、上記レジストレーションずれの
うちの位相ずれにおいては、実際に各印刷ステーション
21 〜24 から出力するときには、各印刷ステーション
21〜24 の感光ドラム3には、その半径をRとした場
合に感光ドラム3の円周2πRの周期で速度変動が生じ
ている(図4参照)。従って、この周期的な速度変動を
無視して補正パターンを用紙搬送ベルト上に次々と印刷
しても、補正パターンの出力位置自体が正規位置からず
れてしまうため、これに基づいて位相ずれの補正を行っ
ても正確にこれらの補正を行うことができない。
うちの位相ずれにおいては、実際に各印刷ステーション
21 〜24 から出力するときには、各印刷ステーション
21〜24 の感光ドラム3には、その半径をRとした場
合に感光ドラム3の円周2πRの周期で速度変動が生じ
ている(図4参照)。従って、この周期的な速度変動を
無視して補正パターンを用紙搬送ベルト上に次々と印刷
しても、補正パターンの出力位置自体が正規位置からず
れてしまうため、これに基づいて位相ずれの補正を行っ
ても正確にこれらの補正を行うことができない。
【0008】しかも、この位相ずれは、他のレジストレ
ーションずれにも影響を及ぼすものであるため、他のト
ップマージンずれ、レフトマージンずれ、傾きずれ、倍
率ずれ等に対するずれ補正も正確に行うことができなく
なるという問題があった。
ーションずれにも影響を及ぼすものであるため、他のト
ップマージンずれ、レフトマージンずれ、傾きずれ、倍
率ずれ等に対するずれ補正も正確に行うことができなく
なるという問題があった。
【0009】従って、この問題を解決するため、各感光
ドラム3の軸にスリット円板及びスリットを検出する光
センサからなるホームポジションセンサ7を設け、光セ
ンサによってそのホームポジションを検知し、このホー
ムポジションを基準として位相角を求め、これに基づい
て所定の演算処理を行って印刷ステーション21 の位相
に他の印刷ステーション22 〜24 を合わせて、すべて
の感光ドラム3の速度変動を同位相にするようにしてい
た。
ドラム3の軸にスリット円板及びスリットを検出する光
センサからなるホームポジションセンサ7を設け、光セ
ンサによってそのホームポジションを検知し、このホー
ムポジションを基準として位相角を求め、これに基づい
て所定の演算処理を行って印刷ステーション21 の位相
に他の印刷ステーション22 〜24 を合わせて、すべて
の感光ドラム3の速度変動を同位相にするようにしてい
た。
【0010】従って、実際に用紙に印刷する場合にも、
補正パターンを印刷したときと同様に、ホームポジショ
ンセンサ7のホームポジション信号に基づいてすべての
感光ドラム3の位相を同一にしなければならない。
補正パターンを印刷したときと同様に、ホームポジショ
ンセンサ7のホームポジション信号に基づいてすべての
感光ドラム3の位相を同一にしなければならない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような装
置においては、すべての感光ドラム3の速度変動を同位
相にするため、ホームポジションを検知するホームポジ
ションセンサ7またはエンコーダが必要になり、ライン
状の補正パターンから感光ドラム3の速度変動等の周期
変動を精度よく検出するためには、多くの補正パターン
のラインを印刷して読込まなければならなく、複雑なタ
イミング制御が必要になるという問題があった。
置においては、すべての感光ドラム3の速度変動を同位
相にするため、ホームポジションを検知するホームポジ
ションセンサ7またはエンコーダが必要になり、ライン
状の補正パターンから感光ドラム3の速度変動等の周期
変動を精度よく検出するためには、多くの補正パターン
のラインを印刷して読込まなければならなく、複雑なタ
イミング制御が必要になるという問題があった。
【0012】また、多くの補正パターンのラインを印刷
して読込まなければならないため、補正パターンの印刷
や検出に多くの時間がかかり、用紙搬送ベルトが汚れ、
廃トナーが多くなる。このように、時間・コスト・印刷
材料が無駄になってしまうという問題もあった。
して読込まなければならないため、補正パターンの印刷
や検出に多くの時間がかかり、用紙搬送ベルトが汚れ、
廃トナーが多くなる。このように、時間・コスト・印刷
材料が無駄になってしまうという問題もあった。
【0013】そこで、本発明は、ずれ補正を簡単な制御
で正確に高精度で行うことができる画像形成装置を提供
しようとするものである。
で正確に高精度で行うことができる画像形成装置を提供
しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、回転が周期的に変動する静電潜像保持体の表面を帯
電し、露光により静電潜像を形成し、その静電潜像を可
視像化する印刷ステーションを無端帯状の媒体搬送ベル
ト上に複数配置し、媒体搬送ベルトにより搬送された記
録媒体に印刷ステーションにより可視像化されたトナー
画像を転写する画像形成装置において、印刷品質を検出
する所定の補正パターンを記憶する補正パターン記憶手
段と、印刷ステーションにより媒体搬送ベルト上に補正
パターン記憶手段からの補正パターンを1対又は複数対
転写する補正パターン出力制御手段と、この補正パター
ン出力制御手段で転写した補正パターンの画像を読取る
補正パターン読取手段と、補正パターン読取手段で読取
った印刷品質のデータの平均値を算出し、この平均値に
基づいて印刷ステーションからの出力を制御する出力調
整手段とを設け、補正パターン出力制御手段が補正パタ
ーンの出力を行うとき、対となる前記補正パターンの出
力間隔が、静電潜像保持体の円周の(2n+1)/2倍
(nは0又は正の整数)となるような出力タイミングに
するものである。
は、回転が周期的に変動する静電潜像保持体の表面を帯
電し、露光により静電潜像を形成し、その静電潜像を可
視像化する印刷ステーションを無端帯状の媒体搬送ベル
ト上に複数配置し、媒体搬送ベルトにより搬送された記
録媒体に印刷ステーションにより可視像化されたトナー
画像を転写する画像形成装置において、印刷品質を検出
する所定の補正パターンを記憶する補正パターン記憶手
段と、印刷ステーションにより媒体搬送ベルト上に補正
パターン記憶手段からの補正パターンを1対又は複数対
転写する補正パターン出力制御手段と、この補正パター
ン出力制御手段で転写した補正パターンの画像を読取る
補正パターン読取手段と、補正パターン読取手段で読取
った印刷品質のデータの平均値を算出し、この平均値に
基づいて印刷ステーションからの出力を制御する出力調
整手段とを設け、補正パターン出力制御手段が補正パタ
ーンの出力を行うとき、対となる前記補正パターンの出
力間隔が、静電潜像保持体の円周の(2n+1)/2倍
(nは0又は正の整数)となるような出力タイミングに
するものである。
【0015】このような構成の請求項1記載の本発明に
おいては、静電潜像保持体の円周の(2n+1)/2倍
(nは0又は正の整数)となるような出力タイミング
で、補正パターンを媒体搬送ベルト上に出力し、これを
補正パターン読取手段で読取り、読取ったデータの平均
値を算出することにより、静電潜像保持体の回転の周期
変動による影響は打消される。この平均値を利用して印
刷ステーションからの出力を制御して出力画像を補正す
る。
おいては、静電潜像保持体の円周の(2n+1)/2倍
(nは0又は正の整数)となるような出力タイミング
で、補正パターンを媒体搬送ベルト上に出力し、これを
補正パターン読取手段で読取り、読取ったデータの平均
値を算出することにより、静電潜像保持体の回転の周期
変動による影響は打消される。この平均値を利用して印
刷ステーションからの出力を制御して出力画像を補正す
る。
【0016】請求項2記載の本発明は、静電潜像保持体
の表面を帯電し、露光により静電潜像を形成し、その静
電潜像を可視像化する印刷ステーションを回転が周期的
に変動する回転体に無端帯状に張設された媒体搬送ベル
ト上に複数配置し、媒体搬送ベルトにより搬送された記
録媒体に印刷ステーションにより可視像化されたトナー
画像を転写する画像形成装置において、印刷品質を検出
する所定の補正パターンを記憶する補正パターン記憶手
段と、印刷ステーションにより媒体搬送ベルト上に補正
パターン記憶手段からの補正パターンを1対又は複数対
転写する補正パターン出力制御手段と、この補正パター
ン出力制御手段で転写した補正パターンの画像を読取る
補正パターン読取手段と、補正パターン読取手段で読取
った印刷品質のデータの平均値を算出し、この平均値に
基づいて印刷ステーションからの出力を制御する出力調
整手段とを設け、補正パターン出力制御手段が補正パタ
ーンの出力を行うとき、対となる前記補正パターンの出
力間隔が、媒体搬送ベルトの回転体の円周の(2n+
1)/2倍(nは0又は正の整数)となるような出力タ
イミングにするものである。
の表面を帯電し、露光により静電潜像を形成し、その静
電潜像を可視像化する印刷ステーションを回転が周期的
に変動する回転体に無端帯状に張設された媒体搬送ベル
ト上に複数配置し、媒体搬送ベルトにより搬送された記
録媒体に印刷ステーションにより可視像化されたトナー
画像を転写する画像形成装置において、印刷品質を検出
する所定の補正パターンを記憶する補正パターン記憶手
段と、印刷ステーションにより媒体搬送ベルト上に補正
パターン記憶手段からの補正パターンを1対又は複数対
転写する補正パターン出力制御手段と、この補正パター
ン出力制御手段で転写した補正パターンの画像を読取る
補正パターン読取手段と、補正パターン読取手段で読取
った印刷品質のデータの平均値を算出し、この平均値に
基づいて印刷ステーションからの出力を制御する出力調
整手段とを設け、補正パターン出力制御手段が補正パタ
ーンの出力を行うとき、対となる前記補正パターンの出
力間隔が、媒体搬送ベルトの回転体の円周の(2n+
1)/2倍(nは0又は正の整数)となるような出力タ
イミングにするものである。
【0017】このような構成の請求項2記載の本発明に
おいては、媒体搬送ベルトの回転体の円周の(2n+
1)/2倍(nは0又は正の整数)となるような出力タ
イミングで、補正パターンを媒体搬送ベルト上に出力
し、これを補正パターン読取手段で読取り、読取ったデ
ータの平均値を算出することにより、媒体搬送ベルトの
回転体の回転の周期変動による影響は打消される。この
平均値を利用して印刷ステーションからの出力を制御し
て出力画像を補正する。
おいては、媒体搬送ベルトの回転体の円周の(2n+
1)/2倍(nは0又は正の整数)となるような出力タ
イミングで、補正パターンを媒体搬送ベルト上に出力
し、これを補正パターン読取手段で読取り、読取ったデ
ータの平均値を算出することにより、媒体搬送ベルトの
回転体の回転の周期変動による影響は打消される。この
平均値を利用して印刷ステーションからの出力を制御し
て出力画像を補正する。
【0018】請求項3記載の本発明は、回転が周期的に
変動する静電潜像保持体の表面を帯電し、露光により静
電潜像を形成し、その静電潜像を可視像化する印刷ステ
ーションを回転が周期的に変動する回転体に無端帯状に
張設された媒体搬送ベルト上に複数配置し、媒体搬送ベ
ルトにより搬送された記録媒体に印刷ステーションによ
り可視像化されたトナー画像を転写する画像形成装置に
おいて、印刷品質を検出する所定の補正パターンを記憶
する補正パターン記憶手段と、印刷ステーションにより
媒体搬送ベルト上に補正パターン記憶手段からの補正パ
ターンを1対又は複数対転写する補正パターン出力制御
手段と、この補正パターン出力制御手段で転写した補正
パターンの画像を読取る補正パターン読取手段と、補正
パターン読取手段で読取った印刷品質のデータの平均値
を算出し、この平均値に基づいて印刷ステーションから
の出力を制御する出力調整手段とを設け、補正パターン
出力制御手段が補正パターンの出力を行うとき、対とな
る前記補正パターンの出力間隔が、静電潜像保持体の円
周の(2n+1)/2倍(nは0又は正の整数)であっ
て、かつ媒体搬送ベルトの回転体の円周の(2n+1)
/2倍(nは0又は正の整数)となるような出力タイミ
ングにするものである。
変動する静電潜像保持体の表面を帯電し、露光により静
電潜像を形成し、その静電潜像を可視像化する印刷ステ
ーションを回転が周期的に変動する回転体に無端帯状に
張設された媒体搬送ベルト上に複数配置し、媒体搬送ベ
ルトにより搬送された記録媒体に印刷ステーションによ
り可視像化されたトナー画像を転写する画像形成装置に
おいて、印刷品質を検出する所定の補正パターンを記憶
する補正パターン記憶手段と、印刷ステーションにより
媒体搬送ベルト上に補正パターン記憶手段からの補正パ
ターンを1対又は複数対転写する補正パターン出力制御
手段と、この補正パターン出力制御手段で転写した補正
パターンの画像を読取る補正パターン読取手段と、補正
パターン読取手段で読取った印刷品質のデータの平均値
を算出し、この平均値に基づいて印刷ステーションから
の出力を制御する出力調整手段とを設け、補正パターン
出力制御手段が補正パターンの出力を行うとき、対とな
る前記補正パターンの出力間隔が、静電潜像保持体の円
周の(2n+1)/2倍(nは0又は正の整数)であっ
て、かつ媒体搬送ベルトの回転体の円周の(2n+1)
/2倍(nは0又は正の整数)となるような出力タイミ
ングにするものである。
【0019】このような構成の請求項3記載の本発明に
おいては、静電潜像保持体の円周の(2n+1)/2倍
(nは0又は正の整数)であって、かつ媒体搬送ベルト
の回転体の円周の(2n+1)/2倍(nは0又は正の
整数)となるような出力タイミングで、補正パターンを
媒体搬送ベルト上に出力し、これを補正パターン読取手
段で読取り、読取ったデータの平均値を算出することに
より、静電潜像保持体の回転の周期変動による影響は打
消され、同時に媒体搬送ベルトの回転体の回転の周期変
動による影響も打消される。この平均値を利用して印刷
ステーションからの出力を制御する。
おいては、静電潜像保持体の円周の(2n+1)/2倍
(nは0又は正の整数)であって、かつ媒体搬送ベルト
の回転体の円周の(2n+1)/2倍(nは0又は正の
整数)となるような出力タイミングで、補正パターンを
媒体搬送ベルト上に出力し、これを補正パターン読取手
段で読取り、読取ったデータの平均値を算出することに
より、静電潜像保持体の回転の周期変動による影響は打
消され、同時に媒体搬送ベルトの回転体の回転の周期変
動による影響も打消される。この平均値を利用して印刷
ステーションからの出力を制御する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をレーザプリンタに
適用した場合の実施の形態を図1ないし図5を参照して
説明する。
適用した場合の実施の形態を図1ないし図5を参照して
説明する。
【0021】図1は、本実施の形態にかかるカラーレー
ザプリンタの構成を示す断面図で、21 〜24 は装置本
体内部に張設した無端帯状の媒体搬送ベルトとしての用
紙搬送ベルト1に連続して配置された4個の印刷ステー
ションである。
ザプリンタの構成を示す断面図で、21 〜24 は装置本
体内部に張設した無端帯状の媒体搬送ベルトとしての用
紙搬送ベルト1に連続して配置された4個の印刷ステー
ションである。
【0022】各印刷ステーション21 〜24 は、半径R
の静電潜像保持体としての感光ドラム3の周囲に帯電器
4、露光装置5、現像装置6、ドラムクリーナ7、除電
ランプ8を対向配置し、かつ感光ドラム3に用紙搬送ベ
ルト1を介して転写ローラ9を対向配置している。
の静電潜像保持体としての感光ドラム3の周囲に帯電器
4、露光装置5、現像装置6、ドラムクリーナ7、除電
ランプ8を対向配置し、かつ感光ドラム3に用紙搬送ベ
ルト1を介して転写ローラ9を対向配置している。
【0023】各印刷ステーション21 〜23 の現像装置
6はそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)のカラートナーを収納し、また、印刷ステーショ
ン24 の現像装置6はブラック(K)のトナーを収納
し、下部に回転自在に設けた現像ローラ10により感光
ドラム3にトナーを供給するようになっている。
6はそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)のカラートナーを収納し、また、印刷ステーショ
ン24 の現像装置6はブラック(K)のトナーを収納
し、下部に回転自在に設けた現像ローラ10により感光
ドラム3にトナーを供給するようになっている。
【0024】用紙搬送ベルト1の搬送開始位置にはベル
ト帯電器11を配置し、また用紙搬送ベルト1に所定の
張力を与えるテンションローラ12を配置している。こ
の用紙搬送ベルト1は導電材からなり、その表面を絶縁
層で被覆している。そして導電材が接触するように半径
rの1対のガイドローラ14,15に掛け渡されてい
る。
ト帯電器11を配置し、また用紙搬送ベルト1に所定の
張力を与えるテンションローラ12を配置している。こ
の用紙搬送ベルト1は導電材からなり、その表面を絶縁
層で被覆している。そして導電材が接触するように半径
rの1対のガイドローラ14,15に掛け渡されてい
る。
【0025】このガイドローラ15の下方には、搬送ベ
ルト1の搬送方向上流側に搬送ベルト1上に印刷した図
5に示すような補正パターン41の印刷品質としての位
置ずれ等のレジストレーションずれを検出する補正パタ
ーン読取センサ42が設けられている。この補正パター
ン読取センサ42は、補正パターン41に光を照射する
蛍光灯、その反射光を読取るCCD、ヒータ等から構成
される。
ルト1の搬送方向上流側に搬送ベルト1上に印刷した図
5に示すような補正パターン41の印刷品質としての位
置ずれ等のレジストレーションずれを検出する補正パタ
ーン読取センサ42が設けられている。この補正パター
ン読取センサ42は、補正パターン41に光を照射する
蛍光灯、その反射光を読取るCCD、ヒータ等から構成
される。
【0026】また、ガイドローラ15の下方には、補正
パターン読取センサ42よりも下流側に補正パターン4
1を搬送ベルト1から掻落とす搬送ベルトクリーニング
装置43が設けられている。この搬送ベルトクリーニン
グ装置43は、搬送ベルト1表面の幅方向(主走査方
向)に広く弾性的に当接するブレード43aを備える。
上記補正パターン41は補正パターン読取センサ42で
読取られた後、搬送ベルト1が図1に示す矢印方向にさ
らに搬送されることにより、ブレード43aの当接部で
掻落とされる。
パターン読取センサ42よりも下流側に補正パターン4
1を搬送ベルト1から掻落とす搬送ベルトクリーニング
装置43が設けられている。この搬送ベルトクリーニン
グ装置43は、搬送ベルト1表面の幅方向(主走査方
向)に広く弾性的に当接するブレード43aを備える。
上記補正パターン41は補正パターン読取センサ42で
読取られた後、搬送ベルト1が図1に示す矢印方向にさ
らに搬送されることにより、ブレード43aの当接部で
掻落とされる。
【0027】上記用紙搬送ベルト1の下方には、記録用
紙18を積層して収納した給紙装置19を着脱自在に設
けている。この給紙装置19の上側には記録用紙18を
ピックアップする給紙ローラ23及び搬送路13へ記録
用紙18を導く搬送ローラ、これらの搬送ローラにより
搬送された記録用紙を用紙搬送ベルト1に静電吸着させ
て搬送中の位置ずれを防止する吸着ローラ24等を設け
ている。
紙18を積層して収納した給紙装置19を着脱自在に設
けている。この給紙装置19の上側には記録用紙18を
ピックアップする給紙ローラ23及び搬送路13へ記録
用紙18を導く搬送ローラ、これらの搬送ローラにより
搬送された記録用紙を用紙搬送ベルト1に静電吸着させ
て搬送中の位置ずれを防止する吸着ローラ24等を設け
ている。
【0028】一方のガイドローラ14近傍には、給紙装
置19から用紙搬送ベルト1の端部へ記録用紙18を案
内する搬送路13を設けている。また、他方のガイドロ
ーラ15の外側に定着装置20を近接して配置してい
る。
置19から用紙搬送ベルト1の端部へ記録用紙18を案
内する搬送路13を設けている。また、他方のガイドロ
ーラ15の外側に定着装置20を近接して配置してい
る。
【0029】この装置は、給紙装置19から送り込まれ
る記録用紙18をベルト帯電器11で用紙搬送ベルト1
に吸着した後、印刷ステーション21 でイエローの画像
転写を行い、印刷ステーション22 でマゼンタの画像転
写を行い、印刷ステーション23 でシアンの画像転写を
行うことにより、色を重ね合わせてカラー印刷を行う。
その後、記録用紙はガイドローラ15の曲率に分離によ
って用紙搬送ベルト1から離脱し、定着装置20で熱定
着され排紙部21又は22へ排紙されるようになってい
る。
る記録用紙18をベルト帯電器11で用紙搬送ベルト1
に吸着した後、印刷ステーション21 でイエローの画像
転写を行い、印刷ステーション22 でマゼンタの画像転
写を行い、印刷ステーション23 でシアンの画像転写を
行うことにより、色を重ね合わせてカラー印刷を行う。
その後、記録用紙はガイドローラ15の曲率に分離によ
って用紙搬送ベルト1から離脱し、定着装置20で熱定
着され排紙部21又は22へ排紙されるようになってい
る。
【0030】図2は、図1に示すカラーレーザプリンタ
の回路構成を示すブロック図で、25は制御部本体を構
成するCPU(中央処理装置)、26はこのCPU25
が各部を制御するためのプログラムデータ等を格納した
後述の補正パターン41のデータを記憶する補正パター
ン記憶手段としてのROM(リード・オンリー・メモ
リ)、27はデータ処理のために使用されるメモリ等を
設けたRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、28は
メカコントローラ、29はホストコンピュータ34が通
信回線を介して接続されたI/F(インタフェース)、
30はI/O(入出力)ポートである。上記CPU25
とROM26、RAM27、メカコントローラ28、I
/F29、I/Oポート30とはバスライン31により
電気的に接続されている。
の回路構成を示すブロック図で、25は制御部本体を構
成するCPU(中央処理装置)、26はこのCPU25
が各部を制御するためのプログラムデータ等を格納した
後述の補正パターン41のデータを記憶する補正パター
ン記憶手段としてのROM(リード・オンリー・メモ
リ)、27はデータ処理のために使用されるメモリ等を
設けたRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、28は
メカコントローラ、29はホストコンピュータ34が通
信回線を介して接続されたI/F(インタフェース)、
30はI/O(入出力)ポートである。上記CPU25
とROM26、RAM27、メカコントローラ28、I
/F29、I/Oポート30とはバスライン31により
電気的に接続されている。
【0031】上記メカコントローラ28には、上記印刷
ステーション21 〜24 、ガイドローラ15を駆動する
ことにより搬送ベルト1を駆動するベルト搬送モータ4
4が接続している。また、各印刷ステーション21 〜2
4 には感光ドラム3を駆動する感光体モータ47が設け
られている。これら感光体モータ47は、通常、ステッ
ピングモータで構成されているため、この感光体モータ
47で駆動される感光ドラム3の速度等は周期的に変動
するようになる。
ステーション21 〜24 、ガイドローラ15を駆動する
ことにより搬送ベルト1を駆動するベルト搬送モータ4
4が接続している。また、各印刷ステーション21 〜2
4 には感光ドラム3を駆動する感光体モータ47が設け
られている。これら感光体モータ47は、通常、ステッ
ピングモータで構成されているため、この感光体モータ
47で駆動される感光ドラム3の速度等は周期的に変動
するようになる。
【0032】さらに、上記感光体モータ47の制御して
感光ドラム3の位相を変化させたり、補正パターン読取
手段としての補正パターン読取センサ42からの検出出
力に基づいて各印刷ステーション21 〜24 の露光装置
5からの露光タイミング等を制御して位置ずれ等を補正
する出力調整手段としてのずれ量補正回路45が接続し
ている。その他、定着装置20が接続している。
感光ドラム3の位相を変化させたり、補正パターン読取
手段としての補正パターン読取センサ42からの検出出
力に基づいて各印刷ステーション21 〜24 の露光装置
5からの露光タイミング等を制御して位置ずれ等を補正
する出力調整手段としてのずれ量補正回路45が接続し
ている。その他、定着装置20が接続している。
【0033】また、I/Oポート30には、上記補正パ
ターン読取センサ42や、現像装置6内のトナーの量を
検出してトナーエンプティを知らせるトナーセンサ等の
各種センサ46が接続している。
ターン読取センサ42や、現像装置6内のトナーの量を
検出してトナーエンプティを知らせるトナーセンサ等の
各種センサ46が接続している。
【0034】上記ROM26には、予め設定された印刷
データとして補正パターン41が記憶されている。この
補正パターン41は、具体的には図5に示すように主走
査方向(用紙搬送ベルト1の幅方向)に沿ったライン状
のブラック(K)の補正パターン41a、シアン(C)
の補正パターン41b、マゼンタ(M)の補正パターン
41c、イエロー(Y)の補正パターン41dのテスト
用データである。
データとして補正パターン41が記憶されている。この
補正パターン41は、具体的には図5に示すように主走
査方向(用紙搬送ベルト1の幅方向)に沿ったライン状
のブラック(K)の補正パターン41a、シアン(C)
の補正パターン41b、マゼンタ(M)の補正パターン
41c、イエロー(Y)の補正パターン41dのテスト
用データである。
【0035】但し、ブラック(K)の補正パターン41
aのラインは、用紙搬送ベルト1の表面色に近く、補正
パターン読取センサ42で読取り難いため、当該ライン
よりも幅の広いライン状の下敷をシアン(C)41bで
印刷し、この上からブラック(K)の補正パターン41
aを重ねて印刷する。
aのラインは、用紙搬送ベルト1の表面色に近く、補正
パターン読取センサ42で読取り難いため、当該ライン
よりも幅の広いライン状の下敷をシアン(C)41bで
印刷し、この上からブラック(K)の補正パターン41
aを重ねて印刷する。
【0036】また、補正パターン41には、各補正パタ
ーン41の主走査方向に離間して、副走査方向の短いラ
インで構成されたレフトマージンずれ補正用パターン4
1f、41gもある。
ーン41の主走査方向に離間して、副走査方向の短いラ
インで構成されたレフトマージンずれ補正用パターン4
1f、41gもある。
【0037】上記CPU25はこのようなこれらの補正
パターン41をROM26から読出し、この印刷データ
に基づいて各印刷ステーション21 〜24 を制御して搬
送ベルト1上に補正パターン41の4つのラインをそれ
ぞれ副走査方向(ベルト搬送方向)へ所定間隔をあけて
1つのパターンを印刷し、さらにこのような4ラインの
補正パターンを所定間隔をあけて複数パターン(第1パ
ターン〜第6パターン)印刷するようになっている。
パターン41をROM26から読出し、この印刷データ
に基づいて各印刷ステーション21 〜24 を制御して搬
送ベルト1上に補正パターン41の4つのラインをそれ
ぞれ副走査方向(ベルト搬送方向)へ所定間隔をあけて
1つのパターンを印刷し、さらにこのような4ラインの
補正パターンを所定間隔をあけて複数パターン(第1パ
ターン〜第6パターン)印刷するようになっている。
【0038】なお、図5は印刷結果を示すため、各補正
パターン(第1パターン〜第6パターン)が途切れてい
るが、これは記録用紙用剥離爪(図示しない)によって
削られたものである。
パターン(第1パターン〜第6パターン)が途切れてい
るが、これは記録用紙用剥離爪(図示しない)によって
削られたものである。
【0039】この各補正パターン(第1パターン〜第6
パターン)の間隔は、感光ドラム3の円周(2πR)の
(nと1/2)倍、すなわち(2n+1)/2倍(nは
0又は正の整数)となるように決められている。例えば
図5に示すものはnを3とした場合(3パターンごとの
間隔)である。すなわち、第1パターンと第4パターン
との間隔、第2パターンと第5パターンとの間隔、第3
パターンと第6パターンとの間隔は、それぞれ感光ドラ
ム3の円周(2πR)の7/2倍(21/6倍)となる
ように決められている。従って、各補正パターンは、感
光ドラム3の円周(2πR)の21/6倍÷3=7/6
倍の距離をおいたタイミングで印刷されるようになって
いる。
パターン)の間隔は、感光ドラム3の円周(2πR)の
(nと1/2)倍、すなわち(2n+1)/2倍(nは
0又は正の整数)となるように決められている。例えば
図5に示すものはnを3とした場合(3パターンごとの
間隔)である。すなわち、第1パターンと第4パターン
との間隔、第2パターンと第5パターンとの間隔、第3
パターンと第6パターンとの間隔は、それぞれ感光ドラ
ム3の円周(2πR)の7/2倍(21/6倍)となる
ように決められている。従って、各補正パターンは、感
光ドラム3の円周(2πR)の21/6倍÷3=7/6
倍の距離をおいたタイミングで印刷されるようになって
いる。
【0040】つまり、感光ドラム3の1回転を1周期と
する周期変動の逆位相の位置に配置されている。この第
1パターンから第6パターンまでの補正パターンでの平
均ずれ量を求めると、周期変動は互いに打消されて、平
均ずれ量は感光ドラム3の周期変動の影響がない本来の
定常的なずれ量のみとなる。
する周期変動の逆位相の位置に配置されている。この第
1パターンから第6パターンまでの補正パターンでの平
均ずれ量を求めると、周期変動は互いに打消されて、平
均ずれ量は感光ドラム3の周期変動の影響がない本来の
定常的なずれ量のみとなる。
【0041】この原理を図4を参照しながらさらに詳し
く説明する。この図4はブラック(K)とシアン(C)
の補正パターンの正規位置に対する周期的ずれ量Δmと
感光ドラム3の回転角θとの関係を示している。
く説明する。この図4はブラック(K)とシアン(C)
の補正パターンの正規位置に対する周期的ずれ量Δmと
感光ドラム3の回転角θとの関係を示している。
【0042】ここで、第1パターンでのブラック(K)
とシアン(C)間の周期的ずれ量をu、第2パターンで
のブラック(K)とシアン(C)間の周期的ずれ量を
v、第3パターンでのブラック(K)とシアン(C)間
の周期的ずれ量をw、第4パターンでのブラック(K)
とシアン(C)間の周期的ずれ量をx、第5パターンで
のブラック(K)とシアン(C)間の周期的ずれ量を
y、第6パターンでのブラック(K)とシアン(C)間
の周期的ずれ量をzとする。
とシアン(C)間の周期的ずれ量をu、第2パターンで
のブラック(K)とシアン(C)間の周期的ずれ量を
v、第3パターンでのブラック(K)とシアン(C)間
の周期的ずれ量をw、第4パターンでのブラック(K)
とシアン(C)間の周期的ずれ量をx、第5パターンで
のブラック(K)とシアン(C)間の周期的ずれ量を
y、第6パターンでのブラック(K)とシアン(C)間
の周期的ずれ量をzとする。
【0043】これらの周期的ずれ量u,v,w,x,
y,zをすべて加えれば、それぞれ感光ドラム3の円周
(2πR)の(2n+1)/2倍だけずれたuとx、v
とy、wとzは互いに打消され、結果として周期変動の
違いは、周期的ずれ量の全加算値には現れないこととな
る。従って、これらの平均値には、感光ドラム3の周期
的ずれ量を除いた定常的なずれ量のみとなる。このずれ
量平均値をずれ補正回路45へ供給し、このずれ量平均
値に基づいてずれ補正を行う。
y,zをすべて加えれば、それぞれ感光ドラム3の円周
(2πR)の(2n+1)/2倍だけずれたuとx、v
とy、wとzは互いに打消され、結果として周期変動の
違いは、周期的ずれ量の全加算値には現れないこととな
る。従って、これらの平均値には、感光ドラム3の周期
的ずれ量を除いた定常的なずれ量のみとなる。このずれ
量平均値をずれ補正回路45へ供給し、このずれ量平均
値に基づいてずれ補正を行う。
【0044】上記CPU25は、電源投入時等の所定時
期に、図3に示すようなずれ補正制御を行うようになっ
ている。すなわち、CPU25は、先ずST(ステッ
プ)1にて補正パターン読取センサ42のCCDのセッ
トアップ等の初期設定を行うとともに、補正パターン4
1の印刷データをROM26から読出す。
期に、図3に示すようなずれ補正制御を行うようになっ
ている。すなわち、CPU25は、先ずST(ステッ
プ)1にて補正パターン読取センサ42のCCDのセッ
トアップ等の初期設定を行うとともに、補正パターン4
1の印刷データをROM26から読出す。
【0045】続いて、ST2にて搬送ベルト1上に補正
パターン41のラインを印刷する(補正パターン出力制
御手段)。このとき、対となる補正パターン、すなわち
第1パターンと第4パターン、第2パターンと第5パタ
ーン、第3パターンと第6パターンの間隔が、感光ドラ
ム3の円周(2πR)の(2n+1)/2倍となるよう
タイミングで印刷する。
パターン41のラインを印刷する(補正パターン出力制
御手段)。このとき、対となる補正パターン、すなわち
第1パターンと第4パターン、第2パターンと第5パタ
ーン、第3パターンと第6パターンの間隔が、感光ドラ
ム3の円周(2πR)の(2n+1)/2倍となるよう
タイミングで印刷する。
【0046】次に、ST3にて搬送ベルト1上に印刷さ
れた補正パターン41(第1パターン〜第6パターン)
を補正パターン読取センサ42にて読取る。これら補正
パターン41は、その後、搬送ベルト1がさらに搬送さ
れると、搬送ベルトクリーニング装置43のブレード4
3aにより掻落とされる。
れた補正パターン41(第1パターン〜第6パターン)
を補正パターン読取センサ42にて読取る。これら補正
パターン41は、その後、搬送ベルト1がさらに搬送さ
れると、搬送ベルトクリーニング装置43のブレード4
3aにより掻落とされる。
【0047】そして、ST4にて補正パターン読取セン
サ42の読取結果を加算し、ずれ量平均値を算出し、こ
のずれ量平均値をずれ補正回路45へ供給する。ST5
にて算出したずれ量平均値に基づいて、例えば各印刷ス
テーション21 〜24 の露光装置5等を制御して主走査
方向の印刷タイミングを補正することにより、ずれ量補
正を行う。
サ42の読取結果を加算し、ずれ量平均値を算出し、こ
のずれ量平均値をずれ補正回路45へ供給する。ST5
にて算出したずれ量平均値に基づいて、例えば各印刷ス
テーション21 〜24 の露光装置5等を制御して主走査
方向の印刷タイミングを補正することにより、ずれ量補
正を行う。
【0048】その後、ST6にて記録用紙の搬送や各印
刷ステーション21 〜24 から記録用紙への出力等通常
の印刷処理を行う。そして、ST7にて印刷が終了か否
かを判断し、まだ印刷が終了していないと判断した場合
はST6の処理に戻り、印刷が終了したと判断した場合
は、このずれ補正や印刷の制御を終了する。
刷ステーション21 〜24 から記録用紙への出力等通常
の印刷処理を行う。そして、ST7にて印刷が終了か否
かを判断し、まだ印刷が終了していないと判断した場合
はST6の処理に戻り、印刷が終了したと判断した場合
は、このずれ補正や印刷の制御を終了する。
【0049】このような構成の本発明の実施の形態にお
いては、先ず電源が投入されると、用紙への印刷が開始
される前にずれ補正が行われる。すなわち、感光ドラム
等を駆動する各モータが定常回転に達すると、搬送ベル
ト1上に補正パターン41を印刷する。
いては、先ず電源が投入されると、用紙への印刷が開始
される前にずれ補正が行われる。すなわち、感光ドラム
等を駆動する各モータが定常回転に達すると、搬送ベル
ト1上に補正パターン41を印刷する。
【0050】このとき、対となる補正パターン41の距
離が、図5に示すように感光ドラム3の円周(2πR)
の(2n+1)/2倍となるようなタイミングで印刷す
る。そして、これら補正パターン41をすべて読取り、
そのずれ量を加算してずれ量平均値を算出する。そし
て、このずれ量平均値に基づいてずれ補正を行う。
離が、図5に示すように感光ドラム3の円周(2πR)
の(2n+1)/2倍となるようなタイミングで印刷す
る。そして、これら補正パターン41をすべて読取り、
そのずれ量を加算してずれ量平均値を算出する。そし
て、このずれ量平均値に基づいてずれ補正を行う。
【0051】このように、対となる補正パターン41の
距離が、図5に示すように感光ドラム3の円周(2π
R)の(2n+1)/2倍となるように補正パターン4
1を印刷するため、対となる補正パターン41における
感光ドラム3の周期的ずれ量同志が打消される。このた
め、このずれ量平均値に基づいてずれ補正を行うことか
ら、定常的なずれ量のみの補正を行うことができるよう
になる。
距離が、図5に示すように感光ドラム3の円周(2π
R)の(2n+1)/2倍となるように補正パターン4
1を印刷するため、対となる補正パターン41における
感光ドラム3の周期的ずれ量同志が打消される。このた
め、このずれ量平均値に基づいてずれ補正を行うことか
ら、定常的なずれ量のみの補正を行うことができるよう
になる。
【0052】しかも、補正パターン41を所定距離ごと
に離して印刷するという簡単な制御で、正確に高精度で
ずれ補正を行うことができる。また、少なくとも1対の
補正パターンを印刷すれば、互いに感光ドラム3の周期
的ずれ量が打消されるため、上記効果を奏することがで
き、多くの補正パターンのラインを印刷して読込まなけ
ればならない従来に比して、補正パターンの印刷や検出
にかかる時間が短くなり、かつ用紙搬送ベルトの汚れや
廃トナーも節約できる。
に離して印刷するという簡単な制御で、正確に高精度で
ずれ補正を行うことができる。また、少なくとも1対の
補正パターンを印刷すれば、互いに感光ドラム3の周期
的ずれ量が打消されるため、上記効果を奏することがで
き、多くの補正パターンのラインを印刷して読込まなけ
ればならない従来に比して、補正パターンの印刷や検出
にかかる時間が短くなり、かつ用紙搬送ベルトの汚れや
廃トナーも節約できる。
【0053】また、ブラック(K)の補正パターン41
aのラインは、当該ラインよりも幅の広いライン状の下
敷をシアン(C)41bで印刷し、この上からブラック
(K)の補正パターン41aを重ねて印刷するようにし
たため、用紙搬送ベルト1の表面色に近いブラック
(K)の補正パターン41aのラインを補正パターン読
取センサ42で確実に読取ることができる。
aのラインは、当該ラインよりも幅の広いライン状の下
敷をシアン(C)41bで印刷し、この上からブラック
(K)の補正パターン41aを重ねて印刷するようにし
たため、用紙搬送ベルト1の表面色に近いブラック
(K)の補正パターン41aのラインを補正パターン読
取センサ42で確実に読取ることができる。
【0054】なお、本実施の形態においては3対の補正
パターン41を印刷するものについて述べたが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、4対以上の補正パタ
ーンを印刷するものであってもよい。これにより、さら
に補正精度を向上することができる。逆に、1対や2対
の補正パターンを印刷するものであっても上記効果を奏
することができる。
パターン41を印刷するものについて述べたが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、4対以上の補正パタ
ーンを印刷するものであってもよい。これにより、さら
に補正精度を向上することができる。逆に、1対や2対
の補正パターンを印刷するものであっても上記効果を奏
することができる。
【0055】また、本実施の形態においては各補正パタ
ーンの間隔を等間隔にしたものについて述べたが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、対となる補正パタ
ーンの間隔を感光ドラム3の円周(2πR)の(2n+
1)/2倍となるようにすれば、等間隔でなくてもよ
い。対となる補正パターンの間隔が感光ドラム3の円周
(2πR)の(2n+1)/2倍となっている限り、周
期的ずれ量は互いに打消されるため、上記と同様の効果
を奏することができるからである。
ーンの間隔を等間隔にしたものについて述べたが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、対となる補正パタ
ーンの間隔を感光ドラム3の円周(2πR)の(2n+
1)/2倍となるようにすれば、等間隔でなくてもよ
い。対となる補正パターンの間隔が感光ドラム3の円周
(2πR)の(2n+1)/2倍となっている限り、周
期的ずれ量は互いに打消されるため、上記と同様の効果
を奏することができるからである。
【0056】次に、本発明をレーザプリンタに適用した
場合の他の実施の形態を図6を参照して説明する。な
お、上記実施の形態と同様の部分には同様の符号を付し
て詳細な説明を省略する。また、本実施の形態における
プリンタの構成図は、図1及び図2と同様であり、ずれ
補正制御の流れ図も図3と同様であるため、これらの詳
細な説明は省略する。
場合の他の実施の形態を図6を参照して説明する。な
お、上記実施の形態と同様の部分には同様の符号を付し
て詳細な説明を省略する。また、本実施の形態における
プリンタの構成図は、図1及び図2と同様であり、ずれ
補正制御の流れ図も図3と同様であるため、これらの詳
細な説明は省略する。
【0057】上記実施の形態においては、感光ドラム3
の速度等の周期変動を打消してずれ補正を行う場合につ
いて述べたが、本実施の形態は、用紙搬送ベルト1のガ
イドローラ15についても、感光ドラム3と同様にステ
ッピングモータで駆動するため、速度等の周期変動が生
じ、特に補正パターン41の感光ドラム3への転写時や
補正パターン41の読取時にその周期変動の影響が大き
いという点に着目し、このガイドローラ15の速度等の
周期変動を打消してずれ補正を行うようにした場合であ
る。
の速度等の周期変動を打消してずれ補正を行う場合につ
いて述べたが、本実施の形態は、用紙搬送ベルト1のガ
イドローラ15についても、感光ドラム3と同様にステ
ッピングモータで駆動するため、速度等の周期変動が生
じ、特に補正パターン41の感光ドラム3への転写時や
補正パターン41の読取時にその周期変動の影響が大き
いという点に着目し、このガイドローラ15の速度等の
周期変動を打消してずれ補正を行うようにした場合であ
る。
【0058】本実施の形態における各補正パターン(第
1パターン〜第6パターン)を印刷するときの間隔は、
用紙搬送ベルト1のガイドローラ15の円周(2πr)
の(2n+1)/2倍(nは0又は正の整数)となるよ
うに決められている。例えば図5に示すものは、上述し
たように感光ドラム3の円周の(2n+1)/2倍とな
るようにしたものであるが、感光ドラム3を用紙搬送ベ
ルト1のガイドローラ15と考えれば、図5と同様にな
る。
1パターン〜第6パターン)を印刷するときの間隔は、
用紙搬送ベルト1のガイドローラ15の円周(2πr)
の(2n+1)/2倍(nは0又は正の整数)となるよ
うに決められている。例えば図5に示すものは、上述し
たように感光ドラム3の円周の(2n+1)/2倍とな
るようにしたものであるが、感光ドラム3を用紙搬送ベ
ルト1のガイドローラ15と考えれば、図5と同様にな
る。
【0059】これは、nを3とした場合(3パターンご
との間隔)である。すなわち、第1パターンと第4パタ
ーンとの間隔、第2パターンと第5パターンとの間隔、
第3パターンと第6パターンとの間隔は、ガイドローラ
15の円周(2πr)の7/2倍(21/6倍)となる
ように決められている。従って、各補正パターンは、ガ
イドローラ15の円周(2πr)の21/6倍÷3=7
/6倍の距離をおいたタイミングで印刷されるようにな
っている。
との間隔)である。すなわち、第1パターンと第4パタ
ーンとの間隔、第2パターンと第5パターンとの間隔、
第3パターンと第6パターンとの間隔は、ガイドローラ
15の円周(2πr)の7/2倍(21/6倍)となる
ように決められている。従って、各補正パターンは、ガ
イドローラ15の円周(2πr)の21/6倍÷3=7
/6倍の距離をおいたタイミングで印刷されるようにな
っている。
【0060】つまり、用紙搬送ベルト1のガイドローラ
15の1回転を1周期とする周期変動の逆位相の位置に
配置されている。第1パターンから第6パターンまでの
補正パターンでの平均ずれ量を求めると、周期変動は互
いに打消されて、平均ずれ量は感光ドラム3の周期変動
の影響がない本来の定常的なずれ量のみとなる。
15の1回転を1周期とする周期変動の逆位相の位置に
配置されている。第1パターンから第6パターンまでの
補正パターンでの平均ずれ量を求めると、周期変動は互
いに打消されて、平均ずれ量は感光ドラム3の周期変動
の影響がない本来の定常的なずれ量のみとなる。
【0061】この原理を図6を参照しながらさらに詳し
く説明する。この図6は用紙搬送ベルト1のガイドロー
ラ15の周期変動による補正パターン41の感光ドラム
3への転写時又は補正パターン41の読取時の周期的ず
れ量ΔMとガイドローラ15の回転角φとの関係を示し
ている。
く説明する。この図6は用紙搬送ベルト1のガイドロー
ラ15の周期変動による補正パターン41の感光ドラム
3への転写時又は補正パターン41の読取時の周期的ず
れ量ΔMとガイドローラ15の回転角φとの関係を示し
ている。
【0062】ここで、第1パターンでのガイドローラ1
5の周期的ずれ量をU、第2パターンでのガイドローラ
15の周期的ずれ量をV、第3パターンでのガイドロー
ラ15の周期的ずれ量をW、第4パターンでのガイドロ
ーラ15の周期的ずれ量をX、第5パターンでのガイド
ローラ15の周期的ずれ量をY、第6パターンでのガイ
ドローラ15の周期的ずれ量をZとする。
5の周期的ずれ量をU、第2パターンでのガイドローラ
15の周期的ずれ量をV、第3パターンでのガイドロー
ラ15の周期的ずれ量をW、第4パターンでのガイドロ
ーラ15の周期的ずれ量をX、第5パターンでのガイド
ローラ15の周期的ずれ量をY、第6パターンでのガイ
ドローラ15の周期的ずれ量をZとする。
【0063】これらの周期的ずれ量U,V,W,X,
Y,Zをすべて加えれば、それぞれガイドローラ15の
円周(2πr)の(2n+1)/2倍だけずれたUと
X、VとY、WとZは互いに打消され、結果として周期
変動の違いは、周期的ずれ量の全加算値には現れないこ
ととなる。従って、これらの平均値には、ガイドローラ
15の周期的ずれ量を除いた定常的なずれ量のみとな
る。このずれ量平均値をずれ補正回路45へ供給し、こ
のずれ量平均値に基づいてずれ補正を行う。
Y,Zをすべて加えれば、それぞれガイドローラ15の
円周(2πr)の(2n+1)/2倍だけずれたUと
X、VとY、WとZは互いに打消され、結果として周期
変動の違いは、周期的ずれ量の全加算値には現れないこ
ととなる。従って、これらの平均値には、ガイドローラ
15の周期的ずれ量を除いた定常的なずれ量のみとな
る。このずれ量平均値をずれ補正回路45へ供給し、こ
のずれ量平均値に基づいてずれ補正を行う。
【0064】このような構成の本実施の形態において
は、先ず電源が投入されると、用紙への印刷が開始され
る前にずれ補正が行われる。すなわち、ガイドローラ1
5等を駆動する各モータが定常回転に達すると、搬送ベ
ルト1上に補正パターン41を印刷する。
は、先ず電源が投入されると、用紙への印刷が開始され
る前にずれ補正が行われる。すなわち、ガイドローラ1
5等を駆動する各モータが定常回転に達すると、搬送ベ
ルト1上に補正パターン41を印刷する。
【0065】このとき、対となる補正パターン41の距
離が、図5に示すものと同様にガイドローラ15の円周
(2πr)の(2n+1)/2倍となるようなタイミン
グで印刷する。そして、これら補正パターン41をすべ
て読取り、そのずれ量を加算してずれ量平均値を算出す
る。そして、このずれ量平均値に基づいてずれ補正を行
う。
離が、図5に示すものと同様にガイドローラ15の円周
(2πr)の(2n+1)/2倍となるようなタイミン
グで印刷する。そして、これら補正パターン41をすべ
て読取り、そのずれ量を加算してずれ量平均値を算出す
る。そして、このずれ量平均値に基づいてずれ補正を行
う。
【0066】このように、対となる補正パターン41の
距離が、用紙搬送ベルト1のガイドローラ15の円周
(2πr)の(2n+1)/2倍となるように補正パタ
ーン41を印刷するため、対となる補正パターン41に
おけるガイドローラ15の周期的ずれ量同志が打消され
る。このため、このずれ量平均値に基づいてずれ補正を
行うことから、定常的なずれ量のみの補正を行うことが
できるようになる。
距離が、用紙搬送ベルト1のガイドローラ15の円周
(2πr)の(2n+1)/2倍となるように補正パタ
ーン41を印刷するため、対となる補正パターン41に
おけるガイドローラ15の周期的ずれ量同志が打消され
る。このため、このずれ量平均値に基づいてずれ補正を
行うことから、定常的なずれ量のみの補正を行うことが
できるようになる。
【0067】しかも、上記実施の形態と同様に補正パタ
ーン41を所定距離ごとに離して印刷するという簡単な
制御で、正確に高精度でずれ補正を行うことができる。
また、少なくとも1対の補正パターンを印刷すれば、互
いにガイドローラ15の周期的ずれ量が打消されるた
め、上記効果を奏することができ、多くの補正パターン
のラインを印刷して読込まなければならない従来に比し
て、補正パターンの印刷や検出にかかる時間が短くな
り、かつ用紙搬送ベルトの汚れや廃トナーも節約でき
る。
ーン41を所定距離ごとに離して印刷するという簡単な
制御で、正確に高精度でずれ補正を行うことができる。
また、少なくとも1対の補正パターンを印刷すれば、互
いにガイドローラ15の周期的ずれ量が打消されるた
め、上記効果を奏することができ、多くの補正パターン
のラインを印刷して読込まなければならない従来に比し
て、補正パターンの印刷や検出にかかる時間が短くな
り、かつ用紙搬送ベルトの汚れや廃トナーも節約でき
る。
【0068】なお、本実施の形態においては3対の補正
パターン41を印刷するものについて述べたが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、4対以上の補正パタ
ーンを印刷するものであってもよい。これにより、さら
に補正精度を向上することができる。逆に、1対や2対
の補正パターンを印刷するものであっても上記効果を奏
することができる。
パターン41を印刷するものについて述べたが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、4対以上の補正パタ
ーンを印刷するものであってもよい。これにより、さら
に補正精度を向上することができる。逆に、1対や2対
の補正パターンを印刷するものであっても上記効果を奏
することができる。
【0069】また、本実施の形態においては各補正パタ
ーンの間隔を等間隔にしたものについて述べたが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、対となる補正パタ
ーンの間隔を用紙搬送ベルト1のガイドローラ15の円
周(2πr)の(2n+1)/2倍となるようにすれ
ば、等間隔でなくてもよい。対となる補正パターンの間
隔がガイドローラ15の円周(2πr)の(2n+1)
/2倍となっている限り、周期的ずれ量は互いに打消さ
れるため、上記と同様の効果を奏することができるから
である。
ーンの間隔を等間隔にしたものについて述べたが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、対となる補正パタ
ーンの間隔を用紙搬送ベルト1のガイドローラ15の円
周(2πr)の(2n+1)/2倍となるようにすれ
ば、等間隔でなくてもよい。対となる補正パターンの間
隔がガイドローラ15の円周(2πr)の(2n+1)
/2倍となっている限り、周期的ずれ量は互いに打消さ
れるため、上記と同様の効果を奏することができるから
である。
【0070】上記実施の形態において、対となる補正パ
ターン41の間隔を、ガイドローラ15の円周(2π
r)の(2n+1)/2倍であって、かつ感光ドラム3
の円周(2πR)の(2n+1)/2倍となるように設
定し、この間隔で用紙搬送ベルト1に印刷した補正パタ
ーン41を読取ってずれ量平均値を算出し、このずれ量
平均値に基づいてずれ補正を行うようにしてもよい。こ
れにより、ガイドローラ15の周期変動による影響のみ
ならず、同時に感光ドラム3の周期変動による影響をも
互いに打消すことができ、より一層正確かつ高精度のず
れ補正を行うことができる。
ターン41の間隔を、ガイドローラ15の円周(2π
r)の(2n+1)/2倍であって、かつ感光ドラム3
の円周(2πR)の(2n+1)/2倍となるように設
定し、この間隔で用紙搬送ベルト1に印刷した補正パタ
ーン41を読取ってずれ量平均値を算出し、このずれ量
平均値に基づいてずれ補正を行うようにしてもよい。こ
れにより、ガイドローラ15の周期変動による影響のみ
ならず、同時に感光ドラム3の周期変動による影響をも
互いに打消すことができ、より一層正確かつ高精度のず
れ補正を行うことができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ず
れ補正を簡単な制御で正確に高精度で行うことができる
画像形成装置を提供できるものである。
れ補正を簡単な制御で正確に高精度で行うことができる
画像形成装置を提供できるものである。
【図1】本発明の実施の形態の要部構成を示す断面図。
【図2】図1に示すカラーレーザプリンタの制御部の回
路構成を示すブロック図。
路構成を示すブロック図。
【図3】図2に示すCPUが行うずれ補正制御を示す流
れ図。
れ図。
【図4】本実施の形態におけるブラック(K)とシアン
(C)の補正パターンの正規位置に対する周期的ずれ量
Δmと感光ドラムの回転角θとの関係を示す図。
(C)の補正パターンの正規位置に対する周期的ずれ量
Δmと感光ドラムの回転角θとの関係を示す図。
【図5】本実施の形態における各補正パターンの出力結
果を示す図。
果を示す図。
【図6】本実施の形態における補正パターンの周期的ず
れ量ΔMと用紙搬送ベルトのガイドローラの回転角φと
の関係を示す図。
れ量ΔMと用紙搬送ベルトのガイドローラの回転角φと
の関係を示す図。
【図7】従来の画像形成装置の要部構成を示す斜視図。
【図8】従来の画像形成装置における補正パターンを示
す図。
す図。
1…用紙搬送ベルト(媒体搬送ベルト) 21 〜24 …印刷ステーション 3…感光ドラム(静電潜像保持体) 18…記録用紙(記録媒体) 25…CPU 26…ROM(補正パターン記憶手段) 41…補正パターン 42…補正パターン読取センサ(補正パターン読取手
段) 45…ずれ量補正回路(出力調整手段)
段) 45…ずれ量補正回路(出力調整手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 回転が周期的に変動する静電潜像保持体
の表面を帯電し、露光により静電潜像を形成し、その静
電潜像を可視像化する印刷ステーションを無端帯状の媒
体搬送ベルト上に複数配置し、前記媒体搬送ベルトによ
り搬送された記録媒体に前記印刷ステーションにより可
視像化されたトナー画像を転写する画像形成装置におい
て、印刷品質を検出する所定の補正パターンを記憶する
補正パターン記憶手段と、前記印刷ステーションにより
前記媒体搬送ベルト上に前記補正パターン記憶手段から
の補正パターンを1対又は複数対転写する補正パターン
出力制御手段と、この補正パターン出力制御手段で転写
した補正パターンの画像を読取る補正パターン読取手段
と、前記補正パターン読取手段で読取った印刷品質のデ
ータの平均値を算出し、この平均値に基づいて前記印刷
ステーションからの出力を制御する出力調整手段とを設
け、前記補正パターン出力制御手段が補正パターンの出
力を行うとき、対となる前記補正パターンの出力間隔
が、前記静電潜像保持体の円周の(2n+1)/2倍
(nは0又は正の整数)となるような出力タイミングに
することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 静電潜像保持体の表面を帯電し、露光に
より静電潜像を形成し、その静電潜像を可視像化する印
刷ステーションを回転が周期的に変動する回転体に無端
帯状に張設された媒体搬送ベルト上に複数配置し、前記
媒体搬送ベルトにより搬送された記録媒体に前記印刷ス
テーションにより可視像化されたトナー画像を転写する
画像形成装置において、印刷品質を検出する所定の補正
パターンを記憶する補正パターン記憶手段と、前記印刷
ステーションにより前記媒体搬送ベルト上に前記補正パ
ターン記憶手段からの補正パターンを1対又は複数対転
写する補正パターン出力制御手段と、この補正パターン
出力制御手段で転写した補正パターンの画像を読取る補
正パターン読取手段と、前記補正パターン読取手段で読
取った印刷品質のデータの平均値を算出し、この平均値
に基づいて前記印刷ステーションからの出力を制御する
出力調整手段とを設け、前記補正パターン出力制御手段
が補正パターンの出力を行うとき、対となる前記補正パ
ターンの出力間隔が、前記媒体搬送ベルトの回転体の円
周の(2n+1)/2倍(nは0又は正の整数)となる
ような出力タイミングにすることを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項3】 回転が周期的に変動する静電潜像保持体
の表面を帯電し、露光により静電潜像を形成し、その静
電潜像を可視像化する印刷ステーションを回転が周期的
に変動する回転体に無端帯状に張設された媒体搬送ベル
ト上に複数配置し、前記媒体搬送ベルトにより搬送され
た記録媒体に前記印刷ステーションにより可視像化され
たトナー画像を転写する画像形成装置において、印刷品
質を検出する所定の補正パターンを記憶する補正パター
ン記憶手段と、前記印刷ステーションにより前記媒体搬
送ベルト上に前記補正パターン記憶手段からの補正パタ
ーンを1対又は複数対転写する補正パターン出力制御手
段と、この補正パターン出力制御手段で転写した補正パ
ターンの画像を読取る補正パターン読取手段と、前記補
正パターン読取手段で読取った印刷品質のデータの平均
値を算出し、この平均値に基づいて前記印刷ステーショ
ンからの出力を制御する出力調整手段とを設け、前記補
正パターン出力制御手段が補正パターンの出力を行うと
き、対となる前記補正パターンの出力間隔が、前記静電
潜像保持体の円周の(2n+1)/2倍(nは0又は正
の整数)であって、かつ前記媒体搬送ベルトの回転体の
円周の(2n+1)/2倍(nは0又は正の整数)とな
るような出力タイミングにすることを特徴とする画像形
成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1025496A JPH09193476A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1025496A JPH09193476A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193476A true JPH09193476A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11745193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1025496A Withdrawn JPH09193476A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09193476A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7848688B2 (en) | 2007-03-29 | 2010-12-07 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device |
US7937007B2 (en) * | 2006-02-17 | 2011-05-03 | Ricoh Co., Ltd. | Image forming apparatus and image forming method of effectively detecting a speed deviation pattern of the image forming apparatus |
JP2013238672A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2014119572A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、及び色ずれ補正方法 |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP1025496A patent/JPH09193476A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7937007B2 (en) * | 2006-02-17 | 2011-05-03 | Ricoh Co., Ltd. | Image forming apparatus and image forming method of effectively detecting a speed deviation pattern of the image forming apparatus |
US8331822B2 (en) | 2006-02-17 | 2012-12-11 | Ricoh Co., Ltd. | Image forming apparatus and image forming method of effectively detecting a speed deviation pattern of the image forming apparatus |
US7848688B2 (en) | 2007-03-29 | 2010-12-07 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device |
JP2013238672A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2014119572A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、及び色ずれ補正方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040625 |