JP3515869B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3515869B2
JP3515869B2 JP00530397A JP530397A JP3515869B2 JP 3515869 B2 JP3515869 B2 JP 3515869B2 JP 00530397 A JP00530397 A JP 00530397A JP 530397 A JP530397 A JP 530397A JP 3515869 B2 JP3515869 B2 JP 3515869B2
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文宏 中重
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式デジタ
ルカラープリンタ、電子写真方式デジタルカラー複写機
などの画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリなどの
画像形成装置は、像担持体としての感光体を帯電手段で
均一に帯電した後に露光手段により露光して静電潜像を
形成し、この静電潜像を現像手段で現像してトナー像と
し、このトナー像を中間転写ベルトや転写紙等に転写す
るものなどが知られている。また、画像形成装置は、白
黒画像を形成する単色画像形成装置と、カラー画像を形
成する電子写真方式デジタルカラープリンタ、電子写真
方式デジタルカラー複写機などのカラー画像形成装置と
がある。カラー画像形成装置は、各色の画像形成を行う
互いに独立した複数の画像形成部を有し、この複数の画
像形成部により形成した各色の画像を中間転写ベルトや
転写紙等に重ねて転写するものなどが知られている。 【0003】特開昭63ー300259号公報及び特開
昭63ー300260号公報には、透明な転写ベルト上
にトナー像を形成し、この転写ベルト上のトナー像をそ
の片面側から照明して転写ベルトの他の片面側に設置さ
れた一次元若しくは二次元の撮像素子で転写ベルト上の
トナー像の影を検出することで、その画像位置を計測す
る画像形成装置(以下画像形成装置aという)が記載さ
れている。 【0004】特開平1ー112266号公報には、転写
ベルト上に3角形のパターンを形成し、このパターンの
上方からその反射率の変化を1点で検出してパターン搬
送方向及び画像幅方向の画像位置を計測する画像形成装
置(以下画像形成装置bという)が記載されている。 【0005】特開平1ー167769号公報には、多重
画像を形成するために複数個の画像形成部が配置された
多重画像形成装置において、各画像形成部にてそれぞれ
色の異なった各画像を形成し、転写材に転写され重ねら
れる該各画像の転写位置のズレを補正するための特定の
位置決めパターンの読み取りと、転写材上に転写される
画像の濃度を制御するための濃度パターンの読み取りと
を同一のパターン読み取り装置で共用させて読み取るこ
とを特徴とする多重画像形成装置が記載されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記画像形成装置aに
おいては、トナー像の影を検出する手段に撮像素子を用
いているので、撮像素子とトナー像との間に光学的結像
素子(レンズ)等を設置しなければならず、大きなもの
になるため、画像形成装置内においてレイアウト上の制
約が発生する。さらに、撮像素子を駆動するための装置
も複雑であり、これがコスト上の制約となる。 【0007】上記画像形成装置bにおいては、転写ベル
ト上に3角形のパターンを形成し、このパターンの上方
からその反射率の変化を1点で検出してパターン搬送方
向及び画像幅方向の画像位置を計測するので、転写ベル
ト上のトナーそのものの付着量が増減した場合、計測精
度が劣化することになる。 【0008】トナーの粒径は7μm程度であり、要求さ
れる計測精度に対して有為なレベルである。つまり、転
写ベルト上の1個のトナーの付着状態で、計測される画
像位置が異なることになる。パターン搬送方向及び画像
幅方向の画像位置を計測した結果により各画像の位置合
わせを行う場合、各画像の位置合わせ精度は画像形成単
位の半分以下程度が望ましい。例えば画像形成単位が4
00dpiの場合、各画像の位置合わせ精度は30μm
以下が必要となる。 【0009】図5(b)は、画像形成装置bにおいて図
5(a)に示すように転写ベルト上に標準的なトナー付
着量でパターン1が形成された場合におけるパターン検
出位置でのトナーの有り無しを時間軸で示した図であ
る。これからパターン検出開始時間を取得演算すること
によりパターン1の画像搬送方向位置を取得することが
できる。 【0010】図5(d)は、画像形成装置bにおいて図
5(c)に示すように転写ベルト上に上記パターン1と
同一画像位置で且つ標準よりもトナー付着量が多い状態
でパターン2が形成された場合におけるパターン検出位
置でのトナーの有り無しを時間軸で示した図である。こ
の場合は、図5(a)に示すように転写ベルト上に標準
的なトナー付着量でパターン1が形成された場合に比べ
て、パターン2のトナー付着量過多の分だけ、パターン
検出開始時間にずれが生じてしまい、計測した画像位置
は画像搬送方向について−方向に誤差を生ずることにな
る。 【0011】また、図5(a)に示すように転写ベルト
上に標準的なトナー付着量でパターン1が形成された場
合、パターン検出開始時間とパターン検出終了時間との
差を取得演算することにより、画像幅方向の画像位置を
取得することができる。しかし、図5(c)に示すよう
に転写ベルト上に上記パターン1と同一画像位置で且つ
標準よりもトナー付着量が多い状態でパターン2が形成
された場合には、図5(a)に示すように転写ベルト上
に標準的なトナー付着量でパターン1が形成された場合
に比べて、パターン2のトナー付着量過多の分だけ、パ
ターン検出開始時間及びパターン検出終了時間にずれが
生じてしまい、計測した画像位置は画像幅方向について
+方向に誤差を生ずることになる。 【0012】本発明は、レイアウト上の制約を小さくす
ることができて低コストにでき、計測用パターンのトナ
ー付着量に関係なく計測用パターン搬送方向及び画像幅
方向の画像位置を高精度で計測することができて高品質
の画像を形成することができる画像形成装置を提供する
ことを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、移動する像担持体と、この
像担持体上にトナー像及び計測用パターンを形成するト
ナー像形成手段と、前記像担持体上のトナー像及び計測
用パターンが転写され、若しくは転写材を搬送するとと
もに前記像担持体上の計測用パターンが転写される無端
帯状回転部材と、前記像担持体上のトナー像を前記無端
帯状回転部材若しくは転写材に転写させるとともに前記
像担持体上の計測用パターンを無端帯状回転部材に転写
させる転写手段とを有する画像形成装置において、前記
無端帯状回転部材の所定の範囲を照明する照明手段と、
前記無端帯状回転部材の両面の一方に所定の位置で密着
され前記照明手段が照明する範囲内に設置された、互い
に平行ではない2つのスリットを有する複数のスリット
と、前記無端帯状回転部材の両面の他方の側に設置され
前記照明手段からの照明光を前記無端帯状回転部材及び
前記スリットを介して受光する受光手段とを備え、前記
無端帯状回転部材は少なくとも前記照明手段と前記受光
手段との間の部分が光を透過する部材からなり、前記受
光手段で検出した、前記複数のスリットのうちの前記計
測用パターンの搬送方向に対して垂直な向きのスリット
と前記計測用パターンの搬送方向に対して斜めな向きの
スリットの各透過光量から画像幅方向のずれを求める手
段を備えたものであり、計測用パターンのトナー付着量
に関係なく画像幅方向の画像位置を高精度で計測するこ
とができて高品質の画像を形成することができる。 【0014】 【0015】 【0016】 【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態を示
す。この実施形態は、請求項1に係る発明の一実施形態
であり、電子写真方式デジタルフルカラープリンタから
なる電子写真方式デジタルカラー画像形成装置の一実施
形態である。このデジタルフルカラープリンタは各色の
画像形成を行う複数個の互いに独立した画像形成部を有
し、これらの画像形成部は例えばブラック(以下BKと
いう)、シアン(以下Cという)、マゼンタ(以下Mと
いう)、イエロー(以下Yという)の各色の画像形成を
行う4個の電子写真方式画像形成部11BK、11C、
11M、11Yである。 【0017】各画像形成部11BK、11C、11M、
11Yは、回転駆動部により回転駆動される像担持体と
しての感光体、例えばドラム状感光体12BK、12
C、12M、12Yと、帯電手段としての帯電チャージ
ャ13BK、13C、13M、13Yと、露光手段とし
ての光書き込み装置14BK、14C、14M、14Y
と、BK,C,M,Y各色の現像を行う現像手段として
の現像装置15BK、15C、15M、15Yと、転写
手段としての転写チャージャ16BK、16C、16
M、16Yと、図示しないクリーニング装置及び除電装
置などを有する。帯電チャージャ13BK、13C、1
3M、13Y、光書き込み装置14BK、14C、14
M、14Y及び現像装置15BK、15C、15M、1
5Yは、感光体12BK、12C、12M、12Y上に
各色のトナー像及び計測用パターンを形成するトナー像
形成手段を構成する。 【0018】また、この実施形態は、転写材としての転
写紙を給紙する給紙装置と、無端帯状回転部材としての
転写ベルト17と、転写紙上のトナー像を定着させる定
着装置とを有する。転写ベルト17は駆動ローラ18及
び従動ローラ19に架け渡され、駆動ローラ18が駆動
源により回転駆動されて回転することにより転写ベルト
17が図示矢印方向に回転する。 【0019】各画像形成部11BK、11C、11M、
11Yにおいては、感光体12BK、12C、12M、
12Yは、それぞれ回転駆動部により副走査方向へ回転
駆動され、帯電手段としての帯電チャージャ13BK、
13C、13M、13Yにより均一に帯電される。光書
き込み装置14BK、14C、14M、14Yは、外部
からのBK,C,M,Y各色の画像データにより光源に
よる光ビームを変調して該光ビームを主走査方向へ繰り
返して走査しながら書き込みレンズ系などを介して感光
体12BK、12C、12M、12Yの均一に帯電され
た表面に照射することで、感光体12BK、12C、1
2M、12Yを露光して感光体12BK、12C、12
M、12Yに光書き込みを行い、感光体12BK、12
C、12M、12Y上に静電潜像を形成する。 【0020】この感光体12BK、12C、12M、1
2Y上の静電潜像はそれぞれ現像装置15BK、15
C、15M、15Yにより現像されてBK,C,M,Y
各色のトナー像となり、また、給紙装置から転写紙が給
紙される。この転写紙は、転写ベルト17により搬送さ
れて感光体12BK、12C、12M、12Y上のB
K,C,M,Y各色のトナー像が転写チャージャ16B
K、16C、16M、16Yにより重ねて転写されるこ
とによりフルカラー画像が形成される。 【0021】この転写紙は、フルカラー画像が定着装置
により定着されて外部へ排出される。また、感光体12
BK、12C、12M、12Yは、トナー像転写後にク
リーニング装置によりクリーニングされて残留トナーが
除去され、除電装置により残留電荷が消去されて次の電
子写真プロセスに備える。 【0022】このようなフルカラー画像形成動作は操作
部からの動作開始指示により開始されるが、フルカラー
画像形成動作に合わせて転写ベルト17上に計測用パタ
ーンが形成されてその画像位置のずれが計測され、この
計測結果に基づいて各画像形成部11BK、11C、1
1M、11Yから転写ベルト17への画像転写位置が合
わせられる。 【0023】すなわち、各画像形成部11BK、11
C、11M、11Yにおいては、感光体12BK、12
C、12M、12Yは、それぞれ回転駆動部により副走
査方向へ回転駆動され、帯電手段としての帯電チャージ
ャ13BK、13C、13M、13Yにより均一に帯電
される。光書き込み装置14BK、14C、14M、1
4Yは、計測用パターン発生回路からの計測用パターン
のBK,C,M,Y各色の画像データにより光源による
光ビームを変調して該光ビームを主走査方向へ繰り返し
て走査しながら書き込みレンズ系などを介して感光体1
2BK、12C、12M、12Yの均一に帯電された表
面に照射することで感光体12BK、12C、12M、
12Yを露光して感光体12BK、12C、12M、1
2Yに計測用パターンの光書き込みを行って計測用パタ
ーンの静電潜像を形成する。 【0024】この感光体12BK、12C、12M、1
2Y上の計測用パターンの静電潜像はそれぞれ現像装置
15BK、15C、15M、15Yにより現像されてB
K,C,M,Y各色の計測用パターンのトナー像とな
り、このBK,C,M,Y各色の計測用パターンのトナ
ー像が転写チャージャ16BK、16C、16M、16
Yにより転写ベルト17の端部(転写紙より端側の一端
部若しくは両端部)上に重ならないように転写される。 【0025】この転写ベルト17上のBK,C,M,Y
各色の計測用パターンのトナー像は、転写ベルト17の
回転により搬送されて駆動ローラ18の手前で画像位置
計測装置20により検出される。この画像位置計測装置
20は、図2及び図3に示すように転写ベルト17の端
部の所定の範囲をその上方から照明する、つまり、転写
ベルト17上の計測用パターン(トナー像)21が所定
の計測位置を通過する際に転写ベルト17上の計測用パ
ターン21をその上方から照明する照明手段としての照
明装置20aと、転写ベルト17にその裏側から所定の
計測位置で密着して照明装置20aの照明範囲内に設置
された遮光性を有するマスク20bと、このマスク20
bの下側に設置されて照明装置20aから転写ベルト1
7及びマスク20bのスリット20c、20dを透過し
た光を受光してその光量を検出する受光手段としての受
光素子20eとを有する。 【0026】受光素子20eは例えばマスク20bの背
面に密着して配置され、マスク20bは光を透過する複
数のスリット20c、20dを有する。この複数のスリ
ット20c、20dは、例えば転写ベルト17上の計測
用パターン21の搬送方向(転写ベルト17の回転方
向)に対して垂直に設けられたスリット20cと、この
スリット20cとは平行ではなく転写ベルト17上の計
測用パターン21の搬送方向(転写ベルト17の回転方
向)に対して斜めに設けられたスリット20dとからな
る。このスリット20c、20dがなす角度は45°程
度とすることが望ましい。 【0027】転写ベルト17は、少なくとも、計測用パ
ターン21が転写される領域を含む、照明装置20aに
より照明される範囲内の端部が透明な材質で構成され、
照明装置20aから照明される光が透過する。受光素子
20eはマスク20bのスリット20c、20dを透過
した光を受光してその光量を検出する1つの受光素子か
らなるが、SN比を重視して受光素子20eの代りに複
数のスリット20c、20dの各透過光をそれぞれ受光
してその光量を検出する複数の受光素子を用いるように
してもよい。 【0028】図4は受光素子20eの受光した光量を量
子化したものを縦軸、時間を横軸とした図である。図3
に示すように計測用パターン21の搬送方向に対してス
リット20c、20dの中心となる位置Aに計測用パタ
ーン21が搬送されてきた場合には、受光素子20eの
検出結果は図4のA列のようになる。この場合、計測用
パターン21が最初にスリット20cの所で受光素子2
0eにより検出された検出結果が波形22となり、計測
用パターン21が次のスリット20dの所で受光素子2
0eにより検出された検出結果が波形23となる。この
受光素子20eの受光した光量を量子化したものは、各
波形22、23の出力レベルが最低の値を示すところが
計測用パターン21の検出結果となる。 【0029】受光素子20eの出力信号から計測用パタ
ーン21の搬送方向及び画像幅方向の画像位置を計測す
る計測手段としての計測部は、BK,C,M,Yの各色
毎に、受光素子20eの出力信号から上記波形22の位
置で計測用パターン搬送方向画像位置を決定する。この
計測用パターン搬送方向画像位置は、想定された時間よ
り早い場合には図3に示すように計測用パターン21の
搬送方向に対して+方向にずれており、想定された時間
より遅い場合には図3に示すように計測用パターン21
の搬送方向に対して−方向にずれていることになる。 【0030】上記計測部は、受光素子20eの出力信号
から上記波形22、23の間の時間差を求めてこの時間
差より画像幅方向の画像位置を決定する。この画像幅方
向の画像位置は、想定された時間より短い場合には図3
に示すように計測用パターン21の幅方向に対して+方
向にずれており、想定された時間より長い場合には図3
に示すように計測用パターン21の幅方向に対して−方
向にずれていることになる。 【0031】次に、計測用パターン21の主走査方向
(画像幅方向)の位置ずれ計測について詳細に説明す
る。計測用パターン21を形成するためのBK,C,
M,Y各色の画像データは、上記計測用パターン発生回
路により、上記フルカラー画像を形成するためのBK,
C,M,Y各色の画像データ上の所定の画素数(アドレ
ス)位置にて作成され、例えば図3に示すBの位置に作
成される。この時、計測用パターン21はマスク20b
のスリット20c、20dの幅に対して同等の大きさで
あることが望ましく、S/Nが最も良くなる。 【0032】本来は転写ベルト17上のBの位置に形成
されるべき計測用パターン21は、各画像形成部11B
K、11C、11M、11Yにおける書き込みレンズ系
の加工精度や機械的な取り付け精度のばらつきにより転
写ベルト17上のA又はCの位置に作成されてしまい、
各画像形成部11BK、11C、11M、11Yにより
転写ベルト17上に形成される各色の計測用パターンの
間でそのずれが同一にならないので、フルカラー画像
の色ずれが生じて画像品質が著しく劣化してしまう。 【0033】計測用パターン21が転写ベルト17上の
本来の位置Bに形成されて画像位置計測装置20を通過
した場合には受光素子20eからの検出信号は図4のB
列のようになり、そのピーク値の時間間隔がt0とな
る。上記計測部は、受光素子20eの検出信号から求め
たt0と、記憶装置に記憶されている、計測用パターン
21が平行でない2つのスリット20c、20dを通過
すべき時間とを比較し、その差が0であれば計測用パタ
ーン21の主走査方向のずれがないと判定する。 【0034】ここで、1例として、図3に示すように2
つの平行でないスリット20c、20dの角度をθと
し、本来の位置Bに形成された計測用パターン21が2
つのスリット20c、20dを通過した場合の2つのス
リット20c、20dの間の距離をl0とし、転写ベル
ト17の速度をVとすると、計測用パターン21が転写
ベルト17上の本来の位置Bからずれて位置Cに形成さ
れて2つのスリット20c、20dを通過した場合に
は、図4のC列のように受光素子20eの検出信号のピ
ーク値の時間間隔はt2となってt0より長くなり、誤差
が発生する。 【0035】この場合、スリット20c、20dの幾何
的な配置関係より tanθ=(l2−l0)/P2・・・(1) となる。ここに、図3に示すようにl2は計測用パター
ン21が転写ベルト17上の位置Cに形成された場合の
2つのスリット20c、20dの間の距離であり、P2
は計測用パターン21が転写ベルト17上の位置Cに形
成された場合における計測用パターン21の主走査方向
の位置ずれである。 【0036】また、 (t2−t0)/V=l2−l0・・・(2) となり、(1)(2)式より P2=(t2−t0)V/tanθ が求まり、Vが一定であれば計測用パターン21の主走
査方向の位置ずれP2は受光素子20eの検出信号のピ
ーク値の時間間隔t2の基準時間t0に対する時間差のみ
によって計測することができる。 【0037】同様に、計測用パターン21が転写ベルト
17上の本来の位置Bとからずれて位置Aに形成されて
2つのスリット20c、20dを通過した場合には、図
4のA列のように受光素子20eからの検出信号のピー
ク値の時間間隔は、t1となってt0より短くなり、誤差
が発生する。 【0038】この場合、スリット20c、20dの幾何
的な配置関係より tanθ=(l1−l0)/P1・・・(3) となる。ここに、図3に示すようにl1は計測用パター
ン21が転写ベルト17上の位置Aに形成された場合の
2つのスリット20c、20dの間の距離であり、P1
は計測用パターン21が転写ベルト17上の位置Aに形
成された場合における計測用パターン21の主走査方向
の位置ずれである。 【0039】また、 (t1−t0)/V=l1−l0・・・(4) となり、(3)(4)式より P1=(t1−t0)V/tanθ が求まり、Vが一定であれば計測用パターン21の主走
査方向の位置ずれP1は受光素子20eからの検出信号
のピーク値の時間間隔t1の基準時間t0に対する時間差
のみによって計測することができる。 【0040】図示しない画像位置補正手段としての制御
装置は、各色毎に、上述のように計測部で計測された計
測用パターン21の主走査方向の位置ずれ量により光書
き込み装置14BK、14C、14M、14Yの書き込
み制御の書き出しタイミング(感光体12BK、12
C、12M、12Yに画像を1ライン分ずつ書き始める
タイミング)や画素クロックにフィードバックしてこれ
らを計測用パターン21の主走査方向の位置ずれ量に応
じて変更することで、計測用パターン21の主走査方向
の位置ずれや倍率を各色毎に補正する。 【0041】また、制御装置は、各色毎に、上述のよう
に計測部で計測された計測用パターン21の搬送方向の
位置ずれ量により光書き込み装置14BK、14C、1
4M、14Yの書き込み制御の書き出しタイミングなど
を制御して計測用パターン21の搬送方向の位置ずれを
各色毎に補正する。このように、各画像形成部11B
K、11C、11M、11Yについて計測用パターン2
1の搬送方向及び画像幅方向の位置ずれを計測して補正
することにより、計測用パターン21の位置ずれを防止
することができる。 【0042】この実施形態は、請求項1に係る発明の実
施形態であって、移動する像担持体としての感光体12
BK、12C、12M、12Yと、この像担持体12B
K、12C、12M、12Y上にトナー像及び計測用パ
ターンを形成する帯電チャージャ13BK、13C、1
3M、13Y、光書き込み装置14BK、14C、14
M、14Y及び現像装置15BK、15C、15M、1
5Yからなるトナー像形成手段と、前記像担持体12B
K、12C、12M、12Y上のトナー像及び計測用パ
ターンが転写される無端帯状回転部材としての転写ベル
ト17と、前記像担持体12BK、12C、12M、1
2Y上のトナー像を前記無端帯状回転部材17に転写さ
せるとともに前記像担持体12BK、12C、12M、
12Y上の計測用パターン21を転写材としての転写紙
に転写させる転写手段としての転写チャージャ16B
K、16C、16M、16Yとを有する画像形成装置に
おいて、前記無端帯状回転部材17の所定の範囲を照明
する照明手段としての照明装置20aと、前記無端帯状
回転部材17の両面の一方に所定の位置で密着され前記
照明手段20aが照明する範囲内に設置された、互いに
平行ではない2つのスリット20c、20dを有する複
数のスリットと、前記無端帯状回転部材17の両面の他
方の側に設置され前記照明手段20aからの照明光を前
記無端帯状回転部材17及び前記スリットを介して受光
する受光手段としての受光素子20eとを備え、前記無
端帯状回転部材17は少なくとも前記照明手段20aと
前記受光手段20eとの間の部分が光を透過する部材か
らなるので、画像位置計測手段としての照明手段20
a、複数のスリット及び受光手段20eからなる画像位
置計測装置を小さい装置構成にできてレイアウト上の制
約を小さくすることができ、画像位置計測装置を駆動す
るための装置も単純であるために低コストにできる。 【0043】また、この実施形態は、請求項2に係る発
明の実施形態であって、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、前記複数のスリットのうち少なくとも1つのス
リット20cが前記計測用パターン21の搬送方向に対
して垂直であり、前記受光手段20eで前記1つのスリ
ット20cの透過光量を検出して前記計測用パターン2
1の搬送方向のずれを求めるので、計測用パターンのト
ナー付着量に関係なく計測用パターン搬送方向の画像位
置を高精度で計測することができ、計測用パターン搬送
方向のずれ量が小さい高品質の画像を形成することがで
きる。 【0044】また、この実施形態は、請求項3に係る発
明の実施形態であって、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、前記受光手段20eで検出した、前記複数のス
リットのうちの前記計測用パターン21の搬送方向に対
して垂直な向きのスリット20cと前記計測用パターン
21の搬送方向に対して斜めな向きのスリット20dの
各透過光量から画像幅方向のずれを求める手段としての
計測部を備えたので、計測用パターンのトナー付着量に
関係なく画像幅方向の画像位置を高精度で計測すること
ができ、画像幅方向のずれ量が小さい高品質の画像を形
成することができる。 【0045】上記実施形態は、複数の画像形成部11B
K、11C、11M、11Yにより形成した各色のトナ
ー像を転写紙上に重ねて転写する方式であるが、各請求
項の発明は複数の画像形成部により形成した各色のトナ
ー像を転写手段により中間転写ベルトからなる無端帯状
回転部材に重ねて転写した後に給紙装置から給送された
転写紙からなる転写材へ転写手段により転写して定着装
置で定着するカラー画像形成装置にも上記実施形態と同
様に適用することができる。 【0046】この場合、上記実施形態と同様に複数の画
像形成部により形成した各色の計測用パターンが中間転
写ベルトの透明な端部に重ならないように転写手段によ
り転写され、画像位置計測装置20により中間転写ベル
ト上の計測用パターン21の搬送方向及び画像幅方向の
位置ずれが計測され、この計測結果に基づいて各画像形
成部から中間転写ベルトへの画像転写位置が合わせられ
る。また、各請求項の発明は、3個の画像形成部を有す
るカラー画像形成装置や、2個の画像形成部を有する2
色カラー画像形成装置などに上記実施形態と同様に適用
することができる。 【0047】 【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、移動する像担持体と、この像担持体上にトナー像及
び計測用パターンを形成するトナー像形成手段と、前記
像担持体上のトナー像及び計測用パターンが転写され、
若しくは転写材を搬送するとともに前記像担持体上の計
測用パターンが転写される無端帯状回転部材と、前記像
担持体上のトナー像を前記無端帯状回転部材若しくは転
写材に転写させるとともに前記像担持体上の計測用パタ
ーンを無端帯状回転部材に転写させる転写手段とを有す
る画像形成装置において、前記無端帯状回転部材の所定
の範囲を照明する照明手段と、前記無端帯状回転部材の
両面の一方に所定の位置で密着され前記照明手段が照明
する範囲内に設置された、互いに平行ではない2つのス
リットを有する複数のスリットと、前記無端帯状回転部
材の両面の他方の側に設置され前記照明手段からの照明
光を前記無端帯状回転部材及び前記スリットを介して受
光する受光手段とを備え、前記無端帯状回転部材は少な
くとも前記照明手段と前記受光手段との間の部分が光を
透過する部材からなるので、レイアウト上の制約を小さ
くすることができ、低コストにできる。 【0048】請求項2に係る発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記複数のスリットのうち
少なくとも1つのスリットが前記計測用パターンの搬送
方向に対して垂直であり、前記受光手段で前記1つのス
リットの透過光量を検出して前記計測用パターンの搬送
方向のずれを求めるので、計測用パターンのトナー付着
量に関係なく計測用パターン搬送方向の画像位置を高精
度で計測することができて高品質の画像を形成すること
ができる。 【0049】請求項3に係る発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記受光手段で検出した、
前記複数のスリットのうちの前記計測用パターンの搬送
方向に対して垂直な向きのスリットと前記計測用パター
ンの搬送方向に対して斜めな向きのスリットの各透過光
量から画像幅方向のずれを求める手段を備えたので、計
測用パターンのトナー付着量に関係なく画像幅方向の画
像位置を高精度で計測することができて高品質の画像を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態を示す概略図である。 【図2】同実施形態の一部分を拡大して示す断面図であ
る。 【図3】同部分を拡大して示す平面図である。 【図4】同実施形態の受光素子が受光した光量を量子化
したものを示す波形図である。 【図5】従来装置を説明するための図である。 【符号の説明】 11BK、11C、11M、11Y 画像形成部 12BK、12C、12M、12Y 感光体 13BK、13C、13M、13Y 帯電チャージ
ャ 14BK、14C、14M、14Y 光書き込み装
置 15BK、15C、15M、15Y 現像装置 17 転写ベルト 21 計測用パターン 16BK、16C、16M、16Y 転写チャージ
ャ 20a 照明装置 20c、20d スリット 20e 受光素子 21 計測用パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−131750(JP,A) 特開 平7−181795(JP,A) 特開 昭63−300259(JP,A) 特開 昭63−300260(JP,A) 特開 平1−112266(JP,A) 特開 平1−141746(JP,A) 特開 平8−278680(JP,A) 特開 平10−228152(JP,A) 米国特許6118463(US,A) 米国特許6381435(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 15/01 111 G03G 15/16 G03G 21/14 G03G 21/00 370 - 512

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】移動する像担持体と、この像担持体上にト
    ナー像及び計測用パターンを形成するトナー像形成手段
    と、前記像担持体上のトナー像及び計測用パターンが転
    写され、若しくは転写材を搬送するとともに前記像担持
    体上の計測用パターンが転写される無端帯状回転部材
    と、前記像担持体上のトナー像を前記無端帯状回転部材
    若しくは転写材に転写させるとともに前記像担持体上の
    計測用パターンを無端帯状回転部材に転写させる転写手
    段とを有する画像形成装置において、前記無端帯状回転
    部材の所定の範囲を照明する照明手段と、前記無端帯状
    回転部材の両面の一方に所定の位置で密着され前記照明
    手段が照明する範囲内に設置された、互いに平行ではな
    い2つのスリットを有する複数のスリットと、前記無端
    帯状回転部材の両面の他方の側に設置され前記照明手段
    からの照明光を前記無端帯状回転部材及び前記スリット
    を介して受光する受光手段とを備え、前記無端帯状回転
    部材は少なくとも前記照明手段と前記受光手段との間の
    部分が光を透過する部材からなり、前記受光手段で検出
    した、前記複数のスリットのうちの前記計測用パターン
    の搬送方向に対して垂直な向きのスリットと前記計測用
    パターンの搬送方向に対して斜めな向きのスリットの各
    透過光量から画像幅方向のずれを求める手段を備えた
    とを特徴とする画像形成装置。
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