JP6860855B2 - 画像形成装置、及び二次転写部材の駆動制御方法 - Google Patents

画像形成装置、及び二次転写部材の駆動制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、及び画像形成装置に備える二次転写部材の駆動制御方法に関するものである。
従来から、像担持体と、像担持体上に担持されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、中間転写ベルト上のトナー像を二次転写部で記録材上に二次転写させる二次転写部材とを備え、ベルト線速検出手段の検出結果に基づいて中間転写ベルトの線速を制御する画像形成装置が知られている。
例えば、特許文献1には、二次転写部に形成される二次転写ニップ内の中間転写ベルトと二次転写部材(二次転写ローラー)の表面速度の差が小さくなるように、二次転写部材の表面速度を中間転写ベルトの線速よりも若干遅くする画像形成装置が記載されている。
これにより、中間転写ベルトと記録材の速度差に起因する画像倍率(画像の倍率変動)を抑制できるとされている。
しかしながら、従来の画像形成装置では、印刷する記録材が異なる場合や周囲の環境変化等によって二次転写部における記録材の搬送速度が変化し、画像倍率に誤差が生じる場合があった。
上述した課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、像担持体と、該像担持体上に担持されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上のトナー像を二次転写部で記録材上に二次転写させる二次転写部材と、前記中間転写ベルトの線速を検出するベルト線速検出手段とを備え、該ベルト線速検出手段の検出結果に基づいて前記中間転写ベルトの線速を制御する画像形成装置において、前記二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度を検出する記録材速度検出手段を備え、前記ベルト線速検出手段と前記記録材速度検出手段の検出結果に基づいて、前記中間転写ベルトの線速と二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度とが等しくなるように、前記二次転写部材による記録材の搬送速度を設定することを特徴とする。
本発明によれば、異なる記録材の印刷時、ニップ圧変化、周囲の環境変化等があったとしても、二次転写部で生じる画像倍率の誤差を低減できる画像形成装置を提供できる。
一実施形態に係るプリンタの概略構成図。 二次転写部設定線速に対する画像倍率、中間転写ベルトと用紙速度の速度比の一例の説明図(用紙厚さ90[μm])。 二次転写部設定線速に対する画像倍率、中間転写ベルトと用紙速度の速度比の他の例の説明図(用紙厚さ140[μm]、250[μm])。 二次転写部(二次転写ニップ)周辺の拡大図。 図4のAからDのエリア毎の速度(計算値)を示す説明図。 実施例1のプリンタの特徴的な構成の概略説明図。 中間転写ベルトの駆動制御に係るブロック図。 用紙の用紙速度算出に係るブロック図。 実施例2のベルト線速検出手段の概略説明図。 実施例3のプリンタの特徴的な構成の概略説明図。 実施例3の用紙速度検出手段の詳細説明図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、所謂、タンデム型中間転写方式、フルカラー対応の電子写真方式のプリンタ(以下、プリンタ200という)の一実施形態について、図を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ200の概略構成図である。
図1に示すように、プリンタ200は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット100Y,C,M,Kを備えている。また、機内で記録材である用紙19を搬送するための複数のガイド板からなる用紙搬送路、レジストローラ対9、定着装置60、光書込ユニット80、及び、転写ユニット90なども備えている。更に、プリンタ200内の各ユニットや各装置の動作を制御する、CPUやメモリなどを有する制御部も備えている。
このプリンタ200は、4つのプロセスユニット100Y,C,M,Kを、後述する中間転写ベルト2に対して、その無端移動方向に沿って並べた所謂タンデム型の構成になっている。各色のプロセスユニット100は、それぞれ潜像担持体であり、且つ像担持体でもある感光体ドラム1と、その周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、プリンタ200本体に対して着脱可能になっている。そして、互いに使用するトナーの色が異なる点以外は同様の構成になっている。
Y用のプロセスユニット100Yを例にすると、感光体ドラム1Yの周囲に、帯電装置103Y、現像装置101Y、ドラムクリーニング装置102Y等を有している。プロセスユニット100Yの感光体ドラム1Yは、駆動手段によって図1図中、反時計回り方向に回転駆動される。
帯電装置103Yは、回転駆動される感光体ドラム1Yの周面をトナーの帯電極性と同極性に一様帯電させる。光書込ユニット80は、画像情報に基づいて、レーザーダイオードを駆動して、回転中の帯電した感光体ドラム1Yに対して、レーザー光Lyをそれぞれ回転軸線方向に偏向させながら照射することで、光走査処理を行う。これにより、感光体ドラム1Yには、Y画像情報に基づいた静電潜像が形成される。感光体ドラム1Yとしては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置101Yは、磁性キャリアと非磁性のYトナーとを含有する二成分現像剤(以下、単に現像剤という)を用いて、感光体ドラム1Y上の静電潜像を現像する。二成分現像剤の代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤によって現像をおこなうタイプのものを使用しても良い。現像によって感光体ドラム1Y上に形成されたYトナー像は、後述するY用の一次転写ニップで中間転写ベルト2のおもて面(外周面)に一次転写される。このようにしてYトナー像を一次転写した後の感光体ドラム1Y上に付着している転写残トナーは、ドラムクリーニング装置102Yによって感光体ドラム1Y表面から除去される。このクリーニングに先立って、感光体ドラム1Yの表面は除電ランプによる光照射を受けて除電される。
以上、Y用のプロセスユニット100Yについて説明したが、M,C,K用のプロセスユニットにおいても、同様にして感光体ドラム1M,C,Kの表面にM,C,Kトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット100Y,C,M,Kの下方には、転写ユニット90が配設されている。この転写ユニット90は、ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト2を有しており、中転駆動ローラ3、入口ローラ4、二次転写対向ローラ5、テンションローラ6、及び、従動ローラ7などの張架ローラによって中間転写ベルト2が回転可能に張架されている。そして、中転駆動ローラ3の回転駆動力によって、中間転写ベルト2を図1図中、時計回り方向に無端移動させる。
プロセスユニット100Y,C,M,Kは、中間転写ベルト2の中転駆動ローラ3と従動ローラ7との間の張架領域にあるおもて面である一次転写面に沿って配置されている。中間転写ベルト2は、中間転写ベルト2の裏面側から一次転写ローラ24Y,C,M,Kによって感光体ドラム1Y,C,M,Kに向けて押圧されることで、感光体ドラム1Y,C,M,Kと当接する。これにより、感光体ドラム1Y,C,M,Kと中間転写ベルト2との当接部に、Y,C,M,K用の一次転写ニップが形成される。そして、一次転写ローラ24Y,C,M,Kに、それぞれ電源から一次転写バイアスが印加されることで、感光体ドラム1Y,C,M,K上のトナー像を中間転写ベルト2に向けて静電移動させる一次転写電界が形成される。
中転駆動ローラ3の回転駆動による図1図中、時計回り方向の無端移動に伴ってY,C,M,K用の一次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト2のおもて面には、各一次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト2のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、適宜、4色トナー像という。)が形成される。
中間転写ベルト2の図1図中、下方には、当接部材としての二次転写ローラ8が配設されており、中間転写ベルト2における二次転写対向ローラ5に対する掛け回し箇所にベルトおもて面から当接して二次転写ニップを形成している。これにより、中間転写ベルト2のおもて面と、二次転写ローラ8とが当接する二次転写ニップが形成されている。
ここで、中間転写ベルト2を挟んで二次転写対向ローラ5と反対の側には、二次転写ローラ8を含む二次転写ユニット10を備えている。
二次転写ユニット10は、カム32の回転で二次転写部下流側にある支点43を中心に回転可能に支持され、二次転加圧バネ44の引張りバネ荷重により、二次転写ローラ8が中間転写ベルト2を介して二次転写対向ローラ5に押し当てられるように配置されている。
二次転写ローラ8の回転軸の中心は、二次転写対向ローラ5の回転軸の中心よりも、用紙搬送方向上流側に位置しており、二次転写ローラ8をモータにより図1図中、反時計回りに回転駆動させる。ここで、二次転写ローラ8が中間転写ベルト2に対して連れ回る構成でもよい。
中間転写ベルト2のベルトループ内の二次転写対向ローラ5には、電源によってトナーと同極性の二次転写バイアスが印加されている。一方、ベルトループ外の二次転写ローラ8は接地されている。これにより、二次転写ニップ内に二次転写電界が形成されている。
二次転写ニップよりも用紙搬送方向上流側には、レジストローラ対9が配設されている。
画像形成に並行して、給紙カセット20から給紙ローラ18により用紙19を繰り出し、分離ローラ17で1枚に分離した後、用紙搬送路54に入れ、搬送ローラ16で搬送してレジストローラ対9に突き当てて止める。あるいは、手差し給紙部50に設けられた手差しトレイ51上から用紙19を手差し給紙ローラ52で繰り出し、手差し給紙路53を介して用紙搬送路54に入れ、レジストローラ対9に突き当てて止める。
レジストローラ対9に挟み込んだ用紙19を中間転写ベルト2上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで二次転写ニップに送り出す。二次転写ニップ内では、中間転写ベルト2上の4色トナー像が二次転写電界やニップ圧の影響によって用紙19に一括二次転写され、用紙19の白色と相まってフルカラー画像となる。二次転写ニップを通過した用紙19は、2つの張架ローラに回転可能に張架された搬送ベルト11により定着装置60に向けて送られる。
定着装置60は、定着ローラ63と加熱ローラ64とで張架された定着ベルト61に対して加圧ローラ62を圧接するように構成されている。定着ベルト61は加熱ローラ64内のIHコイルによって加熱され、画像定着に必要な温度まで加熱される。一方、加圧ローラ62にも内部にヒーターを内蔵しており、待機時の予備加熱に使用している。用紙19上の未定着画像は、定着ベルト61と加圧ローラ62との定着ニップ部において熱と圧力を与えられ、用紙19に定着される。
ここで、定着装置60のヒーターはIHコイルを用いたものでなくても良く、熱ローラ対で構成された方式であっても良い。
定着装置60で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、機外に設けられた排紙トレイ71上に排出される。又は、プリンタ200本体内に両面反転機構を設けた構成の場合、両面反転機構により再び転写位置へと導き、用紙19の裏面にも画像を記録、定着した後、排紙トレイ71に排出しても良い。
このプリンタ200は、次のような印刷(画像形成)動作を行う。
印刷ジョブが投入されると、駆動モータで中転駆動ローラ3を回転駆動して他の支持ローラを従動回転させ、中間転写ベルト2を回転駆動させるとともに、これとほぼ同時に別の駆動モータで二次転写ローラ8を回転駆動させる。
また、これらとほぼ同時に個々のプロセスユニット100において、感光体ドラム1を回転して各感光体ドラム1Y,C,M,K上にそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の色別情報を用いて露光、現像し、単色のトナー画像を形成する。そして、中間転写ベルト2の移動とともに、各単色のトナー画像を感光体ドラム1Y,C,M,K上から中間転写ベルト2上へ順次転写して、中間転写ベルト2上に4色重ね合わせトナー像、つまり合成カラー画像を形成する。
一方、画像形成に並行して、給紙ローラ18を回転し、給紙カセット20から用紙19を繰り出し、分離ローラ17で1枚ずつ分離して用紙搬送路54に入れ、搬送ローラ16で用紙19を搬送し、レジストローラ対9に用紙19の先端を突き当てて止める。あるいは、手差し給紙部50に設けられた手差しトレイ51から手差し給紙ローラ52により手差し給紙路53へ用紙19を繰り出し、手差し給紙路53から用紙搬送路54を経由して、同じくレジストローラ対9に用紙19の先端を突き当てて止める。そして、中間転写ベルト2上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ対9を回転し、中間転写ベルト2と二次転写ローラ8との間に用紙19を送り込み、二次転写ローラ8で転写して用紙19上にカラー画像を記録する。
画像転写後の用紙19は、中間転写ベルト2と搬送ベルト11の搬送力により定着装置60へと送り込み、定着装置60で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、排紙トレイ71上に排出される。又は、プリンタ200本体内に両面反転機構を設けた構成の場合、両面反転機構により再び転写位置へと導き、用紙19の裏面にも画像を記録、定着して後、排紙トレイ71に排出しても良い。
このプリンタ200のように構成されたタンデム方式のフルカラープリンタでは、次のような不具合が発生するおそれがあることが、従来から知られている。
運搬・設置時の振動や、用紙トレイの開け閉め、温度変化や経年変化等、種々の要因で、各色の画像形成部そのものの位置や、各画像形成部を構成する感光体ドラム等に位置的な変動が生じ、中間転写ベルト上の画像のレジずれ(色ずれ)が発生するおそれである。
このような中間転写ベルト上の画像のレジずれを抑制するために、例えば特許文献2には次のようなフルカラープリンタが記載されている。
中間転写ベルト上に所定のタイミングでシェブロンパターンと呼ばれるレジずれ検出用パターンを形成し、このレジずれ検出用パターンを画像位置検出器(本実施例では画像位置検出器91)によって検出して、各画像形成部で形成される画像のレジずれ量を求めて補正する。その後、所望のカラー画像を形成するように構成されている。
このように、各画像形成部で形成される画像のレジずれ量を求めて補正後、所望のカラー画像を形成するものが、現在、一般的である。このような構成により、副走査方向の倍率誤差は中間転写ベルト上での画像倍率誤差はほぼない状態に補正されている。
また、二次転写部においては、中間転写ベルトと用紙との間に速度差が発生すると、用紙上では、速度差に応じての倍率誤差が発生するおそれがあることが、従来から知られている。
一般に、二次転写ローラとしてゴム被覆したものが用いられていることが多い。このため、製品出荷時に倍率誤差がないように二次転写部の速度設定をしたとしても、環境温度が変化したとき、低温時は二次転写ローラのローラ直径が縮んで用紙搬送速度が遅くなって画像が副走査方向に縮んでしまい、副走査方向の倍率誤差が発生してしまう。一方、高温時は二次転写ローラのローラ直径が膨張して用紙搬送速度が速くなって画像が副走査方向に伸びてしまい、副走査方向の倍率誤差が発生してしまう。
上述したような二次転写部における副走査方向の倍率誤差に関して、特許文献1には、環境変化に応じて、二次転写ニップ内の中間転写ベルト表面と、二次転写ニップ内の用紙表面の速度が合うように、二次転写ローラの駆動速度を調整すれば良いとされている。具体的には、二次転写部に形成される二次転写ニップ内の中間転写ベルトと二次転写部材の表面速度の差が小さくなるように、二次転写部材の表面速度を中間転写ベルトの線速よりも若干遅くする旨、記載されている。
そこで、発明者らは、二次転写部に形成される二次転写ニップ内の中間転写ベルト2、用紙19の表面速度、二次転写部の上流側の中間転写ベルト2、二次転写部の下流側の用紙速度と画像倍率の関係について実験、解析を行った。
図2は、二次転写部の設定線速に対する画像倍率誤差、中間転写ベルト2と用紙速度の速度比の一例の説明図である。なお、図2に示す例は用紙19として用紙厚さ90[μm]のものを用いて実験、解析を行っている。また、画像倍率誤差の値は、中間転写ベルト2上の画像に対する用紙19上の画像倍率であり、定着後の用紙の収縮の影響を排除している。二次転写部における二次転写ニップ内の中間転写ベルト2、用紙19の表面速度は計測できないため、シミュレーションによる計算値である。また、図2の縦軸は用紙19の倍率誤差、速度比(%)であり、横軸は中間転写ベルト2の線速に対する二次転写ローラ8の線速差(%)
また、図2、及び後述する図3に示す「倍率誤差」、「V1」、及び「V2」は、それぞれ次の式1、式2、及び式3により算出されるものである。
Figure 0006860855
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図2に示すように、倍率誤差0とするには、中間転写ベルト2に対する二次転写ローラ8の速度差をほぼ0とすればよく、そのときの二次転写部の上流側の中間転写ベルト2と二次転写部下流側の用紙速度がほぼ等しいことがわかる(V1=0)。また、二次転写部における二次転写ニップ内の中間転写ベルト2表面に対して用紙19の表面速度は約0.6[%]速いことがわかる(V2=0.6)。
特許文献1に記載されたように、二次転写ニップ内の中間転写ベルト2と用紙19の表面速度が合うように二次転写部の用紙19の搬送速度を設定する(以下、適宜、特許文献1に記載の方法で設定するという。)には、図2に示す例では次のようにする必要がある。
図2に細い破線で示す近似直線から中間転写ベルト2に対する二次転写ローラ8の速度差を約−0.8[%]とする必要である。このため、特許文献1に記載の方法で設定する場合、画像倍率は理想値よりも大きく縮んでしまう。
また、他の用紙厚さで実験、解析を行ったものについても、図を用いて説明する。
図3は、二次転写部の設定線速に対する画像倍率誤差、中間転写ベルト2と用紙速度の速度比の他の例の説明図である。そして、図3(a)が用紙19として用紙厚さ140[μm]のものを、図3(b)が用紙19として用紙厚さ250[μm]のものを用いて実験、解析を行ったものである。また、画像倍率誤差の値は、図2に示した例と同様に、中間転写ベルト2上の画像に対する用紙19上の画像倍率であり、定着後の用紙19の収縮の影響を排除している。また図2に示した例と同様に、二次転写部に形成される二次転写ニップ内の中間転写ベルト2、用紙19の表面速度は計測できないため、シミュレーションによる計算値である。
図3(a)、(b)に示すように、用紙19として用紙厚さが異なるもの(140[μm]、250[μm])を解析したところ、用紙厚が大きくなればなるほど、二次転写ニップ内の中間転写ベルト2と用紙19の表面速度比は倍率誤差に対して大きく乖離している。このため、特許文献1に記載の方法で設定する場合、より大きく縮んでしまう。
以下、二次転写部上流側の中間転写ベルト2上の画像から二次転写部下流側の用紙19上の画像までの搬送速度と画像倍率の変化のメカニズムについて説明する。
図4は、二次転写部(二次転写ニップ)周辺の拡大図であり、図4図中のAは二次転写部上流側の中間転写ベルト2、Bは二次転写ニップ内の中間転写ベルト2の表面、Cは二次転写ニップ内の用紙19の表面、Dは二次転写部下流側の用紙19を示している。図5は、図4のAからDのエリア毎の速度(計算値)を示す説明図であり、同じ物体間(ここではAB間、CD間)で速度に違いがあるということは局所的な伸縮が発生していることを意味する。
図4に示すA地点における中間転写ベルト2上の画像がB地点に移動したとすると、AからBに移動するとき図5図中、Iに示すように搬送速度が遅くなるので、中間転写ベルト2と共に画像が縮むことになる。
図4に示すB地点における中間転写ベルト2上の画像がC地点に移動したとすると、BからCに移動するとき図5図中、IIで示すように搬送速度が速くなるので、中間転写ベルト2表面と用紙19の表面の速度差分だけ画像が伸びる。
図4に示すC地点における用紙19上の画像がD地点に移動したとすると、CからDに移動するとき図5図中、IIIで示すように搬送速度が遅くなるので、用紙19と共に画像が縮むことになる。
以上のことから、図4に示すA地点に対するD地点の画像の伸縮は、AとDの搬送速度差で決まり、中間転写ベルト2上画像と用紙19上の画像の倍率は、二次転写部上流側の中間転写ベルト2の搬送速度と二次転写部下流側の用紙19の搬送速度の比となる。
特許文献1に記載の方法で設定する場合、二次転写ニップ外からニップ内への移動時に発生する中間転写ベルト2の伸縮、ニップ内からニップ外への移動時に発生する用紙の伸縮を考慮していないことになる。このため、用紙19の用紙厚が厚くなり、用紙19の伸縮の影響が大きくなると、倍率誤差に対する乖離が大きくなってしまう。
そして、周囲の環境が変化し、二次転写ローラ8のゴム部が伸縮した場合、それに応じて二次転写ニップの圧力が変化し、用紙搬送速度が変化するため、そのときの二次転写部下流側の用紙搬送速度を検出できれば、画像倍率誤差を把握できることになる。
以下、本実施形態のプリンタ200の特徴的な構成、動作、及び作用・効果について複数の実施例を挙げ、図を用いて説明する。
(実施例1)
本実施例は、上述したメカニズム解析結果から、中間転写ベルト2の搬送速度と二次転写部下流側の用紙19の搬送速度の、それぞれの計測結果から両者が等しくなるように二次転写部の搬送速度を設定するものである。
図6は、本実施例のプリンタ200の特徴的な構成の概略説明図、図7は、中間転写ベルト2の駆動制御に係るブロック図、図8は、用紙19の用紙速度算出に係るブロック図である。
本実施例のプリンタ200は、次のようにして中間転写ベルト2の線速の制御している。
図6に示すように、中間転写ベルト2を張架する従動ローラ7のローラ軸に第一ロータリエンコーダ94を設置して従動ローラ7の回転速度(角速度)を計測し、第一駆動制御装置92を用いて計測結果が速度指令値となるようにフィードバック制御を行っている。
すなわち、第一ロータリエンコーダ94を中間転写ベルト2の線速を検出するベルト線速検出手段として機能させ、第一駆動制御装置92を用いて計測結果が速度指令値となるように中間転写ベルト2の線速をフィードバック制御している。
本実施例では、図7に示すように第一ロータリエンコーダ94の計測値が第一駆動制御装置92の駆動指令部127に入力されると、速度指令値との差分を打ち消すような電圧指令値を駆動ドライバ131に出力してモータ132を駆動する。そして、中転駆動ローラ3を回転させる。
具体的には、図6に示す中間転写ベルト2のループ内に設けられた従動ローラ7の回転軸の一端側に第一ロータリエンコーダ94を設けている。エンコーダローラとなる従動ローラ7は、ステンレス等からなり、中間転写ベルト2の無端移動に伴って従動回転するものであり、その一端部に第一ロータリエンコーダ94の円盤状のコードホイールが取り付けられている。
中間転写ベルト2の無端移動にともなって、第一ロータリエンコーダ94のコードホイールが回転し、コードホイールの外縁部に形成されている放射状のスリット部が移動する。この移動により、第一ロータリエンコーダ94に設けられた透過型フォトセンサの対向する発光素子と受光素子の間で光が周期的に透過したり、遮断されたりすることを検出し、中転駆動ローラ3の回転角速度が把握されて計測値(Hi/Low信号)が出力される。
第一ロータリエンコーダ94の計測値は、第一駆動制御装置92の駆動指令部127に有するマイクロプロセッサ128に入力される。マイクロプロセッサ128は、駆動指令部127に有するメモリ129に保存した第一ロータリエンコーダ94、及び中転駆動ローラ3等の、中間転写ベルト2の線速を算出するためのデータと、算出プログラムを呼び出して演算を行う。
この演算により、中間転写ベルト2を所定の線速で回転駆動するときの速度指令値との差分を打ち消すような電圧指令値を駆動ドライバ131に出力してモータ132を駆動するフィードバック制御を行う。
上述したように中間転写ベルト2の線速をフィードバック制御することで、異なる用紙厚の用紙19が二次転写部に通紙される場合でも、レジずれ補正実行時と同じ中間転写ベルト2の線速にでき、中間転写ベルト2上の画像倍率誤差をほぼ0に保つことができる。
ここで、上述したローラエンコーダのより具体的な構成例(従来例)としては、特許文献3の段落0049〜段落0053に記載の構成例等を挙げることができるため、ローラエンコーダのより具体的な説明は省略する。上述したローラエンコーダのより具体的な構成例については、特許文献3の上述した該当箇所を参照されたい。
二次転写部においては、二次転写ローラ8のローラ軸に第二ロータリエンコーダ95を設置して、二次転写ローラ8の回転速度を計測し、計測結果が速度指令値となるようにフィードバック制御を行っている。
ここで、二次転写ローラ8への第二ロータリエンコーダ95の設置が難しい場合は、二次転写部の駆動モータと二次転写ローラ8の間にある駆動力を伝達する回転軸に設置しても良い。その他、第二駆動制御装置93の構成、ローラエンコーダの詳細は中間転写ベルト2で用いた構成と同様なものを用いることができるため省略する。
また、本実施例では、二次転写部の用紙搬送方向下流側の転写後搬送路70に、用紙19の通過を検知する通過検知センサ96を設置している。この通過検知センサ96は搬送方向端部が通過するのを検知する透過型又は反射型の光センサであり、二次転写部の用紙搬送方向下流側を搬送される用紙19の速度(用紙速度)を検出するための用紙速度検出手段として機能する。
図8に示すように、記録材速度検出手段である用紙速度検出装置は、通過検知センサ96及び用紙速度算出装置99により、用紙19の先端部が通過してから後端部が通過するまでの時間を計測する。具体的には、予め用紙速度算出装置99のメモリ98に格納された用紙19の長さ情報と、通過検知センサ96で検知した通過時間から用紙19の速度をマイクロプロセッサ97で算出し、外部インターフェース140に用紙速度情報を受け渡す。ここでは、プリンタ200の本体上部に設けられたタッチパネル210上に計測された用紙速度情報を表示できるように、その速度情報に基づいて操作者が二次転写部での用紙19の搬送速度の設定値(二次転写ローラ8の駆動速度)を変更できるようにしている。
このような構成とすることで、用紙19の厚さや周囲の環境等が変わったとしても、常に二次転写部下流側の用紙19の速度を把握することができる。そして、中間転写ベルト2と用紙19の速度が等しくなるように二次転写部での搬送速度を調整することができ、画像の倍率誤差を低減(小さく)することができる。
上述したように、本実施例のプリンタ200は、複数の感光体ドラム1と、これらの上に担持されたトナー像が一次転写される中間転写ベルト2と、中間転写ベルト2上のトナー像を二次転写部で用紙19上に二次転写させる二次転写ローラ8と、中間転写ベルト2の線速を検出する第一ロータリエンコーダ94を用いた検出手段等のベルト線速検出手段とを備え、ベルト線速検出手段の検出結果に基づいて中間転写ベルトの線速を制御する。加えて、二次転写部の用紙搬送方向下流側を搬送される用紙19の速度を検出する通過検知センサ96を備える。そして、ベルト線速検出手段と用紙速度検出手段の検出結果に基づいて、二次転写ローラ8による用紙19の搬送速度を設定する。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
従来の画像形成装置では、ベルト線速検出手段の検出結果に基づいて中間転写ベルトの線速を制御していても、印刷する記録材が異なる場合や周囲の環境変化等によって二次転写部における記録材の搬送速度が変化し、画像倍率に誤差が生じる場合があった。
特に、二次転写部に形成される二次転写ニップ内の中間転写ベルトと二次転写部材の表面速度の差が小さくなるように、二次転写部材の回転駆動速度を設定する構成では、次の理由により、想定している画像倍率と実際の画像倍率との乖離が大きくなる場合があった。二次転写部に形成される二次転写ニップ内からニップ外、あるいはニップ外からニップ内に移動する際の中間転写ベルトや記録材の伸縮を考慮していないためである。
一方、本実施例のプリンタ200では、検出した中間転写ベルト2の線速と、二次転写部の用紙搬送方向下流側を搬送される用紙19の速度に基づいて画像の倍率誤差を算出し、二次転写部で用紙19を搬送する二次転写ローラ8の駆動速度を調整できる。
これにより、厚みや紙種が異なる用紙19の印刷時、ニップ圧変化、周囲の環境変化等があても、中間転写ベルト2の線速と、二次転写部の用紙搬送方向下流側を搬送される用紙19の速度との速度差を、所望の画像倍率が得られる速度差に設定(調整)できる。
よって、異なる用紙19の印刷時、ニップ圧変化、周囲の環境変化等があったとしても、二次転写部で生じる画像倍率の誤差を低減できるプリンタ200を提供できる。
ここで、特許文献4には、本実施例のプリンタ200と同様に二次転写部での用紙搬送速度を調整するための速度検出手段を、二次転写部の用紙搬送方向下流側に設ける構成が記載されている。
しかしながら、特許文献4に記載の画像形成装置は、二次転写部の用紙搬送手段として、二次転写ローラを内接する二次転写ベルトを用いた構成である上に、用紙搬送速度を調整するための速度検出手段が、二次転写ベルトの移動速度を検出するものである。
上述したように、画像倍率の誤差は二次転写ニップ外における中間転写ベルトと用紙の速度比で表現できるとともに、二次転写部材と用紙の速度がそもそも異なっていることが発明者らの実験及び解析からわかった。
特に記録材として用いる用紙の用紙厚が厚くなればなるほど、その差が顕著になってしまう。
したがって、用紙19の速度自体を検知しなければ、画像倍率の誤差を低減することが困難であり、特許文献4に記載の画像形成装置では、二次転写部で生じる画像倍率の誤差を十分に低減することができない。
また、本実施例のプリンタ200は、ベルト線速検出手段としての第一ロータリエンコーダ94と記録材速度検出手段としての通過検知センサ96の検出結果に基づいて、中間転写ベルト2の線速と二次転写部の用紙搬送方向下流側を搬送される用紙19の速度とが等しくなるように、二次転写ローラ8による用紙19の搬送速度を設定する。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
印刷する用紙19上の画像倍率の誤差を低減するためには、中間転写ベルト2上のトナー画像の画像倍率が等倍の場合、用紙19に二次転写されるトナー画像の画像倍率も等倍にする必要がある。
このような場合、中間転写ベルト2の線速と二次転写部の用紙搬送方向下流側を搬送される用紙19の速度とが等しくなるように、二次転写ローラ8による用紙19の搬送速度を設定することで、画像倍率の誤差を効率良く低減できる。
また、本実施例のプリンタ200は、ベルト線速検出手段は、中間転写ベルト2を張架する従動ローラ7の軸に設置された第一ロータリエンコーダ94である。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
ベルト線速検出手段として第一ロータリエンコーダ94を用いることで、中間転写ベルト2の線速を低コストで検出できる。
また、本実施例のプリンタ200は、用紙19の速度を検出する用紙速度検出装置として、二次転写部の用紙搬送方向下流側で用紙19の端部を検知する通過検知センサ96と、通過検知センサ96の検知結果に基づいて二次転写部の用紙搬送方向下流側を搬送される用紙19の速度を算出するマイクロプロセッサ97やメモリ98が設けられた用紙速度算出装置99とを有する。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
用紙19の厚さや周囲の環境等が変わったとしても、常に二次転写部の下流側の用紙19の速度を把握(検出)することができる。
また、本実施例のプリンタ200は、二次転写部材が、中間転写ベルト2及び用紙19を介して対向する二次転写対向ローラ5に対して、用紙搬送方向上流側にオフセットして設けられた二次転写ローラ8である。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
二次転写部におけるプレ転写や転写不良を抑制できるとともに、二次転写部の構成を簡略化できる。
また、本実施例のプリンタ200は、複数の感光体ドラム1と、各感光体ドラム1上のトナー像が一次転写される中間転写ベルト2と、中間転写ベルト2上のトナー像を二次転写部で用紙19上に二次転写させる二次転写ローラ8とを備えている。また、中間転写ベルト2の線速を検出する第一ロータリエンコーダ94も備え、第一ロータリエンコーダ94の検出結果に基づいて中間転写ベルト2の線速を制御する。
そして、このプリンタ200の二次転写ローラの駆動制御方法は、上述した構成で用いられる二次転写ローラ8の駆動制御方法を採用している。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
上述した構成で用いられる二次転写ローラ8の駆動制御方法と同様な効果を奏することができる二次転写部材の駆動制御方法を提供できる。
(実施例2)
本実施例は、上述した実施例1と、ベルト線速検出手段に係る構成のみ異なる。
したがって、本実施例の以下の説明では、実施例1と同様な構成、動作、作用・効果については、適宜、省略して説明する。また、構成部材等に付す符号についても、特に区別する必要が無い限り、同一の符号を付して説明する。
図9は、本実施例のベルト線速検出手段の概略説明図である。
本実施例のベルト線速検出手段では、図9に示すように中間転写ベルト2の裏面又は表面(図9の例では表面)に、移動方向にわたり所定間隔で連続するように複数のマーク251を設けたスケール250を中間転写ベルト2の一方の縁部近傍に配置している。また、中間転写ベルト2の移動方向に沿って所定の間隔を置いて、各マーク251を検出する2個のマークセンサである第一マークセンサ206Aと第二マークセンサ206Bを設けている。
第一マークセンサ206Aと第二マークセンサ206Bによって、上述した各マーク251を検出した信号の位相差を中間転写ベルト2の移動にともなって、順次算出する位相差算出手段と、2個のマークセンサのいずれか1個によってマーク251を検出した信号をカウントするマークカウンタとを備えている。そして、マークカウンタでカウントしたマークカウンタ値と位相差算出手段の算出結果に基づいて中間転写ベルト2の線速(モータ132の回転速度)を算出するようにしている。
ここで、上述した位相差算出手段とマークカウンタは、図9に示すように第一駆動制御装置92の駆動指令部127に有したメモリ129に記憶されたプログラムに基づいて、マイクロプロセッサ128上で演算を行うことで実現される。また、図9に示す例では、中転駆動ローラの回転軸の一端側には、駆動ギア135が設けられ、モータ132の出力軸に設けられた出力ギアと噛み合うことで、モータ132の回転駆動力が伝達される。
そして、マークカウンタでカウントしたマークカウンタ値と位相差算出手段の算出結果に基づいて中間転写ベルト2の線速を算出し、中間転写ベルト2の線速をフィードバック制御する。
上述したように中間転写ベルト2の線速をフィードバック制御することで、異なる用紙厚の用紙19が二次転写部に通紙される場合でも、レジずれ補正実行時と同じ中間転写ベルト2の線速にでき、中間転写ベルト2上の画像倍率誤差をほぼ0に保つことができる。
加えて、従動ローラ7への第一ロータリエンコーダ94の設置と比較して、従動ローラ7の径、中間転写ベルト2の厚さの公差、経時変化の影響を受けることなく、中間転写ベルト2の線速を検出することができる。
ここで、図9を用いて説明した本実施例の構成の、より具体的な構成例(従来例)としては、特許文献5の段落0032〜段落0059に記載の構成例等を挙げることができるため、スケール250を用いたベルト線速検出手段のより具体的な説明は省略する。スケール250を用いたベルト線速検出手段のより具体的な構成例については、特許文献5の上述した該当箇所を参照されたい。
上述したように、本実施例のプリンタ200のベルト線速検出手段は、中間転写ベルト2の表面(外周面)又は裏面(内周面)に、その移動方向にわたり所定間隔で連続するように複数のマーク251を設けている。また、中間転写ベルト2の移動方向(矢印方向F)に沿って所定の間隔を置いて、それぞれマーク251を検出する第一マークセンサ206Aと第二マークセンサ206Bが配置されている。また、各マークセンサ206(A,B)によってマーク251を検出した信号の位相差を無端移動する中間転写ベルト2の移動にともなって順次算出する駆動指令部127に設けた位相差算出手制御段と、複数のマークセンサのいずれか1つによってマーク251を検出した信号をカウントするマークカウンタとを有している。
そして、マークカウンタの値と位相差算出手段の算出結果に基づいて中間転写ベルト2の線速を算出する。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
中転駆動ローラ3、二次転写対向ローラ5、及び従動ローラ7等の中間転写ベルト2を張架するローラ径の公差、中間転写ベルト2の厚み誤差等の影響を受けずに中間転写ベルト2の線速を検出できる。
(実施例3)
本実施例は、上述した実施例1と、用紙速度検出手段に係る構成のみ異なる。
したがって、本実施例の以下の説明では、実施例1と同様な構成、動作、作用・効果については、適宜、省略して説明する。また、構成部材等に付す符号についても、特に区別する必要が無い限り、同一の符号を付して説明する。
図10は、本実施例のプリンタ200の特徴的な構成の概略説明図、図11は、本実施例の用紙速度検出手段の詳細説明図である。
ここで、図11における用紙19の移動方向は、図11に示した2重丸中塗り潰し記号158の方向、すなわち紙面に垂直方向である。
本実施例では、用紙速度検出手段として通過検知センサ96を用いる実施例1と異なり、図10に示すように、用紙速度検出手段として画像検出装置196を設置している。
図11に示すように、画像検出装置196には、可干渉性光を発するレーザー光源151からの出射光を、コリメートレンズ152を介して用紙19に照射して用紙19で反射する。
そして、用紙19で反射し、拡散反射分布領域157に拡散反射された反射光を、結像レンズ154を介して1次元もしくは2次元の受光手段に結像する構成を備えている。
受光手段は、用紙19の移動とともに時間的に異なる1次元もしくは2次元の画像信号を取得する画像信号取得手段としてのエリアセンサ156を有し、結像レンズ154の用紙19側には開口絞り155も設けている。
そして、エリアセンサ156で取得した時間的に異なる画像信号間の相互相関演算を、駆動指令部127で行い、相互相関演算の相関ピークの生じる位置のずれを求めることにより用紙19の移動速度を検出するものである。
このように構成することで、本実施例のプリンタ200では、画像検出装置196による検出範囲を通過中の用紙19の平均速度を算出し、実施例1の図8で説明した構成と同様に、外部インターフェース140に受け渡すようにしている。
ここで、図10、図11を用いて説明した本実施例の構成の、より具体的な構成例(従来例)としては、特許文献6の段落0026〜段落0032に記載の構成例等を挙げることができるため、画像検出装置196を用いた用紙速度検出手段のより具体的な説明は省略する。画像検出装置196を用いたベルト線速検出手段のより具体的な構成例については、特許文献6の上述した該当箇所を参照されたい。
上述したように、本実施例のプリンタ200の用紙速度検出手段は、可干渉性光を発するレーザー光源151からの出射光を用紙19に照射して反射した反射光を、結像レンズ154を介して1次元もしくは2次元の受光手段に結像する構成を備えている。この受光手段は、用紙19の移動とともに時間的に異なる1次元もしくは2次元の画像信号を取得するエリアセンサ156を有している。そして、エリアセンサ156で取得した時間的に異なる画像信号間の相互相関演算を駆動指令部127で行い、相互相関演算の相関ピークの生じる位置のずれを求めることにより搬送される用紙19の速度を検出する。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
画像検出装置196の設置エリアにおける用紙19の搬送速度を計測できるとともに、事前に設定した用紙の長さの値と搬送中の用紙19長さの値が異なる場合でも、精度良く二次転写部の用紙搬送方向下流側を搬送される用紙19の速度を検出できる。
以上、本実施形態について、図面を参照しながら説明してきたが、具体的な構成は、上述した本実施形態のプリンタ200の構成に限られるものではなく、要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等を行っても良い。
例えば、特許文献4に記載されたように、二次転写部の用紙搬送手段として、二次転写ローラを内接する二次転写ベルトを用いた構成にも、適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
感光体ドラム1などの像担持体と、該像担持体上に担持されたトナー像が一次転写される中間転写ベルト2などの中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上のトナー像を二次転写部で用紙19などの記録材上に二次転写させる二次転写ローラ8などの二次転写部材と、前記中間転写ベルトの線速を検出する第一ロータリエンコーダ94やスケール250を用いた検出手段などのベルト線速検出手段とを備え、該ベルト線速検出手段の検出結果に基づいて前記中間転写ベルトの線速を制御するプリンタ200などの画像形成装置において、前記二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度を検出する通過検知センサ96や画像検出装置196などの記録材速度検出手段を備え、前記ベルト線速検出手段と前記記録材速度検出手段の検出結果に基づいて、前記二次転写部材による記録材の搬送速度を設定することを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
従来の画像形成装置では、ベルト線速検出手段の検出結果に基づいて中間転写ベルトの線速を制御していても、印刷する記録材が異なる場合や周囲の環境変化等によって二次転写部における記録材の搬送速度が変化し、画像倍率に誤差が生じる場合があった。
特に、二次転写部に形成される二次転写ニップ内の中間転写ベルトと二次転写部材の表面速度の差が小さくなるように、二次転写部材の回転駆動速度を設定する構成では、次の理由により、想定している画像倍率と実際の画像倍率との乖離が大きくなる場合があった。二次転写部に形成される二次転写ニップ内からニップ外、あるいはニップ外からニップ内に移動する際の中間転写ベルトや記録材の伸縮を考慮していないためである。
一方、本(態様A)の画像形成装置では、検出した中間転写ベルトの線速と、二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度に基づいて画像の倍率誤差を算出し、二次転写部で記録材を搬送する二次転写部材の駆動速度を調整できる。
これにより、厚みや紙種が異なる記録材の印刷時、ニップ圧変化、周囲の環境変化等があても、中間転写ベルトの線速と、二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度との速度差を、所望の画像倍率が得られる速度差に設定(調整)できる。
よって、異なる記録材の印刷時、ニップ圧変化、周囲の環境変化等があったとしても、二次転写部で生じる画像倍率の誤差を低減できる画像形成装置を提供できる。
(態様B)
(態様A)において、前記ベルト線速検出手段と前記記録材速度検出手段の検出結果に基づいて、前記中間転写ベルトの線速と二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度とが等しくなるように、前記二次転写部材による記録材の搬送速度を設定することを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、印刷する記録材上の画像倍率の誤差を低減するためには、中間転写ベルト上のトナー画像の画像倍率が等倍の場合、記録材に二次転写されるトナー画像の画像倍率も等倍にする必要がある。
このような場合、中間転写ベルトの線速と二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度とが等しくなるように、二次転写部材による記録材の搬送速度を設定することで、画像倍率の誤差を効率良く低減できる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、前記ベルト線速検出手段は、前記中間転写ベルトを張架する従動ローラ7などの従動ローラ軸に設置された第一ロータリエンコーダ94などのロータリエンコーダであることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、ベルト線速検出手段としてロータリエンコーダを用いることで、中間転写ベルトの線速を低コストで検出できる。
(態様D)
(態様A)又は(態様B)において、前記ベルト線速検出手段は、前記中間転写ベルトの表面(外周面)又は裏面(内周面)に、その移動方向にわたり所定間隔で連続するように複数のマーク251などのマークを設け、矢印方向Fなどの前記中間転写ベルトの移動方向に沿って所定の間隔を置いて、それぞれ前記マークを検出する第一マークセンサ206Aと第二マークセンサ206Bなどの複数のマークセンサが配置され、前記複数のマークセンサによって前記マークを検出した信号の位相差を無端移動する中間転写ベルトの移動にともなって順次算出する駆動指令部127などに設けた位相差算出手段と、前記複数のマークセンサのいずれか1つによって前記マークを検出した信号をカウントするマークカウンタとを有し、前記マークカウンタの値と前記位相差算出手段の算出結果に基づいて前記中間転写ベルトの移動速度を算出することを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、中転駆動ローラ3、二次転写対向ローラ5、及び従動ローラ7などの中間転写ベルトを張架するローラ径の公差、中間転写ベルトの厚み誤差等の影響を受けずに中間転写ベルトの線速を検出できる。
(態様E)
(態様A)乃至(態様D)のいずれかにおいて、用紙速度検出装置などの前記記録材速度検出手段は、前記二次転写部の記録材搬送方向下流側で記録材の端部を検知する通過検知センサ96などの端部検知手段と、該端部検知手段の検知結果に基づいて前記二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度を算出するマイクロプロセッサ97やメモリ98が設けられた用紙速度算出装置99などの記録材速度算出手段とを有することを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、用紙の厚さや周囲の環境等が変わったとしても、常に二次転写部下流側の用紙19の速度を把握(検出)することができる。
(態様F)
(態様A)乃至(態様D)のいずれかにおいて、画像検出装置196などの前記記録材速度検出手段は、可干渉性光を発するレーザー光源151などの光源からの出射光を記録材に照射して反射した反射光を、結像レンズ154などの結像レンズを介して1次元もしくは2次元の受光手段に結像する構成を備え、前記受光手段は、記録材の移動とともに時間的に異なる1次元もしくは2次元の画像信号を取得するエリアセンサ156などの画像信号取得手段を有し、前記画像信号取得手段で取得した時間的に異なる画像信号間の相互相関演算を行い、前記相互相関演算の相関ピークの生じる位置のずれを求めることにより搬送される記録材の速度を検出することを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
記録材速度検出手段の設置エリアにおける記録材の搬送速度を計測できるとともに、事前に設定した記録材長さの値と搬送中の記録材長さの値が異なる場合でも、精度良く二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度を検出できる。
(態様G)
(態様A)乃至(態様F)のいずれかにおいて、前記二次転写部材は、前記中間転写ベルト及び記録材を介して対向する二次転写対向ローラ5などの二次転写対向ローラに対して、記録材搬送方向上流側にオフセットして設けられた二次転写ローラ8などの二次転写ローラであることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
二次転写部におけるプレ転写や転写不良を抑制できるとともに、二次転写部の構成を簡略化できる。
(態様H)
感光体ドラム1などの像担持体と、該像担持体上のトナー像が一次転写される中間転写ベルト2などの中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上のトナー像を二次転写部で用紙19などの記録材上に二次転写させる二次転写ローラ8などの二次転写部材と、前記中間転写ベルトの線速を検出する第一ロータリエンコーダ94やスケール250を用いた検出手段などのベルト線速検出手段とを備え、該ベルト線速検出手段の検出結果に基づいて前記中間転写ベルトの線速を制御するプリンタ200などの画像形成装置の二次転写部材の駆動制御方法おいて、(態様A)乃至(態様G)のいずれかの画像形成装置で用いられる二次転写部材の駆動制御方法を採用することを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、(態様A)乃至(態様G)のいずれかの画像形成装置と同様な効果を奏することができる二次転写部材の駆動制御方法を提供できる。
1 感光体ドラム
2 中間転写ベルト
3 中転駆動ローラ
5 二次転写対向ローラ
7 従動ローラ
8 二次転写ローラ
19 用紙
94 第一ロータリエンコーダ
96 通過検知センサ
97 マイクロプロセッサ
98 メモリ
99 用紙速度算出装置
127 駆動指令部
151 レーザー光源
154 結像レンズ
156 エリアセンサ
196 画像検出装置
200 プリンタ
206A 第一マークセンサ
206B 第二マークセンサ
250 スケール
251 マーク
特許第5789547号公報 特許第4449524号公報 特開2009−008741号公報 特開2011−095368号公報 特許第4651363号公報 特許第5262646号公報

Claims (7)

  1. 像担持体と、該像担持体上に担持されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上のトナー像を二次転写部で記録材上に二次転写させる二次転写部材と、前記中間転写ベルトの線速を検出するベルト線速検出手段とを備え、該ベルト線速検出手段の検出結果に基づいて前記中間転写ベルトの線速を制御する画像形成装置において、
    前記二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度を検出する記録材速度検出手段を備え、
    前記ベルト線速検出手段と前記記録材速度検出手段の検出結果に基づいて
    前記中間転写ベルトの線速と二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度とが等しくなるように、前記二次転写部材による記録材の搬送速度を設定することを特徴とする画像形成装置
  2. 求項1に記載の画像形成装置において、
    前記ベルト線速検出手段は、前記中間転写ベルトを張架する従動ローラ軸に設置されたロータリエンコーダであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記ベルト線速検出手段は、前記中間転写ベルトの表面又は裏面に、その移動方向にわたり所定間隔で連続するように複数のマークを設け、
    前記中間転写ベルトの移動方向に沿って所定の間隔を置いて、それぞれ前記マークを検出する複数のマークセンサが配置され、
    前記複数のマークセンサによって前記マークを検出した信号の位相差を無端移動する中間転写ベルトの移動にともなって順次算出する位相差算出手段と、前記複数のマークセンサのいずれか1つによって前記マークを検出した信号をカウントするマークカウンタとを有し、前記マークカウンタの値と前記位相差算出手段の算出結果に基づいて前記中間転写ベルトの移動速度を算出することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の画像形成装置において、
    前記記録材速度検出手段は、前記二次転写部の記録材搬送方向下流側で記録材の端部を検知する端部検知手段と、該端部検知手段の検知結果に基づいて前記二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度を算出する記録材速度算出手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の画像形成装置において、
    前記記録材速度検出手段は、可干渉性光を発する光源からの出射光を記録材に照射して反射した反射光を、結像レンズを介して1次元もしくは2次元の受光手段に結像する構成を備え、
    前記受光手段は、記録材の移動とともに時間的に異なる1次元もしくは2次元の画像信号を取得する画像信号取得手段を有し、
    前記画像信号取得手段で取得した時間的に異なる画像信号間の相互相関演算を行い、前記相互相関演算の相関ピークの生じる位置のずれを求めることにより搬送される記録材の速度を検出することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一に記載の画像形成装置において、
    前記二次転写部材は、前記中間転写ベルト及び記録材を介して対向する二次転写対向ローラに対して、記録材搬送方向上流側にオフセットして設けられた二次転写ローラであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 像担持体と、該像担持体上のトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上のトナー像を二次転写部で記録材上に二次転写させる二次転写部材と、前記中間転写ベルトの線速を検出するベルト線速検出手段と、前記二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度を検出する記録材速度検出手段とを備え、該ベルト線速検出手段の検出結果に基づいて前記中間転写ベルトの線速を制御する画像形成装置の二次転写部材による記録材の搬送速度を調整する二次転写部材の駆動制御方法おいて、
    前記ベルト線速検出手段と前記記録材速度検出手段の検出結果に基づいて、前記中間転写ベルトの線速と二次転写部の記録材搬送方向下流側を搬送される記録材の速度とが等しくなるように前記二次転写部材による記録材の搬送速度を調整することを特徴とする二次転写部材の駆動制御方法。
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