JP6992203B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
を形成し、基準画像の濃度を検知して、現像装置へのトナー補給制御等により画像濃度を制御する装置構成においても同様に発生する。さらには、記録材担持体である搬送ベルトにこれらの基準画像を直接形成して、色レジスト制御や濃度制御を行う装置構成においても同様に生じる。
前記像担持体の表面に光を照射する発光部と、前記表面で反射した光を受光する受光部と、前記発光部及び前記受光部を覆う透光性を有するカバー部材と、を有する光学センサと、
移動可能であって、前記光学センサを支持する支持部材と、
前記像担持体の回転軸線に平行な方向に移動可能であって、前記カバー部材と摺動して前記カバー部材を清掃する清掃部材と、
前記清掃部材を支持し、前記支持部材の移動方向と異なる方向に移動可能に設けられた可動部材と、
前記可動部材を付勢する付勢部材と、
を備え、
前記光学センサは、前記像担持体に対して光学検知のための所定の距離で対向する近接位置と、前記像担持体に対して前記所定の距離よりも離れて対向する離間位置に、前記支持部材の移動によって移動可能であり、
前記光学センサが前記近接位置に位置する状態において、前記清掃部材は、前記光学センサから退避した位置であって、前記回転軸線の方向に見たときに前記光学センサと重なる退避位置に位置し、
前記可動部材が前記付勢部材の付勢力を利用して移動する場合において、前記清掃部材は清掃位置に移動させられ、前記支持部材は、移動する前記可動部材から力を受けることで、前記光学センサを前記近接位置から前記離間位置に移動させることを特徴とする画像形成装置。
詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置の全体的な構成及び動作>
図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置100の概略断面図である。本実施例では、本発明を適用可能な画像形成装置のうちの一つとして、電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成することのできる、中間転写方式を採用したタンデム型(4連ドラム方式)のカラーレーザビームプリンタについて説明する。
の一例であり、感光ドラム12とともに、本発明における現像剤像を担持する像担持体に対応する構成の一つである。中間転写ベルト6は、複数の張架ローラとしての駆動ローラ7、テンションローラ8及び二次転写対向ローラ9に巻回されている。中間転写ベルト6は、テンションローラ8によって所定の張力が付与された状態で、上記複数の張架ローラに張架されている。中間転写ベルト6は、図示しない駆動源と駆動列とにより駆動ローラ7が回転駆動されることで、その駆動力が伝達されて図中矢印R2方向に所定の速度(周速度)で回転(周回移動)する。中間転写ベルト6の裏面(内周面)側において、各感光ドラム12Y、12M、12C、12Kと対向する位置には、一次転写手段としてのローラ型の一次転写部材である一次転写ローラ10Y、10M、10C、10Kが配置されている。一次転写ローラ10は、中間転写ベルト6を介して感光ドラム12に向けて押圧され、中間転写ベルト6と感光ドラム12とが接触する一次転写部(一次転写ニップ)T1を形成する。また、中間転写ベルト6の表面(外周面)側において、二次転写対向ローラ9と対向する位置には、二次転写手段としてのローラ型の二次転写部材である二次転写ローラ11が配置されている。二次転写ローラ11は、中間転写ベルト6を介して二次転写対向ローラ9に向けて押圧され、中間転写ベルト6と二次転写ローラ11とが接触する二次転写部(二次転写ニップ)T2を形成する。
図2~図5を参照して、光学センサユニット29について説明する。図2(a)は、光学センサユニット29の全体構成を、トナー像の搬送方向に垂直な方向(駆動ローラ7等の回転体の回転軸の延びる方向)に見たときの模式図である。図2(b)は、光学センサユニット29の全体構成を示す模式的断面図であって、図2(a)中の一点鎖線で切った断面図を図2(a)中矢印Xの方向に見た断面図(X矢視断面図)である。図2(c)は
、図2(b)における光学センサ部30周辺を拡大して示した図である。
図3~図5を参照して、支持部材34と光学センサカバー35の動作について説明する。図3は、光学センサユニット29を図2(a)の矢印X方向に見たときの図であり、(a)は、プロセスカートリッジ交換扉37が閉じたときの状態、(b)は、プロセスカートリッジ交換扉37が開いたときの状態をそれぞれ示している。図4は、光学センサユニット29を図2(a)の矢印X方向とは反対の方向に見たときの図であり、(a)は、プロセスカートリッジ交換扉37が閉じたときの状態、(b)は、プロセスカートリッジ交換扉37が開いたときの状態をそれぞれ示している。図5は、光学センサユニット29をトナー像の搬送方向に垂直な方向に見たときの模式的断面図である。図5(a)は、図3(a)のY矢視断面に対応し、プロセスカートリッジ交換扉37が閉じているときの状態(支持部材34が第1位置にあるとき)を示している。図5(b)は、図3(b)のZ矢視断面に対応し、プロセスカートリッジ交換扉37が開いているときの状態(支持部材34が第2位置にあるとき)を示している。
材36が光学センサ30と中間転写ベルト6との間に位置している。このとき、支持部材34は、光学センサ30を中間転写ベルト6に対して近接位置のときよりも離して、光学センサ30と中間転写ベルト6との間に清掃部材36がカバーガラス33を清掃するための清掃空間を形成する位置(離間位置)に位置している。支持部材34の近接位置から離間位置への移動にともない、清掃部材36は、退避位置からカバーガラス33を清掃する位置(清掃位置)へ移動する。カバー35は、図5に示すように断面略L字形状を有しており、光学センサ30のカバーガラス33の被清掃面33aと略平行に構成された支持部35aにより清掃部材36を支持している。
動となる。この相対移動により、第2の配置において、光学センサ30と中間転写ベルト6との間に、カバー35に設けられた清掃部材36が被清掃面33aを清掃するために入り込むことができる空間が形成される。
光学センサ30のカバーガラス33の表面には、空気中を舞う埃や中間転写ベルト6上のトナー像から微量ではあるが飛散するトナーなどが付着することがある。このような埃やトナーの付着は、カバーガラス33の透過性を悪化させ、特に、ガラスカバー33の上面であり中間転写ベルト6との対向面である被清掃面33aは検知光の通過領域であり、光学センサ30の出力変動(低下)を誘発する。そのような出力変動を清掃により防ぐために、本実施例では、図3に示すように、カバー35に、カバーガラス33の被清掃面33aを清掃するための清掃部材36が設けられている。清掃部材36は、第1の配置から第2の配置への支持部材34とカバー35との相対移動にともなって、カバーガラス33の被清掃面33aに摺動接触し、清掃を行う。清掃部材36は、弾性を持った不織布であり、被清掃面33aとの摺動時は、被清掃面33aとカバー35との間で弾性圧縮された状態となる。
以上のように、本実施例では、光学センサユニット29における支持部材34とカバー35の配置が、第1の配置と第2の配置とを取り得るように、相対移動する機構を設けている。
例えば、本実施例では扉37の下方のスペースを利用して、配置変更に必要な装置本体1内部の可動領域の低減を図ってもよい。なお、カバー35がはみ出る箇所は、上記のような特定の位置に限定されるものではないが、装置設置スペースの観点から、上記構成が好ましい。
Claims (10)
- 現像剤像を担持する像担持体と、
前記像担持体の表面に光を照射する発光部と、前記表面で反射した光を受光する受光部と、前記発光部及び前記受光部を覆う透光性を有するカバー部材と、を有する光学センサと、
移動可能であって、前記光学センサを支持する支持部材と、
前記像担持体の回転軸線に平行な方向に移動可能であって、前記カバー部材と摺動して前記カバー部材を清掃する清掃部材と、
前記清掃部材を支持し、前記支持部材の移動方向と異なる方向に移動可能に設けられた可動部材と、
前記可動部材を付勢する付勢部材と、
を備え、
前記光学センサは、前記像担持体に対して光学検知のための所定の距離で対向する近接位置と、前記像担持体に対して前記所定の距離よりも離れて対向する離間位置に、前記支持部材の移動によって移動可能であり、
前記光学センサが前記近接位置に位置する状態において、前記清掃部材は、前記光学センサから退避した位置であって、前記回転軸線の方向に見たときに前記光学センサと重なる退避位置に位置し、
前記可動部材が前記付勢部材の付勢力を利用して移動する場合において、前記清掃部材は清掃位置に移動させられ、前記支持部材は、移動する前記可動部材から力を受けることで、前記光学センサを前記近接位置から前記離間位置に移動させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記支持部材は、前記回転軸線と平行な方向と交差する方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 画像形成装置の内部を開閉するための開閉部材を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記可動部材は、前記開閉部材の開動作に連動して、前記清掃部材を前記退避位置から前記清掃位置へ移動させるように移動することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
置。 - 前記可動部材の可動領域の一部は、前記開閉部材の可動領域と重なることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記付勢部材は、前記可動部材を前記開閉部材に押し付ける付勢力を発生し、
前記可動部材は、前記開閉部材の開閉動作によって、前記付勢力による移動を前記開閉部材との当接によって規制される位置が変化することで、位置を変えることを特徴とする請求項3~5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記付勢部材は、一端が前記支持部材に取り付けられ、他端が前記可動部材に取り付けられたバネであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記支持部材は、画像形成装置の装置本体に対して、前記近接位置と前記離間位置との間を回転移動によって移動可能に設けられており、
前記可動部材は、前記近接位置から前記離間位置へ回転移動する前記支持部材に対して、前記支持部材の回転軸の延びる方向へ進みつつ前記支持部材から離れる方向へ進むように相対移動することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記像担持体は、中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記光学センサは、画像形成装置の動作の調整に用いられる基準画像として前記像担持体に形成される現像剤像を検知することを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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