JP2007004022A - 画像形成装置およびトナー濃度検出システム - Google Patents

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史郎 梅田
Fuminori Kobayashi
文則 小林
Katsuhide Sakai
克英 酒井
Takahiro Tsujimoto
隆浩 辻本
Seiji Aoki
誠司 青木
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Abstract

【課題】 トナー濃度の検出と紙種の検出とを1つのセンサで行なわせる画像形成装置を提案する。
【解決手段】 安定化処理においては、トナー濃度センサ1から中間転写ベルト12に照射された光線の反射光がトナー濃度センサ1の受光部で受光されて、トナー濃度が検出される。安定化処理が終了して通紙が開始されると、トナー濃度センサ1のカバー3が閉じられて、カバー本体3aに取付けられたミラー3bは、トナー濃度センサ1から照射された光線の進路を中間転写ベルト12から搬送経路にある用紙Sに向かう進路に変更する。用紙Sで反射された上記光線の進路もミラー3bによってトナー濃度センサ1に向かう進路に変更され、トナー濃度センサ1の受光部で受光されて、紙種が検出される。
【選択図】 図3

Description

この発明は画像形成装置およびトナー濃度検出システムに関し、特に、感光体または中間転写体上のトナー濃度および紙種を検出する画像形成装置およびトナー濃度検出システムに関する。
図7は、従来の画像形成装置の一例としての、タンデム方式のデジタルカラープリンタの概略構成を示す模式的断面図である。
図7に示されるように、従来の画像形成装置においては、感光体または中間転写体上の所定の画像のトナー濃度(図7では中間転写体12上の所定の画像のトナー濃度)を検出するため、感光体または中間転写体と対向する位置にトナー濃度センサ1と、主に普通紙またはOHP(overhead projector)用スライドである印刷用紙Sの種類を検出するため、用紙搬送面を介して対をなす紙種センサ2a,2bとが別個に設けられ、異なるタイミングで検出している。
電子写真式の画像形成装置においては、温度や湿度等の環境によって感光体上や中間転写体上のトナーの付着が異なり、画像の品質が環境の影響を受けやすい。そのため、画像の品質を担保するために、通常、起動時やプリントの指示があったときなどの所定のタイミングで感光体上や中間転写体上に所定の濃度のトナー画像を形成し、感光体上や中間転写体上のトナーの付着をトナー濃度センサで検出して、画像の品質を安定化させるための処理である画像安定化処理が実行され、濃度調整やレジスト補正が行なわれる。トナー濃度センサ1は、上記安定化時のみに使用されて、通常のプリント中では使用されない。
図8は、図7に示された画像形成装置の概略構成のうち、主要な要素について示す図であって、安定化時のトナー濃度センサ1でのトナー濃度の検出を説明する図である。
トナー濃度センサ1には、センサ表面へのトナーの付着を防ぐことを目的として可動式のカバー3が設けられる。上記カバー3は、図8を参照して、トナー濃度センサ1使用時には解放されて、トナー濃度センサ1と検出対象である感光体または中間転写体との間を遮らない位置に移動する。トナー濃度センサ1は、中間転写体12上のトナー濃度を検出する。
図9は、トナー濃度センサ1の構成の概略を示す図である。図9を参照して、トナー濃度センサ1は、光源となるLED(Light Emitting Diode)等の発光部L1と、受光部S1,S2とを備えて、トナー濃度検出時に発光部L1から中間転写体12に対して光が照射される。中間転写体12(トナー画像)からの正反射は、偏光板によって振分けられて、正反射センサである受光部S1で検出され、偏光板によって振分けられて、中間転写体12からの乱反射は乱反射センサである受光部S2で検出される。
図10は、中間転写体上のトナーの付着量と正反射センサおよび乱反射センサである受光部S1,S2のセンサ出力との関係の一例を示す図である。
図10に示されるように、中間転写体上のトナーの付着量が増加するに伴って、主に中間転写体本体からの反射光である正反射が減少し、反対に、主に中間転写体上のトナーによる反射光である乱反射が増加する傾向にある。このため、トナー濃度センサ1では、中間転写体12からの正反射および乱反射、すなわち正反射センサである受光部S1および乱反射センサである受光部S2のセンサ出力の強度や割合を用いて、中間転写体上のトナー濃度を検出することができる。
図11は、カバー3の開閉のタイミングの具体例を示す図である。
上述のように、起動時やプリントの指示があったときなどのタイミングで画像安定化処理が実行されるため、カバー3は、図11に示されるように、起動直後のウォームアップ時に実行される画像安定化処理の際に開放されてトナー濃度センサ1によって中間転写体上のトナーの付着が検出される。そして、かかる画像安定化処理が終了するとカバー3は閉じられる。また、プリントが指示された時に実行される画像安定化処理の際に開放されてトナー濃度センサ1によって中間転写体上のトナーの付着が検出され、終了すると閉じられる。
画像安定化処理が終了すると、中間転写体12上のトナー画像を用紙Sに転写(二次転写)するために、二次転写ローラ34で用紙Sが中間転写体12まで搬送される。このとき、紙種センサ2a,2bによって用紙Sの紙種が検出される。
図12は、図7に示された画像形成装置の概略構成のうちの、主要な要素について示す図であって、プリント中の紙種センサ2a,2bでの紙種の検出を説明する図である。
図12を参照して、紙種センサ2a,2bは、搬送される用紙Sを介して相対して配置され、プリント時にその間を搬送される用紙Sの紙種を検出する。また、トナー濃度センサ1不使用時には、カバー3がトナー濃度センサ1と中間転写体12との間を遮る位置に移動して閉じられて、トナー濃度センサ1のセンサ表面へのトナーの付着が防止される。紙種センサ2a,2bは、プリント中のみに使用される。
図13は、紙種センサ2a,2bの構成の概略を示す図である。図13を参照して、紙種センサ2aは、光源となるLED等の発光部L2と、受光部S3とを備えて、紙種検出時に発光部L2から搬送経路にある用紙Sを介して紙種センサ2bに対して光が照射される。発光部L2から照射された光線は紙種センサ2bに備えられるプリズムで光路が変更されて、受光部S3に入射される。搬送経路にある用紙Sが普通紙である場合、発光部L2から照射された光線は遮断され、受光部S3で検出されない。搬送経路にある用紙SがOHP用スライドである場合、透過して受光部S3で検出される。このことが利用されて、普通紙またはOHP用スライドが検出される。画像形成装置においては、紙種センサ2a,2bで検出された紙種に応じて、トナーの定着温度や中間転写体12の回転速度、二次転写の電圧などが調節される。
特開平6−115763号公報
このように、従来の画像形成装置にはトナー濃度センサおよび紙種センサが別個に備えられるために、画像形成装置にはセンサ2つ分のスペースが必要となり、小型化を図ることができないという問題があった。
また、センサ2つ分のコストが必要となり、コストダウンを図ることができないという問題もあった。
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであって、1つのセンサのタイミングを制御して、感光体または中間転写体上の所定の画像のトナー濃度および紙種を検出させ、小型化およびコストダウンを実現できる画像形成装置およびトナー濃度検出システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像形成装置は、発光部および受光部を有し、発光部から照射され、トナー画像によって反射された光を受光部で受光することにより、トナー画像のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、トナー濃度センサによるトナー濃度検出を可能とする開状態と、トナー濃度センサへのトナーの付着を防止するためにトナー濃度センサを覆う閉状態とに移動可能なカバーと、画像が形成される用紙を搬送する用紙搬送部とを備え、カバーは、トナー濃度センサに面した側に、発光部から照射される光の光路を変更する光路変更手段を有し、カバーの閉状態において、発光部から照射される光の光路が光路変更手段にて変更されることにより、トナー濃度センサが、用紙搬送部を搬送される用紙の種類を検出するように構成されている。
なお、具体的には、光路変更手段として、ミラーまたはプリズムが用いられることが好ましい。
また、上記カバーは、画像安定化処理実行時以外の場合に閉状態となるように動作制御されることが好ましい。
本発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、発光部および受光部を有し、発光部から照射され、トナー画像によって反射された光を受光部で受光することにより、トナー画像のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、トナー濃度センサを回転させることにより、トナー画像のトナー濃度を検出する第1の位置と、第1の位置とは異なる第2の位置とに変位させる回転手段と、画像が形成される用紙を搬送する用紙搬送部とを備え、第2の位置において、トナー濃度センサが、用紙搬送部を搬送される用紙の種類を検出するように構成されている。
より詳しくは、トナー濃度センサは、回転手段により、画像安定化処理実行時に第1の位置に位置し、画像安定化処理実行時以外の場合に第2の位置に位置するように制御されることが好ましい。
本発明のさらに他の局面に従うと、トナー濃度検出システムは、画像形成装置に使用されるトナー濃度検出システムであって、発光部および受光部を有し、発光部から照射され、トナー画像によって反射された光を受光部で受光することにより、トナー画像のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、トナー濃度センサによるトナー濃度検出を可能とする開状態と、トナー濃度センサへのトナーの付着を防止するためにトナー濃度センサを覆う閉状態とに移動可能なカバーとを備え、カバーは、トナー濃度センサに面した側に、発光部から照射される光の光路を変更する光路変更手段を有し、カバーの閉状態において、発光部から照射される光の光路が光路変更手段にて変更されることにより、トナー濃度センサが、画像形成装置の用紙搬送部を搬送される用紙の種類を検出するように構成されている。
本発明のさらに他の局面に従うと、トナー濃度検出システムは、画像形成装置に使用されるトナー濃度検出システムであって、発光部および受光部を有し、発光部から照射され、トナー画像によって反射された光を受光部で受光することにより、トナー画像のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、トナー濃度センサを回転させることにより、トナー画像のトナー濃度を検出する第1の位置と、第1の位置とは異なる第2の位置とに変位させる回転手段とを備え、第2の位置において、トナー濃度センサが、画像形成装置の用紙搬送部を搬送される用紙の種類を検出するように構成されている。
本発明にかかる画像形成装置がこのような構成を備えることで、トナー濃度センサにおいて、トナー画像の検出と、用紙搬送部を搬送される用紙の種類の検出とを切替えて行なうことが可能となる。
また、本発明にかかるトナー濃度検出システムがこのような構成を備えることで、トナー濃度センサにおいて、トナー画像の検出と、画像形成装置の用紙搬送部を搬送される用紙の種類の検出とを切替えて行なうことが可能となる。
このため、画像形成装置において上記2つの検出を行なうための2つのセンサを備える必要がなく、小型化・コストダウンを実現できる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
本実施の形態においては、本発明にかかる画像形成装置をタンデム方式のデジタルカラープリンタ(以下、プリンタという)で適用する場合について説明するが、本発明にかかる画像形成装置はプリンタに限定されず、ファクシミリ装置やMFPなどであってもよい。また、印刷方式もタンデム方式やデジタル方式に限定されず、カラープリンタでなくモノクロプリンタであってもよい。
図1は、本発明にかかる画像形成装置が適用される、本実施の形態にかかるプリンタ10の概略構成を示す模式的断面図である。
図1を参照して、プリンタ10は、ローラ14,16,18により弛まないように懸架され、ローラ16が図1中で反時計回りに回転することで、所定速度で図1中矢印A方向に回転する無端ベルトである中間転写ベルト12と、中間転写ベルト12に沿って所定間隔で配置されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)各色トナーに対応する作像部20Y,20M,20C,20K(作像部20Y,20M,20C,20Kを代表させて作像部20とする)と、中間転写ベルト12を介してローラ18と対をなす二次転写ローラ34と、中間転写ベルト12のローラ16で支持された部分に、二次転写後に中間転写ベルト12上に残留するトナー等を掻きとり、廃トナーボックス40内に回収するクリーナ38と、記録媒体である用紙Sを収納する給紙カセット42と、給紙カセット42から送り出されてきた用紙Sを中間転写ベルト12上のトナー像との同期をとって二次転写領域36に給紙する用紙搬送部48と、二次転写されたトナー像を用紙Sに定着させる定着部50と、印刷された用紙を排出する排紙トレイ11と、中間転写ベルト12上の所定の画像のトナー濃度を検出するトナー濃度センサ1と、トナー濃度センサ1のカバー3とを含んで構成される。
トナー濃度センサ1の構成は、図9に示された、従来の画像形成装置に備えられるトナー濃度センサ1の構成と同様である。
さらに、上記作像部20は、感光体ドラム22Y,22M,22C,22K(これらを代表させて感光体ドラム22とする)と、各感光体ドラム22の表面を均一に帯電させる帯電チャージャ24Y,24M,24C,24K(これらを代表させて帯電チャージャ24とする)と、画像データを構成する各色データに基づいて各感光体ドラム22にレーザビームを出力して、均一に帯電された各感光体ドラム22の表面に、画像データに応じた露光を行なって静電潜像を形成するプリントヘッド26Y,26M,26C,26K(これらを代表させてプリントヘッド26とする)と、各感光体ドラム22の表面に形成された静電潜像を各色のトナーで現像し、トナー像を形成する現像器28Y,28M,28C,28K(これらを代表させて現像器28とする)と、各感光体ドラム22の表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト12上に一次転写する、各感光体ドラム22と中間転写ベルト12を介して対をなす転写チャージャ30Y,30M,30C,30K(これらを代表させて転写チャージャ30とする)と、一次転写後に各感光体ドラム22の表面に残留するトナーを回収するクリーナ32Y,32M,32C,32K(これらを代表させてクリーナ32とする)とを含んで構成される。
外部装置や画像読取装置などから入力された画像信号は、所定の画像処理が施されて、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの各色に色変換されたデジタル信号が作成される。作成されたデジタル信号はプリントヘッド26に入力される。このデジタル信号は、上記画像処理に基づいて、上記画像を形成するための、シアン用の画像色データC、マゼンタ用の画像色データM、イエロー用の画像色データY、およびブラック用の画像色データKなどが該当する。プリントヘッド26は入力された画像色データC,M,Y,Kなどに基づいて、各感光体ドラム22にレーザビームを出力する。
各作像部20において、上記制御信号、およびデジタル信号に基づいて露光、現像、および転写が行なわれて、各色のトナー像が中間転写ベルト12上に重合わせられる(一次転写)。
上記二次転写ローラ34と中間転写ベルト12との接触する領域は転写領域36を構成し、給紙カセット42から搬送された用紙Sは用紙搬送部48によって転写領域36に供給される。二次転写ローラ34に所定の転写電圧が印加された状態で、転写領域36に供給された用紙Sに中間転写ベルト12が接触することで、中間転写ベルト12上に重合わせられたトナー像が用紙Sに二次転写される。
トナー像が転写された用紙Sは、定着部50に備えられる定着ローラ対により加熱される。これにより、トナーは溶かされて用紙Sに定着する。その後、用紙Sは排紙トレイ11に排出される。
図2は、図1のプリンタ10の概略構成のうち、主要な要素について示す図であって、特に、トナー濃度センサ1およびトナー濃度センサ1のカバー3の概略構成を示す図である。図2では、画像安定化処理時にトナー濃度を検出する際のトナー濃度センサ1の動作状態が示されている。本実施の形態にかかるプリンタ10においても、従来の画像形成装置と同様に、起動時やプリントの指示があったときなどのタイミングで、通紙されるよりも以前の非通紙時に画像安定化処理が実行されて濃度調整やレジスト補正が行なわれ、トナー濃度が検出される。
画像安定化処理とは、電子写真方式の画像形成装置の出力画像が、環境や機械のばらつきによらず安定した濃度と階調再現とで得られるよう、機械内部の状態をセンサで自己診断し、画像形成装置の感光体の帯電電圧やレーザ光量などを切替える処理をいう。
画像安定化処理の代表的なものとして、たとえば、感光体や中間転写ベルト上に所定の濃度のパターン画像を形成し、そのパターン画像の濃度をセンサで読取って、読取った濃度値から、感光体の帯電電圧、現像バイアス電圧、レーザ光量等の設定値を決める制御がある。
図2を参照して、トナー濃度センサ1のカバー3は、カバー本体3aに光路変更手段であるミラー3bが取付けられた構成となっており、トナー濃度検出時には、図8に示された従来画像形成装置におけるトナー濃度検出時と同様に、開放されてトナー濃度センサ1によって中間転写ベルト12上のトナーの付着が検出される。
図3は、プリント中のトナー濃度センサ1の動作状態を説明する図である。
図3を参照して、画像安定化処理が終了して通紙が開始されると、図12に示された従来画像形成装置におけるプリント中の状態と同様に、カバー3が閉じられて、トナー濃度センサ1と中間転写ベルト12との間に位置する。
本実施の形態にかかるプリンタ10においては、画像安定化処理が終了してプリントが開始されたときにも、トナー濃度センサ1が動作する。
カバー本体3aに取付けられたミラー3bは、上記カバー3の閉動作に伴って図3に示されるようにトナー濃度センサ1上方に位置し、トナー濃度センサ1の発光部L1から照射された光線の進路を搬送経路にある用紙Sに向かう進路に変更する。また、ミラー3bは、用紙Sで反射された上記光線の進路をトナー濃度センサ1に向かう進路に変更する。用紙Sで反射され、ミラー3bで進路が変更された光線は、トナー濃度センサ1に到達して、正反射センサおよび乱反射センサである受光部S1,S2で受光される(図9参照)。
カバー3の開閉のタイミングは、図11に示された従来の画像形成装置におけるカバー3の開閉のタイミングと同様である。すなわち、起動直後のウォームアップ時やプリントが指示された時に実行される画像安定化処理の際に開放されてトナー濃度センサ1によって中間転写ベルト12上の所定の画像のトナー濃度が検出され、画像安定化処理が終了するとカバー3は閉じられる。
ミラー3bの取付け角度は、カバー3閉状態のミラー3bとトナー濃度センサ1との位置関係、およびミラー3bと搬送経路にある用紙Sとの位置関係に応じた角度である。具体的には、カバー3閉状態にミラー3bがトナー濃度センサ1(の照射位置)の真上に位置し、搬送経路にある用紙Sに光線を照射できるためのスリットがミラー3bの真横である場合、ミラー3bの取付け角度は、トナー濃度センサ1から照射される光線に対して45度であることが好ましい。
なお、光路変更手段としてはミラーに限定されず、プリズム等の他の光学部材であってもよい。
また、ミラー3b等の光路変更手段において光路が変更されることによって発生する、発光部L1から照射される光量のロスを補うため、本実施の形態にかかるトナー濃度センサ1の発光部L1は印加電圧が可変の構成である。
図4は、図1のプリンタ10の概略構成のうち、トナー濃度センサ1の概略構成の、他の具体例を示す図である。
図4を参照して、他の具体例としては、カバー3が備えられず、トナー濃度センサ1は、回転手段である、回転体4aを回転軸として回転する取付板4bに取付けられた構成となっている。トナー濃度検出時には、図8に示された従来画像形成装置におけるトナー濃度検出時と同様に、トナー濃度センサ1が中間転写ベルト12に向かう方向に回転されて、中間転写ベルト12上のトナーの付着が検出される。
図5は、当該他の具体例におけるトナー濃度センサ1のプリント中の動作状態を説明する図である。
図5を参照して、画像安定化処理が終了してプリントが開始されると、トナー濃度センサ1は、取付板4bの回転体4aを回転軸とする回転に伴って、通紙面である搬送経路にある用紙Sに向かう方向となり、発光部L1から照射された光線は搬送経路にある用紙Sで反射され、正反射センサおよび乱反射センサである受光部S1,S2で受光される(図9参照)。
図6は、紙種と、正反射センサおよび乱反射センサである受光部S1,S2のセンサ出力との関係の具体例を示す図である。
図6を参照して、普通紙における正反射および乱反射の組合わせが図6に示されるものである場合、用紙Sが光沢紙のときには、普通紙に比較して正反射が多く、乱反射が少ないので、正反射および乱反射の組合わせは正反射が乱反射に比較して大きい組合わせとなる。また、用紙SがOHP(overhead projector)用スライドであるときには、光線が透過するために普通紙に比較して正反射も乱反射も少なく、正反射および乱反射の組合わせは正反射・乱反射共に小さく差が少ない組合わせとなる。このため、トナー濃度センサ1では、搬送経路にある用紙Sからの正反射および乱反射、すなわち正反射センサである受光部S1および乱反射センサである受光部S2のセンサ出力の強度や割合を用いて、搬送経路にある用紙Sの紙種を検出することができる。具体的には、図示されない記憶装置に、図6に示されたような、紙種ごとに正反射および乱反射の強度の組合わせや、照射された光量に対する受光量の割合等のしきい値を記憶させて、図示されない制御部において、センサ出力と記憶された上記しきい値とを比較することで、紙種を検出することができる。
本実施の形態にかかるプリンタ10においてトナー濃度センサ1が上記構成で上記動作を行なうことによって、トナー濃度センサ1において、中間転写ベルト12上のトナー濃度を検出する機能と、搬送経路にある用紙Sの紙種を検出する機能とを兼用させることができ、プリント10においてセンサを1つにすることができる。このため、小型化・コストダウンを図ることが可能になる。なお、上述の実施の形態においては、中間転写ベルト12上の所定の画像を検出対象とする場合について述べられているが、たとえば、タンデム方式でなく、感光体上に画像安定化処理のためのトナー画像が形成され、それをセンサ1で検出する場合など、感光体上の所定の画像を検出対象とする場合も同様である。
上記機能の兼用を、上述のように、トナー濃度センサ1のカバー3にミラー3a等の光路変更手段を備えることで実現する場合、上記両機能の切替えは、従来の画像形成装置において行なわれているカバー3の開閉動作によって行なうことが可能となり、トナー濃度センサ1の機能の切替えのための特別な制御、構成を必要としない。
また、上記機能の兼用を、上述のように、トナー濃度センサ1を、回転体4aを回転軸として回転する取付板4bに取付けて実現する場合、上記両機能の切替えは、トナー濃度センサ1を回転させて検出対象に向かう方向とさせることで可能となる。このため、回転角度を調整することによって紙種の検出位置の設定に自由度を持たせることができ、画像形成装置の設計において有利である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態にかかるプリンタ10の概略構成を示す模式的断面図である。 トナー濃度センサ1およびトナー濃度センサ1のカバー3の概略構成を示す図である。 プリント中のトナー濃度センサ1の動作状態を説明する図である。 トナー濃度センサ1の概略構成の、他の具体例を示す図である。 他の具体例におけるトナー濃度センサ1のプリント中の動作状態を説明する図である。プリント中のトナー濃度センサ1の動作の他の具体例を説明する図である。 紙種と、正反射センサおよび乱反射センサである受光部S1,S2のセンサ出力との関係の具体例を示す図である。 従来の画像形成装置の一例としての、タンデム方式のデジタルカラープリンタの概略構成を示す模式的断面図である。 従来の画像形成装置における、安定化時のトナー濃度センサ1でのトナー濃度の検出を説明する図である。 従来の画像形成装置における、トナー濃度センサ1の構成の概略を示す図である。 中間転写体上のトナーの付着量と正反射センサおよび乱反射センサである受光部S1,S2のセンサ出力との関係の一例を示す図である。 従来の画像形成装置における、カバー3の開閉のタイミングの具体例を示す図である。 従来の画像形成装置における、プリント中の紙種センサ2a,2bでの紙種の検出を説明する図である。 従来の画像形成装置における、紙種センサ2a,2bの構成の概略を示す図である。
符号の説明
1 濃度センサ、2a,2b 紙種センサ、2 カバー、2a カバー本体、2b ミラー、4a 回転体、4b 取付板、10 プリンタ、12 中間転写ベルト、14,16,18 ローラ、20,20Y,20M,20C,20K 作像部、22,22Y,22M,22C,22K 感光体ドラム、24,24Y,24M,24C,24K 帯電チャージャ、26,26Y,26M,26C,26K プリントヘッド、28,28Y,28M,28C,28K 現像器、30,30Y,30M,30C,30K 転写チャージャ、34 二次転写ローラ、32,32Y,32M,32C,32K,38 クリーナ、40 廃トナーボックス、42 給紙カセット、48 用紙搬送部、50 定着部、11 排紙トレイ、S 用紙。

Claims (8)

  1. 発光部および受光部を有し、前記発光部から照射され、トナー画像によって反射された光を前記受光部で受光することにより、トナー画像のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、
    前記トナー濃度センサによるトナー濃度検出を可能とする開状態と、前記トナー濃度センサへのトナーの付着を防止するために前記トナー濃度センサを覆う閉状態とに移動可能なカバーと、
    画像が形成される用紙を搬送する用紙搬送部とを備え、
    前記カバーは、前記トナー濃度センサに面した側に、前記発光部から照射される光の光路を変更する光路変更手段を有し、
    前記カバーの閉状態において、前記発光部から照射される光の光路が前記光路変更手段にて変更されることにより、前記トナー濃度センサが、前記用紙搬送部を搬送される用紙の種類を検出するように構成されている、画像形成装置。
  2. 前記光路変更手段は、ミラーである、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記光路変更手段は、プリズムである、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記カバーは、画像安定化処理実行時以外の場合に前記閉状態となるように動作制御される、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 発光部および受光部を有し、前記発光部から照射され、トナー画像によって反射された光を前記受光部で受光することにより、トナー画像のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、
    前記トナー濃度センサを回転させることにより、前記トナー画像のトナー濃度を検出する第1の位置と、前記第1の位置とは異なる第2の位置とに変位させる回転手段と、
    画像が形成される用紙を搬送する用紙搬送部とを備え、
    前記第2の位置において、前記トナー濃度センサが、前記用紙搬送部を搬送される用紙の種類を検出するように構成されている、画像形成装置。
  6. 前記トナー濃度センサは、前記回転手段により、画像安定化処理実行時に前記第1の位置に位置し、画像安定化処理実行時以外の場合に前記第2の位置に位置するように制御される、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置に使用されるトナー濃度検出システムであって、
    発光部および受光部を有し、前記発光部から照射され、トナー画像によって反射された光を前記受光部で受光することにより、トナー画像のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、
    前記トナー濃度センサによるトナー濃度検出を可能とする開状態と、前記トナー濃度センサへのトナーの付着を防止するために前記トナー濃度センサを覆う閉状態とに移動可能なカバーとを備え、
    前記カバーは、前記トナー濃度センサに面した側に、前記発光部から照射される光の光路を変更する光路変更手段を有し、
    前記カバーの閉状態において、前記発光部から照射される光の光路が前記光路変更手段にて変更されることにより、前記トナー濃度センサが、前記画像形成装置の用紙搬送部を搬送される用紙の種類を検出するように構成されている、トナー濃度検出システム。
  8. 画像形成装置に使用されるトナー濃度検出システムであって、
    発光部および受光部を有し、前記発光部から照射され、トナー画像によって反射された光を前記受光部で受光することにより、トナー画像のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、
    前記トナー濃度センサを回転させることにより、前記トナー画像のトナー濃度を検出する第1の位置と、前記第1の位置とは異なる第2の位置とに変位させる回転手段とを備え、
    前記第2の位置において、前記トナー濃度センサが、前記画像形成装置の用紙搬送部を搬送される用紙の種類を検出するように構成されている、トナー濃度検出システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011059308A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012128119A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Canon Inc 画像形成装置
JP2016027375A (ja) * 2014-06-30 2016-02-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法

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