JP2016136241A - 加圧装置、画像形成装置および加圧装置の制御方法 - Google Patents

加圧装置、画像形成装置および加圧装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】第1押当部および第2押当部の間にシート状媒体を突入させるときの衝撃を無くす。【解決手段】表面の一部に像担持体が形成されるシート状媒体に対して、圧力を加える加圧装置であって、接近および離間可能に設けられ、シート状媒体を挟んだ状態で少なくとも一方が回転することによりシート状媒体に圧力を加えながら送り出す第1押当部および第2押当部と、第1押当部と第2押当部との間の距離が、設定された目標値となるように駆動部を制御する制御部と、目標値を設定する目標設定部と、を備え、目標設定部は、第1押当部と第2押当部との間にシート状媒体が存在しない場合、目標値を、シート状媒体の厚さよりも長い第1距離に設定し、第1押当部と第2押当部との間にシート状媒体および像担持体が存在する場合、目標値を、シート状媒体に目標圧力を加える第2距離に設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、加圧装置、画像形成装置および加圧装置の制御方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、光書き込みによって静電潜像を感光体上に形成し、これを現像してトナー像を得る。このトナー像が用紙に転写され、熱や圧力などによって用紙に定着されることによって、用紙上に画像が形成される。
また、フルカラーの画像形成装置において、トナー画像を中間転写体に転写し、この転写されたトナー画像を中間転写体から用紙に転写する技術が知られている。例えば、カラートナー画像が、一旦中間転写ベルトおよび中間転写ドラムのような中間転写体に転写(一次転写)される。中間転写体上に複数色のカラートナー画像が重ねられた後、中間転写体から用紙にカラートナー像が転写(二次転写)される。その後、用紙上にカラートナー像が定着させられることで、フルカラー画像が得られる。
ところで、このような中間転写体を用いる画像形成装置において、中間転写体に速度変動が生じると、転写の際のカラートナー像の重ね位置にズレが生じる。当該カラートナー像の重ね位置のズレは、色むらやスジ画像を生じさせるおそれがあり、画像品質の低下を招く。
中間転写体の速度変動は、例えば、二次転写が行われる中間転写体とローラとの間のニップに用紙が突入する時に発生する。例えば、ニップに用紙が突入する場合、ローラの負荷が増加し、中間転写体の搬送速度が一時的に遅くなる。すなわち、中間転写体の速度変動が生じる。また、ニップから用紙が離脱する時も、搬送速度が一時的に速くなり、同様に中間転写体の速度変動が生じる。
ニップに用紙が突入するときの衝撃力は、非定常かつ過渡的であるので、ブロードな周波数特性を有する。このようなブロードな周波数特性の外乱によって生ずる中間転写体の速度変動を、中間転写体の制御によって効果的に抑制することは困難である。
例えば、特許文献1には、媒体が定着ニップに突入する前は圧力を低く保ち、媒体が定着ニップに突入した後に圧力を上げる技術が記載されている。しかし、特許文献1に記載の技術では、媒体が定着ニップに突入する時に定着ニップに圧力が加わっているので、紙突入時の衝撃力を完全に抑えることはできない。
また、特許文献2には、紙サイズまたは紙厚に合わせて二次転写ローラの位置を動かし、ニップに生じる転写圧を静的に調整する技術が記載されている。しかし、特許文献2に記載の技術では、媒体の厚さが大きいほどニップに大きな圧力を与えるので、薄紙の突入時には衝撃力が低減されても、厚紙の突入時には衝撃力が大きくなってしまう。
また、特許文献3には、定着部にピエゾ素子を配置し、ピエゾ素子による圧力検出結果に基づいて押圧力を調整する技術が記載されている。しかし、特許文献3に記載の技術では、押圧力を測定するためのピエゾ素子が非常に高コストとなり、高温および高圧下等で使用した場合には信頼性および耐久性が劣ってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、第1押当部および第2押当部によりシート状媒体に所定の圧力を加える場合において、第1押当部および第2押当部の間にシート状媒体を突入させるときの衝撃を無くすことができる加圧装置、画像形成装置および加圧装置の制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表面の一部に像担持体が形成されるシート状媒体に対して、圧力を加える加圧装置であって、接近および離間可能に設けられ、前記シート状媒体を挟んだ状態で少なくとも一方が回転することにより前記シート状媒体に圧力を加えながら送り出す第1押当部および第2押当部と、前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離を変更する駆動部と、前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離を検出する距離検出部と、前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離が、設定された目標値となるように前記駆動部を制御する制御部と、前記目標値を設定する目標設定部と、を備え、前記目標設定部は、前記第1押当部と前記第2押当部との間に前記シート状媒体が存在しない場合、前記目標値を、前記シート状媒体の厚さよりも長い第1距離に設定し、前記第1押当部と前記第2押当部との間に前記シート状媒体および前記像担持体が存在する場合、前記目標値を、前記シート状媒体に目標圧力を加える第2距離に設定する。
本発明によれば、第1押当部および第2押当部によりシート状媒体に所定の圧力を加える場合において、第1押当部および第2押当部の間にシート状媒体を突入させるときの衝撃を無くすことができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係る加圧装置の構成を示す図である。 図2は、第1押当部と第2押当部との間が離間している状態を示す図である。 図3は、第1押当部と第2押当部との間が接触している状態を示す図である。 図4は、シート状媒体が第1押当部と第2押当部との間へ突入した時の状態を示す図である。 図5は、シート状媒体が第1押当部と第2押当部との間から離脱した時の状態を示す図である。 図6は、ニップの距離と圧力との関係を表す図である。 図7は、シート状媒体の表面における、像担持体が転写される転写領域、像担持体が転写されない先端領域および後端領域を示す図である。 図8は、加圧装置の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、離間時処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、当接時処理の手順を示すフローチャートである。 図11は、第2実施形態に係る加圧装置の構成を示す図である。 図12は、第2実施形態に係る加圧装置の離間時処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、第3実施形態に係る加圧装置の離間時処理の手順を示すフローチャートである。 図14は、第3実施形態に係る加圧装置の当接時処理の手順を示すフローチャートである。 図15は、媒体センサの構成をシート状媒体とともに示す図である。 図16は、画像形成装置の構成を示す図である。 図17は、情報処理ユニットの構成を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る加圧装置10の構成を示す図である。第1実施形態に係る加圧装置10は、表面の一部に薄膜である像担持体30が付着されるシート状媒体20に対して圧力を加える。本実施形態に係る加圧装置10は、一例として、電子写真方式の画像形成装置の二次転写を行う転写部に適用される。
加圧装置10は、第1押当部31と、第2押当部32と、搬送部33と、転写ベルト34と、支持部35と、弾性部36と、駆動部37と、位置測定部38と、距離検出部41と、制御部42と、記憶部43と、媒体検出部44と、像担持体検出部45と、目標設定部46と、異常検知部47とを備える。
第1押当部31および第2押当部32は、少なくとも一方が円柱である。本例においては、第1押当部31および第2押当部32は、両者が円柱である。第1押当部31および第2押当部32は、中心軸が平行となるように配置される。
また、第1押当部31および第2押当部32は、接近および離間可能に設けられ、接近した場合には側面が接触し、離間した場合には隙間を形成する。第1押当部31および第2押当部32は、互いに逆方向に回転する。第1押当部31および第2押当部32は、シート状媒体20を挟んだ状態で互いに逆方向に回転することにより、シート状媒体20に圧力を加えながら送り出す。なお、第1押当部31および第2押当部32は、少なくとも一方が回転すればよい。
第1押当部31と第2押当部32との間の領域をニップ50と呼ぶ。また、第1押当部31および第2押当部32が接近および離間する方向を、接離方向Xと呼ぶ。
搬送部33は、シート状媒体20をニップ50へと搬送する。搬送部33は、一例として、コロによりシート状媒体20を搬送する。また、搬送部33は、一例として、静電気を帯電させたベルト等によりシート状媒体20を搬送してもよい。
搬送部33は、接離方向Xに対して略垂直にシート状媒体20を保持して、シート状媒体20を先端からニップ50へと突入させる。シート状媒体20の先端がニップ50に突入した場合、第1押当部31および第2押当部32は、シート状媒体20を挟み込みながら、シート状媒体20を巻き込む方向に回転する。これにより、第1押当部31および第2押当部32は、シート状媒体20に圧力を加えながら送り出し、逆方向から排出することができる。このとき、シート状媒体20が移動する方向を走行方向Yと呼ぶ。
転写ベルト34は、帯状のシートであり、リング状に形成されている。転写ベルト34は、第1押当部31と第2押当部32との間を通る経路に架け渡される。転写ベルト34は、第1押当部31および第2押当部32の何れか一方の側面に接触しており、第1押当部31および第2押当部32の回転とともに回転する。転写ベルト34は、第1押当部31および第2押当部32がシート状媒体20を挟んだ場合、一方の面がシート状媒体20に接触する。
転写ベルト34におけるシート状媒体20が接触する側の面には、ニップ50の突入前において、薄層の像担持体30が付着している。例えば、転写ベルト34には、回転ドラムから転写された像担持体画像が付着している。像担持体30は、シート状媒体20とともにニップ50へと突入する。像担持体30は、シート状媒体20の表面における所定の位置に接触しながら、ニップ50を通過する。シート状媒体20および像担持体30は、ニップ50の通過時において、第1押当部31および第2押当部32により接離方向Xに所定の圧力が加えられる。これにより、転写ベルト34の表面に付着している像担持体30は、シート状媒体20に転写される。従って、ニップ50を通過した後に、シート状媒体20には、表面に像担持体30が付着する。
このように、加圧装置10は、シート状媒体20および像担持体30をニップ50に同時に突入させて、ニップ50において所定の圧力を加えながら送り出して、反対側から排出することにより、シート状媒体20の所定の位置に像担持体30を転写することができる。
支持部35は、第1押当部31の方向に移動可能に、第2押当部32を支持する。支持部35は、略棒状であり、一方の端部に第2押当部32が回転可能に取り付けられる。支持部35は、支持部中心軸35aを中心に所定角度回転することにより、第2押当部32を第1押当部31の方向に移動可能とする。これにより、第1押当部31および第2押当部32は、接近および離間可能となる。
弾性部36は、第2押当部32が第1押当部31の方向に移動するように、支持部35に弾性力を与える。弾性部36は、一例として、バネであり、一端が支持部35に取り付けられ、他端が本装置の筐体等に取り付けられる。
駆動部37は、第2押当部32の位置を変更することにより、第2押当部32と第1押当部31との間の距離を変更する。すなわち、駆動部37は、ニップ50の距離を変更する。駆動部37は、一例として、アクチュエータであり、支持部35における、第2押当部32とは反対側の端部を移動させる。
位置測定部38は、第2押当部32の位置を検出する。位置測定部38は、一例として、光ビームを用いたセンサであって、支持部35の移動位置を検出する。
距離検出部41は、位置測定部38による測定結果から、第1押当部31と第2押当部32との間の距離を検出する。すなわち、距離検出部41は、ニップ50の距離を検出する。距離検出部41は、一例として、位置測定部38による測定結果から演算により第1押当部31と第2押当部32との間の距離を算出する。距離検出部41は、一例として、プロセッサ等により実現される。
制御部42は、第1押当部31と第2押当部32との間の距離が、設定された目標値となるように駆動部37をフィードバック制御する。より具体的には、制御部42は、距離検出部41により検出された第1押当部31と第2押当部32との間の距離と、設定された目標値との差を算出し、差が0となるように駆動部37を制御する。制御部42は、一例として、プロセッサと、駆動部37の動作を制御するためのドライバインターフェイスとにより実現される。
記憶部43は、制御部42に与える目標値を記憶する。具体的には、記憶部43は、シート状媒体20の厚さよりも長い第1距離、および、シート状媒体20に目標圧力を加える第2距離の2つの目標値を記憶する。
媒体検出部44は、第1押当部31と第2押当部32との間にシート状媒体20が存在するか否かを検出する。すなわち、媒体検出部44は、シート状媒体20がニップ50に存在するか否かを検出する。媒体検出部44は、シート状媒体20の先端がニップ50に突入してから、シート状媒体20の後端がニップ50から離脱するまでの期間、ニップ50にシート状媒体20が存在すると判断する。このような媒体検出部44は、一例として、シート状媒体20の位置を検出するセンサ等により実現される。
像担持体検出部45は、第1押当部31と第2押当部32との間に像担持体30が存在するか否かを検出する。すなわち、像担持体検出部45は、像担持体30がニップ50に存在するか否かを検出する。像担持体検出部45は、像担持体30の先端がニップ50に突入してから、像担持体30の後端がニップ50から離脱するまでの期間、ニップ50に像担持体30が存在すると判断する。像担持体検出部45は、一例として、像担持体30の位置を検出するセンサ等により実現されてもよい。また、像担持体検出部45は、プロセッサ等が転写ベルト34の位置等に基づき像担持体30の位置を判断するプログラムを実行することにより実現されてもよい。
目標設定部46は、媒体検出部44による第1押当部31と第2押当部32との間にシート状媒体20が存在するか否かの検出結果、および、像担持体検出部45による第1押当部31と第2押当部32との間に像担持体30が存在するか否かの検出結果に基づき、制御部42によるフィードバック制御の目標値を設定する。
より具体的には、目標設定部46は、第1押当部31と第2押当部32との間にシート状媒体20が存在しない場合、制御部42の目標値を、シート状媒体20の厚さよりも長い第1距離に設定する。これにより、制御部42は、第1押当部31と第2押当部32との間にシート状媒体20が存在しない場合、第1押当部31と第2押当部32との間を、第1距離に制御することができる。
また、目標設定部46は、第1押当部31と第2押当部32との間にシート状媒体20および像担持体30が存在する場合、目標値を、シート状媒体20に目標圧力を加える第2距離に設定する。これにより、制御部42は、第1押当部31と第2押当部32との間にシート状媒体20および像担持体30が存在する場合、第1押当部31と第2押当部32との間を、第2距離に制御することができる。
また、目標設定部46は、像担持体30の先端が第1押当部31と第2押当部32との間に突入する前の所定の位置に搬送された時点において、目標値を第1距離から第2距離に切り替える。例えば、目標設定部46は、シート状媒体20の先端が第1押当部31と第2押当部32との間に突入してから、像担持体30の先端が第1押当部31と第2押当部32との間に突入するまでの期間において、目標値を、第1距離から第2距離に切り替える。目標設定部46は、一例として、シート状媒体20の先端が第1押当部31と第2押当部32との間に突入したタイミングにおいて、目標値を、第1距離から第2距離に切り替える。
また、目標設定部46は、像担持体30の後端が第1押当部31と第2押当部32との間から離脱してから、シート状媒体20の後端が第1押当部31と第2押当部32との間から離脱するまでの期間において、目標値を、第2距離から第1距離に切り替える。目標設定部46は、一例として、像担持体30の後端が第1押当部31と第2押当部32との間から離脱したタイミングにおいて、目標値を、第2距離から第1距離に切り替える。
このような目標設定部46は、一例として、プロセッサ等により実現される。
異常検知部47は、距離検出部41により検出された第1押当部31と第2押当部32との間の距離と、目標設定部46により設定される目標値とから、異常発生を検出する。より具体的には、異常検知部47は、シート状媒体20の先端が第1押当部31と第2押当部32との間に突入するタイミングにおいて、第1押当部31と第2押当部32との間の距離が、目標値である第1距離未満である場合、異常を検知する。これにより、異常検知部47は、シート状媒体20の先端が突入したときに、シート状媒体20の先端と、第1押当部31または第2押当部32との接触により衝撃が発生する場合には、異常と検知することができる。
また、異常検知部47は、シート状媒体20および像担持体30が第1押当部31と第2押当部32との間に存在する場合において、第1押当部31と第2押当部32との間の距離が、目標値である第2距離に基づき規定される規定範囲から外れた場合、異常を検知する。これにより、異常検知部47は、シート状媒体20および像担持体30に目標の圧力を加えることができなくなった場合には、異常と検知することができる。
異常検知部47は、異常を検知した時においては対応する処理を実行する。異常検知部47は、一例として、装置の動作を停止する。
図2は、第1押当部31と第2押当部32との間が離間している状態を示す図である。ニップ50は、第1押当部31と第2押当部32との間の空間を表す。ニップ50の距離dは、第1押当部31の中心位置と第2押当部32の中心位置との間の距離Lに基づき算出することができる。例えば、第1押当部31の半径をd1、第2押当部32の半径をd2とした場合には、ニップ50の距離dは、下記の式(1)により算出される。
d=L−(d1+d2) …(1)
なお、第1押当部31または第2押当部32の何れか一方が円柱でない場合には、半径d1または半径d2は、中心位置から表面までの距離となる。
図3は、第1押当部31と第2押当部32との間が接触している状態を示す図である。第1押当部31および第2押当部32は、所定の弾性を有する場合がある。この場合、第1押当部31と第2押当部32とが一定以上の圧力で接触すると、第1押当部31および第2押当部32は、変形して接触する。このような場合、本実施形態においては、ニップ50の距離dをマイナスの値として扱う。これにより、このような場合も式(1)によりニップ50の距離dを算出することができる。
図4は、シート状媒体20が第1押当部31と第2押当部32との間へ突入した時の状態を示す図である。シート状媒体20が走行方向Yに搬送されると、シート状媒体20の先端がニップ50に突入する。本実施形態においては、第1押当部31の中心位置と第2押当部32の中心位置とを結んだ直線に、シート状媒体20の先端が達したタイミングを、シート状媒体20の先端がニップ50に突入したタイミングとする。
図5は、シート状媒体20が第1押当部31と第2押当部32との間から離脱した時の状態を示す図である。シート状媒体20がニップ50に突入した後、第1押当部31および第2押当部32は、シート状媒体20に圧力を加えながら互いに逆方向に回転して、シート状媒体20を送り出す。そして、シート状媒体20の後端は、ニップ50から離脱する。第1押当部31の中心位置と第2押当部32の中心位置とを結んだ直線に、シート状媒体20の後端が達したタイミングを、シート状媒体20の後端がニップ50から離脱したタイミングとする。
なお、第1押当部31または第2押当部32の一方が円柱でない場合には、円柱の側面から垂らした垂線にシート状媒体20の先端が達したタイミングを、突入したタイミングとし、円柱の側面から垂らした垂線にシート状媒体20の後端が達したタイミングを、離脱したタイミングとする。
図6は、ニップ50の距離とニップ50の圧力との関係を表す図である。第1押当部31と第2押当部32とがシート状媒体20を挟んだ場合の、シート状媒体20に加わる圧力は、ニップ50の距離が狭くなるほど高くなる。また、シート状媒体20に加わる圧力は、ニップ50の距離がシート状媒体20の厚さより長い場合には、0となる。
目標設定部46は、第1押当部31と第2押当部32との間にシート状媒体20が存在しない場合、シート状媒体20の厚さより長い第1距離を、目標値として制御部42に与える。これにより、目標設定部46は、シート状媒体20がニップ50に突入した時に、シート状媒体20に圧力が加わらず、シート状媒体20に衝撃を与えないようにすることができる。
また、目標設定部46は、第1押当部31と第2押当部32との間にシート状媒体20および像担持体30が存在する場合、シート状媒体20に目標圧力を加える第2距離を、目標値として制御部42に与える。これにより、目標設定部46は、シート状媒体20および像担持体30に適切な圧力を加えて、シート状媒体20に像担持体30を転写させることができる。
なお、ニップ50の圧力が、目標圧力を含んだ一定の範囲(下限圧力から上限圧力までの範囲)であれば、シート状媒体20に像担持体30が転写する。従って、制御部42は、下限圧力から上限圧力までの範囲の圧力が加わる規定範囲となるように、ニップ50の距離を制御すればよい。
第1距離および第2距離は、一例として、予め算出されており、例えば外部のコンピュータ等から記憶部43に書き込まれる。目標設定部46は、記憶部43に記憶された第1距離および第2距離を読み出して目標値を設定する。
図7は、シート状媒体20の表面における、像担持体30が転写される転写領域56、像担持体30が転写されない先端領域57および後端領域58を示す図である。
像担持体30は、シート状媒体20における一部の領域に転写される。シート状媒体20における像担持体30が転写される領域を、転写領域56とする。目標設定部46は、ニップ50に転写領域56が通過している期間においては、第1押当部31と第2押当部32との間の距離の目標値を第2距離に設定して、シート状媒体20に目標圧力を加える。
また、目標設定部46は、ニップ50にシート状媒体20が存在していない期間においては、第1押当部31と第2押当部32との間の距離の目標値を第1距離に設定して、シート状媒体20に加わる圧力を0とする。
ここで、シート状媒体20における転写領域56より先端側である先端領域57、および、転写領域56より後端側である後端領域58には、像担持体30が転写されない。従って、先端領域57および後端領域58には、目標圧力より低い圧力が加わっていてもよい。
そこで、目標設定部46は、ニップ50に先端領域57が通過している期間において、第1押当部31と第2押当部32との間の距離の目標値を第1距離から第2距離に切り替え、像担持体30の先端に達するまでに、シート状媒体20に加わる圧力を目標圧力に上昇させる。
また、目標設定部46は、ニップ50に後端領域58が通過している期間において、第1押当部31と第2押当部32との間の距離の目標値を第2距離から第1距離に切り替え、シート状媒体20の後端に達するまでに、シート状媒体20に加わる圧力を0に下降させる。
なお、第1距離は、シート状媒体20の厚さより長ければ、どのような長さであってもよい。しかし、第1距離は、先端領域57および後端領域58において、制御部42および駆動部37において適切な時間で圧力の切り替えができる程度の長さであることが好ましい。
図8は、加圧装置10の処理手順を示すフローチャートである。加圧装置10は、シート状媒体20が装填されて、動作を開始すると、ステップS11から処理を開始する。
まず、ステップS11において、目標設定部46は、離間時処理を実行する。離間時処理は、第1押当部31と第2押当部32との間が離間している場合の処理である。離間時処理については、図9に示すフローチャートを参照して後述する。
離間時処理を終了すると、続いて、ステップS12において、目標設定部46は、制御部42に与える目標値を、第1距離から第2距離に切り替える。これにより、目標設定部46は、ニップ50の距離を、シート状媒体20の厚さより長い距離から、シート状媒体20に目標圧力が加わる距離に狭めることができる。
続いて、ステップS13において、目標設定部46は、当接時処理を実行する。当接時処理は、第1押当部31と第2押当部32とがシート状媒体20を挟んで圧力を加えている場合の処理である。当接時処理については、図10に示すフローチャートを参照して後述する。
当接時処理を終了すると、続いて、ステップS14において、目標設定部46は、制御部42に与える目標値を、第2距離から第1距離に切り替える。これにより、目標設定部46は、ニップ50の距離を、シート状媒体20に目標圧力が加わる距離から、シート状媒体20の厚さより長い距離に広げることができる。
ステップS14が終了すると、目標設定部46は、処理をステップS11に戻す。以後、シート状媒体20毎にステップS11からステップS14の処理を繰り返す。
図9は、離間時処理の手順を示すフローチャートである。加圧装置10は、離間時処理において、図9に示す処理を実行する。
まず、ステップS21において、目標設定部46は、ニップ50の距離が、第1距離より長いか否かを判断する。ニップ50の距離が第1距離より長くない場合(S21のNo)、目標設定部46は、処理をステップS22に進める。ステップS22において、制御部42は、ニップ50の距離が第1距離となるように駆動部37を制御し、処理をステップS21に戻す。
ニップ50の距離が第1距離より長い場合(S21のYes)、ステップS23において、目標設定部46は、シート状媒体20が搬送されているか否かを判断する。シート状媒体20が搬送されていない場合(S23のNo)、目標設定部46は、本フローを終了する。なお、加圧装置10は、正常動作時において処理を終了する場合、本ステップにおいて処理を終了する。従って、加圧装置10は、正常動作時においては、第1押当部31と第2押当部32との間にシート状媒体20の厚さより長い距離が空いた状態で処理を終了させる。
シート状媒体20が搬送されている場合(S23のYes)、ステップS24において、目標設定部46は、シート状媒体20の先端がニップ50に突入したか否かを判断する。まだ突入していない場合(S24のNo)、目標設定部46は、処理をステップS21に戻す。シート状媒体20の先端がニップ50に突入した場合(S24のYes)、目標設定部46は、処理をステップS25に進める。
ステップS25において、異常検知部47は、ニップ50の距離が、離間時処理の目標値である第1距離以下であるか否かを判断する。ニップ50の距離が第1距離以上である場合(S25のNo)、異常検知部47は、本フローを終了して、図8のステップS12に処理を戻す。
ニップ50の距離が第1距離未満である場合(S25のYes)、異常検知部47は、ステップS26において異常処理を実行して、処理を終了する。異常検知部47は、異常処理として、ユーザにアラートを表示したり、装置の動作を停止させたりする。なお、異常検知部47は、ユーザにアラートを表示した上で、装置の動作を停止させずに、本フローを終了して図8のステップS12に処理を戻してもよい。これにより、異常検知部47は、シート状媒体20に正常な圧力を加えることができなかったことを通知しつつ、処理を継続させることができる。
図10は、当接時処理の手順を示すフローチャートである。加圧装置10は、当接時処理において、図10に示す処理を実行する。
まず、ステップS31において、目標設定部46は、像担持体30の先端がニップ50に突入したか否かを判断する。まだ突入していない場合(S31のNo)、目標設定部46は、処理をステップS32に進める。ステップS32において、制御部42は、ニップ50の距離が第2距離となるように駆動部37を制御し、処理をステップS31に戻す。像担持体30の先端がニップ50に突入した場合(S31のYes)、目標設定部46は、処理をステップS33に進める。
ステップS33において、異常検知部47は、ニップ50の距離が、当接時処理の目標値である第2距離を含む規定範囲外であるか否かを判断する。ステップS33において、異常検知部47は、ニップ50の距離が、当接時処理の目標値である第2距離を含む規定範囲内である場合(S33のNo)、処理をステップS35に進める。
ニップ50の距離が規定範囲外である場合(S33のYes)、ステップS34において異常処理を実行して、処理を終了する。異常検知部47は、異常処理として、ユーザにアラートを表示したり、装置の動作を停止させたりする。なお、異常検知部47は、ユーザにアラートを表示した上で、装置の動作を停止させずに、処理をステップS35に進めてもよい。これにより、異常検知部47は、シート状媒体20に正常な圧力を加えることができなかったことを通知しつつ、処理を継続させることができる。
ステップS35において、目標設定部46は、像担持体30の後端がニップ50から離脱したか否かを判断する。まだ離脱していない場合(S35のNo)、目標設定部46は、処理をステップS32に進める。ステップS32において、制御部42は、ニップ50の距離が第2距離となるように駆動部37を制御し、処理をステップS31に戻す。
像担持体30の後端がニップ50から離脱した場合(S35のYes)、目標設定部46は、本フローを終了して、図8のステップS14に処理を戻す。
以上のように、第1実施形態に係る加圧装置10は、シート状媒体20の先端が第1押当部31と第2押当部32との間に突入するときに、第1押当部31と第2押当部32との間の距離をシート状媒体20の厚さより長くする。これにより、加圧装置10によれば、シート状媒体20の先端が第1押当部31と第2押当部32との間に突入する場合に生じる衝撃を無くすことができる。
また、第1実施形態に係る加圧装置10は、第1押当部31と第2押当部32との間にシート状媒体20および像担持体30が存在する場合、第1押当部31と第2押当部32との間の距離を、第2距離を含む予め設定された規定範囲内に制御する。これにより、加圧装置10によれば、シート状媒体20および像担持体30に適切な圧力を加えることができる。
さらに、加圧装置10は、像担持体30の後端が第1押当部31と第2押当部32との間から離脱してから、第1押当部31と第2押当部32との間の距離を、第1距離に広げる。これにより、加圧装置10によれば、シート状媒体20が第1押当部31と第2押当部32との間から離脱するときの衝撃を小さくすることができる。
(第2実施形態)
図11は、第2実施形態に係る加圧装置60の構成を示す図である。なお、第2実施形態に係る加圧装置60は、第1実施形態に係る加圧装置10と略同一の構成および機能を有する。第2実施形態の説明において、第1実施形態と略同一の構成および機能を有する部材については相違点を説明し、詳細についての説明を省略する。
本実施形態に係る加圧装置60は、表面の一部に像担持体30が付着したシート状媒体20に対して、圧力および熱を加える。本実施形態に係る加圧装置60は、一例として、電子写真方式の画像形成装置の定着部に適用される。また、本実施形態に係る加圧装置60は、間接転写方式により像担持体30が付着したシート状媒体20に対して圧力を加える構成であってもよいし、直接転写方式により像担持体30が付着したシート状媒体20に対して圧力を加えてもよい。また、本実施形態に係る加圧装置60は、圧力および熱を加える例を示すが、圧力のみを加える構成であってもよい。
加圧装置60は、図1に示した加圧装置10が備える構成に加えて、媒体センサ61と、更新部62とをさらに備える。なお、本実施形態において、加圧装置60は、転写ベルト34を備えない。
搬送部33は、表面の一部に像担持体30が付着したシート状媒体20を、第1押当部31と第2押当部32との間へと搬送する。第1押当部31および第2押当部32は、ヒータ等に接続され、シート状媒体20に対して圧力を加えるとともに、所定量の熱を加える。これにより、第1押当部31および第2押当部32は、シート状媒体20に付着した像担持体30を溶融させた後に冷却して、シート状媒体20上に定着させることができる。
支持部35は、薄板状であり、駆動部37側の端部が、支持部中心軸35aを中心とした円弧の一部となった形状である。駆動部37は、モータである。駆動部37は、回転軸と支持部35の円弧とが回転力が伝達するように接続される。駆動部37は、制御部42の制御に応じて回転軸を回転させることにより、第2押当部32を第1押当部31に対して接近または離間させることができる。
媒体センサ61は、シート状媒体20の特性を測定する。本実施形態においては、媒体センサ61は、シート状媒体20の厚さを計測する計測部として機能する。媒体センサ61は、搬送部33によるシート状媒体20の搬送中に厚さを計測する。
更新部62は、媒体センサ61により計測されたシート状媒体20の厚さに応じて、記憶部43に記憶された第1距離を更新する。更新部62は、複数のシート状媒体20のそれぞれ毎に、第1距離を更新してもよい。また、更新部62は、同一の複数のシート状媒体20に対して連続して圧力を加える場合には、最初のシート状媒体20について第1距離を更新し、以後のシート状媒体20に対しては更新をしなくてもよい。
図12は、第2実施形態に係る加圧装置60の離間時処理の手順を示すフローチャートである。第2実施形態に係る加圧装置60は、図8から図10に示した処理と略同一の処理を実行する。以下、相違点について説明する。
離間時処理が開始されると、まず、ステップS41において、更新部62は、記憶部43に第1距離が記憶されているか否かを判断する。更新部62は、記憶部43に第1距離が記憶されている場合(S41のYes)、処理をステップS21に進める。更新部62は、記憶部43に第1距離が記憶されていない場合(S41のNo)、処理をステップS23に進める。ステップS41の判断処理を実行することにより、第1距離が記憶されていない状態で、ニップ50の距離が制御されてしまうことを回避することができる。なお、ステップS41の処理に代えて、初期値を第1距離に設定してもよい。
ステップS23においてシート状媒体20を搬送していると判断した場合(S23のYes)、更新部62は、処理をステップS42に進める。
ステップS42において、更新部62は、シート状媒体20の厚さを計測済みか否かを判断する。計測済みの場合(S42のYes)、更新部62は、処理をステップS24に進める。
計測済みではない場合(S42のNo)、ステップS43において、更新部62は、媒体センサ61にシート状媒体20の厚さを計測させて、計測結果を取得する。そして、ステップS44において、更新部62は、シート状媒体20の厚さの計測結果に基づき、第1距離を算出して、記憶部43に記憶された第1距離を更新する。更新部62は、ステップS44の処理を終えると、処理をステップS24に進める。
なお、ステップS42の処理を実行することにより、1枚のシート状媒体20に対して1回の測定をすることができる。これに代えて、1枚のシート状媒体20における異なる複数の箇所について厚さを測定してもよい。これにより、加圧装置60は、より精度良く圧力を制御することができる。
以上のように、第2実施形態に係る加圧装置60は、シート状媒体20の厚さに応じた第1距離を予め設定しなくてよい。これにより、第2実施形態に係る加圧装置60によれば、第1実施形態と同様の効果を得られるとともに、設定の省力化を図ることができる。また、第2実施形態に係る加圧装置60によれば、様々な厚さのシート状媒体20に対して圧力を加える場合であっても、シート状媒体20の先端が第1押当部31と第2押当部32との間に突入する場合に生じる衝撃を無くすことができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る加圧装置60は、図11に示した第2実施形態と同一の構成を有する。ただし、媒体センサ61は、シート状媒体20の種別を検出する種別検出部として機能する。媒体センサ61は、一例として、シート状媒体20の材質(例えば、紙またはフィルム等)を検出する。また、媒体センサ61は、紙の種別(ケント紙、コピー紙、賞状用紙またはトレーシングペーパー等)を検出してもよい。また、媒体センサ61は、用紙のメーカーまたは商品番号等を検出してもよい。
更新部62は、媒体センサ61により検出されたシート状媒体20の種別に応じて、記憶部43に記憶された第2距離を更新する。更新部62は、一例として、種別と、第2距離との対応関係を予め記憶しておき、検出された種別に対応する第2距離を記憶部43に記憶させる。更新部62は、複数のシート状媒体20のそれぞれ毎に、第2距離を更新してもよい。また、更新部62は、同一の種別の複数のシート状媒体20に対して連続して圧力を加える場合には、最初のシート状媒体20について第2距離を更新し、以後のシート状媒体20に対しては更新をしなくてもよい。
図13は、第3実施形態に係る加圧装置60の離間時処理の手順を示すフローチャートである。第3実施形態に係る加圧装置60は、図8から図10に示した処理と略同一の処理を実行する。以下、相違点について説明する。
ステップS23においてシート状媒体20を搬送していると判断した場合(S23のYes)、更新部62は、処理をステップS51に進める。ステップS51において、更新部62は、シート状媒体20の種別を検出済みか否かを判断する。検出済みの場合(S51のYes)、更新部62は、処理をステップS24に進める。
検出済みではない場合(S51のNo)、ステップS52において、更新部62は、媒体センサ61にシート状媒体20の種別を検出させて、検出結果を取得する。そして、ステップS53において、更新部62は、シート状媒体20の種別の検出結果に基づき、第2距離を取得して、記憶部43に記憶された第2距離を更新する。更新部62は、ステップS53の処理を終えると、処理をステップS24に進める。
図14は、第3実施形態に係る加圧装置60の当接時処理の手順を示すフローチャートである。当接時処理が開始されると、まず、ステップS61において、異常検知部47は、第2距離に基づき規定範囲を算出して設定する。規定範囲は、第2距離を含む範囲であり、第2距離より大きい上限値と、第2距離より小さい下限値とにより規定される。規定範囲の設定が完了すると、異常検知部47は、処理をステップS31に進める。
以上のように、第3実施形態に係る加圧装置60は、シート状媒体20の厚さに応じた第2距離を予め設定しなくてよい。これにより、第3実施形態に係る加圧装置60によれば、第1実施形態と同様の効果を得られるとともに、設定の省力化を図ることができる。
また、例えば、シート状媒体20の材質および表面の摩擦力等によって適切な圧力が異なる。第3実施形態に係る加圧装置60によれば、シート状媒体20の種別に関わらず適切な圧力をシート状媒体20に加えることができる。
なお、加圧装置60は、第2実施形態の機能と第3実施形態の機能とを組み合わせた構成であってもよい。この場合、媒体センサ61は、シート状媒体20の厚さおよび種別の両者を検出する。また、この場合、更新部62は、第1距離および第2距離の両者を更新する。
(媒体センサ61の構成例)
図15は、媒体センサ61の構成をシート状媒体20とともに示す図である。第2実施形態および第3実施形態に係る媒体センサ61の一例について説明する。
媒体センサ61は、一例として、底板71と、コロ72と、バネ73と、コロ変位センサ74と、発光部75と、正反射光受光部76と、拡散光受光部77とを有する。
底板71は、シート状媒体20が載置される。シート状媒体20は、搬送部33により走行方向Yに搬送されると、底板71の上を通過する。コロ72は、シート状媒体20が底板71を通過する場合に、底板71とは逆側の面に突き当てて接触する。バネ73は、コロ72を底板71に押し付ける。コロ変位センサ74は、コロ72の変位量を測定する。
このような媒体センサ61は、底板71の上をシート状媒体20が通過する場合に、コロ72がシート状媒体20の厚さ分、位置が変化する。従って、媒体センサ61は、コロ変位センサ74により測定された変位量を、シート状媒体20の厚さとして出力する。
発光部75は、底板71上を通過するシート状媒体20に対して光を照射する。正反射光受光部76は、発光部75がシート状媒体20に照射した光の正反射光を検出する。拡散光受光部77は、発光部75がシート状媒体20に照射した光の拡散光を検出する。なお、媒体センサ61は、複数の拡散光受光部77を有していてもよい。この場合、複数の拡散光受光部77は、異なる角度の拡散光を検出する。
シート状媒体20は、材質等によって反射光および拡散光の強度が異なる。媒体センサ61は、反射光およびそれぞれの角度の拡散光の強度を媒体の種別として出力する。また、シート状媒体20の表面の所定の位置に例えばバーコード等で商品番号等が記載されている場合には、所定の位置における反射光の強度を種別として出力することもできる。なお、媒体センサ61は、このような構成に限らず他の構成により、シート状媒体20の厚さおよび種別を検出してよい。
(画像形成装置110の構成)
図16は、画像形成装置110の構成を示す図である。第1から第3実施形態に示した加圧装置10および加圧装置60は、例えば、タンデムカラーの電子写真方式の画像形成装置110の一部に適用することができる。
画像形成装置110は、スキャナユニット111と、中間転写ベルト112と、駆動ローラ113と、2つの従動ローラ114と、斥力ローラ115と、4つの感光体ユニット116と、モータ117と、減速機構118と、ベルトエンコーダセンサ119と、給紙ユニット121と、給紙ローラ122と、紙搬送ローラ123と、2つのレジストローラ124と、二次転写ローラ125と、定着部126と、排紙ユニット127とを備える。
スキャナユニット111は、原稿台の上面に載置された原稿の画像を読み取る。中間転写ベルト112は、駆動ローラ113、従動ローラ114および斥力ローラ115に架け渡される。
4つの感光体ユニット116は、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の4色に対応する。感光体ユニット116は、潜像担持体としてのドラム状の感光体ドラムおよび感光体クリーニングローラのような種々の部品を、それぞれ有する。
感光体ユニット116は、画像形成媒体である中間転写ベルト112にYCMK各色のトナー画像を重ね、フルカラー画像を形成する。なお、感光体ユニット116は、これに限らず、例えば、YCM各色に対応する3つの感光体ユニット116が画像形成装置110に設けられてもよい。
駆動ローラ113は、中間転写ベルト112を駆動する。モータ117は、減速機構118を介して、駆動ローラ113を駆動する。減速機構118は、歯数が異なる歯車118a,118bを有する。歯車118a,118bは、互いに噛み合い、モータ117の回転を減速させて駆動ローラ113に伝達する。
ベルトエンコーダセンサ119は、中間転写ベルト112の表面速度を計測するためのエンコーダである。ベルトエンコーダセンサ119は、中間転写ベルト112上に形成されたスケールを検出してパルス出力を生成する。
給紙ユニット121は、複数のシート状媒体20を積層して収容する。シート状媒体20は、例えば用紙である。給紙ローラ122は、シート状媒体20を給紙ユニット121から、2点鎖線で示される搬送経路へ送り出す。紙搬送ローラ123は、当該搬送経路に配置され、給紙ローラ122から送り出されたシート状媒体20をレジストローラ124まで搬送する。レジストローラ124は、シート状媒体20のスキュー補正およびシート状媒体20の搬送などを行う。
二次転写ローラ125は、斥力ローラ115に対向して配置される。斥力ローラ115は、中間転写ベルト112と二次転写ローラ125との間のニップ50を形成および維持する。二次転写ローラ125は、感光体ユニット116によって中間転写ベルト112に形成されたYCMK各色のトナー画像を、当該ニップ50を通過するシート状媒体20に転写する。
二次転写ローラ125は、自由に回転可能であり、例えば搬送される中間転写ベルト112またはシート状媒体20に当接することで回転する。なお、画像形成装置110は、二次転写ローラ125を回転駆動させる機構を有してもよい。
定着部126は、二次転写ローラ125によって転写されたトナー画像を、加熱および加圧によってシート状媒体20上に定着させる。排紙ユニット127に、トナー画像が転写および定着されたシート状媒体20が排出される。
このような構成の画像形成装置110の転写部に加圧装置10が適用される場合、斥力ローラ115が第1押当部31として機能し、二次転写ローラ125が第2押当部32として機能する。また、このような構成の画像形成装置110の定着部126に、加圧装置60が適用される。また、画像形成装置110の転写部および定着部126の両者に加圧装置10および加圧装置60を適用する場合には、媒体センサ61を共通する部材で実現してもよい。
図17は、情報処理ユニット200の構成を示す図である。画像形成装置110は、装置を制御するための情報処理ユニット200を備える。情報処理ユニット200は、CPU(Central Processing Unit)201と、RAM(Random Access Memory)202と、ROM(Read Only Memory)203と、測定用インターフェイス204と、ドライバインターフェイス205等を備える。これらの各部は、バス210により接続される。
CPU201は、プログラムに従って演算処理および制御処理等を実行するプロセッサである。CPU201は、RAM202の所定領域を作業領域として、ROM203等に記憶されたプログラムとの協働により各種処理を実行する。
RAM202は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のメモリである。RAM202は、CPU201の作業領域として機能する。ROM203は、プログラムおよび各種情報を書き換え不可能に記憶するメモリである。
測定用インターフェイス204は、装置内部のセンサ等の検出結果を取得するためのインターフェイスである。ドライバインターフェイス205は、装置内部のモータおよびアクチュエータ等を駆動するためのインターフェイスである。
加圧装置10および加圧装置60が画像形成装置110に適用される場合、情報処理ユニット200は、一例として、距離検出部41、制御部42、記憶部43、目標設定部46、異常検知部47および更新部62として機能する。この場合、情報処理ユニット200で実行されるプログラムは、距離検出モジュール、制御モジュール、記憶モジュール、目標設定モジュール、異常検知モジュールおよび更新モジュールを含むモジュール構成となる。このプログラムは、CPU201(プロセッサ)によりRAM202上に展開して実行されることにより、情報処理ユニット200を距離検出部41、制御部42、記憶部43、目標設定部46、異常検知部47および更新部62として機能させる。なお、距離検出部41、制御部42、記憶部43、目標設定部46、異常検知部47および更新部62は、情報処理ユニット200により実現されるのではなく、少なくとも一部がハードウェア回路(例えば半導体集積回路)により実現されてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能である。
10 加圧装置
20 シート状媒体
30 像担持体
31 第1押当部
32 第2押当部
33 搬送部
34 転写ベルト
35 支持部
35a 支持部中心軸
36 弾性部
37 駆動部
38 位置測定部
41 距離検出部
42 制御部
43 記憶部
44 媒体検出部
45 像担持体検出部
46 目標設定部
47 異常検知部
50 ニップ
56 転写領域
57 先端領域
58 後端領域
60 加圧装置
61 媒体センサ
62 更新部
71 底板
72 コロ
73 バネ
74 コロ変位センサ
75 発光部
76 正反射光受光部
77 拡散光受光部
110 画像形成装置
111 スキャナユニット
112 中間転写ベルト
113 駆動ローラ
114 従動ローラ
115 斥力ローラ
116 感光体ユニット
117 モータ
118 減速機構
118a 歯車
118b 歯車
119 ベルトエンコーダセンサ
121 給紙ユニット
122 給紙ローラ
123 紙搬送ローラ
124 レジストローラ
125 二次転写ローラ
126 定着部
127 排紙ユニット
200 情報処理ユニット
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 測定用インターフェイス
205 ドライバインターフェイス
210 バス
特開2010−151983号公報 特開平5−289569号公報 特開2009−276383号公報

Claims (11)

  1. 表面の一部に像担持体が形成されるシート状媒体に対して、圧力を加える加圧装置であって、
    接近および離間可能に設けられ、前記シート状媒体を挟んだ状態で少なくとも一方が回転することにより前記シート状媒体に圧力を加えながら送り出す第1押当部および第2押当部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離を変更する駆動部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離を検出する距離検出部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離が、設定された目標値となるように前記駆動部を制御する制御部と、
    前記目標値を設定する目標設定部と、
    を備え、
    前記目標設定部は、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間に前記シート状媒体が存在しない場合、前記目標値を、前記シート状媒体の厚さよりも長い第1距離に設定し、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間に前記シート状媒体および前記像担持体が存在する場合、前記目標値を、前記シート状媒体に目標圧力を加える第2距離に設定する
    加圧装置。
  2. 前記シート状媒体を前記第1押当部と前記第2押当部との間へと搬送する搬送部をさらに備え、
    前記目標設定部は、前記像担持体の先端が前記第1押当部と前記第2押当部との間に突入する前の所定の位置に搬送された時点において、前記目標値を前記第1距離から前記第2距離に切り替える
    請求項1に記載の加圧装置。
  3. 前記目標設定部は、前記シート状媒体の先端が前記第1押当部と前記第2押当部との間に突入してから、前記像担持体の先端が前記第1押当部と前記第2押当部との間に突入するまでの期間において、前記目標値を、前記第1距離から前記第2距離に切り替える
    請求項2に記載の加圧装置。
  4. 前記目標設定部は、前記像担持体の後端が前記第1押当部と前記第2押当部との間から離脱してから、前記シート状媒体の後端が前記第1押当部と前記第2押当部との間から離脱するまでの期間において、前記目標値を、前記第2距離から前記第1距離に切り替える
    請求項2または3に記載の加圧装置。
  5. 前記シート状媒体の先端が前記第1押当部と前記第2押当部との間に突入するタイミングにおいて、前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離が前記第1距離未満である場合、異常を検知する異常検知部をさらに備える
    請求項1から4の何れか1項に記載の加圧装置。
  6. 前記異常検知部は、前記シート状媒体および前記像担持体が前記第1押当部と前記第2押当部との間に存在する場合において、前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離が、前記第2距離を含む規定範囲から外れた場合、異常を検知する
    請求項5に記載の加圧装置。
  7. 前記シート状媒体の厚さを計測する計測部と、
    前記計測部により計測された厚さに応じて、前記第1距離を更新する更新部と、
    をさらに備える請求項1から6の何れか1項に記載の加圧装置。
  8. 前記シート状媒体の種別を検出する種別検出部と、
    前記種別検出部により検出された種別に応じて、前記第2距離を更新する更新部と、
    をさらに備える請求項1から6の何れか1項に記載の加圧装置。
  9. シート状媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    中間転写ベルトの表面に形成された像担持体を前記シート状媒体に転写する転写部を備え、
    前記転写部は、
    接近および離間可能に設けられ、前記シート状媒体を挟んだ状態で少なくとも一方が回転することにより前記シート状媒体に圧力を加えながら送り出す第1押当部および第2押当部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離を変更する駆動部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離を検出する距離検出部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離が、設定された目標値となるように前記駆動部を制御する制御部と、
    前記目標値を設定する目標設定部と、
    を有し、
    前記目標設定部は、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間に前記シート状媒体が存在しない場合、前記目標値を、前記シート状媒体の厚さよりも長い第1距離に設定し、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間に前記シート状媒体および前記像担持体が存在する場合、前記目標値を、前記シート状媒体に目標圧力を加える第2距離に設定する
    画像形成装置。
  10. シート状媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    表面に像担持体が転写された前記シート状媒体を加圧および加熱する定着部を備え、
    前記定着部は、
    接近および離間可能に設けられ、前記シート状媒体を挟んだ状態で少なくとも一方が回転することにより前記シート状媒体に圧力を加えながら送り出す第1押当部および第2押当部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離を変更する駆動部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離を検出する距離検出部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離が、設定された目標値となるように前記駆動部を制御する制御部と、
    前記目標値を設定する目標設定部と、
    を有し、
    前記目標設定部は、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間に前記シート状媒体が存在しない場合、前記目標値を、前記シート状媒体の厚さよりも長い第1距離に設定し、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間に前記シート状媒体および前記像担持体が存在する場合、前記目標値を、前記シート状媒体に目標圧力を加える第2距離に設定する
    画像形成装置。
  11. 表面の一部に像担持体が形成されるシート状媒体に対して、圧力を加える加圧装置の制御方法であって、
    前記加圧装置は、
    接近および離間可能に設けられ、前記シート状媒体を挟んだ状態で少なくとも一方が回転することにより前記シート状媒体に圧力を加えながら送り出す第1押当部および第2押当部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離を変更する駆動部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離を検出する距離検出部と、
    前記第1押当部と前記第2押当部との間の距離が、設定された目標値となるように前記駆動部を制御する制御部と、
    前記目標値を設定する目標設定部と、
    を備え、
    前記目標設定部が、前記第1押当部と前記第2押当部との間に前記シート状媒体が存在しない場合、前記目標値を、前記シート状媒体の厚さよりも長い第1距離に設定するステップと、
    前記目標設定部が、前記第1押当部と前記第2押当部との間に前記シート状媒体および前記像担持体が存在する場合、前記目標値を、前記シート状媒体に目標圧力を加える第2距離に設定するステップと、
    を含む加圧装置の制御方法。
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