JP6019965B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
この中間転写方式の画像形成装置は、小型化を図り易い点や、最終的に顕像が転写される記録媒体の種類の制約が少ないという利点があるため、特にカラー画像形成装置として多用されている。
例えば、特許文献1には、中間転写体である中間転写ベルトを二次転写ローラと対向して裏面を支持する二次転写対向ローラを有し、その二次転写対向ローラと同軸状にカム部材を、二次転写ローラと同軸状に空転コロを互いに当接可能に設けた画像形成装置が開示されている。
これは特に、厚さが厚い記録シート(「厚紙」という)を通紙する場合に、その先端が二次転写ニップに進入する際に、中間転写ベルトと二次転写ローラへの衝突による負荷変動や振動の発生を低減して、良好な画像を得るのに有効である。
そのため、厚紙が二次転写ニップに進入する際に適切な隙間を有するように、カム部材が回転を開始すると、厚さの薄い記録シート(「薄紙」という)や普通紙が二次転写ニップに進入する際には、その隙間が大きすぎてしまう。すると、中間転写ベルトと二次転写ローラの離間が解除されたときに両者に戻しショックが加わり、負荷変動や振動が発生して、異常画像発生の原因となるという問題があった。
上記二次転写部材を上記中間転写ベルトに接触する方向に押圧する押圧手段と、
上記二次転写部材を上記押圧手段による押圧力に抗して上記中間転写ベルトから離間させて上記二次転写ニップに所定の隙間を形成する第1の位置と、上記二次転写部材を上記中間転写ベルトから離間させる力を解除して上記隙間をなくし、上記記録媒体が上記二次転写ニップで搬送される際にトナー像を二次転写するためのニップ圧が得られるようにする第2の位置とに回転可能であって、上記第1の位置から上記第2の位置へ向けて回転することにより上記二次転写対向ローラと上記二次転写部材との軸間距離を次第に小さくするカム部材と、
上記記録媒体を上記二次転写ニップに進入させるのに先立って、上記カム部材を上記第1の位置にして上記二次転写ニップに所定の隙間を形成した状態にし、その記録媒体の先端が上記二次転写ニップに進入する前に、上記カム部材を上記第2の位置に向けて回転を開始させ、そのカム部材の回転を開始させるタイミングを上記記録媒体の厚さが厚い場合は薄い場合より遅くし、上記記録媒体の先端が上記二次転写ニップに進入する際には、上記カム部材が上記第1の位置と上記第2の位置との間に位置するように制御する接離制御手段とを設けたことを特徴とする。
図1は、この発明による画像形成装置の一実施形態としてタンデム型間接転写方式の電子写真装置であるカラー複写装置の内部の概略構成を示す図である。
このカラー複写装置は、プリンタ部100と、そのプリンタ部100が載置される給紙テーブル200と、プリンタ部100上に取り付けられたスキャナ部300と、そのスキャナ部300上に搭載された原稿自動搬送装置(ADF)400等によって構成されている。
画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kは、それぞれ像担持体である感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kと、現像ユニット61Y,61M,61C,61K(61Yと61Kのみ符号を付し、他の現像ユニットの符号は図示の都合で省略している)と、感光体クリーニング装置63Y,63M,63C,63K(63Yのみ符号を付し、他の感光体クリーニング装置の符号は図示の都合で省略している)とを有している。
中間転写ベルト10等を具備する転写ユニット17は、中間転写ベルト10のループ内側に一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kを有している。各一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kは、Y,M,C,K用の一次転写ニップの裏側で中間転写ベルト10を感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kに向けて押圧している。
また、感光体クリーニング装置63Y,63M,63C,63Kは、一次転写ニップを通過した後の感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kに付着している転写残トナーをクリーニングする。
このプリンタ部100では、中間転写ベルト10の移動方向に沿って並んで配設された4個の画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kによって、像担持体上にトナー像を形成する画像形成部が構成されている。
各感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kの表面は、それぞれその光書込処理に先立って、各画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kの帯電手段(帯電チャージャ等)によって一様に帯電される。
この二次転写ニップには、シート状の記録媒体(以下、記録シートという)が所定のタイミングで送り込まれる。そして、中間転写ベルト10上に転写された4色重ね合わせのトナー像がこの二次転写ニップで記録シート上に一括転写される。
そして、図示していない走査パネルのスタートスイッチを押す。すると、原稿がADF400にセットされている場合には、原稿がコンタクトガラス32上に搬送される。
また、手差しトレイ51を用いる場合には、給紙ローラ50が回転駆動して、手差しトレイ51上の記録シートを送り出し、その記録シートを分離ローラ52で分離しながら手差し給紙路53に送り込み、給紙路48の末端付近に搬送する。
図2は、図1における二次転写ローラ24と二次転写対向ローラ16を含む二次転写部を構成する部分の拡大縦断面図である。
二次転写ローラ24は、円筒状の中空芯金24aと、その外周面に固定された弾性材料からなる弾性層24bと、その外周面に被覆された表面層24cとから構成されている。その中空芯金24aの軸線方向の両端面からそれぞれ、第1軸部材24d及び第2軸部材24eが突出して回転軸線方向に延在している。さらに、その第1軸部材24d及び第2軸部材24eには、それぞれ第1空転コロ112及び第2空転コロ113が固着されている。
弾性層24bについては、JIS−A硬度で70[°]以下にするのが望ましい。二次転写ローラ24に図示しないクリーニングブレードを当接させる場合は、弾性層24bが柔らかすぎると様々な不具合を引き起こす恐れがある。そのため、この弾性層24bはJIS−A硬度で40[°]以上にするのが望ましい。
その弾性層24bは、7.5[LogΩ]程度の抵抗を持つように抵抗値が調整された導電性ゴム材料から構成されている。その導電性ゴム材料としては、導電性のエピクロルヒドリンゴムや、カーボンを分散させたEPDMやSiゴム、イオン導電機能を有するNBRやウレタンゴムなどを使用することができる。
表面層24cの材料としては、低摩擦係数で且つ良好なトナー離型性を発揮するフッ素樹脂系の樹脂にカーボンやイオン導電剤などの抵抗調整材を含有させたものが好適である。しかし、この表面層24cを省略してもよい。
すなわち、二次転写ローラ24を第1、第2軸部材24d,24e及び各玉軸受151を介して支持しているローラユニット保持体150は、図3に示すように、長手方向の一端部側が支持軸152によって図示していない装置固定部に回動可能に支持されている。そのローラユニット保持体150の長手方向の他端部側と装置固定部との間に、圧縮コイルバネ153を介装している。
したがって、このローラユニット保持体150及び圧縮コイルバネ153等によって、二次転写ローラ24を中間転写体である中間転写ベルト10に接触する方向に押圧する押圧手段を構成している。
中空芯金16cの外周面上に固定された弾性層16dは、6.0[LogΩ]以下の抵抗となるようなEPゴム材料から構成されている。また、その弾性層16dを構成するゴム材料としては、JIS−A硬度で70[°]程度の弾性を有するEPゴムを用いるとよい。
この第1偏心カム110及び第2偏心カム111が後述する第1の位置と第2の位置に回転可能なカム部材である。
このカム駆動モータ120は、接離制御部160によってその回転駆動のタイミング及び駆動量を制御される。
これにより、二次転写ローラ24を二次転写対向ローラ16(ひいては中間転写ベルト10)から遠ざける方向に移動させ、二次転写対向ローラ16と二次転写ローラ24との軸間距離Lを大きくする。
したがって、貫通軸部材16aに回転力を伝達するための駆動伝達機構を軸線方向の一端側に設けるだけで、両端側の第1偏心カム110と第2偏心カム111をそれぞれ回転させることができる。
そして、貫通軸部材16aが所定の回転角度範囲に位置すると、被検知円盤103の被検部103aが、センサブラケット106cに取り付けられた光学センサ104の発光素子104aと受光素子104bとの間に入り込んで両者間の光路を遮断する。光学センサ104の受光素子104bは、発光素子104aからの光を受光すると受光信号を接離制御部160に送信する。
このときの押し返し量(以下、「押し下げ量」という)は、偏心カム部110a,111aの回転角度位置によって決まる。その二次転写ローラ24の押し下げ量が大きくなるほど、二次転写対向ローラ16と二次転写ローラ24との軸間距離Lが大きくなる。
図3〜図5は、図2に示した二次転写部における要部の概略側面図である。そして、図3は中間転写ベルト10と二次転写ローラ24との二次転写ニップに記録シートが進入する直前の状態、図4は二次転写ニップに記録シートが進入した状態、図5は二次転写ニップから記録シートが抜けた直後の状態を、それぞれ示している。
記録シートPを二次転写ニップに進入させる際には、図3に示すように、二次転写対向ローラ16側に設けられた第1、第2偏心カム110,111の偏心カム部110a,111aを、二次転写ローラ24側に設けられた第1、第2空転コロ112,113に突き当てる位置(カム位置A)で、二次転写対向ローラ16の貫通軸部材16aの回転を停止させている。
つまり、記録シートPを二次転写ニップに進入させるときには、第1、第2偏心カム110,111を第1の位置であるカム位置Aにして、二次転写ローラ24の押し下げを実施し、二次転写ローラ24と中間転写ベルト10による二次転写ニップに所定の隙間Xを形成する。
そのため、記録シートPが二次転写ニップに進入した後には、図4に示すように、二次転写対向ローラ16側の第1、第2偏心カム110,111が、二次転写ローラ24側の第1、第2空転コロ112,113に突き当てない位置(カム位置B)になるように、その進入直前に二次転写対向ローラ16の貫通軸部材16aを回転させる。
その後、記録シートPが二次転写ニップで搬送されながらトナー像を二次転写する画像転写中は、二次転写対向ローラ16側の第1、第2偏心カム110,111を、二次転写ローラ24側の第1、第2空転コロ112,113に突き当てない第2の位置であるカム位置Bに保ち続ける。
それによって、記録シートPが二次転写ニップを抜ける際の、中間転写ベルト10及び二次転写ローラ24に対する負荷変動を軽減することができる。
しかし、その当接動作開始タイミングが、記録シートPの先端が二次転写ニップに進入する時点より常に一定時間前の時点であると、記録シートPの先端が二次転写ニップに進入する時点での二次転写ローラ24と中間転写ベルト10との間の隙間が常に略一定になる。
図6及び図7は、第1、第2偏心カム110,111の回転による二次転写ローラ24と二次転写対向ローラ16との軸間距離(図2にLで示した)の変化と各動作、及び記録シートが二次転写ニップを通過する期間との関係を示すタイミング図である。そして、図6は記録シートが厚紙の場合の例、図7は記録シートが薄紙の場合の例を示す。
そして、記録シートPの後端が近付くと、第1、第2偏心カム110,111を再び時計方向又は反時計方向へ回転させるが、同一半径の円形部が第1、第2空転コロ112,113に対向して当接しない間は軸間距離が最小になったままであり、この期間の動作を「離間前予備動作」という。
その当接動作開始タイミングαは、記録シートの先端が二次転写ニップに進入する時点での、二次転写ローラ24と中間転写ベルト10による二次転写ニップにおける隙間Xから記録シートの厚さを減算した値が、記録シートの紙厚に係わらず略一定になるように決定する。
接離制御部160は、カム駆動モータ120を駆動して第1、第2偏心カム110,111を回転させた際に、前述したように、光学センサ104の受光素子104bからの受光信号が途絶えたタイミングや、そのタイミングからのカム駆動モータ120の回転量に基づいて、第1、第2偏心カム110,111の回転角度位置を把握することができる。
カム部材を往復動作させることによって、当接動作と離間動作の各々でカム部材の回転角度を大きく使うことができ、接離トルクを小さくすることができる。
しかし、二次転写ローラ24を、記録シートの先端が二次転写ニップへ進入する際、及び記録シートの後端が二次転写ニップから抜ける際にのみ、中間転写ベルトの外周面の移動速度と略同じ外周速度で回転駆動し、それ以外の期間は回転自在にするようにしてもよい。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、図1に示したカラー複写装置に限らず、カラープリンタ、カラーファクシミリ装置や、それらの複数の機能を備えた複合機など、この発明による二次転写部の動作を実行し得る機構を備えた各種の画像形成装置に適用できる。
さらに、二次転写部材として二次転写ローラに代えて、二次転写ベルトを使用する画像形成装置にも適用できる。
その他、この発明の実施形態は、特許請求の範囲の請求項1に規定する範囲内で、その構成を適宜追加、変更又は省略することができる。
16:二次転写対向ローラ 16a:貫通軸部材 16b:ローラ部
16c:中空芯金 16d:弾性層 16e:玉軸受 17:転写ユニット
18Y,18M,18C,18K:画像形成ユニット
20Y,20M,20C,20K:感光体ドラム 21:光書込ユニット
22:用紙搬送ベルト 24:二次転写ローラ 24a:中空芯金
24b:弾性層 24c:表面層 24d:第1軸部材 24e:第2軸部材
25:定着装置 44:給紙カセット 49:位置決めローラ対
51:手差しトレイ 62Y,62M,62C,62K:一次転写ローラ
80,81:ボルト
103:被検知円盤 103a:被検部 104:光学センサ
105:駆動受入プーリ 106a:第1側板 106b:第2側板
106c:センサブラケット 107:第1軸受 108:第2軸受
109:端子板 110:第1偏心カム 111:第2偏心カム
110a,111a:偏心カム部 112:第1空転コロ 113:第2空転コロ
114:駆動ギア 115,116:絶縁部材 120:カム駆動モータ
130:高圧電源 150:ローラユニット保持体 151:玉軸受
152:支持軸 153:圧縮コイルバネ 160:接離制御部
200: 給紙テーブル 300:スキャナ部 400:原稿自動搬送装置(ADF)
Claims (8)
- 像担持体上にトナー像を形成する画像形成部と、前記像担持体上に形成されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、該中間転写ベルトとの間に二次転写ニップを形成する二次転写部材と、該二次転写部材に対向して前記中間転写ベルトを裏面から支持する二次転写対向ローラとを備え、該二次転写ニップを通過する記録媒体に前記中間転写ベルト上のトナー像を二次転写する画像形成装置において、
前記二次転写部材を前記中間転写ベルトに接触する方向に押圧する押圧手段と、
前記二次転写部材を前記押圧手段による押圧力に抗して前記中間転写ベルトから離間させて前記二次転写ニップに所定の隙間を形成する第1の位置と、前記二次転写部材を前記中間転写ベルトから離間させる力を解除して前記隙間をなくし、前記記録媒体が前記二次転写ニップで搬送される際にトナー像を二次転写するためのニップ圧が得られるようにする第2の位置とに回転可能であって、前記第1の位置から前記第2の位置へ向けて回転することにより前記二次転写対向ローラと前記二次転写部材との軸間距離を次第に小さくするカム部材と、
前記記録媒体を前記二次転写ニップに進入させるのに先立って、前記カム部材を前記第1の位置にして前記二次転写ニップに所定の隙間を形成した状態にし、前記記録媒体の先端が前記二次転写ニップに進入する前に、前記カム部材を前記第2の位置に向けて回転を開始させ、該カム部材の回転を開始させるタイミングを前記記録媒体の厚さが厚い場合は薄い場合より遅くし、前記記録媒体の先端が前記二次転写ニップに進入する際には、前記カム部材が前記第1の位置と前記第2の位置との間に位置するように制御する接離制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記接離制御手段は、前記記録媒体の先端が前記二次転写ニップに進入する時点で、前記二次転写ニップにおける隙間量から前記記録媒体の厚さを減じた値が、該記録媒体の厚さに係わらず略一定になるように、前記カム部材の回転を開始するタイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記接離制御手段は、前記記録媒体の後端が前記二次転写ニップを抜ける際に、前記カム部材を前記第2の位置から前記第1の位置に向けて回転させ、前記記録媒体の後端が前記二次転写ニップを抜ける時点で前記二次転写ニップに隙間を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記接離制御手段は、前記カム部材を前記第1の位置から前記第2の位置へ回転させるときと、前記第2の位置から前記第1の位置に向けて回転させるときに、該カム部材を同一方向へ回転させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記接離制御手段は、前記カム部材を前記第1の位置から前記第2の位置へ回転させるときと、前記第2の位置から前記第1の位置に向けて回転させるときとで、該カム部材を往復動作させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記カム部材は、前記第1の位置に回転したときは前記二次転写対向ローラと前記二次転写部材との軸間距離を最大にし、前記第2の位置に回転した時には前記軸間距離を最小にすることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記二次転写部材は、前記中間転写ベルトが回転又は回動しているときは、該中間転写ベルトの外周面の移動速度と略同じ外周速度で回転駆動されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記二次転写部材は、前記記録媒体の先端が前記二次転写ニップへ進入する際、及び該記録媒体の後端が前記二次転写ニップから抜ける際にのみ、前記中間転写ベルトの外周面の移動速度と略同じ外周速度で回転駆動され、それ以外の期間は回転自在になることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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