JP6436383B2 - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転写装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置の転写装置として、像担持体とニップ形成部材とで形成した転写ニップに挟み込んだ記録媒体に、像担持体上からトナー像を転写するものが知られている。
特許文献1に記載の画像形成装置には、前記転写装置として、感光体から中間転写ベルトに一次転写されトナー像を、記録媒体である用紙に二次転写する二次転写装置が設けられている。この二次転写装置は、中間転写ベルトおもて面に接する二次転写ローラと、二次転写ローラと対向し中間転写ベルト裏面に接する二次転写対向ローラとを有する。また、前記二次転写装置は、中間転写ベルトと二次転写ローラとを接離させる回転カムを有する接離機構を備えている。前記回転カムは、高さが異なる2つの凸部と、各凸部の間を繋ぎこれらよりも小径な2つの小径部とを周縁に有しており、二次転写対向ローラと同軸上に設けられている。
前記二次転写装置では、用紙が二次転写ニップへ進入するのに先立って回転カムを駆動し、厚紙では高いほうの凸部を薄紙では低いほうの凸部を二次転写ローラの軸上の空転コロに突き当てて、付勢バネの付勢力に抗して二次転写ローラを押し下げる。これにより、二次転写ローラを中間転写ベルトから離間させ紙厚に応じた所定離間量の隙間を形成し、二次転写ニップへの用紙進入時のショックジターを低減できる。また、用紙の先端を前記隙間に進入させた直後に、回転カムを駆動して小径部を空転コロに対向させる。小径部と空転コロとが対向する状態では、小径部と空転コロとが非接触となるので、付勢バネの付勢力によって二次転写ローラが中間転写ベルトに押し付けられ、二次転写ニップで十分な転写圧を発揮させて転写不良の発生を抑える。また、用紙が二次転写ニップから抜けるときにも、回転カムを駆動し紙厚に応じた凸部を空転コロに突き当てて、中間転写ベルトと二次転写ローラとを離間させ、二次転写ニップを用紙が抜けるときのショックジターを低減できる。
一般に、複数枚の用紙に連続して画像を形成する連続印刷を行うときには、同じ厚さの用紙だけを用いて連続印刷が行われることが多いが、異なる厚さの用紙を用いて連続印刷を行う場合も有り得る。この場合、先行する用紙と後行する用紙とで厚さが異なるときに、先行する用紙が二次転写ニップを抜けた後、先行する用紙と後行する用紙との紙間領域が二次転写ニップを通過している間に、後行する用紙の厚さに応じた前記離間量に変更することになる。
しかしながら、前記二次転写装置では、空転コロと高いほうの凸部とが突き当たる姿勢と、空転コロと低いほうの凸部とが突き当たる姿勢とを、回転カムを回転させて変更する途中に小径部と空転コロとが対向する姿勢となる。そのため、二次転写ローラと中間転写ベルトとが離間した状態から二次転写ローラと中間転写ベルトとが一旦接触した後、再度、二次転写ローラと中間転写ベルトとが離間した状態になる。そして、二次転写ローラと中間転写ベルトとが一旦接触したときに、感光体から中間転写ベルトにトナー像の一次転写が行われていると、接触時の衝撃による中間転写ベルトの突発的な速度変動によって、ショックジターが発生してしまう。
上記課題を解決するために、本発明は、像担持体との間で記録媒体を挟み込む転写ニップを形成する接触部材と、前記像担持体と前記接触部材とを接離させる回転可能なカム部材を有する接離手段とを備えた転写装置において、前記カム部材は、前記像担持体側に設けられ、対向部材と当たり前記像担持体と前記接触部材との離間量が第一間隔となる第一周縁部と、該対向部材と当たらず該像担持体と該接触部材とが接触する第二周縁部と、カム部材回転方向で該第一周縁部と該第二周縁部との間に位置し、該対向部材と当たり該離間量が該第一間隔よりも小さな第二間隔となる第三周縁部とを有し、前記カム部材は正逆転可能であり、前記カム部材の周縁に、前記第一周縁部と第二周縁部とをつなぐ第一傾斜部と、前記第一周縁部に対してカム部材回転方向で該第一傾斜部側とは反対側に位置し該第一周縁部と該第二周縁部とをつなぎ該第一傾斜部よりも傾斜勾配が小さい第二傾斜部とを有しており、該第二傾斜部の途中に前記第三周縁部を設け、記録媒体が前記転写ニップに突入するタイミングに合わせて、前記第一周縁部から前記第一傾斜部を介して前記第二周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とで記録媒体を挟み込む第一接触動作と、前記第三周縁部から前記第二傾斜部を介して前記第二周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とで記録媒体を挟み込む第二接触動作とを有し、前記第一接触動作と前記第二接触動作とが、記録媒体の種類に応じて選択可能であることを特徴とする。
以上、本発明によれば、像担持体と接触部材との離間量を第一間隔と第二間隔とで変えるときに、ショックジターが発生するのを抑制できるという優れた効果がある。
実施形態に係る二次転写ギャップ補正カムのカム線図。 実施形態に係る画像形成装置の正面概略図。 実施形態に係る実施例の転写部の正面概略図。 実施形態に係る実施例の転写部の正面概略図。 二次転写ニップの周囲構成を示す拡大断面図。 二次転写ニップの周囲構成を示す斜視図。 実施形態に係る二次転写ギャップ補正カムのカム線図。 実施形態に係る接触動作と離間動作と準備動作とのタイミングチャート。
図2において、レーザープリンタ等の画像形成装置は、画像情報に基づいて光書込装置101より出射された光ビームによって回転駆動する感光体102に潜像を形成する。形成された潜像は現像装置103によってトナー像に顕像される。多色画像形成装置では主にブラック、マゼンタ、シアン、イエロー色用の感光体102によって、それぞれの色のトナー像が形成される。前記各色のトナー像は一次転写装置104によって感光体102同様に駆動する中間転写ベルト21上に順次転写され、多色トナー像を中間転写ベルト21上に形成する。中間転写ベルト21上の多色トナー像は二次転写装置106で、供給搬送装置107によって搬送されてきた記録媒体である用紙Pに転写される。画像が転写された用紙Pは定着装置109によって熱定着され排出される。
ここで、二次転写装置106の二次転写部に用紙Pが突入する時に、搬送方向の衝突力や、用紙Pの厚みを乗り越える時の反力による衝撃で、中間転写ベルト21の駆動速度に変動が生じることがある。中間転写ベルト21の駆動速度に変動があると、一次転写装置104では感光体102と中間転写ベルト21との相対速度も変動してしまうため転写ブレが生じて、搬送方向に垂直な横すじ画像となってしまう。駆動速度の変動だけでなく衝撃振動が一次転写装置104の一次転写部に伝搬しても、転写ブレや転写率変動が生じて、搬送方向に垂直な横すじ画像となってしまう。二次転写装置106の二次転写部から用紙Pが抜ける時も、用紙Pの厚みがなくなる瞬間の衝撃で、一次転写装置104の一次転写部で転写ブレや転写率変動が生じて、搬送方向に垂直な横すじ画像が発生することがある。
図3、図4において、中間転写ベルト21はベルト形状で二次転写部では弾性体の二次転写対向ローラ24によって張られている。ローラユニット保持体40は回転軸41を中心に回転可能に設けられており、転写圧スプリング45によって中間転写ベルト21に押圧されている。ローラユニット保持体40とともに押圧された二次転写ローラ30によって二次転写対向ローラ24は、転写圧スプリング45の押圧力によって押しつぶされ、二次転写ニップNを形成する。二次転写ローラ30と同軸上には、軸方向両端にそれぞれ玉軸受34と玉軸受35(図4参照)が設けられており、二次転写対向ローラ24には玉軸受34,35の対向する位置に、二次転写ギャップ補正カム50,51が設けられている。
二次転写ギャップ補正カム50は回転中心から外形までの半径が回転角によって変化する形状となっている。図3に示すように、二次転写ギャップ補正カム50の半径最小の位置が玉軸受に向いているときには、二次転写ギャップ補正カム50と玉軸受34とは離れており、二次転写ローラ30と中間転写ベルト21とが所定の押圧力で接触された状態となっている。図4に示すように、二次転写ギャップ補正カム50の半径が最大の位置が玉軸受34に向いているときには、二次転写ギャップ補正カム50が玉軸受34と接触し、二次転写ローラ30と中間転写ベルト21とは離間した状態となる。
図5は、二次転写ニップの周囲構成を示す拡大断面図である。また、図6は、二次転写ニップの周囲構成を示す斜視図である。これらの図において、二次転写ローラ30は、ローラ部31と、これの軸線方向の両端面からそれぞれ突出して回転軸線方向に延在する軸部材32,33と、後述する玉軸受34,35とを有している。また、ローラ部31は、円筒状の中空芯金31aと、これの周面に固定された弾性材料からなる弾性層31bと、これの周面に固定された表面層31cとを具備している。
中空芯金31aを構成する金属としては、ステンレス、アルミニウムなどを例示することができるが、これらの材料に限定されるものではない。弾性層31bについては、JIS−A硬度で70[°]以下にすることが望ましい。しかし、ローラ部31には、クリーニングブレード39を当接させていることから、弾性層31bが柔らかすぎると様々な不具合を引き起こしてしまう。よって、弾性層31bについては、JIS−A硬度で40[°]以上にすることが望ましい。ある程度の導電性を発揮するエピクロルヒドリンゴムにより、JIS−A硬度で50[°]程度の弾性層31bを形成している。
導電性を発揮するゴム材料として、前述した導電性のエピクロルヒドリンゴムの代わりに、カーボンを分散せしめたEPDMやSiゴム、イオン導電機能を有するNBR、ウレタンゴムなどを使用してもよい。ゴム材料の多くがトナーに対して良好な化学的親和性を発揮したり、比較的大きな摩擦係数を発揮したりすることから、ゴムからなる弾性層31bの表面には、表面層31cを被覆している。これにより、ローラ部31表面に対するトナー付着を抑えたり、ブレードとの摺擦負荷を低減したりしている。表面層31cの材料としては、低摩擦係数で且つ良好なトナー離型性を発揮するフッ素樹脂系樹脂にカーボンやイオン導電剤などの抵抗調整材を含有させたものが好適である。
二次転写ローラ30は、中間転写ベルト21と接触しながら回転する際に、ベルトと微小な線速差をもつことがある。この線速差によってベルトをスリップさせないように、表面層31cとしては、摩擦係数を0.3以下に調整している。中間転写ベルト21については、各色の画像を色ズレなく重ねて転写する狙いから、一定速度で駆動することが求められるため、二次転写ローラ30の表面層31cの表面摩擦抵抗を低くすることは重要である。
二次転写ローラ30は、二次転写対向ローラ24に掛け回されている中間転写ベルト21に向けて付勢されている。中間転写ベルト21を掛け回している二次転写対向ローラ24は、円柱状の本体部であるローラ部24bと、ローラ部24bの回転中心箇所に対して回転軸線方向に貫通しつつ、ローラ部24bを自らの表面上で空転させる貫通軸部材24aとを有している。貫通軸部材24aは、金属からなり、その周面上でローラ部24bを自在に空転させる。本体部としてのローラ部24bは、ドラム状の中空芯金24cと、これの周面上に固定された弾性材料からなる弾性層24dと、中空芯金24cの軸線方向両端にそれぞれ圧入された玉軸受24eとを具備している。玉軸受24eが中空芯金24cを支えながら、中空芯金24cとともに貫通軸部材24a上で回転する。弾性層24dは、中空芯金24cの外周面に圧入されている。
貫通軸部材24aは、中間転写ベルト21を張架する転写ユニットの側板28に固定された軸受52と、側板29に固定された軸受53とにより、回転自在に支持されている。但し、プリントジョブ時における殆どの時間は、回転駆動されずに停止している。そして、中間転写ベルト21の無端移動に伴って連れ回ろうとするローラ部24bを、自らの周面上で自在に空転させる。
中空芯金24cの周面上に固定された弾性層24dは、7.5[LogΩ]以上の抵抗を発揮するように、イオン導電剤の添加によって抵抗値が調整された導電性ゴム材料から構成されている。弾性層24dの電気抵抗を所定の範囲に調整しているのは、次の理由による。すなわち、A5サイズなどといった、ローラ軸線方向のサイズが比較的小さな記録シートを使用する際に、二次転写ニップ内において、記録シートの介在なしにベルトとローラとが直接接触している箇所に転写電流を集中させてしまうのを防止する狙いからである。弾性層24dの電気抵抗を、記録シートの抵抗よりも大きな値にすることで、そのような転写電流の集中を抑えることが可能になる。
また、弾性層24dを構成する導電性ゴム材料としては、Asker−C硬度で40[°]程度の弾性を発揮するように、発泡ゴムを用いている。このような発泡ゴムで弾性層24dを構成することで、二次転写ニップ内で弾性層24dを厚み方向に柔軟に変形させて、シート搬送方向にある程度の広さを有する二次転写ニップを形成することができる。
なお、本複写機では、既に述べたように、二次転写ローラ30にクリーニングブレード39を当接させる都合上、二次転写ローラ30のローラ部の材料として、弾性に富む材料を使用することが困難である。そこで、二次転写ローラ30の代わりに、二次転写対向ローラ24のローラ部24bを弾性変形させるようにしている。
二次転写対向ローラ24の貫通軸部材24aにおいて、長手方向の全領域のうち、ローラ部24bの中に位置していない両端部領域に、二次転写ギャップ補正カム50,51を固定して設けている。具体的には、貫通軸部材24aの長手方向の一端部領域には、二次転写ギャップ補正カム50を固定している。二次転写ギャップ補正カム50は、回転カム部50aと、真円形のコロ部50bとを軸線方向に並べて一体形成したものである。コロ部50bに貫通させたネジ80を貫通軸部材24aに螺合させることで、二次転写ギャップ補正カム50を貫通軸部材24aに固定している。また、貫通軸部材24aの長手方向の他端部領域には、二次転写ギャップ補正カム50と同様の構成の二次転写ギャップ補正カム51を固定している。
貫通軸部材24aの軸線方向における二次転写ギャップ補正カム51よりも外側の領域には、駆動受入ギヤ54を固定している。また、この駆動受入ギヤ54の更に外側には、被検知円盤59を固定している。
一方、転写ユニットの側板29には、カム駆動モータ58を固定するとともに、入出力ギヤユニットを回転自在に固定している。入出力ギヤユニットは、カム駆動モータ58のモータギヤ57に噛み合って駆動力を受け入れる入力ギヤ部55と、貫通軸部材24aに固定された駆動受入ギヤ54に対し噛み合って駆動力を伝達する出力ギヤ部56とを、軸線方向に並べて一体形成したものである。カム駆動モータ58を駆動することにより、貫通軸部材24aを回転させることが可能である。この際、貫通軸部材24aを回転させても、ローラ部24bについては貫通軸部材24a上で自在に空転させることが可能であるので、ベルトによるローラ部24bの連れ回りを阻害することはない。
貫通軸部材24aが所定の回転角度位置で回転を停止させると、二次転写ギャップ補正カム50及び二次転写ギャップ補正カム51の凸部が二次転写ローラ30と突き当たり、二次転写ローラ30を転写圧スプリング45の付勢力に抗して押し返す。これにより、二次転写ローラ30を二次転写対向ローラ24ひいては中間転写ベルト21から遠ざける方向に移動させることで、二次転写対向ローラ24と二次転写ローラ30との軸間距離を調整する。
かかる構成では、二次転写ギャップ補正カム50、二次転写ギャップ補正カム51、カム駆動モータ58、各種ギヤ、上述したローラユニット保持体などにより、二次転写対向ローラ24と二次転写ローラ30との軸間距離を調整する距離調整手段が構成されている。そして、回転可能な支持回転体としての二次転写対向ローラ24は、その円柱状のローラ部24bに対して貫通せしめた貫通軸部材24a上で、ローラ部24bを自在に空転させる。貫通軸部材24aが回転すれば、貫通軸部材24aの軸線方向両端部にそれぞれ固定された二次転写ギャップ補正カム50,51が一体となって回転する。そのため、貫通軸部材24aに駆動を伝達するための駆動伝達機構を軸線方向の一端側に設けるだけで、両端側の回転カムをそれぞれ回転させることが可能である。よって、両端側にそれぞれ駆動伝達機構を設ける必要があった従来に比べて、距離調整手段のレイアウト自由度を向上させることができる。
本複写機では、二次転写ローラ30の中空芯金31aを接地している一方で、二次転写対向ローラ24の中空芯金24cに対してトナーと同極性の二次転写バイアスを印加する。これにより、二次転写ニップ内に、トナーを二次転写対向ローラ24側から二次転写ローラ30側に向けて静電移動させる二次転写電界を、両ローラ間に形成する。
二次転写対向ローラ24の金属製の貫通軸部材24aを回転自在に受けている軸受52は、導電性のすべり軸受けからなる。この導電性の軸受52には、二次転写バイアスを出力する高圧電源61が接続されている。高圧電源61から出力される二次転写バイアスは、導電性の軸受52を介して二次転写対向ローラ24に導かれる。そして、二次転写対向ローラ24内では、金属製の貫通軸部材24aと、金属製の玉軸受24eと、金属製の中空芯金24cと、導電性の弾性層24dとを順に伝わっていく。
貫通軸部材24aの一端に固定された被検知円盤59は、貫通軸部材24aの回転方向における所定の位置において軸線方向に立ち上がる被検部59aを有している。一方、カム駆動モータ58を支持しているモータブラケットには、光学センサ60が固定されている。貫通軸部材24aが回転する過程において、貫通軸部材24aが所定の回転角度位置に位置すると、被検知円盤59の被検部59aが、光学センサ60の発光素子と受光素子との間に入り込んで両者間の光路を遮断する。光学センサ60の受光素子は、発光素子からの光を受光すると受光信号を上述の制御部に送信する。制御部は、受光素子からの受光信号が途絶えたタイミングや、そのタイミングからのカム駆動モータ58の駆動量に基づいて、貫通軸部材24aに固定された二次転写ギャップ補正カム50,51の凸部の回転角度位置を把握する。
上述したように、二次転写ギャップ補正カム50,51は、所定の回転角度位置で二次転写ローラ30に突き当たって、二次転写ローラ30を転写圧スプリング45の付勢力に抗して二次転写対向ローラ24から遠ざける方向に押し返す。以下、この押し返しを「押し下げ」という。このときの押し返し量(以下、押し下げ量という)は、二次転写ギャップ補正カム50,51の凸部の突出量によって決まる。なお、二次転写ローラ30の押し下げ量が大きくなるほど、二次転写対向ローラ24と二次転写ローラ30との軸間距離が大きくなる。
二次転写ローラ30において、ローラ部31と一体になって回転する軸部材32には、玉軸受34が空転可能に設けられている。この玉軸受34は、外径がローラ部31よりも少し大きなドーナッツ円盤状の形状をしている。そして、それ自体が玉軸受としての機能を有しており、軸部材32の周面上で空転することができる。二次転写ローラ30の軸部材33には、玉軸受34と同様の構成の玉軸受35が空転可能に設けられている。
貫通軸部材24aの一端側に固定された二次転写ギャップ補正カム50は、所定の回転角度位置において、バネ付勢方向に二次転写ローラ30に連動する連動体としての玉軸受34における被突き当て面に突き当たる。このとき同時に、貫通軸部材24aの他端側に固定された二次転写ギャップ補正カム51が、連動体としての玉軸受35における被突き当て面に突き当たる。二次転写対向ローラ24の二次転写ギャップ補正カム50,51に突き当てられた玉軸受34,35は、その突き当てに伴って回転を阻止されるが、それによって二次転写ローラ30の回転が妨げられることはない。
玉軸受34,35が回転を停止しても、二次転写ローラ30の軸部材32,33は、玉軸受34,35から独立して自在に回転することができるからである。二次転写ギャップ補正カム50,51の突き当てに伴って玉軸受34,35の回転を停止させることで、両者の摺擦の発生を回避するとともに、摺擦によるベルト駆動モータや二次転写ローラ30の駆動モータのトルク上昇の発生を回避することもできる。
制御部は、次のような強制移動処理を実施するようになっている。すなわち、用紙Pの先端を二次転写ニップに進入させる前のタイミングである進入前タイミングで、カム駆動モータ58の駆動により、二次転写ギャップ補正カム50,51を所定の回転角度位置まで回転させる。そして、二次転写ローラ30を中間転写ベルト21から遠ざける方向に強制移動させる処理である。この強制移動処理により。二次転写ニップに記録シートを進入させる時に発生してしまう中間転写ベルト21に対する急激な負荷上昇を抑えて、ショックジターの発生を抑えることができる。なお、進入前タイミングとしては、記録シートをレジストローラ対95によって二次転写ニップに向けて送り出し始めたタイミングを採用している。
また、制御部は、次のような増圧処理を実施するようになっている。即ち、記録シートの先端を中間転写ベルト21と二次転写ローラ30との間に進入させた直後のタイミングである進入直後タイミングで、二次転写ギャップ補正カム50,51を、上述した所定の回転角度位置とは異なる回転角度位置まで回転させる。これにより、記録シートに対する転写圧を増大させる処理である。このような増圧処理により、シート進入直後において、進入前タイミングのときよりも転写圧を増大させることで、転写処理中に十分な転写圧を得て、転写不良の発生を抑えることができる。
強制移動処理については、上述した進入前タイミングに加えて、記録シートの後端が中間転写ベルト21と二次転写ローラ30との間をすり抜ける直前のタイミングである排出直前タイミングでも実施するようになっている。排出直前タイミングで強制移動処理を実施すると、シート後端がすり抜ける際の中間転写ベルト21に対する急激な負荷低下を抑えることが可能になるので、その急激な負荷低下に起因する画像濃度ムラの発生を抑えることができる。なお、以下、排出直前タイミングで実施する強制移動処理のことを、特に、減圧処理という。
図1及び図7に、本実施形態における二次転写ギャップ補正カム50のカム線図を示す。ここで、二次転写ギャップ補正カム50の半径が最大で玉軸受34と接触し二次転写ギャップGの量が最大となる位置を第一停留位置401とした。また、二次転写ギャップ補正カム50の半径が最小で二次転写ニップNの圧力が最大となる位置を第二停留位置402とした。また、第一停留位置401と第二停留位置402とは、第一傾斜部411によって滑らかにつながる形状とした。第一停留位置401から第一傾斜部411とは逆側に向う第二傾斜部412は、第一傾斜部411よりも傾斜勾配を小さくした(緩やかにした)。また、第二傾斜部412の途中に第三停留位置403を設定した。
第一停留位置401での転写ギャップ量は、搬送される用紙Pの最大の厚みよりも大きく設定している。そして、用紙Pが二次転写部に突入する瞬間には、用紙Pの厚みよりも0.1[mm]ほど広めの転写ギャップ量になるように、第一停留位置401からの回転開始タイミングを調整している。用紙Pが二次転写部に突入してから、画像が二次転写部に進入するまでの数ミリ秒の間に、二次転写ギャップ補正カム50が第一傾斜部411を介して第二停留位置402に回転移動し、画像の転写に必要な転写圧となるニップ状態を得る第一接触動作を用意した。
用紙Pが厚ければ、転写ギャップ量がゼロになるときの衝撃力を用紙Pが吸収するが、用紙Pが薄い場合には前記衝撃力を用紙Pで吸収しにくくなる。そのため、二次転写部で発生した衝撃が、中間転写ベルト21を伝って一次転写装置104の位置まで伝搬し、感光体102から中間転写ベルト21に転写される画像が伸び縮みする。その結果、中間転写ベルト21から用紙Pに転写された画像に、用紙搬送方向と垂直な横すじ画像が発生してしまう。
一方で、用紙Pが薄い場合には、第一停留位置401での転写ギャップ量よりも狭いギャップ量で用紙Pを二次転写部に突入させても問題とならない。また、用紙Pが二次転写部に突入する時の転写ギャップ量が狭ければ、ギャップ量を狭くする速度を緩やかにしても画像が二次転写部に進入するまでに、転写に必要なニップ状態まで移動できる。そのため、本実施形態では用紙Pが薄い場合に、二次転写ギャップ補正カム50を第二傾斜部412を通る回転方向で動作するようにした。
しかし、この場合には、第一停留位置401から二次転写ギャップ補正カム50の回転を開始すると、用紙Pが二次転写ニップに突入するまでの時間を必要としてしまい、先行する用紙Pと後続の用紙Pとの隙間を広くする必要が生じる。そこで、二次転写ギャップ補正カム50の第二傾斜部412の途中に第三停留位置403を設け、第二傾斜部412を通過する回転動作のときには、第三停留位置403から二次転写ギャップ補正カム50の回転を開始するようにした。そして、第三停留位置403から第二傾斜部412を介して第二停留位置402に二次転写ギャップ補正カム50が回転し、画像の転写に必要な転写圧となるニップ状態を得る第二接触動作を用意した。
本実施形態の画像形成装置においては、用紙Pの種類によって第一接触動作と第二接触動作とを選択可能としており、厚みが厚い用紙Pでは第一接触動作を行い、厚みが薄い用紙Pでは第二接触動作を行うように設定している。なお、この設定は、使用者も容易に変更可能であり、使用者の好みに合わせて選択可能である。例えば、用紙Pとしてコート紙を用いる場合、紙のコシが強いためショックジターが発生し易いことから、用紙Pが二次転写部に突入するときには第三停留位置403とし第二接触動作を行う。
また、二次転写ギャップ補正カム50の第一停留位置または第三停留位置からの回転開始タイミングも調整可能としており、第一接触動作または第二接触動作の中でも、様々な用紙Pの厚みに対応して適切なギャップ量を設定できるようにしている。用紙Pが薄くなるほど回転開始タイミングを早くすれば、図1における用紙突入の位置が第一停留位置401または第三停留位置403から遠ざかるので、用紙Pが二次転写部に突入する時にはギャップ量を用紙Pが薄くなった分、狭く設定できる。この設定は、使用者も容易に変更可能であり、用紙Pの保管環境や製造ばらつきなどによって、同じ種類の用紙Pでも厚みが変わったときなどに、使用者の好みに合わせて調整可能としている。さらに、この設定は、用紙Pの種類ごとに設定できるようにし、同じ種類の用紙Pでは同じ動作をするように設定できるようにしている。
用紙Pが二次転写部から抜けるときには、第二停留位置402から第一傾斜部411を通って第一停留位置401に二次転写ギャップ補正カム50を回転移動させる第一離間動作を行う。また、用紙Pが薄い場合には、第二停留位置402から第二傾斜部412を通って第三停留位置403に二次転写ギャップ補正カム50を回転移動させる第二離間動作を行うようにしている。
接触動作同様に、用紙Pの種類によって第一離間動作と第二離間動作とを選択可能としており、厚みが厚い用紙Pでは第一離間動作を行い、厚みが薄い用紙Pでは第二離間動作を行うように設定している。なお、この設定は、使用者も容易に変更可能であり、使用者の好みに合わせて選択可能である。また、二次転写ギャップ補正カム50の第二停留位置からの回転開始タイミングも調整可能としており、第一離間動作または第二離間動作の中でも、様々な用紙Pの厚みに対応して適切なギャップ量を設定できるようにしている。用紙Pが薄くなるほど回転開始タイミングを遅くすれば、図7における用紙抜けの位置が第二停留位置402に近づくので、用紙Pが二次転写部を抜ける時にはギャップ量は用紙Pが薄くなった分、狭く設定できる。この設定は、使用者も容易に変更可能であり、用紙Pの保管環境や製造ばらつきなどによって、同じ種類の用紙Pでも厚みが変わったときなどに、使用者の好みに合わせて調整可能としている。さらに、この設定は、用紙Pの種類ごとに設定できるようにし、同じ種類の用紙Pでは同じ動作をするように設定できるようにしている。
また、本実施形態では、図8に示すタイミングチャートにあるように、用紙Pが二次転写部から抜けてから、次の連続して供給搬送される用紙Pが二次転写ニップに突入するまでに、第一準備動作か第二準備動作を実行することができる。第一準備動作は、第一停留位置401から第二傾斜部412を介して第三停留位置403に、二次転写ギャップ補正カム50を回転移動させる動作である。第二準備動作は、第三停留位置403から第二傾斜部412を介して第一停留位置401に二次転写ギャップ補正カム50を回転移動させる動作である。これにより、用紙Pの種類が交互に供給搬送される動作においても、用紙Pの種類ごとに最適な接触動作と離間動作とを設定することができる。また、第一停留位置401と第三停留位置403との2つの停留位置を往来するにあたって、少なくとも第三停留位置403のギャップ量よりもギャップ量が狭くなることはない。そのため、連続して搬送される用紙Pと用紙Pとの間での動作によって、中間転写ベルト21に加わる余計な外力で生じる横すじ画像を起こさずに、前述した準備動作を実行することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
中間転写ベルト21などの像担持体との間で用紙Pなどの記録媒体を挟み込む転写ニップを形成する二次転写ローラ30などの接触部材と、像担持体と接触部材とを接離させる回転可能な二次転写ギャップ補正カム50などのカム部材と当該カム部材と対向する玉軸受34などの対向部材とを有する接離手段とを備えた二次転写装置106などの転写装置において、カム部材は、像担持体側に設けられた対向部材と当たり像担持体と接触部材との離間量が第一間隔となる第一停留位置401などの第一周縁部と、対向部材と当たらず像担持体と接触部材とが接触する第二停留位置402などの第二周縁部と、カム部材回転方向で第一周縁部と第二周縁部との間に位置し、対向部材と当たり離間量が第一間隔よりも小さな第二間隔となる第三停留位置403などの第三周縁部とを有する。
(態様A)においては、対向部材と第二周縁部とが対向する姿勢をとることなく、対向部材と第一周縁部とが対向する姿勢と、対向部材と第三周縁部とが対向する姿勢との間でカム部材の姿勢を変更することが可能である。これにより、離間した状態の像担持体と接触部材とを一旦接触させることなく、像担持体と接触部材との離間量を、第一間隔から第二間隔または第二間隔から第一間隔へ切り換えることができる。よって、像担持体と接触部材との離間量を第一間隔と第二間隔とで切り換えるときに、像担持体と接触部材とが接触することで生じる衝撃による像担持体の突発的な速度変動によって、ショックジターが発生してしまうのを抑制することができる。
(態様B)
(態様A)において、前記カム部材は正逆転可能であり、前記カム部材の周縁に、前記第一周縁部と第二周縁部とをつなぐ第一傾斜部411などの第一傾斜部と、前記第一周縁部に対してカム部材回転方向で第一傾斜部側とは反対側に位置し第一周縁部と第二周縁部とをつなぎ第一傾斜部よりも傾斜勾配が小さい第二傾斜部412などの第二傾斜部とを有しており、第二傾斜部の途中に前記第三周縁部を設けた。これによれば、上記実施形態について説明したように、簡単な制御と1つの凸部で、複数のギャップ量の停留状態と、複数のギャップ速度を設定できるので、安価、かつ短期間で転写部のギャップ制御を最適化した転写装置を得ることができる。
(態様C)
(態様B)において、記録媒体が前記転写ニップに突入するタイミングに合わせて、前記第一周縁部から前記第一傾斜部を介して前記第二周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とで記録媒体を挟み込む第一接触動作と、前記第三周縁部から前記第二傾斜部を介して前記第二周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とで記録媒体を挟み込む第二接触動作とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録媒体が転写ニップに突入する時に、二種類の接触動作から最適動作を選択することができる。
(態様D)
(態様C)において、前記第一接触動作と前記第二接触動作とが、記録媒体の種類に応じて選択可能である。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録媒体の種類に応じて、二種類の接触動作から最適な動作を選択することができる。
(態様E)
(態様B)、(態様C)または(態様D)において、記録媒体が前記転写ニップから抜けるタイミングに合わせて、前記第二周縁部から前記第一傾斜部を介して前記第一周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とが離間する第一離間動作と、前記第二周縁部から前記第二傾斜部を介して前記第三周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とが離間する第二離間動作とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録媒体が転写ニップから抜ける時に、二種類の離間動作から最適動作を選択することができる。
(態様F)
(態様E)において、前記第一離間動作と前記第二離間動作とが、記録媒体の種類に応じて選択可能である。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録媒体の種類に応じて、二種類の離間動作から最適な動作を選択することができる。
(態様G)
(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)において、記録媒体が前記転写ニップから抜けてから、次に連続して供給搬送される記録媒体が前記転写ニップに突入するタイミングまでに、前記第一周縁部から前記第二傾斜部を介して前記第三周縁部に前記カム部材を回転する第一準備動作と、前記第三周縁部から前記第二傾斜部を介して前記第一周縁部に前記カム部材を回転する第二準備動作とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、不必要にギャップ量を狭めることなく、記録媒体が転写ニップから抜ける時の周縁部と、突入する時の周縁部を異なる周縁部に設定することができる。
(態様H)
(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)または(態様G)において、前記第一周縁部または第三周縁部からの第一カム回転開始タイミングが、記録媒体が前記転写ニップに突入するタイミングに対して選択可変である。これによれば、上記実施形態について説明したように、様々な記録媒体の厚みやコシなどに応じて、接触動作における記録媒体の突入時ギャップ量を最適なギャップ量に調整することができる。
(態様I)
(態様H)において、前記カム回転開始タイミングが、記録媒体の種類に応じて選択可変である。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録媒体の種類ごとに、接触動作における記録媒体の突入時ギャップ量を最適なギャップ量に調整することができる。
(態様J)
(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)、(態様G)、(態様H)または(態様I)において、前記第二周縁部からの第二カム回転開始タイミングが、記録媒体が前記転写ニップから抜けるタイミングに対して選択可変である。これによれば、上記実施形態について説明したように、様々な記録媒体の厚みやコシなどに応じて、離間動作における記録媒体の抜け時ギャップ量を最適なギャップ量に調整することができる。
(態様K)
(態様J)において、前記第二カム回転開始タイミングが、記録媒体の種類に応じて選択可変である。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録媒体の種類ごとに、離間動作における記録媒体の抜け時ギャップ量を最適なギャップ量に調整することができる。
(態様L)
像担持体との間で記録媒体を挟み込む転写ニップを形成する接触部材と、前記像担持体と前記接触部材とを接離させる回転可能なカム部材を有する接離手段とを備えた転写装置において、前記カム部材は、正逆転可能であり、像担持体側に設けられた対向部材と当たり前記像担持体と前記接触部材との離間量が第一間隔となる第一周縁部と、対向部材と当たらず像担持体と接触部材とが接触する第二周縁部と、カム部材回転方向で第一周縁部と第二周縁部との間に位置し、対向部材と当たり離間量が第一間隔よりも小さな第二間隔となる第三周縁部と、対向部材と当たりカム部材回転方向で第一周縁部と第三周縁部とを、像担持体と接触部材とを接触させない周面で繋ぐ第四周縁部とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、像担持体と接触部材との離間量を第一間隔と第二間隔とで変えるときに、ショックジターが発生するのを抑制できる。
(態様M)
像担持体の表面に形成した画像を、転写手段を用いて記録媒体へ転写することにより記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、前記転写手段として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)、(態様G)、(態様H)、(態様I)、(態様J)、(態様K)または(態様L)に記載の転写装置を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録媒体の転写部の突入や抜けの衝撃による画像乱れが発生しない画像形成装置を得ることができる。
21 中間転写ベルト
24 二次転写対向ローラ
24a 貫通軸部材
24b ローラ部
24c 中空芯金
24d 弾性層
28 側板
29 側板
30 二次転写ローラ
31 ローラ部
31a 中空芯金
31b 弾性層
31c 表面層
32 軸部材
33 軸部材
34 玉軸受
35 玉軸受
39 クリーニングブレード
40 ローラユニット保持体
41 回転軸
45 転写圧スプリング
50 二次転写ギャップ補正カム
50a 回転カム部
50b コロ部
51 二次転写ギャップ補正カム
52 軸受
53 軸受
54 駆動受入ギヤ
55 入力ギヤ部
56 出力ギヤ部
57 モータギヤ
58 カム駆動モータ
59 被検知円盤
59a 被検部
60 光学センサ
61 高圧電源
80 ネジ
95 レジストローラ対
101 光書込装置
102 感光体
103 現像装置
104 一次転写装置
106 二次転写装置
107 供給搬送装置
109 定着装置
401 第一停留位置
402 第二停留位置
403 第三停留位置
411 第一傾斜部
412 第二傾斜部
特開2010−204259号公報

Claims (10)

  1. 像担持体との間で記録媒体を挟み込む転写ニップを形成する接触部材と、
    前記像担持体と前記接触部材とを接離させる回転可能なカム部材を有する接離手段とを備えた転写装置において、
    前記カム部材は、前記像担持体側に設けられ、対向部材と当たり前記像担持体と前記接触部材との離間量が第一間隔となる第一周縁部と、該対向部材と当たらず該像担持体と該接触部材とが接触する第二周縁部と、カム部材回転方向で該第一周縁部と該第二周縁部との間に位置し、該対向部材と当たり該離間量が該第一間隔よりも小さな第二間隔となる第三周縁部とを有し、
    前記カム部材は正逆転可能であり、
    前記カム部材の周縁に、前記第一周縁部と第二周縁部とをつなぐ第一傾斜部と、前記第一周縁部に対してカム部材回転方向で該第一傾斜部側とは反対側に位置し該第一周縁部と該第二周縁部とをつなぎ該第一傾斜部よりも傾斜勾配が小さい第二傾斜部とを有しており、該第二傾斜部の途中に前記第三周縁部を設け、
    記録媒体が前記転写ニップに突入するタイミングに合わせて、前記第一周縁部から前記第一傾斜部を介して前記第二周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とで記録媒体を挟み込む第一接触動作と、前記第三周縁部から前記第二傾斜部を介して前記第二周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とで記録媒体を挟み込む第二接触動作とを有し、
    前記第一接触動作と前記第二接触動作とが、記録媒体の種類に応じて選択可能であることを特徴とする転写装置。
  2. 請求項1に記載の転写装置において、
    記録媒体が前記転写ニップから抜けるタイミングに合わせて、
    前記第二周縁部から前記第一傾斜部を介して前記第一周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とが離間する第一離間動作と、
    前記第二周縁部から前記第二傾斜部を介して前記第三周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とが離間する第二離間動作とを有することを特徴とする転写装置。
  3. 請求項2に記載の転写装置において、
    前記第一離間動作と前記第二離間動作とが、記録媒体の種類に応じて選択可能であることを特徴とする転写装置。
  4. 請求項1、2または3に記載の転写装置において、
    記録媒体が前記転写ニップから抜けてから、次に連続して供給搬送される記録媒体が前記転写ニップに突入するタイミングまでに、
    前記第一周縁部から前記第二傾斜部を介して前記第三周縁部に前記カム部材を回転する第一準備動作と、
    前記第三周縁部から前記第二傾斜部を介して前記第一周縁部に前記カム部材を回転する第二準備動作とを有することを特徴とする転写装置。
  5. 請求項1、2、3または4に記載の転写装置において、
    前記第一周縁部または第三周縁部からの第一カム回転開始タイミングが、記録媒体が前記転写ニップに突入するタイミングに対して選択可変であることを特徴とする転写装置。
  6. 請求項5に記載の転写装置において、
    前記第一カム回転開始タイミングが、記録媒体の種類に応じて選択可変であることを特徴とする転写装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6に記載の転写装置において、
    前記第二周縁部からの第二カム回転開始タイミングが、記録媒体が前記転写ニップから抜けるタイミングに対して選択可変であることを特徴とする転写装置。
  8. 請求項7に記載の転写装置において、
    前記第二カム回転開始タイミングが、記録媒体の種類に応じて選択可変であることを特徴とする転写装置。
  9. 像担持体との間で記録媒体を挟み込む転写ニップを形成する接触部材と、
    前記像担持体と前記接触部材とを接離させる回転可能なカム部材を有する接離手段とを備えた転写装置において、
    前記カム部材は、正逆転可能であり、前記像担持体側に設けられ、対向部材と当たり前記像担持体と前記接触部材との離間量が第一間隔となる第一周縁部と、該対向部材と当たらず該像担持体と該接触部材とが接触する第二周縁部と、カム部材回転方向で該第一周縁部と該第二周縁部との間に位置し、該対向部材と当たり該離間量が該第一間隔よりも小さな第二間隔となる第三周縁部と、該対向部材と当たりカム部材回転方向で該第一周縁部と該第三周縁部とを、該像担持体と該接触部材とを接触させない周面で繋ぐ第四周縁部と、前記第一周縁部と前記第二周縁部とをつなぐ第一傾斜部と、前記第一周縁部に対してカム部材回転方向で該第一傾斜部側とは反対側に位置し前記第二周縁部と前記第三周縁部をつなぎ該第一傾斜部よりも傾斜勾配が小さい第二傾斜部とを有しており、
    記録媒体が前記転写ニップに突入するタイミングに合わせて、前記第一周縁部から前記第一傾斜部を介して前記第二周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とで記録媒体を挟み込む第一接触動作と、前記第三周縁部から前記第二傾斜部を介して前記第二周縁部に前記カム部材が回転し、前記像担持体と前記接触部材とで記録媒体を挟み込む第二接触動作とを有し、
    前記第一接触動作と前記第二接触動作とが、記録媒体の種類に応じて選択可能であることを特徴とする転写装置。
  10. 像担持体の表面に形成した画像を、転写手段を用いて記録媒体へ転写することにより記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    前記転写手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載の転写装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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