JP6355432B2 - ベルトユニット及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を利用した複写機、プリンタ、FAXなどの画像形成装置に用いられるベルトユニット及びこれを備える画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式などの画像形成装置において、感光体からトナー像が転写される中間転写体や、感光体からトナー像が転写される記録材を担持して搬送する記録材担持体などとして、複数の張架ローラに張架された無端状のベルトが用いられる。このようなベルトには、ローラの外径精度や各ローラ間のアライメント精度などによって、走行駆動時に幅方向のいずれかの端部方向に寄ってしまうベルト寄りという課題がある。
このようなベルト寄りを補正する手段として、センサによりベルト寄りを検知してアクチュエータによりステアリングローラの傾斜を制御する構成が知られている(特許文献1)。また、ベルトの裏面に設けられたリブと係合するベルト寄り規制部材を張架ローラの両端部に設ける構成が知られている(特許文献2)。さらに、部品点数が少なく、簡易、低コストでベルト寄りを制御する方法として、摩擦力のバランスによりステアリングローラが自動的にベルト調芯を行う方式(以下、「ベルト自動調芯方式」という。)が提案されている(特許文献3)。
特許文献3は、本願の図9に示すようなステアリング機構を備えるものである。すなわち、このステアリング機構は、ベルトの回転に従動可能なステアリングローラ90と、ステアリングローラ90の両端部に設けられベルトの回転に従動不可能な両端部材91と、を有する。ステアリングローラ90は、中央部に設けられたステアリング軸93に関して図中矢印Sで示す方向に旋回可能な支持台92に支持される。ここで、支持台92は、加圧解除カム96により圧縮されるテンション付与部95によって図中矢印P方向に付勢され、その結果ステアリングローラ90の外周面が図示しないベルトの内周面に対してテンションを付与するようになっている。
特開平9−169449号公報 特開2001−146335号公報 特表2001−520611号公報
ベルト自動調芯方式は、センサやアクチュエータを用いてステアリングローラの傾斜を制御する方法と比べて構成を簡易化することができる。また、ベルトのリブをベルト寄り規制部材に当接させる方法と比べて部材の摩耗などの劣化が少ない。これらの理由などから、ベルト自動調芯方式は、装置の低コスト化を図る上で有利である。
しかしながら、ベルトユニットが画像形成装置の装置本体に対して着脱される際などに、ベルトのテンションは緩められることがある。ベルト自動調芯方式のステアリング機構では、ベルトの移動力を利用してステアリングローラが傾斜するように構成されているため、ベルトのテンションが緩められると、ステアリングローラは傾き易い。そして、この状態でベルトユニットを装置本体に対して挿抜する際に、装置本体の内部の感光体などの他の部材にステアリング機構を接触させてしまい、その部材に摺擦傷などの傷を付けてしまうことがある。
なお、特許文献3のステアリング機構では、ステアリングローラの軸線方向の両端部に、ステアリング機構の旋回阻止手段であるばね98が設けられている。ここで、ベルトユニットを着脱する場合に限らず、画像形成の設定などの観点から、あるいはベルトを介して感光体に当接するローラを感光体から離間させる構成とする場合などにベルトのテンションが相対的に低く設定されることがある。この場合、特許文献3のような構成では、ばね98の力が相対的に強くなりすぎ、摩擦力のバランスによるベルト自動調芯が効かなくなってしまうおそれがある。一方、ばね98の力を低く設定すると、ステアリング機構が傾き易くなり、上記同様ベルトユニットを装置本体に挿抜する際などに装置本体の内部の感光体などに接触し、摺擦傷などの傷を付けてしまうことがある。
したがって、本発明の目的は、ベルト自動調芯方式のステアリング機構を用いる場合に、ベルトのテンションを緩めた状態でもステアリング機構が周辺の部材に接触することを抑制できるベルトユニット、及びこれを備える画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係るベルトユニット及びこれを備える画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、画像形成装置の装置本体に着脱可能なベルトユニットであって、無端状のベルトと、前記ベルトを張架する回転可能に支持された第1ローラを備えた第1ユニットと、前記ベルトを張架する回転可能に支持された第2ローラを備えた第2ユニットであって、前記第2ユニットは、前記第1ユニットに対して、前記第2ローラの回転軸線方向と交差するステアリング軸線周りに回動可能に支持され、前記ベルトの駆動中に前記ベルトが前記ベルトの幅方向の一端側に移動した場合に、前記ベルトからの作用を受け、前記ベルトが他端側に向かう方向に回動可能な第2ユニットと、前記第1ユニットに設けられた第1係合部と、前記第2ユニットに設けられ、前記第1係合部と係合可能な第2係合部と、を備え、前記第1係合部と前記第2係合部が互いに係合することで前記第2ユニットの回動範囲を規制する規制部と、を有し、前記第2ユニットの回動範囲が、画像形成中に前記第2ユニットが前記ベルトからの作用を受けて回動し得る最大範囲以下の場合は、前記第1係合部と前記第2係合部が互いに非接触であり、前記第2ユニットの回動範囲が前記最大範囲を所定量超えた場合は、前記第1係合部と前記第2係合部が互いに係合することを特徴とするベルトユニットである。
本発明の他の態様によると、上記本発明のベルトユニットと、前記ベルト又は前記ベルトにより搬送される記録材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、ベルト自動調芯方式のステアリング機構を用いる場合に、ベルトのテンションを緩めた状態でもステアリング機構が周辺の部材に接触することを抑制できる。
画像形成装置の概略構成図である。 離間モード時の画像形成装置の概略構成図である。 ステアリング機構の斜視図である。 ステアリング機構の一部切り欠き拡大斜視図である。 ステアリング機構の端部の斜視図である。 ベルトと摺動リング部との掛かり幅の関係について説明する模式図である。 図3のステアリング機構の矢印D方向矢視図である。 規制部の拡大斜視図である。 ベルト自動調芯の従来例を示す斜視図である。
以下、本発明に係るベルトユニット及びこれを備える画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
1.画像形成装置
図1は、本実施例の画像形成装置100の概略構成図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を利用してフルカラー画像を形成することのできる、中間転写方式を採用したタンデム型のプリンタである。画像形成装置100は、図示しないコンピュータなどから送られた画像信号に従って、記録用紙などの記録材(記録媒体)Pに画像を形成する。
画像形成装置100は、複数の画像形成部(ステーション)として第1、第2、第3、第4の画像形成部109Y、109M、109C、109Kを有する。第1、第2、第3、第4の画像形成部109Y、109M、109C、109Kは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーで画像を形成する。なお、本実施例では、各画像形成部109Y、109M、109C、109Kの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同一である。したがって、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用の要素であることを示す符号の末尾のY、M、C、Kは省略して、当該要素について総括的に説明する。
トナー像形成手段である画像形成部109は、像担持体としてのドラム型(円筒形)の感光体(感光ドラム)103を有する。また、感光体103の周囲には、それぞれ画像形成部109を構成する、次の各プロセス機器が配置されている。まず、帯電手段としてのローラ状の帯電部材である帯電ローラ104が配置されている。次に、露光手段としての露光装置105が配置されている。次に、現像手段としての現像装置106が配置されている。次に、一次転写手段としてのローラ状の一次転写部材である一次転写ローラ107が配置されている。次に、感光体クリーニング手段としての感光体クリーナー108が配置されている。
図中矢印X方向に回転する感光体103の表面は、帯電ローラ104により一様に帯電させられる。帯電した感光体103の表面は、露光装置105が入力された画像情報の信号に基づいて駆動されることで露光される。これにより、感光体103上に静電潜像(静電像)が形成される。感光体103上に形成された静電潜像は、現像装置106により現像剤としてのトナーで現像され、感光体103上にトナー像が形成される。
各画像形成部109の各感光体103と対向するように、中間転写体としての移動可能な無端状のベルト(ベルト部材)で構成された中間転写ベルト101が配置されている。中間転写ベルト101は、複数の張架ローラとして、駆動ローラ110、ステアリングローラ1、上流ローラ113及び下流ローラ114に巻回されて支持されている。中間転写ベルト101は、駆動ローラ110が回転駆動されることによって、図中矢印V方向に回転(周回移動)する。中間転写ベルト101の内周面(裏面)側において、各感光体103と対向する位置に、上記一次転写ローラ107がそれぞれ配置されている。一次転写ローラ107は、中間転写ベルト101を介して感光体103に向けて押圧(付勢)されて、感光体103と中間転写ベルト101とが接触する一次転写部(一次転写ニップ部)T1を形成する。また、中間転写ベルト101の外周面(表面)側において、駆動ローラ110と対向する位置に、二次転写手段としてのローラ状の二次転写部材である二次転写外ローラ111が配置されている。二次転写外ローラ111は、中間転写ベルト101を介して駆動ローラ(二次転写内ローラを兼ねる)110に向けて押圧(付勢)されて、二次転写外ローラ111と中間転写ベルト101とが接触する二次転写部(二次転写ニップ部)T2を形成する。また、中間転写ベルト101の外周面側において、ステアリングローラ1と対向する位置に、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーナー102が配置されている。なお、中間転写ベルト101の複数の張架ローラのうち駆動ローラ110以外の張架ローラは、中間転写ベルト101の回転に従動して回転する。
感光体103上に形成されたトナー像は、一次転写部T1において一次転写ローラ107により与えられる所定の加圧力及び静電的負荷バイアスにより、中間転写ベルト101上に転写(一次転写)される。一次転写後に感光体103上に残ったトナー(一次転写残トナー)は、感光体クリーナー108により感光体103上から除去されて回収され、感光体103は次の画像形成に供される。
例えばフルカラー画像の形成時には、4個の画像形成部109の各一次転写部T1で異なる色のトナー像が中間転写ベルト101上に順次に重ねられることで、フルカラー画像用の多重トナー像が中間転写ベルト101上に形成される。なお、本実施例では色数は4色であるが、色数は4色に限定されるものではなく、また色の並び順もこの限りではない。各画像形成部109により並列処理される各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト101上に一次転写された上流色のトナー像上に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的に、フルカラー画像用の多重トナー像が中間転写ベルト101上に形成され、二次転写部T2へと搬送される。
中間転写ベルト101上に形成されたトナー像は、二次転写部T2において、所定の加圧力と静電的負荷バイアスが与えられることで、記録材P上に転写(二次転写)される。トナー像が転写された記録材Pは、定着装置112へと搬送される。定着装置112には様々な構成及び方式がある。本実施例では、定着装置112は、対向する定着ローラ112aと加圧ローラ112bとが形成する定着ニップ部内で所定の加圧力と熱量を与えて、記録材P上にトナー像を溶融固着させるものである。
また、二次転写後に中間転写ベルト101上に残ったトナー(二次転写残トナー)は、ベルトクリーナー102によって中間転写ベルト101上から除去されて回収され、中間転写ベルト101は次の画像形成に供される。本実施例では、ベルトクリーナー102は、クリーニング部材としてのウレタンゴムの板状部材で形成されたクリーニングブレード102aを有する。クリーニングブレード102aは、中間転写ベルト101を介してステアリングローラ1と対向する位置に配置されている。また、クリーニングブレード102aは、中間転写ベルト101の搬送方向(回転方向)に対してカウンター方向で中間転写ベルト101に当接して配置される。クリーニングブレード102aによって中間転写ベルト101上から掻き取られたトナーは、クリーナー容器102bに回収される。ここで、ベルトクリーナー102は、図示しない機構によってステアリングローラ1と一体となって後述するステアリング軸線J(図3)を中心に回動(傾動、旋回)するように保持されている。これにより、ベルトクリーナー102は、ステアリングローラ1が傾斜している場合にも、中間転写ベルト101とクリーニングブレード102aとの当接状態を保ったまま、二次転写残トナーの回収を行うことができる。
なお、本実施例でのクリーニングブレード102aの設定は、設定角25°、当接圧30gf/cm、ウレタンゴムの硬度はJIS−A硬度で75度、ウレタンゴムの厚さは2mmとした。ただし、この設定に限定されるものではない。なお、設定角は、クリーニングブレード102aの当接部における中間転写ベルト101の接線方向とクリーニングブレード102aの中間転写ベルト101に対向する面とのなす角度で代表される。
2.中間転写ベルト
次に、中間転写ベルト101について説明する。中間転写ベルト101は、図1において矢印Vの方向へと搬送駆動されるベルト部材である。中間転写ベルト101は、複数の張架ローラとして、駆動部材である駆動ローラ110、ベルト寄り制御部材であるステアリングローラ1、上流ローラ113及び下流ローラ114によって張架されている。本実施例では、二次転写外ローラ111の対向部材となる二次転写内ローラの機能は、駆動ローラ110が兼ね備えている。また、本実施例では、中間転写ベルト101に所定のテンション(張力)を付与するテンションローラの機能は、ステアリングローラ1が兼ね備えている。テンションローラ1は、付勢手段としてのテンションバネ(後述)によって、中間転写ベルト1を内周面側から外周面側に向けて移動させる方向に付勢される。なお、中間転写ベルト101の張架ローラの数は、本実施例のものに限定されるものではない。例えば、駆動ローラと二次転写内ローラとが別個に設けられてもよいし、ステアリングローラとテンションローラとが別個に設けられていてもよい。
中間転写ベルト101の材料としては、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、ポリアミド、ポリイミド、PET(ポリエチレンテレフタレート)及びポリカーボネートなどの相対的に剛性の高い樹脂を用いることが望ましい。回転駆動中におけるベルトのしわの発生を抑制するなどのためである。また、中間転写ベルト101の厚さは、薄すぎると、磨耗による十分な耐久性が得られなくなることがある。逆に厚すぎると、駆動ローラ110、ステアリングローラ1、上流ローラ113、下流ローラ114で適当に曲がらずに凹みや折れが発生することがある。そのため、中間転写ベルト101の厚さは、0.02mm〜0.50mmの範囲が望ましい。本実施例では、中間転写ベルト101は、ポリイミドを基層とする樹脂ベルトであり、引張り弾性係数E=18000N/cm、膜厚0.08mmである。
本実施例では、中間転写ベルト101、中間転写ベルト101の張架ローラ、一次転写ローラ107Y〜107K、ベルトクリーナー102、これらの支持手段などが一体的にベルトユニット120を構成する。ベルトユニット120は、支持手段として、駆動ローラ110、上流ローラ113、下流ローラ114及び一次転写ローラ107Y〜107Kなどを支持するフレーム(第1ユニット)10(図3)と、ステアリングローラ1などを支持する支持部材としての支持台9とを有する。支持台9は、フレーム10に回動可能に連結され、後述するステアリング機構(第2ユニット)11を構成する。つまり、フレーム10は、複数の張架ローラのうちステアリングローラ以外の少なくとも一つの張架ローラを支持すると共に、支持台9を支持する。支持台9について詳しくは後述する。ベルトユニット120は、画像形成装置100の装置本体130に対して着脱可能とされており、中間転写ベルト101の交換などのために装置本体130から取り外すことができる。
3.離間モード
次に、離間モードについて説明する。図2は、本実施例における離間モード時の画像形成装置100の概略構成図である。
離間モードとは、図2に示すように、感光体103の長寿命化などの目的で、画像形成動作時以外には、中間転写ベルト101と感光体103とを離間させるモードである。離間モード時には、中間転写ベルト101に発生する余長を吸収するために、テンションローラを兼ねたステアリングローラ1が図中矢印Wの方向(テンション方向)に移動する。これにより、中間転写ベルト101にかかるテンションは、中間転写ベルト101の余長分だけテンションばねの作動長が伸びるので、図1に示す画像形成動作時などと比べて低くなる。
画像形成装置100は、上流ローラ113及び一次転写ローラ107Y〜107Kを図中上下に移動させて、中間転写ベルト101を感光体103に接触させる第1の位置と、離間させる第2の位置とに切り替える離接機構(図示せず)を有している。
本実施例では、離間モードの一例として、ベルトユニット120を装置本体130に対して着脱する際には、全ての画像形成部109において一次転写ローラ107と中間転写ベルト101が感光体103から離間される(図2)。
また、本実施例では、離間モードの他の一例として、ブラック単色モードでブラック単色の画像を形成できるようになっている。ブラック単色モードでは、第1、第2、第3の画像形成部109Y、109M、109Cにおいては、一次転写ローラ107と中間転写ベルト101が感光体103から離間される。一方、ブラック単色モードでは、第4の画像形成部109Kにおいては、一次転写ローラ107は中間転写ベルト101を介して感光体103に当接される(図示せず)。この状態で、中間転写ベルト101は駆動される。この場合も、図2に示す場合と同様に、図1に示す全ての画像形成部109で一次転写ローラ107が中間転写ベルト100を介して感光体103に当接されるフルカラーモードよりも中間転写ベルト101のテンションは弱くなる。
4.中間転写ベルトのステアリング構成
図3は、本実施例におけるステアリング手段としてのベルト自動調芯方式のステアリング機構(ステアリング装置)11を示す斜視図である。ステアリング機構11は、中間転写ベルト101の幅方向(搬送方向と略直交する方向)の目標位置に対する偏り(ずれ)であるベルト寄りを、ベルト自動調芯方式により補正(調芯、矯正)する。
ステアリング機構11は、中間転写ベルト101のベルト寄りを補正するために回動(傾動、旋回)可能に設けられたステアリングローラ1を有する。ステアリングローラ1は、複数の張架ローラの一つを構成し、中間転写ベルト101の幅方向の位置の偏り(ベルト寄り)を補正するものである。また、ステアリング機構11は、ステアリングローラ1の回転軸線方向の両端部に設けられた摺動部(摩擦部)としての摺動リング部3を有する。ステアリングローラ1と摺動リング部3とは、同軸上に配置される形でステアリング部材2を構成している。また、摺動リング部3は、そのスライド溝部3aがサイド支持部材6に嵌合し、弾性部材であるテンションバネ(圧縮バネ)5によって付勢されて、図中矢印P方向(中間転写ベルト101の内周面側から外周面側に向かう方向)にスライド移動する。これによって、ステアリングローラ1は、中間転写ベルト101の内周面に対してテンションを付与するテンションローラの機能を兼ねる。
サイド支持部材6は、回動プレート7と共に、ステアリングローラ1及び摺動リング部3を支持する支持部材としての支持台9を構成する。回動プレート7は、その長手方向の中央部において、ステアリング軸線(変動支点)Jの周りを図中矢印S方向に回動可能なように、回転軸であるステアリング軸21を介してフレームステー8に支持されている。このように、支持台9は、ステアリングローラ1をその回転軸線方向の中央部のステアリング軸線Jの周りに回動可能に支持する。
ここで、フレームステー8は、ベルトユニット120のフレーム(筐体)10を構成する部材である。フレーム10は、駆動ローラ110、上流ローラ113、下流ローラ114及び一次転写ローラ107Y〜107Kの回転軸線方向の両端部に配置される手前側及び奥側の側板13を有し、フレームステー8はこれら側板13間に掛け渡されている。
図4は、支持台9の回動中心部の構造をより詳しく示した一部切り欠き斜視図である。回動プレート7の長手方向の中央部には、回転軸であるステアリング軸21がカシメにて一体的に締結されている。ステアリング軸21は、フレームステー8に設けられたステアリング軸受け23に挿入されて回動可能に支持されている。
図5は、ステアリングローラ1の回転軸線方向の端部付近をより詳しく示す斜視図である。摺動リング部3は、図5(a)に示すように、ステアリングローラ1の回転軸線方向で均一な外径分布を有するストレート型3Aであってよい。また、摺動リング部3は、図5(b)に示すように、ステアリングローラ1の回転軸線方向の外側に向かって連続的に外径が大径化するテーパー型3Bであってもよい。ステアリングローラ軸30は、ステアリングローラ1に従動して回転可能なように摺動リング部3(3A又は3B)に嵌合されて支持されている。中間転写ベルト101が搬送されたとき、ステアリングローラ1は中間転写ベルト101の内周面に対して摺擦しないで従動して回転するが、両端部の摺動リング部3は、中間転写ベルト101に従動せずに中間転写ベルト101を摺擦する。そして、本実施例では、ステアリングローラ1の回転軸線方向において、摺動リング部3と中間転写ベルト101との接触する領域が所定量以上となると、ステアリングローラ1がステアリングを開始する。つまり、摺動リング部3は、ステアリングローラ1の回転軸線方向の両端部に隣接してステアリングローラ1と共にステアリング軸線Jの周りに回動可能に設けられている。そして、摺動リング部3は、中間転写ベルト101の内周面を摺擦してステアリングローラ1がステアリング軸線Jの周りに回動する力を生成する。
なお、本実施例では、摺動リング部3は、ステアリングローラ1の回転方向において回転しないように固定されている。しかし、摺動リング部3は回転可能とされていてもよい。ただし、この場合には、中間転写ベルト101の回転方向における摺動リング部3を回転させるために必要なトルクが、ステアリングローラ1を同方向に回転させるために必要なトルクよりも大きくなるようにすることで、ステアリングが可能となる。
また、本実施例では、ステアリングローラ1の回転軸線方向において、中間転写ベルト101の幅は、ステアリングローラ1の幅よりも広く、かつ、摺動リング部3の両端間(ステアリングローラ1+両端の摺動リング部3)の幅よりも狭い。すなわち、理想的な定常調芯状態にある場合、中間転写ベルト101と摺動リング部3との掛かり幅の関係は、図6(a)に示すように、両端部が等しい掛かり幅w(図中ハッチング部)を有するものとなる。このような関係にある場合、仮にベルト寄りが発生しても、必ず中間転写ベルト101はいずれか一方の摺動リング部3と掛かり幅を有しながら摺擦することになる。すなわち、この場合には中間転写ベルト101の移動時においては、常に少なくとも一方或いは両方の摺動リング部3と中間転写ベルト101とが摺擦している状態となる。これとは逆に、図6(b)に示すように中間転写ベルト101の幅がステアリングローラ1の幅よりも狭い場合には、ベルト寄りが生じても摺動リング部3に掛かり幅を持つまでは支持台9が回動しないため、急激な調芯動作に陥りやすい。このように、原理的には図6(b)のような掛かり幅の関係であっても、摩擦力のバランスを利用したベルト自動調芯は可能である。しかし、常時バランス差を検知できる図6(a)のような掛かり幅の方がよりこまめな調芯動作が可能となるため、舵角の時間変化に大きな変動が生じにくい。例えば、図6(a)において、中間転写ベルト101が左側に寄った場合、左側の摺動リング部3と中間転写ベルト101との掛かり幅が右側のそれよりも大きくなり、ステアリングローラ1は反時計回りに回動して中間転写ベルト101を右側に移動させる。図6(a)において、中間転写ベルト101が右側に寄った場合は、上記とは逆の動作となる。
また、本実施例では、ステアリングローラ1の回転軸線方向において、中間転写ベルトクリーナー102のクリーニングブレード102aの幅は、ステアリングローラ1の幅よりも狭い。
次に、摺動リング部3の静止摩擦係数μsについて説明する。具体的には、図5(b)のように摺動リング部3がテーパー形状になっている場合には、表面の静止摩擦係数μ=0.3程度、テーパー角φ=10°程度が好ましい。また、摺動リング部3の表面の摩擦係数μは、ステアリングローラ1の表面の摩擦係数μSTRよりも大きいものとする。本実施例では、摺動リング部3の材料としては、摺動性を有するポリアセタール(POM)などの樹脂材料が使用されており、更に中間転写ベルト101との摩擦帯電による静電的な弊害を考慮して導電性が付与されている。なお、図5(a)のように摺動リング部3がストレート形状となっている場合には、表面の静止摩擦係数μ=0.6程度と、テーパー形状の場合に比べて大きく設定することが望ましい。
次に、ステアリングローラ1の静止摩擦係数μSTRについて説明する。本実施例では、ステアリングローラ1の材料としては、アルミニウムが使用されており、表面の摩擦係数μSTR=0.1程度とした。しかし、ステアリングローラ1は、表面の摩擦係数μSTRが摺動リング部3の表面の摩擦係数μよりも低い値であれば、他の材料であっても構わない。
ここでは、上記摺動リング部3、ステアリングローラ1の摩擦係数の測定方法としては、JIS K7125 プラスチック−フィルム及びシート−摩擦係数試験方法を用いる。具体的には、ベルト部材の内周面のシート、本実施例では、中間転写ベルトの内周面のシートであるポリイミドシートをテストピースとして用いて測定する。
5.ステアリング機構の傾き規制構成
次に、ステアリング機構11の傾き規制構成について説明する。図7は、ステアリング機構11を図3の矢印D方向(フレーム10の内側から外側に向いてステアリング軸線J方向に沿う方向)から見た側面図である。
本実施例では、図7に示すように、回動プレート7から曲げ起こして設けられた第係合部(支持部材側係合部)としての凸部7aが、フレームステー8に設けられた第係合部(フレーム側係合部)としての角穴部8aに挿入されている。これら凸部7aと角穴部8aとで、ステアリング機構11の傾きを規制する規制部が構成される。図8は、凸部7aと角穴部8aとで構成される規制部12をより詳しく示す斜視図である。本実施例では、凸部7a、角穴部8aは、それぞれ回動プレート7、フレームステー8の長手方向において、ステアリング軸21(ステアリング軸線J)と一方の端部との間(略中間位置)に対応して設けられている。回動プレート7に設けられた凸部7aは、フレームステー8側に向かって延伸し、角穴部8aに挿入される。そして、この規制部12は、ステアリングローラ1がステアリング軸線Jの周りに回動して中間転写ベルト101の幅方向の位置の偏りを補正することを許すと共に、該回動によるステアリングローラ1の傾きを規制する。
ステアリングローラ1の回転軸線が略水平状態にある場合をステアリングローラ1の傾き角度θ(°)=0とすると、−α<θ<α(ここでは、図7中の時計回り方向の角度を+とする。)において、凸部7aが角穴部8aに接触しない。そのため、この範囲でステアリングローラ1が回動可能となる(ここでは、この範囲を「ステアリング規制範囲」という。)。また、θ=α又は−αにおいて、凸部7aが角穴部8aの内側の縁部である当接部8a1又は8a2に接触(係合)し、ステアリングローラ1がθ<−α又はθ>αの範囲に傾くことを阻止する。
ここで、本実施例では、ステアリング規制範囲を規定する角度α(°)は、ベルト自動調芯時に必要な最大のステアリングローラ1の傾き量に所定のマージン角度として0.2°加えた範囲とした。そのため、ベルト自動調芯に影響を与えることなく、ステアリングローラ1の傾きを規制することができる。
そして、上述の離間モードの一例として、中間転写ベルト1にかかるテンションが低い状態でベルトユニット120を装置本体130から取り出す際やセットする際にも、ステアリング機構11の傾きを一定範囲に抑えることができる。これにより、ステアリング機構11が大きく傾いて感光体103などの周辺の部材と接触してしまうことを抑制することができる。また、上述の離間モードの他の一例として、ブラック単色モードにおいて中間転写ベルト101のテンションが低い状態で中間転写ベルト101が駆動される際にも有利である。つまり、このような場合においても、ベルト自動調芯を可能としつつ、ステアリング機構11が大きく傾いて感光体103などの周辺の部材と接触してしまうことを抑制することができる。このように、本実施例では、中間転写ベルト101は、第1のテンションがかけられた第1の状態(フルカラー画像形成時など)と、第1のテンションよりも弱い第2のテンションがかけられた第2の状態(離間モード時)とに切り替えられる。そして、第1の状態のときにステアリングローラ1の傾きの角度θは−α<θ<αの範囲であり、第2の状態のときにステアリングローラ1の傾きの角度θはθ=±αになり得る。しかし、規制部12が設けられていることで、上記第2の状態においても、ステアリングローラ1の傾きの角度θがθ>α又はθ<−αになることは阻止される。
ここで、本実施例では、ベルト自動調芯時に必要な最大のステアリングローラ1の傾き量は1°である。これに対して、本実施例では、α=1.2°とした。しかし、ステアリング規制範囲を規定する角度αは本実施例のものに限定されるものではない。本発明を実施する画像形成装置の構成によって適宜設定できるものであるが、通常αは最大5°まで(すなわちα<5°)であることが好ましい。
なお、本実施例では、第係合部としての穴部は角穴部としたが、穴部の形状はこれに限定されるものではなく、円形、楕円形、他の多角形など任意の形状であってよい。また、本実施例では、第係合部を凸部、第係合部を穴部としたが、この関係は逆であってもよく、第係合部を穴部、第係合部を凸部としてもよい。また、第1係合部又は第2係合部として、本実施例のような凸部が挿入されて係合可能な穴部の代わりに、凸部が挿入されて係合可能な凹部としてもよい。また、第1係合部、第2係合部の形状は、凸部と穴部(又は凹部)に限定されるものではなく、ステアリング機構11の傾きを規制することができればよい。また、本実施例では、第係合部、第係合部は、それぞれ支持部材、フレームと一体に形成されたが、これらの一方又は両方が、支持部材又はフレームとは別個の部材とされ、適当な固定手段によって固定されていてもよい。
以上、本実施例によれば、ステアリング機構11は、ベルト自動調芯を行う角度範囲外においてステアリング機構11の傾きを規制する規制部12を有している。これにより、中間転写ベルト101のテンションが低い場合にも、ベルト自動調芯を可能とし、かつ、ステアリング機構11が傾いて感光体103などの周辺の部材に接触して摺擦傷などを生じさせることを抑制することができる。また、中間転写ベルト101のテンションが低い状態でベルトユニット120を装置本体130に挿抜する際にも、ステアリング機構11が傾いて感光体103などの周辺の部材に接触して摺擦傷などの傷を生じさせることを抑制することができる。
その他
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
本発明は、記録材担持体上に担持されて搬送される記録材にトナー像を直接転写する、斯界にて周知の直接転写方式の画像形成装置にも適用できる。直接転写方式の画像形成装置は、上述の実施例における中間転写ベルトの代わりに、記録材担持体としての無端状のベルトで構成された記録材担持ベルトを有する。各感光体に形成されたトナー像は、各転写部において、記録材担持体に担持された記録材に順次に転写される。このような画像形成装置にて用いられる記録材担持ベルトを備えたベルトユニットに対しても本発明は等しく適用可能であり、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
1 ステアリングローラ
2 ステアリング部材
3 摺動リング部
6 サイド支持部材
7 回動プレート
7a 凸部
8 フレームステー
8a 角穴部
9 支持部材
12 規制部

Claims (7)

  1. 画像形成装置の装置本体に着脱可能なベルトユニットであって、
    無端状のベルトと、
    前記ベルトを張架する回転可能に支持された第1ローラを備えた第1ユニットと、
    前記ベルトを張架する回転可能に支持された第2ローラを備えた第2ユニットであって、前記第2ユニットは、前記第1ユニットに対して、前記第2ローラの回転軸線方向と交差するステアリング軸線周りに回動可能に支持され、前記ベルトの駆動中に前記ベルトが前記ベルトの幅方向の一端側に移動した場合に、前記ベルトからの作用を受け、前記ベルトが他端側に向かう方向に回動可能な第2ユニットと、
    前記第1ユニットに設けられた第1係合部と、前記第2ユニットに設けられ、前記第1係合部と係合可能な第2係合部と、を備え、前記第1係合部と前記第2係合部が互いに係合することで前記第2ユニットの回動範囲を規制する規制部と、
    を有し、
    前記第2ユニットの回動範囲が、画像形成中に前記第2ユニットが前記ベルトからの作用を受けて回動し得る最大範囲以下の場合は、前記第1係合部と前記第2係合部が互いに非接触であり、前記第2ユニットの回動範囲が前記最大範囲を所定量超えた場合は、前記第1係合部と前記第2係合部が互いに係合することを特徴とするベルトユニット。
  2. 前記第1係合部は前記第1ユニットに設けられた凸部であり、前記第2係合部は前記凸部が挿入される前記第2ユニットに設けられた穴部若しくは凹部であるか、又は、前記第2係合部は前記第2ユニットに設けられた凸部であり、前記第1係合部は前記凸部が挿入される前記第1ユニットに設けられた穴部若しくは凹部であることを特徴とする請求項に記載のベルトユニット。
  3. 前記第2ローラの傾きの角度θが−α<θ<αの範囲では前記第1の係合部と前記第2の係合部とは接触せず、前記傾きの角度θがθ=±αの場合に前記第1の係合部と前記第2の係合部とが接触して前記傾きの角度θがθ>α又はθ<−αになることを阻止することを特徴とする請求項又はに記載のベルトユニット。
  4. 前記αは、α<5°を満たすことを特徴とする請求項に記載のベルトユニット。
  5. 前記ベルトは、第1のテンションがかけられた第1の状態と、前記第1のテンションよりも弱い第2のテンションがかけられた第2の状態とに切り替えられ、前記第1の状態のときに前記傾きの角度θは−α<θ<αの範囲であり、前記第2の状態のときに前記傾きの角度θはθ=±αになり得ることを特徴とする請求項又はに記載のベルトユニット。
  6. 前記ベルト又は前記ベルトにより搬送される記録材にトナー像を形成する画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であり、前記装置本体に対して着脱される際に前記ベルトは前記第2の状態とされることを特徴とする請求項に記載のベルトユニット。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載のベルトユニットと、前記ベルト又は前記ベルトにより搬送される記録材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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