JP2024042623A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペース化及び低コスト化に有利な構成によって、像担持体と転写ベルトとの離接状態を切り替えることを可能とする。【解決手段】画像形成装置100は、像担持体31と、無端状のベルト40と、ベルト40を介して像担持体31に当接し転写部N2を形成する転写ローラ41と、ベルト40を張架する少なくとも1つの張架ローラ42と、フレーム50と、転写ローラ41を回転可能に支持し、フレーム50に対して移動可能な支持部材45と、転写ローラ41を、像担持体31とベルト40とを当接させる第1位置と、像担持体31とベルト40とを離間させる第2位置と、に移動させる離接機構9と、を有し、離接機構9は、フレーム50が所定の位置に配置された状態において転写ローラ41を上記第1位置と上記第2位置とに配置可能である構成とする。【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能のうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
電子写真方式などを用いた画像形成装置では、感光ドラムや中間転写ベルトなどの像担持体上に形成されたトナー像が記録材に転写される。像担持体上のトナー像は、転写部で像担持体と転写装置とで記録材を挟持し、転写部に転写電界を形成することで、静電的に記録材上に転写される。この転写装置として、像担持体からの記録材の分離性能が高いことなどから、記録材を担持して搬送する転写ベルトを備えた転写装置が採用されることがある(特許文献1)。この転写装置は、無端状の転写ベルトと、転写ベルトを張架するための複数の張架ローラと、を有して構成される。この複数の張架ローラは、転写ベルトを介して像担持体に当接して、像担持体と転写ベルトとが当接する領域である転写部(転写ニップ)を形成する転写ローラを含む。
転写装置では、画像形成装置の非動作時における転写部材の永久変形の抑制や、ジャム紙の除去の作業性などのために、像担持体と転写部材との離接状態を切り替えることが行われている。転写ベルトを備えた転写装置では、転写ベルト及び複数の張架ローラを含む転写装置の全体を、カム機構によって支点を中心に回動させて移動させることで、像担持体と転写ベルトとの離接状態を切り替えることが行われている(特許文献2)。
特開2000-347517号公報 特開2009-251321号公報
しかしながら、従来の構成のように、転写装置の全体を移動させることで像担持体と転写ベルトとの離接状態を切り替える機構の場合、転写部を形成する圧力に加えて、転写装置の全体の自重を支持する強度が必要である。そのため、その機構を配置するためのスペースの増加や、その機構にかかるコストの増大をもたらす可能性がある。
したがって、本発明の目的は、省スペース化及び低コスト化に有利な構成によって、像担持体と転写ベルトとの離接状態を切り替えることを可能とすることである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、記録材を担持して搬送する回転可能な無端状のベルトと、前記ベルトの内周面側に配置され、前記ベルトを介して前記像担持体に当接し、前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部を形成する転写ローラと、前記ベルトの内周面側に配置され、前記ベルトを張架する少なくとも1つの張架ローラと、前記張架ローラを回転可能に保持するフレームと、前記転写ローラを回転可能に支持し、前記フレームに対して移動可能な支持部材と、前記支持部材を前記像担持体に近づく方向及び前記像担持体から離れる方向に移動させて、前記転写ローラを、前記像担持体と前記ベルトとを当接させる第1位置と、前記像担持体と前記ベルトとを離間させる第2位置と、に移動させる離接機構と、を有し、前記離接機構は、前記フレームが所定の位置に配置された状態において前記転写ローラを前記第1位置と前記第2位置とに配置可能であることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、省スペース化及び低コスト化に有利な構成によって、像担持体と転写ベルトとの離接状態を切り替えることを可能となる。
画像形成装置の概略断面図である。 2次転写装置の近傍の概略断面図である。 実施例1における2次転写装置の概略側面図である。 2次転写装置のフレームを示す概略斜視図である。 実施例2における2次転写装置の概略側面図である。 実施例3における2次転写装置の概略側面図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
[実施例1]
1.画像形成装置の構成及び動作
図1は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成することのできる、中間転写方式を採用したタンデム型のプリンタである。画像形成装置100は、外部機器から送信された画像信号に応じて記録材Sに画像を形成することができる。
なお、画像形成装置100やその要素について、図1の紙面手前側を「前」側、紙面奥側を「後」側とする。この前側と後側とを結ぶ前後方向は、後述する感光ドラム11、中間転写ベルト31の張架ローラ、あるいは2次転写ベルト40の張架ローラの回転軸線方向と略平行であるものとする。また、記録材Sのことを「紙」ということがあるが、記録材Sは紙に限定されるものではない。記録材Sは、例えば、合成樹脂を主体とする材料で構成された合成紙やフィルム、金属層を有する蒸着紙などの特殊紙などの、紙以外の材料又は紙以外の材料を含む材料で構成されたものであってもよい。
画像形成装置100は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成する4つの画像形成部1Y、1M、1C、1Kを有する。各画像形成部1Y、1M、1C、1Kは、後述する中間転写ベルト31の略水平に配置される画像転写面の移動方向に沿って直列状に配置されている。なお、各色用に設けられた同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、いずれかの色用の要素であることを示す符号の末尾のY、M、C、Kを省略して総括的に説明することがある。本実施例では、画像形成部1は、後述する感光ドラム11、帯電器12、露光装置13、現像器14、ドラムクリーニング装置15などを有して構成される。
第1の像担持体としての回転可能なドラム型(円筒形)の感光体(電子写真感光体)である感光ドラム11は、図中矢印R1方向(反時計回り方向)に回転駆動される。回転する感光ドラム11の表面は、帯電手段としての帯電器12によって所定の極性(本実施例では負極性)の所定の電位に一様に帯電処理される。帯電処理された感光ドラム11の表面は、露光手段としての露光装置(レーザースキャナー)13によって画像情報に応じた像光が照射されて走査露光され、感光ドラム11上に静電潜像(静電像)が形成される。感光ドラム11上に形成された静電潜像は、現像手段としての現像器14によって現像剤としてのトナーが供給されて現像(可視化)され、感光ドラム11上にトナー像が形成される。本実施例では、一様に帯電処理された後に画像情報に応じて露光されることで電位の絶対値が低下した感光ドラム11上の露光部(イメージ部)に、感光ドラム11の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーが付着する(反転現像方式)。本実施例では、現像時のトナーの主要な帯電極性であるトナーの正規の帯電極性は負極性である。
4つの感光ドラム11に対向するように、第2の像担持体としての回転可能な無端状のベルトで構成された中間転写体である中間転写ベルト31が配置されている。中間転写ベルト31は、複数の張架ローラ(支持ローラ)としての駆動ローラ33、テンションローラ34及び2次転写対向ローラ32によって張架されている。本実施例では、中間転写ベルト31は、ポリイミド、ポリカーボネートなどの樹脂材料を用いて形成された基層と、ゴム材料を用いて形成された表層と、を有する。中間転写ベルト31は、駆動ローラ33が回転駆動されることで駆動力が伝達されて、図中矢印R2方向(時計回り方向)に回転(周回移動)する。テンションローラ34は、中間転写ベルト31の走行方向に所定の張力を付与する。2次転写対向ローラ(2次転写内ローラ)32は、後述する2次転写ローラ(2次転写外ローラ)41と共に後述する2次転写部N2を形成する。中間転写ベルト31の内周面側には、各感光ドラム11Y、11M、11C、11Kに対応して、1次転写手段としてのローラ型の1次転写部材である1次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kがそれぞれ配置されている。本実施例では、各1次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kは、それぞれ各感光ドラム11Y、11M、11C、11Kに対向する位置に配置されている。1次転写ローラ35は、感光ドラム11に向けて押圧され、中間転写ベルト31を介して感光ドラム11に当接し、感光ドラム11と中間転写ベルト31とが当接する領域である1次転写部(1次転写ニップ)N1を形成する。駆動ローラ33以外の中間転写ベルト31の張架ローラ及び各1次転写ローラ35は、中間転写ベルト31の回転に伴って従動回転する。
感光ドラム11上に形成されたトナー像は、1次転写部N1において、回転している中間転写ベルト31上に転写(1次転写)される。1次転写工程時に、1次転写ローラ35には、トナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の直流電圧である1次転写電圧(1次転写バイアス)が印加される。例えば、フルカラー画像の形成時には、各感光ドラム11Y、11M、11C、11Kに形成されたイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色のトナー像が、中間転写ベルト31上の同一画像位置に重ね合わされるようにして順次転写される。
中間転写ベルト31の外周面側において、対向部材としての2次転写対向ローラ32に対向する位置には、2次転写装置4が配置されている。2次転写装置4は、無端状のベルトで構成された2次転写ベルト40と、2次転写ベルト40の内周面側において2次転写対向ローラ32に対向する位置に配置された2次転写ローラ41と、を有する。2次転写ローラ41は、2次転写対向ローラ32に向けて押圧され、2次転写ベルト40及び中間転写ベルト31を介して2次転写対向ローラ32に当接する。これにより、2次転写ローラ41は、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが当接する領域である2次転写部(2次転写ニップ)N2を形成する。中間転写ベルト31上に形成されたトナー像は、2次転写部N2において、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とに挟持されて搬送されている記録材S上に転写(2次転写)される。2次転写工程時に、2次転写対向ローラ32には、トナーの正規の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)の直流電圧である2次転写電圧(2次転写バイアス)が印加される。2次転写ローラ41は、電気的に接地されている。なお、2次転写対向ローラ32が電気的に接地され、2次転写ローラ41にトナーの正規の帯電極性とは逆極性の2次転写電圧が印加されてもよい。2次転写装置4については、後述して更に詳しく説明する。
記録材(転写材、記録媒体、シート)Sは、記録材収容部としての給紙カセット61、62、63に格納されている。この記録材Sは、給送部材としての給紙ローラ64、65、66のいずれかが回転することで記録材搬送路としての給紙搬送路67に送り出されて、搬送部材としてのレジストローラ21へと搬送される。この記録材Sは、レジストローラ21によって、中間転写ベルト31上のトナー像とタイミングが合わされて2次転写部N2へと搬送される。
トナー像が転写された記録材Sは、2次転写ベルト40と、搬送部材としての搬送ベルト71と、によって、定着手段としての定着装置5へと搬送される。定着装置5は、未定着のトナー像を担持した記録材Sを加熱及び加圧することにより、トナー像を記録材Sの表面に定着(溶融、固着)させる。
片面印刷モードの場合は、上述のようにして片面にトナー像が定着された記録材Sは、記録材搬送路としての排紙搬送経路68を通って、排出部として排紙トレイ69に排出(出力)される。両面印刷モードの場合は、上述のようにして1面目にトナー像が定着された記録材Sは、2面目にトナー像を転写するために再度2次転写部N2へと搬送される。つまり、両面印刷モードでは、1面目にトナー像が定着された記録材Sは、反転搬送路81へ送り込まれ、反転搬送路81でスイッチバック動作を行うことで先後端を入れ替えて両面搬送路82へと搬送される。両面搬送路82に搬送された記録材Sは、レジストローラ21へと搬送され、再び2次転写部N2へと搬送される。そして、この記録材Sは、上述と同様にして2面目にトナー像が転写され、定着された後に、排紙トレイ69に排出される。
また、1次転写工程後に感光ドラム11上に残留したトナー(1次転写残トナー)は、クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置15によって感光ドラム11上から除去されて回収される。また、2次転写工程後に中間転写ベルト31上に残留したトナー(2次転写残トナー)などの付着物は、クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置36によって中間転写ベルト31上から除去されて回収される。
なお、各画像形成部1において、感光ドラム11、帯電器12、現像器14、ドラムクリーニング装置15は、それぞれ単独で又は複数が一体的にカートリッジ化されて、画像形成装置100の装置本体2に対して着脱可能とされていてよい。また、中間転写ベルト31、中間転写ベルト31の張架ローラ、各1次転写ローラ35及びベルトクリーニング装置36は、中間転写ベルトユニット3を構成する。中間転写ベルトユニット3は、画像形成装置100の装置本体2に対して着脱可能とされていてよい。
また、本実施例では、画像形成装置100は、図1に示すように給紙された記録材Sが2次転写部N2において右から左へと搬送される構成とされているが、この方向に限定されるものではなく、左から右へと搬送される構成とされていてもよい。
2.2次転写装置の構成
次に、本実施例における2次転写装置4の構成について更に説明する。図2は、本実施例における2次転写装置4の近傍を示す概略断面図である。なお、2次転写ベルト40や2次転写ベルト40の張架ローラに関して、「上流」、「下流」とは、それぞれ2次転写ベルト40の回転方向(表面の移動方向、走行方向)における「上流」、「下流」をいうものであり、煩雑を避けるため適宜省略することがある。
2次転写装置4は、記録材担持体としての無端状のベルトで構成された2次転写ベルト40を有する。2次転写ベルト40は、複数の張架ローラ(支持ローラ)によって張架されている。2次転写装置4は、2次転写ベルト40の張架ローラとして、2次転写ベルト40の内周面側に配置された、次の4つのローラを有する。つまり、2次転写部N2を形成する転写ローラ(転写部材)としての2次転写ローラ41、分離ローラ42、上流ローラ43、及びテンションローラ44である。2次転写ベルト40の各張架ローラは、詳しくは後述するように、それぞれの回転軸線方向の両端部において、2次転写装置4を構成するフレーム50(図4)に保持されている。2次転写ローラ41、分離ローラ42、上流ローラ43、テンションローラ44の回転軸線方向は略平行である。
2次転写ベルト40は、樹脂材料又は金属材料で形成された層を有する無端状のベルト部材で構成することができる。本実施例では、2次転写ベルト40は、ポリイミド、ポリカーボネートなどの樹脂に帯電防止剤としてカーボンブラックを適当量含有させて体積抵抗率を1×10~1×1014Ω・cmに調整した樹脂材料で形成されている。また、本実施例では、2次転写ベルト40は、単層構造で、厚みは0.07~0.1mmである。また、本実施例では、2次転写ベルト40は、引っ張り試験法(JIS K 6301)で測定したヤング率の値が、100MPa以上、10GPa未満である。また、2次転写ベルト40の周長は300mm程度である。
2次転写ローラ41は、多層構造の弾性ローラで構成することができる。本実施例では、2次転写ローラ41は、最下層である芯金の外周に、表層として誘電性部材である発泡性ゴムで構成された弾性層が設けられて構成されている。本実施例では、発泡性ゴムの硬度は、Asker―C28~50°である。これにより、2次転写ローラ41は、2次転写対向ローラ32よりも低い硬度とされている。2次転写ローラ41は、2次転写ベルト40が張架される領域において、回転軸線方向で実質的に直径の変化がないストレート形状を有する。
2次転写ローラ41は、後述する加圧機構によって2次転写対向ローラ32に向けて押圧されて、2次転写ベルト40を押圧する。これにより、2次転写ローラ41は、2次転写ベルト40を介して、2次転写対向ローラ32に掛け回されている中間転写ベルト31に当接する。このように、2次転写ローラ41は、2次転写ベルト40及び中間転写ベルト31を介して、2次転写対向ローラ32に圧接させられている。中間転写ベルト31及び2次転写ベルト40を介した2次転写対向ローラ32と2次転写ローラ41との当接部分では、その当接力により2次転写対向ローラ32よりも低硬度である2次転写ローラ41の弾性層が弾性変形する。これにより、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40との接触領域である2次転写部N2が形成される。
ここで、例えば厚紙などの剛度の高い記録材Sが、2次転写部N2に突入した際の衝撃で、中間転写ベルト31の速度変動が発生することがある。そして、この速度変動に起因して、1次転写部N1においてトナー像がずれて転写されることによる画像の劣化が発生し得ることが知られている。これに対し、2次転写ローラ41の硬度が2次転写対向ローラ32の硬度よりも低いことで、記録材Sが2次転写部N2に突入した際の衝撃が2次転写ローラ41で吸収される。そのため、中間転写ベルト31の速度変動は小さく、上述の画像の劣化を抑制する効果が得られる。
2次転写ローラ41の回転軸線方向における端部には、2次転写装置4を構成する駆動手段(図示せず)が連結される。2次転写ローラ41の駆動手段は、駆動源としてのモータ、ギアなどの駆動伝達部材などを有して構成される。2次転写ローラ41は、この駆動手段によって回転駆動される。2次転写ローラ41が2次転写ベルト40をグリップしながら回転することで、2次転写ベルト40が図中矢印R3方向(反時計回り方向)に回転(周回移動)する。2次転写ローラ41以外の2次転写ベルト40の張架ローラは、2次転写ベルト40の回転に伴って従動回転する。
なお、2次転写ベルト40を搬送するための駆動手段が連結されるローラは、2次転写ローラ41に限定されるものではなく、2次転写ベルト40の内周面に接触するローラのいずれかであればよい。ただし、2次転写ベルト40の搬送速度の制御の安定性などの観点から、駆動手段が連結されるローラは、回転軸線方向で実質的に直径の変化がないストレート形状を有していることが好ましい。また、2次転写装置4は、駆動手段を具備せず、2次転写ベルト40が中間転写ベルト31の回転に伴って従動回転する構成とされてもよい。
本実施例では、2次転写対向ローラ32に電圧印加手段としての外部給電装置(図示せず)からトナーの正規の帯電極性と同極性の電位が付与され、2次転写ローラ41が電気的に接地されることで、2次転写部N2に2次転写電界が形成される。しかし、2次転写部N2に対する給電態様はこれに限定されるものではなく、2次転写対向ローラ32が電気的に接地され、2次転写ローラ41にトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電位が付与されてもよい。
分離ローラ42は、2次転写ローラ41の下流側に隣接して(直下流に)配置されている。分離ローラ42と2次転写ローラ41とで、記録材Sを担持して搬送する2次転写ベルト40の外周面である記録材担持面(搬送面)が形成される。2次転写部N2を通過し、2次転写ベルト40の記録材担持面上に静電吸着された記録材Sは、2次転写ベルト40によって搬送された後に、分離ローラ42の曲率を利用して2次転写ベルト40から引き剥がされる。これにより、記録材Sは、2次転写ベルト40から搬送ベルト71へと受け渡される。分離ローラ42の曲率が大きいほど、2次転写ベルト40から記録材Sを引き剥がす効果は大きくなるため、分離ローラ42の直径は比較的小さいことが望ましい。また、分離ローラ42は、2次転写ベルト40が張架される領域において、回転軸線方向における両端部に、回転軸線方向における中央部の直径よりも直径が小さい部分を有するように構成されている。本実施例では、分離ローラ42は、回転軸線方向における中央部から両端部に向けて直径が連続的に減少するクラウン形状(正クラウン形状)を有する。本実施例では、分離ローラ42は、金属ローラ(例えば、金属材料の一例であるSUMで構成された丸棒から削り出して形成されたローラ)で構成されている。これは、2次転写部N2内で記録材Sに発生するシワを抑制するためである。
上流ローラ43は、2次転写ローラ41の上流側に隣接して(直上流に)配置されている。上流ローラ43は、2次転写ベルト40が張架される領域において、回転軸線方向で実質的に直径の変化がないストレート形状を有する。本実施例では、上流ローラ43は、金属ローラ(例えば、金属材料の一例であるアルミニウムで構成された丸棒から削り出して形成されたローラ)で構成されている。
テンションローラ44は、分離ローラ42よりも下流側、かつ、上流ローラ43よりも上流側に配置されている。また、テンションローラ44は、2次転写ベルト40が張架される領域において、回転軸線方向における両端部に、回転軸線方向における中央部の直径よりも直径が大きい部分を有するように構成されている。本実施例では、テンションローラ44は、回転軸線方向における中央部から両端部に向けて直径が連続的に増加する逆クラウン形状を有する。本実施例では、上流ローラ43は、金属ローラ(例えば、金属材料の一例であるSUMで構成された丸棒から削り出して形成されたローラ)で構成されている。これは、分離ローラ42の周面がクラウン形状であることによる2次転写ベルト40の幅方向における中央部と両端部とでの回転軌道の周長差を打ち消すようにするためである。そして、テンションローラ44は、付勢手段としての付勢部材であるテンションローラ加圧バネ(圧縮コイルバネ)51によって、2次転写ベルト40の内周面側から外周面側に向かう方向に押圧される。これにより、テンションローラ44は、2次転写ベルト40に張力(テンション、張架力)を付与する機能を担う。2次転写ベルト40は、樹脂で形成されているため、比較的硬い材質である。そのため、2次転写ベルト40は、2次転写ベルト40を分離ローラ42のクラウン形状の周面及びテンションローラ44の逆クラウン形状の周面に沿って強制的に変形させるように、十分な張力を付与することが必要となる。
本実施例における2次転写装置4は、上述のような構成により、薄紙などの低剛度の記録材Sを通紙した際に2次転写部N2内で発生する記録材Sのシワに起因する画像の劣化を抑制することが可能となる。
なお、2次転写ベルト40の張架ローラは、上記本実施例におけるセットのみに限定されるものではない。例えば、2次転写ベルト40上に付着したトナーを回収するためのクリーニング部材が設けられる場合、このクリーニング部材に対向する位置に、2次転写ベルト40を介してそのクリーニング部材が当接するローラなどを別途設けてもよい。また、例えば、搬送中の2次転写ベルト40の幅方向(表面の移動方向と略直交する方向)への寄り量を制御するステアリングローラなどを別途設けてもよい。
本実施例では、2次転写装置4は、2次転写ベルト40の幅方向への寄りを抑制するためにリブ規制方式を採用している。つまり、本実施例では、2次転写ベルト40の幅方向における両端部の内周面に、弾性体で形成されたリブが接着されて固定されている。また、本実施例では、上流ローラ43の回転軸線方向における両端部において、上記リブよりも内側の位置に、樹脂で形成されたフランジが設けられている。本実施例では、このフランジは、上流ローラ43の回転軸を中心として、上流ローラ43の回転軸線方向における中央側から端部側に向けて外径が減少する、テーパ形状を有している。2次転写ベルト40が幅方向における片側に寄った場合、2次転写ベルト40の幅方向における反対側ではリブがフランジに突き当たる。これにより、フランジ431から上記寄り方向とは反対側に押し返す力が2次転写ベルト40に付与され、2次転写ベルト40の走行位置を所定の位置へ戻すことができる。
また、本実施例では、2次転写装置4は、2次転写ベルト40の表面(外周面)を清掃するクリーニング部材を有していない。本実施例では、中間転写ベルト31上に形成された試験トナー像(色ズレ補正や濃度補正のためのパッチトナー)が2次転写部N2に到達する際には、後述する離接機構によって2次転写ベルト40を中間転写ベルト31から離間させる。そして、試験トナー像が2次転写部N2に対応する位置を通過できるようにする。これにより、2次転写ベルト40の表面(外周面)にトナーが付着することに起因する記録材Sの裏面(2次転写部N2における2次転写ベルト40側の面)のトナー汚れを抑制することができる。
3.離接機構
次に、本実施例における2次転写装置4を構成する離接機構について説明する。図3は、本実施例における中間転写ベルト31と2次転写ベルト40との離接状態を切り替える(当接した状態と離間した状態とを切り替える)離接機構9を示す2次転写装置4の模式的な側面図である。図3(a)は中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが当接している状態、図3(b)は中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが離間している状態をそれぞれ示している。また、図4は、後述する2次転写装置4を構成するフレーム50の構成を示す概略斜視図である。なお、図3及び図4は、2次転写装置4の前側の構成を示しているが、本実施例では後側の構成も前側の構成と同様(2次転写ローラ41の回転軸線方向における略中央を通り該軸線方向と略直交する平面に対して略対称)である。また、図4では、煩雑を避けるため、フレーム50は一部の構成を示している。
分離ローラ42は、図3及び図4に示すように、その回転軸線方向における両端部に設けられた回転軸部42aが、フレーム50によって固定位置で回転可能に支持されている。なお、分離ローラ42の回転軸部42aは、滑り軸受などのベアリング(軸受部材)を介してフレーム50に支持されていてよい。
また、上流ローラ43は、図3及び図4に示すように、その回転軸線方向における両端部に設けられた回転軸部43aが、フレーム50によって固定位置で回転可能に支持されている。なお、上流ローラ43の回転軸部43aは、滑り軸受などのベアリング(軸受部材)を介してフレーム50に支持されていてよい。
テンションローラ44は、図3及び図4に示すように、その回転軸線方向における両端部に設けられた回転軸部44aが、テンションローラ支持部材48によって回転可能に支持されている。また、このテンションローラ支持部材48は、フレーム50に対して2次転写ベルト40の内周面側から外周面側に向かう方向及びその逆方向に移動可能(スライド移動可能)なように、フレーム50に設けられた保持部50aによって保持されている。保持部50aは、テンションローラ支持部材48と係合する係合部などを有して構成される。そして、テンションローラ支持部材48は、付勢手段としての付勢部材であるテンションローラ加圧バネ(圧縮コイルバネ)51によって付勢されている。これにより、テンションローラ44は、2次転写ベルト40に張力を付与している。テンションローラ加圧バネ51は、一端部がテンションローラ支持部材48に当接し、他端部がフレーム50に当接するように配置されている。
2次転写ローラ41は、図3及び図4に示すように、その回転軸線方向における両端部に設けられた回転軸部41aが2次転写ローラ支持部材45によって回転可能に支持されている。また、この2次転写ローラ支持部材45は、フレーム50に対して移動可能(スライド移動可能)なように、フレーム50に設けられた保持部50bによって保持されている。2次転写ローラ支持部材45は、中間転写ベルト31に近づく方向及び中間転写ベルト31から離れる方向(2次転写ベルト40の内周面側から外周面側に向かう方向及びその逆方向に)移動可能とされている。保持部50bは、2次転写ローラ支持部材45と係合する係合部などを有して構成される。そして、2次転写ローラ支持部材45は、付勢手段としての付勢部材である2次転写ローラ加圧バネ(圧縮コイルバネ)52によって付勢されている。これにより、2次転写ローラ41は、図3(a)に示すように、中間転写ベルト31及び2次転写ベルト40を介して2次転写対向ローラ32に当接し、2次転写部N2を形成する。2次転写ローラ加圧バネ52は、一端部が2次転写ローラ支持部材45に当接し、他端部がフレーム50に当接するように配置されている。
なお、フレーム50は、単一の部材で構成されていてもよいし、複数の部材が結合されて構成されていてもよい。また、本実施例では、フレーム50は、画像形成装置100内において、実質的に移動しないように所定の位置に固定して配置される。ただし、例えば2次転写装置4の全体又は一部が装置本体2に対して着脱可能とされている場合などには、2次転写装置4の全体又はその一部が装置本体2から取り外される際などには、フレーム50は装置本体2に対して移動可能であってよい。
本実施例では、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40との離接状態を切り替える(当接した状態と離間した状態とを切り替える)離接機構9は、アーム46及びカム47などを有して構成される。アーム46は、支点46aを中心に回動可能なように、フレーム50に取り付けられている。また、アーム46には、2次転写ローラ支持部材45に設けられた突起部45aと係合する係合穴46bが設けられている。アーム46と2次転写ローラ支持部材45とは、上述の突起部45aが係合穴46bに移動可能に係合して連結されることでリンク機構54を形成する。カム47は、駆動軸47aを中心に回転可能なように、フレーム50に取り付けられている。カム47は、例えば装置本体2に設けられた離接機構9を構成する駆動手段により駆動力が伝達されて回転する。カム47の駆動手段は、駆動源としてのモータ53、駆動伝達部材としてのギアなどを有して構成される。
図3(a)に示すように、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが当接している状態では、カム47がアーム46から離間している。この状態で、上述のように、2次転写ローラ支持部材45が2次転写ローラ加圧バネ52によって付勢されて、2次転写ローラ41が中間転写ベルト31及び2次転写ベルト40を介して2次転写対向ローラ32に当接し、2次転写部N2が形成される。
図3(b)に示すように、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが離間される際には、カム47がモータ53によって回転駆動されることで、カム47がアーム46と接触する。また、カム47が更に回転することで、カム47がアーム46を押圧し、アーム46を2次転写対向ローラ32(中間転写ベルト31)から離れる方向(図中下方)に回動させる。そして、アーム46と連結された2次転写ローラ支持部材45及びこれに支持された2次転写ローラ41が、2次転写対向ローラ32(中間転写ベルト31)から離れる方向(図中下方)に移動する。これにより、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが離間する。
本実施例では、フレーム50、2次転写ローラ支持部材45、及び離接機構9(アーム46、カム47など)は、2次転写ベルト40の幅方向(2次転写ローラ41の回転軸線方向)において2次転写ベルト40よりも外側に配置されている。特に、本実施例では、2次転写ローラ支持部材45及び離接機構9のそれぞれの少なくとも一部は、画像形成時の状態における2次転写ベルト40の外周面よりも内側の領域を2次転写ベルト40の幅方向における外側に投影した領域内に配置されている。上記画像形成時(2次転写時)の状態は、2次転写ローラ41が、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とを当接させる位置に配置された状態である。
ここで、前述のように、従来の転写ベルトを備えた転写装置は、転写装置の全体が移動させられて、像担持体と転写ベルトとの離接状態が切り替えられていた。その理由の1つは、転写ベルトのクリーニング部材としての回転ブラシの駆動機構や、クリーニング部材で回収したトナーの搬送部材の駆動機構などがあることで、装置を大型化せずに離接機構を転写ベルトの幅方向の外側に配置するのが難しかったことである。本実施例では、上述のように、2次転写装置4には、2次転写ベルト40の外周面を清掃するためのクリーニング部材は設けられていない。これにより、本実施例では、装置を大型化せずに離接機構9を2次転写ベルト40の幅方向の外側、特に、2次転写ベルト40の輪郭を2次転写ベルト40の幅方向の外側に投影した領域内に配置することができる。
なお、モータ53は、装置本体2に設けられた制御部10によって制御されて動作する。本実施例では、制御部10は、例えば、画像形成装置100がスタンバイ状態やスリープ状態に移行する際に、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とを離間させるようにモータ53を制御する。また、本実施例では、制御部10は、上述のように、中間転写ベルト31上に形成された試験トナー像が2次転写部N2に対応する位置を通過する際に、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とを離間させるようにモータ53を制御する。さらに、本実施例では、制御部10は、記録材Sの搬送経路に設けられた記録材Sを検知するセンサの検知結果などに基づいてジャム(紙詰まり)を検知した際に、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とを離間させるようにモータ53を制御する。これにより、ジャム紙の除去作業を容易に行うことが可能となる。換言すると、制御部10は、少なくともジョブ(一の開始指示により単数又は複数の記録材Sに画像を形成して出力する一連の動作)において2次転写を行う際に中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とを当接させるようにモータ53を制御すればよい。そして、制御部10は、その他の期間では、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とを離間させるようにモータ53を制御することができる。ただし、本発明は斯かる構成に限定されるものではなく、離接機構9は、例えば、操作者が手動により動作させるように構成されていてもよい。
本実施例では、装置停止時などに2次転写ローラ41を2次転写対向ローラ32から離れるように移動させることで、2次転写ローラ41を構成する発泡性ゴム層が2次転写対向ローラ32に押圧されて部分的に永久変形することを抑制することができる。また、本実施例では、2次転写ベルト40を中間転写ベルト31から離間させることで、試験トナー像が2次転写ベルト40に付着することを抑制したり、ジャム紙の除去作業を可能としたりすることができる。そして、本実施例では、2次転写装置4は、フレーム50に対して移動可能な2次転写ローラ支持部材45を移動させることで、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40との離接状態を切り替えることができる。そのため、2次転写装置4の全体を移動させる機構を備えた従来の構成よりもスペースの低減やコストの低減を図ることができる。
また、本実施例では、図3(b)に示すように、離接機構9は、中間転写ベルト31と2次転写ベルト31とが離間している状態では、2次転写ローラ41は2次転写ベルト40の裏面(内周面)から離間している。そのため、2次転写ローラ41を構成する発泡性ゴム層が2次転写ベルト40の張力により部分的に永久変形することを抑制することができる。ただし、本発明は斯かる構成に限定されるものではなく、離接機構9は、中間転写ベルト31と2次転写ベルト31とが離間している状態で、2次転写ローラ41が2次転写ベルト40の裏面(内周面)に接触している構成とされていてもよい。
このように、本実施例では、画像形成装置100は、トナー像を担持する像担持体31と、記録材Sを担持して搬送する回転可能な無端状のベルト40と、ベルト40の内周面側に配置され、ベルト40を介して像担持体31に当接し、像担持体31から記録材Sにトナー像を転写する転写部N2を形成する転写ローラ41と、ベルト40の内周面側に配置され、ベルト40を張架する少なくとも1つの張架ローラ42と、張架ローラ42を回転可能に保持するフレーム50と、転写ローラ41を回転可能に支持し、フレーム50に対して移動可能な支持部材45と、支持部材45を像担持体31に近づく方向及び像担持体31から離れる方向に移動させて、転写ローラ41を、像担持体31とベルト40とを当接させる第1位置(当接位置)と、像担持体31とベルト40とを離間させる第2位置(離間位置)と、に移動させる離接機構9と、を有し、離接機構9は、フレーム50が所定の位置に配置された状態において転写ローラ41を上記第1位置と上記第2位置とに配置可能である。本実施例では、転写ローラ41が上記第2位置に配置された状態において、転写ローラ41とベルト40とは離間する。本実施例では、支持部材45及び離接機構9は、転写ローラ41の回転軸線方向においてベルト40よりも外側に配置されている。また、本実施例では、支持部材45及び離接機構9のそれぞれの少なくとも一部は、転写ローラ41が上記第1位置に配置された状態におけるベルト40の外周面よりも内側の領域を転写ローラ41の回転軸線方向におけるベルト40の外側に投影した領域内に配置されている。本実施例では、転写ローラ41は、発泡性ゴム層を有する。本実施例では、像担持体31は、別の像担持体11から転写されたトナー像を転写部N2で記録材Sに転写するために搬送する中間転写体31であり、転写ローラ41は、上記第1位置に配置された状態で、中間転写体31及びベルト40を挟んで転写ローラ41に対向して配置された対向部材32に中間転写体31及びベルト40を介して当接する。また、本実施例では、画像形成装置100は、離接機構9を駆動する駆動手段53と、駆動手段53を制御する制御部10と、を有し、制御部10は、像担持体上に形成された試験トナー像が転写部N2に対応する位置を通過する際に、転写ローラ41を上記第2位置に配置するように駆動手段53を制御する。
以上説明したように、本実施例によれば、省スペース化及び低コスト化に有利な構成によって、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40との離接状態を切り替えることが可能となる。
[実施例2]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1の画像形成装置のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
図5は、本実施例における2次転写装置4の概略側面図である。図5(a)は中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが当接している状態、図5(b)は中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが離間している状態をそれぞれ示している。なお、図5は、2次転写装置4の前側の構成を示しているが、本実施例では後側の構成も前側の構成と同様(2次転写ローラ41の回転軸線方向における略中央を通り該軸線方向と略直交する平面に対して略対称)である。また、図5では、説明の都合上、アーム46を透視するように破線で示している。
本実施例では、2次転写装置4は、2次転写ベルト40の張架ローラとして、2次転写ベルト40の内周面側に配置された、2次転写ローラ41、分離ローラ42、及びテンションローラ44の3つのローラを有する。2次転写ローラ41は、実施例1と同様に、発泡性ゴムで形成された弾性層を有する。また、分離ローラ42は、実施例1と同様に、クラウン形状を有する。また、テンションローラ44は、実施例1と同様に、逆クラウン形状を有する。本実施例の構成によっても、実施例1と同様に、低剛度の記録材Sを通紙した際に2次転写部N2内で発生する記録材Sのシワに起因する画像の劣化を抑制することが可能となる。
分離ローラ42は、その回転軸線方向における両端部に設けられた回転軸部42aが、フレーム50(図5には図示せず)によって固定位置で回転可能に支持されている。
テンションローラ44は、その回転軸線方向における両端部に設けられた回転軸部44aが、テンションローラ支持部材48によって回転可能に支持されている。また、このテンションローラ支持部材48は、フレーム50(図5には図示せず)に対して移動可能(スライド移動可能)なように、フレーム50に設けられた保持部50aによって保持されている。テンションローラ支持部材48は、2次転写ベルト40の内周面側から外周面側に向かう方向及びその逆方向に移動可能とされている。そして、テンションローラ支持部材48は、付勢手段としての付勢部材であるテンションローラ加圧バネ(圧縮コイルバネ)51によって付勢されている。これにより、テンションローラ44は、2次転写ベルト40に張力を付与している。
2次転写ローラ41は、その回転軸線方向における両端部に設けられた回転軸部41aが2次転写ローラ支持部材45によって回転可能に支持されている。また、この2次転写ローラ支持部材45は、フレーム50(図5には図示せず)に対して移動可能(スライド移動可能)なように、フレーム50に設けられた保持部50bによって保持されている。2次転写ローラ支持部材45は、中間転写ベルト31に近づく方向及び中間転写ベルト31から離れる方向(2次転写ベルト40の内周面側から外周面側に向かう方向及びその逆方向)に移動可能とされている。そして、2次転写ローラ支持部材45は、付勢手段としての付勢部材である2次転写ローラ加圧バネ(圧縮コイルバネ)52によって付勢されている。これにより、2次転写ローラ41は、図5(a)に示すように、中間転写ベルト31及び2次転写ベルト40を介して2次転写対向ローラ32に当接し、2次転写部N2を形成する。
アーム46は、支点46aを中心に回動可能なように、フレーム50(図5には図示せず)に取り付けられている。また、アーム46には、2次転写ローラ支持部材45に設けられた突起部45aと係合する係合穴46bが設けられている。アーム46と2次転写ローラ支持部材45とは、上述の突起部45aが係合穴46bに移動可能に係合して連結されることでリンク機構54を形成する。カム47は、駆動軸47aを中心に回転可能なように、フレーム50に取り付けられている。カム47は、例えば装置本体2に設けられたモータ53から駆動力が伝達されて回転する。
図5(a)に示すように、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが当接している状態では、カム47がアーム46から離間している。この状態で、上述のように、2次転写ローラ支持部材45が2次転写ローラ加圧バネ52によって付勢されて、2次転写ローラ41が中間転写ベルト31及び2次転写ベルト40を介して2次転写対向ローラ32に当接し、2次転写部N2が形成される。
図5(b)に示すように、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが離間される際には、カム47がモータ53によって回転駆動されることで、カム47がアーム46と接触する。また、カム47が更に回転することで、カム47がアーム46を押圧し、アーム46を2次転写対向ローラ32(中間転写ベルト31)から離れる方向(図中下方)に回動させる。そして、アーム46と連結された2次転写ローラ支持部材45及びこれに支持された2次転写ローラ41が、2次転写対向ローラ32(中間転写ベルト31)から離れる方向(図中下方)に移動する。これにより、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが離間する。
図5(b)に示すように、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが離間される際に、2次転写ローラ41の移動に伴い、テンションローラ44がテンションローラ加圧バネ51によって付勢されて、2次転写ベルト40の内周面側から外周面側に向かう方向に移動する。そして、テンションローラ支持部材48が規制部としての突き当て部材49と突き当たる。これにより、テンションローラ44にかかる押圧力は突き当て部材49が受け、2次転写ベルト40にかかる張力が小さくなる。突き当て部材49は、このようにテンションローラ支持部材48が突き当たり、2次転写ベルト40にかかる張力を小さくできるように、フレーム50(図5には図示せず)に設けられている。そのため、2次転写ローラ41を構成する発泡性ゴム層が2次転写ベルト40の張力により部分的に永久変形することを抑制することができる。
このように、本実施例では、転写ローラ41が第2位置(離間位置)に配置された状態においてベルト40にかかる張力は、転写ローラ41が第1位置(当接位置)に配置された状態においてベルト40にかかる張力よりも小さい。また、本実施例では、画像形成装置100は、転写ローラ41と、2次転写ベルト40の少なくとも1つの張架ローラとしての、ベルト40に張力を付与するテンションローラ44と、テンションローラ44を回転可能に支持し、フレーム50に対して移動可能なテンションローラ支持部材48と、テンションローラ支持部材48をベルト40の内周面側から外周面側に向かう方向に付勢する付勢手段51と、転写ローラ41が上記第2位置に配置された状態において、テンションローラ支持部材48の移動を規制して付勢手段51による付勢力を受ける規制部49と、を有する。
以上説明したように、本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られると共に、2次転写ベルト40の張架ローラの数の削減などにより、実施例1よりも更に2次転写装置4の小型化、低コスト化を図ることが可能となる。
[実施例3]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1の画像形成装置のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
図6は、本実施例における2次転写装置4の概略側面図である。図6(a)は中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが当接している状態、図6(b)は中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが離間している状態をそれぞれ示している。なお、図6は、2次転写装置4の前側の構成を示しているが、本実施例では後側の構成も前側の構成と同様(2次転写ローラ41の回転軸線方向における略中央を通り該軸線方向と略直交する平面に対して略対称)である。
本実施例では、2次転写装置4は、2次転写ベルト40の張架ローラとして、2次転写ベルト40の内周面側に配置された、2次転写ローラ41及び分離ローラ42の2つのローラを有する。2次転写ローラ41は、実施例1と同様に、発泡性ゴムで形成された弾性層を有する。分離ローラ42は、回転軸線方向で実質的に直径の変化がないストレート形状を有する。本実施例では、分離ローラ42は、金属ローラ(例えば、金属材料の一例であるアルミニウムで構成された丸棒から削り出して形成されたローラ)で構成されている。
分離ローラ42は、その回転軸線方向における両端部に設けられた回転軸部42aが、フレーム50(図6には図示せず)によって固定位置で回転可能に支持されている。
2次転写ローラ41は、その回転軸線方向における両端部に設けられた回転軸部41aが2次転写ローラ支持部材45によって回転可能に支持されている。また、この2次転写ローラ支持部材45は、フレーム50(図6には図示せず)に対して移動可能(スライド移動可能)なように、フレーム50に設けられた保持部50bによって保持されている。2次転写ローラ支持部材45は、中間転写ベルト31に近づく方向及び中間転写ベルト31から離れる方向(2次転写ベルト40の内周面側から外周面側に向かう方向及びその逆方向に)移動可能とされている。そして、2次転写ローラ支持部材45は、付勢手段としての付勢部材である2次転写ローラ加圧バネ(圧縮コイルバネ)52によって付勢されている。これにより、2次転写ローラ41は、図6(a)に示すように、中間転写ベルト31及び2次転写ベルト40を介して2次転写対向ローラ32に当接し、2次転写部N2を形成する。
アーム46は、支点46aを中心に回動可能なように、フレーム50(図5には図示せず)に取り付けられている。また、アーム46には、2次転写ローラ支持部材45に設けられた突起部45aと係合する係合穴46bが設けられている。アーム46と2次転写ローラ支持部材45とは、上述の突起部45aが係合穴46bに移動可能に係合して連結されることでリンク機構54を形成する。カム47は、駆動軸47aを中心に回転可能なように、フレーム50に取り付けられている。カム47は、例えば装置本体2に設けられたモータ53から駆動力が伝達されて回転する。
図6(a)に示すように、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが当接している状態では、カム47がアーム46から離間している。この状態で、上述のように、2次転写ローラ支持部材45が2次転写ローラ加圧バネ52によって付勢されて、2次転写ローラ41が中間転写ベルト31及び2次転写ベルト40を介して2次転写対向ローラ32に当接し、2次転写部N2が形成される。
ここで、図6(a)に示すように、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが当接している状態における、位置を固定された分離ローラ42と、移動可能な2次転写ローラ41と、の軸間距離を、第1軸間距離x1とする。本実施例では、第1軸間距離x1は、2次転写ベルト40に張力を発生させて緩みが起きないように設定されている。本実施例では、2次転写装置4は、2次転写ローラ41が2次転写ローラ加圧バネ52により押圧され、2次転写ローラ41の発泡性ゴム層が2次転写対向ローラ32に当接して潰れることで、2次転写ローラ41が上記第1軸間距離x1となる位置に配置され、2次転写ベルト40に十分な張力が付与されるように構成されている。
図6(b)に示すように、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが離間される際には、カム47がモータ53によって回転駆動されることで、カム47がアーム46と接触する。また、カム47が更に回転することで、カム47がアーム46を押圧し、アーム46を2次転写対向ローラ32(中間転写ベルト31)から離れる方向(図中下方)に回動させる。そして、アーム46と連結された2次転写ローラ支持部材45及びこれに支持された2次転写ローラ41が、2次転写対向ローラ32(中間転写ベルト31)から離れる方向(図中下方)に移動する。これにより、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが離間する。
ここで、図6(b)に示すように、中間転写ベルト31と2次転写ベルト40とが離間している状態における、位置を固定された分離ローラ42と、移動可能な2次転写ローラ41と、の軸間距離を、第2軸間距離x2とする。本実施例では、第2軸間距離は、第1軸間距離x1よりも小さくなるように設定されている。本実施例では、フレーム50に設けられた2次転写ローラ支持部材45を保持する保持部50bが、2次転写ローラ支持部材45を、上述のように第2軸間距離x2が第1軸間距離x1よりも小さくなるような方向に移動するように形成されている。これにより、2次転写ベルト40にかかる張力を小さくすることができる。そのため、2次転写ローラ41を構成する発泡性ゴム層が2次転写ベルト40の張力により部分的に永久変形することを抑制することができる。
このように、本実施例では、画像形成装置100は、転写ローラ41と、少なくとも1つの張架ローラとしての、フレーム50における位置が固定された位置固定ローラ(分離ローラ)42を有し、離接機構9は、転写ローラ41が第1位置(当接位置)に配置された状態における位置固定ローラ42と転写ローラ41との軸間距離x1よりも、転写ローラ41が第2位置(離間位置)に配置された状態における位置固定ローラ42と転写ローラ41との軸間距離x2の方が小さくなるように、支持部材45を移動させる。
以上説明したように、本実施例によれば、実施例1、2と同様の効果が得られると共に、2次転写ベルト40の張架ローラの数の削減などにより、実施例1、2よりも更に2次転写装置4の小型化、低コスト化を図ることが可能となる。
[その他]
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
上述の実施例では、2次転写ローラは、2次転写対向ローラに当接した際にバネ付勢されていた。この場合、2次転写部を通過する記録材の厚さなどに応じて2次転写ローラの位置が変化して、2次転写ローラの2次転写対向ローラに対する当接圧が略一定となり、より安定して所定のニップ幅の2次転写部を形成することができる。ただし、上述の実施例における離接機構などによって2次転写ローラの位置が決められて2次転写部を形成する構成とされていてもよい。
上述の実施例では、中間転写体は、無端状のベルトで構成された中間転写ベルトであったが、例えば枠体にシート(フィルム)を張りつけてドラム状とした中間転写ドラムであってもよい。この場合、2次転写ローラは、中間転写ドラムを構成するシートを挟んで対向して配置された2次転写対向ローラにそのシートを介して当接する。
また、上述の実施例では、像担持体としての中間転写体から記録材にトナー像を転写する2次転写装置に関して本発明を適用する場合について説明したが、本発明は斯かる態様に限定されるものではない。例えば、モノクロ画像形成装置において、像担持体としての感光体から記録材にトナー像を転写する転写装置に関して本発明を適用してもよい。
4 2次転写装置
31 中間転写ベルト
32 2次転写対向ローラ
40 2次転写ベルト
41 2次転写ローラ
42 分離ローラ
43 上流ローラ
44 テンションローラ
45 2次転写ローラ支持部材
46 アーム
47 カム
48 テンションローラ支持部材
49 突き当て部材
100 画像形成装置
S 記録材

Claims (11)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    記録材を担持して搬送する回転可能な無端状のベルトと、
    前記ベルトの内周面側に配置され、前記ベルトを介して前記像担持体に当接し、前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部を形成する転写ローラと、
    前記ベルトの内周面側に配置され、前記ベルトを張架する少なくとも1つの張架ローラと、
    前記張架ローラを回転可能に保持するフレームと、
    前記転写ローラを回転可能に支持し、前記フレームに対して移動可能な支持部材と、
    前記支持部材を前記像担持体に近づく方向及び前記像担持体から離れる方向に移動させて、前記転写ローラを、前記像担持体と前記ベルトとを当接させる第1位置と、前記像担持体と前記ベルトとを離間させる第2位置と、に移動させる離接機構と、を有し、
    前記離接機構は、前記フレームが所定の位置に配置された状態において前記転写ローラを前記第1位置と前記第2位置とに配置可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写ローラが前記第2位置に配置された状態において、前記転写ローラと前記ベルトとは離間することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写ローラが前記第2位置に配置された状態において前記ベルトにかかる張力は、前記転写ローラが前記第1位置に配置された状態において前記ベルトにかかる張力よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記少なくとも1つの張架ローラとしての、前記ベルトに張力を付与するテンションローラと、
    前記テンションローラを回転可能に支持し、前記フレームに対して移動可能なテンションローラ支持部材と、
    前記テンションローラ支持部材を前記ベルトの内周面側から外周面側に向かう方向に付勢する付勢手段と、
    前記転写ローラが前記第2位置に配置された状態において、前記テンションローラ支持部材の移動を規制して前記付勢手段による付勢力を受ける規制部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記少なくとも1つの張架ローラとしての、前記フレームにおける位置が固定された位置固定ローラを有し、
    前記離接機構は、前記転写ローラが前記第1位置に配置された状態における前記位置固定ローラと前記転写ローラとの軸間距離x1よりも、前記転写ローラが前記第2位置に配置された状態における前記位置固定ローラと前記転写ローラとの軸間距離x2の方が小さくなるように、前記支持部材を移動させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記支持部材及び前記離接機構は、前記転写ローラの回転軸線方向において前記ベルトよりも外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記支持部材及び前記離接機構のそれぞれの少なくとも一部は、前記転写ローラが前記第1位置に配置された状態における前記ベルトの外周面よりも内側の領域を前記転写ローラの回転軸線方向における前記ベルトの外側に投影した領域内に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記転写ローラは、発泡性ゴム層を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体は、別の像担持体から転写されたトナー像を前記転写部で記録材に転写するために搬送する中間転写体であり、
    前記転写ローラは、前記第1位置に配置された状態で、前記中間転写体及び前記ベルトを挟んで前記転写ローラに対向して配置された対向部材に前記中間転写体及び前記ベルトを介して当接することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記離接機構を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記像担持体上に形成された試験トナー像が前記転写部に対応する位置を通過する際に、前記転写ローラを前記第2位置に配置するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記ベルトの外周面を清掃するためのクリーニング部材は設けられていないことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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