JP2023179041A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023179041A
JP2023179041A JP2022092081A JP2022092081A JP2023179041A JP 2023179041 A JP2023179041 A JP 2023179041A JP 2022092081 A JP2022092081 A JP 2022092081A JP 2022092081 A JP2022092081 A JP 2022092081A JP 2023179041 A JP2023179041 A JP 2023179041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary transfer
unit
image forming
forming apparatus
transfer unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022092081A
Other languages
English (en)
Inventor
貴大 古西
Takahiro Konishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2022092081A priority Critical patent/JP2023179041A/ja
Publication of JP2023179041A publication Critical patent/JP2023179041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】2次転写部材の表面の画像パターンを光学センサによって検知するときに、位置ズレによって誤検知してしまう不具合を生じにくくする。【解決手段】2次転写ユニット69を保持した状態で画像形成装置本体100に対して搬送方向に直交する幅方向に引出し可能な搬送ユニット60が設けられている。書込みユニット7に対する中間転写ユニット15の幅方向の位置が定められるように構成されている。また、光学センサ85は、2次転写ユニット69(2次転写部材)において幅方向の位置が定められるように設置されている。そして、搬送ユニット60が画像形成装置本体100に装着された状態のとき、搬送ユニット60において2次転写ユニット69の幅方向の位置が定められていない状態で、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット69の幅方向の位置が直接的に定められる。【選択図】図8

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルトなどのベルト部材の表面に形成されたトナー像を検知する光学センサ(トナー像検知センサ)が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1における画像形成装置は、複数のローラ部材によって中間転写ベルトが張架・支持されていて、1つのテンションローラに対して中間転写ベルトを介して対向するようにトナー像検知センサ(光学センサ)が設置されている。そして、中間転写ベルトの表面に形成されたトナー像(画像パターン)をトナー像検知センサによって検知して、その検知結果に基づいて画像濃度や位置ズレなどの調整をおこなっている。
従来の画像形成装置は、像担持体から中間転写体を介して2次転写部材の表面に形成した画像パターンを、2次転写部材に対向する光学センサによって検知するように構成した場合に、2次転写部材の表面に形成されて光学センサで検知しようとする画像パターンが幅方向(主走査方向)に相対的に位置ズレしてしまって、光学センサで検知することができない不具合が生じてしまうことがあった。そして、そのように画像パターンの位置ズレが生じてしまうと、光学センサの検知結果に基づいた画像濃度や位置ズレなどの制御の精度にも影響してしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、2次転写部材の表面の画像パターンを光学センサによって検知するときに、位置ズレによって誤検知してしまう不具合が生じにくい、画像形成装置を提供することにある。
この発明における画像形成装置は、像担持体の表面に画像パターン用の潜像を形成可能な書込みユニットと、前記像担持体の表面の前記潜像が現像されてなる画像パターンが1次転写される中間転写体を具備した中間転写ユニットと、前記中間転写体の表面の前記画像パターンが2次転写される2次転写部材と、前記2次転写部材の表面の前記画像パターンを検知する光学センサと、を具備した2次転写ユニットと、シートを所定の搬送方向に搬送可能に形成されて、前記2次転写ユニットを保持した状態で画像形成装置本体に対して前記搬送方向に直交する幅方向に引出し可能な搬送ユニットと、を備え、前記書込みユニットに対する前記中間転写ユニットの前記幅方向の位置が、直接的に、又は、前記画像形成装置本体を介して間接的に、定められるように構成され、前記光学センサは、前記2次転写ユニットにおいて前記幅方向の位置が定められるように設置され、前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態のとき、前記搬送ユニットにおいて前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められていない状態で、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が直接的に定められるものである。
本発明によれば、2次転写部材の表面の画像パターンを光学センサによって検知するときに、位置ズレによって誤検知してしまう不具合が生じにくい、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部の一部を拡大して示す構成図である。 中間転写ベルトと2次転写ユニットとの近傍を示す概略図である。 2次転写ユニットを示す構成図である。 (A)2次転写サブユニットが中間転写ベルトの側に回動した状態を示す図と、(B)2次転写サブユニットが中間転写ベルトから離れる側に回動した状態を示す図と、である。 2次転写ユニットを示す構成図である。 センサ対向ローラと複数の光学センサとを幅方向に示す図である。 書込みユニット、感光体ドラム、中間転写ユニット、2次転写ユニット、搬送ユニットを幅方向に示す図である。 中間転写ユニットの位置決めピンに2次転写ユニットが嵌合した状態を示す、(A)側面図と、(B)上面図と、である。 画像形成装置本体から2次転写ユニットが引き出される動作を示す図である。 比較例としての、書込みユニット、感光体ドラム、中間転写ユニット、2次転写ユニット、搬送ユニットを幅方向に示す図である。 変形例としての、書込みユニット、感光体ドラム、中間転写ユニット、2次転写ユニット、搬送ユニットを幅方向に示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部の一部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置100の中央には、中間転写体としての中間転写ベルト8(中間転写体)が設置されている。また、中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
また、画像形成装置100の上部には、印刷動作(画像形成動作)に関わる情報が表示されたり操作をおこなったりするための操作表示パネル(操作表示部)が設置されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像部5Y、クリーニング部2Y、潤滑剤供給装置3、除電部、等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程、除電工程)がおこなわれて、像担持体としての感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、像担持体としての感光体ドラム1Yは、駆動モータによって反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、書込みユニット7(露光部)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での幅方向(図1、図2の紙面垂直方向であって、主走査方向である。)の露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
なお、書込みユニット7は、光源、ポリゴンモータ、ミラー群、レンズ群、制御板、電装部、などが密閉状態のケース内に収納されたものである。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像部5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト8の表面に1次転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによってクリーニング部2Y内に回収される(クリーニング工程である。)。
ここで、クリーニング部2Yの内部には、潤滑剤供給ローラ3a、固形潤滑剤3b、圧縮スプリング3c(付勢部材)などからなる潤滑剤供給装置3(感光体用潤滑剤供給装置)が内設されている。そして、図2の時計方向に回転する潤滑剤供給ローラ3aによって、固形潤滑剤3bから潤滑剤が少量ずつ削られて、潤滑剤供給ローラ3aによって感光体ドラム1Yの表面に潤滑剤が供給されることになる。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の上方に配設された書込みユニット7から、画像情報に基づいたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム1M、1C、1K上に向けて照射される。詳しくは、書込みユニット7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。なお、書込みユニット7として複数のLEDを幅方向に並べて配置したものを用いてもよい。
その後、各現像部5M、5C、5Kによる現像工程を経て各感光体ドラム1M、1C、1K上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写体としての中間転写ベルト8は、複数のローラ部材16~22、80、によって張架・支持されるとともに、駆動モータによる1つのローラ部材(駆動ローラ16)の回転駆動によって図3中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の極性の転写電圧(1次転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8の表面に重ねて1次転写される(1次転写工程である。)。
その後、各色のトナー像が重ねて1次転写された中間転写ベルト8は、2次転写部材としての2次転写ベルト71との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ80が、2次転写ローラ72との間に中間転写ベルト8と2次転写ベルト71とを挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成(1次転写)された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された用紙等のシートP上に2次転写される(2次転写工程である。)。このとき、中間転写ベルト8には、シートPに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8の表面に付着した未転写トナーなどの付着物が除去される。
さらに、中間転写ベルト8は、中間転写潤滑剤供給装置としての潤滑剤供給装置30の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8の表面に潤滑剤が供給される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送されるシートPは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等のシートPが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上のシートPが第1搬送経路K1を経由してレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)に搬送されたシートPは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、シートPが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、シートP上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップ(転写ニップ)の位置でカラー画像が転写されたシートPは、2次転写ベルト71によって搬送されて、2次転写ベルト71から分離された後に、搬送ベルト61(搬送ユニット60)によって定着部50の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像がシートP上に定着される(定着工程である。)。なお、搬送ユニット60は、複数のローラ、複数のローラに張架・支持された搬送ベルト61、搬送ガイド板(不図示)などからなるものである。
その後、シートPは、第2搬送経路K2を経由して、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出されたシートPは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
ここで、図1に示すように、本実施の形態における画像形成装置100には、2次転写ニップ(転写ニップ)でオモテ面にトナー像が転写された後のシートPのウラ面に中間転写ベルト8上のトナー像を転写するために、シートPを2次転写ニップに向けて搬送する両面搬送装置40が設置されている。
具体的に、シートPの両面(オモテ面とウラ面とである。)への印刷をおこなう「両面印刷モード」が選択されている場合には、オモテ面への定着工程が終了したシートPは、上述した「片面印刷モード」が選択されているときのようにそのまま排紙されることなく、両面搬送装置40における第3搬送経路K3に導かれて、その搬送方向が反転された後に、第4搬送経路K4を経由して再び2次転写ニップ(2次転写ユニット69)の位置に向けて搬送される。そして、2次転写ニップの位置で先に説明したものと同様の画像形成プロセス(画像形成動作)によってシートPのウラ面への画像形成(2次転写)がおこなわれ、その後に定着部50での定着工程を経て、第2搬送経路K2を経由して、画像形成装置本体100から排出される。
次に、図2にて、作像部における現像部5Y(現像装置)の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像部5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。
このように構成された現像部5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。ここで、現像部5Y内の現像剤Gは、現像剤G中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。具体的に、現像部5Yに設置されたトナー濃度センサによってトナー濃度が低い状態が検知されたときには、トナー濃度が所定の範囲内になるように、トナー容器58から現像部5Y内に新品トナーが補給される。
その後、トナー容器58から現像剤収容部内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤Gとともに混合・撹拌されながら、隔絶された2つの現像剤収容部を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤Gはスリーブの回転にともない現像剤収容部の上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
なお、トナー容器58は、現像部5Y(画像形成装置100)に対して着脱可能(交換可能)に設置されている。そして、トナー容器58は、その内部に収容された新品のトナーが空になると、現像部5Y(画像形成装置100)から取り外されて新品のものに交換されることになる。
次に、図3等を用いて、本実施の形態における中間転写ユニット15について詳述する。
図3を参照して、中間転写ユニット15は、中間転写体としての中間転写ベルト8、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ16、従動ローラ17、転写前ローラ18、テンションローラ19、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、中間転写クリーニング部10、中間転写潤滑剤供給装置としての潤滑剤供給装置30、2次転写対向ローラ80、等で構成される。
中間転写体としての中間転写ベルト8は、各色のトナー像をそれぞれ担持する4つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1K(像担持体)に当接して1次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8は、主として8つのローラ部材(駆動ローラ16、従動ローラ17、転写前ローラ18、テンションローラ19、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、2次転写対向ローラ80、である。)によって張架され支持されている。
本実施の形態において、中間転写ベルト8は、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン-四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、等を単層又は複数層に構成して、カーボンブラック等の導電性材料を分散させたものである。中間転写ベルト8は、体積抵抗率が106~1013Ωcm、ベルト裏面側の表面抵抗率が107~1013Ωcmの範囲となるように調整されている。また、中間転写ベルト8は、厚さが20~200μmの範囲となるように設定されている。本実施の形態では、中間転写ベルト8の厚さが60μm程度に、体積抵抗率が109Ωcm程度に、設定されている。
なお、必要に応じて中間転写ベルト8の表面に離型層をコートすることもできる。その際、コートに用いる材料として、ETFE(エチレン-四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン-六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)、等のフッ素樹脂を使用できるが、これに限定されるものではない。
1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を介して対応する感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに当接している。詳しくは、イエロー用の転写ローラ9Yは中間転写ベルト8を介してイエロー用の感光体ドラム1Yに当接して、マゼンタ用の転写ローラ9Mは中間転写ベルト8を介してマゼンタ用の感光体ドラム1Mに当接して、シアン用の転写ローラ9Cは中間転写ベルト8を介してシアン用の感光体ドラム1Cに当接して、ブラック用(黒色用)の転写ローラ9Kは中間転写ベルト8を介してブラック用(黒色用)の感光体ドラム1Kに当接している。
駆動ローラ16は、4つの感光体ドラムに対して中間転写ベルトの走行方向下流側の位置で、中間転写ベルト8が120度程度の巻付き角度で巻き付けられた状態で中間転写ベルト8の内周面に当接するように配置されている。駆動ローラ16は、制御部90によって制御される駆動モータMt1によって図3の時計方向に回転駆動される。これにより、中間転写ベルト8は所定の走行方向(図3の時計方向である。)に走行することになる。
従動ローラ17は、4つの感光体ドラムに対して中間転写ベルト8の走行方向上流側の位置で、中間転写ベルト8が180度程度の巻付き角度で巻き付けられた状態で中間転写ベルト8の内周面に当接するように配置されている。中間転写ベルト8において、従動ローラ17から駆動ローラ16に至る部分は、ほぼ水平面になるように設定されている。従動ローラ17は、中間転写ベルト8の走行にともない図3の時計方向に従動回転する。
テンションローラ19は、中間転写ベルト8の外周面に当接している。転写前ローラ18、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、2次転写対向ローラ80は、中間転写ベルト8の内周面に当接している。
2次転写対向ローラ80と潤滑剤対向ローラ21との間には、中間転写ベルト8を介してクリーニング対向ローラ20に当接するように中間転写クリーニング部10(クリーニングブレード)が設置されている。
クリーニング対向ローラ20とテンションローラ19との間には、中間転写ベルト8を介して潤滑剤対向ローラ21に当接するように潤滑剤供給装置30(中間転写潤滑剤供給装置)が設置されている。潤滑剤供給装置30は、感光体ドラム用の潤滑剤供給装置3と同様に、潤滑剤供給ローラ、固形潤滑剤、圧縮スプリング(付勢部材)などからなる。そして、図3の反時計方向に回転する潤滑剤供給ローラによって、固形潤滑剤から潤滑剤が少量ずつ削られて、潤滑剤供給ローラによって中間転写ベルト8の表面に潤滑剤が供給されることになる。
駆動ローラ16を除くローラ部材17~22、80は、いずれも、中間転写ベルト8の走行にともない図3の時計方向に従動回転する。
図4を参照して、2次転写対向ローラ80は、中間転写ベルト8と2次転写ベルト71とを介して2次転写ローラ72(2次転写ユニット69)に当接している。2次転写対向ローラ80は、ステンレス鋼等からなる円筒状の芯金の外周面に、体積抵抗が107~108Ω程度で、硬度(JIS-A硬度)が48~58度程度のNBRゴムからなる弾性層83(層厚は5mm程度である。)が形成されたものである。
また、本実施の形態において、2次転写対向ローラ80は、電源部99(バイアス出力手段)に電気的に接続されていて、その電源部99から-5kV程度の高圧電圧となる2次転写バイアスが印加される。この2次転写対向ローラ80に印加される2次転写バイアスは、2次転写ニップに搬送されるシートPに、中間転写ベルト8の表面に1次転写されたトナー像を2次転写するためのものであって、トナーの極性と同じ極性(本実施の形態ではマイナス極性である。)の2次転写バイアス(直流電圧)である。これにより、中間転写ベルト8のトナー担持面(外周面)に担持されたトナーが、2次転写電界によって2次転写対向ローラ80側から2次転写ローラ72(2次転写ユニット69)側に向かって静電移動することになる。
以下、図4を参照して、2次転写ユニット69について説明する。
図4を参照して、2次転写ユニット69は、中間転写ベルト8(中間転写ユニット15)に対向するように設置されている。
2次転写ユニット69は、2次転写サブユニット70、加圧機構92、光学センサ85、などで構成されている。また、2次転写サブユニット70は、2次転写部材としての2次転写ベルト71、2次転写ローラ72、分離ローラ73、センサ対向ローラ74、第1テンションローラ75、第2テンションローラ76、第3テンションローラ77、第4テンションローラ78、等で構成される。
2次転写ベルト71は、7つのローラ部材(2次転写ローラ72、分離ローラ73、センサ対向ローラ74、第1~第4テンションローラ75~78、である。)に張架され支持された無端ベルト(ベルト部材)であって、中間転写ベルト8とほぼ同じ材料で形成されている。2次転写ベルト71(ベルト部材)は、中間転写ベルト8(中間転写体)に当接して転写ニップとしての2次転写ニップを形成するとともに、2次転写ニップから送出されたシートPを搬送するものである。
2次転写ローラ72は、2次転写対向ローラ80との間に中間転写ベルト8と2次転写ベルト71とを挟んで2次転写ニップを形成している。2次転写ローラ72は、ステンレス鋼、アルミニウム等からなる中空状の芯金上に、硬度(アスカーC硬度)が40~50度程度の弾性層が形成(被覆)されたものである。2次転写ローラ72の弾性層は、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりして、ソリッド状又は発泡スポンジ状に形成することができる。本実施の形態において、弾性層は、転写電流の集中を抑えるために、その体積抵抗が106.5~107.5Ω程度に設定されている。なお、本実施の形態において、2次転写ローラ72は、接地(アース)されている。
また、2次転写ローラ72は、制御部90によって制御される駆動モータ(不図示)によって図4の反時計方向に回転駆動されて、2次転写ベルト71を図3、図4の反時計方向に回転(走行)させる。それにともない、2次転写ベルト71の内周面(又は外周面)に当接する複数のローラ部材73~78が従動回転する。
分離ローラ73は、2次転写ニップに対してシートPの搬送方向下流側の位置に配置されている。2次転写ニップから送出されたシートPは、図4の反時計方向に走行する2次転写ベルト71に沿うように搬送された後に、分離ローラ73の位置で、分離ローラ73の外周に沿うように曲面が形成された2次転写ベルト71によって、2次転写ベルト71から分離(曲率分離)されることになる。
なお、センサ対向ローラ74は、2次転写ベルト71を介して光学センサ85に対向するローラ部材であるが、これについては後で詳しく説明する。
また、本実施の形態では、7つのローラ部材72~78で2次転写ベルト71を張架・支持するように構成するとともに、第3テンションローラ77のみが2次転写ベルト71の外周面に当接するように構成したが、2次転写ベルト71を張架・支持するローラ部材の数や、ベルト外周面に当接するローラ部材の数や位置などは、本実施の形態のものに限定されない。
次に、図4~図7等を用いて、2次転写ユニット69における特徴的な構成・動作について、さらに詳しく説明する。
先に説明したように、本実施の形態において、2次転写ユニット69は、ベルトユニットとしての2次転写サブユニット70、加圧機構92、光学センサ85、などで構成されている。
図4に示すように、2次転写サブユニット70は、複数のローラ部材(2次転写ローラ72、分離ローラ73、センサ対向ローラ74、第1~第4テンションローラ75~78、の7つのローラ部材である。)と、その複数のローラ部材72~78に張架された2次転写部材としての2次転写ベルト71と、が設けられている。
ベルト部材としての2次転写ベルト71は、中間転写体としての中間転写ベルト8を介して2次転写対向ローラ80に圧接するものである。
そして、図4~図6を参照して、2次転写サブユニット70は、複数のローラ部材72~78のうち1つのローラ部材(センサ対向ローラ74である。)の回転中心74aを中心にして回動可能(搖動可能)に構成されている。
なお、先に説明したように、複数のローラ部材72~78のうち、センサ対向ローラ74(1つのローラ部材)とは異なる別の1つのローラ部材としての2次転写ローラ72は、2次転写ベルト71を介して中間転写ベルト8に圧接している。
加圧機構92は、2次転写サブユニット70を回転中心74a(センサ対向ローラ74の回転中心である。)を中心にして回動させることによって、中間転写体としての中間転写ベルト8に対する2次転写ベルト71の当接圧を調整可能に構成されている。
詳しくは、図6を参照して、加圧機構92は、2次転写サブユニット70のサブユニットケース70aの底部に当接するカム93や、カム93を回転駆動するモータ(不図示)、などで構成されている。一方、サブユニットケース70aには、7つのローラ部材72~78が軸受を介して回転可能に保持されていて、2次転写ローラ72を回転駆動する駆動モータ(不図示)も固定設置されている。
そして、制御部90によるモータ制御によってカム93が狙いの姿勢(回転方向の姿勢である。)になるように回転されることで、中間転写ベルト8(2次転写対向ローラ80)に対する2次転写ベルト71(2次転写ローラ72)の当接圧(2次転写ニップのニップ圧)が調整されることになる。
具体的に、図5(A)に示すように、加圧機構92によって2次転写サブユニット70が回転中心74aを中心にして反時計方向に回動されると、2次転写ニップのニップ圧が大きくなる。これに対して、図5(B)に示すように、加圧機構92によって2次転写サブユニット70が回転中心74aを中心にして時計方向に回動されると、2次転写ニップのニップ圧が小さくなる。
なお、2次転写ニップのニップ圧が小さくなる状態は、図5(B)に示すように、中間転写ベルト8に対して2次転写ベルト71が完全に離間してニップ圧が0になる状態も含むものとする。
さらに具体的に、本実施の形態では、2次転写ニップに搬送(通紙)されるシートPの厚さ(紙厚)が厚い場合には、薄い場合に比べて、2次転写ニップのニップ圧が小さくなるように、加圧機構92が制御部90によって制御される。これにより、シートPの厚さに関わらず、2次転写ニップにおけるシートPの良好な搬送性が確保されることになる。
また、2次転写ニップに搬送(通紙)されるシートPの種類(紙種)が転写性の低いものである場合には、転写性が高いものである場合に比べて、2次転写ニップのニップ圧が大きくなるように、加圧機構92が制御部90によって制御される。これにより、シートPの種類に関わらず、2次転写ニップにおける良好な転写性が確保されることになる。
また、シートPに2次転写されるトナー像(画像)の画像面積率(有効画像領域において画像部が占める割合である。)が低い場合には、画像面積率が高い場合に比べて、2次転写ニップのニップ圧が小さくなるように、加圧機構92が制御部90によって制御される。これにより、画像面積率の大小に関わらず、2次転写ニップにおける安定した転写性が確保されることになる。
なお、シートPの厚さや種類に関する情報は、ユーザーによる操作表示パネル95の操作によって入力されたシートPに関する情報に基づいて制御部90で取得することができる。また、画像面積率に関する情報は、書込みユニット7による書込み情報に基づいて制御部90で取得することができる。
また、本実施の形態では、図5(B)に示すように、中間転写ベルト8に対して2次転写ベルト71を完全に離間できるように構成している。
このような状態になるように制御する場合としては、主として、主電源オフ時や印刷停止時など、画像形成装置100において印刷動作(画像形成プロセス)がおこなわれない場合である。このような制御をおこなうことで、中間転写ベルト8や2次転写ベルト71が常に圧接することによって弾性歪みが生じてしまうような不具合を軽減することができる。
ここで、図4~図6を参照して、本実施の形態において、光学センサ85は、加圧機構92による2次転写サブユニット70の回動に連動することなく、センサ対向ローラ74(回動中心になる1つのローラ部材である。)に対して2次転写ベルト71を介して対向するように、2次転写ユニット69に固定して設置されている。
詳しくは、光学センサ85は、発光素子と受光素子とがベルト外周面に対向するように配置された反射型フォトセンサであって、図6に示すように加圧機構92に固定して設置されている。すなわち、光学センサ85は、2次転写サブユニット70に固定設置されているのではなくて、2次転写サブユニット70の回動に連動しない加圧機構92に固定設置されている。
ここで、本実施の形態では、印刷開始前や紙間など、通常の画像形成時のタイミングとは異なるタイミングで、先に説明した画像形成プロセスによって中間転写ベルト8上に形成した画像パターンM(画像調整用のトナー像であって、図8参照)を、シートP上ではなくて、2次転写ベルト71上に2次転写して、その画像パターン(又は、地肌部)を光学センサ85で光学的に検知している。そして、そのようにして光学センサ85で検知した結果に基づいて、2次転写工程時における諸条件(2次転写バイアス、2次転写ニップのニップ圧、2次転写ローラ72の回転数、などである。)や、書込みユニット7による各色YMCKの感光体ドラムへの書込みタイミング、などを調整している。これにより、2次転写工程における転写効率(画像濃度)が最適化されたり、シートP上における2次転写画像の位置ズレが軽減されたり、することになる。
なお、光学センサ85の幅方向(主走査方向)の位置は、書込みユニット7によって書込まれる画像パターンMの幅方向の位置(主走査方向の書込み位置)に一致するように(画像パターンMを検知できるように)、設定されている。
また、本実施の形態では、図8に示すように、幅方向(主走査方向)に分割した5つの位置に、それぞれ、副走査方向(主走査方向に直交する方向である。)に間隔をあけて複数の矩形の画像パターンMを形成しているが、画像パターンMは、このようなものに限定されることはない。
このように、本実施の形態では、2次転写サブユニット70の回動中心を回転中心74aとするローラ部材(センサ対向ローラ74)に対向するように光学センサ85を設置するとともに、光学センサ85が2次転写サブユニット70の回動に連動して移動しないように固定している。これにより、2次転写ベルト71(2次転写サブユニット70)を回動させても、2次転写ベルト71の表面を検知する光学センサ85の検知精度にバラツキが生じにくくなるとともに、2次転写ユニット69が大型化、高コスト化しにくくなる。
ここで、図7に示すように、本実施の形態では、光学センサ85を、センサ対向ローラ74の回転中心74aの軸方向(図7の左右方向である。)に沿って、間隔をあけて複数設置している。
そのため、先に説明した2次転写工程時における諸条件や書込みユニット7の書込みタイミングなどの調整時に、2次転写ベルト71上に形成した画像パターン(又は、地肌部)を複数の光学センサ85で幅方向(軸方向)にわたって検知することができる。そのため、複数の光学センサ85で検知した結果に基づいて、2次転写工程時における諸条件や書込みユニット7の書込みタイミングなどを幅方向にわたって均一に精度よく調整することができる。
以下、図8、図9等を用いて、本実施の形態における画像形成装置100の、特徴的な構成・動作について詳述する。
先に説明したように、本実施の形態における画像形成装置100には、書込みユニット7、中間転写ユニット15、2次転写ユニット69、搬送ユニット60が設けられている(図8参照)。
図8等を参照して、書込みユニット7は、像担持体としての感光体ドラム1Yの表面に画像パターン用の潜像を形成可能に構成されている。
中間転写ユニット15は、感光体ドラム1Y(像担持体)の表面の潜像が現像されてなる画像パターンMが1次転写される中間転写ベルト8(中間転写体)が設けられている。
2次転写ユニット69は、中間転写ベルト8(中間転写体)の表面の画像パターンMが2次転写される2次転写部材としての2次転写ベルト71と、2次転写ベルト71の表面の画像パターンMを光学的に検知する光学センサ85と、が設けられている。
搬送ユニット60は、シートPを所定の搬送方向(図8、図9(A)、図10の紙面垂直方向、図9(B)の上下方向である。)に搬送可能に形成されたものであって、搬送ベルト61(図1、図3参照)が設置されている。
ここで、本実施の形態において、搬送ユニット60は、図10に示すように、2次転写ユニット69を保持した状態で画像形成装置本体100に対して幅方向(搬送方向に直交する方向であって、図8、図10の右方向である。)に引出し可能に構成されている。
具体的に、搬送ユニット60は、画像形成装置本体100において、スライダ(不図示)を介して、図10の左右方向に移動可能に保持されている。そして、搬送ユニット60は、図10(A)(及び、図8)に示すように、2次転写ユニット69とともに画像形成装置本体100の内部に装着された状態から、図10(B)に示すように、2次転写ユニット69とともに画像形成装置本体100の外部に白矢印方向に引き出すことができるように構成されている。
なお、本願明細書等において、画像形成装置本体100に対して搬送ユニット60を「引出し可能」な状態とは、画像形成装置本体100の外部に搬送ユニット60の一部のみが露呈するように引き出せるような状態はもちろんのこと、画像形成装置本体100の外部に搬送ユニット60が完全に離脱するような状態なども含むものと定義する。
このような搬送ユニット60(及び、2次転写ユニット69)の引出し作業は、図10(A)、(B)に示すように、画像形成装置100の前面(ユーザーが操作する側(正面)である。)に設けられた開閉ドア120を開放して、搬送ユニット60の前面に設けられた取っ手(不図示)を把持しておこなうことになる。また、引き出した搬送ユニット60(及び、2次転写ユニット69)を画像形成装置本体100に装着(セット)する場合には、引出し時の作業とは逆の手順で作業がおこなわれることになる。
そして、そのような作業は、搬送ユニット60の位置でジャム(紙詰まり)したシートPを除去するときなどに、おこなわれる。特に、実施の形態では、搬送ユニット60とともに2次転写ユニット69を装置外に引き出せるようにしているため、2次転写ニップの位置でジャムしたシートPの除去も容易におこなうことができる。
なお、本実施の形態において、書込みユニット7や中間転写ユニット15は、引出し可能に構成されておらず、ネジ締結などによって画像形成装置本体100に固定・設置されている。
ここで、本実施の形態における画像形成装置100は、書込みユニット7に対する中間転写ユニット15の幅方向の位置(相対的な位置である。)が、直接的に定められるように構成されている。
詳しくは、図8に示すように、中間転写ユニット15の前面(一端側の端面)には、基準面となる基準板15aが、幅方向及び搬送方向に直交するとともに書込みユニット7の側に突出するように設けられている。そして、中間転写ユニット15の基準板15a(基準面)が、書込みユニット7の一端側の基準面(幅方向及び搬送方向に直交するユニット筐体の側面である。)に当接した状態(第2の位置決め部X2で位置決めされた状態)で、書込みユニット7に対する中間転写ユニット15の幅方向の位置が定められることになる。
なお、本実施の形態では、書込みユニット7の他端側(図8の左側である。)の基準面(幅方向及び搬送方向に直交するユニット筐体の側面である。)が、画像形成装置本体100の本体側板110に当接した状態(第1の位置決め部X1で位置決めされた状態)で、画像形成装置本体100(本体側板110)に対する書込みユニット7の幅方向の位置が定められている。
また、本実施の形態において、光学センサ85は、2次転写ユニット69において幅方向の位置が定められるように設置されている。
詳しくは、図6~図8等を参照して、加圧機構92のフレームにおける取り付け位置に、複数の光学センサ85を保持したサブフレームが、ネジ締結などによって取り付けられて、2次転写ユニット69(加圧機構92)における光学センサ85の幅方向の位置が定められている。
そして、図8、図10(A)を参照して、本実施の形態では、搬送ユニット60が画像形成装置本体100に装着された状態のとき、搬送ユニット60において2次転写ユニット69の幅方向の位置が定められていない状態で、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット69の幅方向の位置が直接的に定められるように構成している。
詳しくは、中間転写ユニット15に形成された基準面(基準板15a)に2次転写ユニット69の当接面(面板69a1)が当接することで、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット69の幅方向の位置が定められる。
さらに具体的に、図10(A)に示すように、搬送ユニット60が画像形成装置本体100に装着された状態のとき、搬送ユニット60において2次転写ユニット69は、保持された状態ではなくて、上方に浮いた状態(非保持状態)であり、ある程度、幅方向にある移動可能な状態になる。なお、本実施の形態において、画像形成装置本体100には、画像形成装置本体100に装着された搬送ユニット60に対して浮いた状態の2次転写ユニット69を幅方向に移動可能にルーズに保持するガイド部(不図示)が設けられている。
また、2次転写ユニット69のユニットケース69aの前面(一端側の端面)には、当接面となる面板69a1が、幅方向及び搬送方向に直交するとともに中間転写ユニット15の側に突出するように設けられている。そして、2次転写ユニット69(ユニットケース69a)の面板69a1(当接面)が、中間転写ユニット15の一端側の基準板15a(基準面)に当接した状態(第3の位置決め部X3で位置決めされた状態)で、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット69(光学センサ85)の幅方向の位置が、他の部材を介することなく直接的に定められることになる。
なお、本実施の形態では、搬送ユニット60の他端側(図8の左側である。)の基準面(幅方向及び搬送方向に直交するユニット筐体の側面である。)が、画像形成装置本体100の本体側板110に当接した状態(第4の位置決め部X4で位置決めされた状態)で、画像形成装置本体100(本体側板110)に対する搬送ユニット60の幅方向の位置が定められている。このとき、2次転写ユニット69は、搬送ユニット60において浮動状態であって位置が定められていない状態であるため、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット69の直接的な位置決めに影響することはない。
このように、本実施の形態では、書込みユニット7に対して幅方向の位置が定められた中間転写ユニット15に対して、2次転写ユニット69(光学センサ85)の幅方向の位置を直接的に定めている。これにより、書込みユニット7に対して2次転写ユニット69(光学センサ85)の幅方向の位置が精度良く定められることになる。
したがって、書込みユニット7による感光体ドラム1Yへの画像パターンMの潜像の書込みから、感光体ドラム1Y上での画像パターンMの現像工程、中間転写ベルト8上への画像パターンMの1次転写工程、2次転写ベルト71上への画像パターンMの2次転写工程を経て、2次転写ベルト71の表面に形成した画像パターンMを光学センサ85によって検知する場合に、書込みユニット7による画像パターンMの幅方向の書込み位置に対して、光学センサ85の幅方向の位置が精度良く定められることになる(書込み位置と、検知位置と、の位置ズレが生じにくくなる)。
すなわち、図11に比較例として示す画像形成装置のように、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット169の幅方向の直接的な位置決めがされずに、2次転写ユニット169の幅方向の位置が、画像形成装置本体100(本体側板110)に対する搬送ユニット60の位置決めに準じるように構成した場合には、関連する構成部品の寸法精度や組付け精度によって、書込みユニット7による画像パターンMの幅方向の書込み位置に対して、光学センサ85の幅方向の位置がズレてしまうことがある。そして、そのように画像パターンMの位置ズレが生じてしまうと、光学センサ85の検知結果に基づいた画像濃度や位置ズレなどの制御の精度も悪化してしまうことになる。
これに対して、本実施の形態では、書込みユニット7による画像パターンMの幅方向の書込み位置と、光学センサ85の幅方向の検知位置と、が精度良く定められているため、2次転写ベルト71の表面の画像パターンMを光学センサ85によって検知するときに、位置ズレによって誤検知してしまう不具合が生じにくくなる。そのため、上述したような光学センサ85の検知結果に基づいた画像濃度や位置ズレなどの制御の精度が悪化する不具合も生じにくくなる。
なお、本実施の形態では、書込みユニット7に対して幅方向の位置が定められた中間転写ユニット15に対して、2次転写ユニット69(光学センサ85)の幅方向の位置を直接的に定めた。すなわち、書込みユニット7に対して、中間転写ユニット15を介して、2次転写ユニット69(光学センサ85)の幅方向の位置を定めた。
これに対して、書込みユニット7に対して2次転写ユニット69(光学センサ85)の幅方向の位置を直接的に定めるように構成する方策も考えられる。しかし、その場合、2次転写ユニット69に対して中間転写ユニット15よりも離れた位置にある書込みユニット7の基準面に、2次転写ユニット69の当接面が接触するように、当接面を延ばす必要がある。そのため、装置やユニットが大型化、重量化する不具合などが生じてしまう。
これに対して、本実施の形態では、隣接するユニット同士の位置決め(書込みユニット7と中間転写ユニット15との位置決めと、中間転写ユニット15と2次転写ユニット69との位置決めと、である。)をおこなっているため、そのような不具合が生じることなく、書込みユニット7に対する光学センサ85の幅方向の位置が精度良く定められることになる。
ここで、本実施の形態における画像形成装置100には、搬送ユニット60が画像形成装置本体100に装着された状態(図8、図10(A)の状態である。)のときに、中間転写ユニット15に対して2次転写ユニット69の幅方向の位置が定められる方向(基準板15aに面板69a1が当接する方向であって、図8、図10(A)の左方向である。)に、2次転写ユニット69を付勢する付勢部材としての引張スプリング65が設けられている。
詳しくは、付勢部材としての引張スプリング65は、搬送ユニット60と2次転写ユニット69とに接続されている。すなわち、引張スプリング65は、一端側(図8、図10の右側である。)のフック部が2次転写ユニット69に接続されて、他端側(図8、図10の左側である。)のフック部が搬送ユニット60に接続されている。
このように構成することで、搬送ユニット60が画像形成装置本体100に装着された状態のとき、搬送ユニット60において上方に浮いた状態(非保持状態)の2次転写ユニット69が、引張スプリング65(付勢部材)による付勢によって基準板15aに対する面板69a1の当接が促進される。そのため、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット69(光学センサ85)の幅方向の位置決めが精度良くおこなわれる。したがって、書込みユニット7による画像パターンMの幅方向の書込み位置と、光学センサ85の幅方向の検知位置と、が精度良く定められる。
ここで、図9、図10等を参照して、本実施の形態では、搬送ユニット60が画像形成装置本体100に装着された状態(図8、図10(A)の状態である。)のときに、搬送ユニット60において2次転写ユニット69の幅方向(主走査方向)の位置が定められていない状態で、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット69の搬送方向(副走査方向)の位置を定める位置決め部材としての位置決めピン15bが、中間転写ユニット15に設置されている。
具体的に、本実施の形態では、中間転写ユニット15の基準板15a(基準面)に、搬送方向(副走査方向)の離れた位置に2つの位置決めピン15bが、幅方向一端側に向けて起立するように設置されている。他方、2次転写ユニット69の面板69aには、中間転写ユニット15の2つの位置決めピン15bにそれぞれ嵌合する2つの位置決め穴(不図示)が形成されている。
そして、このように構成された位置決めピン15b(位置決め部材)は、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット69の搬送方向(副走査方向)の位置を定める部材として機能するとともに、搬送ユニット60において2次転写ユニット69を浮いた状態(非保持状態)にする部材として機能することになる。したがって、図10(B)に示すように、搬送ユニット60を白矢印方向に引き出すと、2次転写ユニット69は、位置決めピン15bとの嵌合が解除されて、黒矢印方向に自重落下して、搬送ユニット60に保持されることになる。
なお、位置決め部材の構成は、本実施の形態のものに限定されることなく、例えば、本実施の形態における位置決めピン15bと位置決め穴との関係を逆転して、中間転写ユニット15に位置決め穴を形成して、2次転写ユニット69に位置決めピンを設置することもできる。
また、図10を参照して、本実施の形態では、画像形成装置本体100に対して2次転写ユニット69とともに引出された状態の搬送ユニット60が画像形成装置本体100に装着されるときに(図10(B)の状態から図10(A)の状態になるときに)、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット69の位置が定められた後に、画像形成装置本体100に対する搬送ユニット60の位置が定められるように構成している。
具体的に、図10(B)に示すように、2次転写ユニット69が保持された状態の搬送ユニット60を、スライダ(不図示)に沿って画像形成装置本体100内に押し込んでいく過程において、まず、2次転写ユニット69の面板69a1(当接面)が中間転写ユニット15の基準板15a(基準面)に当接する。このとき、面板69a1の位置決め穴に基準板15aの位置決めピン15bが嵌合して、搬送ユニット60において2次転写ユニット69が浮き上がった状態になる。
そして、2次転写ユニット69が位置決めされた状態で、搬送ユニット60(2次転写ユニット69を保持していない状態のものである。)を、画像形成装置本体100内にさらに押し込んでいくと、最終的に、図10(A)に示すように、搬送ユニット60の他端側の基準面が本体側板110に突き当たって、画像形成装置本体100における搬送ユニット60の幅方向の位置が定まることになる。
このような動作を可能にするため、搬送ユニット60の他端側の基準面から面板69a1までの幅方向長さや、本体側板110から基準板15aまでの幅方向長さ、などが設定されている。
そして、このように構成することで、引出し時に搬送ユニット60で2次転写ユニット69を保持する状態から、装着時に搬送ユニット60で2次転写ユニット69を保持しない状態への移行(又は、その逆の装着時から引出し時の移行)を、スムーズにおこなうことができる。
<変形例>
図12に示すように、変形例における画像形成装置100は、書込みユニット7に対する中間転写ユニット15の幅方向の位置が、直接的にではなくて、画像形成装置本体100を介して間接的に定められるように構成されている。
詳しくは、書込みユニット7の他端側(図12の左側である。)の基準面(幅方向及び搬送方向に直交するユニット筐体の側面である。)が、画像形成装置本体100の本体側板110に当接した状態(第1の位置決め部X1で位置決めされた状態)で、画像形成装置本体100(本体側板110)に対する書込みユニット7の幅方向の位置が定められている。
そして、中間転写ユニット15の他端側(図12の左側である。)の基準面(幅方向及び搬送方向に直交するユニット筐体の側面である。)が、画像形成装置本体100の本体側板110に当接した状態(第5の位置決め部X5で位置決めされた状態)で、画像形成装置本体100(本体側板110)に対する中間転写ユニット15の幅方向の位置が定められている。
このように構成された場合であっても、書込みユニット7に対して幅方向の位置が本体側板110を介して間接的に定められた中間転写ユニット15に対して、2次転写ユニット69(光学センサ85)の幅方向の位置を直接的に定めている。これにより、書込みユニット7に対して2次転写ユニット69(光学センサ85)の幅方向の位置が精度良く定められることになる。
これにより、2次転写ベルト71の表面の画像パターンMを光学センサ85によって検知するときに、位置ズレによって誤検知してしまう不具合を生じにくくすることができる。
以上説明したように、本実施の形態における画像形成装置100は、感光体ドラム1Y(像担持体)の表面に画像パターン用の潜像を形成可能な書込みユニット7と、感光体ドラム1Yの表面の潜像が現像されてなる画像パターンMが1次転写される中間転写ベルト8(中間転写体)を具備した中間転写ユニット15と、が設けられている。また、中間転写ベルト8の表面の画像パターンMが2次転写される2次転写ベルト71(2次転写部材)と、2次転写ベルト71の表面の画像パターンMを検知する光学センサ85と、を具備した2次転写ユニット69が設けられている。また、シートPを所定の搬送方向に搬送可能に形成されて、2次転写ユニット69を保持した状態で画像形成装置本体100に対して搬送方向に直交する幅方向に引出し可能な搬送ユニット60が設けられている。また、書込みユニット7に対する中間転写ユニット15の幅方向の位置が、直接的に(又は、画像形成装置本体100を介して間接的に)定められるように構成されている。さらに、光学センサ85は、2次転写ユニット69において幅方向の位置が定められるように設置されている。そして、搬送ユニット60が画像形成装置本体100に装着された状態のとき、搬送ユニット60において2次転写ユニット69の幅方向の位置が定められていない状態で、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット69の幅方向の位置が直接的に定められる。
これにより、2次転写ベルト71の表面の画像パターンMを光学センサ85によって検知するときに、位置ズレによって誤検知してしまう不具合を生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、2次転写対向ローラ80に2次転写バイアスを印加するように電源部99が構成された、斥力転写方式の画像形成装置100に対して、本発明を適用した。これに対して、2次転写ローラ72に2次転写バイアスを印加するように電源部が構成された、引力転写方式の画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。その場合、2次転写バイアスは、斥力転写方式のものに対して逆の極性になる。また、斥力転写方式と引力転写方式とが併用された画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、2次転写部材として2次転写ベルト71を用いた2次転写ユニット69が設置された画像形成装置100に対して本発明を適用したが、本発明が適用される画像形成装置はこれに限定されることなく、例えば、2次転写部材として2次転写ローラを用いた2次転写ユニットが設置された画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、中間転写体として中間転写ベルト8を用いた中間転写ユニット15が設置された画像形成装置100に対して本発明を適用したが、本発明が適用される画像形成装置はこれに限定されることなく、例えば、中間転写体として中間転写ドラムを用いた中間転写ユニットが設置された画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、カラー画像を形成する画像形成装置100に対して、本発明を適用した。これに対して、モノクロ画像のみを形成する画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム(像担持体)、
7 書込みユニット、
8 中間転写ベルト(中間転写体)、
15 中間転写ユニット、
15a 基準板(基準面)、
15b 位置決めピン(位置決め部材)、
60 搬送ユニット、
61 搬送ベルト、
65 引張スプリング(付勢部材)、
69 2次転写ユニット、
69a ユニットケース(筐体)、
69a1 面板(当接面)、
70 2次転写サブユニット、
71 2次転写ベルト(2次転写部材)、
72 2次転写ローラ(ローラ部材)、
74 センサ対向ローラ(1つのローラ部材)、
74a 回転中心(回転中心軸)、
80 2次転写対向ローラ、
85 光学センサ、
92 加圧機構、
93 カム、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
M 画像パターン(検知用画像)、
X1~X5 位置決め部。
なお、本発明における態様は、例えば、以下の通り付記1~8の組み合わせとすることもできる。
(付記1)
像担持体の表面に画像パターン用の潜像を形成可能な書込みユニットと、
前記像担持体の表面の前記潜像が現像されてなる画像パターンが1次転写される中間転写体を具備した中間転写ユニットと、
前記中間転写体の表面の前記画像パターンが2次転写される2次転写部材と、前記2次転写部材の表面の前記画像パターンを検知する光学センサと、を具備した2次転写ユニットと、
シートを所定の搬送方向に搬送可能に形成されて、前記2次転写ユニットを保持した状態で画像形成装置本体に対して前記搬送方向に直交する幅方向に引出し可能な搬送ユニットと、
を備え、
前記書込みユニットに対する前記中間転写ユニットの前記幅方向の位置が、直接的に、又は、前記画像形成装置本体を介して間接的に、定められるように構成され、
前記光学センサは、前記2次転写ユニットにおいて前記幅方向の位置が定められるように設置され、
前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態のとき、前記搬送ユニットにおいて前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められていない状態で、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が直接的に定められることを特徴とする画像形成装置。
(付記2)
前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態のときに、前記搬送ユニットにおいて前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められていない状態で、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの前記搬送方向の位置を定める位置決め部材が、前記中間転写ユニットに設置されたことを特徴とする付記1に記載の画像形成装置。
(付記3)
前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態のときに、前記中間転写ユニットに対して前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められる方向に、前記2次転写ユニットを付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする付記1又は付記2に記載の画像形成装置。
(付記4)
前記付勢部材は、前記搬送ユニットと前記2次転写ユニットとに接続された引張スプリングであることを特徴とする付記3に記載の画像形成装置。
(付記5)
前記中間転写ユニットに形成された基準面に前記2次転写ユニットの当接面が当接することで、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められることを特徴とする付記1~付記4のいずれかに記載の画像形成装置。
(付記6)
前記画像形成装置本体に対して前記2次転写ユニットとともに引出された状態の前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着されるときに、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの位置が定められた後に、前記画像形成装置本体に対する前記搬送ユニットの位置が定められることを特徴とする付記1~付記5のいずれかに記載の画像形成装置。
(付記7)
前記2次転写ユニットは、
前記2次転写部材としての2次転写ベルトと、前記2次転写ベルトを張架する複数のローラ部材と、を具備するとともに、前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材の回転中心を中心にして回動可能に構成された2次転写サブユニットと、
前記2次転写サブユニットを前記回転中心を中心にして回動させることによって、前記中間転写体に対する前記2次転写ベルトの当接圧を調整可能な加圧機構と、
を備え、
前記光学センサは、前記加圧機構による前記2次転写サブユニットの回動に連動することなく、前記1つのローラ部材に対して前記2次転写ベルトを介して対向するように前記2次転写ユニットに固定して設置されたことを特徴とする付記1~付記6のいずれかに記載の画像形成装置。
(付記8)
前記2次転写ユニットは、前記2次転写部材としての2次転写ベルトと、前記2次転写ベルトを張架する複数のローラ部材と、前記光学センサと、を具備し、
前記中間転写ユニットは、前記中間転写体としての中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトと前記2次転写ベルトとを介して前記複数のローラ部材のうちの1つの2次転写ローラに圧接する2次転写対向ローラと、を具備したことを特徴とする付記1~付記7のいずれかに記載の画像形成装置。
特開2011-180284号公報

Claims (8)

  1. 像担持体の表面に画像パターン用の潜像を形成可能な書込みユニットと、
    前記像担持体の表面の前記潜像が現像されてなる画像パターンが1次転写される中間転写体を具備した中間転写ユニットと、
    前記中間転写体の表面の前記画像パターンが2次転写される2次転写部材と、前記2次転写部材の表面の前記画像パターンを検知する光学センサと、を具備した2次転写ユニットと、
    シートを所定の搬送方向に搬送可能に形成されて、前記2次転写ユニットを保持した状態で画像形成装置本体に対して前記搬送方向に直交する幅方向に引出し可能な搬送ユニットと、
    を備え、
    前記書込みユニットに対する前記中間転写ユニットの前記幅方向の位置が、直接的に、又は、前記画像形成装置本体を介して間接的に、定められるように構成され、
    前記光学センサは、前記2次転写ユニットにおいて前記幅方向の位置が定められるように設置され、
    前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態のとき、前記搬送ユニットにおいて前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められていない状態で、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が直接的に定められることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態のときに、前記搬送ユニットにおいて前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められていない状態で、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの前記搬送方向の位置を定める位置決め部材が、前記中間転写ユニットに設置されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態のときに、前記中間転写ユニットに対して前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められる方向に、前記2次転写ユニットを付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記付勢部材は、前記搬送ユニットと前記2次転写ユニットとに接続された引張スプリングであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写ユニットに形成された基準面に前記2次転写ユニットの当接面が当接することで、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置本体に対して前記2次転写ユニットとともに引出された状態の前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着されるときに、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの位置が定められた後に、前記画像形成装置本体に対する前記搬送ユニットの位置が定められることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記2次転写ユニットは、
    前記2次転写部材としての2次転写ベルトと、前記2次転写ベルトを張架する複数のローラ部材と、を具備するとともに、前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材の回転中心を中心にして回動可能に構成された2次転写サブユニットと、
    前記2次転写サブユニットを前記回転中心を中心にして回動させることによって、前記中間転写体に対する前記2次転写ベルトの当接圧を調整可能な加圧機構と、
    を備え、
    前記光学センサは、前記加圧機構による前記2次転写サブユニットの回動に連動することなく、前記1つのローラ部材に対して前記2次転写ベルトを介して対向するように前記2次転写ユニットに固定して設置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記2次転写ユニットは、前記2次転写部材としての2次転写ベルトと、前記2次転写ベルトを張架する複数のローラ部材と、前記光学センサと、を具備し、
    前記中間転写ユニットは、前記中間転写体としての中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトと前記2次転写ベルトとを介して前記複数のローラ部材のうちの1つの2次転写ローラに圧接する2次転写対向ローラと、を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
JP2022092081A 2022-06-07 2022-06-07 画像形成装置 Pending JP2023179041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022092081A JP2023179041A (ja) 2022-06-07 2022-06-07 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022092081A JP2023179041A (ja) 2022-06-07 2022-06-07 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023179041A true JP2023179041A (ja) 2023-12-19

Family

ID=89199308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022092081A Pending JP2023179041A (ja) 2022-06-07 2022-06-07 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023179041A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5353041B2 (ja) 加圧機構、転写装置、及び、画像形成装置
JP6780460B2 (ja) 画像形成装置
JP2005208574A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP2019070694A (ja) ベルト装置、及び、画像形成装置
JP5063312B2 (ja) 画像形成装置
JP5397592B2 (ja) 画像形成装置
JP2018120183A (ja) 画像形成装置
JP2010038997A (ja) 画像形成装置
JP5984042B2 (ja) ベルト駆動装置、及び画像形成装置
JP7101346B2 (ja) 変位検知装置、ベルト装置、及び、画像形成装置
JP2023179041A (ja) 画像形成装置
JP2011112658A (ja) 画像形成装置
JP6836182B2 (ja) 画像形成装置
JP2024008053A (ja) 画像形成装置
JP2023179036A (ja) ベルト装置、及び、画像形成装置
JP7011777B2 (ja) 画像形成装置
JP2005352357A (ja) 両面転写装置及び画像形成装置
JP5915097B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP7389951B2 (ja) 搬送装置、及び、画像形成装置
JP5382617B2 (ja) 画像形成装置
JP6752446B2 (ja) 画像形成装置
JP2011017941A (ja) 画像形成装置
JP6826776B2 (ja) 画像形成装置
JP7035556B2 (ja) ベルト装置、及び、画像形成装置
JP2007226165A (ja) 搬送装置、画像形成装置及びトナー