JP7035556B2 - ベルト装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、中間転写ベルト等のベルト部材が設置されたベルト装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置では、中間転写ベルトなどのベルト部材の移動速度を安定化することを目的として、無端状のベルト部材の内周面又は外周面における幅方向端部にスケール状パターン(スケールマーク)が形成されていて、そのスケール状パターンを光学センサ(ベルト速度検知装置)によって検知した検知結果に基いてベルト部材の駆動制御をおこなう技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、特許文献1には、中間転写ベルトに対向するように並設された複数の感光体(像担持体)のうち、すべての感光体を中間転写ベルトに接触させたり、一部の感光体のみを中間転写ベルトに接触させたりして、複数の接触モードを切り替え可能にする技術が開示されている。
そして、特許文献1では、接触モードが切り替えられて、中間転写ベルトが変位しても、ベルト速度検知装置(光学センサ)が中間転写ベルトに対向してスケールマーク(スケール状パターン)を検知できるように、中間転写ベルトの変位に合わせてベルト速度検知装置も変位させている。
従来のベルト装置は、ベルト部材が変位したときに、ベルト部材が光学センサなどに当接して、ベルト部材が折れてしまう不具合や、ベルト部材や光学センサなどが破損してしまう不具合が生じてしまっていた。
これに対して、上述した特許文献1の技術は、ベルト部材の変位に合わせて光学センサも変位させているため、ベルト部材が変位しても、そのような不具合を生じさせることなく、光学センサによってベルト部材のスケール状パターンが良好に検知される効果が期待できる。しかし、光学センサを変位させる機構や動作が複雑になってしまっていた。特に、光学センサが大型化、重量化された場合には、そのような問題が無視できないものになっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ベルト部材が変位しても、ベルト部材が折れてしまう不具合などが生じることなく、光学センサによってベルト部材のスケール状パターンを比較的簡易に良好に検知することができる、ベルト部材、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明におけるベルト装置は、スケール状パターンが形成されて、所定の移動方向に移動するベルト部材と、固定位置に設置されて、前記スケール状パターンを検知する光学センサと、前記光学センサに対して移動方向上流側又は/及び移動方向下流側の位置に配置されて、前記ベルト部材を案内するガイド部材と、前記ベルト部材が変位したときに前記ガイド部材の姿勢を変化させる可変手段と、を備え、前記ベルト部材は、複数の像担持体と前記光学センサとが対向するように並設されて、前記複数の像担持体の表面に形成された画像がそれぞれ1次転写される中間転写ベルトであって、前記複数の像担持体のうちすべての像担持体に前記中間転写ベルトが当接するモードと、前記複数の像担持体のうち一部の像担持体に前記中間転写ベルトが当接してその他の像担持体から前記中間転写ベルトが離間する少なくとも1つのモードと、をそれぞれ切り替える切替手段を備え、前記可変手段は、前記切替手段によって切り替えられるモードごとに前記ガイド部材の姿勢を変化させるものである。
本発明によれば、ベルト部材が変位しても、ベルト部材が折れてしまう不具合などが生じることなく、光学センサによってベルト部材のスケール状パターンを比較的簡易に良好に検知することができる、ベルト部材、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部の一部を拡大して示す構成図である。 中間転写ベルト装置を示す構成図である。 中間転写ベルトの要部を内周面側からみた図である。 スケール状パターンと2つの光学センサとの移動方向の位置関係を示す模式図である。 (A)スケール状パターンと整形板のスリットとの位置関係を示す図と、(B)光学センサの構成を示す図と、(C)整形板と受光窓とを示す図と、である。 中間転写ベルト装置の要部を側方からみた断面図である。 中間転写ベルトの変位にともなう第1、第2ローラ対の動作を示す概略図である。 比較例として、中間転写ベルトが変位したときの状態を示す概略図である。 各モードにおける中間転写ベルト装置の状態を示す概略図である。 第1、第2ローラ対が退避位置に退避した状態を示す概略図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15が設置されている。また、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8(ベルト部材)に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、特色)に対応した5つの作像部6Y、6M、6C、6K、6Sが並設されている。
詳しくは、図1に示すように、最右方には、ブラック(黒色)のトナー像を形成するための作像部6Kが設置されている。そして、その左方には、カラー用の3色(イエロー、マゼンタ、シアン)のトナー像をそれぞれ形成するための作像部6Y、6M、6Cが、右方からシアン、マゼンタ、イエローの順に設置されている。さらに、最右方には、特色のトナー像を形成するための作像部6Sが設置されている。
黒色トナーや、カラートナー(イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー)や、特色トナーとしては、公知のものを用いることができる。
特に、特色トナーは、黒色トナーやカラートナーとは異なるもので、ユーザーの用途に合わせて公知のクリアトナー(透明トナー、無色トナー、無彩色トナー、ノーピグメントトナーなどである。)や白色トナーや金色トナーや銀色トナーなどを用いることができる。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Y(感光体)と、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像部5Y、クリーニング部2Y、除電部、等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程、除電工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の4つの作像部6M、6C、6K、6Sも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の4つの作像部6M、6C、6K、6Sの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、像担持体としての感光体ドラム1Yは、モータによって反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像部5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8(ベルト部材)及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残留する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残留した未転写トナーがクリーニングブレード2aによってクリーニング部2Y内に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6K、6Sでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の上方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6K、6Sの感光体ドラム1M、1C、1K、6S(図3参照)上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写する。こうして、中間転写ベルト8上に5色からなる画像が形成される。
ここで、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15は、図3を参照して、ベルト部材としての中間転写ベルト8が複数のローラ部材12A~12Gによって張架・支持されるとともに、駆動モータ91による1つのローラ部材(駆動ローラ12A)の回転駆動によって図3中の矢印方向に無端移動される。
5つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K、9Sは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K、9Sに、トナーの極性とは逆の極性の転写電圧(1次転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に移動(走行)して、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K、9Sの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1S上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて1次転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ70との対向位置(2次転写位置である。)に達する。この位置では、2次転写対向ローラ12Bが、2次転写ローラ70との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された5色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された用紙等のシートP上に2次転写される。このとき、中間転写ベルト8には、シートPに転写されなかった未転写トナーが残留する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが除去される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送されるシートPは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、給紙部26には、用紙等のシートPが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上のシートPがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)の位置に搬送されたシートPは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、シートPが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、シートP上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写されたシートPは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像がシートP上に定着される。
その後、シートPは、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出されたシートPは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像部5Y(現像装置)の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像部5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
このように構成された現像部5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。ここで、現像部5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。
その後、現像剤収容部内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、隔絶された2つの現像剤収容部を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部の上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3~図7等を用いて、本実施の形態における中間転写ベルト装置15について詳述する。
図3を参照して、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15は、ベルト部材としての中間転写ベルト8、5つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K、9S、駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ12B、クリーニング対向ローラ12C、第1テンションローラ12D、従動ローラ12E、第2テンションローラ12F、第3テンションローラ12G、中間転写クリーニング部10、2次転写ローラ70、2つの光学センサ41A、40Bなどが設置されたセンサユニット40、ガイド部材としての第1、第2ローラ対61、62、等で構成される。
中間転写ベルト8(ベルト部材)は、各色のトナー像をそれぞれ担持する5つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sに対向するように配設されている。中間転写ベルト8は、主として7つのローラ部材12A~12Gによって張架・支持されている。
本実施の形態において、中間転写ベルト8は、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン-四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、等を単層又は複数層に構成して、カーボンブラック等の導電性材料を分散させたものである。中間転写ベルト8は、体積抵抗率が106~1013Ωcm、ベルト裏面側の表面抵抗率が107~1013Ωcmの範囲となるように調整されている。また、中間転写ベルト8は、厚さが20~200μmの範囲となるように設定されている。本実施の形態では、中間転写ベルト8の厚さが60μm程度に、体積抵抗率が109Ωcm程度に、設定されている。
なお、必要に応じて中間転写ベルト8の表面に離型層をコートすることもできる。その際、コートに用いる材料として、ETFE(エチレン-四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン-六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)、等のフッ素樹脂を使用できるが、これに限定されるものではない。
また、中間転写ベルト8の製造方法としては、注型法、遠心成形法、等があり、必要に応じてその表面を研磨する工程がおこなわれる。また、上述した中間転写ベルト8の体積抵抗率は、「ハイレスターUP MCP HT45」(三菱化学社製)を用いて印加電圧100Vの条件にて測定したものである。
ここで、中間転写ベルト8の内周面であって幅方向(図3の紙面垂直方向で合って、図4の上下方向である。)の一端側の端部(通常の画像が形成される領域の外側である。)には、スケール状パターン30p、30sが形成されたスケールテープ30が周状に貼着されており、そのスケールテープ30に対向するように2つの光学センサ41A、41Bが設置されているが、これらについては後で詳しく説明する。
1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K、9Sは、それぞれ、中間転写ベルト8を介して対応する感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sに対向している。詳しくは、イエロー用の転写ローラ9Yは中間転写ベルト8を介してイエロー用の感光体ドラム1Yに対向し、マゼンタ用の転写ローラ9Mは中間転写ベルト8を介してマゼンタ用の感光体ドラム1Mに対向し、シアン用の転写ローラ9Cは中間転写ベルト8を介してシアン用の感光体ドラム1Cに対向し、ブラック用(黒色用)の転写ローラ9Kは中間転写ベルト8を介してブラック用(黒色用)の感光体ドラム1Kに対向し、特色用の転写ローラ9Sは中間転写ベルト8を介して特色用の感光体ドラム1Sに対向している。1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K、9Sは、それぞれ、直径が10mm程度の芯金上に、外径が16mm程度の導電性スポンジ層が形成された弾性ローラであって、体積抵抗が106~1012Ω(好ましくは、107~109Ω)の範囲となるように調整されている。
駆動ローラ12Aは、制御部90によって制御される駆動モータ91によって回転駆動される。これにより、中間転写ベルト8は所定方向(図3の時計方向である。)に移動することになる。
第1テンションローラ12Dは、中間転写ベルト8の外周面に当接している。2次転写対向ローラ12B、クリーニング対向ローラ12C、従動ローラ12E、第2テンションローラ12F、第3テンションローラ12Gは、それぞれ、中間転写ベルト8の内周面に当接している。2次転写対向ローラ12Bと第1テンションローラ12Dとの間には、中間転写ベルト8を介してクリーニング対向ローラ12Cに対向するように中間転写クリーニング部10(クリーニングブレード)が設置されている。
図3を参照して、2次転写対向ローラ12Bは、中間転写ベルト8を介して2次転写ローラ70に当接している。2次転写対向ローラ12Bは、ステンレス鋼等からなる円筒状の芯金の外周面に、体積抵抗が107~108Ω程度で、硬度(JIS-A硬度)が48~58度程度のNBRゴムからなる弾性層83(層厚は5mm程度である。)が形成されたものである。
また、本実施の形態において、2次転写対向ローラ12Bは、電源に電気的に接続されていて、その電源から-10kV程度の高圧電圧となる2次転写バイアスが印加される。この2次転写対向ローラ12Bに印加される2次転写バイアスは、2次転写ニップに搬送されるシートPに中間転写ベルト8に担持されたトナー像を2次転写するためのものであって、トナーの極性と同じ極性(本実施の形態ではマイナス極性である。)のバイアス(直流電圧)である。これにより、中間転写ベルト8のトナー担持面(外周面)に担持されたトナーが、2次転写電界によって2次転写対向ローラ12B側から2次転写ローラ70側に向かって静電移動することになる。
2次転写ローラ70は、中間転写ベルト8のトナー担持面(外周面)に当接して、シートPが搬送される2次転写ニップ(2次転写位置)を形成している。2次転写ローラ70は、外径が15.5mm程度であって、ステンレス鋼、アルミニウム等からなる直径9mm程度の中空状の芯金上に、硬度(アスカーC硬度)が40~50度程度の弾性層が形成(被覆)されたものである。2次転写ローラ70の弾性層は、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりして、ソリッド状又は発泡スポンジ状に形成することができる。本実施の形態において、弾性層は、転写電流の集中を抑えるために、その体積抵抗が106.5~107.5Ω程度に設定されている。
なお、2次転写ローラ70の表面に半導電性のフッ素樹脂やウレタン樹脂などの離型層を形成して、ローラ表面のトナーに対する離型性を向上させることもできる。
ここで、図4等を参照して、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)において、所定の移動方向に移動する無端状の中間転写ベルト8(ベルト部材)には、スケール状パターン30p、30sが形成されている。詳しくは、本実施の形態において、中間転写ベルト8には、その表面にスケール状パターン30p、30sが形成されたスケールテープ30(テープ状部材)が周状に貼着されている。スケールテープ30は、一端側の端部と他端側の端部とを有する有端状のものであって、双方の端部を突き合わせるように中間転写ベルト8上に貼着してもよいし、双方の端部を重ね合わせるように中間転写ベルト8上に貼着してもよいし、双方の端部の間に僅かな隙間をあけるように中間転写ベルト8上に貼着してもよい。
スケール状パターンは、光を反射する材料からなる反射部30pと、光を反射しないで吸収する材料からなる非反射部30sと、が移動方向(図4、図5において白矢印方向に示す中間転写ベルト8の移動方向である。)に交互に同じピッチXで配列されたものである。
スケールテープ30は、表面側から、層厚が25μm程度のポリエチレンテレフタレート(PET)からなる表面層、層厚が数μm程度のアルミニウムを蒸着してなる中間層(アルミ蒸着層)、中間転写ベルト8に接着するための接着剤からなる層厚が20μm程度の接着層、が積層されたものである。中間層(アルミ蒸着層)は、複数の反射部30pを有している。複数の反射部30pは、それぞれ、そのベルトの周方向の幅が数μm程度に形成されている。複数の反射部30pは、等間隔に配置されている。
なお、スケールテープ30の表面層に、公知のように、エッチング加工やプリントなどを施すことによって、スケール状パターン30p、30sを形成してもよい。
また、図3~図7等を参照して、中間転写ベルト装置15には、中間転写ベルト8の内周面側であってスケールテープ30に対向する位置に、スケール状パターン30p、30sを検知する光学センサ41A、41B(検知手段)が設置されている。特に、本実施の形態では、図4、図5を参照して、周方向に所定の間隔Dをあけて2つの光学センサ(上流側の第1光学センサ41Aと、下流側の第2光学センサ41Bと、である。)が設置されている。
詳しくは、2つの光学センサ41A、41Bの間隔D(後述する発光素子42からの射出光が中間転写ベルト8上で反射する位置が基準となる。)は、図5に示すように、スケール状パターン30p、30sのピッチXの整数倍になるように設定されている。そのため、スケール状パターン30p、30sのピッチXが正確に狙いの値になっている場合には、2つの光学センサ41A、41Bの出力波形(パルス波形、又は、アナログ化された略正弦波形である。)の位相は一致することになる。これに対して、環境変動などによる中間転写ベルト8(スケールテープ30)の伸縮などによってスケール状パターン30p、30sのピッチXが狙いの値になっていない場合には、それに応じて、2つの光学センサ41A、41Bの出力波形の位相がずれることになる。本実施の形態では、2つの光学センサ41A、41Bのうち少なくとも一方の光学センサによるスケール状パターン30p、30sの検知によって、中間転写ベルト8の走行速度の変動を検知するとともに、その検知結果に対して、2つの光学センサ41A、41Bによって検知したスケール状パターン30p、30sのピッチXの変化分を補正して、制御部90によって駆動モータ91の回転数を調整しているため、色ズレなどの異常が生じないように中間転写ベルト8の速度を適正化することができる。すなわち、光学センサ41A、41Bによってスケール状パターン30p、30sを検知して、その検知結果に基いて中間転写ベルト8の移動速度が調整制御されることになる。
ここで、図6(B)を参照して、2つの光学センサ41A、41Bは、それぞれ、発光素子42、受光素子43、コリメートレンズ44、複数のスリット45aが形成された整形板45(スリットマスク)、受光窓46、等で構成されている。光学センサ41A、41Bは、スケール状パターン30p、30sを検知するものであって、整形板45と受光窓46とが光学センサ41A、41Bのセンサ面として機能することになる。
詳しくは、LED等の発光素子42から射出された光LBは、コリメートレンズ44を透過して平行光となった後に、整形板45に形成された複数のスリット45aを透過してスケールテープ30のスケール状パターン30p、30sに入射される。そして、スケール状パターン30p、30sに入射されて反射部30pで反射した光が、受光窓46を透過して、フォトトランジスタ等の受光素子43に受光される。そして、その光量に応じた出力が受光素子43(光学センサ41A、41B)から制御部90に向けて送られることになる。
ここで、整形板45における複数のスリット45a(本実施の形態では、3つのスリット45aである。)は、図6(A)、(C)に示すように、スケール状パターン30p、30sの形状に合わせて、そのピッチと形状(矩形状である。)とが定められている。そのため、スケール状パターン30p、30s(反射部30p)の形状に合わせた反射光が受光素子43に入射されることになり、精度の高いスケール状パターン30p、30sの検知が可能になる。
また、図7を参照して、2つの光学センサ41A、41Bは、いずれも保持部材47に保持されていて、センサユニット40を構成している。センサユニット40は、中間転写ベルト装置15の筐体に保持されている。
また、センサユニット40には、光学センサ41A、41B(保持部材47)との間に中間転写ベルト8を挟むように形成された押え部材49(押え板)が設けられている。詳しくは、本実施の形態において、押え部材49は保持部材47と一体的に形成されている。そして、保持部材47は、押え部材49と植毛シール部材48との間に中間転写ベルト8を挟み込むように構成されていて、中間転写ベルト8の振れ(ばたつき)を軽減して、光学センサ41A、41Bに対するスケール状パターン30p、30sの距離(対向距離)が変化しにくいようにしている。これにより、光学センサ41A、41Bによってスケール状パターン30p、30sの検知が精度良くおこなわれることになる。
押え部材49は、中間転写ベルト8の外周面に当接するように(又は、微小なギャップをあけて対向するように)配設されていて、その表面(中間転写ベルト8に対向する面である。)が低摩擦材料で形成されている。なお、本実施の形態において、押え部材49は、保持部材47と一体的に形成されているが、押え部材49と保持部材47とを別々の部材として構成することもできる。
植毛シール部材48(摺動部材)は、中間転写ベルト8と、光学センサ41A、41Bを保持する保持部材47と、の間において中間転写ベルト8に当接するように配設されている。植毛シール部材48は、保持部材47の対向面(中間転写ベルト8の内周面に対向する面であって、少なくとも光学センサ41A、41Bのセンサ面45、46に対向する面が開口部48aとなっている。)に貼着されている。植毛シール部材48は、スケールテープ30(スケール状パターン30p、30s)を傷つけないように、テフロンなどの低摩擦材料で形成されている。
なお、本実施の形態では、光学センサ41A、41Bがトナーや紙粉で汚れる不具合を軽減するために、中間転写ベルト8の内周面に対向するように光学センサ41A、41Bを配置したが、そのような不具合が無視できるような場合には中間転写ベルト8の外周面に対向するように光学センサ41A、41Bを配置して、スケール状パターンを中間転写ベルト8の外周面に形成することもできる。また、そのようにスケール状パターンを中間転写ベルト8の外周面に形成するときに、スケール状パターンをテープで形成する他、作像プロセスによってトナーで形成することもできる。
以下、本実施の形態におけるベルト装置としての中間転写ベルト装置15の、特徴的な構成・動作について詳述する。
先に図4等を用いて説明したように、本実施の形態における中間転写ベルト装置15(ベルト装置)における中間転写ベルト8(ベルト部材)には、スケール状パターン30p、30sが形成されている。そして、所定の移動方向(図4の白矢印方向である。)に移動する中間転写ベルト8のスケール状パターン30p、30sを光学センサ41A、41Bによって検知して、その検知結果に基づいて制御部90による駆動モータ91の制御によって中間転写ベルト8の移動速度が狙いの値になるように調整されることになる。これにより、中間転写ベルト8の速度変動によるカラー画像の色ズレを軽減することができる。
ここで、本実施の形態において、光学センサ41A、41B(センサユニット40)は、その位置を可変できるように構成されているのではなくて、固定位置に設置されている。すなわち、光学センサ41A、41B(センサユニット40)は、画像形成装置本体100における所定位置に固定して保持されている。
そして、図3、図8に示すように、本実施の形態における中間転写ベルト装置15には、中間転写ベルト8(ベルト部材)を案内するガイド部材としての第1、第2ローラ対61、62が設けられている。
ガイド部材としての第1ローラ対61は、光学センサ41A、41B(センサユニット40)に対して移動方向上流側に設置されていて、中間転写ベルト8を挟むように配置されている。ガイド部材としての第2ローラ対62は、光学センサ41A、41B(センサユニット40)に対して移動方向下流側に設置されていて、中間転写ベルト8を挟むように配置されている。
また、第1ローラ対61と第2ローラ対62とは、それぞれ、固定位置に設置された固定ローラ61a、62aと、移動方向に沿う方向(図3、図8の左右方向である。)に移動可能な可動ローラ61b、61bと、からなる。固定ローラ61a、62aは、押え部材49に対向する中間転写ベルト8のベルト面側(外周面側である。)に配置され、可動ローラ61b、62bは、光学センサ41A、41Bに対向する中間転写ベルト8のベルト面側(内周面側である。)に配置されている。具体的に、固定ローラ61a、62aは上方に配置され、可動ローラ61b、62bは下方に配置され、固定ローラ61a、62aと可動ローラ61b、62bとの間に中間転写ベルト8が挟まれることになる。
また、第1ローラ対61と第2ローラ対62とは、それぞれ、中間転写ベルト8の移動にともない連れ回りするように構成されている。具体的に、中間転写ベルト8が図8の矢印方向に移動すると、固定ローラ61a、62aは図8の反時計方向に回転して、可動ローラ61b、62bは図8の時計方向に回転することになる。
ここで、本実施の形態において、光学センサ41A、41B(センサユニット40)と第1、第2ローラ対61、62とは、中間転写ベルト8の表面に担持された画像が2次転写される2次転写位置(2次転写ニップ)を基準にして、複数の感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sに対して移動方向上流側に配置されている。また、第1、第2ローラ対61、62(ガイド部材)は、中間転写ベルト8の幅方向のほぼ全域にわたって当接して、中間転写ベルト8をガイドするように構成されている。
このように、第1、第2ローラ対61、62を5つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sの上流側(最上流の特色用の感光体ドラム1Sよりも上流側の位置である。)に設置することで、第1、第2ローラ対61、62が中間転写ベルト8の幅方向全域にわたって当接するように構成した場合であっても、第1、第2ローラ対61、62が、5つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sから中間転写ベルト8の表面に1次転写される画像に影響するようなことはない。また、第1、第2ローラ対61、62が中間転写ベルト8の幅方向全域にわたって当接することで、中間転写ベルト8を安定的にガイドすることができる。
また、本実施の形態では、光学センサ41A、41Bが、5つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sが対向する中間転写ベルト8の対向面とほぼ同一の平面に対向するように構成されているので、対向面と異なる平面(例えば、駆動ローラ12Aと2次転写対向ローラ12Bとの間である。)に対向するように構成する場合に比べて、1次転写工程時に影響する中間転写ベルト8の速度変動を効率的に検知しやすくなる。そのため、中間転写ベルト8の速度変動によるカラー画像の色ズレを軽減することができる。
ここで、図3、図8を参照して、本実施の形態における中間転写ベルト装置15には、中間転写ベルト8(ベルト部材)が変位したときに第1、第2ローラ対61、62(ガイド部材)の姿勢を変化させる可変手段としての移動機構65が設けられている。この移動機構65は、中間転写ベルト8が図8の上下方向に変位したときに第1ローラ対61と第2ローラ対62とのうち少なくとも一方の可動ローラ61b、62bを移動させるものである。移動機構65としては、例えば、可動ローラ61b、62bを図8の左右方向に移動するピニオンラック機構を用いることができる。
詳しくは、図8(A)に示すように、光学センサ41A、41B(センサユニット40)が固定設置された位置(高さ)に対して、中間転写ベルト8が上下方向に変位していない状態のとき、固定ローラ61a、62aと可動ローラ61b、62bとは、双方の中心軸を結ぶ線が中間転写ベルト8に対して略直交するように、互いに真直ぐ垂直方向に当接した状態になっている。このとき、中間転写ベルト8は固定ローラ61a、62aにも可動ローラ61b、62bにも巻き付いた状態ではないため、第1、第2ローラ対61、62が中間転写ベルト8に与える力は極めて小さなものになる。
これに対して、図8(B)に示すように、固定ローラ61a、62aと可動ローラ61b、62bとに挟まれた中間転写ベルト8が固定ローラ61a、61aの側(黒矢印で示す方向であって、上方である。)に変位すると、移動機構65は可動ローラ61b、62bを光学センサ41A、41Bに近づく方向(図8(B)の白矢印方向である。)に移動させる。これにより、上方に変位した中間転写ベルト8は、固定ローラ61a、62aに巻き付くようにガイドされて、第1、第2ローラ対61、62の間で、光学センサ41A、41B(センサユニット40)の検知面や押え部材49に対して接触せずに隙間をあけて、略平行になる。
また、図8(C)に示すように、固定ローラ61a、62aと可動ローラ61b、61bとに挟まれた中間転写ベルト8が可動ローラ61b、62bの側(黒矢印で示す方向であって、下方である。)に変位すると、移動機構65は可動ローラ61b、62bを光学センサ41A、41Bから離れる方向(図8(C)の白矢印方向である。)に移動させる。これにより、下方に変位した中間転写ベルト8は、可動ローラ61b、62bに巻き付くようにガイドされて、第1、第2ローラ対61、62の間で、光学センサ41A、41B(センサユニット40)の検知面や押え部材49に対して接触せずに隙間をあけて、略平行になる。
なお、本実施の形態では、中間転写ベルト8へのダメージを軽減するために、中間転写ベルト8を光学センサ41A、41Bに対して略平行に対向させるようにガイドするガイド部材としてローラ対を用いたが、中間転写ベルト8へのダメージが無視できるような場合には、ローラ対ではないガイド部材を用いても良い。
このように、本実施の形態では、中間転写ベルト8が上下に変位したときに、その変位に合わせて光学センサ41A、41Bも上下に変位させるのではなくて、固定位置に設置された光学センサ41A、41Bに対向する中間転写ベルト8の部分が光学センサ41A、41Bに対して略平行になるように、第1、第2ローラ対61、62によって中間転写ベルト8をガイドしている。
そのため、比較的簡易な構成で、中間転写ベルト8が変位しても、中間転写ベルト8が保持部材47や押え部材49に当接して折れてしまったり破損してしまったりする不具合が生じることなく、光学センサ41A、41Bによって中間転写ベルト8のスケール状パターン30p、30sを良好に検知することができる。
すなわち、図9に示すように、ガイド部材として機能する第1、第2ローラ対61、62が設置されていない場合には、図9(A)の状態から図9(B)の状態に中間転写ベルト8が上方に変位すると、図9(B)において破線で囲んだように、中間転写ベルト8が押え部材49に当接して折れてしまったり破損してしまったりする不具合が生じることになる。また、図9(A)の状態から図9(C)の状態に中間転写ベルト8が下方に変位すると、図9(C)において破線で囲んだように、中間転写ベルト8が保持部材47に当接して折れてしまったり破損してしまったりする不具合が生じることになる。そして、そのような不具合が生じると、光学センサ41A、41Bによって中間転写ベルト8のスケール状パターン30p、30sを良好に検知できずに、中間転写ベルト8の速度変動によるカラー画像の色ズレが発生してしまうことになる。
これに対して、本実施の形態では、ガイド部材として機能する第1、第2ローラ対61、62を設置しているため、そのような不具合が生じないことになる。
なお、本実施の形態における画像形成装置100は、次に図10を用いて説明するように、フルカラーモード、フルカラー特色モード、モノクロモード、特色モードなどの複数のモードを切り替えることができるように構成されていて、そのようなモードの切り替えがおこなわれるときに、中間転写ベルト8が光学センサ41A、41Bの近傍で上下方向に変位することになる。そして、そのような中間転写ベルト8の変位に応じて、移動機構65によって可動ローラ61b、62bが移動されることになる。
これに対して、そのようなモードの切り替えにともなう中間転写ベルト8の変位とは関係なく、中間転写ベルト8の変位を検知するセンサ(例えば、中間転写ベルト8の表面に対向するように設置される測距センサである。)の検知結果に基づいて、制御部90によって移動機構65を制御するように構成することもできる。そのような場合には、中間転写ベルト8に不規則な変位が生じた場合にも、上述したような不具合の発生を軽減することができる。
図10(及び、図3)を参照して、本実施の形態における中間転写ベルト装置15には、複数の感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1S(像担持体)のうちすべての感光体ドラムに中間転写ベルト8が当接するモードと、複数の感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sのうち一部の感光体ドラムに中間転写ベルト8が当接してその他の感光体ドラムから中間転写ベルト8が離間する少なくとも1つのモードと、をそれぞれ切り替える切替手段としての切替機構67が設けられている。
詳しくは、図10(A)は、フルカラーモード時の状態を示す。フルカラーモード時には、カラー3色(イエロー、マゼンタ、シアン)の感光体ドラム1Y、1M、1Cとブラックの感光体ドラム1Kとに中間転写ベルト8が当接して、特色の感光体ドラム1Sに対して中間転写ベルト8が離間するように、切替機構67が制御部90によって制御される。具体的には、切替機構67によって特色の1次転写ローラ9Sが下方に移動される。このフルカラーモードは、最も使用頻度の高いモードであって、カラー3色とブラックとを用いてカラー画像を形成するためのモードである。
これに対して、図10(B)は、フルカラー特色モード時の状態を示す。フルカラー特色モード時には、5つのすべての感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sに中間転写ベルト8が当接するように、切替機構67が制御部90によって制御される。具体的には、切替機構67によって下方に移動される1次転写ローラはない。このフルカラー特色モードは、特色トナーとしてクリアトナーや白色トナーを用いる場合などが多く、フルカラーモードで形成するカラー画像に特色を加えて画像品質を向上するためのモードである。
また、図10(C)は、モノクロモード時の状態を示す。モノクロモード時には、ブラックの感光体ドラム1Kのみに中間転写ベルト8が当接して、カラー3色(イエロー、マゼンタ、シアン)の感光体ドラム1Y、1M、1Cと特色の感光体ドラム1Sとに対して中間転写ベルト8が離間するように、切替機構67が制御部90によって制御される。具体的には、切替機構67によってカラー3色の1次転写ローラ9Y、9M、9Cと特色の1次転写ローラ9Sとが下方に移動される。このモノクロモードは、カラーを用いることなく、ブラックのみを用いてモノクロ画像を形成するためのモードである。
また、図10(D)は、特色モード時の状態を示す。特色モード時には、特色の感光体ドラム1Sのみに中間転写ベルト8が当接して、カラー3色(イエロー、マゼンタ、シアン)の感光体ドラム1Y、1M、1Cとブラックの感光体ドラム1Kとに対して中間転写ベルト8が離間するように、切替機構67が制御部90によって制御される。具体的には、切替機構67によってカラー3色の1次転写ローラ9Y、9M、9Cとブラックの1次転写ローラ9Kと第3テンションローラ12Gとが下方に移動される。この特色モードは、特色トナーとして金色トナーや銀色トナーなどのYMCB以外の有色トナーを用いる場合などが多く、特色のみの単色画像を形成するためのモードである。
なお、切替機構67(切替手段)としては、例えば、カラー3色の1次転写ローラ9Y、9M、9Cと、ブラックの1次転写ローラ9Kと、特色の1次転写ローラ9Sと、第3テンションローラ12Gと、を別々に上下動させるカム機構を用いることができる。
そして、本実施の形態において、移動機構65(可変手段)は、切替機構67(切替手段)によって切り替えられるモードごとに第1、第2ローラ対61、62(ガイド部材)の姿勢を変化させている。
具体的に、ユーザーが画像形成装置100に接続された端末を操作して、フルカラーモードが選択された場合(本実施の形態では、基準設定となっている。)には、図10(A)に示すように、可動ローラ61b、62bは固定ローラ61a、62aに真直ぐ当接した状態である。
これに対して、フルカラー特色モードが選択された場合には、図10(B)に示すように、制御部90の制御により、切替機構67の切り替え動作がおこなわれるとともに、第2ローラ対62の可動ローラ62bが図10(A)の状態から左方に移動するように移動機構65が制御される。これにより、光学センサ41A、41Bの下流側で中間転写ベルト8が上方に移動しても、光学センサ41A、41Bの対向位置では中間転写ベルト8が光学センサ41A、41Bの検知面に対して略平行にガイドされることになる。
また、モノクロモードが選択された場合には、図10(C)に示すように、制御部90の制御により、切替機構67の切り替え動作がおこなわれるとともに、第2ローラ対62の可動ローラ62bが図10(A)の状態から右方に移動するように移動機構65が制御される。これにより、光学センサ41A、41Bの下流側で中間転写ベルト8が下方に移動しても、光学センサ41A、41Bの対向位置では中間転写ベルト8が光学センサ41A、41Bの検知面に対して略平行にガイドされることになる。
また、特色モードが選択された場合には、図10(D)に示すように、制御部90の制御により、切替機構67の切り替え動作がおこなわれるとともに、第2ローラ対62の可動ローラ62bが図10(A)の状態から左方に移動するように移動機構65が制御される。これにより、光学センサ41A、41Bの下流側で中間転写ベルト8が上方に移動しても、光学センサ41A、41Bの対向位置では中間転写ベルト8が光学センサ41A、41Bの検知面に対して略平行にガイドされることになる。
なお、図10の例では、いずれのモードに切り替えた場合であっても、光学センサ41A、41Bの上流側で中間転写ベルト8が上下方向にほとんど変位しないため、移動機構65によって第2ローラ対62の可動ローラ62bのみを移動するように構成したが、モードの切り替えにともない光学センサ41A、41Bの上流側でも中間転写ベルト8が上下方向に変位する場合(例えば、第2テンションローラ12Fを上下動させる場合である。)には、移動機構65によって第1ローラ対61の可動ローラ61bも適宜に移動されることになる。
そして、そのような場合に、光学センサ41A、41Bの上流側において中間転写ベルト8が変位する方向と、光学センサ41A、41Bの下流側において中間転写ベルト8が変位する方向と、が一致するときには先に図8(B)、(C)で説明したような第1、第2ローラ対61、62の動作になるが、双方の変位する方向が異なるときには第1、第2ローラ対61、62における可動ローラ61b、62bの移動方向が同方向になるように移動機構65が制御されることになる。
また、いずれのモードの切り替えをおこなっても光学センサ41A、41Bの上流側で中間転写ベルト8が上下方向に変位しないような場合には上流側の第1ローラ対61の設置を省略することができるし、いずれのモードの切り替えをおこなっても光学センサ41A、41Bの下流側で中間転写ベルト8が上下方向に変位しないような場合には下流側の第2ローラ対62の設置を省略することができる。
また、本実施の形態において、移動機構65(可変手段)は、切替機構67(切替手段)によって複数のモードのうち、特定のモード(フルカラーモードである。)に切り替えられたときに第1、第2ローラ対61、62が中間転写ベルト8に与える力が、他のモード(フルカラー特色モード、モノクロモード、特色モードである。)に切り替えられたときに第1、第2ローラ対61、62が中間転写ベルト8に与える力に比べて、最も小さくなるように構成されている。すなわち、フルカラーモード時には、可動ローラ61b、62bは固定ローラ61a、62aに真直ぐ当接した状態になっていて、中間転写ベルト8の巻き付きもなく、他のモードに比べて中間転写ベルト8に与える力が小さくなる。
本実施の形態において、フルカラーモードは、最も使用頻度が高くて基準設定されているモードであるため(図10(A)の状態になっている時間が長いため)、そのように構成することで、中間転写ベルト8や第1、第2ローラ対61、62の機械的寿命を長くすることができる。
ここで、図11(及び、図3)を参照して、本実施の形態における中間転写ベルト装置15には、中間転写ベルト8の表面に画像が担持される動作がおこなわれていないときに、第1、第2ローラ対61、62(ガイド部材)を中間転写ベルト8に当接しない退避位置に移動させる退避手段としての離間機構66が設けられている。
詳しくは、離間機構66(退避手段)は、カム機構などであって、図11に示すように、第1、第2ローラ対61、62の可動ローラ61b、62bを下方に移動させる機構である。そして、図11(A)に示すように、制御部90による離間機構66の制御によって、非画像形成時(画像形成動作が終了した後や、画像形成動作が開始される前などである。)には、可動ローラ61b、62bが中間転写ベルト8から離間するように下方に移動されて、画像形成動作がおこなわれているときには、図10に示すように可動ローラ61b、62bが中間転写ベルト8に当接するように上方に移動されることになる。このように制御することにより、中間転写ベルト8と第1、第2ローラ対61、62とが接触する時間を短くすることができるため、それらの機械的寿命を長くすることができる。
さらに、装置本体100の主電源がオフされて、中間転写ベルト装置15のメンテナンス(例えば、中間転写ベルト8の交換である。)がおこなわれるときは、離間機構66による可動ローラ61b、62bの下方への移動に加えて、切替機構67によって5つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K、9Sが下方に移動される。これにより、中間転写ベルト8を圧接する部材が少なくなって、中間転写ベルト装置15を装置本体100から引き出す作業をおこない易くなる。
以上説明したように、本実施の形態における中間転写ベルト装置15(ベルト装置)には、スケール状パターン30p、30sが形成されて所定の移動方向に移動する中間転写ベルト8(ベルト部材)と、固定位置に設置されてスケール状パターン30p、30sを検知する光学センサ41A、41Bと、光学センサ41A、41Bに対して移動方向上流側や移動方向下流側の位置に配置されて中間転写ベルト8を案内する第1、第2ローラ対61、62(ガイド部材)と、中間転写ベルト8が変位したときに第1、第2ローラ対61、62の姿勢を変化させる移動機構65(可変手段)と、が設けられている。
これにより、中間転写ベルト8が変位しても、中間転写ベルト8が折れてしまう不具合などが生じることなく、光学センサ41A、41Bによって中間転写ベルト8のスケール状パターン30p、30sを比較的簡易に良好に検知することができる。
なお、本実施の形態では、ベルト部材としての中間転写ベルト8が設置されたベルト装置(中間転写ベルト装置15)に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることはない。例えば、転写搬送ベルト、感光体ベルト、定着ベルト等のベルト部材が設けられたベルト装置に対しても、スケール状パターンが形成されて光学センサが設置されたものであれば、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、中間転写ベルト8の内周面にスケール状パターン30p、30sが形成された中間転写ベルト装置15に対して本発明を適用したが、中間転写ベルト8の外周面にスケール状パターン30p、30sが形成された中間転写ベルト装置15に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、スケール状パターン30p、30sが形成されたスケールテープ30が中間転写ベルト8に貼着された中間転写ベルト装置15に対して本発明を適用したが、スケール状パターンの形態はこれに限定されることなく、例えば、スケール状パターン30p、30sが中間転写ベルト8に直接的に形成された中間転写ベルト装置15に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、中間転写ベルト8のスケール状パターン30p、30sを検知する光学センサ41A、41Bが2つ設置された中間転写ベルト装置15に対して本発明を適用したが、中間転写ベルト8のスケール状パターン30p、30sを検知する光学センサが1つ又は3つ以上設置された中間転写ベルト装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、光学センサ41A、41B(センサユニット40)と第1、第2ローラ対61、62とを、5つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sの上流側に設置したが、5つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sの下流側に設置することもできるし、5つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、1Sのうち2つの感光体ドラムの間に設置することもできる。
その場合、第1、第2ローラ対61、62が中間転写ベルト8上の画像に影響を与えないように、スケール状パターン30p、30sと同様に、第1、第2ローラ対61、62を非画像領域(幅方向端部)に設置することが好ましい。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1Y、1M、1C、1K、1S 感光体ドラム(像担持体)、
8 中間転写ベルト(ベルト部材)、
15 中間転写ベルト装置(ベルト装置)、
30 スケールテープ、
30p 反射部(スケール状パターン)、
30s 非反射部(スケール状パターン)、
40 センサユニット、
41A 第1光学センサ(光学センサ)、
41B 第2光学センサ(光学センサ)、
47 保持部材、
49 押え部材、
61 第1ローラ対(ガイド部材)、
61a 固定ローラ、 61b 可動ローラ、
62 第2ローラ対(ガイド部材)、
62a 固定ローラ、 62b 可動ローラ、
65 移動機構(可変手段)、
66 離間機構(退避手段)、
67 切替機構(切替手段)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、 P シート。
特開2013-195730号公報

Claims (8)

  1. スケール状パターンが形成されて、所定の移動方向に移動するベルト部材と、
    固定位置に設置されて、前記スケール状パターンを検知する光学センサと、
    前記光学センサに対して移動方向上流側又は/及び移動方向下流側の位置に配置されて、前記ベルト部材を案内するガイド部材と、
    前記ベルト部材が変位したときに前記ガイド部材の姿勢を変化させる可変手段と、
    を備え、
    前記ベルト部材は、複数の像担持体と前記光学センサとが対向するように並設されて、前記複数の像担持体の表面に形成された画像がそれぞれ1次転写される中間転写ベルトであって、
    前記複数の像担持体のうちすべての像担持体に前記中間転写ベルトが当接するモードと、前記複数の像担持体のうち一部の像担持体に前記中間転写ベルトが当接してその他の像担持体から前記中間転写ベルトが離間する少なくとも1つのモードと、をそれぞれ切り替える切替手段を備え、
    前記可変手段は、前記切替手段によって切り替えられるモードごとに前記ガイド部材の姿勢を変化させることを特徴とするベルト装置。
  2. 前記光学センサと前記ガイド部材とは、前記中間転写ベルトの表面に担持された画像が2次転写される2次転写位置を基準にして、前記複数の像担持体に対して移動方向上流側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載のベルト装置。
  3. 前記可変手段は、前記切替手段によって複数の前記モードのうち、特定のモードに切り替えられたときに前記ガイド部材が前記ベルト部材に与える力が、他のモードに切り替えられたときに前記ガイド部材が前記ベルト部材に与える力に比べて、最も小さくなるように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルト装置。
  4. スケール状パターンが形成されて、所定の移動方向に移動するベルト部材と、
    固定位置に設置されて、前記スケール状パターンを検知する光学センサと、
    前記光学センサに対して移動方向上流側又は/及び移動方向下流側の位置に配置されて、前記ベルト部材を案内するガイド部材と、
    前記ベルト部材が変位したときに前記ガイド部材の姿勢を変化させる可変手段と、
    を備え、
    前記ガイド部材は、
    前記光学センサに対して移動方向上流側に設置されて、前記ベルト部材を挟むように配置された第1ローラ対と、
    前記光学センサに対して移動方向下流側に設置されて、前記ベルト部材を挟むように配置された第2ローラ対と、
    であって、
    前記第1ローラ対と前記第2ローラ対とは、それぞれ、固定位置に設置された固定ローラと、前記移動方向に沿う方向に移動可能な可動ローラと、からなり、
    前記可変手段は、前記ベルト部材が変位したときに前記第1ローラ対と前記第2ローラ対とのうち少なくとも一方の前記可動ローラを移動させる移動機構であることを特徴とするベルト装置。
  5. 前記光学センサとの間に前記ベルト部材を挟むように形成された押え部材を備え、
    前記固定ローラは、前記押え部材に対向する前記ベルト部材のベルト面側に配置され、
    前記可動ローラは、前記光学センサに対向する前記ベルト部材のベルト面側に配置され、
    前記移動機構は、
    前記固定ローラと前記可動ローラとに挟まれた前記ベルト部材が前記可動ローラの側に変位したときには、前記可動ローラを前記光学センサから離れる方向に移動させて、
    前記固定ローラと前記可動ローラとに挟まれた前記ベルト部材が前記固定ローラの側に変位したときには、前記可動ローラを前記光学センサに近づく方向に移動させることを特徴とする請求項4に記載のベルト装置。
  6. スケール状パターンが形成されて、所定の移動方向に移動するベルト部材と、
    固定位置に設置されて、前記スケール状パターンを検知する光学センサと、
    前記光学センサに対して移動方向上流側又は/及び移動方向下流側の位置に配置されて、前記ベルト部材を案内するガイド部材と、
    前記ベルト部材が変位したときに前記ガイド部材の姿勢を変化させる可変手段と、
    を備え、
    前記ベルト部材の表面に画像が担持される動作がおこなわれていないときに、前記ガイド部材を前記ベルト部材に当接しない退避位置に移動させる退避手段を備えたことを特徴とするベルト装置。
  7. 前記光学センサの検知結果に基づいて前記ベルト部材の移動速度が調整されることを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載のベルト装置。
  8. 請求項1~請求項7のいずれかに記載のベルト装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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