JP2017067803A - ベルト装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

ベルト装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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健治 杉浦
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Yuji Wada
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Kokichi Haga
浩吉 芳賀
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成一 小暮
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Abstract

【課題】有端状のスケールテープをベルト部材に貼着する場合であっても、スケールテープがベルト部材から剥がれてしまうことなく、経時においても光学センサによってスケールテープのスケール状パターンの検知を良好におこなうことができる、ベルト装置、及び、画像形成装置を提供する。【解決手段】中間転写ベルト8(ベルト部材)上に貼着されたスケールテープ30の一端側端部30aと他端側端部30bとのうちの少なくとも一方を覆うように補助テープ31を貼着して、その補助テープ31の表面摩擦係数がスケールテープ30の表面摩擦係数よりも小さくなるように形成している。【選択図】図4

Description

この発明は、中間転写ベルト、転写搬送ベルト、感光体ベルト、定着ベルト等のベルト部材が所定方向に走行されるベルト装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置では、中間転写ベルトなどのベルト部材の走行速度を安定化することを目的として、無端状のベルト部材の内周面又は外周面における幅方向端部に、スケール状パターンが形成された有端状のスケールテープ(スケール、リニアスケール)を周状に貼着して、スケール状パターンを光学センサ(目盛検知手段)によって光学的に検知した検知結果に基いてベルト部材の駆動制御をおこなう技術が知られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
そのようにベルト部材に貼着されたスケールテープは、ベルト部材の走行にともないベルト部材とともに屈曲を繰り返すことによって、一端側端部(始点)や他端側端部(終点)を起点として、ベルト部材から剥がれる不具合が生じることが知られている。
上述したように、従来の技術は、ベルト部材の屈曲部において、スケールテープの一端側端部や他端側端部が繰り返し力を受けて、その部分を起点としてスケールテープがベルト部材から剥がれてしまう可能性があった。
これに対して、スケールテープの一端側端部や他端側端部に補助テープを貼着して、その部分を補強することで、スケールテープのベルト部材からの剥がれを防止する方策が考えられる。しかし、その場合に、経時において、スケールテープ上に重なるように貼着された補助テープの表面やその周囲にトナーなどの異物が付着してしまって、さらにその異物が光学センサに移動して付着してしまい、光学センサによるスケール状パターンの検知精度が低下してしまう可能性がある。そのため、ベルト部材の駆動制御が良好におこなわれなくなる可能性がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、有端状のスケールテープをベルト部材に貼着する場合であっても、スケールテープがベルト部材から剥がれてしまうことなく、経時においても光学センサによってスケールテープのスケール状パターンの検知を良好におこなうことができる、ベルト装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明におけるベルト装置は、所定方向に走行するベルト部材と、スケール状パターンが形成されて、一端側の端部と他端側の端部とを有する有端状であって、前記ベルト部材上に貼着されたスケールテープと、前記スケール状パターンを検知する光学センサと、前記ベルト部材上において前記一端側の端部と前記他端側の端部とのうちの少なくとも一方を覆うように貼着された補助テープと、を備え、前記補助テープは、その表面摩擦係数が、前記スケールテープの表面摩擦係数よりも小さくなるように形成されたものである。
本発明によれば、有端状のスケールテープをベルト部材に隙間を貼着する場合であっても、スケールテープがベルト部材から剥がれてしまうことなく、経時においても光学センサによってスケールテープのスケール状パターンの検知を良好におこなうことができる、ベルト装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部の一部を拡大して示す構成図である。 中間転写ベルト装置を示す構成図である。 中間転写ベルトの要部を内周面側からみた図である。 スケール状パターンと2つの光学センサとの走行方向の位置関係を示す模式図である。 (A)スケール状パターンと整形板のスリットとの位置関係を示す図と、(B)光学センサの構成を示す図と、(C)整形板と受光窓とを示す図と、である。 中間転写ベルトの要部を側方からみた図である。 中間転写ベルトがローラ部材に張架された状態を示す図である。 補助テープの近傍を示す拡大図である。 スケールテープの隙間が光学センサの位置を通過するときの、光学センサの出力波形の変化を示す概略図である。 スケールテープの隙間が2つ光学センサの位置を通過するときの、光学センサの出力波形の変化を示す概略図である。 スケールテープを示す拡大断面図である。 この発明の実施の形態2における中間転写ベルトの要部を側方からみた図である。 図13の中間転写ベルトにおいて、スケールテープの隙間が光学センサの位置を通過するときの、光学センサの出力波形の変化を示す概略図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図12にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)が設置されている。また、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8(ベルト部材)に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Y(感光体)と、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像部5Y、クリーニング部2Y、除電部(不図示である。)等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、不図示のモータによって反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像部5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、像担持体としての中間転写ベルト8(ベルト部材)及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによってクリーニング部2Y内に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の上方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム1M、1C、1K上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15は、図3を参照して、ベルト部材としての中間転写ベルト8、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ80、テンションローラ12B、従動ローラ12C、12D、クリーニング対向ローラ13、中間転写クリーニング部10、2次転写ローラ70、センサユニット40、等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材80、12A〜12D、13によって張架・支持されるとともに、駆動モータ91による1つのローラ部材(駆動ローラ12A)の回転駆動によって図3中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K との間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の極性の転写電圧(1次転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて1次転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ70との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ80が、2次転写ローラ70との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された用紙等の記録媒体P上に2次転写される。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが除去される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対(不図示である。)によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像部5Y(現像装置)の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像部5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
このように構成された現像部5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。ここで、現像部5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。
その後、現像剤収容部内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、隔絶された2つの現像剤収容部を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部の上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3及び図4を用いて、本実施の形態1における中間転写ベルト装置15について詳述する。
図3を参照して、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15は、ベルト部材としての中間転写ベルト8、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ80、テンションローラ12B、従動ローラ12C、12D、クリーニング対向ローラ13、中間転写クリーニング部10、2次転写ローラ70、2つの光学センサ41A、40Bなどが設置されたセンサユニット40、等で構成される。
中間転写ベルト8(ベルト部材)は、各色のトナー像をそれぞれ担持する4つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対向するように配設されている。中間転写ベルト8は、主として6つのローラ部材(駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ80、テンションローラ12B、従動ローラ12C、12D、クリーニング対向ローラ13、である。)によって張架・支持されている。
本実施の形態1において、中間転写ベルト8は、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、等を単層又は複数層に構成して、カーボンブラック等の導電性材料を分散させたものである。中間転写ベルト8は、体積抵抗率が106〜1013Ωcm、ベルト裏面側の表面抵抗率が107〜1013Ωcmの範囲となるように調整されている。また、中間転写ベルト8は、厚さが20〜200μmの範囲となるように設定されている。本実施の形態1では、中間転写ベルト8の厚さが60μm程度に、体積抵抗率が109Ωcm程度に、設定されている。
なお、必要に応じて中間転写ベルト8の表面に離型層をコートすることもできる。その際、コートに用いる材料として、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)、等のフッ素樹脂を使用できるが、これに限定されるものではない。
また、中間転写ベルト8の製造方法としては、注型法、遠心成形法、等があり、必要に応じてその表面を研磨する工程がおこなわれる。また、上述した中間転写ベルト8の体積抵抗率は、「ハイレスターUP MCP HT45」(三菱化学社製)を用いて印加電圧100Vの条件にて測定したものである。
ここで、中間転写ベルト8の内周面であって幅方向(図3の紙面垂直方向で合って、図4の上下方向である。)の片側端部には、スケール状パターン30p、30sが形成されたスケールテープ30が周状に貼着されており、そのスケールテープ30に対向するように2つの光学センサ41A、41Bが設置されているが、これらについては後で詳しく説明する。
1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を介して対応する感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対向している。詳しくは、イエロー用の転写ローラ9Yは中間転写ベルト8を介してイエロー用の感光体ドラム1Yに対向し、マゼンタ用の転写ローラ9Mは中間転写ベルト8を介してマゼンタ用の感光体ドラム1Mに対向し、シアン用の転写ローラ9Cは中間転写ベルト8を介してシアン用の感光体ドラム1Cに対向し、ブラック用(黒色用)の転写ローラ9Kは中間転写ベルト8を介してブラック用(黒色用)の感光体ドラム1Kに対向している。1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、直径が10mm程度の芯金上に、外径が16mm程度の導電性スポンジ層が形成された弾性ローラであって、体積抵抗が106〜1012Ω(好ましくは、107〜109Ω)の範囲となるように調整されている。
駆動ローラ12Aは、制御部90によって制御される駆動モータ91によって回転駆動される。これにより、中間転写ベルト8は所定の走行方向(図3の時計方向である。)に走行することになる。
テンションローラ12Bは、中間転写ベルト8の外周面に当接している。2つの従動ローラ12C、12Dは、中間転写ベルト8の内周面に当接している。2次転写対向ローラ80とテンションローラ12Bとの間には、中間転写ベルト8を介してクリーニング対向ローラ13に対向するように中間転写クリーニング部10(クリーニングブレード)が設置されている。
図3を参照して、2次転写対向ローラ80は、中間転写ベルト8を介して2次転写ローラ70に当接している。2次転写対向ローラ80は、ステンレス鋼等からなる円筒状の芯金の外周面に、体積抵抗が107〜108Ω程度で、硬度(JIS−A硬度)が48〜58度程度のNBRゴムからなる弾性層83(層厚は5mm程度である。)が形成されたものである。
また、本実施の形態1において、2次転写対向ローラ80は、不図示の電源(バイアス出力手段)に電気的に接続されていて、その電源から−10kV程度の高圧電圧となる2次転写バイアスが印加される。この2次転写対向ローラ80に印加される2次転写バイアスは、2次転写ニップに搬送される記録媒体Pに中間転写ベルト8に担持されたトナー像を2次転写するためのものであって、トナーの極性と同じ極性(本実施の形態1ではマイナス極性である。)のバイアス(直流電圧)である。これにより、中間転写ベルト8のトナー担持面(外周面)に担持されたトナーが、2次転写電界によって2次転写対向ローラ80側から2次転写ローラ70側に向かって静電移動することになる。
2次転写ローラ70は、中間転写ベルト8のトナー担持面(外周面)に当接して、記録媒体Pが搬送される2次転写ニップを形成している。2次転写ローラ70は、外径が15.5mm程度であって、ステンレス鋼、アルミニウム等からなる直径9mm程度の中空状の芯金上に、硬度(アスカーC硬度)が40〜50度程度の弾性層が形成(被覆)されたものである。2次転写ローラ70の弾性層は、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりして、ソリッド状又は発泡スポンジ状に形成することができる。本実施の形態1において、弾性層は、転写電流の集中を抑えるために、その体積抵抗が106.5〜107.5Ω程度に設定されている。
なお、2次転写ローラ70の表面に半導電性のフッ素樹脂やウレタン樹脂などの離型層を形成して、ローラ表面のトナーに対する離型性を向上させることもできる。
以下、図3〜図12等を用いて、本実施の形態1において特徴的な、ベルト装置としての中間転写ベルト装置15の構成・動作について詳述する。
図3〜図5等を参照して、中間転写ベルト装置15(ベルト装置)において、所定方向に走行する無端状の中間転写ベルト8(ベルト部材)には、その表面にスケール状パターン30p、30sが形成された有端状のスケールテープ30(テープ状部材)が貼着されている。スケールテープ30は、一端側の端部30aと他端側の端部30bとを有する有端状であって、中間転写ベルト8上に貼着されている。
スケール状パターンは、光を反射する材料からなる反射部30pと、光を反射しないで吸収する材料からなる非反射部30sと、が走行方向(図4、図5において白矢印方向に示す中間転写ベルト8の走行方向である。)に交互に同じピッチXで配列されたものである。
本実施の形態1において、スケールテープ30は、中間転写ベルト8の内周面において一端側端部30a(一端側の端部)と他端側端部30b(他端側の端部)との間に隙間Aが形成されるように周状に貼着されている。すなわち、本実施の形態1における中間転写ベルト装置15は、中間転写ベルト8上において一端側端部30aと他端側端部30bとの間に隙間Aが形成されている。
このように、一端側端部30aと他端側端部30bとの間に隙間Aをあけてスケールテープ30を周状に貼着することで、一端側端部30aと他端側端部30bとを重ねるように継ぎ目を形成してスケールテープ30を周状に貼着する場合に比べて、端部30a、30bの剥がれを軽減することができる。一端側端部30aの接着面とベルト表面との接着強度は、一端側端部30aの接着面と他端側端部30bの表面との接着強度よりも強いためである。
図12は、スケールテープ30の断面を模式的に示す図である。本実施の形態1において、スケールテープ30は、図12に示すように、表面側から、層厚が25μm程度のポリエチレンテレフタレート(PET)からなる表面層30m、層厚が数μm程度のアルミニウムを蒸着してなる中間層30w(アルミ蒸着層)、中間転写ベルト8に接着するための接着剤からなる層厚が20μm程度の接着層30n、が積層されたものである。中間層30w(アルミ蒸着層)は、複数の反射部30pを有している。複数の反射部30pは、それぞれ、そのベルトの周方向の幅が数μm程度に形成されている。複数の反射部30pは、等間隔に配置されている。
なお、スケールテープ30の表面層に、公知のように、エッチング加工やプリントなどを施すことによって、スケール状パターン30p、30sを形成してもよい。
また、図3〜図7等を参照して、中間転写ベルト装置15には、中間転写ベルト8の内周面側であってスケールテープ30に対向する位置に、スケール状パターン30p、30sを検知する光学センサ41A、41B(検知手段)が設置されている。特に、本実施の形態1では、図4、図5を参照して、周方向に所定の間隔Dをあけて2つの光学センサ(上流側の第1光学センサ41Aと、下流側の第2光学センサ41Bと、である。)が設置されている。
詳しくは、2つの光学センサ41A、41Bの間隔D(後述する発光素子42からの射出光が中間転写ベルト8上で反射する位置が基準となる。)は、図5に示すように、スケール状パターン30p、30sのピッチXの整数倍になるように設定されている。そのため、スケール状パターン30p、30sのピッチXが正確に狙いの値になっている場合には、2つの光学センサ41A、41Bの出力波形(パルス波形、又は、アナログ化された略正弦波形である。)の位相は一致することになる。これに対して、環境変動などによる中間転写ベルト8(スケールテープ30)の伸縮などによってスケール状パターン30p、30sのピッチXが狙いの値になっていない場合には、それに応じて、2つの光学センサ41A、41Bの出力波形の位相がずれることになる。本実施の形態1では、2つの光学センサ41A、41Bのうち少なくとも一方の光学センサによるスケール状パターン30p、30sの検知によって、中間転写ベルト8の走行速度の変動を検知するとともに、その検知結果に対して、2つの光学センサ41A、41Bによって検知したスケール状パターン30p、30sのピッチXの変化分を補正して、制御部90によって駆動モータ91の回転数を調整しているため、色ズレなどの異常が生じないように中間転写ベルト8の速度を適正化することができる。
ここで、図6(B)を参照して、2つの光学センサ41A、41Bは、それぞれ、発光素子42、受光素子43、コリメートレンズ44、複数のスリット45aが形成された整形板45(スリットマスク)、受光窓46、等で構成されている。
LED等の発光素子42から射出された光LBは、コリメートレンズ44を透過して平行光となった後に、整形板45に形成された複数のスリット45aを透過してスケールテープ30のスケール状パターン30p、30sに入射される。そして、スケール状パターン30p、30sに入射されて反射部30pで反射した光が、受光窓46を透過して、フォトトランジスタ等の受光素子43に受光される。そして、その光量に応じた出力(図10(A)、図11に示す出力波形を参照できる。)が受光素子43(光学センサ41A、41B)から制御部90に向けて送られることになる。
ここで、整形板45における複数のスリット45a(本実施の形態1では、3つのスリット45aである。)は、図6(A)、(C)に示すように、スケール状パターン30p、30sの形状に合わせて、そのピッチと形状(矩形状である。)とが定められている。そのため、スケール状パターン30p、30s(反射部30p)の形状に合わせた反射光が受光素子43に入射されることになり、精度の高いスケール状パターン30p、30sの検知が可能になる。
また、図7を参照して、2つの光学センサ41A、41Bは、いずれも保持部材47に保持されていて、センサユニット40を構成している。
保持部材47は、押え板47と当接部47cとの間に中間転写ベルト8を挟み込むように構成されていて、中間転写ベルト8のバタつきを軽減して、光学センサ41A、41Bに対するスケール状パターン30p、30sの距離が変化しにくいようにしている。これにより、光学センサ41A、41Bによってスケール状パターン30p、30sの検知が精度良くおこなわれることになる。
また、当接部47cは、スケールテープ30(スケール状パターン30p、30s)を傷つけないように、低摩擦材料(例えば、テフロン植毛シールである。)で形成されている。
また、センサユニット40は、中間転写ベルト装置15の筐体に対して、保持部材47における回転軸47aを中心に回動可能に保持されている。これにより、中間転写ベルト8に弛みが生じてしまった場合や、モノクロ画像モード時において接離機構によってブラック用の感光体ドラム1Kにのみ当接してカラー用の感光体ドラム1Y、1M、1Cから離間するように中間転写ベルト8が変位した場合などであっても、光学センサ41A、41Bに対するスケール状パターン30p、30sの距離が変化しにくいようにしている。これにより、光学センサ41A、41Bによってスケール状パターン30p、30sの検知が精度良くおこなわれることになる。
また、本実施の形態1における中間転写ベルト装置15は、中間転写ベルト8の内周面に当接するローラ部材(1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ80、従動ローラ12C、12D、クリーニング対向ローラ13、である。)に、スケールテープ30(又は、後述する補助テープ31)が干渉して、その厚さ分だけ中間転写ベルト8の幅方向端部が盛り上がった状態にならないように構成されている。
具体的に、図8を参照して、駆動ローラ12Aのローラ部12A1には、スケールテープ30(又は、補助テープ31)を干渉させないための小径部12A1aが設けられている。これにより、中間転写ベルト8の幅方向端部が盛り上がった状態になって中間転写ベルト8が幅方向にズレる(ベルト寄りする)不具合を未然に防止することができる。
なお、図8では、駆動ローラ12Aのみを図示したが、その他のローラ部材(1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、2次転写対向ローラ80、従動ローラ12C、12D、クリーニング対向ローラ13、である。)も、ほぼ同様に、ローラ部に小径部が形成されるように構成されている。
また、図3を参照して、本実施の形態1における中間転写ベルト装置15には、スケールテープ30の表面に付着したトナーなどの異物を積極的に除去するための清掃部材60が設けられている。
詳しくは、清掃部材60は、スケールテープ30(中間転写ベルト8の内周面)に対向してスケールテープ30を直接的に清掃する第1部材60a(例えば、毛ブラシで形成されている。)と、中間転写ベルト8の外周面に対向して第1部材30aとの間でスケールテープ30(中間転写ベルト8)を挟み込む第2部材60bと、からなる。本実施の形態1において、清掃部材60は、駆動ローラ12Aの下流側(中間転写ベルト8の走行方向下流側である。)であって、2次転写ニップの上流側(中間転写ベルト8の走行方向上流側である。)に配設されている。
本実施の形態1では、中間転写ベルト8の駆動源としての駆動モータ91とは別に設けられた不図示のモータによって2次転写ローラ70が回転駆動される。そして、2次転写ローラ70は、その2次転写ニップにおける線速度が、中間転写ベルト8の走行速度に対して線速差が生じるように制御されている。このように2次転写ニップで線速差を生じさせるのは、記録媒体Pに弛みをもたせてレジストローラ対28を通過するときのショックを和らげたり、中間転写ベルト8上のトナー像と記録媒体Pの表面の速度を同じにしたりするためである。そして、そのように2次転写ニップで線速差を生じさせる場合に、2次転写ローラ70の線速度が中間転写ベルト8の走行速度よりも遅くなるときには、駆動ローラ12Aと2次転写ニップとの間で、中間転写ベルト8が弛んでしまうことになる。そして、そのような位置で中間転写ベルト8の弛みが生じることで、その位置に設置された清掃部材60の角部で、中間転写ベルト8に局所的な屈曲が発生してしまうことになる。
ここで、図4、図7、図9(A)に示すように、本実施の形態1における中間転写ベルト装置15は、中間転写ベルト8(ベルト部材)上において一端側端部30aと他端側端部30bとのうちの少なくとも一方を覆うように補助テープ31が貼着されている。詳しくは、中間転写ベルト装置15には、中間転写ベルト8の内周面において少なくとも2つの端部(スケールテープ30の一端側端部30aと他端側端部30bとである。)を覆うとともに、隙間A(スケールテープ30の一端側端部30aと他端側端部30bとの隙間である。)の全部又は一部を覆うように貼着された補助テープ31が設けられている。
さらに詳しくは、図4、図7、図9(A)に示すように、本実施の形態1において、補助テープ31は、スケールテープ30の2つの端部30a、30bを覆うとともに隙間Aの全部を覆うように、中間転写ベルト8とスケールテープ30(2つの端部30a、30b)とに跨るように貼着されている。換言すると、補助テープ31は、2つの端部30a、30b上に重ねた状態で隙間Aを埋めるように貼着されている。
このように、スケールテープ30の2つの端部30a、30b上に重ねた状態で隙間Aを埋めるように、補助テープ31を中間転写ベルト8上に設けることで、中間転写ベルト8の屈曲部(特に、内周面側が伸びるように屈曲する部分であって、例えば、テンションローラ12Bの位置である。)において、スケールテープ30の端部30a、30bが繰り返し力を受けても、補助テープ31によって端部30a、30bが中間転写ベルト8から剥がれないように補強されているため、端部30a、30bを起点としてスケールテープ30が中間転写ベルト8から剥がれてしまう不具合が確実に軽減されることになる。
特に、本実施の形態1では、先に説明したように、センサユニット40(保持部材47)が回転軸47aを中心にして回動可能に構成されていて、保持部材47の押え板47bと当接部47cとに挟まれた状態の中間転写ベルト8に内周面側が伸びるような力が作用してしまうことがあるため、補助テープ31を設置することが有用になる。
また、本実施の形態1では、先に説明したように、清掃部材60が設置されていて、清掃部材60の第1部材60aと第2部材60bとに挟まれた状態の中間転写ベルト8に、屈曲するような力が作用してしまうことがあるため、補助テープ31を設置することが有用になる。
詳しくは、清掃部材60で中間転写ベルト8をはさんでいる角部で局所的な屈曲が発生すると、スケールテープ30の端部30a、30bが繰り返し力を受けることがある。これに対して、上述したように補強テープ31を設けることで、端部30a、30bが中間転写ベルト8から剥がれる不具合を防止することができる。
なお、図3で示した清掃部材60に加えて、センサユニット40よりもベルト走行方向上流側の位置に、さらに清掃部材を設けてもよい。例えば、図7において、センサユニット40の押え板47の上流側先端に、スケールテープ30に当接する清掃部材を設けてもよい。
ここで、本実施の形態1において、補助テープ31は、その中間転写ベルト8に対する接着強度が、スケールテープ30の中間転写ベルト8に対する接着強度よりも大きくなるように形成されている。
具体的に、本実施の形態1において、スケールテープ30の接着強度は、0.5〜3N/10mm(10mm幅で90度方向に剥がしていったときの荷重である。)程度に設定されていて、少なくとも補助テープ31の接着強度をその1.2〜2倍程度に設定することが好ましい。
このような構成により、スケールテープ30が中間転写ベルト8から剥がれてしまう不具合を軽減する効果が、さらに確実に発揮されることになる。
ここで、本実施の形態1において、補助テープ31は、その表面摩擦係数が、スケールテープ30の表面摩擦係数よりも小さくなるように形成されている。すなわち、補助テープ31の表面は、スケールテープ30の表面に比べて、滑りやすく形成されている。
これにより、補助テープ31の表面には、装置内に浮遊するトナーなどの異物が付着しにくく、それらが表面に堆積するようなことも生じにくくなる。したがって、経時において、スケールテープ8上に重なるように貼着された補助テープ31の表面やその周囲にトナーなどの異物が付着してしまって、さらにその異物が光学センサ41A、42B(主として、整形板45や受光窓46である。)に移動して付着してしまい、光学センサ41A、42Bによるスケール状パターン30p、30sの検知精度が低下してしまう不具合を確実に軽減することができる。そのため、中間転写ベルト8の駆動制御も、経時においても安定的に良好におこなわれることになる。
ここで、本実施の形態1において、補助テープ31は、図9(A)に示すように、スケールテープ30の端部30a、30bに形成した面取り部30a1、30b1が露呈しないように、周方向(走行方向)の長さが充分なものに設定されている。
図9(B)に示すように、スケールテープ30の面取り部30a1、30b1が露呈しまうなど、周方向(走行方向)の長さが充分でない場合には、補助テープ31によって端部30a、30bの剥がれを防止する効果が充分に発揮されなくなってしまう。
また、本実施の形態1において、補助テープ31は、図9(A)に示すように、スケールテープ30に対して幅方向(周方向に直交する方向であって、図9の上下方向である。)の範囲を超えないように、中間転写ベルト8とスケールテープ30とに貼着されている。
図9(C)に示すように、スケールテープ30の幅方向の範囲を超えるように補助テープ31が貼着されてしまうと、スケールテープ30と補助テープ31と中間転写ベルト8とに、トナーなどの異物が堆積しやすい複数の段差が形成されてしまい、光学センサ41A、41Bを汚しやすくなってしまう。
なお、このような異物が堆積しやすい段差をさらに少なくするためには、補助テープ31の幅方向の範囲は、スケールテープ30の幅方向の範囲にほぼ一致するように設定することが好ましい。
ここで、補助テープ31として、厚さが20〜100μmの超高分子量ポリエチレン(超高分子PE)からなる表面層が形成されて、その表面層の下層に中間転写ベルト8に貼着するための接着剤や両面テープなどからなる接着層が設けられたものを用いることが好ましい。補助テープ31として厚さが60〜80μm程度のPETやフッ素樹脂などからなる表面層が形成されたものを用いることもできるが、本実施の形態1では、厚さが30μmの超高分子量ポリエチレンからなる表面層と接着層とが形成されたものを用いている。
また、補助テープ31として、光が透過されるように形成されたもの(例えば、透明材料で形成されたものである。)、又は、光が吸収されるように形成されたもの(例えば、黒色材料で形成されたものである。)、を用いることができる。補助テープ31を光透過性のものとする場合には、補助テープ31の下方にある部材の光反射性を利用して光学センサ41A、41Bによる検知をおこなうことが可能になり、補助テープ31を光吸収性のものとする場合には、補助テープ31自体の光吸収性を利用して光学センサ41A、41Bによる検知をおこなうことが可能になる。いずれの場合にも、表面摩擦係数の低い補助テープ31が用いられていて、補助テープ31の表面にキズがついてしまったりトナー等の異物が付着してしまったりすることが生じにくいため、上述した光学センサ41A、41Bによる検知を経時においても良好におこなうことが可能になる。
詳しくは、本実施の形態1では、光学センサ41A、41Bの位置を補助テープ31が貼着された部分が通過するときの光学センサ41A、41Bの出力(又は、光学センサ41A、41Bの位置を補助テープ31が貼着されていない部分が通過するときの光学センサ41A、41Bの出力)から隙間Aを検知して、隙間Aに対応した光学センサ41A、41Bの出力が、先に説明したような、中間転写ベルト8の走行速度の調整制御をおこなうための情報として用いられないようにしている。すなわち、補助テープ31が貼着された部分(隙間A)の出力波形(図10(A)のセンサ出力を参照できる。)を予め記憶して、それと同等の波形を光学センサ41A、41Bによって検知したときに隙間Aと認識して、それ以外のスケール状パターン30p、30sに対応する出力波形にのみ基いて、中間転写ベルト8の走行速度の調整制御(駆動制御)を正確におこなうようにしている。
そして、本実施の形態1では、表面摩擦係数の低い補助テープ31が用いられていて、補助テープ31の表面にキズがついてしまったりトナー等の異物が付着してしまったりすることが生じにくいため、光学センサ41A、41Bによってスケールテープ30の一端側端部30aと他端側端部30bとの隙間Aを隙間Aとして検知できなかったり隙間A以外の部分を隙間Aとして検知してしまったりして、中間転写ベルト8の駆動制御が良好におこなわれなくなる不具合を生じにくくすることができる。
詳しくは、図10(A)に示すように、補助テープ31が貼着された領域のセンサ出力(出力波形)は、補助テープ31の表面にキズや異物付着が生じにくいため、経時においても波形の変化がほとんどないため、経時においてスケール状パターン30p、30sの表面にキズや異物付着が生じて、その部分に対応する部分の出力(出力波形)が破線で示すように変化したとしても、光学センサ41A、41Bによって隙間Aを隙間Aでないものと誤検知することはほとんど生じない。
これに対して、図10(B)に示すように、補助テープ31が設置されていない場合(又は、キズや異物付着が生じやすい補助テープが設置されている場合)には、隙間Aの部分にキズや異物付着が生じやすいため、経時においてスケール状パターン30p、30sの表面にキズや異物付着が生じて、その部分に対応する部分の出力(出力波形)が隙間Aに対応する部分の出力とともに破線で示すように変化してしまって、光学センサ41A、41Bによって隙間Aを隙間Aでないものと誤検知してしまうことがある。
本実施の形態1では、表面摩擦係数の低い補助テープ31を用いているため、そのような誤検知が生じることなく、中間転写ベルト8の駆動制御を経時においても良好におこなうことができる。
なお、このような隙間Aの検知を確実におこなうために、隙間Aの周方向の長さ(A)が、スケール状パターン30p、30sのピッチXよりも充分に長くなるように設定することが好ましい。
ここで、本実施の形態1では、2つの光学センサ41A、41Bの所定の間隔D(周方向の間隔であって、図4、図5を参照できる。)が、補助テープ31の周方向の長さB(図10(A)を参照できる。)よりも長くなるように構成されている(B<Dである。)。
このような構成により、図11に示すように、上流側の第1光学センサ41Aによって隙間A(補助テープ31が貼着された部分の変化しにくい出力波形である。)が検知された後に、下流側の第2光学センサ41Bによって隙間Aが検知されることになるため、2つの光学センサ41A、41Bによって検知されるスケール状パターン30p、30sのピッチXの変化の補正分を中間転写ベルト8の駆動制御に反映しながら、2つの光学センサ41A、41Bのうち少なくとも一方による隙間Aの検知を正確におこなうことができる。
すなわち、図11において破線グラフで示すように、2つの光学センサ41A、41Bの間隔D´が、補助テープ31の周方向の長さBよりも短くなるように構成した場合(B>Dである。)には、スケール状パターン30p、30sのピッチXの変化の補正分が中間転写ベルト8の駆動制御に反映されずに、光学センサ41A、41Bによって隙間Aの検知をおこなって、隙間Aの誤検知が生じやすくなる。
また、本実施の形態1において、中間転写ベルト8において屈曲していない平面部にスケールテープ30の隙間Aが位置している状態で、中間転写ベルト8の所定方向の走行が停止されるように制御されることが好ましい。
先に説明した内周面側が引っ張られるように屈曲するテンションローラ12Bの位置や、回動可能に構成されたセンサユニット40の近傍の位置を含めて、外周面側が引っ張られるように屈曲するローラ部材(駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ80、従動ローラ12C、12D、である。)の位置など、中間転写ベルト8が屈曲する部分(屈曲部)に、中間転写ベルト8の駆動停止にともない隙間Aが長時間位置した状態が続くと、スケールテープ30の端部30a、30bに長時間におよび力が作用して剥がれが生じやすくなる。これに対して、これらの屈曲部を避けて、隙間Aが平面部に位置した状態で中間転写ベルト8の駆動を停止することで、スケールテープ30の端部30a、30bの剥がれをさらに生じにくくすることができる。
具体的に、先に説明した光学センサ41A、41Bによる隙間Aの検知がされてから、中間転写ベルト8の駆動が停止されるまでの時間を制御上で管理することで、隙間A(端部30a、30b)が屈曲部に位置した状態で中間転写ベルト8が駆動停止されるのを防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態1では、中間転写ベルト8(ベルト部材)上に貼着されたスケールテープ30の一端側端部30aと他端側端部30bとのうちの少なくとも一方を覆うように補助テープ31を貼着して、その補助テープ31の表面摩擦係数がスケールテープ30の表面摩擦係数よりも小さくなるように形成している。
これにより、有端状のスケールテープ30を中間転写ベルト8に貼着する場合であっても、スケールテープ30が中間転写ベルト8から剥がれてしまうことなく、経時においても光学センサ41A、41Bによってスケールテープ30のスケール状パターン30p、30sの検知を良好におこなうことができる。
実施の形態2.
図13及び図14にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図13は、実施の形態2における中間転写ベルト8の要部を側方からみた図であって、前記実施の形態1における図7の右部に相当する。図14は、スケールテープ30の隙間が光学センサ41A(41B)の位置を通過するときの、光学センサ41A(41B)の出力波形の変化を示す概略図であって、前記実施の形態1における図10(A)の下部に相当する。
本実施の形態2における中間転写ベルト装置15は、中間転写ベルト8におけるスケールテープ30に対する補助テープ31の貼着位置が、前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態2における中間転写ベルト装置15(ベルト装置)も、前記実施の形態1のものと同様に、中間転写ベルト8(ベルト部材)、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ12A、2次転写対向ローラ80、テンションローラ12B、従動ローラ12C、12D、クリーニング対向ローラ13、中間転写クリーニング部10、2次転写ローラ70、2つの光学センサ41A、40Bなどが設置されたセンサユニット40、等で構成されている。
そして、本実施の形態2における中間転写ベルト8にも、前記実施の形態1のものと同様に、その幅方向端部に、スケール状パターン30p、30sが形成された有端状のスケールテープ30が隙間Aをあけて周状に貼着されている。また、本実施の形態2における中間転写ベルト8も、前記実施の形態1のものと同様に、中間転写ベルト8(ベルト部材)上において一端側端部30aと他端側端部30bとのうちの少なくとも一方を覆うように補助テープ31が貼着されている。
ここで、図13に示すように、本実施の形態2における中間転写ベルト装置15では、前記実施の形態1のものとは異なり、補助テープ31が、一端側端部30aから他端側端部30bにかけてスケールテープ30を全域にわたって覆うとともに、スケールテープ30の隙間Aの範囲内にその隙間Aよりも周方向の長さが短い隙間Cが形成されるように、中間転写ベルト8とスケールテープ30とに貼着されている。具体的に、スケールテープ30の隙間Aよりも狭い隙間Cを形成して、スケールテープ30の幅方向の範囲とほぼ同じ幅方向の範囲となるように、隙間Cを除く周方向の全範囲に補助テープ31が貼着されている。そして、本実施の形態2においても、この補助テープ31の表面摩擦係数が、スケールテープ30の表面摩擦係数よりも小さくなるように構成している。
このように構成した場合にも、スケールテープ30の2つの端部30a、30bが補助テープ31によって中間転写ベルト8から剥がれないように補強されることになり、端部30a、30bを起点としてスケールテープ30が中間転写ベルト8から剥がれてしまう不具合が確実に軽減されることになる。
また、補助テープ31の表面には、装置内に浮遊するトナーなどの異物が付着しにくく、それらが表面に堆積するようなことも生じにくくなる。したがって、経時において、スケールテープ8上の全範囲に重なるように貼着された補助テープ31の表面やその周囲にトナーなどの異物が付着してしまって、さらにその異物が光学センサ41A、42Bに移動して付着してしまい、光学センサ41A、42Bによるスケール状パターン30p、30sの検知精度が低下してしまう不具合を確実に軽減することができる。
さらに、本実施の形態2においても、表面摩擦係数の低い補助テープ31が用いられていて、補助テープ31の表面にキズがついてしまったりトナー等の異物が付着してしまったりすることが生じにくいため、光学センサ41A、41Bによってスケールテープ30の一端側端部30aと他端側端部30bとの隙間Aを隙間Aとして検知できなかったり隙間A以外の部分を隙間Aとして検知してしまったりして、中間転写ベルト8の駆動制御が良好におこなわれなくなる不具合を生じにくくすることができる。
詳しくは、図14に示すように、補助テープ31が貼着された領域(スケールテープ30の領域である。)のセンサ出力は、補助テープ31の表面にキズや異物付着が生じにくいため、経時においても波形の高さ方向の変化がほとんどないため、経時においてスケールテープ30の隙間A(厳密には、補助テープ31の隙間Cである。)にキズや異物付着が生じて、その部分に対応する部分のセンサ出力が破線で示すように変化したとしても、その他の領域の出力波形と比較することで、光学センサ41A、41Bによって隙間A(隙間C)を隙間A(隙間C)でないものと誤検知することはほとんど生じない。したがって、中間転写ベルト8の駆動制御を経時においても良好におこなうことができる。
以上説明したように、本実施の形態2でも、前記実施の形態1と同様に、中間転写ベルト8(ベルト部材)上に貼着されたスケールテープ30の一端側端部30aと他端側端部30bとのうちの少なくとも一方を覆うように補助テープ31を貼着して、その補助テープ31の表面摩擦係数がスケールテープ30の表面摩擦係数よりも小さくなるように形成している。
これにより、有端状のスケールテープ30を中間転写ベルト8に貼着する場合であっても、スケールテープ30が中間転写ベルト8から剥がれてしまうことなく、経時においても光学センサ41A、41Bによってスケールテープ30のスケール状パターン30p、30sの検知を良好におこなうことができる。
なお、前記各実施の形態では、ベルト部材としての中間転写ベルト8が設置されたベルト装置(中間転写ベルト装置15)に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることはない。例えば、転写搬送ベルト、感光体ベルト、定着ベルト等のベルト部材が設けられたベルト装置に対しても、スケールテープや光学センサが設置されたものであれば、本発明を適用することができる。
また、前記各実施の形態では、中間転写ベルト8の内周面にスケールテープ30が貼着された中間転写ベルト装置15に対して本発明を適用したが、中間転写ベルト8の外周面にスケールテープ30が貼着された中間転写ベルト装置15に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、前記各実施の形態では、中間転写ベルト8のスケールテープ30のスケール状パターン30p、30sを検知する光学センサ41A、41Bが2つ設置された中間転写ベルト装置15に対して本発明を適用したが、中間転写ベルト8のスケールテープ30のスケール状パターン30p、30sを検知する光学センサが1つ又は3つ以上設置された中間転写ベルト装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、前記各実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施の形態では、一端側端部30aと他端側端部30bとの間に隙間Aをあけてスケールテープ30が中間転写ベルト8に周状に貼着された中間転写ベルト装置15に対して本発明を適用した。そして、前記各実施の形態では、このように隙間Aを形成してスケールテープ30を貼着して、その隙間Aを含む範囲に補助テープ31を貼着しているため、補助テープ31を中間転写ベルト8の表面にも貼ることができて、その分だけ補助テープ31の接着強度を高めることができる。
しかし、本発明の適用は、前記各実施の形態のように、隙間Aを形成してスケールテープ30を貼着するものに限定されることはない。すなわち、一端側端部30aと他端側端部30bとの間に隙間Aを形成しないで、一端側端部30aの先端と他端側端部30bの先端とが突き当たって一致するように、スケールテープ30が周状に貼着された中間転写ベルト装置15に対しても、本発明を適用することができる。そして、このような場合にも、補助テープ31を貼ることでスケールテープ30が中間転写ベルト8から剥がれてしまう不具合を防止することができる。また、補助テープ31の表面摩擦係数がスケールテープ30の表面摩擦係数よりも小さくなるように構成することで、トナーなどの異物が補助テープ31の表面やその周囲に付着する不具合を防止することができて、経時においても光学センサ41A、41Bによってスケール状パターン30p、30sの検知を良好におこなうことができる。また、一端側端部30aと他端側端部30bとの間に隙間Aを形成しない構成において補助テープ31を貼る場合、補助テープ31の周方向の長さを短くすることができるため、部品コストを下げることができる。また、このような構成において、補助テープ31を一端側端部30aと他端側端部30bとのみに貼ってもよいし、一端側端部30aと他端側端部30bとベルト部材表面とに貼ってもよい。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム(感光体)、
8 中間転写ベルト(ベルト部材)、
15 中間転写ベルト装置(ベルト装置)、
30 スケールテープ、
30a 一端側端部(端部)、
30b 他端側端部(端部)、
30p 反射部(スケール状パターン)、
30s 非反射部(スケール状パターン)、
31 補助テープ(補強テープ)、
40 センサユニット、
41A 第1光学センサ(光学センサ、検知手段)、
41B 第2光学センサ(光学センサ、検知手段)、
42 発光素子、 43 受光素子、 44 コリメートレンズ、
45 整形板(スリットマスク)、 45a スリット、
46 受光窓、
47 保持部材、 47a 回転軸、 47b 押え板、 47c 当接部、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、 P 記録媒体。
特開2012−230298号公報 特許第4564314号公報 特許第4704054号公報

Claims (11)

  1. 所定方向に走行するベルト部材と、
    スケール状パターンが形成されて、一端側の端部と他端側の端部とを有する有端状であって、前記ベルト部材上に貼着されたスケールテープと、
    前記スケール状パターンを検知する光学センサと、
    前記ベルト部材上において前記一端側の端部と前記他端側の端部とのうちの少なくとも一方を覆うように貼着された補助テープと、
    を備え、
    前記補助テープは、その表面摩擦係数が、前記スケールテープの表面摩擦係数よりも小さくなるように形成されたことを特徴とするベルト装置。
  2. 前記補助テープは、前記ベルト部材に対する接着強度が、前記スケールテープの前記ベルト部材に対する接着強度よりも大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載のベルト装置。
  3. 前記ベルト部材上において前記一端側の端部と前記他端側の端部との間に隙間が形成され、
    前記補助テープは、前記隙間を覆うように貼着されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルト装置。
  4. 前記補助テープは、前記一端側の端部と前記他端側の端部とを覆うとともに前記隙間の全部を覆うように、前記ベルト部材と前記スケールテープとに貼着されたことを特徴とする請求項3に記載のベルト装置。
  5. 前記光学センサは、周方向に所定の間隔をあけて設置された2つの光学センサであって、
    前記2つの光学センサの前記所定の間隔が、前記補助テープの周方向の長さよりも長くなるように構成されたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のベルト装置。
  6. 前記ベルト部材上において前記一端側の端部と前記他端側の端部との間に隙間が形成され、
    前記補助テープは、前記一端側の端部から前記他端側の端部にかけて前記スケールテープを全域にわたって覆うとともに、前記隙間の範囲内に前記隙間よりも周方向の長さが短い隙間が形成されるように、前記ベルト部材と前記スケールテープとに貼着されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルト装置。
  7. 前記補助テープは、前記スケールテープに対して周方向に直交する幅方向の範囲を超えないように、前記ベルト部材と前記スケールテープとに貼着されたことを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれかに記載のベルト装置。
  8. 前記光学センサの位置を前記補助テープが貼着された部分が通過するときの前記光学センサの出力、又は、前記光学センサの位置を前記補助テープが貼着されていない部分が通過するときの前記光学センサの出力、から前記隙間を検知することを特徴とする請求項3〜請求項7のいずれかに記載のベルト装置。
  9. 前記ベルト部材において屈曲していない平面部に前記スケールテープの前記隙間が位置している状態で、前記ベルト部材の所定方向の走行が停止されるように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のベルト装置。
  10. 前記スケールテープは、ポリエチレンテレフタレートからなる表面層を具備し、
    前記補助テープは、厚さが20〜100μmの超高分子量ポリエチレンからなる表面層を具備して、光が透過されるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のベルト装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載のベルト装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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