JP6780460B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6780460B2
JP6780460B2 JP2016221470A JP2016221470A JP6780460B2 JP 6780460 B2 JP6780460 B2 JP 6780460B2 JP 2016221470 A JP2016221470 A JP 2016221470A JP 2016221470 A JP2016221470 A JP 2016221470A JP 6780460 B2 JP6780460 B2 JP 6780460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
toner
secondary transfer
toner pattern
transfer belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016221470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018081131A (ja
Inventor
武英 水谷
武英 水谷
直人 河内
直人 河内
克仁 春野
克仁 春野
篤 中本
篤 中本
正和 今井
正和 今井
治 市橋
治 市橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2016221470A priority Critical patent/JP6780460B2/ja
Priority to US15/801,858 priority patent/US10191415B2/en
Publication of JP2018081131A publication Critical patent/JP2018081131A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6780460B2 publication Critical patent/JP6780460B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1605Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support
    • G03G15/161Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support with means for handling the intermediate support, e.g. heating, cleaning, coating with a transfer agent
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/55Self-diagnostics; Malfunction or lifetime display
    • G03G15/553Monitoring or warning means for exhaustion or lifetime end of consumables, e.g. indication of insufficient copy sheet quantity for a job
    • G03G15/556Monitoring or warning means for exhaustion or lifetime end of consumables, e.g. indication of insufficient copy sheet quantity for a job for toner consumption, e.g. pixel counting, toner coverage detection or toner density measurement
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/16Transferring device, details
    • G03G2215/1647Cleaning of transfer member
    • G03G2215/1661Cleaning of transfer member of transfer belt

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、2次転写ベルトや2次転写ローラなどの転写回転体を中間転写ベルトなどの像担持体に当接させて転写ニップを形成したものであって、転写回転体の表面をクリーニングするブレードが設置されたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
詳しくは、特許文献1における画像形成装置は、複数の現像装置(現像部)によって複数の感光体ドラム(感光体)にそれぞれ形成されたトナー像が、中間転写ベルトの表面に重ねて1次転写される。そして、中間転写ベルトに担持されたトナー像は、2次転写ニップの位置に搬送される記録媒体に2次転写される。そして、トナー像が2次転写された記録媒体は、2次転写ベルト(ニップ形成ベルト)によって搬送されて、分離ローラの位置で2次転写ベルトから分離された後に、定着装置に向けて搬送されることになる。
ここで、2次転写ニップは、2次転写ベルトを張架する2次転写ローラと、中間転写ベルトを張架する2次転写対向ローラと、の間に、2次転写ベルトと中間転写ベルトとが挟まれて形成されたものである。また、2次転写ベルトを介して2次転写ローラに当接するように2次転写ブレード(クリーニングブレード)が設置されていて、この2次転写ブレードによって2次転写ベルトに付着したトナーや紙粉などの異物が除去される。
一方、特許文献1には、経時においても良好な画像を形成することを目的として、現像装置(現像部)に収容されたトナーが劣化した状態になる前に、その劣化トナーを現像装置から強制的に排出する技術が開示されている。詳しくは、紙間のタイミングで、現像装置によって感光体ドラムの表面に強制消費トナー像(第2トナーパターン像)を形成して、現像装置内に収容されたトナーを適宜にリフレッシュしている。
上述した従来の画像形成装置は、現像部によって像担持体(中間転写ベルト)の表面にトナーパターン像(第2トナーパターン像)を形成して、現像部内に収容されたトナーを適宜にリフレッシュしているため、経時においてもトナー劣化による異常画像が生じることなく、常に良好な画像が形成される効果が大いに期待できる。
しかし、像担持体の表面に形成されたトナーパターン像(第2トナーパターン像)が、転写回転体の表面に移動してしまうと、そのトナーパターン像をブレードによって完全に除去することができずに、クリーニング不良が生じてしまうことがあった。そして、そのようにクリーニング不良が生じてしまうことにより、転写ニップに搬送される記録媒体の裏面が汚れてしまう不具合(「裏汚れ」という。)が生じてしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、経時においてもトナー劣化による異常画像が生じにくく、ブレードによるクリーニング不良が生じにくい、画像形成装置を提供することにある。
この発明における画像形成装置は、トナーを現像する現像部と、前記現像部によって現像されたトナー像が形成される像担持体と、前記像担持体に当接して転写ニップを形成して、前記転写ニップに搬送される記録媒体に対して前記像担持体上のトナー像を転写するための転写回転体と、前記転写回転体の表面に当接するブレードと、当該画像形成装置の立ち上げ動作において、前記像担持体の走行方向に対して直交する幅方向に延在するように前記現像部によって前記像担持体上に第1トナーパターン像を形成して、前記第1トナーパターン像を前記転写回転体へと転写して、前記第1トナーパターン像を前記転写回転体の回転にともない前記ブレードの位置を少なくとも2回通過させ、前記立ち上げ動作が終了した後であって、前記トナー像が形成されるタイミングとは別の非画像部のタイミングで、前記幅方向に延在するように前記現像部によって前記像担持体上に第2トナーパターン像を形成するように、画像の形成を制御する制御部と、を備え前記幅方向における前記第1トナーパターン像の形成範囲は、前記幅方向における前記第2トナーパターン像の形成範囲よりも広いものである。
本発明によれば、経時においてもトナー劣化による異常画像が生じにくく、ブレードによるクリーニング不良が生じにくい、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部の一部を拡大して示す構成図である。 中間転写ベルトとその近傍とを示す概略図である。 (A)2次転写装置が中間転写ベルトに対して当接した状態を示す図と、(B)2次転写装置が中間転写ベルトに対して離間した状態を示す図と、である。 (A)開閉カバーが閉鎖された状態の画像形成装置を示す概略斜視図と、(B)開閉カバーが開放された状態の画像形成装置を示す概略斜視図と、である。 連続通紙時において中間転写ベルトに1次転写されるトナーパターン像やトナー像と、時間と、の関係を示す概略図である。 2次転写ブレードと、第1トナーパターン像と、第2トナーパターン像と、の幅方向の位置関係を示す概略図である。 立ち上げ動作時の制御を示すフローチャートである。 変形例としての、2次転写ブレードと、第1トナーパターン像と、第2トナーパターン像と、の幅方向の位置関係を示す概略図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部の一部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、像担持体としての中間転写ベルト8(中間転写体)が設置されている。また、中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、感光体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像部5Y、クリーニング部2Y、潤滑剤供給装置3、除電部、等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、モータによって反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での幅方向(図1、図2の紙面垂直方向であって、主走査方向である。)の露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像部5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写体としての中間転写ベルト8(ベルト部材)及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト8の表面に1次転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによってクリーニング部2Y内に回収される(クリーニング工程である。)。
ここで、クリーニング部2Yの内部には、潤滑剤供給ローラ3a、固形潤滑剤3b、圧縮スプリング3c(付勢部材)などからなる潤滑剤供給装置3(感光体用潤滑剤供給装置)が内設されている。そして、図2の時計方向に回転する潤滑剤供給ローラ3aによって、固形潤滑剤3bから潤滑剤が少量ずつ削られて、潤滑剤供給ローラ3aによって感光体ドラム1Yの表面に潤滑剤が供給されることになる。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の上方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム1M、1C、1K上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。なお、露光部7として複数のLEDを幅方向に並べて配置したものを用いてもよい。
その後、各現像部5M、5C、5Kによる現像工程を経て各感光体ドラム1M、1C、1K上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ベルト装置は、図3を参照して、中間転写ベルト8(中間転写体)、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ16、従動ローラ17、転写前ローラ18、テンションローラ19、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、中間転写クリーニング部10、潤滑剤供給装置30(中間転写潤滑剤供給装置)、2次転写対向ローラ80、2次転写装置70〜73、等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材16〜22、80、によって張架・支持されるとともに、駆動モータによる1つのローラ部材(駆動ローラ16)の回転駆動によって図3中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の極性の転写電圧(1次転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8の表面に重ねて1次転写される(1次転写工程である。)。
その後、各色のトナー像が重ねて1次転写された中間転写ベルト8は、転写回転体としての2次転写ベルト72との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ80が、2次転写ローラ70との間に中間転写ベルト8と2次転写ベルト72とを挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された用紙等の記録媒体P上に2次転写される(2次転写工程である。)。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8の表面に付着した未転写トナーなどの付着物が除去される。
さらに、中間転写ベルト8は、中間転写潤滑剤供給装置としての潤滑剤供給装置30の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8の表面に潤滑剤が供給される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送される記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pが第1搬送経路K1を経由してレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、2次転写ベルト72によって搬送されて、2次転写ベルト72から分離された後に、搬送ベルト60によって定着部50の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される(定着工程である。)。
その後、記録媒体Pは、第2搬送経路K2を経由して、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、記録媒体Pの両面(オモテ面とウラ面とである。)へのプリントをおこなう「両面プリントモード」が選択されている場合には、オモテ面への定着工程が終了した記録媒体Pは、上述した「片面プリントモード」が選択されているときのようにそのまま排紙されることなく、第3搬送経路K3に導かれて、その搬送方向が反転された後に、第4搬送経路K4を経由して再び2次転写ニップ(2次転写装置70〜73)の位置に向けて搬送される。そして、2次転写ニップの位置で先に説明したものと同様の画像形成プロセス(画像形成動作)によって記録媒体Pのウラ面への画像形成がおこなわれ、その後に定着部50での定着工程を経て、第2搬送経路K2を経由して、画像形成装置本体100から排出される。
次に、図2にて、作像部における現像部5Y(現像装置)の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像部5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。
このように構成された現像部5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。ここで、現像部5Y内の現像剤Gは、現像剤G中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。具体的に、現像部5Yに設置されたトナー濃度センサによってトナー濃度が低い状態が検知されたときには、トナー濃度が所定の範囲内になるように、トナー容器58から現像部5Y内に新品トナーが補給される。
その後、トナー容器58から現像剤収容部内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤Gとともに混合・撹拌されながら、隔絶された2つの現像剤収容部を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤Gはスリーブの回転にともない現像剤収容部の上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
なお、トナー容器58は、現像部5Y(画像形成装置100)に対して着脱可能(交換可能)に設置されている。そして、トナー容器58は、その内部に収容された新品のトナーが空になると、現像部5Y(画像形成装置100)から取り外されて新品のものに交換されることになる。
次に、図3等を用いて、本実施の形態における中間転写ベルト装置について詳述する。
図3を参照して、中間転写ベルト装置は、中間転写体としての中間転写ベルト8、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ16、従動ローラ17、転写前ローラ18、テンションローラ19、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、中間転写クリーニング部10、中間転写潤滑剤供給装置としての潤滑剤供給装置30、2次転写対向ローラ80、2次転写装置70〜73、等で構成される。
中間転写ベルト8は、各色のトナー像をそれぞれ担持する4つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに当接して1次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8は、主として8つのローラ部材(駆動ローラ16、従動ローラ17、転写前ローラ18、テンションローラ19、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、2次転写対向ローラ80、である。)によって張架され支持されている。
本実施の形態において、中間転写ベルト8は、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、等を単層又は複数層に構成して、カーボンブラック等の導電性材料を分散させたものである。中間転写ベルト8は、体積抵抗率が106〜1013Ωcm、ベルト裏面側の表面抵抗率が107〜1013Ωcmの範囲となるように調整されている。また、中間転写ベルト8は、厚さが20〜200μmの範囲となるように設定されている。本実施の形態では、中間転写ベルト8の厚さが60μm程度に、体積抵抗率が109Ωcm程度に、設定されている。
なお、必要に応じて中間転写ベルト8の表面に離型層をコートすることもできる。その際、コートに用いる材料として、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)、等のフッ素樹脂を使用できるが、これに限定されるものではない。
1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を介して対応する感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに当接している。詳しくは、イエロー用の転写ローラ9Yは中間転写ベルト8を介してイエロー用の感光体ドラム1Yに当接して、マゼンタ用の転写ローラ9Mは中間転写ベルト8を介してマゼンタ用の感光体ドラム1Mに当接して、シアン用の転写ローラ9Cは中間転写ベルト8を介してシアン用の感光体ドラム1Cに当接して、ブラック用(黒色用)の転写ローラ9Kは中間転写ベルト8を介してブラック用(黒色用)の感光体ドラム1Kに当接している。1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、直径が10mm程度の芯金上に、外径が16mm程度の導電性スポンジ層が形成された弾性ローラであって、体積抵抗が106〜1012Ω(好ましくは、107〜109Ω)の範囲となるように調整されている。
駆動ローラ16は、4つの感光体ドラムに対して中間転写ベルトの走行方向下流側の位置で、中間転写ベルト8が120度程度の巻付角度で巻き付けられた状態で中間転写ベルト8の内周面に当接するように配置されている。駆動ローラ16は、制御部90によって制御される駆動モータMt1によって図3の時計方向に回転駆動される。これにより、中間転写ベルト8は所定の走行方向(図3の時計方向である。)に走行することになる。
従動ローラ17は、4つの感光体ドラムに対して中間転写ベルト8の走行方向上流側の位置で、中間転写ベルト8が180度程度の巻付角度で巻き付けられた状態で中間転写ベルト8の内周面に当接するように配置されている。中間転写ベルト8において、従動ローラ17から駆動ローラ16に至る部分は、ほぼ水平面になるように設定されている。従動ローラ17は、中間転写ベルト8の走行にともない図3の時計方向に従動回転する。
テンションローラ19は、中間転写ベルト8の外周面に当接している。転写前ローラ18、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、2次転写対向ローラ80は、中間転写ベルト8の内周面に当接している。
2次転写対向ローラ80と潤滑剤対向ローラ21との間には、中間転写ベルト8を介してクリーニング対向ローラ20に当接するように中間転写クリーニング部10(クリーニングブレード)が設置されている。
クリーニング対向ローラ20とテンションローラ19との間には、中間転写ベルト8を介して潤滑剤対向ローラ21に当接するように潤滑剤供給装置30(中間転写潤滑剤供給装置)が設置されている。潤滑剤供給装置30は、感光体ドラム用の潤滑剤供給装置3と同様に、潤滑剤供給ローラ、固形潤滑剤、圧縮スプリング(付勢部材)などからなる。そして、図3の反時計方向に回転する潤滑剤供給ローラによって、固形潤滑剤から潤滑剤が少量ずつ削られて、潤滑剤供給ローラによって中間転写ベルト8の表面に潤滑剤が供給されることになる。
駆動ローラ16を除くローラ部材17〜22、80は、いずれも、中間転写ベルト8の走行にともない図3の時計方向に従動回転する。
図3を参照して、2次転写対向ローラ80は、中間転写ベルト8と2次転写ベルト72とを介して2次転写ローラ70に当接している。2次転写対向ローラ80は、ステンレス鋼等からなる円筒状の芯金の外周面に、体積抵抗が107〜108Ω程度で、硬度(JIS−A硬度)が48〜58度程度のNBRゴムからなる弾性層83(層厚は5mm程度である。)が形成されたものである。
また、本実施の形態において、2次転写対向ローラ80は、電源部91(バイアス出力手段)に電気的に接続されていて、その電源部91から−5kV程度の高圧電圧となる2次転写バイアスが印加される。この2次転写対向ローラ80に印加される2次転写バイアスは、2次転写ニップに搬送される記録媒体Pに、中間転写ベルト8の表面に1次転写されたトナー像を2次転写するためのものであって、トナーの極性と同じ極性(本実施の形態ではマイナス極性である。)の2次転写バイアス(直流電圧)である。これにより、中間転写ベルト8のトナー担持面(外周面)に担持されたトナーが、2次転写電界によって2次転写対向ローラ80側から2次転写装置70〜73側に向かって静電移動することになる。
図3及び図4(A)を参照して、2次転写装置は、転写回転体としての2次転写ベルト72、2次転写ローラ70、分離ローラ71、2次転写ブレード73(クリーニングブレード)、等で構成される。本実施の形態における2次転写装置には、2次転写ベルト72の表面に直接的に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置が設置されていないため、装置が高コスト化、大型化、重量化する不具合を軽減することができる。
2次転写ベルト72(転写回転体)は、2つのローラ(2次転写ローラ70と分離ローラ71とである。)に張架され支持された無端ベルトであって、中間転写ベルト8とほぼ同じ材料で形成されている。2次転写ベルト72は、中間転写ベルト8(中間転写体)に当接して2次転写ニップ(図4(A)中、破線で囲んだ部分である。)を形成するとともに、2次転写ニップから送出された記録媒体Pを搬送するものである。
2次転写ローラ70は、2次転写対向ローラ80との間に中間転写ベルト8と2次転写ベルト72とを挟んで2次転写ニップを形成している。2次転写ローラ70は、ステンレス鋼、アルミニウム等からなる中空状の芯金上に、硬度(アスカーC硬度)が40〜50度程度の弾性層が形成(被覆)されたものである。2次転写ローラ70の弾性層は、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりして、ソリッド状又は発泡スポンジ状に形成することができる。本実施の形態において、弾性層は、転写電流の集中を抑えるために、その体積抵抗が106.5〜107.5Ω程度に設定されている。なお、本実施の形態において、2次転写ローラ70は、接地(アース)されている。
また、2次転写ローラ70は、制御部90によって制御される駆動モータMt2によって図3の反時計方向に回転駆動されて、2次転写ベルト72を図3の反時計方向に回転(走行)させるとともに、分離ローラ71を図3の反時計方向に従動回転させる。
分離ローラ71は、2次転写ニップに対して記録媒体Pの搬送方向下流側の位置に配置されている。2次転写ニップから送出された記録媒体Pは、図3の反時計方向に走行する2次転写ベルト72に沿うように搬送された後に、分離ローラ71の位置で、分離ローラ71の外周に沿うように曲面が形成された2次転写ベルト72によって、2次転写ベルト72から分離(曲率分離)されることになる。
なお、本実施の形態では、2次転写ローラ70と分離ローラ71との2つのローラによって2次転写ベルト72を張架するように構成したが、3つ以上のローラによって2次転写ベルト72を張架するように構成することもできる。
2次転写ブレード73は、2次転写ベルト72の表面に当接して、2次転写ベルト72の表面に付着したトナーや紙粉などの異物を除去するものである。2次転写ブレード73は、2次転写ベルト72の走行方向に対してカウンタ方向に当接するように、2次転写ベルト72を介して2次転写ローラ70に圧接している。図7を参照して、2次転写ブレード73は、ウレタンゴムなどのゴム材料からなる厚さが1〜5mm程度の板状のブレード本体73aが、板金からなるホルダ73bに保持されたものである。
なお、図4に示すように、本実施の形態において、2次転写装置70〜73は、中間転写ベルト8に対して接離可能に構成されている。
詳しくは、2次転写対向ローラ80の軸上に設置されたカム機構によって2次転写ローラ70が上下動されることで、中間転写ベルト8に対して2次転写装置70〜73が接離される。
通常の画像形成動作(その前後のタイミングや紙間のタイミングを含む。)や、後述する立ち上げ動作においては、図4(A)に示すように、中間転写ベルト8に対して2次転写装置70〜73が当接した状態になるように制御される。
これに対して、搬送経路K1〜K4においてジャム(紙詰まり)した記録媒体P(用紙)を除去(ジャム処理)するときには、そのジャム処理動作に連動して、図4(B)に示すように、中間転写ベルト8に対して2次転写装置70〜73が離間した状態になるように制御される。
具体的に、ジャム処理時には、操作パネル92(画像形成装置本体100の外装部に設置されている。)に表示された操作手順にそって、ユーザーが操作することになる。まず、開閉カバー110が開放されて引出しユニット120が露呈される。すなわち、画像形成装置100は、図5(A)に示す閉鎖状態から、図5(B)に示す開放状態になる。そして、図5(B)に示す開放状態から、引出しユニット120の取っ手121がユーザーに把持された状態で、引出しユニット120がスライドレールに沿うように装置本体100から白矢印方向に手動で引き出されて、ジャム処理がおこなわれることになる。なお、本実施の形態において、引出しユニット120には、2次転写装置70〜73を含む中間転写ベルト装置や、レジストローラ対28や、定着部50、等が搭載されている。
このとき、取っ手121の内壁部に設置されたフォトセンサによって取っ手121が把持された状態が検知されて、2次転写装置70〜73が図4(A)の当接状態から図4(B)の離間状態に自動で可変されるようにカム機構が制御される。また、ジャム処理が終了して、引出しユニット120が手動で押動されて装置本体100に装着されるときには、引出し時の動作と逆の動作がおこなわれて、2次転写装置70〜73が図4(B)の離間状態から図4(A)の当接状態に自動で可変されるようにカム機構が制御されることになる。
以下、図3〜図8等を用いて、本実施の形態において特徴的な、画像形成装置100の構成・動作について詳述する。
先に図3等を用いて説明したように、画像形成装置100には、複数の感光体ドラム1Y、1M、1C、1K(感光体)や、複数の現像部5Y、5M、5C、5Kや、像担持体としての中間転写ベルト8や、転写回転体としての2次転写ベルト72や、ブレードとしての2次転写ブレード73、などが設置されている。
現像部5Y、5M、5C、5Kは、トナーを現像するものである。詳しくは、複数の現像部5Y、5M、5C、5Kは、それぞれ、トナーがそれぞれ収容されていて、複数の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面にそれぞれトナー像を形成するものである。
像担持体としての中間転写ベルト8は、現像部5Y、5M、5C、5Kによって現像されたトナー像が形成されるものである。詳しくは、中間転写ベルト8は、複数の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面にそれぞれ形成されたトナー像が1次転写されるものである。
2次転写ベルト72(転写回転体)は、中間転写ベルト8に当接して転写ニップとしての2次転写ニップを形成して、2次転写ニップに搬送される記録媒体Pに対して中間転写ベルト8の表面に1次転写されたトナー像を2次転写(転写)するためのものである。
ブレードとしての2次転写ブレード73は、2次転写ベルト73(転写回転体)の表面に当接して、2次転写ベルト73の表面に付着したトナーや紙粉などの異物を除去するものである。
ここで、本実施の形態では、現像部5Y、5M、5C、5K内に収容されたトナーが劣化(スペント化などである。)して異常画像が生じる不具合を抑止するために、所定条件に基いて、現像部5Y、5M、5C、5K内に収容されたトナーの一部が新品のものに適宜に入れ替えられて、リフレッシュされるようにしている。
具体的に、図6、図7を参照して、本実施の形態では、所定の画像比率(例えば、1.5%である。)を下回る画像X(トナー像)が連続して所定枚数を超えて形成される場合に、紙間などの非画像部のタイミングで、画像部に形成される画像Xとは異なる第2トナーパターン像B1〜B3(トナーリフレッシュ用パターン)を、上述した作像プロセスによって形成するようにしている。画像比率が低い画像が連続して形成される場合、現像装置5Y、5M、5C、5K内のトナーは、トナー容器58から新品トナーがほとんど補給されない状態で、現像装置5Y、5M、5C、5K内を循環されて、キャリアやトナー同士の衝突が繰り返されて劣化してしまうことになる。そのような状態になったときに、第2トナーパターン像B1〜B3を形成して、現像装置5Y、5M、5C、5Kから強制的に劣化トナーを排出して、排出した劣化トナーと入れ替えるようにトナー容器58からフレッシュなトナーを補給することになる。これにより、経時においてもトナー劣化による異常画像が生じることなく、常に良好な画像が形成されることになる。
なお、画像部に形成される画像X(トナー像)の画像比率については、露光部7からの情報に基いて制御部90のCPUにて求めることができる。また、記録媒体Pが通紙される枚数(画像Xが形成される回数)については、操作パネル92やカウンタからの情報に基いて制御部90のCPUにて求めることができる。そして、それらの情報に基いて、制御部90にて第2トナーパターン像B1〜B3を形成するタイミングなどが判断されて、その判断結果に基いて画像形成部(作像部)が制御されることになる。
また、図6は、連続通紙(連続プリント)がされた場合であって、1枚目の記録媒体P1に形成される画像X(画像部)の前と、1枚目の記録媒体P1に形成される画像X(画像部)と2枚目の記録媒体P2に形成される画像X(画像部)との紙間と、2枚目の記録媒体P2に形成される画像X(画像部)と3枚目の記録媒体P3に形成される画像X(画像部)との紙間と、にそれぞれ第2トナーパターン像B1〜B3が形成された場合を、例示したものである。上述したように、第2トナーパターン像B1〜B3が形成されるタイミングは、通紙パターンや画像パターンによって適宜可変されることになる。
ここで、「画像部」は、記録媒体Pに2次転写されるトナー像(画像X)が形成された副走査方向(主走査方向に直交する方向であって、中間転写ベルト8の走行方向や、感光体ドラム1Yの回転方向、と同じ方向である。)の領域であって、「非画像部」は画像部以外の副走査方向の領域である。副走査方向とは、記録媒体Pの搬送方向である。また、主走査方向とは、記録媒体Pの搬送方向に直交する方向、すなわち幅方向である。したがって、「非画像部」には、画像部の前後の領域や、連続通紙時における紙間に相当する領域や、画像部が形成されずに装置が空回しされる場合の全領域、などが含まれることになる。
そして、本実施の形態では、画像形成動作が開始される前の立ち上げ動作において、上述した第2トナーパターン像B1〜B3(トナーリフレッシュ用パターン)とは別に、先に説明した作像プロセスによって第1トナーパターン像A(ダム形成用パターン)を形成するようにしている。
詳しくは、記録媒体Pに2次転写されるためのトナー像の形成が開始される前におこなわれる、画像形成装置の立ち上げ動作において、中間転写ベルト8の走行方向に対して直交する幅方向(図6、図7の上下方向である。)に延在するように、第1トナーパターン像Aが、現像部5Y、5M、5C、5Kによって感光体ドラム1Y、1M、1C、1K(感光体)に形成される。そして、記録媒体Pが介在されることなく2次転写ベルト72(転写回転体)が直接的に当接した状態の中間転写ベルト8の表面に、第1トナーパターン像Aが1次転写される。そして、中間転写ベルト8の表面から2次転写ベルト72の表面に移動した第1トナーパターン像Aが、2次転写ベルト72の回転にともない2次転写ブレード73の位置を少なくとも2回通過する。
すなわち、立ち上げ動作において、上述した作像プロセスによって、中間転写ベルト8上に、幅方向を長手方向とする略矩形状の第1トナーパターン像Aが形成されて、その第1トナーパターン像Aが2次転写ニップで2次転写ベルト72上に移動されて、2次転写ブレード73に入力されることになる。このとき、第1トナーパターン像Aが形成されてから、次に画像X(図6の例では、画像Xが形成される直前に第2トナーパターン像B1が形成されているため、この第2トナーパターン像B1である。)が形成されるまでの時間Tが充分に長く設定されていて、2次転写ベルト72に移動した第1トナーパターン像Aが2次転写ブレード73の位置を少なくとも2回通過するように、2次転写ベルト72が図3の反時計方向に周回することになる。
したがって、2次転写ブレード73のエッジ部(2次転写ベルト72に摺接する先端部である。)には、確実にトナーが留まった状態になる(このような状態を「ダム形成状態」と呼ぶ。)。本願発明者は実験を重ねた結果、2次転写ベルト72に移動した第1トナーパターン像Aが2次転写ブレード73の位置を1回しか通過しない場合には、上述したダム形成状態が充分に確保できるものの、その状態が形成される過程においてエッジ部から第1トナーパターン像Aの一部がすり抜けてクリーニング不良が生じてしまい、そのままでは後述する「裏汚れ」が発生してしまうことを確認した。そして、第1トナーパターン像Aをエッジ部に2回以上通過させることで、そのようにエッジ部からすり抜けるトナーが確実にクリーニングされて、クリーニング不良の発生を抑止できることを確認した。
そして、このように2次転写ブレード73のエッジ部に充分な量で留まったトナーは、2次転写ベルト72に対する2次転写ブレード73の摺動抵抗を減ずる潤滑剤として機能することになる。そのため、摺動抵抗の高まりによって2次転写ブレード73のエッジ部が捲れたり破損したりする不具合が軽減されて、2次転写ブレード73のクリーニング性が良好に維持されることになる。
そして、先に図6を用いて説明したように、立ち上げ動作が終了した後であって、画像X(トナー像)が形成されるタイミングとは別の非画像部のタイミングで、幅方向に延在するように第2トナーパターン像B1〜B3が5Y、5M、5C、5Kによって感光体ドラム1Y、1M、1C、1K(感光体)に形成されて、中間転写ベルト8(像担持体)の表面に第2トナーパターン像B1〜B3が1次転写されることになる。すなわち、立ち上げ動作が終了して画像形成動作が開始されると、上述した作像プロセスによって、中間転写ベルト8上に幅方向を長手方向とする略矩形状の第2トナーパターン像B1〜B3が適宜に形成されることになる。
このように第2トナーパターン像B1〜B3が形成される非画像部のタイミングは、2次転写ニップにおいて記録媒体Pが介在されることなく2次転写ベルト72が中間転写ベルト8に直接的に当接した状態である。そのため、中間転写ベルト8の表面に1次転写された第2トナーパターン像B1〜B3の一部は、2次転写ニップの位置で、2次転写ベルト72の表面に移動して、その後に2次転写ブレード73の位置に達することになるが、そのときには上述したように2次転写ブレード73のエッジ部はダム形成状態になっている。したがって、第2トナーパターン像B1〜B3が2次転写ブレード73によって完全に除去することができずにクリーニング不良が生じてしまう不具合が生じないことになる。また、2次転写ブレード73のクリーニング不良により、2次転写ニップに搬送される記録媒体Pの裏面(両面プリントモードにおけるウラ面プリント時にはオモテ面である。)が汚れてしまう不具合(裏汚れ)も生じないことになる。
ここで、図7(及び、図6)を参照して、本実施の形態において、第1トナーパターン像Aは、幅方向の範囲M1が、第2トナーパターン像B(B1〜B3)の幅方向の範囲M2に対して広い範囲になるように形成されている。
すなわち、幅方向における第1トナーパターン像Aの形成範囲M1は、幅方向における第2トナーパターン像B(B1〜B3)の形成範囲M2よりも広くなっている。
具体的に、本実施の形態において、第1トナーパターン像Aは、2次転写ブレード73の幅方向の範囲M0の中央部からみて、主走査方向における長さ(幅)がそれぞれ同一となるように形成されている(以下、このような幅方向の関係を「センター基準で形成される」と呼ぶ。)。第1トナーパターン像Aは、主走査方向(幅方向)の長さM1が323mmであって、副走査方向の長さH1が75mm(又は、20mm)になるように設定されている。これに対して、第2トナーパターン像Bは、センター基準で形成されていて、主走査方向の長さM2が280mmに設定されて、副走査方向の長さH2が20mmを最小値として紙間の長さから30mmを減じた値を最大値とした範囲内で可変できるように設定されている。副走査方向の長さH2は、所定の画像比率を下回る画像Xが連続して形成された枚数などに基いて現像部5でリフレッシュすべきトナー量を求めて可変したり、紙間の長さに応じて可変したりしている。
すなわち、制御部90は、画像形成装置100の立ち上げ動作において、中間転写ベルト8の走行方向に対して直交する幅方向に延在するように、現像部5Y、5M、5C、5Kによって中間転写ベルト8上に第1トナーパターン像Aを形成して、その第1トナーパターン像Aを2次転写ベルト72へと転写して、その第1トナーパターン像Aを2次転写ベルト72の回転にともない2次転写ブレード73の位置を少なくとも2回通過させるように、画像の形成(すなわち、第1トナーパターン像Aの形成、および、中間転写ベルト8と2次転写ベルト72との駆動)を制御する。
また、制御部90は、立ち上げ動作が終了した後であって、記録媒体Pに2次転写されるためのトナー像が形成されるタイミングとは別の非画像部のタイミングで、幅方向に延在するように、現像部5Y、5M、5C、5Kによって中間転写ベルト8上に第2トナーパターン像Bを形成するように、画像の形成(すなわち、第2トナーパターン像Bの形成、および、中間転写ベルト8と2次転写ベルト72との駆動)を制御する。
このように、第1トナーパターン像Aの主走査方向の範囲M1が、第2トナーパターン像B(B1〜B3)の主走査方向M2の範囲を含むように、充分に広く設定されることで、第2トナーパターン像B(B1〜B3)が入力される2次転写ブレード73の主走査方向の範囲には、必ず第1トナーパターン像Aによるダム形成状態が確保されていることになる。そのため、第2トナーパターン像B(B1〜B3)が2次転写ブレード73によって主走査方向の全域にわたって良好にクリーニングされることになる。
なお、本実施の形態においては、第2トナーパターン像B1〜B3が2次転写位置を通過するときは常に2次転写ベルト72が中間転写ベルト8に直接的に当接する構成を例に説明したが、これに限らない。例えば、第2トナーパターン像B1〜B3のうちの一部または全てが2次転写位置を通過するときに、図4(B)に示すように2次転写ベルト72が中間転写ベルト8から離間する構成としてもよい。このような構成の場合も、2次転写位置では第2トナーパターン像B1〜B3を構成するトナーの一部は2次転写ベルト72へと飛散して、2次転写ベルト72の表面に付着する。この場合も、第1トナーパターン像Aの幅方向の範囲M1が、第2トナーパターン像B(B1〜B3)の幅方向の範囲M2を含むように、充分に広く設定されることで、第2トナーパターン像B(B1〜B3)が入力される2次転写ブレード73の幅方向の範囲には、必ず第1トナーパターン像Aによるダム形成状態が確保される。そのため、第2トナーパターン像B(B1〜B3)が2次転写ブレード73によって幅方向の全域にわたって良好にクリーニングされることになる。
また、本実施の形態において、第1トナーパターン像Aは、幅方向の形成範囲M1が、最大画像領域に対して略同じ範囲になるように形成されている。
ここで、「最大画像領域」とは、露光部7によって感光体ドラム1Y上に潜像を形成しうる幅方向の最大領域であるとともに、その潜像を現像部5Yによって顕像化しうる幅方向の最大領域であって、「最大書込み領域」とも呼ぶ。なお、図6を参照して、「最大画像領域」は、通紙可能な最大サイズの記録媒体P1〜P3の幅方向の範囲(用紙最大幅)に対して、両端の余白Wの分を差し引いた範囲に設定されている。
このように、最大画像領域に合わせて第1トナーパターン像Aの幅方向の範囲M1を可能な限り広く設定することで、その範囲は第2トナーパターン像B(B1〜B3)の範囲よりも必ず広くなるため、第2トナーパターン像B(B1〜B3)が2次転写ブレード73によって完全に除去されずにクリーニング不良が生じてしまう不具合が生じないことになる。
また、本実施の形態において、第1トナーパターン像Aは、幅方向の形成範囲M1が、2次転写ブレード73の幅方向の範囲M0に対して狭い範囲になるように形成されている。
具体的に、本実施の形態において、2次転写ブレード73(ブレード本体73a)は、センター基準で形成されていて、幅方向の長さM0が341mmになるように設定されている。また、2次転写ブレード73の幅方向の範囲M0において、第1トナーパターン像Aの幅方向の範囲M1から外れる両端部の範囲が、用紙最大幅(本実施の形態では、330mmである。)における余白Wよりも大きくなるように設定されている。
このように2次転写ブレード73の幅方向の範囲M0を広く設定するのは、2次転写ブレード73の両端部が、その他の部分に比べて、捲れが生じやすくて、クリーニング性が低いことによる。すなわち、2次転写ブレード73の幅方向の範囲M0を、第1トナーパターン像Aの幅方向の範囲M1と同じ範囲に設定してしまうと、2次転写ブレード73の両端部では第1トナーパターン像Aをクリーニングしきれずに、そのクリーニングされないトナーが、その後に通紙される記録媒体Pの余白Wやその近傍に裏汚れとして付着してしまう可能性が高くなる。
これに対して、本実施の形態では、2次転写ブレード73の両端部に第1トナーパターン像Aが入力されないように設定しているため、記録媒体Pの幅方向両端部が裏汚れする不具合を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、上述した2次転写ブレード73の幅方向の範囲M0に合わせて、2次転写ベルト72の幅方向の範囲が、その範囲M0と同じ範囲に設定されている。
また、本実施の形態において、2次転写ブレード73は、幅方向の両端部の2次転写ベルト72(転写回転体)に対する当接圧が、それ以外の部分の2次転写ベルト72に対する当接圧に比べて小さくなるように形成されている。
具体的に、本実施の形態では、図7に示すように、ブレード本体73aを片持ち支持により保持するホルダ73bの両端部に、段差部(図7にて、破線で囲んだ部分である。)を設けている。これにより、ブレード本体73aは、両端部における自由長が、その他の部分のものに比べて長い状態で、ホルダ73bに片持ち支持されることになる。そのため、2次転写ベルト72に対する2次転写ブレード73の当接圧は、両端部が、その他の部分に比べて小さくなって、先に説明した両端部の捲れが生じにくくなる。本実施の形態では、2次転写ブレード73において通常の当接圧となる両端部以外の部分(範囲M1)が、最大画像領域と一致するように構成されているので、2次転写ブレード73のクリーニング不良と捲れとの両方を防止することができる。
また、本実施の形態では、中間転写ベルト8上に形成された第1トナーパターン像Aが2次転写ニップの位置で、2次転写ベルト72上に確実に移動するように、立ち上げ動作時において、少なくとも第1トナーパターン像Aが2次転写ニップの位置を通過するタイミングのとき、電源部91から2次転写対向ローラ80に向けてマイナス極性のバイアスが印加されるように制御している。これにより、通常の2次転写工程と同様に、中間転写ベルト8上に形成された第1トナーパターン像Aに対して、静電的な斥力が作用して、第1トナーパターン像Aが積極的に2次転写ベルト72上に移動することになる。そして、2次転写ブレード73のニップ部に第1トナーパターン像Aが積極的に供給されることになる。
これに対して、中間転写ベルト8上において非画像部に形成される第2トナーパターン像Bは、先に説明したように、2次転写ブレード73のクリーニング不良の原因となるものであるため、2次転写ニップの位置で、2次転写ベルト72上になるべく移動させたくない。したがって、第2トナーパターン像Bが2次転写ニップの位置を通過する非画像部のタイミングでは、電源部91から2次転写対向ローラ80に向けてプラス極性のバイアスが印加されるように制御している。これにより、通常の2次転写工程とは異なり、中間転写ベルト8上に形成された第2トナーパターン像Bに対して、静電的な引力が作用して、第2トナーパターン像Bが中間転写ベルト8上に留まりやすくなる。しかし、第2トナーパターン像Bを構成するトナーの一部は、中間転写ベルト8と2次転写ベルト72との当接や中間転写ベルト8の回転動作時の振動などによって、2次転写位置で2次転写ベルト72上へと付着する。
なお、本実施の形態において、第2トナーパターン像Bは、先に説明したように、画像部に形成される画像X(トナー像)の画像比率と、その頻度と、に応じて、それを形成するタイミングが調整されるものである。そして、そのような第2トナーパターン像Bの形成は、4色の色ごとに判別されて実行されることになる。
したがって、4色の現像部5Y、5M、5C、5Kのうち1色の現像部(例えば、ブラック用の現像部5Yである。)のみがトナーリフレッシュをおこなう条件に該当する場合には、その1色の現像部によって対応する感光体ドラムに第2トナーパターン像Bが形成されて、その第2トナーパターン像Bが中間転写ベルト8に1次転写されることになる。これに対して、4色の現像部5Y、5M、5C、5Kのすべてがトナーリフレッシュをおこなう条件に該当する場合には、4色の現像部5Y、5M、5C、5Kによってそれぞれ4色の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに第2トナーパターン像Bが形成されて、それらの第2トナーパターン像Bが中間転写ベルト8に重ねて1次転写されることになる。
ここで、本実施の形態では、いずれの色で第2トナーパターン像Bを形成する場合にも、その第2トナーパターン像Bはハーフトーン画像(画像比率が56%程度である。)となるように設定している。したがって、4色の第2トナーパターン像Bが中間転写ベルト8上に重ねて形成された場合には、その画像比率が224%(=56%×4)になる。
ここで、本実施の形態において、第1トナーパターン像Aは、単位面積当たりのトナー付着量が、第2トナーパターン像Bの単位面積当たりのトナー付着量に対して同等以上になるように形成されることが好ましい。なお、「単位面積当たりのトナー付着量」は、2次転写ベルト72上におけるものであって、2次転写ニップにおける転写率が一定であるものとすると、上述した「画像比率」に概ね比例するものである。
このように構成することで、2次転写ブレード73のエッジ部に入力されてダム形成状態化されるトナー量が、2次転写ブレード73のエッジ部に入力される第2トナーパターン像Bのトナー量を上回ることになる。そのため、2次転写ブレード73のクリーニング性が良好に維持されることになる。
ここで、本実施の形態において、第1トナーパターン像Aは、2次転写ブレード73が新品の状態で立ち上げ動作がおこなわれるときに、複数の現像部5Y、5M、5C、5Kによって複数の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kにそれぞれ形成されて、中間転写ベルト8の表面に重ねて1次転写されるものである。すなわち、2次転写装置70〜73が新品状態であったり2次転写ブレード73がメンテナンスされたりして、2次転写ブレード73が新品の状態であるとき、その直後におこなわれる立ち上げ動作において形成される第1トナーパターン像Aは、4色の現像部5Y、5M、5C、5Kによってそれぞれ4色の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに形成したものを中間転写ベルト8に重ねて1次転写したものになる。
このような制御をおこなうのは、2次転写ブレード73が新品の状態のときには、2次転写ブレード73のエッジ部に潤滑剤として機能するトナーがまったくない状態であって、大量のトナーを入力する必要があるためである。
本実施の形態では、2次転写ブレード73が新品の状態のときに、4色の第1トナーパターン像Aを2次転写ブレード73のエッジ部に入力させているため、そのような状態においても2次転写ブレード73のクリーニング不良を抑止することができる。
なお、2次転写ブレード73が新品の状態であることは、サービスマンによる操作パネル92への入力情報によって制御部90で判別することができる。
また、本実施の形態では、いずれの色で第1トナーパターン像Aを形成する場合にも、その第1トナーパターン像Aは、副走査方向の長さH1が75mm程度であって、ハーフトーン画像(画像比率が56%程度である。)となるように設定している。したがって、4色の第1トナーパターン像Aが中間転写ベルト8上に形成された場合には、その画像比率が224%(=56%×4)になる。
また、本実施の形態において、第1トナーパターン像Aは、ジャム処理がされた後に立ち上げ動作がおこなわれるときに、複数の現像部5Y、5M、5C、5Kのうち1つの現像部(本実施の形態では、ブラック用の現像部5Kである。)によって複数の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kのうち対応する感光体ドラム(本実施の形態では、ブラック用の感光体ドラム1Kである。)に形成されて、中間転写ベルト8の表面に1次転写されるものである。
このような制御をおこなうのは、ジャム処理がおこなわれるときには、先に図4、図5を用いて説明したように、引出しユニット120の装着動作にともない2次転写装置70〜73の接離動作がおこなわれて、そのときに生じる振動によって2次転写ブレード73のエッジ部に留まったトナーが離間してしまいやすいからである。しかし、ジャム処理がおこなわれた直後の立ち上げ動作時には、2次転写ブレード73が新品の状態のときとは異なり、2次転写ブレード73のエッジ部に潤滑剤として機能するトナーがある程度は残留した状態であって、それほど大量のトナーを入力する必要がないために、第1トナーパターン像Aを1色で形成して、その画像比率を低く設定している。
本実施の形態では、ジャム処理がおこなわれた直後の立ち上げ動作時に、1色の第1トナーパターン像Aを2次転写ブレード73のエッジ部に入力させているため、無駄なトナー消費を抑えて、2次転写ブレード73のクリーニング不良を抑止することができる。
なお、ジャム処理がおこなわれた状態は、記録媒体Pの搬送経路K1〜K4に配置された複数のジャム検知センサ94(光学センサ)による検知結果によって制御部90で判別することができる。
また、本実施の形態では、1色で第1トナーパターン像Aを形成する場合に、その第1トナーパターン像Aは、副走査方向の長さH1が20mm程度であって、ベタ画像(画像比率が100%程度である。)となるように設定している。
また、本実施の形態において、第1トナーパターン像Aは、画像形成装置100の主電源が投入された後に立ち上げ動作がおこなわれるときに、複数の現像部5Y、5M、5C、5Kのうち1つの現像部(本実施の形態では、ブラック用の現像部5Kである。)によって複数の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kのうち対応する感光体ドラム(本実施の形態では、ブラック用の感光体ドラム1Kである。)に形成されて、中間転写ベルト8の表面に1次転写されるものである。
このような制御をおこなうのは、主電源がオフされた状態のときには画像形成装置100が移動されたり2次転写装置70〜73のメンテナンスがおこなわれたりする可能性があり、そのときに生じる振動によって2次転写ブレード73のエッジ部に留まったトナーが離間してしまうことが考えられるからである。しかし、そのような可能性があるにしても、主電源がオンされた直後の立ち上げ動作時には、2次転写ブレード73が新品の状態のときとは異なり、2次転写ブレード73のエッジ部に潤滑剤として機能するトナーがある程度は残留した状態であって、それほど大量のトナーを入力する必要がないために、第1トナーパターン像Aを1色で形成して、その画像比率を低く設定している。
本実施の形態では、ジャム処理がおこなわれた直後の立ち上げ動作時に、1色の第1トナーパターン像Aを2次転写ブレード73のエッジ部に入力させているため、無駄なトナー消費を抑えて、2次転写ブレード73のクリーニング不良を抑止することができる。
以下、図8を用いて、本実施の形態における画像形成装置100における立ち上げ動作時の制御であって、第1トナーパターン像Aを4色で形成するか1色で形成するかの判別フローについて説明する。
図8に示すように、まず、主電源がオン直後であるかが判別される(ステップS1〜S2)。その結果、主電源がオン直後でないものと判別された場合には、2次転写ブレード73が新品であるかが判別される(ステップS3)。その結果、2次転写ブレード73が新品であると判別された場合には、2次転写ブレード73のクリーニング不良が最も生じやすい状態であるものとして、その直後におこなわれる立ち上げ動作において第1トナーパターン像Aを4色で形成して(ステップS4)、本フローを終了する(ステップS5)。
これに対して、ステップS3にて、2次転写ブレード73が新品でないと判別された場合には、ジャム処理がおこなわれた直後であるかが判別される(ステップS6)。その結果、ジャム処理がおこなわれた直後であると判別された場合には、2次転写ブレード73のクリーニング不良が生じやすい状態であるものの2次転写ブレード73が新品のときほどではないものとして、その直後におこなわれる立ち上げ動作において第1トナーパターン像Aを1色で形成して(ステップS7)、本フローを終了する(ステップS5)。
これに対して、ステップS6にて、ジャム処理がおこなわれた直後でないと判別された場合には、2次転写ブレード73のクリーニング不良が生じにくい状態であるものとして、第1トナーパターン像Aを形成することなく、そのまま本フローを終了する(ステップS5)。
これに対して、ステップS2にて、主電源がオン直後であるものと判別された場合には、2次転写ブレード73が新品であるかが判別される(ステップS8)。その結果、2次転写ブレード73が新品であると判別された場合には、2次転写ブレード73のクリーニング不良が最も生じやすい状態であるものとして、その直後におこなわれる立ち上げ動作において第1トナーパターン像Aを4色で形成して(ステップS10)、本フローを終了する(ステップS5)。
これに対して、ステップS8にて、2次転写ブレード73が新品でないと判別された場合には、2次転写ブレード73のクリーニング不良が生じやすい状態であるものの2次転写ブレード73が新品のときほどではないものとして、その直後におこなわれる立ち上げ動作において第1トナーパターン像Aを1色で形成して(ステップS9)、本フローを終了する(ステップS5)。
<変形例>
図9は、変形例としての、2次転写ブレード73と、第1トナーパターン像Aと、第2トナーパターン像Bと、の幅方向(主走査方向)の位置関係を示す概略図であって、本実施の形態における図7に相当する図である。
図9に示すように、この変形例において、第1トナーパターン像Aは、幅方向の範囲M1が、第2トナーパターン像Bの幅方向の範囲M2に対して略同じ範囲になるように形成されている。すなわち、幅方向における第1トナーパターン像Aの形成範囲M1は、幅方向における第2トナーパターン像Bの形成範囲M2と略同じになるように形成されている。
そして、第2トナーパターン像Bは、幅方向の両端部BBの画像濃度が、それ以外の部分BAの画像濃度に比べて薄くなるように形成されている。具体的に、本実施の形態では、両端部BBの画像比率が、それ以外の部分BAの画像比率よりも小さくなるように、露光部7を制御して、第2トナーパターン像Bを形成している。
このように構成することで、第1トナーパターン像Aの幅方向の範囲M1が、第2トナーパターン像B(B1〜B3)の幅方向の範囲M2と略同じ範囲であっても、2次転写ブレード73の両端部に入力される第2トナーパターン像Bのトナー量は少なくなるため、第1トナーパターン像Aが入力されてダム形成状態化された2次転写ブレード73によって、良好にクリーニングされることになる。したがって、2次転写ブレード73によって幅方向の全域にわたって良好なクリーニング性を確保することができる。
以上説明したように、本実施の形態における画像形成装置100は、立ち上げ動作において、第1トナーパターン像Aが中間転写ベルト8(像担持体)を介して2次転写ベルト73(転写回転体)の表面に移動されて、2次転写ベルト73に移動した第1トナーパターン像Aが2次転写ブレード73(ブレード)の位置を少なくとも2回通過するように制御して、立ち上げ動作が終了した後の非画像部のタイミングで第2トナーパターン像B1〜B3を形成するように制御している。そして、幅方向における第1トナーパターン像Aの形成範囲M1は、幅方向における第2トナーパターン像B1〜B3の形成範囲M2よりも広くなっている。
これにより、経時においてもトナー劣化による異常画像が生じにくく、2次転写ブレード73によるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、2次転写対向ローラ80に2次転写バイアス(画像部バイアス)や非画像部バイアス(非画像部に印加するバイアスである。)を印加するように電源部91が構成された、斥力転写方式の画像形成装置100に対して、本発明を適用した。これに対して、2次転写ローラ70に2次転写バイアス(画像部バイアス)や非画像部バイアスを印加するように電源部が構成された、引力転写方式の画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。その場合、2次転写バイアス(画像部バイアス)や非画像部バイアスは、斥力転写方式のものに対して逆の極性になる。また、斥力転写方式と引力転写方式とが併用された画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、転写回転体として2次転写ベルト72を用いた画像形成装置100に対して、本発明を適用した。これに対して、転写回転体として2次転写ローラを用いた画像形成装置(例えば、特許文献2に開示されたものである。)に対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、像担持体としての中間転写ベルト8(中間転写体)と、転写回転体としての2次転写ベルト72と、を用いた画像形成装置100に対して、本発明を適用した。これに対して、中間転写ベルトや中間転写ドラムなどの中間転写体を備えず、トナーを現像する現像部と、現像部によって現像されたトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム(感光体)と、感光体ドラムに当接して転写ニップを形成して、転写ニップに搬送される記録媒体に対して感光体ドラム上のトナー像を転写するための転写回転体と、を備えた装置、いわゆる直接転写方式の画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。転写回転体としては、複数のローラに支持された搬送ベルトなどを用いることができる。
また、本実施の形態では、カラー画像を形成する画像形成装置100に対して、本発明を適用した。これに対して、モノクロ画像のみを形成する画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム(感光体)、
5Y、5M、5C、5K 現像部(現像装置)、
8 中間転写ベルト(像担持体)、
70 2次転写ローラ(ローラ)、
71 分離ローラ(ローラ)、
72 2次転写ベルト(転写回転体)、
73 2次転写ブレード(ブレード)、
73a ブレード本体、 73b ホルダ、
80 2次転写対向ローラ(ローラ部材)、
90 制御部、
91 電源部(2次転写電源)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
A 第1トナーパターン像(ダム形成用パターン)、
B、B1〜B3 第2トナーパターン像(トナーリフレッシュ用パターン)、
P、P1〜P3 記録媒体。
特開2016−161667号公報 特許第4524164号公報

Claims (11)

  1. トナーを現像する現像部と、
    前記現像部によって現像されたトナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に当接して転写ニップを形成して、前記転写ニップに搬送される記録媒体に対して前記像担持体上のトナー像を転写するための転写回転体と、
    前記転写回転体の表面に当接するブレードと、
    当該画像形成装置の立ち上げ動作において、前記像担持体の走行方向に対して直交する幅方向に延在するように前記現像部によって前記像担持体上に第1トナーパターン像を形成して、前記第1トナーパターン像を前記転写回転体へと転写して、前記第1トナーパターン像を前記転写回転体の回転にともない前記ブレードの位置を少なくとも2回通過させ、
    前記立ち上げ動作が終了した後であって、前記トナー像が形成されるタイミングとは別の非画像部のタイミングで、前記幅方向に延在するように前記現像部によって前記像担持体上に第2トナーパターン像を形成するように、画像の形成を制御する制御部と、
    を備え
    前記幅方向における前記第1トナーパターン像の形成範囲は、前記幅方向における前記第2トナーパターン像の形成範囲よりも広いことを特徴とする画像形成装置。
  2. トナーを現像する現像部と、
    前記現像部によって現像されたトナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に当接して転写ニップを形成して、前記転写ニップに搬送される記録媒体に対して前記像担持体上のトナー像を転写するための転写回転体と、
    前記転写回転体の表面に当接するブレードと、
    当該画像形成装置の立ち上げ動作において、前記像担持体の走行方向に対して直交する幅方向に延在するように前記現像部によって前記像担持体上に第1トナーパターン像を形成して、前記第1トナーパターン像を前記転写回転体へと転写して、前記第1トナーパターン像を前記転写回転体の回転にともない前記ブレードの位置を少なくとも2回通過させ、
    前記立ち上げ動作が終了した後であって、前記トナー像が形成されるタイミングとは別の非画像部のタイミングで、前記幅方向に延在するように前記現像部によって前記像担持体上に第2トナーパターン像を形成するように、画像の形成を制御する制御部と、
    を備え
    前記幅方向における前記第1トナーパターン像の形成範囲は、前記幅方向における前記第2トナーパターン像の形成範囲と略同じになるように形成され、
    前記第2トナーパターン像は、前記幅方向の両端部の画像濃度がそれ以外の部分の画像濃度に比べて薄いことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記第1トナーパターン像は、前記幅方向の形成範囲が、最大画像領域に対して略同じ範囲になるように形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1トナーパターン像は、前記幅方向の形成範囲が、前記ブレードの前記幅方向の範囲に対して狭い範囲になるように形成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1トナーパターン像は、単位面積当たりのトナー付着量が、前記第2トナーパターン像の単位面積当たりのトナー付着量に対して同等以上になるように形成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ブレードは、前記幅方向の両端部の前記転写回転体に対する当接圧が、それ以外の部分の前記転写回転体に対する当接圧に比べて小さくなるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記現像部は、複数の感光体の表面にそれぞれトナー像を形成する複数の現像部であって、
    前記像担持体は、前記複数の感光体の表面にそれぞれ形成されたトナー像が1次転写される中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記第1トナーパターン像は、前記ブレードが新品の状態で前記立ち上げ動作がおこなわれるときに、前記複数の現像部によって前記複数の感光体にそれぞれ形成されて、前記中間転写ベルトの表面に重ねて1次転写されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1トナーパターン像は、ジャム処理がされた後に前記立ち上げ動作がおこなわれるときに、前記複数の現像部のうちの1つの現像部によって前記複数の感光体のうち対応する感光体に形成されて、前記中間転写ベルトの表面に1次転写されることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1トナーパターン像は、当該画像形成装置の主電源が投入された後に前記立ち上げ動作がおこなわれるときに、前記複数の現像部のうちの1つの現像部によって前記複数の感光体のうち対応する感光体に形成されて、前記中間転写ベルトの表面に1次転写されることを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記転写回転体は、2次転写ローラを含む複数のローラに張架された2次転写ベルトであって、
    前記2次転写ローラは、前記中間転写ベルトを張架する複数のローラ部材のうちの1つとしての2次転写対向ローラとの間に、前記中間転写ベルトと前記2次転写ベルトとを挟んで前記転写ニップとしての2次転写ニップを形成し、
    前記ブレードは、前記2次転写ベルトの回転方向に対してカウンタ方向に当接するように、前記2次転写ベルトを介して前記2次転写ローラに圧接することを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2016221470A 2016-11-14 2016-11-14 画像形成装置 Active JP6780460B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016221470A JP6780460B2 (ja) 2016-11-14 2016-11-14 画像形成装置
US15/801,858 US10191415B2 (en) 2016-11-14 2017-11-02 Transfer rotator and image forming apparatus comprising the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016221470A JP6780460B2 (ja) 2016-11-14 2016-11-14 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018081131A JP2018081131A (ja) 2018-05-24
JP6780460B2 true JP6780460B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=62147523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016221470A Active JP6780460B2 (ja) 2016-11-14 2016-11-14 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10191415B2 (ja)
JP (1) JP6780460B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6821425B2 (ja) * 2016-12-26 2021-01-27 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10558148B2 (en) 2018-03-30 2020-02-11 Ricoh Company, Ltd. Belt device and image forming apparatus incorporating same
JP7419828B2 (ja) 2020-01-17 2024-01-23 株式会社リコー ローラユニット、ベルト装置、及び、画像形成装置
US11494602B2 (en) * 2020-09-15 2022-11-08 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
JP2023180142A (ja) * 2022-06-08 2023-12-20 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3506344B2 (ja) 1995-01-21 2004-03-15 株式会社リコー 画像形成装置
US8433221B2 (en) 2008-12-04 2013-04-30 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with transfer nip adjustment function
JP5299772B2 (ja) 2009-03-02 2013-09-25 株式会社リコー 画像形成装置
JP5533062B2 (ja) * 2010-03-15 2014-06-25 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP5585770B2 (ja) * 2010-05-27 2014-09-10 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成装置制御方法
JP5967469B2 (ja) 2012-03-12 2016-08-10 株式会社リコー 画像形成装置
JP2015161941A (ja) 2014-02-28 2015-09-07 株式会社リコー ベルト装置、及び、これを備えた画像形成装置
US9395658B2 (en) 2014-12-09 2016-07-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
JP2016109969A (ja) 2014-12-09 2016-06-20 株式会社リコー 画像形成装置
JP6452041B2 (ja) 2015-02-27 2019-01-16 株式会社リコー 画像形成装置
JP6594067B2 (ja) * 2015-07-02 2019-10-23 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6622494B2 (ja) * 2015-07-02 2019-12-18 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6663581B2 (ja) 2015-12-25 2020-03-13 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20180143570A1 (en) 2018-05-24
US10191415B2 (en) 2019-01-29
JP2018081131A (ja) 2018-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101045477B1 (ko) 화상 형성 장치
JP6780460B2 (ja) 画像形成装置
JP2009192917A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP6963724B2 (ja) ベルト装置、及び、画像形成装置
JP2014102384A (ja) 画像形成装置
JP2018120183A (ja) 画像形成装置
JP2002023509A (ja) 中間転写ベルトおよび画像形成装置
JP5811437B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP6836182B2 (ja) 画像形成装置
JP3803537B2 (ja) クリーニング装置、ベルト装置、及び画像形成装置
JP5197066B2 (ja) 画像形成装置
JP6826776B2 (ja) 画像形成装置
JP7011777B2 (ja) 画像形成装置
JP7116906B2 (ja) クリーニング装置、及び、画像形成装置
JP4054519B2 (ja) 画像形成装置
JP7471945B2 (ja) 画像形成装置
JP2006119226A (ja) 画像形成装置
JP7362038B2 (ja) 着脱ユニット、及び、画像形成装置
JP6897410B2 (ja) 画像形成装置
JP2007108562A (ja) 画像形成装置
JP6752446B2 (ja) 画像形成装置
JP6319629B2 (ja) 画像形成装置
JP2024041224A (ja) 画像形成装置
JP2022087432A (ja) 画像形成装置
JP2020197696A (ja) 搬送装置、及び、画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200928

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6780460

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151