JP7116906B2 - クリーニング装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、回転体の表面に付着したトナーを除去するクリーニング装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルト、感光体ドラムなどの回転体の表面に付着したトナーを除去するクリーニング装置を設置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、クリーニング装置には、回転体に対して所定の当接角度及び当接力で当接するクリーニングブレードや、クリーニングブレードによって除去されたトナーをクリーニング装置の外部に向けて搬送する搬送スクリュ(回収ローラ)、などが設置されている。
一方、特許文献1には、クリーニングブレードのエッジ部(中間転写ベルトとの当接部である。)に堆積した異物によってクリーニング不良が生じる不具合を防止することを目的として、所定のタイミングで中間転写ベルトを逆方向に回転駆動して、エッジ部に堆積した異物を落下させてトナー貯留部に貯留させる技術が開示されている。
従来のクリーニング装置は、クリーニングブレードのエッジ部に堆積した異物を除去するために、所定のタイミングで回転体を逆方向に回転駆動したときに、クリーニングブレードのエッジ部に堆積したトナーも異物と一緒に除去されてしまっていた。そのため、回転体の正方向の回転駆動を再開して暫くの間、クリーニングブレードのエッジ部に堆積して潤滑剤のように作用するトナーの量が不足してしまって、クリーニング不良が生じる不具合や、クリーニングブレードが捲れてしまう不具合や、クリーニングブレードのエッジ部が損傷してしまう不具合や、異常音が生じる不具合、などが発生してしまうことがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、クリーニングブレードのエッジ部にトナー以外の異物が堆積しにくく、クリーニングブレードのエッジ部に堆積するトナーの量が不足してしまう不具合が生じにくい、クリーニング装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明におけるクリーニング装置は、正方向と逆方向とに回転可能な回転体に当接して、正方向に回転する前記回転体の表面に付着したトナーを除去するクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードに対して正方向に回転する前記回転体の上流側で、逆方向に回転する前記回転体の表面に付着したトナーを受止め可能に形成された受止め部材と、を備え、前記受止め部材は、前記回転体に対して下方の位置で隙間をあけて対向するように形成された受止め面を具備し、前記隙間をHとして、前記回転体に当接する前記クリーニングブレードの当接角度をθとして、前記クリーニングブレードの厚さをAとしたときに、H≦A×sinθなる関係が成立するものである。
本発明によれば、クリーニングブレードのエッジ部にトナー以外の異物が堆積しにくく、クリーニングブレードのエッジ部に堆積するトナーの量が不足してしまう不具合が生じにくい、クリーニング装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部の一部を拡大して示す構成図である。 中間転写ベルト装置とその近傍とを示す概略図である。 クリーニング装置の動作を示す図である。 受止め部材を示す斜視図である。 クリーニング装置の要部を示す拡大図である。 比較例としての、クリーニング装置の動作を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部の一部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、中間転写ベルト装置15が設置されている。また、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。さらに、中間転写ベルト装置15の下方には、2次転写ベルト装置69が設置されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Y(感光体)の周囲に配設された帯電装置4Y、現像装置5Y、クリーニング装置2Y、潤滑剤供給装置3、除電装置と、で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程、除電工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、メインモータによって反時計方向に回転駆動される。そして、帯電装置4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での幅方向(図1、図2の紙面垂直方向であって、主走査方向である。)の露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び1次転写ローラ9Yの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト8の表面に1次転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残留する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング装置2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残留した未転写トナーがクリーニングブレード2a(感光体クリーニングブレード)によってクリーニング装置2Y(感光体クリーニング装置)内に回収される(クリーニング工程である。)。
ここで、クリーニング装置2Yの内部には、潤滑剤供給ローラ3a、固形潤滑剤3b、圧縮スプリング3cなどからなる潤滑剤供給装置3が内設されている。そして、図2の時計方向に回転する潤滑剤供給ローラ3aによって、固形潤滑剤3bから潤滑剤が少量ずつ削られて、潤滑剤供給ローラ3aによって感光体ドラム1Yの表面に潤滑剤が供給されることになる。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電装置との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の上方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム1M、1C、1K上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。なお、露光部7として複数のLEDを幅方向に並べて配置したものを用いてもよい。
その後、各現像装置5M、5C、5Kによる現像工程を経て各感光体ドラム1M、1C、1K上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ベルト8は、複数のローラ部材16~19、40によって張架・支持されるとともに、駆動モータMt1による駆動ローラ16の回転駆動によって図3中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の極性の転写電圧(1次転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に回転して、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8の表面に重ねて1次転写される(1次転写工程である。)。
その後、各色のトナー像が重ねて1次転写された中間転写ベルト8は、2次転写ベルト72(回転体)との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ40が、2次転写ローラ70との間に中間転写ベルト8と2次転写ベルト72とを挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された用紙等のシートP上に2次転写される(2次転写工程である。)。このとき、中間転写ベルト8には、シートPに転写されなかった未転写トナーが残留する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング装置10(図3参照)の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8の表面に付着した未転写トナーなどの付着物が除去される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送されるシートPは、装置本体100の下方に配設された給紙装置26(給紙カセット)から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、給紙装置26には、シートPが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上のシートPが第1搬送経路K1を経由してレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)に搬送されたシートPは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、シートPが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、シートP上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写されたシートPは、2次転写ベルト72によって搬送されて、2次転写ベルト72から分離された後に、搬送ベルト60によって定着装置50の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像がシートP上に定着される(定着工程である。)。
その後、シートPは、第2搬送経路K2を経由して、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出されたシートPは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成動作(プリント動作)が完了する。
なお、シートPの両面(オモテ面とウラ面とである。)へのプリントをおこなう「両面プリントモード」が選択されている場合には、オモテ面への定着工程が終了したシートPは、上述した「片面プリントモード」が選択されているときのようにそのまま排紙されることなく、第3搬送経路K3に導かれて、その搬送方向が反転された後に、第4搬送経路K4を経由して再び2次転写ニップ(2次転写ベルト装置69)の位置に向けて搬送される。そして、2次転写ニップの位置で先に説明したものと同様の画像形成プロセス(画像形成動作)によってシートPのウラ面への画像形成がおこなわれ、その後に定着装置50での定着工程を経て、第2搬送経路K2を経由して、画像形成装置本体100から排出される。
次に、図2にて、作像部における現像装置5Yの構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部内に配設された2つの搬送スクリュ55Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。ここで、現像装置5Y内の現像剤Gは、現像剤G中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。具体的に、現像装置5Yに設置されたトナー濃度センサによってトナー濃度が低い状態が検知されたときには、トナー濃度が所定の範囲内になるように、トナー容器58から現像装置5Y内に新品トナーが補給される。
その後、トナー容器58から現像剤収容部内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤Gとともに混合・撹拌されながら、隔絶された2つの現像剤収容部を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤Gはスリーブの回転にともない現像剤収容部の上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
なお、トナー容器58は、現像装置5Y(画像形成装置100)に対して着脱可能(交換可能)に設置されている。そして、トナー容器58は、その内部に収容された新品のトナーが空になると、現像装置5Y(画像形成装置100)から取り外されて新品のものに交換されることになる。
次に、中間転写ベルト装置15について詳述する。
図3を参照して、中間転写ベルト装置15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ16、従動ローラ17、転写前ローラ18、テンションローラ19、中間転写クリーニング装置10、2次転写対向ローラ40、等で構成される。
中間転写ベルト8は、各色のトナー像をそれぞれ担持する4つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに当接して1次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8は、主として5つのローラ部材(駆動ローラ16、従動ローラ17、転写前ローラ18、テンションローラ19、2次転写対向ローラ40、である。)によって張架され支持されている。
1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を介して対応する感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに当接している。詳しくは、イエロー用の転写ローラ9Yは中間転写ベルト8を介してイエロー用の感光体ドラム1Yに当接して、マゼンタ用の転写ローラ9Mは中間転写ベルト8を介してマゼンタ用の感光体ドラム1Mに当接して、シアン用の転写ローラ9Cは中間転写ベルト8を介してシアン用の感光体ドラム1Cに当接して、ブラック用(黒色用)の転写ローラ9Kは中間転写ベルト8を介してブラック用(黒色用)の感光体ドラム1Kに当接している。
駆動ローラ16は、4つの感光体ドラムに対して中間転写ベルトの回転方向下流側の位置で、中間転写ベルト8が120度程度の巻付角度で巻き付けられた状態で中間転写ベルト8の内周面に当接するように配置されている。駆動ローラ16は、制御部90によって制御される駆動モータMt1によって図3の時計方向に回転駆動される。これにより、中間転写ベルト8は所定の回転方向(図3の時計方向である。)に回転することになる。
従動ローラ17は、4つの感光体ドラムに対して中間転写ベルト8の回転方向上流側の位置で、中間転写ベルト8が180度程度の巻付角度で巻き付けられた状態で中間転写ベルト8の内周面に当接するように配置されている。中間転写ベルト8において、従動ローラ17から駆動ローラ16に至る部分は、ほぼ水平面になるように設定されている。従動ローラ17は、中間転写ベルト8の回転にともない図3の時計方向に従動回転する。
従動ローラ17の位置には、中間転写クリーニング装置10が設置されている。中間転写クリーニング装置10には、中間転写ベルト8を介して従動ローラ17に当接するように、クリーニングブレード85(中間転写クリーニングブレード)が設置されている。クリーニングブレード85は、中間転写ベルト8に対して所定の当接角度及び当接圧で当接している。
テンションローラ19は、中間転写ベルト8の外周面に当接している。転写前ローラ18、2次転写対向ローラ40は、中間転写ベルト8の内周面に当接している。
駆動ローラ16を除くローラ部材17~19、40は、いずれも、中間転写ベルト8の回転にともない、その回転に沿う方向に従動回転する。
図3を参照して、2次転写対向ローラ40は、中間転写ベルト8と2次転写ベルト72とを介して2次転写ローラ70に当接している。
また、本実施の形態において、2次転写対向ローラ40は、電源部91に電気的に接続されていて、その電源部91から-5kV程度の高圧電圧となる2次転写バイアスが印加される。この2次転写対向ローラ40に印加される2次転写バイアスは、2次転写ニップに搬送されるシートPに、中間転写ベルト8の表面に1次転写されたトナー像を2次転写するためのものであって、トナーの極性と同じ極性(本実施の形態ではマイナス極性である。)の2次転写バイアス(直流電圧)である。これにより、中間転写ベルト8のトナー担持面(外周面)に担持されたトナーが、2次転写電界によって2次転写対向ローラ40側から2次転写ベルト装置69側に向かって静電移動することになる。
次に、図3、図4等を用いて、2次転写ベルト装置69について詳述する。
図3、図4等を参照して、2次転写ベルト装置69は、回転体としての2次転写ベルト72(転写ベルト)、2次転写ローラ70、分離ローラ71、クリーニング装置73(2次転写クリーニング装置)、等で構成される。
また、クリーニング装置73には、クリーニングブレード74(2次転写クリーニングブレード)等が設置されている。クリーニングブレード74は、2次転写ベルト72を介して2次転写ローラ70に圧接している。
回転体としての2次転写ベルト72は、複数のローラ部材(2次転写ローラ70と分離ローラ71とである。)に張架・支持された無端ベルトである。本実施の形態において、2次転写ベルト72(回転体)は、厚さが80μm程度のポリイミドで形成されている。2次転写ベルト72は、中間転写ベルト8に当接して2次転写ニップを形成するとともに、2次転写ニップから送出されたシートPを搬送するものである。
2次転写ローラ70は、2次転写対向ローラ40との間に中間転写ベルト8と2次転写ベルト72とを挟んで2次転写ニップを形成している。2次転写ローラ70は、ステンレス鋼、アルミニウム等からなる中空状の芯金上に、硬度(アスカーC硬度)が40~50度程度の弾性層が形成(被覆)されたものである。2次転写ローラ70の弾性層は、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりして、ソリッド状又は発泡スポンジ状に形成することができる。本実施の形態において、弾性層は、転写電流の集中を抑えるために、その体積抵抗が106.5~107.5Ω程度に設定されている。なお、本実施の形態において、2次転写ローラ70は、接地(アース)されている。
また、2次転写ローラ70は、通常の画像形成プロセスがおこなわれるときに、制御部90によって制御されるモータMt2(駆動手段)によって図3の反時計方向に回転駆動されて、2次転写ベルト72を図3の反時計方向(正方向)に回転させるとともに、分離ローラ71を図3の反時計方向に従動回転させる。
なお、本実施の形態において、モータMt2は正逆方向に回転可能なものであって、制御部90によるモータMt2の制御によって、所定のタイミングで、2次転写ローラ70を図3の時計方向に回転駆動して、2次転写ベルト72を図3の時計方向(逆方向)に回転させるが、これについては後で詳しく説明する。
分離ローラ71は、2次転写ベルト72によって搬送されたシートPを、2次転写ベルト72から分離(曲率分離)されるものである。分離ローラ71は、2次転写ニップに対して搬送方向下流側(シートPの搬送方向に対する下流側である。)の位置に配置されている。2次転写ニップから送出されたシートPは、図3の反時計方向に回転する2次転写ベルト72に沿うように搬送された後に、分離ローラ71の位置で、分離ローラ71の外周に沿うように曲面が形成された2次転写ベルト72によって、2次転写ベルト72から分離(曲率分離)されることになる。
以下、図4~図6等を用いて、本実施の形態において特徴的な、クリーニング装置73(2次転写転写クリーニング装置)の構成・動作について説明する。
図4に示すように、本実施の形態において、2次転写ベルト装置69に設置されたクリーニング装置73(2次転写クリーニング装置)には、クリーニングブレード74(2次転写クリーニングブレード)、搬送スクリュ76、受止め部材78、等が設置されている。
クリーニングブレード74は、正方向(図4(A)、図4(C)の矢印方向である。)と逆方向(図4(B)の矢印方向である。)とに回転可能な回転体としての2次転写ベルト72に当接している。そして、クリーニングブレード74は、正方向に回転する2次転写ベルト72(回転体)の表面に付着したトナーを除去することになる。
詳しくは、クリーニングブレード74は、ウレタンゴムなどのゴム材料からなる厚さA(板厚)が2mm程度の略形状の板状部材であって、板金からなるホルダ75に保持されている。ホルダ75は、クリーニング装置73のケース77に、ネジ締結などにより固定・保持されている。クリーニングブレード74は、正方向に回転する2次転写ベルト72に対して、81°程度の当接角度θでカウンタ方向に当接している。なお、当接角度θは、図6に示すように、クリーニングブレード74のエッジ部N(2次転写ベルト72に当接する部分である。)と、2次転写ベルト72と、が正方向に回転する2次転写ベルト72の上流側になす角度である。
一方、回転体としての2次転写ベルト72は、通常の画像形成プロセス時(画像形成動作時)に、制御部90によるモータMt2(2次転写ローラ70を回転駆動するモータである。)の制御によって、正方向(図4(A)、(C)の矢印方向である。)に回転駆動される。そして、そのような状態で、2次転写ベルト72の表面に付着したトナーTや異物Z(紙粉など、トナーT以外の付着物である。)が、クリーニングブレード74によって除去されることになる。
クリーニングブレード74によって除去されたトナーTや異物Zのほとんどは、ケース77内に回収されて、搬送スクリュ76によってクリーニング装置73の外部に向けて搬送される。そして、クリーニング装置73の外部に搬送されたトナーTや異物Zは、廃トナー搬送経路を経て廃トナー回収容器に回収されることになる。
このとき、図4(A)に示すように、2次転写ベルト72によってクリーニングブレード74の位置に運ばれたトナーTの一部は、クリーニングブレード74によって掻き取られることなく、エッジ部Nに堆積される。そして、この堆積したトナーTが、潤滑剤のように作用して、クリーニング不良が生じる不具合や、クリーニングブレードが捲れてしまう不具合や、クリーニングブレードのエッジ部が損傷してしまう不具合や、異常音が生じる不具合、などが発生しにくくなる。
これに対して、2次転写ベルト72(回転体)は、非画像形成時のタイミング(例えば、一連の画像形成プロセスがおこなわれる前後のタイミングや、紙間のタイミングである。)で、制御部90によるモータMt2の制御によって、逆方向(図4(B)の矢印方向である。)に回転駆動される。そして、そのような状態で、クリーニングブレード74によって除去・落下されずにエッジ部Nに堆積した異物Z(図4(A)参照)が、2次転写ベルト72の逆方向の回転に沿うようにエッジ部Nから掻き出されて、ケース77内に回収されることになる。以下、このように2次転写ベルト72を逆方向に回転させる制御モードを、適宜に「逆回転モード」と呼ぶ。
「逆回転モード」は、例えば、累積の通紙枚数が所定値に達するごとに、非画像形成時のタイミングで実行される。このように「逆回転モード」を適宜おこなうことで、クリーニングブレード74のエッジ部Nに多くの異物Zが堆積する不具合が生じにくくなるため、異物Zによるクリーニング不良を軽減することができる。したがって、クリーニング不良によってシートPのウラ面が汚れてしまう不具合なども軽減できる。
さらに補足すると、クリーニングブレード74のエッジ部Nに堆積したトナーTは、上述したように潤滑剤として機能してクリーニング不良などの不具合を軽減してくれるが、クリーニングブレード74のエッジ部Nに堆積した異物Zは、エッジ部Nを傷つけてクリーニング不良を生じやすくしてしまうため、適宜に除去してやる必要がある。特に、2次転写ベルト72の表面には、シートPから生じる紙粉などの異物が付着しやすいため、このように逆回転モードの実行が有用になる。
ここで、図4(B)を参照して、本実施の形態において、クリーニング装置73に設置された受止め部材78は、クリーニングブレード74に対して正方向に回転する2次転写ベルト72(回転体)の上流側(図4の左方である。)で、逆方向に回転する2次転写ベルト72の表面に付着したトナーを受止め可能に形成されたものである。
詳しくは、図4、図5を参照して、受止め部材78は、厚さが100μm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂材料からなるシート状部材であって、クリーニングブレード74とともにホルダ75に保持されている。具体的に、受止め部材78は、その貼着面78cがホルダ75の表面に貼着されていて、ホルダ75によって片持ち支持されている。
また、受止め部材78には、2次転写ベルト72に対して下方の位置で隙間H(図6参照)をあけて略平行に対向するように、受止め面78aが形成されている。具体的に、受止め部材78は、ホルダ75に片持ち支持された自由端側に受止め面78aが形成されている。そして、その受止め面78a上に、逆回転モード時にエッジ部Nに堆積していたトナーTの一部(又は、全部)が2次転写ベルト72に運ばれて落下する(受止められる)ことになる。
さらに詳しくは、図4(B)に示すように、受止め部材78は、2次転写ベルト72に当接するクリーニングブレード74のエッジ部Nに堆積したトナーT(図4(A)参照)の一部(又は、全部)であって、非画像形成時のタイミングで逆方向に回転駆動された2次転写ベルト72の表面に付着したトナーTを受止める。そして、図4(C)に示すように、受止め部材78は、受止めたトナーTの一部(又は、全部)が、正方向の回転駆動が再開された2次転写ベルト72の表面に付着することになる。そして、そのように2次転写ベルト72の表面に付着したトナーTが、2次転写ベルト72によって搬送されて、再びクリーニングブレード74のエッジ部Nに堆積されることになる。
そのため、逆回転モードを実行することにより、クリーニングブレード74のエッジ部Nに堆積したトナーTも異物Zと一緒に除去されてしまっても、2次転写ベルト72の正方向の回転駆動を再開すると、受止め部材78から2次転写ベルト72上に供給されるトナーTがすぐにエッジ部Nに入力されることになる。これにより、逆回転モードを実行した後に、クリーニングブレード74のエッジ部Nに堆積して潤滑剤のように作用するトナーの量が不足してしまって、クリーニング不良が生じる不具合や、クリーニングブレード74が捲れてしまう不具合や、クリーニングブレード74のエッジ部Nが損傷してしまう不具合や、異常音が生じる不具合、などが発生しにくくなる。
図7に示すクリーニング装置173は、本実施の形態のものとは異なり、受止め部材78が設置されていない。図7のクリーニング装置173では、逆回転モードを実行した直後に、クリーニングブレード74のエッジ部Nに堆積して潤滑剤のように作用するトナーの量が不足してしまって、上述したような不具合が生じてしまうことになる。
これに対して、本実施の形態では、受止め部材78を設置しているため、そのような不具合が生じにくくなる。
特に、2次転写ベルト72は、中間転写ベルト8や感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kのように、表面に積極的にトナー像が形成されるものではないため、逆回転モードが実行された後にクリーニングブレード74のエッジ部Nに充分な量のトナーが入力されるまで時間がかかってしまう。そのため、受止め部材78を設置することによる効果が大きくなる。
また、2次転写ベルト72の表面に積極的にトナーを供給するために、2次転写ニップにシートPが搬送されないタイミングで、中間転写ベルト8上に形成したトナーパターンを2次転写ベルト72の表面に転写する方策も考えられる。しかし、その場合、そのために使用されるトナーの分だけ、トナーが浪費されることになる。これに対して、本実施の形態では、受止め部材78上に受止めておいたトナーを再利用して、エッジ部Nに供給しているので、トナーの浪費を避けることができる。
ここで、図4、図5に示すように、本実施の形態において、受止め部材78は、クリーニングブレード74のエッジ部Nと、受止め面78aと、の間に開口部78bを設けている。
すなわち、エッジ部Nに対して、正方向に回転する2次転写ベルト72の上流側の近傍は、受止め面78aとなっているのではなくて、開口部78bが形成されている。
このようにエッジ部Nのすぐ上流側に開口部78bを設けることで、通常の画像形成プロセス時に、正方向に回転する2次転写ベルト72の表面に付着したトナーTや異物Zがクリーニングブレード74によって掻き取られた後、自重落下してケース77内に回収されて、搬送スクリュ76によって外部に搬送されることになる。
また、エッジ部Nのすぐ上流側に開口部78bを設けることで、逆回転モード時に、エッジ部Nに堆積していたトナーTと異物Zとのうち、比重が大きく2次転写ベルト72に対する静電気的な吸着力も小さな異物Zは、逆方向に回転する2次転写ベルト72の表面に付着(吸着)して受止め面78aまで搬送されることなく、開口部78bからケース77内に自重落下することになる。そのため、逆回転モード後に2次転写ベルト72を正方向に再駆動したときに、受止め面78aから2次転写ベルト72に異物Zが供給されることはほとんどない。
なお、図5を参照して、受止め部材78において、開口部78bは、幅方向(図4、図6の紙面垂直方向である。)の長さWが300mm程度に設定されていて、幅方向に直交する方向の長さRが5mm程度(図6に示すエッジ部Nから縁部までの長さM3は1.5mm程度である。)に設定されている。開口部78bの幅方向の長さW(幅方向の範囲)は、最大通紙領域に一致するか、それよりも僅かに大きくなるように設定されている。
ここで、図6を参照して、本実施の形態におけるクリーニング装置73は、2次転写ベルト72と受止め面78aとの隙間をHとして、2次転写ベルト72に当接するクリーニングブレード74の当接角度をθとして、クリーニングブレード74の厚さをAとしたときに、
H≦A×sinθ
なる関係が成立するように構成している。
すなわち、受止め面78aは、図6において一点鎖線で示すエッジ部Nの下端の位置よりも高い位置(又は、同等の位置)に配置されていることになる。さらに換言すると、エッジ部Nに堆積されるトナーTの高さ(最大高さ)よりも、2次転写ベルト72と受止め面78aとの隙間Hが小さくなるように(又は、同等になるように)設定されている。なお、本実施の形態では、2次転写ベルト72と受止め面78aとの隙間Hが1.5mm程度に設定されている。
このように構成することにより、逆回転モード時に、受止め面78a上に受止められるトナーTが、2次転写ベルト72との隙間Hを埋めるような状態になる(受止め面78a上のトナーTと、2次転写ベルト72と、に空隙が生じにくくなる)。したがって、逆回転モード後に2次転写ベルト72を正方向に再駆動したときに、受止め面78aから2次転写ベルト72上へのトナーの供給性を高めることができる。
なお、このように受止め面78aは、2次転写ベルト72に近い位置に配置されているが、受止め部材78は可撓性を有するシート状部材であるため、受止め面78aが2次転写ベルト72に接触しても2次転写ベルト72が傷つくようなことはない。
また、本実施の形態において、受止め部材78の受止め面78aは、少なくともその一部が、クリーニングブレード74のエッジ部Nの位置から、非画像形成時のタイミングで2次転写ベルト72が逆方向に回転駆動されたときにエッジ部Nに当接していた部分が移動して停止する位置までの範囲に設けられている。
具体的に、図6を参照して、本実施の形態では、逆回転モード時に2次転写ベルト72が距離M1(3mm程度である。)だけ逆方向に移動することになる。そして、エッジ部Nから距離M1だけ上流側(正方向の回転時の上流側である。)までの範囲に、受止め面78aが存在するように構成されている。
このように構成することで、逆回転モード時にエッジ部Nから2次転写ベルト72によって運ばれたトナーT(堆積トナー)が、受止め面78aからこぼれることなく、受止め面78a上で受止められやすくなる。
また、本実施の形態において、受止め部材78の受止め面78aは、その停止する位置(エッジ部Nから上流側に距離M1だけ離れた位置である。)に対して正方向に回転する2次転写ベルト72の上流側の範囲まで延在するように形成されている。
具体的に、図6を参照して、本実施の形態では、受止め面78aの上流側端部の位置が、エッジ部Nから距離M2(距離M1より大きく、5mm程度である。)だけ離れた位置になっている。
このように構成することで、逆回転モード時にエッジ部Nから2次転写ベルト72によって運ばれたトナーT(堆積トナー)が、受止め面78aからこぼれることなく、受止め面78a上で受止められやすくなる。
以上説明したように、本実施の形態におけるクリーニング装置73は、正方向と逆方向とに回転可能な2次転写ベルト72(回転体)に当接して、正方向に回転する2次転写ベルト72の表面に付着したトナーを除去するクリーニングブレード74が設置されている。そして、クリーニングブレード74に対して正方向に回転する2次転写ベルト72の上流側で、逆方向に回転する2次転写ベルト72の表面に付着したトナーを受止め可能に形成された受止め部材78が設置されている。
これにより、クリーニングブレード74のエッジ部Nにトナー以外の異物が堆積しにくく、クリーニングブレード74のエッジ部Nに堆積するトナーTの量が不足してしまう不具合を生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、回転体として2次転写ベルト74に付着したトナーを除去するクリーニング装置73に対して本発明を適用したが、1次転写ベルトに付着したトナーを除去するクリーニング装置や、1次転写ローラや2次転写ローラなどの転写ローラに付着したトナーを除去するクリーニング装置に対しても、当然に、本発明を適用することができる。
さらに、中間転写ベルト8(中間転写体)用のクリーニング装置10に対しても本発明を適用することもできるし、感光体ドラム11Y用のクリーニング装置2Yに対しても本発明を適用することができる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
69 2次転写ベルト装置、
72 2次転写ベルト(回転体、転写ベルト)、
73 クリーニング装置(2次転写クリーニング装置)、
74 クリーニングブレード、
75 ホルダ、
76 搬送スクリュ、
77 ケース、
78 受止め部材、
78a 受止め面、
78b 開口部、
78c 貼着面、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
T トナー、 Z 異物、 N エッジ部。
特開2015-41056号公報

Claims (7)

  1. 正方向と逆方向とに回転可能な回転体に当接して、正方向に回転する前記回転体の表面に付着したトナーを除去するクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードに対して正方向に回転する前記回転体の上流側で、逆方向に回転する前記回転体の表面に付着したトナーを受止め可能に形成された受止め部材と、
    を備え、
    前記受止め部材は、前記回転体に対して下方の位置で隙間をあけて対向するように形成された受止め面を具備し、
    前記隙間をHとして、前記回転体に当接する前記クリーニングブレードの当接角度をθとして、前記クリーニングブレードの厚さをAとしたときに、
    H≦A×sinθ
    なる関係が成立することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記受止め面は、少なくともその一部が、前記回転体に当接する前記クリーニングブレードのエッジ部の位置から、非画像形成時のタイミングで前記回転体が逆方向に回転駆動されたときに前記エッジ部に当接していた部分が移動して停止する位置までの範囲に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記受止め面は、前記停止する位置に対して正方向に回転する前記回転体の上流側の範囲まで延在するように形成されたことを特徴とする請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記受止め部材は、前記回転体に当接する前記クリーニングブレードのエッジ部と、前記受止め面と、の間に開口部を具備したことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載のクリーニング装置。
  5. 前記受止め部材は、前記回転体に当接する前記クリーニングブレードのエッジ部に堆積したトナーの一部又は全部であって、非画像形成時のタイミングで逆方向に回転駆動された前記回転体の表面に付着したトナーを受止めて、受止めたトナーの一部又は全部が正方向の回転駆動が再開された前記回転体の表面に付着することを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載のクリーニング装置。
  6. 前記回転体は、転写ベルト又は転写ローラであることを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載のクリーニング装置。
  7. 請求項1~請求項6のいずれかに記載のクリーニング装置と前記回転体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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