JP7169538B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7169538B2
JP7169538B2 JP2018216884A JP2018216884A JP7169538B2 JP 7169538 B2 JP7169538 B2 JP 7169538B2 JP 2018216884 A JP2018216884 A JP 2018216884A JP 2018216884 A JP2018216884 A JP 2018216884A JP 7169538 B2 JP7169538 B2 JP 7169538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
foreign matter
forming apparatus
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018216884A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020086012A (ja
Inventor
直洋 熊谷
武司 坂下
雄二 目黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2018216884A priority Critical patent/JP7169538B2/ja
Publication of JP2020086012A publication Critical patent/JP2020086012A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7169538B2 publication Critical patent/JP7169538B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、トナー像を担持する像担持体と、像担持体の表面上のトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、像担持体の表面に接触する清掃部材を有する清掃手段と、像担持体の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる逆移動制御を実行する制御手段とを備える画像形成装置が知られている。
例えば、特許文献1には、画像を形成する記録媒体(転写材)の表面粗さによって、逆移動制御を実行する頻度を異ならせる画像形成装置が記載されている。
特許文献1に記載の画像形成装置では、清掃部材のめくれや欠けが発生したり、像担持体と清掃部材との接触部をトナーが通過し、記録媒体に付着する地汚れ等のクリーニング不良が生じるおそれがあった。
上述した課題を解決するために、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面上のトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記像担持体の表面に接触する清掃部材を有する清掃手段と、前記像担持体の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる逆移動制御を実行する制御手段とを備える画像形成装置において、装置内における前記記録媒体の搬送経路で前記記録媒体に搬送力を付与する表面移動体と、前記表面移動体に接触し、その表面上の異物を掻き取る掻き取り部材と、前記掻き取り部材で掻き取った前記異物を収容する収容部と、前記掻き取り部材で掻き取られ前記収容部に向かう前記異物の移動経路における前記異物の通過量を検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて前記逆移動制御を実行することを特徴とするものである。
本発明によれば、適切なタイミングで、像担持体の逆移動制御を実行し、清掃部材のめくれや欠け、または、クリーニング不良の発生を防止できる、という優れた効果がある。
レジストローラ対から回収した紙粉の量に基づいて中間転写ベルトの逆転制御を行う構成の説明図。 実施形態のプリンタの概略構成図。 二次転写部材として、二次転写ベルトを備える構成のプリンタの概略構成図。 重量センサや光学センサ等の検出手段の結果に基づいて、逆転制御を実行する構成の概略を示すブロック図。 逆転制御を実行するか否かを判断する制御のフローチャート。 逆転制御のタイミングチャート。
以下、本発明を適用した電子写真方式の画像形成装置の一実施形態について説明する。
図2は、実施形態に係る画像形成装置であるプリンタ100の概略構成図である。
図2に示すように、感光体1を有する四つのプロセスユニット10と、中間転写ベルト15と、二次転写ローラ25と、定着装置40とを備える。
四つのプロセスユニット10は、使用するトナーの色が異なる点以外は、同様の構成を備えているため、プロセスユニット10が有する各部材の符号は、図2中の左端のものだけに付している。
プロセスユニット10は、感光体1、帯電装置、現像装置4及び感光体クリーニング装置7を一体的に支持する構成である。感光体クリーニング装置7の内部には、感光体1の表面に接触するクリーニング部材としての感光体クリーニングブレード6が配置されている。
感光体1は、円筒状の感光体ドラムであり、画像形成時には、図2中の時計回り方向(図2中の矢印で示す方向)に回転する。感光体1の表面には帯電手段である帯電装置が備えるローラ形状の帯電ローラ2が圧接されており、感光体1の回転により帯電ローラ2が従動回転する。帯電ローラ2に対して、高圧電源によりDC(直流バイアス)あるいはDCにAC(交流バイアス)が重畳されたバイアスが印加されることで、感光体1の表面は一様に帯電される。本実施形態の帯電装置では、帯電ローラ2を用いた帯電方式であるが、ワイヤ放電を用いた帯電方式でもよい。
表面が一様帯電された感光体1は、潜像形成手段である露光装置30から照射される露光光3によって画像情報に基づいた露光がなされ、静電潜像が形成される。この露光工程はレーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナやLEDなどで行われる。
感光体1の露光光3が照射される位置に対して、感光体1の表面移動方向下流側には、現像手段である現像装置4が配置されている。現像装置4はトナーを含む現像剤を収納する収納部と、この現像剤を担持する現像剤担持体である現像ローラとを有する。そして、現像ローラに対して高圧電源から所定の現像バイアスが供給されることによって、感光体1の表面上の静電潜像にトナーが供給され、トナー像として顕像化する。
四つのプロセスユニット10は、中間転写ベルト15の表面移動方向に沿って並列に四つ並べて配置されている。フルカラー画像形成時には、中間転写ベルト15に当接する四つの感光体1上のそれぞれに形成された各色(ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー)のトナー像が、中間転写ベルト15に順次重ね転写されることでフルカラー画像が形成される。
中間転写ベルト15は、二次転写対向ローラ21、クリーニング対向ローラ16、四つの一次転写ローラ5(5a~5d)及びテンションローラ20によって張架されている。駆動ローラである二次転写対向ローラ21が、駆動モータからの駆動伝達を受けて図2中の矢印で示す反時計回り方向に回転駆動することで、中間転写ベルト15も図2中の反時計回り方向に回転する。
プロセスユニット10の各部材を駆動させる駆動源と、二次転写対向ローラ21を回転駆動させる駆動源(駆動モータ)とは、独立または共通のどちらでも可能である。しかし、少なくともブラック用のプロセスユニット10である第一プロセスユニット10aと、中間転写ベルト15とは同時に「ON/OFF」する制御をおこなうことが一般的であり、装置本体の小型化・低コスト化のためには共通とすることが望ましい。また、転写ベルト張架機構として、テンションローラ20をスプリング等の付勢部材によって二次転写対向ローラ21から離れる方向に付勢している。
中間転写ベルト15における二次転写対向ローラ21によって張架される位置よりも表面移動方向下流側にはベルトクリーニング装置32を備える。ベルトクリーニング装置32は、中間転写ベルト15に対してカウンター当接するように配置されたベルトクリーニングブレード31によって中間転写ベルト15上の転写残トナーを掻き取ることでクリーニングを行う。
ベルトクリーニング装置32としては、ブレードクリーニング方式ではなく、静電ブラシ方式や静電ローラ方式等も用いることができる。しかし、これらの静電方式の場合、ベルトクリーニングブレード31の替わりにバイアス印加するクリーニングブラシ部材やクリーニングローラ部材を配置することになる。この場合、画像形成装置の使用状況に応じて転写残トナーの予備荷電が必要になる場合があり、ベルトクリーニング装置32自体が大型化する。また、高圧電源を印加する系統が、1~2系統追加になり、バイアスを用いたクリーニングを行うための余分な動作が必要になる、等の欠点がある。このことから、装置の小型化、低コスト化及び清掃性の向上の観点からは、ブレードクリーニング方式が好ましい。
ベルトクリーニング装置32のベルトクリーニングブレード31によって掻き取られた転写残トナーは廃トナー搬送経路を通り、中間転写体用廃トナー収納部33に収納される。
四つの一次転写ローラ5(a~d)は、金属ローラまたは導電性スポンジローラであり、感光体1に対して中間転写ベルト15を挟んで対向して一次転写ニップを形成するように配置されている。一次転写ローラ5に対して単独の高圧電源により所定の一次転写バイアスを印加させることで、感光体1上のトナー画像を中間転写ベルト15に転移させる。
一次転写ローラ5としては、金属ローラ(アルミニウム、SUS)や、イオン導電性ローラ(ウレタン+カーボン分散、NBR、ヒドリンゴム)や電子導電タイプのローラ(EPDM)等を用いることができる。
中間転写ベルト15としては、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン-四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、TPE(熱可塑性エラストマー)等の材料を含むものを用いることができる。これらの材料にカーボンブラック等の導電性材料を分散させ樹脂フィルム状のエンドレスベルトとしたものを中間転写ベルト15に用いることができる。
中間転写ベルト15と対向して二次転写ニップを形成し、中間転写ベルト15の表面上のトナー像を記録媒体である転写紙Pに転写する二次転写部材としては、ローラ部材やベルト部材を用いることができる。図2に示すプリンタ100は、ローラ状の二次転写ローラ25を備える。
二次転写ローラ25は、スポンジローラであり、イオン導電性ローラ(ウレタン+カーボン分散、NBR、ヒドリンゴム)や電子導電タイプのローラ(EPDM)等が用いられる。また、プリンタ100は、二次転写ローラ25の表面上の異物を除去する二次転写部材クリーニング装置27を備える。二次転写部材クリーニング装置27は、図2中の時計回り方向に回転する二次転写ローラ25の表面に対してカウンター当接する二次転写部材クリーニングブレード26を有する。そして、二次転写部材クリーニングブレード26によって二次転写ローラ25の表面に付着したトナーを掻き取ることで二次転写ローラ25のクリーニングを行う。
図3は、二次転写部材として、ベルト状の二次転写ベルト28を備える構成のプリンタ100の概略構成図である。二次転写部材が二次転写ベルト28である点以外は図2に示すプリンタ100と同様の構成を備えている。
図3に示す二次転写ベルト28を備える構成の場合、二次転写ベルト28は、駆動源によって回転駆動するとともに二次転写バイアスが印加される二次転写ローラ25と、二次転写テンションローラ29とによって張架されている。駆動源である駆動モータから回転駆動が伝達されることにより、二次転写ローラ25が回転し、これに張架された二次転写ベルト28が図3中の時計回り方向に回転する。
図3に示すプリンタ100は、二次転写ベルト28の表面上の異物を除去する二次転写部材クリーニング装置27を備える。この二次転写部材クリーニング装置27は、二次転写ベルト28の表面に対してカウンター当接する二次転写部材クリーニングブレード26を有する。そして、二次転写部材クリーニングブレード26によって二次転写ベルト28の表面に付着したトナーを掻き取ることで二次転写ベルト28のクリーニングを行う。
転写紙Pは、給紙カセット22または手差し給紙口42にセットされ、給紙ローラ23や手差し給紙口42に配置された搬送部材によってレジストローラ対24に向けて搬送される。転写紙Pの先端がレジストローラ対24のレジストニップに突き当たると搬送が一旦停止される。
レジストニップに突き当たった転写紙Pは、中間転写ベルト15の表面上に形成されたトナー像の先端が二次転写ニップに到達するタイミングにあわせて、搬送が再開される。そして、高圧電源により所定の二次転写バイアスを印加することで、中間転写ベルト15の表面上のトナー像が転写紙Pに転移する。
図2に示すプリンタ100では、給紙の構成としては縦型パスをとっている。
転写紙Pは、二次転写対向ローラ21の曲率によって中間転写ベルト15から分離され、転写紙Pに転写されたトナー像は定着装置40によって定着され、その後、排出口41から装置外に排出される。
二次転写バイアスとしては、引力転写方式と、斥力転写方式との二方式がある。引力転写方式は、二次転写ローラ25にプラス極性のバイアスを印加し、二次転写対向ローラ21を接地することで二次転写電界を形成する。斥力転写方式は、二次転写対向ローラ21にマイナス極性のバイアスを印加し、二次転写ローラ25を接地することで二次転写電界を形成する。
図1は、レジストローラ対24から回収した紙粉Pdの量に基づいて中間転写ベルト15の逆転制御を行う構成の説明図である。
図1に示すように、レジストローラ対24を形成する二つのローラのうちの一方に付着した紙粉Pdを紙粉回収部材50によって掻き取って回収する。紙粉回収部材50としては、樹脂フィルム、板金、樹脂プレート等のシート状のものを用いる。紙粉回収部材50によって掻き取られた紙粉Pdは、紙粉回収容器52へ搬送される。
本実施形態のプリンタ100では、装置内の所定の位置における紙粉Pdの量を検出する。そして、その検出結果に基づいて、二次転写対向ローラ21の駆動源であるベルト駆動モータ54を制御して、中間転写ベルト15を画像形成時とは逆方向(図1及び図2中の時計回り方向)に回転させる逆転制御を実行する。検出した紙粉の量に応じて、逆転制御の実行頻度や逆転制御の際の逆転方向への中間転写ベルト15の移動量を制御する。
中間転写ベルト15は、二次転写ニップで転写紙Pに接触するため、転写紙Pから生じる紙粉が中間転写ベルト15の表面に付着し、ベルトクリーニングブレード31と中間転写ベルト15との間に紙粉が挟み込まれることがある。これにより、ベルトクリーニングブレード31と中間転写ベルト15との当接部に紙粉が挟み込まれることによって生じた隙間を、トナーがすり抜けてしまい、クリーニング不良が発生することがある。
これに対して、本実施形態では、中間転写ベルト15を逆転させることで、ベルトクリーニングブレード31と中間転写ベルト15との当接部の紙粉Pdを含む異物を除去する。逆転制御によって、当接部に紙粉Pdが挟み込まれることを抑制できる。また、既に当接部に紙粉Pdが挟み込まれていても、逆転制御によって、画像形成時の表面移動方向における当接部よりも上流側に紙粉Pdを移動させることができ、再度の正回転動作の際にベルトクリーニングブレード31で除去することが可能となる。このように逆転制御を実行することによって、上述した当接部に紙粉Pdが挟み込まれたままとなることに起因するクリーニング不良の発生を抑制できる。
しかしながら、上述した当接部への紙粉Pdの挟み込みの有無に関わらず定期的に逆転制御を行うとベルトクリーニングブレード31のエッジ部に溜まっていたトナーがエッジ部から離れてることがある。このエッジ部からトナーがなくなってしまうと、クリーニング不良が発生したり、エッジ部の潤滑性が落ちることに起因するめくれや欠け等が発生したりする問題が生じる。
本実施形態のプリンタ100では、装置内の転写紙搬送経路(給紙カセット22または手差し給紙口42から、排出口41を通過して装置外に排出されるまでの転写紙Pが通過する経路)における紙粉Pdの堆積状況を検出する。そして、その検出結果に応じて中間転写ベルト15の逆転制御を実行する。このため、ベルトクリーニングブレード31と中間転写ベルト15との当接部への紙粉Pdの入り込みが発生した可能性があるときのみに逆転制御を実行するように制御することが可能となる。これにより、クリーニング不良が発生したり、エッジ部の潤滑性が落ちることに起因するめくれや欠け等が発生したりすることを防止することができ、クリーニング効果を高めることができる。
本実施形態のプリンタ100では転写紙搬送経路を形成するローラの表面上から紙粉Pdを掻き取り、下記の「第一の方式」または「第二の方式」の一方または両方を用いて紙粉Pdの量を検出する。
紙粉Pdの量の検出は、図2や図3に示すレジストローラ対24の左側のローラのように、以下の(1)~(3)の要件を満たすローラ部材から掻き取った紙粉Pdを検出することが望ましい。
すなわち、(1)給紙カセット22の転写紙Pの上面側で、(2)転写の際のトナー付着面側(転写紙Pにおける転写ニップでトナー像が転写される側の面に接触する)で、(3)紙面上方側のローラ部材で、用紙Pを斜め上方に搬送するローラ部材である。
[第一の方式]
次に、装置内の所定の位置における紙粉Pdの量を検出する一つ目の方式(以下、「第一の方式」と呼ぶ)について説明する。
第一の方式では、紙粉回収容器52で回収された紙粉Pdの量を、重量センサ51を用いて検出する。制御部150は、このときの検出結果である紙粉Pdの堆積量に応じて逆転制御を実行する頻度を変更する。
転写紙Pがどのような紙種であっても、通紙することで紙粉Pdは徐々に増えていくが、紙種によって紙粉Pdの発生する量は異なる。そこで、第一の方式では、紙粉回収容器52での紙粉Pdの堆積量を検出することで、逆転制御の頻度が最適な頻度となるように逆転制御の実行タイミングを制御することが可能となる。
逆転制御の頻度としては、紙粉回収容器52での紙粉Pdの堆積量の増加に応じて逆転制御を実行するタイミングを変化させる。例えば、プリンタ100の使用開始初期の状態では、100枚印刷毎に一回の逆転制御を実行し、10000枚印刷後は10枚印刷毎に一回の逆転制御を実行し、さらに、50000枚印刷後は5枚印刷毎に一回の逆転制御を実行するように制御する。
当接部での紙粉Pdの堆積量が過剰となると、中間転写ベルト15を逆回転させるときに、駆動ギヤ等の駆動伝達部材に対する負荷が大きくなり、駆動伝達部材の寿命が低下するおそれがある。これに対して、適切な頻度で逆転制御を実行することで、逆回転時に生じる駆動伝達部材に対する負荷を低減でき、駆動伝達部材の寿命低下を抑制できる。
また、重量センサ51の検出結果を用いる構成としては、紙粉回収容器52における紙粉Pdの堆積量の変化量に応じて逆転制御の頻度を変更してもよい。
通紙する転写紙Pが同じ紙種でも、転写するトナー像の画像面積率によって紙粉Pdの発生量は異なるため、ランダムなトナー像が転写される通紙が行われた場合は、紙粉回収容器52に収容される紙粉Pdの増加量は一定ではない。このため、紙粉回収容器52内の紙粉Pdの堆積量の変化を算出し、ほとんど変化しないときは紙粉Pdが少ない(ほとんどない)と判断して、逆転制御を実行しない制御としたり、堆積量が増加量が増えたときは逆転制御を頻繁に実行する制御とする。
[第二の方式]
次に、装置内の所定の位置における紙粉Pdの量を検出する二つ目の方式(以下、「第二の方式」と呼ぶ)について説明する。
第二の方式では、紙粉回収部材50で掻き取られ、紙粉回収容器52に向かう紙粉Pdの移動経路である紙粉回収部材50の上における紙粉Pdの通過量を光学センサ53で検出する。そして、通過量が所定量以上となったときのみに逆転制御を実行する。これにより、不必要な逆転制御をなくすことができ、ベルトクリーニングブレード31のエッジ部からトナーがなくなることを抑制できる。これにより、クリーニング不良や、エッジ部の潤滑性が落ちることに起因するめくれや欠け等が発生することを抑制できる。
第二の方式の逆転制御の頻度としては、紙粉回収容器52での紙粉Pdの堆積量の変化量が増えたときに逆転制御を実行する。
図4は、重量センサ51や光学センサ53等の検出手段の結果に基づいて、逆転制御を実行する構成の概略を示すブロック図である。
図4に示すように、検出手段によって検出された検出データは、I/Oユニット155を介して制御部150に供給される。制御部150は供給された検出データに基づいて、必要に応じてベルト駆動モータ54等の各駆動モータを画像形成時とは逆方向に回転させ、中間転写ベルト15を逆転させる。
図5は、逆転制御を実行するか否かを判断する制御のフローチャートである。
図5に示すように、印刷ジョブが開始される(S1で「Y」)と、紙粉状態を検出する(S2)。そして、紙粉状態が閾値を超えている場合(S3で「Y」)には、印刷ジョブ終了時(S4で「Y」)に逆転制御を実行する(S5)。
ここで、紙粉状態の検出に重量センサ51を用いる場合には、紙粉回収容器52で回収された紙粉Pdの重量、または、その変化量に基づいて紙粉状態を検出する。
一方、紙粉状態の検出に光学センサ53を用いるときには、上述した所定の位置における紙粉Pdの所定量の通過の有無を検出して、その検出結果に基づいて紙粉状態を検出する。
図6は、逆転制御のタイミングチャートを示す。図6(a)は逆回転のみを行う動作のタイミングチャートであり、図6(b)は、逆回転と正回転とを行う動作のタイミングチャートである。
図6(a)中の「T1」は、逆回転を行う時間を示しており、ここでは「50[ms]」である。また、図6(a)中の「T2」は、逆回転後に回転を停止させるブレーキをONにする時間を示しており、ここでは「450[ms]」である。
図6(a)に示す制御では、中間転写ベルト15の表面が一定距離逆方向に移動するようにベルト駆動モータ54によって逆回転方向に加速し、かつ、中間転写ベルト15を惰性で逆回転させる。続いて、逆回転する中間転写ベルト15をブレーキによって減速する。逆転量としては、当接部の異物(紙粉Pd)の除去に必要とされる分だけを逆転量として、中間転写ベルト15を逆転させる。
図6(b)中の「T3」は、逆回転を行う時間を示しており、ここでは「50[ms]」である。また、図6(b)中の「T4」は、逆回転後に回転を停止させるブレーキをONにする時間を示しており、ここでは「450[ms]」である。図6(b)中の「T5」は、逆回転を止めるブレーキ後、回転が停止した後の待機時間を示しており、ここでは「100[ms]」である。また、図6(b)中の「T6」は、正回転を行う時間を示しており、ここでは「50[ms]」である。また、図6(b)中の「T7」は、正回転後に回転を停止させるブレーキをONにする時間を示しており、ここでは「450[ms]」である。さらに、図6(b)中の「T8」は、正回転を止めるブレーキ後、回転が停止した後の待機時間を示しており、ここでは「100[ms]」である。
図6(b)に示す逆転制御では、図6(a)に示す制御に追加して、さらに、中間転写ベルト15の表面を、逆回転させる前の位置に戻すための中間転写ベルト15の正回転を実行する。逆回転の後に、ベルト駆動モータ54にダメージを与えないようにするための待機期間を設ける。その後、中間転写ベルト15が一定距離だけ正方向(画像形成時の表面移動方向)へ移動するように、ベルト駆動モータ54によって中間転写ベルト15を正回転方向に加速する。その後、中間転写ベルト15を惰性で正回転方向に移動させ、続いて、惰性で正回転方向に移動する中間転写ベルト15をブレーキによって減速する。
図6(a)及び図6(b)を用いて説明した、逆回転時及び正回転時の中間転写ベルト15の移動速度としては、画像形成時等の定常時の速度より遅くしても良い。
上述した実施形態では、逆移動制御で逆移動する像担持体が中間転写体である中間転写ベルト15である場合について説明した。重量センサ51または光学センサ53等の検出手段の検出結果に基づいて中間転写ベルト15の逆移動制御を行うことで、適切なタイミングで中間転写ベルト15の逆移動制御を実行できる。このため、清掃部材であるベルトクリーニングブレード31のめくれや欠け、または、クリーニング不良の発生を防止できる。中間転写ベルト15を逆移動制御する構成では、像担持体である中間転写ベルト15からトナー像を記録媒体に転写する転写手段は二次転写ローラ25である。
逆移動制御を行う像担持体としては中間転写ベルト15に限らない。プリンタ100における潜像担持体である感光体1も検出手段の検出結果に基づいて逆移動制御を行う構成としてもよい。本実施形態のプリンタ100では感光体1は、転写紙Pとは直接接触しないが、転写紙Pに接触する中間転写ベルト15に付着した紙粉が一次転写ニップで感光体1に移動し、感光体1の表面に紙粉が付着することがある。そして、感光体クリーニングブレード6と感光体1との間に紙粉が挟み込まれることがある。これにより、感光体クリーニングブレード6と感光体1との当接部に紙粉が挟み込まれることによって生じた隙間を、トナーがすり抜けてしまい、クリーニング不良が発生することがある。このクリーニング不良を防止するために、紙粉の量に寄らず所定のタイミングで逆移動制御を行うと、感光体クリーニングブレード6のめくれや欠けが生じたり、クリーニング不良が生じたりする。
これに対して、検出手段の検出結果に基づいて感光体1の逆移動制御を行うことで、適切なタイミングで感光体1の逆移動制御を実行できる。このため、清掃部材である感光体クリーニングブレード6のめくれや欠け、または、クリーニング不良の発生を防止できる。感光体1を逆移動制御する構成では、像担持体である感光体1からトナー像を記録媒体に転写する転写手段は中間転写ベルト15及び二次転写ローラ25である。
さらに、逆移動制御を行う表面移動体としては、中間転写ベルト15や感光体1等の像担持体に限らない。プリンタ100における転写部材である二次転写ローラ25も検出手段の検出結果に基づいて逆移動制御を行う構成としてもよい。
中間転写ベルト15に付着したトナーが、転写紙Pのないタイミングで二次転写ニップに到達すると、二次転写ローラ25に転移する。また、二次転写ローラ25は、転写紙Pと接触するため、紙粉が付着することがある。このため、二次転写部材クリーニングブレード26と二次転写ローラ25との間に紙粉が挟み込まれることがある。
これにより、二次転写部材クリーニングブレード26と二次転写ローラ25との当接部に紙粉が挟み込まれることによって生じた隙間を、トナーがすり抜けてしまい、クリーニング不良が発生することがある。このクリーニング不良を防止するために、紙粉の量に寄らず所定のタイミングで逆移動制御を行うと、二次転写部材クリーニングブレード26のめくれや欠けが生じたり、クリーニング不良が生じたりする。これに対して、検出手段の検出結果に基づいて二次転写ローラ25の逆移動制御を行うことで、適切なタイミングで二次転写ローラ25の逆移動制御を実行できる。このため、清掃部材である二次転写部材クリーニングブレード26のめくれや欠け、または、クリーニング不良の発生を防止できる。
ここでは、転写部材が、図2に示す二次転写ローラ25の場合について説明したが、転写部材としては図3に示す二次転写ベルト28の場合であっても、検出手段の検出結果に基づいての逆移動制御を行う構成を適用可能である。
上述した実施形態では、転写紙搬送経路に配置された部材のうちのレジストローラ対24のローラの一方から回収した紙粉Pdの量を重量センサ51または光学センサ53で検出するものである。量を検出する紙粉Pdを回収する箇所としては、レジストローラ対24に限るものではなく、転写紙搬送経路の他の箇所でもよい。
例えば、給紙カセット22の転写紙Pの上面側の空気を吸引し、その吸引した空気に含まれる紙粉Pdの量を検出し、その検出結果に基づいて逆転制御を実行してもよい。
また、中間転写ベルト15や感光体1の逆転制御を行う場合、二次転写ローラ25の表面から二次転写部材クリーニングブレード26で除去した紙粉Pdの量を検出して、その検出結果に基づいて逆転制御を実行してもよい。さらに、感光体1の逆転制御を行う場合は、二次転写ニップでトナー付着面側となる中間転写ベルト15の表面からベルトクリーニングブレード31で除去した紙粉Pdの量を検出して、その検出結果に基づいて逆転制御を実行してもよい。
また、給紙カセット22から搬送させる転写紙Pの上方側の面と接触するローラ(給紙ローラ23、給紙ローラ23とレジストローラ対24との間に搬送ローラがある場合の搬送ローラ)から紙粉Pdを掻き取って、掻き取った紙粉Pdの量を検出してもよい。
上述した実施形態では、表面移動体(レジストローラ対24のローラ部材)の表面上の異物(紙粉Pd)を除去する除去手段が、表面移動体に接触するブレード状の紙粉回収部材50であるが、除去手段としては表面移動体に接触する構成に限るものではない。表面移動体に、接触せずにエアー吸引やエアー吹付によって異物を除去するものや、静電気を用いて異物を除去する構成等、異物を除去し、その量を検出することができる構成であれば非接触の除去手段でもよい。
本発明に係る画像形成装置としては、プリンタに限らず、複写機やファクシミリ等、他の画像形成装置にも適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
トナー像を担持する中間転写ベルト15または感光体1等の像担持体と、像担持体の表面上のトナー像を記録媒体に転写する二次転写ローラ25等の転写手段と、像担持体の表面に接触するベルトクリーニングブレード31または感光体クリーニングブレード6等の清掃部材を有するベルトクリーニング装置32または感光体クリーニング装置7等の清掃手段と、像担持体の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる逆移動制御を実行する制御部150等の制御手段とを備えるプリンタ100等の画像形成装置において、装置内の所定の位置(レジストローラ対24のローラ表面から除去した紙粉Pdを回収する紙粉回収容器52内、または、紙粉回収部材50上等)における紙粉Pd等の異物の量を検出する重量センサ51または光学センサ53等の検出手段を備え、制御手段は、検出手段の検出結果に基づいて逆移動制御を実行することを特徴とするものである。
特許文献1に記載の画像形成装置では、記録媒体の表面粗さによって逆移動制御の頻度を異ならせているものの、所定のタイミングになると、像担持体と清掃部材との接触部で滞留している異物(紙粉Pd)の量に関わらず、逆移動制御を実行している。このため、接触部での異物の滞留量が少ない状態で逆移動制御を実行することに起因して、接触部からトナーがなくなりクリーニング不良や接触部での潤滑性が低下して清掃部材のめくれや欠けが発生することがあった。また、接触部での異物の滞留量が多い状態にも関わらず、所定のタイミングまで逆移動制御を実行しないこと起因して、接触部をトナーが通過し、記録媒体に付着する地汚れ等のクリーニング不良が生じることがあった。このように像担持体の逆移動制御を実行する従来の画像形成装置では、掃部材のめくれや欠け、または、クリーニング不良が発生するおそれがある。
本発明者らが鋭意検討を重ねたところ、像担持体と清掃部材との接触部に滞留する異物の量は、装置内の所定の位置における異物の量と、関連性があることを見出した。
態様1は、記録媒体の搬送経路に配置された部材から回収した異物を収容する収容部等の装置内の所定の位置における異物の量を検出する検出手段の検出結果に基づいて逆移動制御を実行する。これにより、上述した接触部に滞留する異物の量が、少な過ぎる状態でも多過ぎる状態でもない、適切なタイミングで像担持体の逆移動制御を実行できる。このため、清掃部材のめくれや欠け、または、クリーニング不良の発生を防止できる。
(態様2)
態様1において、像担持体は、感光体1等の他の像担持体上に形成されたトナー像が転写され、転写されたトナー像を転写紙P等の被転写体に転写する中間転写ベルト15等の中間転写体であることを特徴とするものである。
これによれば、適切なタイミングで中間転写体の逆移動制御を実行でき、中間転写体に接触する清掃部材(ベルトクリーニングブレード31等)のめくれや欠け、または、クリーニング不良の発生を防止できる。
実施形態のプリンタ100では、中間転写体のトナー像を転写する被転写体が記録媒体(転写紙P)である場合について説明したが、被転写体としては記録媒体に限らず、他の中間転写体であってもよい。
(態様3)
態様1において、像担持体は、露光装置30等の潜像形成手段によって表面に潜像が形成され、現像装置4等の現像手段によって潜像が現像されてトナー像を担持し、担持するトナー像を中間転写ベルト15等の被転写体に転写する感光体1等の潜像担持体であることを特徴とするものである。
これによれば、適切なタイミングで潜像担持体の逆移動制御を実行でき、潜像担持体に接触する清掃部材(感光体クリーニングブレード6等)のめくれや欠け、または、クリーニング不良の発生を防止できる。
実施形態のプリンタ100では、潜像担持体のトナー像を転写する被転写体が中間転写体(中間転写ベルト15)である場合について説明したが、被転写体としては中間転写体に限らない。潜像担持体上のトナー像を転写紙P等の記録媒体に直接転写する構成であっても潜像担持体の逆移動制御を実行する構成として、本発明は適用可能である。
(態様4)
態様1乃至3において、逆移動制御では、像担持体の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる動作(逆回転等)のみを行う制御(図6(a)の制御)、または、像担持体の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる動作(逆回転等)と画像形成時と同方向に移動させる動作(正回転等)とを行う制御(図6(b)の制御)を実行することを特徴とするものである。
これによれば、逆移動制御として、像担持体を画像形成時とは逆方向に移動させる動作のみを行う制御では、当接部の異物を取り出すのに必要な時間だけ逆方向に移動させて逆移動制御が終わるため、逆移動制御の時間を最小限に抑えることができる。
一方、逆移動制御として、像担持体を画像形成時とは逆方向に移動させる動作と画像形成時と同方向に移動させる動作とを行う制御では、逆方向に移動する動作で像担持体の表面に再付着した異物を、画像形成前に清掃部材で清掃することができる。
(態様5)
トナー像を担持する中間転写ベルト15等の像担持体と、像担持体と対向し、像担持体の表面上のトナー像を転写紙P等の記録媒体に転写する二次転写ニップ等の転写部を形成する二次転写ローラ25等の転写部材と、転写部材の表面上に二次転写部材クリーニングブレード26等の清掃部材を接触させる二次転写部材クリーニング装置27等の清掃手段と、転写部材の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる逆移動制御を実行する制御部150等の制御手段とを備えるプリンタ100等の画像形成装置において、装置内の所定の位置(レジストローラ対24のローラ表面から除去した紙粉Pdを回収する紙粉回収容器52内、または、紙粉回収部材50上等)における異物の量を検出する重量センサ51または光学センサ53等の検出手段を備え、制御手段は、検出手段の検出結果に基づいて逆移動制御を実行することを特徴とするものである。
これによれば、清掃手段による清掃対象が像担持体である上記態様1と同様に、清掃対象が転写部材であっても、適切なタイミングで像担持体の逆移動制御を実行でき、清掃部材のめくれや欠け、または、クリーニング不良の発生を防止できる。
(態様6)
態様5において、逆移動制御では、転写部材の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる動作(逆回転等)のみを行う制御(図6(a)の制御)、または、前記転写部材の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる動作(逆回転等)と画像形成時と同方向に移動させる動作(正回転等)とを行う制御(図6(b)の制御)を実行することを特徴とするものである。
これによれば、逆移動制御として、転写部材を画像形成時とは逆方向に移動させる動作のみを行う制御では、当接部の異物を取り出すのに必要な時間だけ逆方向に移動させて逆移動制御が終わるため、逆移動制御の時間を最小限に抑えることができる。
一方、逆移動制御として、転写部材を画像形成時とは逆方向に移動させる動作と画像形成時と同方向に移動させる動作とを行う制御では、逆方向に移動する動作で像担持体の表面に再付着した異物を、画像形成前に清掃部材で清掃することができる。
(態様7)
態様1乃至6の何れかの態様において、検出手段は、装置内における記録媒体の搬送経路(転写紙搬送経路等)に配置された部材(レジストローラ対24を構成するローラ部材等)から回収した異物の量を検出することを特徴とするものである。
これによれば、記録媒体の搬送経路に配置された部材に付着した異物の量を検出することで、像担持体または転写部材に付着する、記録媒体から生じた異物の量に相関性のある異物の量を検出することが可能となる。
(態様8)
態様7において、搬送経路で記録媒体に搬送力を付与する表面移動体(レジストローラ対24を構成するローラ部材等)と、表面移動体の表面上の異物を除去する紙粉回収部材50等の除去手段とを備え、重量センサ51等の検出手段は、除去手段によって除去した異物の重量を検出することを特徴とするものである。
これによれば、除去手段で除去した異物の量に応じて逆移動制御の頻度を変更することで、適切なタイミングで像担持体または転写部材の逆移動制御を実行でき、清掃部材のめくれや欠け、または、クリーニング不良の発生を防止できる。適切なタイミングで逆移動制御を実行することにより、逆移動制御の頻度が過剰になることを防止し、像担持体または転写部材を逆方向に移動させる際に生じる駆動伝達部材への負荷の軽減を図ることができる。
(態様9)
態様7において、搬送経路で記録媒体に搬送力を付与する表面移動体(レジストローラ対24を構成するローラ部材等)と、表面移動体の表面上の異物を除去する紙粉回収部材50等の除去手段とを備え、重量センサ51等の検出手段は、除去手段によって除去した異物の重量の変化量を検出することを特徴とするものである。
これによれば、除去手段で除去した異物の重量の変化量に応じて逆移動制御の頻度を変更することで、適切なタイミングで像担持体または転写部材の逆移動制御を実行でき、清掃部材のめくれや欠け、または、クリーニング不良の発生を防止できる。適切なタイミングで逆移動制御を実行することにより、逆移動制御の頻度が過剰になることを防止し、像担持体または転写部材を逆方向に移動させる際に生じる駆動伝達部材への負荷の軽減を図ることができる。
(態様10)
態様7において、搬送経路で前記記録媒体に搬送力を付与する表面移動体(レジストローラ対24を構成するローラ部材等)と、表面移動体に接触し、その表面上の異物を掻き取る掻き取り部材(紙粉回収部材50等)と、掻き取り部材で掻き取った異物を収容する紙粉回収容器52等の収容部とを備え、光学センサ53等の検出手段は、掻き取り部材で掻き取られ収容部に向かう異物の移動経路(紙粉回収部材50の上面等)における異物の通過量を検出することを特徴とするものである。
これによれば、異物の移動経路で検出手段で異物が検出されたときのみに、逆移動制御を実行することで、適切なタイミングで逆移動制御を実行でき、清掃部材のめくれや欠け、または、クリーニング不良の発生を防止できる。適切なタイミングで逆移動制御を実行することにより、逆移動制御の頻度が過剰になることを防止し、像担持体または転写部材を逆方向に移動させる際に生じる駆動伝達部材への負荷の軽減を図ることができる。
1 感光体
2 帯電ローラ
3 露光光
4 現像装置
5 一次転写ローラ
6 感光体クリーニングブレード
7 感光体クリーニング装置
10 プロセスユニット
10a 第一プロセスユニット
15 中間転写ベルト
16 クリーニング対向ローラ
20 テンションローラ
21 二次転写対向ローラ
22 給紙カセット
23 給紙ローラ
24 レジストローラ対
25 二次転写ローラ
26 二次転写部材クリーニングブレード
27 二次転写部材クリーニング装置
28 二次転写ベルト
29 二次転写テンションローラ
30 露光装置
31 ベルトクリーニングブレード
32 ベルトクリーニング装置
33 中間転写体用廃トナー収納部
40 定着装置
41 排出口
42 手差し給紙口
50 紙粉回収部材
51 重量センサ
52 紙粉回収容器
53 光学センサ
54 ベルト駆動モータ
100 プリンタ
150 制御部
155 I/Oユニット
P 転写紙
Pd 紙粉
特開2017-90820号公報

Claims (6)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体の表面上のトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記像担持体の表面に接触する清掃部材を有する清掃手段と、
    前記像担持体の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる逆移動制御を実行する制御手段とを備える画像形成装置において、
    装置内における前記記録媒体の搬送経路で前記記録媒体に搬送力を付与する表面移動体と、
    前記表面移動体に接触し、その表面上の異物を掻き取る掻き取り部材と、
    前記掻き取り部材で掻き取った前記異物を収容する収容部と、
    前記掻き取り部材で掻き取られ前記収容部に向かう前記異物の移動経路における前記異物の通過量を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて前記逆移動制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記像担持体は、他の像担持体上に形成されたトナー像が転写され、転写されたトナー像を被転写体に転写する中間転写体であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    前記像担持体は、潜像形成手段によって表面に潜像が形成され、現像手段によって前記潜像が現像されてトナー像を担持し、担持するトナー像を被転写体に転写する潜像担持体であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像形成装置において、
    前記逆移動制御では、前記像担持体の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる動作のみを行う制御、または、前記像担持体の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる動作と前記画像形成時と同方向に移動させる動作とを行う制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
  5. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体と対向し、前記像担持体の表面上のトナー像を記録媒体に転写する転写部を形成する転写部材と、
    前記転写部材の表面上に清掃部材を接触させる清掃手段と、
    前記転写部材の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる逆移動制御を実行する制御手段とを備える画像形成装置において、
    装置内における前記記録媒体の搬送経路で前記記録媒体に搬送力を付与する表面移動体と、
    前記表面移動体に接触し、その表面上の異物を掻き取る掻き取り部材と、
    前記掻き取り部材で掻き取った前記異物を収容する収容部と、
    前記掻き取り部材で掻き取られ前記収容部に向かう前記異物の移動経路における前記異物の通過量を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて前記逆移動制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    前記逆移動制御では、前記転写部材の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる動作のみを行う制御、または、前記転写部材の表面を画像形成時とは逆方向に移動させる動作と画像形成時と同方向に移動させる動作とを行う制御を実行することを特徴とする画像形成装置
JP2018216884A 2018-11-19 2018-11-19 画像形成装置 Active JP7169538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018216884A JP7169538B2 (ja) 2018-11-19 2018-11-19 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018216884A JP7169538B2 (ja) 2018-11-19 2018-11-19 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020086012A JP2020086012A (ja) 2020-06-04
JP7169538B2 true JP7169538B2 (ja) 2022-11-11

Family

ID=70907746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018216884A Active JP7169538B2 (ja) 2018-11-19 2018-11-19 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7169538B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7494589B2 (ja) 2020-06-15 2024-06-04 株式会社リコー 画像形成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001056627A (ja) 1999-08-19 2001-02-27 Minolta Co Ltd 画像形成装置及びカウント方法
JP2014186108A (ja) 2013-03-22 2014-10-02 Konica Minolta Inc 画像形成装置および異物除去制御方法
JP2017090820A (ja) 2015-11-16 2017-05-25 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63289574A (ja) * 1987-05-22 1988-11-28 Ricoh Co Ltd クリ−ニング装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001056627A (ja) 1999-08-19 2001-02-27 Minolta Co Ltd 画像形成装置及びカウント方法
JP2014186108A (ja) 2013-03-22 2014-10-02 Konica Minolta Inc 画像形成装置および異物除去制御方法
JP2017090820A (ja) 2015-11-16 2017-05-25 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020086012A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5267008B2 (ja) 画像形成装置
JP2004157532A (ja) 画像形成装置
JP2014112186A (ja) 画像形成装置
JP2012123251A (ja) 画像形成装置
JP7169538B2 (ja) 画像形成装置
US9239548B2 (en) Image forming apparatus
JP2009157098A (ja) 転写装置及びこれを使用する画像形成装置
JP5197066B2 (ja) 画像形成装置
JP3945423B2 (ja) 画像形成装置
JP2007114615A (ja) 画像形成装置
JP2005099781A (ja) 画像形成方法とその装置
JP2002055536A (ja) クリーニング装置、ベルト装置、及び画像形成装置
JP5032881B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記録媒体
JP7116906B2 (ja) クリーニング装置、及び、画像形成装置
JP2007108562A (ja) 画像形成装置
JP4294714B2 (ja) 画像形成装置
JP2009204995A (ja) 画像形成装置
JP4455133B2 (ja) 画像形成装置
JP2002323818A (ja) 画像形成装置
JP2008122876A (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP2007241013A (ja) 画像形成装置
JP2000338791A (ja) 画像形成装置
JP2000155447A (ja) 画像形成装置
JP2015219377A (ja) ベルトクリーニング装置、中間転写装置、画像形成装置
JP3581600B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220930

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221013

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7169538

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151