JP2001056627A - 画像形成装置及びカウント方法 - Google Patents

画像形成装置及びカウント方法

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JP2001056627A
JP2001056627A JP11232337A JP23233799A JP2001056627A JP 2001056627 A JP2001056627 A JP 2001056627A JP 11232337 A JP11232337 A JP 11232337A JP 23233799 A JP23233799 A JP 23233799A JP 2001056627 A JP2001056627 A JP 2001056627A
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敏行 佐原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】様々な種類の記録紙が混合して用いられるとき
でも、適切なメンテナンスタイミングを検出することが
できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】画像形成する度に、所定加算値が加算され
るカウンタを有する画像形成装置。加算値は、画像形成
する記録シートから発生する紙粉量に応じた値にする。
発生紙粉量が多いときには、加算値は大きくする。加算
値は、例えば、画像形成する記録紙の紙質及びメンテナ
ンス後の画像形成枚数に応じた値とする。加算値は、画
像形成する記録紙の紙質及びメンテナンス後の画像形成
枚数に応じて変わる。再生紙に画像形成したときの加算
値は標準紙に画像形成したときの加算値よりも大きくす
る。画像形成枚数が多いときには、少ないときよりも加
算値を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録シートに画像
形成を行う画像形成装置に関する。特に、本発明は、メ
ンテナンスのタイミングを検出するためのカウンタを備
える画像形成装置に関する。また、本発明は、メンテナ
ンスのタイミングを検出するために画像形成装置に設け
られるカウンタのカウント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の画像形成装置にお
いて、例えば記録紙に画像形成するときには、記録紙が
搬送ローラ、感光体、定着ローラ等の装置部品と接触す
ることなどによって、記録紙から原料繊維、填料等が脱
落して、紙粉が発生する。記録紙が接触する装置部品に
は、記録紙から発生した紙粉の一部が転移し、堆積す
る。その装置部品に付着した紙粉の量が多くなると、シ
ート搬送不良、現像不良、転写不良、定着不良等の不具
合が生じるので、そうなる前に紙粉を除去するなどのた
めのメンテナンスが行われる。例えば、紙粉が付着した
装置部品を人の手によって清掃するメンテナンスが行わ
れる。例えば、その装置部品の清掃を行うために設けら
れたクリーニング装置で自動的に清掃するメンテナンス
が行われる。例えば、その装置部品を交換するメンテナ
ンスが行われる。
【0003】画像形成装置においては、このようなメン
テナンスを行う時期は、通常、画像形成した記録シート
の枚数に基づき管理されており、画像形成枚数が所定値
(メンテナンス値)を超えたときに、メンテンナンスが
行われている。画像形成枚数が所定値を超えたときに
は、例えば、表示パネル等にその旨表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、画像形成枚
数に基づき単純にメンテナンス時期を管理する手法には
次の問題がある。記録シートのうちの記録紙を例にとる
と、従来は画像形成に用いる記録紙はその大部分がバー
ジンパルプからなるバージンパルプ紙であったが、近
年、森林環境保全等の観点などから、再生紙や、ケナフ
パルプ等の非木材パルプを用いた非木材紙が用いられる
機会も多くなっている。ユーザーによっては、一つの画
像形成装置において、目的に応じてバージンパルプ紙
と、再生紙や非木材紙とを使い分けている。そのため、
一つの画像形成装置において、バージンパルプ紙、再生
紙、非木材紙などの様々な種類の記録紙が混合して用い
られることがある。バージンパルプ紙、再生紙、非木材
紙では、それぞれ紙粉の発生量が異なり、これら様々な
種類の記録紙が一つの画像形成装置において混合して用
いられると次の不具合が生じる。
【0005】例えば、前述のメンテナンスを行うタイミ
ングを示す画像形成枚数(メンテナンス値)が、従来多
く使用されていたバージンパルプ紙の1枚当たりの紙粉
発生量に基づき定められた値であると次の不具合が発生
する。この画像形成装置において、紙粉の発生量がバー
ジンパルプ紙に比べ多い再生紙、非木材紙が画像形成に
多く使用されたときには、画像形成装置内における紙粉
の発生量は比較的多くなる。そのため、画像形成枚数が
メンテンス値に達したときには、既にメンテナンスを行
うべきであったタイミングは過ぎている。このような場
合、メンテナンスを行うべきであったタイミングからメ
ンテナンス値に達するまで画像形成している間に、画像
形成不良、シート搬送不良等の不具合が生じやすい。
【0006】そうかといって、このような不具合を抑制
するために、メンテナンス値を紙粉発生量が比較的多い
再生紙や非木材紙の1枚当たりの紙粉発生量に基づき定
めると、別の問題が発生する。すなわち、かかる画像形
成装置において、紙粉発生量が比較的少ないバージンパ
ルプ紙が画像形成に多く使用されたときには、画像形成
装置内における紙粉の発生量は比較的少なくなる。その
ため、画像形成枚数がメンテナンス値に達したときで
も、本当にメンテナンスを行うべきタイミングにはまだ
達していないことがある。このような場合でも、画像形
成枚数がメンテナンス値に達したとき、メンテナンスを
すべきと信じて部品交換等のメンテナンスを行うと、部
品の使用効率が悪くなり、ランニングコストが高くな
る。メンテナンスサイクルが必要以上に短くなる。
【0007】そこで本発明は、原稿画像に基づく画像を
記録シート上に形成する画像形成装置であって、様々な
種類の記録シートが混合して用いられるときでも、適切
なメンテナンスタイミングを検出することができる画像
形成装置を提供することを課題とする。また、本発明
は、原稿画像に基づく画像を記録シート上に形成する画
像形成装置において、メンテナンスのタイミングを検出
するために設けられるメンテナンスカウンタのカウント
方法であって、様々な種類の記録シートが混合して用い
られるときでも、適切なメンテナンスタイミングを検出
することができるカウント方法を提供することを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1) 前記課題を解決
するために本発明は、原稿画像に基づく画像を記録シー
ト上に形成するための画像形成装置であって、画像形成
する記録シートの情報を検出するためのシート情報検出
装置と、メンテナンスすべき画像形成装置の所定部品に
対して設けられ、記録シートへの画像形成に対応して動
作するメンテナンスカウンタと、記録シートへの画像形
成に対応して前記カウンタのカウント値に所定加算値を
加算する加算装置とを備えており、前記加算装置は、前
記シート情報検出装置が検出する記録シート情報に応じ
た加算値を前記カウンタのカウント値に加算することを
特徴とする画像形成装置を提供する。
【0009】本発明の画像形成装置は、原稿画像に基づ
く画像を記録紙、OHP用シート等の記録シートに形成
するためのものである。記録シート上に形成する画像
は、例えばトナー画像、インク画像である。本発明の画
像形成装置は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ装置等である。本発明の画像形成装置は、シート情報
検出装置、メンテナンスカウンタ及び加算装置を備えて
いる。
【0010】メンテナンスカウンタは、メンテナンスす
べき画像形成装置の所定部品に対して設けられている。
カウンタのカウント値が所定値に達したときに、その所
定部品についてメンテナンスすべき時期であると判断す
る。加算装置は、記録シートに画像形成したときなど記
録シートへの画像形成に対応してカウンタのカウント値
に所定加算値を加算する。換言すれば、加算装置は、記
録シートに画像形成する度に加算動作を行う。画像形成
動作を開始する前、画像形成動作中、画像形成動作終了
後のいずれのときに、加算装置は加算動作を行ってもよ
い。加算装置が加算動作を行ったときには、カウンタの
新たなカウント値は、(元のカウント値+加算値)とな
る。
【0011】加算装置がカウンタのカウント値に加算す
る加算値は、正負いずれの値であってもよい。すなわ
ち、カウンタのカウント値はカウントアップしていって
もよく、カウントダウンしていってもよい。本発明の画
像形成装置においては、画像形成する度に加算装置がカ
ウンタのカウント値に加算する加算値は、常に1である
わけではない。加算装置は、シート情報検出装置が検出
する記録シート情報に応じた加算値をカウンタのカウン
ト値に加算する。加算値は、シート情報検出装置が検出
する記録シート情報に応じて変えられる。加算装置は、
シート情報検出装置が検出する記録シート情報に基づき
加算値を決定し、その加算値をカウンタのカウント値に
加算する。
【0012】シート情報検出装置が検出する記録シート
情報は、画像形成する記録シートの情報である。記録シ
ート情報は、代表的には、画像形成する記録シート1枚
当たりから発生する紙粉等の粉体の量を推定するための
情報である。記録シート情報は、例えば、記録シートの
材質(OHP用シートか記録紙か、記録紙を使用すると
きはいかなる紙質か等)、坪量、白色度、パルプ組成な
どの記録シート属性、含水率、転写回数、通紙回数など
である。これらをまとめて、以降の説明では、記録シー
ト状態ということがある。これらのうちの予め定めた1
又は2以上をシート情報検出装置は検出すればよい。加
算装置はシート情報検出装置が検出する記録シート状態
に応じた加算値をカウンタのカウント値に加算する。
【0013】加算装置は、代表的には、シート情報検出
装置が検出する記録シート情報に基づき、画像形成する
記録シートから発生する紙粉等の粉体の量を推定し、画
像形成する記録シートから発生する粉体量に応じた加算
値をカウンタのカウント値に加算すればよい。このよう
な加算値を画像形成の度にカウンタのカウント値に加算
することで、カウンタのカウント値は画像形成装置内で
発生した粉体積算量にほぼ比例した値になる。したがっ
て、このようなカウント値に基づき、画像形成装置の所
定部品のメンテナンス時期を定めれば、画像形成装置内
で発生した粉体総量に応じた適切な時期にメンテナンス
を行うことができる。また、そのメンテナンスを行うべ
き所定部品に付着した粉体総量に応じた適切な時期にメ
ンテナンスを行うことができる。画像形成に再生紙、標
準紙等の様々な種類の記録紙が混合して用いられても、
カウンタのカウント値は画像形成装置内で発生した粉体
総量に応じた値になるので、このような場合でもカウン
タのカウント値から適切なメンテナンス時期を検出する
ことができる。 (2) 画像形成する記録シートから発生する紙粉等の
粉体の量に応じた加算値をカウンタのカウント値に加算
する場合、加算値はシート情報検出装置が検出する記録
シート情報に応じて例えば次のように定めればよい。
【0014】加算値は、例えば、画像形成する記録シー
トの材質によって次のように変えればよい。画像形成す
る記録シートが記録紙であるときにはOHPシートであ
るときよりも、加算値(加算値の絶対値)は大きくすれ
ばよい。加算値は、例えば、画像形成する記録紙の紙質
に応じて次のように変えてもよい。再生紙は標準紙より
も紙粉が発生しやすく、紙粉発生量は多くなる。したが
って、画像形成する記録紙が再生紙のときは標準紙であ
るときよりも加算値は大きくすればよい。また、非木材
紙は標準紙よりも紙粉が発生しやく、紙粉発生量は多く
なる。したがって、画像形成する記録紙が非木材紙のと
きは標準紙であるときよりも加算値は大きくすればよ
い。
【0015】加算値は、例えば、画像形成する記録紙の
坪量に応じて次のように変えてもよい。画像形成する記
録紙の坪量が大きいときには小さいときよりも紙粉は発
生しにくい。したがって、画像形成する記録紙の坪量が
大きいときには小さいときよりも、加算値は小さくすれ
ばよい。加算値は、例えば、画像形成する記録紙の白色
度に応じて次のように変えてもよい。記録紙の白色度の
違いによって、例えば、その記録紙がバージンパルプ紙
であるか、再生紙であるかを判別できる。白色度が比較
的高いのがバージンパルプ紙であり、比較的低いのが再
生紙である。再生紙はバージンパルプ紙に比べて、紙粉
が発生しやすく、紙粉発生量が多くなる。したがって、
画像形成する記録紙の白色度が比較的低いときには比較
的高いときよりも(例えば、画像形成する記録紙が再生
紙であるときにはバージンパルプ紙であるときより
も)、加算値は大きくすればよい。
【0016】加算値は、例えば、画像形成する記録紙の
パルプ組成に応じて次のように変えてもよい。パルプ組
成は、例えば、再生パルプ含有率、バージンパルプ含有
率、非木材パルプ含有率、木材パルプ含有率などを示す
ものである。例えば、記録紙の再生パルプ含有率が高い
ときは、低いときよりも、紙粉が発生しやすく、紙粉発
生量が多くなる。したがって、記録紙の再生パルプ含有
率が高いときには、低いときよりも、加算値は大きくす
ればよい。また、例えば、記録紙のバージンパルプ含有
率が低いときには、高いときよりも、紙粉は発生しやす
く、紙粉発生量は多くなる。したがって、画像形成する
記録紙のバージンパルプ含有率が低いときには、高いと
きよりも、加算値は大きくすればよい。
【0017】加算値は、例えば、画像形成する記録紙の
含水率(水分率)に応じて次のように変えてもよい。画
像形成する記録紙の含水率が大きいときには、小さいと
きよりも紙粉は発生しやすい。したがって、画像形成す
る記録紙の含水率が大きいときには小さいときよりも加
算値を大きくすればよい。加算値は、例えば、画像形成
する記録紙の通紙回数に応じて次のように変えてもよ
い。記録紙の両面に画像形成する場合には、1回目の画
像形成のときと、2回目の画像形成のときでは、その記
録紙から発生する紙粉量は違う。2回目の画像形成のと
きの方が1回目よりも、換言すれば、2回目の通紙時の
ときの方が1回目の通紙時よりも紙粉発生量は少ない。
また、記録紙の一方の面に複数の原稿画像を合成して画
像形成する場合も同様であり、通紙回数が多くなるほど
その記録紙から発生する紙粉量は少なくなる。したがっ
て、画像形成する記録紙の通紙回数が多くなるほど、加
算値は小さくすればよい。
【0018】加算値は、例えば、画像形成する記録紙の
転写回数に応じて次のように変えてもよい。転写回数と
は、例えば、記録紙に複数の所定色のトナー像を順に重
ねて転写して、カラー画像を形成するときにおける転写
の回数である。転写回数が多くなるほど、その記録紙か
ら発生する紙粉量は少なくなる。したがって、画像形成
する記録紙の転写回数が多くなるほど、加算値は小さく
すればよい。 (3) このように加算値を決める紙質等の記録シート
情報(記録シート状態)は、前述のようにシート情報検
出装置によって検出される。シート情報検出装置は、例
えば、次のようにして記録シート情報を検出すればよ
い。
【0019】例えば、画像形成装置に記録シートの材質
等の記録シート情報を入力するための入力装置を設けて
おき、その入力装置から入力される記録シート情報に基
づき、シート情報検出装置は記録シート情報を検出すれ
ばよい。画像形成装置が画像形成する記録シートを収納
するためのシートトレイを複数備えているときには、記
録シート情報は次のようにして検出することもできる。
各シートトレイとそのシートトレイ上に収納する記録シ
ートの紙質等のシート情報を予め対応させておく。ま
た、画像形成装置に複数のシートトレイのうちのどのシ
ートトレイに収納された記録シート上に画像形成するか
を選択するための入力装置を設けておく。これらによ
り、その入力装置から入力される選択されたシートトレ
イと、シートトレイと記録シートの紙質等との対応か
ら、画像形成する記録シートの材質等の情報を検出する
ことができる。画像形成装置が画像形成する記録シート
を収納するためのシートトレイを一つしか備えていない
ときも、そのトレイに収納して使用する記録シートの情
報を入力するための入力装置を設けておくことで、記録
シート情報を検出することができる。
【0020】画像形成装置がコンピュータ等のホスト機
器に接続され、利用される場合(例えば、画像形成装置
がプリンタである場合)には、そのホスト機器から画像
形成する記録シート情報を入力すれば、シート情報検出
装置はその入力情報から記録シート情報を検出すること
ができる。 (4) 画像形成する記録シートから発生する紙粉等の
粉体の量は、前述のように記録シート属性等の記録シー
ト状態によって変わる。記録シートから発生する粉体量
は、記録シート状態だけでなく、画像形成装置の状態に
よっても変わる。
【0021】さらに詳しく言うと、画像形成する記録シ
ートから発生する粉体量は、画像形成時に記録シートと
接触する画像形成装置部品の状態(例えば、摩耗度合
い、傷つき度合い、粉体付着量等)によっても変わる。
画像形成装置の使用履歴(例えば、画像形成枚数)によ
って、画像形成装置部品の状態は違うので、画像形成す
る記録シートから発生する紙粉等の粉体量は、画像形成
装置の使用履歴によっても変わる。
【0022】また、画像形成装置内の環境(例えば、温
度、湿度等)によって記録シート(特に記録紙)のいわ
ゆる腰の強さが変動するので、そして記録シートの腰の
強さによって記録シートから発生する粉体量が違うの
で、画像形成する記録シートから発生する粉体量は、画
像形成装置内の環境によっても変わる。そこで、加算値
は、画像形成する記録シートの状態及び画像形成装置の
状態(例えば、画像形成装置の使用履歴、画像形成装置
内の環境等)に応じた値としてもよい。このようにすれ
ば、カウンタのカウント値がさらに精度よく画像形成装
置内で発生した紙粉等の粉体の総量に比例した値にな
る。それだけ、さらに適切なメンテナンスタイミングを
カウンタのカウント値から検出することができる。
【0023】このようにする場合、画像形成装置の状態
を検出するための状態検出装置を設けておけばよい。 (5) 加算値は、画像形成装置の状態に応じて例えば
次のように定めればよい。加算値は、例えば、画像形成
枚数(さらに言えば、例えば、ユーザーにおける画像形
成装置の使用開始当初前の出荷時等の初期メンテナンス
後や、その後のメンテナンス後の画像形成枚数)に応じ
て次のように変えればよい。画像形成枚数が多いときは
少ないときよりも、シート搬送ローラ等の装置部品に紙
粉等が多く付着しているため、その装置部品が記録シー
トに与えるストレスは小さく、記録シートから発生する
紙粉等の粉体の量は少なくなる。したがって、画像形成
枚数が多いときには、少ないときよりも加算値は小さく
すればよい。画像形成枚数に応じて加算値を変えるとき
には、画像形成枚数を検出するために、例えば画像形成
枚数カウンタを設けておけばよい。この画像形成枚数カ
ウンタは、例えば画像形成する度に1ずつ加算していけ
ばよい。
【0024】加算値は、例えば、メンテナンス回数に応
じて次のように変えてもよい。メンテナンス回数が多い
ほど、例えばシート搬送ローラについてみると、その使
用積算時間が増していて、それだけローラ表面荒れが増
していることで、これと接触する記録シートから発生す
る粉体量は多くなる。したがって、メンテナンス回数が
多いときには、少ないときよりも、加算値は大きくすれ
ばよい。メンテナンス回数に応じて加算値を変えるとき
には、メンテナンス回数を検出するために、例えばメン
テナンス回数カウンタを設けておけばよい。このメンテ
ナンス回数カウンタは、例えばメンテナンスする度に1
ずつ加算していけばよい。メンテナンスする度に、前記
メンテナンスカウンタのカウント値をリセットするとき
には、そのリセット回数をカウントしても、メンテナン
ス回数を検出できる。
【0025】加算値は、例えば、ジャム発生回数に応じ
て次のように変えてもよい。ジャム発生回数が多いとい
うことは、円滑な記録シートの搬送が妨げられやすくな
っていることであり、それだけ記録シート搬送時の記録
シートの負荷が大きくなっていて、紙粉等が発生しやす
いことを意味している。したがって、ジャム発生回数が
多いときには、少ないときよりも、加算値は大きくすれ
ばよい。ジャム発生回数に応じて加算値を変えるときに
は、ジャム発生回数を検出するために、例えば、ジャム
発生回数カウンタを設けておけばよい。このジャム発生
回数カウンタは、例えばジャムが発生する度に1ずつ加
算していけばよい。
【0026】画像形成装置が、記録シートに起因する粉
体の除去装置を備えている場合には、加算値は、粉体除
去装置が除去した粉体量に応じて次のように変えてもよ
い。粉体除去装置が除去した粉体量が多いときには、少
ないときよりも、加算値は大きくすればよい。粉体除去
装置は、例えば、記録シートの搬送路に臨み、搬送され
る記録シートに接触させる粉体除去部材を有するもので
ある。例えば、粉体除去部材を粉体の帯電極性と逆極性
に帯電させることで、粉体除去部材は粉体を吸着するこ
とができ、粉体を記録シートから除去することができ
る。粉体除去部材は、例えば帯電部材との摩擦によっ
て、摩擦帯電させればよい。粉体除去部材に粉体の帯電
極性と逆極性の電圧を印加しても、粉体除去部材は粉体
を吸着することができ、粉体を記録シートから除去する
ことができる。粉体除去部材は、例えばローラ形状のも
のである。粉体除去装置が除去した紙粉等の粉体の量、
換言すれば、粉体除去部材に付着した粉体量は、例え
ば、次のようにして検出すればよい。例えば、粉体除去
部材をローラ形状とし、その粉体除去ローラに従動して
回転する従動ローラを設け、従動ローラの回転トルクを
検出することで、除去粉体量を検出することができる。
除去粉体量が多く、粉体除去ローラに付着している粉体
量が多いときには、従動ローラがスリップしやすくな
り、その回転トルクが小さくなるため、従動ローラの回
転トルクから除去粉体量を検出することができる。ま
た、粉体除去部材に付着した粉体を粉体除去部材から掻
き落とすクリーニング部材を設けておき、その掻き落と
された粉体重量を測定しても、除去粉体量を検出するこ
とができる。
【0027】加算値は、例えば、記録シートを搬送する
ためのシート搬送ローラ(例えばピックアップローラ、
それと連動する給紙ローラその他のシート搬送ローラ)
のスリップ量に応じて次のように変えてもよい。記録シ
ートから紙粉等の粉体が多く発生し、シート搬送ローラ
に粉体が多く付着しているときには、スリップ量は大き
くなる。したがって、シート搬送ローラのスリップ量が
大きいときには小さいときよりも、加算値は大きくすれ
ばよい。シート搬送ローラのスリップ量は、例えば次の
ようして検出すればよい。例えば、シート搬送ローラの
周速度及びそのシート搬送ローラで搬送されている記録
シートの搬送速度を検出すれば、これら周速度と搬送速
度の比からスリップ量を検出できる。(周速度/搬送速
度)が1よりも大きいほどスリップ量は大きく、(周速
度/搬送速度)が1に近いほどスリップ量は小さい。
【0028】加算値は、例えば、記録シートを搬送する
ときにその記録シートと接触する回転部材の傷量に応じ
て次のように変えてもよい。記録シートを搬送するとき
に、その記録シートと接触する回転部材は、例えば、シ
ート搬送ローラ、感光体、転写ローラ、定着ローラなど
である。記録シートから多く紙粉等の粉体が発生する
と、回転部材の傷量(傷つき度合い)は大きくなる。し
たがって、回転部材の傷量が大きいときには、小さいと
きよりも、加算値を大きくすればよい。回転部材の傷量
は、例えば次のようにして検出することができる。例え
ば、回転部材に臨む光センサで、回転部材からの反射光
量を検出すれば、回転部材の傷量を検出できる。回転部
材の傷量が大きいときには、乱反射が大きくなるため光
センサが検出する反射光量が小さくなる。 (6) 画像形成装置には、メンテナンスカウンタのカ
ウント値を送信するための通信装置をさらに設けてもよ
い。このような通信装置を設けておけば、例えば、メン
テナンス会社のホストコンピュータにメンテナンスカウ
ンタのカウント値を送信することができる。メンテナン
ス会社においては、送信されたカウント値から画像形成
装置のメンテナンスの必要性等を遠隔地において判断で
きる。通信装置は、例えば電話回線を介してカウント値
を送信できるものとすればよい。 (7) 本発明は、原稿画像に基づく画像を記録シート
上に形成するための画像形成装置に設けられるメンテナ
ンスカウンタのカウント方法も提供する。
【0029】すなわち、本発明は、原稿画像に基づく画
像を記録シート上に形成するための画像形成装置に設け
られるメンテナンスカウンタのカウント方法であって、
画像形成する記録シートの情報を検出するステップと、
検出した記録シート情報に基づき加算値を決定するステ
ップと、決定した加算値を前記カウンタのカウント値に
加算するステップとを含んでいることを特徴とするカウ
ント方法を提供する。
【0030】かかるメンテナンスカウンタは、画像形成
装置のメンテナンスすべき所定部品に対して設けられる
ものである。このカウント方法は、前記本発明の画像形
成装置においてなされているものである。前記本発明の
画像形成装置の説明の中で述べたことは、本発明のカウ
ント方法においても同様のことが言える。
【0031】例えば、画像形成装置の状態を検出するス
テップをさらに設けて、加算値を決定するステップにお
いては、検出した記録シート情報及び画像形成装置の状
態に基づき加算値を決定してもよい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (1) 図1に本発明に係る画像形成装置の一例の概略
構成図を示す。また、この画像形成装置の概略ブロック
図を図2に示す。図2には、後述するメンテナンスカウ
ンタのカウント動作に関連する機器が主に示されてい
る。なお、図1においては、カウンタ等は図示が省略さ
れている。
【0033】図1に示す画像形成装置A1は、電子写真
方式のアナログ複写機である。画像形成装置A1は、原
稿台ガラスGL上に載置された原稿の画像を記録シート
上にモノクロコピーすることができる。原稿台ガラスG
Lに対して開閉自在に配置されたカバーCVを開けるこ
とで、原稿を原稿台ガラスGL上に載置することができ
る。
【0034】画像形成装置A1の上部には、操作入力パ
ネルOPが配置されており、この操作パネルOPからユ
ーザーはコピー開始指示、コピー枚数の設定などを行う
ことができる。画像形成装置A1は、原稿台ガラスGL
上に載置される原稿の画像を読み取るための画像読み取
り装置(イメージリーダ)IRと、画像読み取り装置I
Rによって読み取られた原稿画像に基づき、電子写真法
によって記録シート上に原稿画像に対応するトナー像を
形成することができる作像装置FDとを備えている。
【0035】画像読み取り装置IRは、原稿台ガラスG
L上に載置された原稿に向けて光を照射するためのラン
プLP、原稿画像光を作像装置FDの感光体91に導く
ためのミラーM1、M2、M3及びM4、並びに原稿画
像光を感光体91上に結像するためのレンズLSを有し
ている。ランプLP及びミラーM1は、スライダSL1
上に配置されている。ミラーM2及びM3は、スライダ
SL2上に配置されている。これらスライダSL1、S
L2は、スキャンモータを含む駆動装置(図示省略)に
よって、原稿台ガラスGLと平行に往復移動させること
ができる。
【0036】画像読み取り装置IRは、次のように原稿
台ガラスGL上に載置された原稿の画像を光学的に走査
することで、原稿画像を読み取る。原稿画像を読み取る
ときには、スライダSL1、SL2は、原稿台ガラスG
Lと平行にそれぞれ所定速度で駆動される。この間、ラ
ンプLPは点灯され、原稿からの反射光は、ミラーM1
〜M4によって感光体91へ導かれる。
【0037】作像装置FDは、感光体91に導かれた原
稿画像光を利用して、電子写真法で転写領域Rtに供給
される記録シート上に原稿画像に基づくトナー像を形成
する。トナー像を形成する記録シートは、シートトレイ
TR1又はTR2から転写領域Rtに供給される。シー
トトレイTR1、TR2は、いずれも記録シートを複数
枚積層収納することができる。シートトレイTR1、T
R2には、本例では、それぞれ再生紙、標準紙が収納さ
れている。トレイTR1、TR2には、本例では、いず
れもA4サイズの記録紙が縦向きに収納されている。
【0038】トレイTR1、TR2のうちいずれのトレ
イから記録シートを供給するかは、操作パネルOPを介
して選択することができる。各シートトレイは、転写領
域Rtにつづくシート搬送路P1に臨んでいる。シート
トレイTR1の上方には、トレイ上に載置された複数の
記録シートから1枚の記録シートをピックアップして、
シート搬送路P1に送り出すためのピックアップローラ
111が設けられている。また、ピックアップローラ1
11の下流側には、シート搬送ローラ対112、113
が配置されている。ピックアップローラ111とシート
搬送ローラ112にはベルト114が巻き掛けられてお
り、これらローラは連動して回転する。ピックアップロ
ーラ111を図1中反時計回りに回転駆動することで、
トレイTR1上の記録シート(本例では、再生紙)をシ
ート搬送路P1に送り出すことができる。ピックアップ
ローラ111と記録紙の間の摩擦抵抗力と、記録紙間の
摩擦抵抗力の差を利用することで、トレイTR1上の記
録紙1枚だけをシート搬送ローラ対112、113の方
へ送り出すことができる。ピックアップローラ111に
よってピックアップされた記録紙は、シート搬送ローラ
対112、113によってシート搬送路P1に送り出さ
れる。
【0039】シートトレイTR2上の記録シート(本例
では、標準紙)も、シートトレイTR1上の記録シート
をシート搬送路に送り出すときと同様にして、トレイT
R2の上方に配置されたピックアップローラ121及び
シート搬送ローラ対122、123によって、シート搬
送路P1に送り出すことができる。シート搬送路P1に
は、所定間隔でシート搬送ローラ対131〜134が臨
んでいる。これら搬送ローラを図示を省略した駆動装置
で所定方向に回転駆動することで、記録シートを転写領
域Rtまで搬送することができる。
【0040】転写領域Rtに供給された記録シートに画
像形成するために、感光体91の周囲にはイレーサーラ
ンプ92、帯電チャージャー93、現像装置94、転写
チャージャー95、分離チャージャー96、クリーニン
グ装置97が配置されている。前記転写領域Rtは、転
写チャージャー95が感光体91に臨む領域である。作
像装置FDは、次のようにして原稿画像に対応するトナ
ー像を記録シート上に形成することができる。画像形成
時には、感光体91は図1中時計回りに回転駆動され
る。はじめにイレーサーランプ92からの照射光で感光
体91を除電する。次いで、帯電チャージャー93で感
光体91表面を一様に帯電する。画像読み取り装置IR
によって読み取られた原稿画像光は、帯電チャージャー
93と現像装置94の間の感光体表面に導かれる。帯電
した感光体91表面に、画像読み取り装置IRからの原
稿画像光を照射することで、感光体91上に原稿画像に
対応する静電潜像が形成される。感光体91上の静電潜
像は、現像装置94によってトナーを含む現像剤を用い
て現像される。これにより、感光体91上には原稿画像
に対応するトナー像が形成される。感光体91上のトナ
ー像は、転写領域Rtに供給される記録シート上に転写
チャージャー95によって静電転写される。
【0041】記録シートに転写されずに感光体91上に
残留したトナーは、クリーニング装置97のクリーニン
グブレード971によって、感光体91から掻き落とさ
れる。トナー像が転写された記録シートは、分離チャー
ジャー96によって感光体91から分離された後、シー
ト搬送ベルト14で定着装置98に搬送される。
【0042】定着装置98は、互いに対向する二つの定
着ローラ981、982を有している。定着ローラ98
1は図示を省略した加熱装置によって所定定着温度にま
で加熱されている。また、定着ローラ982は、所定押
圧力で定着ローラ981に圧接されている。定着ローラ
981と982の間に記録シートを通すことで、記録シ
ート上のトナー像には熱が加わるとともに、圧力が加わ
り、該トナー像は記録シートに定着する。トナー像の記
録シートへの定着が行われた後、記録シートはトレイT
R3上に排出される。
【0043】画像形成装置A1は、前記画像読み取り装
置IRや、作像装置FD等を制御するための制御装置2
を備えており(図2参照)、制御装置2がこれらの動作
を制御することで前述のように画像形成がなされる。制
御装置2は、図示を省略したコンピュータを含んでい
る。本発明の画像形成装置A1は、記録紙に画像形成す
るときに記録紙から発生する紙粉が装置部品(例えば、
ピックアップローラ111、121、シート搬送ローラ
対112、113、122、123、131〜134、
感光体91、定着ローラ981、982)に多量に付着
するなどして不具合(例えば、ピックアップ不良、シー
ト搬送不良、現像不良、転写不良、定着不良)が発生す
る前に、その装置部品の清掃、交換等のメンテナンス作
業が行えるように、メンテナンスタイミングを検出する
ためのメンテナンスカウンタ31を備えている(図2参
照)。カウンタ31は、本例では、バッテリーバックア
ップされたSRAMにより提供されている。
【0044】カウンタ31のカウント値は、画像形成し
たときにカウントアップされる。カウンタ31のカウン
ト動作は、さらに詳しく言うと、本例では次のときに行
われる。本例では、記録シート上への画像形成が正常に
終了して、排出トレイTR3の上流側に配置されたセン
サSE6が記録シートのトレイTR3への排出を検出し
たときに、カウンタ31のカウントアップ動作が行われ
る。センサSE6が、記録シートの後端を検出したとき
が、トレイTR3上に記録シートが排出されたときであ
る。また、本例では、記録シートの搬送経路に臨む位置
に配置されたセンサSE1〜SE6によって、ジャム
(ピックアップ不良、シート詰まり)が検出され、画像
形成が正常に終了しなかったときにもカウンタ31のカ
ウントアップ動作は行われる。
【0045】記録シートに画像形成したときには、カウ
ンタ31のカウント値には所定加算値が制御装置2によ
って加算される。前述のようにカウンタ31は本例では
SRAMにより提供されており、制御装置2は次のよう
にしてカウンタ31のカウント値をカウントアップす
る。制御装置2は、カウンタ31から現在のカウント値
Coを読み込み、そのカウント値Coに所定加算値Ax
を加算して、その和(Co+Ax)をカウンタ31に書
き込む。これにより、カウンタ31の新たなカウント値
Cnは、(元のカウント値Co+所定加算値Ax)とな
る。
【0046】制御装置2は、画像形成した記録紙の紙質
に応じた加算値Axをカウンタ31のカウント値に加算
する。加算値Axは、記録紙の紙質に応じて予め定めら
れている。記録紙の紙質に応じた1枚当たりの紙粉発生
量(紙粉の発生しやすさ)に基づき、加算値Axは予め
定められている。加算値Axは、画像形成した記録紙の
紙質に応じて変わる。
【0047】画像形成装置A1においては、前述のよう
にトレイTR1に収納された再生紙又はトレイTR2に
収納された標準紙が画像形成に用いられる。制御装置2
は、画像形成する記録紙の紙質によって、換言すれば、
画像形成する記録紙が再生紙か、標準紙かによって、加
算値Axを変える。再生紙の1枚当たりの紙粉発生量
は、標準紙の1枚当たりの紙粉発生量よりも多いので、
再生紙に画像形成したときの加算値は、標準紙に画像形
成したときの加算値よりも大きくする。再生紙と標準紙
の1枚当たりの紙粉発生量の比が例えば2:1であると
きには、例えば再生紙に画像形成したときの加算値を2
とし、標準紙に画像形成したときの加算値を1とすれば
よい。再生紙に画像形成したときの加算値を1として、
標準紙に画像形成したときの加算値を0.5としてもよ
い。カウンタ31のカウント値には、従来のように常に
「1」加算されるのではなく、画像形成した記録シート
の紙質に応じた加算値が加算される。制御装置2は、本
例では、次のようにして画像形成する記録紙の紙質を検
出する。前述のように操作パネルOPを介して選択され
たシートトレイTR1又はTR2から供給される記録紙
に画像形成はなされる。シートトレイTR1、TR2内
の記録紙の紙質は、次に述べるように操作パネルOPを
介してそれぞれ予め設定されている。したがって、制御
装置2は、設定されたトレイTR1、TR2に収納され
ている記録紙の紙質と、選択されたトレイに基づき、画
像形成する記録紙の紙質を検出することができる。
【0048】トレイTR1、TR2に収納されている記
録紙の紙質は、次のようにして操作パネルOPを介して
予め設定しておくことができる。操作パネルOPは、図
3に示すように、コピー開始を指示するためのコピー開
始ボタン81、コピー枚数などを設定するためのテンキ
ー82、液晶タッチパネル83を有している。
【0049】タッチパネル83からコピー濃度の設定、
コピー倍率の設定、コピーする記録シートのサイズの設
定などを行うことができる。図3には、タッチパネル8
3の基本画面W1が示されている。基本画面W1には、
メッセージ表示エリアW11、設定コピー濃度表示エリ
アW12、設定倍率表示エリアW13、設定記録シート
表示エリアW14が設けられている。メッセージ表示エ
リアW11には、画像形成装置A1の状態、設定コピー
枚数等が表示される。また、基本画面W1には、タッチ
キーK12、K13、K14が設けられている。キーK
12に触れることで、画面はコピー濃度設定画面(図示
省略)に切り替わり、その画面内のタッチキーを介して
コピー濃度を設定することができる。キーK13に触れ
ることで、画面はコピー倍率設定画面(図示省略)に切
り替わり、その画面内のタッチキーやテンキー52を介
してコピー倍率を設定することができる。キーK14に
触れることで、画面はコピーする記録シートを設定する
ための記録シート設定画面(図示省略)に切り替わり、
その画面内のタッチキーを介してコピーする記録シート
を設定することができる。記録シート設定画面において
は、画像形成を行う記録シートとして、シートトレイT
R1、TR2のうちいずれのトレイから転写領域Rtへ
記録シートを供給するかを選択することができる。
【0050】基本画面W1においてタッチキーK15に
触ると、画面は図4に示す初期設定画面W2に切り替わ
る。初期設定画面W2において、タッチキーK21に触
ると画面はデフォルト設定画面(図示省略)に切り替わ
り、その画面内のタッチキーを介してコピー濃度設定、
コピー倍率設定、用紙選択設定が行われなかったときの
デフォルト値を設定することができる。
【0051】初期設定画面W2において、タッチキーK
22に触ると、画面は図5に示す紙質設定画面W3に切
り替わる。紙質設定画面W3において、上段トレイTR
1、下段トレイTR2に収納されている記録紙の紙質を
設定することができる。上段トレイTR1内の記録紙の
紙質はタッチキーK31〜K33に触れることで選択す
ることができる。選択されている上段トレイTR1内の
記録紙の紙質は、エリアW31に表示される。下段トレ
イTR2内の記録紙の紙質も同様にタッチキーK34〜
K36を介して選択することができ、選択されている紙
質はエリアW32に表示される。このように紙質設定画
面W3を介して各トレイ内の記録紙の紙質は、予め設定
しておくことができる。
【0052】画像形成したときには、制御装置2は画像
形成した記録紙の紙質を前述のようにして検出し、その
紙質に応じた加算値Axをカウンタ31のカウント値に
加算する。このように画像形成する記録紙の紙質に応じ
て、カウンタ31のカウント値をカウントアップするこ
とで、カウンタ31のカウント値は画像形成装置内で発
生した積算紙粉量にほぼ比例する。画像形成に再生紙
と、標準紙が混合して用いられても、カウンタ31のカ
ウント値は、画像形成装置内で発生した積算紙粉量にほ
ぼ比例する。したがって、カウンタ31のカウント値に
基づき画像形成装置各部品のメンテナンス時期を定めれ
ば、その部品に付着した紙粉量に応じた適切な時期にメ
ンテナンスを行うことができる。例えば、カウンタ31
のカウント値が所定のメンテナンス値に達したときをメ
ンテナンスを行うべき時期とすればよい。メンテナンス
を行うべき時期がきたときには、その旨操作パネルOP
に表示される。
【0053】カウンタ31のカウント値は、操作パネル
OPを介して0にリセットすることができる。制御装置
2は、操作パネルOPを介してカウント値をリセットす
るよう指示があったときには、カウンタ31のカウント
値を0にリセットする。例えば、メンテナンスが行われ
たときには、操作パネルOPを介してカウンタ31のカ
ウント値を0にリセットすればよい。これにより、再び
カウンタ31のカウント値がメンテナンス値に達したと
き、メンテナンスを行うべき時期であることがわかる。 (2) なお、特開平9−204127号公報も、本発
明の画像形成装置と同様にメンテナンスカウンタを有す
る画像形成装置を提案している。しかし、特開平9−2
04127号公報が教える画像形成装置においては、画
像形成する度にカウンタのカウント値は「1」ずつ加算
される。この従来画像形成装置においては、加算値は画
像形成する記録紙の紙質によらず、常に一定である。こ
の画像形成装置においては、カウンタのカウント値が画
像形成する記録紙の紙質に応じた所定メンテナンス値に
達したときに、メンテナンス(クリーニングブレードの
清掃)が行われる。この従来画像形成装置においては、
紙質によって変わるのは、メンテナンスをすべきタイミ
ングを定めるメンテナンス値である。この従来手法で
は、同じ紙質の記録紙に連続して画像形成しなければ、
適切なタイミングでメンテナンスを行うことができな
い。
【0054】これに対して、上記述べた画像形成する記
録紙の紙質に応じて加算値を変える本発明のカウント手
法を採用すれば、紙質が違う記録紙が混合して画像形成
に用いられても、遅くも早くもない適切なメンテナンス
時期を、カウンタ31のカウント値から検出することが
できる。 (3) 画像形成装置A1は、図2に示すように通信装
置41を備えている。通信装置41で、例えばメンテナ
ンス会社のホストコンピュータ42と通信を行うことが
できる。通信装置41は、本例ではモデムを含んでお
り、電話回線を介してコンピュータ42と通信を行うこ
とができる。コンピュータ42側もモデムを含む通信装
置43を備えている。この通信装置41を利用して、例
えば画像形成装置A1の遠隔診断を次のように行うこと
ができる。例えば、コンピュータ42が定期的に通信装
置41を介して、画像形成装置A1の制御装置2にメン
テナンスカウンタ31のカウント値を送信するように要
求する。その要求に応えて、制御装置2がメンテナンス
カウンタ31のカウント値を読み出し、そのカウント値
をコンピュータ42へ送信すれば、メンテナンス会社の
コンピュータ42は遠隔地においても画像形成装置A1
にメンテナンス作業が必要か否か等がわかる。
【0055】画像形成装置A1が定期的にメンテナンス
カウンタ31のカウント値をメンテナンス会社のコンピ
ュータ42へ送信してもよい。画像形成装置A1は、メ
ンテナンスカウンタ31のカウント値がメンテナンスを
すべき所定値に達したときにその旨コンピュータ42に
送信してもよい。画像形成装置A1は、メンテナンスカ
ウンタ31のカウント値から、メンテナンスすべき時期
が近づいたことが検出されたときに、その旨コンピュー
タ42に送信してもよい。 (4)画像形成する記録紙の紙質は、次のように白色度
センサを用いて検出してもよい。図6を参照して説明す
る。
【0056】白色度センサ51は、シートトレイTR1
に収納された記録紙に臨む位置に配置されている。白色
度センサ51は、光源511、青色フィルタ512及び
CCD513を有している。記録紙の紙質を検出すると
きには、光源511は記録紙に光照射する。光源511
と記録紙の間に配置された青色フィルタ512によっ
て、波長領域400nm〜700nmの光だけが記録紙
に照射される。記録紙からの反射光はCCD513に入
射する。CCD513で入射する光の光量を検出するこ
とで、記録紙がバージン紙(例えば、標準紙)である
か、再生紙であるかを検出することができる。トレイT
R1上の記録紙がバージン紙であるときには、CCD5
13に入射する光の光量は比較的大きくなる。また、ト
レイTR1上の記録紙が再生紙であるときには、CCD
513に入射する光の光量は比較的小さくなる。したが
って、CCD513が検出する光量に基づき、トレイT
R1に収納されている記録紙がバージン紙及び再生紙の
うちのいずれであるかを検出することができる。
【0057】シートトレイTR2の上方にも、白色度セ
ンサを設けておけば、トレイTR2上の記録紙がバージ
ン紙及び再生紙のうちのいずれであるかを同様にして検
出することができる。 (5) 画像形成装置内における紙粉発生量は、画像形
成する記録紙の紙質だけでなく、次に述べるように画像
形成装置の使用履歴や、環境条件によっても変わる。 (5−1) 例えば、記録紙とシート搬送ローラとの接
触により発生する紙粉量は、シート搬送ローラの表面状
態によって変化する。清掃や、部品交換された直後のシ
ート搬送ローラを用いて記録紙の搬送を行うときには、
そのシート搬送ローラ表面には紙粉等が付着していない
ため、そのシート搬送ローラと記録紙の間に生じる摩擦
力は比較的大きく、記録紙が受けるストレスは比較的大
きくなる。したがって、ユーザーにおける画像形成装置
使用開始前の画像形成装置メーカーからの出荷時等にお
ける初期メンテナンス後や、その後の清掃や、部品交換
された直後のシート搬送ローラによって発生する紙粉量
は比較的多くなる。これに対して、ある程度記録紙の搬
送に使用したシート搬送ローラには、紙粉が転移して付
着しているため、そのシート搬送ローラは記録紙上です
べりやすくなっており、そのシート搬送ローラが記録紙
に与えるストレスは比較的小さい。したがって、ある程
度記録紙の搬送に使用したシート搬送ローラによって発
生する紙粉量は、比較的少なくなる。これらは、比較的
紙粉が発生しやすい再生紙、非木材紙等を使用したとき
に特に顕著になる。
【0058】そこで、図7に示すようにメンテナンス後
の画像形枚数と、画像形成した記録紙の紙質に応じて、
カウンタ31に加算する加算値Axを変えてもよい。標
準紙に画像形成した場合、メンテナンス後の画像形成枚
数が例えば0〜(N 1 −1)枚の範囲にあるときには、
カウンタ31に加算する加算値をA1 とする。同様に、
メンテナンス後の画像形成枚数がN1 〜(N2 −1)
枚、N2 〜(N 3 −1)枚、N3 〜(N4 −1)枚の範
囲にあるときには、それぞれ加算値をA 2 、A3 、A4
とする。これら加算値A1 〜A4 は、A1 >A2 >A3
>A4 の関係にある。メンテナンス後の画像形成枚数が
多いときには少ないときよりも、加算値を小さくする。
メンテナンス後の画像形成枚数がN4 より大きいときに
も、上記と同様に加算値を定めればよい。
【0059】再生紙に画像形成した場合、メンテナンス
後の画像形成枚数が例えば0〜(N 1 −1)枚の範囲に
あるときには、加算値はA1 ではなく、A1 より大きい
5とする。同様に、メンテナンス後の画像形成枚数が
1 〜(N2 −1)枚、N2〜(N3 −1)枚、N3
(N4 −1)枚の範囲にあるときには、それぞれ加算値
をA6 、A7 、A8 とする。これら加算値A5 〜A
8 は、A5 >A6 >A7 >A8 の関係にある。標準紙に
画像形成したときと同様に、メンテナンス後の画像形成
枚数が多いときには、少ないときよりも、加算値を小さ
くする。また、A1<A5 、A2 <A6 、A3 <A7
4 <A8 の関係にあり、再生紙に画像形成したときの
加算値は、標準紙に画像形成したときの加算値よりも大
きくする。
【0060】このようにメンテナンス後の画像形成枚数
及び紙質に応じて加算値を変えることで、紙質だけに応
じて加算値を変えるときよりも、カウンタ31のカウン
ト値はより精度よく紙粉発生量に応じた値になる。した
がって、それだけ精度よく適切なメンテナンス時期をカ
ウンタ31のカウント値から検出することができる。こ
のようにメンテナンス後の画像形成枚数及び紙質に応じ
た加算値をカウンタ31のカウント値に加算するときに
は、図8に示すように、画像形成枚数をカウントするた
めのカウンタ32を設けておけばよい。この画像形成枚
数カウンタ32も、本例では、メンテナンスカウンタ3
1と同様にバッテリーバックアップされたSRAMによ
り提供されている。画像形成枚数カウンタ32のカウン
ト値には、メンテナンスカウンタ31と同様に、制御装
置2によって画像形成したときに所定加算値が加算され
る。画像形成枚数カウンタ32は、画像形成枚数をカウ
ントするためのものであるので、画像形成した記録紙の
紙質等によらず、画像形成したときには常に1を加算す
る。
【0061】画像形成枚数カウンタ32のカウント値
は、本例では、操作パネルOPを介してメンテナンスを
行った後には0にリセットする。これにより、カウンタ
32のカウント値は、メンテナンス後の画像形成枚数を
示す。画像形成枚数カウンタ32のカウント値は、メン
テナンスを行った後に0にリセットしなくてもよい。メ
ンテナンスを行ったときのカウント値Cmを別途記憶し
ておけば、メンテナンス後の画像形成枚数を検出するこ
とができる。カウンタ32の画像形成したときのカウン
ト値がCxであるとき、メンテナンス後の画像形成枚数
は(Cx−Cm)である。
【0062】本例では、メンテナンスカウンタ31に加
算する加算値Axは、メンテナンス後の画像形成枚数が
多くなるにしたがい図7に示すように段階的に小さくし
たが、図9に示すようにメンテナンス後の画像形成枚数
に応じてリニアに加算値Axを小さくしてもよい。 (5−2) 図10に示すようにメンテナンス回数と、
画像形成した記録紙の紙質に応じて、カウンタ31に加
算する加算値Axを変えてもよい。
【0063】例えばシート搬送ローラについてみると、
メンテナンス回数が多いほど、使用積算時間が長いの
で、それだけローラ表面荒れが増している。そのため、
メンテナンス回数が多いほど、シート搬送ローラと接触
する記録紙から発生する紙粉量は多くなる。したがっ
て、図10に示すように、メンテナンス回数が多いとき
には、少ないときよりも加算値は大きくすればよい。ま
た、前述のように標準紙に画像形成したときよりも再生
紙に画像形成したときの加算値は大きくすればよい。
【0064】このようにメンテナンス回数及び紙質に応
じて加算値を変えることで、紙質だけに応じて加算値を
変えるときよりも、カウンタ31のカウント値はより精
度よく紙粉発生量に応じた値になる。したがって、それ
だけ精度よく適切なメンテナンス時期をカウンタ31の
カウント値から検出することができる。メンテナンス回
数に応じて加算値を変えるときには、メンテナンス回数
を検出するために、例えば、メンテナンス回数カウンタ
を設けておけばよい。メンテナンスを行う度に、メンテ
ナンス回数カウンタのカウント値は、1ずつ大きくすれ
ばよい。 (5−3) 前記(5−1)及び(5−2)で述べたこ
とは組み合わせてもよい。すなわち、図11に示すよう
にメンテナンス回数、メンテナンス後の画像形成枚数及
び画像形成した記録紙の紙質に応じて、カウンタ31に
加算する加算値Axを変えてもよい。
【0065】このようにメンテナンス回数、メンテナン
ス後の画像形成枚数及び紙質に応じて加算値を変えるこ
とで、紙質及びメンテナンス後の画像形成枚数に応じて
加算値を変えるときよりも、また、紙質及びメンテナン
ス回数に応じて加算値を変えるときよりも、カウンタ3
1のカウント値はより精度よく紙粉発生量に応じた値に
なる。したがって、それだけ精度よく適切なメンテナン
ス時期をカウンタ31のカウント値から検出することが
できる。 (5−4) 図12に示すように画像形成した記録紙の
紙質と、ジャム発生回数に応じて、カウンタ31に加算
する加算値Axを変えてもよい。
【0066】ジャム発生回数が多いということは、円滑
な記録紙の搬送が妨げられやすくなっていることであ
り、それだけ記録紙搬送時の記録紙の負荷が大きくなっ
ていて、紙粉が発生しやすい。したがって、図12に示
すように、ジャム発生回数が多いときには、少ないとき
よりも加算値は大きくすればよい。また、前述のように
標準紙に画像形成したときよりも再生紙に画像形成した
ときの加算値は大きくすればよい。さらに、画像形成枚
数も加算値決定の条件に加えてもよい。
【0067】このようにジャム発生回数及び紙質に応じ
て加算値を変えることで、紙質だけに応じて加算値を変
えるときよりも、カウンタ31のカウント値はより精度
よく紙粉発生量に応じた値になる。したがって、それだ
け精度よく適切なメンテナンス時期をカウンタ31のカ
ウント値から検出することができる。ジャム発生回数に
応じて加算値を変えるときには、ジャム発生回数を検出
するために、例えば、ジャム発生回数カウンタを設けて
おけばよい。センサSE1〜SE6などによってジャム
発生が検出される度に、ジャム発生回数カウンタのカウ
ント値は、1ずつ大きくすればよい。 (5−5) 図13に示すように画像形成した記録紙の
紙質と、画像形成装置内の温度に応じて、カウンタ31
に加算する加算値Axを変えてもよい。
【0068】画像形成装置内の温度が高いほど、記録紙
のこしが弱いため、その記録紙から発生する紙粉量は多
くなる。したがって、図13に示すように、画像形成装
置内の温度が高いときは低いときよりも加算値を大きく
すればよい。また、前述のように標準紙に画像形成した
ときよりも再生紙に画像形成したときの加算値は大きく
すればよい。さらに、画像形成枚数も考慮して加算値を
決定してもよい。
【0069】このように画像形成装置内の温度及び画像
形成した記録紙の紙質に応じて加算値を変えることで、
紙質だけに応じて加算値を変えるときよりも、カウンタ
31のカウント値はより精度よく紙粉発生量に応じた値
になる。したがって、それだけ精度よく適切なメンテナ
ンス時期をカウンタ31のカウント値から検出すること
ができる。
【0070】このように画像形成装置内の温度に応じて
加算値を変えるときには、温度検出のための温度センサ
を装置内に配置しておけばよい。以上説明したメンテナ
ンスカウンタ31は、画像形成装置に一つ設けてあり、
そのカウント値からメンテナンスすべき部品のメンテナ
ンス時期を知ることができるが、メンテナンス対象部品
のそれぞれについて、或いは、所定のグループごとに同
様のメンテナンスカウンタを設けてもよい。 (5−6) 図14に示す紙粉除去装置を画像形成装置
A1に設けて、カウンタ31に加算する加算値Axは次
のように変えてもよい。
【0071】図14に示す紙粉除去装置52は、二つの
紙粉除去ローラ521、522を有している。紙粉除去
ローラ521、522は、画像形成装置A1において例
えば、転写領域Rtの上流側のシート搬送経路に臨む位
置に配置すればよい。紙粉除去ローラ521、522
は、例えばシート搬送ローラ対133と134の間に配
置すればよい。なお、シート搬送ローラ対133は、タ
イミングローラ対である。
【0072】紙粉除去ローラ521、522をそれぞれ
所定方向に回転駆動して、これらローラのニップ部分に
記録紙Sを通すことで、その記録紙から発生する紙粉を
次のように除去することができる。紙粉除去ローラ52
1には、その表面を所定極性に帯電させるための帯電部
材523が当接している。帯電部材523は、本例で
は、PETからなる。紙粉除去ローラ521表面は本例
ではシリコーンゴムからなり、紙粉除去ローラ521が
回転すると、帯電部材523との摩擦によってローラ5
21表面は負極性に帯電する。紙粉除去ローラ522に
は帯電部材524が当接しており、紙粉除去ローラ52
2が回転すると、紙粉除去ローラ521と同様にして、
ローラ522表面は負極性に帯電する。
【0073】紙粉は通常正極性に帯電しているので、負
極性に帯電した紙粉除去ローラ521、522の間に記
録紙を通すと、その記録紙から発生する紙粉はローラ5
21、522に静電吸着し、記録紙から紙粉を除去する
ことができる。紙粉除去ローラ521にはトルク検出ロ
ーラ531が接触しており、このローラ531は紙粉除
去ローラ521の回転に従動して回転する。トルク検出
装置532は、トルク検出ローラ531の回転トルクを
検出することができる。トルク検出装置532として
は、従来より知られたものを採用できる。紙粉除去ロー
ラ521に付着した紙粉量が少ないときには、ローラ5
21表面の摩擦係数は比較的大きく、検出装置532が
検出する回転トルクは比較的大きくなる。また、紙粉除
去ローラ521に付着した紙粉量が多いときには、ロー
ラ521表面の摩擦係数が比較的小さくなり、検出装置
532が検出する回転トルクは比較的小さくなる。した
がって、検出装置532が検出する回転トルクに基づ
き、紙粉除去ローラ521に付着した紙粉量を検出する
ことができる。(1/回転トルク)は、紙粉除去ローラ
521に付着している紙粉量にほぼ比例する。
【0074】カウンタ31に加算する加算値Axは、例
えば、図15に示すように、検出装置532が検出する
回転トルク及び画像形成した記録紙の紙質に応じて変え
ればよい。回転トルクが小さいときは大きいときより
も、換言すれば、(1/回転トルク)が大きいときは小
さいときよりも、加算値は大きくすればよい。また、前
述のように標準紙に画像形成したときよりも再生紙に画
像形成したときの加算値は大きくすればよい。
【0075】このカウンタ31は、紙粉除去装置52の
メンテナンス時期を検出するためのカウンタとして利用
できる。このように回転トルク及び画像形成した記録紙
の紙質に応じて加算値を変えることで、紙質だけに応じ
て加算値を変えるときよりも、カウンタ31のカウント
値はより精度よく紙粉発生量に応じた値になる。したが
って、それだけ精度よく適切なメンテナンス時期をカウ
ンタ31のカウント値から検出することができる。 (5−7) 図16に示す紙粉除去装置を画像形成装置
A1に設けて、カウンタ31に加算する加算値Axは次
のように変えてもよい。
【0076】図16に示す紙粉除去装置54は、二つの
紙粉除去ローラ541、542を有している。紙粉除去
ローラ541、542は、画像形成装置A1において例
えば、転写領域Rtの上流側のシート搬送経路に臨む位
置に配置すればよい。紙粉除去ローラ541、542を
それぞれ所定方向に回転駆動して、これらローラのニッ
プ部分に記録紙Sを通すことで、その記録紙から発生す
る紙粉を次のように除去することができる。
【0077】紙粉除去ローラ541には、その表面を所
定極性に帯電させるための帯電部材543が当接してい
る。帯電部材543は、本例では、発泡ウレタンからな
る。紙粉除去ローラ541は、本例では塩化ビニルチュ
ーブで被覆されており、紙粉除去ローラ541が回転す
ると、帯電部材543との摩擦によってローラ541表
面は負極性に帯電する。
【0078】紙粉は通常正極性に帯電しているので、負
極性に帯電した紙粉除去ローラ541と、紙粉除去ロー
ラ542の間に記録紙を通すと、その記録紙から発生す
る紙粉はローラ541に静電吸着し、記録紙から紙粉を
除去することができる。紙粉除去ローラ541に当接す
る帯電部材543は、ローラ541に付着した紙粉を除
去するためのクリーニング部材を兼ねており、ローラ5
41に付着した紙粉は帯電部材543によって掻き落と
される。
【0079】クリーニング部材を兼ねる帯電部材543
の下方には、フィルム状の圧電素子551が配置されて
おり、帯電部材543によって掻き落とされた紙粉は、
圧電素子551上に堆積する。紙粉重量測定装置552
は、圧電素子551の出力信号に基づき、圧電素子55
1上の紙粉重量を測定することができる。記録紙に画像
形成した後(記録紙が紙粉除去ローラ間を通過した後)
に測定装置552によって検出された紙粉重量と、その
画像形成前に測定装置552によって既に検出されてい
た紙粉重量の差から、その記録紙から発生した紙粉の重
量を検出することができる。すなわち、記録紙に画像形
成したときにおける圧電素子551上の紙粉の増加重量
から、その記録紙から発生した紙粉の重量を検出するこ
とができる。
【0080】カウンタ31に加算する加算値Axは、例
えば、図17に示すように、記録紙から発生した紙粉の
重量及び画像形成した記録紙の紙質に応じて変えればよ
い。発生紙粉重量が大きいときは小さいときよりも、換
言すれば、紙粉発生量が多いときは少ないときよりも、
加算値は大きくすればよい。また、前述のように標準紙
に画像形成したときよりも再生紙に画像形成したときの
加算値は大きくすればよい。
【0081】このカウンタ31は、紙粉除去装置54の
メンテナンス時期を検出するためのカウンタとして利用
できる。このように発生紙粉重量及び画像形成した記録
紙の紙質に応じて加算値を変えることで、紙質だけに応
じて加算値を変えるときよりも、カウンタ31のカウン
ト値はより精度よく紙粉発生量に応じた値になる。した
がって、それだけ精度よく適切なメンテナンス時期をカ
ウンタ31のカウント値から検出することができる。 (5−8) 図18に示すように、シート搬送ローラの
スリップ量(スリップ度合い)を検出するためのスリッ
プ量検出装置を設けて、カウンタ31に加算する加算値
Axは次のように変えてもよい。
【0082】本例では、ピックアップローラ111の下
流側に配置されたシート搬送ローラ112のスリップ量
を検出するためにスリップ量検出装置56が設けられて
いる。スリップ量検出装置56は、シート搬送ローラ1
12の回転周速度と、シート搬送ローラ112により搬
送される記録紙の搬送速度との比に基づき、シート搬送
ローラ112のスリップ量を検出する。
【0083】図18(B)に示すように、シート搬送ロ
ーラ112の周速度を検出するために、ローラ112の
外周面には所定等間隔で低反射率面と高反射率面が交互
に並ぶようにマーク568が形成されている。また、シ
ート搬送ローラ112のマーク568に臨む位置には、
レーザーセンサ561、562が所定距離離して配置さ
れている。センサ561、562は、それぞれマーク5
68に向けて光照射して、マーク568の低反射率面又
は高反射率面によって反射された光の光量に応じた信号
をシート搬送ローラ112の周速度検出装置563に出
力する。検出装置563においては、センサ561、5
62がマーク568の同じ高反射率面(又は低反射率
面)を検出したときの時間差と、センサ561と562
の間隔に基づき、シート搬送ローラ112の周速度を検
出する。検出されたシート搬送ローラ112の周速度
は、比較装置567へ入力される。
【0084】記録シートの搬送速度は、レーザーセンサ
564、565及び記録シート搬送速度検出装置566
によって検出される。センサ564、565は、シート
搬送ローラ112の下流側に配置されており、ローラ1
12などによって搬送される記録シートはこれらセンサ
に臨む位置を通過する。センサ564、565は、シー
ト搬送方向に所定間隔離して配置されている。検出装置
566は、センサ564、565がそれぞれ搬送される
記録シートの上流端を検出したときの時間差と、センサ
564と565の間隔に基づき、記録シートの搬送速度
を検出する。検出された記録シートの搬送速度は、比較
装置567に入力される。
【0085】比較装置567においては、入力されたシ
ート搬送ローラ112の周速度と、記録シート搬送速度
の比から、シート搬送ローラ112のスリップ量を検出
する。(周速度/搬送速度)が1より大きいほど、スリ
ップ量は大きい。また、(周速度/搬送速度)が1に近
いほど、スリップ量は小さい。シート搬送ローラ112
に付着している紙粉量が多いほど、ローラ112は記録
シート上でスリップしやすいため、ローラ112のスリ
ップ量は大きくなる。
【0086】そこで、カウンタ31に加算する加算値A
xは、例えば、図19に示すように、シート搬送ローラ
112のスリップ量及び画像形成した記録紙の紙質に応
じて変えればよい。スリップ量が大きいときは小さいと
きよりも、加算値は大きくすればよい。また、前述のよ
うに標準紙に画像形成したときよりも再生紙に画像形成
したときの加算値は大きくすればよい。
【0087】このカウンタ31は、シート搬送ローラ1
12のメンテナンス時期を検出するためのカウンタとし
て利用できる。このようにシート搬送ローラ112のス
リップ量及び画像形成した記録紙の紙質に応じて加算値
を変えることで、紙質だけに応じて加算値を変えるとき
よりも、カウンタ31のカウント値はより精度よく紙粉
発生量に応じた値になる。したがって、それだけ精度よ
く適切なメンテナンス時期をカウンタ31のカウント値
から検出することができる。(5−9) 図20に示す
ように、感光体外周面911の傷量を検出するための傷
検出装置を設けて、カウンタ31に加算する加算値Ax
は次のように変えてもよい。
【0088】傷検出装置57は、感光体外周面911に
臨むレーザーセンサ571を有している。センサ571
は、イレーサーランプ92と帯電チャージャー93の間
に配置されている。センサ571は感光体外周面911
へ光を照射し、反射した光の光量に応じた信号を演算装
置572に出力する。使用開始当初の感光体外周面91
1は平滑で光沢があるため、センサ571に入射する光
の光量は比較的大きくなる。画像形成時に画像形成する
記録紙と接触する感光体外周面911が、記録紙から発
生する紙粉等によって傷つくと、感光体外周面911は
ざらついて、光沢が減少するので、センサ571に入射
する光の光量は比較的小さくなる。したがって、演算装
置572は、センサ571から入力される反射光量に応
じた信号に基づき、感光体外周面911の傷量を検出す
ることができる。画像形成したときに発生した紙粉量が
多いほど、感光体外周面911の傷量は大きくなる。
【0089】そこで、カウンタ31に加算する加算値A
xは、例えば、図21に示すように、感光体の傷量及び
画像形成した記録紙の紙質に応じて変えればよい。感光
体の傷量が大きいときは小さいときよりも、加算値は大
きくすればよい。また、前述のように標準紙に画像形成
したときよりも再生紙に画像形成したときの加算値は大
きくすればよい。
【0090】このカウンタ31は、感光体91のメンテ
ナンス時期を検出するためのカウンタとして利用でき
る。このように感光体91の傷量及び画像形成した記録
紙の紙質に応じて加算値を変えることで、紙質だけに応
じて加算値を変えるときよりも、カウンタ31のカウン
ト値はより精度よく紙粉発生量に応じた値になる。した
がって、それだけ精度よく適切なメンテナンス時期をカ
ウンタ31のカウント値から検出することができる。 (5−10) 図22に示すように、定着ローラの傷量
を検出するための傷検出装置を設けて、カウンタ31に
加算する加算値Axは次のように変えてもよい。
【0091】定着ローラ981の傷量を検出するための
傷検出装置58は、図20に示す感光体91の傷量を検
出するための前記傷検出装置57と同様のものであり、
センサ581と演算装置582を有している。センサ5
81は定着ローラ981に臨んでいる。この傷検出装置
58も、傷検出装置57と同様にして、定着ローラ98
1の傷量を検出することができる。画像形成したときに
発生した紙粉量が多いほど、定着ローラ981の傷量は
大きくなる。
【0092】そこで、カウンタ31に加算する加算値A
xは、例えば、図23に示すように、定着ローラ981
の傷量及び画像形成した記録紙の紙質に応じて変えれば
よい。定着ローラ981の傷量が大きいときは小さいと
きよりも、加算値は大きくすればよい。また、前述のよ
うに標準紙に画像形成したときよりも再生紙に画像形成
したときの加算値は大きくすればよい。
【0093】このカウンタ31は、定着ローラ981の
メンテナンス時期を検出するためのカウンタとして利用
できる。このように定着ローラ981の傷量及び画像形
成した記録紙の紙質に応じて加算値を変えることで、紙
質だけに応じて加算値を変えるときよりも、カウンタ3
1のカウント値はより精度よく紙粉発生量に応じた値に
なる。したがって、それだけ精度よく適切なメンテナン
ス時期をカウンタ31のカウント値から検出することが
できる。
【0094】
【発明の効果】本発明は、原稿画像に基づく画像を記録
シート上に形成する画像形成装置であって、様々な種類
の記録シートが混合して用いられるときでも、適切なメ
ンテナンスタイミングを検出することができる画像形成
装置を提供することができる。また、本発明は、原稿画
像に基づく画像を記録シート上に形成する画像形成装置
において、メンテナンスのタイミングを検出するために
設けられるメンテナンスカウンタのカウント方法であっ
て、様々な種類の記録シートが混合して用いられるとき
でも、適切なメンテナンスタイミングを検出することが
できるカウント方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一例の概略構成図
である。
【図2】図1の画像形成装置の概略ブロック図である。
【図3】図1の画像形成装置が備える操作パネルの概略
平面図である。
【図4】操作パネルが有するタッチパネルの初期設定画
面を示す図である。
【図5】操作パネルが有するタッチパネルの紙質設定画
面を示す図である。
【図6】シートトレイ内の記録紙の紙質を検出するため
の白色度センサを示す図である。
【図7】メンテナンス後の画像形成枚数と、加算値の関
係の一例を示す図である。
【図8】本発明に係る画像形成装置の他の例の概略ブロ
ックである。
【図9】メンテナンス後の画像形成枚数と、加算値の関
係の他の例を示す図である。
【図10】メンテナンス回数と、加算値の関係の一例を
示す図である。
【図11】メンテナンス回数及びメンテナンス後の画像
形成枚数と、加算値の関係の一例を示す図である。
【図12】ジャム発生回数と、加算値の関係の一例を示
す図である。
【図13】画像形成装置内の温度と、加算値の関係の一
例を示す図である。
【図14】紙粉除去装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【図15】回転トルクと、加算値の関係の一例を示す図
である。
【図16】紙粉除去装置の他の例を示す概略構成図であ
る。
【図17】発生紙粉重量と、加算値の関係の一例を示す
図である。
【図18】図18(A)はシート搬送ローラと、シート
搬送ローラのスリップ量を検出するためのスリップ量検
出装置の一例を示す図であり、図18(B)はシート搬
送ローラの概略斜視図である。
【図19】シート搬送ローラのスリップ量と、加算値の
関係の一例を示す図である。
【図20】感光体の傷量を検出するための傷量検出装置
を示す図である。
【図21】感光体の傷量と、加算値の関係の一例を示す
図である。
【図22】定着ローラの傷量を検出するための傷量検出
装置を示す図である。
【図23】定着ローラの傷量と、加算値の関係の一例を
示す図である。
【符号の説明】
A1 画像形成装置 IR 画像読み取り装置 SL1、SL2 スライダ LP ランプ M1〜M4 ミラー LS レンズ FD 作像装置 91 感光体 911 感光体外周面 92 イレーサーランプ 93 帯電チャージャー 94 現像装置 95 転写チャージャー 96 分離チャージャー 97 クリーニング装置 971 クリーニングブレード 98 定着装置 981、982 定着ローラ TR1、TR2 シートトレイ TR3 排出トレイ 111、121 ピックアップローラ 112、113、122、123、131〜134 シ
ート搬送ローラ 114 ベルト SE1〜SE6 シート検出センサ P1 シート搬送路 Rt 転写領域 2 制御装置 31 メンテナンスカウンタ 32 画像形成枚数カウンタ 41 通信装置 OP 操作パネル 51 白色度センサ 511 光源 512 青色フィルタ 513 CCD 52、54 紙粉除去装置 521、522、541、542 紙粉除去ローラ 523、524、543 帯電部材 531 トルク検出ローラ 532 トルク検出装置 551 圧電素子 552 紙粉重量測定装置 56 シート搬送ローラスリップ量検出装置 561、562、564、565 レーザーセンサ 563 シート搬送ローラ周速度検出装置 566 記録シート搬送速度検出装置 567 比較装置 57、58 傷量検出装置 571、581 レーザーセンサ 582、582 演算装置 GL 原稿台ガラス CV カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐原 敏行 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 中根 英治 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 光崎 雅弘 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA20 DA45 DA47 DA48 DC01 DC02 EJ13 EJ15 HB01 HB02 HB17 3F048 AA02 AA04 AB01 AB06 BA10 BB08 BC08 BD07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像に基づく画像を記録シート上に形
    成するための画像形成装置であって、 画像形成する記録シートの情報を検出するためのシート
    情報検出装置と、 メンテナンスすべき画像形成装置の所定部品に対して設
    けられ、記録シートへの画像形成に対応して動作するメ
    ンテナンスカウンタと、 記録シートへの画像形成に対応して前記カウンタのカウ
    ント値に所定加算値を加算する加算装置とを備えてお
    り、 前記加算装置は、前記シート情報検出装置が検出する記
    録シート情報に応じた加算値を前記カウンタのカウント
    値に加算することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記シート情報検出装置が検出する記録シ
    ート情報は、記録シートの材質、坪量、白色度、パルプ
    組成、含水率、転写回数、通紙回数のうちの少なくとも
    一つである請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】画像形成装置の状態を検出するための状態
    検出装置をさらに備えており、 前記加算装置は、前記シート情報検出装置が検出する記
    録シート情報及び前記状態検出装置が検出する画像形成
    装置の状態に応じた加算値を前記カウンタのカウント値
    に加算する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記状態検出装置が検出する画像形成装置
    の状態は、画像形成枚数、メンテナンス回数、ジャム発
    生回数、環境値、粉体除去装置が除去した粉体量、シー
    ト搬送ローラのスリップ量、記録シートを搬送するとき
    に該記録シートと接触する回転部材の傷量のうちの少な
    くとも一つである請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記カウンタのカウント値を送信するため
    の通信装置をさらに備えている請求項1から4のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】原稿画像に基づく画像を記録シート上に形
    成するための画像形成装置に設けられるメンテナンスカ
    ウンタのカウント方法であって、 画像形成する記録シートの情報を検出するステップと、 検出した記録シート情報に基づき加算値を決定するステ
    ップと、 決定した加算値を前記カウンタのカウント値に加算する
    ステップとを含んでいることを特徴とするカウント方
    法。
  7. 【請求項7】前記記録シート情報を検出するステップに
    おいては、記録シートの材質、坪量、白色度、パルプ組
    成、含水率、転写回数、通紙回数のうちの少なくとも一
    つを検出する請求項6記載のカウント方法。
  8. 【請求項8】画像形成装置の状態を検出するステップを
    さらに含んでおり、 前記加算値を決定するステップにおいては、検出した記
    録シート情報及び画像形成装置の状態に基づき加算値を
    決定する請求項6又は7記載のカウント方法。
  9. 【請求項9】前記画像形成装置の状態を検出するステッ
    プにおいては、画像形成枚数、メンテナンス回数、ジャ
    ム発生回数、環境値、粉体除去装置が除去した粉体量、
    シート搬送ローラのスリップ量、記録シートを搬送する
    ときに該記録シートと接触する回転部材の傷量のうちの
    少なくとも一つを検出する請求項8記載のカウント方
    法。
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