JP2018017863A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙粉の飛散を抑制しつつ、音の発生を抑制できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、メディアセンサー101と、紙粉算出部12と、排気部8と、速度制御部11とを備える。メディアセンサー101は、用紙Sの紙質を検出する。紙粉算出部12は、紙質に基づいて、用紙Sの紙粉の発生量を算出する。排気部8は、用紙Sの搬送路Aの空気を排出する。速度制御部12は、紙粉の発生量に基づいて、排気部8の駆動速度を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
用紙に画像を形成する画像形成装置として、例えば、インクジェット方式の画像形成装置や電子写真方式の画像形成装置が知られている。一般的な画像形成装置は、給送トレイに収容された用紙を搬送路に向けて給送する。搬送路を搬送された用紙は、画像形成部まで搬送される。そして、画像形成部は、用紙に画像を形成する。
しかしながら、用紙が搬送路を搬送される際に、用紙から紙粉のような異物が発生する可能性がある。搬送路に設けられたセンサーに紙粉が付着すると、センサーの検知機能が低下するおそれがある。そのため、用紙から発生する紙粉が装置内で飛散することを抑制するための技術が種々提案されている。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置の異物除去装置は、印刷用紙を積載して昇降する給紙台と、印刷用紙を検知するペーパーセンサと、異物除去手段とを備える。異物除去装置では、給紙台が下降する度に異物除去手段が作動して、ペーパーセンサに付着する紙粉を吹き飛ばす。
特開2000−280452号公報
しかしながら、異物除去手段を作動させると、異物除去装置から音が発生する。この音は、環境及びユーザーによっては、騒音として認識されることもあり得る。従って、異物除去手段が定期的に作動することによって、異物除去手段から定期的に音が発生し、ユーザーを不快にさせる可能性があり得る。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、紙粉の飛散を抑制しつつ、音の発生を抑制する画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、検出部と、算出部と、排気部と、速度制御部とを備える。検出部は、用紙の紙質を検出する。算出部は、前記用紙の前記紙質に基づいて、紙粉の発生量を算出する。排気部は、前記用紙の搬送路の空気を排出する。速度制御部は、前記紙粉の発生量に基づいて、前記排気部の駆動速度を制御する。
本発明によれば、紙粉の飛散を防止しつつ、音の発生を抑制する。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の紙粉算出部が実行する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の速度制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1について説明する。図1は、画像形成装置1を示す模式的断面図である。図2は、画像形成装置1を示すブロック図である。本実施形態において、画像形成装置1は、電子写真方式の複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、給送部2、画像形成部3、転写部4、定着部5、排出部6、排気部8、制御ユニット10、記憶部13、検出部としてのメディアセンサー101及び搬送部Lを備える。
給送部2は、2つのカセット21、及び2つの給送ローラー22を備える。各カセット21は、複数枚の用紙Sを収容可能である。各給送ローラー22は、例えば、EPDM(Ethylene propylene diene terpolymer)のようなゴム材で形成されている。
2つの給送ローラー22は、2つのカセット21に対応して設けられる。各給送ローラー22は、対応するカセット21に収容された用紙Sを1枚ずつ搬送路Aに向けて給送する。本実施形態において、画像形成装置1に画像を形成する指示が入力されると、2つのカセット21のうちの1つのカセット21が指定される。そして、指定されたカセット21に対して設けられた給送ローラー22は、指定されたカセット21に収容されている用紙Sを1枚ずつ搬送路Aに向けて給送する。
搬送部Lは、搬送方向Dに沿って、用紙Sを給送部2から排出部6まで搬送する。搬送部Lは、搬送路Aを構成する。搬送部Lは、レジストセンサー102、レジストローラー対7及び複数の搬送ローラー9を含む。複数の搬送ローラー9は、搬送路Aを構成するように設けられる。複数の搬送ローラー9は、用紙Sを搬送する。
レジストセンサー102は、用紙Sの搬送方向Dにおいて、レジストローラー対7より上流に配置される。レジストセンサー102は、例えば、光学式の反射型センサーである。レジストセンサー102は、用紙Sを検出する。具体的には、レジストセンサー102は、光を発光し、反射光に基づいて、用紙Sの有無を検出する。レジストセンサー102は、検出信号を制御ユニット10に送信する。
レジストローラー対7は、用紙Sの搬送方向Dにおいて、転写部4より上流に配置される。レジストローラー対7は、給送ローラー22によって給送された用紙Sを、一時待機させた後に、所定のタイミングで転写部4に供給する。制御ユニット10は、レジストセンサー102から受信した検出信号に基づいて所定のタイミングを制御する。
画像形成部3は、4つの感光体ドラム31を備える。画像形成部3は、画像データに基づいて、各感光体ドラム31上にトナー像を形成する。トナー像は、コンピューターのような装置から伝送された画像データに基づいて形成される。画像形成部3では、画像の濃度のずれ又は転写位置のずれ等を補正するための処理としてキャリブレーションが行われる。また、画像形成部3では、各感光体ドラム31に残留する残留トナーを除去する処理としてクリーニングが行われる。すなわち、画像形成部3の各感光体ドラム31は清掃される。
転写部4は、4つの一次転写ローラー41と、1つの二次転写ローラー42と、1つの中間転写ベルト43とを備える。各一次転写ローラー41は、画像形成部3が各感光体ドラム31上に形成したトナー像を中間転写ベルト43の表面に一次転写する。そして、二次転写ローラー42は、中間転写ベルト43の表面に一次転写されたトナー像を、レジストローラー対7から給送された用紙Sに二次転写する。定着部5は、二次転写されたトナー像を用紙Sに定着させる。排出部6は、トナー像が定着された用紙Sを画像形成装置1の外部へ排出する。
排気部8は、本実施形態においてファン8a及びフィルター8bを含む。排気部8は、搬送路Aの空気Wをファン8aにより吸引する。そして、排気部8は、フィルター8bを通して、ファン8aにより吸引された空気Wを画像形成装置1の外に排出する。排気部8が搬送路Aの空気Wを画像形成装置1の外に排出すると、画像形成装置1の内部温度は低下する。
排気部8は、搬送路Aの空気Wをファン8aにより吸引し、フィルター8bを通して搬送路Aの空気Wを画像形成装置1の外に排出することによって、画像形成装置1内を飛散する紙粉を除去する。排気部8の駆動時間が長くなる程、画像形成装置1内を飛散する紙粉の除去量が増加する。一方、排気部8の駆動時間が短くなる程、画像形成装置1内を飛散する紙粉の除去量は減少する。また、排気部8の駆動速度が加速する程、画像形成装置1内を飛散する紙粉の除去量が増加する。一方、排気部8の駆動速度が減速する程、画像形成装置1内を飛散する紙粉の除去量が減少する。
排気部8が駆動すると排気部8から音が発生する。排気部8の駆動速度が加速する程、排気部8から発生する音は大きくなる。また、排気部8の駆動速度が減速する程、排気部8から発生する音は小さくなる。従って、排気部8の駆動速度を減速させることによって、排気部8から発生する音は小さくなる。
記憶部13は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等によって構成される。記憶部13は、コンピュータープログラム、紙質テーブル及び複数の閾値を記憶する。紙質テーブル及び複数の閾値の詳細については後述する。
メディアセンサー101は、2つのカセット21にそれぞれ設けられる。メディアセンサー101は、用紙Sに光を照射する光源、及びCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーを含む。メディアセンサー101は、各カセット21に収容された用紙Sの紙質を検出する。具体的には、CMOSイメージセンサーは、用紙Sからの反射光を受光し、用紙Sの表面を撮像して撮像信号を生成する。メディアセンサー101は、生成した撮像信号を制御ユニット10に送信する。
制御ユニット10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成される。制御ユニット10は、記憶部13に記憶されたコンピュータープログラムに従って、搬送部L、給送部2、画像形成部3、転写部4、定着部5、排出部6、排気部8及びメディアセンサー101のそれぞれの動作を制御する。
図2に示すように、制御ユニット10は、速度制御部11と、算出部としての紙粉算出部12とを含む。紙粉算出部12は、紙質テーブルを参照し、用紙Sの紙質に基づいて、用紙Sの紙粉の発生量を算出する。紙質テーブルは、メディアセンサー101から送信される撮像信号と紙質を示す値と単位面積あたりの紙粉の発生量を示す値とを関連付けて格納している。
具体的には、紙粉算出部12は、紙質テーブルを参照し、メディアセンサー101から送信された撮像信号に基づいて、用紙Sの紙質を示す値を取得する。紙粉算出部12は、用紙Sの紙質を示す値に基づいて、単位面積あたりの紙粉の発生量を示す値を取得する。そして、紙粉算出部12は、紙粉の発生量を、(単位面積当たりの紙粉の発生量)×(用紙Sの面積)で算出する。紙粉算出部12は、算出した紙粉の発生量を加算していき、紙粉の発生量の累計を算出する。紙粉の発生量の累計が増加する程、画像形成装置1内を飛散する紙粉が増加する。
以下、具体例を挙げて説明する。本具体例では、用紙Sの単位面積あたりの紙粉の発生量が0.1mg/cm2であり、用紙Sの面積が624cm2である。用紙Sを1枚給送すると、紙粉は、(0.1×624)=62.4mg発生する。さらに、用紙Sを1枚給送すると、紙粉は、(0.1×624)=62.4mg発生する。従って、紙粉の発生量の累計は、(62.4+62.4)=124.8mgである。
速度制御部11は、紙粉の発生量に基づいて、排気部8の駆動速度を制御する。すなわち、速度制御部11は、紙粉の発生量の累計に基づいて、排気部8の駆動速度を制御する。具体的には、速度制御部11は、紙粉の発生量の累計が第1閾値以上か否かを判定し、判定結果に基づいて、排気部8を駆動させる。本実施形態において、速度制御部11は、紙粉の発生量の累計が第1閾値以上である場合、排気部8を駆動させる。排気部8が駆動することにより、紙粉の発生量の累計は減少する。従って、紙粉算出部12は、排気部8の駆動時間に基づいて、紙粉の発生量の累計を減少させ、累計を更新する。紙粉の発生量の累計が減少する程、画像形成装置1内での紙粉の飛散を抑制する。ここで、第1閾値は、紙粉算出部12が速度制御部11に排気部8を駆動させるか否かを判定するための値である。また、第1閾値は、記憶部13に記憶されている。
以下、具体例を挙げて説明する。本具体例では、紙粉の発生量の累計が124.8mgであり、排気部8の単位駆動時間あたりの紙粉の除去量が1mg/秒であり、第1閾値は、120mgである。紙粉の発生量の累計は、第1閾値以上である。従って、速度制御部11は、排気部8を駆動させる。速度制御部11が排気部8を10秒間駆動させると、発生した紙粉の累計は、(124.8)−(1×10)=114.8mgに更新される。
また、本具体例において、排気部8の駆動速度が減速することによって、排気部8の単位駆動時間あたりの紙粉の除去量は減少する。減速して駆動する排気部8の単位駆動時間あたりの紙粉の除去量が0.8mg/秒である場合、速度制御部11が排気部8を10秒間駆動させると、発生した紙粉の累計は、(124.8)−(0.8×10)=116.8mgに更新される。
以上、図1及び図2を参照して説明したように、本実施形態によれば、紙粉の発生量に基づいて、排気部8の駆動速度が制御される。従って、必要に応じて、排気部8は駆動する。例えば、紙粉の発生量が少なければ、駆動速度を遅くして排気部8を駆動させる。その結果、画像形成装置1内で紙粉が飛散することを抑制しつつ、音の発生を抑制できる。
また、本実施形態によれば、排気部8は、搬送部Lに構成される搬送路Aの空気Wを排出する。従って、搬送部Lに含まれる複数の搬送ローラー9、レジストローラー対7及びレジストセンサー102に紙粉が付着することを防止できる。その結果、用紙Sが搬送ローラー9及びレジストローラー対7に対して滑ることを防止したり、レジストセンサー102の用紙Sの検知機能の低下を防止したりできる。
さらに、本実施形態によれば、排気部8は、用紙Sの搬送方向Dにおいて、転写部4より上流の搬送路Aの空気Wを排出する。従って、用紙Sが二次転写ローラー42を通過する前に、用紙Sに付着する紙粉を除去できる。その結果、転写部4まで搬送される紙粉の量を抑制して、画像不良の発生を抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、排気部8が搬送路Aの空気Wを排出すると、画像形成装置1の内部温度は低下する。その結果、画像形成装置1の内部温度の上昇に起因する画像不良の発生を抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、紙粉の発生量の累計に基づいて、排気部8の駆動速度が制御される。従って、画像形成装置1の状態に応じて、排気部8は駆動する。例えば、画像形成装置1内を飛散する紙粉の量が少なければ、駆動速度を遅くするように排気部8は駆動する。その結果、画像形成装置1内の紙粉の飛散を抑制しつつ、音の発生をさらに抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、紙粉算出部12は、排気部8の駆動時間に基づいて、紙粉の発生量の累計を減少させ、累計を更新させる。従って、紙粉算出部12は、実際に紙粉の量を量ることなく、紙粉の発生量の累計を更新できる。その結果、紙粉の発生量の累計を容易に算出できる。
さらに、本実施形態によれば、紙粉の発生量の累計が第1閾値以上か否かを判定し、判定結果に基づいて、排気部8は駆動される。従って、紙粉の発生量の累計が第1閾値未満である場合、すなわち、紙粉の発生量の累計が少ない場合、不要に排気部8が駆動することを防止できる。その結果、音の発生を抑制できる。
続いて、図3を参照して、画像形成装置1の紙粉算出部12が紙粉の発生量の累計を算出する処理について説明する。図3は、紙粉算出部12が実行する処理を示すフローチャートである。本実施形態に係る紙粉算出部12は、図3に示すステップS100〜ステップS120の処理を実行することによって、用紙Sから発生する紙粉の発生量の累計を算出する。具体的には次の通りである。
ステップS100において、画像形成装置1は、画像を形成する指示を受け付ける。ステップS105において、メディアセンサー101は、カセット21に収容された用紙Sの紙質を検出する。ステップS110において、紙粉算出部12は、紙質テーブルを参照し、用紙Sの紙質に基づいて、単位面積あたりの紙粉の発生量を示す値を取得する。
ステップS115において、紙粉算出部12は、紙粉の発生量を算出する。具体的には、紙粉算出部12は、単位面積あたりの紙粉の発生量と用紙Sの面積とを乗算することにより、紙粉の発生量を算出する。そして、ステップS120において、画像を形成された用紙Sが画像形成装置1の外部へ排出されると、紙粉算出部12は、紙粉の発生量の累計を算出する。具体的には、用紙Sの搬送が成功すると、紙粉算出部12は、紙粉の発生量の累計に、算出された紙粉の発生量を加算することにより、紙粉の発生量の累計を算出する。
次に、図4を参照して、画像形成装置1の速度制御部11が排気部8の駆動速度を制御する処理について説明する。図4は、画像形成装置1の速度制御部11が実行する処理を示すフローチャートである。本実施形態に係る速度制御部11は、図4に示すステップS200〜ステップS255の処理を実行することによって、排気部8の駆動速度を制御する。具体的には次の通りである。
ステップS200において、速度制御部11は、累計が第1閾値以上か否かを判定する。ステップS200において、速度制御部11が肯定的判定(Yes)をする場合、処理は、ステップS205に進む。ステップS205において、速度制御部11は、排気部8を駆動させる。すなわち、速度制御部11は、ステップS200における判定結果に基づいて、排気部8を駆動させる。
ステップS210において、紙粉算出部12は、排気部8の駆動時間に基づいて、紙粉の発生量の累計を減少させる。具体的には、紙粉算出部12は、排気部8の単位駆動時間あたりの紙粉の除去量と、ステップS205において排気部8が駆動した時間とを乗算することにより、紙粉の除去量を算出する。そして、紙粉算出部12は、紙粉の発生量の累計から除去量を減算することにより、累計を減少させる。その結果、紙粉発生量の累計は、紙粉算出部12によって更新される。ステップS200において、速度制御部11が否定的判定(No)をする場合、速度制御部11が排気部8を駆動させることなく、処理は、ステップS220に進む。
ステップS220において、速度制御部11は、累計が第2閾値未満か否かを判定する。ここで、第2閾値は、速度制御部11が排気部8を停止させるか否かを判定するための値である。第2閾値は、第1閾値より小さい。第2閾値は、記憶部13に記憶されている。
ステップS220において、速度制御部11が肯定的判定(Yes)をする場合、処理は、ステップS225に進む。ステップS225において、速度制御部11は、排気部8を停止させる。すなわち、速度制御部11は、ステップS220における判定結果に基づいて、排気部8を停止させる。
一方、ステップS220において、速度制御部11が否定的判定(No)をする場合、処理は、ステップS230に進む。ステップS230において、速度制御部11は、累計が第3閾値未満か否かを判定する。ここで、第3閾値とは、速度制御部11が排気部8の駆動速度を減速させるか否かを判定するための値のことである。第3閾値は、第2閾値より大きく、第1閾値より小さい。第3閾値は、記憶部13に記憶されている。
ステップS230において、速度制御部11が肯定的判定(Yes)をする場合、処理は、ステップS235に進む。ステップS235において、速度制御部11は、排気部8の駆動速度を減速させる。すなわち、速度制御部11は、第2閾値による判定結果と、第3閾値による判定結果とに基づいて、排気部8の駆動速度を減速させる。ステップS230において、速度制御部11が否定的判定(No)をする場合、速度制御部11が排気部8の駆動速度を維持させたまま、処理はステップS240に進む。
ステップS240において、速度制御部11は、排気部8が減速せずに駆動しているか否かを判定する。ステップS240において、速度制御部11が肯定的判定(Yes)をする場合、すなわち、速度制御部11が排気部8の駆動速度を維持させていた場合、処理は、ステップS245に進む。
ステップS245において、紙粉算出部12は、排気部8の駆動時間に基づいて、紙粉の発生量の累計を減少させる。具体的には、紙粉算出部12は、減速せずに駆動する排気部8の単位駆動時間あたりの紙粉の除去量と、ステップS210において累計を減少させた時から排気部8が駆動した時間とを乗算することにより、紙粉の除去量を算出する。そして、紙粉算出部12は、紙粉の発生量の累計から除去量を減算することにより、累計を減少させる。その結果、紙粉発生量の累計は、紙粉算出部12によって更新される。
一方、ステップS240において、速度制御部11が否定的判定(No)をする場合、処理は、ステップS250に進む。ステップS250において、速度制御部11は、排気部8が駆動速度を減速して駆動しているか否かを判定する。ステップS250において、速度制御部11が肯定的判定(Yes)をする場合、すなわち、速度制御部11が排気部8の駆動速度を減速させていた場合、処理は、ステップS255に進む。
ステップS255において、紙粉算出部12は、排気部8の駆動時間に基づいて、紙粉の発生量の累計を減少させる。具体的には、紙粉算出部12は、減速して駆動する排気部8の単位駆動時間あたりの紙粉の除去量と、ステップS210において累計を減少させた時から排気部8が駆動した時間とを乗算することにより、紙粉の除去量を算出する。そして、紙粉算出部12は、紙粉の発生量の累計から除去量を減算することにより、累計を減少させる。その結果、紙粉発生量の累計は、紙粉算出部12によって更新される。このとき、減速して駆動する排気部8の単位駆動時間あたりの紙粉の除去量は、減速せずに駆動する排気部8の単位駆動時間あたりの紙粉の除去量よりも少ない。
ステップS250において、速度制御部11が否定的判定(No)をする場合、すなわち、排気部8が停止している場合、紙粉算出部12が累計を更新することなく処理は終了する。本実施形態において、図4に示すステップS200〜ステップS255の処理は、常に実行されている。
以上、図1〜図4を参照して説明したように、本実施形態によれば、紙粉の発生量の累計に基づいて、排気部8の駆動速度が制御される。従って、画像形成装置1内を飛散する紙粉が少ない場合、排気部8の駆動速度を減速できる。その結果、画像形成装置1内で紙粉が飛散することを抑制しつつ、排気部8から音が発生することを抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、紙粉の発生量の累計が第2閾値未満か否かを判定し、判定結果に基づいて、排気部8を停止させる。従って、画像形成装置1内を飛散する紙粉が少ない場合に、排気部8が駆動することによる音の発生を防止し、ユーザーの不快感を抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、紙粉の発生量の累計が第3閾値未満か否かを判定し、第2閾値による判定結果と第3閾値による判定結果とに基づいて、排気部8の駆動速度を減速させる。従って、画像形成装置1内を飛散する紙粉を除去しつつ、排気部8から発生する音を小さくする。その結果、音の発生によるユーザーの不快感を抑制できる。
以上、図面(図1〜図4)を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(7))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1を参照して説明したように、例えば、本発明の実施形態では、本発明が電子写真方式の画像形成装置1に適用される場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、画像形成装置1が搬送路Aの空気Wを画像形成装置1の外に排出する排気部8を備える限り、本発明は、インクジェット方式の画像形成装置にも適用可能である。
(2)図1、図2及び図4を参照して説明したように、速度制御部11は、紙粉の発生量の累計に基づいて、排気部8の駆動を制御した。ただし、速度制御部11は、排気部8を不要に駆動させない限り、紙粉の発生量と画像形成装置1の内部温度とに基づいて、排気部8の駆動を制御してもよい。具体的には、速度制御部11は、画像形成装置1の内部温度が規定温度未満か否かを判定する。そして、速度制御部11は、規定温度による判定結果と第2閾値による判定結果とに基づいて、排気部8を停止させてもよい。すなわち、画像形成装置1の内部温度が規定温度未満であり、紙粉の発生量の累計が第2閾値未満である場合に、速度制御部11は、排気部8を停止させる。その結果、音の発生を抑制できる。規定温度は、画像形成装置1のユーザーが任意に設定できる。
(3)図1を参照して説明したように、メディアセンサー101は、CMOSイメージセンサーを含んだが、本発明はこれに限定されない。メディアセンサー101が用紙Sの紙質を検出できる限り、CMOSイメージセンサーに代えてCCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサーを含んでもよい。
(4)図1を参照して説明したように、メディアセンサー101は、用紙Sからの反射光を受光し、用紙Sの表面を撮像して撮像信号を生成した。ただし、制御ユニット10が受信した信号に基づいて用紙Sの紙質を示す値を取得できる限り、メディアセンサー101は、用紙Sから受光した反射光の波長及び強度を示す信号を制御ユニット10に送信してもよい。
(5)図4を参照して説明したように、画像形成装置1では、ステップS220が実行された後に、ステップS230が実行された。すなわち、紙粉算出部12は、累計が第2閾値未満であるか否かを判定した後に、累計が第3閾値未満であるか否かを判定した。ただし、速度制御部11が排気部8の駆動速度を制御できる限り、紙粉算出部12は、累計が第3閾値未満であるか否かを判定した後に、累計が第2閾値未満であるか否かを判定してもよい。
(6)図4を参照して説明したように、ステップS200〜ステップS255の処理は、常に実行されている。ただし、画像形成装置1が起動している間だけ、ステップS200〜ステップS255の処理が実行されてもよい。この場合であっても、画像形成装置1は、紙粉の飛散を抑制しつつ、音の発生を抑制できる。
(7)図1及び図4を参照して説明したように、速度制御部11は、紙粉の発生量の累計が第1閾値以上であるときに、排気部8を駆動させた。ただし、不要に排気部8を駆動させない限り、速度制御部11は、画像形成部3でキャリブレーション又はクリーニングが行われる間、排気部8を駆動させてもよい。すなわち、画像形成部3が清掃されている間、速度制御部11は、排気部8を駆動させてもよい。ただし、紙粉の発生量の累計が、第1閾値未満又は第2閾値未満であるときには、画像形成部3でキャリブレーション又はクリーニングが行われる間であっても、速度制御部11は排気部8を駆動させなくてもよい。また、紙粉の発生量の累計が、第1閾値未満又は第2閾値未満であるときには、画像形成部3でキャリブレーション又はクリーニングが行われる間であっても、排気部8の駆動速度を減速させてもよい。従って、音の発生を抑制できる。画像形成部3が清掃されている間に排気部8を駆動させた場合であっても、紙粉算出部12は、排気部8の駆動時間に基づいて、累計を減少させる。
本発明は、用紙を搬送する画像形成装置の分野に利用可能である。
1 画像形成装置
11 速度制御部
12 紙粉算出部
3 画像形成部
8 排気部
101 メディアセンサー(検出部)
A 搬送路
S 用紙

Claims (8)

  1. 用紙の紙質を検出する検出部と、
    前記紙質に基づいて、前記用紙の紙粉の発生量を算出する算出部と、
    前記用紙の搬送路の空気を排出する排気部と、
    前記紙粉の発生量に基づいて、前記排気部の駆動速度を制御する速度制御部と
    を備える、画像形成装置。
  2. 前記算出部は、
    前記紙粉の発生量の累計を算出し、
    前記排気部の駆動時間に基づいて、前記累計を更新し、
    前記速度制御部は、前記累計に基づいて、前記排気部の駆動速度を制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記算出部は、前記排気部の前記駆動時間に基づいて、前記累計を減少させる、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記速度制御部は、前記累計が第1閾値以上か否かを判定し、判定結果に基づいて、前記排気部を駆動させる、請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記速度制御部は、前記累計が第2閾値未満か否かを判定し、判定結果に基づいて、前記排気部を停止させる、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記速度制御部は、前記累計が第3閾値未満か否かを判定し、前記第3閾値による判定結果と前記第2閾値による前記判定結果とに基づいて、前記排気部の駆動速度を減速させる、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記用紙に画像を形成する画像形成部をさらに備え、
    前記画像形成部が清掃されている間、前記速度制御部は、前記排気部を駆動させ、
    前記算出部は、前記排気部の前記駆動時間に基づいて、前記累計を減少させる、請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記速度制御部は、前記画像形成装置の内部温度が規定温度未満か否かを判定し、前記規定温度による判定結果と前記第2閾値による前記判定結果とに基づいて、前記排気部を停止させる、請求項5または請求項6に記載の画像形成装置。
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