JP2005195807A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像出力部5からの画像出力に基づき画像形成部にて感光体21〜24に形成されたトナー画像を転写部40での紙転写位置にて転写紙に転写する画像形成装置において、感光体21〜24の露光位置から紙転写位置までの画像移動距離をレジストローラ44から紙転写位置までの給紙距離以上で給紙トレイ42、41から紙転写位置までの給紙距離以下の距離とし、給紙トレイ42、41とレジストローラ44との間に介在する搬送ローラ43とレジストローラ44との間にセンサを配置し、このセンサによる転写紙先端検出を契機として感光体の画像書き込み開始を行う画像出力部5を有する。
【選択図】 図3
Description
従来においては、書き込み開始のタイミングは、装置によりあるいは機種により異なり、前述のようにレジストローラが回転した後書き込みを開始する場合であるとか、または給紙開始からレジストローラまでの搬送速度を画像形成速度より早くする反面、転写紙が給紙トレイ内にある時点で書き込みを開始するとかの方策が採られている。また、複数の感光体を備えるために露光位置が複数ある画像形成装置においては、画像に応じて選択される露光位置が変化することになるので、転写部までの距離も変化し、画像書き込みのタイミングも変わってくることになる。
ここにおいて、レジストローラより給紙トレイ側(上流側)に転写紙が位置する状況下にて画像書き込み開始のタイミングを取る場合にあっては、露光に伴って回転を開始するレジストローラの回転開始に間に合うように、転写紙を給紙する必要がある。
従来技術としては、特許文献1、2が存在する。特許文献1は、画像形成装置にあって、重ね合わせ画像の色ずれ補正を行うに当り、クリーニング時の搬送ベルト速度とトナーパターン作像時の搬送ベルト速度を変えることが開示される。また、特許文献2は、カラープリンタにて感光体ベルトの走行ムラによる色ずれ防止のため、感光体ベルト駆動手段の速度制御を行うことが開示される。しかし、これら両特許文献1、2は、画像書き込みタイミングと給紙のタイミングとの関係を開示するものではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、転写紙の給紙からレジストローラでの停止までの間に画像書き込み開始タイミングが存在する画像形成装置にあって、転写紙の給紙遅れによる異常画像出力又はジャムを生じないようにした画像形成装置の提供を目的とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、感光体の露光位置は、画像形成部が複数の感光体を備える場合にあっては、作像に関与する感光体のうち選択された感光体の露光位置であることを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1又は2にかかる発明において、給紙トレイは、トレイ給紙部あるいは手差し給紙部のいずれかであることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、画像出力部からの画像出力に基づき画像形成部にて感光体に形成されたトナー画像を転写部での紙転写位置にて転写紙に転写する画像形成装置において、感光体の露光位置から紙転写位置までの画像移動距離をレジストローラから紙転写位置までの給紙距離以上で給紙トレイから紙転写位置までの給紙距離以下の距離に設定し、給紙トレイにセンサを配置し、このセンサによる転写紙先端検出を契機として感光体の画像書き込み開始を行う画像出力部を有することを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明によれば、タンデム配置のカラー感光体の場合には、白黒あるいは単色、複数色の場合の最初色あるいは最終色によって露光位置から紙転写位置までの距離が変化するので、選択された感光体に対するセンサ配置とするのが好ましい。
また、請求項3にかかる発明によれば、給紙トレイは、トレイ給紙部あるいは手差し給紙部の双方に対応させるのが好ましい。
また、請求項4にかかる発明によれば、画像形成に必要な感光体(選択されたものを含む)に基づく選択されたトナーあるいは転写紙を給紙する給紙トレイの位置により、書き込み開始タイミングを変え、またレジストローラ前段での転写紙の挙動による搬送遅れを、異常画像とかジャムとならないようできる。
図1は、本発明の画像形成装置にかかる制御装置の全体の概略ブロック図である。この図1において、CPUあるいは画像処理部を内蔵するメイン制御部1を有し、このメイン制御部1を中心として操作表示部2、画像入力部3、画像記憶部4、画像出力部5、そして転写紙先端検出部6が接続される。このうち、メイン制御部1は、読み取った画像の記憶、画像処理、操作表示部2への表示、画像出力、転写紙先端の測定制御を行う。操作表示部2は、ユーザがモード等を設定する設定部と例えば読み取ったデータを表示する表示部とを有する。また、画像入力部3は、例えばスキャナ部をエンジンとして原稿読み取りを行う。画像入力部4は、スキャナ部にて読み取った原稿を記憶する。画像出力部5は、操作表示部2の設定モードに基づきメイン制御部1にて画像処理された画像を出力する。更に、転写紙先端検出部6は、後述する給紙トレイや、ローラにて搬送される転写紙の先端を検出する例えば光センサである。
一方、トレイ給紙部あるいは手差し給紙部から排紙部までの転写紙の搬送経路の構成を見ると、トレイ給紙部41あるいは手差し給紙部42(給紙トレイと総称する)でのピックアップローラを始めとする各種搬送ローラ43を備え、ついでレジストローラ44を備え、転写部40、搬送部45、定着部46が順に備えられて排紙部47に至る構成となっている。したがって、給紙トレイ41、42にセットされてピックアップされた転写紙は、搬送ローラ43にてレジストローラ44まで搬送され、レジストローラ44のニップ部にてたわみを発生させて斜行(スキュー)の補正がなされ、その後レジストローラ44の回転開始にて転写部40に給紙され、転写部40にて中間転写ベルト29に感光体21、22、23、24から転写されたトナー画像が転写紙に転写され、搬送部45での搬送後、定着部46にてトナーの熱定着が行われ、排紙部47へ排紙される。なお、本実施形態においては、露光位置から転写部40である紙転写位置までの距離は、レジストローラ44から紙転写位置までの距離より長く、トレイ給紙部41、手差し給紙部42から紙転写位置までの距離よりは短い距離になるように設定されている。この場合、露光位置とは、例えば図3(a)の右端の感光体24を用いて判断し、この感光体24が最初色であり最終色である場合には、この感光体24の露光位置のことである。もっとも、この露光位置は、図3(b)に示すように感光体21を最初色とし、感光体24を最終色とした場合、感光体21の露光位置となる。つまり、本実施形態では、露光位置とは、最初色として使用する感光体の露光位置のことを示す。
この転写紙先端検出部6は、具体的には例えば前述のように光センサのように転写紙の先端を検出するセンサである。図3(a)では、トレイ給紙部41からの転写紙搬送経路においてあるいは手差し給紙部42からの転写紙搬送経路における各位置A、Bにセンサを配置しており、このセンサは、レジストローラ44と各搬送ローラ43との間に設置されている。すなわち、センサは、搬送ローラ43を通り抜ける転写紙の先端を検出する。この場合、搬送ローラ43を抜けた転写紙は、レジストローラ44のニップ部までは、円滑に給紙される。
また、転写紙先端検出部6であるセンサによる転写紙先端検出信号は、図1に示すメイン制御部1に入力され、この転写紙先端検出信号に基づきメイン制御部1から画像出力部5の露光装置に向け画像書き込み開始が通知される。
センサによる転写紙先端検出からの動作を述べる。センサにて転写紙の先端が検出されると、画像出力部5での露光装置に画像書き込み開始コマンドが出力される。その後、所定時間経過してレジストローラ44が回転を開始する。この所定時間の間にセンサにてその先端が検出された転写紙は、スリップ等を起こすことなく円滑にレジストローラ44のニップ部に到達する。そして、レジストローラ44の回転開始と共に転写紙が転写部40に向けて搬送される。その後は、図2に示すように転写部40にて、転写紙に画像が転写され、搬送部45を通り、定着部46にてトナーが定着され、排紙される。
こうして、給紙トレイ41からA位置までの間あるいは給紙トレイ42からB位置までの間にスリップしても、あるいはスリップしなくても画像書き込み開始に伴うレジストローラ44の回転開始には転写紙がそのニップ部に位置することになるため、転写部40での画像位置ずれのおそれがなくなり、安定した出力が可能となる。また、従来例にて述べたようにレジストローラ到達後に書き込み開始をする場合よりも、A、B位置の通過タイミングを基準とした場合の方が早い書き込み開始となるので画像も早く出力されることになる。
なお、単色あるいは白黒の場合は単一の感光体による露光となるが、複数色の場合は最初色あるいは最終色等によって露光位置と紙転写位置との距離が変化する。この場合、作像に使用すべく選択された感光体に対応して複数のセンサを備えてこれを切り替えあるいは、センサを移動させる等してもよい。また、感光体全体あるいは頻繁に使用する感光体を基準にした標準のセンサを備え、その感光体を基準にしない場合にはその標準のセンサに基づく書き込みを選択するようにしてもよい。
こうして、画像形成に必要な感光体(選択されたものを含む)に基づく選択されたトナーあるいは転写紙を給紙する給紙トレイの位置により、書き込み開始タイミングを変え、またレジストローラ44前段での転写紙の挙動による搬送遅れを、異常画像とかジャムとならないようにして、異常画像とかジャムの低減を図り、ユーザの生産性の低下を防止する。
2 操作表示部
3 画像入力部
4 画像記憶部
5 画像出力部
6 転写紙先端検出部
21〜24 感光体
25〜28 露光装置(LD)
31 スキャナ部
40 転写部
41 トレイ給紙部(給紙トレイ)
42 手差し給紙部(給紙トレイ)
43 搬送ローラ
44 レジストローラ
45 搬送部
46 定着部
47 排紙トレイ
Claims (4)
- 画像出力部からの画像出力に基づき画像形成部にて感光体に形成されたトナー画像を紙転写位置にて転写紙に転写する画像形成装置において、
感光体の露光位置から紙転写位置までの画像移動距離を、レジストローラから紙転写位置までの給紙距離以上で給紙トレイから紙転写位置までの給紙距離以下の距離に設定し、給紙トレイとレジストローラとの間に介在する搬送ローラとレジストローラとの間にセンサを配置し、このセンサによる転写紙先端検出を契機として感光体の画像書き込み開始を行う画像出力部を有することを特徴とする画像形成装置。 - 感光体の露光位置は、画像形成部が複数の感光体を備える場合にあっては、作像に関与する感光体のうち選択された感光体の露光位置であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 給紙トレイは、トレイ給紙部あるいは手差し給紙部のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 画像出力部からの画像出力に基づき画像形成部にて感光体に形成されたトナー画像を転写部での紙転写位置にて転写紙に転写する画像形成装置において、
感光体の露光位置から紙転写位置までの画像移動距離を、レジストローラから紙転写位置までの給紙距離以上で給紙トレイから紙転写位置までの給紙距離以下の距離に設定し、給紙トレイにセンサを配置し、このセンサによる転写紙先端検出を契機として感光体の画像書き込み開始を行う画像出力部を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001391A JP2005195807A (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=34816920
Family Applications (1)
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JP2004001391A Pending JP2005195807A (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | 画像形成装置 |
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- 2004-01-06 JP JP2004001391A patent/JP2005195807A/ja active Pending
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