JP4310939B2 - シフトレジスタ及び電子装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各段から出力信号を順次出力するシフトレジスタ、及びこのシフトレジスタを備えた電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マトリクス状に画素が配置された撮像素子や表示素子を駆動するドライバとして、前段から後段に次々出力信号をシフトすることによって各段から撮像素子や表示素子に対して線順次で信号を出力するシフトレジスタが広く用いられている。
【0003】
ところで、このようなシフトレジスタとしては、例えば、各段が複数の電界効果トランジスタを備えており、電界効果トランジスタの電極に外部から制御信号を供給することによって出力信号を順次出力するものがある。即ち、各段には、外部からの制御信号としてクロック信号がドレイン電極に入力されることによって、ソース電極から後段へと出力信号を出力する出力用電界効果トランジスタが設けられている。このような出力用電界効果トランジスタは、nチャネル型の場合、前段から出力信号がゲート電極に入力されゲート電極の電位が上昇した場合にオン状態となる。この出力用電界効果トランジスタは、オン状態の際にドレイン電極にクロック信号が入力されるとそのクロック信号がその段の出力信号としてソース電極を介して後段へと出力される。一方、出力用電界効果トランジスタは前段から出力された出力信号がゲート電極に入力されていない場合にはオフ状態となり、ドレイン電極にクロック信号が入力された場合でも後段には出力信号が出力されない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電界効果トランジスタは複数の電極を備えており、この電極間に寄生容量を有しているために、外部からドレイン電極に入力された制御信号の電圧により、そのトランジスタの他の電極の電圧まで上昇してしまうことがある。上記出力用電界効果トランジスタを例にとれば、出力信号を出力するトランジスタのゲート電極が選択されていない状態でフローティング状態である構造であれば、前段からの出力信号がゲート電極に入力されていない場合でも、ドレイン電極に入力されたクロック信号の波形の振幅によって、ゲート電極の電圧が上昇してしまう。従って、ゲート電極に出力信号が入力されていない場合でも、微弱ながらもソース電極から出力信号が出力されてしまうことがある。これにより、後段に出力信号を出力すべきでない期間にも、後段へと出力信号が出力されてしまい、シフトレジスタの誤動作を招く場合があり、ひいてはシフトレジスタにより駆動されるフォトセンサや液晶表示装置等の電子装置が正常に機能しないといった問題を引き起こす恐れがある。
【0005】
本発明の課題は、トランジスタの寄生容量に起因する誤動作を起こさないシフトレジスタ、及びこのシフトレジスタを適用した電子装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、例えば図4、図5、図8に示すように、複数の段(段RS(1)〜段RS(n))からなり、シフトすることによって各段から所定レベルの出力信号を順次出力するシフトレジスタであって、各段が、前段から所定レベルの出力信号が制御端子に入力された場合に、前段から一端子に入力された出力信号を他端子から出力する第一トランジスタ(TFT21)と、制御端子が前記第一トランジスタの他端子に接続され、一端子に入力されたクロック信号によって該制御端子と前記第一トランジスタの他端子との間の配線を一方の極とした容量に電荷を蓄積させて該一端子からのクロック信号を当該段の出力信号として他端子から出力する第二トランジスタ(TFT24)と、後段から所定レベルの出力信号が入力された場合に前記配線の電位を所定レベルに変位させるとともに、前段から所定レベルの出力信号が入力されるまで前記配線の電位を該所定レベルに保持する電位保持手段(TFT22,27,28,29,30,31,32、又は、TFT22,33,34)と、を備え
前記電位保持手段が、
制御端子を有し、オン状態で前記配線の電位を所定レベルに変位させる第三トランジスタと、
制御端子を有し、後段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第三トランジスタの制御端子にオン電圧として出力するとともに、前段からの出力信号に応じて前記第三トランジスタの制御端子へのオン電圧の出力を停止する第四トランジスタと、
制御端子を有し、前段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第三トランジスタの制御端子にオフ電圧として出力するとともに、後段からの出力信号に応じて前記第三トランジスタの制御端子へのオフ電圧の出力を停止する第五トランジスタと、
を備えることを特徴とする。
【0007】
なお、上記シフトレジスタにおいて、最前段より前の段がない場合、最前段における前段からの所定レベルの出力信号は、最後段からの所定レベルの出力信号としても良いし、外部の制御装置等からの所定レベルの出力信号としても良い。また、最後段より後ろの段がない場合、最後段における後段からの所定レベルの出力信号は、最前段からの所定レベルの出力信号としても良いし、外部の制御装置等からの所定レベルの出力信号としても良い。
【0008】
請求項1記載の発明では、第一トランジスタの制御端子に前段からの所定レベルの出力信号が入力されると、第一トランジスタの一端子から他端子へと出力信号が出力される。ここで、第一トランジスタの他端子を経由し前段からの所定レベルの出力信号が入力される配線を一方の極とする容量が電位保持手段によって例えば正電位にチャージアップできるような状態に保持されるため、前段からの出力信号がこの配線に入力されると、容量に電荷が保持される。この際にクロック信号が第二トランジスタの一端子に入力されると、そのクロック信号がその段の出力信号として第二トランジスタの他端子に出力される。このとき、第二トランジスタの寄生容量のチャージアップに起因して、配線の電位が上昇する。このように第二トランジスタの制御端子の電位は極めて高い状態が保持されるのでクロック信号のレベルを下げることなく、他端子から出力することができる。従って、本発明に係るシフトレジスタは、クロック信号のレベルで出力信号を確実にシフトしていく。
【0009】
その後、後段から所定レベルの出力信号が入力されると、配線電位が電位保持手段によって所定の電位に変位し、第二トランジスタの一端子に入力されたクロック信号が第二トランジスタの他端子に出力されなくなる。ところで、再び前段から所定レベルの出力信号が入力されるまでの間、第二トランジスタの制御端子が接続された配線電位は電位保持手段により保持されるため、この間に第二トランジスタの一端子に入力されたクロック信号に振幅があったとしても、第二トランジスタの寄生容量のために同期して配線電位は変位することを防止することができ、クロック信号による第二トランジスタの漏れ電流を防ぐことができる。従って、各段が出力信号を出力すべき際のみに出力信号が出力され、本発明に係るシフトレジスタは、出力信号を確実にシフトしていく。
【0010】
請求項記載の発明は、例えば図5に示すようにシフトレジスタにおいて、前記電位保持手段が、制御端子を有し、オン状態で前記配線の電位を所定レベルに変位させる第三トランジスタ(TFT22)と、制御端子を有し、後段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第三トランジスタの制御端子にオン電圧として出力するとともに、前段からの出力信号に応じて前記第三トランジスタの制御端子へのオン電圧の出力を停止する第四トランジスタ(TFT29)と、制御端子を有し、前段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第三トランジスタの制御端子にオフ電圧として出力するとともに、後段からの出力信号に応じて前記第三トランジスタの制御端子へのオフ電圧の出力を停止する第五トランジスタ(TFT28)と、を備えることを特徴とする。
【0011】
そして、請求項記載の発明は、請求項記載のシフトレジスタにおいて、前記電位保持手段が、制御端子を有し、後段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第四トランジスタの制御端子にオン電圧として出力する第六トランジスタ(TFT32)と、制御端子を有し、後段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第五トランジスタの制御端子にオフ電圧として出力する第七トランジスタ(TFT30)と、制御端子を有し、前段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第四トランジスタの制御端子にオフ電圧として出力する第八トランジスタ(TFT31)と、制御端子を有し、前段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第五トランジスタの制御端子にオン電圧として出力する第九トランジスタ(TFT27)と、を備えることを特徴とする。
請求項並びに請求項記載の発明では、後段から所定レベルの出力信号が入力されると、第四トランジスタの制御端子の電位を決定する電荷が第六トランジスタを介して蓄積されることにより第四トランジスタがオン状態になるので、第四トランジスタを介して第三トランジスタの制御端子にオン電圧の信号が出力される。また、後段から所定レベルの出力信号が入力されると、第五トランジスタの制御端子のオン電圧が第七トランジスタによってオフ電位に変位される。第五トランジスタがオフ状態になり、第四トランジスタの他端子から出力された定電圧レベルの信号によって、第三トランジスタの制御端子がオン電位となる。このため、第三トランジスタは、第二トランジスタの制御端子に接続された配線の電位を例えば基準電圧Vssにする。ここで、第二トランジスタの一端子にクロック信号が入力された場合に、第二トランジスタの寄生容量に起因して、容量に電荷が蓄積されるようになるが、第二トランジスタの制御端子の配線電位が基準電圧Vssで保持されるので第二トランジスタから漏れ電流が生じることがない。そのため、後段から所定レベルの出力信号が入力されてからは、当該段からクロック信号による出力信号が出力されない。
【0012】
その後、前段から所定レベルの出力信号が入力されると、第四トランジスタの制御端子の電位が第八トランジスタによって所定の電位に変位され、これによって、第四トランジスタは定電圧レベルの信号の出力を停止する。また、前段から所定レベルの出力信号が入力されると、第五トランジスタの制御端子の電位が第九トランジスタによってオン電位になり、第三トランジスタの制御端子に接続された配線電位が第五トランジスタによって所定の電位に変位し、第三トランジスタはオフ状態になる。従って、前段からの所定レベルの出力信号によって、第二トランジスタの制御端子に接続された配線電位が変位する。この際にクロック信号が第二トランジスタの一端子に入力されると、そのクロック信号がその段の出力信号として第二トランジスタの他端子に出力される。この際に、第二トランジスタの一端子にクロック信号が入力された場合に、第二トランジスタの寄生容量に起因して、第二トランジスタに接続された配線電位がさらに変位されていく。このことにより第二トランジスタはクロック信号のレベルを下げることなく、他端子に出力する。従って、本発明に係るシフトレジスタは、出力信号のレベルがクロック信号のレベルで確実に出力信号をシフトしていく。
【0013】
請求項記載の発明は、例えば図10に示すようにシフトレジスタにおいて、前記電位保持手段が、制御端子を有し、オン状態で前記配線の電位を所定レベルに変位させる第三トランジスタ(TFT22)と、制御端子を有し、後段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第三トランジスタの制御端子にオン電圧として出力する第十トランジスタ(TFT33)と、制御端子を有し、前段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第三トランジスタの制御端子にオフ電圧として出力する第十一トランジスタ(TFT34)と、を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項記載の発明では、後段から所定レベルの出力信号が入力されると、第三トランジスタの制御端子に、例えば正電位が印加されるような電荷が第十一トランジスタによって蓄積される。従って、第三トランジスタは、第二トランジスタの制御端子に接続された配線電位を決定する電荷を排出する状態になる。ここで、第二トランジスタの一端子にクロック信号が入力された場合に、第二トランジスタの寄生容量に起因して、第二トランジスタの制御端子に接続された配線を一方の極とする容量に電荷が蓄積されるようになるが、第三トランジスタによってこの配線電位が定電圧とすることができるため、後段から所定レベルの出力信号が入力されてから再び前段から出力信号が入力されるまでは、第二トランジスタから漏れ電流が生じない。
その後、前段から所定レベルの出力信号が入力されると、第三トランジスタは第二トランジスタ電荷の排出を停止するとともに、第二トランジスタの制御端子に接続された配線を一方の極とする容量に電荷が蓄積される。この際にクロック信号が第二トランジスタの一端子に入力されると、そのクロック信号がその段の出力信号として第二トランジスタの他端子に出力される。この際に、第二トランジスタの一端子にクロック信号が入力された場合に、第二トランジスタの寄生容量に起因して、配線容量に電荷が蓄積され、配線電位がさらに変位するから、第二トランジスタはクロック信号のレベルを下げることなく、他端子に出力する。従って、本発明に係るシフトレジスタは、クロック信号のレベルで出力信号を確実にシフトしていく。
【0015】
また、例えば図4、図12等に示すように、複数の段(段RS(1)〜段RS(n))からなり、シフトすることによって各段から所定レベルの出力信号を順次出力するシフトレジスタであって、各段が、前段から所定レベルの出力信号が制御端子に入力された場合に、前段から一端子に入力された出力信号を他端子から出力する第一トランジスタ(TFT41)と、制御端子が前記第一トランジスタの他端子に接続され、一端子に入力されたクロック信号によって該制御端子と前記第一トランジスタの他端子との間の配線を一方の極とした容量に電荷を蓄積させて該一端子からのクロック信号を当該段の出力信号として他端子から出力する第二トランジスタ(TFT44)と、第一定電圧を供給する第一定電圧配線に制御端子が接続され、一端子に入力された第二定電圧を他端子から当該段の出力信号として出力する第三トランジスタ(TFT45)と、前記第一トランジスタの他端子から前記配線に出力された出力信号に応じて前記第三トランジスタの制御端子にオフ電圧を出力する第四トランジスタ(TFT43)と、後段から所定レベルの出力信号に応じて前記配線の電位を所定のレベルに変位させる第五トランジスタ(TFT42)と、前記配線と前記第二トランジスタの他端子との間に設けられたコンデンサと、を備えている。
【0016】
ここで例えば図15に示すように、前記各段が、前記配線と前記第二定電圧を供給する第二定電圧配線との間に設けられた第二コンデンサ(コンデンサ48)を備えていても良い。
【0017】
また例えば図16,図18に示すように、前記各段が、前記配線と前記第一定電圧配線との間に設けられた第三コンデンサ(コンデンサ49)を備えていても良い。
【0018】
また例えば図17,図19に示すように、前記各段は、一方の極が接地され、前記配線に他方の極が接続された第四コンデンサ(コンデンサ50)を備えていても良い。
【0019】
なお、上記シフトレジスタにおいて、最前段より前の段がない場合、最前段における前段からの所定レベルの出力信号は、最後段からの所定レベルの出力信号としても良いし、外部の制御装置等からの所定レベルの出力信号としても良い。また、最後段より後ろの段がない場合、最後段における後段からの所定レベルの出力信号は、最前段からの所定レベルの出力信号としても良いし、外部の制御装置等からの所定レベルの出力信号としても良い。
【0020】
また、第二トランジスタの制御端子に接続された配線を一方の極としたコンデンサを設けることにより安定化し、クロック信号による振幅による第二トランジスタの漏れ電流を抑制することができる。特に第二トランジスタがnチャネルの場合、第二トランジスタの制御端子の電位を下げることを防止することができる。
【0021】
請求項記載の発明に係る電子装置は、請求項1からのいずれかに記載のシフトレジスタと、前記シフトレジスタの各段から出力される出力信号によって駆動される駆動素子と、を備えることを特徴とする。
したがって、シフトレジスタが正常にシフトするのでクロック信号の振幅による駆動素子の誤作動を防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るシフトレジスタ及び電子装置について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲を図示例に限定するものではない。
【0023】
〔第一の実施の形態〕
図1に示すように、本発明に係る電子装置が適用された撮像装置1は、基本構成として、光学的にセンシングすることによって画像を撮像(取得)するための撮像素子2と、撮像装置1全体を制御するコントローラ3と、コントローラ3からの制御信号に従って撮像素子2を駆動するためのトップゲートドライバ4、ボトムゲートドライバ5及びドレインドライバ6とを備える。トップゲートドライバ4、ボトムゲートドライバ5及びドレインドライバ6はそれぞれ、コントローラ3とデータ入出力可能に接続されている。
【0024】
撮像素子2は、透明基板上にマトリックス状に配置されたダブルゲートトランジスタ7,7,…を基本構成としている。図2及び図3に示すように、各ダブルゲートトランジスタ7は、ボトムゲート電極8と、ボトムゲート絶縁膜9と、半導体層10と、ブロック絶縁膜11a,11bと、不純物層12a,12b,13と、ソース電極14a,14bと、ドレイン電極15と、トップゲート絶縁膜16と、トップゲート電極17と、保護絶縁膜18とを備える。
【0025】
ボトムゲート電極8は、透明基板19上に形成されている。透明基板19は、可視光に対して透過性を有するとともに絶縁性を有する。ボトムゲート電極8及び透明基板19を被覆するようにして、ボトムゲート絶縁膜9がボトムゲート電極8及び透明基板19上に設けられている。ボトムゲート電極8に対向するようにして、半導体層10がボトムゲート絶縁膜9上に設けられている。この半導体層10はアモルファスシリコン等からなり、この半導体層10に対して可視光が入射されると、半導体層10には電子−正孔対が発生するようになっている。
【0026】
半導体層10には、ブロック絶縁膜11a,11bが、互いに離れて並列に配設されている。不純物層12aは半導体層10のチャネル長方向の一端部に設けられており、他端部に不純物層12bが設けられている。ブロック絶縁膜11aとブロック絶縁膜11bとの間において、不純物層13が半導体層10の中央上に設けられており、この不純物層13は不純物層12a、12bから離れている。そして、不純物層12a,12b,13及びブロック絶縁膜11a,11bによって、半導体層10は覆われるようになっている。平面視して、不純物層12aの一部はブロック絶縁膜11a上の一部に重なっており、不純物層12bはブロック絶縁膜11b上の一部に重なっている。また、不純物層12a,12b,13は、n型の不純物イオンがドープされたアモルファスシリコンからなる。
【0027】
不純物層12a上にソース電極14aが設けられており、不純物層12b上にソース電極14bが設けられており、不純物層13上にドレイン電極15が設けられている。平面視して、ソース電極14aはブロック絶縁膜11a上の一部に重なっており、ソース電極14bはブロック絶縁膜11b上の一部に重なっており、ドレイン電極15はブロック絶縁膜11a,11b上の一部に重なっている。また、ソース電極14a,14b、ドレイン電極15は互いに離れている。トップゲート絶縁膜16は、ボトムゲート絶縁膜9、ブロック絶縁膜11a,11b、ソース電極14a,14b及びドレイン電極15を覆うように形成されている。トップゲート絶縁膜16上には、半導体層10に対向配置されたトップゲート電極17が設けられている。トップゲート絶縁膜16及びトップゲート電極17上に、保護絶縁膜18が設けられている。
【0028】
以上の各ダブルゲートトランジスタ7は、次のような第一及び第二のダブルフォトセンサが透明基板19上に並列に配置されてなる構成となっている。即ち、第一のダブルフォトセンサは、半導体層10、ソース電極14a、ドレイン電極15、トップゲート絶縁膜16及びトップゲート電極17で構成される上部MOSトランジスタと、半導体層10、ソース電極14a、ドレイン電極15、ボトムゲート絶縁膜9及びボトムゲート電極8で構成される下部MOSトランジスタとを備えており、上部MOSトランジスタと下部MOSトランジスタは半導体層10を共通のチャネル領域としている。一方、第二のダブルフォトセンサは、半導体層10、ソース電極14b、ドレイン電極15、トップゲート絶縁膜16及びトップゲート電極17で構成される上部MOSトランジスタと、半導体層10、ソース電極14b、ドレイン電極15、ボトムゲート絶縁膜9、ボトムゲート電極8で構成される下部MOSトランジスタとを備えており、上部MOSトランジスタと下部MOSトランジスタは半導体層10を共通のチャネル領域としている。
【0029】
そして、図1や図2に示すように、トップゲート電極17はトップゲートライン(以下、TGLという)に接続され、ボトムゲート電極8はボトムゲートライン(以下、BGLという)に接続され、ドレイン電極15はドレインライン(以下、DLという)に接続され、ソース電極14a,14bは接地されたグラウンドライン(以下、GLという)に接続されている。
【0030】
また、ブロック絶縁膜11a,11b、トップゲート絶縁膜16及び保護絶縁膜18は、窒化シリコン等の透光性及び絶縁性を有するものである。また、トップゲート電極17及びTGLは、ITO(Indium-Tin-Oxide)等の透光性及び導電性を有するものである。一方、ソース電極14a,14b、ドレイン電極15、ボトムゲート電極8及びBGLは、クロム、クロム合金、アルミ、アルミ合金等から選択されたものであり、可視光の透過を遮断するとともに導電性を有するものである。
【0031】
ここで、図1に示すように、トップゲートドライバ4は、撮像素子2の各TGLに接続されている。そして、トップゲートドライバ4は、駆動信号(即ち、出力信号)を各TGLに順次選択的に出力し、コントローラ3から出力される制御信号群Tcntに応じて、適宜各TGLにリセット電圧(+25〔V〕)又はキャリア蓄積電圧(−15〔V〕)を駆動信号として印加するものである。
【0032】
ボトムゲートドライバ5は、撮像素子2のBGLに接続されている。そして、ボトムゲートドライバ5は、駆動信号(即ち、出力信号)を各BGLに順次選択的に出力し、コントローラ3から出力される制御信号群Bcntに応じて、適宜各BGLに適宜チャネル形成用電圧(+10〔V〕)又はチャネル非形成用電圧(±0〔V〕)を駆動信号として印加するものである。
【0033】
ドレインドライバ6は、撮像素子2の各DLに接続されている。そして、ドレインドライバ6は、所定期間において、コントローラ3から出力される制御信号群Dcntに応じて全てのDLに基準電圧(+10〔V〕)を印加することで、電荷をプリチャージさせる。そして、ドレインドライバ6は、プリチャージ後の所定期間において、各ダブルゲートトランジスタ7に対して入射された光量に応じて変化する各DLの電位又は各ダブルゲートトランジスタ7のソース−ドレイン間を流れるドレイン電流を検知し、データ信号DATAとしてコントローラ3に出力するものである。
【0034】
次に、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の詳細について説明する。図4は、本発明に係るシフトレジスタが示されているブロック図であり、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5は、本発明に係るシフトレジスタが適用されたものである。撮像素子2に配設されたダブルゲートトランジスタ7の行数(即ち、TGLの数)をnとすると、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5は、n個の段RS(1)〜RS(n)のシフトレジスタから構成される。
【0035】
段RS(k)は、入力信号端子IN、出力信号端子OUT、基準電圧印加端子SS、定電圧印加端子DD、クロック信号入力端子clk(clk1又はclk2)及びリセット信号入力端子RSTを有している。ここで、kは、1〜nの整数であり、段RS(1)は一段目であり、段RS(2)は二段目であり、…、段RS(n)はn段目である。
【0036】
段RS(k)の出力信号端子OUTは、当該段RS(k)の出力信号out(k)が出力される端子である。図4に示すシフトレジスタがトップゲートドライバ4である場合、段RS(k)の出力信号端子OUTは、対応するTGL(即ち、k行目のTGL)に接続され、出力信号out(k)が、対応するTGLに出力される。一方、図4に示すシフトレジスタがボトムゲートドライバ5である場合、段RS(k)の出力信号端子OUTは、対応するBGL(即ち、k行目のBGL)に接続され、出力信号out(k)が、対応するBGLに出力される。
【0037】
また、一番目の段RS(1)の入力信号端子INは、コントローラ3からのスタート信号Vstが入力される端子である。図4に示すシフトレジスタがトップゲートドライバ4である場合、スタート信号Vstのハイレベルは+25〔V〕であり、スタート信号Vstのローレベルは−15〔V〕である。一方、図4に示すシフトレジスタがボトムゲートドライバである場合、スタート信号Vstのハイレベルは+10〔V〕であり、スタート信号Vstのローレベルは±0〔V〕である。また、一番目以外(即ち、kが2〜nの場合)の段RS(k)の入力信号端子INは、前の段RS(k−1)の出力信号端子OUTに接続されており、前の段RS(k−1)の出力信号out(k−1)が入力信号として入力される端子である。
【0038】
最終段RS(n)以外の段RS(k)のリセット信号入力端子RSTは、後ろの段RS(k+1)の出力信号端子OUTに接続されており、後ろの段RS(k+1)の出力信号out(k+1)がリセット信号として入力される端子である。最終段RS(n)のリセット信号入力端子RSTは、コントローラ3からのリセット信号Vrstが入力される端子である。図4に示すシフトレジスタがトップゲートドライバ4である場合、リセット信号Vrstのハイレベルは+25〔V〕であり、リセット信号Vrstのローレベルは−15〔V〕である。一方、図4に示すシフトレジスタがボトムゲートドライバである場合、リセット信号Vrstのハイレベルは+10〔V〕であり、リセット信号Vrstのローレベルは±0〔V〕である。
【0039】
段RS(k)の基準電圧印加端子SSは、コントローラ3から基準電圧Vssが印加される端子である。図4に示すシフトレジスタがトップゲートドライバ4である場合、基準電圧Vssのレベルは−15〔V〕である。一方、図4に示すシフトレジスタがボトムゲートドライバ5である場合、基準電圧Vssのレベルは±0〔V〕である。段RS(k)の定電圧印加端子DDは、コントローラ3から定電圧Vddが印加される端子である。図4に示すシフトレジスタがトップゲートドライバ4である場合、定電圧Vddのレベルは+25〔V〕である。一方、図4に示すシフトレジスタがボトムゲートドライバ5である場合、定電圧Vddのレベルは+10〔V〕である。
【0040】
奇数番目(即ち、kが奇数である)の段RS(k)のクロック信号入力端子clk1は、コントローラ3からのクロック信号CK1が入力される端子である。また、偶数番目(即ち、kが偶数である)の段RS(k)のクロック信号入力端子clk2は、クロック信号CK2が入力される端子である。図6に示すように、クロック信号CK1、CK2はそれぞれ、シフトレジスタの出力信号をシフトしていくタイムスロットのうちの所定期間、タイムスロット毎に交互にハイレベルとなる。即ち、一のタイムスロットのうちの所定の間クロック信号CK1がハイレベルとなった場合、そのタイムスロットの間ではクロック信号CK2がローレベルとなり、次のタイムスロットの間ではクロック信号CK1がローレベルであるとともに所定期間の間クロックCK2がハイレベルとなる。
【0041】
トップゲートドライバ4に図4に示すシフトレジスタを適用した場合、クロック信号CK1、CK2は、ハイレベルが+25〔V〕、ローレベルが−15〔V〕である。一方、ボトムゲートドライバ5に図4に示すシフトレジスタを適用した場合は、ハイレベルが+10〔V〕、ローレベルが±0〔V〕である。
【0042】
図5に示すように、段RS(1)〜RS(n)は、基本構成としての六つの薄膜トランジスタ(以下、TFTと述べる。)21〜26と、付加構成としての六つのTFT27〜32とを備えている。また、TFT21〜32は、いずれもnチャネルMOS型の電界効果トランジスタであり、ゲート絶縁膜に窒化シリコンが用いられ、半導体層にアモルファスシリコンが用いられている。具体的には、図3に示すダブルゲートトランジスタ7の断面構造を参照して説明すると、TFT21〜32は、トップゲート電極17が積層されていないトランジスタである。
【0043】
図5に示すように、TFT21のゲート電極及びドレイン電極は、入力信号端子INに接続されており、TFT21のソース電極は、TFT24のゲート電極、TFT23のゲート電極及びTFT22のドレイン電極に接続されている。TFT24のゲート電極、TFT23のゲート電極、TFT22のドレイン電極及びTFT21のソース電極に接続される配線では、TFT21〜TFT23との間でそれぞれ寄生容量が生じ、この配線の任意の点であるノードAは、この配線とTFT24との間で生じる寄生容量に蓄積された電荷に応じて電位が変位することが可能である。
【0044】
TFT24のドレイン電極はクロック信号入力端子clkに接続されており、TFT24のソース電極は出力信号端子OUTに接続されている。TFT23のドレイン電極は、TFT26のソース電極及びTFT25のゲート電極に接続されており、TFT23のソース電極は、基準電圧印加端子SSに接続されている。そして、TFT23のドレイン電極、TFT25のゲート電極及びTFT26のソース電極に接続される配線では、TFT23,25,26との間でそれぞれ寄生容量が生じ、この配線自体には任意の点であるノードEが位置する。
【0045】
TFT25のドレイン電極は出力信号端子OUTに接続されており、TFT25のソース電極は基準電圧印加端子SSに接続されている。TFT26のドレイン電極及びゲート電極は、定電圧印加端子DDに接続されている。また、TFT27のゲート電極及びドレイン電極は、入力信号端子INに接続されており、TFT27のソース電極は、TFT28のゲート電極及びTFT30のドレイン電極に接続されている。そして、TFT28のゲート電極、TFT27のソース電極及びTFT30のドレイン電極に接続される配線では、TFT27,28,30との間でそれぞれ寄生容量が生じ、この配線自体には任意の点であるノードCが位置する。
【0046】
TFT30のゲート電極は、リセット信号入力端子RSTに接続されており、TFT30のソース電極は基準電圧印加端子SSに接続されている。TFT28のドレイン電極は、TFT22のゲート電極及びTFT29のソース電極に接続されており、TFT28のソース電極は基準電圧印加端子SSに接続されている。そして、TFT22のゲート電極、TFT28のドレイン電極及びTFT29のソース電極に接続される配線では、TFT22,29,28との間でそれぞれ寄生容量が生じ、この配線自体には任意の点であるノードDが位置する。
【0047】
また、TFT22のソース電極は基準電圧印加端子SSに接続されている。また、TFT29のドレイン電極は、定電圧印加端子DDに接続されており、TFT29のゲート電極は、TFT31のドレイン電極及びTFT32のソース電極に接続されている。そして、TFT29のゲート電極、TFT31のドレイン電極及びTFT32のソース電極に接続される配線では、TFT29,31,32との間でそれぞれ寄生容量が生じ、この配線自体には任意の点であるノードBが位置する。また、TFT32のドレイン電極及びTFT32のゲート電極は、リセット信号入力端子RSTに接続されている。更に、TFT31のゲート電極は入力信号端子INに接続されており、TFT31のソース電極は基準電圧印加端子SSに接続されている。
【0048】
TFT21のゲート電極及びドレイン電極には、前段RS(k−1)からの出力信号out(k−1)が入力信号として入力されるているか(但し、kが2〜nの場合)、或いはコントローラ3からスタート信号Vstが入力信号として入力されている(但し、kが1の場合)。出力信号out(k−1)またはスタート信号Vstがハイレベルになった場合に、TFT21はオン状態となり、ドレイン電極からソース電極に電流が流れ、TFT21はハイレベルの出力信号out(k−1)をソース電極に出力するようになっている。ここで、TFT22がオフ状態である場合には、TFT21のソース電極から出力されたハイレベルの出力信号out(k−1)により、ノードAがハイレベルになるようになっている。一方、出力信号out(k−1)又はスタート信号Vstがローレベルになった場合に、TFT21はオフ状態となり、TFT21のドレイン電極〜ソース電極に電流が流れないようになっている。
【0049】
TFT26のゲート電極及びドレイン電極には、定電圧Vddが印加されている。これにより、TFT26は常にオン状態となっており、TFT26のドレイン電極〜ソース電極に電流が流れ、TFT26はほぼ定電圧Vddレベルの信号をソース電極に出力するようになっている。TFT26は、定電圧Vddを分圧する負荷としての機能を有する。
【0050】
TFT23は、ノードAがローレベルのときにオフ状態となり、TFT26のソース電極から出力されたほぼ定電圧Vddレベルの信号によってノードEがハイレベルになる。一方、TFT23はノードAがハイレベルのときにオン状態となり、TFT23のドレイン電極〜ソース電極間に電流が流れることにより、TFT23はノードEの電位を基準電圧Vssにするようになっている。TFT25は、ノードEがローレベルのときにオフ状態となり、ノードEがハイレベルのときにオン状態となる。TFT24は、ノードAがハイレベルのときにオン状態となり、ノードAがローレベルのときにオフ状態となるようになっている。従って、TFT25がオフ状態のときにはTFT24はオン状態となり、TFT25がオン状態のときにはTFT24はオフ状態となるようになっている。
【0051】
TFT25のソース電極には、基準電圧Vssが印加されている。オン状態となったTFT25は、基準電圧Vssレベル(即ち、ローレベル)の信号をドレイン電極から出力信号端子OUTへ出力し、ローレベルの信号を当該段RS(k)の出力信号out(k)として出力するようになっている。TFT25がオフ状態になると、当該段RS(k)の出力信号out(k)は、TFT24のソース電極から出力された信号のレベルになる。
【0052】
TFT24のドレイン電極には、クロック信号CK1又はCK2が入力されている。TFT24は、オフ状態である場合には、ドレイン電極に入力されたクロック信号CK1又はCK2の出力を遮断するようになっている。
【0053】
TFT24がオン状態である場合に、ローレベルのクロック信号CK1又はCK2がTFT24のドレイン電極に入力されると、TFT24はローレベルのクロック信号CK1又はCK2をソース電極に出力するようになっている。ここで、TFT24がオン状態である場合には、TFT25がオフ状態であるから、ローレベルのクロック信号CK1又はCK2が当該段RS(k)の出力信号out(k)として出力される。
【0054】
一方、TFT24がオン状態である場合に、ハイレベルのクロック信号CK1又はCK2がTFT24のドレイン電極に入力されると、ゲート電極及びソース電極並びにそれらの間のゲート絶縁膜からなる寄生容量に電荷が蓄積される。このとき当該段RS(k)のTFT21はオフ状態であるので、ブートストラップ効果によってノードAの電位が上昇して、ノードAの電位がTFT24のゲート飽和電圧にまで達するとTFT24のソース−ドレイン電流が飽和するようになる。これにより、オン状態のTFT24は、ハイレベルのクロック信号CK1又はCK2とほぼ同電位となる信号をソース電極に出力するようになっている。ここで、TFT24がオン状態である場合には、TFT25がオフ状態であるから、ハイレベルのクロック信号CK1又はCK2が当該段RS(k)の出力信号out(k)として出力される。
【0055】
TFT22は、ノードDがハイレベルの場合にオン状態となり、ノードAの電位を基準電圧Vssとし、この状態を維持するようになっている。一方、TFT22は、ノードDがローレベルの場合にオフ状態となる。このようにノードA及びノードDはともにオフ状態の期間が重ならないので、ノードAの配線がフローティング状態にならないようになっている。
【0056】
TFT32のドレイン電極及びゲート電極には、リセット信号が入力されている。なお、最終段RS(n)以外の段RS(k)の場合、リセット信号は後段RS(k+1)の出力信号out(k+1)であり、最終段RS(n)の場合、リセット信号はコントローラ3から出力されるリセット信号Vrstである。
【0057】
そして、ハイレベルのリセット信号がTFT32のゲート電極に入力された場合、TFT32はオン状態となり、TFT32のドレイン電極〜ソース電極に電流が流れる。これにより、オン状態のTFT32は、ドレイン電極に入力されたハイレベルのリセット信号をソース電極へ出力するようになっている。ここで、TFT31がオフ状態である場合、TFT32のソース電極から出力されたハイレベルのリセット信号によってノードBがハイレベルになる。TFT31のオン・オフは入力信号によって行われる。即ち、ハイレベルの入力信号がTFT31のゲート電極に入力されている場合に、TFT31はオン状態となり、TFT31はノードBの電位を基準電圧Vssとするようになっている。一方、ローレベルの入力信号がTFT31のゲート電極に入力されている場合に、TFT31はオフ状態となり、ノードBの電位がハイレベルになるのことが可能な状態になる。TFT29のドレイン電極には定電圧Vddが印加されている。そして、ノードBがハイレベルの場合に、TFT29はオン状態となり、TFT29のドレイン電極〜ソース電極に電流が流れる。これにより、TFT29は、ドレイン電極に入力された定電圧Vddレベルの信号をドレイン電極からソース電極へ出力するようになっている。一方、TFT31によりノードBがローレベルになった場合、TFT29はオフ状態となり、定電圧Vddレベルの信号をソース電極へ出力することを停止するようになっている。
【0058】
従って、ハイレベルのリセット信号がリセット信号入力端子RSTに入力されてからハイレベルの入力信号が入力信号端子INに入力されるまでの間、TFT29はオン状態を維持するようになっている。一方、ハイレベルの入力信号が入力信号端子INに入力されてからハイレベルのリセット信号がリセット信号入力端子に入力されるまでの間、TFT29はオフ状態を維持するようになっている。
【0059】
そして、TFT28がオフ状態である場合には、TFT29のソース電極から出力された定電圧Vddレベルの信号によって、ノードDがハイレベルを保持するようになっており、これによりTFT22がオン状態となる。TFT28のオン・オフは、TFT27及びTFT30によって行われる。即ち、TFT27のゲート電極にハイレベルの入力信号が入力されると、TFT27はオン状態となり、ドレイン電極に入力されたハイレベルの入力信号をソース電極に出力するようになっている。一方、TFT27のゲート電極にローレベルの入力信号が入力されると、TFT27はオフ状態となる。ここで、TFT30がオフ状態の場合には、TFT27のソース電極から出力されたハイレベルの入力信号によって、ノードCがハイレベルになるようになっている。また、TFT30のゲート電極にハイレベルのリセット信号が入力されるとTFT30はオン状態となり、TFT30のドレイン電極〜ソース電極に電流が流れる。これにより、TFT30がノードCに蓄積された電荷を排出し、TFT28がオン状態となる。一方、TFT30のゲート電極にローレベルのリセット信号が入力されると、TFT30はオフ状態となり、ハイレベルの入力信号がTFT27に入力された場合にノードCがハイレベルになる。従って、ハイレベルの入力信号が入力信号端子INに入力されてからハイレベルのリセット信号がリセット信号入力端子RSTに入力されるまでの間、TFT28はオン状態を維持するようになっている。一方、ハイレベルのリセット信号がリセット信号入力端子RSTに入力されてからハイレベルの入力信号が入力信号端子INに入力されるまでの間、TFT28はオフ状態を維持するようになっている。
【0060】
以上により、ハイレベルのリセット信号が入力されてからハイレベルの入力信号が入力されるまでの間、ノードDはハイレベル状態を維持しており、これにより、TFT22はオン状態を維持するようになっているのでノードAの配線はフローティング状態にはならない。一方、ハイレベルの入力信号が入力されてからハイレベルのリセット信号が入力されるまでの間、ノードDはローレベル状態を維持しており、TFT22はオフ状態を維持するようになっている。
【0061】
以下、この実施の形態にかかる撮像装置1の動作について説明する。最初に、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の動作について図5を参照して説明する。図中、1t分の期間が一選択期間である。なお以下の説明はトップゲートドライバ4を前提になされるが、トップゲートドライバ4とボトムゲートドライバ5とは、それぞれ入出力される信号のレベルとタイミングとが異なるだけであるのでボトムゲートドライバ5に置き換えることができ、ボトムゲートドライバ5の動作の説明は、トップゲートドライバ4と異なる部分のみに止めることとする。
【0062】
また、以下の説明では、最終段RS(n)以外の偶数番目の段を例として説明するが、最終段RS(n)もリセット信号(即ち、出力信号(k+1))をコントローラ3からのリセット信号Vrstとすれば、他の偶数番目の段と同じである。また、奇数番目の段も、入力されるクロック信号CK2をクロック信号CK1とすれば、偶数番目の段と同じ動作である。一番目の段も入力信号(即ち、出力信号out(k−1))をコントローラ3からのスタート信号Vst以外は、他の奇数番目の段と同じである。ただし、上述したように通常コントローラ3からトップゲートドライバ4の各段の基準電圧印加端子SSに印加される基準電圧Vssのレベルは−15〔V〕であるが、基準電圧Vssのレベルが0〔V〕でもほぼ同じように動作される。
【0063】
図5及び図6に示すように、タイミングt0の前に、後ろの段RS(k+1)から当該段RS(k)のリセット信号入力端子RSTに入力されるリセット信号(即ち、出力信号out(k+1))がハイレベル(即ち、+25〔V〕)となる。リセット信号がハイレベルの間、TFT32がオン状態になることによって、、ノードBの電位が上昇する。ノードBの電位が上昇することによって、TFT29がオン状態となる。また、この間、TFT30がオン状態となることによって、TFT28がオフ状態となる。従って、定電圧Vddのレベル(即ち、+25〔V〕)の信号がTFT29のソース電極に出力され、ノードDの電位が上昇する。このため、TFT22がオン状態となり、ノードAの電位は基準電圧Vss(即ち、ローレベル)となる。
【0064】
その後、リセット信号がローレベルとなり、TFT32はオフ状態となり、TFT30はオフ状態となるが、ノードBがハイレベルに維持されているためにTFT29はオン状態を維持し、ノードDに電荷が蓄積されている(即ち、ノードDがハイレベルに維持されている)ため、TFT22はオン状態を維持する。なお、この際に、入力信号端子INに入力される入力信号(即ち、前段RS(k−1)からの出力信号out(k−1))がハイレベルとなっていないため、TFT27,30,31,21はオフ状態であり、ノードA,ノードCはハイレベルになっていない。
【0065】
次いで、タイミングt0になると、入力信号端子INに入力される入力信号がハイレベルとなり、TFT27,31がオン状態となる。TFT31がオン状態になることによって、ノードBの電位が下降して、TFT29がオフ状態となる。一方、TFT27がオン状態になると、TFT27のドレイン電極に入力されたハイレベルの入力信号がソース電極に出力され、ノードCがハイレベルになる。ノードCの電位が上昇すると、TFT28がオン状態となる。従って、ノードDに蓄積された電荷が排出されて、TFT22がオフ状態となる。
【0066】
また、タイミングt0からTFT21がオン状態となり、TFT21のドレイン電極に入力されたハイレベルの入力信号がソース電極に出力される。TFT22がオフ状態となっているため、TFT21のソース電極から出力されたハイレベルの入力信号によって、ノードAの電位が上昇する。ノードAの電位が上昇することによって、TFT23,24がオン状態となる。TFT23がオン状態となると、ノードEが基準電圧Vssになり、TFT25はオフ状態となる。このようにTFT24がオン状態であり、かつ、TFT25がオフ状態であるため、TFT24のドレイン電極に入力されるクロック信号CK2が、当該段RS(k)の出力信号(k)として出力信号端子OUTから出力されることになる。
【0067】
タイミングt0後タイミングt1の直前に、前段RS(k−1)のTFT25により当該段RS(k)の入力信号がローレベルとなり、TFT21,27がオフ状態となる。この際に、ノードCはハイレベルが維持されており、ノードB,Dはローレベルのままである。従って、入力信号がローレベルになっても、TFT22がオフ状態を維持し、ノードAの電位はハイレベルに保持され、TFT23,24はオン状態を維持する。
【0068】
次に、タイミングt1でクロック信号CK2がハイレベル(+25〔V〕)になり、TFT24にドレイン電流が流れると、ソース電極の電位が上昇するにしたがい、TFT24のゲート電極及びソース電極並びにそれらの間のゲート絶縁膜からなる寄生容量がチャージアップされる。そしてこのブートストラップ効果によってノードAの電位がさらに上昇してTFT24のゲート飽和電圧に達すると、TFT24のドレイン電極とソース電極との間に流れる電流が飽和する。これにより、当該段RS(k)の出力信号端子OUTから出力される出力信号out(k)は、クロック信号CK2のレベルとほぼ同電位の+25〔V〕のハイレベルとなる。なお、クロック信号CK2がハイレベルである期間は、TFT24の寄生容量がチャージアップされることにより、ノードAの電位もほぼ+45〜+50〔V〕にまで達する。
【0069】
次に、タイミングt1後タイミングt2の直前に、クロック信号CK2がローレベル(−15〔V〕)になる。これにより、出力信号out(k)のレベルもほぼ−15〔V〕となる。また、TFT24の寄生容量へチャージされた電荷が放出され、ノードAの電位が低下する。
【0070】
次に、タイミングt2になると、リセット信号入力端子RSTに入力されているリセット信号がハイレベルになる。これにより、TFT30,32がオン状態になる。TFT32がオン状態となることによって、TFT32のドレイン電極に入力されたハイレベルのリセット信号が、ソース電極に出力され、ソース電極に出力されたハイレベルのリセット信号によってノードBがハイレベルになり、TFT29がオン状態になる。一方、TFT30がオン状態になることによって、ノードCの電位が下降し、TFT28がオフ状態となる。
【0071】
また、TFT29がオン状態となることによって、定電圧Vddレベルの信号がTFT29のソース電極に出力される。ここで、TFT28がオフ状態であるため、TFT29のソース電極に出力された定電圧Vddレベルの信号によって、ノードDがハイレベルになる。従って、TFT22がオン状態となる。TFT22がオン状態となることによって、ノードAがローレベルになり、これにより、TFT23,24がオフ状態となる。TFT24がオフ状態となることによって、TFT24のドレイン電極に入力されたクロック信号CK2の出力が遮断される。TFT23がオフ状態となることによって、TFT26のソース電極に定電圧Vddレベルの信号が出力されてノードEがハイレベルになると、TFT25がオン状態となり、これにより、基準電圧Vssレベルの信号が当該段RS(k)の出力信号out(k)として出力信号端子OUTから出力される。
【0072】
タイミングt2後タイミングt3の直前に、TFT32はオフ状態となり、TFT30はオフ状態となるが、ノードBがハイレベルであるためにTFT29はオン状態を維持し、ノードDがハイレベルのままであるため、TFT22はオン状態を維持する。すなわちノードDは、次のタイミングt0で入力信号端子INに入力される入力信号がハイレベルになるまで、ハイレベルを維持し、ノードAはこの間フローティング状態になることなく常に基準電圧Vssになっている。このためタイミング2から次のタイミングt0までに、ハイレベルのクロック信号CK2(奇数段の場合、クロック信号CK1)が当該段RS(k)のTFT24に出力され、TFT24のゲート−ソース間の寄生容量によりノードAの電位が上昇しようとしても、基準電圧Vssにより相殺されるため、TFT24はオフ状態を維持することができ、ひいては出力信号がクロック信号CK2又はクロック信号CK1により振られることなく正常な波形を維持することができる。
【0073】
このような動作を奇数段、偶数段共に順次繰り返していくことにより、ハイレベルの出力信号の出力される段が順次次の段にシフトしていく。
【0074】
また、ボトムゲートドライバ5の動作は、トップゲートドライバ4の動作とほぼ同じであるが、コントローラ3から入力されるクロック信号CK1,CK2のハイレベルが+10〔V〕であるため、各段RS(k)の出力信号out(k)のハイレベルはほぼ+10〔V〕であり、この際のノードAのレベルは+18〜+20〔V〕程度である。ボトムゲートドライバ5のクロック信号CK1,CK2がハイレベルとなっている期間は、トップゲートドライバ4のクロック信号CK1,CK2がハイレベルとなっている期間より短い。
【0075】
次に、撮像素子2を駆動して画像を撮影するための全体の動作について、図7(a)〜(i)に示す模式図を参照して説明する。なお、以下の説明において、1Tの期間は、一水平期間と同じ長さを有するものとする。また、説明を簡単にするため、撮像素子2に配置されているダブルゲートトランジスタ7のうち、最初の三行のみを考えることとする。
【0076】
まず、タイミングT1からT2までの1Tの期間において、図7(a)に示すように、トップゲートドライバ4は、一行目のTGLに+25〔V〕を印加し、二、三行目(他の全行)のTGLに−15〔V〕を印加する。即ち、トップゲートドライバ4の段RS(1)の出力信号端子OUTからハイレベルの出力信号が出力され、段RS(2),RS(3)の出力信号端子OUTからローレベルの出力信号が出力される。一方、ボトムゲートドライバ5は、すべてのBGLに0〔V〕を印加する。即ち、ボトムゲートドライバ5のRS(1)〜RS(3)の出力信号端子OUTからローレベルの出力信号が出力される。この期間において、一行目のダブルゲートトランジスタ7がリセット状態となり、二、三行目のダブルゲートトランジスタ7が前の垂直期間での読み出し状態を終了した状態(フォトセンスに影響しない状態)となる。
【0077】
次に、タイミングT2からT3までの1Tの期間において、図7(b)に示すように、ハイレベルの出力信号がトップゲートドライバ4の段RS(2)にシフトして、トップゲートドライバ4は、二行目のTGLに+25〔V〕を印加し、他のTGLに−15〔V〕を印加する。一方、ボトムゲートドライバ5は、すべてのBGLに0〔V〕を印加する。この期間において、一行目のダブルゲートトランジスタ7がフォトセンス状態となり、二行目のダブルゲートトランジスタ7がリセット状態となり、三行目のダブルゲートトランジスタ7が前の垂直期間での読み出し状態を終了した状態(フォトセンスに影響しない状態)となる。
【0078】
次に、タイミングT3からT4までの1Tの期間において、図7(c)に示すように、ハイレベルの出力信号がトップゲートドライバ4の段RS(3)にシフトして、トップゲートドライバ4は、三行目のTGLに+25〔V〕を印加し、他のTGLに−15〔V〕を印加する。一方、ボトムゲートドライバ5は、すべてのBGLに0〔V〕を印加する。この期間において、一、二行目のダブルゲートトランジスタがフォトセンス状態となり、三行目のダブルゲートトランジスタ7がリセット状態となる。
【0079】
次に、タイミングT4からT4.5までの0.5Tの期間において、図7(d)に示すように、トップゲートドライバ4は、すべてのTGLに−15〔V〕を印加する。一方、ボトムゲートドライバ5は、すべてのBGLに0〔V〕を印加する。また、ドレインドライバ6は、すべてのDLに+10〔V〕を印加する。この期間において、すべての行のダブルゲートトランジスタ7がフォトセンス状態となる。
【0080】
次に、タイミングT4.5からT5までの0.5Tの期間において、図7(e)に示すように、トップゲートドライバ4は、すべてのTGLに−15〔V〕を印加する。一方、ボトムゲートドライバ5は、一行目のBGLに+10〔V〕を印加し、他のBGLに0〔V〕を印加する。即ち、ボトムゲートドライバ5の段RS(1)の出力信号端子OUTからハイレベルの出力信号が出力され、段RS(2),RS(3)の出力信号端子OUTからローレベルの出力信号が出力される。この期間において、一行目のダブルゲートトランジスタ7が第一または第二の読み出し状態となり、二、三行目のダブルゲートトランジスタ7がフォトセンス状態のままとなる。
【0081】
ここで、一行目のダブルゲートトランジスタ7では、フォトセンス状態となっていたタイミングT2からT4.5までの期間で十分な光が半導体層10に照射されていると、第二の読み出し状態となって半導体層10内にnチャネルが形成されるため、対応するDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミングT2からT4.5までの期間で十分な光が半導体層10に照射されていないと、第一の読み出し状態となって半導体層10内のnチャネルがピンチオフされるため、対応するDL上の電荷はディスチャージされない。ドレインドライバ6は、タイミングT4.5からT5までの期間で各DL上の電位を読み出し、一行目のダブルゲートトランジスタ7が検出した画像データDATAとしてコントローラ3に供給する。
【0082】
次に、タイミングT5からT5.5までの0.5Tの期間において、図7(f)に示すように、トップゲートドライバ4は、すべてのTGLに−15〔V〕を印加する。一方、ボトムゲートドライバ5は、すべてのBGLに0〔V〕を印加する。また、ドレインドライバ6は、すべてのDLに+10〔V〕を印加する。この期間において、一行目のダブルゲートトランジスタ7が読み出しを終了した状態となり、二、三行目のダブルゲートトランジスタ7がフォトセンス状態となる。なお、タイミングT5からT5.5の間では、ボトムゲートドライバ5の段RS(1)のハイレベルの出力信号が段RS(2)に入力されるが、段RS(2)に入力されるクロック信号がハイレベルになっていないため、段RS(2)から出力信号が出力されていないから、二行目のBGLが0〔V〕に印加されている。
【0083】
次に、タイミングT5.5からT6までの0.5Tの期間において、図7(g)に示すように、トップゲートドライバ4は、すべてのTGLに−15〔V〕を印加する。一方、ハイレベルの出力信号がボトムゲートドライバ5の段RS(2)にシフトして、ボトムゲートドライバ5は、二行目のBGLに+10〔V〕を印加し、他のBGLに0〔V〕を印加する。この期間において、一行目のダブルゲートトランジスタ7が読み出しを終了した状態となり、二行目のダブルゲートトランジスタ7が第一または第二の読み出し状態となり、三行目のダブルゲートトランジスタ7がフォトセンス状態となる。
【0084】
ここで、二行目のダブルゲートトランジスタ7では、フォトセンス状態となっていたタイミングT3からT5.5までの期間で十分な光が半導体層10に照射されていると、第二の読み出し状態となって半導体層10内にnチャネルが形成されるため、対応するDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミングT3からT5.5までの期間で十分な光が半導体層10に照射されていないと、第一の読み出し状態となって半導体層10内のnチャネルがピンチオフされるため、対応するDL上の電荷はディスチャージされない。ドレインドライバ6は、タイミングT5.5からT6までの期間で各DL上の電位を読み出し、二行目のダブルゲートトランジスタ7が検出した画像データDATAとしてコントローラ3に供給する。
【0085】
次に、タイミングT6からT6.5までの0.5Tの期間において、図7(h)に示すように、トップゲートドライバ4は、すべてのTGLに−15〔V〕を印加する。一方、ボトムゲートドライバ5は、すべてのBGLに0〔V〕を印加する。また、ドレインドライバ6は、すべてのDLに+10〔V〕を印加する。この期間において、一、二行目のダブルゲートトランジスタ7が読み出しを終了した状態となり、三行目のダブルゲートトランジスタ7がフォトセンス状態となる。
【0086】
次に、タイミングT6.5からT7までの0.5Tの期間において、図7(i)に示すように、トップゲートドライバ4は、すべてのTGLに−15〔V〕を印加する。一方、ハイレベルの出力信号がボトムゲートドライバ5の段RS(3)にシフトして、ボトムゲートドライバ5は、三行目のBGLに+10〔V〕を印加し、他のBGLに0〔V〕を印加する。この期間において、一、二行目のダブルゲートトランジスタ7が読み出しを終了した状態となり、三行目のダブルゲートトランジスタ7が第一または第二の読み出し状態となる。
【0087】
ここで、三行目のダブルゲートトランジスタ7では、フォトセンス状態となっていたタイミングT4からT6.5までの期間で十分な光が半導体層10に照射されていると、第二の読み出し状態となって半導体層10内にnチャネルが形成されるため、対応するDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミングT4からT6.5までの期間で十分な光が半導体層10に照射されていないと、第一の読み出し状態となって半導体層10内のnチャネルがピンチオフされるため、対応するDL上の電荷はディスチャージされない。ドレインドライバ6は、タイミングT6.5からT7までの期間で各DL上の電位を読み出し、三行目のダブルゲートトランジスタ7が検出した画像データDATAとしてコントローラ3に供給する。
【0088】
こうしてドレインドライバ6から行毎に供給された画像データDATAに対して、コントローラ3が所定の処理を行うことで、撮像対象物の画像データが生成される。
【0089】
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態のトップゲートドライバ4又はボトムゲートドライバ5の段RS(k)は、図8に示すような段にTFT27〜TFT32を加えた構成となっている。即ち、図8に示すような段では、TFT22のゲート電極にリセット信号入力端子が直接接続されているのに対して、本実施形態の段RS(k)では、TFT22のゲート電極とリセット信号入力端子RSTや入力信号端子INとの間にTFT27〜TFT32が介在している。
【0090】
そして、図8に示すような段では、リセット信号がハイレベルとなることによってTFT22がオン状態となり、ノードAの電位が基準電圧Vssになる。その後リセット信号がローレベルになるとTFT22がオフ状態となり、リセット信号が次にハイレベルにならない限りTFT22はオフ状態を維持している。従って、リセット信号がローレベルになってから次にハイレベルになるまでの間は、ノードAの配線はフローティング状態となっている。この間に、クロック信号入力端子に入力されるクロック信号がハイレベルになると、TFT24のゲート電極及びソース電極並びにそれらの間のゲート絶縁膜からなる寄生容量がチャージアップされて配線Aの電位が上昇すると、TFT24のソース、ドレイン電極間に漏れ電流が流れる。従って、図9に示すように、t3〜t4、t5〜t6等において、他の段の駆動時にハイレベルのクロック信号に振られて当該段のTFT24の誤動作を引き起こす。そのため、図8に示すような段から構成される駆動ドライバや、この駆動ドライバを備える撮像装置は、誤動作を起こすことがある。
【0091】
それに対して本実施形態では、リセット信号がハイレベルになることによってTFT22がオン状態となり、ノードAが基準電圧Vssになる。その後リセット信号がローレベルになっても、段RS(k)にTFT27〜TFT32が設けられているため、TFT22はオン状態を維持する。その後、入力信号がハイレベルになるとTFT22がオフ状態となり、入力信号がローレベルになってもTFT22はオフ状態を維持する。ここで、リセット信号がハイレベルになってから入力信号がハイレベルになるまでの間(即ち、t3からt0の間)に、クロック信号がハイレベルになると、TFT24のゲート電極及びソース電極並びにそれらの間のゲート絶縁膜からなる寄生容量がチャージアップされる。しかし、この間はTFT22がオン状態を維持しているため、寄生容量がチャージアップされても、電荷がTFT22によって排出され、ノードAの電位が上昇しない。従って、本実施の形態では、クロック信号のハイレベルによってTFT24から漏れ電流が流れてしまうこともなく、出力信号端子OUTのレベルが微弱ながら上昇してしまうこともない。故に、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の消費電力の浪費を抑えられるとともに、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の出力信号が確実にシフトしていく。
【0092】
また、ノードAがハイレベルの際にTFT24に入力されるクロック信号がハイレベルになると、ノードAの電位が上昇し、出力信号端子OUTからハイレベルの出力信号(k)が出力される。ここで、ノードAにはTFT21〜24以外の抵抗やコンデンサ等の素子が接続されていないために、ノードAは確実にゲート飽和電圧まで上昇する。従って、出力信号端子OUTから出力されるハイレベルの出力信号(k)の低下を招かない。そのため、本実施形態におけるトップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の出力信号が確実にシフトしていく。故に、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の動作の安定性が良い。
【0093】
また、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5では、各段RS(k)からハイレベルのクロック信号CK1,CK2が、ほぼそのままレベルでその段RS(k)の出力信号out(k)として出力される。このため、各段RS(k)にバッファ等を設けなくても、出力信号out(k)のレベルを減衰させることなく、順次シフトしていくことができる。
【0094】
〔第二の実施の形態〕
次に、第二の実施の形態としての撮像装置について説明する。第二の実施の形態の撮像装置の構成は、上記第一の実施の形態の撮像装置1とほぼ同じである。但し、第二の実施の形態では、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の各段の構成が上記第一の実施の形態のものと異なる。
【0095】
図10は、第二の実施の形態におけるトップゲートドライバ4又はボトムゲートドライバ5の各段RS(1)〜RS(n)の回路構成を示す図である。図10に示すように、各段は基本構成としてTFT21〜TFT26と、付加構成としてTFT33,34とを備えている。TFT21〜26と同様に、TFT33,34はnチャネルMOS型の電界効果トランジスタである。
【0096】
TFT21〜TFT26の接続構成は、上記第一の実施の形態とほぼ同様である。但し、上記第一の実施の形態では、TFT22のゲート電極がTFT29のソース電極及びTFT28のドレイン電極に接続されているのに対して、第二の実施の形態では、TFT22のゲート電極はTFT33のソース電極及びTFT34のドレイン電極に接続されている。TFT22のゲート電極、TFT33のソース電極及びTFT34のドレイン電極に接続される配線では、TFT22,33,34との間でそれぞれ寄生容量が生じ、この配線自体には任意の点であるノードFが位置する。
【0097】
また、TFT33のドレイン電極及びゲート電極は、リセット信号入力端子RSTに接続されている。また、TFT34のゲート電極は、入力信号端子INに接続されており、TFT34のソース電極は基準電圧印加端子SSに接続されている。
【0098】
そして、TFT21及びTFT23〜TFT26は上記第一の実施の形態と同様の機能を有する。
TFT22は、ノードFがハイレベルの場合にオン状態となり、ノードAの電位を基準電圧Vssにするとともに、その電位状態を維持するようになっている。一方、ノードFがローレベルの場合にTFT22がオフ状態となり、TFT21及びTFT22がともにオフ状態の期間ノードAの配線がフローティング状態になり、ノードAの電位が変動可能な状態になる。
【0099】
TFT33のドレイン電極及びゲート電極には、リセット信号が入力されている。なお、最終段RS(n)以外の段RS(k)の場合、リセット信号は後段RS(k+1)の出力信号out(k+1)であり、最終段RS(n)の場合、リセット信号はコントローラ3から出力されるリセット信号Vrstである。
【0100】
そして、ハイレベルのリセット信号(即ち、出力信号out(k+1))がTFT33のゲート電極に入力された場合、TFT33はオン状態となり、ドレイン電極からソース電極に電流が流れるようになる。従って、オン状態のTFT33は、ハイレベルのリセット信号をソース電極から出力するようになっている。ここで、TFT34がオフ状態である場合、TFT33から出力されたハイレベルのリセット信号によってノードFがハイレベルになる。TFT34のオン・オフは入力信号によって制御される。即ち、ローレベルの入力信号(即ち、出力信号out(k−1))がTFT34のゲート電極に入力されている場合に、TFT34はオフ状態となる。オフ状態のTFT34は、ノードFの配線に電荷を蓄積可能な状態にするようになっている。一方、ハイレベルの入力信号がTFT34のゲート電極に入力されている場合に、TFT34はオン状態となる。オン状態のTFT34は、ノードFの電位を基準電圧Vssにするようになっている。
【0101】
以下、第二の実施の形態の撮像装置の動作を説明する。なお、第一の実施の形態における撮像装置1の動作と第二の実施の形態における撮像装置の動作との違いは、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の動作のみであり、第二の実施の形態のトップゲートドライバ4の動作について図11を参照して説明する。なお、以下の説明では、トップゲートドライバ4の最終段RS(n)以外の偶数番目の段を例として説明するが、その他の各段及びボトムゲートドライバ5の各段の動作は、トップゲートドライバ4の偶数番目の段とほぼ同様であるため、詳細な説明を省略する。
【0102】
図11に示すように、タイミングt0になると、入力信号端子INに入力される入力信号(即ち、前段RS(k−1)の出力信号out(k−1))がハイレベルとなり、TFT34がオン状態となる。TFT34がオン状態になることによって、ノードFが基準電圧Vssになり、TFT22がオフ状態になる。また、タイミングt0では、TFT21がオン状態となり、TFT21のドレイン電極に入力されたハイレベルの入力信号がソース電極に出力される。TFT22がオフ状態となっているため、ハイレベルの入力信号によって、ノードAの電位が上昇し、TFT23,24はオン状態となり、TFT25はオフ状態となる。
【0103】
タイミングt0後タイミングt1の直前に、入力信号がローレベルとなり、TFT21,34がオフ状態となる。この際にノードFが基準電圧Vssのため、入力信号がローレベルになっても、TFT22がオフ状態を維持し、ノードAに電荷が蓄積されている状態は維持される。
【0104】
次に、タイミングt1でクロック信号CK2がハイレベルになる。すると、TFT24のゲート電極及びソース電極並びにそれらの間のゲート絶縁膜からなる寄生容量がチャージアップされて、ブートストラップ効果によってノードAの電位が更に上昇する。そして、ノードAの電位がゲート飽和電圧に達すると、TFT24のドレイン電極とソース電極との間に流れる電流が飽和する。これにより、当該段RS(k)の出力信号端子OUTから出力される出力信号out(k)は、クロック信号CK2のレベルとほぼ同電位の+25〔V〕となり、ハイレベルである。
【0105】
次に、タイミングt1後タイミングt2の直前に、クロック信号CK2がローレベルになる。これにより、出力信号out(k)のレベルもほぼ−15〔V〕となる。また、TFT24の寄生容量へチャージされた電荷が放出され、ノードAの電位が低下する。
【0106】
次に、タイミングt2になると、リセット信号入力端子RSTに入力されているリセット信号(即ち、後段RS(k+1)の出力信号out(k+1))がハイレベルになる。これにより、TFT33がオン状態になる。TFT33がオン状態となることによって、TFT33のドレイン電極に入力されたハイレベルのリセット信号が、ソース電極に出力され、ソース電極に出力されたハイレベルのリセット信号によってノードFに電荷が蓄積されて、ノードFの電位がハイレベルになる。ノードFに電荷が蓄積されることによって、TFT22がオン状態になる。TFT22がオン状態となることによって、ノードAが基準電圧Vssになり、これにより、TFT23,24がオフ状態となる。TFT24がオフ状態となることによって、ドレイン電極に入力されたクロック信号CK2の出力を遮断する。TFT23がオフ状態となることによって、TFT26のソース電極に定電圧Vddレベルの信号が出力され、ノードEがハイレベルになり、TFT25がオン状態となり、これにより、基準電圧Vssレベルの信号が当該段RS(k)の出力信号out(k)として出力信号端子OUTから出力される。
【0107】
タイミングt2後タイミングt3の直前に、リセット信号がローレベルになることによって、TFT33がオフ状態になる。この際、TFT34がオフ状態であるため、ノードFに電荷が蓄積された状態が維持され、ノードFがハイレベルを維持する。これにより、TFT22がオン状態を維持する。そして、TFT22は、次に入力信号がハイレベルになるまで、オフ状態を維持する。
【0108】
このような動作を奇数段、偶数段共に順次繰り返していくことにより、ハイレベルの出力信号の出力される段が順次次の段にシフトしていく。
【0109】
以上のように、第二の実施の形態でも、第一の実施の形態と同様に、ハイレベルのリセット信号が入力されてからハイレベルの入力信号が入力されるまでの間、ノードFの電位はハイレベル状態を維持しており、これにより、TFT22はオン状態を維持するようになっている。一方、ハイレベルの入力信号が入力されてからハイレベルのリセット信号が入力されるまでの間、ノードFはローレベルを維持しており、TFT22はオフ状態を維持するようになっている。従って、ハイレベルのリセット信号が入力されてからハイレベルの入力信号が入力されるまでの間、ハイレベルのクロック信号がTFT24に入力されても、ノードAの電位が上昇しない。従って、第二の実施の形態でも、クロック信号のハイレベルによってTFT24から漏れ電流が流れてしまうことが抑制され、出力信号端子OUTのレベルが微弱ながら上昇してしまうこともない。
【0110】
〔第三の実施の形態〕
次に、第三の実施の形態としての撮像装置について説明する。第三の実施の形態の撮像装置の構成は、上記第一の実施の形態の撮像装置1とほぼ同じである。但し、第三の実施の形態では、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の各段の構成が上記第一の実施の形態のものと異なる。
【0111】
図12は、トップゲートドライバ4又はボトムゲートドライバ5の各段RS(1)〜RS(n)の回路構成を示す図である。図12に示すように、各段は基本構成としてTFT41〜TFT46と、付加構成としてコンデンサ(容量)47とを備えている。TFT41は第一の実施の形態におけるTFT21に対応し、TFT42はTFT22に対応し、TFT43はTFT23に対応し、TFT44はTFT24に対応し、TFT45はTFT25に対応し、TFT46はTFT26に対応する。そして、上記TFT21〜26と同様に、TFT41〜46はnチャネルMOS型の電界効果トランジスタである。
【0112】
TFT41〜TFT46の接続構成は、上記第一の実施の形態とほぼ同様である。但し、上記第一の実施の形態では、TFT22のゲート電極がTFT29のソース電極及びTFT28のドレイン電極に接続されているのに対して、第三の実施の形態では、TFT42のゲート電極はリセット信号入力端子RSTに接続されている。また、コンデンサ47の一方の極が出力信号端子OUTに接続されており、他方の極がTFT41のソース電極、TFT42のドレイン電極、TFT43のゲート電極及びTFT44のゲート電極に接続されている配線と接続されている。
【0113】
TFT41及びTFT43〜TFT46の機能は、それぞれ、TFT21及びTFT23〜TFT26の機能と同様である。
また、TFT42のゲート電極に入力しているリセット信号がハイレベルになった場合に、TFT42はオン状態となり、ノードAの電位を基準電圧Vssにするようになっている。一方、TFT42のゲート電極に入力しているリセット信号がローレベルになった場合に、TFT42はオフ状態となり、ノードAがフローティング状態になってしまう。
ここで、図12のノードAがフローティング状態の時、ノードAが一端となるクロック信号電位側の容量Cp1は、ノードAとクロック信号CK1又はクロック信号CK2の配線との間の寄生容量及びノードAとTFT44との間の寄生容量の和となる。また、ノードAがフローティング状態の時、ノードAが一端となる基準電圧Vss側の容量Cp2は、ノードAと基準電圧Vssの配線との間の寄生容量及びノードAとTFT41、TFT42、TFT43のそれぞれとの間の寄生容量及びコンデンサ47の容量の和となる。そして、ノードAが一端となる定電圧Vdd側の容量Cp3は、ノードAと定電圧Vddの配線との間の寄生容量となる。したがって、ノードAがフローティング状態でTFT44にハイレベルのクロック信号CK1又はクロック信号CK2が入力されるときのノードAの電位Vfは下記式(1)に表すことができる。
Vf={Ca×Vdd+(Cb+Cc)×Vss}/(Ca+Cb+Cc) …(1)
すなわち、本実施形態のTFT41〜TFT46のそれぞれの設定を比較例となる図8のTFT21〜46のそれぞれの設定と等しくすると、本実施の形態の値Cbは、図8におけるノードAがフローティング状態の時にノードAが一端となる基準電圧Vss側の容量と比べて、コンデンサ47の容量の分だけ大きい。したがって、フローティング時にハイレベルのクロック信号CKにより振られるノードAの電圧Vfを低くすることができる。
【0114】
以下、第三の実施の形態に係る撮像装置の動作を説明する。なお、第一の実施の形態における撮像装置1の動作と第三の実施の形態における撮像装置の動作との違いは、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の動作のみであり、第三の実施の形態のトップゲートドライバ4又はボトムゲートドライバ5の動作について図13を参照して説明する。また、以下の説明では、トップゲートドライバ4の最終段RS(n)以外の偶数番目の段を例として説明するが、トップゲートドライバ4の他の段や、ボトムゲートドライバ5の各段の動作は、トップゲートドライバ4の最終段RS(n)以外の偶数番目の段の動作とほぼ同様であるため、その詳細な説明を省略する。
【0115】
タイミングt0になると、入力信号端子INに入力されている入力信号(前段RS(k−1)の出力信号out(k−1))がハイレベルになり、TFT41がオン状態となる。TFT41がオン状態となることによって、TFT41のドレイン電極に入力されたハイレベルの入力信号がソース電極に出力される。この際には、リセット信号入力端子RSTに入力されているリセット信号(後段RS(k+1)の出力信号out(k+1))がローレベルであるため、TFT42はオフ状態である。従って、タイミングt0では、TFT41のソース電極から出力されたハイレベルの入力信号によって、ノードAの電位が上昇する。ノードAの電位が上昇することによって、TFT43,44がオン状態となる。TFT43がオン状態になることによって、ノードEの電位が基準電圧Vssになり、TFT45がオフ状態となる。このようにTFT44がオン状態であり、かつ、TFT45がオフ状態であるため、TFT44のドレイン電極に入力されるローレベルのクロック信号が、当該段RS(k)の出力信号(k)として出力信号端子OUTから出力される。
【0116】
タイミングt0後タイミングt1の前に、入力信号がローレベルとなり、TFT41がオフ状態となる。この際も、リセット信号がローレベルであるため、TFT42はオフ状態であり、ノードAの配線に電荷が蓄積されている。
【0117】
次に、タイミングt1でクロック信号CK2がハイレベルになる。すると、TFT44のゲート電極及びソース電極並びにそれらの間のゲート絶縁膜からなる寄生容量がチャージアップされ、ブートストラップ効果によってノードAの電位がさらに上昇する。そして、ノードAの電位がTFT44のゲート飽和電圧に達すると、TFT44のドレイン電極とソース電極との間に流れる電流が飽和する。これにより、当該段RS(k)の出力信号端子OUTから出力される出力信号out(k)は、クロック信号CK2のレベルとほぼ同電位の+25〔V〕となり、ハイレベルである。また、出力信号端子OUTからハイレベルの出力信号(k)が出力されている場合には、コンデンサ47の出力信号端子OUT側となる一方の極の電位は、クロック信号CK2のレベル(+25〔V〕)と同じであり、コンデンサ47のノードAの配線側となる他方の極の電位は、ノードAの電位と同じである。
【0118】
次に、タイミングt1後タイミングt2の直前に、クロック信号CK2がローレベルになる。これにより、出力信号out(k)のレベルもほぼ−15〔V〕となる。また、TFT44の寄生容量へチャージされた電荷が放出され、ノードAの電位が低下する。
【0119】
次に、タイミングt2になると、リセット信号入力端子RSTに入力されているリセット信号がハイレベルにり、これにより、TFT42がオン状態になる。TFT42がオン状態となることによって、ノードAの電位が基準電圧Vssになり、これにより、TFT43,44がオフ状態となる。TFT44がオフ状態となることによって、ドレイン電極に入力されたクロック信号CK2の出力を遮断する。TFT43がオン状態となることによって、TFT46のソース電極に定電圧Vddレベルの信号が出力され、ノードEの電位が上昇する。ノードEの電位が上昇することによって、TFT45がオン状態となり、これにより、基準電圧Vssレベルの信号が当該段RS(k)の出力信号out(k)として出力信号端子OUTから出力される。また、TFT45がオン状態であるため、コンデンサ47の出力信号端子OUT側となる一方の極の電位は、基準電圧Vssのレベル(−15〔V〕)と同じである。
【0120】
タイミングt2後タイミングt3の直前に、リセット信号がローレベルになることによって、TFT42がオフ状態になる。これにより、TFT42はオフ状態であり、ノードAの配線がフローティング状態となる。
【0121】
このような動作を奇数段、偶数段共に順次繰り返していくことにより、ハイレベルの出力信号の出力される段が順次次の段にシフトしていく。
【0122】
次に、第三の実施の形態の効果について説明する。図14は、比較例として、トップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの一段分の構成を示す回路図である。即ち、比較例の各段は、第三の実施の形態における各段RS(k)のコンデンサ47の代わりに、コンデンサ48が設けられている。このコンデンサ48の一方の極は、TFT41のソース電極、TFT42のドレイン電極、TFT43のゲート電極及びTFT44のゲート電極に接続されている。コンデンサ48の他方の極は、基準電圧印加端子SSに接続されている。
【0123】
図14に示すような段では、コンデンサ48の他方の電極が基準電圧印加端子SSに接続されているため、このコンデンサ48は常時ノードAの配線を一方の極とした容量に蓄積される電荷の量を調整して、ノードAの電位を安定させる機能を有する。そのため、クロック信号がハイレベルになっても(図13のt3〜t4、t5〜t6に対応)、コンデンサ48がノードAの電位の上昇を抑えるが、ノードAの配線を一方の極とした容量に電荷が蓄積された直後にクロック信号がハイレベルになったときでも(図13のt1〜t2に対応)、コンデンサ48がノードAの電位の上昇を抑えてしまう。従って、t1〜t2の間において、当該段の出力信号端子OUTからの出力信号のレベルが、クロック信号のハイレベルより低いレベルとなってしまい、トップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの出力信号が完全にシフトしない場合がある。
【0124】
それに対して第三の実施の形態では、TFT44がオン状態となっている間(入力信号がハイレベルになってからリセット信号がハイレベルになるまでの間、即ち、t0〜t2の間)、TFT45がオフ状態となっているため、コンデンサ47の出力信号端子OUT側となる一方の極の電位が、クロック信号のレベルとほぼ同じとなっている。そのため、TFT44がオン状態となっている間、コンデンサ47はノードAの電位を安定するように作用しない。従って、第三の実施の形態では、t1〜t2の間において、当該段RS(k)の出力信号端子OUTからの出力信号のレベルが、クロック信号のハイレベルとほぼ同レベルになる。即ち、第三の実施の形態における各段RS(k)の出力信号(k)のハイレベルは、図14に示す段の出力信号のハイレベルより高いものとなり、第三の実施の形態におけるトップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の出力信号が確実にシフトしていく。
【0125】
また、第三の実施の形態では、TFT44がオフ状態となっている間(リセット信号がハイレベルになってから入力信号がハイレベルになるまでの間、即ち、t2〜t0の間)、TFT45がオン状態となっているため、コンデンサ47の一方の極の電位が、基準電圧Vssのレベルとほぼ同じとなっている。そのため、TFT44がオフ状態となっている間、コンデンサ47はノードAの配線を一方の極とした容量に蓄積される電荷の量を調整して、ノードAの電位を安定させるように作用する。従って、t2〜t0の間において、クロック信号がハイレベルになってもコンデンサ47がノードAの電位の上昇を抑え、これにより、TFT44から漏れ電流が流れてしまうこともなく、出力信号端子OUTのレベルが微弱ながら上昇してしまうこともない。故に、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の消費電力の浪費を抑えられるとともに、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の出力信号が確実にシフトしていく。
【0126】
〔第四の実施の形態〕
次に、第四の実施の形態としての撮像装置について説明する。第四の実施の形態の撮像装置に備えられるトップゲートドライバ4又はボトムゲートドライバ5の各段は、図15に示すように、第三の実施の形態における各段の構成に加えて、コンデンサ48を備えている。このコンデンサ48の一方の極は、基準電圧印加端子SSに接続されている。一方、コンデンサ48の他方の極は、TFT41のソース電極、TFT42のドレイン電極、TFT43のゲート電極、TFT44のゲート電極及びコンデンサ47の他方の極に接続されている。コンデンサ48の一方の極が一定電位の基準電圧印加端子SSに接続されているため、このコンデンサ48はノードAの配線を一方の極とした容量に蓄積される電荷の量を調整して、容量Aの電位を安定させるように作用する。また、コンデンサ47が設けられているため、第三の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0127】
〔第五の実施の形態〕
次に、第五の実施の形態としての撮像装置について説明する。第五の実施の形態の撮像装置のに備えられるトップゲートドライバ4又はボトムゲートドライバ5の各段は、図16に示すように、第三の実施の形態における各段の構成に加えて、コンデンサ49を備えている。このコンデンサ49の一方の極は、定電圧印加端子DDに接続されている。一方、コンデンサ49の他方の極は、TFT41のソース電極、TFT42のドレイン電極、TFT43のゲート電極、TFT44のゲート電極及びコンデンサ47の他方の極に接続されている。コンデンサ49の一方の電極が一定電位の定電圧印加端子DDに接続されているため、このコンデンサ49はノードAの配線を一方の極とした容量に蓄積される電荷の量を調整して、容量Aの電位を安定させるように作用する。また、コンデンサ47が設けられているため、第三の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0128】
〔第六の実施の形態〕
次に、第六の実施の形態としての撮像装置について説明する。第六の実施の形態の撮像装置に備えられるトップゲートドライバ4又はボトムゲートドライバ5の各段は、図17に示すように、第三の実施の形態における各段の構成に加えて、コンデンサ50を備えている。このコンデンサ50の一方の極は、接地されている。一方、コンデンサ50の他方の極は、TFT41のソース電極、TFT42のドレイン電極、TFT43のゲート電極、TFT44のゲート電極及びコンデンサ47の他方の極に接続されている。コンデンサ50の他方の電極が接地されて、一定電位となっているため、このコンデンサ50は、ノードAの配線を一方の極とした容量に蓄積される電荷の量を調整して、ノードAの電位を安定させるように作用する。また、コンデンサ47が設けられているため、第三の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0129】
〔第七の実施の形態〕
次に、第七の実施の形態としての撮像装置について説明する。第七の実施の形態の撮像装置に備えられるトップゲートドライバ4又はボトムゲートドライバ5の各段は、図18に示すように、第四の実施の形態における各段(図15)の構成に加えて、コンデンサ49を備えている。コンデンサ49の一方の極は、定電圧印加端子DDに接続されている。一方、コンデンサ49の他方の極は、TFT41のソース電極、TFT42のドレイン電極、TFT43のゲート電極、TFT44のゲート電極及びコンデンサ47の他方の極に接続されている。
【0130】
〔第八の実施の形態〕
次に、第八の実施の形態としての撮像装置について説明する。第八の実施の形態の撮像装置に備えられるトップゲートドライバ4又はボトムゲートドライバ5の各段は、図19に示すように、第四の実施の形態における各段(図15)の構成に加えて、コンデンサ50を備えている。コンデンサ50の一方の極は、接地されている。一方、コンデンサ50の他方の極は、TFT41のソース電極、TFT42のドレイン電極、TFT43のゲート電極、TFT44のゲート電極、コンデンサ47の他方の極及びコンデンサ48の他方の極に接続されている。
【0131】
〔第九の実施の形態〕
次に、第九の実施の形態としての撮像装置について説明する。第九の実施の形態の撮像装置に備えられるトップゲートドライバ4又はボトムゲートドライバ5の各段は、図20に示すように、第五の実施の形態における各段の構成(図16)に加えて、コンデンサ50を備えている。コンデンサ50の一方の極は、接地されている。一方、コンデンサ50の他方の極は、TFT41のソース電極、TFT42のドレイン電極、TFT43のゲート電極、TFT44のゲート電極、コンデンサ47の他方の極及びコンデンサ49の他方の極に接続されている。
【0132】
〔第十の実施の形態〕
次に、第十の実施の形態としての撮像装置について説明する。第十の実施の形態の撮像装置に備えられるトップゲートドライバ4又はボトムゲートドライバ5の各段は、図21に示すように、第七の実施の形態における各段の構成(図18)に加えて、コンデンサ50を備えている。コンデンサ50の一方の極は、接地されている。一方、コンデンサ50の他方の極は、TFT41のソース電極、TFT42のドレイン電極、TFT43のゲート電極、TFT44のゲート電極、コンデンサ47の他方の極、コンデンサ48の他方の極及びコンデンサ49の他方の極に接続されている。
【0133】
以上の第四〜第十の実施の形態における撮像装置は、トップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5の各段以外の構成については、上記第三の実施の形態における撮像装置と同様である。
【0134】
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。例えば、上記各実施の形態では、本発明に係る電子装置を撮像装置に適用していたが、表示装置に適用しても良い。例えば、本発明に係る電子装置を液晶表示装置に適用した場合、図22に示すように、液晶表示装置60は、画像を表示するための液晶表示素子61と、液晶表示素子61を駆動するためのゲートドライバ62及びドレインドライバ63と、液晶表示装置60の全体を制御するコントローラ64等とを備えている。
【0135】
液晶表示素子61は、アレイ基板と、アレイ基板上にマトリックス上に配置された画素電極と、各画素電極に対応してアレイ基板上にマトリックス上に配置されたTFT65,65,…と、アレイ基板に対向配置される対向基板と、アレイ基板と対向基板との間に封入された液晶層と、アレイ基板に対向する側の対向基板の面に設けられた共通電極等とを備える。各TFT65のゲート電極はゲートライン(以下、glという。)に接続されており、ドレイン電極はドレインライン(dlという。)に接続されており、ソース電極は画素電極に接続されている。共通電極には、基準電圧が印加されている。そして、各画素電極と、共通電極との間に画素容量66が形成されることになる。各TFT65は、対応する画素容量に電荷を蓄積するためのスイッチング素子として用いられる。画素容量66,66,…のうち電荷が蓄積された画素容量66の箇所において、液晶は応答し(配向が変化し)、電荷が蓄積されていない画素容量66の箇所においては液晶は応答しない(配向が変化する)。応答した液晶では光が透過し、応答していない液晶では光が透過しない。これによって、液晶表示素子61は、液晶層を透過する光の量を制御して画像を表示するものである。
【0136】
ゲートドライバ62は、上記第一〜第十の実施の形態においてトップゲートドライバ4及びボトムゲートドライバ5に適用されたシフトレジスタの何れかである。ゲートドライバ62は、コントローラ3からの制御信号Gcntに従って、glに所定の電圧を順次印加する。
【0137】
ドレインドライバ63は、コントローラ64からの制御信号Dcntに従って、コントローラ3から画像データdataを順次取り込む。1ライン分の画像データdataが蓄積されると、ドレインドライバ63は、コントローラ64からの制御信号Dcntに従ってこれをdlに出力し、ゲートドライバ62によって選択されたglに接続されているTFT65がオン状態になる。これにより、画素容量66に電荷が蓄積される。
【0138】
この液晶表示装置60において、液晶表示素子61上に画像を表示する場合には、まず、ゲートドライバ62は、画像データdataを書き込むべき行のglに対応した段からハイレベルの信号を出力し、当該行のTFT65をオンさせる。当該行のTFT65がオンしているタイミングにおいて、ドレインドライバ63は、蓄積した画像データdataに応じた電圧をdlに出力し、オン状態のTFT65を介して画素容量66に電荷を蓄積する。以上の動作の繰り返しにより、各画素容量66に対応する液晶の配向状態が変化し、液晶表示素子61上に画像が表示される。
【0139】
上記各実施の形態においては、本発明に係るシフトレジスタを撮像素子2や液晶表示素子61を駆動するためのドライバに適用していたが、それ以外の用途にも適用できる。例えば、本発明に係るシフトレジスタは、データ処理装置などにおいて直列のデータを並列のデータに変換する場合などの用途にも適用することができる。また、TFT26、TFT46はいずれもトランジスタであったが、トランジスタ以外の、例えば抵抗体のような負荷であってもよい。
そして、上記各実施の形態においては、各段のトランジスタが全てnチャネル型であったが、全てpチャネル型としてもよい。このとき各信号は反転した電位となる。
【0140】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、前段から当該段に所定レベルの出力信号が入力されてから、後段から当該段に所定レベルの出力信号が入力されるまでの間、クロック信号のレベルを下げることなく、そのクロック信号を当該段の出力信号として出力することができる。一方、後段から当該段に所定レベルの出力信号が入力されてから、前段から当該段に所定レベルの出力信号が入力されるまでの間、トランジスタの寄生容量に起因してクロック信号によりレベルの上がった出力信号が、出力されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子装置を適用した撮像装置の具体的な構成が示されたブロック図である。
【図2】上記撮像装置に設けられた撮像素子を構成するダブルゲートトランジスタの具体的な態様が示された平面図である。
【図3】上記ダブルゲートトランジスタの具体的な態様が示された図面であり、図2におけるX−X断面が示された断面図である。
【図4】上記撮像装置に備えられたトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバ全体の具体的な構成が示されたブロック図である。
【図5】前記トップゲートドライバ又は前記ボトムゲートドライバの各段の回路構成について具体的な態様が示された図面である。
【図6】前記トップゲートドライバ又は前記ボトムゲートドライバの動作が示されたタイミングチャートである。
【図7】上記撮像装置の動作を説明するための模式図である。
【図8】比較例としてのトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの各段の回路構成について具体的な態様が示された図面である。
【図9】図8のトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの動作が示されたタイミングチャートである。
【図10】本発明に係るシフトレジスタを適用したトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの各段の回路構成について別の具体的な態様が示された図面である。
【図11】図10のトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの動作が示されたタイミングチャートである。
【図12】本発明に係るシフトレジスタを適用したトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの各段の回路構成について別の具体的な態様が示された図面である。
【図13】図12のトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの動作が示されたタイミングチャートである。
【図14】比較例としてのトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの各段の回路構成について具体的な態様が示された図面である。
【図15】トップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの各段の回路構成について別の具体的な態様が示された図面である。
【図16】トップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの各段の回路構成について別の具体的な態様が示された図面である。
【図17】トップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの各段の回路構成について別の具体的な態様が示された図面である。
【図18】トップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの各段の回路構成について別の具体的な態様が示された図面である。
【図19】トップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの各段の回路構成について別の具体的な態様が示された図面である。
【図20】トップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの各段の回路構成について別の具体的な態様が示された図面である。
【図21】トップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの各段の回路構成について別の具体的な態様が示された図面である。
【図22】本発明に係る電子装置を適用した液晶表示装置の具体的な態様が示されたブロック図である。
【符号の説明】
1 撮像装置(電子装置)
2 撮像素子(駆動素子)
4 トップゲートドライバ(シフトレジスタ)
5 ボトムゲートドライバ(シフトレジスタ)
21 TFT(請求項1〜4の何れかに記載の発明における第一トランジスタ)
22 TFT(電位保持手段を構成する。請求項2〜4の何れかに記載の発明における第三トランジスタ)
24 TFT(請求項1〜4の何れかに記載の発明における第二トランジスタ)
27 TFT(電位保持手段を構成する。第九トランジスタ)
28 TFT(電位保持手段を構成する。請求項2又は3記載の発明における第五トランジスタ)
29 TFT(電位保持手段を構成する。請求項2又は3記載の発明における第四トランジスタ)
30 TFT(電位保持手段を構成する。第七トランジスタ)
31 TFT(電位保持手段を構成する。第八トランジスタ)
32 TFT(電位保持手段を構成する。第六トランジスタ)
33 TFT(電位保持手段を構成する。第十トランジスタ)
34 TFT(電位保持手段を構成する。第十一トランジスタ)
41 TFT(請求項5〜8の何れかに記載の発明における第一トランジスタ)
42 TFT(請求項5〜8の何れかに記載の発明における第五トランジスタ)
43 TFT(請求項5〜8の何れかに記載の発明における第四トランジスタ)
44 TFT(請求項5〜8の何れかに記載の発明における第二トランジスタ)
45 TFT(請求項5〜8の何れかに記載の発明における第三トランジスタ)
47 コンデンサ
48 コンデンサ(第二コンデンサ)
49 コンデンサ(第三コンデンサ)
50 コンデンサ(第四コンデンサ)
60 液晶表示装置(電子装置)
61 液晶表示素子(駆動素子)
62 ゲートドライバ(シフトレジスタ)
RS 段

Claims (4)

  1. 複数の段からなり、シフトすることによって各段から所定レベルの出力信号を順次出力するシフトレジスタであって、
    各段が、
    前段から所定レベルの出力信号が制御端子に入力された場合に、前段から一端子に入力された出力信号を他端子から出力する第一トランジスタと、
    制御端子が前記第一トランジスタの他端子に接続され、一端子に入力されたクロック信号によって該制御端子と前記第一トランジスタの他端子との間の配線を一方の極とした容量に電荷を蓄積させて該一端子からのクロック信号を当該段の出力信号として他端子から出力する第二トランジスタと、
    後段から所定レベルの出力信号が入力された場合に前記配線の電位を所定レベルに変位させるとともに、前段から所定レベルの出力信号が入力されるまで前記配線の電位を該所定レベルに保持する電位保持手段と、
    を備え、
    前記電位保持手段が、
    制御端子を有し、オン状態で前記配線の電位を所定レベルに変位させる第三トランジスタと、
    制御端子を有し、後段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第三トランジスタの制御端子にオン電圧として出力するとともに、前段からの出力信号に応じて前記第三トランジスタの制御端子へのオン電圧の出力を停止する第四トランジスタと、
    制御端子を有し、前段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第三トランジスタの制御端子にオフ電圧として出力するとともに、後段からの出力信号に応じて前記第三トランジスタの制御端子へのオフ電圧の出力を停止する第五トランジスタと、
    を備えることを特徴とするシフトレジスタ。
  2. 前記電位保持手段が、
    制御端子を有し、後段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第四トランジスタの制御端子にオン電圧として出力する第六トランジスタと、
    制御端子を有し、後段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第五トランジスタの制御端子にオフ電圧として出力する第七トランジスタと、
    制御端子を有し、前段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第四トランジスタの制御端子にオフ電圧として出力する第八トランジスタと、
    制御端子を有し、前段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第五トランジスタの制御端子にオン電圧として出力する第九トランジスタと、
    を備えることを特徴とする請求項記載のシフトレジスタ。
  3. 複数の段からなり、シフトすることによって各段から所定レベルの出力信号を順次出力するシフトレジスタであって、
    各段が、
    前段から所定レベルの出力信号が制御端子に入力された場合に、前段から一端子に入力された出力信号を他端子から出力する第一トランジスタと、
    制御端子が前記第一トランジスタの他端子に接続され、一端子に入力されたクロック信号によって該制御端子と前記第一トランジスタの他端子との間の配線を一方の極とした容量に電荷を蓄積させて該一端子からのクロック信号を当該段の出力信号として他端子から出力する第二トランジスタと、
    後段から所定レベルの出力信号が入力された場合に前記配線の電位を所定レベルに変位させるとともに、前段から所定レベルの出力信号が入力されるまで前記配線の電位を該所定レベルに保持する電位保持手段と、
    を備え、
    前記電位保持手段が、
    制御端子を有し、オン状態で前記配線の電位を所定レベルに変位させる第三トランジスタと、
    制御端子を有し、後段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第三トランジスタの制御端子にオン電圧として出力する第十トランジスタと、
    制御端子を有し、前段からの出力信号に応じて一端子に入力された所定のレベルの信号を他端子を介して前記第三トランジスタの制御端子にオフ電圧として出力する第十一トランジスタと、
    を備えることを特徴とするシフトレジスタ。
  4. 請求項1からのいずれかに記載のシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタの各段から出力される出力信号によって駆動される駆動素子と、
    を備えることを特徴とする電子装置。
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