JP3415444B2 - クロック制御方法および回路 - Google Patents

クロック制御方法および回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号制御
方法およびクロック制御回路に関し、特にシステムクロ
ックに同期させて内部回路の制御を行う半導体集積回路
装置に適用して好適なクロック信号制御方法および回路
に関する。より詳細には、本発明は、クロック制御用
に、タイミング平均化回路を用いた回路、及び、ディレ
イロックループ(Delayed Locked Loop)、位相同期
ループ、同期遅延回路等の同期回路にタイミング平均化
回路を用いたクロック制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】システムクロックに同期させて内部回路
の制御を行う半導体集積回路においては、クロック周期
ごとに、一定の回路動作を実行させることで、内部回路
全体を制御している。
【0003】この種の半導体集積回路において、システ
ムクロックのジッターによるばらつきも含めて動作を保
証するため、クロック周期において、実際の回路動作に
用いることができる時間は、クロック周期から、ジッタ
ー分差し引いた時間となる。
【0004】従って、クロック1周期内で実行する回路
動作に必要な最小時間Tminとすると、クロックの最小周
期tCKminは、図16に示すように、Tminにジッター
時間Tjitter分を加えた時間Tmin+Tjitter以上に設定
する必要があった。
【0005】また、従来より、システムクロックに同期
させて内部回路の制御を行う半導体集積回路において、
システムクロックと内部クロックの遅延時間を低減させ
たり、クロックの逓倍をするために、フェーズ・ロック
ト・ループ(Phase LockedLoop:PLL(位相同期ルー
プ))、ディレイロックループ(Delay Locked Loo
p:DLL(遅延同期ループ))、もしくは、同期遅延
回路が用いられているが、これらクロック制御回路もま
た、クロックジッターの発生源となる場合があるほか、
システムクロックのジッターの影響を受けてロックタイ
ムが長くなるなど、同期特性が劣化する傾向があった。
【0006】なお、フェーズロックトループ(Phase L
ocked Loop:PLL)では、設定如何によっては、ジッタ
ーを低減する効果がある。PLL回路は、外部クロック
と等しい周波数位相のクロックを、図21に示す帰還系
回路構成の電圧制御発振回路(VCO)105により発
生する。このとき位相比較器102と、次段のチャージ
ポンプ102、ループフィルタ103によって、システ
ムクロックのジッター成分を抑圧し、VCO105から
発生されるクロックのジッターを抑制することが可能で
ある。なお、チャージポンプ102は位相比較器102
からの出力(アップ、ダウン信号等)を受け、その出力
ノードを充放電し、これによりクロックと電圧制御発振
回路105の出力の位相差分に対応した電圧をループフ
ィルタ103の入力電圧として与える。
【0007】しかしながら、PLL回路は、帰還回路で
あるため、クロックが安定するまで、数百サイクルから
数千サイクル長い周期が必要であるほか、ジッターが大
きすぎる場合ロック状態から外れてしまう可能性があ
る。
【0008】一方、DLLは、外部クロックと等しい位
相のクロックを、図22に示す帰還系回路構成の電圧制
御遅延回路115により発生する。このため、外部クロ
ックのジッターがそのまま、遅延回路を通って、クロッ
クドライバ106から内部回路に伝播するという問題点
があった。
【0009】同期遅延回路は、外部クロックと等しい位
相のクロックを図23に示すように一対の遅延回路列と
クロック経路のダミー遅延回路(入力バッファダミー9
05Aとクロックドライバダミー905B)を用い、一
対の遅延回路列901,902とダミー遅延回路を用い
てクロック一周期tCK分からダミー遅延回路の遅延時
間(td1+td2)を差し引いた遅延量tVを、一方
の遅延回路列901中を進行した長さとして測定し、他
方の遅延回路列901でこの遅延を再現することで内部
クロックを外部クロックに同期させるものである。
【0010】短時間の同期時間でクロックスキューを除
去する同期遅延回路が、回路構成の単純さと、消費電流
の少なさから、高速クロック同期回路に用いられるに至
っている。この種の同期遅延回路として例えば下記記載
の文献等が参照される。
【0011】[1]特開平8−237091号公報、 [2]Jin−Man Han その他、“Skew
Minimization Technique fo
r 256M−bit Synchronous DR
AM and beyond.” 1996 Sym
p.on VLSI Circ. pp.192−19
3. [3]Richard B.Watsonその他,“C
lock Buffer Chip with Abs
olute Delay Regulation Ov
er Pricrss and Environmen
t Variations.” Proc.of IE
EE 1992 CICC(Custum Integ
rated Circuits Conferenc
e),25.2. [4]Yoshihiro OKAJIMAその他.、
“Digital Delay Locked Loo
p and Design Technique fo
r High−Speed Synchronous
Interface.” IEICE TRANS.E
LECTRON..,VOL. E79−C、N0.6
JUNE 1996 pp.798−807.
【0012】同期遅延回路の基本構成は、図23に示す
ように、一定の時間差を測定するために用いられる遅延
回路901と、測定された遅延時間を再現する遅延回路
902の1組の遅延回路列と、入力バッファ903、及
びクロックドライバ904の遅延時間td1、td2を
加えた遅延時間td1+td2に相当する遅延時間を持
つダミー遅延回路905と、から構成されている。
【0013】ダミー遅延回路905は、遅延時間を、入
力バッファ903、及びクロックドライバ904の遅延
時間td1、td2と等しくするため、入力バッファと
全く同じ回路を用いた入力バッファダミー905Aと、
クロックドライバダミー905Bで構成される場合が多
い。
【0014】遅延回路901と遅延回路902は、等し
い遅延時間を有する遅延回路列で構成される。このた
め、遅延回路901、902は、遅延回路列901、9
02ともいう。
【0015】この遅延回路901と遅延回路902の目
的は、一定の期間を遅延回路901で測定し、遅延回路
902で再現することである。この目的は、測定したい
期間中、信号を遅延回路901中で進行させ、遅延回路
901中を信号が通過した遅延素子数と等しい数の遅延
素子数分、遅延回路902中を信号が通過できるように
することで実現できる。
【0016】信号が遅延回路901を通過した遅延素子
数と等しい遅延素子数を遅延回路902中を信号が通過
できるようにするための方式としては、遅延回路901
と遅延回路902の向きで2種類に分けられ、また、遅
延回路902の長さを決定するために、端部を選択する
か、経路全体を選択するかで2種類に分けられ、それぞ
れ、互いに2種類ずつ4種類に分類されることになる。
【0017】すなわち、遅延回路901と遅延回路90
2の向きで分けると、図26、及び図27に示すよう
に、遅延回路901と遅延回路902の向き(信号伝搬
方向)が等しく、遅延回路902の素子数を決定するの
に、遅延回路902の出力端子側でその長さが決まるも
のと、図24、及び図25に示すように、遅延回路90
1と遅延回路902の向き(信号伝搬方向)が逆向き
で、遅延回路902の素子数を決定するのに、遅延回路
902の入力端子側でその長さが決まるものに分類され
る。
【0018】また遅延回路902の長さを決定するの
に、端部を選択するか、経路全体を選択するかによる分
類としては、図24、及び図27に示すように、端部を
選択する方式と、図25、及び図26に示すように、経
路全体を選択する方式と、に分類される。
【0019】なお図24は、本願発明者による上記文献
[1]特開平8−137091公報に記載の方式に相当
している。
【0020】また図25に示す構成は、上記文献[4]
(IEICE TRANS.ELECTRON..,V
OL.E79−C、N0.6 JUNE 1996 p
p.798−807)記載の方式に相当している。
【0021】また図26に示す構成は、上記文献[2]
(1996 Symp.on VLSI Circ.p
p.192−193)記載の方式に相当している。
【0022】図27に示す構成は、上記文献[3](P
roc.of IEEE 1992CICC 25.
2)及び文献[4](1996 Symp.on VL
SICirc.p p.112−113)記載の方式に
相当している。
【0023】次にクロックスキューを除去する動作につ
いて、図28、及び図29の模式図及びタイミングチャ
ートを用いて説明する。
【0024】(1)同期式遅延回路を用いない場合のク
ロック遅延:図28は、同期遅延回路を用いない場合を
示しており、図28(a)に示すように、外部クロック
906が、入力バッファ903、クロックドライバ90
4を経て、内部クロック907として、利用される。こ
の時、外部クロックと内部クロックとの遅延時間差は、
入力バッファ903の遅延時間td1、及びクロックド
ライバ904の遅延時間td2により規定される。この
td1+td2がクロックスキューになる。
【0025】(2)同期式遅延回路を用いた場合のクロ
ック遅延除去の原理:同期遅延回路は、このクロックス
キューを実効的に除去するために、クロックパルスがク
ロック周期tCKごとに入力する性質を利用する。すな
わち、 tCK−(td1+td2) の遅延時間の遅延回路を用意して、入力バッファ(遅延
時間td1)と、クロックドライバ(遅延時間td2)
の間に配置し、遅延時間の和が、 クロック周期tCK(=td1+tCK−(td1+t
d2)+td2) と等しくなるようにする。
【0026】結果として、クロックドライバから出力さ
れる内部クロックのタイミングが外部クロックのタイミ
ングと等しくなるようするものである。
【0027】(3)同期式遅延回路を用いた場合のクロ
ック遅延除去の方法:実際に同期遅延回路を用いた場合
のタイミングチャートを図29に示す。
【0028】同期遅延回路の動作は、2周期必要とす
る。
【0029】最初の1周期目は、クロック周期に依存す
る遅延時間tCK−(td1+td2)の測定、およ
び、tCK−(td1+td2)の遅延量を再現する遅
延回路の遅延長の決定に用いられる。
【0030】次の周期は、tCK−(td1+td2)
の遅延量の使用に用いられる。
【0031】まず最初の1周期について、クロック周期
に依存する遅延時間tCK−(td1+td2)の測定
のためには、クロックドライバ904のダミー遅延回路
905と遅延回路列901を用いる。
【0032】外部クロック906の連続する2パルスの
第1のパルスの入力バッファ903の出力が、第2のパ
ルスの入力バッファ903出力までの1クロック周期t
CKの間、ダミー遅延回路905と遅延回路901を進
行させる。ダミー遅延回路905の遅延時間は、td1
+td2であるため、遅延回路901中をパルスが進行
した時間は、tCK−(td1十td2)になる。
【0033】遅延回路902の遅延時間は、遅延回路9
01中をパルスが進行した時間tCK−(td1+td
2)に等しくなるように設定される。
【0034】この遅延回路902の遅延時間の設定する
方法は、前述のとおり、大きく4種類に分けられるがそ
れぞれ所望の目的を達成できる。
【0035】次の周期では、入力バッファ903を出た
クロックが、tCK−(td1 +td2 )の遅延量
の遅延回路902を通過し、クロックドライバ904か
ら出力し、丁度、クロックサイクルtCKの遅延量の内
部クロック907を生成する。
【0036】上記過程により、2クロック周期で、クロ
ックスキューの無い内部クロック907を提供する。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のク
ロック制御回路においては、外部クロックのジッター
を、内部クロックで使用する前に小さくするために、P
LL回路等の帰還回路が必要とされ、この帰還回路はク
ロックが安定するために長いクロック周期が必要であ
り、高速応答性を達成することが困難であるほか、ジッ
ターによって同期特性が劣化する、という問題点を有し
ている。
【0038】またDLLの場合、外部クロックのジッタ
ーがそのまま、遅延回路を通って内部回路に伝播すると
いう問題点がある。
【0039】また同期遅延回路においても外部クロック
のジッターが増幅されるという問題点を有している。
【0040】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、ジッターを低減
するクロック制御回路及び制御方法を提供することにあ
る。
【0041】また、本発明は、ジッターを低減するデレ
イロックループ回路、位相同期ループ及び同期遅延回路
を提供することもその目的としている。これ以外の本発
明の目的及び効果は、以下の説明からも明らかとなるで
あろう。
【0042】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、一定の時間差で入力する2つの信号に対
し、入力時間差を平均化した時間成分を有する信号を発
生するタイミング平均化回路と、該回路にクロック信号
の異なるパルスを供給する手段を有し、異なるパルス間
の時間差を内分するようにしたものである。
【0043】また本発明は、一定の時間差で入力する2
つの信号に対し、入力時間差を平均化した時間成分を有
する信号を発生するタイミング平均化回路と、該回路に
クロック信号の異なるパルスを供給する回路とを有し、
異なるパルス間の時間差を内分する回路をDLL回路に
搭載し、位相比較で用いる外部クロック入力と内部クロ
ック入力の2入力をしその出力を電圧制御遅延回路に入
力する。
【0044】本発明は、クロック信号を制御する同期遅
延回路において、一定の期間、パルスまたはパルスエッ
ジを進行させる第1の遅延回路列と、前記第1の遅延回
路列からの信号を入力し前記第1の遅延回路列中をパル
スまたはパルスエッジが進行した長さと比例した長さ
分、パルスまたはパルスエッジを通過させることが可能
な第2の遅延回路列と、前記第2の遅延回路列の出力か
ら内部クロックを出力するクロックドライバと、入力バ
ッファからのクロック信号と、前記クロックドライバを
介して出力される内部クロック信号の前記入力バッファ
と等価な遅延時間を有する入力バッファダミーからの出
力を入力し、これらの信号の時間差を内分した時間差を
有する信号を生成して出力するタイミング平均化回路
と、を備え、前記タイミング平均化回路の出力をダミー
遅延回路を介して前記第1の遅延回路列に供給する。
【0045】なお、第1遅延回路列を、クロックが入力
バッファダミーおよびクロックドライバを進行する期間
停止するようにしてもよい。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。
【0047】[発明の実施の形態1]本発明は、その好
ましい一実施の形態において、図1を参照すると、入力
バッファ3(もしくはクロック分割回路)からのクロッ
ク信号の各パルス間の周期を平均化するタイミング平均
化回路1を有し、さらに、タイミング平均化回路1の後
段に、必要に応じて、タイミング平均化回路2を縦続形
態に接続して構成されている。
【0048】図2に、本発明の実施の形態の動作原理を
説明するための基本動作信号波形を示す。正常クロック
(2−1)に対し、例えば、ジッター成分aを含むクロ
ック2−2が入力した場合、ジッター成分は、正常クロ
ック(2−1)に対し、周期tCKに対し、tCK+
a、tCK−aの周期とを有する。
【0049】このジッターを含むクロック(2−2)
を、図1のタイミング平均化回路を1つ通過させた1次
ジッター補正クロック(2−3)のジッター成分は、時
間軸上で平均化されるため、0.5aとなる。
【0050】さらに、1次ジッター補正クロック(2−
3)を次段のタイミング平均化回路2に通過させた2次
ジッター補正クロック(2−4)のジッター成分は、
0.25aになる。
【0051】このように、クロックの周期を平均化する
タイミング平均化回路によってジッターを補正し、この
タイミング平均化回路を複数段直列形態に接続すること
により、ジッター抑制効果を倍増させる。
【0052】本発明の実施の形態について以下に各種実
施例に即して説明する。
【0053】[実施例1−1]図3は、本発明の第1の
実施例を説明するための図である。本実施例では、クロ
ック信号のタイミング平均化を2相クロックを用いて行
う。このため、タイミング平均化回路301、302の
前段に、2相クロックを生成するための分周回路(2分
周回路)300が配置されている。タイミング平均化回
路301は、2相クロックの各エッジのタイミングを平
均化するため、クロックの相数と同じ数だけ並列配置し
たタイミング分割回路304−1、304−2から構成
される。同様にして、タイミング平均化回路302は、
並列配置したタイミング分割回路304−3、304−
4から構成され、タイミング分割回路304−3、30
4−4は、前段のタイミング分割回路304−1、30
4−2の出力を入力としこれらをタイミング平均した信
号を出力する。タイミング平均化回路302のタイミン
ング分割回路304−3、304−4の出力は多重化回
路305で多重化されて出力され、入力クロックと同一
周波数のクロック信号が出力される。
【0054】図4は、本発明の一実施例のタイミング分
割回路(TMD)の動作原理を説明するための図であ
る。図5は、本発明の一実施例のタイミング分割回路T
MDの構成の一例を示す図である。
【0055】図5を参照すると、本発明の一実施例にお
いて、第1、第2の入力IN1、IN2はインバータI
NV1、INV2で反転され、ドレインが共通接続さ
れ、ソースが電源VCCに接続されたPMOSトランジ
スタMP1、MP2のゲートに供給され、PMOSトラ
ンジスタMP1、MP2のドレインは、ソースが接地さ
れたNMOSトランジスタMN1のドレインと容量C
(もしくは出力の負荷容量)に接続され、NMOSトラ
ンジスタMN1のゲートは、第1、第2の入力IN1、
IN2を入力とするNOR回路の出力が接続され、PM
OSトランジスタMP1、MP2とNMOSトランジス
タMN1の接続点(出力ノード)の電位は、出力バッフ
ァBUFを通して出力端子OUTに論理信号として出力
される。
【0056】第1、第2の信号IN1、IN2のうち、
立ち上がり遷移のタイミングのはやい方の信号IN1の
立ち上がりにより、PMOSトランジスタMP1がオン
して電源からPMOSトランジスタMP1を通じて電流
が流れ容量C(負荷容量)を充電し、つづいて第2の信
号IN2の遷移(立ち上がり)によりPMOSトランジ
スタMP2がオンし、オン状態のPMOSトランジスタ
MP1、MP2の双方を通じて容量Cを充電し、この容
量C(出力ノードの負荷容量)の端子電圧を入力とする
バッファBUFの閾値電圧で論理出力OUTを出力し、
第1の信号IN1の立ち上がりエッジから、前記第1及
び第2の信号IN1、IN2間の時間差を内分した時間
差を有する信号OUTが生成される。
【0057】本発明の一実施例におけるタイミング分割
の原理は、図4(c)に示したとおりである。図4
(a)を参照すると、時間差を有する2つのクロック信
号IN1、IN2に対して、図5に示した構成の3つの
タイミング分割回路(TMD)が配設したとして、第1
のTMDにはその第1、第2の入力端にともに信号IN
1を供給し、第2のTMDにはその第1、第2の入力端
に信号IN1、IN2を供給し、第3のTMDにはその
第1、第2の入力端にともに信号IN2を供給した場
合、第1〜第3のTMDの出力OUT1〜OUT3の信
号波形は、図4(b)に示すようなものとなる。
【0058】すなわち、信号IN1、IN2との間の立
ち上がりエッジには時間差T(クロック周期)があり、
信号IN1、IN2を入力とする第2のTMDの出力O
UT2は、第1のTMDの出力OUT1と第3のTMD
の出力OUT3のほぼ中間のタイミング位置で出力され
ていることがわかる。
【0059】図4(b)の信号波形A1、A2、A3
は、第1乃至第3のTMDにおいて、図5の容量Cの充
電による容量Cの端子電位の信号波形を示す図であり、
信号波形A1、A2、A3をバッファで論理値に変換し
た出力がOUT1〜OUT3である。信号波形A1、A
3は、図5のPMOSトランジスタMP1、MP2が同
時にオンして容量Cを電流i1+i2で充電している状
態の容量Cの端子電圧を示し、信号波形A2は、図5の
PMOSトランジスタMP1がオンして電流i1で時間
T分容量Cを充電し(この間信号波形A2の傾きは信号
波形A1、A3よりも小)、その後、PMOSトランジ
スタMP2がオンして電流i1+i2により、容量Cを
充電している(この間信号波形A2の傾きは信号波形A
1、A3と同一)場合の容量Cの端子電圧を示してい
る。
【0060】すなわち図5を参照すると、容量Cをまず
クロック周期Tの間、一つのPMOSトランジスタMP
1で充電し、その後、PMOSトランジスタMP1、M
P2で充電することで、最初から2つのPMOSトラン
ジスタMP1、MP2で充電するものと、T/2の時間
差(t2=T/2+t1)を生じさせしめる。そしてな
お、図4(b)に示すように、 t1=C×V/(i1+i2)、 t2=T+(C×V−i1×T)/(i1+i2) =T(i2/(i1+i2))+t1、 t3=T+C×V/(i1+i2) で与えられ、i1=i2のとき、 t2=t1+T/2となる。但しTはクロック周期(I
N1とIN2の時間差)、Cは容量の容量値、Vは容量
Cの電圧、i1、i2はPMOSトランジスタMP1、
MP2がオン時に流れる電流である。
【0061】[実施例1−2]図6は、本発明の第2の
実施例のタイミング分割回路の構成例を示す図である。
クロック信号として、2相クロックを用いるため、タイ
ミング分割を相補信号で行うことになる。したがって、
タイミング分割回路では、PMOSトランジスタMP
1、MP2のうち一つのPMOSトランジスタで充電す
る期間と、2つのPMOSトランジスタで充電する期間
と、さらに充電した電荷を放電する期間が必要になる。
【0062】このため、図6に示したように、信号IN
1を遅延素子DL1で遅延させた信号IN1dと信号I
N1dとを入力とするNAND回路の出力IN1.IN
1d.NANDを、容量C充電用のスイッチを形成する
PMOSトランジスタMP2のゲートに接続し、信号I
N2(信号IN1との時間差は周期tCK)を遅延素子
DL2で遅延させた信号IN2dと信号IN1とを入力
とするNOR回路の出力IN1.IN2d.NOR(信
号IN1、IN2の周期は2tCK)を、容量C充電用
のスイッチを形成するPMOSトランジスタMP1のゲ
ートと、容量C放電用のスイッチをなすPMOSトラン
ジスタMP1のゲートに接続することにより、それぞれ
ワンショットパルスを発生させることで、一つのMOS
トランジスタMP1で充電する期間と2つのMOSトラ
ンジスタMP1、MP2で充電する期間と、NMOSト
ランジスタMN1をオンして充電した電荷を放電する期
間を作っている。図7に、図6に示した回路の信号波形
を示す。信号波形A2は、図6のノードAの電圧、出力
OUT2がバッファの出力である。
【0063】[実施例1−3]次に図8及び図9を参照
して、本発明の第3の実施例について説明する。本実施
例では、タイミング平均化を4相クロックを用いて行
う。このため、タイミング平均化回路601、602の
前段に、4相クロックを生成するための分周回路603
が配置される。タイミング平均化回路は、4相クロック
の各エッジのタイミングを平均化するため、図9に示す
ようにクロックの相数と同じ数だけ並列配置したタイミ
ング分割回路TMD701−1〜701−4から構成さ
れる。タイミング分割回路TMD701−1〜701−
4の出力の各2組の出力からワンショットパルスがNA
ND1〜NAND4より出力され、各組の出力をから、
NAND5〜NAND8でそれぞれ合成してジッタを低
減した4相クロックが生成される。
【0064】本実施例では、クロックの相数が増える
が、4相クロックを用いたため、1ショットパルスを発
生させる必要がなく、その分高周波のクロックに対応で
きるという利点がある。
【0065】前記実施例1−1、1−2、1−3の多相
クロックを用いてジッターを削減する方法は、クロック
の相数は2以上の場合適用できる。
【0066】また、タイミング平均化回路で多相クロッ
クが再生成されるので、直列に何段でも接続可能である
という利点がある。
【0067】図10及び図11は、本発明の実施例のジ
ッター低減効果を示す回路シミュレーション結果の一例
を示す図である。入力クロック(図10の上段の信号波
形)は、4パルスに一度タイミングが1nsecずれた
周期8nsecのクロックパルスである。入力パルスの
アイパターンでは、入力のずれ1nsが、タイミング平
均化回路1段で約半分、2段ではさらにその半分になっ
ている(図11参照)ことが分かる。
【0068】[実施例1−4]本発明の第4の実施例に
ついて説明する。図12は、本発明の第4の実施例の構
成を示す図である。本発明の第4の実施例は、図12に
示すように、入力バッファ1003から入力したクロッ
クをクロック周期相当の固定遅延回路列(360度位相
シフト回路)1001によって、位相を360度遅らせ
たクロックと、遅らせていないクロックの出力をタイミ
ング平均化回路1002でタイミング平均化を行うこと
によって、ジッターの低減を行うようにしたものであ
る。
【0069】固定遅延回路列としては、図13に示すよ
うに、1組の遅延回路列のうち、一方の遅延回路列91
でクロック周期を測定し、他方の遅延回路列92で再現
するという回路を用いている。遅延回路列91に入力し
たクロックは遅延回路列91をクロック周期tCK分伝
搬して時点で、次のクロックパルスが入力され当該位置
のラッチ回路93でラッチされスイッチ94から遅延回
路列92に入力される。
【0070】本実施例において、タイミング平均化回路
としては、図14に示す構成により、立ち上がりエッ
ジ、立ち下がりエッジの両方のタイミングの平均化を行
うように構成してもよい。図14に示す回路では、並列
するMOSトランジスタとして、NANDゲート(MN
3、MN1,MP1等)、NORゲート(MN5、MP
4,MP2等)の内部トランジスタを利用している。
【0071】図14を参照すると、入力信号IN1、I
N2をインバータINV1、INV2を介してゲートに
接続したトランジスタMN1、MN2は、入力信号IN
1、IN2のHighレベルからLowレベルへの立ち
下がり時に、順次オンし、共通接続された出力(トラン
ジスタMP6のゲートノードであり入力信号IN1、I
N2のHighレベルのときトランジスタMP1を介し
て電源電位VCCとされている)の負荷容量の電荷を放
電を制御し、トランジスタMP6のゲート電位がLow
レベルとなるとトランジスタMP6をオンしインバータ
INV5の出力の立ち下がりエッジのタイミングを平均
化している。
【0072】入力信号IN1、IN2をインバータIN
V3、INV4を介してゲートに接続したトランジスタ
MP5、MP4は、入力信号IN1、IN2のLowレ
ベルからHighレベルへの立ち上がり時に、順次オン
し、共通接続された出力(トランジスタMN6のゲート
ノードであり入力信号IN1、IN2がLowレベルの
ときトランジスタMN5を介してグランド電位とされて
いる)を充電し、トランジスタMN6のゲートがHig
hレベルとなるとトランジスタMN6がオンしインバー
タINV5の出力の立ち上がりエッジのタイミングを平
均化している。
【0073】本実施例では、クロック周期相当の固定遅
延回路列を用いることで、タイミング平均化回路に入力
するクロックのタイミング差が小さくでき、タイミング
平均化回路をNAND、NORなどの基本ロジック素子
で実現できると言う便利さがある。また、クロック周期
相当の固定遅延回路列を用いることで、クロック周期に
対する動作範囲を広げることができるという利点があ
る。
【0074】また本実施例では、固定遅延回路での位相
のシフト量を360度としたが、図15に示すように、
180度の位相シフトを実現する回路を2組直列に接続
してもよい。
【0075】[発明の実施の形態2]本発明の第2の実
施の形態について説明する。図17は、本発明の実施の
形態の遅延ロックループ(Delay Locked Loop;DL
L)の構成を示す図である。図17を参照すると、クロ
ック信号の各パルス間の周期を平均化するタイミング平
均化回路101を有し、位相比較で用いる外部クロック
入力と、内部クロック入力がタイミング平均化回路10
1に入力し、タイミング平均化回路101の出力を電圧
制御遅延回路115に入力する構成となっている。
【0076】図18は、本発明の実施の形態の動作原理
を説明するための基本動作波形を示す図である。DLL
がロックしたのち、正常クロック(2−1)に対し、例
えば、ジッター成分aを含むクロック(2−2)が入力
した場合、ジッター成分は、正常クロック(2−1)に
対し、周期tCKに対し、tCK+a、tCK−aの周
期とを有する。このジッターを含むクロック(2−2)
をタイミング平均化回路を1つ通過させた1次ジッター補
正クロック(2−3)のジッター成分は、0.5aにな
る。このように、クロックの周期を平均化する回路によ
ってジッターを補正し、ジッターを減少させていく効果
を有している。
【0077】[実施例2−1]本発明の第2の実施の形
態の第1の実施例を説明する。図17を参照すると、本
実施例では、上記発明の実施の形態2で説明した通り、
クロック信号の各パルス間の周期を平均化するタイミン
グ平均化回路101を有する。また、DLLは、位相検
知回路102、チャージポンプ103、ループフィルタ
104、及び電圧制御遅延回路115から構成され、ク
ロックドライバー106、入力バッファー107、入力
バッファーダミー108がクロック経路としてフィード
バック回路系を構成する。入力バッファー107、入力
バッファーダミー108の出力をタイミング平均化回路
101に入力し、タイミング平均化回路100の出力を
電圧制御遅延回路115に入力する構成となっている。
電圧制御遅延回路115では、ループフィルタ104の
出力電圧に基づきタイミング平均化回路100の出力を
可変に遅延させて出力する。
【0078】本実施例において、タイミング分割回路TM
Dは、例えば図5に示したように、並列したMOSトランジ
スタMP1、MP2を備えて構成されている。その動作
原理はすでに説明したとおりのものであり、タイミング
分割の原理は、図4(b)に示したように、容量Cをま
ずクロック周期Tの間一つのMOSゲートで充電し、そ
の後、2つのMOSで充電することで、最初から2つの
MOSで充電するものと、T/2の時間差を生じさせし
める。
【0079】図19に、本実施例で用いたタイミング平
均化回路100の回路構成の一例を示す。図19を参照
すると、負荷容量を充電するスイッチとしては、PMO
SトランジスタMP1、MP2、MP3、MP4の4つ
のスイッチ群からなり、信号IN1の立ち下がりでまず
PMOSトランジスタMP1がオンし電流i1で充電
し、つづいて信号IN2の立ち下がりによりPMOSト
ランジスタMP2、MP3、MP4の3つもオンし、負
荷容量を4つのスイッチからの電流i1〜i4で充電す
る。また信号IN1、IN2がともに立ちあがったとき
にNMOSトランジスタMN1、MN2、MN3、MN
4から放電される。この回路では、並列するMOSトラ
ンジスタとして、基本ゲートであるNAND、NORの
内部トランジスタを利用している。
【0080】[実施例2−2]次に本発明の第2の実施
の形態の第2の実施例を説明する。図20は、本発明の
第2の実施例の構成を示す図である。図20を参照する
と、本実施例では、タイミング平均化回路として、その
タイミング分割回路は図14と同じ回路構成のものを用
いるが、図14のタイミング平均化回路内部のNAND
回路として、図19に示した回路を用いる。この回路で
は、PMOSトランジスタの駆動能力が、入力IN1と
IN2で3倍になる構成になっている。また、NOR回
路でもNMOSトランジスタの比が同様に付加されてい
る。このため、タイミング分割の効果も、入力IN1と
IN2の間では、IN1の入力とIN2の入力のタイミ
ング差を4分割し、IN2より1/4のタイミング差を
有する出力を得る。
【0081】このため、IN1を入力バッファ107に
接続し、IN2を入力バッファダミー108に接続する
ことで、外部のクロックのジッターが大きくなっても、
電圧制御遅延回路115に入力するクロックのジッター
成分は、1/4に低減される。
【0082】本実施例では、タイミング平均化回路の平
均値の取る比率(二つの信号の時間差の内分比)を変更
することで、外部クロックのジッターを数分の1に低減
できるという作用効果を有する。
【0083】[実施例2−3]次に図20を参照して、
本発明の第2の実施の形態の第3の実施例を説明する。
本実施例では、DLL、タイミング平均化回路として、
本発明の第2の実施の形態の前記実施例1または前記実
施例2と同じ回路構成のものを用いる。ただし、ロック
検知回路109および、切り替え回路110を配置し、
ロックした時点で、位相検知回路102に入力するクロ
ックもタイミング平均回路100の出力に切り替える構
成を有する。
【0084】この実施例では、外部クロックが直接、位
相検知回路102に入力しなくなるため、ジッターが、
DLLの安定動作に影響することを抑制することができ
る。
【0085】[実施例2−4] 本発明の第2の実施の形態の第4の実施例を説明する。
図5を参照すると、本実施例では、上記発明の形態2
をPLL(位相同期ループ)回路に適用したものであ
り、クロック信号の各パルス間の周期を平均化するタイ
ミング平均化回路100を有し、PLL回路は、位相検
知回路102、チャージポンプ103、ループフィルタ
104、及び電圧制御発振回路(VCO)105から構
成され、クロックドライバー106、入力バッファー1
07、入力バッファーダミー108がクロック経路とし
てフィードバック回路系を構成する。入力バッファー1
07、入力バッファーダミー108の出力をタイミング
平均化回路101に入力し、タイミング平均化回路10
の出力を位相差検知回路102に入力する構成となっ
ている。本実施例において、タイミング平均化回路10
としては、例えば図19に示した回路構成とされる。
すなわち本実施例では、ロック検知回路109および、
切替回路110を配置し、ロックした時点で、位相検知
回路102に入力するクロックを入力バッファー107
からのクロックからタイミング平均回路100の出力に
切り替える。本実施例では、外部クロックが直接、位相
検知回路102に入力しなくなるため、ジッターが、P
LLの安定動作に影響することを抑制することができ
る。
【0086】[発明の実施の形態3]図30は、本発明
の実施の形態の同期遅延回路の構成を示す図である。図
31は、タイミング平均化回路の動作原理を説明するた
めのタイミング図である。図30を参照すると、本発明
の実施の形態は、クロック信号の各パルス間の周期を平
均化するタイミング平均化回路1001(タイミング平
均化回路の構成は図3参照)を有し、入力バッファ90
3から入力される外部クロック入力と、クロックドライ
バ904から出力される内部クロック信号907を入力
バッファ903と等価な遅延時間特性を有する入力バッ
ファダミー905Aを通した信号をタイミング平均化回
路1001に入力し、タイミング平均化回路1001の
出力をダミー遅延回路905を介して遅延回路列901
に入力する構成となっている。遅延回路列901に入力
した信号がクロック周期分進行した時点で次のクロック
パルスにより遅延回路列902中に転送され、遅延回路
列902中を遅延回路列901中を進行した長さ分伝播
して出力される。なお、ダミー遅延回路には、入力バッ
ファとクロックドライバの各ダミー回路が直列形態に接
続されている。
【0087】本発明の実施の形態についてその動作原理
を図31のタイミングチャートを参照して説明すると、
同期遅延回路がロックしたのち、正常クロック2−1に
対し、例えば、ジッター成分aを含むクロック2−2が
入力した場合、ジッター成分は、正常クロックに対し、
同期tCKに対し、tCK+a、tCK−aの周期とを
有する。このジッターを含むクロック2−2をタイミン
グ平均化回路を1つ通過させた1次ジッター補正クロッ
ク2−3のジッター成分は、0.5aになる。このよう
に、クロックの周期を平均化する回路によってジッター
を補正し、ジッターを減少させていく効果を有してい
る。
【0088】[実施例3−1]図32は、本発明の第3
の実施の形態の第1の実施例の構成を示す図である。本
実施例は、本発明に係る平均化回路を、図24に示した
従来技術に適用したものである。本実施例では、2つの
信号を入力とし2つの信号の時間差を内分した時間差の
信号を出力するタイミング平均化回路1001(このタ
イミング平均化回路は例えば図3のタイミング分割回路
よりなる)を2つ用いており、二つのタイミング平均化
回路とも入力バッファ903の出力と、入力バッファダ
ミー905Aの出力を入力し、第1のタイミング平均化
回路の出力は、遅延回路列901に入力し、第2のタイ
ミング平均化回路の出力は遅延回路列901から遅延回
路列902へ信号の転送制御用の信号(遅延長さを決定
するための信号)として用いられる。タイミング平均化
回路1001は、基本的に同じ構成であるが、二組の入
力信号の平均化(内分比)がそれぞれ別々に設定できる
構成になっている。二つの入力信号の平均比、内分比
は、タイミング平均化回路内の二組の入力信号を受ける
トランジスタのサイズ(例えばトランジスタ幅)比で設
定することで実現できる。
【0089】このように、二つのタイミング平均化回路
の平均比、内分比を別々に設定することにより、タイミ
ング平均化回路を二つ配置したことによる、その出力の
位相を調整可能とし位相誤差の発生を抑制できる。
【0090】[実施例3−2]図33、及び図34に、
本発明の第3の実施の形態の第2の実施例の構成を示
す。本実施例は、本発明に係るタイミング平均化回路
を、図25に示した従来技術に適用したものである。本
実施例でも、タイミング平均化回路1001は2つ用い
ている。図34に示す構成では、第2のタイミング平均
化回路からのクロックを1/2分周回路24で分周し、
分周したクロック及びその相補信号を、遅延回路列90
1、902の遅延長さを決定する信号として供給し、遅
延回路列901、902の出力を合成器20Aで合成し
てとりだし、クロックドライバ904から内部クロック
として供給している。本実施例では、図25に示した従
来例の回路を、交互に用いることで、連続動作を実現し
ている。
【0091】[実施例3−3] 図33、及び図34を参照して、本発明の第3の実施の
形態の第3の実施例について説明する。本実施例は、本
発明に係るタイミング平均化回路を図26に示した従来
技術に適用したものである。本実施例でも、タイミング
平均化回路1001は、2つ用いている。第2のタイミ
ング平均化回路からのクロックを1/2分周回路24で
分周し、分周したクロック及びその相補信号を、遅延回
路列901、902の遅延長さを決定する信号として供
給し、遅延回路列901、902の出力を合成器20A
で合成してとりだし、クロックドライバ904から内部
クロックとして供給している。
【0092】[実施例3−4] 図3に、本発明の第3の実施の形態の第4の実施例の
構成を示す。本実施例は、本発明に係るタイミング平均
化回路を、図27に示した従来技術に適用したものであ
る。本実施例でも、タイミング平均化回路を2つ用いて
いる。第1のタイミング平均化回路の出力は、ダミー遅
延回路905から遅延回路列901に入力し、第2のタ
イミング平均化回路の出力は、遅延回路列901から遅
延回路列902への信号の転送を制御するラッチ回路の
制御信号(遅延長さを決定するための信号)として用い
られている。
【0093】[発明の実施の形態4] 本発明の第4の実施の形態について説明する。図3
は、本発明の第4の実施の形態の構成を示す図である。
本発明の同期遅延回路は、図3に示すように、一対の
遅延回路列11、12と、クロック経路の遅延量検出す
るモニター信号発生回路19と、を備えている(なお、
モニタ信号発生回路を用いた同期遅延回路の詳細は例え
ば本発明者による特願平9−157974号等に詳説さ
れている)。
【0094】この回路の動作は、まず一方の遅延回路と
遅延量検出回路を用いて1周期分の遅延量から、クロッ
ク経路の遅延量を差し引いた遅延量(tCK−(td1
+td2))を、遅延回路中を信号が進行した長さとし
て測定し、他方の遅延回路列ともともとのクロック経路
を利用することで外部クロックと等しい位相のクロック
を発生する。さらにクロック信号の各パルス間の周期を
平均化するタイミング平均化回路1001の出力を遅延
回路列とモニター信号発生回路19に入力する構成とな
っている。
【0095】外部クロックと等しい位相のクロックを発
生する動作について、図3(a)に示した回路構成及
び図3(b)のタイミングチャートを用いて説明す
る。
【0096】この回路では、一定の時間を測定する遅延
回路列11と測定された遅延時間を再現する遅延回路列
12から構成される同期式遅延回路を有し、入力バッフ
ァー13とクロックドライバー14などで構成される。
クロック周期を測定用の遅延回路列11を信号を通過さ
せることで測定するが、クロックパルスがクロックドラ
イバー14を進行している期間、および、入力バッファ
ーダミー15通過期間などのクロックスキューの原因と
なる期間を遅延回路列11を信号が進行しないようにし
て、クロック周期tCKの測定を中止する。
【0097】そのため、遅延回路列11を信号を進行す
る期間が丁度クロック周期tCKから、入力バッファー
の遅延時間td2とクロックドラバーの遅延時間td
1を差し引いた時間tCK−(td1+td2)にな
り、遅延回路列12で再現される遅延時間もtCK−
(td1+td2)になる。結果として、クロックパル
スが、入力バッファー13、遅延回路列12、クロック
ドライバー14を通過に丁度1クロック要し、外部クロ
ックと実質的にスキューが無くなる。
【0098】また、クロックドライバー14と入力バッ
ファーダミー15をパルスが進行している期間のモニタ
ー信号を発生するモニター信号発生回路19を、RS
(リセット・セット)型フリップフロップなどで構成す
ることで、クロックドライバー14と、入力バッファー
ダミー15の遅延量を足した時間がクロック周期tCK
より長い場合には、クロック周期tCKより長くなった
分すなわち、クロックドライバーと入力バッファーの測
定遅延回路列11中の信号を止めることができる。すな
わち、クロックドライバー14と入力バッファーダミー
15の遅延量を足した時間がクロック周期tCKより長
い場合にもクロックスキューの除去ができる。
【0099】また、図3(b)のタイミングチャート
中のクロック信号の進行を止めるモニター信号Dは、ク
ロックドライバー中をクロックパルスが通過している期
間をモニターするので、クロックが同期したときからク
ロックドライバーを進行するタイミングがtCK−(t
d1+td2)早くなる。
【0100】従って、同期前から同期後に切り替わる
時、1周期中にモニター信号Dが、2回出ることになる
(タイミングチャート図の斜線の信号とその後ろの信
号)が、これは、内部クロックの1回目の出力後、また
は、1回目のモニター信号Dの出力後に (1)タイミングチャート図の斜線のモニター信号Dを
止める、 (2)クロック経路を切り換えクロックドライバーへの
パルスの進行を止める、などの方法で、図3のタイミ
ングチャート図の斜線のモニター信号Dを止めること
で、回避する。
【0101】本実施形態では、一度スキュー除去されて
いないクロック信号が出るだけなので第一の実施形態よ
り1周期早いタイミングで、クロックスキューが除去で
きる。
【0102】タイミング平均化回路1001は、前記各
実施例で説明した構成と同様とされており、外部クロッ
クと内部クロックのそれぞれ入力バッファ13、入力バ
ッファダミー14からの出力のタイミング平均をとり、
タイミング平均化回路1001からの出力信号を、遅延
回路列に入力する構成とされている。また、タイミング
平均化回路1001の出力を遅延回路列11に供給する
か否かが切替器10Bで切り換えられ、内部クロックが
遅延回路列経由で出力された時から、タイミング平均化
が行われる。
【0103】[実施例4−1] 図3に、本発明の第4の実施の形態の第1の実施例の
構成を示す。図3を参照すると、本実施例は、本発明
の平均化回路、及び、モニタ信号発生回路による同期遅
延回路中でのクロック進行を停止する技術よりなる上記
第4の実施の形態の構成を、図24に示した従来技術に
適用したものである。本実施例でも、タイミング平均化
回路を2つ用いており、第1、第2のタイミング平均化
回路1、2とも、入力バッファ13の出力と、入力バッ
ファダミー15の出力を入力し、一方の出力は、遅延回
路列11に入力し、他方の出力は、遅延回路列11から
12へ信号の転送用の信号として用いられる。2組のタ
イミング平均化回路は、基本的に同じ構成であるが、二
組の入力信号の平均化(内分比)がそれぞれ別々に設定
できる構成となっている。二組の入力信号の平均比、内
分比は、タイミング平均化回路内の二組の入力信号を受
けるトランジスタのサイズ(例えばトランジスタ幅)比
で設定することで実現できる。
【0104】このように、2組のタイミング平均化回路
の平均化比、内分比を別々に設定することにより、タイ
ミング平均化回路を配置することによる位相誤差の発生
を抑制できる。
【0105】また、本実施例においても、切替器(不図
示)により、タイミング平均化回路の使用、不使用が切
り替えられる構成になっており、内部クロックが遅延回
路列経由で出力された時から、タイミング平均化が行わ
れる。
【0106】[実施例4−2] 図3に、本発明の第4の実施の形態の第2の実施例の
構成を示す。本実施例は、上記第4の実施の形態の構成
を、図25に示した従来技術に適用したものである。本
実施例でも、タイミング平均化回路を2つ用いている。
図3に示す構成では、クロックを分周し、図25に示
した従来例の回路を2組交互に用いることで、連続動作
を実現している。
【0107】また、クロック分周器24には、第1、第
2のタイミング平均化回路1、2の出力がそれぞれ入力
し、内部で選択または、論理合成され、分周された信号
の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジに、2つのタイ
ミング平均化回路の出力のうち適当なタイミングを選ぶ
ことが出来る構成となっている。このタイミングの選択
は、外部ジッター低減を優先するか、位相誤差の低減を
優先するか、場合によって依存し、ここでは、省略す
る。また、選択回路自体、分周回路自体、通常の回路設
計で実現できる。各組の遅延回路列12の出力は切替器
10Bで選択され、切替器10Aに入力されてクロック
ドライバ14に供給される。
【0108】[実施例4−3] 図3を参照して、本発明の第4の実施の形態の第3の
実施例について説明する。本実施例は、実施の形態4
を、図26に示した従来技術に適用したものである。本
実施例でも、タイミング平均化回路を2つ用いている。
【0109】[実施例4−4] 図3を参照して、本発明の第4の実施の形態の第4の
実施例の構成を示す。本実施例は、上記第4の実施の形
態を、図27に示した従来技術に適用したものである。
本実施例でも、タイミング平均回路を2つ用いている。
第1、第2のタイミング平均回路1、2の出力は1/2
分周回路24で分周され、2組の遅延回路列の遅延回路
列11の入力、及び遅延の長さを決定する信号として用
いられており、各組の遅延回路列12の出力は切替器1
0Bで選択され、切替器10Aに入力されてクロックド
ライバ14に供給される。
【0110】[発明の実施の形態5] 本発明の第5の実施の形態について説明する。本発明の
第5の実施の形態に係る同期遅延回路は、図39に示す
ように、クロック信号の各パルス間の周期を平均化する
タイミング平均化回路を複数有し、入力バッファ13か
らの外部クロック信号と、入力バッファダミー15から
の内部クロック信号が、各タイミング平均化回路1、2
に入力され、別々のタイミング平均化回路1、2の出力
が遅延回路列11、12と、モニター信号発生回路19
に接続されるように構成されている。
【0111】第1、第2のタイミング平均化回路1、2
は、基本的に同じ構成であるが、二つの入力信号の平均
化(内分比)がそれぞれ別々に設定できる構成になって
いる。二つの入力信号の平均比、内分比は、タイミング
平均化回路内の二つの入力信号を受けるトランジスタの
サイズ(例えばトランジスタ幅)比で設定することで実
現できる。
【0112】このように、二つのタイミング平均化回路
1、2の平均化比、内分比を別々に設定することによ
り、タイミング平均化回路を配置することによる位相誤
差の発生を抑制できる。
【0113】[実施例5−1] 図4に、本発明の第5の実施の形態の第1の実施例の
構成を示す。本実施例は、前記第5の実施の形態を、図
24に示した従来技術に適用したものである。本実施例
では、タイミング平均化回路を3個備えており、タイミ
ング平均化回路1、2、3とも、入力バッファ13の出
力と、入力バッファダミー15の出力を入力し、タイミ
ング平均化回路1の出力は、遅延回路列11に入力し、
タイミング平均化回路2の出力は、遅延回路列11から
12へ信号の転送用の信号として用いられ、タイミング
平均化回路3の出力は、モニター信号発生回路19に入
力する。
【0114】また、タイミング平均化回路の使用、不使
用が切替器(不図示)で切り替えられる構成になってお
り、内部クロック信号が、遅延回路列11、12経由
で、クロックドライバ14から出力された時から、タイ
ミングの平均化が行われる。
【0115】[実施例5−2] 図4に、本発明の第5の実施の形態の第2の実施例の
構成を示す。本実施例は、第5の実施の形態5を、図2
5に示した従来技術に適用したものである。本実施例で
も、タイミング平均化回路を3つ用いている。図4
示す構成では、クロックを分周回路24で分周し、図2
5に示した従来例の回路である、遅延回路列の2組を交
互に用いることで、連続動作を実現している。
【0116】また、クロック分周器24には、2つのタ
イミング平均化回路1、2の出力がそれぞれ入力され、
内部で選択または、論理合成され、分周された信号の立
ち上がりエッジ、立ち下がりエッジにタイミング平均化
回路2つの出力のうち適当なタイミングを選ぶことが出
来る構成となっている。このタイミングの選択は、外部
ジッター低減を優先するか、位相誤差の低減を優先する
か等に依存し、ここでは、省略する。また、切替回路自
体、分周回路自体、通常の回路設計で実現できるため、
その説明は省略する。
【0117】[実施例5−3] 図4に、本発明の第5の実施の形態の第3の実施例の
構成を示す。本実施例は、第5の実施の形態を、図26
に示した従来技術に適用したものである。本実施例で
も、タイミング平均化回路を3つ用いている。この実施
例においても、タイミング平均化回路1、2の出力を分
周する分周回路24の出力を各組の遅延回路列に供給
し、切替器10Bを介して各組の遅延回路列12を交互
に選択することで連続動作を実現している。
【0118】[実施例5−4] 図4に、本発明の第5の実施の形態の第4の実施例の
構成を示す。本実施例は、第5の実施の形態を、図27
に示した従来技術に適用したものである。本実施例でも
タイミング平均化回路を3つ用いている。タイミング平
均化回路1、2、3とも、入力バッファ及び内部クロッ
ク17を入力バッファダミー15を通した信号を入力と
し、タイミング平均化回路1の出力を遅延回路列11
へ、タイミング平均化回路2の出力を遅延回路列11か
ら遅延回路列12への転送制御用信号として供給し、タ
イミング平均化回路3の出力をモニタ信号発生回路19
に供給している。
【0119】[発明の実施の形態6] 本発明の第6の実施の形態について説明する。本発明の
実施の形態の同期遅延回路は、図4に示すように、ク
ロック信号の各パルス間の周期を平均化するタイミング
平均化回路が、回路ブロックの形式であらわには、見え
ない。タイミング平均化回路は、遅延回路列に内蔵さ
れ、図47に示すように、遅延回路列そのものが、ゲー
トを並列に配置した構成になっており、タイミング平均
化回路として機能する。
【0120】より詳細には、図47を参照すると、第
1、第2の遅延回路列11、12は、一の段の遅延回路
として、入力信号に対して並列配置された第1、第2の
クロックドインバータ回路(MN11、MP11、MN
11C、MP11Cと、MN12、MP12MN12
C、MP12C)を備え、第1、第2のクロックドイン
バータ回路の共通接続された出力ノード(FIn+1
b、FIn+1a)を充放電し、第1の遅延回路列11
の遅延回路の段のノードは対応する第2の遅延回路列1
2の段のノード(BIn+1b、BIn+1a)と接続
されている。なお、図47に示す構成において、クロッ
クドインバータのPMOSトランジスタMP11、NM
OSトランジスタMN11は、活性化・非活性化制御用
トランジスタMP11C、MN11Cよりもそれぞれ電
源、グランド側に接続配置されている。すなわちクロッ
クドインバータの活性・非活性を制御する制御用トラン
ジスタMP11C、MN11Cが、信号駆動用のCMO
Sトランジスタよりも電源とグランドの間で内側に配置
されている。
【0121】図4を参照すると、入力バッファ13か
らの外部クロック入力と、内部クロック信号17を入力
バッファダミー15を通した信号が、1/2分周回路2
4で分周され、遅延回路列11に2つの入力として入力
される。スイッチ制御用トランジスタMP11C、MN
11Cは、図4の分周回路24の分周信号でオン・オ
フが制御される。
【0122】並列配置された遅延回路列は、基本的に同
じ構成であるが、トランジスタのサイズ(例えばトラン
ジスタのゲート幅)比によってタイミング平均化の平均
比(内分比)がそれぞれ独立に設定できる構成になって
いる。
【0123】本実施の形態では、タイミング平均化のた
めだけにクロック経路を占有しないので、タイミング平
均化回路による高速動作制限が無くなることと、外部ク
ロックと内部クロックのタイミング差がタイミング平均
化回路の遅延時間差に制限されないといったメリットが
ある。
【0124】[実施例6−1] 図4に、本発明の第6の実施の形態の第1の実施例の
構成を示す。本実施例では、タイミング平均化回路は、
47に示すように、遅延回路列中に内蔵されており、
遅延回路列そのものが、ゲートを並列に配置した構成に
なっており、タイミング平均化回路として機能する。図
を参照すると、入力バッファ13からの外部クロッ
ク入力と、内部クロック信号17を入力バッファダミー
15を通した信号が、1/2分周回路24で分周され、
2組の遅延回路列の遅延回路列11に2つの信号として
入力されるとともに、遅延長さを決定する信号として入
力される。分周回路24で分周された信号の立ち上がり
エッジ、立ち下がりエッジにタイミング平均化回路の2
組の出力のうち適当なタイミングを切替器10Bで選ぶ
ことが出来る。このタイミング選択は、外部ジッター低
減を優先するか、位相誤差の低減を優先するか、場合に
よって依存し、ここでは、その説明は省略する。また、
切替回路、分周回路自体、通常の回路設計で実現でき、
ここでは、省略する。
【0125】また図4に、本発明の第6の実施の形態
の第2の実施例の構成を示す。本実施例では、図4
示した構成と同様、タイミング平均化回路は遅延回路列
11、12内に構成されており、各組の遅延回路列11
中のクロックの進行を、クロックドライバと入力バッフ
ァダミーの遅延時間分停止させるためのモニタ信号を出
力するモニタ信号発生回路19を各組の遅延回路列に対
応させて2つ備えている点が図4に示した構成と相違
している。
【0126】本実施例および実施の形態は、図25に示
した従来技術をベースに示したが、図24、図27、図
28に示した従来技術をベースにしても同等の効果が得
られる。
【0127】また、上記した遅延回路列11、12は、
クロックドインバーター構成の遅延回路単位から構成さ
れ、遅延回路の直列接続されたトランジスタのうち、ク
ロッキングゲートのトランジスタは、出力側に配置さ
れ、遅延回路中の進行よりもタイミング平均化、クロッ
ク進行の制御が優先される。
【0128】この図47に示した遅延回路列の遅延回路
列1方向分を一部だけとりだして、同期遅延回路のタイ
ミング平均化としても利用できる。
【0129】このほか、遅延回路列の素子数を減らすた
めに、図47に示した遅延回路列をPMOS、NMOS
トランジスタの一方ずつ繰り返しにしてもよい。この構
成を図48に示す。かかる構成により、素子数がほぼ半
減する。
【0130】図48を参照すると、遅延回路列11は、
一の段に、第1、第2の入力信号の立ち下がりによりオ
ンする、第1、第2のPMOSスイッチMP11、MP
12を備え、第1、第2の入力信号について立ち下がり
に応じて、前記第1、第2のPMOSスイッチがオンす
ることで電源側からこの第1、第2のPMOSスイッチ
の共通出力ノードを充電していき、共通接続ノードは、
次の段の第1、第2のNMOSスイッチMN21、MN
22に入力され、前記共通接続ノードの立ち上がりによ
りこの次段の第1、第2のNMOSスイッチMN21、
MN22がオンし、その出力ノードをグランド側に放電
し、遅延回路列11の進行方向と逆向きに信号が伝搬す
る遅延回路列12が、遅延回路列11の各段のPMOS
スイッチMP12、MP13、NMOSスイッチMN2
1、MN22に対応した段にPMOSスイッチMP1
3、MP14、NMOSスイッチMN23、MN24を
備え、遅延回路列11のPMOSスイッチ段の出力ノー
ドが遅延回路列12において該段に対応するPMOSス
イッチの前段のNMOSスイッチの出力ノードに接続さ
れている。各PMOSスイッチと電源VCC間、NMO
Sスイッチと出力間にはそのパスをオン・オフ制御する
スイッチが挿入されている。
【0131】また、長いサイクルに対応するために遅延
回路列をリング状にし、リング中を信号が周回する回数
をカウンターで制御してもよい。(特開平8−1370
91号公報参照)。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一定の時間差で入力する2つの信号に対し、入力時間差
を平均化した時間成分を有する信号を発生する平均化回
路を備え、この回路にクロック信号の異なるパルスを供
給することにより異なるパルス間の時間差を内分するク
ロック信号を生成しているため、PLLなどのフィード
バック回路を用いること無くクロック信号のジッターを
削減できるという効果を奏する。
【0133】また、本発明によれば、タイミング平均化
回路を直列に接続することにより、ジッター低減効果を
倍増させることができる、という効果を奏する。
【0134】そして、本発明によれば、クロックを分周
した多相クロックを用いることで、単純にMOSトラン
ジスタを並列配置したタイミング平均化回路を用いるこ
とができる。
【0135】そして、多相クロックの相の数を増やすこ
とで、高周波のクロック信号にも対応できる。
【0136】さらに、本発明によれば、固定遅延回路列
を用いることで、タイミング平均化回路がNAND、N
ORを用いた単純な構成で実現できる。
【0137】そして、本発明によれば、一定の時間差で
入力する2つの信号に対し、入力時間差を平均化した時
間成分を有する信号を発生する回路と、該回路にクロッ
ク信号の異なるパルスを供給する回路とを有し、異なる
パルス間の時間差を内分する回路をDLL回路に搭載
し、位相比較で用いる外部クロック入力と内部クロック
入力を該異なるパルス間の時間差を内分する回路に入力
し、その出力を電圧制御遅延回路に入力する方式を提供
するので、クロック信号のジッターを内部クロックと内
分をとり平均化することで、削減するという効果を奏す
る。
【0138】また本発明によれば、クロック信号のジッ
ターを内部クロックと内分をとり平均化する際に内部ク
ロックのタイミング成分が大きくなるように、内分比を
とることで、ジッター低減効果を倍増させることができ
る。
【0139】そして、本発明によれば、ロックした後
に、位相比較回路に入る信号を外部クロックから、外部
クロックと内部クロックを内分した信号に切り替えるこ
とで、外部クロックジッターが、DLLもしくはPLL
回路の安定動作に与える影響を低減することができる。
【0140】さらに、本発明によれば、同期遅延回路に
平均化回路を備えたことにより、内部クロックのジッタ
成分を低減するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための図である。
【図2】本発明の実施例の動作原理を説明するためのタ
イミング図である。
【図3】本発明の実施例の構成を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の実施例を説明するための図である。
【図5】本発明の実施例の構成を示すである。
【図6】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施例の動作を説明するためのタイミ
ング図である。
【図8】本発明の実施例の構成を説明するための図であ
る。
【図9】本発明の実施例の構成を説明するための図であ
る。
【図10】本発明の実施例のシミュレーション結果を示
す信号波形図である。
【図11】本発明の実施例のシミュレーション結果を示
す信号波形図である。
【図12】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図13】本発明の実施例の固定位相遅延回路の構成を
示す図である。
【図14】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図15】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図16】従来技術を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図17】本発明の実施例のDLLの構成を示す図であ
る。
【図18】本発明の実施例の動作を説明するためのタイ
ミング図である。
【図19】本発明の実施例の平均化回路の構成を示す図
である。
【図20】本発明の実施例のDLLの構成を示す図であ
る。
【図21】従来のPLLの構成を示す図である。
【図22】従来のDLLの構成を示す図である。
【図23】従来の同期遅延回路を用いたクロック制御回
路の構成を示す図である。
【図24】従来の同期遅延回路を用いたクロック制御回
路の構成を示す図である。
【図25】従来の同期遅延回路を用いたクロック制御回
路の構成を示す図である。
【図26】従来の同期遅延回路を用いたクロック制御回
路の構成を示す図である。
【図27】従来の同期遅延回路を用いたクロック制御回
路の構成を示す図である。
【図28】従来の同期遅延回路を用いたクロック制御回
路の構成を示す図である。
【図29】従来の同期遅延回路を用いたクロック制御回
路の構成を示す図である。
【図30】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図31】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の動作を説明するためのタイミング図であ
る。
【図32】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図33】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図34】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図35】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図36】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図37】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図38】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図39】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図40】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図41】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図42】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図43】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図44】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図45】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図46】本発明の実施例の同期遅延回路を用いたクロ
ック制御回路の構成を示す図である。
【図47】本発明の実施例のタイミング平均化回路を備
えた同期遅延回路の構成を示す図である。
【図48】本発明の実施例のタイミング平均化回路を備
えた同期遅延回路の構成を示す図である。
【図49】本発明の実施例のPLLの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、2 タイミング平均化回路 11、12、901、902 遅延回路列 3、13、903 入力バッファ 4、14、904 クロックドライバ 15、05、905A 入力バッファダミー 6、16、906 外部クロック 7、17、907 内部クロック 8、20、908 同期遅延回路マクロ 9、19 モニタ信号発生回路 10 切替器 18 制御回路列 22 ラツチ回路列 23 選択回路列 24 1/2分周回路 101 タイミング平均化回路 102 位相検知回路 103 チャージポンプ 104 ループフィルタ 105 電圧制御発振回路 106 クロックドライバー 107 入力バッファ 108 入力バッファダミー 109 ロック検出回路 110 切替回路 115 電圧制御遅延回路 300 分割回路 301、302 タイミング平均化回路 304 タイミング分割回路 305 多重化回路 905 ダミー遅延回路 906B クロックドライバダミー 1001 タイミング平均化回路

Claims (52)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2の入力端に入力された第1及
    び第2信号から、前記第1又は第2の信号の、立ち上が
    り及び/又は立ち下がりの遷移エッジに対して、前記第
    1及び第2信号の時間差を所定の比で内分した時間差
    分遅れて遷移する信号を生成し出力端から出力するタイ
    ミング分割回路を少なくとも一つ含むタイミング平均化
    回路に、入力したクロックを第1、第2のクロック信号
    に分割して供給するステップと前記タイミング平均化回路から、前記分割した第1及び
    第2のクロック信号間の時間差を所定の比で内分した時
    間差分遅れて遷移する出力クロック信号を得るステップ
    と、 を含む ことを特徴とするクロック制御方法。
  2. 【請求項2】第1及び第2の入力端に入力された第1及
    び第2信号から、前記第1又は第2の信号の、立ち上が
    り及び/又は立ち下がりの遷移エッジに対して、前記第
    1及び第2信号間の時間差を所定比で内分した時間差分
    遅れて遷移する信号を生成し出力端から出力するタイミ
    ング分割回路を少なくとも一つ含むタイミング平均化回
    路を備えるとともに、 入力したクロックを第1、第2のクロック信号に分割し
    て前記タイミング平均化回路に供給する手段を備えたこ
    とを特徴とするクロック制御回路。
  3. 【請求項3】第1及び第2の入力端に入力された第1及
    び第2の信号から、前記第1及び第2の信号のうち遷移
    のタイミングのはやい方を基準として、前記第1及び第
    2信号間の時間差を内分した時間差分遅れて遷移する信
    号を生成し出力端から出力するタイミング分割回路を2
    個並列配置してなるタイミング平均化回路を、複数段直
    列形態に、配設し、 第1及び第2のクロック信号をともに初段のタイミング
    平均化回路をなす前記各タイミング分割回路の第1及び
    第2の入力端に入力し、 前段のタイミング平均化回路の前記各タイミング分割回
    路の出力端からの第1及び第2の出力信号をともに、後
    段のタイミング平均化回路をなす前記各タイミング分割
    回路の第1及び第2の入力端に入力し、 最終段のタイミング平均化回路の各タイミング分割回路
    の出力端からの第1、第2の出力信号を取り出す、こと
    を特徴とするクロック制御回路。
  4. 【請求項4】入力する多相クロック信号の相数に対応さ
    せて前記タイミング分割回路を並列形態に備えてなるタ
    イミング平均化回路を複数段直列形態に接続してなるこ
    とを特徴とする請求項又は記載のクロック制御回
    路。
  5. 【請求項5】互いに位相の異なる複数のクロックを入力
    し、前記複数のクロックに対して一のクロックの遷移タ
    イミング、及び、クロック間の位相差に対応した複数の
    制御信号を生成する手段と、 前記制御信号によって開閉制御が行われ容量への充電及
    び放電を制御するスイッチ群と、 前記容量の端子電圧を論理信号に変換出力する手段と、 前記スイッチ群のスイッチの開閉制御タイミングをずら
    すことで前記容量の充電又は放電速度を可変させる手段
    と、 を備え、 前記クロック間の位相差を内分した位相差のクロック信
    号を出力するタイミング分割回路を備えたことを特徴と
    するクロック制御回路。
  6. 【請求項6】互いに位相の異なる多相クロックに対し
    て、予め定められた組の2つのクロック間の位相差を内
    分した位相差の信号を生成するタイミング分割回路を
    前記多相クロックのクロック相数分備え、 前記複数のタイミング分割回路の出力について予め定め
    られた組の出力間の位相差分の時間幅のワンショット
    信号を生成する第1の回路手段を、前記クロック相数分
    備え、 クロック相数分生成された前記ワンショット信号につい
    て予め定められた組のつの信号を合成して1つの信号
    を生成する第2の回路手段を前記クロック相数 備え、前記第2の回路手段の各出力から多相クロックが出力さ
    れる 、 ことを特徴とするクロック制御回路。
  7. 【請求項7】第1及び第2の入力端に入力された第1及
    び第2信号から、前記第1及び第2の信号のうち遷移の
    タイミングのはやい方を基準として、前記第1及び第2
    信号間の時間差を内分した時間差分遅延して遷移する信
    号を生成し出力端から出力するタイミング分割回路を2
    個並列配置してなるタイミング平均化回路を、複数段直
    列形態に配設し、 入力したクロック信号を分周し、第1、第2のクロック
    信号に分割出力する分周回路と、 前記分割回路からの第1、第2のクロック信号をとも
    に、初段のタイミング平均化回路をなす並列接続された
    前記各タイミング分割回路の第1及び第2の入力端に入
    力し、 前段のタイミング平均化回路の前記各タイミング分割回
    路の出力端からの第1及び第2出力信号をともに、後段
    のタイミング平均化回路をなす前記各タイミング分割回
    路の第1及び第2の入力端に入力し、 最終段のタイミング平均化回路の各タイミング分割回路
    の出力端からの第1、第2の出力信号を入力して多重化
    して出力する合成回路と、 を備えたことを特徴とするクロック制御回路。
  8. 【請求項8】前記タイミング分割回路が、前記第1、第
    2の入力信号の遷移により、それぞれスイッチングする
    第1、第2のスイッチ素子を備え、 前記第1、第2の入力信号のうちの一方の信号の遷移に
    より一方のスイッチ素子がオンし、前記オンしたスイッ
    チ素子を介して電流を流して容量を充電し、 つづいて第2の信号の遷移により双方のスイッチ素子が
    オンすることで前記容量をその充電速度を可変させて充
    電し、 前記容量の端子電圧を論理信号として出力する手段を備
    え、 前記第1又は第2の入力信号の遷移時間を基準として、
    前記第1及び第2の入力信号の間の時間差を所定比で内
    分した時間差をもって遷移する出力信号を生成すること
    を特徴とする請求項乃至のいずれか一に記載のクロ
    ック制御回路。
  9. 【請求項9】前記時間差を内分する比が可変される、こ
    とを特徴とする請求項乃至のいずれか一に記載のク
    ロック制御回路。
  10. 【請求項10】前記タイミング分割回路が、前記第1、
    第2の入力信号の立ち上がり、及び立ち下がりにより、
    それぞれオン・オフする第1、第2のスイッチ素子を含
    む第1群、第2のスイッチ素子群を少なくとも備え、 前記第1、第2の入力信号について立ち上がり及び立ち
    下がりの一方の遷移応じて、前記第1群のスイッチ素
    子の開閉順序が制御され容量の充電過程においてその速
    度が可変され、 前記第1、第2の入力信号について立ち上がり及び立ち
    下がりの他方の遷移に応じて、前記第2群のスイッチ素
    子の開閉順序が制御され前記容量の放電過程においてそ
    の速度が可変され、 前記容量の端子電圧を論理信号として出力する手段を備
    え、 前記第1又は第2の入力信号を基準として、前記第1及
    び第2の入力信号の間の時間差を内分した時間差をもっ
    て遷移する信号を生成する、ことを特徴とする請求項
    乃至のいずれか一に記載のクロック制御回路。
  11. 【請求項11】第1及び第2の入力端に入力された第1
    及び第2信号から、前記第1及び第2の信号のうち遷移
    タイミングのはやい方を基準として、前記第1及び第2
    信号間の時間差を内分した時間差を有する信号を生成し
    出力端から出力するタイミング分割回路を並列配置して
    なるタイミング平均化回路。
  12. 【請求項12】第1、第2の入力端より入力される第
    1、第2の入力信号の遷移により、オン・オフする第
    1、第2のスイッチ素子を備え、 前記第1、第2の入力信号のうちの一方の信号の遷移に
    より一方のスイッチ素子がオンし、前記オンしたスイッ
    チ素子を介して電流を流し容量を充電し、 つづいて第2の信号の遷移により双方のスイッチ素子が
    オンすることで前記容量の充電速度を可変させ、 前記容量の端子電圧を論理信号として出力する手段を備
    え、 前記第1又は第2の入力信号の遷移時間を基準として、
    前記第1及び第2の入力信号の間の時間差を内分した時
    間差をもって遷移する出力信号を生成する、ことを特徴
    とするタイミング分割回路。
  13. 【請求項13】第1、第2の入力端より入力される第
    1、第2の入力信号の立ち上がり、及び立ち下がりによ
    り、それぞれオン・オフする第1、第2のスイッチ素子
    を含む第1群、第2のスイッチ素子群を少なくとも備
    え、 前記第1、第2の入力信号について立ち上がり及び立ち
    下がりの一方の遷移に応じて、前記第1群のスイッチ素
    子の開閉順序を制御し容量の充電過程においてその速度
    を可変させる手段と、 前記第1、第2の入力信号について立ち上がり及び立ち
    下がりの他方の遷移に応じて、前記第2群のスイッチ素
    子の開閉順序を制御し前記容量の放電過程においてその
    速度を可変させる手段と、 前記容量の端子電圧を論理信号として出力する手段と、 を備え、 前記第1又は第2の入力信号を基準として、前記第1及
    び第2の入力信号の間の時間差を内分した時間差をもっ
    て立ち上がり及び立ち下がり遷移する信号を生成する、
    ことを特徴とするタイミング分割回路。
  14. 【請求項14】前記タイミング分割回路において、前記
    第1のスイッチ群、第2のスイッチ素子群が基本ゲート
    であるNAND、NORゲートのトランジスタを用いて
    構成されている、ことを特徴とする請求項13記載の
    イミング分割回路。
  15. 【請求項15】入力信号を予め定められた所定位相分を
    遅延させる固定遅延回路列と、 第1及び第2の入力端から入力した第1及び第2の信号
    に対して、前記第1及び第2の信号の時間差を内分した
    時間差を有する信号を生成し出力端から出力するタイミ
    ング平均化回路と、を備え、 入力したクロック信号を前記固定遅延回路列に供給し、
    前記入力したクロック信号と前記固定遅延回路列の出力
    とを前記タイミング平均化回路に供給し、前記タイミン
    グ平均化回路の出力端からクロックを取り出す、ことを
    特徴とするクロック制御回路。
  16. 【請求項16】前記固定遅延回路列が、入力した信号を
    360度(1周期)分遅延させることを特徴とする請求
    15記載のクロック制御回路。
  17. 【請求項17】前記固定遅延回路列が、入力した信号を
    180度(半周期)分遅延させる固定遅延回路列を2段
    直列に接続してなることを特徴とする請求項15記載の
    クロック制御回路。
  18. 【請求項18】前記固定遅延回路列が、 入力パルスを一定の長さ進行させる第1の遅延回路列
    と、 前記第1の遅延回路列をパルスが進行した長さもしくは
    比例した長さ分パルスを進行させる第2の遅延回路列
    と、 前記第1の遅延回路列から前記第2の遅延回路列へのパ
    ルスの転送を制御する制御回路と、 を含む同期遅延回路よりなることを特徴とする請求項1
    乃至1のいずれか一に記載のクロック制御回路。
  19. 【請求項19】入力した外部クロックから内部クロック
    を生成する半導体集積回路装置のクロック制御回路とし
    て、 位相差検知回路、チャージポンプ、ループフィルタ、お
    よび、前記ループフィルタの出力を制御電圧として入力
    し入力信号の遅延を可変させる電圧制御遅延回路を少な
    くとも備えたディレイロックループ回路と、 一定の時間差で入力する2つの信号に対し、前記2つの
    信号の時間差を所定比で内分した時間差を有する信号を
    発生するタイミング平均化回路と、 を備え、 前記電圧制御遅延回路の出力がクロックドライバを介し
    て内部クロックとして供給され、 前記位相差検知回路に入力する信号である、外部クロッ
    クを入力バッファを介して入力したクロック信号と、前
    記内部クロックを前記入力バッファと等価な遅延時間を
    有する入力バッファダミー回路を通した信号とを、前記
    タイミング平均化回路に供給し、前記タイミング平均化
    回路の出力を、前記電圧制御遅延回路に入力信号として
    供給する、ように構成したことを特徴とするクロック制
    御回路。
  20. 【請求項20】前記入力バッファからの外部クロック
    と、前記電圧制御遅延回路から前記クロックドライバ及
    び入力バッファダミー回路を通して供給される内部クロ
    ック信号と、を入力する前記タイミング平均化回路にお
    いて、時間差を内分する比として前記内部クロック信号
    のタイミング比が大きくなるように、内分比をとること
    を特徴とする請求項19記載のクロック制御回路。
  21. 【請求項21】前記位相差検知回路の出力からロック状
    態を検知するロック検知回路と、 前記位相差検知回路へ、前記入力クロック又は前記タイ
    ミング平均化回路の出力のいずれかを供給する切替回路
    と、 を有し、 ロック検出後、前記切替回路が、前記位相差検知回路に
    供給する信号を、前記入力バッファから入力される外部
    クロックから、前記タイミング平均化回路により前記外
    部クロックと前記内部クロックとの時間差を内分した信
    号に切り替える、ことを特徴とする請求項19記載のク
    ロック制御回路。
  22. 【請求項22】位相差検知回路、チャージポンプ、ルー
    プフィルタ、および、前記ループフィルタの出力を電圧
    として入力し入力信号の遅延を可変させる電圧制御遅延
    回路を少なくとも備えたディレイロックループ回路にお
    いて、 一定の時間差で入力する2つの信号に対し、前記時間差
    を所定比で内分した時間差を有する信号を発生するタイ
    ミング平均化回路を備え、 前記タイミング平均化回路に、前記位相差検知回路に入
    力する入力クロック信号と、前記電圧制御遅延回路から
    の出力信号と、を供給し、前記タイミング平均化回路の
    出力を前記電圧制御遅延回路に入力信号として供給す
    る、ように構成したことを特徴とするディレイロックル
    ープ回路。
  23. 【請求項23】前記位相差検知回路の出力からロック状
    態を検知するロック検知回路と、 前記位相差検知回路へ、前記入力クロック又は前記タイ
    ミング平均化回路の出力のいずれかを供給する切替回路
    と、 をさらに有し、 ロック検出後、前記切替回路が、前記位相差検知回路に
    供給する信号を、前記入力クロックから、前記タイミン
    グ平均化回路から出力される信号に切り替える、ことを
    特徴とする請求項2記載のディレイロックループ回
    路。
  24. 【請求項24】入力した外部クロックから内部クロック
    を生成する半導体集積回路装置のクロック制御回路とし
    て、 位相差検知回路、チャージポンプ、ループフィルタ、お
    よび電圧制御発振回路を少なくとも備えた位相同期ルー
    プ回路と、 一定の時間差で入力する2つの信号に対し、前記時間差
    を所定比で内分した時間差を有する信号を発生するタイ
    ミング平均化回路と、 を備え、 外部クロックを入力バッファを介して入力したクロック
    信号と、前記電圧制御発振回路の出力をクロックドライ
    バを介して出力される内部クロックを前記入力バッファ
    と等価な遅延時間を有する入力バッファダミー回路を通
    した信号と、を、前記タイミング平均化回路に供給し、 前記位相差検知回路の出力からロック状態を検知するロ
    ック検知回路と、 前記位相差検知回路へ、前記入力クロック又は前記タイ
    ミング平均化回路の出力のいずれか一方を供給する切替
    回路と、 を有し、 ロック検出後、前記切替回路が、前記位相差検知回路に
    供給する信号を、前記入力クロックから、前記タイミン
    グ平均化回路から出力される信号に切り替える、ことを
    特徴とするクロック制御回路。
  25. 【請求項25】位相差検知回路、チャージポンプ、ルー
    プフィルタ、および電圧制御発振回路を少なくとも備え
    た位相同期ループ回路において、 一定の時間差で入力する2つの信号に対し、前記時間差
    を所定比で内分した時間差を有する信号を発生するタイ
    ミング平均化回路を備え、 前記タイミング平均化回路に、入力クロック信号と、前
    記電圧制御発振回路からの出力信号と、を供給し、前記
    タイミング平均化回路の出力を、前記位相差検知回路の
    一方の入力として供給する、ことを特徴とする位相同期
    ループ回路。
  26. 【請求項26】前記位相差検知回路の出力からロック状
    態を検知するロック検知回路と、 前記位相差検知回路へ、前記入力クロック又は前記タイ
    ミング平均化回路の出力のいずれかを供給する切替回路
    と、 をさらに有し、 ロック検出後、前記切替回路が、前記位相差検知回路に
    供給する信号を、前記入力クロックから、前記タイミン
    グ平均化回路から出力される信号に切り替える、ことを
    特徴とする請求項2記載の位相同期ループ回路。
  27. 【請求項27】外部クロックを入力し内部クロックを生
    成する半導体集積回路装置のクロック制御回路におい
    て、 一定の期間パルスまたはパルスエッジを進行させる第1
    の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列中をパルスまたはパルスエッジが
    進行した長さもくは該長さに比例した長さ分、パルス
    またはパルスエッジを通過させることが可能な第2の遅
    延回路列と、 前記第2の遅延回路列の出力から内部クロックを出力す
    るクロックドライバと、 入力バッファからのクロック信号と、前記クロックドラ
    イバを介して出力される内部クロック信号を前記入力バ
    ッファと等価な遅延時間を有する入力バッファダミー回
    路を通した信号と、を入力し、これらの2つの信号の時
    間差を所定比で内分した時間差を有する信号を生成して
    出力するタイミング平均化回路と、 を備え、 前記タイミング平均化回路の出力を、ダミー遅延回路を
    介して、前記第1の遅延回路列に供給する、同期遅延回
    路を含む、ことを特徴とするクロック制御回路。
  28. 【請求項28】外部クロックを入力し内部クロックを生
    成する半導体集積回路装置のクロック制御回路におい
    て、 一定の期間、パルスまたはパルスエッジを進行させる第
    1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列中をパルスまたはパルスエッジが
    進行した長さもしくは該長さに比例した長さ分、パルス
    またはパルスエッジを通過させることが可能な第2の遅
    延回路列と、 前記第2の遅延回路列の出力から内部クロックを出力す
    るクロックドライバと、 入力バッファからのクロック信号と、前記クロックドラ
    イバを介して出力される内部クロック信号を前記入力バ
    ッファと等価な遅延時間を有する入力バッファダミー回
    路を通した信号と、入力し、これらの信号の時間差を
    内分した時間差を有する信号を生成して出力する第1、
    第2のタイミング平均化回路と、 を備え、 前記第1のタイミング平均化回路の出力をダミー遅延回
    路を介して前記第1の遅延回路列に供給し、 前記第2のタイミング平均化回路の出力を、前記第1の
    遅延回路列から第2の遅延回路列への信号の転送を制御
    するための制御信号として供給する、同期遅延回路を含
    む、ことを特徴とするクロック制御回路。
  29. 【請求項29】外部クロックを入力し内部クロックを生
    成する半導体集積回路装置のクロック制御回路におい
    て、 一定の期間、パルスまたはパルスエッジを進行させる第
    1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列中をパルスまたはパルスエッジが
    進行した長さもしくは該長さと比例した長さ分、パルス
    またはパルスエッジを通過させることが可能な第2の遅
    延回路列と、を1組とする遅延回路列を2組備え、 入力バッファからのクロック信号と、クロックドライバ
    を介して出力される内部クロック信号を前記入力バッフ
    ァと等価な遅延時間を有する入力バッファダミー回路を
    通した信号とを入力し、これらの信号の時間差を所定比
    で内分した時間差を有する信号を生成して出力する第
    1、第2のタイミング平均化回路と、 を備え、 前記第1のタイミング平均化回路の出力をダミー遅延回
    路を介して各組の前記第1の遅延回路列に供給し、 前記第2のタイミング平均化回路の出力を分周回路で分
    周した信号を各組の第1の遅延回路列から前記第2の遅
    延回路列への信号の転送を制御するための制御信号とし
    て供給し、 前記各組の前記第2の遅延回路列からの出力を交互に切
    り替える切替手段の出力をクロックドライバに供給し、
    前記クロックドライバから内部クロックとして出力す
    る、同期遅延回路を含む、ことを特徴とするクロック制
    御回路。
  30. 【請求項30】前記ダミー遅延回路が、入力バッファダ
    ミー及びクロックドライバダミー回路よりなることを特
    徴とする請求項2、229のいずれか一に記載の
    クロック制御回路。
  31. 【請求項31】外部クロックを入力し内部クロックを生
    成する半導体集積回路装置のクロック制御回路におい
    て、 一定の期間、パルスまたはパルスエッジを進行させる第
    1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列中をパルスまたはパルスエッジが
    進行した長さもしくは該長さに比例した長さ分、パルス
    またはパルスエッジを通過させることが可能な第2の遅
    延回路列と、 外部クロックを入力する入力バッファと等価な入力バッ
    ファダミー回路、及びクロックドライバとをクロックパ
    ルスが進行している期間、モニタ信号を出力するモニタ
    信号発生回路と、 前記入力バッファからのクロック信号と、前記クロック
    ドライバを介して出力される内部クロック信号を前記入
    力バッファダミー回路を通した信号と、を入力し、これ
    らの2つ信号の時間差を内分した時間差を有する信号を
    生成し、前記第1の遅延回路列に出力するタイミング平
    均化回路と、 を有し、 前記モニタ信号出力中は、前記第一の遅延回路列中にお
    いてパルスまたはパルスエッジの進行を止める、同期遅
    延回路を含む、ことを特徴とするクロック制御回路。
  32. 【請求項32】前記入力バッファからのクロックと前記
    タイミング平均化回路の出力の一方を選択して前記第1
    の遅延回路列に供給する第1の切替回路と、 前記第1の切替回路の出力と前記第2の遅延回路列の出
    力の一方を選択して出力する第2の切替回路と、 を備えたことを特徴とする請求項3記載のクロック制
    御回路。
  33. 【請求項33】前記第1の切替回路の出力と、前記クロ
    ックドライバ及び前記入力バッファダミーを介して前記
    タイミング平均化回路に入力する信号とを、前記モニタ
    信号発生回路に供給する、ことを特徴とする請求項3
    記載のクロック制御回路。
  34. 【請求項34】外部クロックを入力し内部クロックを生
    成する半導体集積回路装置のクロック制御回路におい
    て、 一定の期間、パルスまたはパルスエッジを進行させる第
    1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列からの信号を入力し前記第1の遅
    延回路列中をパルスまたはパルスエッジが進行した長さ
    と比例した長さ分、パルスまたはパルスエッジを通過さ
    せることが可能な第2の遅延回路列と、 入力バッファと等価な入力バッファダミー及びクロック
    ドライバをクロックパルスが進行している期間モニタ信
    号を出力するモニタ信号発生回路と、 前記入力バッファからのクロック信号と、クロックドラ
    イバを介して出力される内部クロック信号の前記入力バ
    ッファダミーからの出力を入力し、これらの信号の時間
    差を内分した時間差を有する信号を生成し、前記第1の
    遅延回路列に出力する第1、第2のタイミング平均化回
    路と、 を有し、 前記第1のタイミング平均化回路の出力を各組の前記第
    1の遅延回路列に供給し、 前記第2のタイミング平均化回路の出力を各組の第1の
    遅延回路列から前記第2の遅延回路列へのクロック信号
    の転送を制御する信号として用い、 前記モニタ信号出力中は、前記第1の遅延回路列中にお
    いてパルスまたはパルスエッジの進行を止め、 前記第2の遅延回路列の出力と前記入力バッファの出力
    を切り替えて前記クロックドライバに供給する切替回路
    を備えてなる、同期遅延回路を含む、ことを特徴とする
    クロック制御回路。
  35. 【請求項35】外部クロックを入力し内部クロックを生
    成する半導体集積回路装置のクロック制御回路におい
    て、 一定の期間、パルスまたはパルスエッジを進行させる第
    1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列からの信号を入力し前記第1の遅
    延回路列中をパルスまたはパルスエッジが進行した長さ
    と比例した長さ分、パルスまたはパルスエッジを通過さ
    せることが可能な第2の遅延回路列と、を1組とする遅
    延回路列を2組備え、 入力バッファからのクロック信号と、クロックドライバ
    を介して出力される内部クロック信号を前記入力バッフ
    ァと等価な遅延時間を有する入力バッファダミー回路を
    通した信号とを入力し、これらの2つの信号の時間差を
    内分した時間差を有する信号を生成して出力する第1、
    第2のタイミング平均化回路と、を備え、 前記第1、第2のタイミング平均化回路の出力を分周す
    る分周回路を備え、 前記第1、第2のタイミング平均化回路の出力を前記分
    周回路で分周した信号を、それぞれ、前記第1の遅延回
    路列の入力、各組の第1の遅延回路列から前記第2の遅
    延回路列へのクロック信号の転送を制御する信号として
    用い、 前記各組の前記第2の遅延回路列からの出力を、クロッ
    ク周期ごと交互に切り替え器で切り替える第1の切替回
    路と、 前記入力バッファからの出力と、前記第1の切替回路の
    出力とのいずれかを選択し前記クロックドライバに供給
    する第2の切替回路と、 を備えてなる、同期遅延回路を含む、ことを特徴とする
    クロック制御回路。
  36. 【請求項36】外部クロックを入力し内部クロックを生
    成する半導体集積回路装置のクロック制御回路におい
    て、 一定の期間、パルスまたはパルスエッジを進行させる第
    1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列からの信号を入力し前記第1の遅
    延回路列中をパルスまたはパルスエッジが進行した長さ
    もしくは該長さと比例した長さ分、パルスまたはパルス
    エッジを通過させることが可能な第2の遅延回路列と、 入力バッファと等価な入力バッファダミー及びクロック
    ドライバをクロックパルスが進行している期間モニタ信
    号を出力するモニタ信号発生回路と、 前記入力バッファからのクロック信号と、前記クロック
    ドライバを介して出力される内部クロック信号を前記入
    力バッファダミー回路を通した信号と、を入力し、これ
    らの2つの信号の時間差を所定比で内分した時間差を有
    する信号を生成し、前記第1の遅延回路列に出力する第
    1、第2のタイミング平均化回路と、 前記入力バッファの出力と前記第1のタイミング平均化
    回路の出力のいずれか一方を選択して前記第1の遅延回
    路列に供給する第1の切替回路と、 前記第1の切替回路の出力と前記第2の遅延回路列の出
    力を切替えて前記クロックドライバに出力する第2の切
    替回路と、 を備え、 前記第2のタイミング平均化回路の出力、及び前記第2
    の切替回路の出力を前記モニタ信号発生回路に接続し、 前記モニタ信号出力中は、前記第1の遅延回路列中にお
    いてパルスまたはパルスエッジの進行を止める、ように
    構成されてなる同期遅延回路を含む、ことを特徴とする
    クロック制御回路。
  37. 【請求項37】外部クロックを入力し内部クロックを生
    成する半導体集積回路装置のクロック制御回路におい
    て、 一定の期間、パルスまたはパルスエッジを進行させる第
    1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列からの信号を入力し前記第1の遅
    延回路列中をパルスまたはパルスエッジが進行した長さ
    もしくは該長さと比例した長さ分、パルスまたはパルス
    エッジを通過させることが可能な第2の遅延回路列と、 入力バッファと等価な入力バッファダミー回路及びクロ
    ックドライバをクロックパルスが進行している期間モニ
    タ信号を出力するモニタ信号発生回路と、 前記入力バッファからのクロック信号と、前記クロック
    ドライバを介して出力される内部クロック信号を前記入
    力バッファダミー回路を通した信号とを入力し、これら
    の2つの信号の時間差を内分した時間差を有する信号を
    出力する第1、第2、第3のタイミング平均化回路と、 を有し、 前記第1のタイミング平均化回路の出力は前記第1の遅
    延回路列に入力し、 前記第2のタイミング平均化回路の出力を第1の遅延回
    路列から前記第2の遅延回路列へのクロック信号の転送
    を制御する信号として用い、 前記第3のタイミング平均化回路の出力を前記モニタ信
    号発生回路に接続し、 前記第2の遅延回路列の出力と前記入力バッファからの
    出力を切り替える切替回路を備え、 前記モニタ信号出力中は、前記第1の遅延回路列中にお
    いてパルスまたはパルスエッジの進行を止める、ように
    構成されてなる、同期遅延回路を含む、ことを特徴とす
    るクロック制御回路。
  38. 【請求項38】前記第一の遅延回路列を構成する遅延回
    路素子が、前記モニタ信号で制御されるクロックドイン
    バータなどからなることを特徴とする請求項2乃至3
    のいずれか一に記載のクロック制御回路。
  39. 【請求項39】前記遅延回路列において、入力した信号
    が、遅延回路の各段毎、PMOSトランジスタ側によ
    り、次はNMOSトランジスタによってという具合に、
    PMOSとNMOSトランジスタで交互に駆動されるよ
    うに構成されている、ことを特徴とする請求項2乃至
    のいずれか一に記載のクロック制御回路。
  40. 【請求項40】前記第1の遅延回路列に入力された信号
    は、前記第1の遅延回路列中を所定長さ進行した時点
    で、前記第2の遅延回路列の、前記第1の遅延回路列の
    前記長さに対応した位置から転送され前記第2の遅延回
    路列中を進行する、ように構成されてなる、ことを特徴
    とする請求項2及至3のいずれか一に記載のクロッ
    ク制御回路。
  41. 【請求項41】外部クロックを入力し内部クロックを生
    成する半導体集積回路装置のクロック制御回路におい
    て、 一定の期間、パルスまたはパルスエッジを進行させる第
    1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列中をパルスまたはパルスエッジが
    進行した長さもしくは該長さと比例した長さ分、パルス
    またはパルスエッジを通過させることが可能な第2の遅
    延回路列とを1組とする遅延回路列を2組備え、 前記各組の遅延回路列が、2つの入力信号を入力しその
    時間差を所定比で内分するタイミング平均化回路を含
    み、 入力バッファと等価な入力バッファダミー及びクロック
    ドライバをクロックパルスが進行している期間モニタ信
    号を出力するモニタ信号発生回路と、 を備え、 前記入力バッファの出力は分周回路に入力され、 前記入力バッファの出力は第1の切替回路を介しクロッ
    クドライバを介して内部クロックとして出力されるとと
    もに、前記入力バッファダミーを介して第2の分周回路
    及びモニタ信号発生回路に入力され、 前記分周回路からの分周出力は、各組の前記第1の遅延
    回路列に供給されるとともに、各組の前記第1の遅延回
    路列から第2の遅延回路列の転送制御用の信号として供
    給され、 前記各組の第2の遅延回路列の出力を切り替える第2の
    切替回路を備え、 前記第2の切替回路の出力と前記入力バッファの出力が
    前記第1の切替回路に供給される、同期遅延回路を含
    む、ことを特徴とするクロック制御回路。
  42. 【請求項42】前記モニタ信号の1回目の出力の後に、
    次のモニタ信号を止めるように制御するように構成され
    てなることを特徴とする請求項4記載のクロック制御
    回路。
  43. 【請求項43】前記各組の遅延回路列が、複数のタイミ
    ング平均化回路を含み、前記各イミング平均化回路が
    内分比がそれぞれ独立に設定されることを特徴とする請
    求項4記載のクロック制御回路。
  44. 【請求項44】前記第1、第2の遅延回路列が、一の段
    の遅延回路として、入力信号に対して並列配置された第
    1、第2のクロックドインバータ回路を備え、前記第
    1、第2のクロックドインバータ回路の共通出力ノード
    を次段に接続し、 前記第1の遅延回路列のある段のノードが、対応する前
    記第2の遅延回路列の段のノードと接続されている、こ
    とを特徴とする請求項4記載のクロック制御回路。
  45. 【請求項45】一定の期間信号を進行させる第1の遅延
    回路列が、 一の段の遅延回路に、第1、第2の入力信号の立ち下が
    りによりオンする、第1、第2のPMOSスイッチを備
    え、前記第1、第2の入力信号について立ち下がりに応
    じて、前記第1、第2のPMOSスイッチがオンするこ
    とで電源側から前記第1、第2のPMOSスイッチの共
    通出力ノードを充電していき、 前記共通接続ノードは、次の段の第1、第2のNMOS
    スイッチに入力され、前記共通接続ノードの立ち上がり
    により前記次段の第1、第2のNMOSスイッチがオン
    し、その出力ノードをグランド側に放電し、 前記第1の遅延回路列の進行方向と逆向きに信号が伝搬
    する第2の遅延回路列が、前記第1の遅延回路列の各段
    のPMOSスイッチ、NMOSスイッチに対応した段に
    PMOSスイッチ、NMOSスイッチをそれぞれ備え、 前記第1の遅延回路列のPMOSスイッチ段の出力ノー
    ドが前記第2の遅延回路列において該段に対応するPM
    OSスイッチの前段のNMOSスイッチの出力ノードに
    接続されてなる、ことを特徴とする請求項4記載のク
    ロック制御回路。
  46. 【請求項46】前記各段のPMOSスイッチと電源との
    間のパス、及び出力負荷からNMOSスイッチを経てグ
    ランドにいたるパスを、前記モニタ信号によりそれぞ
    れ、オン・オフするスイッチを備えたことを特徴とする
    請求項4記載のクロック制御回路。
  47. 【請求項47】前記遅延回路列を構成する遅延回路素子
    において、入力したクロック信号がPMOSトランジス
    タ、NMOSトランジスタにより交互に駆動されること
    を特徴とする同期遅延回路を含むことを特徴とする請求
    項41記載のクロック制御回路
  48. 【請求項48】一定の期間、パルスまたはパルスエッジ
    を進行させる第1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列を信号が進行した位置に対応する
    段から、前記第1の遅延回路列中をパルスまたはパルス
    エッジが進行した長さもしくは該長さと比例した長さ
    分、パルスまたはパルスエッジを通過させる第2の遅延
    回路列と、 を含む同期遅延回路において、 前記第1、第2の遅延回路列が、入力した2つの信号の
    時間差を内分する時間差の信号を出力するタイミング平
    均化回路を備えて構成されたことを特徴とする同期遅延
    回路。
  49. 【請求項49】前記各組の遅延回路列が、複数のタイミ
    ング平均化回路を含み、前記各イミング平均化回路が
    内分比がそれぞれ独立に設定されることを特徴とする請
    求項4記載の同期遅延回路。
  50. 【請求項50】入力した2つの信号の時間差を内分する
    時間差の信号を出力するタイミング平均化回路を含む遅
    延回路を直列形態に接続してなる、ことを特徴とする請
    求項4記載の同期遅延回路。
  51. 【請求項51】前記第1、第2の遅延回路列が、一の段
    の遅延回路として、入力信号に対して並列配置された第
    1、第2のクロックドインバータ回路を備え、前記第
    1、第2のクロックドインバータ回路の共通出力ノード
    を次段に接続し、 前記第1の遅延回路列のある段のノードが、対応する前
    記第2の遅延回路列の段のノードと接続されている、こ
    とを特徴とする請求項4記載の同期遅延回路。
  52. 【請求項52】一定の期間信号を進行させる第1の遅延
    回路列が、 一の段の遅延回路に、第1、第2の入力信号の立ち下が
    りによりオンする、第1、第2のスイッチ素子(充電用
    スイッチ)を備え、前記第1、第2の入力信号について
    立ちがりに応じて、前記第1、第2のスイッチ素子が
    順次オンすることで電源側から前記第1、第2のスイッ
    チ素子の共通出力ノードを充電していき、 前記共通接続ノードは、次の段の第1、第2のスイッチ
    素子(放電用スイッチ)に入力され、前記共通接続ノー
    ドの立ち上がりにより前記次段の第1、第2のスイッチ
    素子はオンし、その出力ノードをグランド側に放電し、 前記第1の遅延回路列の進行方向と逆向きに信号が伝搬
    する第2の遅延回路列が、前記第1の遅延回路列の、充
    電側スイッチ、放電用スイッチの各段に対応させて充電
    側スイッチ、放電用スイッチを備え、 前記第1の遅延回路列の各段の充電側スイッチの出力ノ
    ードが前記第2の遅延回路列において該段に対応する充
    電用スイッチの前段の放電用スイッチの出力ノードに接
    続されてなる、ことを特徴とする同期遅延回路。
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