JPH1173238A - 同期遅延回路 - Google Patents

同期遅延回路

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JPH1173238A
JPH1173238A JP10142234A JP14223498A JPH1173238A JP H1173238 A JPH1173238 A JP H1173238A JP 10142234 A JP10142234 A JP 10142234A JP 14223498 A JP14223498 A JP 14223498A JP H1173238 A JPH1173238 A JP H1173238A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クロックドライバのダミー遅延回路を不要と
し、ASICなどのクロック遅延量がチップ毎に異なる
デバイスに適用した場合であっても、配線の設計変更ご
とにクロックドライバダミーの設計を行うことを要しな
くし、クロックドライバダミー分の領域をレイアウトを
考慮する必要を無くし、これにより効率良く、経済的な
設計を可能とする同期遅延回路の提供。 【解決手段】一定の間パルスまたはパルスエッジを進行
させる第1の遅延回路列1と第1の遅延回路中をパルス
またはパルスエッジが進行した長さと比例した長さをパ
ルスまたはパルスエッジを通過させることが可能な第2
の遅延回路列2と、クロックドライバ中をクロックパル
スが進行している期間のモニタ信号を出す回路9を有
し、第一の遅延回路列1がクロックドインバータなどで
形成され、該モニタ信号出力中は、第一の遅延回路列中
1をパルスまたは、エッジの進行を任意のタイミングで
止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
関し、特にクロック信号の制御する同期遅延回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】短時間の同期時間でクロックスキューを
除去する同期遅延回路が、回路構成の単純さと、消費電
流の少なさから、高速クロック同期回路に用いられるに
至っている。この種の同期遅延回路として例えば下記記
載の文献等が参照される。
【0003】[1]特開平8−237091号公報、 [2]Jin−Man Han その他、“Skew
Minimization Techinique f
or 256M−bit Synchronous D
RAM and beyond.” 1996 Sym
p.on VLSI Circ.pp.192−193、
pp.192−193. [3]Richard B.Watsonその他,“C
lock Buffer Chip with Abs
olute Delay Regulation Ov
er Pricrss and Environmen
t Variations.” Proc.of IE
EE 1992 CICC(Custum Integ
rated Circuits Conferenc
e),25.2. [4]Yoshihiro OKAJIMAその他.、
“Digital Delay Locked Loo
p and Design Technique fo
r High−Speed Synchronous
Interface.” IEICE TRANS.E
LECTRON..,VOL. E79−C、N0.6
JUNE 1996 pp.798−807.
【0004】同期遅延回路の基本構成は、図9に示すよ
うに、一定の時間差を測定するために用いられる遅延回
路901と、測定された遅延時間を再現する遅延回路9
02の1組の遅延回路列と、入力バッファ903、及び
クロックドライバ904の遅延時間td1、td2を加
えた遅延時間td1+td2に相当する遅延時間を持つ
ダミー遅延回路905と、から構成されている。
【0005】ダミー遅延回路905は、遅延時間を、入
力バッファ903、及びクロックドライバ904の遅延
時間td1、td2と等しくするため、入力バッファと
全く同じ回路を用いた入力バッファダミー905Aと、
クロックドライバダミー905Bで構成される場合が多
い。
【0006】遅延回路901と遅延回路902は、等し
い遅延時間を有する遅延回路列で構成される。このた
め、遅延回路901、902は、遅延回路列901、9
02ともいう。
【0007】この遅延回路901と遅延回路902の目
的は、一定の期間を遅延回路901で測定し、遅延回路
902で再現することである。この目的は、測定したい
期間中、信号を遅延回路901中で進行させ、遅延回路
901中を信号が通過した遅延素子数と等しい数の遅延
素子数分、遅延回路902中を信号が通過できるように
することで実現できる。
【0008】信号が遅延回路901を通過した遅延素子
数と等しい遅延素子数を遅延回路902中を信号が通過
できるようにするための方式としては、遅延回路901
と遅延回路902の向きで2種類に分けられ、また、遅
延回路902の長さを決定するために、端部を選択する
か、経路全体を選択するかで2種類に分けられ、それぞ
れ、互いに2種類ずつ4種類に分類されることになる。
【0009】すなわち、遅延回路901と遅延回路90
2の向きで分けると、図12、及び図13に示すよう
に、遅延回路901と遅延回路902の向き(信号伝搬
方向)が等しく、遅延回路902の素子数を決定するの
に、遅延回路902の出力端子側でその長さが決まるも
のと、図10、及び図11に示すように、遅延回路90
1と遅延回路902の向き(信号伝搬方向)が逆向き
で、遅延回路902の素子数を決定するのに、遅延回路
902の入力端子側でその長さが決まるものに分類され
る。
【0010】また遅延回路902の長さを決定するの
に、端部を選択するか、経路全体を選択するかによる分
類としては、図10、及び図13に示すように、端部を
選択する方式と、図11、及び図12に示すように、経
路全体を選択する方式と、に分類される。
【0011】なお図10は、本願発明者による上記文献
[1]特開平8−137091公報に記載の方式に相当
している。
【0012】また図11に示す構成は、上記文献[4]
(IEICE TRANS.ELECTRON..,V
OL.E79−C、N0.6 JUNE 1996 p
p.798−807)記載の方式に相当している。
【0013】また図12に示す構成は、上記文献[2]
(1996 Symp.on VLSI Circ.p
p.192−193)記載の方式に相当している。
【0014】図13に示す構成は、上記文献[3](P
roc.of IEEE 1992CICC 25.
2)及び文献[4](1996 Symp.on VL
SICirc.p p.112−113)記載の方式に
相当している。
【0015】次にクロックスキューを除去する動作につ
いて、図14、及び図15の模式図及びタイミングチャ
ートを用いて説明する。
【0016】(1)同期式遅延回路を用いない場合のク
ロック遅延:図14は、同期遅延回路を用いない場合を
示しており、図14(a)に示すように、外部クロック
906が、入力バッファ903、クロックドライバ90
4を経て、内部クロック907として、利用される。こ
の時、外部クロックと内部クロックとの遅延時間差は、
入力バッファ903の遅延時間td1、及びクロックド
ライバ904の遅延時間td2により規定される。この
td1+td2がクロックスキューになる。
【0017】(2)同期式遅延回路を用いた場合のクロ
ック遅延除去の原理:同期遅延回路は、このクロックス
キューを実効的に除去するために、クロックパルスがク
ロック周期tCKごとに入力する性質を利用する。すな
わち、 tCK−(td1+td2) の遅延時間の遅延回路を用意して、入力バッファ(遅延
時間td1)と、クロックドライバ(遅延時間td2)
の間に配置し、遅延時間の和が、 クロック周期tCK(=td1+tCK−(td1+t
d2)+td2) と等しくなるようにする。
【0018】結果として、クロックドライバから出力さ
れる内部クロックのタイミングが外部クロックのタイミ
ングと等しくなるようするものである。
【0019】(3)同期式遅延回路を用いた場合のクロ
ック遅延除去の方法:実際に同期遅延回路を用いた場合
のタイミングチャートを図15に示す。
【0020】同期遅延回路の動作は、2周期必要とす
る。
【0021】最初の1周期目は、クロック周期に依存す
る遅延時間tCK−(td1+td2)の測定、およ
び、tCK−(td1+td2)の遅延量を再現する遅
延回路の遅延長の決定に用いられる。
【0022】次の周期は、tCK−(td1+td2)
の遅延量の使用に用いられる。
【0023】まず最初の1周期について、クロック周期
に依存する遅延時間tCK−(td1+td2)の測定
のためには、クロックドライバ904のダミー遅延回路
905と遅延回路列901を用いる。
【0024】外部クロック906の連続する2パルスの
第1のパルスの入力バッファ903の出力が、第2のパ
ルスの入力バッファ903出力までの1クロック周期t
CKの間、ダミー遅延回路905と遅延回路901を進
行させる。ダミー遅延回路905の遅延時間は、td1
+td2であるため、遅延回路901中をパルスが進行
した時間は、tCK−(td1十td2)になる。
【0025】遅延回路902の遅延時間は、遅延回路9
01中をパルスが進行した時間tCK−(td1+td
2)に等しくなるように設定される。
【0026】この遅延回路902の遅延時間の設定する
方法は、前述のとおり、大きく4種類に分けられるがそ
れぞれ所望の目的を達成できる。
【0027】次の周期では、入力バッファ903を出た
クロックが、tCK−(td1 +td2 )の遅延量
の遅延回路902を通過し、クロックドライバ904か
ら出力し、丁度、クロックサイクルtCKの遅延量の内
部クロック907を生成する。
【0028】上記過程により、2クロック周期で、クロ
ックスキューの無い内部クロック907を提供する。
【0029】ところで、短時間の同期時間でクロックス
キューを除去する同期遅延回路では、スキューを除去す
るほかに、クロック周波数を倍増させたり、Duty
(デューティ)50%を発生させるための方式がすでに
提案されている(例えば本願発明者による上記文献
[1]の特開平8−237091号公報等参照)。
【0030】クロック周波数の倍増(逓倍回路)、Du
ty50を発生させるための回路は、スキューを除去す
るための構成と同様、一定の時間差を測定するための遅
延回路と、遅延時間を再現するための遅延回路の一対の
遅延回路で構成され、遅延時間を再現するための遅延回
路の遅延時間を、一定の時間差を測定するための遅延回
路の2倍の速度にすることによって実現される。実際
に、クロック周波数の倍増、Duty50を発生させる
ための回路を用いるときは、スキューを除去する回路と
組み合わせて使用することが多い。
【0031】図25に、同期遅延回路の基本構成の一例
を示す。図25を参照すると、この従来の同期遅延回路
は、図9を参照して説明した従来の同期遅延回路に、さ
らに一対の遅延回路列を備えた構成とされており、クロ
ック周期を測定するための遅延回路列901と、測定さ
れた遅延時間を再現する遅延回路列902とからなる一
対の遅延回路列と、一定の時間差の測定に用いる遅延回
路列901Aと、測定された遅延時間を再現するための
遅延回路列(倍速遅延回路列)902Aとからなる一対
の遅延回路列とを、直列に組み合わせた構成とされ、遅
延回路列902の出力と倍速遅延回路列902Aとの出
力が合成回路910Aで合成され遅延時間td2のクロ
ックドライバ904に供給される。
【0032】この倍周波数発生、およびDuty50発
生回路について、スキュー除去回路と同様の分類が可能
である。
【0033】次に倍周波数発生およびDuty50発生
の動作を、図26に示したタイミングチャートを用いて
説明する。
【0034】(2)同期式遅延回路を用いた場合のクロ
ック遅延除去の原理:同期遅延回路は、この倍周波数発
生、およびDuty50発生するために、クロックパル
スがクロック周期tCKごとに入力する性質を利用す
る。すなわち、tCK/2の遅延時間の遅延回路列(図
25の902A)を用意して、入力前のクロックとの遅
延時間がクロック周期tCKの1/2と等しくなるよう
にする。そのあと、もとのクロック信号(図25の遅延
回路列902の出力C)と合成して、倍周波数(図25
のE)、または、Duty50%となるようするもので
ある。
【0035】(3)同期式遅延回路を用いた場合のクロ
ック遅延除去の方法:実際に同期遅延回路を用いた場合
のタイミング動作について図26を参照して説明する。
図26は、図25の各ノード動作波形を示すタイミング
チャートである。
【0036】倍周波数発生およびDuty50発生の同
期遅延回路の動作は1.5周期必要とする。
【0037】最初の1周期は、クロック周期に依存する
遅延時間tCKの測定、およびtCK/2の遅延量を再
現する遅延回路の遅延長の決定に用いられる。次の周期
は、tCK/2の遅延量に用いられる。
【0038】まず最初の1周期について、クロック周期
に依存する遅延時間tCKの測定のためには、遅延回路
列901Aを用いる。クロック906の連続する2パル
スのうち第1のパルスの遅延回路列902の出力(図2
5、図26のC)が、第2のパルスの遅延回路列902
の出力までの1クロック周期tCKの間、遅延回路列9
01Aを進行させる。すなわち遅延回路列901A中を
パルスが進行した時間はクロック周期tCKになる。
【0039】遅延回路列902Aの遅延時間は、遅延回
路列901A中をパルスが進行した時間tCKの1/2
に等しくなるように設定される。
【0040】この遅延回路列902Aの遅延時間の設定
する方法も、前述した通り、大きく4種類に分けられる
が、それぞれ所望の目的を達成できる。
【0041】次の周期では、遅延回路列901Aを出た
クロックはtCK/2の遅延量の遅延回路列902Aを
通過して出力され(図25、図26の信号D)、遅延回
路列列902を出たクロック(図25、図26の信号
C)と合成回路910Aで合成されて出力され(図2
5、図26の信号E)、2倍周波数の内部クロック90
7、およびDuty50の内部クロック(図26の90
7A)が生成される。
【0042】上記過程により、クロックスキュー除去に
2クロック周期と、倍周波数およびDuty50に1.
5周期の、計3.5周期で、クロックスキューの無い内
部クロック倍周波数、およびDuty50のクロックを
得ることができる。
【0043】しかしながら、この従来の同期遅延回路で
は、クロックスキュー除去に、2クロック周期と、倍周
波数および、Duty50に1.5周期それぞれ直列で
行うため、スキュー除去に要する時間として3.5クロ
ック(3.5tCK)要した。
【0044】従って、Duty50、倍周期の機能を加
えることで、同期時間を長くすることは、回路のメリッ
トを生かしきれない、という問題点があった。
【0045】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の同期遅延回路では、クロックのダミー遅延量が固定で
あるため、固定遅延量を予め見積もるが必要あり、マイ
クロプロセッサやメモリデバイスなどのクロック遅延量
があらかじめ見積もることが可能なデバイスにおいて
は、トランジスタから配線までの設計が一括して行われ
るため、クロックドライバダミーの設計は、さほど困難
ではなかった。
【0046】しかしながら、ASICなどのマクロとし
て同期遅延回路を用いる場合、ダミー遅延回路を設計す
るトランジスタゲート工程と、実際のクロック遅延を支
配する配線工程とが、別設計となり、クロック遅延量が
チップに使う配線設計によって異なるようなデバイスで
は、クロックのダミー遅延回路の設計が困難であり、配
線配置後に、ダミー遅延回路の設計が必要になり、きわ
めて効率が悪い。
【0047】従って、マクロとして予め設計しておける
パターンも、遅延回路列901、902だけになり、レ
イアウト上も、ダミークロックドライバ905B分の領
域を確保しておく必要があり、不経済であった。
【0048】また、マイクロプロセッサやメモリデバイ
スなどのクロック遅延量があらかじめ見積もることが可
能なデバイスにおいても、クロックドライバダミーの遅
延量と、もとのクロックドライバの遅延量は、図16に
示すように、遅延時間の温度、電源電圧依存性に差が生
じ、特性を完全にそろえることは、困難であった。
【0049】したがって、クロックドライバのダミーの
遅延量と、もとのクロックドライバの遅延量の誤差が、
スキュー除去の誤差の原因になった。
【0050】また、図25及び図26を参照して説明し
た従来の同期遅延回路においては、倍周期、及びDut
y50機能を加えることで、スキュー除去に要する時間
が3.5クロック周期を要し、一方、同期時間を長くす
ることは、回路のメリットを生かしきれない、という問
題点を有していた。
【0051】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、クロックドライ
バのダミー遅延回路を不要とし、ASICなどのクロッ
ク遅延量がチップ毎に異なるデバイスに適用した場合で
あっても、配線の設計変更ごとにクロックドライバダミ
ーの設計を行うことを要しなくし、クロックドライバダ
ミー分の領域をレイアウトを考慮する必要を無くし、こ
れにより効率良く、経済的な設計を可能とする同期遅延
回路を提供することにある。
【0052】また本発明の他の目的は、外部クロックと
実質的にスキューが無い倍周期の内部クロッ7およびD
uty50の内部クロックを得るのに要する時間を短縮
する同期遅延回路を提供することにある。
【0053】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の同期遅延回路は、一定の間パルス、また
は、パルスエッジを進行させる第1の遅延回路列と第1
の遅延回路中をパルスまたは、パルスエッジが進行した
長さと比例した長さをパルスまたは、パルスエッジを通
過させることが可能な第2の遅延回路列を有し、クロッ
クドライバ中をクロックパルスが進行している期間のモ
ニタ信号を出す回路を有し、第一の遅延回路列がクロッ
クドインバータなどで形成され、該モニタ信号出力中
は、第一の遅延回路列中をパルスまたは、エッジの進行
を任意のタイミングで止めることを特徴とする構成にな
っている。
【0054】クロック周期tCK中第1の遅延回路列1
を進行させ、かつクロックドライバをパルスまたはエッ
ジが進行する期間は、第1の遅延回路列中のパルスまた
はエッジの進行をとめることで、クロックドライバのダ
ミー無しに、tCK−(dl+d2)の遅延量を得るよ
うにしたものである。
【0055】本発明の同期遅延回路は、一定の間パルス
またはパルスエッジを進行させる第1の遅延回路列と、
第1の遅延回路中をパルスまたはパルスエッジが進行し
た長さと比例した長さをパルスエッジを通過させること
が可能な第2の遅延回路列を有し、クロックドライバ中
をクロックパルスが進行している期間のモニタ信号を取
り出す回路を備え、第1の遅延回路列がクロックドイン
バータなどで形成され、該モニタ信号出力中は、第1の
遅延回路列中をパルスまたは、エッジの進行を任意のタ
イミングで止めるような構成としたものである。
【0056】また、本発明の同期遅延回路は、一定の間
パルスまたはパルスエッジを進行させる第3の遅延回路
列と、第4の遅延回路中をパルスまたはパルスエッジが
進行した長さと比例した長さをパルスまたはパルスエッ
ジを通過させることが可能な第2の遅延回路列とを有
し、第3の遅延回路列がクロックドインバータなどで形
成され、一定期間パルスまたはパルスエッジを第4の遅
延回路列中を進行させたのち任意の期間クロックを止め
ておくような構成としたものである。
【0057】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。
【0058】[実施の形態1]図1は、本発明の第1の
実施の形態の同期遅延回路の構成、及びタイミングチャ
ートを示す図である。図1を参照すると、本発明の第1
の実施の形態は、一定の時間を測定する遅延回路列1
と、測定された遅延時間を再現する遅延回路列2と、か
ら構成される同期式遅延回路を有し、更に、入力バッフ
ァ3と、クロックドライバ4などを備えて構成されてい
る。クロックドライバ4からは内部クロック7が不図示
の内部回路(順序回路)に供給される。なお、入力バッ
ファダミー5は入力バッファ4と同一構成とされ同一の
遅延時間を有する。
【0059】入力バッファ3の出力は、切替器(スイッ
チ)10の一の入力端及び、周期測定用の遅延回路列1
に入力され、切替器10の他の入力端には、遅延再現用
の遅延回路列2の出力が入力され、切替器10の出力は
クロックドライバ4の入力及びモニタ信号発生回路9の
リセット端子に入力され、クロックドライバ4の出力は
入力バッファダミー5を介してモニタ信号発生回路9の
セット端子に入力され、モニタ信号発生回路9の出力D
は遅延回路列1に供給される。モニタ信号発生回路9
は、クロックパルスがクロックドライバ4及び入力バッ
ファダミー5を通過している期間の間モニタ信号Dを出
力する(アクティブとする)。
【0060】本発明の第1の実施の形態においては、ク
ロック周期を、測定用の遅延回路列1をクロック信号を
通過させることで測定するが、クロックパルスがクロッ
クドライバ4を進行している期間、および、入力バッフ
ァダミー5通過期間などのクロックスキューの原因とな
る期間においては、モニタ信号発生回路9からのモニタ
信号Dがアクティブとなることで、遅延回路列1を信号
が進行しないようにして、クロック周期tCKの測定を
中止する。
【0061】そのため、遅延回路列1内を信号が進行す
る期間(測定期間)は、丁度クロック周期tCKから、
入力バッファ3の遅延時間td2と、クロックドライバ
4の遅延時間td1を差し引いた時間tV=tCK−
(td1 十td2 )となり、遅延回路列2で再現さ
れる遅延時間(同期遅延時間)も、tV=tCK−(t
d1 +td2 )となる。
【0062】結果として、クロックパルスが、入力バッ
ファ3、遅延回路列2、クロックドライバ4の通過に丁
度1クロック要し(td2+td1+tV=td2+t
d1tCK−(td1 十td2 )=tCK)、クロ
ックドライバ4から出力される内部クロック7は、外部
クロック6と実質的に、スキューが無くなる。
【0063】また、クロックドライバ4と入力バッファ
ダミー5をクロックパルスが進行している期間におい
て、モニタ信号Dを出力するためのモニタ信号発生回路
9を、RSフリップフロツプなどで構成することで、ク
ロックドライバ4と入力バッファダミー5の遅延量を足
した時間が、クロック周期tCKよりも長い場合に、ク
ロック周期tCKよりも長くなった分、すなわち、クロ
ックドライバと入力バッファダミーの遅延量を足した時
間を、クロック周期tCKで割った時間の剰余に相当す
る時間だけ、モニタ信号Dが出力され、測定中の遅延回
路列1中の信号を止める。このため、クロックドライバ
4と入力バッファダミー5の遅延量を足した時間が、ク
ロック周期tCKよりも長い場合にも、クロックスキュ
ーの除去ができる。
【0064】また、図1(c)のタイミングチャートに
おいて、遅延回路列1中のクロック信号の進行を止める
モニタ信号Dは、クロックドライバ4中を、クロックパ
ルスが通過している期間をモニタするので、クロックが
同期したときから、クロックドライバ4を進行するタイ
ミングが、tCK−(td1 +td2 )早くなる。
従って、同期前から同期後に切り替わる時、1周期中
に、モニタ信号Dが、2回出力されることになる(これ
を図1(c)のタイミングチャート図ではモニタ信号D
の斜線(ハッチング)を施した部分の信号とその前の信
号で示す)が、これを回避するには、例えば遅延回路列
2の出力である信号Eの1回目の出力で、図1(c)の
タイミングチャートのハッチングを施したモニタ信号D
を止めるか、または、クロックドライバ4へのパルスの
進行を止めるなどして、図1(c)のタイミングチャー
トにおけるハッチングを施したモニタ信号Dを止める。
【0065】上記した本発明の第1の実施の形態につい
て更に詳細に説明するため、本発明の実施例について図
面を参照して以下に説明する。
【0066】[実施例1]図2は、本発明の第1の実施
例の回路構成を示す図である。
【0067】本実施例では、クロック周期tCKの測定
用の遅延回路列11と、測定された周期の再現用の遅延
回路列12とが、逆向きに配置される方式を用いてい
る。
【0068】遅延回路列11と測定された周期の再現用
の遅延回路列12が逆向きに配置される方式は、遅延回
路列11をクロックパルスが進行し、次のクロックパル
スが入力バッファ13から出力されたときに、制御回路
18を通して遅延回路列12の入力に転送する構成とさ
れている。この構成は、図10を参照して説明した上記
特開平8−137091号公報記載の方式に対応する。
【0069】すなわち、図2に示した遅延回路列11、
12と制御回路列18からなる構成は、信号の伝達経路
の任意の位置から出力を取り出し得る遅延回路列11
と、信号の伝達経路の任意の位置から入力を入れ得る遅
延回路列12と、信号の入力端子と出力端子と入出力制
御端子とを有する複数の制御回路からなる制御回路列1
8と、を有し、遅延回路列11と遅延回路列12は、そ
れぞれ信号伝達経路が逆向きになるように配置され、制
御回路列18を介して遅延回路列11のクロック入力端
に近い側と、遅延回路列12のクロック出力端に近い側
とが順次接続され、遅延回路列11に信号を入力した
後、制御回路18の入出力制御端子に信号を入力し、遅
延回路列11上の信号を、遅延回路列12内に転送す
る、構成とされている。
【0070】図3は、本発明の一実施例における、遅延
回路列11、遅延回路列12及び制御回路18の構成を
示す図である。
【0071】本発明の一実施例においては、クロックド
ライバのダミーを不要にするために、図3に示すよう
に、遅延回路列11及び遅延回路列12を構成する素子
を、クロックドインバータ構成とし、クロックパルス
が、クロックドライバ14を通過する期間は、クロック
ドライバ14の入力、及び出力によりモニタ信号発生回
路19で発生されるモニタ信号DがLowレベルとな
り、MOSトランジスタMNll、MN12、MP1
1、MP12をOFFさせ、クロックパルスが、遅延回
路列11中を進行しないようにする。すなわち、図2を
参照して、クロックパルスが、クロックドライバ14に
入力する際に、SRフリップフロップがリセットされて
信号DはLowレベルとされ、クロックパルスがクロッ
クドライバ14を出力した時点でSRフリップフロップ
はセットされ信号DはHighレベルとなり、このよう
に、クロックドライバ14を通過する期間、信号DはL
owレベルであり、上記MOSトランジスタがOFF状
態となる。
【0072】遅延回路列12のクロックドインバータの
構成については、遅延回路列11との遅延時間を等しく
するために配置してあり、常にON状態になっている。
すなわちMOSトランジスタMNl3、MN14、MP
13、MP14はON状態に設定されている。
【0073】図3を参照して、n番目の遅延素子につい
て説明すると、遅延回路列11のn−1番目のインバー
タの出力FInは、NANDゲート11に入力するとと
もに、制御回路18のNANDゲートの2つの入力端子
のうち、制御端子Aと接続されていない入力端子と接続
され、制御回路18のNANDゲートの出力MNnは、
遅延回路列11のn+1番目のNANDゲート(不図
示)の2つの入力端子の1つでn番目のインバータIN
V12の出力FIn+1の出力と接続されていない入力
端子と接続されると共に、遅延回路列12のNANDゲ
ート14の2つの入力端子の1つで前段のインバータの
出力BIn+1の出力と接続されていない入力端子と接
続されている。遅延回路列12のNANDゲート14の
出力は、遅延回路列12のインバータINV13の入力
に接続されている。遅延回路列12のNANDゲート1
4の前段のインバータに出力BIn+1はNANDゲー
ト14に入力するとともに、負荷調整素子であるNAN
Dゲート15の2つの入力端子の1つで接地線と接続さ
れていない入力端子と接続されている。負荷調整素子の
NANDゲートの出力はどこにも接続されていない。
【0074】また、図2を参照して、入力バッファ3を
通過する時間と等しい時間については、従来技術と同様
に、入力バッファダミー15を、遅延回路列11の前段
に配置する。
【0075】この構成により、上記実施の形態で説明し
たように、遅延回路列11中をクロックパルスが進行す
る期間を、tCK−(td1 +td2 )とすること
できる。
【0076】次に、本発明の一実施例の変形として、A
SIC(ApplicationSpecific I
C)のマクロを構成した場合の回路構成について、図4
を用いて述べる。
【0077】ASICのマクロとして用いるためには、
クロックドライバ14、入力バッファ13など、ASI
Cのチップによって異なる回路、配線構成をとるものを
マクロ内に配置することは出来ない。
【0078】従って、図4を参照して、クロックドライ
バ14、入力バッファ13、入力バッファダミー15
を、同期遅延回路マクロ20の外部に配置した。
【0079】このように、チップ構成に依存する要素
を、マクロ外に配置する事により、同期遅延回路マクロ
20を、図5に示すように、異なるサイズ、配線のチッ
プにチップA、チップBに配置した場合でも、上記従来
技術のように、クロックドライバダミー遅延の調整など
全く行うことなく、クロックスキューの除去が可能にな
った。
【0080】[実施例2]図6は、本発明の第2の実施
例の回路構成を示す図である。
【0081】図6を参照すると、本実施例では、クロッ
ク周期tCKの測定用の遅延回路列11と、測定された
周期の再現用の遅延回路列12が等しい向きに配置され
る方式を用いている。この遅延回路列11と測定された
周期の再現用の遅延回路列12が等しい向きに配置され
る方式は、遅延回路列11をクロックパルスが進行し、
次のクロックパルスが入力バッファ13から出力したと
きに、遅延回路列12の出力を選択する方式で、図12
を参照して説明した、文献[2](1996Symp.
on VLSI Circ.p p.192−193)
記載の方式に対応する。
【0082】本実施例においても、遅延回路列11及び
遅延回路列12を構成する素子をクロックドインバータ
の構成とし、クロックパルスが、クロックドライバ14
を通過する期間は、クロックドライバ14の入力、出力
からのSR−フリップフロツプで構成されるモニタ信号
発生回路19からの信号Dにより、クロックパルスが、
遅延回路列11中を進行しないようにすることで、クロ
ックドライバのダミーを不要にでき、また、前記実施例
1と同様にASICのマクロとして用いることが出来
る。
【0083】[実施例3]図7は、本発明の第3の実施
例の回路構成を示す図である。
【0084】図7を参照すると、本実施例では、クロッ
ク周期tCKの測定用の遅延回路列11と測定された周
期の再現用の遅延回路列12が等しい方向に配置され、
パルスエッジを進行させる方式を用いている。この遅延
回路列11と測定された周期の再現用の遅延回路列12
が等しい方向に配置される方式は、遅延回路列11をク
ロックパルスエッジが進行し、次のクロックパルスが入
力バッファ13から出力したときに遅延回路列12の出
力を選択する方式で、従来例の図13で説明した上記文
献[3](Proc.of IEEE 1992 CI
CC 25.2)及び文献[4](1996 Sym
p.on VLSI Circ.p p.112−11
3)に記載の方式に対応する。
【0085】本実施例では、クロックパルスエッジを用
いるので、クロック周期を、遅延回路列11で測定する
ことと、遅延回路列12で測定することは、一対の遅延
回路11と遅延回路12では、不可能であることから、
デューティ(DUTY)50%のクロックを用意し、半
周期ごとに測定、遅延回路の利用を繰り返すか、もしく
は遅延回路列を2組用意し、1周期ごと交互に動作させ
ることが必要である。
【0086】本実施例では、遅延回路列を2組用意し、
1周期ごと交互に動作させる方法を用いている。すなわ
ち、外部クロック16を入力する入力バッファ13の出
力は1/2分周器24に入力されて分周されて、2組の
遅延回路列の供給される。
【0087】本実施例においても、遅延回路列11及び
遅延回路列12を構成する素子をクロックインバータの
構成とし、クロックパルスが、クロックドライバ14を
通過する期間は、クロックドライバ14の入力及び出力
からのモニタ信号発生回路19からの信号Dにより、ク
ロックパルスが、遅延回路列11中を進行しないように
することで、クロックドライバのダミーを不要とするこ
とができ、また、前記実施例1と同様に、ASICのマ
クロとして用いることが出来る。
【0088】[実施例4]図8は、本発明の第4の実施
例の回路構成を示す図である。
【0089】図8を参照すると、本実施例では、クロッ
ク周期tCKの測定用の遅延回路列11と測定された周
期の再現用の遅延回路列12が逆方向に配置され、パル
スエッジを進行させる方式を用いた。この遅延回路列1
1と測定された周期の再現用の遅延回路列52が逆方向
に配置される方式は、遅延回路列11をクロックパルス
エッジが進行し、次のクロックパルスが入力バッファ1
3から出力したときに遅延回路列12の出力を選択する
方式で、従来例の図11で説明した文献[4](IEI
CE TRANS.ELECTRON..,VOL.E
79−C、N0.6JUNE 1996 p p.79
8−807)に記載の方式に対応する。
【0090】本実施例では、クロックパルスエッジを用
いるので、クロック周期を遅延回路列11で測定するこ
とと、遅延回路列12で測定することを一組の遅延回路
列11と遅延回路列12では、不可能であるため、遅延
回路列を2組用意し、1周期ごと交互に動作させる方法
を用いている。
【0091】本実施例においても、遅延回路列11及び
遅延回路列12を構成する素子をクロックドインバータ
の構成とし、クロックパルスが、クロックドライバ14
を通過する期間は、クロックドライバ14の入力及び出
力からのモニタ信号発生回路19からの信号Dにより、
クロックパルスが、遅延回路列11中を進行しないよう
にすることで、クロックドライバのダミーを不要にで
き、また、前記実施例1と同様にASICのマクロとし
て用いることが出来る。
【0092】[実施の形態2]次に本発明の第2の実施
の形態について説明する。図17は、本発明の第2の実
施に形態の構成を示す図であり、図18は、本発明の第
2の実施に形態の動作を説明するためのタイミングチャ
ートであり、図1の各部のタイミング波形を示してい
る。
【0093】図17を参照すると、本発明の第2の実施
の形態においては、一定の時間を測定する遅延回路列1
と、測定された遅延時間を再現する遅延回路列2から構
成される同期式遅延回路を有し、さらに入力バッファ
3、クロックドライバ4、入力バッファダミー5、モニ
タ信号発生回路9を備えて構成されている。クロック周
期を測定するための遅延回路列1内をクロック信号を通
過させることで測定するが、クロックパルスがクロック
ドライバ4を進行している期間および、入力バッファダ
ミー5の通過期間などのクロックスキューの原因となる
期間中、遅延回路列1中をクロック信号が進行しないよ
うにして、クロック周期tCKの測定を停止する。
【0094】このため、遅延回路列1の信号を進行する
期間が丁度クロック周期tCKから、入力バッファの遅
延時間td2とクロックドライバの遅延時間td1を差
し引いた時間tCK−(td1+td2)となり、遅延
回路列2で再現される遅延時間もtCK−(td1+t
d2)になる。
【0095】結果として、クロッククロックパルスが、
入力バッファ3、遅延回路列2、クロックドライバ4の
通過に丁度1クロック要し、内部クロック7は、外部ク
ロック6と実質的にスキューが無くなる。なお、図1に
おいて、切替器10は、遅延回路列12の出力と外部ク
ロック6とを信号SMDACTにより切替える。
【0096】また、クロックドライバ4と入力バッファ
ダミー5をパルスが進行している期間のモニタ信号発生
回路9を出力するためめの回路を、SR(セット・リセ
ット)フリップフロップなどで構成することにより、ク
ロックドライバ4と入力バッファダミー5の遅延量を足
した時間(td1+td2)がクロック周期tCKより
も長い場合には、クロック周期tCKより長くなった
分、すなわち、クロックドライバ4と入力バッファ5の
遅延量を足した時間を、クロック周期tCKで割った時
間の剰余に相当する時間だけモニタ信号Dが出力され、
測定用遅延回路列1中の信号を止めることができる。す
なわちクロックドライバ4の遅延時間td1と入力ドラ
イバダミー5の遅延時間td2を足した時間がクロック
周期tCKよりも長い場合であっても、クロックスキュ
ーを除去することができる。
【0097】また、図18に示したタイミングチャート
において、クロック信号の進行を止めるモニタ信号D
は、クロックドライバ4中をクロックパルスが通過して
いる期間をモニタするのものであり、クロックが同期し
たときからクロックドライバ4を進行するタイミング
が、tCK−(td1+td2)早くなる。
【0098】従って、同期前から同期後に切り替わる
時、1クロック周期中にモニタ信号Dが、2回出力され
ることになる。図18のタイミングチャートにおいて、
斜線(ハッチング)を施したモニタ信号Dとその後ろの
信号が出力されることになるが、これは、内部クロック
7の1回目の出力後、または、1回目のモニタ信号Dの
出力後に、(1)図18の斜線を施したタイミングでの
モニタ信号Dを止める、(2)クロック経路を切り替
え、クロックドライバ4へのパルスの進行を止める、な
どの方法により、図18の斜線を施した部分のモニタ信
号Dを止めることで、回避する。
【0099】すなわち、本発明の第2の実施の形態にお
いては、図1に示した前記第1の実施の形態で、停止す
る斜線を施したモニタ信号D(図1(C)のD)に対
し、その一つ前のモニタ信号Dを止める。
【0100】本発明の第2の実施の形態においては、ス
キューを除去されていない内部クロック信号がただ一度
だけ出力されるだけであり、前記第一の実施の形態より
も1周早いタイミングで、クロックスキューが除去でき
る。
【0101】本発明の第2の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について以下に説明
する。
【0102】[実施例5]図19は、本発明の第5の実
施例の構成を示す図である。図20は、本発明の第5の
実施例の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。図19を参照すると、本発明の第5の実施例におい
て、遅延回路列1、2の具体的な回路構成は、前記し第
1乃至第4の実施例と等しい構成とされる。
【0103】本実施例では、クロック経路の切り替えを
切替回路10に切替制御信号として入力される外部信号
SMDACTで行う。図20に示すように、SMDAC
TがLowレベルにセットされ、動作モードに入った後
に、外部クロック信号6を入力バッファ3から切替器1
0を通してクロックドライバ4へクロックを通過する経
路を通過させ、クロックドライバ4からの出力は内部ク
ロック7として一度供給されたあと、入力バッファ3か
らクロックドライバ4へのパルスの経路から遅延回路列
1への経路へ切り替える。これにより、モニタ信号Dを
無駄無く発生させることができる。
【0104】また、遅延回路列1、2は、直線状に図示
したが、すでに特開平8−237091号公報で示した
ように、リング状に配置し、クロック信号が回転し、そ
の回数をカウンタで計数する構成としてもよい。この場
合でも、前記第1乃至第4の実施例で用いた遅延回路の
形式すべてに適用できる。
【0105】[実施の形態3]図21は、本発明の第3
実施の形態の構成を示す図である。図22は、本発明の
第3の実施の形態の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。図21を参照すると、本発明の第3の実
施の形態においては、一定の時間を推定する遅延回路列
1と、推定された遅延時間を再現する遅延回路列2から
構成される同期式遅延回路を有し、さらに入力バッファ
3、クロックドライバ4、入力バッファダミー5、モニ
タ信号発生回路9、第1、第2の切替器(スイッチ)1
0A、10Bを備えて構成されている。
【0106】第1切替器10Aは、入力バッファ3の出
力と、遅延再現用の遅延回路列2の出力とを制御信号S
MDACTで切り替え、クロックドライバ4とモニタ信
号発生回路9に供給する。また第2の切替器10Bは、
入力バッファ3の出力と入力バッファダミー5の出力を
入力し、一方をクロック周期測定用の遅延回路列1の入
力の供給する。
【0107】クロック周期測定用の遅延回路列1をクロ
ック信号を通過させることでクロック周期の測定を行う
が、クロックパルスがクロックドライバ4を進行してい
る期間、および、入力バッファダミー5を通過している
期間などのクロックスキューの原因となる期間中、遅延
回路列1をクロック信号が進行しないようにして、クロ
ック周期tCKの測定を中止する。
【0108】そのため、遅延回路列1を信号を進行する
期間は、丁度クロック周期tCKから、入力バッファ3
の遅延時間d2とクロックドライバの遅延時間td1を
差し引いた時間tCK−(td1+td2)となり、遅
延回路列2で再現される遅延時間もtCK−(td1+
td2)になる。
【0109】結果として、クロッククロックパルスが、
入力バッファ3、遅延回路列2、クロックドライバ4の
通過に、丁度1クロック周期tCK要し、内部クロック
7と外部クロック6と実質的にスキューが無くなる。
【0110】また、クロックドライバ4と入力バッファ
ダミー5をパルスが進行している期間のモニタ信号を出
力するための回路9をSRフリップフロップなどで構成
することで、クロックドライバ4と入力ドライバダミー
5の遅延量を足した時間がクロック周期tCKより長い
場合には、クロック周期tCKよりも長くなった分すな
わち、クロックドライバ4と入力ドライバ3の遅延量を
足した時間をクロック周期で割った時間の剰余に相当す
る時間だけのモニタ信号Dが出力され、測定用遅延回路
列1中でのクロック信号の進行を止めることが出来、ク
ロックドライバ4と入力バッファダミー5の遅延量を足
した時間がクロック周期tCKより長い場合にもクロッ
クスキューを除去することができる。
【0111】また、図22に示したタイミングチャート
中のクロック信号の進行を止めるモニタ信号Dは、クロ
ックドライバ4中をクロックパルスが通過している期間
をモニタしているで、クロックが同期したときからクロ
ックドライバ4を進行するタイミングがtCK−(td
1+td2)早くなる。
【0112】本発明の第3の実施の形態では、同期前
は、クロック信号は、入力バッファ3、第1の切替器1
0A、クロックドライバ4、入力バッファダミー5を通
過し、その後、第2の切替器10Bを通して測定遅延回
路列1中に入力することで、tCK−(td1+td
2)の時間を計測し、同期時に、モニタ信号Dを出力
し、tCK−(td1+td2)の時間を計測する。
【0113】このため、前記第1及び第2の実施の形態
のように、同期前から同期後に切り替わることで、1ク
ロック周期の間に、モニタ信号Dが2回出力されること
はない。
【0114】本発明の第3の実施の形態では、前記第1
の実施の形態において、図1(c)の斜線(ハッチン
グ)を施したモニタ信号Dに対して一つ前の信号で止め
る。このため、本発明の第3の実施の形態においては、
スキューが除去されていない内部クロック信号7は一度
出るだけであり、前記第1の実施の形態よりも、1周期
早いタイミングでクロックスキューが除去される。
【0115】本発明の第3の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。
【0116】[実施例6]図21は、本発明の第6の実
施例の構成を示す図である。図22は、本発明の第6の
実施例の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0117】本実施例においても、遅延回路列1、2の
具体的な回路構成は、前記第1乃至第4の実施例1と等
しい回路構成とされる。
【0118】本実施例では、クロック経路の切り替えを
外部信号SMDACTで行う(図22では、SMDAC
TがLowレベルになった)ことで、動作モードに入っ
た後に、外部クロック信号6が、内部クロック信号7と
して一度供給されたあとに、クロック信号を入力バッフ
ァ3からクロックドライバ4へクロックを通過する経路
を通過させ、入力バッファダミー5を通過し、その後、
測定用遅延回路列1に供給することで、tCK−(td
1+td2)の時間を計測し、次のクロック信号から
は、入力バッファ3、第2の切替器10B(入力バッフ
ァ3の出力を選択)から、測定用遅延回路列1と遅延再
現用遅延回路列2を経て、第1の切替器10A(遅延回
路列2の出力を選択)、クロックドライバ4にいたる経
路に変更し、外部クロック6と内部クロック7のスキュ
ーを除去する、すなわち、同期させる。
【0119】この時から、モニタ信号Dを出力し、tC
K−(td1+td2)の時間を計測する。
【0120】このため、前記した第1、第2の実施の形
態のように、同期前から同期後に切り替わることでモニ
タ信号Dが2回出力されることはない。
【0121】また、遅延回路列1、2は、直線状のもの
を示したが、すでに特開平8−237091号公報等で
示したように、リング状に配置し、クロック信号が回転
し、その回数をカウンタで計数する構成としてもよい。
この場合でも、前記第1乃至第4の実施例で用いた遅延
回路の形式すべてに適用できる。
【0122】[実施の形態4]図23は、本発明の第4
の実施の形態の構成を示す図である。図24は、本発明
の第4の実施の形態の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【0123】図23を参照すると、本発明の第4の実施
の形態においては、一定の時間を測定する遅延回路列1
と、測定された遅延時間を再現する遅延回路列2から構
成される同期式遅延回路を有し、さらに入力バアファ
3、クロックドライバ4、入力バッファダミー5、モニ
タ信号発生回路9を備えて構成されている。クロック周
期を測定用の遅延回路列1を信号を通過させることで測
定するが、クロックパルスがクロックドライバ4を進行
している期間および、入力バッファダミー5通過期間な
どのクロックスキューの原因となる期間分、遅延回路列
1をクロック信号が進行しないようにして、クロック周
期tCKの測定を中止する。
【0124】そのため、遅延回路列1を信号を進行する
期間が丁度クロック周期tCKから、入力バッファ3の
遅延時間d2とクロックドライバ4の遅延時間tD1を
差し引いた時間tCK−(td1+td2)になり、遅
延回路列02で再現される遅延時間もtCK−(td1
+td2)になる。結果として、クロッククロックパル
スが、入力バッファ3、遅延回路列2、クロックドライ
バ4を通過に丁度1クロック要し、外部クロックと実質
的にスキューが無くなる。
【0125】また、クロックドライバ4と入力バッファ
ダミー5をクロックパルスが進行している期間、モニタ
信号Dを出力するための回路9をSRフリップフロップ
などで構成することで、クロックドライバ4と入力バッ
ファダミー5の遅延量を足した時間がクロック周期tC
Kよりも長い場合には、クロック周期tCKより長くな
った分、すなわち、クロックドライバ4の遅延量td2
と入力バッファ3の遅延量td1を足した時間(td1
+td2)をクロック周期tCKで割った時間の剰余に
相当する時間だけモニタ信号Dが出力され、クロック周
期測定用の遅延回路列1中の信号の進行を止めることが
出来、クロックドライバ4と入力バッファダミー5の遅
延量を足した時間がクロック周期tCKよりも長い場合
であってもクロックスキューの除去ができる。
【0126】また、図24に示したタイミングチャート
において、クロック信号の進行を止めるモニタ信号D
は、クロックドライバ4中をクロックパルスが通過して
いる期間をモニタするので、クロックが同期したときか
らクロックドライバ4を進行するタイミングがtCK−
(td1+td2)早くなる。
【0127】本発明の第4の実施の形態では、常にクロ
ック信号は、入力バッファ3、遅延回路列1、2、クロ
ックドライバ4と入力バッファダミー5を通過する。そ
のため、同期前は、その後、測定遅延回路列1中に入る
ことで、クロック周期tCKの時間を計測して、再現
し、同期時には、モニタ信号Dを出力し、tCK−(t
d1+td2)の時間を計測する。
【0128】このため、前記第1、及び第2の実施の形
態と同様に、同期前から後とに切り替わることで、1周
期の間に、モニタ信号Dが2回出力されることがある。
本発明の第4の実施の形態においては、モニタ信号Dが
2回出力されることを防ぐための対策としては、前記第
1、第2の実施の形態の方式に準ずる。
【0129】本発明の第4の実施の形態においては、ク
ロックの経路を変更する必要がないことから、クロック
経路(配線長)を短くでき、より短い周期、高い周波数
のクロック信号を取り扱うことが可能になる。
【0130】上記した本発明の第4の実施の形態につい
てさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0131】[実施例7]図23は、本発明の第7の実
施例の構成を示す図である。図24は、本発明の第4の
実施例の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0132】図23を参照すると、本実施例でも、遅延
回路列1、2の具体的な回路構成は、前記第1乃至第4
の実施例と等しい回路構成で実現される。
【0133】本実施例では、常にクロック信号は、入力
バッファ3、遅延回路列1、2、クロックドライバ4と
入力バッファダミー5を通過する。このため、本実施例
においては、同期動作モードに入った後に、クロックモ
ニタ信号Dを発生させ、tCK−(td1+td2)の
時間を遅延回路列1で計測し、tCK−(td1+td
2)の時間を遅延回路列2で再現することで、クロック
スキューの無い内部クロック7を発生する。
【0134】本実施例では、回路の動作モードに入った
後に、一度クロックモニタ信号Dが発生したあとの2回
目のクロックモニタ信号D(図24の斜線(ハッチン
グ)を施したモニタ信号D)、または、その次のクロッ
クモニタ信号Dでは、遅延回路列1を作用させない。こ
れにより、1周期中に、2回モニタ信号Dが遅延回路列
1に作用させることを回避し、常に、tCK−(td1
+td2)を発生させる。
【0135】また、本実施例においても、遅延回路列
1、2は、遅延素子を直線状に配置したものに限定され
るものでなく、すでに特開平8−237091号公報に
示したように、リング状に配置し、クロック信号が回転
し、その回数をカウンタで計数する構成としてもよい。
この場合でも、前記第1乃至第4の実施例で用いた遅延
回路の形式すべてに適用できる。
【0136】[実施の形態5]図25、及び図26を参
照して既に説明したように、倍周波数およびDuty5
0発生回路とスキュー除去回路を同期遅延回路を用いて
構成した従来の回路においては、クロックスキュー除去
に2クロック周期と、倍周波数およびDuty50に
1.5周期の、計3.5周期で、クロックスキューの無
い内部クロック倍周波数、およびDuty50のクロッ
クを得ることができる。しかし、この従来の同期遅延回
路では、クロックスキュー除去に、2クロック周期と、
倍周波数および、Duty50に1.5周期それぞれ直
列で行うため、スキュー除去に要する時間として3.5
クロック(3.5tCK)要している。
【0137】図27は、本発明の第5の実施の形態の構
成を示す図である。図28は、本発明の第5の実施の形
態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0138】図27を参照すると、本発明の第5の実施
の形態においては、前記第1乃至第3の実施の形態で説
明した、入力バッファ3、第1の切替器10A、クロッ
クドライバ4、入力バッファダミー5、及びモニタ信号
発生回路9と、クロック周期測定用遅延回路列1及びク
ロック周期再現用遅延回路列2からなる同期遅延回路か
らなるクロックスキュー除去のための回路構成に加え
て、一定の時間を測定する遅延回路列1A、測定された
遅延時間に比例した遅延時間を再現する速度可変遅延回
路列2A、第2の切替器(スイッチ)10B、合成回路
9Aを備えた構成とされている。
【0139】入力バッファ3の出力(A)と、クロック
周期再現用の遅延回路列2の出力(E1)が第2の切替
器(スイッチ)10Bに入力し、第2の切替器10Bの
出力が、測定用遅延回路列1Aに接続する。
【0140】遅延回路列2と速度可変遅延回路列2Aの
出力が信号合成回路9Aに入力され信号合成回路9Aの
出力は、第1の切替器10Aに入力され、第1の切替器
10Aの出力はクロックドライバ4とモニタ信号発生回
路9に供給される。
【0141】クロック周期測定用の遅延回路列1Aを信
号を通過させることで測定するが、まず、入力バッファ
3の出力でクロック周期を測定し、周期再現用の遅延回
路列2から信号(E1)が出力されたところで、この遅
延回路列2からの信号でクロック周期を測定する。
【0142】測定された遅延時間に比例した遅延時間を
再現する速度可変遅延回路列2Aは、周期測定用の遅延
回路列1Aが、第2の切替器10Bで選択された遅延回
路列2からの信号又は入力バッファ3の出力で、クロッ
ク周期を測定した場合のいずれの場合にも、測定された
遅延時間に比例した遅延時間を再現する。速度可変遅延
回路列2Aは、遅延回路列2からの信号で出力を制御す
るが、この間、時間差が生じる。その時間差の間、クロ
ック周期tCKの測定を中止する。
【0143】このため、前記第1乃至第3の実施の形態
で説明した遅延回路列1、遅延回路列2で、外部クロッ
クと実質的にスキューが無いクロックが出力される前
に、遅延回路列1Aでクロック周期の測定が可能にな
り、遅延回路列2から、スキューが無いクロックが出力
されたときに、直ちにクロック周期に比例した遅延量を
もつ遅延回路列2Aにクロックを通過させることが出来
る。
【0144】従って、遅延回路列2の出力、遅延回路列
2Aの出力を信号合成回路9Aで合成することにより、
外部クロック6と実質的にスキューが無い、2倍周期の
内部クロッ7ク、およびDuty50のクロックを2周
期で得ることができる。
【0145】上記した本発明の第5の実施の形態につい
てさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0146】[実施例8]図27は、本発明の第8の実
施例の構成を示す図である。図28は、本発明の第8の
実施例の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。図27を参照すると、遅延回路列1、2、及び遅延
回路列1A、2Aの具体的な回路は、前記第1乃至第4
の実施例と等しい回路構成で実現できる。
【0147】周期測定用の遅延回路列1Aに対し、周期
再現用の遅延回路列2Aの遅延時間はちょうど1/2と
されている。この周期遅延回路列2Aの遅延回路は、素
子数、駆動能力差、遅延時間差で実現される。その回路
構成のいくつかの例について図29及至図32に示す。
【0148】図29を参照すると、測定用の遅延回路列
11と、遅延回路列11を伝搬するクロックの遅延回路
列12への転送を制御する制御回路18と、遅延再現用
の遅延回路列12からなり、遅延回路列11の遅延回路
の素子数(NAND及びインバータで構成される遅延素
子)は一段あたり、遅延回路列12の2倍の素子数とな
っている。このため周期測定用の遅延回路列11に対
し、周期再現用の遅延回路列12の遅延時間はちょうど
1/2とされている。なお、遅延回路列11の各遅延回
路は、モニタ信号Dに基づきPMOS、NMOSトラン
ジスタがオン・オフして電源路のオン・オフを制御する
ことで、遅延回路(NAND回路とインバータ回路)の
活性・非活性が制御される構成とされている。また遅延
回路列12の遅延回路は常時活性化されている。
【0149】図30は、遅延回路列11の遅延回路の負
荷(負荷調整用NAND)を一段あたり、遅延回路列1
2の2倍の個数に設定したものである。
【0150】図31は、遅延回路列12の遅延回路の一
段当たりの駆動能力を、遅延回路列11の2倍に設定し
たものである。すなわち遅延回路列12においては一段
あたりクロックドインバータが並列に2個接続されてい
る。また遅延回路列12のクロックドインバータは遅延
回路列11のクロックドインバータの活性・非活性を制
御する信号AAの相補信号により活性・非活性が制御さ
れる。
【0151】図32も、遅延回路列12の遅延回路の一
段当たりの駆動能力を、遅延回路列11の2倍に設定し
たものであり、遅延回路列11では遅延回路一段あたり
クロックドインバータ2段で構成され、遅延回路列12
では遅延回路一段あたり並列接続されたクロックドイン
バータ2段で構成される。なお、図32においては、周
期測定用の遅延回路列11のクロックドインバータの活
性化・非活性化を制御するPMOS、NMOSトランジ
スタ(例えばNP12、MP12)のゲート端子には、
モニタ信号Dと、A(外部クロック入力)の分周信号A
Aとの論理積(AND)出力及びその反転値で制御さ
れ、遅延再現用の遅延経路列12のクロックドインバー
タの活性化・非活性化を制御するPMOS、NMOSト
ランジスタゲート端子には、分周信号AAの相補信号及
びその反転値で制御される。
【0152】また、これまで示した実施例では、単相の
クロック信号を外部入力していたが、外部から入力する
クロック6が相補クロック信号であり、該相補クロック
信号の立ち上がり、または、立ち下がりのエッジを交互
に利用することでも、本発明を実施することができる。
この場合、クロック信号の進行する距離は、クロック周
期の1/2で済むので、回路規模を縮小するという効果
がある。
【0153】また、図11及び図13に示した方式で
は、パルスエッジを用いるため、単相クロック入力で
は、分周する必要があったが、相補信号を用いれば、分
周する必要が無くなるメリットがある。
【0154】さらに、外部から入力するクロックが相補
クロック信号であり、該相補クロック信号の立ち上が
り、または、立ち下がりのエッジを交互に利用する回路
構成を2組用い出力を相補信号とすることで、実質的な
動作周波数を高めることも可能である。
【0155】[実施例9]本発明の第9の実施例につい
て以下に説明する。本実施例は、図27を参照して説明
した前記第8の実施例とほぼ同じ構成であるが、切替回
路の数を減らしたものである。図33は、本発明の第9
の実施例の構成を示す図である。図33を参照すると、
本実施例においては、図27の第2の切替器(スイッ
チ)10Bが省かれており、第1の切替器(スイッチ)
10Aの出力が、クロックドライバ4、モニタ信号発生
回路9、及び遅延回路列1Aに入力されており、遅延回
路列2と遅延回路列2A(遅延時間は測定用遅延回路列
1Aの1/n)の出力が、信号合成回路9Aで合成さ
れ、合成された信号が第1の切替器10からクロックド
ライバ4を経て内部クロック7として供給される。この
構成において、切替器10は、はじめに入力バッファ3
からの外部クロックを選択してクロックドライバ4から
内部クロック信号7を供給し、遅延回路列1、2、遅延
回路列1A、2Aにも入力バッファ3の出力が供給さ
れ、同期後、信号合成回路9Aからの出力を選択する。
【0156】また、遅延回路列1、2、1A、2Aは、
直線状に図示したが、すでに特開平8−237091に
示したように、リング状に配置し、クロック信号が回転
し、その回数をカウンターで係数する方法を用いても良
い、この場合でも、実施例1から4で用いた遅延回路の
形式すべてに適用できる。
【0157】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クロックの周期を、クロックパルスまたは、クロックパ
ルスエッジの進行時間として測定し、クロックドライバ
の遅延量を、クロックパルスの進行を止めることで測定
し、クロック周期から、クロックドライバの遅延量を取
り除いた時間を測定するような構成としたことにより、
クロックドライバのダミー遅延回路を不要としている。
【0158】このため、本発明によれば、ASICなど
のクロック遅延量がチップごとに異なるデバイスにも適
用しても、配線の設計変更ごとにクロックドライバダミ
ーの設計を行う必要がなく、クロックドライバダミー分
の領域をレイアウトを考慮する必要が無く、効率良く、
経済的な設計を可能とするという効果を奏する。
【0159】また、本発明においては、実際のクロック
ドライバの遅延量をクロック周期から取り除いた時間を
直接測定するので、使用中にデバイスの温度変化などに
よりドライバの遅延時間が変化しても、クロックドライ
バのダミーと元のクロックドライバとの遅延量の差によ
るスキューそのものがなくなり精度、信頼性を著しく向
上する、という効果を奏する。
【0160】さらに本発明によれば、外部クロックと実
質的にスキューが無い倍周期の内部クロックおよびDu
ty50の内部クロックを得るのに要する時間を短縮
し、例えば従来3.5周期要していたものを2周期で得
ることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成及びタイミングチャ
ート図である。
【図2】本発明の第1の実施例の回路構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例の素子構成の一例を示す
図である。
【図4】本発明の第1の実施例のマクロ構成を示す図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施例におけるマクロのチップ
内配置を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例の回路構成を示す図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施例の回路構成を示す図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施例の回路構成を示す図であ
る。
【図9】従来技術の回路構成を示す図である。
【図10】従来技術の第1の回路構成を示す図である。
【図11】従来技術の第2の回路構成を示す図である。
【図12】従来技術の第3の回路構成を示す図である。
【図13】従来技術の第4の回路構成を示す図である。
【図14】同期遅延回路を用いない場合の回路構成、及
びタイミングチャートを示す図である。
【図15】従来の同期遅延回路を用いた場合の回路構成
及びタイミングチャートを示す図である。
【図16】ダミー遅延回路とクロックドライバの遅延特
性図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態の構成を示す図で
ある。
【図18】本発明の第2の実施の形態の動作を説明する
ためのタイミング図である。
【図19】本発明の第5の実施例の回路構成を示す図で
ある。
【図20】本発明の第5の実施例の動作を説明するため
のタイミング図である。
【図21】本発明の第3の実施の形態(第6の実施例)
の構成を示す図である。
【図22】本発明の第3の実施の形態の動作を説明する
ためのタイミング図である。
【図23】本発明の第4の実施の形態(第7の実施例)
の構成を示す図である。
【図24】本発明の第4の実施の形態の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図25】倍速周波数、デューティ50の内部クロック
を生成する同期遅延回路の構成を示す図である。
【図26】図25に示した同期遅延回路の動作を説明す
るためのタイミング図である。
【図27】本発明の第4の実施の形態(第8の実施例)
の構成を示す図である。
【図28】本発明の第4の実施の形態の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図29】本発明の第4の実施の形態における遅延回路
列の構成の一例を示す図である(その1)。
【図30】本発明の第4の実施の形態における遅延回路
列の構成の一例を示す図である(その2)。
【図31】本発明の第4の実施の形態における遅延回路
列の構成の一例を示す図である(その3)。
【図32】本発明の第4の実施の形態における遅延回路
列の構成の一例を示す図である(その4)。
【図33】本発明の第5の実施の形態(第9の実施例)
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1、2、11、12、901、902 遅延回路列 3、13、903 入力バッファ 4、14、904 クロックドライバ 15、05、905A 入力バッファダミー 6、16、906 外部クロック 7、17、907 内部クロック 8、20、908 同期遅延回路マクロ 9、19 モニタ信号発生回路 10 切替器 18 制御回路列 22 ラツチ回路列 23 選択回路列 24 1/2分周回路 905 ダミー遅延回路 906B クロックドライバダミー MP* P型MOSトランジスタ MN* N型MOSトランジスタ

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号を制御する同期遅延回路にお
    いて、 一定の期間、パルスまたはパルスエッジを進行させる第
    1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列中をパルスまたはパルスエッジが
    進行した長さと比例した長さ分、パルスまたはパルスエ
    ッジを通過させることが可能な第2の遅延回路列と、 クロックドライバ中をクロックパルスが進行している期
    間モニタ信号を出力する回路と、 を有し、 前記モニタ信号出力中は、前記第一の遅延回路列中にお
    いてパルスまたはパルスエッジの進行を止める、 ことを特徴とする同期遅延回路。
  2. 【請求項2】前記第一の遅延回路列を構成する遅延回路
    素子が、前記モニタ信号で制御されるクロックドインバ
    ータなどからなることを特徴とする請求項1記載の同期
    遅延回路。
  3. 【請求項3】クロック信号を制御する同期遅延回路であ
    って、 入力したクロック信号を、一定の期間、進行させる第1
    の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列からクロック信号を入力し、前記
    第1の遅延回路列を前記クロック信号が進行した長さに
    比例した長さ分だけ、前記入力したクロック信号を通過
    させることが可能な第2の遅延回路列と、 入力したクロック信号が、内部クロック信号を出力する
    クロックドライバ中を進行している期間、モニタ信号を
    出力するモニタ信号発生回路と、 を有し、 前記モニタ信号出力中は、前記第一の遅延回路列中にお
    いてクロック信号の進行を止める、ように構成されてな
    る同期遅延回路を含む、ことを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  4. 【請求項4】前記第一の遅延回路列を構成する遅延回路
    素子が前記モニタ信号で制御されるクロックドインバー
    タなどからなることを特徴とする請求項3記載の同期遅
    延回路。
  5. 【請求項5】前記第2の遅延回路列の出力と、外部クロ
    ックを入力する入力バッファの出力とを切替える切替器
    を備え、前記切替器の出力を前記クロックドライバに接
    続してなることを特徴とする請求項3又は4記載の半導
    体集積回路装置。
  6. 【請求項6】前記モニタ信号発生回路が前記クロックド
    ライバの入力及び出力でリセット及びセットされるフリ
    ップフロップからなることを特徴とする請求項3記載の
    半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】クロック信号を制御する同期遅延回路であ
    って、 入力したクロック信号を、一定の期間、進行させる第1
    の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列からクロック信号を入力し、前記
    第1の遅延回路列を前記クロック信号が進行した長さに
    比例した長さ分だけ、前記入力したクロック信号を通過
    させることが可能な第2の遅延回路列と、 入力したクロック信号が、内部クロック信号を出力する
    クロックドライバ中を進行している期間、モニタ信号を
    出力するモニタ信号発生回路と、 前記第2の遅延回路列の出力と前記入力バッファの出力
    とを切替える切替器と、を備え、 前記モニタ信号出力中は、前記第一の遅延回路列中にお
    いてクロック信号の進行を止めるように構成されてなる
    同期遅延回路マクロを含む、ことを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  8. 【請求項8】前記第1遅延回路列と前記第2の遅延回路
    列が信号伝搬方向について逆向きに配置され、前記遅延
    回路列をクロック信号が進行し、次のクロックパルス信
    号が前記入力バッファから出力したときに制御回路を介
    して前記第2遅延回路列に入力する、ことを特徴とする
    請求項3記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】前記第1遅延回路列と前記第2の遅延回路
    列が信号伝搬方向について逆向きに配置され、前記遅延
    回路列をクロック信号が進行し、次のクロックパルス信
    号が前記入力バッファから出力したときに前記第2遅延
    回路列に入力する、ことを特徴とする請求項3記載の半
    導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】前記第1遅延回路列と前記第2の遅延回
    路列が信号伝搬方向について等しい向きに配置され、前
    記遅延回路列をクロック信号が進行し、次のクロックパ
    ルス信号が前記入力バッファから出力したときに前記第
    2の遅延回路列の出力を選択する、ことを特徴とする請
    求項3記載の半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】前記第1遅延回路列と前記第2の遅延回
    路列が信号伝搬方向について逆向きに配置され、前記遅
    延回路列をクロック信号が進行し、次のクロックパルス
    信号が前記入力バッファから出力したときに前記第2の
    遅延回路列の出力を選択する、ことを特徴とする請求項
    3記載の半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】外部からのクロック信号を入力する入力
    バッファの出力と前記第2の遅延回路列の出力とを切り
    替えて前記クロックドライバに供給する切替器を備え、 前記切替器が、前記モニタ信号発生回路からのモニタ信
    号の1回目の出力の後に、外部からのクロック信号を入
    力する前記入力バッファの出力と前記第2の遅延回路の
    出力とを切り替える、ことを特徴とする請求項3記載の
    半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】外部からのクロック信号を入力する入力
    バッファの出力と前記第2の遅延回路列の出力とを切り
    替えて前記クロックドライバに供給する切替器を備え、 回路動作時、はじめに外部クロック信号を前記入力バッ
    ファから前記切替器を通して前記クロックドライバへク
    ロックを通過する経路を通過させ、前記クロックドライ
    バからの出力は内部クロックとして一度供給されたあ
    と、前記入力バッファからクロックドライバへの経路か
    ら前記入力バッファ、前記第1の遅延回路列への経路へ
    切り替え、前記第2の遅延回路列からの出力が前記切替
    器で選択されて前記クロックドライバを通して内部クロ
    ック信号として供給される、ことを特徴とする請求項3
    記載の半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】前記モニタ信号の1回目の出力の後に、
    次のモニタ信号を止めるように制御するように構成され
    てなることを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路
    装置。
  15. 【請求項15】外部クロックを入力する入力バッファと
    等しい遅延時間を有する入力バッファダミー回路を有
    し、前記クロックドライバと前記入力バッファダミー回
    路とを直列形態に接続し、 前記モニタ信号発生回路は、前記クロックドライバと前
    記入力バッファ中をクロック信号が進行している期間モ
    ニタ信号を出力する、ことを特徴とする請求項3乃至1
    4のいずれか一に記載の半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】前記入力バッファダミー回路の出力と、
    前記入力バッファの出力とを切り替える第2の切替器を
    備え、前記第2の切替器の出力が前記第1の遅延回路列
    に入力され、 前記第2の切替器は、前記入力バッファからの出力を、
    前記第1の遅延回路列に入力する最初のクロックパルス
    またはパルスエッジとして供給する、ことを特徴とする
    請求項15記載の半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】クロック信号を制御する同期遅延回路で
    あって、 入力したクロック信号を、一定の期間、進行させる第1
    の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列からクロック信号を入力し、前記
    第1の遅延回路列を前記クロック信号が進行した長さに
    比例した長さ分だけ、前記入力したクロック信号を通過
    させることが可能な第2の遅延回路列と、 入力したクロック信号が、内部クロック信号を出力する
    クロックドライバ及び該クロックドライバに接続する入
    力バッファダミー回路中を進行している期間、モニタ信
    号を出力するモニタ信号発生回路と、 外部からのクロック信号を入力する入力バッファの出力
    と前記第2の遅延回路列の出力とを切り替えて前記クロ
    ックドライバに供給する第1の切替器と、 前記入力バッファダミー回路の出力と、前記入力バッフ
    ァの出力とを切り替えて前記第1の遅延回路列に供給す
    る第2の切替器と、 を備え、 前記モニタ信号出力中は、前記第一の遅延回路列中にお
    いてクロック信号の進行を止め、 回路動作時、はじめに外部クロック信号を前記入力バッ
    ファから前記第1の切替器を通して前記クロックドライ
    バへクロックを通過する経路を通過させ、前記クロック
    ドライバからの出力は内部クロックとして一度供給され
    たあと、外部からのクロック信号を前記入力バッファか
    ら前記クロックドライバへクロックを通過する経路を通
    過させ、前記入力バッファダミーを回路通過し、その
    後、前記第2の切替器から前記第1の遅延回路列に供給
    することで、クロック周期tCKから前記入力バッファ
    の遅延時間(td1)と前記クロックドライバの遅延時
    間(td2)の和(td1+td2)を差し引いた時間
    を計測し、 次のクロック信号からは、前記入力バッファ、前記第2
    の切替器から、測定用の前記第1の遅延回路列と遅延再
    現用の前記第2遅延回路列を経て、前記第1の切替器、
    前記クロックドライバにいたる経路に変更し、前記外部
    クロックと前記内部クロックのスキューを除去する、こ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  18. 【請求項18】一定の間パルスまたはパルスエッジを進
    行させる第3の遅延回路列と、 前記第3の遅延回路列中をパルスまたはパルスエッジが
    進行した長さと比例した長さをパルスまたはパルスエッ
    ジを通過させることが可能な第4の遅延回路列とをさら
    に有し、 前記第3の遅延回路列中を進行させたのち、任意の期間
    クロックを止めるように構成されてなる、ことを特徴と
    する請求項3乃至16のいずれか一に記載の半導体集積
    回路装置。
  19. 【請求項19】外部クロックを入力する入力バッファの
    出力と、前記第2の遅延回路列の出力とを切り替える第
    3の切替器をさらに備え、前記第3の切替器の出力が前
    記第3の遅延回路列に入力されることを特徴とする請求
    項18記載の半導体集積回路装置。
  20. 【請求項20】クロック信号を制御する同期遅延回路で
    あって、 入力バッファからしたクロック信号を、一定の期間、進
    行させる第1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列からクロック信号を入力し、前記
    第1の遅延回路列を前記クロック信号が進行した長さに
    比例した長さ分だけ、前記入力したクロック信号を通過
    させることが可能な第2の遅延回路列と、 入力したクロック信号が、内部クロック信号を出力する
    クロックドライバ及び該クロックドライバに接続する入
    力バッファダミー回路中を進行している期間、モニタ信
    号を出力するモニタ信号発生回路と、 一定の間パルスまたはパルスエッジを進行させる第3の
    遅延回路列と、 前記第3の遅延回路列中をパルスまたはパルスエッジが
    進行した長さと比例した長さをパルスまたはパルスエッ
    ジを通過させ、速度可変の第4の遅延回路列と、 前記第2の遅延回路列の出力と前記第4の遅延回路列の
    出力を合成する信号合成回路と、 前記信号合成回路の出力と前記入力バッファの出力を入
    力しこのうち一方を前記クロックドライバ及び前記モニ
    タ信号発生回路に供給する第1の切替器と、 前記入力バッファの出力と前記第2の遅延回路列の出力
    とを入力としこのうちの一方を前記第3の遅延回路列の
    入力に供給する第2の切替器と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  21. 【請求項21】クロック信号を制御する同期遅延回路で
    あって、 入力バッファからしたクロック信号を、一定の期間、進
    行させる第1の遅延回路列と、 前記第1の遅延回路列からクロック信号を入力し、前記
    第1の遅延回路列を前記クロック信号が進行した長さに
    比例した長さ分だけ、前記入力したクロック信号を通過
    させることが可能な第2の遅延回路列と、 入力したクロック信号が、内部クロック信号を出力する
    クロックドライバ及び該クロックドライバに接続する入
    力バッファダミー回路中を進行している期間、モニタ信
    号を出力するモニタ信号発生回路と、 一定の間パルスまたはパルスエッジを進行させる第3の
    遅延回路列と、 前記第3の遅延回路列中をパルスまたはパルスエッジが
    進行した長さと比例した長さをパルスまたはパルスエッ
    ジを通過させ、速度可変の第4の遅延回路列と、 前記第2の遅延回路列の出力と前記第4の遅延回路列の
    出力を合成する信号合成回路と、 前記信号合成回路の出力と前記入力バッファの出力とを
    入力しこのうち一方を前記クロックドライバ、前記モニ
    タ信号発生回路、及び前記第3の遅延回路列に供給する
    切替器と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  22. 【請求項22】前記第3の遅延回路列の遅延回路素子と
    前記第4の遅延回路列の遅延回路素子が、互いに異なる
    素子数比で構成されることを特徴とする請求項18乃至
    21のいずれか一に記載の半導体集積回路。
  23. 【請求項23】前記第3の遅延回路列の遅延回路素子と
    第4の遅延回路列が遅延回路素子が、互いに異なる負荷
    比で構成されることを特徴とする請求項18乃至21の
    いずれか一に記載の半導体集積回路装置。
  24. 【請求項24】前記第3の遅延回路列の遅延回路素子と
    第4の遅延回路列の遅延回路素子が互いに異なる駆動能
    力比で構成されることを特徴とする請求項18乃至21
    のいずれか一に記載の半導体集積回路装置。
  25. 【請求項25】前記第1の遅延回路列と第2の遅延回路
    列、第3の遅延回路列と第4の遅延回路列が、該遅延回
    路列の遅延回路を構成するPMOS、NMOSトランジ
    スタを別々に駆動するように構成されてなる遅延回路よ
    りなる、ことを特徴とする請求項18乃至21のいずれ
    か一に記載の半導体集積回路装置。
  26. 【請求項26】外部から入力するクロックパルスまたは
    エッジが相補クロック信号であり、該相補クロック信号
    の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを交互に利用す
    ることを特徴とする請求項3乃至25のいずれか一に記
    載の半導体集積回路装置。
  27. 【請求項27】外部から入力するクロックパルスまたは
    エッジが相補クロック信号であり、該相補クロック信号
    の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジの一方を相互に
    利用する回路を2組有することを特徴とする請求項3乃
    至25のいずれか一に記載の半導体集積回路装置。
  28. 【請求項28】前記各遅延回路列のうち少なくとも一つ
    が、遅延素子をリング状に配置し、クロック信号が回転
    しその回数をカウンタで計数するように構成されてなる
    ことを特徴とする請求項3乃至27のいずれか一に記載
    の半導体集積回路装置。
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