JP3763673B2 - Dll回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、供給されるクロックを遅延させ、そのクロックの位相と所定の関係の位相を有するクロックを自動的に生成するディレー・ロックド・ループ(Delay Locked Loop,以下単にDLL)回路に関し、特に、通常動作開始時においてロック状態に達するまでの時間を短くすることができるDLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来のDLL回路の例を示す図である。図1のDLL回路は、外部から供給される外部クロックCLKの位相に同期したタイミングでデータ出力Dout を出力する為の、制御クロックc−clk1を生成する。そのために、第1のクロックc−clkとそれを所定量だけ遅延させたディレー・ロックド・ループによる回路を形成し、そのループ回路でタイミングを調整し、それにより生成される遅延制御信号φE により、可変遅延回路11の遅延量を調整する。
【0003】
図1のDLL回路において、外部から供給されるクロック信号CLKは、入力バッファ10を介して内部の第1のクロック信号c−clkとなる。その第1のクロック信号c−clkは、可変遅延回路11および可変遅延回路13にそれぞれ供給されると共に、位相比較回路17にも第1のクロック入力として供給される。可変遅延回路13に入力されたクロック信号は、ダミーデータ出力バッファ14およびダミー入力バッファ15を介して、位相比較回路16に第2のクロック入力として供給される。即ち、ダミー入力バッファ15の出力が第2のクロック信号d−i−clkである。位相比較回路16は、第1及び第2のクロック信号の位相を比較し、比較結果を遅延制御回路17に出力する。遅延制御回路17は、可変遅延回路11および可変遅延回路13の遅延量を位相比較結果に基づいて調整する。そして、可変遅延回路11に入力されたクロック信号c−clkは、遅延制御回路17によって調整された遅延量を与えられた後、制御クロックc−clk1としてデータ出力バッファ12に供給される。データ出力バッファ12は、供給された制御クロック信号c−clk1に同期して、データDATAをとりこみ、データ出力Dout を外部に出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、外部クロック信号CLKから生成された内部クロック信号c−clkとダミー内部クロック信号d−i−clkの位相差が、例えば360度(クロックの位相一致状態)になってロックオンするまで、可変遅延回路11,13の遅延量を一段ずつシフトする。かかる遅延量のシングルシフト方式は、通常のアクティブ動作状態では電源電圧や周囲温度の変化によるクロック周期の変動は小さいので、最小遅延単位づつシフトさせる方式でも問題はない。むしろ、クロック周期の変動が小さいので、最小遅延単位づつシフトさせるシングルシフト方式のほうが、より安定的に位相の調整を行うことができる。
【0005】
しかしながら、電源投入時の動作開始時やスタンバイモードから復帰した動作再開時の場合には、可変遅延回路11,13を、DLL回路がロックオンするために必要な遅延量に設定するまで時間がかかり、このDLL回路を内蔵するメモリデバイスにおいては、書き込みや読み出し等の実際の動作を開始するまでの時間の増大につながる。
【0006】
例えば、DLL回路を内蔵するデバイスへの電源投入時には、可変遅延回路11,13の遅延量を初期状態にリセットしてから、その遅延量の調整を行う。そのため、DLL回路がロックオンするまでの時間が長くなる可能性がある。特に、ロックオンするための遅延量が、上記リセット時の遅延量より大きく離れていると、上記のロックオンするまでの時間は長くなる。
【0007】
また、DLL回路を内蔵するデバイスがスタンバイモードから復帰して再開する時については、スタンバイモードでは、消費電力を削減するためにクロック周波数を低くしたり電源電圧を下げたりするので、可変遅延回路11,13の遅延量は、通常のアクティブ状態で設定される遅延量から大きくはずれている。そのため、スタンバイモードからの復帰時における通常動作開始期間において、DLL回路がロックオンするまでの時間が長くなる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、DLL回路の通常動作開始時またはスタンバイモードから復帰して通常動作再開時において、ロックオンするまでの時間を短くすることができるDLL回路を提供することにある。
【0009】
更に、本発明の目的は、DLL回路がロックはずれした状態からロックオン状態までの時間を短くすることができるDLL回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為に、本発明は、第1のクロックを遅延させて、該第1のクロックと所定の位相関係を有する制御クロックを生成するDLL回路において、
前記第1のクロックを可変遅延する可変遅延回路と、
前記可変遅延回路の出力を所定時間遅延して生成される第2のクロックと、前記第1のクロックとの位相を比較し、前記第1及び第2のクロックの位相関係に応じた位相比較結果信号を生成する位相比較回路と、
前記位相比較結果信号に応答して、前記可変遅延回路にその遅延量を制御する遅延制御信号を供給する遅延制御回路とを有し、
前記遅延制御回路は、前記DLL回路の第1の動作期間に、前記可変遅延回路の遅延量を最小遅延量単位で変更するシングル遅延制御信号を生成し、前記DLL回路の前記第1の動作期間と異なる第2の動作期間に、前記可変遅延回路の遅延量をバイナリ単位で変更するバイナリ遅延制御信号を生成することを特徴とする。
【0011】
上記の発明によれば、第2の動作期間は、バイナリシフト方式で遅延量を制御することで位相調整を行うので、短時間でロックオン状態またはそれに近い状態にすることができ、第1の動作期間は、シングルシフト方式で遅延量を制御することで位相調整を行うので、安定した動作を可能にする。
【0012】
上記の本発明において、前記遅延制御回路は、
前記第1の動作期間において活性化され、前記シングル遅延制御信号を生成する第1の遅延制御回路と、
前記第2の動作期間において活性化され、前記バイナリ遅延制御信号を生成する第2の遅延制御回路とを有することを特徴とする。
【0013】
上記の発明によれば、遅延制御回路の第1及び第2の遅延制御回路をそれぞれの動作期間において活性化することで、バイナリシフト方式とシングルシフト方式とを簡単に切り換えることが可能になる。
【0014】
更に、上記の発明において、前記可変遅延回路は、シリアルに接続された複数のゲートを有し、前記遅延制御信号により、前記第1のクロックが通過するゲート数が可変設定され、
前記シングル遅延制御信号により生成される遅延制御信号により、前記可変遅延回路内のゲート数が前記最小遅延量単位で変更され、前記バイナリ遅延制御信号より生成される遅延制御信号により、前記可変遅延回路内のゲート数が、全体の1/2に、その後1/4または3/4に、....、その後(21 ー1)/2n 〜(2n ー1)/2n (但し分子は奇数)のいずれかに次々に変更されることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲がその実施の形態に限定されるものではない。
【0017】
第1の実施の形態例
図2は、本発明の第1の実施の形態例のDLL回路を示す概略図である。図1の従来例に対応する部分には同じ引用番号を与えている。図2のDLL回路では、供給されるクロックCLKが入力バッファ10で取り込まれ、第1のクロックc−clkが出力され、可変遅延回路11,13と位相比較回路16に供給される。そして、可変遅延回路13から出力されるクロックc−clk2が、ダミーデータ出力バッファ14とダミー入力バッファ15を通過して、第2のクロックd−i−clkとして、位相比較回路16に供給される。
【0018】
これらの第1及び第2のクロックの位相差が、位相比較回路で検出され、位相比較結果信号φSO〜φRE及びφSS、φRRを出力する。これらの位相比較結果信号に応じて、第1及び第2の遅延制御回路17,18が、可変遅延回路11,13にその遅延量を制御する遅延制御信号φE-1 〜φE-32を供給する。第1のクロックc−clkに比較して第2のクロックd−i−clkの位相が進んでいる場合は、位相比較結果信号φSO、φSE及びφSSが出力され、それに応じて遅延制御回路17,18が、遅延量を増加する様な遅延制御信号φE-1 〜φE-32を供給する。また、第1のクロックc−clkに比較して第2のクロックd−i−clkの位相が遅れている場合は、位相比較結果信号φRO、φRE及びφRRが出力され、それに応じて遅延制御回路17,18が、遅延量を減少する様な遅延制御信号φE-1 〜φE-32を供給する。その結果、第1及び第2のクロックの位相が一致する様に、可変遅延回路11,13の遅延量が制御される。
【0019】
その結果、ダミーデータ出力バッファ14の出力クロックc−clk3の位相は、供給されるクロックCLKの位相と一致するように制御される。一方、図示しないメモリセルからの読み出しデータDATAが、制御クロックc−clk1に同期してデータ出力バッファ12に取り込まれ、データ出力Dout として出力される。そして、可変遅延回路11は、可変遅延回路13と同様に遅延量が制御されるので、データ出力Dout の出力のタイミングが、供給クロックCLKの位相と一致することになる。
【0020】
また、必ずしも第1、第2のクロックの位相が一致する様に制御される必要はなく、所定の位相関係になるように制御されてもよい。
【0021】
第1の実施の形態例は、第1及び第2の遅延制御回路17,18が設けられる。そして、位相比較回路16からのゲート信号GATEに応じて、通常動作時の第1の動作期間では、第1の遅延制御回路17を活性化する。また、電源投入時やスタンバイモードからの復帰時の第2の動作期間期間では、第2の遅延制御回路18を活性化する。そして、上記第1の動作期間(通常動作時)では、第1の遅延制御回路17が、位相比較されるたびに、可変遅延回路11,13の遅延量を最小遅延単位でシフトする様に遅延制御信号φE-1 〜φE-32を出力する。また、上記の第2の動作期間(通常動作開始時)では、第2の遅延制御回路18が、位相比較されるたびに、可変遅延回路11,13の遅延量を、全体の遅延量の1/2に、その後1/4または3/4に、....、その後(21 ー1)/2n 〜(2n ー1)/2n (但し分子は奇数)のいずれかにそれぞれなる様に、バイナリ遅延制御信号N1〜N30を生成する。後述する通り、このバイナリ遅延制御信号N1〜N30により、上記のバイナリシフトを可能にする遅延制御信号φE-1 〜φE-32が出力される。
【0022】
後述する詳細回路から明らかな通り、電源を投入した時やスタンバイモードから復帰した場合は、DLL回路のループ回路は、ロックオン状態からかなりかけ離れた状態である。従って、そのような第2の動作期間では、従来例と同様に可変遅延回路11,13の遅延量を、位相比較されるたびに、最小遅延単位でシフトする制御方法では、ロックオンするのに長時間を要する。そこで、かかる第2の動作期間では、リセット信号φRの供給に応答して、ゲート信号GATEがHレベルとなり、第2の遅延制御回路18が活性化される。この第2の遅延制御回路18により、可変遅延回路11,13の遅延制御が行われる。第2の遅延制御回路18により、ここでの例では、3回、位相比較結果に応じて遅延量の制御が行われると、インバータ19を介してHレベルの反転ゲート信号が第1の遅延制御回路17に供給され、第2の遅延制御回路18から第1の遅延制御回路17に切り換わる。通常動作期間である第1の動作期間に移行する。その第1の動作期間では、従来例と同様にして、第1の遅延制御回路17によるシングルシフト方式の遅延量の制御が行われる。
【0023】
尚、ここで通常動作とは、通常の周期のクロックCLKが供給され、それに応じた頻度で位相比較を行って遅延量を設定するアクティブな動作状態をいう。したがって、通常動作開始には、電源投入時やパワーダウンモードで位相比較の頻度が低い状態から通常状態に戻されて通常動作を開始した時などが含まれる。
【0024】
図3は、位相比較回路16を示す図である。位相比較回路16は、図3に示すように、第1のクロックc-clk とそれを遅延させた第2のクロックd-i-clk の位相を比較する位相比較部20、比較結果を第1の遅延制御回路17に供給する第1の位相比較出力部21、および比較結果を第2の遅延制御回路18に供給する第2の位相比較出力部22を有する。電源投入時やスタンバイモードからの復帰時に生成されるリセット信号φRは、第2の位相比較出力部22に供給され、それに応じて、ゲート信号GATEが、第2の遅延制御回路18に供給され、更に、その反転信号がインバータ19を介して第1の遅延制御回路17に供給される。また、位相比較部20は、両クロックc-clk 及びd-i-clk の位相が一致したとき、位相一致信号JSTを生成し、第2の位相比較出力部22に供給する。第2の位相結果出力部22は、この位相一致信号JSTに応答して、第2の動作期間中であっても強制的にゲート信号GATEをLレベルにし、第1の遅延制御回路17を活性化し、第1の動作期間に移行させる。
【0025】
図4は、可変遅延回路11,13の例を示す図である。この可変遅延回路は、入力クロックi−clkを遅延させて、出力クロックdll−clkを出力する。可変遅延回路11,13は、複数のインバータ98〜112と、NANDゲート113〜128により、図示される通り構成される。NANDゲート113〜120の一方の入力には、入力クロックi−clkを遅延させたクロックが供給され、他方の入力には遅延制御信号φE-1 〜φE-32が供給される。遅延制御信号φE-1 〜φE-32は、いずれか1つの信号がHレベルとなり、残りの信号がLレベルとなる。
【0026】
仮に、遅延制御信号φE-1 がHレベルとすると、他の遅延制御信号のLレベルにより、NANDゲート113〜119の出力は全てHレベルとなる。その結果、NANDゲート121〜127は全てLレベル、インバータ102〜108は全てHレベルとなる。そこで、入力クロックi−clkは、4つのインバータ98〜101と、NANDゲート120,128と、4つのインバータ109〜112との合計10段のゲートの遅延量をもって、出力クロックdll−clkとして出力される。この状態が、遅延量が最小の状態である。
【0027】
そして、Hレベルの遅延制御信号φE-1 〜φE-32が図中右側にシフトするたびに、NANDゲート127及びインバータ108の2段のゲートの遅延量が追加される。そして、遅延制御信号φE-32がHレベルになると、最大の遅延量となる。即ち、遅延制御信号φE-1 〜φE-32の内、Hレベルの遅延制御信号が右側に1つずれると、NANDゲートとインバータの2段分の遅延量が増加され、左側に1つずれると、同様の2段分の遅延量が減少される。この2段分の遅延量が、シングルシフト方式での最小遅延単位である。
【0028】
図5は、位相比較回路16内の位相比較部20の回路図である。また、図6は、位相比較部の動作を示す波形図である。この位相比較部は、NANDゲート199〜203及びインバータ215からなる部分において、第1のクロックc−clkと第2のクロックd−i−clkとの位相関係を検出して、ノードn1〜n4にその検出結果を生成する。両クロックの位相関係は、図6の(A)に示される通り、第1のクロックc−clkに比較して第2のクロックd−i−clkの位相が進んでいる状態と、図6の(B)に示される通り、両クロックの位相がほぼ一致している状態と、図6の(C)に示される通り、第1のクロックc−clkに比較して第2のクロックd−i−clkの位相が遅れている状態とに分類される。
【0029】
図6の(A)の状態の場合は、両クロックがLレベルの状態では、ノードn1〜n4は全てHレベルであり、その後、第2のクロックd−i−clkが先にHレベルとなり、
n1=L、n2=H、n3=L、n4=H
となる。その後、第1のクロックc−clkが遅れてHレベルになっても、上記のノードn1〜n4の状態は変化しない。NANDゲート198は、両クロックが共にHレベルになると出力をLレベルにし、その立ち下がりエッジから所定の幅のHレベルパルスが、NORゲート216から出力される。このHレベルパルスが、取り込みパルスとしてNANDゲート204〜207に供給され、ノードn1〜n4の状態が、NANDゲート208,209からなるラッチ回路と、NANDゲート210,211からなるラッチ回路とにそれぞれ取り込まれる。従って、信号φb、φc、φd、φeは、図5の表に示される通り、
φb=H、φc=L、φd=H、φe=L
となる。
【0030】
図6(B)の状態は、第1のクロックc−clkに対して第2のクロックd−i−clkの位相が、NANDゲート201とインバータ215の遅延時間以内の範囲で遅れる場合である。その場合は、第1のクロックc−clkが先にHレベルとなり、
n1=H、n2=L
となり、更に、インバータ215の出力が第2のクロックd−i−clkよりも後にHレベルとなり、
n3=L、n4=H
となる。
【0031】
従って、両クロックがHレベルになるタイミングでラッチされ、信号φb、φc、φd、φeは、図5の表に示される通り、
φb=L、φc=H、φd=H、φe=L
となる。この場合は、位相が一致したことを意味するので、ANDゲート418の出力の位相一致信号JSTもHレベルを出力する。
【0032】
図6(C)の状態では、第1のクロックc−clkが先にHレベルとなり、
n1=H、n2=L、n3=H、n4=L
となる。その後、第1のクロックc−clkが遅れてHレベルになっても、上記のノードn1〜n4の状態は変化しない。この状態が、両クロックがHレベルになるタイミングでラッチされ、信号φb、φc、φd、φeは、図5の表に示される通り、
φb=L、φc=H、φd=L、φe=H
となる。
【0033】
図7は、位相比較回路16の第1の位相比較出力部21の回路図である。また、図8は、その位相比較出力部21の動作を示す波形図である。波形図の(A),(B),(C)は、図5及び図6の(A),(B),(C)にそれぞれ対応する。
【0034】
位相比較出力部21は、両クロックの位相比較のタイミングで生成されるタイミング信号φaの周波数を2分の1に分周する分周回路21Aと、その分周回路21Aからの出力のタイミングに応答して、両クロックの位相関係に応じて生成された信号φb、φc、φd、φeに基づいて、位相比較結果信号φSO〜φREを出力する出力回路21Bとから構成される。
【0035】
2分の1分周回路21Aは、JKフリップフロップ構成であり、両クロックc−clk,d−i−clkが共にHレベルになる時をNANDゲート198(図5)で検出し、その検出パルスφa を2分の1分周して、逆相のパルス信号n11とn12とを生成する。検出パルスφa がゲート226,227に供給され、反転検出パルス/φa がゲート222,223に供給され、ゲート228,229からなるラッチ回路と、ゲート224,225からなるラッチ回路間で、反転信号を転送する。その結果、2分の1分周された逆相のパルス信号n11,n12が生成される。
【0036】
出力回路21Bは、サンプリングラッチされた信号φb、φc、φd、φeをデコードして、第1のクロックc−clkの位相が第2のクロックd−i−clkより遅れている時(状態(A))は、インバータ236の出力をHレベルにし、両クロックの位相が一致している時(状態(B))は、インバータ236と237の出力を共にLレベルにし、更に、第1のクロックc−clkの位相が第2のクロックd−i−clkより進んでいる時(状態(C))は、インバータ237の出力をHレベルにする。
【0037】
従って、出力回路21Bは、NANDゲート232〜235のデコード機能により、上記の状態(A)の時は、NANDゲート232,233が、タイミング信号n11,n12に応答して、第2のクロックd−i−clkの位相を遅らせる様に、可変遅延回路13の遅延量を増加させる位相比較結果信号φSO、φSEを、交互にHレベルにする。即ち、図8(A)に示される通りである。また、上記の状態(B)の時は、出力回路21Bは、図8(B)の如く、位相比較結果信号φSO〜φREを生成しない。更に、上記の状態(C)の時は、図8(C)の如く、NANDゲート234,235が、タイミング信号n11,n12に応答して、第2のクロックd−i−clkの位相を進める様に、可変遅延回路13の遅延量を減少させる位相比較結果信号φRO、φREを、交互にHレベルにする。
【0038】
図9は、第1の遅延制御回路17の一部の構成を示す回路図である。第1の遅延制御回路17は、図3に示された通り、第1の位相比較出力部21からの位相比較結果信号φSO〜φREに応答して、可変遅延回路11,13の遅延量を最小遅延単位でシフトするシングル遅延制御信号(ノード5a−1〜ノード5a−6)を生成し、NORゲート431−1〜431−3から遅延制御信号φE-1 〜φE-3 を出力する。図4に示した通り、遅延制御信号φE-1 〜φE-32は、32ビットで構成されるが、図9にはその最初の3ビット分だけが示される。
【0039】
第1の遅延制御回路17は、位相比較結果信号φSO、φSEによりHレベルの遅延制御信号φE を右側にシフトし、可変遅延回路の遅延量を増加させ、位相比較結果信号φRO、φREによりHレベルの遅延制御信号φE を左側にシフトし可変遅延回路の遅延量を減少させる。
【0040】
遅延制御回路の各段は、例えば1段目では、NANDゲート432−1とインバータ433−1からなるラッチ回路をそれぞれ有する。また、位相比較結果信号φSO〜φREによりラッチ回路432−1と433−1の状態を強制的に反転させるトランジスタ434−1,436−1を有する。トランジスタ438−1,439−1は、反転の対象外の場合にトランジスタ434−1,436−1によってはラッチ回路が反転されないようにする為に設けられる。2段目〜3段目の回路も同様の構成である。これらのトランジスタは全てNチャネル型である。
【0041】
ゲート信号GATEがHレベルの時に、インバータ19によりNチャネルトランジスタ440−1〜3,441−1〜3が全てオフとなり、第1の遅延制御回路は非活性状態となる。また、ゲート信号GATEがLレベルの時に、Nチャネルトランジスタ440−1〜3,441−1〜3が全てオンとなり、第1の遅延制御回路は活性状態となる。
【0042】
今仮に、Lレベルパルスのリセット信号φR が印加されると、NANDゲート431−1〜3の出力は全てHレベルとなり、インバータ433−1〜3の出力は全てLレベルとなる。従って、ノード5a−2がLレベルとなり、NORゲート431−1の出力の遅延制御信号φE-1 はHレベルとなる。また、ノード5a−1,5a−3が共にHレベルであるので、それ以外の遅延制御信号φE-2 、φE-3 は全てLレベルとなる。即ち、リセット信号φR に応答して、遅延制御信号φE-1 がHレベルとなり、可変遅延回路11,13は最小遅延時間に制御される。
【0043】
次に、位相比較が実行されると、両クロックの位相関係に応じて、位相比較結果信号φSO〜φREのいずれかがHレベルとなる。今仮に、位相比較結果信号φSEがHレベルとなると、トランジスタ434−1が導通し、ノード5a−1を強制的にLレベルに引き下げて、インバータ433−1の出力のノード5a−2を強制的にHレベルに引き上げる。その結果、NORゲート431−1の出力φE-1 はLレベルとなる。また、ノード5a−1と5a−4が共にLレベルであるので、NORゲート431−2の出力φE-2 はHレベルとなる。そして、1段目と2段目のラッチ回路は、その状態を保持する。更に、その後の位相比較により位相比較結果信号φSOがHレベルになると、同様の動作により、ノード5a−3と5a−6が共にLレベルとなり、遅延制御信号φE-3 がHレベルとなる。この様に、位相比較結果信号φSEとφSOにより、遅延時間が長くなる様に遅延制御信号φE が右側にシフトする。
【0044】
逆に、位相比較結果信号φREとφROにより、上記と逆の動作により、遅延時間が短くなる様に遅延制御信号φE が左側にシフトする。尚、上記の位相比較回路の出力部の動作から明らかな通り、位相比較結果信号φSEとφSOは、第2のクロックd−i−clkが進んでいる時に位相比較毎に交互に生成され、また、位相比較結果信号φREとφROは、第2のクロックd−i−clkが遅れている時に位相比較毎に交互に生成される。
【0045】
図10は、位相比較回路の第2の位相比較出力部22の回路図である。また、図11は、位相比較出力部22の動作を示す波形図である。第2の位相比較出力22は、図10に示される通り、NANDゲート、NORゲートまたはインバータ450〜489で構成される。この第2の位相比較出力部22の基本的な動作では、リセット信号φR に応答して、ゲート信号GATEをHレベルにして第2の遅延制御回路を活性化し且つイニシャライズ信号INIをHにし、その後の位相比較結果信号φSO〜φREに応答して信号φSSとφRRを生成し、更に、位相比較結果信号φSO〜φREを3回受信すると、カウンタ458によりゲート信号GATEをLレベルにする。また、リセット信号φR に応答して、Hレベルパルスの制御信号R1,R2を同時に生成し、その後の位相比較結果信号φSO〜φRE毎に、Hレベルパルスの制御信号R1,R2を交互に生成する。
【0046】
図11を参照して更に動作を説明する。先ず、第1の位相比較出力部21からの位相比較結果信号φSO, φSEのいずれかが入力されると、NORゲート450及びインバータ452により、第2の遅延制御回路用の位相比較結果信号であるカウントアップ信号φSSが発生し、第2の遅延制御回路18へ供給される。同様に、第1の位相比較出力部21からの位相比較結果信号φRO, φREのいずれかが入力されると、NORゲート451とインバータ456により、第2の遅延制御回路用の位相比較結果信号であるカウントダウン信号φRRが発生し、第2の遅延制御回路18へ供給される。
【0047】
信号φSSまたはφRRが発生すると、ノードN55にHパルスが発生し、インバータ545,ゲート455によりノードN55の立ち下がりエッジでノードN56にHパルス信号が発生し、その信号N56が後述するゲート信号GATEとともにNANDゲート457を介してカウンタ458に供給される。ノードN57の信号は、第2の遅延制御回路18へのリセット信号R1,R2を生成する部分(ゲート473〜489で構成される回路) にも供給される。
【0048】
電源投入時またはスタンバイモードからの復帰時には、Lレベルパルスのリセット信号φR が発生し、カウンタ458がリセットされて、その出力N58がLレベルになる。それに応答して、ゲート462〜466及び468,469によって、ゲート信号GATEがHレベルとなり、第1の遅延制御回路17および第2の遅延制御回路18に供給される。この時、可変遅延回路11,13の遅延量を制御する回路が、第1の遅延制御回路17から第2の遅延制御回路18へ切り換わる。またゲート信号GATEの立ち上がりタイミングでイニシャルパルス信号INIが発生して第2の遅延制御回路18に供給される。この状態が、NANDゲート462,463によるラッチ回路で保持される。
【0049】
ゲート信号GATEがHレベルになると、図11に示すように、信号φSS, φRRのいずれかが発生するたびにカウンタ458の入力ノードN57にLレベルのパルス信号が発生する。位相結果信号φSSまたはφRRが3回発生すると、カウンタ458がノードN57のパルス信号の立ち上がりエッジを3回カウントし、カウンタ458の出力N58はHレベルとなる。それに伴いゲート信号GATEはLレベルとなり、可変遅延回路11,13の遅延量を制御する回路が第2の遅延制御回路18から第1の遅延制御回路17へ切り換わる。
【0050】
第2の遅延制御回路18の動作中に位相比較部からロックオン信号JSTが供給される場合も、NANDゲート468によりゲート信号GATEはLレベルとなり、可変遅延回路11,13の遅延量を制御する回路が第2の遅延制御回路18から第1の遅延制御回路17へ切り換わる。
【0051】
また、ノードN57のパルス信号は、第2の遅延制御回路18へのリセット信号R1,R2を生成する部分( ゲート433〜489で構成される回路) にも供給される。上記した通り、リセット信号φR が供給されたときに、インバータ490とNORゲート485,488により、リセット信号R1,R2が同時に発生する。その後は、図11に示すように、信号φSS, φRRのいずれかが発生するたびに、ノードN57のパルス信号から生成されるノードN59のパルス信号に同期して、ラッチ回路475,576,577とその間のゲート478,479,480からなる回路により、ノードN60,N61,N62が、(H、L、H)と(L、H、L)の状態を交互に繰り返し、リセット信号R1,R2が交互に発生し第2の遅延制御回路18に供給される。即ち、ノードN60とN61の状態が、NORゲート484,487を介してノードN57の立ち上がりエッジに同期して取り出されて、リセット信号R1,R2が生成される。
【0052】
図11に示した動作例では、3回の位相比較結果は、順番に、遅延を増加する位相比較結果信号φSE、φSOの発生、遅延を減少する結果信号φRE、φROの発生、及び遅延を増加する位相比較結果信号φSE、φSOの発生となっている。
【0053】
図12は、第2の遅延制御回路18の回路図である。また、図13は、第2の遅延制御回路18の動作を示す波形図である。
【0054】
第2の制御回路18は、位相比較回路から供給される信号(INI, φSS, φRR,R1,R2) をもとに、電源投入時またはスタンバイモードからの復帰時における可変遅延回路11,13の遅延量制御の為のバイナリ遅延制御信号N1〜N20を生成する。供給される上記信号はシフト用ユニットD1〜D15に入力される。各シフト用ユニットDnは、その構成が図12中の破線内に示される通り、トランジスタゲート490,491と、リセットトランジスタ493と、ラッチ回路494,495とインバータ496で構成される。これらのシフト用ユニットDnは、信号INI,φSS, φRRのいずれかがHレベルになってトランスファーゲート490,491が導通したとき、端子Aに入力された信号を端子Dから出力する。
【0055】
図12に示すように、シフト用ユニットD1は可変遅延回路の遅延段数をほぼ二等分する位置に配置され、端子Aには外部電源VCCが供給される。シフト用ユニットD2,D3は、ユニットD1で二等分された遅延段数をさらに二等分する位置にそれぞれ配置され、各端子Aにはシフト用ユニットD1の端子Dの信号がそれぞれ入力される。シフト用ユニットD4〜D7およびD8〜D15も同様に配置され、各端子Aには前段に設置されたシフト用ユニットの端子Dの信号がそれぞれ入力される。シフト用ユニットD1〜D15の端子Dの出力信号は、後段にそれぞれ設置されたNORゲート501〜529にも同時に供給される。また、そのNORゲートの出力は、インバータ502〜530を介して、それぞれ隣接するNORゲートの入力に供給される。
【0056】
ゲート信号GATEがHレベルの時に、ゲート532が導通し、各インバータ502〜530の出力がバイナリ遅延制御信号N1〜N30として、第1の遅延制御回路17に供給され、図9に示した通り、可変遅延信号φE-1 〜φE-32が生成される。
【0057】
第2の遅延制御回路18の動作を図13を用いて説明する。本実施の形態例では、ロックオンに必要な遅延量を設定するポイントを遅延制御信号φE-24の位置としている。
【0058】
初期値設定(時刻t1,t2)
電源投入時またはスタンバイモードからの復帰時には、リセット信号φR の立ち下がりエッジに同期して、前述したように位相比較回路から信号R1,R2が同時に供給され、すべてのシフト用ユニットD1〜D15 の出力DがリセットされてLレベルとなる。その直後、リセット信号φR の立ち上がりエッジに同期して、Hレベルになったゲート信号GATEおよびイニシャライズ信号INIが位相比較回路から供給される。ゲート信号GATEがHレベルになると第1の遅延制御回路17での遅延制御動作が停止し、第2の遅延制御回路18から第1の遅延制御回路17へバイナリ遅延制御信号N1〜N30を出力するためのスイッチ532がすべてオンになる。
【0059】
イニシャライズ信号INIが供給されると、シフト用ユニットD1のトランスファゲートがオンになり、出力端子DからHレベルの信号が出力される。シフト用ユニットD1以外のシフト用ユニットの出力端子DはLレベルのままである。その結果、バイナリ遅延制御信号のうちN1〜N16はHレベル、N17〜N30はLレベルとなり、第1の遅延制御回路17へ供給される。この場合、第1の遅延制御回路17のNOR 回路431-17の出力側の遅延制御信号φE-17がHレベルとなり(図9には記載されていない) 、遅延制御信号φE-17に対応する遅延量が可変遅延回路11,13に設定される。
【0060】
位相比較1回目(時刻t3)
遅延制御信号φE-17が選択された後、この例では、位相比較回路での比較結果としてカウントアップ信号φSSが入力される。このとき、信号φSSが入力端子Bに入力され且つ入力端子AにHレベル信号が入力されているシフト用ユニットD3の出力端子Dが、Hレベルとなる。その直後にパルス信号R1が供給されてシフト用ユニットD1の出力端子DがリセットされLレベルとなる。
【0061】
この時点で、出力端子DがHレベルになるのはシフト用ユニットD3だけなので、バイナリ遅延制御信号のうちN1〜N24 はHレベル、N25 〜N30 はLレベルとなり、第1の遅延制御回路17へ供給される。この場合、第1の遅延制御回路17のNOR 回路431-25の出力の遅延制御信号φE-25がHレベルとなり(図9には記載されていない) 、遅延制御信号φE-25に対応する遅延量が、可変遅延回路11,13に設定される。
【0062】
位相比較2回目(時刻t4)
遅延制御信号φE-25が選択された後、この例では、位相比較回路での比較結果としてカウントダウン信号φRRが入力される。このとき、信号φRRが入力端子Bに入力され且つ入力端子AにHレベル信号が入力されているシフト用ユニットD6の出力端子DがHレベルとなる。その直後にパルス信号R2が供給されてシフト用ユニットD3の出力端子DがリセットされLレベルとなる。
【0063】
この時点で、出力端子DがHレベルになるのはシフト用ユニットD6だけなので、バイナリ遅延制御信号のうちN1〜N20 はHレベル、N21 〜N30 はLレベルとなり、第1の遅延制御回路17へ供給される。この場合、第1の遅延制御回路17のNOR 回路431-21の出力の遅延制御信号φE-21がHレベルとなり(図9には記載されていない) 、遅延制御信号φE-21に対応する遅延量が可変遅延回路11,13に設定される。
【0064】
位相比較3回目(時刻t5)
遅延制御信号φE-21が選択された後、この例では、位相比較回路での比較結果としてカウントアップ信号φSSが入力される。このとき、信号φSSが入力端子Bに入力され且つ入力端子AにHレベル信号が入力されているシフト用ユニットD13の出力端子DがHレベルとなる。その直後にパルス信号R1が供給されてシフト用ユニットD6の出力端子DがリセットされLレベルとなる。
【0065】
この時点で出力端子DがHレベルになるのはシフト用ユニットD13だけなので、バイナリ遅延制御信号のうちN1〜N22 はHレベル、N23 〜N30 はLレベルとなり、第1の遅延制御回路17へ供給される。この場合、第1の遅延制御回路17のNOR 回路431-23の出力の遅延制御信号φE-23がHレベルとなり(図9には記載されていない) 、遅延制御信号φE-23に対応する遅延量が可変遅延回路11,13に設定される。
【0066】
遅延制御回路の切り換えとその後(時刻t6)
電源投入またはスタンバイモードからの復帰後に、位相比較結果信号φSS, φRRが位相比較回路から供給されバイナリシフト方式の遅延量調整が3回行われると、ゲート信号GATEはLレベルになり、第2の遅延制御回路18から第1の遅延制御回路17へバイナリ遅延制御信号N1〜N30を出力するためのスイッチ532がオフになる。また、第1の遅延制御回路17に供給されるゲート信号GATEの反転信号はHレベルとなる。このため、可変遅延回路11,13の遅延量を制御する回路が、第2の遅延制御回路18から第1の遅延制御回路17へ切り換わる。その後の遅延量制御は、第1の遅延制御回路17(図9)のシングルシフト方式となる。
【0067】
電源投入またはスタンバイモードからの復帰後にバイナリシフト方式の遅延量制御を3回行った時点で、遅延制御信号φE-23が既に選択されているので、ロックオンに必要な遅延量のポイントである遅延制御信号φE-24に設定するためには、シングルシフト方式の遅延量制御をあと1回行えばよいことになる。したがって、図13に示される通り、時刻t6において、シングルシフト方式で遅延制御信号がφE-23からφE-24にシフトして、ロックオン状態となる。つまり、電源投入またはスタンバイモードからの復帰後からロックオンするまでに行う位相比較の回数は、従来例のシングルシフト方式のみでは23回であるのに対し、本実施の形態例では4回で済み、ロックオン時間を大幅に短縮することができる。
【0068】
第2の実施の形態例
図14は、第2の実施の形態例のDLL回路を示す概略図である。図2の第1の実施の形態例に対応する部分には同じ引用番号を与えた。第1の実施の形態例と異なる部分を説明すると、第2の実施の形態例では、通常動作時(第1の動作期間)は、位相比較回路16が位相比較結果信号UP1,DOWN1を第1の遅延制御回路26に供給し、第1の遅延制御回路36は、シングルシフト方式の遅延制御信号Q0〜Q4を生成する。また、電源投入時やスタンバイモードからの復帰時の所定期間(第2の動作期間)は、位相比較回路16が位相比較結果信号UP2,DOWN2を第2の遅延制御回路27に供給し、第2の遅延制御回路27は、バイナリシフト方式の遅延制御信号S0,R0〜S4,R4を生成し、それに対応する遅延制御信号Q0〜Q4が可変遅延回路11,13に供給される。
【0069】
第2の実施の形態例では、電源投入時やスタンバイモードからの復帰時に生成されるリセット信号φR は、位相比較回路16に供給され、第2の動作期間中のバイナリシフト方式による遅延設定が終了すると、第2の遅延制御回路18からシフトエンド信号QEが生成され、位相比較回路16に供給され、第1の動作期間に移行される。
【0070】
図15は、第2の実施の形態例の位相比較回路16の概略図である。図15の例では、第1のクロックc−clkとそれを遅延させた第2のクロックd−i−clkとを比較する位相比較部20と、それから生成される信号φa 〜φe を供給され、位相比較結果信号φSO〜φREを生成する位相比較結果出力部21と、位相比較結果信号φSO〜φREを供給され、それらから位相比較結果信号UP1,DOWN1及びUP2,DOWN2をそれぞれ第1の遅延制御回路26と第2の遅延制御回路27に適宜供給する遅延制御回路切り換え部25とを有する。
【0071】
位相比較部20は、第1の実施の形態例と同様に図5に示された回路構成である。また、位相比較出力部21は、第1の実施の形態例と同様に図7に示された回路構成である。遅延制御切り換え部25と、第1の遅延制御回路26と、第2の遅延制御回路27については、以下に詳述する。
【0072】
図15の位相比較回路16では、通常動作開始時にリセット信号φR が遅延制御回路切り換え部25に供給され、第2の遅延制御回路27に位相比較結果信号UP2,DOWN2が供給される。第2の遅延制御回路27が遅延量設定動作を終了してシフトエンド信号QEを生成するか、位相比較部20がロックオンしたことを示すロックオン信号JSTを生成するかすると、遅延制御回路切り換え部25は、位相比較結果信号UP1,DOWN1を第1の遅延制御回路26に供給する。尚、第2の実施の形態例では、リセット信号φR は、第1の実施の形態例と異なり、Hレベルのパルス信号である。
【0073】
図16は、遅延制御回路切り換え部25の回路図である。この回路では、位相比較出力部21からカウントアップ信号φSO, φSEが入力された時は、NORゲート540とインバータ541により、信号UPが生成され、カウントダウン信号φRO, φREが入力された時は、信号DOWNが生成される。これらの信号は、NANDゲート552〜555及びインバータ556〜559を介して、第1の遅延制御回路26または第2の遅延制御制御回路27に供給される。
【0074】
電源投入時またはスタンバイモードからの復帰時にHレベルパルスのリセット信号φR が供給されると、インバータ544によりPチャネルトランジスタ545が導通する。その時、シフトエンド信号QEはLレベルである。このときロックオン信号JSTはLレベルなので、Nチャネルトランジスタ548はオフになり、ノードN31はHレベルとなる。この状態が、インバータ549,550によりラッチされる。それに伴いノードN32がLレベルになるため、第1の遅延制御回路26に供給されるUP1 信号およびDOWN1 信号は常にLレベルとなる。また、ノードN33はHレベルになるため、第2の遅延制御回路27には、位相比較結果信号として有効な信号UP2または信号DOWN2が供給され、バイナリシフト方式による位相調整が行われる。
【0075】
バイナリシフト方式による位相調整が終了すると、シフトエンド信号QEがHレベルとなり、Nチャネルトランジスタ548が導通する。この時リセット信号φR はLレベルなので、Pチャネルトランジスタ545はオフとなり、ノードN31がLレベルになり、インバータ549,550のラッチ状態を反転する。それに伴いノードN33がLレベルになるため、第2の遅延制御回路27に供給される信号UP2 および信号DOWN2 は常にLレベルとなる。また、ノードN32はHレベルになるため、第1の遅延制御回路26には位相比較結果信号として有効な信号UP1または信号DOWN1が供給され、シングルシフト方式による位相調整に切り換わる。
【0076】
バイナリシフト方式による位相調整が終了する前にロックオン信号JSTが発生した場合も、Pチャネルトランジスタ548がオンとなり、ノードN31がLレベルになる。そして、バイナリシフト方式による位相調整が終了した場合と同様に、シングルシフト方式による位相調整に切り換わる。
【0077】
図17は、第2の実施の形態例における可変遅延回路11,13と第1の遅延制御回路26を示す回路図である。
【0078】
可変遅延回路11,13は、5つの遅延ユニット570〜574と、その間に設けられたスイッチユニット575〜579で構成される。遅延ユニットは、図中の破線内に示される通り、インバータ580、581、抵抗RおよびコンデンサCから構成される。各遅延ユニットの遅延量は、ユニット内の抵抗値Rまたはコンデンサの容量Cを変えることにより、遅延ユニット570から574に向かって、その遅延量がτ、2τ、…、16τのように2の累乗に設定される。
【0079】
各遅延ユニット間のスイッチユニット575〜579には、第1の遅延制御回路26からの制御信号Q0〜Q4が供給される。各スイッチユニットは、図中破線内に示される通り、インバータ584とCMOSトランスファーゲート582,583で構成され、制御信号Q0〜Q4の設定により、スイッチユニットに対応する遅延ユニットを介してクロック信号c-clk が伝播するかどうかが決まる。例えば、制御信号Q4がHレベルのときは、クロック信号c-clk は16τ遅延ユニット570を介して伝播し、Lレベルのときは16τ遅延ユニット570を介さずに伝播する。
【0080】
Hレベルの制御信号Q0〜Q4に対応する遅延ユニットの遅延量の合計が、可変遅延回路11,13の遅延量となる。この遅延量は、制御信号Q0〜Q4の信号レベルの配列を、バイナリ・カウンタとみなした時のカウンタ値に相当する。例えば、制御信号Q1,Q0がHレベルのとき、カウンタ値は00011 で可変遅延回路11,13の遅延量は3τ(=21 τ+20 τ) となり、Q4,Q2,Q0がHレベルのとき、カウンタ値は10101 で可変遅延回路11,13の遅延量は21τ(=24 τ+22 τ+20 τ) となる。
【0081】
第1の遅延制御回路26は、5ビットのUp/Down カウンタ590で構成される。このカウンタ590には、位相比較回路からのカウントアップ信号UP1とカウントダウン信号DOWN1、または第2の遅延制御回路27からの遅延セット信号S0〜S4と遅延リセット信号R0〜R4に基づいて、遅延制御信号Q0〜Q4を生成し、可変遅延回路11,13のスイッチユニット575〜570に供給する。
【0082】
図18は、カウンタ590の動作を示す図である。通常動作時(第1の動作期間)には、カウントアップ信号UP1 とカウントダウン信号DOWN1 が位相比較回路から供給される。信号UP1 が供給される場合は、図18中に示されるように遅延制御信号Q0〜Q4から成るカウンタ値がカウントアップし、可変遅延回路11,13の遅延量を1τずつ増加させる。信号DOWN1 が供給される場合は、同様に遅延制御信号Q0〜Q4から成るカウンタ値がカウントダウンし、可変遅延回路11,13の遅延量を1τずつ減少させる。このように、信号UP1 と信号DOWN1 により、可変遅延回路11,13の遅延量はシングルシフト方式で調整される。
【0083】
電源投入時またはスタンバイモードからの復帰時には、前述の通り、信号UP1 と信号DOUN1 の供給が停止し、第2の遅延制御回路27から遅延セット信号S0〜S4と遅延リセット信号R0〜R4が供給される。遅延セット信号が発生すると、対応する遅延制御信号Q0〜Q4がHレベルに設定され、遅延リセット信号が発生すると、対応する遅延制御信号Q0〜Q4がLレベルに設定される。この場合、後述するように、可変遅延回路11,13の遅延量はバイナリシフト方式で調整される。即ち、遅延セット、リセット信号が、バイナリ遅延制御信号に該当し、それにより遅延制御信号Q0〜Q4が設定される。
【0084】
図19は、第2の遅延制御回路27の回路図である。また、図20は、第2の遅延制御回路27の動作波形図である。第2の遅延制御回路27は、5ビットのシフトレジスタ600と、その5ビット出力Q10〜Q14が供給されるNANDゲート610〜618及びその出力が供給されるインバータあるいはNANDゲート620〜628の遅延セット信号Sn、遅延リセット信号Rnを生成する回路とで構成される。これらの信号Sn,Rnは、図17に示した通り、第1の遅延制御回路26内のバイナリ・カウンタ590のそれぞれのビットに供給される。電源投入時またはスタンバイモードからの復帰時には、可変遅延回路11,13の遅延量は、これらの信号Sn,Rn(バイナリ遅延制御信号)に基づいて制御される。
【0085】
図20にしたがって、第2の遅延制御回路27の第2の動作期間での動作を説明する。
【0086】
初期値設定(タイミングT1)
電源投入時またはスタンバイモードからの復帰時(第2の動作期間)には、Hレベルパルスのリセット信号φR が供給され、シフトレジスタ600がリセットされて、その出力Q10〜Q13およびシフトエンド信号QEはLレベル、最上位の出力Q14はHレベルにそれぞれ設定される。また、インバータ619とNANDゲート620,622,624,626により、リセット信号φR に同期して、遅延リセット信号R0〜R3および遅延セット信号S4がHレベルのパルス信号となる。
【0087】
リセット信号φR の供給直後(図20中タイミングT1) は、位相比較回路20から供給される位相比較結果信号であるカウントアップ信号UP2 およびカウントダウン信号DOWN2 はともにLレベルであるため、NANDゲート618とインバータ628により、遅延リセット信号R4はLレベルに設定される。またノードN100もLレベルとなるため、NANDゲート611,613,615,617により、遅延セット信号S0〜S3はLレベルに設定される。
【0088】
以上のように設定された遅延セット信号S0〜S4および遅延リセット信号R0〜R4が第1の遅延制御回路26に供給される。このとき第1の遅延制御回路26からの制御信号でHレベルに設定されるのは遅延制御信号Q4で、カウンタ590のカウンタ値は10000 となる。したがって、タイミングT1において可変遅延回路11,13に設定される遅延量は、16τ(=24 τ) となる。この値は、可変遅延回路11,13の最大遅延量の31τ(=24 τ+23 τ+22 τ+21 τ+20 τ) の約1/2に相当する。
【0089】
位相比較動作(位相比較1、タイミングT2)
以後の位相比較動作において、信号UP2,DOWN2に応答して、逐次下位の桁に対応する遅延セット信号SnがHレベルパルスとなり、信号DOWN2に応答して、その上位桁に対応する遅延リセット信号Rn+1がLレベルに戻される。
【0090】
先ず、最初の位相比較1の結果が、カウントアップ信号UP2 として入力される。これに伴い、ノードN100にパルス信号が発生し、遅延セット信号S0〜S3を生成するNANDゲート611,613,615,617およびシフトレジスタ600に供給される。パルス信号N100が発生した時点で、Hレベルに設定されているシフトレジスタ出力はQ14であるため、NANDゲート617とインバータ627により、その次の桁に対応する遅延セット信号S3にHレベルのパルス信号が発生する。また、ノードN100のパルス信号の立ち下がりエッジに同期して、シフトレジスタ出力Q14がLレベルに、出力Q13がHレベルに設定される。
【0091】
以上のように設定された遅延セット信号S0〜S4および遅延リセット信号R0〜R4が第1の遅延制御回路26に供給される。このとき第1の遅延制御回路26からの遅延制御信号でHレベルに設定されているのは信号Q4,Q3で、カウンタ値は11000 となる。したがって、タイミングT2において、可変遅延回路11,13に設定される遅延量は、24τ(=24 τ+23 τ) となる。この値は、可変遅延回路の最大遅延量の約3/4(=1/2+1/4) に相当する。
【0092】
位相比較動作(位相比較2、タイミングT3)
次の位相比較2の結果が、カウントダウン信号DOWN2 として入力される。これに伴い、ノードN100にパルス信号が発生し、遅延セット信号S0〜S3を生成するNANDゲート611,613,615,617およびシフトレジスタ600に供給される。パルス信号N100が発生した時点で、Hレベルに設定されているシフトレジスタ出力はQ13であるため、NANDゲート615とインバータ625により、その次の桁に対応する遅延セット信号S2にHレベルのパルス信号が発生する。また、ノードN100のパルス信号の立ち下がりエッジに同期して、シフトレジスタ出力Q13がLレベルに、Q12がHレベルに設定される。
【0093】
カウントダウン信号DOWN2 は遅延リセット信号R0〜R4を生成するNANDゲート610,612,614,616,618にも入力される。カウントダウン信号DOWN2 が入力された時点で、Hレベルに設定されているシフトレジスタ出力はQ13であるため、NANDゲート616,626により、遅延リセット信号R3にHレベルのパルス信号が発生する。その結果、カウンタ590の出力Q3がLレベル(0値)に戻される。
【0094】
以上のように、設定された信号S0〜S4および信号R0〜R4が第1の遅延制御回路26に供給される。このとき第1の遅延制御回路26からの制御信号でHレベルに設定されているのはQ4,Q2で、カウンタ値は10100 となる。したがって、タイミングT3において、可変遅延回路11,13に設定される遅延量は、20τ(=24 τ+22 τ) となる。この値は、可変遅延回路11,13の最大遅延量の約5/8(=3/4-1/8)に相当する。
【0095】
以降の位相比較動作(位相比較3,4,5、タイミングT4,T5,T6)
位相比較1と2と同様に、カウントアップ信号UP2 またはカウントダウン信号DOWN2 の供給に伴いノードN100にパルス信号が発生する。そのパルス信号の立ち下がりエッジに同期して、Hレベルに設定されるシフトレジスタ出力がQ12からQ10へ順次移動し、最後に出力QEからシフトエンド信号QEが発生して位相比較回路内の遅延制御回路切り換え部25に供給される。
【0096】
Hレベルに設定されたシフトレジスタ600の出力が、Q12からQ10へ移動することにより、遅延セット信号S1〜S0から順次パルス信号が発生する。また、カウントダウン信号が供給された場合は、Hレベルに設定されたシフトレジスタ出力に対応する遅延リセット信号R0が発生する。それに基づいて第1の遅延制御回路26からの遅延制御信号Q4〜Q0のレベルが設定され、可変遅延回路11,13の遅延量がバイナリシフト方式により制御される。
【0097】
5ビット分の遅延制御信号Q4〜Q0の設定が終了すると、シフトエンド信号QEが生成され、後述するように、信号UP2 ・DOWN2 の第2の遅延制御回路27への供給が停止して、 可変遅延回路11,13の遅延量を制御する回路が、第2の遅延制御回路27から第1の遅延制御回路26に切り換わる。位相比較回路にてロックオン信号JSTが発生した場合も同様に、第1の遅延制御回路26に切り替わる。
【0098】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、電源が投入された時やパワーダウンモード状態から復帰した時などの、DLL回路が通常動作を開始した時の第2の動作期間は、クロックの位相比較結果による遅延量の設定をバイナリ単位で変更設定し、その後の通常動作時(第1の動作期間)は、クロックの位相比較結果による遅延量の設定を可変遅延回路の最小遅延単位で変更設定する。したがって、通常動作を開始してからの所定期間(第2の動作期間)の間に、ロックオンされる遅延量にあるいはそれに近い遅延量に設定することができ、ロックオンまでの時間を短くすることができる。そして、通常動作時(第1の動作期間)には、遅延量を最小遅延単位でシフトするので、DLL回路の動作を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDLL回路の例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例のDLL回路を示す概略図である。
【図3】位相比較回路16を示す図である。
【図4】可変遅延回路11,13の例を示す図である。
【図5】位相比較回路16内の位相比較部20の回路図である。
【図6】位相比較部の動作を示す波形図である。
【図7】位相比較回路16の第1の位相比較出力部21の回路図である。
【図8】位相比較出力部21の動作を示す波形図である。
【図9】第1の遅延制御回路17の一部の構成を示す回路図である。
【図10】位相比較回路の第2の位相比較出力部22の回路図である。
【図11】位相比較出力部22の動作を示す波形図である。
【図12】第2の遅延制御回路18の回路図である。
【図13】第2の遅延制御回路18の動作を示す波形図である。
【図14】第2の実施の形態例のDLL回路を示す概略図である。
【図15】第2の実施の形態例の位相比較回路16の概略図である。
【図16】遅延制御回路切り換え部25の回路図である。
【図17】第2の実施の形態例における可変遅延回路11,13と第1の遅延制御回路26を示す回路図である。
【図18】カウンタ590の動作を示す図である。
【図19】第2の遅延制御回路27の回路図である。
【図20】第2の遅延制御回路27の動作波形図である。
【符号の説明】
11,13 可変遅延回路
16 位相比較回路
17 第1の遅延制御回路
18 第2の遅延制御回路
c−clk 第1のクロック
d−iーclk 第2のクロック
φSO〜φRE 位相比較結果信号
φSS、φRR 位相比較結果信号
φE-1 〜φE-32 遅延制御信号
GATE ゲート信号
Claims (11)
- 第1のクロックを遅延させて、該第1のクロックと所定の位相関係を有する制御クロックを生成するDLL回路において、
複数の最小遅延単位ゲートをシリアルに接続し、前記第1のクロックを可変遅延する可変遅延回路と、
前記可変遅延回路の出力を所定時間遅延して生成される第2のクロックと、前記第1のクロックとの位相を比較し、前記第1及び第2のクロックの位相関係に応じた位相比較結果信号を生成する位相比較回路と、
前記位相比較結果信号に応答して、前記可変遅延回路にその遅延量を制御する遅延制御信号を供給する遅延制御回路とを有し、
前記遅延制御回路は、前記DLL回路の第1の動作期間に、前記最小遅延単位ゲートの接続個数を1の単位で増減させて前記可変遅延回路の遅延量を最小遅延量単位で変更するシングル遅延制御信号を生成し、前記DLL回路の前記第1の動作期間と異なる第2の動作期間に、前記最小遅延単位ゲートの接続個数をバイナリ単位で増減させて前記可変遅延回路の遅延量をバイナリ単位で変更するバイナリ遅延制御信号を生成することを特徴とするDLL回路。 - 請求項1において、
前記遅延制御回路は、
前記第1の動作期間において活性化され、前記シングル遅延制御信号を生成する第1の遅延制御回路と、
前記第2の動作期間において活性化され、前記バイナリ遅延制御信号を生成する第2の遅延制御回路とを有することを特徴とするDLL回路。 - 請求項1において、
前記可変遅延回路は、前記遅延制御信号により、前記第1のクロックが通過する前記最小遅延単位ゲート数が可変設定され、
前記シングル遅延制御信号により生成される遅延制御信号により、前記可変遅延回路内の前記最小遅延単位ゲート数が1の単位で変更され、前記バイナリ遅延制御信号より生成される遅延制御信号により、前記可変遅延回路内の前記最小遅延単位ゲート数が、全体の1/2に、その後1/4または3/4に、....、その後(21 ー1)/2n 〜(2n ー1)/2n (但し分子は奇数)のいずれかに次々に変更されることを特徴とするDLL回路。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記第2の動作期間は、前記DLL回路の通常動作開始時の期間であり、前記第1の動作期間は、前記第2の動作期間後の通常動作時の期間であることを特徴とするDLL回路。
- 請求項4において、前記第2の動作期間において、前記位相比較回路は所定回数の位相比較動作を行い、前記所定回数の位相比較動作後に前記第1の動作期間に移行することを特徴とするDLL回路。
- 請求項5において、更に、前記第2の動作期間中に、前記位相比較回路が前記第1及び第2のクロックの位相が一致したことを検出した後に前記第1の動作期間に移行することを特徴とするDLL回路。
- 第1のクロックを遅延させて、該第1のクロックと所定の位相関係を有する制御クロックを生成するDLL回路において、
複数の最小遅延単位ゲートをシリアルに接続し、前記第1のクロックを可変遅延する可変遅延回路と、
前記可変遅延回路から出力されるクロックを所定時間遅延して生成される第2のクロックと、前記第1のクロックとの位相を比較し、前記第1及び第2のクロックの位相関係に応じた位相比較結果信号を生成する位相比較回路と、
前記位相比較結果信号に応答して、前記第1及び第2のクロックの位相が一致する様に、前記可変遅延回路にその遅延量を制御する遅延制御信号を供給する遅延制御回路とを有し、
前記遅延制御回路は、前記DLL回路の通常動作開始期間または通常動作再開期間以外の通常動作期間に活性化され、前記最小遅延単位ゲートの接続個数を1の単位で増減させて前記可変遅延回路の遅延量を最小遅延量単位で変更するシングル遅延制御信号を生成する第1の遅延制御回路と、前記DLL回路の前記通常動作開始期間または通常動作再開期間に活性化され、前記最小遅延単位ゲートの接続個数をバイナリ単位で増減させて前記可変遅延回路の遅延量をバイナリ単位で変更するバイナリ遅延制御信号を生成する第2の遅延制御回路とを有し、
前記第2の遅延制御回路は、前記通常動作開始または通常動作再開後に前記位相比較回路が生成する所定回数の位相比較結果信号に応答して、前記バイナリ遅延制御信号を生成し、前記第1の遅延制御回路は、前記通常動作期間に前記位相比較回路が生成する位相比較結果信号に応答して、前記シングル遅延制御信号を生成することを特徴とするDLL回路。 - 請求項7において、前記位相比較回路は、前記通常動作開始または通常動作再開後に前記第2の遅延制御回路を活性化し、前記通常動作期間に前記第1の遅延制御回路を活性化する活性化信号を、前記第1及び第2の遅延制御回路に供給することを特徴とするDLL回路。
- 請求項7または8において、
前記可変遅延回路は、前記遅延制御信号により、前記第1のクロックが通過する前記最小遅延単位ゲート数が可変設定され、
前記第1の遅延制御回路は、前記位相比較結果信号に応答して、前記通過する前記最小遅延単位ゲート数を、前記最小遅延量単位で変更する前記シングル遅延制御信号を生成し、
前記第2の遅延制御回路は、前記位相比較結果信号に応答して、前記通過する前記最小遅延単位ゲートの遅延量が、全体の遅延量の1/2に、その後1/4または3/4に、....、その後(21 ー1)/2n 〜(2n ー1)/2n (但し分子は奇数)のいずれかにそれぞれなる様に、前記通過する前記最小遅延単位ゲート数を次々に変更する前記バイナリ遅延制御信号を生成することを特徴とするDLL回路。 - 請求項7または8において、
前記遅延制御信号は、前記可変遅延回路の小さい遅延量から大きい遅延量に対応した複数の制御信号を有し、
前記第2の遅延制御回路は、活性化レベルの制御信号を出力する第1層のユニット回路と、前記第1層のユニット回路が出力する活性化レベルの制御信号をそれぞれ出力する2個の第2層のユニット回路と、第(N−1)層のユニット回路が出力する活性化レベルの制御信号をそれぞれ出力する2N-1 個の第N層のユニット回路(Nは3以上の整数)とを有し、前記位相比較結果信号に応答して、順次、前記各層のユニット回路内のいずれかのユニット回路の出力を活性化し、前記活性化レベルの制御信号に従って前記バイナリ遅延制御信号を生成することを特徴とするDLL回路。 - 請求項7において、前記位相比較回路は、前記通常動作開始または通常動作再開後に前記第2の遅延制御回路に有効な前記位相比較結果信号を供給し、前記通常動作期間に前記第1の遅延制御回路に有効な前記位相比較結果信号を供給することを特徴とするDLL回路。
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