JPH11355131A - Dll回路 - Google Patents

Dll回路

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JPH11355131A
JPH11355131A JP10163379A JP16337998A JPH11355131A JP H11355131 A JPH11355131 A JP H11355131A JP 10163379 A JP10163379 A JP 10163379A JP 16337998 A JP16337998 A JP 16337998A JP H11355131 A JPH11355131 A JP H11355131A
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康郎 松崎
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正夫 中野
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康宏 藤井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】DLL回路の通常動作開始前の、ロックオン状
態になるまでの位相比較回数を少なくする。 【解決手段】クロックCLKが入力バッファ10で取り
込まれ、第1のクロックc−clkが出力され、可変遅
延回路11,13と位相比較回路16に供給される。そ
して、可変遅延回路13から出力されるクロックc−c
lk2が、ダミーデータ出力バッファ14とダミー入力
バッファ15を通過して、第2のクロックd−i−cl
kとして、位相比較回路16に供給される。これらの第
1及び第2のクロックの位相差が、位相比較回路16で
検出され、位相比較信号φSO〜φRE及びφSS,φRRが出
力される。これらの位相比較結果信号に応じて、第1及
び第2の遅延制御回路17,18が、可変遅延回路1
1,13に遅延制御信号φE-1〜φE-32を供給する。そ
の結果、第1及び第2のクロックの位相が一致する様
に、可変遅延回路11,13の遅延量が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、供給されるクロッ
クを遅延させ、そのクロックの位相と所定の関係の位相
を有するクロックを自動的に生成するディレー・ロック
ド・ループ(Delay Locked Loop,以下単にDLL)回路
に関し、特に、通常動作開始時においてロック状態に達
するまでの時間を短くすることができるDLL回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のDLL回路の例を示す図
である。図1のDLL回路は、外部から供給される外部
クロックCLKの位相に同期したタイミングでデータ出
力Dout を出力する為の、制御クロックc−clk1を
生成する。そのために、第1のクロックc−clkとそ
れを所定量だけ遅延させたディレー・ロックド・ループ
による回路を形成し、そのループ回路でタイミングを調
整し、それにより生成される遅延制御信号φE により、
可変遅延回路11の遅延量を調整する。
【0003】図1のDLL回路において、外部から供給
されるクロック信号CLKは、入力バッファ10を介し
て内部の第1のクロック信号c−clkとなる。その第
1のクロック信号c−clkは、可変遅延回路11およ
び可変遅延回路13にそれぞれ供給されると共に、位相
比較回路17にも第1のクロック入力として供給され
る。可変遅延回路13に入力されたクロック信号は、ダ
ミーデータ出力バッファ14およびダミー入力バッファ
15を介して、位相比較回路16に第2のクロック入力
として供給される。即ち、ダミー入力バッファ15の出
力が第2のクロック信号d−i−clkである。位相比
較回路16は、第1及び第2のクロック信号の位相を比
較し、比較結果を遅延制御回路17に出力する。遅延制
御回路17は、可変遅延回路11および可変遅延回路1
3の遅延量を位相比較結果に基づいて調整する。そし
て、可変遅延回路11に入力されたクロック信号c−c
lkは、遅延制御回路17によって調整された遅延量を
与えられた後、制御クロックc−clk1としてデータ
出力バッファ12に供給される。データ出力バッファ1
2は、供給された制御クロック信号c−clk1に同期
して、データDATAをとりこみ、データ出力Dout を
外部に出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、外部ク
ロック信号CLKから生成された内部クロック信号c−
clkとダミー内部クロック信号d−i−clkの位相
差が、例えば360度(クロックの位相一致状態)にな
ってロックオンするまで、可変遅延回路11,13の遅
延量を一段ずつシフトする。かかる遅延量のシングルシ
フト方式は、通常のアクティブ動作状態では電源電圧や
周囲温度の変化によるクロック周期の変動は小さいの
で、最小遅延単位づつシフトさせる方式でも問題はな
い。むしろ、クロック周期の変動が小さいので、最小遅
延単位づつシフトさせるシングルシフト方式のほうが、
より安定的に位相の調整を行うことができる。
【0005】しかしながら、電源投入時の動作開始時や
スタンバイモードから復帰した動作再開時の場合には、
可変遅延回路11,13を、DLL回路がロックオンす
るために必要な遅延量に設定するまで時間がかかり、こ
のDLL回路を内蔵するメモリデバイスにおいては、書
き込みや読み出し等の実際の動作を開始するまでの時間
の増大につながる。
【0006】例えば、DLL回路を内蔵するデバイスへ
の電源投入時には、可変遅延回路11,13の遅延量を
初期状態にリセットしてから、その遅延量の調整を行
う。そのため、DLL回路がロックオンするまでの時間
が長くなる可能性がある。特に、ロックオンするための
遅延量が、上記リセット時の遅延量より大きく離れてい
ると、上記のロックオンするまでの時間は長くなる。
【0007】また、DLL回路を内蔵するデバイスがス
タンバイモードから復帰して再開する時については、ス
タンバイモードでは、消費電力を削減するためにクロッ
ク周波数を低くしたり電源電圧を下げたりするので、可
変遅延回路11,13の遅延量は、通常のアクティブ状
態で設定される遅延量から大きくはずれている。そのた
め、スタンバイモードからの復帰時における通常動作開
始期間において、DLL回路がロックオンするまでの時
間が長くなる。
【0008】そこで、本発明の目的は、DLL回路の通
常動作開始時またはスタンバイモードから復帰して通常
動作再開時において、ロックオンするまでの時間を短く
することができるDLL回路を提供することにある。
【0009】更に、本発明の目的は、DLL回路がロッ
クはずれした状態からロックオン状態までの時間を短く
することができるDLL回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に、本発明は、第1のクロックを遅延させて、該第1の
クロックと所定の位相関係を有する制御クロックを生成
するDLL回路において、前記第1のクロックを可変遅
延する可変遅延回路と、前記可変遅延回路の出力を所定
時間遅延して生成される第2のクロックと、前記第1の
クロックとの位相を比較し、前記第1及び第2のクロッ
クの位相関係に応じた位相比較結果信号を生成する位相
比較回路と、前記位相比較結果信号に応答して、前記可
変遅延回路にその遅延量を制御する遅延制御信号を供給
する遅延制御回路とを有し、前記遅延制御回路は、前記
DLL回路の第1の動作期間に、前記可変遅延回路の遅
延量を最小遅延量単位で変更するシングル遅延制御信号
を生成し、前記DLL回路の前記第1の動作期間と異な
る第2の動作期間に、前記可変遅延回路の遅延量をバイ
ナリ単位で変更するバイナリ遅延制御信号を生成するこ
とを特徴とする。
【0011】上記の発明によれば、第2の動作期間は、
バイナリシフト方式で遅延量を制御することで位相調整
を行うので、短時間でロックオン状態またはそれに近い
状態にすることができ、第1の動作期間は、シングルシ
フト方式で遅延量を制御することで位相調整を行うの
で、安定した動作を可能にする。
【0012】上記の本発明において、前記遅延制御回路
は、前記第1の動作期間において活性化され、前記シン
グル遅延制御信号を生成する第1の遅延制御回路と、前
記第2の動作期間において活性化され、前記バイナリ遅
延制御信号を生成する第2の遅延制御回路とを有するこ
とを特徴とする。
【0013】上記の発明によれば、遅延制御回路の第1
及び第2の遅延制御回路をそれぞれの動作期間において
活性化することで、バイナリシフト方式とシングルシフ
ト方式とを簡単に切り換えることが可能になる。
【0014】更に、上記の発明において、前記可変遅延
回路は、シリアルに接続された複数のゲートを有し、前
記遅延制御信号により、前記第1のクロックが通過する
ゲート数が可変設定され、前記シングル遅延制御信号に
より生成される遅延制御信号により、前記可変遅延回路
内のゲート数が前記最小遅延量単位で変更され、前記バ
イナリ遅延制御信号より生成される遅延制御信号によ
り、前記可変遅延回路内のゲート数が、全体の1/2
に、その後1/4または3/4に、....、その後(21
ー1)/2n 〜(2n ー1)/2n (但し分子は奇数)
のいずれかに次々に変更されることを特徴とする。
【0015】更に、上記の発明において、前記可変遅延
回路は、遅延量がバイナリに重み付けされた遅延ユニッ
トを複数有し、前記遅延制御信号により、前記第1のク
ロックが通過する遅延ユニットが可変選択され、前記シ
ングル遅延制御信号により生成される遅延制御信号によ
り、前記可変遅延回路内の遅延ユニットが前記最小遅延
量を有する遅延ユニットの単位で変更され、前記バイナ
リ遅延制御信号より生成される遅延制御信号により、前
記可遅延回路内の遅延ユニットが、全体の遅延量の1/
2に、その後1/4または3/4に、....、その後(2
1 ー1)/2n 〜(2n ー1)/2n (但し分子は奇
数)のいずれかになる様に、次々に変更されることを特
徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術
的範囲がその実施の形態に限定されるものではない。
【0017】第1の実施の形態例図2は、本発明の第1
の実施の形態例のDLL回路を示す概略図である。図1
の従来例に対応する部分には同じ引用番号を与えてい
る。図2のDLL回路では、供給されるクロックCLK
が入力バッファ10で取り込まれ、第1のクロックc−
clkが出力され、可変遅延回路11,13と位相比較
回路16に供給される。そして、可変遅延回路13から
出力されるクロックc−clk2が、ダミーデータ出力
バッファ14とダミー入力バッファ15を通過して、第
2のクロックd−i−clkとして、位相比較回路16
に供給される。
【0018】これらの第1及び第2のクロックの位相差
が、位相比較回路で検出され、位相比較結果信号φSO
φRE及びφSS、φRRを出力する。これらの位相比較結果
信号に応じて、第1及び第2の遅延制御回路17,18
が、可変遅延回路11,13にその遅延量を制御する遅
延制御信号φE-1 〜φE-32を供給する。第1のクロック
c−clkに比較して第2のクロックd−i−clkの
位相が進んでいる場合は、位相比較結果信号φSO、φSE
及びφSSが出力され、それに応じて遅延制御回路17,
18が、遅延量を増加する様な遅延制御信号φE-1 〜φ
E-32を供給する。また、第1のクロックc−clkに比
較して第2のクロックd−i−clkの位相が遅れてい
る場合は、位相比較結果信号φRO、φRE及びφRRが出力
され、それに応じて遅延制御回路17,18が、遅延量
を減少する様な遅延制御信号φE- 1 〜φE-32を供給す
る。その結果、第1及び第2のクロックの位相が一致す
る様に、可変遅延回路11,13の遅延量が制御され
る。
【0019】その結果、ダミーデータ出力バッファ14
の出力クロックc−clk3の位相は、供給されるクロ
ックCLKの位相と一致するように制御される。一方、
図示しないメモリセルからの読み出しデータDATA
が、制御クロックc−clk1に同期してデータ出力バ
ッファ12に取り込まれ、データ出力Dout として出力
される。そして、可変遅延回路11は、可変遅延回路1
3と同様に遅延量が制御されるので、データ出力Dout
の出力のタイミングが、供給クロックCLKの位相と一
致することになる。
【0020】また、必ずしも第1、第2のクロックの位
相が一致する様に制御される必要はなく、所定の位相関
係になるように制御されてもよい。
【0021】第1の実施の形態例は、第1及び第2の遅
延制御回路17,18が設けられる。そして、位相比較
回路16からのゲート信号GATEに応じて、通常動作
時の第1の動作期間では、第1の遅延制御回路17を活
性化する。また、電源投入時やスタンバイモードからの
復帰時の第2の動作期間期間では、第2の遅延制御回路
18を活性化する。そして、上記第1の動作期間(通常
動作時)では、第1の遅延制御回路17が、位相比較さ
れるたびに、可変遅延回路11,13の遅延量を最小遅
延単位でシフトする様に遅延制御信号φE-1 〜φE-32
出力する。また、上記の第2の動作期間(通常動作開始
時)では、第2の遅延制御回路18が、位相比較される
たびに、可変遅延回路11,13の遅延量を、全体の遅
延量の1/2に、その後1/4または3/4に、....、
その後(21 ー1)/2n 〜(2 n ー1)/2n (但し
分子は奇数)のいずれかにそれぞれなる様に、バイナリ
遅延制御信号N1〜N30を生成する。後述する通り、
このバイナリ遅延制御信号N1〜N30により、上記の
バイナリシフトを可能にする遅延制御信号φE-1 〜φ
E-32が出力される。
【0022】後述する詳細回路から明らかな通り、電源
を投入した時やスタンバイモードから復帰した場合は、
DLL回路のループ回路は、ロックオン状態からかなり
かけ離れた状態である。従って、そのような第2の動作
期間では、従来例と同様に可変遅延回路11,13の遅
延量を、位相比較されるたびに、最小遅延単位でシフト
する制御方法では、ロックオンするのに長時間を要す
る。そこで、かかる第2の動作期間では、リセット信号
φRの供給に応答して、ゲート信号GATEがHレベル
となり、第2の遅延制御回路18が活性化される。この
第2の遅延制御回路18により、可変遅延回路11,1
3の遅延制御が行われる。第2の遅延制御回路18によ
り、ここでの例では、3回、位相比較結果に応じて遅延
量の制御が行われると、インバータ19を介してHレベ
ルの反転ゲート信号が第1の遅延制御回路17に供給さ
れ、第2の遅延制御回路18から第1の遅延制御回路1
7に切り換わる。通常動作期間である第1の動作期間に
移行する。その第1の動作期間では、従来例と同様にし
て、第1の遅延制御回路17によるシングルシフト方式
の遅延量の制御が行われる。
【0023】尚、ここで通常動作とは、通常の周期のク
ロックCLKが供給され、それに応じた頻度で位相比較
を行って遅延量を設定するアクティブな動作状態をい
う。したがって、通常動作開始には、電源投入時やパワ
ーダウンモードで位相比較の頻度が低い状態から通常状
態に戻されて通常動作を開始した時などが含まれる。
【0024】図3は、位相比較回路16を示す図であ
る。位相比較回路16は、図3に示すように、第1のク
ロックc-clk とそれを遅延させた第2のクロックd-i-cl
k の位相を比較する位相比較部20、比較結果を第1の
遅延制御回路17に供給する第1の位相比較出力部2
1、および比較結果を第2の遅延制御回路18に供給す
る第2の位相比較出力部22を有する。電源投入時やス
タンバイモードからの復帰時に生成されるリセット信号
φRは、第2の位相比較出力部22に供給され、それに
応じて、ゲート信号GATEが、第2の遅延制御回路1
8に供給され、更に、その反転信号がインバータ19を
介して第1の遅延制御回路17に供給される。また、位
相比較部20は、両クロックc-clk 及びd-i-clk の位相
が一致したとき、位相一致信号JSTを生成し、第2の
位相比較出力部22に供給する。第2の位相結果出力部
22は、この位相一致信号JSTに応答して、第2の動
作期間中であっても強制的にゲート信号GATEをLレ
ベルにし、第1の遅延制御回路17を活性化し、第1の
動作期間に移行させる。
【0025】図4は、可変遅延回路11,13の例を示
す図である。この可変遅延回路は、入力クロックi−c
lkを遅延させて、出力クロックdll−clkを出力
する。可変遅延回路11,13は、複数のインバータ9
8〜112と、NANDゲート113〜128により、
図示される通り構成される。NANDゲート113〜1
20の一方の入力には、入力クロックi−clkを遅延
させたクロックが供給され、他方の入力には遅延制御信
号φE-1 〜φE-32が供給される。遅延制御信号φE-1
φE-32は、いずれか1つの信号がHレベルとなり、残り
の信号がLレベルとなる。
【0026】仮に、遅延制御信号φE-1 がHレベルとす
ると、他の遅延制御信号のLレベルにより、NANDゲ
ート113〜119の出力は全てHレベルとなる。その
結果、NANDゲート121〜127は全てLレベル、
インバータ102〜108は全てHレベルとなる。そこ
で、入力クロックi−clkは、4つのインバータ98
〜101と、NANDゲート120,128と、4つの
インバータ109〜112との合計10段のゲートの遅
延量をもって、出力クロックdll−clkとして出力
される。この状態が、遅延量が最小の状態である。
【0027】そして、Hレベルの遅延制御信号φE-1
φE-32が図中右側にシフトするたびに、NANDゲート
127及びインバータ108の2段のゲートの遅延量が
追加される。そして、遅延制御信号φE-32がHレベルに
なると、最大の遅延量となる。即ち、遅延制御信号φ
E-1 〜φE-32の内、Hレベルの遅延制御信号が右側に1
つずれると、NANDゲートとインバータの2段分の遅
延量が増加され、左側に1つずれると、同様の2段分の
遅延量が減少される。この2段分の遅延量が、シングル
シフト方式での最小遅延単位である。
【0028】図5は、位相比較回路16内の位相比較部
20の回路図である。また、図6は、位相比較部の動作
を示す波形図である。この位相比較部は、NANDゲー
ト199〜203及びインバータ215からなる部分に
おいて、第1のクロックc−clkと第2のクロックd
−i−clkとの位相関係を検出して、ノードn1〜n
4にその検出結果を生成する。両クロックの位相関係
は、図6の(A)に示される通り、第1のクロックc−
clkに比較して第2のクロックd−i−clkの位相
が進んでいる状態と、図6の(B)に示される通り、両
クロックの位相がほぼ一致している状態と、図6の
(C)に示される通り、第1のクロックc−clkに比
較して第2のクロックd−i−clkの位相が遅れてい
る状態とに分類される。
【0029】図6の(A)の状態の場合は、両クロック
がLレベルの状態では、ノードn1〜n4は全てHレベ
ルであり、その後、第2のクロックd−i−clkが先
にHレベルとなり、 n1=L、n2=H、n3=L、n4=H となる。その後、第1のクロックc−clkが遅れてH
レベルになっても、上記のノードn1〜n4の状態は変
化しない。NANDゲート198は、両クロックが共に
Hレベルになると出力をLレベルにし、その立ち下がり
エッジから所定の幅のHレベルパルスが、NORゲート
216から出力される。このHレベルパルスが、取り込
みパルスとしてNANDゲート204〜207に供給さ
れ、ノードn1〜n4の状態が、NANDゲート20
8,209からなるラッチ回路と、NANDゲート21
0,211からなるラッチ回路とにそれぞれ取り込まれ
る。従って、信号φb、φc、φd、φeは、図5の表
に示される通り、 φb=H、φc=L、φd=H、φe=L となる。
【0030】図6(B)の状態は、第1のクロックc−
clkに対して第2のクロックd−i−clkの位相
が、NANDゲート201とインバータ215の遅延時
間以内の範囲で遅れる場合である。その場合は、第1の
クロックc−clkが先にHレベルとなり、 n1=H、n2=L となり、更に、インバータ215の出力が第2のクロッ
クd−i−clkよりも後にHレベルとなり、 n3=L、n4=H となる。
【0031】従って、両クロックがHレベルになるタイ
ミングでラッチされ、信号φb、φc、φd、φeは、
図5の表に示される通り、 φb=L、φc=H、φd=H、φe=L となる。この場合は、位相が一致したことを意味するの
で、ANDゲート418の出力の位相一致信号JSTも
Hレベルを出力する。
【0032】図6(C)の状態では、第1のクロックc
−clkが先にHレベルとなり、 n1=H、n2=L、n3=H、n4=L となる。その後、第1のクロックc−clkが遅れてH
レベルになっても、上記のノードn1〜n4の状態は変
化しない。この状態が、両クロックがHレベルになるタ
イミングでラッチされ、信号φb、φc、φd、φe
は、図5の表に示される通り、 φb=L、φc=H、φd=L、φe=H となる。
【0033】図7は、位相比較回路16の第1の位相比
較出力部21の回路図である。また、図8は、その位相
比較出力部21の動作を示す波形図である。波形図の
(A),(B),(C)は、図5及び図6の(A),
(B),(C)にそれぞれ対応する。
【0034】位相比較出力部21は、両クロックの位相
比較のタイミングで生成されるタイミング信号φaの周
波数を2分の1に分周する分周回路21Aと、その分周
回路21Aからの出力のタイミングに応答して、両クロ
ックの位相関係に応じて生成された信号φb、φc、φ
d、φeに基づいて、位相比較結果信号φSO〜φREを出
力する出力回路21Bとから構成される。
【0035】2分の1分周回路21Aは、JKフリップ
フロップ構成であり、両クロックc−clk,d−i−
clkが共にHレベルになる時をNANDゲート189
(図5)で検出し、その検出パルスφa を2分の1分周
して、逆相のパルス信号n11とn12とを生成する。
検出パルスφa がゲート226,227に供給され、反
転検出パルス/φa がゲート222,223に供給さ
れ、ゲート228,229からなるラッチ回路と、ゲー
ト224,225からなるラッチ回路間で、反転信号を
転送する。その結果、2分の1分周された逆相のパルス
信号n11,n12が生成される。
【0036】出力回路21Bは、サンプリングラッチさ
れた信号φb、φc、φd、φeをデコードして、第1
のクロックc−clkの位相が第2のクロックd−i−
clkより遅れている時(状態(A))は、ダイオード
236の出力をHレベルにし、両クロックの位相が一致
している時(状態(B))は、ダイオード236と23
7の出力を共にLレベルにし、更に、第1のクロックc
−clkの位相が第2のクロックd−i−clkより進
んでいる時(状態(C))は、ダイオード237の出力
をHレベルにする。
【0037】従って、出力回路21Bは、NANDゲー
ト232〜235のデコード機能により、上記の状態
(A)の時は、NANDゲート232,233が、タイ
ミング信号n11,n12に応答して、第2のクロック
d−i−clkの位相を遅らせる様に、可変遅延回路1
3の遅延量を増加させる位相比較結果信号φSO、φ
SEを、交互にHレベルにする。即ち、図8(A)に示さ
れる通りである。また、上記の状態(B)の時は、出力
回路21Bは、図8(B)の如く、位相比較結果信号φ
SO〜φREを生成しない。更に、上記の状態(C)の時
は、図8(C)の如く、NANDゲート234,235
が、タイミング信号n11,n12に応答して、第2の
クロックd−i−clkの位相を進める様に、可変遅延
回路13の遅延量を減少させる位相比較結果信号φRO
φREを、交互にHレベルにする。
【0038】図9は、第1の遅延制御回路17の一部の
構成を示す回路図である。第1の遅延制御回路17は、
図3に示された通り、第1の位相比較出力部21からの
位相比較結果信号φSO〜φREに応答して、可変遅延回路
11,13の遅延量を最小遅延単位でシフトするシング
ル遅延制御信号(ノード5a−1〜ノード5a−6)を
生成し、NORゲート431−1〜431−3から遅延
制御信号φE-1 〜φE- 3 を出力する。図4に示した通
り、遅延制御信号φE-1 〜φE-32は、32ビットで構成
されるが、図9にはその最初の3ビット分だけが示され
る。
【0039】第1の遅延制御回路17は、位相比較結果
信号φSO、φSEによりHレベルの遅延制御信号φE を右
側にシフトし、可変遅延回路の遅延量を増加させ、位相
比較結果信号φRO、φREによりHレベルの遅延制御信号
φE を左側にシフトし可変遅延回路の遅延量を減少させ
る。
【0040】遅延制御回路の各段は、例えば1段目で
は、NANDゲート432−1とインバータ433−1
からなるラッチ回路をそれぞれ有する。また、位相比較
結果信号φSO〜φREによりラッチ回路432−1と43
3−1の状態を強制的に反転させるトランジスタ434
−1,436−1を有する。トランジスタ438−1,
439−1は、反転の対象外の場合にトランジスタ43
4−1,436−1によってはラッチ回路が反転されな
いようにする為に設けられる。2段目〜3段目の回路も
同様の構成である。これらのトランジスタは全てNチャ
ネル型である。
【0041】ゲート信号GATEがHレベルの時に、イ
ンバータ19によりNチャネルトランジスタ440−1
〜3,441−1〜3が全てオフとなり、第1の遅延制
御回路は非活性状態となる。また、ゲート信号GATE
がLレベルの時に、Nチャネルトランジスタ440−1
〜3,441−1〜3が全てオンとなり、第1の遅延制
御回路は活性状態となる。
【0042】今仮に、Lレベルパルスのリセット信号φ
R が印加されると、NANDゲート431−1〜3の出
力は全てHレベルとなり、インバータ433−1〜3の
出力は全てLレベルとなる。従って、ノード5a−2が
Lレベルとなり、NORゲート431−1の出力の遅延
制御信号φE-1 はHレベルとなる。また、ノード5a−
1,5a−3が共にHレベルであるので、それ以外の遅
延制御信号φE-2 、φ E-3 は全てLレベルとなる。即
ち、リセット信号φR に応答して、遅延制御信号φE-1
がHレベルとなり、可変遅延回路11,13は最小遅延
時間に制御される。
【0043】次に、位相比較が実行されると、両クロッ
クの位相関係に応じて、位相比較結果信号φSO〜φRE
いずれかがHレベルとなる。今仮に、位相比較結果信号
φSEがHレベルとなると、トランジスタ434−1が導
通し、ノード5a−1を強制的にLレベルに引き下げ
て、インバータ433−1の出力のノード5a−2を強
制的にHレベルに引き上げる。その結果、NORゲート
431−1の出力φE-1はLレベルとなる。また、ノー
ド5a−1と5a−4が共にLレベルであるので、NO
Rゲート431−2の出力φE-2 はHレベルとなる。そ
して、1段目と2段目のラッチ回路は、その状態を保持
する。更に、その後の位相比較により位相比較結果信号
φSOがHレベルになると、同様の動作により、ノード5
a−3と5a−6が共にLレベルとなり、遅延制御信号
φE-3 がHレベルとなる。この様に、位相比較結果信号
φSEとφSOにより、遅延時間が長くなる様に遅延制御信
号φ E が右側にシフトする。
【0044】逆に、位相比較結果信号φREとφROによ
り、上記と逆の動作により、遅延時間が短くなる様に遅
延制御信号φE が左側にシフトする。尚、上記の位相比
較回路の出力部の動作から明らかな通り、位相比較結果
信号φSEとφSOは、第2のクロックd−i−clkが進
んでいる時に位相比較毎に交互に生成され、また、位相
比較結果信号φREとφROは、第2のクロックd−i−c
lkが遅れている時に位相比較毎に交互に生成される。
【0045】図10は、位相比較回路の第2の位相比較
出力部22の回路図である。また、図11は、位相比較
出力部22の動作を示す波形図である。第2の位相比較
出力22は、図10に示される通り、NANDゲート、
NORゲートまたはインバータ450〜489で構成さ
れる。この第2の位相比較出力部22の基本的な動作で
は、リセット信号φR に応答して、ゲート信号GATE
をHレベルにして第2の遅延制御回路を活性化し且つイ
ニシャライズ信号INIをHにし、その後の位相比較結
果信号φSO〜φREに応答して信号φSSとφRRを生成し、
更に、位相比較結果信号φSO〜φREを3回受信すると、
カウンタ458によりゲート信号GATEをLレベルに
する。また、リセット信号φR に応答して、Hレベルパ
ルスの制御信号R1,R2を同時に生成し、その後の位
相比較結果信号φSO〜φRE毎に、Hレベルパルスの制御
信号R1,R2を交互に生成する。
【0046】図11を参照して更に動作を説明する。先
ず、第1の位相比較出力部21からの位相比較結果信号
φSO, φSEのいずれかが入力されると、NORゲート4
50及びインバータ452により、第2の遅延制御回路
用の位相比較結果信号であるカウントアップ信号φSSが
発生し、第2の遅延制御回路18へ供給される。同様
に、第1の位相比較出力部21からの位相比較結果信号
φRO, φREのいずれかが入力されると、NORゲート4
51とインバータ456により、第2の遅延制御回路用
の位相比較結果信号であるカウントダウン信号φRRが発
生し、第2の遅延制御回路18へ供給される。
【0047】信号φSSまたはφRRが発生すると、ノード
N55にHパルスが発生し、インバータ545,ゲート
455によりノードN55の立ち下がりエッジでノード
N56にHパルス信号が発生し、その信号N56が後述
するゲート信号GATEとともにNANDゲート457を介
してカウンタ458に供給される。ノードN57の信号
は、第2の遅延制御回路18へのリセット信号R1,R
2を生成する部分( ゲート433〜489で構成される
回路) にも供給される。
【0048】電源投入時またはスタンバイモードからの
復帰時には、Lレベルパルスのリセット信号φR が発生
し、カウンタ458がリセットされて、その出力N58
がLレベルになる。それに応答して、ゲート462〜4
66及び468,469によって、ゲート信号GATE
がHレベルとなり、第1の遅延制御回路17および第2
の遅延制御回路18に供給される。この時、可変遅延回
路1,13の遅延量を制御する回路が、第1の遅延制御
回路17から第2の遅延制御回路18へ切り換わる。ま
たゲート信号GATEの立ち上がりタイミングでイニシ
ャルパルス信号INIが発生して第2の遅延制御回路1
8に供給される。この状態が、NANDゲート462,
463によるラッチ回路で保持される。
【0049】ゲート信号GATEがHレベルになると、図1
1に示すように、信号φSS, φRRのいずれかが発生する
たびにカウンタ458の入力ノードN57にLレベルの
パルス信号が発生する。位相結果信号φSSまたはφRRが
3回発生すると、カウンタ458がノードN57のパル
ス信号の立ち上がりエッジを3回カウントし、カウンタ
458の出力N58はHレベルとなる。それに伴いゲー
ト信号GATEはLレベルとなり、可変遅延回路11,13
の遅延量を制御する回路が第2の遅延制御回路18から
第1の遅延制御回路17へ切り換わる。
【0050】第2の遅延制御回路18の動作中に位相比
較部からロックオン信号JSTが供給される場合も、N
ANDゲート468によりゲート信号GATEはLレベルと
なり、可変遅延回路11,13の遅延量を制御する回路
が第2の遅延制御回路18から第1の遅延制御回路17
へ切り換わる。
【0051】また、ノードN57のパルス信号は、第2
の遅延制御回路18へのリセット信号R1,R2を生成
する部分( ゲート433〜489で構成される回路) に
も供給される。上記した通り、リセット信号φR が供給
されたときに、インバータ490とNORゲート48
5,488により、リセット信号R1,R2が同時に発
生する。その後は、図11に示すように、信号φSS, φ
RRのいずれかが発生するたびに、ノードN57のパルス
信号から生成されるノードN59のパルス信号に同期し
て、ラッチ回路475,576,577とその間のゲー
ト478,479,480からなる回路により、ノード
N60,N61,N62が、(H、L、H)と(L、
H、L)の状態を交互に繰り返し、リセット信号R1,
R2が交互に発生し第2の遅延制御回路18に供給され
る。即ち、ノードN60とN61の状態が、NORゲー
ト484,487を介してノードN57の立ち上がりエ
ッジに同期して取り出されて、リセット信号R1,R2
が生成される。
【0052】図11に示した動作例では、3回の位相比
較結果は、順番に、遅延を増加する位相比較結果信号φ
SE、φSOの発生、遅延を減少する結果信号φRE、φRO
発生、及び遅延を増加する位相比較結果信号φSE、φSO
の発生となっている。
【0053】図12は、第2の遅延制御回路18の回路
図である。また、図13は、第2の遅延制御回路18の
動作を示す波形図である。
【0054】第2の制御回路18は、位相比較回路から
供給される信号(INI, φSS, φRR,R1,R2) をもとに、電
源投入時またはスタンバイモードからの復帰時における
可変遅延回路11,13の遅延量制御の為のバイナリ遅
延制御信号N1〜N20を生成する。供給される上記信
号はシフト用ユニットD1〜D15に入力される。各シ
フト用ユニットDnは、その構成が図12中の破線内に
示される通り、トランジスタゲート490,491と、
リセットトランジスタ493と、ラッチ回路494,4
95とインバータ496で構成される。これらのシフト
用ユニットDnは、信号INI,φSS, φRRのいずれかがH
レベルになってトランスファーゲート490,491が
導通したとき、端子Aに入力された信号を端子Dから出
力する。
【0055】図12に示すように、シフト用ユニットD
1は可変遅延回路の遅延段数をほぼ二等分する位置に配
置され、端子Aには外部電源VCCが供給される。シフト
用ユニットD2,D3は、ユニットD1で二等分された
遅延段数をさらに二等分する位置にそれぞれ配置され、
各端子Aにはシフト用ユニットD1の端子Dの信号がそ
れぞれ入力される。シフト用ユニットD4〜D7および
D8〜D15も同様に配置され、各端子Aには前段に設
置されたシフト用ユニットの端子Dの信号がそれぞれ入
力される。シフト用ユニットD1〜D15の端子Dの出
力信号は、後段にそれぞれ設置されたNORゲート50
1〜529にも同時に供給される。また、そのNORゲ
ートの出力は、インバータ502〜530を介して、そ
れぞれ隣接するNORゲートの入力に供給される。
【0056】ゲート信号GATEがHレベルの時に、ゲ
ート532が導通し、各インバータ502〜530の出
力がバイナリ遅延制御信号N1〜N30として、第1の
遅延制御回路17に供給され、図9に示した通り、可変
遅延信号φE-1 〜φE-32が生成される。
【0057】第2の遅延制御回路18の動作を図13を
用いて説明する。本実施の形態例では、ロックオンに必
要な遅延量を設定するポイントを遅延制御信号φE-24の
位置としている。
【0058】初期値設定(時刻t1,t2) 電源投入時またはスタンバイモードからの復帰時には、
リセット信号φR の立ち下がりエッジに同期して、前述
したように位相比較回路から信号R1,R2が同時に供
給され、すべてのシフト用ユニットD1〜D15 の出力Dが
リセットされてLレベルとなる。その直後、リセット信
号φR の立ち上がりエッジに同期して、Hレベルになっ
たゲート信号GATEおよびイニシャライズ信号INIが位
相比較回路から供給される。ゲート信号GATEがHレベル
になると第1の遅延制御回路17での遅延制御動作が停
止し、第2の遅延制御回路18から第1の遅延制御回路
17へバイナリ遅延制御信号N1〜N30を出力するた
めのスイッチ532がすべてオンになる。
【0059】イニシャライズ信号INIが供給される
と、シフト用ユニットD1のトランスファゲートがオンに
なり、出力端子DからHレベルの信号が出力される。シ
フト用ユニットD1以外のシフト用ユニットの出力端子D
はLレベルのままである。その結果、バイナリ遅延制御
信号のうちN1〜N16はHレベル、N17〜N30は
Lレベルとなり、第1の遅延制御回路17へ供給され
る。この場合、第1の遅延制御回路17のNOR 回路431-
17の出力側の遅延制御信号φE-17がHレベルとなり(図
9には記載されていない) 、遅延制御信号φE-17に対応
する遅延量が可変遅延回路11,13に設定される。
【0060】位相比較1回目(時刻t3) 遅延制御信号φE-17が選択された後、この例では、位相
比較回路での比較結果としてカウントアップ信号φSSが
入力される。このとき、信号φSSが入力端子Bに入力さ
れ且つ入力端子AにHレベル信号が入力されているシフ
ト用ユニットD3の出力端子Dが、Hレベルとなる。そ
の直後にパルス信号R1が供給されてシフト用ユニット
D1の出力端子DがリセットされLレベルとなる。
【0061】この時点で、出力端子DがHレベルになる
のはシフト用ユニットD3だけなので、バイナリ遅延制
御信号のうちN1〜N24 はHレベル、N25 〜N30 はLレベ
ルとなり、第1の遅延制御回路17へ供給される。この
場合、第1の遅延制御回路17のNOR 回路431-25の出力
の遅延制御信号φE-25がHレベルとなり(図9には記載
されていない) 、遅延制御信号φE-25に対応する遅延量
が、可変遅延回路11,13に設定される。
【0062】位相比較2回目(時刻t4) 遅延制御信号φE-25が選択された後、この例では、位相
比較回路での比較結果としてカウントダウン信号φRRが
入力される。このとき、信号φRRが入力端子Bに入力さ
れ且つ入力端子AにHレベル信号が入力されているシフ
ト用ユニットD6の出力端子DがHレベルとなる。その
直後にパルス信号R2が供給されてシフト用ユニットD
3の出力端子DがリセットされLレベルとなる。
【0063】この時点で、出力端子DがHレベルになる
のはシフト用ユニットD6だけなので、バイナリ遅延制
御信号のうちN1〜N20 はHレベル、N21 〜N30 はLレベ
ルとなり、第1の遅延制御回路17へ供給される。この
場合、第1の遅延制御回路17のNOR 回路431-21の出力
の遅延制御信号φE-21がHレベルとなり(図9には記載
されていない) 、遅延制御信号φE-21に対応する遅延量
が可変遅延回路11,13に設定される。
【0064】位相比較3回目(時刻t5) 遅延制御信号φE-21が選択された後、この例では、位相
比較回路での比較結果としてカウントアップ信号φSSが
入力される。このとき、信号φSSが入力端子Bに入力さ
れ且つ入力端子AにHレベル信号が入力されているシフ
ト用ユニットD13の出力端子DがHレベルとなる。そ
の直後にパルス信号R1が供給されてシフト用ユニット
D6の出力端子DがリセットされLレベルとなる。
【0065】この時点で出力端子DがHレベルになるの
はシフト用ユニットD13だけなので、バイナリ遅延制
御信号のうちN1〜N22 はHレベル、N23 〜N30 はLレベ
ルとなり、第1の遅延制御回路17へ供給される。この
場合、第1の遅延制御回路17のNOR 回路431-23の出力
の遅延制御信号φE-23がHレベルとなり(図9には記載
されていない) 、遅延制御信号φE-23に対応する遅延量
が可変遅延回路11,13に設定される。
【0066】遅延制御回路の切り換えとその後(時刻t
6) 電源投入またはスタンバイモードからの復帰後に、位相
比較結果信号φSS, φRRが位相比較回路から供給されバ
イナリシフト方式の遅延量調整が3回行われると、ゲー
ト信号GATEはLレベルになり、第2の遅延制御回路18
から第1の遅延制御回路17へバイナリ遅延制御信号N
1〜N30を出力するためのスイッチ532がオフにな
る。また、第1の遅延制御回路17に供給されるゲート
信号GATEの反転信号はHレベルとなる。このため、可変
遅延回路11,13の遅延量を制御する回路が、第2の
遅延制御回路18から第1の遅延制御回路17へ切り換
わる。その後の遅延量制御は、第1の遅延制御回路17
(図9)のシングルシフト方式となる。
【0067】電源投入またはスタンバイモードからの復
帰後にバイナリシフト方式の遅延量制御を3回行った時
点で、遅延制御信号φE-23が既に選択されているので、
ロックオンに必要な遅延量のポイントである遅延制御信
号φE-24に設定するためには、シングルシフト方式の遅
延量制御をあと1回行えばよいことになる。したがっ
て、図13に示される通り、時刻t6において、シング
ルシフト方式で遅延制御信号がφE-23からφE-24にシフ
トして、ロックオン状態となる。つまり、電源投入また
はスタンバイモードからの復帰後からロックオンするま
でに行う位相比較の回数は、従来例のシングルシフト方
式のみでは23回であるのに対し、本実施の形態例では
4回で済み、ロックオン時間を大幅に短縮することがで
きる。
【0068】第2の実施の形態例 図14は、第2の実施の形態例のDLL回路を示す概略
図である。図2の第1の実施の形態例に対応する部分に
は同じ引用番号を与えた。第1の実施の形態例と異なる
部分を説明すると、第2の実施の形態例では、通常動作
時(第1の動作期間)は、位相比較回路16が位相比較
結果信号UP1,DOWN1を第1の遅延制御回路26
に供給し、第1の遅延制御回路36は、シングルシフト
方式の遅延制御信号Q0〜Q4を生成する。また、電源
投入時やスタンバイモードからの復帰時の所定期間(第
2の動作期間)は、位相比較回路16が位相比較結果信
号UP2,DOWN2を第2の遅延制御回路27に供給
し、第2の遅延制御回路27は、バイナリシフト方式の
遅延制御信号S0,R0〜S4,R4を生成し、それに
対応する遅延制御信号Q0〜Q4が可変遅延回路11,
13に供給される。
【0069】第2の実施の形態例では、電源投入時やス
タンバイモードからの復帰時に生成されるリセット信号
φR は、位相比較回路16に供給され、第2の動作期間
中のバイナリシフト方式による遅延設定が終了すると、
第2の遅延制御回路18からシフトエンド信号QEが生
成され、位相比較回路16に供給され、第1の動作期間
に移行される。
【0070】図15は、第2の実施の形態例の位相比較
回路16の概略図である。図15の例では、第1のクロ
ックc−clkとそれを遅延させた第2のクロックd−
i−clkとを比較する位相比較部20と、それから生
成される信号φa 〜φe を供給され、位相比較結果信号
φSO〜φREを生成する位相比較結果出力部21と、位相
比較結果信号φSO〜φREを供給され、それらから位相比
較結果信号UP1,DOWN1及びUP2,DOWN2
をそれぞれ第1の遅延制御回路26と第2の遅延制御回
路27に適宜供給する遅延制御回路切り換え部25とを
有する。
【0071】位相比較部20は、第1の実施の形態例と
同様に図5に示された回路構成である。また、位相比較
出力部21は、第1の実施の形態例と同様に図7に示さ
れた回路構成である。遅延制御切り換え部25と、第1
の遅延制御回路26と、第2の遅延制御回路27につい
ては、以下に詳述する。
【0072】図15の位相比較回路16では、通常動作
開始時にリセット信号φR が遅延制御回路切り換え部2
5に供給され、第2の遅延制御回路27に位相比較結果
信号UP2,DOWN2が供給される。第2の遅延制御
回路27が遅延量設定動作を終了してシフトエンド信号
QEを生成するか、位相比較部20がロックオンしたこ
とを示すロックオン信号JSTを生成するかすると、遅
延制御回路切り換え部25は、位相比較結果信号UP
1,DOWN1を第1の遅延制御回路26に供給する。
尚、第2の実施の形態例では、リセット信号φR は、第
1の実施の形態例と異なり、Hレベルのパルス信号であ
る。
【0073】図16は、遅延制御回路切り換え部25の
回路図である。この回路では、位相比較出力部21から
カウントアップ信号φSO, φSEが入力された時は、NO
Rゲート540とインバータ541により、信号UPが
生成され、カウントダウン信号φRO, φREが入力された
時は、信号DOWNが生成される。これらの信号は、N
ANDゲート552〜555及びインバータ556〜5
59を介して、第1の遅延制御回路26または第2の遅
延制御制御回路27に供給される。
【0074】電源投入時またはスタンバイモードからの
復帰時にHレベルパルスのリセット信号φR が供給され
ると、インバータ544によりPチャネルトランジスタ
545が導通する。その時、シフトエンド信号QEはL
レベルである。このときロックオン信号JSTはLレベ
ルなので、Nチャネルトランジスタ548はオフにな
り、ノードN31はHレベルとなる。この状態が、イン
バータ549,550によりラッチされる。それに伴い
ノードN32がLレベルになるため、第1の遅延制御回
路26に供給されるUP1 信号およびDOWN1 信号は常にL
レベルとなる。また、ノードN33はHレベルになるた
め、第2の遅延制御回路27には、位相比較結果信号と
して有効な信号UP2または信号DOWN2が供給さ
れ、バイナリシフト方式による位相調整が行われる。
【0075】バイナリシフト方式による位相調整が終了
すると、シフトエンド信号QEがHレベルとなり、Nチ
ャネルトランジスタ548が導通する。この時リセット
信号φR はLレベルなので、Pチャネルトランジスタ5
45はオフとなり、ノードN31がLレベルになり、イ
ンバータ549,550のラッチ状態を反転する。それ
に伴いノードN33がLレベルになるため、第2の遅延
制御回路27に供給される信号UP2 および信号DOWN2 は
常にLレベルとなる。また、ノードN32はHレベルに
なるため、第1の遅延制御回路26には位相比較結果信
号として有効な信号UP1または信号DOWN1が供給
され、シングルシフト方式による位相調整に切り換わ
る。
【0076】バイナリシフト方式による位相調整が終了
する前にロックオン信号JSTが発生した場合も、Pチ
ャネルトランジスタ548がオンとなり、ノードN31
がLレベルになる。そして、バイナリシフト方式による
位相調整が終了した場合と同様に、シングルシフト方式
による位相調整に切り換わる。
【0077】図17は、第2の実施の形態例における可
変遅延回路11,13と第1の遅延制御回路26を示す
回路図である。
【0078】可変遅延回路11,13は、5つの遅延ユ
ニット570〜574と、その間に設けられたスイッチ
ユニット575〜579で構成される。遅延ユニット
は、図中の破線内に示される通り、インバータ580、
581、抵抗RおよびコンデンサCから構成される。各
遅延ユニットの遅延量は、ユニット内の抵抗値Rまたは
コンデンサの容量Cを変えることにより、遅延ユニット
570から574に向かって、その遅延量がτ、2τ、
…、16τのように2の累乗に設定される。
【0079】各遅延ユニット間のスイッチユニット57
5〜579には、第1の遅延制御回路26からの制御信
号Q0〜Q4が供給される。各スイッチユニットは、図
中破線内に示される通り、インバータ584とCMOS
トランスファーゲート582,583で構成され、制御
信号Q0〜Q4の設定により、スイッチユニットに対応
する遅延ユニットを介してクロック信号c-clk が伝播す
るかどうかが決まる。例えば、制御信号Q4がHレベル
のときは、クロック信号c-clk は16τ遅延ユニット5
70を介して伝播し、Lレベルのときは16τ遅延ユニ
ット570を介さずに伝播する。
【0080】Hレベルの制御信号Q0〜Q4に対応する
遅延ユニットの遅延量の合計が、可変遅延回路11,1
3の遅延量となる。この遅延量は、制御信号Q0〜Q4
の信号レベルの配列を、バイナリ・カウンタとみなした
時のカウンタ値に相当する。例えば、制御信号Q1,Q
0がHレベルのとき、カウンタ値は00011 で可変遅延回
路11,13の遅延量は3τ(=21 τ+20 τ) とな
り、Q4,Q2,Q0がHレベルのとき、カウンタ値は
10101 で可変遅延回路11,13の遅延量は21τ(=2
4 τ+22 τ+20 τ) となる。
【0081】第1の遅延制御回路26は、5ビットのUp
/Down カウンタ590で構成される。このカウンタ59
0には、位相比較回路からのカウントアップ信号UP1
とカウントダウン信号DOWN1、または第2の遅延制
御回路27からの遅延セット信号S0〜S4と遅延リセット
信号R0〜R4に基づいて、遅延制御信号Q0〜Q4を生成
し、可変遅延回路11,13のスイッチユニット575
〜570に供給する。
【0082】図18は、カウンタ590の動作を示す図
である。通常動作時(第1の動作期間)には、カウント
アップ信号UP1 とカウントダウン信号DOWN1 が位相比較
回路から供給される。信号UP1 が供給される場合は、図
18中に示されるように遅延制御信号Q0〜Q4から成
るカウンタ値がカウントアップし、可変遅延回路11,
13の遅延量を1τずつ増加させる。信号DOWN1 が供給
される場合は、同様に遅延制御信号Q0〜Q4から成る
カウンタ値がカウントダウンし、可変遅延回路11,1
3の遅延量を1τずつ減少させる。このように、信号UP
1 と信号DOWN1により、可変遅延回路11,13の遅延
量はシングルシフト方式で調整される。
【0083】電源投入時またはスタンバイモードからの
復帰時には、前述の通り、信号UP1と信号DOUN1 の供給
が停止し、第2の遅延制御回路27から遅延セット信号
S0〜S4と遅延リセット信号R0〜R4が供給され
る。遅延セット信号が発生すると、対応する遅延制御信
号Q0〜Q4がHレベルに設定され、遅延リセット信号
が発生すると、対応する遅延制御信号Q0〜Q4がLレ
ベルに設定される。この場合、後述するように、可変遅
延回路11,13の遅延量はバイナリシフト方式で調整
される。即ち、遅延セット、リセット信号が、バイナリ
遅延制御信号に該当し、それにより遅延制御信号Q0〜
Q4が設定される。
【0084】図19は、第2の遅延制御回路27の回路
図である。また、図20は、第2の遅延制御回路27の
動作波形図である。第2の遅延制御回路27は、5ビッ
トのシフトレジスタ600と、その5ビット出力Q10
〜Q14が供給されるNANDゲート610〜618及
びその出力が供給されるインバータあるいはNANDゲ
ート620〜628の遅延セット信号Sn、遅延リセッ
ト信号Rnを生成する回路とで構成される。これらの信
号Sn,Rnは、図17に示した通り、第1の遅延制御
回路26内のバイナリ・カウンタ590のそれぞれのビ
ットに供給される。電源投入時またはスタンバイモード
からの復帰時には、可変遅延回路11,13の遅延量
は、これらの信号Sn,Rn(バイナリ遅延制御信号)
に基づいて制御される。
【0085】図20にしたがって、第2の遅延制御回路
27の第2の動作期間での動作を説明する。
【0086】初期値設定(タイミングT1) 電源投入時またはスタンバイモードからの復帰時(第2
の動作期間)には、Hレベルパルスのリセット信号φR
が供給され、シフトレジスタ600がリセットされて、
その出力Q10〜Q13およびシフトエンド信号QEは
Lレベル、最上位の出力Q14はHレベルにそれぞれ設
定される。また、インバータ619とNANDゲート6
20,622,624,626により、リセット信号φ
R に同期して、遅延リセット信号R0〜R3および遅延
セット信号S4がHレベルのパルス信号となる。
【0087】リセット信号φR の供給直後(図20中タ
イミングT1) は、位相比較回路20から供給される位
相比較結果信号であるカウントアップ信号UP2 およびカ
ウントダウン信号DOWN2 はともにLレベルであるため、
NANDゲート618とインバータ628により、遅延
リセット信号R4はLレベルに設定される。またノードN
100もLレベルとなるため、NANDゲート611,
613,615,617により、遅延セット信号S0〜S3
はLレベルに設定される。
【0088】以上のように設定された遅延セット信号S0
〜S4および遅延リセット信号R0〜R4が第1の遅延制御回
路26に供給される。このとき第1の遅延制御回路26
からの制御信号でHレベルに設定されるのは遅延制御信
号Q4で、カウンタ590のカウンタ値は10000 とな
る。したがって、タイミングT1において可変遅延回路
11,13に設定される遅延量は、16τ(=24 τ) と
なる。この値は、可変遅延回路11,13の最大遅延量
の31τ(=24 τ+23 τ+22 τ+21 τ+2
0 τ) の約1/2に相当する。
【0089】位相比較動作(位相比較1、タイミングT
2) 以後の位相比較動作において、信号UP2,DOWN2
に応答して、逐次下位の桁に対応する遅延セット信号S
nがHレベルパルスとなり、信号DOWN2に応答し
て、その上位桁に対応する遅延リセット信号Rn+1が
Lレベルに戻される。
【0090】先ず、最初の位相比較1の結果が、カウン
トアップ信号UP2 として入力される。これに伴い、ノー
ドN100にパルス信号が発生し、遅延セット信号S0〜
S3を生成するNANDゲート611,613,615,
617およびシフトレジスタ600に供給される。パル
ス信号N100が発生した時点で、Hレベルに設定され
ているシフトレジスタ出力はQ14であるため、NAN
Dゲート617とインバータ627により、その次の桁
に対応する遅延セット信号S3にHレベルのパルス信号
が発生する。また、ノードN100のパルス信号の立ち
下がりエッジに同期して、シフトレジスタ出力Q14が
Lレベルに、出力Q13がHレベルに設定される。
【0091】以上のように設定された遅延セット信号S0
〜S4および遅延リセット信号R0〜R4が第1の遅延制御回
路26に供給される。このとき第1の遅延制御回路26
からの遅延制御信号でHレベルに設定されているのは信
号Q4,Q3で、カウンタ値は11000 となる。したがっ
て、タイミングT2において、可変遅延回路11,13
に設定される遅延量は、24τ(=24 τ+23 τ) と
なる。この値は、可変遅延回路の最大遅延量の約3/4
(=1/2+1/4) に相当する。
【0092】位相比較動作(位相比較2、タイミングT
3) 次の位相比較2の結果が、カウントダウン信号DOWN2 と
して入力される。これに伴い、ノードN100にパルス
信号が発生し、遅延セット信号S0〜S3を生成するNAN
Dゲート611,613,615,617およびシフト
レジスタ600に供給される。パルス信号N100が発
生した時点で、Hレベルに設定されているシフトレジス
タ出力はQ13であるため、NANDゲート615とイ
ンバータ625により、その次の桁に対応する遅延セッ
ト信号S2にHレベルのパルス信号が発生する。また、
ノードN100のパルス信号の立ち下がりエッジに同期
して、シフトレジスタ出力Q13がLレベルに、Q12
がHレベルに設定される。
【0093】カウントダウン信号DOWN2 は遅延リセット
信号R0〜R4を生成するNANDゲート610,612,
614,616,618にも入力される。カウントダウ
ン信号DOWN2 が入力された時点で、Hレベルに設定され
ているシフトレジスタ出力はQ13であるため、NAN
Dゲート616,626により、遅延リセット信号R3
にHレベルのパルス信号が発生する。その結果、カウン
タ590の出力Q3がLレベル(0値)に戻される。
【0094】以上のように、設定された信号S0〜S4およ
び信号R0〜R4が第1の遅延制御回路26に供給される。
このとき第1の遅延制御回路26からの制御信号でHレ
ベルに設定されているのはQ4,Q2で、カウンタ値は
10100 となる。したがって、タイミングT3において、
可変遅延回路11,13に設定される遅延量は、20τ
(=24 τ+22 τ) となる。この値は、可変遅延回路
11,13の最大遅延量の約5/8(=3/4-1/8)に相当す
る。
【0095】以降の位相比較動作(位相比較3,4,
5、タイミングT4,T5,T6) 位相比較1と2と同様に、カウントアップ信号UP2 また
はカウントダウン信号DOWN2 の供給に伴いノードN10
0にパルス信号が発生する。そのパルス信号の立ち下が
りエッジに同期して、Hレベルに設定されるシフトレジ
スタ出力がQ12からQ10へ順次移動し、最後に出力
QEからシフトエンド信号QEが発生して位相比較回路
内の遅延制御回路切り換え部25に供給される。
【0096】Hレベルに設定されたシフトレジスタ60
0の出力が、Q12からQ10へ移動することにより、
遅延セット信号S1〜S0から順次パルス信号が発生する。
また、カウントダウン信号が供給された場合は、Hレベ
ルに設定されたシフトレジスタ出力に対応する遅延リセ
ット信号R0が発生する。それに基づいて第1の遅延制
御回路26からの遅延制御信号Q4〜Q0のレベルが設
定され、可変遅延回路11,13の遅延量がバイナリシ
フト方式により制御される。
【0097】5ビット分の遅延制御信号Q4〜Q0の設
定が終了すると、シフトエンド信号QEが生成され、後
述するように、信号UP2 ・DOWN2 の第2の遅延制御回路
27への供給が停止して、 可変遅延回路11,13の遅
延量を制御する回路が、第2の遅延制御回路27から第
1の遅延制御回路26に切り換わる。位相比較回路にて
ロックオン信号JSTが発生した場合も同様に、第1の
遅延制御回路26に切り替わる。
【0098】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、電
源が投入された時やパワーダウンモード状態から復帰し
た時などの、DLL回路が通常動作を開始した時の第2
の動作期間は、クロックの位相比較結果による遅延量の
設定をバイナリ単位で変更設定し、その後の通常動作時
(第1の動作期間)は、クロックの位相比較結果による
遅延量の設定を可変遅延回路の最小遅延単位で変更設定
する。したがって、通常動作を開始してからの所定期間
(第2の動作期間)の間に、ロックオンされる遅延量に
あるいはそれに近い遅延量に設定することができ、ロッ
クオンまでの時間を短くすることができる。そして、通
常動作時(第1の動作期間)には、遅延量を最小遅延単
位でシフトするので、DLL回路の動作を安定させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDLL回路の例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例のDLL回路を示
す概略図である。
【図3】位相比較回路16を示す図である。
【図4】可変遅延回路11,13の例を示す図である。
【図5】位相比較回路16内の位相比較部20の回路図
である。
【図6】位相比較部の動作を示す波形図である。
【図7】位相比較回路16の第1の位相比較出力部21
の回路図である。
【図8】位相比較出力部21の動作を示す波形図であ
る。
【図9】第1の遅延制御回路17の一部の構成を示す回
路図である。
【図10】位相比較回路の第2の位相比較出力部22の
回路図である。
【図11】位相比較出力部22の動作を示す波形図であ
る。
【図12】第2の遅延制御回路18の回路図である。
【図13】第2の遅延制御回路18の動作を示す波形図
である。
【図14】第2の実施の形態例のDLL回路を示す概略
図である。
【図15】第2の実施の形態例の位相比較回路16の概
略図である。
【図16】遅延制御回路切り換え部25の回路図であ
る。
【図17】第2の実施の形態例における可変遅延回路1
1,13と第1の遅延制御回路26を示す回路図であ
る。
【図18】カウンタ590の動作を示す図である。
【図19】第2の遅延制御回路27の回路図である。
【図20】第2の遅延制御回路27の動作波形図であ
る。
【符号の説明】
11,13 可変遅延回路 16 位相比較回路 17 第1の遅延制御回路 18 第2の遅延制御回路 c−clk 第1のクロック d−iーclk 第2のクロック φSO〜φRE 位相比較結果信号 φSS、φRR 位相比較結果信号 φE-1 〜φE-32 遅延制御信号 GATE ゲート信号

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のクロックを遅延させて、該第1のク
    ロックと所定の位相関係を有する制御クロックを生成す
    るDLL回路において、 前記第1のクロックを可変遅延する可変遅延回路と、 前記可変遅延回路の出力を所定時間遅延して生成される
    第2のクロックと、前記第1のクロックとの位相を比較
    し、前記第1及び第2のクロックの位相関係に応じた位
    相比較結果信号を生成する位相比較回路と、 前記位相比較結果信号に応答して、前記可変遅延回路に
    その遅延量を制御する遅延制御信号を供給する遅延制御
    回路とを有し、 前記遅延制御回路は、前記DLL回路の第1の動作期間
    に、前記可変遅延回路の遅延量を最小遅延量単位で変更
    するシングル遅延制御信号を生成し、前記DLL回路の
    前記第1の動作期間と異なる第2の動作期間に、前記可
    変遅延回路の遅延量をバイナリ単位で変更するバイナリ
    遅延制御信号を生成することを特徴とするDLL回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記遅延制御回路は、 前記第1の動作期間において活性化され、前記シングル
    遅延制御信号を生成する第1の遅延制御回路と、 前記第2の動作期間において活性化され、前記バイナリ
    遅延制御信号を生成する第2の遅延制御回路とを有する
    ことを特徴とするDLL回路。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記可変遅延回路は、シリアルに接続された複数のゲー
    トを有し、前記遅延制御信号により、前記第1のクロッ
    クが通過するゲート数が可変設定され、 前記シングル遅延制御信号により生成される遅延制御信
    号により、前記可変遅延回路内のゲート数が前記最小遅
    延量単位で変更され、前記バイナリ遅延制御信号より生
    成される遅延制御信号により、前記可変遅延回路内のゲ
    ート数が、全体の1/2に、その後1/4または3/4
    に、....、その後(21 ー1)/2n 〜(2n ー1)/
    n (但し分子は奇数)のいずれかに次々に変更される
    ことを特徴とするDLL回路。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記可変遅延回路は、遅延量がバイナリに重み付けされ
    た遅延ユニットを複数有し、前記遅延制御信号により、
    前記第1のクロックが通過する遅延ユニットが可変選択
    され、 前記シングル遅延制御信号により生成される遅延制御信
    号により、前記可変遅延回路内の遅延ユニットが前記最
    小遅延量を有する遅延ユニットの単位で変更され、前記
    バイナリ遅延制御信号より生成される遅延制御信号によ
    り、前記可遅延回路内の遅延ユニットが、全体の遅延量
    の1/2に、その後1/4または3/4に、....、その
    後(21 ー1)/2n 〜(2n ー1)/2n (但し分子
    は奇数)のいずれかになる様に、次々に変更されること
    を特徴とするDLL回路。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記第2の動作期間は、前記DLL回路の通常動作開始
    時の期間であり、前記第1の動作期間は、前記第2の動
    作期間後の通常動作時の期間であることを特徴とするD
    LL回路。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記第2の動作期間において、前記位相比較回路は所定
    回数の位相比較動作を行い、前記所定回数の位相比較動
    作後に前記第1の動作期間に移行することを特徴とする
    DLL回路。
  7. 【請求項7】請求項6において、 更に、前記第2の動作期間中に、前記位相比較回路が前
    記第1及び第2のクロックの位相が一致したことを検出
    した後に前記第1の動作期間に移行することを特徴とす
    るDLL回路。
  8. 【請求項8】第1のクロックを遅延させて、該第1のク
    ロックと所定の位相関係を有する制御クロックを生成す
    るDLL回路において、 前記第1のクロックを可変遅延する可変遅延回路と、 前記可変遅延回路から出力されるクロックを所定時間遅
    延して生成される第2のクロックと、前記第1のクロッ
    クとの位相を比較し、前記第1及び第2のクロックの位
    相関係に応じた位相比較結果信号を生成する位相比較回
    路と、 前記位相比較結果信号に応答して、前記第1及び第2の
    クロックの位相が一致する様に、前記可変遅延回路にそ
    の遅延量を制御する遅延制御信号を供給する遅延制御回
    路とを有し、 前記遅延制御回路は、前記DLL回路の通常動作開始期
    間または通常動作再開期間以外の通常動作期間に活性化
    され、前記可変遅延回路の遅延量を最小遅延量単位で変
    更するシングル遅延制御信号を生成する第1の遅延制御
    回路と、前記DLL回路の前記通常動作開始期間または
    通常動作再開期間に活性化され、前記可変遅延回路の遅
    延量をバイナリ単位で変更するバイナリ遅延制御信号を
    生成する第2の遅延制御回路とを有し、 前記第2の遅延制御回路は、前記通常動作開始または通
    常動作再開後に前記位相比較回路が生成する所定回数の
    位相比較結果信号に応答して、前記バイナリ遅延制御信
    号を生成し、前記第1の遅延制御回路は、前記通常動作
    期間に前記位相比較回路が生成する位相比較結果信号に
    応答して、前記シングル遅延制御信号を生成することを
    特徴とするDLL回路。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記位相比較回路は、前記通常動作開始または通常動作
    再開後に前記第2の遅延制御回路を活性化し、前記通常
    動作期間に前記第1の遅延制御回路を活性化する活性化
    信号を、前記第1及び第2の遅延制御回路に供給するこ
    とを特徴とするDLL回路。
  10. 【請求項10】請求項8または9において、 前記可変遅延回路は、シリアルに接続された複数のゲー
    トを有し、前記遅延制御信号により、前記第1のクロッ
    クが通過するゲート数が可変設定され、 前記第1の遅延制御回路は、前記位相比較結果信号に応
    答して、前記通過ゲート数を、前記最小遅延量単位で変
    更する前記シングル遅延制御信号を生成し、 前記第2の遅延制御回路は、前記位相比較結果信号に応
    答して、前記通過ゲートの遅延量が、全体の遅延量の1
    /2に、その後1/4または3/4に、....、その後
    (21 ー1)/2n 〜(2n ー1)/2n (但し分子は
    奇数)のいずれかにそれぞれなる様に、前記通過ゲート
    数を次々に変更する前記バイナリ遅延制御信号を生成す
    ることを特徴とするDLL回路。
  11. 【請求項11】請求項8または9において、 前記遅延制御信号は、前記可変遅延回路の小さい遅延量
    から大きい遅延量に対応した複数の制御信号を有し、 前記第2の遅延制御回路は、活性化レベルの制御信号を
    出力する第1層のユニット回路と、前記第1層のユニッ
    ト回路が出力する活性化レベルの制御信号をそれぞれ出
    力する2個の第2層のユニット回路と、第(N−1)層
    のユニット回路が出力する活性化レベルの制御信号をそ
    れぞれ出力する2N-1 個の第N層のユニット回路(Nは
    3以上の整数)とを有し、前記位相比較結果信号に応答
    して、順次、前記各層のユニット回路内のいずれかのユ
    ニット回路の出力を活性化し、前記活性化レベルの制御
    信号に従って前記バイナリ遅延制御信号を生成すること
    を特徴とするDLL回路。
  12. 【請求項12】請求項8において、 前記位相比較回路は、前記通常動作開始または通常動作
    再開後に前記第2の遅延制御回路に有効な前記位相比較
    結果信号を供給し、前記通常動作期間に前記第1の遅延
    制御回路に有効な前記位相比較結果信号を供給すること
    を特徴とするDLL回路。
  13. 【請求項13】請求項8または12において、 前記可変遅延回路は、遅延量がバイナリに重み付けされ
    た遅延ユニットを複数有し、前記遅延制御信号により、
    前記第1のクロックが通過する遅延ユニットが可変選択
    され、 前記第1の遅延制御回路は、前記位相比較結果信号に応
    答して、前記通過遅延ユニットを前記最小遅延量を有す
    る遅延ユニットの単位で変更する前記シングル遅延制御
    信号を生成し、 前記第2の遅延制御回路は、前記位相比較結果信号に応
    答して、前記通過遅延ユニットの遅延量が、全体の遅延
    量の1/2に、その後1/4または3/4に、....、そ
    の後(21 ー1)/2n 〜(2n ー1)/2n (但し分
    子は奇数)のいずれかにそれぞれなる様に、前記通過遅
    延ユニットを次々に変更する前記バイナリ遅延制御信号
    を生成することを特徴とするDLL回路。
  14. 【請求項14】請求項8または12において、 前記遅延制御信号は、前記可変遅延回路の小さい遅延量
    から大きい遅延量に対応した複数の制御信号を有し、 前記第1の遅延制御回路は、前記位相比較結果信号に応
    答して、カウントアップまたはカウントダウンして、前
    記シングル遅延制御信号を生成するバイナリカウンタを
    有し、 前記第2の遅延制御回路は、前記位相比較結果信号に応
    答して、前記バイナリカウンタの上位ビットから下位ビ
    ットまでを順次設定するバイナリ遅延制御信号を生成す
    ることを特徴とするDLL回路。
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