JP2007174744A - チャージポンプ回路及び電源装置 - Google Patents

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朝隆 上野
Takuya Ishii
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    • H02M3/07Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using resistors or capacitors, e.g. potential divider using capacitors charged and discharged alternately by semiconductor devices with control electrode, e.g. charge pumps

Abstract

【課題】出力電流のレベルを検知することができ、フライングコンデンサの接続を変更することができる高効率なチャージポンプ回路及び電源装置を提供すること。
【解決手段】チャージポンプ回路100は、フライングコンデンサ105を入力端子101から充電する充電状態と出力端子102へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作を行うスイッチ回路104と、一端がスイッチ素子111とスイッチ素子112の接続点に接続され、他端にスイッチ回路104からの駆動信号V5が印加されるフライングコンデンサ105と、フライングコンデンサ105の電圧Vcを検出し各駆動信号を出力する検出制御部110とを備え、フライングコンデンサ105の検出電圧Vcを検出し、フライングコンデンサ105の充電時の検出電圧Vcの初期値Vc0と入力電圧Viとの差を示す関係式により出力端子102からの出力電流Ioを検知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器に安定した電圧を供給するチャージポンプ回路及び電源装置に関する。
近年、バッテリーを有する携帯機器等の電子機器においては、表示用デバイス等に対してバッテリー電圧以上の電圧が必要とされている。その中で、チャージポンプ回路はインダクタを使用しないDC−DCコンバータとして広く用いられ、更なる消費電力の低減が求められている。
従来のチャージポンプ回路として、例えば特許文献1に記載の電圧変換回路がある。
図20は、特許文献1に記載のチャージポンプ回路の回路構成図、図21は、図20のチャージポンプ回路の動作波形図である。
図20において、1は入力電圧Viが印加される入力端子、2は出力端子であり、入力端子1から出力端子2へは3つのダイオード11,12,13が直列に接続される。ダイオード11とダイオード12の接続点にはフライングコンデンサ14の一端が接続され、フライングコンデンサ14の他端には第1の入力信号IN1が印加される。ダイオード12とダイオード13の接続点にはフライングコンデンサ15の一端が接続され、フライングコンデンサ15の他端には第2の入力信号IN2が印加される。16はスイッチ素子であり、ダイオード14と並列に接続される。また、出力端子2からの出力電圧をVoiとする。
図21(a)は、スイッチ素子16がオン状態である場合の第1の入力信号IN1と第2の入力信号IN2を示す。この場合、入力信号IN1及びIN2は同相のクロック信号である。入力信号IN1及びIN2がローレベル(接地電位)の時、ダイオード11を介してフライングコンデンサ14及び15は共に入力端子−接地間に接続され、直流入力電圧Viに充電される。次に入力信号IN1及びIN2がハイレベル(Vi)になると、ダイオード13を介してフライングコンデンサ14及び15から出力へ放電電流が流れる。出力電圧Voiは入力電圧Viにさらにフライングコンデンサ14及び15の充電電圧Viが加算された2×Viとなる。したがって、スイッチ素子16がオン状態では2倍昇圧動作をする。
図21(b)は、スイッチ素子16がオフ状態である場合の第1の入力信号IN1と第2の入力信号IN2を示す。この場合、入力信号IN1及びIN2は逆相のクロック信号である。入力信号IN1がローレベルでIN2がハイレベルの時、ダイオード11を介してフライングコンデンサ14は直流入力電圧Viに充電されるとともに、フライングコンデンサ15は出力へ放電する。次に入力信号IN1がハイレベルでIN2がローレベルになると、ダイオード12を介してフライングコンデンサ14はフライングコンデンサ15へ放電する。フライングコンデンサ15の電圧は、直流入力電圧Viにさらにフライングコンデンサ14の充電電圧Viが加算された2×Viとなり、出力電圧Voiは直流入力電圧Viにさらにフライングコンデンサ15の充電電圧2×Viが加算された3×Viとなる。したがって、スイッチ素子16がオフ状態では3倍昇圧動作をする。
以上のように2倍昇圧動作と3倍昇圧動作を適宜切り替えることによって、電力効率の良い電力変換回路に適用できる。
なお、図示していないが、特許文献1においては、他の多倍昇圧の構成、ダイオードをスイッチ素子に置き換えた構成、動作切り替えのために入力電圧Vi又は出力電圧Voiを検出する構成が開示されている。
特開2001−218451号公報
しかしながら、このような従来のチャージポンプ回路にあっては、出力電流のレベルを適切に検知していなかったため、フライングコンデンサの動作切替えが最適とならない場合には電力変換効率を大幅に低下させてしまう問題がある。
すなわち、入力電圧の検出のみによってフライングコンデンサの接続を変更する場合、軽負荷電流時における電圧降下が少なく2倍昇圧動作で事足りる状態であっても、3倍昇圧する接続のままであるために電力変換効率を低下させてしまう。入力電圧と出力電圧の両方を検出すれば、動作切り替えに出力電流の軽重による調整も付加することはできるものの、高出力電圧が要求される多倍昇圧の場合には、出力電圧の検出部に高耐圧の素子が必要になるといった問題があった。上記動作切替えのためだけに、チャージポンプ回路の出力側に検出素子を設けることはコスト上昇を招き、それが高耐圧の素子である場合には更にコスト上昇を助長する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、出力以外の検出点と簡易な回路によって出力電流のレベルを検知することができ、またその検知結果に応じてフライングコンデンサの接続を変更することができる高効率なチャージポンプ回路及び電源装置を提供することを目的とする。
本発明のチャージポンプ回路は、入力端子と出力端子と、少なくとも1つのフライングコンデンサと、複数のスイッチ素子を備え、前記フライングコンデンサを前記入力端子から充電する充電状態と前記出力端子へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作を行うスイッチ回路と、前記フライングコンデンサの電圧を検出し、該検出電圧を基に前記出力端子からの出力電流を検知する検出部とを備える構成を採る。
本発明のチャージポンプ回路は、入力端子と出力端子と、前記入力端子と前記出力端子間に直列に接続された第1及び第2のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子の接続点に一端が接続された少なくとも1つのフライングコンデンサと、前記第1及び第2のスイッチ素子を含む複数のスイッチ素子に対して、前記フライングコンデンサを前記入力端子から充電する充電状態と前記出力端子へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作を行うスイッチ回路と、前記フライングコンデンサの電圧を検出し、該検出電圧を基に前記出力端子からの出力電流を検知する検出部とを備える構成を採る。
また、前記スイッチ回路は、スイッチング動作か、もしくは入力端子と出力端子間を接続する等倍動作をする。
より好ましい具体的な態様として、前記検出部は、前記フライングコンデンサの充電時の前記検出電圧の初期値と入力電圧との差又は比を示す関係式により前記出力端子からの出力電流を検知する。
ここで、前記検出部は、基準電圧発生回路と、前記充電状態又は前記放電状態における前記フライングコンデンサの電圧を前記基準電圧発生回路の電圧と比較する比較器を備える構成であってもよい。さらに、前記比較器の出力を含む信号を平均化する平均化回路を備える構成であってもよい。また、前記基準電圧発生回路は、前記入力端子の電圧又はスイッチ回路の状態に応じた電圧を発生する構成が望ましい。この構成により、出力端子以外の検出点と簡易な回路によって出力電流のレベルを検知することができる。
また、複数のフライングコンデンサと、前記スイッチ回路によって前記複数のフライングコンデンサが直列に接続される場合に、フライングコンデンサの接続点となる電圧を検出し、前記出力端子からの出力電流を検知する検出部を有する構成であってもよい。この構成により、出力端子からの出力電圧が昇圧されても、検出部は高耐圧な素子を必要としなくできる。
また、前記スイッチ回路が、前記検出部の出力に基づいて、複数の充電状態又は複数の放電状態から組み合わせられる複数のスイッチング動作のいずれかを選択する構成であってもよい。または、前記スイッチ回路は、前記検出部の出力に基づいて、複数の充電状態または複数の放電状態から組み合わせられる複数のスイッチング動作と前記等倍動作からいずれかを選択する構成であってもよい。この構成によって出力電流に応じた高効率な回路構成を選択することができる。さらに、前記出力端子からの出力電圧を安定化するように前記入力端子へ印加する入力電圧を調整する電圧安定化回路を備えた構成であってもよい。この構成により、出力の安定化のために入力電圧が調整されるので、フライングコンデンサの電圧レベルに入力電圧補正を必要とせずに、スイッチ回路構成の選択ができる。
本発明の電源装置は、フライングコンデンサと、前記フライングコンデンサを入力端子から充電する充電状態と出力端子へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作を行うスイッチ回路とを備える電源装置であって、前記フライングコンデンサの電圧を検出し、該検出電圧を基に前記出力端子からの出力電流を検知する検出部を備える構成を採る。この構成により、出力端子側に高耐圧な検出素子を用いることなく、出力電流を検知することができる。
本発明によれば、フライングコンデンサの電圧を検出することによって出力電流を検知できる。また、検知した出力電流のレベルに応じた変換倍率で動作させるため、高効率な電力変換ができる。また複数のフライングコンデンサを有する昇圧動作においては、検出部は直列接続されるフライングコンデンサの接続点の電圧を検出することにより素子の耐圧が低減でき、検出部の実装面積が小さくできるといった効果も奏する。また、入力電圧を調整して出力を安定化することにより、出力電流のレベルによる回路構成の選択が容易となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るチャージポンプ回路の回路構成図である。本実施の形態は、2倍昇圧動作を行うチャージポンプ回路に適用した例である。
図1において、チャージポンプ回路100は、入力電圧Viが印加される入力端子101と、出力電圧Vo,出力電流Ioを出力する出力端子102と、出力端子102−接地間に接続され、チャージポンプ回路100の出力を平滑する出力コンデンサ103と、フライングコンデンサ105の電圧を検出し出力端子102からの出力電流を検知する検出制御部110、PMOSトランジスタのスイッチ素子111及びスイッチ素子112からなるスイッチ回路104と、一端がスイッチ素子111とスイッチ素子112の接続点に接続され、他端にスイッチ回路104からの駆動信号V5が印加されるフライングコンデンサ105とを備えて構成される。
スイッチ回路104は、複数のスイッチ素子111,112を備え、フライングコンデンサ105を入力端子101から充電する充電状態と出力端子102へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作を行う。
検出制御部110は、スイッチ素子111とスイッチ素子112の接続点電圧Vcを検出し、スイッチ素子111を駆動する駆動信号V1、スイッチ素子112を駆動する駆動信号V2、及び駆動信号V5を出力する。
スイッチ素子111とスイッチ素子112は、入力端子101−出力端子102間に直列に接続される。
図2は、上記検出制御部110の回路構成例を示す図である。
図2において、検出制御部110は、発振回路120、比較器121、スイッチ122、コンデンサ124、抵抗125、比較器126、AND回路127、インバータ128、AND回路129、及びバッファ回路130を備えて構成される。
発振回路120は、デューティ比50%のクロック信号Vckを出力する。
比較器121は、検出電圧Vcを基準電圧Vr1と比較し、比較結果をスイッチ122に出力してスイッチ122をオンオフする。
電流源回路123は、スイッチ122がオン時にコンデンサ124を充電する。抵抗125は、コンデンサ124と並列に接続される。
比較器126は、コンデンサ124の電圧を基準電圧Vr2と比較し、比較結果をAND回路127,129に出力する。
AND回路127は、比較器126の出力とクロック信号Vckの論理積をとり、駆動信号V1を出力する。AND回路129は、比較器126の出力とクロック信号Vckを反転するインバータ128の出力の論理積をとり、駆動信号V2を出力する。バッファ回路130は、駆動信号V1を電力増幅して駆動信号V5を出力する。
以下、上述のように構成されたチャージポンプ回路100の動作について説明する。まず、基本動作について述べる。
チャージポンプ回路100の入力端子101には、入力電圧Viが印加される。入力端子101−出力端子102間には、スイッチ素子111とスイッチ素子112が直列に接続され、スイッチ素子111とスイッチ素子112の接続点にはフライングコンデンサ105が接続され、フライングコンデンサ105の他端には検出制御部110からの駆動信号V5が印加される。
検出制御部110では、スイッチ素子111とスイッチ素子112の接続点電圧Vc(フライングコンデンサ105の電圧)を検出し、スイッチ素子111を駆動する駆動信号V1と、スイッチ素子112を駆動する駆動信号V2と、駆動信号V5を出力する。スイッチ素子111及びスイッチ素子112は、駆動信号V1又は駆動信号V2を受けてオンオフし、フライングコンデンサ105を入力端子101から充電する充電状態と出力端子102へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作を行う。
出力端子102からは、チャージポンプ回路100により昇圧動作された出力電圧Vo及び出力電流Ioが出力される。また、出力端子−接地間には出力コンデンサ103が接続されており、チャージポンプ回路100の出力を平滑する。
次に、出力電圧Voが入力電圧Viの約2倍に昇圧される2倍昇圧動作が可能であることと、出力電流Ioが検出電圧Vcから検知できることとを各部動作波形図を用いて説明する。
図3は、チャージポンプ回路100の動作波形図であり、図1の各部の信号波形、駆動信号V1、駆動信号V2、駆動信号V5及び検出電圧Vcを示す。
図1において、スイッチ回路104の検出制御部110は、内部又は外部から供給されるデューティ比50%のクロック信号に従って、駆動信号V1と駆動信号V2によりスイッチ素子111とスイッチ素子112を交互にオンオフする。また、駆動信号V5は、スイッチ素子111がオンでスイッチ素子112がオフの時にローレベル(0V)となり、スイッチ素子111がオフでスイッチ素子112がオンの時にハイレベル(Vi)となる。
以上のような動作により、スイッチ素子111がオンでスイッチ素子112がオフの時にフライングコンデンサ105は入力電圧Viで充電され、スイッチ素子111がオフでスイッチ素子112がオンの時に入力端子101と出力端子102の間に接続されて、フライングコンデンサ105から出力端子102へ放電電流が流れる。スイッチ素子のオン時の抵抗やフライングコンデンサ105の充放電による電圧変動を無視すれば、出力電圧Voは、入力電圧Viにさらにフライングコンデンサ105の充電電圧Viが加算された2×Viとなる。実際には上述の電圧変動は無視できず、検出電圧Vcは図3のVcに示すように、充電時には上昇し、放電時には下降する動作波形となる。
ここで、出力電流Ioは、フライングコンデンサ105の静電容量をC、クロック信号の周波数をfとすると、充放電に伴う検出電圧Vcの電圧変動値ΔVを用いて次式(1)で表される。
Io=f・C・ΔV …(1)
なお、フライングコンデンサ105の充放電時間が充分であれば、 ΔV=2Vi−Vo となり、式(1)から入出力電圧の関係が次式(2)により求められる。
Vo=2Vi−Io/(f・C) …(2)
検出電圧Vcは、フライングコンデンサ105が入力電圧Viからの充電状態において、Vi−ΔVを初期値として充電される。この初期値Vc0は上記式(1)から、式(3)で表され、出力電流Ioに比例して低下する。すなわち、検出電圧Vcから出力電流のレベルが検知できる(図3参照)。
Vc0=Vi−ΔV=Vi−Io/(f・C) …(3)
次に、スイッチ回路104の検出制御部110の動作について説明する。
図2において、通常動作時は、検出電圧Vcは基準電圧Vr1より高く、スイッチ122はオフ状態で、コンデンサ124は抵抗125によって放電されている。このため比較器126はハイレベルを出力し、駆動信号V1と駆動信号V5はクロック信号Vckと同相、駆動信号V2はクロック信号Vckの逆相の信号となる。出力電流Ioが大きく過負荷状態が続くと、検出電圧Vcが基準電圧Vr1より低下する期間が増え、スイッチ122のオン時間の増加とともにコンデンサ124の充電が進む。コンデンサ124の電圧が基準電圧Vr2を超えると、比較器126の出力はローレベルとなる。AND回路127及びAND回路129によって駆動信号V1、駆動信号V2及び駆動信号V5は全てローレベルとなってチャージポンプ回路100は動作を停止する。
以上のように、本実施の形態によれば、チャージポンプ回路100は、入力端子101と出力端子102間に直列に接続された第1及び第2のスイッチ素子111,112と、スイッチ素子111,112に対して、フライングコンデンサ105を入力端子101から充電する充電状態と出力端子102へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作を行うスイッチ回路104と、一端がスイッチ素子111とスイッチ素子112の接続点に接続され、他端にスイッチ回路104からの駆動信号V5が印加されるフライングコンデンサ105と、フライングコンデンサ105の電圧Vcを検出し、スイッチ素子111を駆動する駆動信号V1、スイッチ素子112を駆動する駆動信号V2、及び駆動信号V5を出力する検出制御部110とを備え、検出制御部110は、フライングコンデンサ105の検出電圧Vcを検出し、フライングコンデンサ105の充電時の検出電圧Vcの初期値Vc0と入力電圧Viとの差を示す関係式(3)により出力端子102からの出力電流Ioを検知するので、出力端子側に高耐圧な検出用素子を用いることなく、出力以外の検出点と簡易な回路によって出力電流のレベルを検知することができる。高耐圧な素子は、一般に高価で、かつ実装面積が大きいので携帯機器等の電子機器においてはコスト及び実装の両面から使用を避けたい要求があるがこの要求に応えることができる。そして、出力電流の検知結果に応じてフライングコンデンサ105の接続を変更することができる。例えば、フライングコンデンサ105の検出電圧Vcから出力電流のレベルが検知できると、このことを利用して過負荷保護動作をすることができる。
以上はチャージポンプ回路100の場合であるが、電源装置の場合も同様の効果を得ることができる。すなわち、フライングコンデンサを入力端子から充電する充電状態と出力端子へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作を行うスイッチ回路を、回路要素として備える電源装置全般において、出力端子側に検出素子を設けることなく、前記スイッチ回路内部の状態から出力電流を検出することができる。したがって、出力電圧を検出しない又は検出できない場合においてスイッチ回路内部の情報を基に出力電圧を検知できるという従来の回路にはない特有の効果を有する。
なお、本実施の形態では、スイッチ素子111及びスイッチ素子112にPMOSトランジスタを使用した例について説明したが、スイッチング動作を行う素子であればどのようなスイッチ素子であってもよい。本実施の形態では、スイッチ素子111及びスイッチ素子112にPMOSトランジスタを使用したので、駆動信号V1及び駆動信号V2のローレベルでスイッチ素子はオン状態になる。しかし以降の実施の形態からは、スイッチ素子は一般化して記述し、駆動信号のハイレベルでオン状態になるものとして説明する。
(実施の形態2)
実施の形態1では、2倍昇圧動作のチャージポンプ回路と電流検出機能、さらにその電流検出機能の利用例として過電流保護回路について説明した。本実施の形態では、1.5倍昇圧動作するチャージポンプ回路と電流検出機能を説明し、さらにその電流検出機能の利用例として1.5倍昇圧動作と等倍動作の切り替えについて説明する。
図4は、本発明の実施の形態2に係るチャージポンプ回路の回路構成図である。本実施の形態の説明に当たり、図1と同一構成部分には同一符号を付している。
図4において、チャージポンプ回路200は、入力電圧Viが印加される入力端子101と、出力電圧Vo,出力電流Ioを出力する出力端子102と、出力端子102−接地間に接続され、チャージポンプ回路200の出力を平滑する出力コンデンサ103と、検出制御部210とスイッチ素子211、スイッチ素子212、スイッチ素子213、スイッチ素子214、スイッチ素子215、スイッチ素子216及びスイッチ素子217からなるスイッチ回路204と、一端がスイッチ素子211とスイッチ素子212の接続点に接続され、他端がスイッチ素子213とスイッチ素子214の接続点、すなわち検出点に接続される第1のフライングコンデンサ206と、一端がスイッチ素子214とスイッチ素子215の接続点に接続され、他端がスイッチ素子216とスイッチ素子217の接続点に接続される第2のフライングコンデンサ207とを備えて構成される。第1のフライングコンデンサ206と第2のフライングコンデンサ207は、同じ静電容量Cを有するものとする。
上記スイッチ素子211とスイッチ素子212は、入力端子101−出力端子102間に直列に接続される。また、スイッチ素子213とスイッチ素子214とスイッチ素子215は、入力端子101−出力端子102間に直列に接続される。スイッチ素子216とスイッチ素子217は、入力端子101−接地間に直列に接続される。
検出制御部210は、デューティ比50%のクロック信号Vckを出力する発振回路220、検出電圧Vcを基準電圧Vr3と比較する比較器221、比較器221の出力と駆動信号V3が入力され信号V12を出力するOR回路222、比較器221の出力を平均化した信号V13を出力する平均化回路223、平均化回路223の出力を基準電圧Vr4と比較する比較器224、比較器224の出力とクロック信号Vckが入力され駆動信号V1を出力するNAND回路225、クロック信号Vckを反転するインバータ226、比較器224の出力とインバータ226の出力が入力され駆動信号V2を出力するNAND回路227、及び駆動信号V1を反転して駆動信号V3を出力するインバータ228を備えて構成される。
検出制御部210は、スイッチ素子213とスイッチ素子214の接続点電圧Vcを検出し、スイッチ素子211とスイッチ素子214とスイッチ素子217を駆動する駆動信号V1と、スイッチ素子212を駆動する駆動信号V2と、スイッチ素子213とスイッチ素子215とスイッチ素子216を駆動する駆動信号V3を出力する。
以下、上述のように構成されたチャージポンプ回路200の動作について説明する。
〔1.5倍昇圧動作〕
まず、チャージポンプ回路200が、出力電流Ioの大きい場合に入力電圧Viの約1.5倍の出力電圧を出力する、1.5倍昇圧動作について説明する。
図5は、チャージポンプ回路200の1.5倍昇圧動作時の各部動作波形図であり、駆動信号V1、駆動信号V2、駆動信号V3、検出電圧Vc、比較器221の出力と駆動信号V3との論理和V12とその平均値である平均化回路223の出力V13を示す。
図5に示すように、1.5倍昇圧動作時の駆動信号V2と駆動信号V3は同相であり、駆動信号V1と逆相になる。駆動信号V1がハイレベルの時、スイッチ素子211,214,216がオンし、他のスイッチ素子はオフとなる。この時、第1及び第2のフライングコンデンサ206,207は、直列に接続され、入力電圧Viが印加され、充電電流が流れる充電状態となる。この充電期間が充分であれば両フライングコンデンサの電圧は入力電圧の半分Vi/2に充電される。次に駆動信号V1がローレベルの時、スイッチ素子212,213,215,216がオンし、他のスイッチ素子はオフとなる。この時、第1及び第2のフライングコンデンサ206,207は並列に接続され、入力端子101−出力端子102間に接続されて放電状態となる。スイッチ素子のオン時の抵抗やフライングコンデンサの充放電による電圧変動を無視すれば、出力電圧Voは入力電圧Viにさらにフライングコンデンサの充電電圧Vi/2が加算された1.5×Viとなる。実際には上述の電圧変動は無視できず、図示していないが、両フライングコンデンサの電圧は充電時には上昇し、放電時には下降する動作波形となる。このため検出電圧Vcは、図5のVcに示すように、充電状態には初期値Vc0からVi/2へ上昇し、放電状態では入力電圧Viからスイッチ素子213の電圧降下した電圧となる。ここで、出力電流Ioは、クロック信号の周波数をfとすると、充電状態での検出電圧Vcの電圧変動値ΔVを用いて次式(4)で表される。
Io=2f・C・ΔV …(4)
なお、第1及び第2のフライングコンデンサ206,207の充放電時間が充分であれば、ΔV=Vi/2−(Vo−Vi)=1.5Vi−Vo となり、式(4)から入出力電圧の関係が次式(5)のように求められる。
Vo=1.5Vi−Io/(2f・C) …(5)
検出電圧Vcは、第1のフライングコンデンサ206が入力電圧Viからの充電状態において、Vi/2−ΔVを初期値として充電される。この初期値Vc0は式(4)から、
Vc0=Vi/2−ΔV=Vi/2−Io/(2f・C) …(6)
で表され、出力電流Ioに比例して低下する。すなわち、検出電圧Vcから出力電流のレベルが検知できる。
次に、検出制御部210の動作を説明する。
出力電流Ioが所定値より大きい重負荷では、充電状態での検出電圧Vcの初期値Vc0は基準電圧Vr3より低く、比較器221はパルスを発生する。このパルスと駆動信号V3との論理和V12を平均化回路223で平均化した電圧V13が、基準電圧Vr4より大きければ比較器223はハイレベルを出力する。NAND回路225及びNAND回路227によって、駆動信号V1はクロック信号Vckと逆相の信号となり、駆動信号V2及び駆動信号V3はクロック信号Vckと同相の信号となって出力される。
〔等倍動作−1.5倍昇圧動作の切替え動作〕
図6は、チャージポンプ回路200が、1.5倍昇圧動作から等倍動作へ移行する際の各部動作波形図であり、出力電流Io、駆動信号V1、駆動信号V2、駆動信号V3、検出電圧Vc、比較器221の出力と駆動信号V3との論理和V12とその平均値である平均化回路223の出力V13を示す。等倍動作とは出力電圧Voが入力電圧Viにほぼ等しい電圧となる動作である。
検出制御部210において、出力電流Ioが所定値より小さくなって、充電状態での検出電圧Vcの初期値Vc0が上昇し、比較器221の出力するパルスのパルス幅が小さくなる。これと駆動信号V3との論理和V12を平均化回路223で平均化した電圧V13が、基準電圧Vr4より小さいと比較器224はローレベルを出力する。NAND回路225及びNAND回路227によって、駆動信号V1と駆動信号V2はハイレベルに固定され、駆動信号V3はローレベルに固定される(図6V1−V3参照)。
このことにより、スイッチ素子211,212,214,217がオンし、他のスイッチ素子はオフとなり、入力端子101−出力端子102間はスイッチ素子211とスイッチ素子212によって短絡される等倍動作となる。スイッチ素子のオン時の抵抗を無視すれば、出力電圧Voは入力電圧Viとなり、第1及び第2のフライングコンデンサ206,207は直列に接続され、入力電圧Viが印加される。実際には上述のオン抵抗の影響は無視できず、検出電圧Vcは図6に示すように、スイッチ素子211とスイッチ素子212のオン抵抗の比に従って、Vi/2とVo/2の間の値となる。ここで、出力電圧Vo及び検出電圧Vcは、スイッチ素子211とスイッチ素子212のオン抵抗を等しくRonとすると次式(7)(8)で表される。
Vo=Vi−2Ron・Io …(7)
Vc=(Vi−Ron・Io)/2 …(8)
検出制御部210によって、駆動信号V3はローレベルに固定され、検出電圧Vcのレベルも式(8)のようになるので電圧V13は0Vとなり、等倍動作が確定される。
なお、等倍動作から1.5倍昇圧動作へは、出力電流Ioが大きくなり、スイッチ素子211のオン抵抗による電圧降下で検出電圧Vcが低下して基準電圧Vr3を下回る時である。出力電圧Voとして確保したい下限値をVolとすると、等倍動作時に出力電圧Voが下限値Volとなる出力電流Ioxは、式(7)から、Iox=(Vi−Vol)/(2Ron)となる。これを式(8)に代入すると、出力電流がIoxとなる時の検出電圧Vcxが次式(9)のように求まる。
Vcx=(Vi+Vol)/4 …(9)
基準電圧Vr3は、このVcxに余裕を持たせた値に設定すればよい。
1.5倍昇圧動作に移行すると、検出電圧Vcは図5に示すような波形となるが、この時、Vc0<Vr3であること(この条件は、式(6)〜(9)より、f・C・Ron<1となる)に加え、平均値V13が基準電圧Vr4よりわずかに大きくなるように設定することが望ましい。
上述した動作によるチャージポンプ回路200の出力電圧Vo−出力電流Ioの特性を図7に示す。図7は、チャージポンプ回路200の出力特性図である。等倍動作から1.5倍昇圧動作に移行する場合と1.5倍昇圧動作から等倍動作に移行する場合とで、スイッチ素子の切替えタイミングを変えることでヒステリシスを持たせ切替え動作のハンチングを防いでいる。
以上のように、本実施の形態によれば、チャージポンプ回路200は、第1のフライングコンデンサ206の低電位側からの検出電圧Vcによって出力電流のレベルが検知でき、実施の形態1と同様な効果、すなわち、出力以外の検出点と簡易な回路によって出力電流のレベルを検知することができ、またその検知結果に応じてフライングコンデンサ206,207の接続を変更することができる。本実施の形態では、このことを利用して1.5倍昇圧動作と等倍動作を切り替えることができる。
なお、本実施の形態では、上記動作切り替えの設定において、入力電圧Viの変動は考慮しなかったが、基準電圧Vr3及び基準電圧Vr4に入力補正を加えることで対応可能である。
(実施の形態3)
実施の形態2では、1.5倍昇圧動作するチャージポンプ回路への電流検出機能の利用例として1.5倍昇圧動作と等倍動作の切り替えについて説明した。本実施の形態では、電圧安定化機能を付加した2倍昇圧と3倍昇圧の切り替えについて説明する。
図8は、本発明の実施の形態3に係るチャージポンプ回路の回路構成図である。本実施の形態の説明に当たり、図4と同一構成部分には同一符号を付している。
図8において、チャージポンプ回路300は、入力電圧Viが印加される入力端子101と、出力電圧Vo,出力電流Ioを出力する出力端子102と、出力端子102−接地間に接続され、チャージポンプ回路300の出力を平滑する出力コンデンサ103と、チャージポンプ回路300の出力電圧Voが目標電圧Vr0となるようにチャージポンプ回路300への入力電圧Viを調整する安定化電源回路301、安定化電源回路301からの入力電圧Viを平滑する平滑コンデンサ302、検出制御部310とスイッチ素子311、スイッチ素子312、スイッチ素子313、スイッチ素子314、スイッチ素子315、スイッチ素子316及びスイッチ素子317からなるスイッチ回路304と、一端がスイッチ素子311とスイッチ素子312の接続点に接続され、他端がスイッチ素子314とスイッチ素子315の接続点に接続される第1のフライングコンデンサ306と、一端がスイッチ素子313とスイッチ素子314の接続点、すなわち検出点に接続され、他端がスイッチ素子316とスイッチ素子317の接続点に接続される第2のフライングコンデンサ307とを備えて構成される。第1のフライングコンデンサ306と第2のフライングコンデンサ307は、同じ静電容量Cを有するものとする。
上記スイッチ素子311とスイッチ素子312は、入力端子101−出力端子102間に直列に接続される。また、スイッチ素子313とスイッチ素子314とスイッチ素子316は、入力端子101−接地間に直列に接続される。スイッチ素子316とスイッチ素子317は、入力端子101−接地間に直列に接続される。
検出制御部310は、デューティ比50%のクロック信号Vckを出力する発振回路320、検出電圧Vcを基準電圧Vr5と比較する比較器321、比較器321の出力と駆動信号V2が入力され信号V22を出力するOR回路322、比較器321の出力を平均化した信号V23を出力する平均化回路323、平均化回路323の出力を基準電圧Vr6と比較する比較器324、比較器324の出力とクロック信号Vckが入力され駆動信号V3を出力するNAND回路325、クロック信号Vckを反転するインバータ326、NAND回路325の駆動信号V3を反転して駆動信号V4を出力するインバータ327を備えて構成される。発振回路320から出力されるデューティ比50%のクロック信号Vckは駆動信号V1として出力される。
検出制御部310は、スイッチ素子313とスイッチ素子314の接続点電圧Vcを検出し、スイッチ素子311とスイッチ素子317を駆動する駆動信号V1と、スイッチ素子312とスイッチ素子316を駆動する駆動信号V2と、スイッチ素子313とスイッチ素子315を駆動する駆動信号V3と、スイッチ素子314を駆動する駆動信号V4を出力する。
以下、上述のように構成されたチャージポンプ回路300の動作について説明する。
〔3倍昇圧動作〕
まず、チャージポンプ回路300が、出力電流Ioの大きい場合に入力電圧Viの約3倍の出力電圧を出力する、3倍昇圧動作について説明する。
図9は、チャージポンプ回路300の3倍昇圧動作時の各部動作波形図であり、駆動信号V1、駆動信号V2、駆動信号V3、駆動信号V4、検出電圧Vc、比較器321の出力と駆動信号V2との論理和V22とその平均値である平均化回路323の出力V23を示す。
図9に示すように、3倍昇圧動作時の駆動信号V1と駆動信号V3は同相であり、駆動信号V2と駆動信号V4は同相であり、駆動信号V1と駆動信号V2は逆相になる。駆動信号V1がハイレベルの時、スイッチ素子311,313,315,317がオンし、他のスイッチ素子はオフとなる。この時、第1及び第2のフライングコンデンサ306,307は並列に接続され、入力電圧Viが印加され、充電電流が流れる充電状態となる。この充電期間が充分であれば両フライングコンデンサ306,307の電圧は入力電圧Viに充電される。次に駆動信号V1がローレベルの時、スイッチ素子312,314,316がオンし、他のスイッチ素子はオフとなる。この時、第1及び第2のフライングコンデンサ306,307は直列に接続され、入力端子101−出力端子102間に接続されて放電状態となる。スイッチ素子のオン時の抵抗やフライングコンデンサの充放電による電圧変動を無視すれば、出力電圧Voは入力電圧Viにさらに直列接続されたフライングコンデンサ306,307の充電電圧2Viが加算された3×Viとなる。実際には上述の電圧変動は無視できず、図示していないが、両フライングコンデンサの電圧は充電時には上昇し、放電時には下降する動作波形となる。このため検出電圧Vcは図9に示すように、充電状態には初期値Vc0からViへ上昇し、放電状態では2Viから下降する電圧となる。ここで、出力電流Ioは、クロック信号の周波数をfとすると、充電状態での検出電圧Vcの電圧変動値ΔVを用いて次式(10)で表される。
Io=f・C・ΔV …(10)
なお、第1及び第2のフライングコンデンサ306,307の充放電時間が充分であれば、ΔV=Vi−(Vo−Vi)/2=1.5Vi−Vo/2 となり、式(10)から入出力電圧の関係が次式(11)のように求められる。
Vo=3Vi−2Io/(f・C) …(11)
検出電圧Vcは、第2のフライングコンデンサ9が入力電圧Viからの充電状態において、Vi−ΔVを初期値として充電される。この初期値Vc0は式(10)から、
Vc0=Vi−ΔV=Vi−Io/(f・C) …(12)
で表され、出力電流Ioに比例して低下する。すなわち、検出電圧Vcから出力電流のレベルが検知できる。
次に、3倍昇圧動作時の検出制御部310の動作を説明する。
出力電流Ioが所定値より大きい重負荷では、充電状態での検出電圧Vcの初期値Vc0は基準電圧Vr5より低く、比較器321はパルスを発生する。このパルスと駆動信号V2との論理和V22を平均化回路323で平均化した電圧V23が、基準電圧Vr6より大きければ比較器324はハイレベルを出力する。AND回路325によって、駆動信号V3は駆動信号V1と同相の信号となり、駆動信号V4は駆動信号V2と同相の信号となって出力される。
以上がチャージポンプ回路300の3倍昇圧動作である。
〔2倍昇圧動作〕
次に、出力電流Ioの小さい場合に入力電圧Viの約2倍の出力電圧を出力する、2倍昇圧動作について説明する。
図10は、チャージポンプ回路300の2倍昇圧動作時の各部動作波形図であり、駆動信号V1、駆動信号V2、駆動信号V3、駆動信号V4、検出電圧Vc、比較器321の出力と駆動信号V2との論理和V22とその平均値である平均化回路323の出力V23を示す。
図10に示すように、2倍昇圧動作時の駆動信号V1と駆動信号V2は逆相であり、駆動信号V3はローレベル、駆動信号V4はハイレベルに固定される。すなわち、スイッチ素子314は常時オン状態であり、第1及び第2のフライングコンデンサ306,307は直列接続され、静電容量C/2の1つのコンデンサとみなせる。スイッチ素子313と315は常時オフ状態となる。駆動信号V1がハイレベルの時、スイッチ素子311,314,317を介して、直列接続された第1及び第2のフライングコンデンサ306,307は、入力電圧Viが印加され、充電電流が流れる充電状態となる。この充電期間が充分であれば直列接続されたフライングコンデンサ306,307の電圧は入力電圧Viに充電される。
次に駆動信号V1がローレベルの時、スイッチ素子316,314,312を介して、直列接続された第1及び第2のフライングコンデンサ306,307は、入力端子101−出力端子102間に接続されて放電状態となる。スイッチ素子のオン時の抵抗やフライングコンデンサの充放電による電圧変動を無視すれば、出力電圧Voは入力電圧Viにさらに直列接続されたフライングコンデンサ306,307の充電電圧Viが加算された2×Viとなる。実際には上述の電圧変動は無視できず、図示していないが、両フライングコンデンサ306,307の電圧は充電時には上昇し、放電時には下降する動作波形となる。このため検出電圧Vcは図10に示すように、充電状態には初期値Vc0からVi/2へ上昇し、放電状態では1.5Viから下降する電圧となる。ここで、出力電流Ioは、クロック信号の周波数をfとすると、充電状態での検出電圧Vcの電圧変動値ΔVを用いて次式(13)で表される。
Io=f・C・ΔV …(13)
なお、第1及び第2のフライングコンデンサ306,307の充放電時間が充分であれば、ΔV=Vi/2−(Vo−Vi)/2=Vi−Vo/2 となり、式(13)から入出力電圧の関係が次式(14)のように求められる。
Vo=2Vi−2Io/(f・C) …(14)
検出電圧Vcは、第2のフライングコンデンサ9が入力電圧Viからの充電状態において、Vi/2−ΔVを初期値として充電される。この初期値Vc0は式(13)から、
Vc0=Vi/2−ΔV=Vi/2−Io/(f・C) …(15)
で表され、出力電流Ioに比例して低下する。すなわち、検出電圧Vcから出力電流のレベルが検知できる。
次に、2倍昇圧動作時の検出制御部310の動作を説明する。
出力電流Ioが所定値より小さい軽負荷では、充電状態での検出電圧Vcの初期値Vc0は高く、比較器321はローレベルかパルスを出力してもそのパルス幅は狭い。このため平均化回路323で平均化した電圧V23は、基準電圧Vr6より小さく比較器324はローレベルを出力する。AND回路325によって、駆動信号V3はローレベルに固定され、駆動信号V4はハイレベルに固定される。
〔3倍昇圧動作−2倍昇圧動作の切替え動作〕
さて本実施の形態では、安定化電源回路301によって、出力電圧Voは目標値Vr0に安定化されるように入力電圧Viが変動する。3倍昇圧動作時においては、式(11)式より、入力電圧Viは次式(16)のように表せる。
Vi=Vo/3+2Io/(3f・C) …(16)
また、2倍昇圧動作時には、式(14)より、入力電圧Viは次式(17)のようになる。
Vi=Vo/2+Io/(f・C) …(17)
これに対し安定化電源回路301が出力できる最大入力電圧をVixとすると、2倍昇圧動作での最大出力電流Ioxは、次式(18)で表される。
Iox=f・C・(Vix−Vo/2) …(18)
この式(18)のIoxと式(17)を式(15)のIoに代入して得られるVc0に余裕のある値をVr5に設定する必要がある。この場合のVr5は、次式(19)で示される。
Vr5>(Vo−Vix)/2 …(19)
なお、3倍昇圧動作においては、出力電流IoがIoxの時のViは式(16)より、Vi=2Vix/3 となるので、この時のVc0は、Vc0=Vo/2−Vix/3となる。この値は式(19)の右辺よりも大きいので、3倍昇圧動作においては、Vr5の設定を2倍昇圧動作時より大きくする必要がある。
上述した動作によるチャージポンプ回路300の入力電圧Vi−出力電流Ioの特性を図11に示す。図11は、チャージポンプ回路300の入出力特性図である。2倍昇圧動作から3倍昇圧動作に移行する場合と3倍昇圧動作から2倍昇圧動作に移行する場合とで、スイッチ素子の切替えタイミングを変えることでヒステリシスを持たせ切替え動作のハンチングを防いでいる。
以上のように、本実施の形態によれば、チャージポンプ回路300は、安定化電源回路301を付加して出力電圧Voを安定化するとともに、第2のフライングコンデンサ307からの検出電圧Vcによって出力電流のレベルが検知でき、このことを利用して2倍昇圧動作と3倍昇圧動作を切り替えることができる。さらに、検出電圧Vcの最大値は2倍昇圧動作時には1.5Vi(=3Vo/4)、3倍昇圧動作時には2Vi(=2Vo/3)であり、昇圧された出力電圧Voより低くなるので検出部の耐圧を低く設定できる。また、出力制御のために入力電圧を調整する構成を採ることにより、上記のように、選択される動作による検出レベルの補正のみでよく、検出レベルへの入力電圧による補正が不要になる。
ここで、2倍昇圧動作と3倍昇圧動作を切り替えられるチャージポンプ回路は、図8に示した構成に限定されない。また、他の構成例の1.5倍昇圧動作と2倍昇圧動作、降圧型チャージポンプ回路などにも同様に適用されるものである。以下、他の構成例について説明する。
図12は、2倍昇圧動作を行うチャージポンプ回路の他の回路構成図、図13は、図12のチャージポンプ回路の動作波形図である。図8のチャージポンプ回路300と同一構成部分には同一符号を付している。また、検出制御部の記載は省略した。
図12において、チャージポンプ回路400は、図8のチャージポンプ回路300の構成に、さらに入力端子101と第1のフライングコンデンサ306の低電位側との間にスイッチ素子318を追加し、図13(a)と図13(b)に示すような駆動信号を与えることによって、第1のフライングコンデンサ306のみを用いた2倍昇圧動作が可能となる。この場合、第1のフライングコンデンサ306の電圧が検出電圧Vcとなる。
図14は、2倍昇圧動作を行うチャージポンプ回路の他の回路構成図、図15は、図14のチャージポンプ回路の動作波形図である。図12のチャージポンプ回路400と同一構成部分には同一符号を付している。
図14において、チャージポンプ回路500は、図12のチャージポンプ回路400の構成に、さらに出力端子102と第2のフライングコンデンサ306の高電位側との間にスイッチ素子319を追加し、図15(a)と図15(b)に示すような駆動信号を与えることによって、第1のフライングコンデンサ306と第2のフライングコンデンサ307の並列コンデンサを用いた2倍昇圧動作が可能となる。この場合、第2のフライングコンデンサ307の電圧が検出電圧Vcとなる。
図16は、2倍昇圧/1.5倍昇圧動作を行うチャージポンプ回路の他の回路構成図、図17は、図16のチャージポンプ回路の動作波形図である。
図16に示すチャージポンプ回路600は、スイッチ素子の構成は実施の形態2で示した図4と同様であるが、図17(a)と図17(b)に示すような駆動信号を与えることによって、実施の形態2で示した1.5倍昇圧動作に加えて、第1のフライングコンデンサ206と第2のフライングコンデンサ207の直列コンデンサを用いた2倍昇圧動作が可能となる。この場合、第2のフライングコンデンサ207の電圧が検出電圧Vcとなる。
また、本発明のチャージポンプ回路に用いた電流検出方法は、昇圧以外にも降圧型のチャージポンプ回路や反転型のチャージポンプ回路にも適用可能であり、回路構成を問わない。
図18は、0.5倍圧動作を行う降圧型チャージポンプ回路の回路構成図、図19は、図18の降圧型チャージポンプ回路の動作波形図である。図4のチャージポンプ回路200と同一構成部分には同一符号を付している。
図18において、0.5倍圧の降圧型チャージポンプ回路700は、スイッチ素子711、スイッチ素子712、スイッチ素子713及びスイッチ素子714からなるスイッチ回路701と、一端がスイッチ素子711とスイッチ素子712の接続点、すなわち接続点に接続され、他端がスイッチ素子713とスイッチ素子714の接続点に接続されるフライングコンデンサ702とを備えて構成される。
図19(a)に0.5倍圧降圧動作時、図19(b)に等倍動作時の動作波形を示すように、既述の各実施の形態の動作と同様に、フライングコンデンサ702の検出電圧Vcによって出力電流のレベルが検知でき、このことを利用して0.5倍昇圧動作と等倍動作を切り替えることができる。但し、検出レベルの閾値設定には、動作モードや入力電圧による補正が必要な場合がある。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。例えば、上記各実施の形態は、チャージポンプ回路に適用した例であるが、フライングコンデンサの検出電圧Vcを基に出力端子からの出力電流を検知するものであればどのような機器にも同様に適用できることは言うまでもない。例えば、上述したチャージポンプ回路を備えるDC−DCコンバータ、及び電源回路であってもよい。
また、上記各実施の形態ではチャージポンプ回路及び電源装置という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、電圧変換回路、出力電圧検出回路、電流検出機能を備える電源回路等であってもよいことは勿論である。
さらに、上記チャージポンプ回路を構成する各回路部、例えばスイッチ素子等の種類、数及び接続方法などは前述した実施の形態に限られない。
本発明に係るチャージポンプ回路及び電源装置は、携帯機器等の電子機器用電源回路として有用である。また、携帯機器以外の電子機器におけるチャージポンプ回路及び電源装置にも広く適用され得るものである。
本発明の実施の形態1に係るチャージポンプ回路の回路構成図 上記実施の形態1に係るチャージポンプ回路の検出制御部の回路構成例を示す図 上記実施の形態1に係るチャージポンプ回路の動作波形図 本発明の実施の形態2に係るチャージポンプ回路の回路構成図 上記実施の形態2に係るチャージポンプ回路の1.5倍昇圧動作時の各部動作波形図 上記実施の形態2に係るチャージポンプ回路の1.5倍昇圧動作から等倍動作へ移行する際の各部動作波形図 上記実施の形態2に係るチャージポンプ回路の出力特性図 本発明の実施の形態3に係るチャージポンプ回路の回路構成図 上記実施の形態3のチャージポンプ回路の3倍昇圧動作時の各部動作波形図 上記実施の形態3に係るチャージポンプ回路の2倍昇圧動作時の各部動作波形図 上記実施の形態3に係るチャージポンプ回路の入出力特性図 2倍昇圧動作を行うチャージポンプ回路の他の回路構成図 図12のチャージポンプ回路の動作波形図 2倍昇圧動作を行うチャージポンプ回路の他の回路構成図 図14のチャージポンプ回路の動作波形図 2倍昇圧/1.5倍昇圧動作を行うチャージポンプ回路の他の回路構成図 図16のチャージポンプ回路の動作波形図 0.5倍圧動作を行う降圧型チャージポンプ回路の回路構成図 図18の降圧型チャージポンプ回路の動作波形図 従来のチャージポンプ回路を示す回路構成図 図20のチャージポンプ回路の動作波形図
符号の説明
100,200,300,400,500,600,700 チャージポンプ回路
101 入力端子
102 出力端子
103 出力コンデンサ
104,204,304,701 スイッチ回路
105,206,207,306,307,702 フライングコンデンサ
110,210,310 検出制御部
111,112,211〜217,311〜319,711〜714 スイッチ素子
301 安定化電源回路
302 平滑コンデンサ

Claims (13)

  1. 入力端子と出力端子と、
    少なくとも1つのフライングコンデンサと、
    複数のスイッチ素子を備え、前記フライングコンデンサを前記入力端子から充電する充電状態と前記出力端子へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作を行うスイッチ回路と、
    前記フライングコンデンサの電圧を検出し、該検出電圧を基に前記出力端子からの出力電流を検知する検出部と
    を備えることを特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 入力端子と出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子間に直列に接続された第1及び第2のスイッチ素子と、
    前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子の接続点に一端が接続された少なくとも1つのフライングコンデンサと、
    前記第1及び第2のスイッチ素子を含む複数のスイッチ素子に対して、前記フライングコンデンサを前記入力端子から充電する充電状態と前記出力端子へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作を行うスイッチ回路と、
    前記フライングコンデンサの電圧を検出し、該検出電圧を基に前記出力端子からの出力電流を検知する検出部と
    を備えることを特徴とするチャージポンプ回路。
  3. 前記検出部は、前記フライングコンデンサの充電時の前記検出電圧の初期値と入力電圧との差又は比を示す関係式により前記出力端子からの出力電流を検知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチャージポンプ回路。
  4. 複数のフライングコンデンサ有し、
    前記検出部は、前記スイッチ回路によって前記複数のフライングコンデンサが直列に接続される場合に、直列接続されたフライングコンデンサの接続点となる電圧を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチャージポンプ回路。
  5. 前記スイッチ回路は、前記フライングコンデンサを前記入力端子から充電する充電状態と前記出力端子へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作か、もしくは前記入力端子と前記出力端子間を接続する等倍動作を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチャージポンプ回路。
  6. 前記スイッチ回路は、前記検出部の出力に基づいて、複数の充電状態又は複数の放電状態から組み合わせられる複数のスイッチング動作のいずれかを選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチャージポンプ回路。
  7. 前記スイッチ回路は、前記検出部の出力に基づいて、複数の充電状態又は複数の放電状態から組み合わせられる複数のスイッチング動作と前記等倍動作からいずれかを選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチャージポンプ回路。
  8. 前記検出部は、基準電圧発生回路と、
    前記充電状態又は前記放電状態における前記フライングコンデンサの電圧を前記基準電圧発生回路の電圧と比較する比較器とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチャージポンプ回路。
  9. 前記検出部は、前記比較器の出力を含む信号を平均化する平均化回路を備えることを特徴とする請求項8記載のチャージポンプ回路。
  10. 前記基準電圧発生回路は、前記入力端子の入力電圧又は前記スイッチ回路の充放電状態に応じた電圧を発生することを特徴とする請求項8記載のチャージポンプ回路。
  11. 前記出力端子からの出力電圧を安定化するように前記入力端子へ印加する入力電圧を調整する電圧安定化回路を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチャージポンプ回路。
  12. フライングコンデンサと、前記フライングコンデンサを入力端子から充電する充電状態と出力端子へ放電する放電状態とを交互に切り替えるスイッチング動作を行うスイッチ回路とを備える電源装置であって、
    前記フライングコンデンサの電圧を検出し、該検出電圧を基に前記出力端子からの出力電流を検知する検出部
    を備えることを特徴とする電源装置。
  13. 前記検出部は、前記フライングコンデンサの充電時の前記検出電圧の初期値と入力電圧との差又は比を示す関係式により前記出力端子からの出力電流を検知することを特徴とする請求項12記載の電源装置。
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