ある実施形態において、PRMT5の阻害剤は、一般式(I):
またはその薬学的に許容できる塩で表され、式中、R1、R5、R6、R7、R8、Rx、n、LおよびArが、本明細書において定義されるとおりである。
ある実施形態において、本明細書に記載される化合物(例えば、式(A)、例えば、式(I)の化合物)と、またはその薬学的に許容できる塩と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む医薬組成物が提供される。
特定の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、PRMT5の活性を阻害する。特定の実施形態において、PRMT5を阻害する方法であって、PRMT5を、有効量の、式(A)、例えば、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容できる塩と接触させる工程を含む方法が提供される。PRMT5は、精製されていてもまたは粗製であってもよく、細胞、組織、または被験体中に存在し得る。したがって、このような方法は、インビトロおよびインビボの両方のPRMT5活性の阻害を包含する。特定の実施形態において、PRMT5は、野生型PRMT5である。特定の実施形態において、PRMT5は、過剰発現される。特定の実施形態において、PRMT5は、突然変異体である。特定の実施形態において、PRMT5は、細胞中にある。特定の実施形態において、PRMT5は、動物、例えば、ヒト中にある。ある実施形態において、PRMT5は、PRMT5基質に関連する1つまたは複数の突然変異により、通常のレベルのPRMT5活性の影響を受けやすい被験体中にある。ある実施形態において、PRMT5は、異常なPRMT5活性(例えば、過剰発現)を有することが認識または確認された被験体中にある。ある実施形態において、提供される化合物は、他のメチルトランスフェラーゼよりPRMT5に対して選択的である。特定の実施形態において、提供される化合物は、1つまたは複数の他のメチルトランスフェラーゼと比べて、少なくとも約10倍選択的であり、少なくとも約20倍選択的であり、少なくとも約30倍選択的であり、少なくとも約40倍選択的であり、少なくとも約50倍選択的であり、少なくとも約60倍選択的であり、少なくとも約70倍選択的であり、少なくとも約80倍選択的であり、少なくとも約90倍選択的であり、または少なくとも約100倍選択的である。
特定の実施形態において、細胞中の遺伝子発現を改変する方法であって、細胞を、有効量の、式(A)、例えば、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、またはその医薬組成物と接触させる工程を含む方法が提供される。特定の実施形態において、細胞は、インビトロの培養物中にある。特定の実施形態において、細胞は、動物、例えば、ヒト中にある。
特定の実施形態において、細胞中の転写を改変する方法であって、細胞を、有効量の、式(A)、例えば、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、またはその医薬組成物と接触させる工程を含む方法が提供される。特定の実施形態において、細胞は、インビトロの培養物中にある。特定の実施形態において、細胞は、動物、例えば、ヒト中にある。
ある実施形態において、PRMT5媒介性疾患を治療する方法であって、有効量の、本明細書に記載される化合物(例えば、式(A)、例えば、式(I)の化合物)、またはその薬学的に許容できる塩、またはその医薬組成物を、PRMT5媒介性疾患に罹患した被験体に投与する工程を含む方法が提供される。特定の実施形態において、PRMT5媒介性疾患は、増殖性疾患、代謝障害、または血液疾患である。特定の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、癌を治療するのに有用である。特定の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、造血器癌、肺癌、前立腺癌、黒色腫、または膵臓癌を治療するのに有用である。特定の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、異常血色素症を治療するのに有用である。特定の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、鎌状赤血球貧血を治療するのに有用である。特定の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、糖尿病または肥満を治療するのに有用である。特定の実施形態において、提供される化合物は、炎症性疾患および自己免疫疾患を治療するのに有用である。
本明細書に記載される化合物はまた、生物学的現象および病理学的現象におけるPRMT5の調査、PRMT5によって媒介される細胞内シグナル伝達経路の調査、および新規なPRMT5阻害剤の比較評価に有用である。
本出願は、様々な交付された特許、公開された特許出願、学術論文、および他の刊行物に言及しており、それらは全て、参照により本明細書に援用される。
特定の官能基および化学用語の定義が、以下により詳細に記載される。化学元素は、元素周期表、CAS版、Handbook of Chemistry and Physics,75th Ed.の表紙裏にしたがって特定され、特定の官能基は、一般に、その中に記載されるように定義される。さらに、有機化学の一般的原理、ならびに特定の官能部分および反応性が、Thomas Sorrell,Organic Chemistry,University Science Books,Sausalito,1999;Smith and March,March’s Advanced Organic Chemistry,5th Edition,John Wiley&Sons,Inc.,New York,2001;Larock,Comprehensive Organic Transformations,VCH Publishers,Inc.,New York,1989;およびCarruthers,Some Modern Methods of Organic Synthesis,3rd Edition,Cambridge University Press,Cambridge,1987に記載される。
本明細書に記載される化合物は、1つまたは複数の不斉中心を含むことがあり、したがって、様々な異性体、例えば、鏡像異性体および/またはジアステレオマーで存在し得る。例えば、本明細書に記載される化合物は、個々の鏡像異性体、ジアステレオマーまたは幾何異性体の形態であり得、またはラセミ混合物および1つまたは複数の立体異性体が富化された混合物を含む、立体異性体の混合物の形態であり得る。異性体は、キラル高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)ならびにキラル塩の形成および結晶化を含む、当業者に公知の方法によって混合物から単離され得;または好ましい異性体は、不斉合成によって調製され得る。例えば、Jacques et al.,Enantiomers,Racemates and Resolutions(Wiley Interscience,New York,1981);Wilen et al.,Tetrahedron 33:2725(1977);Eliel,Stereochemistry of Carbon Compounds(McGraw−Hill,NY,1962);およびWilen,Tables of Resolving Agents and Optical Resolutions p.268(E.L.Eliel,Ed.,Univ.of Notre Dame Press,Notre Dame,IN 1972)を参照されたい。本開示は、他の異性体を実質的に含まない個々の異性体として、あるいは、様々な異性体の混合物として、本明細書に記載される化合物をさらに包含する。
本発明の化合物が、様々な互変異性体として表され得ることが理解されるべきである。化合物が互変異性体を有する場合、全ての互変異性体が、本発明の範囲に含まれることが意図され、本明細書に記載される任意の化合物の命名が、任意の互変異性体形態を除外しないことも理解されるべきである。
特に記載しない限り、本明細書に示される構造は、1つまたは複数の同位体が濃縮された原子の存在のみが異なる化合物を含むことも意図される。例えば、重水素または三重水素による水素の置換、18Fによる19Fの置換、または13C−もしくは14C−富化炭素による炭素の置換を除いて本発明の構造を有する化合物が、本開示の範囲内である。このような化合物は、例えば、生物学的アッセイにおける分析手段またはプローブとして有用である。
本明細書において使用される際の「脂肪族」という用語は、飽和及び不飽和の両方の、非芳香族、直鎖状(すなわち、非分枝鎖状)、分枝鎖状、非環状、および環状(すなわち、炭素環式)炭化水素を含む。ある実施形態において、脂肪族基は、1つまたは複数の官能基で任意選択的に置換される。当業者によって理解されるように、「脂肪族」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、およびシクロアルケニル部分を含むことが本明細書において意図される。
数値の範囲が列挙される場合、その範囲内の各値および部分範囲を包含することが意図される。例えば、「C1〜6アルキル」は、C1、C2、C3、C4、C5、C6、C1〜6、C1〜5、C1〜4、C1〜3、C1〜2、C2〜6、C2〜5、C2〜4、C2〜3、C3〜6、C3〜5、C3〜4、C4〜6、C4〜5、およびC5〜6アルキルを包含することが意図される。
「アルキル」は、1〜20個の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状飽和炭化水素基の基(「C1〜20アルキル」)を指す。ある実施形態において、アルキル基は、1〜10個の炭素原子を有する(「C1〜10アルキル」)。ある実施形態において、アルキル基は、1〜9個の炭素原子を有する(「C1〜9アルキル」)。ある実施形態において、アルキル基は、1〜8個の炭素原子を有する(「C1〜8アルキル」)。ある実施形態において、アルキル基は、1〜7個の炭素原子を有する(「C1〜7アルキル」)。ある実施形態において、アルキル基は、1〜6個の炭素原子を有する(「C1〜6アルキル」)。ある実施形態において、アルキル基は、1〜5個の炭素原子を有する(「C1〜5アルキル」)。ある実施形態において、アルキル基は、1〜4個の炭素原子を有する(「C1〜4アルキル」)。ある実施形態において、アルキル基は、1〜3個の炭素原子を有する(「C1〜3アルキル」)。ある実施形態において、アルキル基は、1〜2個の炭素原子を有する(「C1〜2アルキル」)。ある実施形態において、アルキル基は、1個の炭素原子を有する(「C1アルキル」)。ある実施形態において、アルキル基は、2〜6個の炭素原子を有する(「C2〜6アルキル」)。C1〜6アルキル基の例としては、メチル(C1)、エチル(C2)、n−プロピル(C3)、イソプロピル(C3)、n−ブチル(C4)、tert−ブチル(C4)、sec−ブチル(C4)、イソ−ブチル(C4)、n−ペンチル(C5)、3−ペンタニル(C5)、アミル(C5)、ネオペンチル(C5)、3−メチル−2−ブタニル(C5)、第三級アミル(C5)、およびn−ヘキシル(C6)が挙げられる。アルキル基のさらなる例としては、n−ヘプチル(C7)、n−オクチル(C8)などが挙げられる。特定の実施形態において、アルキル基の各例は、独立して、任意選択的に置換され、例えば、非置換(「非置換アルキル」)であるかまたは1つまたは複数の置換基で置換される(「置換アルキル」)。特定の実施形態において、アルキル基は、非置換C1〜10アルキル(例えば、−CH3)である。特定の実施形態において、アルキル基は、置換C1〜10アルキルである。
ある実施形態において、アルキル基は、1つまたは複数のハロゲンで置換される。「パーハロアルキル」は、本明細書において定義される置換アルキル基であり、水素原子の全てが、独立して、ハロゲン、例えば、フルオロ、ブロモ、クロロ、またはヨードで置換される。ある実施形態において、アルキル部分は、1〜8個の炭素原子を有する(「C1〜8パーハロアルキル」)。ある実施形態において、アルキル部分は、1〜6個の炭素原子を有する(「C1〜6パーハロアルキル」)。ある実施形態において、アルキル部分は、1〜4個の炭素原子を有する(「C1〜4パーハロアルキル」)。ある実施形態において、アルキル部分は、1〜3個の炭素原子を有する(「C1〜3パーハロアルキル」)である。ある実施形態において、アルキル部分は、1〜2個の炭素原子を有する(「C1〜2パーハロアルキル」)。ある実施形態において、水素原子の全てが、フルオロで置換される。ある実施形態において、水素原子の全てが、クロロで置換される。パーハロアルキル基の例としては、−CF3、−CF2CF3、−CF2CF2CF3、−CCl3、−CFCl2、−CF2Clなどが挙げられる。
「アルケニル」は、2〜20個の炭素原子、1つまたは複数の炭素−炭素二重結合を有し、三重結合を有さない直鎖状または分枝鎖状炭化水素基の基(「C2〜20アルケニル」)を指す。ある実施形態において、アルケニル基は、2〜10個の炭素原子を有する(「C2〜10アルケニル」)。ある実施形態において、アルケニル基は、2〜9個の炭素原子を有する(「C2〜9アルケニル」)。ある実施形態において、アルケニル基は、2〜8個の炭素原子を有する(「C2〜8アルケニル」)。ある実施形態において、アルケニル基は、2〜7個の炭素原子を有する(「C2〜7アルケニル」)。ある実施形態において、アルケニル基は、2〜6個の炭素原子を有する(「C2〜6アルケニル」)。ある実施形態において、アルケニル基は、2〜5個の炭素原子を有する(「C2〜5アルケニル」)。ある実施形態において、アルケニル基は、2〜4個の炭素原子を有する(「C2〜4アルケニル」)。ある実施形態において、アルケニル基は、2〜3個の炭素原子を有する(「C2〜3アルケニル」)。ある実施形態において、アルケニル基は、2個の炭素原子を有する(「C2アルケニル」)。1つまたは複数の炭素−炭素二重結合は、内部(2−ブテニル中など)または末端(1−ブテニル中など)にあり得る。C2〜4アルケニル基の例としては、エテニル(C2)、1−プロペニル(C3)、2−プロペニル(C3)、1−ブテニル(C4)、2−ブテニル(C4)、ブタジエニル(C4)などが挙げられる。C2〜6アルケニル基の例としては、上記のC2〜4アルケニル基ならびにペンテニル(C5)、ペンタジエニル(C5)、ヘキセニル(C6)などが挙げられる。アルケニルのさらなる例としては、ヘプテニル(C7)、オクテニル(C8)、オクタトリエニル(C8)などが挙げられる。特定の実施形態において、アルケニル基の各例は、独立して、任意選択的に置換され、例えば、非置換(「非置換アルケニル」)であるかまたは1つまたは複数の置換基で置換される(「置換アルケニル」)。特定の実施形態において、アルケニル基は、非置換C2〜10アルケニルである。特定の実施形態において、アルケニル基は、置換C2〜10アルケニルである。
「アルキニル」は、2〜20個の炭素原子、1つまたは複数の炭素−炭素三重結合、および任意選択的に1つまたは複数の二重結合を有する直鎖状または分枝鎖状炭化水素基の基(「C2〜20アルキニル」)を指す。ある実施形態において、アルキニル基は、2〜10個の炭素原子を有する(「C2〜10アルキニル」)。ある実施形態において、アルキニル基は、2〜9個の炭素原子を有する(「C2〜9アルキニル」)。ある実施形態において、アルキニル基は、2〜8個の炭素原子を有する(「C2〜8アルキニル」)。ある実施形態において、アルキニル基は、2〜7個の炭素原子を有する(「C2〜7アルキニル」)。ある実施形態において、アルキニル基は、2〜6個の炭素原子を有する(「C2〜6アルキニル」)。ある実施形態において、アルキニル基は、2〜5個の炭素原子を有する(「C2〜5アルキニル」)。ある実施形態において、アルキニル基は、2〜4個の炭素原子を有する(「C2〜4アルキニル」)。ある実施形態において、アルキニル基は、2〜3個の炭素原子を有する(「C2〜3アルキニル」)。ある実施形態において、アルキニル基は、2個の炭素原子を有する(「C2アルキニル」)。1つまたは複数の炭素−炭素三重結合は、内部(2−ブチニル中など)または末端(1−ブチニル中など)にあり得る。C2〜4アルキニル基の例としては、限定はされないが、エチニル(C2)、1−プロピニル(C3)、2−プロピニル(C3)、1−ブチニル(C4)、2−ブチニル(C4)などが挙げられる。C2〜6アルケニル基の例としては、上記のC2〜4アルキニル基ならびにペンチニル(C5)、ヘキシニル(C6)などが挙げられる。アルキニルのさらなる例としては、ヘプチニル(C7)、オクチニル(C8)などが挙げられる。特定の実施形態において、アルキニル基の各例は、独立して、任意選択的に置換され、例えば、非置換(「非置換アルキニル」)であるかまたは1つまたは複数の置換基で置換される(「置換アルキニル」)。特定の実施形態において、アルキニル基は、非置換C2〜10アルキニルである。特定の実施形態において、アルキニル基は、置換C2〜10アルキニルである。
「カルボシクリル」または「炭素環式」は、非芳香環系中に3〜14個の環炭素原子(「C3〜14カルボシクリル」)および0個のヘテロ原子を有する非芳香族環状炭化水素基の基を指す。ある実施形態において、カルボシクリル基は、3〜10個の環炭素原子を有する(「C3〜10カルボシクリル」)。ある実施形態において、カルボシクリル基は、3〜8個の環炭素原子を有する(「C3〜8カルボシクリル」)。ある実施形態において、カルボシクリル基は、3〜6個の環炭素原子を有する(「C3〜6カルボシクリル」)。ある実施形態において、カルボシクリル基は、3〜6個の環炭素原子を有する(「C3〜6カルボシクリル」)。ある実施形態において、カルボシクリル基は、5〜10個の環炭素原子を有する(「C5〜10カルボシクリル」)。例示的なC3〜6カルボシクリル基としては、限定はされないが、シクロプロピル(C3)、シクロプロペニル(C3)、シクロブチル(C4)、シクロブテニル(C4)、シクロペンチル(C5)、シクロペンテニル(C5)、シクロヘキシル(C6)、シクロヘキセニル(C6)、シクロヘキサジエニル(C6)などが挙げられる。例示的なC3〜8カルボシクリル基としては、限定はされないが、上記のC3〜6カルボシクリル基ならびにシクロヘプチル(C7)、シクロヘプテニル(C7)、シクロヘプタジエニル(C7)、シクロヘプタトリエニル(C7)、シクロオクチル(C8)、シクロオクテニル(C8)、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル(C7)、ビシクロ[2.2.2]オクタニル(C8)などが挙げられる。例示的なC3〜10カルボシクリル基としては、限定はされないが、上記のC3〜8カルボシクリル基ならびにシクロノニル(C9)、シクロノネニル(C9)、シクロデシル(C10)、シクロデセニル(C10)、オクタヒドロ−1H−インデニル(C9)、デカヒドロナフタレニル(C10)、スピロ[4.5]デカニル(C10)などが挙げられる。上記の例が示すように、特定の実施形態において、カルボシクリル基は、単環式(「単環式カルボシクリル」)であるか、または二環系(「二環式カルボシクリル」)などの縮合、架橋またはスピロ縮合環系であり、飽和または部分的に不飽和であり得る。「カルボシクリル」は、上に定義されるカルボシクリル環が1つまたは複数のアリールまたはヘテロアリール基と縮合され、結合点がカルボシクリル環上にある環系も含み、このような場合、炭素の数は、炭素環系中の炭素の数を引き続き表す。特定の実施形態において、カルボシクリル基の各例は、独立して、任意選択的に置換され、例えば、非置換(「非置換カルボシクリル」)であるかまたは1つまたは複数の置換基で置換される(「置換カルボシクリル」)。特定の実施形態において、カルボシクリル基は、非置換C3〜10カルボシクリルである。特定の実施形態において、カルボシクリル基は、置換C3〜10カルボシクリルである。
ある実施形態において、「カルボシクリル」は、3〜14個の環炭素原子を有する単環式、飽和カルボシクリル基(「C3〜14シクロアルキル」)である。ある実施形態において、シクロアルキル基は、3〜10個の環炭素原子を有する(「C3〜10シクロアルキル」)。ある実施形態において、シクロアルキル基は、3〜8個の環炭素原子を有する(「C3〜8シクロアルキル」)。ある実施形態において、シクロアルキル基は、3〜6個の環炭素原子を有する(「C3〜6シクロアルキル」)。ある実施形態において、シクロアルキル基は、5〜6個の環炭素原子を有する(「C5〜6シクロアルキル」)。ある実施形態において、シクロアルキル基は、5〜10個の環炭素原子を有する(「C5〜10シクロアルキル」)。C5〜6シクロアルキル基の例としては、シクロペンチル(C5)およびシクロヘキシル(C5)が挙げられる。C3〜6シクロアルキル基の例としては、上記のC5〜6シクロアルキル基ならびにシクロプロピル(C3)およびシクロブチル(C4)が挙げられる。C3〜8シクロアルキル基の例としては、上記のC3〜6シクロアルキル基ならびにシクロヘプチル(C7)およびシクロオクチル(C8)が挙げられる。特定の実施形態において、シクロアルキル基の各例は、独立して、非置換(「非置換シクロアルキル」)であるかまたは1つまたは複数の置換基で置換される(「置換シクロアルキル」)。特定の実施形態において、シクロアルキル基は、非置換C3〜10シクロアルキルである。特定の実施形態において、シクロアルキル基は、置換C3〜10シクロアルキルである。
「ヘテロシクリル」または「複素環式」は、環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有し、各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される3〜14員非芳香環系の基(「3〜14員ヘテロシクリル」)を指す。特定の実施形態において、ヘテロシクリルまたは複素環式は、環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有し、各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される3〜10員非芳香環系の基(「3〜10員ヘテロシクリル」)を指す。1つまたは複数の窒素原子を含有するヘテロシクリル基において、結合点は、原子価が許容される場合、炭素または窒素原子であり得る。ヘテロシクリル基は、単環式(「単環式ヘテロシクリル」)または二環系(「二環式ヘテロシクリル」)などの縮合、架橋またはスピロ縮合環系のいずれかであり得、飽和または部分的に不飽和であり得る。ヘテロシクリル二環式環系は、一方または両方の環中に1つまたは複数のヘテロ原子を含み得る。「ヘテロシクリル」は、上に定義されるヘテロシクリル環が1つまたは複数のカルボシクリル基と縮合され、結合点がカルボシクリルまたはヘテロシクリル環上にある環系、または上に定義されるヘテロシクリル環が1つまたは複数のアリールまたはヘテロアリール基と縮合され、結合点がヘテロシクリル環上にある環系も含み、このような場合、環員の数は、ヘテロシクリル環系中の環員の数を引き続き表す。特定の実施形態において、ヘテロシクリルの各例は、独立して、任意選択的に置換され、例えば、非置換(「非置換ヘテロシクリル」)であるかまたは1つまたは複数の置換基で置換される(「置換ヘテロシクリル」)。特定の実施形態において、ヘテロシクリル基は、非置換3〜10員ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、ヘテロシクリル基は、置換3〜10員ヘテロシクリルである。
ある実施形態において、ヘテロシクリル基は、環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有し、各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される5〜10員非芳香環系(「5〜10員ヘテロシクリル」)である。ある実施形態において、ヘテロシクリル基は、環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有し、各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される5〜8員非芳香環系(「5〜8員ヘテロシクリル」)である。ある実施形態において、ヘテロシクリル基は、環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有し、各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される5〜6員非芳香環系(「5〜6員ヘテロシクリル」)である。ある実施形態において、5〜6員ヘテロシクリルは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有する。ある実施形態において、5〜6員ヘテロシクリルは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する。ある実施形態において、5〜6員ヘテロシクリルは、窒素、酸素、および硫黄から選択される1個の環ヘテロ原子を有する。
1個のヘテロ原子を含有する例示的な3員ヘテロシクリル基としては、限定はされないが、アジリジニル、オキシラニル、およびチオレニル(thiorenyl)が挙げられる。1個のヘテロ原子を含有する例示的な4員ヘテロシクリル基としては、限定はされないが、アゼチジニル、オキセタニル、およびチエタニル(thietanyl)が挙げられる。1個のヘテロ原子を含有する例示的な5員ヘテロシクリル基としては、限定はされないが、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ジヒドロチオフェニル、ピロリジニル、ジヒドロピロリル、およびピロリル−2,5−ジオンが挙げられる。2個のヘテロ原子を含有する例示的な5員ヘテロシクリル基としては、限定はされないが、ジオキソラニル、オキサスルフラニル(oxasulfuranyl)、ジスルフラニル(disulfuranyl)、およびオキサゾリジン−2−オンが挙げられる。3個のヘテロ原子を含有する例示的な5員ヘテロシクリル基としては、限定はされないが、トリアゾリニル(triazolinyl)、オキサジアゾリニル、およびチアジアゾリニルが挙げられる。1個のヘテロ原子を含有する例示的な6員ヘテロシクリル基としては、限定はされないが、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピリジニル、およびチアニル(thianyl)が挙げられる。2個のヘテロ原子を含有する例示的な6員ヘテロシクリル基としては、限定はされないが、ピペラジニル、モルホリニル、ジチアニル、およびジオキサニルが挙げられる。3個のヘテロ原子を含有する例示的な6員ヘテロシクリル基としては、限定はされないが、トリアジナニル(triazinanyl)、オキサジアジナニル(oxadiazinanyl)、チアジアジナニル(thiadiazinanyl)、オキサチアジナニル(oxathiazinanyl)およびジオキサジナニル(dioxazinanyl)が挙げられる。1個のヘテロ原子を含有する例示的な7員ヘテロシクリル基としては、限定はされないが、アゼパニル、オキセパニル(oxepanyl)およびチエパニル(thiepanyl)が挙げられる。1個のヘテロ原子を含有する例示的な8員ヘテロシクリル基としては、限定はされないが、アゾカニル(azocanyl)、オキセカニル(oxecanyl)、およびチオカニル(thiocanyl)が挙げられる。C6アリール環に縮合された例示的な5員ヘテロシクリル基(本明細書において、5,6−二環式複素環とも呼ばれる)としては、限定はされないが、インドリニル、イソインドリニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリノニルなどが挙げられる。アリール環に縮合された例示的な6員ヘテロシクリル基(本明細書において、6,6−二環式複素環とも呼ばれる)としては、限定はされないが、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニルなどが挙げられる。
「アリール」は、芳香環系中に提供される6〜14個の環炭素原子および0個のヘテロ原子を有する単環式または多環式(例えば、二環式または三環式)の4n+2個の芳香環系(例えば、環状配置で共有される6、10、または14個のπ電子を有する)の基(「C6〜14アリール」)を指す。ある実施形態において、アリール基は、6個の環炭素原子を有する(「C6アリール」;例えば、フェニル)。ある実施形態において、アリール基は、10個の環炭素原子を有する(「C10アリール」;例えば、1−ナフチルおよび2−ナフチルなどのナフチル)。ある実施形態において、アリール基は、14個の環炭素原子を有する(「C14アリール」;例えば、アントラシル(anthracyl))。「アリール」は、上に定義されるアリール環が1つまたは複数のカルボシクリルまたはヘテロシクリル基と縮合され、基または結合点がアリール環上にある環系も含み、このような場合、炭素原子の数は、アリール環系中の炭素原子の数を引き続き表す。特定の実施形態において、アリール基の各例は、独立して、任意選択的に置換され、例えば、非置換(「非置換アリール」)であるかまたは1つまたは複数の置換基で置換される(「置換アリール」)。特定の実施形態において、アリール基は、非置換C6〜14アリールである。特定の実施形態において、アリール基は、置換C6〜14アリールである。
「ヘテロアリール」は、芳香環系中に提供される環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有し、各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素および硫黄から選択される5〜14員単環式または多環式(例えば、二環式または三環式)の4n+2個の芳香環系(例えば、環状配置で共有される6または10個のπ電子を有する)の基(「5〜14員ヘテロアリール」)を指す。特定の実施形態において、ヘテロアリールは、芳香環系中に提供される環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有し、各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素および硫黄から選択される5〜10員単環式または二環式の4n+2個の芳香環系の基(「5〜10員ヘテロアリール」)を指す。1つまたは複数の窒素原子を含有するヘテロアリール基において、結合点は、原子価が許容される場合、炭素または窒素原子であり得る。ヘテロアリール二環式環系は、一方または両方の環中に1つまたは複数のヘテロ原子を含み得る。「ヘテロアリール」は、上に定義されるヘテロアリール環が1つまたは複数のカルボシクリルまたはヘテロシクリル基と縮合され、結合点がヘテロアリール環上にある環系を含み、このような場合、環員の数は、ヘテロアリール環系中の環員の数を引き続き表す。「ヘテロアリール」は、上に定義されるヘテロアリール環が1つまたは複数のアリール基と縮合され、結合点がアリールまたはヘテロアリール環のいずれかにある環系も含み、このような場合、環員の数は、縮合(アリール/ヘテロアリール)環系中の環員の数を表す。1つの環がヘテロ原子を含有しない二環式ヘテロアリール基(例えば、インドリル、キノリニル、カルバゾリルなど)において、結合点は、環、例えば、ヘテロ原子を担持する環(例えば、2−インドリル)またはヘテロ原子を含有しない環(例えば、5−インドリル)のいずれかにあり得る。
ある実施形態において、ヘテロアリール基は、芳香環系中に提供される環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有し、各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される5〜14員芳香環系(「5〜14員ヘテロアリール」)である。ある実施形態において、ヘテロアリール基は、芳香環系中に提供される環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有し、各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される5〜10員芳香環系(「5〜10員ヘテロアリール」)である。ある実施形態において、ヘテロアリール基は、芳香環系中に提供される環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有し、各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される5〜8員芳香環系(「5〜8員ヘテロアリール」)である。ある実施形態において、ヘテロアリール基は、芳香環系中に提供される環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有し、各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素、および硫黄から選択される5〜6員芳香環系(「5〜6員ヘテロアリール」)である。ある実施形態において、5〜6員ヘテロアリールは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有する。ある実施形態において、5〜6員ヘテロアリールは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する。ある実施形態において、5〜6員ヘテロアリールは、窒素、酸素、および硫黄から選択される1個の環ヘテロ原子を有する。特定の実施形態において、ヘテロアリール基の各例は、独立して、任意選択的に置換され、例えば、非置換(「非置換ヘテロアリール」)であるかまたは1つまたは複数の置換基で置換される(「置換ヘテロアリール」)。特定の実施形態において、ヘテロアリール基は、非置換5〜14員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、ヘテロアリール基は、置換5〜14員ヘテロアリールである。
1個のヘテロ原子を含有する例示的な5員ヘテロアリール基としては、限定はされないが、ピロリル、フラニルおよびチオフェニルが挙げられる。2個のヘテロ原子を含有する例示的な5員ヘテロアリール基としては、限定はされないが、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、およびイソチアゾリルが挙げられる。3個のヘテロ原子を含有する例示的な5員ヘテロアリール基としては、限定はされないが、トリアゾリル、オキサジアゾリル、およびチアジアゾリルが挙げられる。4個のヘテロ原子を含有する例示的な5員ヘテロアリール基としては、限定はされないが、テトラゾリルが挙げられる。1個のヘテロ原子を含有する例示的な6員ヘテロアリール基としては、限定はされないが、ピリジニルが挙げられる。2個のヘテロ原子を含有する例示的な6員ヘテロアリール基としては、限定はされないが、ピリダジニル、ピリミジニル、およびピラジニルが挙げられる。3個または4個のヘテロ原子を含有する例示的な6員ヘテロアリール基としては、限定はされないが、それぞれトリアジニルおよびテトラジニルが挙げられる。1個のヘテロ原子を含有する例示的な7員ヘテロアリール基としては、限定はされないが、アゼピニル、オキセピニル(oxepinyl)、およびチエピニル(thiepinyl)が挙げられる。例示的な5,6−二環式ヘテロアリール基としては、限定はされないが、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾチオフェニル、イソベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、ベンゾイソフラニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンズチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンズチアジアゾリル、インドリジニル、およびプリニルが挙げられる。例示的な6,6−二環式ヘテロアリール基としては、限定はされないが、ナフチリジニル、プテリジニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キノキサリニル、フタラジニル、およびキナゾリニルが挙げられる。
「縮合」または「オルト縮合」は、本明細書において同義的に使用され、2つの原子および1つの結合を共有する2つの環、例えば、
を指す。
「架橋」は、(1)架橋された原子または同じ環の2つ以上の非隣接位置を結合する原子の基;または(2)架橋された原子または環系の異なる環の2つ以上の位置を結合し、それによって、オルト縮合環、例えば、
を形成しない原子の基を含有する環系を指す。
「スピロ」または「スピロ縮合」は、炭素環系または複素環系の同じ原子に結合し(ジェミナル結合)、それによって、環、例えば、
を形成する原子の基を指す。架橋された原子におけるスピロ縮合も考えられる。
「部分的に不飽和」は、少なくとも1つの二重結合または三重結合を含む基を指す。「部分的に不飽和」という用語は、複数の不飽和部位を有する環を包含するが、本明細書において定義される芳香族基(例えば、アリールまたはヘテロアリール基)を含むことは意図されない。同様に、「飽和」は、二重結合または三重結合を含有しない、すなわち、全て単結合を含有する基を指す。
ある実施形態において、本明細書において定義される、脂肪族、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリール基は、任意選択的に置換される(例えば、「置換」または「非置換」脂肪族、「置換」または「非置換」アルキル、「置換」または「非置換」アルケニル、「置換」または「非置換」アルキニル、「置換」または「非置換」カルボシクリル、「置換」または「非置換」ヘテロシクリル、「置換」または「非置換」アリールあるいは「置換」または「非置換」ヘテロアリール基)。一般に、「置換」という用語は、「任意選択的に」という用語が前にあるか否かにかかわらず、基(例えば、炭素または窒素原子)に存在する少なくとも1つの水素が、許容できる置換基、例えば、置換により、安定した化合物、例えば、転位、環化、脱離、または他の反応などによって自然に変換を起こさない化合物をもたらす置換基で置換されることを意味する。特に示されない限り、「置換」基は、基の1つまたは複数の置換可能な位置に置換基を有し、任意の所与の構造中の2つ以上の位置が置換される場合、置換基は、各位置において同じかまたは異なる。「置換」という用語は、安定した化合物の形成をもたらす本明細書に記載される置換基のいずれかを含む、有機化合物の全ての許容できる置換基による置換を含むものと考えられる。本開示は、安定した化合物に到達するためにあらゆるこのような組成物を想定している。本開示の趣旨では、窒素などのヘテロ原子は、水素置換基および/またはヘテロ原子の原子価を満たし、安定した部分の形成をもたらす本明細書に記載される任意の好適な置換基を有し得る。
例示的な炭素原子置換基としては、以下に限定はされないが、ハロゲン、−CN、−NO2、−N3、−SO2H、−SO3H、−OH、−ORaa、−ON(Rbb)2、−N(Rbb)2、−N(Rbb)3 +X−、−N(ORcc)Rbb、−SH、−SRaa、−SSRcc、−C(=O)Raa、−CO2H、−CHO、−C(ORcc)2、−CO2Raa、−OC(=O)Raa、−OCO2Raa、−C(=O)N(Rbb)2、−OC(=O)N(Rbb)2、−NRbbC(=O)Raa、−NRbbCO2Raa、−NRbbC(=O)N(Rbb)2、−C(=NRbb)Raa、−C(=NRbb)ORaa、−OC(=NRbb)Raa、−OC(=NRbb)ORaa、−C(=NRbb)N(Rbb)2、−OC(=NRbb)N(Rbb)2、−NRbbC(=NRbb)N(Rbb)2、−C(=O)NRbbSO2Raa、−NRbbSO2Raa、−SO2N(Rbb)2、−SO2Raa、−SO2ORaa、−OSO2Raa、−S(=O)Raa、−OS(=O)Raa、−Si(Raa)3、−OSi(Raa)3−C(=S)N(Rbb)2、−C(=O)SRaa、−C(=S)SRaa、−SC(=S)SRaa、−SC(=O)SRaa、−OC(=O)SRaa、−SC(=O)ORaa、−SC(=O)Raa、−P(=O)2Raa、−OP(=O)2Raa、−P(=O)(Raa)2、−OP(=O)(Raa)2、−OP(=O)(ORcc)2、−P(=O)2N(Rbb)2、−OP(=O)2N(Rbb)2、−P(=O)(NRbb)2、−OP(=O)(NRbb)2、−NRbbP(=O)(ORcc)2、−NRbbP(=O)(NRbb)2、−P(Rcc)2、−P(Rcc)3、−OP(Rcc)2、−OP(Rcc)3、−B(Raa)2、−B(ORcc)2、−BRaa(ORcc)、C1〜10アルキル、C1〜10パーハロアルキル、C2〜10アルケニル、C2〜10アルキニル、C3〜10カルボシクリル、3〜14員ヘテロシクリル、C6〜14アリール、および5〜14員ヘテロアリールが挙げられ、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールが、独立して、0、1、2、3、4、または5つのRdd基で置換され;
または炭素原子上の2つのジェミナル水素が、基=O、=S、=NN(Rbb)2、=NNRbbC(=O)Raa、=NNRbbC(=O)ORaa、=NNRbbS(=O)2Raa、=NRbb、または=NORccで置換され;
Raaの各例が、独立して、C1〜10アルキル、C1〜10パーハロアルキル、C2〜10アルケニル、C2〜10アルキニル、C3〜10カルボシクリル、3〜14員ヘテロシクリル、C6〜14アリール、および5〜14員ヘテロアリールから選択され、または2つのRaa基が、結合されて、3〜14員ヘテロシクリルまたは5〜14員ヘテロアリール環を形成し、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールが、独立して、0、1、2、3、4、または5つのRdd基で置換され;
Rbbの各例が、独立して、水素、−OH、−ORaa、−N(Rcc)2、−CN、−C(=O)Raa、−C(=O)N(Rcc)2、−CO2Raa、−SO2Raa、−C(=NRcc)ORaa、−C(=NRcc)N(Rcc)2、−SO2N(Rcc)2、−SO2Rcc、−SO2ORcc、−SORaa、−C(=S)N(Rcc)2、−C(=O)SRcc、−C(=S)SRcc、−P(=O)2Raa、−P(=O)(Raa)2、−P(=O)2N(Rcc)2、−P(=O)(NRcc)2、C1〜10アルキル、C1〜10パーハロアルキル、C2〜10アルケニル、C2〜10アルキニル、C3〜10カルボシクリル、3〜14員ヘテロシクリル、C6〜14アリール、および5〜14員ヘテロアリールから選択され、または2つのRbb基が、結合されて、3〜14員ヘテロシクリルまたは5〜14員ヘテロアリール環を形成し、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールが、独立して、0、1、2、3、4、または5つのRdd基で置換され;
Rccの各例が、独立して、水素、C1〜10アルキル、C1〜10パーハロアルキル、C2〜10アルケニル、C2〜10アルキニル、C3〜10カルボシクリル、3〜14員ヘテロシクリル、C6〜14アリール、および5〜14員ヘテロアリールから選択され、または2つのRcc基が、結合されて、3〜14員ヘテロシクリルまたは5〜14員ヘテロアリール環を形成し、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールが、独立して、0、1、2、3、4、または5つのRdd基で置換され;
Rddの各例が、独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、−N3、−SO2H、−SO3H、−OH、−ORee、−ON(Rff)2、−N(Rff)2、−N(Rff)3 +X−、−N(ORee)Rff、−SH、−SRee、−SSRee、−C(=O)Ree、−CO2H、−CO2Ree、−OC(=O)Ree、−OCO2Ree、−C(=O)N(Rff)2、−OC(=O)N(Rff)2、−NRffC(=O)Ree、−NRffCO2Ree、−NRffC(=O)N(Rff)2、−C(=NRff)ORee、−OC(=NRff)Ree、−OC(=NRff)ORee、−C(=NRff)N(Rff)2、−OC(=NRff)N(Rff)2、−NRffC(=NRff)N(Rff)2、−NRffSO2Ree、−SO2N(Rff)2、−SO2Ree、−SO2ORee、−OSO2Ree、−S(=O)Ree、−Si(Ree)3、−OSi(Ree)3、−C(=S)N(Rff)2、−C(=O)SRee、−C(=S)SRee、−SC(=S)SRee、−P(=O)2Ree、−P(=O)(Ree)2、−OP(=O)(Ree)2、−OP(=O)(ORee)2、C1〜6アルキル、C1〜6パーハロアルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜10カルボシクリル、3〜10員ヘテロシクリル、C6〜10アリール、5〜10員ヘテロアリールから選択され、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールが、独立して、0、1、2、3、4、または5つのRgg基で置換され、または2つのジェミナルRdd置換基が結合されて、=Oまたは=Sを形成することができ;
Reeの各例が、独立して、C1〜6アルキル、C1〜6パーハロアルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜10カルボシクリル、C6〜10アリール、3〜10員ヘテロシクリル、および3〜10員ヘテロアリールから選択され、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールが、独立して、0、1、2、3、4、または5つのRgg基で置換され;
Rffの各例が、独立して、水素、C1〜6アルキル、C1〜6パーハロアルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜10カルボシクリル、3〜10員ヘテロシクリル、C6〜10アリールおよび5〜10員ヘテロアリールから選択され、または2つのRff基が結合されて、3〜14員ヘテロシクリルまたは5〜14員ヘテロアリール環を形成し、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールが、独立して、0、1、2、3、4、または5つのRgg基で置換され;
Rggの各例が、独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、−N3、−SO2H、−SO3H、−OH、−OC1〜6アルキル、−ON(C1〜6アルキル)2、−N(C1〜6アルキル)2、−N(C1〜6アルキル)3 +X−、−NH(C1〜6アルキル)2 +X−、−NH2(C1〜6アルキル)+X−、−NH3 +X−、−N(OC1〜6アルキル)(C1〜6アルキル)、−N(OH)(C1〜6アルキル)、−NH(OH)、−SH、−SC1〜6アルキル、−SS(C1〜6アルキル)、−C(=O)(C1〜6アルキル)、−CO2H、−CO2(C1〜6アルキル)、−OC(=O)(C1〜6アルキル)、−OCO2(C1〜6アルキル)、−C(=O)NH2、−C(=O)N(C1〜6アルキル)2、−OC(=O)NH(C1〜6アルキル)、−NHC(=O)(C1〜6アルキル)、−N(C1〜6アルキル)C(=O)(C1〜6アルキル)、−NHCO2(C1〜6アルキル)、−NHC(=O)N(C1〜6アルキル)2、−NHC(=O)NH(C1〜6アルキル)、−NHC(=O)NH2、−C(=NH)O(C1〜6アルキル)、−OC(=NH)(C1〜6アルキル)、−OC(=NH)OC1〜6アルキル、−C(=NH)N(C1〜6アルキル)2、−C(=NH)NH(C1〜6アルキル)、−C(=NH)NH2、−OC(=NH)N(C1〜6アルキル)2、−OC(NH)NH(C1〜6アルキル)、−OC(NH)NH2、−NHC(NH)N(C1〜6アルキル)2、−NHC(=NH)NH2、−NHSO2(C1〜6アルキル)、−SO2N(C1〜6アルキル)2、−SO2NH(C1〜6アルキル)、−SO2NH2,−SO2C1〜6アルキル、−SO2OC1〜6アルキル、−OSO2C1〜6アルキル、−SOC1〜6アルキル、−Si(C1〜6アルキル)3、−OSi(C1〜6アルキル)3−C(=S)N(C1〜6アルキル)2、C(=S)NH(C1〜6アルキル)、C(=S)NH2、−C(=O)S(C1〜6アルキル)、−C(=S)SC1〜6アルキル、−SC(=S)SC1〜6アルキル、−P(=O)2(C1〜6アルキル)、−P(=O)(C1〜6アルキル)2、−OP(=O)(C1〜6アルキル)2、−OP(=O)(OC1〜6アルキル)2、C1〜6アルキル、C1〜6パーハロアルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜10カルボシクリル、C6〜10アリール、3〜10員ヘテロシクリル、5〜10員ヘテロアリールであり;または2つのジェミナルRgg置換基が、結合されて、=Oまたは=Sを形成することができ;ここで、X−が対イオンである。
「対イオン」または「アニオン性対イオン」は、電子的中立性を維持するために、カチオン性第四級アミノ基と結合される負の電荷を帯びた基である。例示的な対イオンとしては、ハロゲン化物イオン(例えば、F−、Cl−、Br−、I−)、NO3 −、ClO4 −、OH−、H2PO4 −、HSO4 −、スルホン酸イオン(例えば、メタンスルホネート、トリフルオロメタンスルホネート、p−トルエンスルホネート、ベンゼンスルホネート、10−カンファースルホネート、ナフタレン−2−スルホネート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホネート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホネートなど)、およびカルボン酸イオン(例えば、アセテート、エタノエート、プロパノエート、ベンゾエート、グリセレート、ラクテート、タートレート、グリコレートなど)が挙げられる。
「ハロ」または「ハロゲン」は、フッ素(フルオロ、−F)、塩素(クロロ、−Cl)、臭素(ブロモ、−Br)、またはヨウ素(ヨード、−I)を指す。
窒素原子は、原子価が許容される場合、置換または非置換であり得、第一級、第二級、第三級、および第四級窒素原子を含み得る。例示的な窒素原子置換基としては、以下に限定はされないが、水素、−OH、−ORaa、−N(Rcc)2、−CN、−C(=O)Raa、−C(=O)N(Rcc)2、−CO2Raa、−SO2Raa、−C(=NRbb)Raa、−C(=NRcc)ORaa、−C(=NRcc)N(Rcc)2、−SO2N(Rcc)2、−SO2Rcc、−SO2ORcc、−SORaa、−C(=S)N(Rcc)2、−C(=O)SRcc、−C(=S)SRcc、−P(=O)2Raa、−P(=O)(Raa)2、−P(=O)2N(Rcc)2、−P(=O)(NRcc)2、C1〜10アルキル、C1〜10パーハロアルキル、C2〜10アルケニル、C2〜10アルキニル、C3〜10カルボシクリル、3〜14員ヘテロシクリル、C6〜14アリール、および5〜14員ヘテロアリールが挙げられ、または窒素原子に結合される2つのRcc基が、結合されて、3〜14員ヘテロシクリルまたは5〜14員ヘテロアリール環を形成し、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールが、独立して、0、1、2、3、4、または5つのRdd基で置換され、Raa、Rbb、RccおよびRddが上に定義されるとおりである。
特定の実施形態において、窒素原子上に存在する置換基は、窒素保護基(アミノ保護基とも呼ばれる)である。窒素保護基としては、以下に限定はされないが、−OH、−ORaa、−N(Rcc)2、−C(=O)Raa、−C(=O)N(Rcc)2、−CO2Raa、−SO2Raa、−C(=NRcc)Raa、−C(=NRcc)ORaa、−C(=NRcc)N(Rcc)2、−SO2N(Rcc)2、−SO2Rcc、−SO2ORcc、−SORaa、−C(=S)N(Rcc)2、−C(=O)SRcc、−C(=S)SRcc、C1〜10アルキル(例えば、アラルキル、ヘテロアラルキル)、C2〜10アルケニル、C2〜10アルキニル、C3〜10カルボシクリル、3〜14員ヘテロシクリル、C6〜14アリール、および5〜14員ヘテロアリール基が挙げられ、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アラルキル、アリール、およびヘテロアリールが、独立して、0、1、2、3、4、または5つのRdd基で置換され、Raa、Rbb、Rcc、およびRddが、本明細書において定義されるとおりである。窒素保護基は、当該技術分野において周知であり、参照により本明細書に援用されるProtecting Groups in Organic Synthesis,T.W.Greene and P.G.M.Wuts,3rd edition,John Wiley&Sons,1999に詳細に記載されるものを含む。
アミド窒素保護基(例えば、−C(=O)Raa)としては、以下に限定はされないが、ホルムアミド、アセトアミド、クロロアセトアミド、トリクロロアセトアミド、トリフルオロアセトアミド、フェニルアセトアミド、3−フェニルプロパンアミド、ピコリンアミド、3−ピリジルカルボキサミド、N−ベンゾイルフェニルアラニル誘導体、ベンズアミド、p−フェニルベンズアミド、o−ニトロフェニルアセトアミド、o−ニトロフェノキシアセトアミド、アセトアセトアミド、(N’−ジチオベンジルオキシアシルアミノ)アセトアミド、3−(p−ヒドロキシフェニル)プロパンアミド、3−(o−ニトロフェニル)プロパンアミド、2−メチル−2−(o−ニトロフェノキシ)プロパンアミド、2−メチル−2−(o−フェニルアゾフェノキシ)プロパンアミド、4−クロロブタンアミド、3−メチル−3−ニトロブタンアミド、o−ニトロシンナミド(nitrocinnamide)、N−アセチルメチオニン、o−ニトロベンズアミド、およびo−(ベンゾイルオキシメチル)ベンズアミドが挙げられる。
カルバメート窒素保護基(例えば、−C(=O)ORaa)としては、以下に限定はされないが、カルバミン酸メチル、カルバミン酸エチル、9−フルオレニルメチルカルバメート(Fmoc)、9−(2−スルホ)フルオレニルメチルカルバメート、9−(2,7−ジブロモ)フルオレニルメチルカルバメート、2,7−ジ−t−ブチル−[9−(10,10−ジオキソ−10,10,10,10−テトラヒドロチオキサンチル)]メチルカルバメート(DBD−Tmoc)、4−メトキシフェナシルカルバメート(Phenoc)、2,2,2−トリクロロエチルカルバメート(Troc)、2−トリメチルシリルエチルカルバメート(Teoc)、2−フェニルエチルカルバメート(hZ)、1−(1−アダマンチル)−1−メチルエチルカルバメート(Adpoc)、1,1−ジメチル−2−ハロエチルカルバメート、1,1−ジメチル−2,2−ジブロモエチルカルバメート(DB−t−BOC)、1,1−ジメチル−2,2,2−トリクロロエチルカルバメート(TCBOC)、1−メチル−1−(4−ビフェニリル)エチルカルバメート(Bpoc)、1−(3,5−ジ−t−ブチルフェニル)−1−メチルエチルカルバメート(t−Bumeoc)、2−(2’−および4’−ピリジル)エチルカルバメート(Pyoc)、2−(N,N−ジシクロヘキシルカルボキサミド)エチルカルバメート、カルバミン酸t−ブチル(BOC)、1−アダマンチルカルバメート(Adoc)、カルバミン酸ビニル(Voc)、カルバミン酸アリル(Alloc)、1−イソプロピルアリルカルバメート(Ipaoc)、カルバミン酸シンナミル(Coc)、4−ニトロシンナミルカルバメート(Noc)、8−キノリルカルバメート、N−ヒドロキシピペリジニルカルバメート、アルキルジチオカルバメート、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、p−メトキシベンジルカルバメート(Moz)、p−ニトロベンジルカルバメート、p−ブロモベンジルカルバメート、p−クロロベンジルカルバメート、2,4−ジクロロベンジルカルバメート、4−メチルスルフィニルベンジルカルバメート(Msz)、9−アントリルメチルカルバメート、ジフェニルメチルカルバメート、2−メチルチオエチルカルバメート、2−メチルスルホニルエチルカルバメート、2−(p−トルエンスルホニル)エチルカルバメート、[2−(1,3−ジチアニル)]メチルカルバメート(Dmoc)、4−メチルチオフェニルカルバメート(Mtpc)、2,4−ジメチルチオフェニルカルバメート(Bmpc)、2−ホスホニオエチルカルバメート(Peoc)、2−トリフェニルホスホニオイソプロピルカルバメート(Ppoc)、1,1−ジメチル−2−シアノエチルカルバメート、m−クロロ−p−アシルオキシベンジルカルバメート、p−(ジヒドロキシボリル)ベンジルカルバメート、5−ベンズイソオキサゾリルメチルカルバメート、2−(トリフルオロメチル)−6−クロモニルメチルカルバメート(Tcroc)、m−ニトロフェニルカルバメート、3,5−ジメトキシベンジルカルバメート、o−ニトロベンジルカルバメート、3,4−ジメトキシ−6−ニトロベンジルカルバメート、フェニル(o−ニトロフェニル)メチルカルバメート、t−アミルカルバメート、S−ベンジルチオカルバメート、p−シアノベンジルカルバメート、シクロブチルカルバメート、シクロヘキシルカルバメート、シクロペンチルカルバメート、シクロプロピルメチルカルバメート、p−デシルオキシベンジルカルバメート、2,2−ジメトキシアシルビニルカルバメート、o−(N,N−ジメチルカルボキサミド)ベンジルカルバメート、1,1−ジメチル−3−(N,N−ジメチルカルボキサミド)プロピルカルバメート、1,1−ジメチルプロピニルカルバメート、ジ(2−ピリジル)メチルカルバメート、2−フラニルメチルカルバメート、2−ヨードエチルカルバメート、イソボルニルカルバメート、イソブチルカルバメート、イノニコチニルカルバメート、p−(p’−メトキシフェニルアゾ)ベンジルカルバメート、1−メチルシクロブチルカルバメート、1−メチルシクロヘキシルカルバメート、1−メチル−1−シクロプロピルメチルカルバメート、1−メチル−1−(3,5−ジメトキシフェニル)エチルカルバメート、1−メチル−1−(p−フェニルアゾフェニル)エチルカルバメート、1−メチル−1−フェニルエチルカルバメート、1−メチル−1−(4−ピリジル)エチルカルバメート、カルバミン酸フェニル、p−(フェニルアゾ)ベンジルカルバメート、2,4,6−トリ−t−ブチルフェニルカルバメート、4−(トリメチルアンモニウム)ベンジルカルバメート、および2,4,6−トリメチルベンジルカルバメートが挙げられる。
スルホンアミド窒素保護基(例えば、−S(=O)2Raa)としては、以下に限定はされないが、p−トルエンスルホンアミド(Ts)、ベンゼンスルホンアミド、2,3,6,−トリメチル−4−メトキシベンゼンスルホンアミド(Mtr)、2,4,6−トリメトキシベンゼンスルホンアミド(Mtb)、2,6−ジメチル−4−メトキシベンゼンスルホンアミド(Pme)、2,3,5,6−テトラメチル−4−メトキシベンゼンスルホンアミド(Mte)、4−メトキシベンゼンスルホンアミド(Mbs)、2,4,6−トリメチルベンゼンスルホンアミド(Mts)、2,6−ジメトキシ−4−メチルベンゼンスルホンアミド(iMds)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホンアミド(Pmc)、メタンスルホンアミド(Ms)、β−トリメチルシリルエタンスルホンアミド(SES)、9−アントラセンスルホンアミド、4−(4’,8’−ジメトキシナフチルメチル)ベンゼンスルホンアミド(DNMBS)、ベンジルスルホンアミド、トリフルオロメチルスルホンアミド、およびフェナシルスルホンアミドが挙げられる。
他の窒素保護基としては、以下に限定はされないが、フェノチアジニル−(10)−アシル誘導体、N’−p−トルエンスルホニルアミノアシル誘導体、N’−フェニルアミノチオアシル誘導体、N−ベンゾイルフェニルアラニル誘導体、N−アセチルメチオニン誘導体、4,5−ジフェニル−3−オキサゾリン−2−オン、N−フタルイミド、N−ジチアスクシンイミド(Dts)、N−2,3−ジフェニルマレイミド、N−2,5−ジメチルピロール、N−1,1,4,4−テトラメチルジシリルアザシクロペンタン付加物(STABASE)、5−置換1,3−ジメチル−1,3,5−トリアザシクロヘキサン−2−オン、5−置換1,3−ジベンジル−1,3,5−トリアザシクロヘキサン−2−オン、1−置換3,5−ジニトロ−4−ピリドン、N−メチルアミン、N−アリルアミン、N−[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチルアミン(SEM)、N−3−アセトキシプロピルアミン、N−(1−イソプロピル−4−ニトロ−2−オキソ−3−ピロリン−3−イル)アミン、第四級アンモニウム塩、N−ベンジルアミン、N−ジ(4−メトキシフェニル)メチルアミン、N−5−ジベンゾスベリルアミン、N−トリフェニルメチルアミン(Tr)、N−[(4−メトキシフェニル)ジフェニルメチル]アミン(MMTr)、N−9−フェニルフルオレニルアミン(PhF)、N−2,7−ジクロロ−9−フルオレニルメチレンアミン、N−フェロセニルメチルアミノ(Fcm)、N−2−ピコリルアミノN’−オキシド、N−1,1−ジメチルチオメチレンアミン、N−ベンジリデンアミン、N−p−メトキシベンジリデンアミン、N−ジフェニルメチレンアミン、N−[(2−ピリジル)メシチル]メチレンアミン、N−(N’,N’−ジメチルアミノメチレン)アミン、N,N’−イソプロピリデンジアミン、N−p−ニトロベンジリデンアミン、N−サリチリデンアミン、N−5−クロロサリチリデンアミン、N−(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)フェニルメチレンアミン、N−シクロヘキシリデンアミン、N−(5,5−ジメチル−3−オキソ−1−シクロヘキセニル)アミン、N−ボラン誘導体、N−ジフェニルボリン酸誘導体、N−[フェニル(ペンタアシルクロム−またはタングステン)アシル]アミン、N−銅キレート、N−亜鉛キレート、N−ニトロアミン、N−ニトロソアミン、アミンN−オキシド、ジフェニルホスフィンアミド(Dpp)、ジメチルチオホスフィンアミド(Mpt)、ジフェニルチオホスフィンアミド(Ppt)、ジアルキルホスホルアミデート、ジベンジルホスホルアミデート、ジフェニルホスホルアミデート、ベンゼンスルフェンアミド、o−ニトロベンゼンスルフェンアミド(Nps)、2,4−ジニトロベンゼンスルフェンアミド、ペンタクロロベンゼンスルフェンアミド、2−ニトロ−4−メトキシベンゼンスルフェンアミド、トリフェニルメチルスルフェンアミド、および3−ニトロピリジンスルフェンアミド(Npys)が挙げられる。
特定の実施形態において、酸素原子上に存在する置換基は、酸素保護基(ヒドロキシル保護基とも呼ばれる)である。酸素保護基としては、以下に限定はされないが、−Raa、−N(Rbb)2、−C(=O)SRaa、−C(=O)Raa、−CO2Raa、−C(=O)N(Rbb)2、−C(=NRbb)Raa、−C(=NRbb)ORaa、−C(=NRbb)N(Rbb)2、−S(=O)Raa、−SO2Raa、−Si(Raa)3、−P(Rcc)2、−P(Rcc)3、−P(=O)2Raa、−P(=O)(Raa)2、−P(=O)(ORcc)2、−P(=O)2N(Rbb)2、および−P(=O)(NRbb)2が挙げられ、ここで、Raa、Rbb、およびRccが、本明細書において定義されるとおりである。酸素保護基は、当該技術分野において周知であり、参照により本明細書に援用されるProtecting Groups in Organic Synthesis,T.W.Greene and P.G.M.Wuts,3rd edition,John Wiley&Sons,1999に詳細に記載されるものを含む。
例示的な酸素保護基としては、以下に限定はされないが、メチル、メトキシルメチル(MOM)、メチルチオメチル(MTM)、t−ブチルチオメチル、(フェニルジメチルシリル)メトキシメチル(SMOM)、ベンジルオキシメチル(BOM)、p−メトキシベンジルオキシメチル(PMBM)、(4−メトキシフェノキシ)メチル(p−AOM)、グアイアコールメチル(guaiacolmethyl)(GUM)、t−ブトキシメチル、4−ペンテニルオキシメチル(POM)、シロキシメチル、2−メトキシエトキシメチル(MEM)、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メチル、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル(SEMOR)、テトラヒドロピラニル(THP)、3−ブロモテトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、1−メトキシシクロヘキシル、4−メトキシテトラヒドロピラニル(MTHP)、4−メトキシテトラヒドロチオピラニル、4−メトキシテトラヒドロチオピラニルS,S−ジオキシド、1−[(2−クロロ−4−メチル)フェニル]−4−メトキシピペリジン−4−イル(CTMP)、1,4−ジオキサン−2−イル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフラニル、2,3,3a,4,5,6,7,7a−オクタヒドロ−7,8,8−トリメチル−4,7−メタノベンゾフラン−2−イル、1−エトキシエチル、1−(2−クロロエトキシ)エチル、1−メチル−1−メトキシエチル、1−メチル−1−ベンジルオキシエチル、1−メチル−1−ベンジルオキシ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−トリメチルシリルエチル、2−(フェニルセレニル)エチル、t−ブチル、アリル、p−クロロフェニル、p−メトキシフェニル、2,4−ジニトロフェニル、ベンジル(Bn)、p−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、o−ニトロベンジル、p−ニトロベンジル、p−ハロベンジル、2,6−ジクロロベンジル、p−シアノベンジル、p−フェニルベンジル、2−ピコリル、4−ピコリル、3−メチル−2−ピコリルN−オキシド、ジフェニルメチル、p,p’−ジニトロベンズヒドリル、5−ジベンゾスベリル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、p−メトキシフェニルジフェニルメチル、ジ(p−メトキシフェニル)フェニルメチル、トリ(p−メトキシフェニル)メチル、4−(4’−ブロモフェナシルオキシフェニル)ジフェニルメチル、4,4’,4”−トリス(4,5−ジクロロフタルイミドフェニル)メチル、4,4’,4”−トリス(レブリノイルオキシフェニル)メチル、4,4’,4”−トリス(ベンゾイルオキシフェニル)メチル、3−(イミダゾール−1−イル)ビス(4’,4”−ジメトキシフェニル)メチル、1,1−ビス(4−メトキシフェニル)−1’−ピレニルメチル、9−アントリル、9−(9−フェニル)キサンテニル、9−(9−フェニル−10−オキソ)アントリル、1,3−ベンゾジスルフラン−2−イル、ベンズイソチアゾリルS,S−ジオキシド、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)、トリイソプロピルシリル(TIPS)、ジメチルイソプロピルシリル(IPDMS)、ジエチルイソプロピルシリル(DEIPS)、ジメチルテキシルシリル、t−ブチルジメチルシリル(TBDMS)、t−ブチルジフェニルシリル(TBDPS)、トリベンジルシリル、トリ−p−キシリルシリル、トリフェニルシリル、ジフェニルメチルシリル(DPMS)、t−ブチルメトキシフェニルシリル(TBMPS)、ホルメート、ベンゾイルホルメート、アセテート、クロロアセテート、ジクロロアセテート、トリクロロアセテート、トリフルオロアセテート、メトキシアセテート、トリフェニルメトキシアセテート、フェノキシアセテート、p−クロロフェノキシアセテート、3−フェニルプロピオネート、4−オキソペンタノエート(レブリネート)、4,4−(エチレンジチオ)ペンタノエート(レブリノイルジチオアセタール)、ピバロエート、アダマントエート(adamantoate)、クロトネート、4−メトキシクロトネート、ベンゾエート、p−フェニルベンゾエート、2,4,6−トリメチルベンゾエート(メシトエート)、t−ブチルカーボネート(BOC)、アルキルメチルカーボネート、9−フルオレニルメチルカーボネート(Fmoc)、アルキルエチルカーボネート、アルキル2,2,2−トリクロロエチルカーボネート(Troc)、2−(トリメチルシリル)エチルカーボネート(TMSEC)、2−(フェニルスルホニル)エチルカーボネート(Psec)、2−(トリフェニルホスホニオ)エチルカーボネート(Peoc)、アルキルイソブチルカーボネート、アルキルビニルカーボネートアルキルアリルカーボネート、アルキルp−ニトロフェニルカーボネート、アルキルベンジルカーボネート、アルキルp−メトキシベンジルカーボネート、アルキル3,4−ジメトキシベンジルカーボネート、アルキルo−ニトロベンジルカーボネート、アルキルp−ニトロベンジルカーボネート、アルキルS−ベンジルチオカーボネート、4−エトキシ−1−ナフチルカーボネート、メチルジチオカーボネート、2−ヨードベンゾエート、4−アジドブチレート、4−ニトロ−4−メチルペンタノエート、o−(ジブロモメチル)ベンゾエート、2−ホルミルベンゼンスルホネート、2−(メチルチオメトキシ)エチル、4−(メチルチオメトキシ)ブチレート、2−(メチルチオメトキシメチル)ベンゾエート、2,6−ジクロロ−4−メチルフェノキシアセテート、2,6−ジクロロ−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノキシアセテート、2,4−ビス(1,1−ジメチルプロピル)フェノキシアセテート、クロロジフェニルアセテート、イソブチレート、モノスクシノエート(monosuccinoate)、(E)−2−メチル−2−ブテノエート、o−(メトキシアシル)ベンゾエート、α−ナフトエート、ニトレート、アルキルN,N,N’,N’−テトラメチルホスホロジアミデート、アルキルN−フェニルカルバメート、ボレート、ジメチルホスフィノチオイル、アルキル2,4−ジニトロフェニルスルフェネート、サルフェート、メタスルホネート(メシレート)、ベンジルスルホネート、およびトシレート(Ts)が挙げられる。
特定の実施形態において、硫黄原子上に存在する置換基は、硫黄保護基(チオール保護基とも呼ばれる)である。硫黄保護基としては、以下に限定はされないが、−Raa、−N(Rbb)2、−C(=O)SRaa、−C(=O)Raa、−CO2Raa、−C(=O)N(Rbb)2、−C(=NRbb)Raa、−C(=NRbb)ORaa、−C(=NRbb)N(Rbb)2、−S(=O)Raa、−SO2Raa、−Si(Raa)3、−P(Rcc)2、−P(Rcc)3、−P(=O)2Raa、−P(=O)(Raa)2、−P(=O)(ORcc)2、−P(=O)2N(Rbb)2、および−P(=O)(NRbb)2が挙げられ、ここで、Raa、Rbb、およびRccが、本明細書において定義されるとおりである。硫黄保護基は、当該技術分野において周知であり、参照により本明細書に援用されるProtecting Groups in Organic Synthesis,T.W.Greene and P.G.M.Wuts,3rd edition,John Wiley&Sons,1999に詳細に記載されるものを含む。
本明細書において使用される際、「脱離基」、または「LG」は、異方性結合開裂(heterolytic bond cleavage)の際に電子対とともに離れる分子断片を指すことが当該技術分野において理解される用語であり、ここで、分子断片は、アニオンまたは中性分子である。例えば、Smith,March Advanced Organic Chemistry 6th ed.(501−502)を参照されたい。好適な脱離基の例としては、以下に限定はされないが、ハロゲン化物(塩化物、臭化物、またはヨウ化物など)、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アルカンスルホニルオキシ、アレーンスルホニルオキシ、アルキル−カルボニルオキシ(例えば、アセトキシ)、アリールカルボニルオキシ、アリールオキシ、メトキシ、N,O−ジメチルヒドロキシアミノ、ピキシル(pixyl)、ハロホルメート、−NO2、トリアルキルアンモニウム、およびアリールヨードニウム塩が挙げられる。ある実施形態において、脱離基は、スルホン酸エステルである。ある実施形態において、スルホン酸エステルは、式−OSO2RLG1を含み、式中、RLG1が、任意選択的にアルキル、任意選択的に置換されるアルケニル、任意選択的に置換されるヘテロアルキル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、任意選択的に置換されるアリールアルキル、および任意選択的に置換されるヘテロアリールアルキルからなる群から選択される。ある実施形態において、RLG1が、置換または非置換C1〜C6アルキルである。ある実施形態において、RLG1が、メチルである。ある実施形態において、RLG1が、−CF3である。ある実施形態において、RLGが、置換または非置換アリールである。ある実施形態において、RLG1が、置換または非置換フェニルである。ある実施形態において、RLG1が、
である。
場合によっては、脱離基は、トルエンスルホネート(トシレート、Ts)、メタンスルホネート(メシレート、Ms)、p−ブロモベンゼンスルホニル(ブロシレート、Bs)、またはトリフルオロメタンスルホネート(トリフレート、Tf)である。場合によっては、脱離基は、ブロシレート(p−ブロモベンゼンスルホニル)である。場合によっては、脱離基は、ノシレート(2−ニトロベンゼンスルホニル)である。ある実施形態において、脱離基は、スルホネート含有基である。ある実施形態において、脱離基は、トシレート基である。脱離基はまた、ホスフィンオキシド(例えば、光延反応の際に形成される)またはエポキシドもしくは環状サルフェートなどの内部の脱離基であり得る。
これらのおよび他の例示的な置換基は、詳細な説明、実施例、および特許請求の範囲により詳細に説明される。本開示は、置換基の上記の例示的なリストによって決して限定されることは意図されない。
「薬学的に許容できる塩」は、妥当な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激、アレルギー反応などを伴わずにヒトおよび他の動物の組織と接触した状態で使用するのに好適であり、かつ妥当なベネフィット/リスク比に見合う塩を指す。薬学的に許容できる塩は、当該技術分野において周知である。例えば、Bergeらが、J.Pharmaceutical Sciences(1977)66:1−19において詳細に薬学的に許容できる塩を説明している。本明細書に記載される化合物の薬学的に許容できる塩は、好適な無機および有機酸および塩基から誘導されるものを含む。薬学的に許容できる非毒性酸付加塩の例は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸および過塩素酸などの無機酸とともに、または酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、またはマロン酸などの有機酸とともに、あるいはイオン交換などの当該技術分野において使用される他の方法を用いることによって形成されるアミノ基の塩である。他の薬学的に許容できる塩としては、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素、2−ヒドロキシ−エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩(pectinate)、過硫酸塩、3−フェニルプロピオネート、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、吉草酸塩などが挙げられる。適切な塩基から誘導される塩としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムおよびN+(C1〜4アルキル)4塩が挙げられる。代表的なアルカリまたはアルカリ土類金属塩としては、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが挙げられる。さらなる薬学的に許容できる塩としては、適切な場合、第四級塩が挙げられる。
投与が想定される「被験体」としては、以下に限定はされないが、ヒト(例えば、任意の年齢層の男性または女性、例えば、小児の被験体(例えば、乳児、幼児、青年)または成人の被験体(例えば、若年成人、中高年))および/または他の非ヒト動物、例えば、非ヒト哺乳動物(例えば、霊長類(例えば、カニクイザル、アカゲザル);ウシ、ブタ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ネコ、および/またはイヌなどの商業に関連する哺乳動物)、鳥類(例えば、ニワトリ、カモ、ガチョウ、および/またはシチメンチョウなどの商業に関連する鳥類)、げっ歯類(例えば、ラットおよび/またはマウス)、は虫類、両生類、および魚類が挙げられる。特定の実施形態において、非ヒト動物は、哺乳動物である。非ヒト動物は、任意の発育段階の雄または雌であり得る。非ヒト動物は、トランスジェニック動物であり得る。
「病態」、「疾患」、および「障害」は、本明細書において同義的に使用される。
「治療する」、「治療すること」および「治療」は、病態の重症度を軽減し、または病態の進行を遅延させまたは遅らせる、被験体が病態に罹患している間に行われる行動(「治療的処置」)を包含する。「治療する」、「治療すること」および「治療」は、病態の重症度を抑制または軽減する、被験体が病態に罹患し始める前に行われる行動(「予防的処置」)も包含する。
化合物の「有効量」は、所望の生体反応を引き起こす、例えば、病態を治療するのに十分な量を指す。当業者によって理解されるように、本明細書に記載される化合物の有効量は、所望の生物学的エンドポイント、化合物の薬物動態、治療される病態、投与方法、ならびに被験体の年齢および健康などの要因に応じて変化し得る。有効量は、治療的処置および予防的処置を包含する。
化合物の「治療的に有効な量」は、病態の処置に有効な治療を提供するか、または病態に関連する1つまたは複数の症状を遅延させるかまたは最小限に抑えるのに十分な量である。化合物の治療的に有効な量は、単独でまたは他の治療と組み合わせて、病態の処置に有効な治療を提供する、治療剤の量を意味する。「治療的に有効な量」という用語は、全体的な治療を改善し、症状または病態の原因を軽減または回避し、または別の治療剤の治療効果を促進する量を包含し得る。
化合物の「予防的に有効な量」は、病態、または病態に関連する1つまたは複数の症状を予防するかまたはその再発を予防するのに十分な量である。化合物の予防的に有効な量は、単独でまたは他の剤と組み合わせて、病態の予防における予防効果を提供する、治療剤の量を意味する。「予防的に有効な量」という用語は、全体的な予防を改善し、または別の予防薬の予防効果を促進する量を包含し得る。
本明細書において使用される際、「メチルトランスフェラーゼ」という用語は、供与体分子から受容体分子、例えば、タンパク質のアミノ酸残基またはDNA分子の核酸塩基へとメチル基を転移することができるトランスフェラーゼクラス酵素を表す。メチルトランスフェラーゼは、典型的に、メチル供与体としてのS−アデノシルメチオニン(SAM)中の硫黄に結合された反応性メチル基を使用する。ある実施形態において、本明細書に記載されるメチルトランスフェラーゼは、タンパク質メチルトランスフェラーゼである。ある実施形態において、本明細書に記載されるメチルトランスフェラーゼは、ヒストンメチルトランスフェラーゼである。ヒストンメチルトランスフェラーゼ(HMT)は、ヒストンタンパク質のリジンおよびアルギニン残基への1つまたは複数のメチル基の転移を触媒する、ヒストン修飾酵素(ヒストン−リジンN−メチルトランスフェラーゼおよびヒストン−アルギニンN−メチルトランスフェラーゼを含む)である。特定の実施形態において、本明細書に記載されるメチルトランスフェラーゼは、ヒストン−アルギニンN−メチルトランスフェラーゼである。
一般に上述されるように、本明細書に提供されるのは、PRMT5阻害剤として有用な化合物である。ある実施形態において、本開示は、式(A):
(式中、
が、単結合または二重結合を表し;
R12が、水素、ハロゲン、または任意選択的に置換されるC1〜3アルキルであり;
R13が、水素、ハロゲン、任意選択的に置換されるC1〜3アルキル、−NRA1RA2、または−OR1であり;
RA1およびRA2がそれぞれ、独立して、水素、任意選択的に置換されるC1〜3アルキル、任意選択的に置換されるアシル、または窒素保護基であり、またはRA1およびRA2が、介在窒素原子と一緒になって、任意選択的に置換される3〜6員複素環を形成し;
R1が、水素、Rz、または−C(O)Rzであり、ここで、Rzが、任意選択的に置換されるC1〜6アルキルであり;
Lが、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)C(O)N(R)−、−N(R)C(O)O−、または−OC(O)N(R)−であり;
各Rが、独立して、水素または任意選択的に置換されるC1〜6脂肪族であり;
Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する単環式または二環式芳香環であり、ここで、原子価が許容される場合、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換され;または
Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する単環式または二環式複素環であり、ここで、原子価が許容される場合、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換され;
各Ryが、独立して、ハロ、−CN、−NO2、任意選択的に置換される脂肪族、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−ORA、−N(RB)2、−SRA、−C(=O)RA、−C(O)ORA、−C(O)SRA、−C(O)N(RB)2、−C(O)N(RB)N(RB)2、−OC(O)RA、−OC(O)N(RB)2、−NRBC(O)RA、−NRBC(O)N(RB)2、−NRBC(O)N(RB)N(RB)2、−NRBC(O)ORA、−SC(O)RA、−C(=NRB)RA、−C(=NNRB)RA、−C(=NORA)RA、−C(=NRB)N(RB)2、−NRBC(=NRB)RB、−C(=S)RA、−C(=S)N(RB)2、−NRBC(=S)RA、−S(O)RA、−OS(O)2RA、−SO2RA、−NRBSO2RA、または−SO2N(RB)2からなる群から選択され;
各RAが、独立して、水素、任意選択的に置換される脂肪族、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、および任意選択的に置換されるヘテロアリールからなる群から選択され;
各RBが、独立して、水素、任意選択的に置換される脂肪族、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、および任意選択的に置換されるヘテロアリールからなる群から選択され、または2つのRB基が、それらの介在原子と一緒になって、任意選択的に置換される複素環を形成し;
R5、R6、R7、およびR8がそれぞれ、独立して、水素、ハロ、または任意選択的に置換される脂肪族であり;
各Rxが、独立して、ハロ、−CN、任意選択的に置換される脂肪族、−OR’、および−N(R”)2からなる群から選択され;
R’が、水素または任意選択的に置換される脂肪族であり;
各R”が、独立して、水素または任意選択的に置換される脂肪族であり、または2つのR”が、それらの介在原子と一緒になって、複素環を形成し;
原子価が許容される場合、nが、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である)の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供する。
ある実施形態において、提供される化合物は、遊離塩基形態のものである。ある実施形態において、提供される化合物は、本明細書に一般に定義される薬学的に許容できる塩の形態である。ある実施形態において、提供される化合物は、その塩酸塩である。ある実施形態において、提供される化合物は、その酒石酸塩である。ある実施形態において、提供される化合物は、その一酒石酸塩(monotartrate salt)である。ある実施形態において、提供される化合物は、その二酒石酸塩(bitartrate salt)である。
ある実施形態において、R12に結合された炭素は、(S)−立体化学を有する。ある実施形態において、R12に結合された炭素は、(R)−立体化学を有する。ある実施形態において、R13に結合された炭素は、(S)−立体化学を有する。ある実施形態において、R13に結合された炭素は、(R)−立体化学を有する。
上に一般に定義されるように、R12が、水素、ハロゲン、または任意選択的に置換されるC1〜3アルキルである。特定の実施形態において、R12が水素である。特定の実施形態において、R12が、任意選択的に置換されるC1〜3アルキルであり、例えば、ハロゲンで任意選択的に置換される。特定の実施形態において、R12が、任意選択的に置換されるC1アルキル、例えば、メチルまたはトリフルオロメチルである。特定の実施形態において、R12が、任意選択的に置換されるC2アルキル、例えば、エチルである。特定の実施形態において、R12が、任意選択的に置換されるC3アルキル、例えば、プロピルである。特定の実施形態において、R13が−OR1でない場合、R12がフルオロである。特定の実施形態において、R13がOR1でない場合、R12がクロロである。特定の実施形態において、R13が−OR1でない場合、R12がブロモである。特定の実施形態において、R13が−OR1でない場合、R12がヨードである。
上に一般に定義されるように、R13が、水素、ハロゲン、任意選択的に置換されるC1〜3アルキル、−NRA1RA2または−OR1である。特定の実施形態において、R13が水素である。特定の実施形態において、R13が、任意選択的に置換されるC1〜3アルキル、例えば、ハロゲンで任意選択的に置換される。特定の実施形態において、R13が、任意選択的に置換されるC1アルキル、例えば、メチルまたはトリフルオロメチルである。特定の実施形態において、R13が、任意選択的に置換されるC2アルキル、例えば、エチルである。特定の実施形態において、R13が、任意選択的に置換されるC3アルキル、例えば、プロピルである。特定の実施形態において、R13がフルオロである。特定の実施形態において、R13がクロロである。特定の実施形態において、R13がブロモである。特定の実施形態において、R13がヨードである。
ある実施形態において、R12およびR13が両方とも、任意選択的に置換されるC1〜3アルキルである。ある実施形態において、R12が、ハロゲン、例えば、フルオロ、ブロモ、クロロ、またはヨードであり、ただし、R13が−OR1でない。ある実施形態において、R13が、ハロゲン、例えば、フルオロ、ブロモ、クロロ、またはヨードである。ある実施形態において、R12およびR13が両方とも、ハロゲン、例えば、フルオロ、ブロモ、クロロ、またはヨードである。ある実施形態において、R12が、ハロゲン、例えば、フルオロ、ブロモ、クロロ、またはヨードであり、R13が、任意選択的に置換されるC1〜3アルキルである。ある実施形態において、R12が、任意選択的に置換されるC1〜3アルキルであり、R13が、ハロゲン、例えば、フルオロ、ブロモ、クロロ、またはヨードである。ある実施形態において、R13が−OR1である。ある実施形態において、R12が、任意選択的に置換されるC1〜3アルキルであり、R13が−OR1である。ある実施形態において、R12が水素であり、R13が−OR1である。ある実施形態において、R12が水素であり、R13が、任意選択的に置換されるC1〜3アルキルである。ある実施形態において、R12が、任意選択的に置換されるC1〜3アルキルであり、R13が水素である。ある実施形態において、R12が、ハロゲン、例えば、フルオロ、ブロモ、クロロ、またはヨードであり、R13が水素である。ある実施形態において、R12が水素であり、R13が、ハロゲン、例えば、フルオロ、ブロモ、クロロ、またはヨードである。
例えば、式(A)(式中、R13が水素である)のある実施形態において、本開示は、式(A−1):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R5、R6、R7、R8、Rx、R12、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)(式中、R12が水素である)のある実施形態において、本開示は、式(A−2):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R5、R6、R7、R8、Rx、R13、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)(式中、R12およびR13が両方とも水素である)のある実施形態において、本開示は、式(A−3):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R5、R6、R7、R8、Rx、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)(式中、R13が−OR1である)のある実施形態において、本開示は、式(A−4):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R1、R5、R6、R7、R8、Rx、R12、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)(式中、R13が−OR1である)のある実施形態において、本開示は、式(A−5):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R1、R5、R6、R7、R8、Rx、R12、RA1、RA2、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)(式中、R12が水素であり、R13が−OR1である)のある実施形態において、本開示は、式(I):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R1、R5、R6、R7、R8、Rx、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(I−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、R1、R5、R6、R7、R8、Rx、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(I−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、R1、R5、R6、R7、R8、Rx、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(I−c):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、R1、Rx、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(A−6):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、R1、Rx、R12、R13、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(I’):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、R1、Rx、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(I’−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、R1、Rx、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(I’−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、R1、Rx、n、L、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−7):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、Rx、R12、R13、n、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(II):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、R1、Rx、n、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(II−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、R1、Rx、n、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(II−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、R1、Rx、n、およびArが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−8):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R12、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(III):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(III−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(III−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−9):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R12、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−9−a):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−9−b):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−9−c):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(IV):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(IV−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(IV−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−10):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R12、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−10−a):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−10−b):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−10−c):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(V):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(V−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(V−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−11):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R12、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−11−a):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−11−b):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−11−c):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(VI):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(VI−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(VI−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−12):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、Ryが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−12−a):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−12−b):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−12−c):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13およびRyが、本明細書に記載される。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(VII):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(VII−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(VII−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−13):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R12、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−13−a):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−13−b):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−13−c):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(VIII):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(VIII−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(VIII−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−14):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R12、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−14−a):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−14−b):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−14−c):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(IX):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(IX−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(IX−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−15):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、Ryが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−15−a):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−15−b):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−15−c):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13およびRyが、本明細書に記載される。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(X):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(X−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(X−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−16):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R12、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−16−a):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−16−b):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−16−c):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XI):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XI−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XI−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−17):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R12、R13、およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−17−a):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−17−b):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13およびRyが、本明細書に記載される。
式(A)のある実施形態において、本開示は、式(A−17−c):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩を提供し、式中、R13およびRyが、本明細書に記載される。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XII):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XII−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XII−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryが、本明細書に記載されるとおりである。
ある実施形態において、
が単結合を表す。ある実施形態において、
が二重結合を表す。
上に一般に定義されるように、R1が、水素、Rz、または−C(O)Rzであり、ここで、Rzが、任意選択的に置換されるC1〜6アルキルである。特定の実施形態において、R1が水素である。ある実施形態において、R1が、任意選択的に置換されるC1〜6アルキルである。特定の実施形態において、R1が、非置換C1〜6アルキルである。特定の実施形態において、R1が、メチル、エチル、またはプロピルである。ある実施形態において、R1が−C(O)Rzであり、ここで、Rzが、任意選択的に置換されるC1〜6アルキルである。特定の実施形態において、R1が−C(O)Rzであり、ここで、Rzが、非置換C1〜6アルキルである。特定の実施形態において、R1がアセチルである。
上に一般に定義されるように、R5、R6、R7、およびR8がそれぞれ、独立して、水素、ハロ、または任意選択的に置換される脂肪族である。ある実施形態において、R5、R6、R7、およびR8が水素である。ある実施形態において、R6、R7、およびR8が水素であり、R5が、任意選択的に置換される脂肪族である。ある実施形態において、R6、R7、およびR8が水素であり、R5が、任意選択的に置換されるC1〜6脂肪族である。ある実施形態において、R6、R7、およびR8が水素であり、R5が、任意選択的に置換されるC1〜3脂肪族である。ある実施形態において、R6、R7、およびR8が水素であり、R5がメチルである。ある実施形態において、R5、R7、およびR8が水素であり、R6が、任意選択的に置換される脂肪族である。ある実施形態において、R5、R7、およびR8が水素であり、R6が、任意選択的に置換されるC1〜6脂肪族である。ある実施形態において、R5、R7、およびR8が水素であり、R6が、任意選択的に置換されるC1〜3脂肪族である。ある実施形態において、R5、R7、およびR8が水素であり、R6がメチルである。ある実施形態において、R5、R6、およびR8が水素であり、R7が、任意選択的に置換される脂肪族である。ある実施形態において、R5、R6、およびR8が水素であり、R7が、任意選択的に置換されるC1〜6脂肪族である。ある実施形態において、R5、R6、およびR8が水素であり、R7が、任意選択的に置換されるC1〜3脂肪族である。ある実施形態において、R5、R6、およびR8が水素であり、R7がメチルである。ある実施形態において、R5、R6、およびR7が水素であり、R8が、任意選択的に置換される脂肪族である。ある実施形態において、R5、R6、およびR7が水素であり、R8が、任意選択的に置換されるC1〜6脂肪族である。ある実施形態において、R5、R6、およびR7が水素であり、R8が、任意選択的に置換されるC1〜3脂肪族である。ある実施形態において、R5、R6、およびR7が水素であり、R8がメチルである。ある実施形態において、R5が水素である。ある実施形態において、R5がハロである。特定の実施形態において、R5がフルオロである。ある実施形態において、R5が、任意選択的に置換されるC1〜6脂肪族である。ある実施形態において、R5が、任意選択的に置換されるC1〜3アルキルである。特定の実施形態において、R5がメチルである。ある実施形態において、R6が水素である。ある実施形態において、R6がハロである。特定の実施形態において、R6がフルオロである。ある実施形態において、R6が、任意選択的に置換されるC1〜6脂肪族である。ある実施形態において、R6が、任意選択的に置換されるC1〜3アルキルである。特定の実施形態において、R6がメチルである。ある実施形態において、R7が水素である。ある実施形態において、R7がハロである。特定の実施形態において、R7がフルオロである。ある実施形態において、R7が、任意選択的に置換されるC1〜6脂肪族である。ある実施形態において、R7が、任意選択的に置換されるC1〜3アルキルである。特定の実施形態において、R7がメチルである。ある実施形態において、R8が水素である。ある実施形態において、R8がハロである。特定の実施形態において、R8がフルオロである。ある実施形態において、R8が、任意選択的に置換されるC1〜6脂肪族である。ある実施形態において、R8が、任意選択的に置換されるC1〜3アルキルである。特定の実施形態において、R8がメチルである。
上に一般に定義されるように、Lが、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)C(O)N(R)−、−N(R)C(O)O−、または−OC(O)N(R)−であり、式中、Rが、本明細書に記載されるとおりである。ある実施形態において、Lが−N(R)C(O)−である。ある実施形態において、Lが−NHC(O)−である。ある実施形態において、Lが−N(C1〜6アルキル)C(O)−である。ある実施形態において、Lが−N(CH3)C(O)−である。ある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−である。ある実施形態において、Lが−C(O)NH−である。ある実施形態において、Lが−C(O)N(C1〜6アルキル)−である。ある実施形態において、Lが−C(O)N(CH3)−である。ある実施形態において、Lが−N(R)C(O)N(R)−である。ある実施形態において、Lが−NHC(O)NH−である。ある実施形態において、Lが−NHC(O)N(R)−である。ある実施形態において、Lが−N(R)C(O)NH−である。ある実施形態において、Lが−N(CH3)C(O)N(R)−である。ある実施形態において、Lが−N(R)C(O)N(CH3)−である。ある実施形態において、Lが−N(CH3)C(O)N(CH3)−である。ある実施形態において、Lが−N(R)C(O)O−である。ある実施形態において、Lが−NHC(O)O−である。ある実施形態において、Lが−N(C1〜6アルキル)C(O)O−である。ある実施形態において、Lが−N(CH3)C(O)O−である。ある実施形態において、Lが−OC(O)N(R)−である。ある実施形態において、Lが−OC(O)NH−である。ある実施形態において、Lが−OC(O)N(C1〜6アルキル)−である。ある実施形態において、Lが−OC(O)N(CH3)−である。
上に一般に定義されるように、各Rが、独立して、水素または任意選択的に置換されるC1〜6脂肪族である。特定の実施形態において、Rが水素である。ある実施形態において、Rが、任意選択的に置換されるC1〜6脂肪族である。ある実施形態において、Rが、置換C1〜6脂肪族である。ある実施形態において、Rが非置換C1〜6脂肪族である。ある実施形態において、Rが、任意選択的に置換されるC1〜6アルキルである。ある実施形態において、Rが、置換C1〜6アルキルである。ある実施形態において、Rが、非置換C1〜6アルキルである。ある実施形態において、Rが、メチル、エチル、またはプロピルである。
混乱を避けるために、Arは、アルゴン元素を示すのに使用されることがあるが、本明細書において使用される際、Arは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する単環式または二環式芳香環(ここで、原子価が許容される場合、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換される)、および本明細書に記載されるその様々な実施形態を示し、またはArが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する単環式または二環式複素環(ここで、原子価が許容される場合、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換される)、および本明細書に記載されるその様々な実施形態である。特定の実施形態において、Arが非置換である。特定の実施形態において、Arが、1つまたは2つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、1つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、2つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、3つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、4つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、5つのRy基で置換される。
特定の実施形態において、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換されるフェニルである。特定の実施形態において、Arが、1つまたは2つのRy基で置換されるフェニルである。特定の実施形態において、Arが非置換フェニルである。特定の実施形態において、Arが、1つのRy基で置換されるフェニルである。特定の実施形態において、Arが、2つのRy基で置換されるフェニルである。特定の実施形態において、Arが、3つのRy基で置換されるフェニルである。特定の実施形態において、Arが、4つのRy基で置換されるフェニルである。特定の実施形態において、Arが、5つのRy基で置換されるフェニルである。
特定の実施形態において、原子価が許容される場合、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリールであり、0、1、2、3、または4つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する非置換5〜6員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリールであり、1つまたは2つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリールであり、1つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリール(例えば、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル)であり、0、1、2、または3つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、1〜3個の窒素を有する6員ヘテロアリール(例えば、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル)であり、0、1、2、3、または4つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arがピリジルであり、0、1、2、3、または4つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arがピリジルであり、1つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arがピリジルであり、2つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、2つの窒素を有する6員ヘテロアリール(例えば、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル)であり、0、1、2、または3つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、2つの窒素を有する6員ヘテロアリール(例えば、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル)であり、1つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、2つの窒素を有する6員ヘテロアリール(例えば、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル)であり、2つのRy基で置換される。
特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する二環式芳香環であり、ここで、Arが、0、1、2、3、または4つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する8〜12員二環式芳香環であり、ここで、Arが、0、1、2、3、または4つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する非置換二環式芳香環である。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する二環式芳香環であり、ここで、Arが、1つまたは2つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する二環式芳香環であり、ここで、Arが、1つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する二環式芳香環であり、ここで、Arが、2つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する二環式芳香環であり、ここで、Arが、3つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する二環式芳香環であり、ここで、Arが、4つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する二環式芳香環であり、ここで、Arが、5つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換されるナフタレンである。
特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員二環式ヘテロアリールであり、ここで、Arが、0、1、2、3、または4つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する9員二環式ヘテロアリール(例えば、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾチオフェニル、イソベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、ベンゾイソフラニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンズチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンズチアジアゾリル、インドリジニル)であり、ここで、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する10員二環式ヘテロアリール(例えば、ナフチリジニル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、キナゾリニル)であり、ここで、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換される。特定の実施形態において、Arが、キノリン、ベンズイミダゾール、ベンゾピラゾール、キノキサリン、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ナフタレン、テトラヒドロナフタレン、2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ダイオキシン、イソインドール、2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン、およびキノキサリン−2(1H)−オンからなる群から選択され、ここで、Arが、0、1、2、3、または4つのRy基で置換される。ある実施形態において、Arがキノリンであり、ここで、Arが、0、1、2、3、または4つのRy基で置換される。
上に一般に定義されるように、特定の実施形態において、Arが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する単環式または二環式複素環であり、ここで、原子価が許容される場合、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換される。特定の実施形態において、原子価が許容される場合、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換される単環式複素環、例えば、単環式5員または6員複素環である。特定の実施形態において、原子価が許容される場合、Arが、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換される二環式複素環、例えば、6,6−二環式または5,6−二環式複素環である。特定の実施形態において、Arが、5,6−二環式複素環であり、ここで、結合点が、6員環上にある。特定の実施形態において、Arが、5,6−二環式複素環である場合、Arは、任意選択的に置換されるジヒドロイミダゾピリミジニル環である。
上に一般に定義されるように、各Ryが、独立して、ハロ、−CN、−NO2、任意選択的に置換される脂肪族、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−ORA、−N(RB)2、−SRA、−C(=O)RA、−C(O)ORA、−C(O)SRA、−C(O)N(RB)2、−C(O)N(RB)N(RB)2、−OC(O)RA、−OC(O)N(RB)2、−NRBC(O)RA、−NRBC(O)N(RB)2、−NRBC(O)N(RB)N(RB)2、−NRBC(O)ORA、−SC(O)RA、−C(=NRB)RA、−C(=NNRB)RA、−C(=NORA)RA、−C(=NRB)N(RB)2、−NRBC(=NRB)RB、−C(=S)RA、−C(=S)N(RB)2、−NRBC(=S)RA、−S(O)RA、−OS(O)2RA、−SO2RA、−NRBSO2RA、および−SO2N(RB)2からなる群から選択され、ここで、RAおよびRBが、本明細書に記載される。
ある実施形態において、少なくとも1つのRyがハロである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyがフルオロである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyがクロロである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−CNである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換される脂肪族である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、非置換C1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、メトキシ、エトキシ、またはプロポキシである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyがメトキシである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、置換C1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−OCH2CH2N(CH3)2である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される4〜7員ヘテロシクリルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、またはテトラヒドロピラニルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(RB)2であり、ここで、各RBが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、または任意選択的に置換されるアリールである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHRBであり、ここで、各RBが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、または任意選択的に置換されるアリールである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(CH3)RBであり、ここで、各RBが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、または任意選択的に置換されるアリールである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(RB)2であり、ここで、各RBが、独立して、水素またはC1〜6アルキルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHRBである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(C1〜6アルキル)2、−NH(C1〜6アルキル)、または−NH2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NH2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHCH3である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(CH3)2である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(RB)2、−NHRB、または−N(CH3)RBであり、ここで、少なくとも1つのRBが、−(任意選択的に置換されるC1〜6アルキル)−(C1〜6アルキルヘテロシクリル)である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(RB)2または−NHRBであり、ここで、少なくとも1つのRBが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(RB)2または−NHRBであり、ここで、少なくとも1つのRBが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される4〜7員ヘテロシクリルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(RB)2または−NHRBであり、ここで、少なくとも1つのRBが、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、またはテトラヒドロフラニルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(RB)2または−NHRBであり、ここで、少なくとも1つのRBが、任意選択的に置換されるピペリジニルまたは任意選択的に置換されるピペラジニルである。
ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換される脂肪族である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、置換脂肪族である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、非置換脂肪族である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるC1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、非置換C1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、置換C1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、メチル、エチル、またはプロピルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyがメチルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−CF3、CHF2、またはCH2Fである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルで置換されるC1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyがベンジルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−(C1〜6アルキル)−アリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−(C1〜6アルキル)−ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−(C1〜6アルキル)−ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−CH2−アリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−CH2−ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−CH2−ヘテロシクリルである。
ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)N(RB)2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)NHRBである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)NH2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)N(RB)2であり、ここで、RB基が、それらの介在原子と一緒になって、任意選択的に置換される5〜6員ヘテロシクリルを形成する。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)N(RB)2であり、ここで、RB基が、それらの介在原子と一緒になって、任意選択的に置換されるモルホリニルを形成する。
ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2N(RB)2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2NHRBである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2NH2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2N(RB)2であり、ここで、いずれのRBも水素でない。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−SO2NH(C1〜6アルキル)または−SO2N(C1〜6アルキル)2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2N(CH3)2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2N(RB)2であり、ここで、RB基が、それらの介在原子と一緒になって、任意選択的に置換される5〜6員ヘテロシクリルを形成する。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2−モルホリニルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−SO2−ピペリジニル、−SO2−ピペラジニル、または−SO2−ピペリジニルである。
ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2RAである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2RAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換される脂肪族である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2(C1〜6アルキル)である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2CH3である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)RAである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)RAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換される脂肪族である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)(C1〜6アルキル)である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)CH3である。
ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(RB)C(O)RAである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHC(O)RAである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHC(O)(C1〜6アルキル)である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHC(O)CH3である。
ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(RB)SO2RAである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHSO2RAである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(C1〜6アルキル)SO2RAである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−NHSO2(C1〜6アルキル)または−N(C1〜6アルキル)SO2(C1〜6アルキル)である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHSO2CH3である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(CH3)SO2CH3である。
ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5〜6員ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から選択される1個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5員ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピロリジニルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、ピロリジニル、ヒドロキシピロリジニル、またはメチルピロリジニルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される6員ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から選択される1個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される6員ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピペリジニルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される6員ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピペリジニル、任意選択的に置換されるピペラジニル、または任意選択的に置換されるモルホリニルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、メチルピペリジニル、ピペラジニル、メチルピペラジニル、アセチルピペラジニル、メチルスルホニルピペラジニル、アジリジニル、またはメチルアジリジニルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5〜6員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から選択される1個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、1〜3個の窒素を有する、任意選択的に置換される6員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピラゾリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるイミダゾリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピリジルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピリミジルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、ピラゾリル、メチルピラゾリル、イミダゾリル、またはメチルイミダゾリルである。
ある実施形態において、Ryが−ORAである。ある実施形態において、Ryが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルである。ある実施形態において、Ryが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるヘテロアリールである。ある実施形態において、Ryが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるシクロアルキルである。ある実施形態において、Ryが−N(RB)2である。ある実施形態において、Ryが−NHRBである。ある実施形態において、Ryが−NHRBであり、ここで、RBが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルである。ある実施形態において、Ryが−NHRBであり、ここで、RBが、任意選択的に置換されるヘテロアリールである。ある実施形態において、Ryが−NHRBであり、ここで、RBが、任意選択的に置換されるシクロアルキルである。ある実施形態において、Ryが−N(RB)2であり、ここで、一方のRBが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルであり、他方のRBがC1〜4アルキルである。ある実施形態において、Ryが−N(RB)2であり、ここで、一方のRBが、任意選択的に置換されるヘテロアリールであり、他方のRBがC1〜4アルキルである。ある実施形態において、Ryが−N(RB)2であり、ここで、一方のRBが、任意選択的に置換されるシクロアルキルであり、他方のRBがC1〜4アルキルである。
式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OR1である場合;Arは、任意選択的に置換される5員ヘテロアリール、任意選択的に置換される5員ヘテロシクリル、任意選択的に置換される二環式芳香環、任意選択的に置換される二環式複素環、または任意選択的に置換されるフェニルでない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OR1である場合、Arは、Lに対する結合点のβ点において少なくとも1つのRyで置換される6員ヘテロアリールである。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OHである場合、Arは、Lに対する結合点のβ点において少なくとも1つのRyで置換される6員ヘテロアリールである。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OR1であり;Arが、置換6員ヘテロアリールである場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)または任意選択的に置換されるアルキルでない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OR1であり;Arが、置換6員ヘテロアリールである場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またイソ−プロピル)でない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OR1であり;Arが、置換6員ヘテロアリールである場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またイソ−プロピル)でない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OHであり;Arが、置換6員ヘテロアリールである場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またイソ−プロピル)でない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OR1であり;Arが、任意選択的に置換されるピリジンまたはピリミジンである場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)または任意選択的に置換されるアルキルでない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OR1であり;Arが、任意選択的に置換されるピリジンまたはピリミジンである場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またイソ−プロピル)でない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OR1であり;Arが、任意選択的に置換されるピリジンまたはピリミジンである場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またイソ−プロピル)でない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OHであり;Arが、任意選択的に置換されるピリジンまたはピリミジンである場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またイソ−プロピル)でない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OHであり;Arが、1つのRyで置換されるピリジンまたはピリミジンである場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またイソ−プロピル)でない。
式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OR1であり;Arが、単環式または二環式ヘテロアリールである場合、Arは、原子価が許容される場合、1、2、3、4、または5つのRyで置換され、Ryの各例は、ハロ(例えば、FまたはCl)、任意選択的に置換されるアルキル(例えば、メチル)、任意選択的に置換されるヘテロアリール(例えば、チアゾリル、イソオキサゾリル、またはチアジアゾリル)、任意選択的に置換されるカルボシクリル、または−SO2N(RB)2ではなく、ここで、RBが、本明細書において一般に定義されるとおりである。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり;R12が水素であり;R13が、水素または−OR1であり;Arが、単環式ヘテロアリールである場合、Arは、原子価が許容される場合、1、2、3、4、または5つのRyで置換され、Ryの各例は、ハロ(例えば、FまたはCl)または任意選択的に置換されるアルキル(例えば、メチルまたはエチル)でない。
式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり;R12が水素であり;R13が−OR1であり;Arが、置換6員ヘテロアリールである場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)または任意選択的に置換されるアルキルでない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり;R12が水素であり;R13が−OHであり;Arが、置換6員ヘテロアリールである場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)または任意選択的に置換されるアルキルでない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり;R12が水素であり;R13が−OR1であり;Arが、置換5員ヘテロアリールである場合、各Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)または任意選択的に置換されるアルキルでない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり;R12およびR13が両方とも水素であり;Arが、6員ヘテロアリールである場合、Arは、原子価が許容される場合、1、2、3、4、または5つのRyで置換され、Ryの各例は、ハロ、任意選択的に置換されるアルキル、または任意選択的に置換されるヘテロアリールでない。
式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−である場合、Arは、任意選択的に置換される5員ヘテロアリール、任意選択的に置換される5員ヘテロシクリル、任意選択的に置換される二環式芳香環、任意選択的に置換される二環式複素環、または任意選択的に置換されるフェニルでない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−である場合、Arは、任意選択的に置換される5員ヘテロアリール、任意選択的に置換される5員ヘテロシクリル、任意選択的に置換される二環式芳香環、任意選択的に置換される二環式複素環、または任意選択的に置換されるフェニルでない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−である場合、Arは、Lに対する結合点のβ位において置換される少なくとも1つのRyを有する6員ヘテロアリールである。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり、R1が水素である場合、Arは、Lに対する結合点のβ位において置換される少なくとも1つのRyを有する6員ヘテロアリールである。
式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、Arが、置換6員ヘテロアリールである場合、Ryの各例は、ハロ(例えば、FまたはCl)または任意選択的に置換されるアルキルでない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、Arが、置換6員ヘテロアリールである場合、Ryの各例は、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またイソ−プロピル)でない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり;R1が水素であり;Arが、置換6員ヘテロアリールである場合、Ryの各例は、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またイソ−プロピル)でない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、R1が水素である場合、Arは、置換ピリジンまたはピリミジンであり、Ryの各例は、ハロ(例えば、FまたはCl)または任意選択的に置換されるアルキルでない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、R1が水素である場合、Arは、置換ピリジンまたはピリミジンであり、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またイソ−プロピル)でない。式(A)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり、R1が水素である場合、Arは、置換ピリジンまたはピリミジンであり、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またイソ−プロピル)でない。
式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、Arが単環式または二環式ヘテロアリールである場合、Arは、原子価が許容される場合、1、2、3、4、または5つのRyで置換され、Ryの各例は、ハロ(例えば、FまたはCl)または任意選択的に置換されるアルキルでない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、Arが、6員ヘテロアリールである場合、Arは、原子価が許容される場合、1、2、3、4、または5つのRyで置換され、Ryの各例は、ハロまたは任意選択的に置換されるアルキルでない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり、Arが、6員ヘテロアリールである場合、Arは、原子価が許容される場合、1、2、3、4、または5つのRyで置換され、Ryの各例は、ハロまたは任意選択的に置換されるアルキルでない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、Arが、ピリジンまたはピリミジンである場合;Arは、原子価が許容される場合、1、2、3、4、または5つのRyで置換され、Ryの各例は、ハロまたは任意選択的に置換されるアルキルでない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)NH−であり、Arが、ピリジンまたはピリミジンである場合;Arは、原子価が許容される場合、1、2、3、4、または5つのRyで置換され、Ryの各例は、ハロまたは任意選択的に置換されるアルキルでない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、Arがピリジンである場合、Arは、原子価が許容される場合、1、2、3、4、または5つのRyで置換され、Ryの各例は、ハロまたは任意選択的に置換されるアルキルでない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、Arが、1つのRyで置換されるピリジンであり、Ryが、ハロまたはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またはイソ−プロピル)でない場合。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、Arが、1つのRyで置換されるピリミジンである場合、Ryは、ハロまたは任意選択的に置換されるアルキル(例えば、メチル)でない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、Arが、1つのRyで置換されるピリミジンである場合、Ryは、任意選択的に置換されるアルキルでない。式(I)のある実施形態において、Lが−C(O)N(R)−であり、Arが、1つのRyで置換されるピリミジンである場合、Ryは、C1〜3アルキルでない。
特定の実施形態において、Arが、
からなる群から選択される。
特定の実施形態において、Arが、
からなる群から選択される。
特定の実施形態において、Arが、
からなる群から選択される。
特定の実施形態において、Arが、
からなる群から選択される。
ある実施形態において、Arが、
からなる群から選択される。
ある実施形態において、Arが、
からなる群から選択される。
特定の実施形態において、Aが、
からなる群から選択される。
特定の実施形態において、Arが、以下のもの:
のうちの1つなどの5,6−縮合二環式ヘテロアリール環系であり、結合点は、原子価が許容される場合、任意の炭素または窒素原子であり得、環は、原子価が許容される場合、0、1、2、3、4、または5つのRy基で置換され得る。
ある実施形態において、Arが、
からなる群から選択され、そのそれぞれは、原子価が許容される場合、1、2、3、4、または5つのRy基で任意選択的に置換され得る。
特定の実施形態において、Arが、以下のもの:
からなる群から選択される任意選択的に置換されるヘテロシクリルである(すなわち、任意選択的に置換されるジヒドロイミダゾピリミジニル)である。
特定の実施形態において、Arが、下式:
のうちのいずれか1つではなく、式中、Ryが、本明細書において一般に定義されるとおりである。
上に一般に定義されるように、各Rxが、独立して、ハロ、−CN、任意選択的に置換される脂肪族、−OR’、および−N(R”)2からなる群から選択される。特定の実施形態において、少なくとも1つのRxがハロである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRxがフルオロである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRxが−CNである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRxが、任意選択的に置換される脂肪族である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRxが、任意選択的に置換されるC1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRxがメチルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRxが−CF3である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRxが、−OR’または−N(R”)2である。特定の実施形態において、Rxが、−OR’または−N(R”)2でない。特定の実施形態において、少なくとも1つのRxが−OCH3である。特定の実施形態において、Rxが−OCH3でない。
上記の開示から一般に理解されるように、環系:
は、縮合二環式環系、すなわち、窒素含有環に縮合されたフェニル環であり、ここで、親部分への結合点が窒素上にあり、縮合二環系は、(Rx)nで任意選択的に置換され、nおよびRxが、本明細書において定義されるとおりである。一般に理解されるように、原子価が許容される場合、フェニル環および窒素含有環の原子のそれぞれが、独立して、Rxで任意選択的に置換され得る。
特定の実施形態において、縮合二環式環系は、1つまたは複数のRxで任意選択的に置換され、ただし、窒素含有環が、窒素に対するα位の1つで置換される場合、Rxが−C(=O)Rx1ではなく、ここで、Rx1が、任意選択的に置換される脂肪族、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−ORA、−N(RB)2、または−SRAであり、ここで、RAおよびRBが、本明細書において一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、窒素含有環は、Rx置換基を含まない。特定の実施形態において、フェニル環の原子のみが、1つまたは複数のRxで任意選択的に置換される。
特定の実施形態において、窒素含有環は、任意選択的に置換され、縮合二環式環系は、式:
のものであり、式中、Rxが本明細書において定義されるとおりであり、n1が、0、1、2、3、または4である。
したがって、当業者は、Rx基が、テトラヒドロイソキノリンまたはジヒドロイソキノリン環の任意の場所に結合され得ることを理解するであろう。特定の実施形態において、Rx基が、テトラヒドロイソキノリンまたはジヒドロイソキノリン環のフェニルに結合される。特定の実施形態において、Rx基が、テトラヒドロイソキノリンまたはジヒドロイソキノリン環のテトラヒドロピリジンまたはジヒドロピリジン部分に結合される。特定の実施形態において、Rx基が、テトラヒドロイソキノリン(またはジヒドロイソキノリン)環のフェニル部分およびテトラヒドロピリジン(またはジヒドロピリジン)部分の両方に結合される。例えば、以下に示される構造を参照されたい。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XIV):
のものまたはその薬学的に許容できる塩である。
上に一般に定義されるように、nが、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。特定の実施形態において、nが0である。特定の実施形態において、nが1である。特定の実施形態において、nが2である。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XV)、(XVI)、(XVII)、または(XVIII):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式(XV)、(XVI)、(XVII)、または(XVIII)の各Ryが、独立して、本明細書に記載されるとおりである。
式(XV)、(XVI)、(XVII)、または(XVIII)のある実施形態において、窒素含有ヘテロアリール部分が、1つのみの置換基Ryを有する場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)または任意選択的に置換されるアルキルでないことが理解される。式(XV)、(XVI)、(XVII)、または(XVIII)のある実施形態において、窒素含有ヘテロアリール部分が、1つのみの置換基Ryを有する場合、Ryは、ハロ(例えば、FまたはCl)またはC1〜3アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、またはイソ−プロピル)でない。式(XV)、(XVI)、(XVII)、または(XVIII)のある実施形態において、窒素含有ヘテロアリールが、1つのみの置換基Ryを有する場合、Ryが−N(RB)2であり、式中、RBが、本明細書において一般に定義されるとおりである。式(XV)、(XVI)、(XVII)、または(XVIII)のある実施形態において、窒素含有ヘテロアリールが、1つのみの置換基Ryを有する場合、Ryが−N(RB)2であり、少なくとも1つのRBが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルである。式(XV)、(XVI)、(XVII)、または(XVIII)のある実施形態において、窒素含有ヘテロアリールが、1つのみの置換基Ryを有する場合、Ryが−NHRBであり、ここで、RBが、本明細書において一般に定義されるとおりである。式(XV)、(XVI)、(XVII)、または(XVIII)のある実施形態において、窒素含有ヘテロアリールが、1つのみの置換基Ryを有する場合、Ryが−NHRBであり、ここで、RBが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)のRyが、本明細書に一般に記載されるとおりである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−ORAであり、ここで、RAが、−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるカルボシクリル)、−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるヘテロシクリル)、または−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるヘテロアリール)である。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるヘテロアリールである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるカルボシクリルである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−N(RB)2であり、ここで、RBが、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−NHRBである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−NHRBであり、ここで、RBが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−NHRBであり、ここで、RBが、−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるカルボシクリル)−、−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるヘテロシクリル)−、または−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるヘテロアリール)−である。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−NHRBであり、ここで、RBが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−NHRBであり、ここで、RBが、任意選択的に置換されるヘテロアリールである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−NHRBであり、ここで、RBが、任意選択的に置換されるシクロアルキルである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−N(CH3)RBである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−N(CH3)RBであり、ここで、RBが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−N(CH3)RBであり、ここで、RBが、−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるカルボシクリル)−、−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるヘテロシクリル)−、または−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるヘテロアリール)−である。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−N(RB)2であり、ここで、一方のRBが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルであり、他方のRBがC1〜4アルキルである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−N(RB)2であり、ここで、一方のRBが、任意選択的に置換されるヘテロアリールであり、他方のRBがC1〜4アルキルである。ある実施形態において、例えば、式(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、または(XVIII−a)について、Ryが−N(RB)2であり、ここで、一方のRBが、任意選択的に置換されるシクロアルキルであり、他方のRBがC1〜4アルキルである。
式(XV−a)(式中、Ryが−N(RB)2である)の特定の実施形態において、式(XV−a−1):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RBが、本明細書において一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRBが、任意選択的に置換される炭素環または任意選択的に置換される複素環、例えば、4〜6員の任意選択的に置換される炭素環または4〜6員の任意選択的に置換される複素環である。
式(XV−a−1)(式中、少なくとも1つのRBが水素である)の特定の実施形態において、式(XV−a−2):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RBが、本明細書において一般に定義されるとおりである。式(XV−a−2)の特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される炭素環または任意選択的に置換される複素環である。式(XV−a−2)の特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される炭素環、例えば、4〜6員の任意選択的に置換される炭素環である。式(XV−a−2)の特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される複素環、例えば、または4〜6員の任意選択的に置換される複素環である。
式(XV−a−2)(式中、RBが、任意選択的に置換される複素環である)の特定の実施形態において、式(XV−a−3):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、aおよびbの各例が、独立して、1または2であり、Xが、−C(RXC)2−、−O−、−S−、または−NRXN−であり、ここで、RXCの各例が、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールであり;RXNが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−C(=O)RXA、または窒素保護基であり;RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2である。特定の実施形態において、Xが−O−である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、任意選択的に置換されるアルキル、−C(=O)RXA、または窒素保護基である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、aおよびbがそれぞれ、独立して、1または2であり;Xが、−O−または−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbがそれぞれ、独立して、1または2であり;Xが、−O−または−NC(=O)RXAであり、ここで、RXAが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NC(=O)RXAであり、ここで、RXAが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NC(=O)CH3である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが−O−である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2であり;Xが、−O−または−NC(=O)CH3である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2であり;Xが、−NC(=O)CH3である。
式(XV−a−3)(式中、aおよびbが2である)の特定の実施形態において、式(XV−a−4):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、Xが、−C(RXC)2−、−O−、−S−、または−NRXN−であり;RXCの各例が、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールであり;RXNが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−C(=O)RXA、または窒素保護基であり;RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、Xが−O−である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、任意選択的に置換されるアルキル、−C(=O)RXA、または窒素保護基である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、Xが、−NC(=O)CH3である。
式(XV−a−4)(式中、Xが−NRXN−である)の特定の実施形態において、式(XV−a−5):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RXNが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−C(=O)RXA、または窒素保護基であり;RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、RXNが、任意選択的に置換されるアルキル、−C(=O)RXA、または窒素保護基である。特定の実施形態において、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAがメチルである。
式(XV−a−5)(式中、−NRXN−が−C(=O)RXAである)の特定の実施形態において、式(XV−a−6):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、RXAがメチルである。
式(XVII−a)(式中、Ryが−N(RB)2である)の特定の実施形態において、式(XVII−a−1):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RBが、本明細書において一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRBが、任意選択的に置換される炭素環または任意選択的に置換される複素環、例えば、4〜6員の任意選択的に置換される炭素環または4〜6員の任意選択的に置換される複素環である。
式(XVII−a−1)(式中、少なくとも1つのRBが水素である)の特定の実施形態において、式(XVII−a−2):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RBが、任意選択的に置換される炭素環または任意選択的に置換される複素環である。式(XV−a−2)の特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される炭素環、例えば、4〜6員の任意選択的に置換される炭素環である。式(XV−a−2)の特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される複素環、例えば、または4〜6員の任意選択的に置換される複素環である。
式(XVII−a−2)(式中、RBが、任意選択的に置換される複素環である)の特定の実施形態において、式(XVII−a−3):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、aおよびbの各例が、独立して、1または2であり、Xが、−C(RXC)2−、−O−、−S−、または−NRXN−であり、ここで、RXCの各例が、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールであり;RXNが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−C(=O)RXA、または窒素保護基であり;RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2である。特定の実施形態において、Xが−O−である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、任意選択的に置換されるアルキル、−C(=O)RXA、または窒素保護基である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、aおよびbがそれぞれ、独立して、1または2であり;Xが、−O−または−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbがそれぞれ、独立して、1または2であり;Xが、−O−または−NC(=O)RXAであり、ここで、RXAが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NC(=O)RXAであり、ここで、RXAが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NC(=O)CH3である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが−O−である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2であり;Xが、−O−または−NC(=O)CH3である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2であり;Xが、−NC(=O)CH3である。
式(XVII−a−3)(式中、aおよびbが1である)の特定の実施形態において、式(XVII−a−4):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、Xが、−C(RXC)2−、−O−、−S−、または−NRXN−であり、ここで、RXCの各例が、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールであり;RXNが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−C(=O)RXA、または窒素保護基であり;RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、Xが−O−である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、任意選択的に置換されるアルキル、−C(=O)RXA、または窒素保護基である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、Xが、−NC(=O)CH3である。
式(XVII−a−4)(式中、Xが−NRXN−である)の特定の実施形態において、式(XVII−a−5):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RXNが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−C(=O)RXA、または窒素保護基であり;RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、RXNが、任意選択的に置換されるアルキル、−C(=O)RXA、または窒素保護基である。特定の実施形態において、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAがメチルである。
式(XVII−a−5)(式中、−NRXN−が−C(=O)RXAである)の特定の実施形態において、式(XVII−a−6):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、RXAがメチルである。
式(XVII−a−4)(式中、Xが−NRXN−である)の特定の実施形態において、式(XVII−a−7):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供される。
式(XVII−a−3)(式中、aおよびbが2である)の特定の実施形態において、式(XVII−a−8):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、Xが、−C(RXC)2−、−O−、−S−、または−NRXN−であり、ここで、RXCの各例が、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールであり;RXNが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−C(=O)RXA、または窒素保護基であり;RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、Xが−O−である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、任意選択的に置換されるアルキル、−C(=O)RXA、または窒素保護基である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、Xが、−NC(=O)CH3である。
式(XVII−a−8)(式中、Xが−NRXN−である)の特定の実施形態において、式(XVII−a−9):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RXNが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−C(=O)RXA、または窒素保護基であり;RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、RXNが、任意選択的に置換されるアルキル、−C(=O)RXA、または窒素保護基である。特定の実施形態において、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAがメチルである。
式(XVII−a−9)(式中、−NRXN−が−C(=O)RXAである)の特定の実施形態において、式(XVII−a−10):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、RXAがメチルである。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XVII−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、Ryの各例が、本明細書において一般に定義されるとおりである。
式(XVII−b)(式中、Ryの少なくとも1つが−N(RB)2である)の特定の実施形態において、式(XVII−b−1):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RyおよびRBの各例が、本明細書において一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRBが、任意選択的に置換される炭素環または任意選択的に置換される複素環、例えば、4〜6員の任意選択的に置換される炭素環または4〜6員の任意選択的に置換される複素環である。
式(XVII−b−1)(式中、少なくとも1つのRBが水素である)の特定の実施形態において、式(XVII−b−2):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RyおよびRBが、本明細書において一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される炭素環または任意選択的に置換される複素環である。式(XV−a−2)の特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される炭素環、例えば、4〜6員の任意選択的に置換される炭素環である。式(XV−a−2)の特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される複素環、例えば、または4〜6員の任意選択的に置換される複素環である。
式(XVII−b−2)(式中、RBが、任意選択的に置換される複素環である)の特定の実施形態において、式(XVII−b−3):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、aおよびbの各例が、独立して、1または2であり、Xが、−C(RXC)2−、−O−、−S−、または−NRXN−であり、ここで、RXCの各例が、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールであり;RXNが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−C(=O)RXA、または窒素保護基であり;RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2である。特定の実施形態において、Xが−O−である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、任意選択的に置換されるアルキル、−C(=O)RXA、または窒素保護基である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、aおよびbがそれぞれ、独立して、1または2であり;Xが、−O−または−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbがそれぞれ、独立して、1または2であり;Xが、−O−または−NC(=O)RXAであり、ここで、RXAが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NC(=O)RXAであり、ここで、RXAが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NC(=O)CH3である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが−O−である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2であり;Xが、−O−または−NC(=O)CH3である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2であり;Xが、−NC(=O)CH3である。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XV−b):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、各Ryが、本明細書に一般に記載されるとおりである。
式(XV−b)(式中、Ryの少なくとも1つが−N(RB)2である)の特定の実施形態において、式(XV−b−1):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RyおよびRBが、本明細書に一般に記載されるとおりである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRBが、任意選択的に置換される炭素環または任意選択的に置換される複素環、例えば、4〜6員の任意選択的に置換される炭素環または4〜6員の任意選択的に置換される複素環である。
式(XV−b−1)(式中、少なくとも1つのRBが水素である)の特定の実施形態において、式(XV−b−2):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RyおよびRBが、本明細書に一般に記載されるとおりである。特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される炭素環または任意選択的に置換される複素環である。特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される炭素環、例えば、4〜6員の任意選択的に置換される炭素環である。特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される複素環、例えば、または4〜6員の任意選択的に置換される複素環である。
式(XV−b−2)(式中、RBが、任意選択的に置換される複素環である)の特定の実施形態において、式(XV−b−3):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、aおよびbの各例が、独立して、1または2であり、Xが、−C(RXC)2−、−O−、−S−、または−NRXN−であり、ここで、RXCの各例が、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールであり;RXNが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−C(=O)RXA、または窒素保護基であり;RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2である。特定の実施形態において、Xが−O−である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、任意選択的に置換されるアルキル、−C(=O)RXA、または窒素保護基である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、aおよびbがそれぞれ、独立して、1または2であり;Xが、−O−または−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbがそれぞれ、独立して、1または2であり;Xが、−O−または−NC(=O)RXAであり、ここで、RXAが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NRXN−であり、ここで、RXNが、上に一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NC(=O)CH3である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが−O−である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2であり;Xが、−O−または−NC(=O)CH3である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2であり;Xが、−NC(=O)CH3である。
特定の実施形態において、提供される化合物は、式(XV−c):
のものまたはその薬学的に許容できる塩であり、式中、各Ryが、本明細書に一般に記載されるとおりである。
式(XV−c)(式中、Ryの少なくとも1つが−N(RB)2である)の特定の実施形態において、式(XV−c−1):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RyおよびRBが、本明細書に一般に記載されるとおりである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRBが、任意選択的に置換される炭素環または任意選択的に置換される複素環、例えば、4〜6員の任意選択的に置換される炭素環または4〜6員の任意選択的に置換される複素環である。
式(XV−c−1)(式中、少なくとも1つのRBが水素である)の特定の実施形態において、式(XV−c−2):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、RyおよびRBが、本明細書に一般に記載されるとおりである。特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される炭素環または任意選択的に置換される複素環である。特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される炭素環、例えば、4〜6員の任意選択的に置換される炭素環である。特定の実施形態において、RBが、任意選択的に置換される複素環、例えば、または4〜6員の任意選択的に置換される複素環である。
式(XV−c−2)(式中、RBが、任意選択的に置換される複素環である)の特定の実施形態において、式(XV−c−3):
の化合物またはその薬学的に許容できる塩が提供され、式中、aおよびbの各例が、独立して、1または2であり、Xが、−C(RXC)2−、−O−、−S−、または−NRXN−であり、ここで、RXCの各例が、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールであり;RXNが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、任意選択的に置換されるヘテロアリール、−C(=O)RXA、または窒素保護基であり;RXAが、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2である。特定の実施形態において、Xが−O−である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、本明細書において一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが、任意選択的に置換されるアルキル、−C(=O)RXA、または窒素保護基である。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、任意選択的に置換されるアルキルまたは任意選択的に置換されるカルボシクリルである。特定の実施形態において、Xが−NRXN−であり、ここで、RXNが−C(=O)RXAであり、ここで、RXAが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。特定の実施形態において、aおよびbがそれぞれ、独立して、1または2であり;Xが、−O−または−NRXN−であり、ここで、RXNが、本明細書において一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbがそれぞれ、独立して、1または2であり;Xが、−O−または−NC(=O)RXAであり、ここで、RXAが、本明細書において一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NRXN−であり、ここで、RXNが、本明細書において一般に定義されるとおりである。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが、−O−または−NC(=O)CH3である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも1であり;Xが−O−である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2であり;Xが、−O−または−NC(=O)CH3である。特定の実施形態において、aおよびbが両方とも2であり;Xが、−NC(=O)CH3である。
ある実施形態において、提供される化合物は、式(XVII−a−3):
のものである。
ある実施形態において、提供される化合物は、式(XVII−a−3):
の塩酸塩である。
ある実施形態において、例えば、式(A)およびその任意の亜属(subgenera)、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、提供される化合物は、遊離塩基形態のものである。ある実施形態において、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、提供される化合物は、薬学的に許容できる塩の形態である。ある実施形態において、提供される薬学的に許容できる塩は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、過塩素酸、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、またはマロン酸とともに形成される。ある実施形態において、提供される薬学的に許容できる塩は、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素、2−ヒドロキシ−エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩(pectinate)、過硫酸塩、3−フェニルプロピオネート、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、または吉草酸塩である。ある実施形態において、提供される薬学的に許容できる塩は、塩酸塩である。ある実施形態において、提供される薬学的に許容できる塩は、酒石酸塩である。ある実施形態において、提供される薬学的に許容できる塩は、一酒石酸塩である。ある実施形態において、提供される薬学的に許容できる塩は、二酒石酸塩である。
ある実施形態において、提供される化合物は、下式:
のうちの1つのものである。
ある実施形態において、提供される化合物は、下式:
のうちの1つの塩酸塩である。
ある実施形態において、提供される化合物は、下式:
のうちの1つの酒石酸塩である。
特定の実施形態において、提供される化合物は、その一酒石酸塩である。特定の実施形態において、提供される化合物は、その二酒石酸塩である。
ある実施形態において、例えば、式(A)およびその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、少なくとも1つのRyがハロである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyがフルオロである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyがクロロである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−CNである。
ある実施形態において、例えば、式(A)およびその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換される脂肪族である。ある実施形態において、Ryが−ORAであり、ここで、RAが、−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるカルボシクリル)−、−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるヘテロシクリル)−、または−(任意選択的に置換されるアルキル)−(任意選択的に置換されるヘテロアリール)−である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、非置換C1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、メトキシ、エトキシ、またはプロポキシである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyがメトキシである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、置換C1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−OCH2CH2N(CH3)2である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される4〜7員ヘテロシクリルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、またはテトラヒドロピラニルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるピペリジニルまたは任意選択的に置換されるピペラジニルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるヘテロアリールである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−ORAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換されるシクロアルキルである。
ある実施形態において、例えば、式(A)およびその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、少なくとも1つのRyが−N(RB)2である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(RB)2であり、ここで、各RBが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、または任意選択的に置換されるアリールである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(RB)2であり、ここで、各RBが、独立して、水素またはC1〜6アルキルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHRBである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHRBであり、ここで、各RBが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、または任意選択的に置換されるアリールである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(C1〜6アルキル)2、−NH(C1〜6アルキル)、または−NH2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NH2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHCH3である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(CH3)2である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(CH3)RBであり、ここで、各RBが、独立して、水素、任意選択的に置換されるアルキル、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、または任意選択的に置換されるアリールである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(RB)2であり、ここで、各RBが、独立して、水素またはC1〜6アルキルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHRBである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(C1〜6アルキル)2、−NH(C1〜6アルキル)、または−NH2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NH2である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(RB)2、−NHRB、または−N(CH3)RBであり、ここで、少なくとも1つのRBが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(RB)2、−NHRB、または−N(CH3)RBであり、ここで、少なくとも1つのRBが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される4〜7員ヘテロシクリルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(RB)2、−NHRB、または−N(CH3)RBであり、ここで、少なくとも1つのRBが、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、またはテトラヒドロフラニルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(RB)2、−NHRB、または−N(CH3)RBであり、ここで、少なくとも1つのRBが、任意選択的に置換されるピペリジニルまたは任意選択的に置換されるピペラジニルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、−N(RB)2、−NHRB、または−N(CH3)RBであり、ここで、少なくとも1つのRBが、−(任意選択的に置換されるC1〜6アルキル)−(C1〜6アルキルヘテロシクリル)である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(RB)2であり、ここで、一方のRBが、任意選択的に置換されるヘテロシクリルであり、他方のRBがC1〜4アルキルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(RB)2であり、ここで、一方のRBが、任意選択的に置換されるヘテロアリールであり、他方のRBがC1〜4アルキルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(RB)2であり、ここで、一方のRBが、任意選択的に置換されるシクロアルキルであり、他方のRBがC1〜4アルキルである。
ある実施形態において、例えば、式(A)およびその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換される脂肪族である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、置換脂肪族である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、非置換脂肪族である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるC1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、非置換C1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、置換C1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、メチル、エチル、またはプロピルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyがメチルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−CF3、CHF2、またはCH2Fである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるアリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルでさらに置換される、任意選択的に置換されるC1〜6アルキルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyがベンジルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−(C1〜6アルキル)−(任意選択的に置換されるアリール)である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−(C1〜6アルキル)−(任意選択的に置換されるヘテロアリール)である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−(C1〜6アルキル)−(任意選択的に置換されるヘテロシクリル)である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−(C1〜6アルキル)−アリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−(C1〜6アルキル)−ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−(C1〜6アルキル)−ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−CH2−アリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−CH2−ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−CH2−ヘテロシクリルである。
ある実施形態において、例えば、式(A)およびその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、少なくとも1つのRyが−C(O)N(RB)2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)NHRBである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)NH2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)N(RB)2であり、ここで、RB基が、それらの介在原子と一緒になって、任意選択的に置換される5〜6員ヘテロシクリルを形成する。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)N(RB)2であり、ここで、RB基が、それらの介在原子と一緒になって、任意選択的に置換されるモルホリニルを形成する。
ある実施形態において、例えば、式(A)およびその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、少なくとも1つのRyが−SO2N(RB)2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2NHRBである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2NH2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2N(RB)2であり、ここで、いずれのRBも水素でない。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−SO2NH(C1〜6アルキル)または−SO2N(C1〜6アルキル)2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2N(CH3)2である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2N(RB)2であり、ここで、RB基が、それらの介在原子と一緒になって、任意選択的に置換される5〜6員ヘテロシクリルを形成する。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2−モルホリニルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−SO2−ピペリジニル、−SO2−ピペラジニル、または−SO2−ピペリジニルである。
ある実施形態において、例えば、式(A)およびその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、少なくとも1つのRyが−SO2RAである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2RAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換される脂肪族である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2(C1〜6アルキル)である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−SO2CH3である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)RAである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)RAであり、ここで、RAが、任意選択的に置換される脂肪族である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)(C1〜6アルキル)である。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−C(O)CH3である。
ある実施形態において、例えば、式(A)およびその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、少なくとも1つのRyが−N(RB)C(O)RAである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHC(O)RAである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHC(O)(C1〜6アルキル)である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHC(O)CH3である。
ある実施形態において、例えば、式(A)およびその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、少なくとも1つのRyが−N(RB)SO2RAである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHSO2RAである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(C1〜6アルキル)SO2RAである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、−NHSO2(C1〜6アルキル)または−N(C1〜6アルキル)SO2(C1〜6アルキル)である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−NHSO2CH3である。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが−N(CH3)SO2CH3である。
ある実施形態において、例えば、式(A)およびその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の場合、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるヘテロシクリル、任意選択的に置換されるカルボシクリル、任意選択的に置換されるアリール、または任意選択的に置換されるヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5〜6員ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から選択される1個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5員ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピロリジニルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、ピロリジニル、ヒドロキシピロリジニル、またはメチルピロリジニルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される6員ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から選択される1個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される6員ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピペリジニルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される6員ヘテロシクリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピペリジニル、任意選択的に置換されるピペラジニル、または任意選択的に置換されるモルホリニルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、メチルピペリジニル、ピペラジニル、メチルピペラジニル、アセチルピペラジニル、メチルスルホニルピペラジニル、アジリジニル、またはメチルアジリジニルである。ある実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5〜6員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から選択される1個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される2個のヘテロ原子を有する、任意選択的に置換される5員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、1〜3個の窒素を有する、任意選択的に置換される6員ヘテロアリールである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピラゾリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるイミダゾリルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピリジルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、任意選択的に置換されるピリミジルである。特定の実施形態において、少なくとも1つのRyが、ピラゾリル、メチルピラゾリル、イミダゾリル、またはメチルイミダゾリルである。
上に一般に定義されるように、RA1およびRA2が、独立して、水素、置換または非置換C1〜3アルキル、置換または非置換アシル、または窒素保護基である。ある実施形態において、RA1が水素である。ある実施形態において、RA1が、置換または非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA1が、非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA1が、メチル、エチル、n−プロピル、またはイソプロピルである。ある実施形態において、RA1が、置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA1が、−CF3、−CHF2、−CH2F、または−CH(CF3)CH3である。ある実施形態において、RA1が、置換または非置換アシルである。ある実施形態において、RA1がアセチルである。ある実施形態において、RA1が窒素保護基である。ある実施形態において、RA1がCH3SO2−である。ある実施形態において、RA2が水素である。ある実施形態において、RA2が、置換または非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA2が、非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA2が、メチル、エチル、n−プロピル、またはイソプロピルである。ある実施形態において、RA2が、置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA2が、−CF3、−CHF2、−CH2F、または−CH(CF3)CH3である。ある実施形態において、RA2が、置換または非置換アシルである。ある実施形態において、RA2がアセチルである。ある実施形態において、RA2が窒素保護基である。ある実施形態において、RA2がCH3SO2−である。ある実施形態において、RA1が水素であり、RA2が水素である。ある実施形態において、RA1が水素であり、RA2が、置換または非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA1が水素であり、RA2が、メチル、エチル、n−プロピル、またはイソプロピルである。ある実施形態において、RA1が水素であり、RA2が、−CF3、−CHF2、−CH2F、または−CH(CF3)CH3である。ある実施形態において、RA1が水素であり、RA2が、置換または非置換アシルである。ある実施形態において、RA1が水素であり、RA2がアセチルである。ある実施形態において、RA1が水素であり、RA2が窒素保護基である。ある実施形態において、RA1が水素であり、RA2がCH3SO2−である。ある実施形態において、RA1が、置換または非置換C1〜3アルキルであり、RA2が、置換または非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA1が、置換または非置換C1〜3アルキルであり、RA2がメチルである。ある実施形態において、RA1が、置換または非置換C1〜3アルキルであり、RA2がエチルである。ある実施形態において、RA1が、置換または非置換C1〜3アルキルであり、RA2がn−プロピルである。ある実施形態において、RA1が、置換または非置換C1〜3アルキルであり、RA2がイソプロピルである。ある実施形態において、RA1が、置換または非置換C1〜3アルキルであり、RA2が、置換または非置換アシルである。ある実施形態において、RA1が、置換または非置換C1〜3アルキルであり、RA2が窒素保護基である。ある実施形態において、RA1がメチルであり、RA2が、置換または非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA1がメチルであり、RA2がメチルである。ある実施形態において、RA1がメチルであり、RA2がエチルである。ある実施形態において、RA1がメチルであり、RA2がn−プロピルである。ある実施形態において、RA1がメチルであり、RA2がイソプロピルである。ある実施形態において、RA1がメチルであり、RA2が、置換または非置換アシルである。ある実施形態において、RA1がメチルであり、RA2が窒素保護基である。ある実施形態において、RA1がエチルであり、RA2が、置換または非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA1がエチルであり、RA2がメチルである。ある実施形態において、RA1がエチルであり、RA2がエチルである。ある実施形態において、RA1がエチルであり、RA2がn−プロピルである。ある実施形態において、RA1がエチルであり、RA2がイソプロピルである。ある実施形態において、RA1がエチルであり、RA2が、置換または非置換アシルである。ある実施形態において、RA1がエチルであり、RA2が窒素保護基である。ある実施形態において、RA1がn−プロピルであり、RA2が、置換または非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA1がn−プロピルであり、RA2がメチルである。ある実施形態において、RA1がn−プロピルであり、RA2がエチルである。ある実施形態において、RA1がn−プロピルであり、RA2がn−プロピルである。ある実施形態において、RA1がn−プロピルであり、RA2がイソプロピルである。ある実施形態において、RA1がn−プロピルであり、RA2が、置換または非置換アシルである。ある実施形態において、RA1がn−プロピルであり、RA2が窒素保護基である。ある実施形態において、RA1がイソプロピルであり、RA2が、置換または非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA1がイソプロピルであり、RA2がメチルである。ある実施形態において、RA1がイソプロピルであり、RA2がエチルである。ある実施形態において、RA1がイソプロピルであり、RA2がn−プロピルである。ある実施形態において、RA1がイソプロピルであり、RA2がイソプロピルである。ある実施形態において、RA1がイソプロピルであり、RA2が、置換または非置換アシルである。ある実施形態において、RA1がイソプロピルであり、RA2が窒素保護基である。ある実施形態において、RA1が、置換または非置換アシルであり、RA2が、置換または非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA1が窒素保護基であり、RA2が、置換または非置換C1〜3アルキルである。ある実施形態において、RA1が窒素保護基であり、RA2がメチルである。ある実施形態において、RA1が窒素保護基であり、RA2がエチルである。ある実施形態において、RA1が窒素保護基であり、RA2がn−プロピルである。ある実施形態において、RA1が窒素保護基であり、RA2がイソプロピルである。ある実施形態において、RA1が窒素保護基であり、RA2が窒素保護基である。
上に一般に定義されるように、RA1およびRA2が、介在窒素原子と一緒になって、置換または非置換3〜6員複素環を形成し得る。特定の実施形態において、RA1およびRA2が、介在窒素原子と一緒になって、置換または非置換アゼチジンを形成し得る。特定の実施形態において、RA1およびRA2が、介在窒素原子と一緒になって、置換または非置換ピロリジンを形成し得る。特定の実施形態において、RA1およびRA2が、介在窒素原子と一緒になって、置換または非置換ピペリジンを形成し得る。特定の実施形態において、RA1およびRA2が、介在窒素原子と一緒になって、置換または非置換ピペラジンを形成し得る。特定の実施形態において、RA1およびRA2が、介在窒素原子と一緒になって、置換または非置換モルホリンを形成し得る。
特定の実施形態において、提供される化合物は、下式:
のいずれか1つのものではない。
特定の実施形態において、提供される化合物は、表1Aに列挙される化合物、またはその薬学的に許容できる塩である。
特定の実施形態において、提供される化合物は、表1Bに列挙される化合物、またはその薬学的に許容できる塩である。
特定の実施形態において、提供される化合物は、表1Cに列挙される化合物、またはその薬学的に許容できる塩である。
特定の実施形態において、提供される化合物は、表1Dに列挙される化合物、またはその薬学的に許容できる塩である。
特定の実施形態において、提供される化合物は、表1Eに列挙される化合物、またはその薬学的に許容できる塩である。
特定の実施形態において、提供される化合物は、表1Fに列挙される化合物、またはその薬学的に許容できる塩である。
特定の実施形態において、提供される化合物は、表1Gに列挙される化合物、またはその薬学的に許容できる塩である。
特定の実施形態において、提供される化合物は、PRMT5を阻害する。特定の実施形態において、提供される化合物は、野生型PRMT5を阻害する。特定の実施形態において、提供される化合物は、突然変異体PRMT5を阻害する。特定の実施形態において、提供される化合物は、例えば、本明細書に記載されるアッセイにおいて測定した際に、PRMT5を阻害する。特定の実施形態において、PRMT5は、ヒトに由来する。特定の実施形態において、提供される化合物は、10μM以下のIC50でPRMT5を阻害する。特定の実施形態において、提供される化合物は、1μM以下のIC50でPRMT5を阻害する。特定の実施形態において、提供される化合物は、0.1μM以下のIC50でPRMT5を阻害する。特定の実施形態において、提供される化合物は、10μM以下のEC50で細胞中のPRMT5を阻害する。特定の実施形態において、提供される化合物は、1μM以下のEC50で細胞中のPRMT5を阻害する。特定の実施形態において、提供される化合物は、0.1μM以下のEC50で細胞中のPRMT5を阻害する。特定の実施形態において、提供される化合物は、10μM以下のEC50で細胞増殖を阻害する。特定の実施形態において、提供される化合物は、1μM以下のEC50で細胞増殖を阻害する。特定の実施形態において、提供される化合物は、0.1μM以下のEC50で細胞増殖を阻害する。ある実施形態において、提供される化合物は、他のメチルトランスフェラーゼよりPRMT5に対して選択的である。特定の実施形態において、提供される化合物は、1つまたは複数の他のメチルトランスフェラーゼと比べて、PRMT5に対して、少なくとも約10倍選択的であり、少なくとも約20倍選択的であり、少なくとも約30倍選択的であり、少なくとも約40倍選択的であり、少なくとも約50倍選択的であり、少なくとも約60倍選択的であり、少なくとも約70倍選択的であり、少なくとも約80倍選択的であり、少なくとも約90倍選択的であり、または少なくとも約100倍選択的である。
PRMT5が、野生型PRMT5、またはPRMT5の任意の突然変異体または変異体であり得ることが当業者によって理解されよう。
ある実施形態実施形態において、PRMT5の突然変異体または変異体は、1つまたは複数の突然変異(例えば、保存的置換)を含有する。ある実施形態において、本明細書において提供されるのは、PRMT5点突然変異体である。ある実施形態において、PRMT点突然変異体は、少なくとも約80%、例えば、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または少なくとも約97%の、配列番号1のアミノ酸配列に対する相同性の程度を有するアミノ酸配列を有する。さらに提供されるのは、少なくとも約80%、例えば、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または少なくとも約97%の、配列番号2のアミノ酸配列に対する相同性の程度を有するタンパク質である。
特定の実施形態において、PRMT5は、アイソフォームA(GenBank登録番号NP006100)(配列番号1)である:
特定の実施形態において、PRMT5は、アイソフォームB(GenBank登録番号NP001034708)(配列番号2)である。
特定の実施形態において、PRMT5は、転写変異体1(GenBank登録番号NM_006109)である。
本開示は、本明細書に記載される化合物、例えば、本明細書に記載される式(A)、例えば、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容できる塩と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む医薬組成物を提供する。本明細書に記載される化合物、またはその塩が、非晶質、水和物、溶媒和物、または多形体などの様々な形態で存在し得ることが当業者によって理解されよう。特定の実施形態において、提供される組成物は、本明細書に記載される2つ以上の化合物を含む。特定の実施形態において、本明細書に記載される化合物、またはその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に有効量で提供される。特定の実施形態において、有効量は、治療的に有効な量である。特定の実施形態において、有効量は、PRMT5を阻害するのに有効な量である。特定の実施形態において、有効量は、PRMT5媒介性疾患を治療するのに有効な量である。特定の実施形態において、有効量は、予防的に有効な量である。特定の実施形態において、有効量は、PRMT5媒介性疾患を予防するのに有効な量である。
特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、本明細書に記載される化合物、例えば、式(A)、例えば、式(I)、またはその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の化合物と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含み、この化合物は、遊離塩基形態のものである。特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、本明細書に記載される化合物、例えば、式(A)、例えば、式(I)、またはその任意の亜属、例えば、式(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XV−a)、(XVI−a)、(XVII−a)、(XVII−b)、(XVIII−a)、(XV−b)、または(XV−c)の化合物と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含み、この化合物は、本明細書において一般に定義される薬学的に許容できる塩の形態である。特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、本明細書に記載される化合物の塩酸塩と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む。特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、本明細書に記載される化合物の酒石酸塩と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む。特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、本明細書に記載される化合物の一酒石酸塩と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む。特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、本明細書に記載される化合物の二酒石酸塩と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む。特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、本明細書に記載される化合物の一酒石酸塩および二酒石酸塩と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む。特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、遊離塩基の形態の本明細書に記載される化合物、およびその薬学的に許容できる塩と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む。
特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、遊離塩基形態の下式:
のうちの1つの化合物と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む。
特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、本明細書において一般に定義される薬学的に許容できる塩の形態の下式:
のうちの1つの化合物と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む。
特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、下式:
のうちの1つの化合物の塩酸塩と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む。
特定の実施形態において、下式:
のうちの1つの化合物の酒石酸塩と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む、提供される医薬組成物。
特定の実施形態において、酒石酸塩は、一酒石酸塩である。特定の実施形態において、酒石酸塩は、二酒石酸塩である。特定の実施形態において、提供される医薬組成物は、その一酒石酸塩、およびその二酒石酸塩と、任意選択的に薬学的に許容できる賦形剤とを含む。
薬学的に許容できる賦形剤は、所望の特定の剤形に適するように、あらゆる溶媒、希釈剤、または他の液体ビヒクル、分散体、懸濁助剤、表面活性剤、等張剤、増粘剤または乳化剤、保存料、固体結合剤、潤滑剤などを含む。医薬組成物の薬剤の製剤化および/または製造における一般的な考慮事項が、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,Sixteenth Edition,E.W.Martin(Mack Publishing Co.,Easton,Pa.,1980)、およびRemington:The Science and Practice of Pharmacy,21st Edition(Lippincott Williams&Wilkins,2005)に見ることができる。
本明細書に記載される医薬組成物は、薬理学の技術分野において公知の任意の方法によって調製され得る。一般に、このような調製方法は、本明細書に記載される化合物(「活性成分」)を、担体および/または1つまたは複数の他の補助的な成分と合わせる工程と、次に、必要であるかおよび/または望ましい場合、生成物を、所望の単回または複数回用量単位へと成形および/または包装する工程とを含む。
医薬組成物は、単回単位用量として、および/または複数の単回単位用量として、大量に調製、包装、および/または販売され得る。本明細書において使用される際、「単位用量」は、所定の量の活性成分を含む医薬組成物の個別の量である。活性成分の量は、一般に、被験体に投与され得る活性成分の投与量および/または例えば、このような投与量の2分の1または3分の1などの、このような投与量の好都合な割合に等しい。
本開示の医薬組成物中の活性成分、薬学的に許容できる賦形剤、および/または任意のさらなる成分の相対量は、治療される被験体の属性、サイズ、および/または病態に応じて、さらに組成物が投与される経路に応じて変化することになる。例として、組成物は、0.1%〜100%(w/w)の活性成分を含み得る。
提供される医薬組成物の製造に使用される薬学的に許容できる賦形剤としては、不活性希釈剤、分散剤および/または造粒剤、表面活性剤および/または乳化剤、崩壊剤、結合剤、保存料、緩衝剤、平滑剤、および/または油が挙げられる。カカオ脂および坐薬ワックスなどの賦形剤、着色剤、コーティング剤、甘味料、香味料、および芳香剤も、組成物中に存在し得る。
例示的な希釈剤としては、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、リン酸カルシウム、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸ナトリウムラクトース、スクロース、セルロース、微結晶性セルロース、カオリン、マンニトール、ソルビトール、イノシトール、塩化ナトリウム、乾燥でんぷん、トウモロコシでんぷん、粉砂糖、およびそれらの混合物が挙げられる。
例示的な造粒剤および/または分散剤としては、ジャガイモでんぷん、トウモロコシでんぷん、タピオカでんぷん、でんぷんグリコール酸ナトリウム、粘土、アルギン酸、グアーガム、柑橘類の絞りかす、寒天、ベントナイト、セルロースおよび木材製品、天然海綿、カチオン交換樹脂、炭酸カルシウム、シリケート、炭酸ナトリウム、架橋ポリ(ビニル−ピロリドン)(クロスポビドン)、ナトリウムカルボキシメチルでんぷん(でんぷんグリコール酸ナトリウム)、カルボキシメチルセルロース、架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロース(クロスカルメロース)、メチルセルロース、アルファでんぷん(スターチ1500)、微結晶性でんぷん、水不溶性でんぷん、カルシウムカルボキシメチルセルロース、ケイ酸アルミニウムマグネシウム(Veegum)、ラウリル硫酸ナトリウム、第四級アンモニウム化合物、およびそれらの混合物が挙げられる。
例示的な表面活性剤および/または乳化剤としては、天然乳化剤(例えば、アカシア、寒天、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、トラガカント、コンドラックス(chondrux)、コレステロール、キサンタン、ペクチン、ゼラチン、卵黄、カゼイン、羊毛脂、コレステロール、ワックス、およびレシチン)、コロイド粘土(例えば、ベントナイト(ケイ酸アルミニウム)およびVeegum(ケイ酸アルミニウムマグネシウム))、長鎖アミノ酸誘導体、高分子量アルコール(例えば、ステアリルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコール、トリアセチンモノステアレート、エチレングリコールジステアレート、モノステアリン酸グリセリル、およびプロピレングリコールモノステアレート、ポリビニルアルコール)、カルボマー(carbomer)(例えば、カルボキシポリメチレン、ポリアクリル酸、アクリル酸ポリマー、およびカルボキシビニルポリマー)、カラギーナン、セルロース誘導体(例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、粉末セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース)、ソルビタン脂肪酸エステル(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(Tween20)、ポリオキシエチレンソルビタン(Tween60)、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(Tween80)、ソルビタンモノパルミテート(Span 40)、ソルビタンモノステアレート(Span 60)、ソルビタントリステアレート(Span 65)、グリセリルモノオレエート、ソルビタンモノオレエート(Span 80))、ポリオキシエチレンエステル(例えば、ポリオキシエチレンモノステアレート(Myrj 45)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエトキシ化ヒマシ油、ポリオキシメチレンステアレート、およびSolutol)、スクロース脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル(例えば、Cremophor(商標))、ポリオキシエチレンエーテル、(例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(Brij 30))、ポリ(ビニル−ピロリドン)、ジエチレングリコールモノラウレート、トリエタノールアミンオレエート、オレイン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、オレイン酸エチル、オレイン酸、ラウリン酸エチル、ラウリル硫酸ナトリウム、Pluronic F68、ポロキサマー188、臭化セトリモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、ドクサートナトリウム、および/またはそれらの混合物が挙げられる。
例示的な結合剤としては、でんぷん(例えば、トウモロコシでんぷんおよびでんぷん糊)、ゼラチン、糖類(例えば、スクロース、グルコース、デキストロース、デキストリン、糖蜜、ラクトース、ラクチトール、マンニトールなど)、天然および合成ゴム(例えば、アカシア、アルギン酸ナトリウム、アイリッシュモスの抽出物、パンワーガム(panwar gum)、ガティガム(ghatti gum)、イサポール皮の粘液(mucilage of isapol husk)、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、微結晶性セルロース、酢酸セルロース、ポリ(ビニル−ピロリドン)、ケイ酸アルミニウムマグネシウム(Veegum)、およびカラマツアラビノガラクタン)、アルギネート、ポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール、無機カルシウム塩、ケイ酸、ポリメタクリレート、ワックス、水、アルコール、および/またはそれらの混合物が挙げられる。
例示的な保存料としては、酸化防止剤、キレート剤、抗菌性保存料、抗真菌性保存料、アルコール保存料、酸性保存料、および他の保存料が挙げられる。
例示的な酸化防止剤としては、αトコフェロール、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、モノチオグリセロール、メタ重亜硫酸カリウム、プロピオン酸、没食子酸プロピル、アスコルビン酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、および亜硫酸ナトリウムが挙げられる。
例示的なキレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)ならびにその塩および水和物(例えば、エデト酸ナトリウム、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸カルシウム二ナトリウム、エデト酸二カリウムなど)、クエン酸ならびにその塩および水和物(例えば、クエン酸一水和物)、フマル酸ならびにその塩および水和物、リンゴ酸ならびにその塩および水和物、リン酸ならびにその塩および水和物、ならびに酒石酸ならびにその塩および水和物が挙げられる。例示的な抗菌性保存料としては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ベンジルアルコール、ブロノポール、セトリミド、塩化セチピリジニウム、クロルヘキシジン、クロロブタノール、クロロクレゾール、クロロキシレノール、クレゾール、エチルアルコール、グリセリン、ヘキセチジン、イミド尿素、フェノール、フェノキシエタノール、フェニルエチルアルコール、硝酸フェニル水銀、プロピレングリコール、およびチメロサールが挙げられる。
例示的な抗真菌性保存料としては、ブチルパラベン、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、安息香酸カリウム、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、プロピオン酸ナトリウム、およびソルビン酸が挙げられる。
例示的なアルコール保存料としては、エタノール、ポリエチレングリコール、フェノール、フェノール化合物、ビスフェノール、クロロブタノール、ヒドロキシベンゾエート、およびフェニルエチルアルコールが挙げられる。例示的な酸性保存料としては、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、β−カロテン、クエン酸、酢酸、デヒドロ酢酸、アスコルビン酸、ソルビン酸、およびフィチン酸が挙げられる。
他の保存料としては、トコフェロール、酢酸トコフェロール、メシル酸デテロキシム(deteroxime mesylate)、セトリミド、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、エチレンジアミン、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、メタ重亜硫酸カリウム、Glydant Plus、Phenonip、メチルパラベン、Germall 115、Germaben II、Neolone、Kathon、およびEuxylが挙げられる。特定の実施形態において、保存料は、酸化防止剤である。他の実施形態において、保存料は、キレート剤である。
例示的な緩衝剤としては、クエン酸緩衝液、酢酸緩衝液、リン酸緩衝液、塩化アンモニウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、クエン酸カルシウム、グルビオン酸カルシウム、グルコヘプトン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、D−グルコン酸、グリセロリン酸カルシウム、乳酸カルシウム、プロパン酸、レブリン酸カルシウム、ペンタン酸、第二リン酸カルシウム、リン酸、第三リン酸カルシウム、水酸化カルシウムリン酸塩、酢酸カリウム、塩化カリウム、グルコン酸カリウム、カリウム混合物、第二リン酸カリウム、第一リン酸カリウム、リン酸カリウム混合物、酢酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第一リン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム混合物、トロメタミン、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、アルギン酸、発熱性物質除去水、等張食塩水、リンゲル液、エチルアルコール、およびそれらの混合物が挙げられる。
例示的な平滑剤としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、シリカ、タルク、麦芽、ベヘン酸グリセリル、水添植物油、ポリエチレングリコール、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ロイシン、ラウリル硫酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、およびそれらの混合物が挙げられる。
例示的な天然油としては、アーモンド油、キョウニン油、アボカド油、ババス油、ベルガモット油、カシス種子油、ボラジ油、カデ油、カミツレ油、キャノーラ油、カラウェー油、カルナバ油、ヒマシ油、ケイ皮油、カカオ脂、ヤシ油、タラ肝油、コーヒー油、トウモロコシ油、綿実油、エミュー油、ユーカリ油、月見草油、魚油、アマニ油、ゲラニオール、ヒョウタン(gourd)油、ブドウ種油、ヘーゼルナッツ油、ヒソップ油、ミリスチン酸イソプロピル、ホホバ油、ククイナッツ油、ラバンジン油、ラベンダー油、レモン油、アオモジ(litsea cubeba)油、マカデミアナッツ油、ゼニアオイ油、マンゴー種子油、メドウフォーム種子油、ミンク油、ニクズク油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラフィー油、パーム油、パーム核油、トウニン油、ピーナッツ油、ケシ油、カボチャ種子油、菜種油、ぬか油、ローズマリー油、ベニバナ油、ビャクダン油、サザンカ(sasquana)油、セイバリー油、シーバックソーン油、ゴマ油、シアバター、シリコーン油、ダイズ油、ヒマワリ油、ティーツリー油、アザミ油、椿油、ベチバー油、クルミ油、および小麦胚芽油が挙げられる。例示的な合成油としては、以下に限定はされないが、ステアリン酸ブチル、カプリル酸トリグリセリド、カプリン酸トリグリセリド、シクロメチコン、セバシン酸ジエチル、ジメチコン360、ミリスチン酸イソプロピル、鉱油、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、シリコーン油、およびそれらの混合物が挙げられる。
経口および非経口投与用の液体剤形としては、薬学的に許容できる乳剤、マイクロエマルジョン、液剤、懸濁液、シロップおよびエリキシル剤が挙げられる。活性成分に加えて、液体剤形は、例えば、水または他の溶媒などの当該技術分野において一般的に使用される不活性希釈剤、可溶化剤およびエチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(例えば、綿実油、ラッカセイ油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステルなどの乳化剤、およびそれらの混合物を含み得る。不活性希釈剤に加えて、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤、甘味料、香味料、および芳香剤などの補助剤を含み得る。非経口投与の特定の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、Cremophor(商標)、アルコール、油、変性油、グリコール、ポリソルベート、シクロデキストリン、ポリマー、およびそれらの混合物などの可溶化剤と混合される。
注射用製剤、例えば、滅菌した注射用水性または油性懸濁液が、好適な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を用いて、公知の技術にしたがって製剤化され得る。滅菌した注射用製剤が、非毒性の非経口的に許容できる希釈剤または溶媒中で、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液としての、滅菌した注射用溶液、懸濁液または乳剤であり得る。用いられ得る許容できるビヒクルおよび溶媒は、中でも特に、水、リンゲル液、米国薬局方(U.S.P.)グレードおよび等張塩化ナトリウム溶液である。さらに、滅菌固定油は、溶媒または懸濁媒体として好都合に用いられる。このために、合成モノグリセリドまたはジグリセリドを含む任意の無刺激固定油が用いられ得る。さらに、オレイン酸などの脂肪酸が、注射用製剤に使用される。
注射用製剤は、例えば、細菌保持フィルタを介したろ過によって、または使用前に、滅菌水または他の滅菌した注射用媒体に溶解または分散され得る滅菌固体組成物の形態で滅菌剤を組み込むことによって滅菌され得る。
薬剤の効果を延長するために、皮下または筋肉内注射からの薬剤の吸収を遅らせるのが望ましいことが多い。これは、難水溶性の結晶性または非晶質材料の液体懸濁液の使用によって達成され得る。次に、薬剤の吸収速度は、その溶解速度に応じて決まり、溶解速度は、今度は、結晶サイズおよび結晶形態に応じて決まり得る。あるいは、非経口投与される薬剤形態の遅延吸収は、薬剤を油ビヒクルに溶解または懸濁させることによって行われる。
直腸または膣内投与用の組成物は、典型的に、本明細書に記載される化合物を、周囲温度で固体であるが体温で液体であり、したがって、直腸または膣腔内で溶融し、活性成分を放出する、カカオ脂、ポリエチレングリコールまたは坐薬ワックスなどの好適な非刺激性賦形剤または担体と混合することによって調製され得る坐薬である。
経口投与用の固体剤形としては、カプセル剤、錠剤、丸薬、粉剤、および顆粒が挙げられる。このような固体剤形において、活性成分は、クエン酸ナトリウムまたはリン酸二カルシウムなどの少なくとも1つの不活性な薬学的に許容できる賦形剤または担体および/またはa)でんぷん、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、およびケイ酸などの充填剤または増量剤、b)例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギネート、ゼラチン、ポリビニルピロリジノン、スクロース、およびアカシアなどの結合剤、c)グリセロールなどの保湿剤、d)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモまたはタピオカでんぷん、アルギン酸、特定のシリケート、および炭酸ナトリウムなどの崩壊剤、e)パラフィンなどの溶解遅延剤(solution retarding agent)、f)第四級アンモニウム化合物などの吸収促進剤、g)例えば、セチルアルコールおよびグリセロールモノステアレートなどの湿潤剤、h)カオリンおよびベントナイト粘土などの吸収剤、およびi)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、およびそれらの混合物などの潤滑剤と混合される。カプセル剤、錠剤および丸薬の場合、剤形は、緩衝剤を含み得る。
同様のタイプの固体組成物は、ラクトースまたは乳糖ならびに高分子量ポリエチレングリコールなどの賦形剤を用いて、軟質および硬質充填ゼラチンカプセル剤中の充填剤として用いられ得る。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸薬、および顆粒の固体剤形は、腸溶コーティングおよび医薬品製剤化の技術分野において周知の他のコーティングなどのコーティングおよびシェルを用いて調製され得る。それらは、乳白剤を任意選択的に含んでいてもよく、腸管の特定の部分のみでまたはそこで優先的に、任意選択的に、遅延させるように、活性成分を放出する組成物でできていてもよい。使用され得る埋め込み型組成物の例としては、ポリマー物質およびワックスが挙げられる。同様のタイプの固体組成物は、ラクトースまたは乳糖ならびに高分子量ポリエチレングリコールなどの賦形剤を用いて、軟質および硬質充填ゼラチンカプセル剤中の充填剤として用いられ得る。
活性成分は、上述される1つまたは複数の賦形剤を含むマイクロカプセル化形態であり得る。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸薬、および顆粒の固体剤形は、腸溶コーティング、放出制御コーティングおよび医薬品製剤化の技術分野において周知の他のコーティングなどのコーティングおよびシェルを用いて調製され得る。このような固体剤形において、活性成分は、スクロース、ラクトース、またはでんぷんなどの少なくとも1つの不活性希釈剤と混合され得る。このような剤形は、通常の慣行どおりに、不活性希釈剤以外のさらなる物質、例えば、ステアリン酸マグネシウムおよび微結晶性セルロースなどの、錠剤化潤滑剤および他の錠剤化助剤を含み得る。カプセル剤、錠剤、および丸薬の場合、剤形は、緩衝剤を含み得る。それらは、乳白剤を任意選択的に含んでいてもよく、腸管の特定の部分のみでまたはそこで優先的に、任意選択的に、遅延させるように、活性成分を放出する組成物でできていてもよい。使用され得る埋め込み型組成物の例としては、ポリマー物質およびワックスが挙げられる。
提供される化合物の局所および/または経皮投与用の剤形は、軟膏、ペースト、クリーム、ローション、ジェル、粉剤、液剤、噴霧剤、吸入剤および/または貼付剤を含み得る。一般に、活性成分は、薬学的に許容できる担体および/または必要とされ得る際に任意の所望の保存料および/または緩衝液と、滅菌条件下で混合される。さらに、本開示は、経皮パッチの使用を包含し、経皮パッチは、身体への活性成分の制御された送達を提供する追加の利点を有することが多い。このような剤形は、例えば、活性成分を適切な媒体中に溶解および/または分散させることによって調製され得る。その代わりにまたはそれに加えて、速度が、速度制御膜を提供することによって、および/または活性成分をポリマーマトリックスおよび/またはゲル中に分散させることによって制御され得る。
本明細書に記載される皮内用医薬組成物を送達するのに使用するための好適なデバイスは、米国特許第4,886,499号明細書;同第5,190,521号明細書;同第5,328,483号明細書;同第5,527,288号明細書;同第4,270,537号明細書;同第5,015,235号明細書;同第5,141,496号明細書;および同第5,417,662号明細書に記載されるものなどの短い針状のデバイスを含む。皮内用組成物は、PCT公報の国際公開第99/34850号パンフレットに記載されるものおよびその機能的均等物などの、皮膚への針の有効貫通長さを限定するデバイスによって投与され得る。液体ジェット式注射器によって、および/または角質層を貫通し、真皮に達するジェットをもたらす針によって、液体ワクチンを真皮に送達するジェット式注射デバイスが好適である。ジェット式注射デバイスは、例えば、米国特許第5,480,381号明細書;同第5,599,302号明細書;同第5,334,144号明細書;同第5,993,412号明細書;同第5,649,912号明細書;同第5,569,189号明細書;同第5,704,911号明細書;同第5,383,851号明細書;同第5,893,397号明細書;同第5,466,220号明細書;同第5,339,163号明細書;同第5,312,335号明細書;同第5,503,627号明細書;同第5,064,413号明細書;同第5,520,639号明細書;同第4,596,556号明細書;同第4,790,824号明細書;同第4,941,880号明細書;同第4,940,460号明細書;およびPCT公報の国際公開第97/37705号パンフレットおよび国際公開第97/13537号パンフレットに記載される。圧縮ガスを使用して、粉末形態のワクチンを、皮膚の外層を通して真皮へと加速させる発射式の(ballistic)粉末/粒子送達デバイスが好適である。その代わりにまたはそれに加えて、従来の注射器が、皮内投与の従来のマントー法(mantoux method)に使用され得る。
局所投与に適した製剤としては、以下に限定はされないが、塗布剤、ローション、クリーム、軟膏および/またはペーストなどの水中油型および/または油中水型乳剤、および/または液剤および/または懸濁液などの、液体および/または半液体製剤が挙げられる。局所投与可能な製剤は、例えば、約1%〜約10%(w/w)の活性成分を含み得るが、活性成分の濃度は、溶媒中の活性成分の溶解限度程度の高さであり得る。局所投与用の製剤は、本明細書に記載されるさらなる成分の1つまたは複数をさらに含み得る。
提供される医薬組成物は、口腔を介して経肺投与に適した製剤中で調製、包装、および/または販売され得る。このような製剤は、活性成分を含み、かつ約0.5〜約7ナノメートルまたは約1〜約6ナノメートルの範囲の直径を有する乾燥粒子を含み得る。このような組成物は、噴射剤の流れを、粉末を分散させるように導くことができる乾燥粉末リザーバを含むデバイスを用いた、および/または密閉容器中の低沸点の噴射剤に溶解および/または懸濁された活性成分を含むデバイスなどの自己推進型の(self propelling)溶媒/粉末分注容器を用いた投与のために、乾燥粉末の形態であるのが好都合である。このような粉末は、重量で粒子の少なくとも98%が0.5ナノメートル超の直径を有し、数で粒子の少なくとも95%が7ナノメートル未満の直径を有する粒子を含む。あるいは、重量で粒子の少なくとも95%が1ナノメートル超の直径を有し、数で粒子の少なくとも90%が6ナノメートル未満の直径を有する。乾燥粉末組成物は、糖などの固体微粉末希釈剤を含んでいてもよく、単位用量形態で提供されるのが好都合である。
低沸点の噴射剤は、一般に、大気圧で65°F未満の沸点を有する液体噴射剤を含む。一般に、噴射剤は、組成物の50〜99.9%(w/w)を占めてもよく、活性成分は、組成物の0.1〜20%(w/w)を占め得る。噴射剤は、液体非イオン性および/または固体アニオン性界面活性剤および/または固体希釈剤(これは、活性成分を含む粒子と同程度の粒度を有し得る)などのさらなる成分をさらに含み得る。
肺送達用に製剤化された医薬組成物は、液剤および/または懸濁液の液滴の形態で活性成分を提供し得る。このような製剤は、活性成分を含む、任意選択的に滅菌した水性および/または希アルコール液剤および/または懸濁液として調製、包装、および/または販売され得、任意の噴霧および/または霧化デバイスを用いて好都合に投与され得る。このような製剤は、以下に限定はされないが、サッカリンナトリウムなどの着香料、揮発性油、緩衝剤、表面活性剤、および/またはヒドロキシ安息香酸メチルなどの保存料を含む1つまたは複数のさらなる成分をさらに含み得る。この投与経路によって提供される液滴は、約0.1〜約200ナノメートルの範囲の平均直径を有し得る。
肺送達に有用であると本明細書に記載される製剤は、医薬組成物の鼻腔内送達に有用である。鼻腔内投与に適した別の製剤は、活性成分を含み、約0.2〜500マイクロメートルの平均粒子を有する粗粉末である。このような製剤は、鼻孔に近接して保持された粉末の容器から鼻道を通して急速吸入によって投与される。
経鼻投与用の製剤は、例えば、約0.1%(w/w)程度から100%(w/w)もの活性成分を含んでいてもよく、本明細書に記載されるさらなる成分の1つまたは複数を含み得る。提供される医薬組成物は、口腔投与用の製剤中で、調製、包装、および/または販売され得る。このような製剤は、例えば、従来の方法を用いて作製される錠剤および/または舐剤の形態であってもよく、例えば、0.1〜20%(w/w)の活性成分、口腔で溶解可能および/または分解可能な組成物を含む残りの部分および、任意選択的に、本明細書に記載されるさらなる成分の1つまたは複数を含有し得る。代わりに、口腔投与用の製剤は、活性成分を含む、粉剤および/またはエアロゾル化および/または霧化された液剤および/または懸濁液を含み得る。このような粉末化、エアロゾル化、および/または霧化された製剤は、分散された場合、約0.1〜約200ナノメートルの範囲の平均粒度および/または液滴径を有していてもよく、本明細書に記載されるさらなる成分の1つまたは複数をさらに含み得る。
提供される医薬組成物は、眼内投与用の製剤中で、調製、包装、および/または販売され得る。このような製剤は、例えば、水性または油性液体担体中に、液剤および/または懸濁液の例えば0.1/1.0%(w/w)の活性成分を含む点眼剤の形態であり得る。このような液滴は、緩衝剤、塩、および/または1つまたは複数の他の本明細書に記載されるさらなる成分をさらに含み得る。有用な他の眼内投与可能な製剤としては、微結晶形態および/またはリポソーム製剤で活性成分を含むものが挙げられる。点耳剤および/または点眼剤は、本開示の範囲内であると考えられる。
本明細書に提供される医薬組成物の説明は、主に、ヒトへの投与に適した医薬組成物に関するが、このような組成物が、一般に、あらゆる種類の動物への投与に適していることが当業者によって理解されよう。組成物を様々な動物への投与に適するようにするための、ヒトへの投与に適した医薬組成物の改変は、よく理解されており、通常の技能を有する獣医学的薬理学者は、通常の実験によりこのような改変を設計および/または実行することができる。
本明細書に提供される化合物は、典型的に、投与の容易さおよび投薬の均一性のために、投薬単位形態で製剤化される。しかしながら、提供される組成物の一日の総使用量が、妥当な医学的判断の範囲内で担当医によって決定されることが理解されよう。任意の特定の被験体または生物の特定の治療的に有効な用量レベルは、治療される疾患、障害、または病態および障害の重症度;用いられる特定の活性成分の活性;用いられる特定の組成物;被験体の年齢、体重、全体的な健康、性別および食事;投与の時間、投与経路、および用いられる特定の活性成分の排出速度;治療の持続時間;用いられる特定の活性成分と組み合わせてまたは同時に使用される薬剤;および医学技術分野で周知の類似の要因を含む、様々な要因に応じて決まる。
本明細書に提供される化合物および組成物は、腸内(例えば、経口)、非経口、静脈内、筋肉内、動脈内、髄内、髄腔内、皮下、脳室内、経皮、皮内、経直腸、膣内、腹腔内、局所(粉剤、軟膏、クリーム、および/または点滴剤などによる)、経粘膜、経鼻、口腔、舌下;気管内注入、気管支内注入、および/または吸入による;および/または経口噴霧、経鼻噴霧、および/またはエアゾールとしてなどを含む任意の経路によって投与され得る。特に考えられる経路は、経口投与、静脈内投与(例えば、全身性静脈注射)、血液および/またはリンパ液供給による局所的な投与、および/または患部への直接投与である。一般に、最も適切な投与経路は、薬剤の性質(例えば、胃腸管の環境内でのその安定性)、および/または被験体の病態(例えば、被験体が経口投与に耐えられるかどうか)を含む様々な要因に応じて決まる。
有効量を達成するのに必要とされる化合物の正確な量は、例えば、被験体の種、年齢、および全身状態、副作用または障害の重症度、特定の化合物の属性、投与方法などに応じて、被験体ごとに変化することになる。所望の投薬量は、1日に3回、1日に2回、1日に1回、2日に1回、3日に1回、週に1回、2週間に1回、3週間に1回、または4週間に1回送達され得る。特定の実施形態において、所望の投薬量は、複数回投与(例えば、2回、3回、4回、5回、6回、7回、8回、9回、10回、11回、12回、13回、14回、またはそれを超える回数の投与)を用いて送達され得る。
特定の実施形態において、70kgの成人への1日に1回または複数回の投与のための化合物の有効量は、単位剤形当たり、約0.0001mg〜約3000mg、約0.0001mg〜約2000mg、約0.0001mg〜約1000mg、約0.001mg〜約1000mg、約0.01mg〜約1000mg、約0.1mg〜約1000mg、約1mg〜約1000mg、約1mg〜約100mg、約10mg〜約1000mg、または約100mg〜約1000mgの化合物を含み得る。
特定の実施形態において、所望の治療効果を得るために、本明細書に記載される化合物は、1日に1回または複数回、1日当たり被験体体重の、約0.001mg/kg〜約1000mg/kg、約0.01mg/kg〜約mg/kg、約0.1mg/kg〜約40mg/kg、約0.5mg/kg〜約30mg/kg、約0.01mg/kg〜約10mg/kg、約0.1mg/kg〜約10mg/kg、または約1mg/kg〜約25mg/kgを送達するのに十分な投薬レベルで投与され得る。
ある実施形態において、本明細書に記載される化合物は、1日に1回または複数回、複数日にわたって投与される。ある実施形態において、投与計画は、数日間、数週間、数ヶ月間、または数年間にわたって継続される。
本明細書に記載される用量範囲が、提供される医薬組成物の成人への投与のための指針を提供することが理解されよう。例えば、子供または青年に投与される量は、医師または当業者が決定することができ、成人に投与される量より少ないかまたは同じであり得る。
本明細書に記載される化合物または組成物が、1つまたは複数のさらなる治療効果のある薬剤と組み合わせて投与され得ることも理解されよう。特定の実施形態において、本明細書に提供される化合物または組成物は、その生物学的利用能を改善し、その代謝を軽減および/または改変し、その排出を阻害し、および/または身体内でのその分布を改変する1つまたは複数のさらなる治療効果のある薬剤と組み合わせて投与される。用いられる治療法は、同じ障害に対する所望の効果を達成することができ、および/またはそれは、異なる効果を達成することができることも理解されよう。
化合物または組成物は、1つまたは複数のさらなる治療効果のある薬剤と同時に、その前に、またはその後に投与され得る。特定の実施形態において、さらなる治療効果のある薬剤は、式(A)、例えば、式(I)の化合物である。特定の実施形態において、さらなる治療効果のある薬剤は、式(A)、例えば、式(I)の化合物でない。一般に、各薬剤は、その薬剤のために決定された用量および/またはタイムスケジュールで投与される。この組合せに用いられるさらなる治療効果のある薬剤が、単一の組成物中で一緒に投与されるかまたは異なる組成物中で別個に投与され得ることがさらに理解されよう。投与計画において用いるための特定の組合せは、提供される化合物と、さらなる治療効果のある薬剤との適合性および/または達成される所望の治療効果を考慮に入れることになる。一般に、併用されるさらなる治療効果のある薬剤が、それらが個別に用いられるレベルを超えないレベルで用いられることが予測される。ある実施形態において、併用されるレベルは、個別の用いられるレベルより低くなる。
例示的なさらなる治療効果のある薬剤としては、以下に限定はされないが、薬剤化合物(例えば、連邦規制基準(the Code of Federal Regulations(CFR))によって示されるように、米国食品医薬品局(U.S.Food and Drug Administration)によって承認される化合物)などの有機小分子、ペプチド、タンパク質、炭水化物、単糖類、オリゴ糖、多糖類、核タンパク質、ムコタンパク質、リポタンパク質、合成ポリペプチドまたはタンパク質、タンパク質に結合される小分子、糖タンパク質、ステロイド、核酸、DNA、RNA、ヌクレオチド、ヌクレオシド、オリゴヌクレオチド、アンチセンスオリゴヌクレオチド、脂質、ホルモン、ビタミン、および細胞が挙げられる。
キット(例えば、医薬品包装(pharmaceutical pack))も本開示によって包含される。提供されるキットは、提供される医薬組成物または化合物および容器(例えば、バイアル、アンプル、瓶、注射器、および/またはディスペンサーパッケージ、または他の好適な容器)を含み得る。ある実施形態において、提供されるキットは、任意選択的に、提供される医薬組成物または化合物の希釈または懸濁のための医薬品用賦形剤を含む第2の容器をさらに含み得る。ある実施形態において、容器および第2の容器中に提供される、提供される医薬組成物または化合物は、組み合わされて、1つの単位剤形が形成される。ある実施形態において、提供されるキットは、使用説明書をさらに含む。
本明細書に記載される化合物および組成物は、一般に、PRMT5の阻害に有用である。ある実施形態において、被験体のPRMT5媒介性疾患を治療する方法であって、有効量の本明細書に記載される化合物(例えば、式(A)、例えば、式(I)の化合物)、またはその薬学的に許容できる塩)を、治療を必要とする被験体に投与する工程を含む方法が提供される。特定の実施形態において、有効量は、治療的に有効な量である。特定の実施形態において、有効量は、予防的に有効な量である。特定の実施形態において、被験体は、PRMT5媒介性疾患に罹患している。特定の実施形態において、被験体は、PRMT5媒介性疾患に罹患しやすい。
本明細書において使用される際、「PRMT5媒介性疾患」という用語は、PRMT5が関与することが知られている任意の疾患、障害、または他の病態を意味する。したがって、ある実施形態において、本開示は、PRMT5が関与することが知られている1つまたは複数の疾患を治療し、またはその重症度を軽減することに関する。
ある実施形態において、本開示は、PRMT5を阻害する方法であって、PRMT5を、有効量の本明細書に記載される化合物(例えば、式(A)、例えば、式(I)の化合物)、またはその薬学的に許容できる塩と接触させる工程を含む方法を提供する。PRMT5は、精製されていてもまたは粗製であってもよく、細胞、組織、または被験体中に存在し得る。したがって、このような方法は、インビトロおよびインビボのPRMT5活性の両方の阻害を包含する。特定の実施形態において、本方法は、例えば、アッセイ方法などのインビトロの方法である。PRMT5の阻害が、PRMT5の全てが阻害剤によって一度に占められることを必ずしも必要としないことが、当業者によって理解されよう。PRMT5の阻害の例示的なレベルは、少なくとも10%の阻害、約10%〜約25%の阻害、約25%〜約50%の阻害、約50%〜約75%の阻害、少なくとも50%の阻害、少なくとも75%の阻害、約80%の阻害、約90%の阻害、および90%超の阻害を含む。
ある実施形態において、治療を必要とする被験体のPRMT5活性を阻害する方法であって、有効量の本明細書に記載される化合物(例えば、式(A)、例えば、式(I)の化合物)、またはその薬学的に許容できる塩、またはその医薬組成物を被験体に投与する工程を含む方法が提供される。
特定の実施形態において、細胞中の遺伝子発現を改変する方法であって、細胞を、有効量の、式(A)、例えば、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容できる塩と接触させる工程を含む方法が提供される。特定の実施形態において、細胞は、インビトロの培養物中にある。特定の実施形態において、細胞は、動物、例えば、ヒト中にある。特定の実施形態において、細胞は、治療を必要とする被験体中にある。
特定の実施形態において、細胞中の転写を改変する方法であって、細胞を、有効量の、式(A)、例えば、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容できる塩と接触させる工程を含む方法が提供される。特定の実施形態において、細胞は、インビトロの培養物中にある。特定の実施形態において、細胞は、動物、例えば、ヒト中にある。特定の実施形態において、細胞は、治療を必要とする被験体中にある。
特定の実施形態において、PRMT5媒介性疾患または突然変異に関連する疾患に罹患した被験体のための治療法を選択する方法であって、PRMT5媒介性疾患またはPRMT5遺伝子の遺伝子突然変異の存在を決定する工程、またはおよびPRMT5媒介性疾患、PRMT5遺伝子の遺伝子突然変異の存在に基づいて、提供される化合物の投与を含む治療法を選択する工程を含む方法が提供される。特定の実施形態において、疾患は、癌である。
特定の実施形態において、治療を必要とする被験体のための治療の方法であって、PRMT5媒介性疾患またはPRMT5遺伝子の遺伝子突然変異の存在を決定する工程と、PRMT5媒介性疾患またはPRMT5遺伝子の遺伝子突然変異の存在に基づいて、提供される化合物の投与を含む治療法を用いて、治療を必要とする被験体を治療する工程とを含む方法が提供される。特定の実施形態において、被験体は、癌患者である。
ある実施形態において、提供される化合物は、癌、良性腫瘍、自己免疫疾患、または炎症性疾患などの増殖性疾患を治療するのに有用である。例えば、何らかの特定の機序に制約されるものではないが、PRMT5は、サイクリンD1無調節癌に関与することが示されている。増加したPRMT5活性は、CUL4抑制、CDT1過剰発現、およびDNA再複製を含むサイクリンD1依存性の腫瘍性成長に関連する重要な事象を媒介する。さらに、Fbx4、サイクリンD1 E3リガーゼの突然変異を有するヒトの癌は、核内サイクリンD1蓄積および増加したPRMT5活性を示す。例えば、Aggarwal et al.,Cancer Cell.(2010)18(4):329−40を参照されたい。さらに、PRMT5はまた、G1期を通して細胞周期の進行を加速させ、G1の調節因子を調節するのに関与しているとされており;例えば、PRMT5は、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)4、CDK6、およびサイクリンD1、D2およびE1を上方制御し得る。さらに、PRMT5は、ホスホイノシチド3−キナーゼ(PI3K)/AKTシグナル伝達を活性化し得る。例えば、Wei et al.,Cancer Sci.(2012)103(9):1640−50を参照されたい。PRMT5は、E2F−1のメチル化によるアポトーシスに関与することが報告されている。例えば、Cho et al.,EMBO J.(2012)31:1785−1797;Zheng et al.,Mol.Cell.(2013)52:37−51を参照されたい。PRMT5は、スプライシングの必須調節因子であり、アポトーシスなどの下流の事象における欠陥につながり得る「センサー」mRNAの選択的スプライシングに影響を与えることが報告されている。例えば、Bezzi et al.,Genes Dev.(2013)27:1903−1916を参照されたい。PRMT5は、RAS−ERK経路に関与することが報告されている。例えば、Andrew−Perez et al.,Sci Signal.(2011)Sep 13;4(190)ra58 doi:10.1126/scisignal.2001936を参照されたい。PRMT5は、メディエータ複合体との相互作用によってC/EBPb標的遺伝子に影響を与え、ひいては細胞分化および炎症反応に影響を与えることが報告されている。例えば、Tsutsui et al.,J.Biol.Chem.(2013)288:20955−20965を参照されたい。PRMT5は、EC炎症反応の際のELAM発現に不可欠なHOXA9をメチル化することが示されている。例えば、Bandyopadhyay et al.,Mol.Cell.Biol.(2012)32:1202−1203を参照されたい。したがって、ある実施形態において、提供される化合物によるPRMT5の阻害は、以下の非限定的なリストの癌を治療するのに有用である:乳癌、食道癌、膀胱癌、肺癌、造血器癌、リンパ腫、髄芽腫、直腸腺癌、結腸腺癌、胃癌、膵臓癌、肝臓癌、腺様嚢胞癌、肺腺癌、頭頸部扁平上皮細胞癌、脳腫瘍、肝細胞癌、腎細胞癌、黒色腫、乏突起膠腫、卵巣明細胞癌、および卵巣漿液性嚢胞腺癌。例えば、Pal et al.,EMBO J.(2007)26:3558−3569(外套細胞リンパ腫);Wang et al.,Mol.Cell Biol.(2008)28:6262−77(慢性リンパ性白血病(CLL));およびTae et al.,Nucleic Acids Res.(2011)39:5424−5438を参照されたい。
ある実施形態において、提供される化合物によるPRMT5の阻害は、PRMT5が関与することが示されている前立腺癌および肺癌を治療するのに有用である。例えば、Gu et al.,PLoS One 2012;7(8):e44033;Gu et al.,Biochem.J.(2012)446:235−241を参照されたい。ある実施形態において、提供される化合物は、癌の症状の発現を遅延させ、その進行を遅らせ、またはそれを軽減するのに有用である。ある実施形態において、提供される化合物は、癌を治療するために、他の化合物、薬剤、または治療法と組み合わせて投与される。
ある実施形態において、本明細書に記載される化合物は、以下に限定はされないが、聴神経腫、腺癌、副腎癌、肛門癌、血管肉腫(例えば、リンパ管肉腫、リンパ管内皮腫、血管内皮腫)、虫垂癌、良性単クローン性免疫グロブリン血症、胆道癌(例えば、胆管癌)、膀胱癌、乳癌(例えば、乳腺腺癌、乳頭癌、乳癌、乳房の髄様癌)、脳腫瘍(例えば、髄膜腫;神経膠腫、例えば、星細胞腫、乏突起膠腫;髄芽腫)、気管支癌、カルチノイド腫瘍、子宮頸癌(例えば、子宮頚部腺癌)、絨毛腫、脊索腫、頭蓋咽頭腫、結腸直腸癌(例えば、結腸癌、直腸癌、結腸直腸腺癌)、上皮癌、上衣腫、内皮肉腫(例えば、カポジ肉腫、多発性特発性出血性肉腫)、子宮内膜癌(例えば、子宮癌、子宮肉腫)、食道癌(例えば、食道腺癌、バレット腺癌)、ユーイング肉腫、眼癌(例えば、眼内黒色腫、網膜芽細胞腫)、家族性過好酸球増加症、胆嚢癌、胃癌(例えば、胃腺癌)、消化管間質性腫瘍(GIST)、頭頸部癌(例えば、頭頸部扁平上皮細胞癌、口腔癌(例えば、口腔扁平上皮細胞癌(OSCC)、喉の癌(例えば、喉頭癌、咽頭癌、上咽頭癌、口咽頭癌))、造血器癌(例えば、急性リンパ性白血病(ALL)(例えば、B細胞ALL、T細胞ALL)、急性骨髄性白血病(AML)(例えば、B細胞AML、T細胞AML)、慢性骨髄性白血病(CML)(例えば、B細胞CML、T細胞CML)、および慢性リンパ性白血病(CLL)(例えば、B細胞CLL、T細胞CLL)などの白血病;ホジキンリンパ腫(HL)(例えば、B細胞HL、T細胞HL)および非ホジキンリンパ腫(NHL)(例えば、びまん性大細胞型リンパ腫(DLCL)(例えば、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL))、濾胞性リンパ腫、慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫(CLL/SLL)、外套細胞リンパ腫(MCL)、辺縁帯B細胞リンパ腫(例えば、粘膜関連リンパ系組織(MALT)リンパ腫、節性辺縁帯B細胞リンパ腫、脾性辺縁帯B細胞リンパ腫)、縦隔原発B細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫(すなわち、「ワルデンストレームマクログロブリン血症」)、有毛細胞白血病(HCL)、免疫芽球性大細胞型リンパ腫、前駆Bリンパ芽球性リンパ腫および原発性中枢神経系(CNS)リンパ腫などのB細胞NHL;および前駆Tリンパ芽球性リンパ腫/白血病、末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)(例えば、皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)(例えば、菌状息肉腫、セザリー症候群)、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫、節外性ナチュラルキラーT細胞リンパ腫、腸症型T細胞リンパ腫、皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫、未分化大細胞リンパ腫)などのT細胞NHLなどのリンパ腫;上述される1つまたは複数の白血病/リンパ腫の混合;および多発性骨髄腫(MM))、重鎖病(例えば、α鎖病、γ鎖病、μ鎖病)、血管芽腫、炎症性筋線維芽細胞性腫瘍、免疫細胞性アミロイドーシス、腎臓癌(例えば、腎芽腫(別名、ウィルムス腫瘍)、腎細胞癌)、肝臓癌(例えば、肝細胞癌(HCC)、悪性肝細胞癌)、肺癌(例えば、気管支原性癌、小細胞肺癌(SCLC)、非小細胞肺癌(NSCLC)、肺腺癌)、平滑筋肉腫(LMS)、肥満細胞症(例えば、全身性肥満細胞症)、骨髄異形成症候群(MDS)、中皮腫、骨髄増殖性疾患(MPD)(例えば、真性赤血球増加症(PV)、本態性血小板血症(ET)、特発性骨髄化生(AMM)(別名、骨髄線維症(MF))、慢性特発性骨髄線維症、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性好中球性白血病(CNL)、特発性好酸球増加症候群(HES))、神経芽細胞腫、神経繊維腫(例えば、神経線維腫症(NF)1型または2型、シュワン細胞腫)、神経内分泌癌(例えば、胃腸膵管系神経内分泌腫瘍(GEP−NET)、カルチノイド腫瘍)、骨肉腫、卵巣癌(例えば、嚢胞腺癌、卵巣胎児性癌、卵巣腺癌)、乳頭腺癌、膵臓癌(例えば、膵臓腺癌、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)、膵島細胞腫瘍)、陰茎癌(例えば、乳房外ページェット病)、松果体腫、原始神経外胚葉性腫瘍(PNT)、前立腺癌(例えば、前立腺腺癌)、直腸癌、横紋筋肉腫、唾液腺癌、皮膚癌(例えば、扁平上皮細胞癌(SCC)、角化棘細胞腫(KA)、黒色腫、基底細胞癌(BCC))、小腸癌(例えば、虫垂癌)、軟組織肉腫(例えば、悪性線維性組織球腫(MFH)、脂肪肉腫、悪性末梢神経鞘腫瘍(MPNST)、軟骨肉腫、線維肉腫、粘液肉腫)、脂腺癌、汗腺癌、滑膜腫、精巣癌(例えば、精上皮腫、精巣胎児性癌)、甲状腺癌(例えば、甲状腺乳頭癌、甲状腺乳頭癌(PTC)、甲状腺髄様癌)、尿道癌、膣癌、および外陰癌(例えば、外陰ページェット病)を含む癌を治療するのに有用である。
ある実施形態において、提供される化合物は、糖尿病または肥満などの代謝障害を治療するのに有用である。例えば、何らかの特定の機序に制約されるものではないが、脂質生成におけるPRMT5の役割が認識されている。脂質生成の複数の細胞培養モデルにおけるPRMT5発現の阻害により、脂質生成遺伝子の活性化が防止された一方、PRMT5の過剰発現により、脂質生成遺伝子発現および分化が促進された。例えば、LeBlanc et al.,Mol Endocrinol.(2012)26:583−597を参照されたい。さらに、脂質生成が、糖尿病および肥満の病因および進行に重要な役割を果たすことが示されている。例えば、Camp et al.,Trends Mol Med.(2002)8:442−447を参照されたい。したがって、ある実施形態において、提供される化合物によるPRMT5の阻害は、糖尿病および/または肥満を治療するのに有用である。
ある実施形態において、提供される化合物は、糖尿病の症状の発現を遅延させ、その進行を遅らせ、またはそれを軽減するのに有用である。ある実施形態において、糖尿病は、1型糖尿病である。ある実施形態において、糖尿病は、2型糖尿病である。ある実施形態において、提供される化合物は、肥満の症状の発現を遅延させ、その進行を遅らせ、またはそれを軽減するのに有用である。ある実施形態において、提供される化合物は、被験体が減量するのを助けるのに有用である。ある実施形態において、提供される化合物は、糖尿病および/または肥満を治療するための、メトホルミンおよびインスリンなどの、他の化合物、薬剤、または治療法と組み合わせて使用され得る。
ある実施形態において、提供される化合物は、血液疾患、例えば、鎌状赤血球病またはβ−サラセミアなどの異常血色素症を治療するのに有用である。例えば、何らかの特定の機序に制約されるものではないが、PRMT5は、γ−グロビン遺伝子発現の公知の抑制因子であり、成人における増加した胎児性γ−グロビン(HbF)レベルは、鎌状赤血球病およびβ−サラセミアの症状の改善に関連している。例えば、Xu et al.,Haematologica.(2012)97:1632−1640;Rank et al.Blood.(2010)116:1585−1592を参照されたい。したがって、ある実施形態において、提供される化合物によるPRMT5の阻害は、鎌状赤血球病またはβ−サラセミアなどの異常血色素症などの血液疾患を治療するのに有用である。
ある実施形態において、提供される化合物は、鎌状赤血球病の症状の発現を遅延させ、その進行を遅らせ、またはそれを軽減するのに有用である。ある実施形態において、提供される化合物は、β−サラセミアの症状の発現を遅延させ、その進行を遅らせ、またはそれを軽減するのに有用である。ある実施形態において、提供される化合物は、鎌状赤血球病またはβ−サラセミアなどの異常血色素症を治療するために、他の化合物、薬剤、または治療法と組み合わせて使用され得る。
ある実施形態において、提供される化合物は、炎症性疾患および自己免疫疾患を治療するのに有用である。PRMT5は、p65のメチル化によってNFkBシグナル伝達経路を活性化することが報告される。PRMT5は、阻害剤またはkBキナーゼ(IKK)および核内因子−kB(NF−kB)のTRAILによる活性化に寄与する細胞死受容体4および細胞死受容体5と相互作用することが報告される。例えば、Tanaka et al.,Mol.Cancer.Res.(2009)7:557−569.;Wei et al.,Proc.Nat’l.Acad.Sci.USA(2013)110:13516−21を参照されたい。
「炎症性疾患」という用語は、疼痛(有害物質の生成および神経刺激による疼痛)、熱(血管拡張による熱)、発赤(血管拡張および血流の増加による発赤)、腫脹(流体の過剰な流入または制限された流出による腫瘍)、および/または機能低下(部分的または完全、一時的または永久的であり得る機能喪失の兆候を特徴とする疾患、障害または病態を指す。炎症は、多くの形態を取り、以下に限定はされないが、急性、癒着性、萎縮性、カタル性、慢性、硬変性、びまん性、散在性、滲出性、線維素性、線維化性、限局性、肉芽性、増殖性、肥厚性、間質性、転移性、壊死性、閉塞性、実質性、形成性(plastic)、増殖性(productive)、増殖性(proliferous)、偽膜性、化膿性(purulent)、硬化性、漿液産生性(seroplastic)、漿液性、単純性)、特異性、亜急性、化膿性(suppurative)、毒素性、外傷性、および/または潰瘍性炎症を含む。
例示的な炎症性疾患としては、以下に限定はされないが、にきびに関連する炎症、貧血(例えば、再生不良性貧血、自己免疫溶血性貧血)、喘息、動脈炎(例えば、多発性動脈炎、側頭動脈炎、結節性動脈周囲炎、高安動脈炎)、関節炎(例えば、結晶性関節炎、変形性関節症、乾癬性関節炎、痛風性関節炎、反応性関節炎、関節リウマチおよび反応性関節炎)、強直性脊椎炎、穀粉症、筋萎縮性側索硬化症、自己免疫疾患、アレルギーまたはアレルギー反応、アテローム性動脈硬化症、気管支炎、滑液嚢炎、慢性前立腺炎、結膜炎、シャーガス病、慢性閉塞性肺疾患、皮膚筋炎、憩室炎、糖尿病(例えば、1型糖尿病、2型糖尿病)、皮膚疾患(例えば、乾癬、湿疹、熱傷、皮膚炎、そう痒症(かゆみ症))、子宮内膜症、ギラン・バレー症候群、感染症、虚血性心疾患、川崎病、糸球体腎炎、歯肉炎、過敏症、頭痛(例えば、片頭痛、緊張性頭痛)、腸閉塞(例えば、術後腸閉塞および敗血症の際の腸閉塞)、特発性血小板減少性紫斑病、間質性膀胱炎(膀胱痛症候群)、胃腸障害(例えば、消化性潰瘍、限局性腸炎、憩室炎、消化管出血、好酸球性胃腸障害(例えば、好酸球性食道炎、好酸球性胃炎、好酸球性胃腸炎、好酸球性大腸炎から選択される)、胃炎、下痢、胃食道逆流症(GORD、またはその別名GERD)、炎症性腸疾患(IBD)(例えば、クローン病、潰瘍性大腸炎、膠原線維性大腸炎、リンパ球性大腸炎、虚血性大腸炎、便流変更性大腸炎、ベーチェット症候群、非定型的大腸炎)および炎症性腸症候群(IBS))、紅斑性狼瘡、多発性硬化症、限局性強皮症、重症筋無力症、心筋虚血、ネフローゼ症候群、尋常性天疱瘡、悪性貧血、消化性潰瘍、多発性筋炎、原発性胆汁性肝硬変、脳障害に関連する神経炎症(例えば、パーキンソン病、ハンチントン病、およびアルツハイマー病)、前立腺炎、放射線による頭部損傷に関連する慢性炎症、骨盤内炎症性疾患、再かん流傷害、限局性腸炎、リウマチ熱、全身性エリテマトーデス、強皮症、全身性硬化症(scierodoma)、サルコイドーシス、脊椎関節症、シェーグレン症候群、甲状腺炎、移植拒絶、腱炎、外傷または損傷(例えば、凍傷、化学刺激物質、毒素、瘢痕、熱傷、身体的損傷)、脈管炎、白斑およびウェゲナー肉芽腫が挙げられる。
特定の実施形態において、炎症性疾患は、急性炎症性疾患(例えば、感染症に起因する炎症など)である。特定の実施形態において、炎症性疾患は、慢性炎症性疾患(例えば、喘息、関節炎および炎症性腸疾患に起因する病態)である。化合物はまた、外傷に関連する炎症および非炎症性筋肉痛を治療するのに有用であり得る。化合物はまた、癌に関連する炎症を治療するのに有用であり得る。
例示的な自己免疫疾患としては、以下に限定はされないが、関節炎(関節リウマチ、脊椎関節症、痛風性関節炎、変形性関節症などの変形性関節疾患、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、強直性脊椎炎、未分化型脊椎炎、ベーチェット病、自己免疫溶血性貧血、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、穀粉症、急性肩痛、乾癬、および若年性関節炎を含む)、喘息、アテローム性動脈硬化症、骨粗鬆症、気管支炎、腱炎、滑液嚢炎、皮膚疾患(例えば、乾癬、湿疹、熱傷、皮膚炎、そう痒症(かゆみ症))、遺尿症、好酸球性疾患、胃腸障害(例えば、消化性潰瘍、限局性腸炎、憩室炎、消化管出血、好酸球性胃腸障害(例えば、好酸球性食道炎、好酸球性胃炎、好酸球性胃腸炎、好酸球性大腸炎から選択される)、胃炎、下痢、胃食道逆流症(GORD、またはその別名GERD)、炎症性腸疾患(IBD)(例えば、クローン病、潰瘍性大腸炎、膠原線維性大腸炎、リンパ球性大腸炎、虚血性大腸炎、便流変更性大腸炎、ベーチェット症候群、非定型的大腸炎)および炎症性腸症候群(IBS))、および消化管運動促進剤(gastroprokinetic agent)によって改善される障害(例えば、腸閉塞、術後腸閉塞および敗血症の際の腸閉塞;胃食道逆流症(GORD、またはその別名GERD);好酸球性食道炎、糖尿病性胃不全麻痺などの胃不全麻痺;食物不耐性および食物アレルギーおよび非潰瘍性消化不良(NUD)および非心臓性胸痛(肋軟骨炎を含むNCCP)などの他の機能性腸疾患)が挙げられる。
ある実施形態において、提供される化合物は、体細胞を幹細胞へと再プログラム化するなどの、体細胞の再プログラム化に有用である。例えば、Nagamatsu et al.,J Biol Chem.(2011)286:10641−10648を参照されたい。ある実施形態において、提供される化合物は、胚細胞の発生に有用であり、ひいては生殖技術および再生医療の分野に有用であると考えられる。例えば、Ancelin et al.,Nat.Cell.Biol.(2006)8:623−630を参照されたい。
ある実施形態において、本明細書に記載される化合物は、スキーム1に示される方法を用いて調製され得る。化合物Bは、キラルまたはラセミエポキシド基の開環によって調製され得る。このアミノアルコール中間体は、Zが水素である場合、カルボン酸Aを用いた通常のアミドカップリング技術によって、またはZが、任意選択的に置換される脂肪族基である場合、中間体Aのエステルのアミノ化によって、アミドを形成するようにカップリングされ得る。テトラヒドロイソキノリン環および/またはAr環のさらなる置換が、カップリング反応の前または後に行われ得る。
同様の反応が、当業者に公知の方法を用いて、カルバメートまたは尿素結合を形成するように行われ得る。
ある実施形態において、このようなカップリングは、例えば、スキーム2に示されるように、さらなる合成のための重要な中間体を提供するのに使用され得る。
他の実施形態において、アミドカップリング工程は、スキーム3に示されるように、最後の合成工程である。
本明細書に記載される化合物のある実施形態において、R12またはR13がアミンである。このような類似体を調製するのに使用される合成順序の非限定的な例が、本明細書に提供される(例えば、スキーム4を参照)。この例において、式(Z−1)のアルコールが、好適な条件S1下で酸化されて、式(Z−2)の中間体ケトンへの変換に影響する。式(Z−2)のケトンが、好適な条件S2下で第一級または第二級アミンと接触されて、還元的アミノ化に影響することができ、還元的アミノ化により、式(Z−3)のアミノ化合物が得られるであろう。
ある実施形態において、酸化反応S1は、化学量論的酸化剤を用いて行われる。ある実施形態において、化学量論的酸化剤は、クロロクロム酸ピリジニウムである。ある実施形態において、化学量論的酸化剤は、重クロム酸ピリジニウムである。ある実施形態において、化学量論的酸化剤は、デス・マーチン・ペルヨージナンである。ある実施形態において、化学量論的酸化剤は、インサイチュで調製される。ある実施形態において、化学量論的酸化剤は、三酸化硫黄ピリジン錯体およびジメチルスルホキシドを用いてインサイチュで調製される。ある実施形態において、化学量論的酸化剤は、塩化オキサリルおよびジメチルスルホキシドを用いてインサイチュで調製される。ある実施形態において、化学量論的酸化剤は、カルボジイミドおよびジメチルスルホキシドを用いてインサイチュで調製される。ある実施形態において、化学量論的酸化剤は、N−クロロスクシンイミドおよび硫化ジメチルを用いてインサイチュで調製される。ある実施形態において、酸化反応S1は、触媒される。ある実施形態において、触媒は、(2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−イル)オキシルである。ある実施形態において、触媒は、ルテニウム錯体である。ある実施形態において、触媒は、パラジウム錯体である。ある実施形態において、触媒は、銅錯体である。アルコール酸化の標準的な方法および条件の例については、Epstein et al.,Chem.Rev.(1967)67(3):247−260およびB.M.Trost ed.“Comprehensive Organic Synthesis”,(1991),Vol.7,p 281−305を参照されたい。
ある実施形態において、酸化工程S1および還元的アミノ化工程S2の両方が、ワンポットで行われる。ある実施形態において、酸化工程S1および還元的アミノ化工程S2の両方が、同じ触媒を用いて行われる。ある実施形態において、触媒は、ロジウム錯体である。ある実施形態において、触媒は、ルテニウム錯体である。ある実施形態において、触媒は、イリジウム錯体である。
ある実施形態において、還元的アミノ化反応S2は、ホウ化水素を用いて行われる。ある実施形態において、還元的アミノ化反応S2は、水素化ホウ素ナトリウムを用いて行われる。ある実施形態において、還元的アミノ化反応S2は、シアノ水素化ホウ素ナトリウムを用いて行われる。ある実施形態において、還元的アミノ化反応S2は、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリドを用いて行われる。ある実施形態において、還元的アミノ化反応S2は、ボランを用いて行われる。ある実施形態において、還元的アミノ化反応S2は、水素化シリルを用いて行われる。ある実施形態において、還元的アミノ化反応S2は、水素を用いて行われる。ある実施形態において、還元的アミノ化反応S2は、2つの工程で、まず、(Z−2)のケトンをアミンと接触させて、中間体イミンを形成する工程と、次に、十分な条件下で中間体イミンを還元して、式(Z−3)の化合物を得る工程とによって行われる。ある実施形態において、反応条件S2は、プロトン酸の添加を含む。ある実施形態において、反応条件S2は、非プロトン酸の添加を含む。ある実施形態において、反応条件S2は、還元剤のインサイチュの形成を含む。ある実施形態において、反応条件S2は、触媒を含む。ある実施形態において、反応条件S2は、遷移金属触媒を含む。ある実施形態において、反応条件S2は、パラジウムまたはニッケル触媒を含む。ある実施形態において、還元的アミノ化反応S2は、立体選択的である。ある実施形態において、立体選択的還元的アミノ化反応S2は、キラル触媒の存在下で行われる。還元的アミノ化の標準的な方法および条件の例については、Gomez et al.,Adv.Synth.Catal.(2002)344(10):1037−1057およびAbdel−Magid et al.,J.Org.Chem.(1996),61:3849を参照されたい。
上記のアミン類似体をもたらす代替的な非限定的な合成順序が、本明細書に記載される(スキーム5を参照)。式(Z−4)の化合物のヒドロキシル部分が、十分な条件S3下で脱離基へと変換されて、式(Z−5)の化合物が得られる。式(Z−5)の化合物の脱離基が、好適な条件S4下で、アミンで置換されて、式(Z−6)のアミノ化合物が生成され得る。
ある実施形態において、式(Z−5)のLGは、ハロゲン化物である。ある実施形態において、式(Z−5)のLGは、臭素である。ある実施形態において、式(Z−5)のLGは、ヨウ素である。ある実施形態において、式(Z−5)のLGは、置換または非置換アルキルスルホネートである。ある実施形態において、式(Z−5)のLGは、置換または非置換アリールスルホネートである。ある実施形態において、式(Z−5)のLGは、メチルスルホネートである。ある実施形態において、式(A−5)のLGは、トリフルオロメタンスルホネートである。ある実施形態において、式(Z−5)のLGは、トルエンスルホネートである。ある実施形態において、式(Z−5)のLGは、ニトロベンゼンスルホネートである。ある実施形態において、式(Z−5)のLGが、ハロゲン化物である場合、条件S3は、ハロゲン化ホスホリルを含む。ある実施形態において、式(Z−5)のLGが、ハロゲン化物である場合、条件S3は、ハロゲン化スルフィニルを含む。ある実施形態において、式(Z−5)のLGが、スルホネートである場合、条件S3は、ハロゲン化スルホニルを含む。ある実施形態において、式(Z−5)のLGが、スルホネートである場合、条件S3は、スルホニル無水物を含む。有機ハロゲン化物またはスルホン酸エステル合成の標準的な方法および条件の例については、Lautens et al.,Synthesis(2011)2:342−346またはMarcotullio et al.,Synthesis(2006)16:2760−2766を参照されたい。
ある実施形態において、条件S4は、中性である。ある実施形態において、条件S4は、塩基の添加を含む。条件S4の特定の実施形態において、塩基は、無機または有機のいずれかである。条件S4の特定の実施形態において、塩基は、無機である。条件S4の特定の実施形態において、塩基は、有機である。条件S4の特定の実施形態において、塩基は、金属の酢酸塩、アルコキシド、アミド、アミジン、炭酸塩、水酸化物、フェノキシド、またはリン酸塩である。条件S4の特定の実施形態において、塩基は、ナトリウム、カリウム、またはセシウムの炭酸塩である。条件S4の特定の実施形態において、塩基は、ナトリウム、カリウム、またはセシウムの重炭酸塩である。条件S4の特定の実施形態において、塩基は、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン、1,8−ジアザビシクロウンデカ−7−エン、アンモニア、ジイソプロピルアミン、イミダゾール、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ピペリジン、ピリジン、ピロリジン、またはトリエチルアミンである。条件S4のある実施形態において、溶媒は、極性プロトン性溶媒である。条件S4のある実施形態において、溶媒は、極性非プロトン性溶媒である。条件S4のある実施形態において、反応は、溶媒の非存在下で行われる。ある実施形態において、条件S4は、触媒を含む。条件S4のある実施形態において、触媒は、ヨウ化物塩である。ある実施形態において、工程S3および置換工程S4の両方が、ワンポットで行われる。ある実施形態において、式(Z−4)の化合物のヒドロキシル部分が、インサイチュで脱離基へと転化される。ある実施形態において、式(Z−4)の化合物のヒドロキシル部分が、アゾジカルボキシレートおよびアリールまたはアルキルホスフィンを用いてインサイチュで脱離基へと転化される。アルキル化反応によるアミン合成の標準的な方法および条件の例については、Salvatore et.al,Tetrahedron(2001)57:7785−7811を参照されたい。
上記のアミン類似体をもたらす例示的な合成経路が、本明細書に記載される(スキーム6を参照)。条件S5下で、Z−5が、官能基(FG)誘導体と反応して、それが、その後、第一級アミンへと転化され得る。このような反応の例としては、以下に限定はされないが、アジド(例えば、アジ化ナトリウム、TMSアジドなどを介する)またはフタルイミドまたは同様に保護されたアミン誘導体の形成が挙げられる。条件S6下で、S5からの生成物は、(例えば、接触水素化によって、またはPPh3(アジド)またはヒドラジン(フタルイミド)の存在下におけるシュタウディンガー条件下で)アミンへとさらに還元され得る。目的のアミン類似体は、スキーム4に記載されるものと同様のS2条件下で、還元的アミノ化によって得られる。Ar部分のさらなる修飾は、例えば、芳香族置換によって行われ得る。
上記のアミン類似体をもたらすさらなる例示的な合成経路が、スキーム7に示される。
上記のアミン類似体をもたらすさらなる例示的な合成経路が、スキーム9に記載される。テトラヒドロイソキノリンまたはジヒドロイソキノリン部分は、S8条件下で、アミノ化または還元的アミノ化によって、保護されたアルキレン鎖とカップリングされる。得られた生成物の脱保護、続いて、標準的なアミドカップリング反応(例えば、スキーム1に示されるように)により、目的のアミン類似体が得られる。さらなる修飾は、芳香族置換などの反応によって、Ar部分において行われ得る。
上記のアミン類似体をもたらすさらなる例示的な合成経路が、スキーム9に記載される。
上記のアミン類似体をもたらすさらなる例示的な合成経路が、スキーム10に記載される。
上記のアミン類似体をもたらすさらなる例示的な合成経路が、スキーム11に記載される。
上記のアミン類似体をもたらすさらなる例示的な合成経路が、スキーム12に記載される。テトラヒドロイソキノリンまたはジヒドロイソキノリン部分が、S7条件下で、L末端において好適に保護され、S11条件(例えば、標準的なアルキル化または光延条件)下で、さらにアルキル化されて、目的のアミン類似体が得られる。
上記のアミン類似体をもたらすさらなる例示的な合成経路が、スキーム13に記載される。
上記のアミン類似体をもたらすさらなる例示的な合成経路が、スキーム14に記載される。
本明細書に記載される本発明が、より十分に理解され得るために、以下の実施例が記載される。これらの実施例は、あくまでも例示のためのものであり、決して本明細書を限定するものと解釈されるべきではないことを理解されたい。
合成方法
化合物1
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピリジン−2−イル)ベンズアミド
工程1:メチル3−(ピリジン−2−イル)ベンゾエート
ジオキサン(10mL)およびH2O(2.5mL)の混合物溶液中の、(3−(メトキシカルボニル)フェニル)ボロン酸(500mg、2.78mmol)と、2−ブロモピリジン(399mg、2.53mmol)と、K2CO3(1.0g、7.6mmol)と、Pd(dppf)Cl2(20mg)との混合物を、マイクロ波加熱下で、120℃で30分間撹拌した。触媒をろ過によって除去し、ろ液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、所望の生成物(530mg、収率:90%)が得られ、これを次の工程に直接使用した。LCMS(m/z):214.1。
工程2:3−(ピリジン−2−イル)安息香酸
MeOH(3mL)中のメチル3−(ピリジン−2−イル)ベンゾエート(300mg、1.40mmol)の溶液に、NaOH水溶液(1mL、0.4M)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水に溶解させ、2NのHClを用いて、pHを5〜6に調整した。溶液をEtOAc(3×20mL)で抽出し、組み合わされた有機層を濃縮したところ、所望の粗生成物(450mg、収率90%)が得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS(m/z):200.1(M+1)。
工程3:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピリジン−2−イル)ベンズアミド
DCM(6mL)中の3−(ピリジン−2−イル)安息香酸(200mg、1.00mmol)の溶液に、EDCI(383mg、2.00mmol)、HOBt(270mg、2mmol)、Et3N(303mg、3mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(206mg、1.00mmol)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を、水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。次に、組み合わされた有機層を乾燥させ、濃縮した。残渣を分取HPLCによって精製したところ、生成物がギ酸塩(70mg、収率18%)として得られた。1H NMR(400MHz、MeOD):8.64(d,J=4.8Hz、1H)、8.46(s,1H)、8.13(d,J=8.4Hz、1H)、7.93〜7.90(m.3H)、7.60(dd,J=8.0Hz、1H)、7.40〜7.37(m,1H)、7.26〜7.14(m,4H)、4.44(s,2H)、4.38(br.s,1H)、3.57〜3.56(m,4H)、3.36〜3.16(m,4H)。LCMS(m/z):388.2(M+1)。
化合物2
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンズアミド
工程1:メチル3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾエート
ジオキサン(8mL)およびH2O(2mL)の混合物溶液中の、(3−(メトキシカルボニル)フェニル)ボロン酸(270mg、1.5mmol)と、5−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール(200mg、1.25mmol)と、K2CO3(518mg、3.75mmol)と、Pd(dppf)Cl2(10mg)との混合物を、マイクロ波加熱下で、120℃で30分間撹拌した。触媒をろ過し、ろ液を濃縮した。次に、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、所望の生成物が無色油(226mg、収率60%)として得られた。それを次の工程に直接使用した。LCMS(m/z):217.1。
工程2:3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)安息香酸
MeOH(3mL)中のメチル3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾエート(200mg、0.93mmol)の溶液に、NaOH水溶液(1mL、0.4M)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水に溶解させ、2NのHClにより、pHを5〜6に調整した。溶液をEtOAc(2×20mL)で抽出した。組み合わされた有機層を乾燥させ、濃縮したところ、目的の粗生成物が得られ、それを次の工程に直接使用した。LCMS(m/z):203.1(M+1)。
工程3:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンズアミド
DCM(6mL)中の3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)安息香酸(130mg、0.64mmol)の溶液に、EDCI(245mg、1.28mmol)、HOBt(173mg、1.28mmol)、Et3N(195mg、1.93mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(132mg、0.64mmol)を加えた。TLCによって反応の完了が示されるまで、混合物を室温で16時間撹拌した。次に、反応溶液を、水(10mL)で希釈し、DCM(2×10mL)で抽出し、次に、組み合わされた有機層を濃縮した。残渣を、分取HPLCによって精製したところ、所望の生成物(60mg、収率25%)が得られた。1H NMR(400MHz、MeOD):7.55(s,1H)、7.52(s,1H)、7.24〜7.15(m,3H)、6.85〜6.73(m,4H)、6.03(s,1H)、4.22(br.s,1H)、4.03〜3.99(m,1H)、3.45(s,3H)、3.17〜2.73(m,7H)。LCMS(m/z):391.2(M+1)。
化合物3
(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド
工程1:(R)−2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
MeOH(40mL)中の1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(1g、7.52mmol)の溶液に、K2CO3(5.19g、37.6mmol)を0℃未満で加えた。30分間撹拌した後、(R)−2−(クロロメチル)オキシラン(0.692g、7.52mmol)を反応に加えた。次に、混合物を、0℃で一晩撹拌してから、ろ過し、MeOHで固体を洗浄した。溶液を濃縮し、残渣を、カラム分離によって精製したところ、表題化合物が無色油(70%の純度)として得られた。この粗材料を、次の工程に直接使用した。LCMS(m/z):190.1(M+1)。
工程2:(S)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール
EtOH(20mL)中の(R)−2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(200mg、5.2mmol)の溶液に、NH4OH(600mg、35.2mmol)を−78℃で加えた。次に、反応混合物を温め、密閉管中で、100℃で3時間加熱した。反応混合物を濃縮し、粗生成物を、さらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS(m/z):207.1(M+1)。
工程3:(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド
DCM(20mL)中の(S)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(200mg、0.97mmol)、安息香酸(122.5mg、1.07mmol)、HATU(387.6mg、1.02mmol)およびTEA(196.1mg、1.94mmol)の溶液を、反応の完了まで室温で2時間撹拌した。次に、反応混合物を水で希釈し、DCM(20ml×2)で抽出した。組み合わされた有機層を乾燥させ、濃縮し、残渣を、分取HPLCおよびSFC分離によって精製したところ、所望の化合物(55mg、収率18%)が得られた。1H NMR(400MHz、MeOD):7.66(d,J=8.0Hz、2H)、7.36〜7.34(m,1H)、7.26(d,J=7.6Hz、2H)、6.99〜6.89(m,4H)、4.01〜3.96(m,1H)、3.61(s,2H)、3.43〜3.37(m,2H)、2.77〜2.72(m,4H)、2.56〜2.53(m,2H)。LCMS(m/z):311.1(M+1)。
化合物8
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピリジン−3−イル)ベンズアミド
工程1:メチル3−(ピリジン−3−イル)ベンゾエート
ジオキサン(10mL)およびH2O(2.5mL)の溶液中の、(3−(メトキシカルボニル)フェニル)ボロン酸(600mg、3.33mmol)と、3−ブロモピリジン(479mg、3.0mmol)と、K2CO3(1.2g、9.0mmol)と、Pd(dppf)Cl2(50mg)との混合物を、N2下で、マイクロ波加熱により、120℃で30分間撹拌した。次に、触媒をろ過し、ろ液を濃縮した。次に、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、所望の生成物が得られ、それを次の工程に直接使用した。(630mg 収率90%)。
工程2:3−(ピリジン−3−イル)安息香酸
MeOH(5mL)中のメチル3−(ピリジン−3−イル)ベンゾエート(450mg、2.1mmol)の溶液に、NaOHの水溶液(1.5mL、0.4M)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、次に、反応溶液を濃縮し、得られた残渣を水に溶解させ、2NのHClを用いて、pHを5〜6に調整した。次に、EtOAcを用いて抽出を行い、有機層を乾燥させ、濃縮したところ、目的生成物が得られ、それを、さらに精製せずに使用した(600mg、収率90%)。LCMS(m/z):200.1(M+1)。
工程3:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピリジン−3−イル)ベンズアミド
DCM(6mL)中の3−(ピリジン−3−イル)安息香酸(150mg、0.75mmol)の溶液に、EDCI(215mg、1.10mmol)、HOBt(148mg、1.10mmol)、Et3N(228mg、2.25mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(185mg、0.90mmol)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌した。次に、反応溶液を水で洗浄し、DCMで抽出した。有機層を濃縮し、乾燥させ、残渣を分取HPLCによって精製したところ、所望の表題生成物(110mg、収率34%)が得られた。1H NMR(400MHz、MeOD)δ8.80(d,J=2.0Hz、1H)、8.52(dd,J1=4.8Hz、J2=3.6Hz、1H)、8.10(s,1H)、8.09(dd,J1=8.8Hz、J2=1.6Hz、1H)、7.83(d,J=7.6Hz、1H)、7.77(d,J=7.6Hz、1H)、7.51〜7.46(m,2H)、7.06〜6.95(m,4H)、4.15〜4.10(m,1H)、3.69(s,2H)、3.60〜3.47(m,2H)、2.85〜2.79(m,4H)、2.69〜2.59(m,2H)。LCMS(m/z):388.2(M+1)。
化合物9
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)ベンズアミド
工程1:メチル3−(ピリジン−4−イル)ベンゾエート
ジオキサン(10mL)およびH2O(2.5mL)の溶液中の、(3−(メトキシカルボニル)フェニル)ボロン酸(600mg、3.33mmol)と、4−ブロモピリジン(583.5mg、3.0mmol)と、K2CO3(1.2g、9.0mmol)と、Pd(dppf)Cl2(50mg)との混合物を、マイクロ波加熱により、120℃で30分間撹拌した。触媒をろ過し、ろ液を濃縮した。次に、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題生成物(630mg 収率90%)が得られた。
工程2:3−(ピリジン−4−イル)安息香酸
MeOH(5mL)中のメチル3−(ピリジン−4−イル)ベンゾエート(450mg、2.1mmol)の溶液に、NaOHの水溶液(1.5mL、0.4M)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。次に、反応溶液を濃縮し、次に、残渣を水に溶解させ、2NのHClを用いて、pHを5〜6に調整した。EtOAcによる抽出の後、有機層を乾燥させ、濃縮したところ、所望の生成物(600mg、収率90%)が得られた。LCMS(m/z):200.1(M+1)。
工程3:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピリジン−4−イル)ベンズアミド
DCM(6mL)中の3−(ピリジン−4−イル)安息香酸(300mg、1.5mmol)の溶液に、EDCI(430mg、2.20mmol)、HOBt(296mg、2.20mmol)、Et3N(556mg、4.50mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(370mg、1.80mmol)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次に、反応混合物を水で洗浄し、DCMで抽出した。次に、有機層を乾燥させ、濃縮し、残渣を分取HPLCによって精製したところ、表題生成物(230mg、収率40%)が得られた。1H NMR(400MHz、MeOD)δ8.54(d,J=4.0Hz、2H)、8.16(s,1H)、7.85〜7.80(m,2H)、7.64(dd J=4.0Hz、2H)、7.48(dd,J=7.6Hz、1H)、7.03〜6.95(m,4H)、4.13(br.s,1H)、3.66(s,2H)、3.60〜3.48(m,2H)、2.80〜2.77(m,4H)、2.63〜2.59(m,2H)。LCMS(m/z):388.2(M+1)。
化合物11
(R)−フェニル(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバメート
工程1:(S)−2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
THF(100mL)中の1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(5g、7.52mmol)の溶液に、KF(8.57g、150.4mmol)を0℃で加えた。(R)−オキシラン−2−イルメチル3−ニトロベンゼンスルホネート(10.7g、41.4mmol)を、1時間で反応に加えた。溶液を室温で一晩撹拌した。固体をろ過によって除去し、THFで洗浄した。次に、溶液を濃縮し、残渣を、さらに精製せずに次の工程に使用した(11.3g 収率80%)。LCMS(m/z):190.1(M+1)。
工程2:(R)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール
EtOH(30mL)中の(S)−2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(2.2g、0.012mol)の溶液に、NH3を−78℃未満で溶液にバブリングした。次に、反応混合物を密閉し、80℃で3時間加熱した。LCMSにより反応の完了が示された後、混合物を濃縮し、粗生成物を、さらに精製せずに次の工程に使用した(2.2g、収率90%)。LCMS(m/z):207.1(M+1)。
工程3:(R)−フェニル(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバメート
15mLの乾燥DCM中の(R)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(200mg、0.97mmol)の撹拌溶液に、TEA(1mL)を加え、溶液を0℃に冷却した。次に、DCM(10mL)中のカルボノクロリジン酸フェニル(phenyl carbonochloridate)(151.3mg、1.02mmol)を、20分間にわたって反応に滴下して加え、次に、溶液を室温で一晩撹拌した。次に、溶液を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を濃縮し、分取HPLCによって精製したところ、生成物がギ酸塩(125mg、収率40%)として得られた。1H NMR(400MHz、MeOD)δ7.35(dd,J=7.6Hz、2H)、7.31〜7.18(m,5H)、7.08(d,J=7.6Hz、2H)、4.33(s,2H)、4.22〜4.19(m,1H)、3.48(t,J=6.0Hz、2H)、3.27〜3.10(m,6H)。LCMS(m/z):327.2(M+1)。
化合物12
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−(ピリジン−2−イル)ベンズアミド
工程1:2−(ピリジン−2−イル)安息香酸
ジオキサン(8mL)およびH2O(2mL)中の、2−ボロノ安息香酸(400mg、2.4mmol)と、2−ブロモピリジン(416mg、2.6mmol)と、K2CO3(994mg、7.2mmol)と、Pd(dppf)Cl2(20mg)との混合物を、N2下で、マイクロ波加熱下で、125℃で30分間撹拌した。触媒をろ過し、2NのHClを用いて、ろ液をpH5〜6になるまで酸性化した。溶液を濃縮し、残渣をMeOHに溶解させ、ろ過した。ろ液を濃縮し、残渣を、分取TLCによって精製したところ、表題化合物(205mg、収率42.9%)が得られた。LCMS(m/z):200.0(M+1)。
工程2:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−(ピリジン−2−イル)ベンズアミド
DCM(6mL)中の2−(ピリジン−2−イル)安息香酸(150mg、0.75mmol)の溶液に、EDCI(215mg、1.1mmol)、HOBt(148mg、1.1mmol)、Et3N(228mg、2.25mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(185mg、0.9mmol)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を水で洗浄し、DCMで抽出した。次に、有機層を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(80mg、収率27.5%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ8.60〜8.53(m,1H)、7.89〜7.81(m,1H)、7.63〜7.51(m,4H)、7.48〜7.43(m,1H)、7.39〜7.32(m,1H)、7.12〜7.05(m,3H)、7.05〜6.98(m,1H)、4.05〜3.93(m,1H)、3.73〜3.63(s,2H)、3.46〜3.37(m,1H)、3.31〜3.23(m,1H)、2.92〜2.75(m,4H)、2.56(s,2H)。LCMS(m/z):388.2(M+1)。
化合物13
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−4−(ピリジン−2−イル)ベンズアミド
工程1:4−(ピリジン−2−イル)安息香酸
ジオキサン(4mL)およびH2O(1mL)中の、4−ボロノ安息香酸(200mg、1.2mmol)と、2−ブロモピリジン(208mg、1.3mmol)と、K2CO3(497mg、3.6mmol)と、Pd(dppf)Cl2(10mg)との混合物を、N2下で、マイクロ波加熱により、125℃で30分間撹拌した。触媒をろ過し、2NのHClを用いて、ろ液をpH5〜6になるまで酸性化した。溶液を濃縮し、残渣をMeOHに溶解させ、ろ過した。ろ液を濃縮し、残渣を、分取TLCによって精製したところ、表題化合物(100mg、収率41.8%)が得られた。LCMS(m/z):200.1(M+1)。
工程2:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−4−(ピリジン−2−イル)ベンズアミド
DCM(5mL)中の4−(ピリジン−2−イル)安息香酸(100mg、0.5mmol)の溶液に、EDCI(144mg、0.75mmol)、HOBt(101mg、0.75mmol)、Et3N(152mg、1.5mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(103mg、0.5mmol)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を水で洗浄し、DCMで抽出した。有機層を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(30mg、収率15.5%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ8.70〜8.60(m,1H)、8.01〜7.84(m,6H)、7.45〜7.36(m,1H)、7.16〜6.99(m,4H)、4.20〜4.10(m,1H)、3.79(s,2H)、3.62〜3.46(m,2H)、2.92(s,4H)、2.78〜2.65(m,2H)。LCMS(m/z):388.2(M+1)。
化合物14
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−モルホリノベンズアミド
工程1:3−ブロモ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド
DCM(8mL)中の3−ブロモ安息香酸(200mg、1.0mmol)の溶液に、Et3N(303mg、3.0mmol)、EDCI(383mg、2.0mmol)、HOBt(270mg、2.0mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(247mg、1.2mmol)を加えた。混合物を25℃で6時間撹拌した。混合物を、水で処理し、EAで抽出した。有機層を、NaHCO3、塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮したところ、表題化合物が得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した(300mg、収率77%)。LCMS(m/z):390.1(M+1)。
工程2:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−モルホリノベンズアミド
トルエン(6mL)中の、3−ブロモ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド(200mg、0.51mmol)と、モルホリン(44mg、0.51mmol)と、Pd2(dba)3(46mg、0.05mmol)と、BINAP(62mg、0.1mmol)と、NaOtBu(73mg、0.77mmol)との混合物を、N2下で16時間にわたって還流状態で撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣をEAに溶解させ、ろ過した。ろ液を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(15mg、収率7.5%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ8.48(brs,1H)、7.42(s,1H)、7.37〜7.28(m,2H)、7.27〜7.19(m,3H)、7.18〜7.11(m,2H)、4.31〜4.23(m,1H)、4.19(s,2H)、3.86(dd,J=5.1、4.8Hz、4H)、3.61〜3.44(m,2H)、3.32〜3.29(m,2H)、3.25〜3.16(m,4H)、3.14〜2.97(m,4H)。LCMS(m/z):396.2(M+1)。
化合物15
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)メチル)ベンズアミド
工程1:メチル3−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)メチル)ベンゾエート
MeOH(10mL)中のメチル3−ホルミルベンゾエート(492mg、3.0mmol)の溶液に、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(303mg、3.0mmol)およびAcOH(0.05mL)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。NaBH3CN(945mg、15.0mmol)を加え、得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水に溶解させ、DCMで抽出した。有機層を濃縮し、残渣を、分取TLCによって精製したところ、表題生成物(500mg、収率67%)が得られた。LCMS(m/z):250.1(M+1)。
工程2:メチル3−(((tert−ブトキシカルボニル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−メチル)ベンゾエート
THF(10mL)およびH2O(1mL)の混合物溶液中のメチル3−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)メチル)ベンゾエート(400mg、1.6mmol)の溶液に、Boc2O(418mg、1.9mmol)およびEt3N(243mg、2.4mmol)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液の濃縮して、THFを除去し、残渣を水に溶解させ、EAで抽出した。有機層を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題生成物(550mg、98%)が得られた。LCMS(m/z):350.1(M+1)。
工程3:3−(((tert−ブトキシカルボニル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)メチル)安息香酸
MeOH(5mL)中のメチル3−(((tert−ブトキシカルボニル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)メチル)ベンゾエート(550mg、1.57mmol)の溶液に、NaOHの水溶液(2.0mL、40% w/w)を加えた。混合物を25℃で4時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水に溶解させ、2NのHClにより、pHを5〜6に調整し、EAで抽出した。有機層を濃縮したところ、所望の生成物(300mg、収率57%)が得られた。LCMS(m/z):336.1(M+1)。
工程4:tert−ブチル3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)ベンジル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)カルバメート
DCM(8mL)中の3−(((tert−ブトキシカルボニル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)メチル)安息香酸(300mg、0.89mmol)の溶液に、EDCI(257mg、1.34mmol)、HOBt(181mg、1.34mmol)、Et3N(270mg、2.67mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(183mg、0.89mmol)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を水で洗浄し、DCMで抽出した。有機層を濃縮したところ、表題生成物(350mg、収率65%)が得られた。LCMS(m/z):524.3(M+1)。
工程5:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)メチル)ベンズアミド
DCM(6mL)中のtert−ブチル3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)ベンジル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)カルバメート(450mg、粗製)の溶液に、TFA(6mL)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題生成物(200mg、54.9%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ8.08(s,1H)、8.00〜7.89(m,1H)、7.81〜7.68(m,1H)、7.58(s,1H)、7.39〜7.15(m,4H)、4.75〜4.47(m,2H)、4.46〜4.39(m,1H)、4.34(s,2H)、4.05(dd,J=11.6、3.6Hz、2H)、3.98〜3.70(brs,1H)、3.62〜3.55(m,2H)、3.55〜3.45(m,4H)、3.45〜3.32(m,2H)、3.32〜3.06(m,2H)、2.22〜2.07(m,2H)、1.89〜1.72(m,2H)。LCMS(m/z):424.2(M+1)。
化合物16
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
工程1:3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)安息香酸
THF(20mL)およびH2O(2mL)の混合物溶液中の3−アミノ安息香酸(1.37g、10mmol)の溶液に、Boc2O(2.18g、10mmol)およびEt3N(1.52g、15mmol)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水に溶解させ、EAで抽出した。有機層を濃縮したところ、表題生成物(2.3g、収率97%)が得られた。LCMS(m/z):260.0(M+23)。
工程2:tert−ブチル(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)フェニル)カルバメート
DCM(25mL)中の3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)安息香酸(2.5g、10.5mmol)の溶液に、EDCI(3.0g、15.7mmol)、HOBt(2.1g、15.7mmol)、Et3N(2.1g、21mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(2.2g、10.5mmol)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を水で洗浄し、DCMで抽出し、有機層を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、所望の生成物(3.2g、収率71%)が得られた。LCMS(m/z):426.3(M+1)。
工程3:3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド
DCM(5mL)中のtert−ブチル(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)フェニル)カルバメート(500mg、1.18mmol)の溶液に、TFA(5mL)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水に溶解させ、飽和NaHCO3水溶液を用いて、pHを7〜7.5に調整し、EAで抽出した。有機層を濃縮したところ、表題生成物(360mg、収率94%)が得られた。粗生成物を、さらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS(m/z):326.2(M+1)。
工程4:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
MeOH(10mL)中の3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド(325mg、1.0mmol)の溶液に、ジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(88mg、1.0mmol)およびAcOH(0.05mL)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。NaBH3CN(630mg、10.0mmol)を加え、得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水に溶解させ、EAで抽出した。有機層を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(200mg、収率48.9%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ8.44(brs,1H)、7.32〜7.20(m,3H)、7.20〜7.13(m,2H)、7.13〜7.09(m,1H)、7.08〜7.00(m,1H)、6.86〜6.77(m,1H)、4.39(s,2H)、4.35〜4.25(m,1H)、4.03〜3.89(m,2H)、3.63〜3.40(m,7H)、3.31〜3.07(m,4H)、2.06〜1.92(m,2H)、1.55〜1.40(m,2H)。LCMS(m/z):410.2(M+1)。
化合物17
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピコリンアミド
工程1:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピコリンアミド
DCM(10mL)中のピコリン酸(100mg、0.81mmol)の溶液に、EDCI(187mg、0.97mmol)およびHOBT(132mg、0.98mmol)を加え、それを、25℃で0.5時間撹拌してから、1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(167mg、0.81mmol)を加え、得られた混合物を25℃で2時間撹拌した。溶液を減圧下で濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(68mg、収率26.9%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ8.61(d,J=3.9Hz、1H)、8.49(brs,1H)、8.10(d,J=7.8Hz、1H)、8.01〜7.92(m,1H)、7.56(dd,J=5.1、6.8Hz、1H)、7.31〜7.20(m,3H)、7.19〜7.13(m,1H)、4.44〜4.27(m,3H)、3.66〜3.47(m,4H)、3.31〜3.12(m,4H)。LCMS(m/z):312.1(M+1)。
化合物21
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−4−スルファモイルベンズアミド
工程1:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−4−スルファモイルベンズアミド
DCM(10mL)中の4−スルファモイル安息香酸(88.4mg、0.44mmol)、HATU(182.4mg、0.48mmol)およびTEA(48.48mg、0.48mmol)の溶液を、22℃で10分間撹拌した。次に、1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(100mg、0.48mmol)を加え、溶液を22℃でさらに3時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機層を組み合わせて、無水Na2SO4上で乾燥させ、ろ過し、濃縮した。残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(49.5mg、収率29%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.92(s,4H)、7.16〜7.09(m,3H)、7.05〜7.02(m,1H)、4.14〜4.12(m,1H)、3.77(s,2H)、3.58〜3.39(m,2H)、2.94〜2.91(m,2H)、2.90〜2.86(m,2H)、2.75〜2.66(m,2H)。LCMS(m/z):390.1(M+1)。
化合物23
4−アセトアミド−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド
工程1:4−アセトアミド−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド
DCM(10mL)中の4−アセトアミド安息香酸(100mg、0.56mmol)、HATU(234mg、0.62mmol)およびTEA(63mg、0.62mmol)の溶液を、22℃で10分間撹拌した。次に、1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(116mg、0.56mmol)を加え、溶液を22℃でさらに3時間撹拌した。次に、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機層を組み合わせて、無水Na2SO4上で乾燥させ、ろ過し、濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(48.5mg、収率24%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.77〜7.72(m,2H)、7.63〜7.57(m,2H)、7.17〜7.08(m,3H)、7.04(d,J=7.0Hz、1H)、4.12(t,J=6.0Hz、1H)、3.75(s,2H)、3.58〜3.46(m,2H)、2.92〜2.85(m,4H)、2.74〜2.63(m,2H)、2.16(s,3H)。LCMS(m/z):368.1(M+1)。
化合物28
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズアミド
工程1:メチル3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンゾエート
MeCN(50mL)中の、3−ヒドロキシ安息香酸メチル(200mg、1.32mmol)と、K2CO3(169mg、1.58mmol)との撹拌混合物に、2−クロロ−N,N−ジメチルエタンアミン(137mg、1.58mmol)を加えた。混合物を60℃で16時間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を濃縮したところ、表題化合物が得られ、それを、さらに精製せずに使用した(300mg、収率98%)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ7.61〜7.53(m,1H)、7.53〜7.47(m,1H)、7.26〜7.23(m,1H)、7.06〜7.04(m,1H)、4.05(t,J=5.6Hz、2H)、3.84(s,3H)、2.69(t,J=5.6Hz、2H)、2.28(s,6H)。LCMS(m/z):224.2(M+1)。
工程2:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズアミド
EtOH(2mL)中の、粗製のメチル3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンゾエート(300mg、1.34mmol)と、1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(332mg、1.61mmol)との混合物を、3時間にわたってマイクロ波反応器中で、120℃で加熱した。溶媒の蒸発の後、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(34mg、収率6.4%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.43〜7.42(m,1H)、7.34〜7.29(m,2H)、7.12〜7.10(m,4H)、7.09〜7.03(m,1H)、4.20〜4.10(m,3H)、3.75(brs,2H)、3.59〜3.42(m,2H)、2.95〜2.85(m,4H)、2.82〜2.77(m,2H)、2.72〜2.65(m,2H)、2.37(s,6H)。LCMS(m/z):398.1(M+1)。
化合物30
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ベンズアミド
工程1:3−((4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)メチル)安息香酸
MeOH(10mL)中の3−ホルミル安息香酸(300mg、1.83mmol)およびtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(340mg、1.83mmol)の溶液を27℃で1時間撹拌した。次に、NaBH3CN(138mg、2.19mmol)を溶液に加え、27℃で6時間撹拌した。溶液を濃縮し、残渣をカラムによって精製したところ、表題生成物(320mg、収率50%)が得られた。LCMS(m/z):321.2(M+1)。
工程2:tert−ブチル4−(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート
DCM(10mL)中の3−((4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)メチル)安息香酸(100mg、0.31mmol)およびHATU(119mg、0.31mmol)の溶液を、28℃で30分間撹拌した。次に、1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(64.4mg、0.31mmol)およびDIPEA(48.4mg、0.38mmol)を加え、得られた溶液を28℃で16時間撹拌した。溶液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、粗製の表題生成物(150mg、収率94%)が得られた。LCMS(m/z):509.2(M+1)。
工程3:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピペラジン−1−イルメチル)ベンズアミド
DCM(2mL)およびTFA(2mL)中のtert−ブチル4−(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(160mg、0.314mmol)の溶液を27℃で16時間撹拌した。溶液を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題生成物(89mg、収率69.0%)が得られた。1H NMR(D2O、400MHz):δ7.66〜7.56(m,2H)、7.51〜7.44(m,1H)、7.44〜7.37(m,1H)、7.16〜7.06(m,3H)、7.02(d,J=7.3Hz、1H)、4.11(五重項、J=5.9Hz、1H)、3.73〜3.60(m,2H)、3.56〜3.49(m,2H)、3.49〜3.42(m,1H)、3.41〜3.32(m,1H)、2.86〜2.75(m,8H)、2.68〜2.58(m,2H)、2.56〜2.32(m,4H)。LCMS(m/z):409.2(M+1)。
工程4:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ベンズアミド
MeOH(10mL)中のN−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピペラジン−1−イルメチル)ベンズアミド(78mg、0.19mmol)およびHCHO溶液(0.5mL)の溶液を27℃で1時間撹拌した。次に、NaBH3CN(14.5mg、0.23mmol)を溶液に加え、27℃で4時間撹拌した。溶液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題生成物(14.1mg、収率17.5%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.79(s,1H)、7.70(d,J=7.8Hz、1H)、7.50(d,J=7.5Hz、1H)、7.39〜7.32(m,1H)、7.20〜7.07(m,3H)、7.06〜6.98(m,1H)、4.13(五重項、J=6.0Hz、1H)、3.75(s,2H)、3.63〜3.44(m,4H)、2.95〜2.83(m,4H)、2.78〜2.62(m,3H)、2.62〜2.30(m,7H)、2.28(s,3H)。LCMS(m/z):423.2(M+1)。
化合物34
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(1−メチルピロリジン−2−イル)ベンズアミド
MeOH(20mL)中のN−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピロリジン−2−イル)ベンズアミド(20mg、0.13mmol)の溶液に、HCHO(1mL)およびAcOH(0.05mL)を加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌し、その時点で、NaBH3CN(200mg、3.22mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を除去し、粗生成物を分取HPLCによって精製したところ、所望の生成物(8.5mg、収率16.8%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.80(brs,1H)、7.67(d,J=7.6Hz、1H)、7.52(d,J=7.6Hz、1H)、7.35〜7.41(m,1H)、7.09〜7.15(m,3H)、7.09〜7.15(m,1H)、7.02〜7.08(m,1H)、4.10〜4.16(m,1H)、3.73〜3.81(m,2H)、3.49〜3.58(m,2H)、3.20〜3.28(m,1H)、3.08〜3.16(m,1H)、2.84〜2.97(m,4H)、2.64〜2.75(m,2H)、2.33〜2.40(m,1H)、2.20〜2.27(m,1H)、2.16(s,3H)、1.95〜2.05(m,1H)、1.77〜1.93(m,2H)。LCMS(m/z):394.1(M+1)。
化合物35
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド
工程1:3−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)安息香酸
無水ジオキサン(10mL)中の、3−ブロモ安息香酸エチル(500mg、2.33mmol)と、tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(433mg、2.33mmol)と、NaOtBu(268mg、2.78mmol)と、Pd2(dba)3(20mg、0.034mmol)と、キサントホス(20mg、0.034mmol)との混合物を、10時間にわたって110℃に加熱した。混合物を濃縮し、残渣を水中に分配し、溶液をpH=5に調整し、DCMで抽出した。有機層を、水および塩水で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、ろ過し、濃縮したところ、表題化合物が得られ、それを次の工程に使用した(300mg、収率42.2%)。LCMS(m/z):307.1(M+1)。
工程2:tert−ブチル4−(3−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピルカルバモイル)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート
DCM(10mL)中の3−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)安息香酸(300mg、1.0mmol)およびHATU(381mg、1.0mmol)の溶液を、25℃で30分間撹拌した。次に、1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(200mg、1.0mmol)およびDIPEA(259mg、2.00mmol)を加え、得られた溶液を25℃で16時間撹拌した。溶液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題生成物(140mg、収率28.8%)が得られた。LCMS(m/z):495.2(M+1)。
工程3:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド
DCM(2mL)中のtert−ブチル4−(3−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピルカルバモイル)フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(140mg、0.28mmol)の溶液に、TFA(2mL)を加えた。得られた溶液を27℃で4時間撹拌した。溶液を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題生成物(64.0mg、収率57%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.47〜7.38(s,1H)、7.31〜7.21(m,2H)、7.19〜7.08(m,4H)、7.08〜7.01(m,1H)、4.13(五重項、J=6.0Hz、1H)、3.77(s,2H)、3.62〜3.52(m,1H)、3.51〜3.43(m,1H)、3.31〜3.19(m,4H)、3.15〜3.00(m,4H)、2.98〜2.83(m,4H)、2.75〜2.62(m,2H)。LCMS(m/z):395.2(M+1)。
化合物38
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(1−メチルピロリジン−3−イル)ベンズアミド
工程1:tert−ブチル3−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシレート
THF(50ml)中のtert−ブチル3−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(5g、27.0mmol)の溶液を、−78℃で、NaHMDS(1MのTHF、32.4ml、32.4mmol)の撹拌溶液にゆっくりと加えた。10分後、THF(50ml)中のN−フェニル−O−((トリフルオロメチル)スルホニル)−N−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)ヒドロキシルアミン(10.6g、29.7mmol)の溶液をゆっくりと加えた。−78℃で30分間撹拌し続け、冷却浴を除去した。反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、飽和NaHCO3でクエンチし、MTBEで抽出した。有機層を、5%のクエン酸、1MのNaOH、H2O、塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題化合物(1.5g、収率17.4%)が得られた。1H NMR(CDC13、400MHz):δ5.77(s,1H)、4.14〜4.30(m,4H)、1.48(s,9H)。
工程2:tert−ブチル3−(3−(メトキシカルボニル)フェニル)−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシレート
ジオキサン(4mL)およびH2O(1mL)中のtert−ブチル3−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシレート(300mg、0.95mmol)の溶液に、メチル3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート(298mg、1.13mmol)、Pd(dppf)Cl2(66mg、0.09mmol)およびK2CO3(392mg、2.84mmol)を27℃で加えた。混合物を100℃で16時間撹拌した。触媒をろ過し、ろ液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題化合物(213mg、収率74.2%)が得られた。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ8.03(d,J=19.6Hz、1H)、7.94(d,J=7.8Hz、1H)、7.55(dd,J=15.7、7.8Hz、1H)、7.38〜7.45(m,1H)、6.22(dt,J=16.4、1.8Hz、1H)、4.43〜4.58(m,2H)、4.24〜4.38(m,2H)、3.88〜3.96(m,3H)、1.51(d,J=7.9Hz、9H)。
工程3:tert−ブチル3−(3−(メトキシカルボニル)フェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート
MeOH(10mL)中のtert−ブチル3−(3−(メトキシカルボニル)フェニル)−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシレート(213mg、0.7mmol)の溶液に、Pd/C(20mg)を加えた。混合物を、H2雰囲気下で、30℃で30分間撹拌した。混合物をろ過し、ろ液を濃縮したところ、表題化合物が得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した(210mg、収率98.1%)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ7.88〜7.97(m,2H)、7.36〜7.48(m,2H)、3.92(s,3H)、3.77〜3.90(m,1H)、3.53〜3.72(m,1H)、3.25〜3.47(m,3H)、2.29(d,J=5.27Hz、1H)、2.01(五重項、J=10.2Hz、1H)、1.42〜1.55(m,10H)。
工程4:3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−イル)安息香酸
EtOH(4ml)中のtert−ブチル3−(3−(メトキシカルボニル)フェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート(210mg、0.7mmol)の溶液に、H2O(1ml)中のNaOH(56mg、1.4mmol)の溶液を29℃で加えた。混合物を29℃で30分間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を水で処理し、EAで抽出した。水層を、pH=3になるまで2NのHClで処理し、EAで抽出し、組み合わされた有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮したところ、表題化合物が得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した(200mg、収率98.0%)。
工程5:tert−ブチル3−(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)フェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート
DMF(4ml)中の3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−イル)安息香酸(200mg、0.69mmol)の溶液に、TEA(208mg、2.06mmol)、HOBt(139mg、1.03mmol)、EDCI(197mg、1.03mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(170mg、0.82mmol)を33℃で加えた。反応混合物を31℃で16時間撹拌した。混合物を、水で処理し、EAで抽出した。有機層を、塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮したところ、表題化合物が得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した(300mg、収率92%)。
工程6:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピロリジン−3−イル)ベンズアミド
CH2Cl2(5mL)中のtert−ブチル3−(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)フェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート(400mg、0.83mmol)の溶液に、TFA(1mL)を29℃で加えた。混合物を29℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(79.1mg、収率25.0%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.75〜7.93(m,2H)、7.45〜7.62(m,2H)、7.17〜7.37(m,4H)、4.45〜4.74(m,2H)、4.40(dd,J=6.3、3.3Hz、1H)、3.71〜4.04(m,2H)、3.49〜3.70(m,5H)、3.35〜3.49(m,3H)、3.08〜3.32(m,3H)、2.52(qd,J=6.6、4.2Hz、1H)、2.09〜2.27(m,1H)。LCMS(m/z):380.2(M+1)。
工程7:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(1−メチルピロリジン−3−イル)ベンズアミド
MeOH(4ml)中のN−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピロリジン−3−イル)ベンズアミド(200mg、0.53mmol)の溶液に、HCHO(31.9mg、1.05mmol)およびNaBH3CN(66.1mg、1.05mmol)を29℃で加えた。次に、混合物にAcOH(0.5ml)を29℃で加え、16時間撹拌した。混合物を分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(29.6mg、収率14.3%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ8.52(brs,2H)、7.88(s,1H)、7.78(d,J=7.7Hz、1H)、7.53〜7.60(m,1H)、7.43〜7.52(m,1H)、7.22〜7.33(m,3H)、7.15〜7.21(m,1H)、4.36(s,3H)、3.78(brs,2H)、3.46〜3.67(m,6H)、3.41(brs,1H)、3.07〜3.19(m,3H)、3.01(s,3H)、2.50〜2.64(m,1H)、2.19〜2.34(m,1H)。LCMS(m/z):394.2(M+1)。
化合物40
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
工程1:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−3−ニトロベンズアミド
DCM(20mL)中の2−メチル−3−ニトロ安息香酸(1.0g、5.5mmol)の溶液に、EDCI(1.58g、8.25mmol)、HOBt(1.11g、8.25mmol)、Et3N(1.11g、11.0mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(1.36g、6.6mmol)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を水で洗浄し、DCMで抽出した。有機層を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題生成物(1.6g、78.8%)が得られた。LCMS(m/z):370.2(M+1)。
工程2:3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−メチルベンズアミド
EtOH(15mL)およびH2O(15mL)中のN−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−3−ニトロベンズアミド(1.6g、4.3mmol)の溶液に、Fe粉末(1.45g、25.8mmol)およびNH4Cl(1.38g、25.8mmol)を加えた。混合物を60℃で4時間撹拌した。反応溶液をろ過し、ろ液を濃縮して、EtOHを除去した。残渣を水で希釈し、DCMで抽出した。有機層を濃縮したところ、所望の生成物(1.4g、収率95.9%)が得られた。粗生成物を、さらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS(m/z):340.1(M+H)。
工程3:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
MeOH(8mL)中の3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−メチルベンズアミド(200mg、0.59mmol)の溶液に、AcOH(0.05mL)およびジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(118mg、1.18mmol)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。NaBH3CN(186mg、2.95mmol)を加え、得られた混合物を25℃で2時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水で洗浄し、EAで抽出した。有機層を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(24mg、収率9.6%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ8.41(s,1H)、7.35〜7.23(m,3H)、7.20(d,J=7.0Hz、1H)、7.11(t,J=7.8Hz、1H)、6.81(d,J=8.3Hz、1H)、6.70(d,J=7.3Hz、1H)、4.44(s,2H)、4.33(brs,1H)、3.99(d,J=11.5Hz、2H)、3.66〜3.43(m,7H)、3.38〜3.16(m,4H)、2.15(s,3H)、2.01(d,J=12.8Hz、2H)、1.63〜1.48(m,2H)。LCMS(m/z):424.2(M+1)。
化合物42
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピロリジン−2−イル)ベンズアミド
工程1:tert−ブチル2−(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)フェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート
DCM(10mL)中の、化合物3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−イル)安息香酸(100mg、0.34mmol)と、1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(70mg、0.34mmol)と、BOPCl(100mg、0.41mmol)と、DIPEA(1mL)との混合物を25℃で4時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。組み合わされた有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮し、残渣を、分取TLCによって精製したところ、表題生成物が得られ、それを次の工程に直接使用した(150mg、収率93%)。LCMS(m/z):480.2(M+1)。
工程2:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(ピロリジン−2−イル)ベンズアミド
EA(10mL)中のtert−ブチル2−(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)フェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート(100mg、0.11mmol)の溶液に、HCl(EA中の1M、4mL)を加えた。反応混合物を25℃で16時間撹拌した。次に、溶媒を減圧によって除去し、粗生成物を分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(39.4mg、収率52%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.80(brs,1H)、7.66(d,J=7.Hz、1H)、7.53(d,J=7.6Hz、1H)、7.32〜7.43(m,1H)、7.00〜7.17(m,4H)、4.05〜4.24(m,2H)、3.73〜3.81(m,2H)、3.48〜3.60(m,2H)、3.17〜3.27(m,1H)、2.96〜3.07(m,1H)、2.81〜2.95(m,4H)、2.64〜2.75(m,2H)、2.20〜2.32(m,1H)、1.87〜2.05(m,2H)、1.70〜1.84(m,1H)。LCMS(m/z):380.2(M+1)。
化合物44
(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
工程1:(R)−2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
0℃で、THF(100mL)中の1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(10g、0.15mol)の溶液に、KF(22g、0.3mmol)を加えた。1時間後、(S)−オキシラン−2−イルメチル3−ニトロベンゼンスルホネート(21.4g、0.17mmol)を加え、得られた溶液を22℃で16時間撹拌した。固体をろ過によって除去し、THFで洗浄した。溶液を濃縮し、粗化合物を、さらに精製せずに次の工程に使用した(15g、収率53%)。LCMS(m/z):190.1(M+1)。
工程2:(S)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール
−78℃で、EtOH(100mL)中の(R)−2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(15g、0.08mol)の溶液に、NH3(g)をゆっくりをバブリングした。次に、反応混合物を密閉し、80℃で3時間加熱した。反応混合物を濃縮し、粗生成物を、さらに精製せずに次の工程に使用した(15g、収率92%)。LCMS(m/z):207.1(M+1)。
工程3:メチル3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ベンゾエート
THF(20mL)中の3−アミノ安息香酸メチル(2.0g、13.2mmol)の溶液に、Et3N(2.67g、26.4mmol)およびBoc2O(3.16g、14.5mmol)を0℃で加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を濃縮して、THFを除去し、残渣を水で洗浄し、EAで抽出した。有機層を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題生成物(1.6g、収率48.5%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ8.12(s,1H)、7.64〜7.60(m,2H)、7.37〜7.33(t,J=8Hz、1H)、3.89(s,3H)、1.52(s,9H)。LCMS(m/z):251.1(M+1)。
工程4:(S)−tert−ブチル(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)フェニル)カルバメート
EtOH(1mL)中の、メチル3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ベンゾエート(500mg、2mmol)と、(S)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(618mg、3mmol)との混合物を、N2下で、マイクロ波反応器中で、120℃で3時間加熱した。反応溶液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題生成物(500mg、収率58.8%)が得られた。LCMS(m/z):426.2(M+1)。
工程5:(S)−3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド
DCM(8mL)中の(S)−tert−ブチル−(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシルプロピル)カルバモイル)フェニル)カルバメート(500mg、1.18mmol)の溶液に、TFA(8mL)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を濃縮したところ、粗製の表題生成物が得られ、それを、さらに精製せずに使用した(400mg)。LCMS(m/z):326.2(M+1)。
工程6:(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
MeOH(8mL)中の(S)−3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド(400mg、1.23mmol)の溶液に、AcOH(0.05mL)およびジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(123mg、1.23mmol)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。NaBH3CN(387mg、6.15mmol)を加え、得られた混合物を25℃で2時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水で洗浄し、EAで抽出した。有機層を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(160mg、収率31.8%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.94〜7.76(m,2H)、7.63〜7.56(m,1H)、7.56〜7.49(m,1H)、7.32〜7.24(m,3H)、7.21〜7.15(m,1H)、4.71〜4.55(m,1H)、4.52〜4.28(m,2H)、4.05〜3.95(m,2H)、3.92〜3.70(m,2H)、3.62〜3.46(m,3H)、3.46〜3.33(m,4H)、3.28〜3.02(m,2H)、1.99〜1.85(m,2H)、1.82〜1.66(m,2H)。LCMS(m/z):410.2(M+1)。
化合物45
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((テトラヒドロフラン−3−イル)アミノ)ベンズアミド
工程1:2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
MeCN(100mL)中の1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(15g、0.11mol)の溶液に、K2CO3(30.7g、0.23mol)を0℃で加えた。1時間後、2−(ブロモメチル)オキシラン(17g、0.12mol)を、反応に加えた。溶液を22℃で16時間撹拌し、その時点で、固体をろ過し、MeCNで洗浄した。溶液を濃縮し、残渣を、さらに精製せずに次の工程に使用した(17g、収率78%)。LCMS(m/z):190.1(M+1)。
工程2:1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール
−78℃で、EtOH(300mL)中の2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(17g、0.09mol)の溶液に、NH3(g)をゆっくりとバブリングした。次に、反応混合物を密閉し、80℃で3時間加熱した。反応混合物を濃縮し、粗生成物を、さらに精製せずに次の工程に使用した(18g、収率96%)。LCMS(m/z):207.1(M+1)。
工程3:tert−ブチル(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)フェニル)カルバメート
DCM(25mL)中の3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)安息香酸(2.5g、10.5mmol)の溶液に、EDCI(3.0g、15.7mmol)、HOBt(2.1g、15.7mmol)、Et3N(2.1g、21mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(2.2g、10.5mmol)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を水で洗浄し、DCMで抽出した。有機層を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題生成物(3.2g、71%)が得られた。LCMS(m/z):426.3(M+1)。
工程5:3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド
DCM(5mL)中のtert−ブチル(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)フェニル)カルバメート(500mg、1.18mmol)の溶液に、TFA(5mL)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水に溶解させ、NaHCO3の飽和水溶液を用いて、pHを7〜7.5に調整し、EAで抽出した。有機層を濃縮したところ、表題生成物が得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した(450mg)。LCMS(m/z):326.2(M+1)。
工程6:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((テトラヒドロフラン−3−イル)アミノ)ベンズアミド
MeOH(5mL)中の3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド(100mg、0.31mmol)の溶液に、AcOH(0.05mL)およびジヒドロフラン−3(2H)−オン(27mg、0.31mmol)を加えた。混合物を22℃で2時間撹拌した。NaBH3CN(98mg、1.55mmol)を加え、得られた混合物を22℃で2時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水で洗浄し、EAで抽出し、有機層を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(22mg、収率18.0%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.14〜6.95(m,7H)、6.80〜6.71(m,1H)、4.14〜4.03(m,2H)、3.99〜3.89(m,2H)、3.87〜3.78(m,1H)、3.75〜3.69(m,2H)、3.67〜3.61(m,1H)、3.55〜3.41(m,2H)、2.91〜2.79(m,4H)、2.71〜2.57(m,2H)、2.32〜2.19(m,1H)、1.91〜1.79(m,1H)。LCMS(m/z):396.2(M+1)。
化合物46
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(モルホリン−4−カルボニル)ベンズアミド
工程1:メチル3−(モルホリン−4−カルボニル)ベンゾエート
DCM(10mL)中の3−(メトキシカルボニル)安息香酸(200mg、1.11mmol)の溶液に、モルホリン(200mg、2.30mmol)およびTEA(300mg、2.96mmol)を加え、得られた溶液を20℃で10分間撹拌した。混合物に、HATU(500mg、1.31mmol)を加え、反応混合物を20℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題生成物(250mg、収率90.5%)が得られた。LCMS(m/z):250.1(M+1)。
工程2:3−(モルホリン−4−カルボニル)安息香酸
MeOH(2mL)および水(2mL)中のメチルメチル−3−(モルホリン−4−カルボニル)ベンゾエート(300mg、1.11mmol)の溶液に、LiOH(100mg、2.38mmol)を20℃で加えた。混合物を、N2下で、1時間にわたって60℃に加熱した。反応溶液を減圧下で濃縮し、水で希釈した。2NのHClを用いて、pHを4に調整し、水層をDCMで抽出した。有機層を濃縮乾固したところ、表題生成物が得られ、それを、さらに精製せずに次の反応に使用した(250mg、収率96%)。LCMS(m/z):236.2(M+1)。
工程3:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(モルホリン−4−カルボニル)ベンズアミド
MeCN(5mL)中の3−(モルホリン−4−カルボニル)安息香酸(300mgの粗材料、0.48mmol)の溶液に、1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−プロパン−2−オール(100mg、0.49mmol)、およびTEA(250mg、2.48mmol)を加え、得られた混合物を20℃で10分間撹拌した。BOPCl(120mg、0.49mmol)を加え、反応混合物を20℃で1時間撹拌した。溶媒の蒸発の後、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(15.2mg、収率7.5%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.85〜7.94(m,2H)、7.60(d,J=7.8Hz、1H)、7.50(t,J=7.7Hz、1H)、7.08〜7.16(m,3H)、7.01〜7.07(m,1H)、4.14(五重項、J=6.0Hz、1H)、3.76(s,6H)、3.54〜3.68(m,3H)、3.47(dd,J=6.8、13.6Hz、3H)、2.80〜2.98(m,4H)、2.63〜2.74(m,2H)。LCMS(m/z):424.2(M+1)。
化合物49
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
工程1.tert−ブチル−(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)フェニル)カルバメート
DCM(25mL)中の3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)安息香酸(2.5g、10.5mmol)の溶液に、EDCI(3.0g、15.7mmol)、HOBt(2.1g、15.7mmol)、Et3N(2.1g、21mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(2.2g、10.5mmol)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を水で洗浄し、DCMで抽出した。有機層を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題生成物(3.2g、収率71%)が得られた。LCMS(m/z):426.3(M+1)。
工程2.3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド
DCM(5mL)中のtert−ブチル(3−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)フェニル)カルバメート(500mg、1.18mmol)の溶液に、TFA(5mL)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水に溶解させ、NaHCO3の飽和水溶液を用いて、pHを7〜7.5に調整し、EAで抽出した。有機層を濃縮したところ、表題生成物が得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した(450mg、粗製)。LCMS(m/z):326.2(M+1)。
工程3.N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
MeOH(6mL)中のN−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(300mg、0.73mmol)の溶液に、AcOH(0.05mL)およびHCHO(548mg、7.3mmol、40% w/w)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌した。NaBH3CN(276mg、4.38mmol)を加え、得られた混合物を20℃で16時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水で洗浄し、EAで抽出した。有機層を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(105mg、収率33.9%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.37〜7.29(m,1H)、7.23〜7.17(m,1H)、7.17〜6.97(m,6H)、4.18〜4.08(m,1H)、4.07〜3.90(m,3H)、3.80〜3.68(m,2H)、3.62〜3.51(m,3H)、3.51〜3.43(m,1H)、2.99〜2.79(m,7H)、2.75〜2.58(m,2H)、1.94〜1.79(m,2H)、1.72〜1.59(m,2H)。LCMS(m/z):424.1(M+1)。
化合物50
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ベンズアミド
工程1:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(オキセタン−3−イルアミノ)ベンズアミド
MeOH(5mL)中の3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド(100mg、0.31mmol)の溶液に、AcOH(0.05mL)およびオキセタン−3−オン(22mg、0.31mmol)を加えた。混合物を22℃で2時間撹拌した。NaBH3CN(98mg、1.55mmol)を加え、得られた混合物を22℃で2時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を水で洗浄し、EAで抽出し、有機層を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(17mg、収率14.4%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.17〜6.97(m,6H)、6.96〜6.88(m,1H)、6.72〜6.62(m,1H)、5.03〜4.95(m,2H)、4.67〜4.59(m,1H)、4.59〜4.49(m,2H)、4.15〜4.04(m,1H)、3.80〜3.69(m,2H)、3.56〜3.40(m,2H)、2.96〜2.79(m,4H)、2.73〜2.58(m,2H)。LCMS(m/z):382.2(M+1)。
化合物51
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(モルホリノメチル)ベンズアミド
工程1:メチル3−(モルホリノメチル)ベンゾエート
MeOH(5mL)中のメチル3−ホルミルベンゾエート(100mg、0.61mmol)の溶液に、モルホリン(100mg、1.15mmol)を加え、得られた混合物を20℃で10分間撹拌した。混合物に、NaBH3CN(100mg、1.59mmol)を加え、反応混合物を20℃で30分間撹拌した。溶液を濃縮し、残渣を、分取TLCによって精製したところ、表題化合物(130g、収率90.9%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.98〜8.05(m,1H)、7.92(td、J=1.4、7.7Hz、1H)、7.57〜7.62(m,1H)、7.37〜7.53(m,1H)、3.90(s,3H)、3.66〜3.71(m,4H)、3.57(s,2H)、2.41〜2.49(m,4H)。
工程2:3−(モルホリノメチル)安息香酸
MeOH(2mL)および水(2mL)中のメチル3−(モルホリノメチル)ベンゾエート(150mg、0.64mmol)の溶液に、LiOH(55mg、1.31mmol)を20℃で加えた。混合物を、1時間にわたって60℃に加熱した。反応溶液を濃縮し、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(60mg、収率42.5%)が得られた。LCMS(m/z):222(M+1)。
工程3:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−(モルホリノメチル)ベンズアミド
MeCN(3mL)中の3−(モルホリノメチル)安息香酸(60mg、0.27mmol)の溶液に、1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(60mg、0.29mmol)、TEA(70mg、0.69mmol)を加え、得られた混合物を20℃で10分間撹拌した。BOPCl(70mg、0.28mmol)を加え、反応混合物を20℃で16時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(4mg、収率3.6%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.77(s,1H)、7.68(d,J=7.8Hz、1H)、7.50(d,J=7.7Hz、1H)、7.35(t,J=7.7Hz、1H)、7.07〜7.14(m,3H)、7.00〜7.06(m,1H)、4.11(五重項、J=6.0Hz、1H)、3.75(s,2H)、3.64〜3.72(m,4H)、3.43〜3.59(m,4H)、2.83〜2.93(m,4H)、2.61〜2.74(m,2H)、2.44(brs,4H)。LCMS(m/z):410.1(M+1)。
化合物52
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)アミノ)ベンズアミド
工程1:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)アミノ)ベンズアミド
MeOH(10mL)中の3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド(130mg、0.4mmol)、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エタノン(52mg、0.4mmol)およびAcOH(0.1mL)の溶液。混合物を22℃で1時間撹拌し、次に、NaBH3CN(76mg、1.2mmol)を加えた。混合物を22℃で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水でクエンチした。混合物溶液をDCMで抽出し、組み合わされた有機層を濃縮し、残渣を、分取TLCによって精製したところ、所望の化合物(14.0mg、収率8%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ6.90〜7.07(m,6H)、6.81(d,J=7.5Hz、1H)、6.64(d,J=8.03Hz、1H)、3.98〜4.04(m,1H)、3.87(d,J=11.3Hz、2H)、3.70(s,2H)、3.28〜3.45(m,5H)、2.82(brs,4H)、2.56〜2.65(m,2H)、1.70(d,J=13.8Hz、1H)、1.57(brs,1H)、1.17〜1.37(m,3H)、1.04(d,J=6.3Hz、3H)。LCMS(m/z):438.3(M+1)。
化合物53
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
工程1:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−3−((2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
MeOH(10mL)中の3−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ベンズアミド(130mg、0.4mmol)、2,2−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(52mg、0.4mmol)およびAcOH(0.1mL)の溶液。混合物を22℃で12時間撹拌し、次に、NaBH3CN(76mg、1.2mmol)を加え、得られた混合物を22℃で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水でクエンチした。水性混合物をDCMで抽出し、組み合わされた有機層を濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(5.5mg、収率3.1%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ8.42(brs,1H)7.00〜7.33(m,7H)6.84(d,J=7.8Hz、1H)4.21〜4.41(m,3H)3.40〜3.92(m,8H)3.11〜3.20(m,3H)1.91〜2.07(m,2H)1.18〜1.44(m,8H)。LCMS(m/z):438.3(M+1)。
化合物54
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−5−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ニコチンアミド
工程1.5−ブロモ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ニコチンアミド
DCM(15mL)中の1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(326mg、1.58mmol)、5−ブロモニコチン酸(300mg、1.5mmol)、HATU(627mg、1.65mmol)およびTEA(181.8mg、1.8mmol)の溶液を22℃で2時間撹拌し、その時点で、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。組み合わされた有機層を乾燥させ、濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題化合物が得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した(200mg、収率34%)。LCMS(m/z):390/392(M+1/M+2)。
工程2:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−5−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ニコチンアミド
ジオキサン(10mL)中の5−ブロモ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ニコチンアミド(100mg、0.26mmol)の溶液に、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(39.4mg、0.29mmol)、Pd2(dba)3(20mg、0.02mmol)、NaOtBu(24mg、0.52mmol)およびBINAP(26mg、0.04mmol)を加えた。反応混合物を、N2下で、110℃で6時間加熱した。混合物を濃縮し、残渣をEAに溶解させ、水で洗浄し、有機層を収集し、乾燥させ、残渣を分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(25.9mg、収率24%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ8.17(d,J=1.5Hz、1H)、8.05(d,J=2.5Hz、1H)、7.43〜7.35(m,1H)、7.13〜7.06(m,3H)、7.04〜6.99(m,1H)、4.17〜4.07(m,1H)、4.02〜3.93(m,2H)、3.73(s,2H)、3.63〜3.50(m,4H)、3.41(dd,J=6.8、13.6Hz、1H)、2.94〜2.82(m,4H)、2.70〜2.57(m,2H)、2.03〜1.93(m,2H)、1.57〜1.45(m,2H)。LCMS(m/z):411.1(M+1)。
化合物55
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピコリンアミド
工程1:メチル4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピコリネート
トルエン(10mL)中の化合物4−クロロピコリン酸メチル(100mg、0.59mmol)、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン塩酸塩(121mg、0.88mmol)、Cs2CO3(762mg、2.34mmol)、Pd2(dba)3(54mg、0.059mmol)およびXPhos(28mg、0.06mmol)の溶液を撹拌し、16時間にわたってN2下で、110℃で加熱した。触媒をろ過し、ろ液をEAで洗浄し、減圧下で濃縮し、残渣を、分取TLCによって精製したところ、表題生成物(50mg、収率36.2%)が得られた。LCMS(m/z):237.2(M+1)。
工程2:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピコリンアミド
MeOH(2mL)中の化合物メチル4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピコリネート(50mg、0.21mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(44mg、0.21mmol)の溶液を、3時間にわたってマイクロ波加熱下で、100℃で撹拌した。反応混合物を分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(29.9mg、収率34.4%)が得られた。1H NMR(400MHz、CD3OD):δ7.95(d,J=5.6Hz、1H)、7.26(d,J=2.4Hz、1H)、7.13〜7.05(m,3H)、7.03〜6.98(m,1H)、6.62(dd,J=2.4、5.6Hz、1H)、4.07(五重項、J=6.0Hz、1H)、4.01〜3.93(m,2H)、3.72(s,2H)、3.66〜3.60(m,1H)、3.60〜3.57(m,1H)、3.57〜3.52(m,2H)、3.49〜3.42(m,1H)、2.95〜2.89(m,2H)、2.87〜2.81(m,2H)、2.65(d,J=6.0Hz、2H)、1.97(d,J=12.8Hz、2H)、1.59〜1.47(m,2H)。LCMS(m/z):411.1(M+1)。
化合物57
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−フルオロ−5−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
工程1:5−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−フルオロベンズアミド
DCM(15mL)中の5−アミノ−2−フルオロ安息香酸(200mg、1.29mmol)およびHATU(490mg、1.29mmol)の溶液を、17℃で30分間撹拌した。次に、1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(265mg、1.29mmol)およびDIPEA(333mg、2.58mmol)を加え、得られた溶液を17℃で16時間撹拌した。溶液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、所望の生成物(372mg、収率84%)が得られた。
工程2:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−フルオロ−5−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
MeOH(20mL)中の5−アミノ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−フルオロベンズアミド(372mg、1.08mmol)、ジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(108mg、1.08mmol)およびAcOH(0.05mL)の溶液を17℃で2時間撹拌した。次に、NaBH3CN(109mg、1.63mmol)を加え、得られた溶液を17℃で4時間撹拌した。溶液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題生成物(121.5mg、収率17.5%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.16〜7.07(m,3H)、7.03(dd,J=2.9、5.9Hz、2H)、6.95(dd,J=8.9、10.7Hz、1H)、6.79(td、J=3.6、8.8Hz、1H)、4.11(五重項、J=6.0Hz、1H)、3.98(d,J=11.5Hz、2H)、3.80〜3.69(m,2H)、3.64〜3.40(m,5H)、2.98〜2.81(m,4H)、2.72〜2.60(m,2H)、1.99(d,J=12.8Hz、2H)、1.56〜1.39(m,2H)。LCMS(m/z):428.2(M+1)。
化合物58
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)ベンズアミド
工程1:メチル4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)ベンゾエート
THF(15mL)中の4−ヒドロキシ安息香酸エチル(500mg、3.0mmol)、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(307.3mg、3.0mmol)およびPPh3(944mg、3.6mmol)の溶液に、DEAD(627mg、3.6mmol)を0℃で加えた。混合物を21℃に温め、16時間撹拌した。混合物を、水で処理し、有機層を、塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製したところ、表題化合物(320mg、収率45%)が得られた。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ7.92(d,J=8.9Hz、1H)、6.75〜6.94(m,1H)、4.44〜4.59(m,1H)、4.28(d,J=7.2Hz、2H)、3.83〜4.00(m,2H)、3.46〜3.60(m,2H)、1.88〜2.05(m,2H)、1.67〜1.83(m,2H)、1.31(t,J=7.2Hz、3H)。
工程2:4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)安息香酸
MeOH(10ml)中のメチル4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)ベンゾエート(400mg、1.6mmol)の溶液に、H2O(4mL)中のNaOH(128mg、3.2mmol)の溶液を22℃で加えた。混合物を50℃で4時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を水で処理し、EAで抽出した。水層を、pH=3になるまで2NのHClで処理した。次に、水層をEAで抽出した。有機層を、塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮したところ、表題生成物が得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した(350mg、収率98.6%)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ8.08(d,J=8.9Hz、2H)、6.98(d,J=8.9Hz、2H)、4.64(tt,J=7.7、3.8Hz、1H)、3.95〜4.09(m,2H)、3.64(ddd,J=11.6、8.2、3.3Hz、2H)、2.01〜2.13(m,2H)、1.78〜1.93(m,2H)。
工程3:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)ベンズアミド
DMF(4mL)中の4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)安息香酸(150mg、0.67mmol)の溶液に、DIEA(260mg、2.01mmol)、HATU(384mg、1.01mmol)および1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(170mg、0.81mmol)を加えた。反応混合物を22℃で16時間撹拌した。混合物を、水で処理し、EAで抽出した。有機層を、塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、濃縮し、残渣を分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(206.1mg、収率74.9%)が得られた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ7.84(d,J=8.8Hz、2H)、7.26〜7.37(m,3H)、7.19〜7.25(m,1H)、7.05(d,J=8.8Hz、2H)、4.59〜4.74(m,2H)、4.31〜4.49(m,2H)、3.93〜4.01(m,2H)、3.86(brs,1H)、3.63(ddd,J=11.7、8.8、3.0Hz、2H)、3.53(qd,J=14.0、5.7Hz、3H)、3.37〜3.44(m,1H)、3.11〜3.32(m,3H)、2.02〜2.12(m,2H)、1.69〜1.81(m,2H)。LCMS(m/z):411.2(M+1)。
化合物166
(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−カルボキサミド
工程1:6−ヒドロキシピリミジン−4−カルボン酸
H2O(500mL)中のナトリウム(Z)−1,4−ジエトキシ−1,4−ジオキソブタ−2−エン−2−オレート(55.0g、262mmol)の溶液に、ホルムイミドアミド酢酸塩(formimidamide acetate)(27.3g、262mmol)およびNaOH(10.5g)を加えた。添加後、得られた混合物を25℃で16時間撹拌し、次に、濃縮し、次に、HCl水溶液(1N)を加えることによって、pH=1になるまで酸性化した。得られた固体をろ過によって収集し、H2Oおよびエーテルで洗浄したところ、6−ヒドロキシピリミジン−4−カルボン酸(6.0g、収率:16.3%)が得られた。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ12.89(s,1H)、8.24(s,1H)、6.83(s,1H)。
工程2:6−クロロピリミジン−4−カルボン酸
EtOAc(90mL)中の6−ヒドロキシピリミジン−4−カルボン酸(6.0g、42.8mmol)の溶液に、(COCl)2(12mL)を滴下して加えた後、数滴のDMFを加えた。混合物を、75℃で3時間、次に、25℃で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させたところ、粗製の6−クロロピリミジン−4−カルボン酸(6.3g、収率:92.9%)が得られた。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ8.31(s,1H)、6.88(s,1H)。
工程3:6−クロロピリミジン−4−カルボニルクロリド
1滴のDMFを、DCM(100mL)中の6−クロロピリミジン−4−カルボン酸(5.5g、34.7mmol)および(COCl)2(12mL)の撹拌溶液に加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させたところ、粗製の6−クロロピリミジン−4−カルボニルクロリド(6.0g、収率:97.7%)が得られた。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ9.20(s,1H)、8.10(s,1H)。
工程4:(S)−6−クロロ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド
DCM(100mL)中の(S)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(7.15g、34.7mmol)およびEt3N(14.0g、138.8mmol)の撹拌および冷却された(0℃)溶液に、6−クロロピリミジン−4−カルボニルクロリド(5.5g、34.7mmol)を加えた。添加後、得られた混合物を25℃で16時間撹拌し、その時点で、LCMSにより反応の完了が示された。溶媒を蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、(S)−6−クロロ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド(7.2g、収率:60%)が得られた。LCMS(m/z):347.0[M+H]+
工程5:(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−カルボキサミド
i−PrOH(5mL)中の(S)−6−クロロ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド(347mg、1mmol)の溶液に、オキセタン−3−アミン(73.1mg、1mmol)およびDIPEA(129mg、1mmol)を加えた。得られた混合物を110℃で16時間撹拌し、その時点で、LCMSにより反応の完了が示された。溶媒の蒸発の後、残渣を、分取HPLCによって精製したところ、目的化合物(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−カルボキサミド(62.5mg、収率:16.3%)が得られた。1H NMR(400MHz、MeOD−d4)δ8.24(s,1H)、7.15〜7.05(m,4H)、7.02〜6.98(m,1H)、5.09(s,1H)、4.95(t,J=6.8Hz、2H)、4.59(t,J=6.3Hz、2H)、4.10〜4.03(m,1H)、3.72(s,2H)、3.56〜3.46(m,2H)、2.96〜2.91(m,2H)、2.87〜2.80(m,2H)、2.65(d,J=6.3Hz、2H)。LCMS(m/z):384.1[M+H]+。
化合物166
(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−カルボキサミド
工程1:(R)−2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
THF(4000mL)中の1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(400g、6mol)の溶液に、KF(880g、9mol)および(S)−オキシラン−2−イルメチル3−ニトロベンゼンスルホネート(856g、6.8mol)を0℃で加えた。添加が完了した後、得られた混合物を20℃で16時間撹拌し、次に、ろ過した。ろ液を減圧下で濃縮したところ、所望の生成物(400g、粗製)が得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS(m/z):190.1(M+1)。
工程2:(S)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール
NH3/EtOH(10000mL)中の(R)−2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(80g、0.42mol)の溶液を密閉し、80℃で3時間撹拌した。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮した。10バッチ分を並行して行い、次に、組み合わせて、残渣をカラム分離によって精製したところ、所望の生成物(480g、収率55%)が得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した。1H NMR(400MHz、MeOD)δ7.17〜7.08(m,3H)、7.07〜7.02(m,1H)、3.92〜3.84(m,1H)、3.77〜3.68(m,2H)、2.97〜2.90(m,2H)、2.88〜2.83(m,2H)、2.82〜2.76(m,1H)、2.67〜2.60(m,1H)、2.60〜2.55(m,2H)。LCMS(m/z):207.1(M+1)。
工程3:6−クロロピリミジン−4−カルボニルクロリド
EA(300mL)中の6−ヒドロキシピリミジン−4−カルボン酸(25g、0.18mol)の撹拌混合物に、二塩化オキサリル(113g、0.89mol)を滴下して加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌し、次に、DMF(2mL)を混合物に加えた。次に、得られた混合物80℃で16時間撹拌した。次に、混合物を減圧下で濃縮したところ、粗生成物が黒色の固体として得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した。16バッチ分を並行して行い、480gの合わせた粗生成物の重量が得られた。
工程4:(S)−6−クロロ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド
DCM(400mL)中の、(S)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(30g、0.146mol)と、Et3N(21.6g 0.21mol)との撹拌混合物に、6−クロロピリミジン−4−カルボニルクロリド(200mLのDCM中30gの粗材料)を、1時間で、−60℃で滴下して加えた。添加後、混合物を10℃までゆっくりと温め、1時間撹拌し続けた。混合物を、水の添加によってクエンチし、層を分離した。有機相を減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(EA〜DCM:MeOH=10:1)によって精製したところ、表題化合物が得られた。16バッチ分を並行して行い、黄色の固体として409gの合わせた粗生成物の重量(収率:38%)が得られた。LCMS(m/z):347.2[M+H]+;1H NMR(400MHz、MeOD−d4)δ8.73(d,J=1.0Hz、1H)、8.07(d,J=1.1Hz、1H)、7.17〜7.06(m,3H)、7.00(d,J=7.3Hz、1H)、5.51(s,1H)、4.12(q,J=6.0Hz、1H)、3.74(s,2H)、3.64〜3.53(m,2H)、2.94(q,J=5.7Hz、2H)、2.92〜2.81(m,2H)、2.78〜2.64(m,2H)。
工程5:(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−カルボキサミド
i−PrOH(150mL)中の、(S)−6−クロロ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド(45g、129mmol)と、オキセタン−3−アミン(9.5g、129mmol)と、Et3N(15.7g、155mmol)との混合物を、60℃で16時間撹拌し、その時点で、LCMSにより反応の完了が示された。混合物を濃縮し、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(DCM:MeOH=10:1)によって精製したところ、粗生成物が得られた。9バッチ分を並行して行い、組み合わされた粗生成物が得られ、次に、それを、MeOH/H2Oによって再結晶化させたところ、101g(収率:22.6%)の生成物が白色の固体として得られた。1H NMR(400MHz、MeOD−d4)δ8.29〜8.22(m,1H)、7.17〜7.06(m,4H)、7.06〜6.99(m,1H)、5.11(br.s.,1H)、4.97(t,J=6.8Hz、2H)、4.61(t,J=6.3Hz、2H)、4.09(五重項、J=6.0Hz、1H)、3.73(s,2H)、3.62〜3.45(m,2H)、2.98〜2.91(m,2H)、2.91〜2.79(m,2H)、2.67(d,J=6.1Hz、2H);LCMS(m/z):384.2[M+H]+。
化合物84
N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−メチルキノリン−6−カルボキサミド
工程1:2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
0℃で、MeCN(100mL)中の1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(15g、0.11mol)の撹拌溶液に、K2CO3(30.7g、0.23mol)を加え、次に、2−(ブロモメチル)オキシラン(17g、0.12mol)を、1時間の期間にわたってゆっくりと加えた。添加の後、溶液を21℃で12時間撹拌した。次に、得られた固体をろ過によって除去し、MeCNで洗浄し、組み合わされた有機ろ液を減圧下で濃縮したところ、粗生成物が得られた。この残渣を、さらに精製せずに次の工程に使用した(17g、収率:78%)。LCMS(m/z):190.1(M+1)。
工程2:1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール
NH3を、EtOH(300mL)中の2−(オキシラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(17g、0.09mol)の撹拌および冷却された(−78℃)溶液中にバブリングした。飽和させた後、次に、反応混合物を密閉し、80℃で3時間加熱した。LCMSにより反応が完了したことが示された後、反応混合物を濃縮し、粗生成物を、さらに精製せずに次の工程に使用した(18g、収率96%)。LCMS(m/z):207.1(M+1)。
工程3:N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−メチルキノリン−6−カルボキサミド
DCM(20mL)中の2−メチルキノリン−6−カルボン酸(100mg、0.535mmol)の溶液に、HATU(244mg、0.642mmol)およびTEA(162mg、1.604mmol)を加えた。混合物を15℃で30分間撹拌してから、1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(110mg、0.535mmol)を加えた。得られた混合物を、15℃でさらに16時間撹拌し、その時点で、LCMSにより反応の完了が示された。混合物を濃縮し、残渣を分取HPLCによって精製したところ、所望の表題化合物(106.2mg、53%)が得られた。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ=8.32(d,J=1.9Hz、1H)、8.14(d,J=8.4Hz、1H)、8.09(dd,J=2.1、8.8Hz、1H)、7.93(d,J=8.8Hz、1H)、7.49(d,J=8.4Hz、1H)、7.16〜7.08(m,3H)、7.08〜7.03(m,1H)、4.18(五重項、J=6.1Hz、1H)、3.79(s,2H)、3.59(d,J=5.8Hz、2H)、2.94〜2.88(m,4H)、2.79〜2.68(m,5H)。LCMS(m/z):376.0(M+1)。
化合物219
(R)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−メチルキノリン−6−カルボキサミド
DCM(30mL)中の2−メチルキノリン−6−カルボン酸(200mg、1.070mmol)の溶液に、HATU(489mg、1.283mmol)およびTEA(324mg、3.208mmol)を加えた。溶液を15℃で30分間撹拌してから、(R)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(264mg、1.283mmol)を加えた。LCMS分析によって反応が完了するまで、得られた溶液を15℃でさらに16時間撹拌した。次に、混合物を減圧下で濃縮したところ、粗材料が得られ、それを、分取HPLCによって精製したところ、表題化合物(118mg、29%)が得られた。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ8.33(d,J=1.9Hz、1H)、8.15(d,J=8.5Hz、1H)、8.09(dd,J=2.1、8.8Hz、1H)、7.93(d,J=8.8Hz、1H)、7.49(d,J=8.4Hz、1H)、7.15〜7.05(m,4H)、4.18(五重項、J=6.1Hz、1H)、3.79(s,2H)、3.63〜3.55(m,2H)、2.95〜2.90(m,4H)、2.76(s,3H)、2.76〜2.68(m,2H)。LCMS(m/z):376.1[M+H]+
化合物221
(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−メチルキノリン−6−カルボキサミド
DCM(100mL)中の2−メチルキノリン−6−カルボン酸(1g、5.35mmol)の溶液に、HATU(2.44g、6.42mmol)およびTEA(1620mg、16.043mmol)を加えた。溶液を15℃で30分間撹拌してから、(S)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(1.76g、8.55mmol)を加えた。LCMS分析によって反応が完了したことが示されるまで、得られた溶液を15℃で16時間撹拌した。次に、混合物を減圧下で濃縮し、残渣を分取HPLCによって精製したところ、所望の表題化合物(502.1mg、25%)が得られた。1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δ8.31(br.s.,1H)、8.08(d,J=8.8Hz、1H)、8.12(d,J=8.4Hz、1H)、7.91(d,J=8.8Hz、1H)、7.47(d,J=8.3Hz、1H)、7.17〜7.03(m,4H)、4.23〜4.11(m,1H)、3.78(br.s.,2H)、3.59(d,J=5.5Hz、2H)、2.91(br.s.,4H)、2.78〜2.69(m,5H)。LCMS(m/z):376.1[M+H]+
化合物208
(S)−6−((1−アセチルピペリジン−4−イル)アミノ)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド
工程1:tert−ブチル(1−アセチルピペリジン−4−イル)カルバメート
DCM(3000mL)中のtert−ブチルピペリジン−4−イルカルバメート(200g、1mol)およびEt3N(150g、1.5mol)の溶液に、温度を0℃に維持しながら、1時間にわたってAc2O(102g、1mol)を滴下して加えた。添加後、混合物を0℃でさらに2時間撹拌し、その時点で、TLCにより反応が完了したことが示された。溶液を、水(1L)の添加によってクエンチした。有機相を収集し、飽和NaHCO3水溶液(1L)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮したところ、粗生成物が得られた。4バッチ分を並行して行い、670gの合わせた粗生成物の重量が得られた。この粗材料を工程に直接使用した。LCMS(m/z):243.1(M+1)。
工程2:1−(4−アミノピペリジン−1−イル)エタノン塩酸塩
MeOH(1000mL)中のtert−ブチル(1−アセチルピペリジン−4−イル)カルバメート(330g、1.36mol)の溶液に、30分間にわたってHCl/MeOH(4M、300mL)を加えて、温度を0℃に維持した。添加後、混合物を0℃でさらに2時間撹拌し、次に、濃縮したところ、粗生成物が得られた。2バッチ分を並行して行い、310gの合わせた粗生成物の重量が得られた。この粗材料を、さらに精製せずに次の工程に使用した。1H NMR(400MHz、D2O)δ4.35(dd,J=2.0、12.0Hz、1H)、3.98〜3.85(m,1H)、3.44〜3.30(m,1H)、3.18〜3.05(m,1H)、2.75〜2.58(m,1H)、2.06〜1.92(m,5H)、1.61〜1.31(m,2H);LCMS(m/z):143.1(M+1)。
工程3:6−クロロピリミジン−4−カルボニルクロリド
EA(3000mL)中の6−ヒドロキシピリミジン−4−カルボン酸(300g、2.14mol)の撹拌混合物に、二塩化オキサリル(1356g、10.68mol)をゆっくりと滴下して、反応温度を30℃未満に維持した。添加後、混合物を20℃で30分間撹拌し、次に、2mLのDMFを混合物に加えた。次に、混合物を80℃で16時間撹拌し、濃縮したところ、粗生成物が黒色の固体として得られた。3バッチ分を並行して行い、787gの合わせた粗生成物の重量が得られた。この粗材料を次の工程に直接使用した。
工程4:(S)−6−クロロ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド
DCM(3500mL)中の、(S)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(247g、1.20mol)と、TEA(250g、2.5mol)との撹拌混合物に、6−クロロピリミジン−4−カルボニルクロリド(100mLのDCM中の190g)を、1時間にわたって−60℃でゆっくりと加えた。添加後、次に、混合物を10℃に温めた。1時間撹拌し続け、その時点で、TLCにより反応が完了したことが示された。反応を、水(1.5L)の添加によってクエンチした。有機相を収集し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc〜DCM:MeOH=10:1)によって精製したところ、所望の生成物が淡黄色の固体として得られた。4バッチ分を並行して行い、800gの合わせた粗生成物の重量(49%の収率)が得られた。1H NMR(400MHz、MeOD−d4)δ8.73(d,J=1.0Hz、1H)、8.07(d,J=1.0Hz、1H)、7.17〜7.06(m,3H)、7.00(d,J=7.0Hz、1H)、4.12(q,J=6.0Hz、1H)、3.74(s,2H)、3.64〜3.53(m,2H)、2.94(q,J=5.5Hz、2H)、2.92〜2.81(m,2H)、2.78〜2.64(m,2H);LCMS(m/z):347.2[M+H]+
工程5:(S)−6−((1−アセチルピペリジン−4−イル)アミノ)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド
i−PrOH(2000mL)中の(S)−6−クロロ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド(190g、0.55mmol)および1−(4−アミノピペリジン−1−イル)エタノン(78g)、Et3N(100g、1mol)の溶液を、60℃で16時間撹拌し、その時点で、LCMSにより完全な転化が示された。混合物を濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、粗生成物が得られた。4バッチ分を並行して行い、482gの合わせた粗生成物の重量が得られた。この粗材料を分取HPLCにおいてさらに精製したところ、表題化合物(325g、98%超の純度、遊離塩基形態)が得られた。1H NMR(400MHz、MeOD−d4)8.26(s,1H)、7.15〜7.02(m,5H)、4.46(m,1H)、4.15〜4.07(m,2H)、3.88(m,1H)、3.74(s,2H)、3.53(m,2H)、3.33(m,1H)、2.95〜2.86(m,5H)、2.68(m,2H)、2.14〜2.01(m,5H)、1.48〜1.42(m,2H);LCMS(m/z):453.3[M+H]+
工程6:(S)−6−((1−アセチルピペリジン−4−イル)アミノ)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド塩酸塩
遊離塩基をDCM(100mL)に溶解させ、HClの撹拌および冷却された溶液(EtOAc中6N、1L)に−30℃で滴下して加えた。−30℃でさらに1時間撹拌し続け、得られた沈殿物をろ過によって収集した。固体をDCMおよびEtOAcで洗浄し、乾燥させたところ、目的化合物のHCl塩(301.4g、収率:30.2%)が白色の固体として得られた。1H NMR(400MHz、D2O)δ8.59(s,1H)、7.30〜7.17(m,3H)、7.17〜7.07(m,2H)、4.55(dd,J=6.4、15.4Hz、1H)、4.43〜4.19(m,4H)、3.88(d,J=13.8Hz、1H)、3.82〜3.72(m,1H)、3.52〜3.33(m,4H)、3.31〜3.08(m,4H)、2.86(t,J=11.6Hz、1H)、2.11〜1.94(m,5H)、1.67〜1.40(m,2H);LCMS(m/z):453.2[M+H]+。
化合物254
(S)−2−((1−アセチルピペリジン−4−イル)アミノ)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)イソニコチンアミド
工程1:メチル2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)イソニコチネート
ジオキサン(2500mL)中の、メチル2−ブロモイソニコチネート(160g、0.69mol)と、tert−ブチル4−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(200g、1.0mol)と、Pd2(dba)3(8g、5%w)と、キサントホス(8g、5%w)と、Cs2CO3(326g、1.0mol)との混合物を、16時間にわたってN2下で、80℃で撹拌した。反応の完了後、混合物を濃縮し、残渣を水(800mL)に溶解させ、DCM(1000mL×3)で抽出した。組み合わされた有機層を乾燥させ、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、生成物が得られた。9バッチ分を並行して行い、700gの合わせた生成物の重量(収率:33.4%)が得られた。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.19(d,J=5.2Hz、1H)、7.08(d,J=5.2Hz、1H)、6.96(s,1H)、4.62(d,J=8.0Hz、1H)、4.05(br.s.,2H)、3.92(s,3H)、2.97(t,J=12.0Hz、2H)、2.11〜1.97(m,2H)、1.48(s,9H)、1.42〜1.35(m,2H)。LCMS(m/z):336.1(M+1)。
工程2:2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)イソニコチン酸
MeOH(1500mL)中のメチル2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)イソニコチネート(230g、0.69mol)の溶液に、NaOH水溶液(200mLの水中56g)を、0℃で20分間にわたって加えた。添加後、混合物を室温で2時間撹拌した。次に、MeOHを減圧下で除去し、次に、4NのHClの添加によって酸性化することによって、水溶液のpHを、pH=6に調整した。得られた沈殿物をろ過によって収集し、水で洗浄し、乾燥させたところ、粗生成物が得られた。3バッチ分を並行して行い、590gの合わせた粗生成物の重量(収率:89.4%)が得られた。この粗材料を、さらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS(m/z):322.2(M+1)。
工程3:(S)−tert−ブチル4−((4−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
DCM(1500mL)中の2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)イソニコチン酸(150g、0.47mol)の溶液に、HATU(178g、0.47mol)およびTEA(47g、0.47mol)を20℃で加え、次に、混合物をその温度で2時間撹拌した。(S)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(113g、0.55mol)を溶液に加え、混合物を20℃でさらに16時間撹拌し、その時点で、TLCにより反応の完了が示された。混合物を水(200mL)で洗浄し、組み合わされた有機相を乾燥させ、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc〜DCM:MeOH=10:1)によって精製したところ、表題化合物が黄色がかった油として得られた。4バッチ分を並行して行い、510gの合わせた生成物の重量(収率:53.2%)が得られた。LCMS(m/z):510.2[M+H]+。
工程4:(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−(ピペリジン−4−イルアミノ)イソニコチンアミド塩酸塩
DCM(1000mL)中の(S)−tert−ブチル4−((4−((3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)カルバモイル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(510g、1.0mol)の混合物を、HClの撹拌および冷却された(−30℃)溶液(EtOAc中4M、2000mL)中にゆっくりと滴下した。添加後、混合物を−30℃で30分間撹拌した。次に、得られた固体をろ過によって収集し、DCMで洗浄し、減圧下で乾燥させたところ、表題化合物(350g 収率:85.4%、HCl塩)が白色の固体として得られた。LCMS(m/z):410.2[M+H]+
工程5:(S)−2−((1−アセチルピペリジン−4−イル)アミノ)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)イソニコチンアミド
DCM(2000mL)中の、(S)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−(ピペリジン−4−イルアミノ)イソニコチンアミド(70g)と、Et3N(40g)との撹拌混合物に、Ac2O(17g)を、0℃で1時間にわたって滴下して加えた。添加後、混合物を20℃に温め、さらに1時間撹拌し続け、その時点で、TLCにより反応が完了したことが示された。反応混合物を水(500mL)で洗浄し、有機相を乾燥させ、濃縮した。次に、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc〜DCM:MeOH=10:1)によって精製したところ、粗生成物が得られた。5バッチ分を並行して行い、400gの合わせた粗生成物の重量が得られた。この粗材料を、分取HPLCによってさらに精製したところ、純粋な生成物(310g、98%超の純度、遊離塩基形態)が得られた。1H NMR(400MHz、MeOD−d4)7.94〜7.92(d,7.0Hz、1H)、7.14〜7.05(m,4H)、6.87(s,1H)、6.76〜6.74(m,1H)、4.44(m,1H)、4.10(m,1H)、3.96〜3.94(m,2H)、3.75(s,2H)、3.52(m,2H)、3.33〜3.32(m,1H)、2.92〜2.86(m,5H)、2.67(m,2H)、2.13〜2.00(m,5H)、1.44〜1.37(m,2H);LCMS(m/z):452.3[M+H]+
工程6:(S)−2−((1−アセチルピペリジン−4−イル)アミノ)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)イソニコチンアミド塩酸塩
遊離塩基をDCM(100mL)に溶解させ、HClの撹拌および冷却された溶液(EtOAc中6N、1L)に−30℃で滴下して加えた。−30℃でさらに1時間撹拌し続け、得られた沈殿物をろ過によって収集した。固体をDCMおよびEtOAcで洗浄し、乾燥させたところ、生成物のHCl塩(302.2g、収率:78.0%)が白色の固体として得られた。1H NMR(400MHz、MeOD−d4)δ8.00(d,J=6.8Hz、1H)、7.64(br.s.,1H)、7.36〜7.18(m,5H)、4.70(d,J=15.4Hz、1H)、4.60〜4.39(m,3H)、4.19(br.s.,1H)、4.11(d,J=13.2Hz、1H)、3.98〜3.85(m,1H)、3.63〜3.47(m,5H)、3.43〜3.25(m,3H)、3.25〜3.11(m,2H)、2.33(s,3H)、2.22(t, J=15.2Hz、2H)、1.85〜1.61(m,2H);LCMS(m/z):452.2[M+H]+
化合物284
(S)−6−((1−アセチルアゼチジン−3−イル)アミノ)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド
工程1:tert−ブチル(1−アセチルアゼチジン−3−イル)カルバメート
DCM(1500mL)中のtert−ブチルアゼチジン−3−イルカルバメート(100g、0.58mol)およびEt3N(88g、0.87mol)の溶液に、Ac2O(59.6g、0.88mol)を0℃で滴下して加えた。次に、混合物を0℃で2時間撹拌し、その時点で、TLCにより反応の完了が示された。反応を、水(1000mL)の添加によってクエンチし、次に、20℃で30分間撹拌した。有機相を分離し、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮したところ、粗生成物が得られた。7バッチ分を並行して行い、530gの合わせた粗生成物の重量が得られた。この粗材料を、さらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS(m/z):215.1(M+1)。
工程2:1−(3−アミノアゼチジン−1−イル)エタノン
MeOH(1000mL)中のtert−ブチル(1−アセチルアゼチジン−3−イル)カルバメート(250g)の溶液に、HCl/MeOH(4M、300mL)を0℃でゆっくりと加えた。添加後、混合物を0℃で6時間撹拌した。次に、混合物を減圧下で濃縮したところ、粗生成物が白色の固体として得られた。2バッチ分を並行して行い、186gの合わせた粗生成物の重量が得られた。この粗材料を、さらに精製せずに次の工程に使用した。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ4.58〜4.49(m,1H)、4.35〜4.19(m,2H)、4.19〜4.08(m,1H)、3.97(dd,J=4.2、11.2Hz、1H)、1.83(s,3H);LCMS(m/z):115.1(M+1)。
工程3:6−クロロピリミジン−4−カルボニルクロリド
EtOAc(300mL)中の6−ヒドロキシピリミジン−4−カルボン酸(75g、0.54mol)の撹拌混合物に、二塩化オキサリル(226g、1.79mol)をゆっくりと滴下して、温度を30℃未満に維持した。添加後、混合物を20℃で30分間撹拌し、次に、DMF(2mL)を混合物に加えた。次に、混合物を80℃で16時間撹拌し、濃縮したところ、粗生成物が黒色の固体として得られた。16バッチ分を並行して行い、1035gの合わせた粗生成物の重量が得られた。この粗材料を次の工程に直接使用した。
工程4:(S)−6−クロロ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド
DCM(4L)中の、(S)−1−アミノ−3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)プロパン−2−オール(300g、1.46mol)と、TEA(300g、3mol)との撹拌混合物に、6−クロロピリミジン−4−カルボニルクロリド(2LのDCM中の250g)を、1時間にわたって−60℃でゆっくりと加えた。添加が完了した後、次に、混合物を10℃に温めた。1時間撹拌し続け、その時点で、TLCにより反応が完了したことが示された。反応を、水(2L)の添加によってクエンチした。有機相を収集し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc〜DCM:MeOH=10:1)によって精製したところ、所望の生成物が淡黄色の固体として得られた。4バッチ分を並行して行い、970gの合わせた生成物の重量(収率:49%)が得られた。1H NMR(400MHz、MeOD−d4)δ8.73(d,J=1.0Hz、1H)、8.07(d,J=1.2Hz、1H)、7.17〜7.06(m,3H)、7.00(d,J=7.2Hz、1H)、5.51(s,1H)、4.12(q,J=6.0Hz、1H)、3.74(s,2H)、3.64〜3.53(m,2H)、2.94(q,J=5.6Hz、2H)、2.92〜2.81(m,2H)、2.78〜2.64(m,2H);LCMS(m/z):347.2[M+H]+
工程5:(s)−6−((1−アセチルアゼチジン−3−イル)アミノ)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド
i−PrOH(2.5L)中の(S)−6−クロロ−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド(240g、0.69mol)の溶液に、1−(3−アミノアゼチジン−1−イル)エタノン(120g)およびTEA(100g)を加えた。添加後、溶液を60℃で16時間加熱し、その時点で、LCMSにより反応の完了が示された。混合物を濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製したところ、粗生成物が得られた。4バッチ分を並行して行い、420gの合わせた粗生成物の重量(90%の純度)が得られた。この粗材料を分取HPLCにおいてさらに精製したところ、表題化合物(330g、98%超の純度、遊離塩基形態)が得られた。1H NMR(400MHz、MeOD−d4)8.27(s,1H)、7.12〜6.98(m,5H)、4.71(s,1H)、4.54(m,1H)、4.32(m,1H)、4.06(m,2H)、3.88(m,1H)、3.70(s,2H)、3.53〜3.50(m,2H)、2.91〜2.83(m,4H)、2.65(m,2H)、1.88(s,3H);LCMS(m/z):425.2[M+H]+
工程6:(s)−6−((1−アセチルアゼチジン−3−イル)アミノ)−N−(3−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−4−カルボキサミド塩酸塩
遊離塩基をDCM(100mL)に溶解させ、HClの撹拌および冷却された溶液(EtOAc中6N、1L)に−30℃で滴下して加えた。−30℃でさらに1時間撹拌し続け、得られた沈殿物をろ過によって収集した。固体をDCMおよびEtOAcで洗浄し、乾燥させたところ、生成物のHCl塩(301g、収率:26%)が白色の固体として得られた。1H NMR(400MHz、D2O)δ8.65(s,1H)、7.30〜7.19(m,4H)、7.13(d,J=7.5Hz、1H)、4.95〜4.85(m,1H)、4.63〜4.50(m,2H)、4.41〜4.28(m,3H)、4.22(dd,J=4.8、9.2Hz、1H)、3.97(dd,J=4.6、10.0Hz、1H)、3.77(dt,J=5.6、11.3Hz、1H)、3.53〜3.35(m,4H)、3.34〜3.26(m,1H)、3.22〜3.04(m,2H)、1.87〜1.79(m,3H);LCMS(m/z):425.2[M+H]+。
LC−MS条件
方法A(LCMS−B(0〜60AB_ELSD_2MIN))
Xtimate TM−C18 30*2.1mmのカラムおよび0.8ml/分の流量を用いて、イオン化源としてESIを用いて、Agilent 6100 MSD質量分析計を備えたAgilent 1200 HPLC(PDA検出器およびELSD検出器を備えた)において実験を行った。達成時間(Acquire Time):2分間、波長:UV220、オーブン温度:50℃。溶媒系は、0.038%のTFAを含有する100%の水(溶媒A)および0.02%のTFAを含有する0%のアセトニトリル(溶媒B)から開始する勾配、続いて、次の0.9分間にわたって40%の溶媒Aおよび60%の溶媒Bまでの勾配であった。これを0.6分間維持してから、次の0.5分間にわたって100%の溶媒Aに戻した。合計実行時間は、2分間であった。
方法B(LCMS−C(10〜80_AB))
Xtimate TM−C18 30*2.1mmのカラムおよび1.2ml/分の流量を用いて、イオン化源としてESIを用いて、SHIMADZU 2010EV MSD質量分析計を備えたSHIMADZU 20A HPLC(PDA検出器を備えた)において実験を行った。溶媒系は、0.038%のTFAを含有する90%の水(溶媒A)および0.02%のTFAを含有する10%のアセトニトリル(溶媒B)から出発する勾配、続いて、次の0.9分間にわたって20%の溶媒Aおよび80%の溶媒Bまでの勾配であった。これを0.6分間維持してから、次の0.5分間にわたって90%の溶媒Aおよび10%の溶媒Bに戻した。合計実行時間は、2分間であった。
方法C(LCMS−E(5〜95AB_220および254nm))
Merk RP−18e 2*25mmのカラムおよび1.5ml/分の流量を用いて、イオン化源としてESIを用いて、SHIMADZU 2010EV MSD質量分析計を備えたSHIMADZU 20A HPLC(PDA検出器を備えた)において実験を行った。溶媒系は、0.038%のTFAを含有する95%の水(溶媒A)および0.02%のTFAを含有する5%のアセトニトリル(溶媒B)から出発する勾配、続いて、次の0.7分間にわたって5%の溶媒Aおよび95%の溶媒Bまでの勾配であった。これを0.4分間維持してから、次の0.4分間にわたって95%の溶媒Aおよび5%の溶媒Bに戻した。合計実行時間は、1.5分間であった。
方法D(LCMS−A(0〜30_AB))
Xtimate TM−C18 30*2.1mmのカラムおよび1.2ml/分の流量を用いて、イオン化源としてESIを用いて、SHIMADZU 2010EV MSD質量分析計を備えたSHIMADZU 20A HPLC(PDA検出器を備えた)において実験を行った。溶媒系は、0.038%のTFAを含有する100%の水(溶媒A)および0.02%のTFAを含有する0%のアセトニトリル(溶媒B)から出発する勾配、続いて、次の0.9分間にわたって70%の溶媒Aおよび30%の溶媒Bまでの勾配であった。これを0.6分間維持してから、次の0.5分間にわたって100%の溶媒Aに戻した。合計実行時間は、2分間であった。
一般的なHPLC条件(酸性)
移動相A:4LのH2O/1.5mlのTFA;移動相B:4LのACN/0.75mlのTFA
カラム:HPLC−D:Innovation C18 UPLC Column 2.1×30mm、2.6um
HPLC−E:Xtimate C18 2.1*30mm*3um
HPLC−H:Innovation C18 UPLC Column 2.1×30mm、2.6um
カラム温度:50℃;波長:220nmおよび254nmおよび215nm
一般的なHPLC条件(塩基性)
移動相A:4LのH2O/2mlのNH4OH;移動相B:アセトニトリル
カラム:HPLC−B:XBridge C18 2.1*50mm、5um
HPLC−C:Xbridge shield RP18 2.1*50mm、5u
カラム温度:30℃;波長:220nmおよび254nmおよび215nm
一般的なHPLC条件(中性)
移動相A:H2O;移動相B:アセトニトリル
カラム:HPLC−B:XBridge C18 2.1*50mm、5um
HPLC−C:Xbridge shield RP18 2.1*50mm、5um
カラム温度:30℃;波長:220nmおよび254nmおよび215nm
方法A(0〜30AB_6MIN)
流量:0.8ml/分
勾配:4.2分間で0%のBから30%のB、1分間にわたって30%のBに保持、0.01分間で30%のBから0%のB、1.09分間にわたって0%のBに保持、次に終了。
方法B(0〜60AB_6MIN)
流量:0.8ml/分
勾配:4.2分間で0%のBから60%のB、1分間にわたって60%のBに保持、0.01分間で60%のBから0%のB、1.09分間にわたって0%のBに保持、次に終了。
方法C(10〜80AB_6MIN)
流量:0.8ml/分
勾配:4.2分間で10%のBから80%のB、1分間にわたって80%のBに保持、0.01分間で80%のBから10%のB、1.09分間にわたって10%のBに保持、次に終了。
キラルHPLC条件:
方法A(OJ−H):
カラム:Chiralcel OJ−H 250×4.6mmの内径(I.D.)、5um
移動相:A/B=90/10、A:0.1%のDEAを含むヘキサン、B:エタノール
流量:0.5mL/分
波長:220nm
方法B(OD−H):
カラム:Chiralcel OD−H 250×4.6mmの内径(I.D.)、5um
移動相:A/B=90/10、A:0.1%のDEAを含むヘキサン、B:エタノール
流量:0.5mL/分
波長:220nm
方法C(AD−H):
カラム:Chiralpak AD−H 250×4.6mmの内径(I.D.)、5um
移動相:A/B=90/10、A:0.1%のDEAを含むヘキサン、B:エタノール
流量:0.5mL/分
波長:220nm
方法D(AS−H):
カラム:Chiralpak OJ−H 250×4.6mmの内径(I.D.)、5um
移動相:A/B=90/10、A:0.1%のDEAを含むヘキサン、B:エタノール
流量:0.5mL/分
波長:220nm
生物学的アッセイ
PRMT5生化学的アッセイ
一般的な材料。S−アデノシルメチオニン(SAM)、S−アデノシルホモシステイン(SAH)、ビシン、KCl、Tween20、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ウシ皮膚ゼラチン(BSG)、およびトリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン塩酸塩溶液(TCEP)を、可能な限り高いレベルの純度でSigma−Aldrichから購入した。80 Ci/mmolの比活性を有する3H−SAMを、American Radiolabeled Chemicalsから購入した。384ウェルストレプトアビジンFlashplateを、PerkinElmerから購入した。
基質。ヒトヒストンH4残基1〜15を表すペプチドを、21st Century BiochemicalsによるC末端リンカー親和性タグモチーフおよびC末端アミドキャップを用いて合成した。これらのペプチドを、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、95%を超える純度になるまで精製し、液体クロマトグラフィー質量分析法(LC−MS)によって確認した。配列は、Ac−SGRGKGGKGLGKGGA[K−Biot]−アミド(配列番号3)であった。
分子生物学:完全長ヒトPRMT5(NM_006109.3)転写変異体1クローンを、PRMT5のAla 2に直接融合されるFLAGタグをコードするフランキング5’配列(MDYKDDDDK)(配列番号4)を組み込む胎児脳cDNAライブラリーから増幅した。完全長ヒトMEP50(NM_024102)クローンを、MEP50のArg2に直接融合される6−ヒスチジンタグをコードする5’配列(MHHHHHH)(配列番号5)を組み込むヒト睾丸cDNAライブラリーから増幅した。増幅された遺伝子を、pENTR/D/TEV(Life Technologies)へとサブクローニングし、その後、Gateway(商標)attL×attR組み換えによってpDEST8バキュロウイルス発現ベクター(Life Technologies)に移した。
タンパク質発現。組み換えバキュロウイルスおよびバキュロウイルス感染昆虫細胞(BIIC)を、それぞれBac−to−Bacキットの説明書(Life Technologies)およびWasilko,2006にしたがって生成した。タンパク質過剰発現を、BIICストックの5000倍希釈で、1.2×106個の細胞/mlの、指数関数的に増殖しているツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)(SF9)細胞培養物を感染させることによって行った。感染を、27℃で72時間行い、遠心分離によって採取し、精製のために−80℃で貯蔵した。
タンパク質精製。発現された完全長ヒトFlag−PRMT5/6His−MeP50タンパク質複合体を、4℃で、50mMのトリス−HCL、pH8.0、25mMのNaCl、および1mMのTCEPを含有する緩衝液による樹脂の5時間の平衡化の後、NiNTAアガロース親和性クロマトグラフィーによって細胞ペーストから精製して、樹脂によるチューブリン不純物の吸着を最小限に抑えた。Flag−PRMT5/6His−MeP50を、同じ緩衝液中の300mMのイミダゾールで溶離した。回収されたタンパク質の純度は87%であった。参照文献:Wasilko,D.J.and S.E.Lee:“TIPS:titerless infected−cells preservation and scale−up”Bioprocess J.,5(2006),pp.29−32。
予測される翻訳:
Flag−PRMT5(配列番号6)
6His−MEP50(配列番号7)
ペプチド基質に対するPRMT5/MEP50酵素アッセイの一般的手順
アッセイは全て、使用当日に調製された、20mMのビシン(pH=7.6)、1mMのTCEP、0.005%のBSG、および0.002%のTween20からなる緩衝液中で行った。100%のDMSO(1ul)中の化合物を、384チャネルヘッド(Thermo Scientific)が装着されたPlatemate Plusを用いて、ポリプロピレン384ウェルV底プレート(Greiner)中にスポッティングした。DMSO(1ul)を、最大シグナル対照のために列11、12、23、24、行A〜Hに加え、公知の生成物であり、PRMT5/MEP50の阻害剤である1ulのSAHを、最小シグナル対照のために列11、12、23、24、行I〜Pに加えた。PRMT5/MEP50酵素およびペプチドを含有する反応混液(cocktail)(40ul)を、Multidrop Combi(Thermo−Fisher)によって加えた。化合物を、PRMT5/MEP50とともに、25℃で30分間インキュベートさせ、次に、反応を開始させるために、3H−SAMを含有する反応混液(10ul)を加えた(最終容量=51ul)。成分の最終濃度は以下のとおりであった:PRMT5/MEP50は4nMであり、3H−SAMは75nMであり、ペプチドは40nMであり、最小シグナル対照ウェル中のSAHは100uMであり、DMSO濃度は1%であった。3H−SAMを、ペプチド基質へのその取り込みが検出されないレベルまで希釈する600uMの最終濃度まで非放射性SAM(10ul)を加えることによって、アッセイを停止した。次に、384ウェルポリプロピレンプレート中の50ulの反応物を、384ウェルFlashplateに移し、ビオチン化ペプチドを、ストレプトアビジン表面に少なくとも1時間結合させてから、Biotek ELx405プレート洗浄装置において0.1%のTween20で3回洗浄した。次に、壊変毎分(dpm)として測定されるかあるいは、カウント毎分(cpm)と呼ばれる、Flashplate表面に結合された3H標識ペプチドの量を測定するために、PerkinElmer TopCountプレートリーダーにおいてプレートを読み取った。
阻害%計算
ここで、dpm=壊変毎分、cmpd=アッセイウェル中のシグナル、minおよびmaxはそれぞれ最小および最大シグナル対照である。
4パラメーターIC50フィット
ここで、トップおよびボトムは、通常、変動されるが、3パラメーターフィットではそれぞれ100または0に固定され得る。ヒル係数は、通常、変動されるが、3パラメーターフィットでは同様に1に固定され得る。Yは、阻害%であり、Xは、化合物濃度である。
Z−138メチル化アッセイ
Z−138懸濁細胞を、ATCC(米国培養細胞系統保存機関(American Type Culture Collection,Manassas,VA)から購入した。RPMI/Glutamax培地、ペニシリン−ストレプトマイシン、熱失活したウシ胎児血清、およびD−PBSを、Life Technologies(Grand Island,NY,USA)から購入した。Odysseyブロッキング緩衝液、800CWヤギ抗ウサギIgG(H+L)抗体、およびLicor Odyssey赤外線スキャナを、Licor Biosciences(Lincoln,NE,USA)から購入した。対称性ジメチルアルギニン抗体を、EMD Millipore(Billerica,MA,USA)から購入した。16%のパラホルムアルデヒドを、Electron Microscopy Sciences(Hatfield,PA,USA)から購入した。
Z−138懸濁細胞を、増殖培地(10% v/vの熱失活したウシ胎児血清および100単位/mLのペニシリン−ストレプトマイシンが補充されたRPMI 1640)において維持し、5%のCO2下で、37℃で培養した。
対称性ジメチルアルギニンおよびDNA含量の検出のための細胞処理、In Cell Western(ICW)
Z−138細胞を、ウェル当たり50μLで、384ウェル細胞培養プレートに、50,000個の細胞/mLの濃度のアッセイ培地中で播種した。384ウェルソースプレートからの化合物(100nL)を、384ウェル細胞プレートに直接加えた。プレートを、37℃、5%のCO2で96時間インキュベートした。4日間のインキュベーションの後、インキュベートされたプレートからの40μLの細胞を、ポリ−D−リジンで被覆された384ウェル培養プレート(BD Biosciences 356697)に加えた。プレートを、室温で30分間インキュベートし、次に、37℃、5%のCO2で5時間インキュベートした。インキュベーションの後、ウェル当たり40μLの、PBS中8%のパラホルムアルデヒド(16%のパラホルムアルデヒドをPBS中8%まで希釈した)を、各プレートに加え、30分間インキュベートした。プレートを、Biotek 405プレート洗浄装置に移し、ウェル当たり100μLの洗浄緩衝液(0.1%のTriton X−100(v/v)を含む1×PBS)で5回洗浄した。次に、ウェル当たり30μLのOdysseyブロッキング緩衝液を、各プレートに加え、室温で1時間インキュベートした。ブロッキング緩衝液を除去し、ウェル当たり20μLの一次抗体(0.1%のTween20(v/v)を含むOdyssey緩衝液中で1:100に希釈された対称性ジメチルアルギニン)を加え、プレートを、4℃で一晩(16時間)インキュベートした。プレートを、ウェル当たり100μLの洗浄緩衝液で5回洗浄した。次に、ウェル当たり20μLの二次抗体(1:200の800CWヤギ抗ウサギIgG(H+L)抗体、0.1%のTween20(v/v)を含むOdyssey緩衝液中の1:1000のDRAQ5(Biostatus limited))を加え、室温で1時間インキュベートした。プレートを、ウェル当たり100μLの洗浄緩衝液で5回、次に、ウェル当たり100μLの水で1回洗浄した。プレートを、室温で乾燥させ、次に、700nmおよび800nmの波長で積分強度を測定するLicor Odyssey機械においてイメージングした。700および800チャネルの両方を走査した。
計算:まず、各ウェルの比率を、下式によって求めた。
各プレートは、DMSOのみの処理(最小阻害)の14の対照ウェルならびに3μMの対照化合物で処理された最大阻害の14の対照ウェル(バックグラウンドウェル)を含んでいた。各対照タイプの比率値の平均を計算し、それを用いて、プレート中の各試験ウェルについての阻害パーセントを求めた。対照化合物を、3μMから開始して全部で9つの試験濃度に対してDMSO中で3倍に連続希釈した。阻害パーセントを求め、IC50曲線を、化合物の濃度につき3組のウェルを用いて作成した。
Z−138増殖アッセイ
Z−138懸濁細胞を、ATCC(米国培養細胞系統保存機関(American Type Culture Collection,Manassas,VA)から購入した。RPMI/Glutamax培地、ペニシリン−ストレプトマイシン、熱失活したウシ胎児血清を、Life Technologies(Grand Island,NY,USA)から購入した。V底ポリプロピレン384ウェルプレートを、Greiner Bio−One(Monroe,NC,USA)から購入した。細胞培養384ウェル乳白色プレートを、Perkin Elmer(Waltham,MA,USA)から購入した。Cell−Titer Glo(登録商標)を、Promega Corporation(Madison,WI,USA)から購入した。SpectraMax M5プレートリーダーを、Molecular Devices LLC(Sunnyvale,CA,USA)から購入した。
Z−138懸濁細胞を、増殖培地(10% v/vの熱失活したウシ胎児血清が補充されたRPMI 1640中で維持し、5%のCO2下で、37℃で培養した。アッセイ条件下で、細胞を、5%のCO2下で、37℃で、アッセイ培地(10% v/vの熱失活したウシ胎児血清および100単位/mLのペニシリン−ストレプトマイシンが補充されたRPMI 1640)中でインキュベートした。
Z−138細胞株の増殖に対する化合物の効果の評価のために、指数関数的に増殖している細胞を、最終容量50μlのアッセイ培地中で、10,000個の細胞/mlの密度で、384ウェル乳白色プレート中で平板培養した。化合物ソースプレートを、10mMから開始して、DMSO中での3組の9点の3倍の連続希釈を行うことによって調製した(アッセイ中の化合物の最終的な最高濃度は20μMであり、DMSOは0.2%であった)。化合物ストックプレートからの100nLのアリコートを、細胞プレート中のそれぞれのウェルに加えた。100%阻害対照は、200nMの最終濃度のスタウロスポリンで処理した細胞からなり、0%阻害対照は、DMSO処理細胞からなっていた。化合物の添加の後、アッセイプレートを、37℃、5%のCO2、相対湿度>90%で5日間インキュベートした。細胞プレートに35μlのCell Titer Glo(登録商標)試薬を加えながら、細胞培養物中に存在するATPの定量化によって細胞生存を測定した。ルミネセンスを、SpectraMax M5マイクロプレートリーダーにおいて読み取った。細胞生存を50%阻害する化合物の濃度を、正規化された用量反応曲線の4パラメーターフィットを用いて求めた。
本明細書に記載される特定の化合物についての結果が、表2に示される。
他の実施形態
上記は、本発明の特定の非限定的な実施形態の説明であった。当業者は、本明細書に対する様々な変形形態および変更形態が、以下の特許請求の範囲に規定されるような本発明の趣旨または範囲から逸脱せずに行われ得ることを理解するであろう。