JP2000058761A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2000058761A
JP2000058761A JP23047898A JP23047898A JP2000058761A JP 2000058761 A JP2000058761 A JP 2000058761A JP 23047898 A JP23047898 A JP 23047898A JP 23047898 A JP23047898 A JP 23047898A JP 2000058761 A JP2000058761 A JP 2000058761A
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Takeshi Takeuchi
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    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/462Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc as a function of the requirements of the load, e.g. delay, temperature, specific voltage/current characteristic
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源電圧の一時的変化に対して誤動作せず、か
つ、スタンバイからアクティブに移る際内部電源電圧の
降下を抑制する半導体集積回路を提供する。 【解決手段】本発明の半導体集積回路は電源電圧の上昇
時と降下時の検知レベルを変え、電源電圧の一時的変化
に対し誤動作しない検知回路を備える。また、スタンバ
イ時にPMOS型、アクティブ時にNMOS型の降圧回
路を用い、PMOS型降圧回路のスタンバイ時の内部電
源電圧をアクティブ時より高く設定することにより、ス
タンバイ状態からアクティブ状態への移行直後における
内部電源電圧の降下を抑制する。降圧回路を外部電源配
線の下層に形成し、周辺回路ブロックをその両側の内部
電源配線の下層に対称的に配置することにより、電源電
圧の給電距離を最小にし、内部電源電圧の制御性を向上
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路に係
り、特に電源投入時における電源電圧の過渡的変化によ
る半導体集積回路の誤動作を防止し、かつ、スタンバイ
からアクティブに移った直後における内部電源電圧の降
下を抑制する半導体集積回路の電源回路の構成と、レイ
アウトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パワーオン回路は、電源の立上が
りと立下がりを検知して信号を発する電源電圧検知回路
として知られている。電源投入時において電源電圧が立
上がり、所定の値を越えたときに検知信号を発生し、こ
れを用いて半導体集積回路内の所定のラッチをしかるべ
き初期状態にリセットする。一方、電源電圧降下時にお
いて電源電圧が立下がり、所定の値に達すれば検知信号
を発生し、投入時と同様に所定のラッチをリセットす
る。次に、フローティングゲートを有する不揮発性メモ
リを例として、電源電圧降下時に所定のラッチをリセッ
トする必要性について説明する。
【0003】図26に不揮発性メモリセルの断面構造を
示す。セル1、セル2はそれぞれコントロールゲート4
0とフローティングゲート41とを備え、Pウエル42
の表面をチャネルとし、Pウエル42に形成されたN型
拡散層43をソース/ドレインとして、シリコン基板上
に形成される。
【0004】この不揮発性メモリセルへの書き込み動作
は、コントロールゲート40を正として、コントロール
ゲート40とPウエル42との間に20V程度の高電圧
を印加することにより行われる。このとき、Pウエル4
2からフローティングゲート41に電子が注入され、メ
モリセルは書き込み状態となる。
【0005】次に消去動作は、逆にコントロールゲート
40を0Vまたは負として、コントロールゲート40と
Pウエル42との間に20V程度の高電圧を印加し、書
き込み動作でフローティングゲート41に注入された電
子をPウエル42に引き抜くことにより行われる。図2
6にはセル1が消去される状況が示されている。
【0006】すなわち、図26のセル1、セル2が共に
書き込み状態であるとして、消去動作において例えばセ
ル1を選択し、コントロールゲート40に0V、Pウエ
ル42に20V印加すれば、フローティングゲート41
に注入された電子(e- )がトンネル効果でPウエル4
2に引き抜かれ、セル1は消去状態になる。
【0007】このとき、非選択のセル2に対してはコン
トロールゲート40に20Vが印加され、フローティン
グゲート41とPウエル42との間には電位差を生じな
いので、セル2のフローティングゲート41に注入され
た電子は保持される。
【0008】しかし、この消去動作中に何らかの理由で
電源電圧が降下し、このため論理回路が誤動作して、本
来20Vを印加すべきセル2のコントロールゲート40
の電圧が0Vに降下したとすれば、保持されるべきセル
2のフローティングゲート41の電子がPウエル42に
引き抜かれ、誤消去されることになる。
【0009】このような誤動作を防ぐためには、電源電
圧が降下した場合に直ちにそれを検知して、Pウエル4
2の電位を20Vから0Vに降下させなければならな
い。電源電圧降下時におけるパワーオン信号は、このよ
うなリカバリー動作のために必要となる。
【0010】従来、パワーオン信号を発生する回路とし
て、図27に示すような電源電圧検知回路が用いられて
きた。図27の電源電圧検知回路は、電源と、抵抗
1 、R2 、R3 と、しきい値VtnのNチャネルMOS
トランジスタ(以下NMOSと呼ぶ)M1 と、しきい値
tpのPチャネルMOSトランジスタ(以下PMOSと
呼ぶ)M2 と、抵抗R1 、R2 の接続点とPMOS(M
2 )のゲートを結ぶノードN1と、PMOS(M2 )の
ドレインと抵抗R3 とを結ぶノードN2と、出力側に接
続された2個のインバータI5 、I6 とから構成され
る。電源電圧をV、電源投入時におけるノードN1の電
圧をVN1とすれば、VN1は次のように与えられる。
【0011】 VN1=R1 ×Vtn/(R1 +R2 )+R2 ×V/(R1 +R2 ) …(1) 電源投入時において、VとVN1との差がPMOS
(M2 )のしきい値の絶対値|Vtp|を越える場合、す
なわち、 Vpwon=Vtn+|Vtp|×(R1 +R2 )/R1 …(2) なるVpwonを与え、電源電圧Vが前記Vpwonよりも高く
なれば、ノ一ドN2の電位が高レベル(以下“H”と呼
ぶ)になり、電源電圧検知回路の出力が低レベル(以下
“L”と呼ぶ)から“H”に変化する。これを用いて半
導体集積回路内の所定のラッチをリセットすることがで
きる。電圧降下時においては、電源電圧が降下して式
(2)のレベルに達すれば、前記出力が“H”から
“L”に変化し所定のラッチをリセットすることができ
る。
【0012】なお、図27において、NMOS(M1
はゲートとドレインとを接続したダイオード接続のNM
OSとして使用している。また式(1)、(2)におい
て、抵抗R2 =0としても特に問題は生じないので、図
27に示す回路において抵抗R2 は省略してもよい。
【0013】前記電源電圧検知回路は、降圧回路を用い
ない回路方式に対するものであり、降圧回路を用いて外
部電源電圧Vext を内部電源電圧Vint に降圧して使う
回路方式に対しては、前記電源電圧検知回路の構成と役
割が若干変化する。
【0014】ここで、降圧回路方式(伊藤清男著「超L
SIメモリ」培風館、267頁参照)とは、半導体チッ
プの外部から供給されるVext (例えば3V)を、降圧
回路を用いてVint (例えば2.5V)までレベルダウ
ンさせ、半導体集積回路の内部回路の電源として用いる
回路方式をいう。
【0015】降圧回路方式は特にメモリ等の半導体集積
回路に多く用いられ、微細加工技術の進展に伴う内部回
路用トランジスタの耐圧低下への対策として極めて有効
であり、また、半導体集積回路の多電源化への対応とし
ても重要である。
【0016】降圧回路方式では、Vext 用とVint 用の
2種類の電源電圧検知回路が必要になる。Vext 用検知
回路はVext の立上がりを検知して降圧回路、及びそれ
に使用する基準電圧(以下Vref :参照電圧と呼ぶ)生
成回路を活性化させ、またVext の降下時には、従来に
おける電圧降下時と同様の役割をする。
【0017】またVint 用の検知回路は、Vint 上昇時
において従来における電源投入時と同様、ラッチをしか
るべき初期状態にリセットする役割をする。しかし、V
intの降下時においては、Vint 用の検知回路が信号を
出す必要はない。なぜなら内部電源Vint が降下するの
に先立って、Vext 用の検知回路が外部電源電圧の降下
を検知するからである。
【0018】Vext 用とVint 用の検知回路におけるそ
れぞれの役割を考えれば、Vext 用の検知回路に対して
は、従来と同様、電源電圧の立上がり、立下がりに対し
て、同一の電圧レベルに達したときに信号が発せられる
ような検知回路を使用すればよいことがわかる。一方、
int 用の検知回路に対してこのような回路を採用すれ
ば、次のような問題を生じる。
【0019】降圧回路方式におけるVint は、降圧回路
を用いてVext から降下させて生成するが、その際、V
int の電圧レベルが、Vext 及び内部回路の消費電流の
量にかかわらず一定となるように降圧回路の特性を決定
しなければならない。
【0020】しかし、内部回路が短時間に多量の電流を
消費するような場合には、瞬間的なVint の電圧レベル
の降下を防止することができない。このような状況は、
例えば巨大な容量を0VからVint の電圧レベルまで充
電する場合や、多数のラッチがほぼ同時にデータを反転
させ、瞬間的に多くの貫通電流が流れる場合に生じる。
ここで貫通電流とは、CMOSゲートが反転する途中に
おいて本来遮断状態にある電源電流が瞬間的に流れるこ
とをいう。
【0021】このようなVint の一時的な降下をVint
用の検知回路が検知してしまうと、アドレスやメモリセ
ルの書き込みデータ等、重要な情報が格納されたラッチ
が初期状態にリセットされるという問題を生じる。
【0022】ところで上記したように、降圧回路はV
ext を降圧させてVint を生成し、かつ、Vint を一定
レベルに保つために定常的に電流を消費するが、この消
費電流は降圧回路の能力(Vint を一定レベルに保つ能
力)に応じて異なり、その能力が高いものほど消費電流
が大きい。
【0023】降圧回路の消費電力を極力抑えるために、
内部回路が大電流を消費して降圧回路に高い能力が要求
される活性時(以下アクティブと呼ぶ)と、内部回路に
ほとんど電流が流れない待機時(以下スタンバイと呼
ぶ)とで降圧回路を使い分ける方式が種々提案されてい
る(伊藤清男著「超LSIメモリ」培風館、307頁〜3
10頁参照)。
【0024】図28はこのような使い分けを概念的に示
したものである。低消費電力のスタンバイ用降圧回路9
は常に動いているが、消費電流の大きいアクティブ用降
圧回路10はアクティブ時にのみ動かすよう構成されて
いる。なお、図28に示す従来例では、スタンバイ用降
圧回路9のVint と、アクティブ用降圧回路10のV
int とは同一電圧レベルに設定されている。
【0025】従来のアクティブ用降圧回路10は、V
int のゆれを抑えるために応答の速いものを使用してい
る。しかし、アクティブ用降圧回路イネーブル信号生成
部7がイネーブル信号を出力してからアクティブ用降圧
回路10が動作状態になるまでに一定の時間を必要とす
る。この間に内部回路11が多量の電流を消費すれば、
スタンバイ用降圧回路9だけではその変動を抑制するこ
とができずVint が降下するという問題を生じる。この
電源電圧の降下は約0.2Vである。
【0026】次に、メモリ等の半導体集積回路を中心と
して、チップの電源電圧をVext とVint のように多電
源化する必要を生じてきた理由と、従来検討された降圧
回路についてさらに詳細に説明する。
【0027】トランジスタのスケーリング則によれば、
トランジスタを一定の電界強度で動作させるため、トラ
ンジスタの寸法を1/Kに縮小した場合には、電源電圧
もまた1/Kに下げなければならない。しかし実際に
は、電源電圧はチップ上に組み込まれたシステムに依存
するため自由に変えることができない。
【0028】このため、前世代の電源電圧を維持したま
まトランジスタの寸法のみを縮小することがよく行われ
る。この場合には、トランジスタのホットキャリア耐性
を実使用上問題のない程度にするため、電源電圧をチッ
プ上で降圧して、微細化した内部回路用トランジスタの
電源電圧とする方法が用いられる。
【0029】具体的には、DRAMや不揮発性メモリの
ようなメモリの半導体集積回路において、MOSトラン
ジスタのゲート酸化膜を薄くすることは高集積化・高速
化の点から望ましいが、電源電圧を下げずに薄膜化すれ
ばゲート酸化膜の絶縁破壊やホットエレクトロン耐性の
低下という信頼性上の問題を生じる。
【0030】ここで、ホットエレクトロン耐性とは、M
OSトランジスタのゲート長が短縮されてドレイン領域
の電界強度が高くなり、ドレイン領域で加速された電子
/正孔が高エネルギー状態となってゲート酸化膜等に注
入され、MOSトランジスタの特性を劣化させる現象に
耐える能力をいう。
【0031】従って、薄い酸化膜を使用する場合、電源
電圧を下げて前記ホットエレクトロン耐性を高めること
は不可欠であるが、前記DRAMや不揮発性メモリと同
一チップ上に混載され、電源を共にするCPU等には電
源電圧を下げる必要のないゲート酸化膜の厚いMOSト
ランジスタも存在する。これらCPU等のMOSトラン
ジスタについては、電源電圧を下げれば動作速度の低下
を招くので、システム全体の電源電圧をそのまま下げる
ことは望ましくない。
【0032】このため、半導体集積回路の外部から供給
されるVext を降圧し、これを内部回路に対するVint
として用いる降圧回路方式が有効となる。降圧回路方式
はこれまで主としてDRAMに採用されてきた。この場
合のVext の降圧回路として、主として次の2種の回路
が知られている。
【0033】その1は、PMOSを介して降圧するもの
で、図29にその回路構成が示されている。以下、この
降圧回路をPMOS型と呼ぶことにする。図29に示す
ように、PMOS型降圧回路はフィードバック系を構成
しており、PMOS(M18)のゲート電圧はVint の値
に応じて定まるようになっている。
【0034】すなわち、Vint (内部回路の電源電圧V
DD)が低くなればVint を抵抗R15、R16で抵抗分割し
た電圧とVref との比較からそれを検知し、PMOS
(M18)のゲート電圧を下げる。これによりVint は上
昇する。逆にVint が高くなればPMOSのゲート電圧
が上昇し、供給電流が抑えられることによりVint の上
昇が抑制される。なお、図29においてC4 は安定化容
量、C6 は位相補償用の容量である。
【0035】その2は、NMOSを介して降圧するもの
で、図30にその構成を示す。以下、この降圧回路をN
MOS型と呼ぶことにする。NMOS型降圧回路はフィ
ードバック系を構成しておらず、電圧リミッタ13と昇
圧回路14からなる電圧生成手段により、NMOS(M
10)のゲート電圧は、Vint (VDD)とNMOSのしき
い値Vt との和に保たれる。Vint が降下すれば、NM
OS(M10)のゲート・ソース間の電位差が増加するた
め供給電流が増え、Vint は上昇する。なお、VDDH
電圧生成手段の出力電圧、CDDH はその安定化容量、C
DDはVint (VDD)の安定化容量である。
【0036】図31に示すように、NMOS型降圧回路
においては、降圧用NMOS(図30のM10)はサブス
レッショルド領域で動作させる。これは内部回路の消費
電流が数桁にわたって変動しても、内部電源電圧の変動
が小さく抑えられるようにするためである。ここでサブ
スレッショルド領域とは、ゲートがしきい値電圧以下の
場合に、通常動作に比べて小さなドレイン電流が流れる
MOSトランジスタの動作領域をいう。
【0037】図30のNMOS型降圧回路に用いられる
降圧用NMOS(M10)の各電極に印加される電圧と電
流を図31(a)に示す。NMOSのドレインに
ext 、ソースにVint 、ゲートに電圧生成手段の出力
電圧VDDH が与えられる。すなわち、ソース・ドレイン
間にドレイン電圧VD =Vext −Vint が与えられ、ド
レイン電流ID が流れる。図31(b)に前記ドレイン
電流ID のドレイン電圧VDに対する依存性を示す。こ
の関係を数式を用いて説明すれば次のようになる。
【0038】NMOSのゲート電圧をVDDH 、しきい値
をVt 、qを電子電荷、kをボルツマン定数、Tを絶対
温度とすると、ドレイン電圧がVD のときのNMOSの
サブスレッショルド領域におけるドレイン電流ID は、
定数I0 、nを用いて、 ID =I0 exp[q(VDDH −Vt −VD )/nkT] …(3) のように表される。この式からわかるように、供給電流
D が数桁にわたって変化しても、VD の変化(内部電
源電圧Vint の変化に相当する)はlog(ID
0 )に比例してわずかに変化するのみである(図31
(b)参照)。
【0039】また、この降圧用NMOSとしては、通常
回路に使用するNMOSと同種のものを用いるが、降圧
用NMOSの場合サブスレッショルド領域で動作させ、
なおかつ大きな供給電流を確保する必要があるため、N
MOSのゲート幅Wを例えば100mmと、極めて大き
な値にしなければならない。式(3)についていえば、
ゲート幅Wを大きくすることは、因子I0 を大きくする
ことに相当する。
【0040】図30に示すNMOS型降圧回路を使用す
る場合には、さらに内部電源電圧Vint およびNMOS
のゲート電圧VDDH の端子に、それぞれ電圧安定化のた
め容量を接続する必要がある。Vint (VDD)に接続さ
れる容量CDDは、回路の電力消費による瞬間的なVint
の降下を補償する役割をもつ。CDDが大きいとVint
降下量が小さくなる。一方、NMOSのゲート電圧V
DDH に接続された容量CDDH は、チャネル部との容量結
合や配線間容量などによりゲート電圧が変動するのを防
ぐ役割を果している。
【0041】CDDH の大きさは、電圧リミッタ13と昇
圧回路14とからなる系の応答時間との兼ね合いで定ま
る。すなわち、VDDH の降下を電圧リミッタ13が検知
してから昇圧回路14が元の電圧に戻すまでの時間が短
いならば、VDDH の端子に接続する容量CDDH は小さく
てよいが、それが長い場合には、その間のVDDH の降下
を補償するために大きなCDDH を接続しなければならな
い。
【0042】従来の降圧回路の構成は上記2種類である
が、実際に使用する場合には両者の特性に応じた工夫を
する必要がある。特に注意を要するのは半導体集積回路
のスタンバイ及びアクティブの各動作モードにおける降
圧回路の動作である。
【0043】スタンバイ時にはチップ全体の清費電力を
抑制するため、内部回路の消費電流はもちろん、降圧回
路自身の消費電流も低く抑える必要がある。その反面、
降圧回路の応答は遅くてもよい。
【0044】一方、アクティブ時においては、内部回路
の消費電流が増加するとともに、動作モードに応じた瞬
間的な消費電流の増減がある。降圧回路にはこうした消
費電流の増減に迅速に応答して、内部電源電圧Vint
一定レベルに保つ役割が要求される。
【0045】図29のPMOS型降圧回路を使用する場
合は、上記のような要請を満たすためアクティブ時とス
タンバイ時とで降圧回路を使い分ける方式が種々提案さ
れている。
【0046】図32はこのような使い分けを概念的に示
したものである。低消費電力であるが応答の遅いPMO
S型降圧回路と、消費電力は大きいが応答の早いPMO
S型降圧回路とから降圧系を構成し、イネーブル信号に
基づきスタンバイ時には低消費電力のPMOS型スタン
バイ用降圧回路9のみを動作させ、アクティブ時にはそ
れに加えて応答の早いPMOS型アクティブ用降圧回路
9aを動作させるようにする。なお図32に示した従来
例では、スタンバイ用降圧回路の内部電源電圧と、アク
ティブ用降圧回路の内部電源電圧とは同一レベルに設定
されている。
【0047】一方、図30のNMOS型降圧回路を使用
する場合には、スタンバイ時とアクティブ時とで使い分
けることはしない。すなわちスタンバイ時、アクティブ
時にかかわらず常にNMOS型降圧回路を動作し続ける
という使い方がなされる。この場合、スタンバイ電流を
抑えるために、前記電圧リミッタ13及び昇圧回路14
からなる電圧生成手段の消費電流を抑える必要がある。
【0048】この結果、前記電圧リミッタ13及び昇圧
回路14からなるフィードバック系の応答速度は遅くな
るが、前記安定化容量CDDH の値を大きくしておけばV
DDHの電圧変動は小さくなるので応答速度の遅さが問題
になることはない。
【0049】以上、従来のNMOS型降圧回路と、PM
OS型降圧回路の概要についてのべた。各降圧回路方式
に対してスタンバイ時、アクティブ時の使い分けをすれ
ば、降圧回路の能力や消費電力に関する限り、両者共特
に問題となる点はない。しかし、これらの降圧回路に
は、以下のような回路設計上、及びレイアウト上の問題
が含まれる。次に、その問題点を個別に説明する。
【0050】PMOS型降圧回路は図29の抵抗R15
16を高抵抗にすれば、消費電流を小さくすることがで
きるので、スタンバイ時の使用に適している。しかし、
フィードバック系を構成しているため、差動増幅回路か
らなる比較器の位相補償等の設計パラメータの見積もり
を正確にしておかないと、内部電源電圧Vint が発振状
態になったり電圧の降下が生じたりする。特にスタンバ
イモードで動作する降圧回路を、4〜5桁も電流が増加
する動作モード時においても発振しないように設計する
ことは、極めて困難である。
【0051】すなわち、PMOS型降圧回路は、内部回
路の消費電流が少ないスタンバイ時よりも、消費電流の
増減が激しいアクティブ時において異常を生じ易い。こ
のとき、フィードバック系の設計を確実なものにするた
めには、動作モードごとの内部回路の消費電流を正確に
見積もり、種々の条件でのシミュレーションを入念に行
う必要がある。従って、PMOS型降圧回路の設計はN
MOS型に比べて難度が高く、より多くの設計期間を必
要とする。
【0052】一方、NMOS型降圧回路は、大電流を消
費する動作状態ではPMOS型降圧回路よりも使いやす
い。しかし、設計が容易という利点がある反面、昇圧回
路によって制御しているため、降圧回路自体の消費電流
を絞ることが難しい。
【0053】また、NMOS型降圧回路は、大きなレイ
アウト面積を要するという欠点がある。すなわち、NM
OS型降圧回路は、(イ)内部電源に接続された容量C
DD、(ロ)VDDH に接続された容量CDDH 、(ハ)降圧
用NMOSトランジスタ、(ニ)VDDH 電圧生成手段
(昇圧回路およびリミッタ)、という要素から構成され
レイアウト面積はほぼこの順序に従って大きくなる。
【0054】(イ)及び(ロ)が大きな面積を占めるの
は、それぞれ電圧を安定化させるためにナノファラッド
(nF)程度の容量が必要とされるからである。DRA
Mの場合は、メモリセルと同じ形状の容量により、これ
らの容量を構成することができる。メモリセルと同じ形
状の容量は、単位容量当りのレイアウト面積が通常のM
OSキャパシタに比べて格段に小さい。
【0055】このため、DRAMにおいては前記(イ)
及び(ロ)によるレイアウト面積の制約は比較的少な
い。しかし、DRAMのような適当な容量デバイスが存
在しない半導体集積回路、例えば不揮発性メモリにNM
OS型降圧回路を適用する場合には(イ)及び(ロ)の
容量は、通常のMOSキャパシタにより形成するので、
DRAMの場合に比べて極めて大きなレイアウト面積を
要する。
【0056】また、MOSキャパシタにより容量を形成
する場合、(イ)の容量CDDは、酸化膜の両端に印加さ
れる電位差が降圧電圧Vint (VDD)程度であり、酸化
膜の信頼性上問題とならないが、(ロ)の容量CDDH
酸化膜の両端の電位差がVDD H =VDD+Vt (Vt は降
圧用NMOSのしきい値電圧)と大きいので、信頼性上
の観点からCDD用のMOSキャパシタをそのまま使用す
ることはできない。
【0057】このため、(ロ)の容量CDDH としては酸
化膜厚が厚く、耐圧の大きいMOSキャパシタを使用し
なければならないが、このため、容量のレイアウト面積
はさらに増加する。
【0058】また、図30に示すNMOS型降圧回路で
は、降圧用NMOS(M10)のソースで発生したVint
(VDD)が周辺回路ブロックに供給される。このとき、
降圧用NMOS(M10)と周辺回路ブロックとの距離が
余り離れていると、その間の電源配線に意図しない寄生
抵抗が加わることになる。降圧回路では降圧用NMOS
(M10)のソースが一定電圧になるように制御されるの
で、周辺回路ブロックではこの寄生抵抗によりVDDが低
くなる。
【0059】さらにNMOS型降圧回路では、降圧用N
MOS(M10)の大きなゲート幅Wの全てに亘って均一
に動作することが望ましいが、降圧用NMOS(M10
のレイアウト面積が余りに大きいと、降圧用NMOS
(M10)を接続している配線の寄生抵抗により、ゲート
幅Wの一部が他の部分に比べて早く動作し始めることが
ある。従って、NMOS型降圧回路のレイアウト面積を
縮小して配線の引き回しを抑え、結果的に配線の寄生抵
抗を低減することが要求される。
【0060】しかし、NAND型フラッシュメモリ(一
括消去型メモリ)等のメモリにおいては、ワード線やセ
ンスアンプ内の電源ノ一ド等の非常に大きな容量が一度
に充電される動作があり、このとき局部的に大電流が流
れる。例えばデータ書き込み時には、60nF程度のワ
ード線容量を充電する電流がワード線ドライバ回路に集
中することになる。このように過渡的な大電流に基づく
降圧用NMOS(M10)の動作ばらつきを抑えるために
は、上記したように内部電源電圧Vint (VDD)にキャ
パシタンスの大きい安定化容量CDDを接続することが必
要となり、NMOS型降圧回路のレイアウト面積を縮小
することは容易ではない。
【0061】さらに不揮発性メモリでは、チップ内部で
書き込み、消去用の高電圧を使用するため、内部回路で
降圧した内部電源電圧Vint だけでなく、外部電源電圧
ex t を一部の周辺回路で使用する可能性がある。この
ため、NMOS型降圧回路において、さらなるレイアウ
ト上の制約が生じている。
【0062】例えば、図30に示す昇圧回路14にはゲ
ート酸化膜の厚い高耐圧トランジスタを使用しているた
め、昇圧回路14の電源電圧として必ずしも降圧した電
源電圧Vint を用いる必要はない。しかも、昇圧回路1
4はワード線、ウエル等、比較的大きな容量を充電する
ため消費電流が大きい。昇圧回路14の電源に降圧され
た電圧Vint を用いる場合には、この電流が降圧用NM
OS(M10)を介して供給されるので、前記大きな充電
電流の影響を受け、内部回路の電源電圧Vint(VDD
が不安定になる可能性がある。
【0063】一方で、仮に昇圧回路14に外部電源電圧
ext を用いる場合には、昇圧回路14をコントロール
する周辺回路として、Vext とVint とを切り替える回
路等が必要となり、周辺回路ブロックにVext とVint
の両方を供給しなければならない。このように、複数の
電源電圧が周辺回路ブロック内で共存する場合には、降
圧回路から供給される内部電源電圧Vint と、降圧回路
に加えられる外部電源電圧Vext の両方を周辺回路ブロ
ックに配線する必要があり、電源線のオーバーラップが
大きくなる。
【0064】図33に、半導体チップ36上にセルアレ
イ37と、降圧回路38と、周辺回路ブロック39とを
備えたメモリについて、従来の半導体集積回路のレイア
ウトの一例を示す。通常、周辺回路ブロック39への電
源配線は、Vint (VDD)のみであることを前提として
いるため、周辺回路ブロック39内で外部電源電圧V
ext を使用する場合には、Vext 用の配線を余分に走ら
せる必要があり、レイアウト面積のオーバーへッドを生
じていた。
【0065】また、図33に示す従来のレイアウトで
は、降圧回路38に含まれる降圧用NMOSから周辺回
路ブロック39へVint (VDD)を引き出す不規則な電
源配線が必要となる。この配線が長くなれば、降圧用N
MOSのソースに意図しない寄生抵抗が追加される。
【0066】図30に示す降圧回路は、降圧用NMOS
(M10)のソース電圧が一定となるように制御している
ため、ソースに抵抗が追加されれば正確な制御ができな
くなる。以上のべたように、半導体集積回路のチップ上
における従来のNMOS型降圧回路のレイアウト方法で
は、配線の引き回しによる面積増加の問題と、これに伴
う電源電圧制御上の問題とが存在していた。
【0067】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
半導体集積回路の内部電源には、電源電圧が内部回路の
消費電力により一時的に降下した場合に、電源電圧検知
回路がそれを検知してラッチを誤ってリセットしてしま
うという問題があった。
【0068】また、スタンバイ用とアクティブ用の降圧
回路を備える降圧回路方式の電源回路においては、低消
費電力のスタンバイ時から消費電力が大きいアクティブ
時に移る際、内部電源電圧の一時的降下を抑えることが
困難であるという問題があった。
【0069】また、従来多電源方式の半導体集積回路に
用いられるNMOS型、及びPMOS型の降圧回路に
は、設計上またはレイアウト面積上の多くの問題点があ
り、いずれについても微細化及び高集積化の要求を満た
し、かつ、設計通りに動作する多電源方式の半導体集積
回路を得ることが難しいという問題があった。
【0070】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、内部電源電圧が一時的に変化してもラッチを
誤動作する恐れがない電源電圧検知回路を提供し、スタ
ンバイ時からアクティブ時に移るときの内部電源電圧の
降下を抑制し、レイアウト面積が小さく、かつ、容易に
設計可能なスタンバイ用、及びアクティブ用の降圧回路
を提供することを目的とする。
【0071】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、電源電圧の上昇時と降下時とで検知レベルを変える
ことにより、電源電圧の一時的な変化に対して誤動作し
ない電源電圧検知回路を具備することを特徴とする。
【0072】また、スタンバイ時にPMOS型、アクテ
ィブ時にNMOS型の降圧回路を用いる半導体集積回路
において、スタンバイ時における内部電源電圧をアクテ
ィブ時よりも高く設定することにより、スタンバイ時か
らアクティブ時に移った直後における内部電源電圧の降
下を抑制することを特徴とする。
【0073】また、降圧回路を外部電源配線の下層に形
成し、降圧された内部電源電圧を供給する周辺回路ブロ
ックを前記外部電源配線の両側に隣接する内部配線の下
層に形成することにより、降圧回路と内部電源電圧を供
給する周辺回路ブロックとの距離を最小にし、配線抵抗
による電圧低下を回避することを特徴とする。
【0074】具体的には請求項1記載の半導体集積回路
は図4に対応し、電源電圧が上昇して所定の第1の電圧
以上となるときに第1の検知信号を出力し、電源電圧が
降下して第1の電圧より低い第2の電圧以下となるとき
に第2の検知信号を出力する電源電圧検知回路を備える
ことを特徴とする。
【0075】請求項2記載の電源電圧検知回路は図1及
び図2に対応し、請求項1記載の半導体装置において、
電源電圧が第1の電圧より高ければ高レベル電圧を出力
し、第1の電圧より低ければ低レベル電圧を出力する電
源電圧検知部と、シュミットトリガ回路とを接続した回
路からなることを特徴とする。
【0076】また、請求項3記載の半導体集積回路は図
8に対応し、電源電圧が上昇して所定の第1の電圧以上
となるときに第1の検知信号を出力し、電源電圧が降下
して第1の電圧より高い第2の電圧以下となるときに第
2の検知信号を出力する電源電圧検知回路を備えること
を特徴とする。
【0077】請求項4記載の電源電圧検知回路は図3、
図5、図7の回路構成に対応し、請求項1、3記載の半
導体集積回路において、電源電圧が第1の電圧より高け
れば高レベル電圧を出力し、第1の電圧より低ければ低
レベル電圧を出力する第1の電源電圧検知部と、前記電
源電圧が第2の電圧より高ければ高レベル電圧を出力
し、第2の電圧より低ければ低レベル電圧を出力する第
2の電源電圧検知部と、前記第1、第2の電源電圧検知
部の出力レベルに応じた電圧が入力されるフリップフロ
ップ回路と、からなることを特徴とする。
【0078】請求項5記載の半導体集積回路は、外部か
ら供給された外部電源電圧を降圧して内部回路駆動用の
内部電源電圧を生成する降圧回路を備え、外部電源電圧
を検知する外部電源電圧検知回路と、内部電源電圧を検
知する内部電源電圧検知回路とを備え、かつ、前記内部
電源電圧検知回路は、前記請求項1記載の電源電圧検知
回路からなることを特徴とする。
【0079】請求項6記載の半導体集積回路は、外部か
ら供給された外部電源電圧を降圧して内部回路駆動用の
内部電源電圧を生成する降圧回路を備え、外部電源電圧
を検知する外部電源電圧検知回路と、内部電源電圧を検
知する内部電源電圧検知回路とを備え、かつ、前記外部
電源電圧検知回路と前記内部電源電圧検知回路とは、互
いに異なる電源電圧検知レベルを有することを特徴とす
る。
【0080】請求項7記載の半導体集積回路は図10、
図11及び関連記載事項に対応し、外部から供給された
外部電源電圧を降圧して内部回路駆動用の内部電源電圧
を生成する降圧回路を備え、内部電源電圧は、半導体集
積回路のスタンバイ時における内部電源電圧レベルと、
半導体集積回路のアクティブ時における内部電源電圧レ
ベルとを有し、スタンバイ時における内部電源電圧レベ
ルは、アクティブ時における内部電源電圧レベルよりも
高く設定されることを特徴とする。
【0081】請求項8記載の半導体集積回路は、図12
の回路構成に対応し、外部から供給される外部電源電圧
を降圧して内部回路駆動用の内部電源電圧を生成する降
圧回路を備え、この降圧回路は、スタンバイ用降圧回路
と、スタンバイ用降圧回路の設定電位切替手段と、アク
ティブ用降圧回路と、アクティブ用降圧回路をイネーブ
ル状態にするイネーブル信号生成部と、内部電源電圧を
安定化する安定化容量とを備え、イネーブル信号生成部
の出力が、アクティブ用降圧回路と設定電位切替手段と
に並列に接続され、かつ、スタンバイ時における内部電
源電圧は、アクティブ時における内部電源電圧よりも高
く設定されることを特徴とする。
【0082】請求項9記載の半導体集積回路は、イネー
ブル信号生成部からイネーブル信号が出力されてからア
クティブ用降圧回路が動作状態になるまでの時間をt
act 、その間における内部回路の平均電流をIint 、安
定化容量のキャパシタンスをC、スタンバイ時における
内部電源電圧をVstby、活性時における内部電源電圧を
int とするとき、C×(Vstby−Vint )/tact
int なる関係が成り立つように設定されることを特徴
とする。
【0083】請求項10記載の半導体集積回路は、外部
から供給される外部電源電圧を降圧して内部回路駆動用
の内部電源電圧を生成する降圧回路を備え、前記外部電
源電圧の降圧回路は、スタンバイ用降圧回路とアクティ
ブ用降圧回路とからなり、図13に対応するスタンバイ
用降圧回路は、一方の入力端に基準電圧が入力される差
動増幅回路からなる比較器と、ソースが外部電源電圧を
供給する外部電源線に接続され、ゲートが比較器の出力
端に接続され、ドレインが内部電源電圧を供給する内部
電源線に接続されたPMOSと、ドレインの電圧を抵抗
分割して前記比較器の他方の入力端に入力する抵抗分割
回路と、からなり、図14に対応するアクティブ用降圧
回路は、電圧生成手段と、ドレインが前記外部電源電圧
を供給する外部電源線に接続され、ゲートが前記電圧生
成手段の出力端に接続され、ソースが内部電源電圧を供
給する内部電源線に接続されたNMOSと、からなるこ
とを特徴とする。
【0084】請求項11記載の半導体集積回路は、電圧
生成手段が昇圧回路と電圧リミッタとから構成されるこ
とを特徴とする。
【0085】また、請求項12記載の半導体集積回路
は、電圧生成手段が昇圧回路の出力端と前記電圧リミッ
タの入力端との間に接続された抵抗(図14のR10に対
応する)を備えることを特徴とする。
【0086】請求項13記載の半導体集積回路は、電圧
生成手段が図19に対応し、一方の入力端に基準電圧が
入力された差動増幅回路からなる比較器と、ソースが外
部電源電圧を供給する外部電源線に接続され、ゲートが
前記比較器の出力端に接続されドレインを出力端とする
PMOS(M39)と、前記電圧を抵抗分割して前記比較
器の他方の入力端に入力する抵抗分割回路と、からなる
ことを特徴とする。
【0087】請求項14記載の半導体集積回路は、図1
5に対応する昇圧回路の出力端、すなわち、前記電圧生
成手段の出力端と、外部電源電圧を供給する外部電源線
との間に、前記外部電源電圧から前記出力端の方向にの
み電流が流れる整流素子(例えばM26)が挿入されるこ
とを特徴とする。
【0088】請求項15記載の半導体集積回路は、図1
4に含まれる電圧生成手段の出力端に出力電圧の安定化
容量CDDH が接続され、その安定化容量の値が前記前記
NMOS(M10)のゲート容量の値よりも小さいことを
特徴とする。
【0089】請求項16記載の半導体集積回路は、図1
3、図20、図21、図22と関連記載事項に対応し、
外部電源電圧投入時において内部電源電圧が設定値より
も小さい所定の電圧に達するまでの間、ソースが外部電
源電圧を供給する外部電源線に接続され、ドレインが内
部電源電圧を供給する内部電源線に接続されたPMOS
(M41)をオン状態に保つことにより、前記内部電源線
の充電を加速する手段を有することを特徴とする。
【0090】請求項17記載の半導体集積回路は、チッ
プ上でチップの外部から供給される外部電源電圧から内
部電源電圧を発生する降圧回路と、チップ上で前記外部
電源電圧から昇圧電圧を発生させる昇圧回路とを備え、
チップの周辺回路ブロックの少なくとも一部に内部電源
電圧を供給し、昇圧回路に外部電源電圧を供給すること
を特徴とする。
【0091】請求項18記載の半導体集積回路は、図2
3、図24のレイアウトに対応し、チップ上でチップの
外部から供給される外部電源電圧から内部電源電圧を発
生する降圧回路を備え、チップ上で外部電源電圧を供給
する外部電源線と内部電源電圧を供給する内部電源線と
をほぼ平行に配置し、外部電源線の下層に前記降圧回路
を配置することにより、降圧回路で発生した内部電源電
圧が降圧回路に隣接する周辺回路ブロックに供給される
ことを特徴とする。
【0092】請求項19記載の半導体集積回路は、図2
4と関連記載事項に対応し、チップ上でチップの外部か
ら供給される外部電源電圧から内部電源電圧を発生する
降圧回路と、チップ上で外部電源電圧を供給する外部電
源線と内部電源電圧を供給する内部電源線とを備え、外
部電源線の下層に降圧回路を配置し、外部電源線の引き
出し部と内部電源線とを重ねて配置することにより、隣
接する周辺回路ブロックに外部電源電圧と内部電源電圧
とを供給することを特徴とする。
【0093】請求項20記載の半導体集積回路は、図2
3、図24に対応し、チップ上でチップの外部から供給
される外部電源電圧から内部電源電圧を発生する降圧回
路を備え、外部電源電圧を供給する外部電源線と、その
下層に形成された降圧回路とは、それぞれチップ上にお
いて1方向に延在する領域内に形成され、降圧回路から
内部電源電圧が供給される周辺回路は、1方向に延在す
る領域の両側にそれぞれ対称的に配置された少なくとも
2個の周辺回路ブロックからなり、かつ、内部電源電圧
が供給される少なくとも2個の周辺回路ブロックと、内
部電源電圧を供給する内部電源線とが、それぞれ前記1
方向に延在する領域に隣接するように配置され、内部電
源電圧が内部電源線を介して少なくとも2個の周辺回路
ブロックに供給されることを特徴とする。
【0094】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態に係る電源電圧検知回路の構成を示す図であ
る。本第1の実施の形態の電源電圧検知回路は、電源電
圧レベルが一時的に低下した場合に、電源電圧検知回路
がこれを検知してラッチをリセットすることがないよう
に、電源電圧の上昇時と下降時とにおいて、それぞれ異
なる検知レベルを備えている。
【0095】このような性能を満足する電源電圧検知回
路は幾通りかの方法で実現することができる。この内も
っとも簡便な方法を図1に示す。図1の電源電圧検知回
路は、一方の端子が電源に接続され、他方の端子がダイ
オード接続のNMOS(M1)のドレインに接続された
直列抵抗R1 、R2 と、ソースが電源に接続され、ドレ
インを出力端とするPMOS(M2 )と、前記ドレイン
と接地との間に接続された抵抗R3 と、前記ドレインと
接地との間に並列に接続された安定化容量C1と、から
なる電源電圧検知部1と、シュミットトリガ回路2から
構成される。
【0096】なお、図1の電源電圧検知回路において、
NMOS(M1 )のソースは接地され、直列抵抗R1
2 の中間端子とPMOS(M2 )のゲートとを結ぶノ
ードN1と、PMOS(M2 )のドレインとシュミット
トリガ回路2の入力とを結ぶノードN2とを備えてい
る。シュミットトリガ回路の出力端からパワーオン信号
pwonが出力される。
【0097】図1の電源電圧検知部1の回路構成は安定
化容量C1 、インバータI5 、I6を除き図27の電源
電圧検知回路と同様であるため、電源電圧検出部の回路
動作の詳細な説明を省略する。図2(a)にシュミット
トリガ回路への入出力INとOUTが、図2(b)にシ
ュミットトリガ回路の入出力特性が示されている。
【0098】先にのべたように、電源電圧VがVpwon
り高いか低いかに応じて、ノ一ドN2が“H”又は
“L”となる。このノ一ドN2の電圧が図2(b)に示
すようなヒステリシス型の入出力特性を有するシュミッ
トトリガ回路に入力されるため、電源電圧Vの上昇時に
は、Vpwonのレベルで(図2(b)のVb )パワーオン
信号が発生するが、電源電圧Vの降下時にはシュミット
トリガ回路の検知レベルが低くなっているため(図2
(b)のVa )、電源電圧VがVpwonまで低下しても信
号が発生しない。
【0099】なお、電源電圧Vの降下時において、電源
電圧VがVpwonよりも下がってPMOS(M2 )がオフ
状態となり、引き続きノ一ドN2の電圧が極めて急速に
aまで低下すれば、シュミットトリガ回路2が検知信
号を発生してしまい、検知レベルを変えたことにならな
い。これを回避するため、ノ一ドN2に十分大きな容量
1 を接続すれば、C1 ×R3 の遅延時間のためノ一ド
N2の電圧が維持され、ノードN2の電圧が下がる前に
電源電圧が落ちるので、シュミットトリガ回路2が検知
信号を発生することはない。
【0100】次に図3、図4に基づき本発明の第2の実
施の形態に係る電源電圧検知回路について説明する。前
記第1の実施の形態では、電源電圧の降下時には実質的
に信号が発生しないようにした電源電圧検知回路につい
てのべたが、図3に示す第2の実施の形態では、電源電
圧の立上がりと立下がりで共に信号を発生し、かつ立上
がり時の検知レベルを立下がり時の検出レベルよりも高
くした電源電圧検知回路について説明する。
【0101】図3に示す電源電圧検知回路は、それぞれ
図1における電源電圧検知部と同様の回路構成を有し、
NMOS(M1 )、PMOS(M2 ) 、抵抗R1
2 、R3 、ノードN1、N2を備えた第1の電源電圧
検知部1、及びNMOS(M1 ′)、PMOS
(M2 ′) 、抵抗R1 ′、R2 ′、R3 ′、ノードN
1′、N2′を備えた第2の電源電圧検知部3、並び
に、NANDゲートG1 、ディレイ(遅延回路)D1
インバータI3 、I4 からなる立上がり信号検出回路
4、NORゲートG2 、ディレイD2 、インバータI7
からなる立下がり信号検出回路5、及びNORゲートG
3 、G4 からなるフリップフロップ6から構成される。
【0102】なお、第1の電源電圧検知部1と立下がり
信号検出回路5とはインバータI5、I6 を介して接続
され、立下がり信号検出回路5は出力部となるノードN
3を備えている。また第2の電源電圧検知部3と立上が
り信号検出回路4とはインバータI1 、I2 を介して接
続され、立上がり信号検出回路4は出力部となるノード
N3′を備えている。
【0103】先に説明したように、図3における第1の
電源電圧検知部1は、電源電圧が、 V1 =Vtn+(R1 +R2 )×|Vtp|/R1 …(4) で与えられるV1 より高くなれば、ノ一ドN2の電位が
“H”になる回路である。ここでVtn、Vtpはそれぞれ
NMOS(M1 )、PMOS(M2 )のしきい値電圧で
ある。
【0104】同様に、第2の電源電圧検知部3は、電源
電圧が、 V2 =Vtn+(R1 ′+R2 ′)×|Vtp|/R2 ′ …(5) で与えられるV2 より高くなれば、ノ一ドN2′の電位
が“H”になる回路である。抵抗R1 、R2 、及び、R
1 ′、R2 ′の値はV2 >V1 となるよう設定される。
【0105】図4のタイミングダイアグラムを用いて、
図3に示す電源電圧検知回路の動作を説明する。
【0106】図4の最上段に電源電圧Vの時間依存性を
示す。電源電圧Vの立上がり領域においてVがV1 より
高くなれば、第2段に示すように、第1の電源電圧検知
部1におけるノードN2の電圧VN2が“H”となる。V
がV2 より高くなれば、第3段に示すように、第2の電
源電圧検知部3におけるノードN2′の電圧VN2′が
“H”となる。
【0107】VN2は、インバータI5 、I6 を介して立
下がり信号検出回路5に転送され、NORゲートG2
一方の端子に入力される。またVN2はインバータI7
ディレイD2 で分岐され、NORゲートG2 の他方の端
子に入力される。従って、NORゲートG2 の2入力の
いずれかが“H”となり、第4段に示すように、立下が
り信号検出回路5の出力部におけるノードN3 の電圧V
N3にはVN2の立上がりが検出されず、“L”状態が維持
される。
【0108】一方、VN2′は、インバータI1 、I2
介して立上がり信号検出回路4に転送され、NANDゲ
ートG1 の一方の端子に入力される。またVN2′はイン
バータI3 とディレイD1 で分岐され、NANDゲート
1 の他方の端子に入力される。従って、NANDゲー
トG1 の2入力はディレイD1 の遅延時間の間だけ共に
“H”となり、第5段に示すように、立上がり信号検出
回路4の出力部におけるノードN3 ′の電圧VN3′は、
V=V2 に対応する時点で、前記遅延時間に等しいパル
ス幅の立上がり信号検出パルスが発生する。
【0109】次に、電源電圧Vの立下がり領域において
VがV2 より低くなれば、第3段に示すように、第2の
電源電圧検知部3におけるノードN2′の電圧VN2′が
“H”から“L”に反転する。VがV1 より低くなれ
ば、第2段に示すように、第1の電源電圧検知部1にお
けるノードN2の電圧VN2が“H”から“L”に反転す
る。
【0110】VN2′は、インバータI1 、I2 を介して
立上がり信号検出回路4に転送され、NANDゲートG
1 の一方の端子に入力される。またVN2′はインバータ
3とディレイD1 で分岐され、NANDゲートG1
他方の端子に入力される。従って、NANDゲートG2
の2入力のいずれかが“H”、又は共に“L”となり、
第5段に示すように、立上がり信号検出回路4の出力部
におけるノードN3 ′の電圧VN3′にはVN2′の立下が
りが検出されず、“L”状態が維持される。
【0111】一方、VN2は、インバータI5 、I6 を介
して立下がり信号検出回路5に転送され、NORゲート
2 の一方の端子に入力される。またVN2はインバータ
7とディレイD2 で分岐され、NORゲートG2 の他
方の端子に入力される。従って、NORゲートG2 の2
入力はディレイD2 の遅延時間の間だけ共に“L”とな
り、第4段に示すように、立下がり信号検出回路5の出
力部におけるノードN3 の電圧VN3は、V=V1 に対応
する時点で、前記遅延時間に等しいパルス幅の立下がり
信号検出パルスが発生する。
【0112】このようにして、立上がり信号検出回路
4、及び、立下がり信号検出回路5により、電源電圧V
が上昇してV2 より高くなった時、及び、電源電圧Vが
下降してV1 より低くなった時に図4に示すような立上
がり、及び、立下がり信号検出パルスが発生する。
【0113】これらのパルスをフリップフロップ6に入
力すれば、図4の最終段に示すように、図3の電源電圧
検知回路は、電源電圧VがV2 を越えてからV1 より下
がるまでの間“H”となるパワーオン信号Vpwonを出力
することになる。
【0114】本第2の実施の形態の電源電圧検知回路
は、式(4)、式(5)及び図3の右上に示すように、
抵抗R1 、R2 、R1 ′、R2 ′の値を変えることによ
り、立上がり、立下がり時の検知レベルが、V2 >V1
の範囲で自由に変えられる利点がある。
【0115】次に、図5、図6に基づき、本発明の第3
の実施の形態に係る電源電圧検知回路について説明す
る。第3の実施の形態は第2の実施の形態の変形例であ
り、機能的には前記第2の実施の形態と同様に、電源電
圧の立上がりと立下がりで共に信号を発生し、かつ、立
上がり時の検知レベルを立下がり時の検知レベルよりも
高くした電源電圧検知回路である。
【0116】図5に示すように、第3の実施の形態の電
源電圧検知回路は、第2の実施の形態に比べて、立上が
り信号検出回路4、及び、立下がり信号検出回路5が省
略され、電源電圧検知部1の出力部にインバータI8
追加された点が異なる。従ってフリップフロップ6の入
力にはVN2′と、インバータI8 により反転されたVN2
(バー)とが入力される。
【0117】図6は、第3の実施の形態における電源電
圧検知回路の動作を示すタイミングダイアグラムであ
る。図5の回路構成を用いれば電源電圧の立上がりと立
下がりに対して、図4と全く同様なパワーオン信号V
pwonを出力することができる。
【0118】また、図5の右上に示すように、抵抗
1 、R2 、R1 ′、R2 ′の値を変えることにより、
立上がり、立下がり時の検知レベルが、V2 >V1 の範
囲で自由に変えられる利点がある。なお、各部の動作に
ついては第2の実施の形態と同様であるため説明を省略
する。
【0119】第3の実施の形態の電源電圧検知回路は第
2の実施の形態で説明した立上がり、及び、立下がり信
号検出回路が省略されているので回路構成が簡単である
が、動作の確実性の点では、第2の実施の形態の方が優
れている。
【0120】次に、図7、図8に基づき、本発明の第4
の実施の形態に係る電源電圧検知回路について説明す
る。第4の実施の形態は、第2の実施の形態の変形例で
あり、電源電圧の立上がりと立下がりで共に信号を発生
し、かつ、第2の実施の形態と異なり、立下がり時の検
知レベルを立上がり時の検知レベルよりも高くした電源
電圧検知回路である。
【0121】第4の実施の形態の電源電圧検知回路は、
第2の実施の形態に比べて、電源電圧がV1 より高くな
ればノ一ドN2の電位が“H”になる第1の電源電圧検
知部1と、立上がり信号検出回路4とが、2段のインバ
ータI5 、I6 を介して接続され、また、電源電圧がV
2 (V2 >V1 )より高くなればノ一ドN2′の電位が
“H”になる第2の電源電圧検知部3と、立下がり信号
検出回路5とが、2段のインバータI1 、I2 を介して
接続される点が異なる。
【0122】図8は、第4の実施の形態における電源電
圧検知回路の動作を示すタイミングダイアグラムであ
る。検知レベル(V1 )が低い第1の電源電圧検知部1
が、立上がり信号検出回路4に接続されるので、V=V
1 に対応する時点で第4段のVN3に立上がり信号検出パ
ルスが発生し、検知レベル(V2 )が高い第2の電源電
圧検知部3が、立下がり信号検出回路5に接続されるの
で、V=V2 (V2 >V1 )に対応する時点で第5段の
N3′に立下がり信号検出パルスが発生する。
【0123】従って、図8の最下段に示すように、パワ
ーオン信号Vpwonは、電源電圧がV1 を越えてからV2
より下がるまでの間“H”レベルを出力する。また、図
7の右上に示すように、抵抗R1 、R2 、R1 ′、
2 ′の値を変えることにより、立上がり、立下がり時
の検知レベルが、V2 >V1 の範囲で自由に変えられる
利点がある。なお、各部の動作については、第2の実施
の形態と同様であるから説明を省略する。
【0124】このようにして、前記第2、第3の実施の
形態とは逆に、立上がり時の検知レベルが立下がり時の
検知レベルよりも低いパワーオン回路を構成することが
できる。このような電源電圧検知回路は、例えば、次の
ような場合に有効である。
【0125】電源電圧の立上がり時において、電源電圧
検知回路の検知レベルがある程度低く設定されていて
も、検出信号が受け手の回路に到達する時点では、電源
電圧はさらに上昇しているため、回路が誤動作する可能
性は低い。
【0126】しかし、電源の立下がり時においては、検
出信号が受け手の回路に到達した時点で電源電圧がより
低くなるので、電源電圧が急速に降下する場合には、ロ
ジック回路が動作しないという状況が起こり得る。
【0127】前述したように、電源電圧の降下を検知し
て所定のリカバリー動作を行う必要がある場合には、ロ
ジック回路が動作しないという不良が生じ得る。このと
き、本第4の実施の形態の電源電圧検知回路を使用し
て、電源電圧の降下に対して早目に検知するようにして
おけば、電源電圧降下時のリカバリー動作を確実に行う
ことができる。
【0128】前記第1乃至第4の実施の形態において
は、電源電圧の立上がり、立下がりに際してパワーオン
信号を出力する電源電圧検知方式について説明したが、
これらの実施の形態の組み合わせ、または、これらの実
施の形態と従来例との組み合わせにより、多電源方式の
半導体集積回路に対し、各電源電圧ごとに別個の電源電
圧検知回路を設ける使い方をすることができる。
【0129】降圧回路を用いた半導体集積回路について
いえば、従来は、外部電源電圧Vex t と内部電源電圧V
int に対して検知レベルが同一であって、電源電圧の立
上がり、立下がりに対しても同一の検知レベルを有し、
かつ、回路構成が同一な電源電圧検知回路が使用されて
きたが、本発明によれば、これを次のような各種の組み
合わせに変更することができる。
【0130】(イ)外部電源電圧Vext に対しては、第
4の実施の形態の電源電圧検知回路を使用し、内部電源
電圧Vint に対しては、第2の実施の形態の電源電圧検
知回路を使用する。このようにすれば、外部電源電圧の
降下を早目に検知することができる。
【0131】(ロ)外部電源電圧Vext に対しては、電
源電圧の立上がり、立下がりに際して検知レベルが同一
な従来の電源電圧検知回路を使用し、内部電源電圧V
int に対しては第2の実施の形態の電源電圧検知回路を
使用する。このようにすれば、電源電圧が一時的に低下
したときに、パワーオン信号が発生してラッチをリセッ
トする問題を回避することができる。
【0132】(ハ)外部電源電圧Vext 及び内部電源電
圧Vint に対し共に電源電圧の立上がり、立下がりに際
して検知レベルが同一な従来型の電源電圧検知回路を用
いるが、検知レベルはVext 及びVint で異なる値に設
定する。このようにすれば、Vint の電源電圧変動に対
する検出感度を高めることができる。
【0133】このように数種類の電源電圧検知回路を組
み合わせて使用することにより、各電源電圧の特質を反
映した融通性のあるパワーオン・シーケンスを構成する
ことができる。
【0134】次に、図9に基づき本発明の第5の実施の
形態に係る電源電圧検知回路について説明する。第5の
実施の形態の電源電圧検知回路は、外部電源電圧Vext
と、降圧回路によりVext を降圧して内部回路に印加す
る内部電源電圧Vint とを有する半導体集積回路におい
て、少なくともVint の電源電圧検知回路を備え、前記
int が上昇して所定の第1の電圧以上となるときに第
1の検知信号を出力し、前記Vint が下降して第1の電
圧よりも低い第2の電圧以下となるときに第2の検知信
号を出力する。
【0135】このような特性のVint の電源電圧検知回
路は、第1、第2の実施の形態の電源電圧検知回路をV
int に対して適用することにより得られる。すなわち、
図1、図3に示す第1、第2の実施の形態の電源電圧検
知回路において、電源電圧をVint とすればよい。
【0136】多電源方式の半導体集積回路に関する以下
の実施の形態を示す図において、外部電源電圧V
ext と、内部電源電圧Vint を区別する必要があるの
で、Vext 用の電源端子を黒丸で、Vint 用の電源端子
を白丸で表示する。第1乃至第4の実施の形態の説明に
用いた図1、図3、図5、図7においては、電源端子を
黒丸で示しているが、これらは必ずしもVext に限定さ
れるものではなく、これらの実施の形態を内部電源に適
用する場合には、Vint を表す白丸とすればよい。
【0137】本第5の実施の形態において、特にVint
用の電源電圧検知回路として、電源電圧検知部とシュミ
ットトリガ回路とを接続した第1の実施の形態と同様の
電源電圧検知回路を用いる場合を例として説明する。
【0138】図9に第5の実施の形態において使用した
シュミットトリガ回路の回路構成の詳細を示す。第5の
実施の形態のVint 用の電源電圧検知回路は、図9に示
すCMOSインバータで構成されるシュミットトリガ回
路と、図1に示す電源電圧検知部1とを接続することに
より構成される。このとき、両者の電源端子には外部電
源電圧Vext をチップ上の降圧回路で降圧した内部電源
電圧Vint が接続される。
【0139】図9に示すシュミットトリガ回路は、NM
OS(M3 )とPMOS(M4 )からなるCMOSイン
バータI9 と、NMOS(M5 )とPMOS(M6 )か
らなるCMOSインバータI10と、NMOS(M7 、M
8 )からなりこれらのゲートにI10の出力電圧を供給し
てI10の出力をI10の入力にフィードバックするフィー
ドバック回路とから構成される。なお、C2 は先に説明
した図1のC1の役割を補強する容量、N2は図1に示
す電源電圧検知部の出力部のノードN2に対応し、N
3、N4はシュミットトリガ回路の内部と出力部のノー
ドを示す。
【0140】先に式(1)、式(2)を用いて説明した
ように、内部電源電圧Vint が上昇してVpwonよりも高
くなれば、ノードN2が“L”から“H”に変化する。
すなわち、図9に示すシュミットトリガ回路の入力IN
が“L”から“H”に変化するため、初段CMOSイン
バータI9 の出力N3は“H”から“L”に変化する。
従って次段CMOSインバータI10の出力N4は“H”
状態となりパワーオン信号を発生する。
【0141】N4の“H”状態はNMOSM7 、M8
ゲートにフィードバックされ、NMOSM7 、M8 をオ
ン状態とするため、前記N3は接地されN3の“L”、
すなわちシュミットトリガ回路の出力OUTは“H”に
保持される。
【0142】次にVint が下降してVpwonより低くなれ
ば、ノードN2が“H”から“L”に変化する。従って
初段インバータのNMOS(M3 )がオフ、PMOS
(M4)がオンとなり、N3はPMOS(M4 )を介し
てVint に接続されるが、一方N3はNMOS(M7
8 )により接地されているので、N3の“L”状態が
保持され、Vint の下降時にはVpwonにおいてパワーオ
ン信号は発生しない。さらにVint が十分下降しNMO
S(M7 、M8 )からなるフィードバック回路の保持機
能が低下すれば、N3は“H”に復帰し、従ってシュミ
ットトリガ回路の出力OUTは“L”に復帰する。な
お、ここで説明したシュミットトリガ回路の入出力特性
は、図2(b)とは論理を反転したものになっている
が、上記したようなヒステリシス特性があれば使用上の
問題はない。
【0143】また、第5の実施の形態の電源電圧検知回
路において、シュミットトリガ回路のヒステリシス特性
を用いることにより、内部電源電圧の上昇時と下降時で
検知レベルを変えることができるが、例えば電源電圧検
知回路の出力部に2入力ANDゲートを接続し、図1の
電源電圧検知部1の出力と、第5の実施の形態の電源電
圧検知回路の出力とのANDをとれば、内部電源電圧V
int の下降時には両者の出力が一致しないので、Vint
の下降時にはパワーオン信号を全く発生しないようにす
ることができる。
【0144】このように、Vint の降下時にパワーオン
信号を出さないようにしたのは、例えば半導体メモリの
センス時において、内部電源電圧Vint (内部回路のV
DD電圧に相当する)が一時的に2V以下まで降下し得る
ので、不用意にパワーオン信号が生成されないようにす
るためである。
【0145】次に図10、図11に基づき、本発明の第
6の実施の形態に係る降圧回路について説明する。第6
の実施の形態はスタンバイ用とアクティブ用の降圧回路
を備える多電源方式の半導体集積回路において、スタン
バイ状態からアクティブ状態に移った直後における内部
電源電圧Vint の一時的降下を抑制する降圧回路であ
る。内部電源電圧Vint の一時的降下を回避するために
は、スタンバイ時における内部電源電圧Vstbyを、アク
ティブ時の内部電源電圧Vint よりも高く設定しておけ
ばよい。
【0146】図10は、このような降圧回路のブロック
構成を示す図である。図10の降圧回路は、アクティブ
用降圧回路イネーブル信号生成部7と、設定電位切替手
段8と、スタンバイ用降圧回路9と、アクティブ用降圧
回路10と、内部回路11と、内部回路11の電源線に
接続された安定化容量C3 から構成される。
【0147】スタンバイ降圧回路9とアクティブ用降圧
回路10には、外部電源電圧Vextを供給し、内部回路
11には半導体集積回路のアクティブ時にVext を一定
の比率で降圧した内部電源電圧Vint を供給し、スタン
バイ時にはVext を他の比率で降圧したVstbyを供給
し、かつ、Vstby>Vint となるようにする。なお、図
10にはアクティブ時において内部回路11にVint
印加される状況が示されている。スタンバイ時にはV
int が前記Vstbyに切り替えられる。
【0148】すなわち、アクティブ用降圧回路イネーブ
ル信号生成部7から出力されたイネーブル信号は、スタ
ンバイ用降圧回路9の設定電位切替手段8、及び、アク
ティブ用降圧回路10に並列に入力される。スタンバイ
用降圧回路9は、この設定電位切替手段8の出力を受
け、半導体集積回路がスタンバイ時にあるときには、内
部電源電圧をスタンバイ時における電源電圧Vstby、ア
クティブ時にあるときにはアクティブ時における電源電
圧Vint にする。
【0149】また、図11に示すように設定電位切替手
段8の入力部にディレイD3 を挿入し、アクティブ用降
圧回路10が動作状態になるまではスタンバイ用降圧回
路9がスタンバイ時における電源電圧Vstbyを保ち続け
るようにしてもよい。
【0150】次に、上記のように内部回路の電源線に安
定化容量C3 を接続し、スタンバイ時における電源電圧
stbyをアクティブ時における電源電圧Vint よりも高
くすれば、スタンバイからアクティブに移る際の内部電
源電圧Vint の一時的降下が回避される理由について説
明する。
【0151】安定化容量C3 のキャパシタンスをC、ア
クティブ用降圧回路の立上がり時間をtact 、アクティ
ブ用降圧回路が動作状態になるまでに、C3 から内部回
路の電源線に供給される平均電流をIavとすれば、アク
ティブ用降圧回路が動作状態になるまでの間、平均して Iav=C×(Vstby−Vint )/tact …(6) の電流が内部回路の電源線に供給されることになる。こ
のIavの値が、アクティブ用降圧回路が動作状態になる
までに、内部回路で消費される電流の平均値Iin t より
も大きくなるようにVstbyを設定すれば、内部電源電圧
int の一時的降下を回避することができる。
【0152】例えばC=10nF、tact =200ns
ec、Vint =2.5V、Iint =8mAの場合には、
stby=2.7Vに設定すればIav=10mAとなり、
av>Iint とすることができる。
【0153】なお、内部電源電圧をVstbyまで高くすれ
ば、内部回路を構成するMOSトランジスタのホットエ
レクトロン耐性の点から、一見好ましくないと思われる
が、ホットエレクトロン効果は電源電圧が高く、かつ、
MOSトランジスタに電流が流れる場合に発生する現象
であるため、スタンバイ時のように内部回路に電流を流
さない場合にはホットエレクトロン耐性の問題は生じな
い。
【0154】図10のブロック構成を実現するための回
路構成の概要を図12に示す。図10の各ブロックの参
照番号に対応して図12の回路ブロックにそれぞれ参照
番号が付されている。
【0155】図12の降圧回路における各回路ブロック
は、インバータI11とNMOS(M11)からなる設定電
位切替手段8、PMOS(M9 )と差動増幅型の比較器
と抵抗R4 、R5 、R6 を直列接続した抵抗回路から構
成されるPMOS型のスタンバイ用降圧回路9、及び、
電圧リミッタ13と昇圧回路14からなる電圧生成手段
12と降圧用NMOS(M10)とから構成されるNMO
S型のアクティブ用降圧回路10を備えている。
【0156】このほか図12の降圧回路は、図10と同
様に、アクティブ用降圧回路イネーブ信号生成部7と安
定化容量C3 と内部回路11とを備えている。なお、図
12において、スタンバイ用、及びアクティブ用降圧回
路9、10への外部電源電圧Vext の接続方法は図2
9、図30のPMOS型、NMOS型降圧回路と同様で
ある。
【0157】次に図12を用いて第6の実施の形態にお
ける降圧回路の動作を説明する。半導体集積回路がアク
ティブ状態にある時、設定電位切替手段8のインバータ
11にはイネーブル信号“H”が入力されるので、NM
OS(M11)のゲートが“L”、従ってNMOS
(M11)はオフ状態となり、スタンバイ用降圧回路9に
おいて抵抗分割回路は抵抗R6 を通じて一端が接地され
る。
【0158】スタンバイ用降圧回路9において、R4
5 との接続点の電圧は、参照電圧Vref を入力した比
較器の他方の入力端にフィードバックされ、前記比較器
の出力端はソースがVext に接続されたPMOS
(M9 )のゲートに接続されるので、このフィードバッ
ク回路の作用として前記接続点の電圧はVref に等しく
なる。従って、アクティブ時においてPMOS(M9
のドレインから出力される内部電源電圧Vint は、V
ref とR4 、R5 、R6 とを用いて、図12の下部に示
す式で与えられる。
【0159】一方、半導体集積回路がスタンバイ状態に
ある時、設定電位切替手段8のインバータI11にはイネ
ーブル信号の“L”が入力されるので、NMOS
(M11)のゲートが“H”、従ってNMOS(M11)は
オン状態となり、スタンバイ用降圧回路9において抵抗
分割回路は、抵抗R5 、R6 の中間端子がNMOS(M
11)を通じて接地される。従ってスタンバイ時における
内部電源電圧VstbyはVrefとR4 、R5 とを用いて、
図12の下部に示す式で与えられる。
【0160】このようにして半導体集積回路のアクティ
ブ時とスタンバイ時に応じて、内部回路の電源電圧をV
int からVstby(>Vint )に切り替えることができ
る。なお、図12にはアクティブ時において内部回路1
1に内部電源が印加される状況がVint (VDD)として
示されている。
【0161】またアクティブ時においては、スタンバイ
時に比べて大きな電流を内部回路11に定常的に供給
し、Vint を維持しなければならないが、このようなア
クティブ時における電圧と電流はアクティブ用降圧回路
10から供給される。アクティブ用降圧回路10は、リ
ミッタ13と昇圧回路14からなる電圧生成手段12を
用いて、NMOS(M10)のゲート電圧をVint +Vtn
(VtnはNMOSのしきい値電圧)に保つことによりソ
ースにVint (VDD)を出力する。またNMOS
(M10)のゲート幅を大きくして、アクティブ時の供給
電流を確保している。
【0162】一方、スタンバイ用降圧回路9は、前述の
ように比較器を用いたものであり、R4 、R5 、R6
らなる抵抗分割回路と、比較器内を流れる電流を絞るこ
とにより低電力化することができる。
【0163】次に、図13及び図20乃至図22に基づ
き本発明の第7の実施の形態のPMOS型スタンバイ用
降圧回路について説明する。第7の実施の形態において
は、前記図10乃至図12を用いて説明した降圧回路を
構成する回路ブロックの内、設定電位切替手段8を含む
PMOS型スタンバイ用降圧回路9の回路構成につい
て、種々の変形例や付属回路を含めて説明する。図13
は、第7の実施の形態に係る、設定電位切替手段を含む
PMOS型スタンバイ用降圧回路の回路構成の一例を示
す図である。
【0164】図13に示すPMOS型スタンバイ用降圧
回路9は、MOSトランジスタM12乃至M16からなる差
動増幅回路で構成された比較器と、ドレインから内部電
源電圧Vint (VDD)を出力するPMOS(M9 ) と、
ゲートがインバータI12を介してVint に接続され、オ
ン状態にあるときR7 、R8 、R9 からなる抵抗分割回
路にVint のフィードバック(Vint の低下を回復させ
る)作用を行わせるPMOS(M17)と、インバータI
13、I14を介して、アクティブ用降圧回路のイネーブル
信号ACTIVEnがゲートに入力される設定電位切替
手段のPMOS(M19)等から構成される。
【0165】比較器の一方の入力にはBGR回路(レフ
ァレンス電圧生成回路)の出力VBG R が参照電圧として
入力され、他方の入力にはR8 とR9 の接続ノードN5
の電圧が入力されノードN5のフィードバック回路を形
成する。このフィードバック回路の性質としてR8 とR
9 の接続ノードN5の電圧はVBGR となり、また、半導
体集積回路のスタンバイ時にはACTIVEnは“H”
となるので、M19はオフとなり、R7 はM17と共に抵抗
分割回路に接続され、アクティブ時にはACTIVEn
は“L”となるので、M19はオンとなり、R7 はM17
共に抵抗分割回路から開放される。
【0166】このようにして、図13中に式で示されて
いるように、半導体集積回路のアクティブ時にはVint
が、スタンバイ時にはVstby(>Vint )が、内部回路
の電源電圧VDDとして出力される。なお、図13には、
半導体集積回路のアクティブ時において、このPMOS
型スタンバイ用降圧回路の出力端子にVint (VDD)が
出力し、図に白丸で示す各内部電源電圧端子には前記V
int が与えられる状況が示されている。半導体集積回路
のスタンバイ時には、これらのVint は全てVstbyに切
り替えられる。
【0167】半導体集積回路のスタンバイ時には内部回
路の電流消費がほとんどなく、また電流値が増減するこ
ともないので、図13に示すPMOS型スタンバイ用降
圧回路のフィードバック系の設計はさほど難しくない。
むしろ、スタンバイ時に関しては、次に説明するNMO
S型降圧回路よりもPMOS型降圧回路の方がスタンバ
イ電流の見積もりがし易くなる。
【0168】図13に示す回路では、スタンバイ電流の
低減は抵抗R7 、R8 、R9 を大きくすることと、差動
増幅回路からなる比較器の貫通電流をM12のゲートに供
給される定電流源回路出力電圧BIASNの値を用いて
絞ることによりなされる。また、PMOS(M17
19)のゲートが容量C5 、C7 を介して外部電源電圧
ext に接続されるのは、電源投入時における内部電源
電圧Vint 又はVstbyの立上がり時間を短縮するためで
ある。
【0169】すなわち、外部電源電圧Vext が投入され
れば、Vext により駆動される定電流源回路およびBG
R回路が動作状態となり、それらの出力であるBIAS
NおよびVBGR の電位が確定する。この段階ではまだ内
部電源電圧は出力されていないが、容量C5 、C7 によ
りPMOS(M17、M19)がオフ状態となるため、ノ一
ドN5の電圧は“L”となり、したがってPMOS(M
9 )のゲート電圧も“L”となる。
【0170】このため、オン状態となったPMOS(M
9 )を介して、Vext から急速に内部回路の電源線(V
DD)が充電される。内部電源電圧がある程度の値に達す
るとPMOS(M17、M19)のゲート電圧が確定し、R
7 、R8 、R9 の抵抗分割により内部電源電圧がVint
又はVstbyに調整される。このように、図13における
容量C5 、C7 は加速容量の役割を果たす。なお、C4
は安定化容量、C6 は位相補償用の容量である。
【0171】内部電源電圧の立上がりを加速するには、
前記の方法とは別に、又は前記の方法と併用して、図2
0に示すような加速手段を用いてもよい。図20に示す
加速手段は、Vext とVint がそれぞれソース、ドレイ
ンに接続され、ゲートに内部電源パワーオン検知回路の
出力“LOWVDDn”が接続されたPMOSにより構
成されている。
【0172】LOWVDDnの特性は図21に示す通り
である。先に第5の実施の形態で説明した内部電源電圧
int の検知回路から発生するパワーオン信号をLOW
VDDnとすれば、Vint が上昇して電源電圧検知部
(例えば図1の参照番号1)に設定された検知レベルV
2 に達すれば、LOWVDDnは“H”となり、さらに
int が上昇すれば、それに応じて図9のOUT(LO
WVDDnの出力端)はVint と共に上昇する。
【0173】図20から、内部電源電圧Vint がパワー
オン検知レベルV2 よりも低い間はPMOS(M41)が
オン状態を保つので、PMOS(M41)を介して外部電
源電圧Vext により、迅速に内部電源電圧Vint の電源
線に充電が行われる。なお、図21において、Vint
1 以下では内部電源パワーオン回路の論理レベルが不
確定な領域があり小さな出力信号が見られるが、これは
PMOS(M41)の動作に影響を及ぼさない。
【0174】第7の実施の形態のPMOS型スタンバイ
用降圧回路の変形例として、図22に示すPMOS型ス
タンバイ用降圧回路を用いてもよい。図22では、図1
3のPMOS(M17、M19)の代わりにNMOS
(M42、M43)が使用される。容量C15、C16は図13
の容量C5 、C7 と同様、内部電源電圧Vint (VDD
の立上がりを加速するための加速容量である。
【0175】また図22において、NMOS(M42)が
抵抗R8 とR9 との間に挿入され、かつ、R8 が電源線
(VDD)とNMOS(M43)の間に挿入される点が図1
3と異なるが、このときのR7 、R8 、R9 の抵抗値は
それぞれ図13と同じものを用いることができる。
【0176】次に図22のレベルシフタ16の具体的な
回路構成を図16に示す。レベルシフタ16はVint
電源とするインバータI22とVext を電源とするCMO
S型のフリップフロップからなるラッチ回路である。図
22においてレベルシフタ16を挿入したのは、NMO
Sで電圧転送する際のしきい値落ちを回避するためであ
る。
【0177】次に、図14乃至図19に基づき、本発明
の第8の実施の形態のNMOS型アクティブ用降圧回路
について説明する。第8の実施の形態においては、前記
図10乃至図12を用いて説明した降圧回路を構成する
回路ブロックの内、アクティブ用降圧回路10の回路構
成について、種々の変形例や付属回路を含めて説明す
る。図14は、第8の実施の形態におけるNMOS型ア
クティブ用降圧回路の回路構成の一例を示す図である。
【0178】図14に示すNMOS型アクティブ用降圧
回路は、電圧リミッタ13と昇圧回路14からなる電圧
生成手段と、降圧用NMOS(M10)から構成される。
前記昇圧回路14は、並列に接続された2個の昇圧回路
を備え、これらにはACTIVEnを受けて起動するオ
シレータ15の出力が、NORゲートG5 とレベルシフ
タ16を介して入力される。また、昇圧回路について
は、内部電源電圧Vint(VDD)を供給すると昇圧動作
時に大電流が消費されて、Vint (VDD)が不安定とな
る恐れがあるので、こうしたVint (VDD)のゆれを回
避する観点から、外部電源電圧Vext を直接供給してい
る。なお、一方の昇圧回路への入力はインバータI15
介して行われる。
【0179】昇圧回路の出力VDDH0は抵抗R10を介して
電圧VDDH として電圧リミッタ13に付与され、電圧リ
ミッタ13はこれを電圧リミッタ用参照電圧VREF ′と
比較してフラグ信号FLGを前記NORゲートG5 の一
方の入力に転送する。
【0180】VDDH は、ドレインがVext に接続された
降圧用NMOS(M10)のゲートに入力され、降圧用N
MOS(M10)のソースからVint (内部回路のVDD)
が出力される。M10のゲートに安定化容量CDDH が接続
され、またM10のソースにはVint (VDD)の安定化容
量CDD(図10乃至図12のC3 )が接続される。な
お、電圧リミッタ13と昇圧回路14はACTIVEn
により起動される。
【0181】半導体集積回路がアクティブになり、AC
TIVEnが“L”になるとオシレータ15が動作状態
になり、その出力パルスφがレベルシフタ16を経て昇
圧回路14に到達する。レベルシフタ16が挿入されて
いるのは、出力パルスφの振幅を増すことにより昇圧の
時間を短縮するためである。
【0182】昇圧回路14の具体例を図15に示す。昇
圧回路14は、出力パルスφを受けるインバータI16
19と、インバータI17、I18と容量C8 、及び、イン
バータI20、I21と容量C9 を介して、出力パルスφ、
φ(バー)が一端に供給されるダイオード接続されたI
型NMOS(しきい値電圧VtIが約0.2Vと低いNM
OS)M22、M24によりチャージポンプ型の昇圧回路を
構成し、VDDH0を出力する。
【0183】ACTIVEnは、先に図16を用いて説
明したレベルシフタ16を介してデプレッション型NM
OS(M20、M21)のゲートに転送され、アクティブ時
に昇圧回路を起動する。
【0184】図15中のダイオード接続されたI型NM
OS(M26)は、Vext からVDDH0出力端方向に電流を
流す整流作用を有するので、M23、M25と共にスタンバ
イの間、図14のVDDH (ほぼVDDH0に等しい)をV
ext −VtI(VtIはM26のしきい値)の電圧に保ち、ま
た、半導体集積回路がアクティブからスタンバイになっ
たときに、昇圧されたVDDH の電圧を保持する役割を果
たす。
【0185】このため、半導体集積回路がアクティブか
らスタンバイになり、またすぐにアクティブに戻った場
合のVDDH の昇圧に要する時間を節約することができ
る。なお、デプレッション型NMOS(M20、M21
は、スタンバイの間ノードN6、N7をVext の電圧に
保つ役割を果たす。
【0186】図17(a)に電圧リミッタの回路構成を
示す。図17(a)に示す電圧リミッタ13は、ドレイ
ンに図14のVDDH が付与されたダイオード接続のNM
OS(M32)のソースと、ゲートに信号ACTIVEを
入力したNMOS(M31)のドレインとの間に接続され
た抵抗R11と可変抵抗R12からなる抵抗分割回路と、一
方の入力端にVDDH を抵抗分割した電圧を入力し、他方
の入力端に参照電圧Vref ′を入力した差動増幅型の比
較器と、この比較器の出力がゲートに接続されたCMO
Sインバータ(M33、M34)と、その出力が一方の入力
端に接続されたNORゲートG6 から構成される。
【0187】可変抵抗R12は、内部電源電圧の設定値を
調整する役割を果たしている。抵抗R11、R12の比は、
図17のVint ′の電圧が内部電源電圧Vint の設定値
となるよう設定すればよい。NORゲートG6 の出力端
からフラグ信号FLGが出力される。
【0188】なお、前記CMOSインバータにはさらに
NMOS(M35)が挿入され、そのゲートと前記NOR
ゲートの他方の入力端に信号ACTIVEとACTIV
Enがそれぞれ入力される。ここで信号ACTIVE
は、図17(b)に示すように、半導体集積回路のアク
ティブ時に“L”となる信号ACTIVEnをインバー
タI23により反転した信号である。
【0189】昇圧回路14により図14のVDDH が所定
の電圧に達すれば、図17に示す電圧リミッタが、V
DDH を抵抗分割した電圧とVref ′とを比較してそれを
検知し、図14に示すフラグ信号FLGを出力してNO
RゲートG5 の一方の端子に入力するため、オシレータ
15の出力パルスφが昇圧回路14に転送されなくな
り、VDDH の上昇が停止する。
【0190】VDDH が所定のレベルよりも下がるとフラ
グ信号FLGが“L”レベルとなり、再び昇圧が開始さ
れる。このようにして半導体集積回路がアクティブ状態
の間は、VDDH が所定の電圧レベルに保持される。図1
4中の抵抗R10は、昇圧回路14の出力のゆれが電圧リ
ミッタ13に直接転送されるのを防ぐフィルタの役割を
する。
【0191】前記R10の値は100Ω程度であり、図1
7の電圧リミッタ13の抵抗R11、R12に比べ2桁程度
小さく、内部電源電圧Vint の設定値に対する影響は無
視することができる。
【0192】図14において、この抵抗R10を省略すれ
ば、次のような動作上の問題を生じる。すなわち、昇圧
回路14の出力VDDH0は、オシレータ15のパルス信号
φにより約0.5Vの振幅でゆれている。このVDDH0
直接電圧リミッタ13に入力すると、このゆれに応じて
電圧リミッタ13のフラグ信号FLGも“H”になった
り“L”になったりする。これに応じて昇圧動作も止ま
ったり動いたりするが、このようなノイズに起因した昇
圧停止期間があれば、昇圧が完了するまでの時間が伸び
ることになる。抵抗R10が存在すれば、VDDH0のゆれを
削減して電圧リミッタ13に伝えるので、昇圧の期間を
短縮することができる。
【0193】電圧リミッタ13の比較器に用いる参照電
圧Vref ′は、図18に示す回路により生成される。図
18のVref ′生成回路は、半導体集積回路の初期不良
を除去するためのバーンイン(通電加速寿命試験)時に
内部回路に通常動作より高い内部電源電圧Vint を付与
するためのVref ′と、通常動作におけるVref ′と
を、内部電源バーンインコマンド“EXVDD”により
切替えることができる回路である。
【0194】図18に示すVref ′生成回路は、信号E
XVDDを入力するインバータI24と、レベルシフタ1
6と、PMOS(M36)とNMOS(M37)との間のR
13、R14からなる抵抗分割回路とを備え、抵抗分割回路
の中間端子を出力端子とし、この出力端子には、ゲート
にレベルシフタ16の出力が接続されソースにVref
入力されたトランスファーゲートNMOS(M38)のド
レインが接続される。なお、前記出力端子には安定化容
量C10が接続される。
【0195】また、PMOS(M36)のソースにはV
ext が接続され、ゲートにはレベルシフタ16の出力が
接続され、NMOS(M37)のゲートには信号EXVD
DがインバータI24と並列に入力されNMOS(M37
のソースは接地される。
【0196】このようにして、通常動作時に信号EXV
DDを“L”とすれば、PMOS(M36)とNMOS
(M37)は共にオフとなり、NMOS(M38)はオンと
なるので、図18の下部に示すように出力Vref ′には
ref (図13のVBGR をトリミングしたもの)がその
まま出力する。
【0197】また、バーンイン時に信号EXVDDを
“H”とすれば、PMOS(M36)とNMOS(M37
は共にオンとなり、NMOS(M38)はオフとなるので
抵抗回路の中間端子からVext をR13、R14で抵抗分割
した出力が得られる。
【0198】この抵抗比R14/(R13+R14)をVDDH
がVext +Vt 以上になるように設定すれば、図14の
出力Vint (VDD)=Vext となるので、電源パッドに
与えた外部電源電圧Vext がそのまま内部回路の電源線
に転送され、通電加速状態における半導体集積回路のバ
ーンインを実施することができる。なお、信号EXVD
Dの“L”、“H”の別は、外部から入力されたコマン
ド“EXVDD”により決定される。
【0199】また本発明の対象とする半導体集積回路
に、しきい値電圧がVext −Vint よりも小さいNMO
Sが存在すれば、これを降圧用NMOSとして用いるこ
とにより、電圧リミッタ13と昇圧回路14からなる電
圧生成手段を要しないNMOS型アクティブ用降圧回路
を構成することができる。
【0200】図19に、第8の実施の形態のNMOS型
アクティブ用降圧回路の変形例として、前記電圧生成手
段を要しないNMOS型アクティブ用降圧回路の回路構
成の一例を示す。
【0201】図19のNMOS型アクティブ用降圧回路
は、一方の入力端にVref ′を入力した比較器と、ゲー
トに比較器の出力端を接続し、ソースをVext に接続
し、ドレインに抵抗R15、R16からなる抵抗分割回路を
接続したPMOS(M39)と、R15、R16の接続点を前
記比較器の他方の入力端に接続したフィードバック回路
と、PMOS(M39)のドレインから出力されるVDDH
をゲートに入力し、ドレインをVext に接続し、ソース
から内部電源電圧Vint (VDD)を出力する降圧用NM
OS(M40)とから構成される。
【0202】なお、前記フィードバック回路とVDDH
とVint (VDD)出力端には、それぞれ安定化容量
12、C13、C14が接続される。また、C11は位相補償
用容量である。このようにして、抵抗比R15/(R15
16)をVDDH の設定値がVint+Vt ′以上になるよ
うに設定すれば、昇圧回路を用いることなく図19の出
力をVint とすることができる。ここでVt ′は降圧用
NMOS(M40)のしきい値電圧である。
【0203】図19に示すNMOS型アクティブ用降圧
回路では、昇圧回路を用いることなく降圧用NMOS
(M40)のゲート電圧VDDH を生成するので、アクティ
ブになってからVDDH の電位が確定するまでの時間を短
縮することができる。
【0204】第8の実施の形態のNMOS型アクティブ
用降圧回路と、従来のNMOS型降圧回路との最も重要
な相違点は系の応答の速さにある。従来のNMOS型降
圧回路は、半導体集積回路のスタンバイ時から降圧回路
を動作させるため、電圧リミッタは低消費電力のもので
なくてはならない。このため、電圧リミッタと昇圧回路
からなる系の応答は遅くなる。従来は、応答速度が遅く
てもVDDH の値が変動しないように、CDDH (図14参
照)の値を大きくしていた。
【0205】しかし、このようにCDDH を大きくすれ
ば、過大なレイアウト面積を要するので、本第8の実施
の形態のNMOS型アクティブ用降圧回路では前記C
DDH を小さくし、かつ、半導体集積回路がアクティブに
なってからVDDH の電圧が確定するまでの時間が短くな
るよう系の応答速度を速くしている。
【0206】系の応答速度の向上は、図17の電圧リミ
ッタ13における抵抗R11、R12を小さくすると共に、
差動増幅型の比較器の応答速度を向上することによりな
される。このように系の応答速度を向上すれば消費電流
が増加する。しかし、本第8の実施の形態では、アクテ
ィブ時にのみNMOS型アクティブ用降圧回路を動作さ
せるので、消費電力の増加は問題にならない。
【0207】また、第8の実施の形態では、さらにV
DDH の電圧が確定するまでの時間を短縮するため、系の
応答速度を早めるばかりでなくCDDH の容量を従来に比
べて極めて小さくする。CDDH の大きさは降圧用NMO
S(M10、M40)のゲート容量よりも小さな値に設定さ
れる。
【0208】前述したように、CDDH には比較的高い電
圧VDDH が印加されるため、厚い酸化膜の容量デバイス
を用いてCDDH が構成される。このため、酸化膜厚の薄
い容量に比べれば単位容量当たりのレイアウト面積が大
きい。従って、第8の実施の形態において、CDDH の容
量が削減できたことはレイアウト面積の点から大きな利
点となる。
【0209】なお、CDDH が小さい場合には容量結合等
によるVDDH のゆれが大きくなるが、本発明では電圧リ
ミッタ13と昇圧回路14からなる電圧生成手段12の
応答速度が向上するため、ゲート電圧のゆれを検知して
昇圧回路14が速やかに元の電圧に復帰させるので問題
にならない。
【0210】以上、第6乃至第8の実施の形態におい
て、半導体集積回路のスタンバイ時にPMOS型、アク
ティブ時にNMOS型を使用する降圧回路の回路構成に
ついて説明した。このようにPMOS型、及び、NMO
S型の降圧回路をスタンバイ時とアクテイブ時で使い分
けることにより、次のような利点を生じる。
【0211】(イ)スタンバイ時にPMOS型降圧回路
を用いるため、スタンバイ電流の見積りと低減が容易に
なる。
【0212】(ロ)NMOS型降圧回路の安定性や、設
計容易性という利点等が受け継がれている。
【0213】(ハ)NMOS型降圧回路を単独で用いる
場合に比べて、CDDH (NMOSのゲート電圧を安定化
させるための容量)の値を減少することができ、レイア
ウト面積が削減される。
【0214】また下表に、特に第8の実施の形態に係る
NMOS型アクティブ用降圧回路について、従来のNM
OS型降圧回路に対する利点をとりまとめて示した。
【0215】
【表1】 次に、図23乃至図25に基づき、本発明の第9の実施
の形態について説明する。第9の実施の形態は、大きな
ゲート幅Wを要するNMOS型降圧回路のレイアウトに
関するものである。この方法によれば、降圧用NMOS
と、内部電源電圧Vint (以下VDDと呼ぶ)又は一部に
外部電源電圧Vext が供給される周辺回路ブロックとの
間の距離を最小にできるため、降圧用NMOSのソース
に寄生抵抗を生じる恐れがない。また、周辺回路ブロッ
クのレイアウトを制限することなく、VDDとVext とを
自由に供給することができる。
【0216】前述したように、VDDを制御する降圧回路
にはPMOS型とNMOS型とがあるが、NMOS型降
圧回路は降圧用NMOSをサブスレッショルド領域で動
作させるため、そのゲート幅Wを100mm程度の大き
さにしなければならない。
【0217】このように、降圧用NMOSは大きなレイ
アウト面積を必要とするので、レイアウト上の特別な工
夫をしなければ電源線に寄生抵抗を生じて動作上の問題
となる。また、VDDとVext を供給する2種の電源線を
チップ上に配置するため、レイアウト上のオーバーへッ
ドを生じることになる。
【0218】第9の実施の形態のレイアウトでは、V
ext 配線の下層に降圧回路を形成し、CMOSで構成さ
れる2個の周辺回路ブロックのPMOS領域をそれぞれ
DD配線の下層に形成し、前記2個の周辺回路ブロック
のNMOS領域をそれぞれVSS配線(接地線)の下層に
形成し、前記VDD配線をVext 配線の両側に隣接して対
称的に配置し、VSS配線を前記VDD配線の外側に前記V
ext 配線に対して対称的に配置することにより、Vext
配線及び降圧回路のVDD配線から隣接する前記2個の周
辺回路ブロックに対して最短距離で電源配線ができるよ
うにした。
【0219】このようにすれば、前記2個の周辺回路ブ
ロックに対して均等に、かつ、最短距離で図14の降圧
用NMOS(M10)とVDD安定化容量CDDを接続するこ
とができるので、より高感度の制御が期待される。ま
た、レイアウト上の制約を受けることなくVext とVDD
とを供給できる利点がある。
【0220】図23に第9の実施の形態のレイアウトの
概要を示す。図に示すように、第3金属層からなるV
ext 配線22を中央に配置し、同様に第3金属層からな
るVDD配線20とVSS配線19がVext 配線22の両側
に対称的に配置される。なお、Vext 配線22の片側
に、第3金属層からなるVDDH 配線21が形成される。
またVSS配線19に沿ってバスライン18が配置され
る。
【0221】図23に矢印で示すように、Vext 配線2
2の下層には降圧用NMOS(M10) とVDD安定化キャ
パシタCDDを含む本発明のNMOS型アクティブ用降圧
回路が形成され、その出力がVDDH 配線21やVDD配線
20に接続される。
【0222】CMOSからなる2個の周辺回路ブロック
のPMOS領域は、Vext 配線22の両側に隣接して対
称的に配置されたVDD配線20の下層に形成され、前記
2個の周辺回路ブロックのNMOS領域は、さらに前記
DD配線の外側に対称的に配置されたVSS配線の下層に
形成される。
【0223】次に、図24を用いて、第9の実施の形態
の半導体集積回路のレイアウトを詳細に説明する。図2
4において、中央部の大部分の面積を占める22は第3
金属層(図にM2と表示)のVext 配線、21は第3金
属層のVDDH 配線、上下の両端にわずかに示された20
は第3金属層のVDD配線である。
【0224】Vext 配線22の中央部に括弧でまとめて
示した領域23に降圧用NMOS(M10) の共通ドレイ
ン25が形成され、図にハッチで示したゲート29がそ
の両側に対称的に形成される。これらのゲート29の外
側に隣接して降圧用NMOS(M10) のソース30が形
成される。降圧用NMOS(M10) のゲート幅は100
mmと極めて大きいので、このように共通ドレイン25
の両側に対称的に配置された2個のNMOSを並列接続
することにより、実効ゲート幅を2倍にしている。
【0225】降圧用NMOS(M10) の両側の括弧でま
とめて示した領域24にVDD電圧の安定化容量CDDを形
成する。CDDは領域24にハッチで示したMOS構造の
ゲート24を一方の電極とし、その両側のソース/ドレ
イン33を短絡して他方の電極とすることにより形成さ
れる。
【0226】これらの降圧用NMOS(M10) 及びVDD
電圧安定化容量CDDへの電源線の接続は次のように行わ
れる。先にのべたようにVext 配線22の中央には、2
個の並列に接続された降圧用NMOS(M10) 23があ
り、Vext 配線22は中央のコンタクトホール26で降
圧用NMOS(M10) 23のドレイン25に接続され
る。
【0227】ここでコンタクトホール26はVext 配線
22が形成される第3金属層M2と、降圧用NMOS
(M10) 23の共通ドレイン25が形成される第2金属
層M1とを接続するものであり図の下部にM2−M1と
表示されている。同様に第3金属層と第1金属層とを接
続するコンタクトホールをM2−M0、第2金属層と第
1金属層とを接続するコンタクトホールをM1−M0、
第1金属層とシリコン基板上のアクティブ領域とを接続
するコンタクトホールをM0−アクティブエリアとし
て、それぞれコンタクトホールの記号が図24の下部に
表示されている。
【0228】降圧用NMOS(M10) 23のゲート29
は、Vext 配線22の隣を走っている第3配線層M2か
らなるVDDH 配線21からコンタクトホール27を介し
て第2配線層M1につなぎ替えられ、コンタクトホール
28を介して降圧用NMOS(M10) 23のゲート29
に接続される。
【0229】また、降圧用NMOS(M10) 23のソー
ス30の電圧VDDは、第1金属層M0により引き出さ
れ、コンタクトホール31を介して、CDD安定化容量2
4を形成するMOS構造のゲート32に接続される。
【0230】またこの電圧VDDは第1金属層M0により
ext 配線の両側にさらに引き出され、コンタクトホー
ル35を介して第3金属層のVDD配線に接続される。こ
のコンタクトホール35はM2−M0を接続するコンタ
クトホールとなっている。
【0231】安定化容量CDDのソース/ドレイン33
は、第2金属層M1により短絡され、VDD配線まで引き
出され、第3金属層のVDD配線へとつなぎ替えられる
(図示せず)。
【0232】また、Vext 配線は、降圧用NMOS(M
10) 23のドレイン25で第2金属層M1につなぎ替え
られた後、そのまま、第2金属層M1でVext 配線22
の両側34にまで引き出される。このようにして、V
ext 配線22の両側には、第3金属層のVDD配線20に
DD電圧が出力され、これと平行して第2金属層M1か
らなる配線34でVext が出力される。すなわち、V
ext 配線22の両側に、VDD配線20とVext 配線22
から分岐されたVext 配線34とが二重に配線される。
【0233】周辺回路ブロックのPMOS領域は、V
ext 配線22に隣接して配置されるので、降圧用NMO
S(M10) 23のソース30から引き出されたVDD配線
20は、そのままPMOS領域の電源線とすることがで
きる。また、昇圧回路等Vextが必要な周辺回路に対し
ては、第2金属配線層M1からなる配線34を延長すれ
ば、容易にVext を供給することができる。
【0234】図25は、第9の実施の形態における半導
体集積回路のレイアウトの一例を示す概念図である。図
25に示す半導体集積回路は、半導体チップ36に形成
されたメモリセルアレイ37と、降圧回路38と、周辺
論理回路39から構成される。周辺論理回路39は降圧
回路38の両側に対称に配置され、降圧回路38の直近
からVDD及びVext が供給されるため、図33に示す従
来の半導体集積回路の電源配線に比べて、配線長を極め
て短くすることができる。
【0235】第9の実施の形態のレイアウトによれば、
降圧用NMOS(M10) のソースに追加される配線抵抗
を最小にすることができるので、精密なVDD制御が可能
になる。また、VDDの安定化容量CDDを各周辺論理回路
ブロックに対して均等に接続することができるので、動
作状態により局所的に電源電流が増加する場合でも、安
定化容量CDDを均等に、かつ、有効に使用することがで
きる。
【0236】以上の実施の形態において、異なる検知レ
ベルでパワーオン信号を発生する半導体集積回路の電源
電圧検知回路、及び、スタンバイとアクティブの動作モ
ードを備え、かつ、動作モード切替え直後において電圧
降下を生じない半導体集積回路の降圧回路とレイアウト
について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定
されるものではない。その他本発明の要旨を逸脱しない
範囲で、種々に変形して実施することができる。
【0237】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、電源電
圧が上昇して所定の電圧V1 以上になったとき、及び、
電源電圧が降下して前記V1 と異なる所定の電圧V2
下になったときに、それぞれパワーオン信号を発生する
電源電圧検知回路を備える半導体集積回路を提供するこ
とができる。特に降圧回路を使用する場合において、V
1 >V2 なる電源電圧検知回路は、電源電圧の瞬間的な
降下を検知しないようにする際に効果がある。また、V
1 <V2 なる電源電圧検知回路は、電源電圧の降下をい
ち早く検知し所定のリカバリー動作を確実に行わせる際
に効果がある。
【0238】また、本発明によれば、スタンバイ用とア
クティブ用の降圧回路を有する半導体集積回路におい
て、スタンバイ時からアクティブ時に移った直後の内部
電源電圧の一時的降下を抑制する効果がある。
【0239】また、本発明によれば、NMOS型及びP
MOS型の降圧回路を切り替えて使い分けることによ
り、設計容易性およびスタンバイ電流低減化の点で優れ
た降圧回路を提供することができる。また、不揮発性メ
モリに適用する場合、レイアウト面積が大幅に低減され
る効果がある。
【0240】また、本発明の半導体集積回路のレイアウ
ト方法によれば、降圧回路とVDDを供給する周辺回路ブ
ロックとの距離を最小にすることができるため、降圧用
NMOSのソースに寄生抵抗が加わる恐れがなく、制御
性の高い降圧回路を得ることができる。
【0241】また、降圧回路から出力するVDD配線の下
層に、降圧回路上のVext 配線の分岐配線を形成してV
DDとVext とを2層構造にすることにより、周辺回路ブ
ロックにVDDとVext とを共に最短距離で供給すること
ができるので、周辺回路ブロックからは、必要とする電
源線を配線層だけで選択することができるようになり、
チップ内の周辺回路ブロックのレイアウトが自由になる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電源電圧検知回路
の構成を示す図。
【図2】シュミットトリガ回路のヒステリシス特性を示
す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の電源電圧検知回路
の構成を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の電源電圧検知回路
のタイミングダイアグラムを示す図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の電源電圧検知回路
の構成を示す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の電源電圧検知回路
のタイミングダイアグラムを示す図。
【図7】本発明の第4の実施の形態の電源電圧検知回路
の構成を示す図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の電源電圧検知回路
のタイミングダイアグラムを示す図。
【図9】本発明の第5の実施の形態に用いたシュミット
トリガ回路の詳細を示す図。
【図10】本発明の第6の実施の形態の降圧回路構成を
示す図。
【図11】本発明の第6の実施の形態の降圧回路構成の
変形例を示す図。
【図12】本発明の第6の実施の形態の降圧回路構成の
詳細を示す図。
【図13】本発明の第7の実施の形態のPMOS型スタ
ンバイ用降圧回路の回路構成を示す図。
【図14】本発明の第8の実施の形態のNMOS型アク
ティブ用降圧回路の回路構成を示す図。
【図15】昇圧回路の回路構成を示す図。
【図16】レベルシフタの回路構成を示す図。
【図17】電圧リミッタの回路構成を示す図。
【図18】参照電圧生成回路の構成を示す図。
【図19】NMOS型アクティブ用降圧回路の変形例を
示す図。
【図20】内部電源電圧の立上がりの高速化手段を示す
図。
【図21】内部電源電圧の立上がりの高速化手段を説明
する特性図。
【図22】PMOS型スタンバイ用降圧回路の変形例を
示す図。
【図23】本発明の第9の実施の形態の電源配線のレイ
アウトを示す図。
【図24】本発明の第9の実施の形態の降圧回路と電源
配線のレイアウトを示す図。
【図25】本発明の第9の実施の形態の半導体集積回路
のレイアウトを示す概念図。
【図26】NAND型EEPROMの消去動作とその問
題点を示す図。
【図27】従来の電源電圧検知回路の構成を示す図。
【図28】従来の降圧回路の構成を示す図。
【図29】従来のPMOS型降圧回路の構成を示す図。
【図30】従来のNMOS型降圧回路の構成を示す図。
【図31】降圧用NMOSのサブスレッショルド特性を
示す図。
【図32】従来のスタンバイ及びアクティブ用降圧回路
の構成を示す図。
【図33】従来の半導体集積回路のレイアウトを示す概
念図。
【符号の説明】
1…電源電圧検知部 2…シュミットトリガ回路 3…電源電圧検知部 4…立上がり信号検出回路 5…立下がり信号検出回路 6…フリップフロップ回路 7…アクティブ用降圧回路イネーブル信号生成部 8…設定電位切替手段 9…スタンバイ用降圧回路 10…アクティブ用降圧回路 11…内部回路 12…電圧生成手段 13…電圧リミッタ 14…昇圧回路 15…オシレータ 16…レベルシフタ 17…内部電源パワーオン検知回路 18…バスライン 19…VSS 20…VDD 21…VDDH 22…Vext 23…降圧用NMOS 24…安定化容量CDD 25…共通ドレイン 26、27、28、31、35…コンタクトホール 29…降圧用NMOSのゲート 30…降圧用NMOSのソース 32…安定化容量CDDのMOS構造のゲート 33…安定化容量CDDのMOS構造のソース/ドレイン 34…VDDと積層したVext 配線 36…半導体チップ 37…メモリセルアレイ 38…降圧回路 39…周辺回路ブロック 40…コントロールゲート 41…フローティングゲート 42…シリコン基板(Pウエル) 43…ソース/ドレイン拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今宮 賢一 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 (72)発明者 竹内 健 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 (72)発明者 岩田 佳久 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 Fターム(参考) 5F038 BB05 BG01 BG03 BH19 DF01 DF05 DT12 EZ20 5F083 AD00 EP00 GA05 GA09 GA11 ZA01

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧が上昇して所定の第1の電圧以
    上となるときに第1の検知信号を出力し、 前記電源電圧が降下して前記第1の電圧より低い第2の
    電圧以下となるときに第2の検知信号を出力する電源電
    圧検知回路を備えることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記電源電圧検知回路は、前記電源電圧
    が前記第1の電圧より高ければ高レベル電圧を出力し、
    前記第1の電圧より低ければ低レベル電圧を出力する電
    源電圧検知部と、 シュミットトリガ回路とを接続した回路からなることを
    特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 電源電圧が上昇して所定の第1の電圧以
    上となるときに第1の検知信号を出力し、 前記電源電圧が降下して前記第1の電圧より高い第2の
    電圧以下となるときに第2の検知信号を出力する電源電
    圧検知回路を備えることを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記電源電圧検知回路は、前記電源電圧
    が前記第1の電圧より高ければ高レベル電圧を出力し、
    前記第1の電圧より低ければ低レベル電圧を出力する第
    1の電源電圧検知部と、 前記電源電圧が前記第2の電圧より高ければ高レベル電
    圧を出力し、前記第2の電圧より低ければ低レベル電圧
    を出力する第2の電源電圧検知部と、 前記第1、第2の電源電圧検知部の出力レベルに応じた
    電圧が入力されるフリップフロップ回路と、からなるこ
    とを特徴とする請求項1、3のいずれか1つに記載の半
    導体集積回路。
  5. 【請求項5】 外部から供給された外部電源電圧を降圧
    して内部回路駆動用の内部電源電圧を生成する半導体集
    積回路において、 前記外部電源電圧を検知する外部電源電圧検知回路と、 前記内部電源電圧を検知する内部電源電圧検知回路とを
    備え、 かつ、前記内部電源電圧検知回路は、前記請求項1記載
    の電源電圧検知回路からなることを特徴とする半導体集
    積回路。
  6. 【請求項6】 外部から供給された外部電源電圧を降圧
    して内部回路駆動用の内部電源電圧を生成する半導体集
    積回路において、 前記外部電源電圧を検知する外部電源電圧検知回路と、 前記内部電源電圧を検知する内部電源電圧検知回路とを
    備え、 かつ、前記外部電源電圧検知回路と前記内部電源電圧検
    知回路とは、互いに異なる電源電圧検知レベルを有する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 外部から供給された外部電源電圧を降圧
    して内部回路駆動用の内部電源電圧を生成する半導体集
    積回路において、 前記内部電源電圧は、前記半導体集積回路の待機時にお
    ける内部電源電圧レベルと、前記半導体集積回路の活性
    時における内部電源電圧レベルとを有し、 前記待機時における内部電源電圧レベルは、前記活性時
    における内部電源電圧レベルよりも高く設定されること
    を特徴とする半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 外部から供給される外部電源電圧を降圧
    して内部回路駆動用の内部電源電圧を生成する半導体集
    積回路において、 待機時用降圧回路と、 この待機時用降圧回路の設定電位切替手段と、 活性時用降圧回路と、 この活性時用降圧回路をイネーブル状態にするイネーブ
    ル信号生成部と、 前記内部電源電圧を安定化する安定化容量とを備え、 前記イネーブル信号生成部の出力が、前記活性時用降圧
    回路と前記設定電位切替手段に並列に接続され、 かつ、前記待機時における前記内部電源電圧は、前記活
    性時における前記内部電源電圧よりも高く設定されるこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 前記イネーブル信号生成部からのイネー
    ブル信号が出力されてから、前記活性時用降圧回路が動
    作状態になるまでの時間をtact 、その間における前記
    内部回路の平均電流をIint 、前記安定化容量のキャパ
    シタンスをC、待機時における内部電源電圧をVstby
    活性時における内部電源電圧をVintとするとき、C×
    (Vstby−Vint )/tact >Iint なる関係が成り立
    つように設定されることを特徴とする請求項8記載の半
    導体集積回路。
  10. 【請求項10】 外部から供給される外部電源電圧を降
    圧して内部回路駆動用の内部電源電圧を生成する半導体
    集積回路において、 前記外部電源電圧の降圧回路は、待機時用降圧回路と活
    性時用降圧回路とからなり、 前記待機時用降圧回路は、 一方の入力端に基準電圧が入力される差動増幅型の比較
    器と、 ソースが前記外部電源電圧を供給する外部電源線に接続
    され、ゲートが前記比較器の出力端に接続され、ドレイ
    ンが前記内部電源電圧を供給する内部電源線に接続され
    たPチャネルトランジスタと、 前記ドレインの電圧を抵抗分割して前記比較器の他方の
    入力端に入力する抵抗分割回路と、からなり、 前記活性時用降圧回路は、 電圧生成手段と、 ドレインが前記外部電源電圧を供給する外部電源線に接
    続され、ゲートが前記電圧生成手段の出力端に接続さ
    れ、ソースが前記内部電源電圧を供給する内部電源線に
    接続されたNチャネルトランジスタと、からなることを
    特徴とする半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 前記電圧生成手段は、昇圧回路と電圧
    リミッタとから構成されることを特徴とする請求項10
    記載の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 前記電圧生成手段は、前記昇圧回路の
    出力端子と前記電圧リミッタの入力端子との間に接続さ
    れた抵抗を備えることを特徴とする請求項11記載の半
    導体集積回路。
  13. 【請求項13】 前記電圧生成手段は、一方の入力端に
    基準電圧が入力された差動増幅回路型の比較器と、 ソースが前記外部電源電圧を供給する外部電源線に接続
    され、ゲートが前記比較器の出力端に接続され、 ドレインを出力端とするPチャネルトランジスタと、 前記ドレインの電圧を抵抗分割して前記比較器の他方の
    入力端に入力する抵抗分割回路とからなることを特徴と
    する請求項10記載の半導体集積回路。
  14. 【請求項14】 前記電圧生成手段の出力端と外部電源
    電圧を供給する外部電源線との間に、前記外部電源電圧
    から前記出力端の方向に電流を流す整流素子が挿入され
    ることを特徴とする請求項10記載の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 前記電圧生成手段の出力端に出力電圧
    の安定化容量が接続され、その安定化容量の値が前記N
    チャネルトランジスタのゲート容量の値よりも小さくさ
    れることを特徴とする請求項10記載の半導体集積回
    路。
  16. 【請求項16】 外部電源電圧投入時に内部電源電圧が
    設定値よりも小さい所定の電圧に達するまでの間、ソー
    スが前記外部電源電圧を供給する外部電源線に接続さ
    れ、ドレインが前記内部電源電圧を供給する内部電源線
    に接続されたPチャネルトランジスタをオン状態に保つ
    ことにより、前記内部電源線の充電を加速する手段を有
    することを特徴とする請求項10記載の半導体集積回
    路。
  17. 【請求項17】 半導体チップ上で前記半導体チップの
    外部から供給される外部電源電圧から内部電源電圧を発
    生する降圧回路と、 前記半導体チップ上で前記外部電源電圧から昇圧電圧を
    発生させる昇圧回路とを備え、 前記半導体チップの周辺回路ブロックの少なくとも一部
    に前記内部電源電圧を供給し、 前記昇圧回路に前記外部電源電圧を供給することを特徴
    とする半導体集積回路。
  18. 【請求項18】 半導体チップ上で前記半導体チップの
    外部から供給される外部電源電圧から内部電源電圧を発
    生する降圧回路を備え、 前記半導体チップ上で前記外部電源電圧を供給する外部
    電源線と前記内部電源電圧を供給する内部電源線とをほ
    ぼ平行に配置し、 前記外部電源線の下層に前記降圧回路を配置することに
    より、前記降圧回路で発生した内部電源電圧が前記降圧
    回路に隣接する周辺回路ブロックに供給されることを特
    徴とする半導体集積回路。
  19. 【請求項19】 半導体チップ上で前記半導体チップの
    外部から供給される外部電源電圧から内部電源電圧を発
    生する降圧回路と、 前記半導体チップ上で前記外部電源電圧を供給する外部
    電源線と前記内部電源電圧を供給する内部電源線とを備
    え、 前記外部電源線の下層に前記降圧回路を配置し、 前記外部電源線の引き出し部と前記内部電源線とを重ね
    て配置することにより、隣接する周辺回路ブロックに前
    記外部電源電圧と前記内部電源電圧とを供給することを
    特徴とする半導体集積回路。
  20. 【請求項20】 半導体チップ上で前記半導体チップの
    外部から供給される外部電源電圧から内部電源電圧を発
    生する降圧回路を備え、 前記外部電源電圧を供給する外部電源線と、その下層に
    形成された前記降圧回路とは、それぞれ前記半導体チッ
    プ上で1方向に延在する領域内に形成され、 前記降圧回路から内部電源電圧が供給される周辺回路
    は、前記1方向に延在する領域の両側にそれぞれ対称的
    に配置された少なくとも2個の周辺回路ブロックからな
    り、 かつ、前記内部電源電圧が供給される前記少なくとも2
    個の周辺回路ブロックと、前記内部電源電圧を供給する
    内部電源線とが、それぞれ前記1方向に延在する領域に
    隣接するように配置され、 前記内部電源電圧が、前記内部電源線を介して前記少な
    くとも2個の周辺回路ブロックに供給されることを特徴
    とする半導体集積回路。
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