JPH10247386A - 昇圧電位供給回路及び半導体記憶装置 - Google Patents

昇圧電位供給回路及び半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH10247386A
JPH10247386A JP4790997A JP4790997A JPH10247386A JP H10247386 A JPH10247386 A JP H10247386A JP 4790997 A JP4790997 A JP 4790997A JP 4790997 A JP4790997 A JP 4790997A JP H10247386 A JPH10247386 A JP H10247386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
power supply
boosted
state
boosted potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4790997A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Tomishima
茂樹 冨嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4790997A priority Critical patent/JPH10247386A/ja
Priority to US08/874,351 priority patent/US5909141A/en
Publication of JPH10247386A publication Critical patent/JPH10247386A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
    • G11C5/143Detection of memory cassette insertion or removal; Continuity checks of supply or ground lines; Detection of supply variations, interruptions or levels ; Switching between alternative supplies
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
    • G11C11/4074Power supply or voltage generation circuits, e.g. bias voltage generators, substrate voltage generators, back-up power, power control circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
    • G11C5/145Applications of charge pumps; Boosted voltage circuits; Clamp circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/08Word line control circuits, e.g. drivers, boosters, pull-up circuits, pull-down circuits, precharging circuits, for word lines
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/06Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using resistors or capacitors, e.g. potential divider
    • H02M3/07Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using resistors or capacitors, e.g. potential divider using capacitors charged and discharged alternately by semiconductor devices with control electrode, e.g. charge pumps
    • H02M3/073Charge pumps of the Schenkel-type

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的幅の広い電源電位の変動においても、
適切な昇圧電位を供給でき、消費電流の抑制が図れる昇
圧電位供給回路を得る。 【解決手段】 2Vccチャージポンプ回路1を常時活性
状態にする。そして、電源電位検知回路4は、電源電位
Vccを検知し、電源電位Vccが第1の比較電位を下回る
時、“L”の切り替え信号SSを出力してスイッチ部3
をオン状態にすることにより、2Vccチャージポンプ回
路2を活性状態にし、比較的大きな第1の電荷供給能力
で昇圧電位Vppを供給させ、電源電位Vccが第1の比較
電位を上回る時、“H”の切り替え信号SSを出力して
スイッチ部3をオフ状態にすることにより、2Vccチャ
ージポンプ回路を非活性状態にして、比較的小さな第2
の電荷供給能力で昇圧電位Vppを供給させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置、特
にダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ等の半導
体記憶装置の昇圧電位供給回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は従来のDRAM全体の回路構成
を示すブロック図である。同図に示すように、外部アド
レスピンP1から入力されたアドレス信号はアドレスバ
ッファ21を介して、アドレス信号を時分割してロウア
ドレスはロウデコーダ22に、コラムアドレスはコラム
デコーダ23に入力される。ロウデコーダ22はロウア
ドレスをデコードし、そのデコード結果に基づき、ワー
ドドライバ24はメモリセルアレイ15内のワード線W
Lを選択的に活性化する。メモリアレイ25内にDRA
Mのメモリセルがマトリックス状に配置されており、行
単位に共通のワード線WLに接続され、列単位に共通の
ビット線BLに接続される。
【0003】コラムデコーダ23は、コラムアドレスを
デコードして、そのデコード結果に基づきコラム選択線
であるビット線を選択する。その結果、読み出し時にお
いて、選択されたワード線とビット線の両方に接続され
たメモリセルのデータはセンスアンプ26で増幅後、プ
リアンプ(図示せず)、出力バッファ27を通って出力
ピンP0から出力される。
【0004】DRAMのメモリセルの構成を詳しく示し
たものを図14に示す。DRAMのメモリセルは1個の
NMOSトランジスタ215と1個のキャパシタ217
とから構成される。NMOSトランジスタ215のゲー
トがワード線WLに接続され、ソース/ドレインの一方
がビット線にBL、もう一方がキャパシタ217の一方
電極に接続される。このNMOSトランジスタ215が
形成される半導体基板(P型基板を用いている場合)の
基板電位は負電位のバックゲート電位(Vbb)になって
いることが多い。キャパシタのもう一方の電極はセルプ
レート電位Vcpに設定されている。
【0005】メモリセルに“H”データ(Vccレベル)
を書き込む動作を図15を用いて説明する。ビット線B
Lにはセンスアンプ26(図13参照)でVccレベルが
伝えられている。そこで、ワード線WLが対上げられキ
ャパシタのストレージノードSNにVccを書き込む。
【0006】この時、NMOSトランジスタにかかる電
圧条件を図16に示す。ビット線BL(ソース)がVcc
レベルになると、基板電位Vbbのため、バックゲート電
位Vbsとして(Vbb−Vcc)という大きな値がかかる。
元々、メモリセルのNMOSトランジスタ215の閾値
(Vth)は、サブシュレッショルドリーク電流を小さく
し、リフレッシュ特性をよくするために通常の周辺NM
OSトランジスタのものより高くしてある。
【0007】そこに、ビット線BL側のソース電位がV
ccレベルに上昇し、バックゲート電位Vbsが大きくなる
と、メモリセルのNMOSトランジスタ215の閾値が
さらに高くなる。図17は基板効果によるメモリセルの
トランジスタの閾値上昇の様子を示すグラフである。同
図に示すように、通常のVbs=VbbではNMOSトラン
ジスタ215の閾値がVt1であったものが、キャパシタ
217にVccレベルを書き込む時はVt2と高くなる。
【0008】ワード線WLの“H”レベルはVccのレベ
ルをメモリセルに確実に伝えるため、NMOSトランジ
スタ215を強くON状態にしなければならない。その
ため、ワード線の“H”レベルはVcc+Vthのレベル
に、さらに、動作マージンαを考えて(Vcc+Vth+
α)の値が必要となってくる。
【0009】ワード線WLと電源電位Vccとの関係を図
18に示す。メモリセルの閾値がVccのレベルに比例し
て下がらないため、つまり、ほぼ同じ値をとるため、ワ
ード線WLの電位はVccに比例することになる。現在、
ワード線WLの電位設定用に昇圧電位Vpp用の電源を用
いることが多い。ワードドライバの回路構成として、図
19、図20などが挙げられる。
【0010】図19において、NANDゲート33はロ
ウアドレスを受け、そのデコード結果(“L”で選択、
“H”で非選択)をワードドライバ24に出力する。ワ
ードドライバ24は、PMOSトランジスタ34,35
及びNMOSトランジスタ36から構成され、PMOS
トランジスタ34,35のソースは共に昇圧電位Vppを
受け、PMOSトランジスタ35とNMOSトランジス
タ36とによりCMOSインバータを構成する。このC
MOSインバータの出力部がワード線WLに接続される
ともに、PMOSトランジスタ34のゲートに接続され
る。そして、CMOSインバータの入力部とPMOSト
ランジスタ34のドレインとがNANDゲート33の出
力を受ける。
【0011】このような構成において、NANDゲート
33の出力が“L”のとき、PMOSトランジスタ35
がオンし、NMOSトランジスタ36がオフするため、
ワード線WLに昇圧電位Vppが付与される。一方、NA
NDゲート33の出力が“H”のとき、PMOSトラン
ジスタ35がオフし、NMOSトランジスタ36がオン
するため、ワード線WLが“L”レベル(接地レベル)
に設定される。さらに、PMOSトランジスタ34がオ
ンし、昇圧電位VppがCMOSインバータの入力部に与
えられるため、PMOSトランジスタ35は確実にオフ
する。
【0012】図20において、NANDゲート33の出
力をインバータ37が受け、インバータ37(“H”レ
ベルは昇圧電位Vpp)の出力がNMOSトランジスタ3
8を介してNMOSトランジスタ39のゲートに付与さ
れる。NMOSトランジスタ38,39は信号RX,接
地レベル間に直列に接続され、信号RXは昇圧電位Vpp
を供給する。
【0013】このような構成において、NANDゲート
33の出力が“L”のとき、インバータ37の出力は
“H”(昇圧電位Vpp)となり、NMOSトランジスタ
39がオンし、NMOSトランジスタ40がオフするた
め、ワード線WLに昇圧電位Vppが与えられる。一方、
NANDゲート33が“H”のとき、NMOSトランジ
スタ39がオフし、NMOSトランジスタ40がオンす
るため、ワード線WLが“L”レベル(接地レベル)に
設定される。
【0014】図21は従来のVpp発生回路の基本原理を
示す回路図である。プリチャージ回路41(図9の中で
は電源とダイオードとして示す)がノードNAをVccレ
ベルにプリチャージする。ノードNAにポンプキャパシ
タ42が接続されており、一方電極を充電することにな
る。プリチャージ完了後、オシレータ44からキャパシ
タ42の他方電極に発振信号(GNDとVccの振幅)を
与える。すると、ノードNAはVccレベルから2倍のV
ccレベルに昇圧され、その電位を昇圧電位ノードNppに
伝える。昇圧電位ノードNppに流し出すスイッチ素子と
して、図21ではダイオード43を示している。
【0015】図22はチャージポンプ回路の一例であ
る。パルス型のクロック信号CLKが入力される。信号
CLKはキャパシタ65及び66の一方電極に与えられ
る。キャパシタ67の他方電極側のノードNAはNMO
Sトランジスタ73のドレインに、キャパシタ65の他
方電極側のノードNBはNMOSトランジスタ73のゲ
ートに接続されている。なお、ドレイン,ゲート共通の
NMOSトランジスタ69は電源電位VccとノードNA
との間に介挿され、ドレイン,ゲート共通のNMOSト
ランジスタ71は、電源電位VccとノードNBとの間に
介挿される。
【0016】このような構成において、動作開始前、ノ
ードNA、NBは、NMOSトランジスタ69,71に
よって、電源電位Vcc、もしくは、電源電位Vccより閾
値電圧分低いレベルの電位にプリチャージされている。
動作開始時に、キャパシタ65,67には、クロック信
号CLKが入力される。そして、クロック信号CLKが
接地レベル(0V)から電源電位Vccまで上昇すると、
ノードNA、NBの電位は、キャパシタ67、65の容
量結合により、電源電位Vccレベルから、その2倍のレ
ベルの2Vccレベルまで上昇する。このノードNAの2
Vccレベルの電位が、NMOSトランジスタ73を介し
て、昇圧電位ノードNppに昇圧電位Vppとして供給され
る。ただし、チャージポンプ回路の最終ドライバは、N
MOSトランジスタ73であるため、2VccからNMO
Sトランジスタ73の閾値電圧分下がったレベルの電位
が、昇圧電位ノードNppに供給されることになる。
【0017】次に図23に示すように、トリプルウェル
構造を用いた回路を示す。図23に示すように、パルス
型のクロック信号CLKが入力される。信号CLKはキ
ャパシタ45及び46の一方電極に与えられる。キャパ
シタ45の他方電極側のノードNAはNMOSトランジ
スタ47のドレインに、キャパシタ46の他方電極側の
ノードNBはNMOSトランジスタ73のゲートに接続
されている。
【0018】また、図24の断面図に示すように、NM
OSトランジスタ47のドレインと、NMOSトランジ
スタ47が形成される島であるPウェル領域231とは
電気的に接続されているため、Pウェル領域231から
NMOSトランジスタ47のソースであるN+領域23
2にPN接合で電位が伝えられる。
【0019】よって、図22で示したチャージポンプ回
路と同様な動作で、昇圧電位ノードNppあら昇圧電位V
ppを出力させることができるが、昇圧電位Vppは2倍の
VccレベルからPN接合電圧Vv低いレベルとなる。し
かしながら、PN接合電圧VvはNMOSトランジスタ
の閾値よりは低いため、図23で示したチャージポンプ
回路は、図22で示したチャージポンプ回路よりは高い
レベルの昇圧電位Vppを発生することができる。
【0020】図25は、チャージポンプ回路の例の詳細
を示す回路図である。同図に示すように、チャージポン
プ回路はキャパシタ75,77、レベル変換回路79及
びNMOSトランジスタ81から構成される。
【0021】キャパシタ75は、クロック信号CLKが
入力されるノードとノードNAとの間に介挿される。レ
ベル変換回路79は、クロック信号CLKの振幅を広げ
て、キャパシタ77に出力する。キャパシタ77は、レ
ベル変換回路79とノードNBとの間に介挿される。N
MOSトランジスタ81は、ノードNAと昇圧電位ノー
ドNppとの間に介挿され、NMOSトランジスタ81の
ゲートがノードNBとなる。
【0022】このような構成において、すなわち、NM
OSトランジスタ81のゲートに入力される電位レベル
を、図10のNMOSトランジスタ73のゲートに入力
される電位レベル(2Vccレベル)より高いレベルにす
ることによって、ノードNAから昇圧電位ノードNppに
供給される電位が、2Vccから、NMOSトランジスタ
81の閾値電圧分低下しないようにしたものである。
【0023】図26は、図25のレベル変換回路79の
詳細を示す回路図である。なお、図25と同様の部分に
ついては同一の参照符号を付しその説明を適宜省略す
る。
【0024】図26を参照して、レベル変換回路79
は、NMOSトランジスタ83,85、PMOSトラン
ジスタ87,89及びインバータ91から構成される。
PMOSトランジスタ87とNMOSトランジスタ83
とは昇圧電位Vpp,接地レベル間に直列に接続される。
PMOSトランジスタ89とNMOSトランジスタ85
とは昇圧電位Vpp、接地レベル間に直列に接続される。
入力信号INとしてのクロック信号CLKは、NMOS
トランジスタ83のゲートに入力される。インバータ9
1によって反転されたクロック信号CLKはNMOSト
ランジスタ85のゲートに入力される。PMOSトラン
ジスタ89のゲートは、NMOSトランジスタ83のド
レインに接続され、PMOSトランジスタ87のゲート
はNMOSトランジスタ85のドレインに接続される。
NMOSトランジスタ85のドレインから、出力信号O
UTが図25のキャパシタ77に出力される。
【0025】図25及び図26を参照して、チャージポ
ンプ回路の動作について説明する。レベル変換回路79
に、接地レベルのクロック信号CLKが入力された場合
には、レベル変換回路79は、キャパシタ77に、接地
レベルの信号OUTを出力する。次に、クロック信号C
LKが、接地電位GNDレベルから電源電位Vccになっ
たときは、レベル変換回路79は、昇圧電位Vppレベル
の信号OUTをキャパシタ77に出力する。すなわち、
キャパシタ77には、昇圧電位Vppが与えられることに
なるため、結合容量によりノードNBの電位は、2Vcc
より高いレベルの電位になる。したがって、NMOSト
ランジスタ81の閾値電圧の影響を受けることなく、ノ
ードNAの2Vccレベルの電位を昇圧電位Vppとして昇
圧電位ノードNppに伝えることができる。すなわち、昇
圧電位ノードNppに伝えられる電位は、2VccからNM
OSトランジスタ81の閾値電圧分下がることがない。
【0026】図27は、チャージポンプ回路の他の例を
詳細に示す回路図である。図27を参照して、チャージ
ポンプ回路は、インバータ93、ダイオード95,9
7、NMOSトランジスタ99,101、PMOSトラ
ンジスタ103及びキャパシタ105,107,109
から構成される。
【0027】キャパシタ107は、クロック信号CLK
が入力されるノードとノードNCとの間に接続される。
NMOSトランジスタ101は、ノードNCと昇圧電位
ノードNppとの間に接続され、そのゲートはノードNB
に接続される。インバータ93の入力ノードは、クロッ
ク信号CLKの入力ノードに接続される。インバータ9
3の出力ノードは、PMOSトランジスタ103のゲー
ト及びNMOSトランジスタ99のゲートに接続され
る。ダイオード95、PMOSトランジスタ103及び
NMOSトランジスタ99は、電源電位Vcc,接地レベ
ル間に直列に接続される。キャパシタ105は、クロッ
ク信号CLKの入力ノードとノードNAとの間に介挿さ
れる。キャパシタ109は、NMOSトランジスタ99
のドレインとノードNBとの間に介挿される。ダイオー
ド97は、電源電位Vcc,ノードNB間に介挿される。
【0028】図28は、図27のチャージポンプ回路の
動作を説明するためのタイミング図である。図27及び
図28を参照して、チャージポンプ回路の動作を説明す
る。ノードNAはプリチャージ回路であるダイオード9
5によって電源電位Vccに充電されている。クロック信
号CLKが、0Vから電源電位Vccになると、容量結合
により、ノードNAの電位は、電源電位Vccレベルの2
倍の2Vccレベルになる。一方、PMOSトランジスタ
103のゲートには、0Vの電位が与えられるためオン
する。したがって、ノードNAから、2Vccレベルの電
位がキャパシタ109に与えられる。ここまでの動作
が、接地レベル(0V)〜電源電位Vcc振幅だったクロ
ック信号CLKを接地レベル(0V)〜2Vcc振幅に広
げたことに相当する。このように、キャパシタ109に
は、2Vccレベルの電位が与えられるため、ノードNB
の電位は、電源電位Vccレベルからその3倍の3Vccレ
ベルまで上げられる。したがって、キャパシタ107に
よって作られたノードNCにおける2Vccレベルの電位
は、3Vccの電位をゲートに受けるNMOSトランジス
タ101によって、NMOSトランジスタ101の閾値
電圧分低下させることなく、そのまま昇圧電位ノードN
ppに伝えられる。
【0029】また、図29にVpp電源の利用例を示す。
上記したチャージポンプ回路で作られた昇圧電位Vppは
ワードドライバ24、RXドライバ18など、昇圧電位
Vppを必要とする回路の動作電源として利用される。D
RAMが実行状態になると、チャージポンプ回路から発
生する昇圧電位Vppは消費されてその電位は下がる。昇
圧電位Vppが下がった状態のままだと。活性状態のワー
ド線WLの電位が十分に上がらなかったり、所望の電位
に達する時間が長くなったりして、DRAMの性能劣
化、誤動作の要因となる。
【0030】しかし、昇圧電位Vppを所望のレベルで維
持するため、常時、チャージポンプ回路を動作させてお
くと、消費電流が大きくなる。そこで、図30で示すよ
うな回路が考えられる。図30に示すように、昇圧電位
Vppが所定レベルを維持しているか否かを検知する検知
回路19を設け、昇圧電位Vppが所定レベルを下回ると
“L”のポンプ活性信号バーOEを与えてリングオシレ
ータ20を動作させる。そして、チャージポンプ回路2
8は、リングオシレータ20からのクロック信号CLK
に応じて、昇圧電位ノードNppに昇圧電位Vppを発生す
る。一方、検知回路207は、昇圧電位ノードNppの電
位レベルが所定レベル以上になると、“H”のポンプ活
性信号バーOEを与えてリングオシレータ20の動作を
停止させる。このため、チャージポンプ回路28は、昇
圧電位ノードNppへの昇圧電位Vppの発生を停止する。
【0031】図31、図32はそれぞれ検知回路19の
構成例を示す回路図である。図31において、昇圧電位
ノードNppと接地レベルとの間にNMOSトランジスタ
111及び抵抗115が直列に接続され、NMOSトラ
ンジスタ111のゲートに電源電位Vccが印加される。
このとき、NMOSトランジスタ111はチャネル長を
通常より大きくして、メモリセルを構成するトランジス
タ(図13のNMOSトランジスタ215)と同様の閾
値Vthを実現している。そして、NMOSトランジスタ
111と抵抗115との間のノードNOより得られる信
号がポンプ非活性信号バーOEとなる。
【0032】したがって、図31の回路において、ポン
プ活性信号バーOEは、昇圧電位Vppが(Vcc+Vth)
を上回るとが“H”となり、下回ると“L”になる。
【0033】図32において、検知回路19は、PMO
Sトランジスタ117,119及び抵抗121から構成
される。PMOSトランジスタ117、PMOSトラン
ジスタ119及び抵抗121は昇圧電位ノードNppと接
地レベルとの間に直列に接続される。PMOSトランジ
スタ117はダイオード接続され、PMOSトランジス
タ119のゲートには電源電位Vccが印加される。な
お、PMOSトランジスタ117,119の閾値電圧は
Vthpとする。そして、PMOSトランジスタ119の
ドレインと抵抗121との間のノードNOより得られる
信号がポンプ活性信号バーOEとなる。
【0034】したがって、図32の回路において、ポン
プ活性信号バーOEは、昇圧電位Vppが(Vcc+2Vth
p)を上回るとが“H”となり、下回ると“L”にな
る。
【0035】このように、図31及び図32で示した構
成の検知回路19は、昇圧電位ノードNppから電荷が消
費され昇圧電位Vppが下がると、トランジスタ111
(119)はオフし、ポンプ活性信号バーOEが“L”
となり、チャージポンプ回路を再び動作させて昇圧電位
Vppを設定値以上に保つようにする。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】電源電位Vccが2V以
下というような低電源電位でのDRAM動作を考える。
上述してきたチャージポンプ回路のような構成で昇圧電
位Vppを発生する場合、チャージポンプ回路の実力(最
高到達レベル)は理想的な回路であっても2倍の電源電
位Vccしか達成できない。つまり、昇圧電位Vppは電源
電位Vccの変化に対し、2倍の傾きを持つということで
ある。しかし、リフレッシュ特性を維持するためメモリ
セルの閾値(Vth)はVccと比例して下げることはでき
ない。
【0037】図33において、直線Ldは電源電位Vcc
の変化を示す。すなわち、直線Ldに対しては、図33
の縦軸は電源電位Vccである。ここで、メモリセルのN
MOSトランジスタ215(図2)の閾値電圧Vthは、
電源電位Vccと同じ傾きで下げることはできない。すな
わち、閾値電圧Vthは、電源電位Vccに関係なくほぼ同
じ値である。このため、昇圧電位Vppが最低限必要とす
る電位レベルは、電源電位Vccとほぼ同じ傾きになる。
なお、直線Lcは、昇圧電位Vppが最低限必要とする電
位レベルを示している。
【0038】さらに、実際には、昇圧電位Vppが最低限
必要とする電位レベルとしては、(Vcc+Vth)の値
に、動作マージンm2(0.数V)と、検知回路19
(図30)を制御するときの制御マージンm1(0.数
V)とを加える必要がある。昇圧電位Vppが、実際に最
低限必要とする電位レベルを直線Lbで示している。な
お、メモリセルを構成するNMOSトランジスタの閾値
電圧Vthを電源電位Vccと同じ傾きで下げることができ
ないのは、リフレッシュ特性を維持するためであり、制
御マージンm1が必要となるのは、チャージポンプ回路
28(図30)が頻繁に動作して、消費電流が増えない
ようにするためである。以上をまとめると、実際に必要
とされる昇圧電位Vppの最低限の電位レベルは、(Vcc
+Vth+m1+m2)である(図33の直線Lb)。
【0039】昇圧電位Vppを発生する昇圧電位発生回路
が、発生し得る最大の昇圧電位Vppは、電源電位Vc
cの低下に伴い急激に低下する。ここで、図33の直線
Laは、昇圧電位発生回路が発生し得る最大の昇圧電位
Vppの電位レベルを示している。
【0040】このような急激な低下は、昇圧電位発生回
路が発生し得る最大の昇圧電位Vppが、2Vccレベルで
あるため、昇圧電位発生回路が発生し得る最大の昇圧電
位Vppが電源電位Vccの2倍の傾きとなるからである。
【0041】図33において、電源電位VccがVb
(3.3V程度)のときは、すなわち、電源電位Vccが
比較的大きいときは、昇圧電位発生回路が発生し得る最
大の昇圧電位Vpp(直線La)が、実際に必要な昇圧電
位Vpp(直線Lb)を十分超えているため間題はない。
【0042】しかし、電源電位Vccが、Va(1.5V
程度)以下のとき、すなわち、電源電位Vccが2V以下
というように小さいときは間題が生じる。すなわち、電
源電位VccがVaのときは、昇圧電位発生回路が発生し
得る最大の昇圧電位Vpp(直線La)と、実際に最低娘
必要な昇圧電位Vpp(直線Lb)とがほぼ同じになり、
電源電位VccがVa以下のときは、昇圧電位発生回路が
発生し得る最大の昇圧電位Vppが、実際に最低限必要な
昇圧電位Vppより小さくなる。このため、電源電位Vcc
が小さいと、従来の昇圧電位発生回路では、実際に必要
な昇圧電位Vppを供給することができないという問題点
があった。
【0043】図34は、従来のDRAMの別の間題点を
説明するために用いる、昇圧電位Vppを供給する電源を
示す回路図である。なお、図21と同様の部分について
は同−の参照符号を付しその説明を適宜省略する。ま
た、図34のスイッチ49は、図21のダイオード43
に相当するものである。
【0044】図34を参照して、負荷側のキャパシタ4
8の容量値をCvとすると、キャパシタ48には、(C
v・Vpp)の電荷が蓄積されていることになる。この意
味で、キャパシタ48が接続される昇圧電位ノードNpp
は、昇圧電位Vppを供給する電源であると言える。
【0045】ここで、1回の動作期間中(1サイクル
中)、電源Nppは、ある決まった電荷量、すなわち、
(Cv・Vpp)を消費する。このため、その消費される
電荷を1サイクル中に昇圧電位発生回路から矢印aの方
向に補わないと、次のサイクルに入ったときには、昇圧
電位Vppが所定の電位以下に下がって誤動作を起こす危
険性がある。
【0046】昇圧電位発生回路から補給できる電荷量
は、キャパシタ(ポンプキャパシタ)42の容量Cpと
すると、Cp・(2Vcc−Vpp)となる。もし、(2V
cc−Vpp)の値が小さいと、すなわち、昇圧電位発生回
路が発生し得る最大の昇圧電位と昇圧電位が必要とする
最低の電位との差が小さいと、キャパシタ(ポンプキャ
パシタ)42の値を大きく設定する必要があり、チップ
サイズの増大という弊害を起こす。
【0047】低電源電位動作時、昇圧電位Vpp用チャー
ジポンプ回路ポンプの到達レベルが2倍のVccで不十分
なら2倍以上の値を出すポンプ回路の採用が解決策の一
つである。そのポンプ回路構成は特開平7−46825
号公報にも詳しく記載されている。しかし、電源電位の
幅が広いワイドレンジなDRAM実現をめざす時、電源
電位Vccが低い時はVccの2倍以上のVppを発生させれ
ばよいが、Vccが高い時はVccの2倍以上のレベルは不
必要になるばかりか、チャージポンプ回路内のポンプキ
ャパシタの容量が大きいままだと電荷を過剰に供給し
て、逆に昇圧電位Vppの上がり過ぎを起こし、信頼性、
消費電流の増大などの問題を新たに生じる。
【0048】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、比較的幅の広い電源電位の変動において
も、適切な昇圧電位を供給でき、消費電流の抑制が図れ
る昇圧電位供給回路を得ることを目的とする。
【0049】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の昇圧電位供給回路は、昇圧電位を昇圧電位ノード
から供給する回路であって、電源電位を検知して、検知
した前記電源電位に基づき制御信号を出力する電源電位
検知手段と、前記電源電位を昇圧して前記昇圧電位を昇
圧電位ノードに発生する昇圧電位発生手段とを備え、前
記昇圧電位発生手段は、前記制御信号に基づき決定され
る電荷供給能力で前記昇圧電位を発生している。
【0050】また、請求項2記載の昇圧電位供給回路の
ように、前記制御信号は、前記電源電位が第1の比較電
位より低い第1の状態であるか前記電源電位が前記第1
の比較電位よりも高い第2の状態であるかを指示する情
報を少なくとも含み、前記昇圧電位発生手段は、前記制
御信号が前記第1の状態を指示するとき、比較的大きな
第1の電荷供給能力で前記昇圧電位を発生し、前記制御
信号が前記第2の状態を指示するとき、比較的小さな第
2の電荷供給能力で前記昇圧電位を発生するように構成
してもよい。
【0051】また、請求項3記載の昇圧電位供給回路の
ように、前記昇圧電位発生手段は、活性状態時に、前記
電源電位を昇圧して第1の部分電荷供給能力で前記昇圧
電位を前記昇圧電位ノードに発生する第1のチャージポ
ンプ手段と、活性状態時に、前記電源電位を昇圧して第
2の部分電荷供給能力で前記昇圧電位を前記昇圧電位ノ
ードに発生する第2のチャージポンプ手段とを備え、前
記第1のチャージポンプ手段は常に活性状態であり、前
記第2のチャージポンプ手段は前記制御信号が前記第1
の状態を指示するとき活性状態となり、前記制御信号が
前記第2の状態を指示するとき非活性状態となるように
構成してもよい。
【0052】また、請求項4記載の昇圧電位供給回路の
ように、前記昇圧電位は、前記電源電位の2倍程度の大
きさの電位を含んでもよい。
【0053】また、請求項5記載の昇圧電位供給回路の
ように、前記昇圧電位は、前記電源電位の3倍程度の大
きさの電位を含んでもよい。
【0054】また、請求項6記載の昇圧電位供給回路の
ように、前記制御信号は、前記電源電位が第1の比較電
位より低い第1の状態であるか、前記電源電位が前記第
1の比較電位よりも高く第2の比較電位よりも低い第2
の状態であるか、前記電源電位が前記第2の比較電位よ
りも第3の状態であるかを指示する情報を少なくとも含
み、前記昇圧電位発生手段は、前記制御信号が前記第1
の状態を指示するとき、比較的大きな第1の電荷供給能
力で前記昇圧電位を発生し、前記制御信号が前記第2の
状態を指示するとき、比較的小さな第2の電荷供給能力
で前記昇圧電位を発生する、前記制御信号が前記第3の
状態を指示するとき、前記第2の電荷供給能力より十分
小さい第3の電荷供給能力で前記昇圧電位を発生するよ
うに構成してもよい。
【0055】また、請求項7記載の昇圧電位供給回路の
ように、前記昇圧電位発生手段は、活性状態時に、前記
電源電位を昇圧して第1の部分電荷供給能力で前記昇圧
電位を前記昇圧電位ノードに発生する第1のチャージポ
ンプ手段と、活性状態時に、前記電源電位を昇圧して第
2の部分電荷供給能力で前記昇圧電位を前記昇圧電位ノ
ードに発生する第2のチャージポンプ手段と、活性状態
時に、前記電源電位を昇圧して第3の部分電荷供給能力
で前記昇圧電位を前記昇圧電位ノードに発生する第3の
チャージポンプ手段とを備え、前記第1のチャージポン
プ手段は常に活性状態であり、前記第2のチャージポン
プ手段は前記制御信号が前記第1の状態を指示するとき
活性状態となり、前記制御信号が前記第2の状態または
前記第3の状態を指示するとき非活性状態となり、前記
第3のチャージポンプ手段は前記制御信号が前記第1の
状態または前記第2の状態を指示するとき活性状態とな
り、前記制御信号が前記第3の状態を指示するとき非活
性状態なるように構成してもよい。
【0056】また、請求項8記載の昇圧電位供給回路の
ように、前記制御信号は第1及び第2の部分制御信号を
含み、前記電源電位検知手段は、前記電源電位に基づ
き、前記電源電位が前記第1の比較電位より低い前記第
1の状態であるか前記電源電位が前記第1の比較電位よ
りも高い前記第2の状態または前記第3の状態であるか
を指示する前記第1の部分制御信号を前記第2のチャー
ジポンプ手段に出力する第1の部分電源電位検知手段
と、前記電源電位に基づき、前記電源電位が前記第2の
比較電位より低い前記第1の状態または前記第2の状態
であるか前記電源電位が前記第2の比較電位よりも高い
前記第3の状態であるかを指示する前記第2の部分制御
信号を前記第3のチャージポンプ手段に出力する第2の
部分電源電位検知手段とを含んでもよい。
【0057】この発明に係る請求項9記載の半導体記憶
装置は、請求項1記載の昇圧電位供給回路と、前記昇圧
電位ノードに接続され、前記昇圧電位を動作電源電位と
して動作する内部回路と、前記内部回路の動作によって
アクセス可能となるメモリセルアレイとを備えている。
【0058】また、請求項10記載の半導体記憶装置の
ように、前記メモリセルアレイはダイナミック型の複数
のメモリセルを有し、前記内部回路は前記複数のメモリ
セルのうち所定数のメモリセルを選択するためのメモリ
セル選択線を有し、選択状態のとき前記メモリセル選択
線を前記昇圧電位に設定するメモリセル選択線制御回路
を含んでもよい。
【0059】
【発明の実施の形態】
<実施の形態1>図1はこの発明の実施の形態1である
昇圧電位供給回路の構成を示すブロック図である。同図
に示すように、2つの2Vccチャージポンプ回路1及び
2の共通出力が昇圧電位ノードNppとなる。2Vccチャ
ージポンプ回路1は図示しないリングオシレータからの
発振信号CLKを常に受け、第1の部分電荷供給能力で
昇圧電位ノードNppの昇圧電位Vppを発生する。一方、
2Vccチャージポンプ回路2は、スイッチ部3を介して
発振信号CLKを受け、スイッチ部3がオン状態のとき
活性状態となり、第2の部分電荷供給能力で昇圧電位ノ
ードNppに昇圧電位Vppを発生する。
【0060】実施の形態1の昇圧電位供給回路は、DR
AM内に設けられ、昇圧電位ノードNppには昇圧電位V
ppを必要とするワードドライバ24等のRAMの内部回
路が接続され、昇圧電位Vppを動作電源電位とするワー
ドドライバ24が駆動することにより、活性状態のワー
ド線WLの電位を昇圧電位Vppにして、メモリセルアレ
イ25内で昇圧電位Vppのワード線WLに接続される所
定数のメモリセルにアクセスすることが可能となる。
【0061】電源電位検知回路4は、電源電位Vccを受
け、電源電位Vccを検知して電源電位が第1の比較電位
以上のときオフを指示する切り替え信号SSをスイッチ
部3に出力し、第1の比較電位以下のときオンを指示す
る切り替え信号SSをスイッチ部3に出力する。
【0062】2Vccチャージポンプ回路1及び2の内部
構成は、図23,図25及び図27で示した回路構成と
同様であり、ポンプキャパシタ(図23のキャパシタ4
5、図25のキャパシタ75、図27のキャパシタ10
7)の容量値は同じとする。したがって、第1の部分電
荷供給能力と第2の部分電荷供給能力とは同じになる。
【0063】図2はスイッチ部3の詳細を示す回路図で
ある。同図に示すように、スイッチ部3はORゲート3
1及びインバータ32から構成され、ORゲート31は
一方入力に発振信号CLKを受け、他方入力に切り替え
信号SSを受け、その出力がインバータ32の入力に付
与される。そして、インバータ32の出力が2Vccチャ
ージポンプ回路2に与えられる。
【0064】このような構成において、切り替え信号S
Sが“H”のとき発振信号CLKに関係なく、インバー
タ32の出力は“H”になるため、2Vccチャージポン
プ回路2には固定電圧“H”が与えられることになっ
て、2Vccチャージポンプ回路2は非活性状態となる。
一方、切り替え信号SSが“L”のとき発振信号CLK
がそのままインバータ32の出力として現れるため、2
Vccチャージポンプ回路2は活性状態となる。
【0065】図3は、図1の電源電位検知回路4の詳細
を示す回路図である。なお図1と同様の部分については
同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。
【0066】図3を参照して、電源電位検知回路4は、
PMOSトランジスタ155,157,159,16
1,163,165、NMOSトランジスタ167,1
69及び抵抗素子171から構成される。
【0067】PMOSトランジスタ155,157,1
59及び抵抗素子171は、電源電位Vcc、接地レベル
間に直列に接続される。PMOSトランジスタ155,
157,159は各々ダイオード接続される。PMOS
トランジスタ161,163及びNMOSトランジスタ
167は、電源電位Vcc,接地レベル間に直列に接続さ
れる。PMOSトランジスタ161のゲートには、(V
cc−Vthp)の電位が与えられる。ここで、PMOSト
ランジスタ161の閾値電圧をVthpとする。また、P
MOSトランジスタ155〜159の閾値電圧もVthp
とする。PMOSトランジスタ163及びNMOSトラ
ンジスタ167のゲートはノードNAに接続される。P
MOSトランジスタ165及びNMOSトランジスタ1
69は電源電位Vcc,接地電位レベル間に直列に接続さ
れCMOSインバータを構成する。上記CMOSインバ
ータの入力部には、NMOSトランジスタ167のドレ
インに接続され、出力部(NMOSトランジスタ169
のドレイン)から切り替え信号SSが出力される。
【0068】このような構成において、電源電位Vccが
3Vthp(第1の比較電位)より高いと、ノードNAは
充電される。このためPMOSトランジスタ163がオ
フし、NMOSトランジスタ167がオンする。これに
応じて、PMOSトランジスタ165がオンし、NMO
Sトランジスタ169がオフする。したがって、電源電
位Vccの電位レベルが3Vthpより大きいときには、
“H”レベルの切換信号SSが図1のスイッチ部3に出
力される。その結果、スイッチ部3はオフし、2Vccチ
ャージポンプ回路2には固定電圧“H”が与えられるた
め、2Vccチャージポンプ回路2は非活性状態となる。
【0069】−方、電源電位Vccが、3Vthpより小さ
いときには、ノードNAは充電されない。このため、P
MOSトランジスタ163がオンし、NMOSトランジ
スタ167がオフする。これに応じて、PMOSトラン
ジスタ165はオフし、NMOSトランジスタ169が
オンする。したがって、電源電位Vccが3Vthpより小
さいときには、“L”レベルの切換信号SSが図1のス
イッチ部3に出力される。その結果、スイッチ部3はオ
ンし、2Vccチャージポンプ回路2には発振信号CLK
がそのまま与えられるため、2Vccチャージポンプ回路
2は活性状態となる。
【0070】図4は、図1の電源電位検知回路4の他の
例の詳細を示す回路図である。同図に示すように、電源
電位検知回路は、定電位発生回路177、コンパレータ
179及び抵抗素子173,175から構成される。電
源電位Vcc,接地レベル間に直列に接続される抵抗素子
173及び抵抗素子175によってレベルシフタ回路を
構成している。
【0071】定電位発生回路177は、コンパレータ1
79の負入力に一定レベルの参照電位VRを与える。抵
抗素子173,175からなるレベルシフタ回路は、電
源電位Vccをレベルシフトして得られるレベルシフト電
位VSをコンパレータ179の正入力に与える。ここ
で、抵抗173,175による抵抗比をRα(≦1)と
ある。
【0072】コンパレータ179は、参照電位VRとレ
ベルシフト電位VSとを比較し、レベルシフト電位VS
が参照電位VRより大きい場合には、すなわち、電源電
位Vccが電位{VR/Rα(第1の比較電位)}より大
きい場合には、“H”レベルの切換信号SSを図1のス
イッチ部3に出力する。一方、コンパレータ179は、
参照電位VRより、レベルシフト電位VSが小さい場合
には、“L”レベルの切換信号SSを図1のスイッチ部
3に出力する。
【0073】このように、図3で示した回路構成の電源
電位検知回路4では、電源電位VccとPMOSトランジ
スタの閾値3個分の電位(3Vthp)とを比較して、切
り替え信号SSを出力し、図4で示した回路構成の電源
電位検知回路4は、電源電位Vccがレベルシフトされた
レベルシフト電位VSと参照電位VRとを比較して切り
替え信号SSを出力している。
【0074】図5は電源電位Vccの変化に対する、実施
の形態1の昇圧電位供給回路の昇圧電位Vpp変化を示す
グラフである。なお、図5において、直線Leが実施の
形態1の昇圧電位発生回路が確実に発生し得る最大の昇
圧電位Vppを示し、直線Lbはワードドライバ24等の
内部回路が実際に必要な昇圧電位Vppを示し、直線Ld
は電源電位Vccの変化を示す。なお、図33と同様の部
分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略
する。
【0075】ここで、図5において、電位Vcを電源電
位検知回路4によって切り替え信号SSの“H”,
“L”が切り替わる第1の比較電位とする。
【0076】このような構成の実施の形態1の昇圧電位
供給回路は、電源電位Vccを電源電位検知回路4により
検知し、電源電位Vccが第1の比較電位Vcを下回る
時、電源電位検知回路4から“L”の切り替え信号SS
を出力させ、スイッチ部3をオン状態にする。その結
果、常時活性状態の2Vccチャージポンプ回路1に加
え、2Vccチャージポンプ回路2をも活性状態にし、そ
の電荷供給能力(第1の電荷供給能力+第2の電荷供給
能力)は2Vccチャージポンプ回路1の活性時の2倍に
なり、比較的大きなものとなる。
【0077】したがって、電源電位Vccが電位Va
(1.5V程度)近傍の比較的低電位な場合であって
も、2Vccチャージポンプ回路1及び2による比較的大
きな電荷供給能力(第1の電荷供給能力)で、昇圧電位
ノードNppに確実に2Vccの昇圧電位Vppを供給するこ
とができるため、電源電位Vccが電位Vaまで低下して
も、ワードドライバ24等のDRAMの内部回路が実際
に必要な電位を満足する昇圧電位Vppを供給することが
できる。
【0078】一方、電源電位Vccが第1の比較電位Vc
を上回る時、電源電位検知回路4から“H”の切り替え
信号SSを出力させ、スイッチ部3をオフ状態にする。
その結果、2Vccチャージポンプ回路2は非活性状態と
なり、常時活性状態の2Vccチャージポンプ回路1のみ
によって第1の部分電荷供給能力(第2の電荷供給能
力)で昇圧電位Vppが供給される。
【0079】したがって、2Vccチャージポンプ回路1
のみによる比較的小さな電荷供給能力(第2の電荷供給
能力)で、昇圧電位ノードNppに昇圧電位Vppを供給す
るため、昇圧電位Vpp(Le)は2Vccを下回るが、実
際に必要な電位(Lb)を十分に上回っているため問題
はない。さらに、電荷供給能力を必要最小限に抑えるこ
とによる消費電力の低減が図れるという効果を奏する。
【0080】したがって、実施の形態1の昇圧電位供給
回路を有するDRAMにおけるワードドライバ24(図
1参照)は、電源電位Vccに変動があっても、メモリセ
ルアレイ25内で昇圧電位Vppのワード線WLに接続さ
れる所定数のメモリセルに正確にアクセスすることがで
きる。
【0081】また、実施の形態1では、2Vccチャージ
ポンプ回路1及び2それぞれの第1及び第2の部分電荷
供給能力を同一に設定したが、その必然性はなく、第1
の部分電荷供給能力及び第2の部分電荷供給能力を異な
る値に設定してもよい。
【0082】<実施の形態2>図6はこの発明の実施の
形態2である昇圧電位供給回路の構成を示すブロック図
である。同図に示すように、3つの2Vccチャージポン
プ回路11,12及び13の共通出力が昇圧電位ノード
Nppとなる。2Vccチャージポンプ回路1は図示しない
リングオシレータからの発振信号CLKを常に受け、第
1の部分電荷供給能力で昇圧電位ノードNppの昇圧電位
Vppを発生する。一方、2Vccチャージポンプ回路12
は、スイッチ部14を介して発振信号CLKを受け、ス
イッチ部14がオン状態のとき活性状態となり、第2の
部分電荷供給能力で昇圧電位ノードNppに昇圧電位Vpp
を発生する。また、2Vccチャージポンプ回路13は、
スイッチ部15を介して発振信号CLKを受け、スイッ
チ部15がオン状態のとき活性状態となり、第3の部分
電荷供給能力で昇圧電位ノードNppに昇圧電位Vppを発
生する。
【0083】電源電位検知回路16は、電源電位Vccを
受け、電源電位が第1の比較電位Vc(図5参照)以上
のときオフを指示する切り替え信号SS1をスイッチ部
14に出力し、第1の比較電位以下のときオンを指示す
る切り替え信号SS1をスイッチ部14に出力する。
【0084】電源電位検知回路17は、電源電位Vccを
受け、例えば、通常動作時のレベルを十分上回る第2の
比較電位(4V程度)のときオフを指示する切り替え信
号SS2をスイッチ部15に出力し、第2の比較電位以
下のときオンを指示する切り替え信号SS2をスイッチ
部15に出力する。
【0085】2Vccチャージポンプ回路11,12及び
13の内部構成は、実施の形態2の2Vccチャージポン
プ回路1及び2同様、図23,図25及び図27で示し
た回路構成となる。ただし、第1の部分電荷供給能力は
非常に小さく、第2及び第3の部分電荷供給能力はそれ
ぞれ第1の部分電荷供給能力より十分大きく、実施の形
態1の2Vccチャージポンプ回路1の第1の部分電荷供
給能力(=第2の部分電荷供給能力)と同レベルであ
る。
【0086】スイッチ部14,15は実施の形態1のス
イッチ部3と同様の内部構成であり、電源電位検知回路
16,17は実施の形態1の電源電位検知回路4と同様
の内部構成である。ただし、電源電位検知回路16と電
源電位検知回路17とは電源電位Vccと比較する比較電
位のレベルが異なる。
【0087】このような構成の実施の形態2の昇圧電位
供給回路は、電源電位Vccを電源電位検知回路16,1
7により検知し、電源電位Vccが第1の比較電位Vcを
下回る時、電源電位検知回路16及び17から共に
“L”の切り替え信号SS1及びSS2を出力させ、ス
イッチ部14,15を共にオン状態にする。その結果、
常時活性状態の2Vccチャージポンプ回路11に加え、
2Vccチャージポンプ回路12及び13をも活性状態に
し、その電荷供給能力は十分大きくなる。
【0088】したがって、電源電位Vccが電位Va近傍
の比較的低い電位であっても、2Vccチャージポンプ回
路11〜13による第1〜第3の部分電荷供給能力の和
となる電荷供給能力(第1の電荷供給能力)で、昇圧電
位ノードNppに確実に2Vccの昇圧電位Vppを供給する
ことができるため、電源電位VccがVaまで低下しても
実際に必要な電位を満足する昇圧電位Vppを供給するこ
とができる。
【0089】一方、電源電位Vccが第1の比較電位Vc
を上回り、第2の比較電位以下の時、電源電位検知回路
16から“H”の切り替え信号SS1を出力させ、電源
電位検知回路17から“L”の切り替え信号SS2を出
力させ、スイッチ部14をオフ状態、15をオン状態に
する。その結果、2Vccチャージポンプ回路12は非活
性状態、2Vccチャージポンプ回路13は活性状態とな
るため、常時活性状態の2Vccチャージポンプ回路11
と2Vccチャージポンプ回路13とによって、比較的小
さな昇圧電位Vppが供給される。
【0090】したがって、2Vccチャージポンプ回路1
1及び13による第1及び第3の部分電荷供給能力の和
となる比較的小さな電荷供給能力(第2の電荷供給能
力)で、昇圧電位ノードNppに昇圧電位Vppを供給する
ため、昇圧電位Vpp(La)は2Vccを若干下回るが、
実際に必要な電位(Lb)を十分に上回っているため問
題はない。さらに、電荷供給能力を必要最小限に抑える
ことによる消費電力の低減が図れるという効果を奏す
る。
【0091】さらに、電源電位Vccが第2の比較電位を
上回る時、電源電位検知回路16及び17から共に
“H”の切り替え信号SS1及びSS2を出力させ、ス
イッチ部14,15を共にオフ状態にする。その結果、
2Vccチャージポンプ回路12及び13は共に非活性状
態となり、常時活性状態の2Vccチャージポンプ回路1
1のみによって昇圧電位Vppが供給され、その電荷供給
能力(第3の電荷供給能力)は非常に小さくなる。
【0092】初期不良のあるDRAM等を取り除きたい
場合、通常動作で用いる電位より高い4Vを超える電源
電位Vccを与えてテストする。
【0093】しかしながら、昨今デバイスの微細化が進
み、トランジスタのゲート酸化膜が年々薄くなる傾向に
あるため、電源電位Vccに対して昇圧電位Vppが必要以
上に高くなると、テスト時にゲート酸化膜を破壊してし
まい、正常なDRAMを破壊してしまう恐れがある。
【0094】このようなテスト時を考慮して、電源電位
Vccが第2の比較電位以上になるとき、実施の形態2の
昇圧電位供給回路は、最も小さい電荷供給能力である第
3の電荷供給能力で昇圧電位Vppを供給するため、電源
電位Vccに対して昇圧電位Vppが必要以上に高くなら
ず、ゲート酸化膜を破壊することなく、テストを支障な
く実行可能にできるという効果を奏する。
【0095】<実施の形態3>図7はこの発明の実施の
形態3である昇圧電位供給回路の構成を示すブロック図
である。同図に示すように、2つの3Vccチャージポン
プ回路5及び6の共通出力が昇圧電位ノードNppとな
る。3Vccチャージポンプ回路5は図示しないリングオ
シレータからの発振信号CLKを常に受け、第1の部分
電荷供給能力で昇圧電位ノードNppの昇圧電位Vppを発
生する。一方、3Vccチャージポンプ回路6は、スイッ
チ部7を介して発振信号CLKを受け、スイッチ部7が
オン状態のとき活性状態となり、第2の部分電荷供給能
力(第1の部分電荷供給能力と同じ能力)で昇圧電位ノ
ードNppに昇圧電位Vppを発生する。
【0096】電源電位検知回路8は、電源電位Vccを受
け、電源電位が第1の比較電位以上のときオフを指示す
る切り替え信号SSをスイッチ部7に出力し、第1の比
較電位以下のときオンを指示する切り替え信号SSをス
イッチ部7に出力する。なお、スイッチ部7の内部構成
は図2で示した実施の形態1のスイッチ部3と同様であ
り、電源電位検知回路8の内部構成は図3,図4で示し
た実施の形態1の電源電位検知回路4のと同様である。
【0097】図8は3Vccチャージポンプ回路5(6)
の内部構成の一例を示す回路図である。同図に示すよう
に、3Vcc発生チャージポンプ回路5は、キャパシタ1
23,125、ダイオード127,129、NMOSト
ランジスタ131及びレベル変換回路133から構成さ
れる。
【0098】キャパシタ123は、クロック信号CLK
の入力ノードとノードNAとの間に介挿される。ダイオ
ード127のアノードは電源電位Vccを受け、カソード
はノードNAに接続される。キャパシタ125はレベル
変換回路133の出力ノードとノードNBとの間に介挿
される。ダイオード129のアノードは電源電位Vcc受
け、カソードはノードNBに接続される。NMOSトラ
ンジスタ131は、ノードNBと昇圧電位ノードNppと
の間に介挿される。NMOSトランジスタ131のゲー
トは、ノードNBに接続される。なお、レベル変換回路
133の内部構成は、図26で示したレベル変換回路と
同様である。ただし、図26のレベル変換回路の昇圧電
位Vppを受けるノードが、電源電位Vccをダイオード1
27を受けるノードNAに置き代わる点が異なる。ノー
ドNAは、プリチャージ回路としてのダイオード127
により、電源電位Vccレベルにされている。
【0099】このような構成において、キャパシタ12
3に与えられているクロック信号CLKが、接地レベル
から電源電位Vccレベルにされると、ノードNAの電位
は、キャパシタ123の容量結合により2Vccレベルに
なる。この2Vccレベルの電位を有するノードNAを動
作電源とするレベル変換回路133は、キャパシタ12
5に、2Vccレベルの電位を出力することになる。すな
わち、レベル変換回路133は、接地レベル〜電源電位
Vccの振幅を有するクロック信号CLKを入力信号IN
として受け、入力信号INの振幅を広げて、接地レベル
〜2Vccの振幅を有する出力信号OUTを出力すること
になる。
【0100】キャパシタ125に2Vccの電位が与えら
れると、電源電位Vccにプリチャージされているノード
NBの電位が、キャパシタ125の容量結合により3V
ccになる。NMOSトランジスタ131は、このような
ノードNBの3Vccレベルの電位を、昇圧電位ノードN
ppに伝える。ただし、正確には、NMOSトランジスタ
131の閾値電圧Vthnの影響を受けるため、昇圧電位
ノードNppには、(3Vcc−Vthn)の電位が伝えられ
ることになる。
【0101】このように、図8で示した構成の3Vccチ
ャージポンプ回路5(6)は、最大で、(3Vcc−Vth
n)の昇圧電位Vppを発生することができる。
【0102】図9は、3Vccチャージポンプ発生回路5
(6)の他の構成例を示す回路図である。なお、図8と
同様の部分については同一の参照符号を付しその説明は
適宜省略する。
【0103】図9を参照して、NMOSトランジスタ1
35は、ノードNBと昇圧電位ノードNppとの間に介挿
される。NMOSトランジスタ135のゲートはノード
NBに介挿されている。このNMOSトランジスタ13
5が、図8のNMOSトランジスタ131と異なるの
は、NMOSトランジスタ135が、図24で示したよ
うなトリプルウェル構造を採用していることである。こ
のように、図9の3Vcc発生チャージポンプ回路5は、
トリプルウェル構造のNMOSトランジスタ135を採
用しているため、図8のように、通常のNMOSトラン
ジスタ131を採用する場合に比べ、ノードNBの3V
ccレベルの電位を昇圧電位ノードNppに伝える際の閾値
電圧の影響を小さくできる。
【0104】すなわち、図9の3Vcc発生チャージポン
プ回路5が発生し得る最大の昇圧電位Vppは、(3Vcc
−Vv)となり、PN接合電圧Vvは閾値電圧Vthnよ
り小さいため、図8の構成の3Vcc発生チャージポンプ
回路5が発生し得る最大の昇圧電位Vppより大きくな
る。
【0105】図10は、3Vcc発生チャージポンプ回路
5(6)の他の例の詳細を示す回路図である。同図に示
すように、3Vcc発生チャージポンプ回路5は、ダイオ
ード141,143、NMOSトランジスタ137,1
39、キャパシタ145,147及びインバータ149
から構成される。
【0106】キャパシタ145は、ノードNAとクロッ
ク信号CLKの入力ノードとの間に介挿される。ダイオ
ード141のアノードは電源電位Vccを受け、カソード
はノードNAに接続される。NMOSトランジスタ13
7のゲートはノードNAに接続される。ダイオード14
3のアノードは電源電位Vccを受け、カソードはノード
NBに接続される。NMOSトランジスタ139は、ノ
ードNBと昇圧電位ノードNppとの間に介挿される。N
MOSトランジスタ139のゲートはノードNBに接続
される。キャパシタ147は、ノードNBとインバータ
149の出力部との間に介挿される。インバータ149
の入力としてクロック信号CLKを受ける。なお、NM
OSトランジスタ137,139の閾値は共にVthnで
あるとする。
【0107】図11は、図10で示した構成の3Vcc発
生チャージポンプ回路5の動作を説明するためのタイミ
ング図である。
【0108】図10及び図11を参照して、3Vcc発生
チャージポンプ回路の動作を説明する。ノードNAはダ
イオード141によって、電源電位Vccにプリチャージ
されている。クロック信号CLKが接地レベル(0V)
から電源電位Vccにされると、キャパシタ145の容量
結合によりノードNAの電位は、2Vccレベルにされ
る。このノードNAの2Vccレベルの電位は、NMOS
トランジスタ137を介してノードNBに伝えられる。
したがって、電源電位Vccにプリチャージされていたノ
ードNBの電位は、電源電位Vccよりもさらに上昇し、
(2Vcc−Vthn)の電位になる。
【0109】次に、クロック信号CLKが電源電位Vcc
から接地レベル(0V)にされた場合には、クロック信
号CLKはインバータ149によって反転されるため、
電源電位Vccがキャパシタ147に与えられ、キャパシ
タ147の容量結合によって、(2Vcc−Vthn)の電
位を有するノードNBの電位は、(3Vcc−Vthn)ま
で上昇することになる。そして、NMOSトランジスタ
139は、ノードNBの(3Vcc−Vthn)の電位を、
昇圧電位ノードNppに昇圧電位Vppとして伝えることに
なる。ただし、正確には、閾値電圧Vthnを考慮する
と、ノードNppには、(3Vcc−2Vthn)の電位が与
えられる。このように構成された3Vcc発生チャージポ
ンプ回路5では、最大で、(3Vcc−2Vthn)レベル
の昇圧電位Vppを発生することができる。
【0110】図10で示した構成の3Vcc発生チャージ
ポンプ回路の動作をまとめると、ノードNAにおいて、
電源電位Vccに対して1回目の昇圧動作を施し、さら
に、ノードNBにおいて2回目の昇圧動作を施して、昇
圧電位ノードNppに、(3Vcc-2Vthn)レベルの昇圧電
位Vppを発生する。
【0111】図12は電源電位Vccの変化に対する、実
施の形態3の昇圧電位供給回路の昇圧電位Vpp変化を示
すグラフである。なお、図12において、直線Lfが実
施の形態3の昇圧電位発生回路が発生し得る最大の昇圧
電位Vppを示し、直線Lbは実際に必要な昇圧電位Vpp
を示し、直線Ldは電源電位Vccの変化を示す。
【0112】ここで、図12において、電位Vc′を電
源電位検知回路8によって切り替え信号SSが切り替わ
る第1の比較電位とする。
【0113】このような構成の実施の形態3の昇圧電位
供給回路は、電源電位Vccを電源電位検知回路8により
検知し、電源電位Vccが第1の比較電位Vc′を下回る
時、電源電位検知回路8から“L”の切り替え信号SS
を出力させ、スイッチ部7をオン状態にする。その結
果、常時活性状態の3Vccチャージポンプ回路5に加
え、3Vccチャージポンプ回路6をも活性状態にし、そ
の電荷供給能力(第1の電荷供給能力)は第1及び第2
の部分電荷供給能力の和となり、3Vccチャージポンプ
回路5の活性時の2倍になる。
【0114】したがって、電源電位Vccが電位Va′
(昇圧電位Vppが実際に必要な電位と一致する電位)近
傍であっても、3Vccチャージポンプ回路5及び6によ
る比較的大きな電荷供給能力で、昇圧電位ノードNppに
確実に3Vccの昇圧電位Vppを供給することができるた
め、電源電位VccがVa′まで低下しても実際に必要な
電位を満足する昇圧電位Vppを供給することができる。
【0115】一方、電源電位Vccが第1の比較電位V
c′を上回る時、電源電位検知回路8から“H”の切り
替え信号SSを出力させ、スイッチ部7をオフ状態にす
る。その結果、3Vccチャージポンプ回路6は非活性状
態となるため、常時活性状態の3Vccチャージポンプ回
路5のみによって昇圧電位Vppが供給される。
【0116】したがって、3Vccチャージポンプ回路5
の第1の部分電荷供給能力のみによる比較的小さな電荷
供給能力(第2の電荷供給能力)で、昇圧電位ノードN
ppに昇圧電位Vppを供給するため、昇圧電位Vpp(L
f)は3Vccを下回るが、実際に必要な電位(Lb)を
十分に上回っているため問題はない。さらに、電荷供給
能力を必要最小限に抑えることによる消費電力の低減が
図れるという効果を奏する。
【0117】加えて、実施の形態3の昇圧電位供給回路
が発生する昇圧電位Vppは3Vccであるため、昇圧電位
Vppが実際に必要な電位と一致する電位Va′は、実施
の形態1及び2のVaより小さくなるため、適切な昇圧
電位Vppを供給可能な電源電位Vccの下限を実施の形態
1,2のより小さくすることができる分、適切なレベル
の昇圧電位Vppを供給可能な電源電位Vccの範囲を広く
することができる。
【0118】なお、実施の形態1の昇圧電位供給回路と
実施の形態3の昇圧電位供給回路とを比較した場合、適
切なレベルの昇圧電位Vppを供給可能な電源電位Vccの
範囲では実施の形態3の方が優るが、比較的簡単な回路
構成で回路面積の小さい昇圧電位供給回路を得る点に関
して実施の形態1の方が優る。
【0119】また、実施の形態3では、3Vccチャージ
ポンプ回路5及び6の電荷供給能力を同一にしたが、そ
の必然性はなく、消費電力等を考慮して第1の部分電荷
供給能力及び第2の部分電荷供給能力を異なる値に設定
してもよい。
【0120】また、実施の形態3に実施の形態2の考え
方を適用して、3種類の3Vccチャージポンプ回路を設
け、電源電位Vccの変動によって3種類の電荷供給能力
で昇圧電位Vppを供給するように構成してもよい。
【0121】<その他>実施の形態1〜実施の形態3で
は、電源電位検知回路を1または2個設け、電源レベル
によって、2もしくは3種類の電荷供給能力で昇圧電位
Vppを供給する昇圧電位供給回路を示したが、電源検知
回路を3個以上設け、多段階の容量値切り替えを行う等
により、4種類以上の電荷供給能力で昇圧電位Vppを供
給するように構成してもよい。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載の昇圧電位供給回路において、電源電位検
知手段は検知した電源電位に基づき制御信号を出力し、
昇圧電位発生手段は上記制御信号に基づき決定される電
荷供給能力で昇圧電位を発生するため、電源電位の変動
に応じた適切な電荷供給能力で昇圧電位を昇圧電位ノー
ドから供給することができる。
【0123】請求項2記載の昇圧電位供給回路におい
て、昇圧電位発生手段は、制御信号が第1の状態(電源
電位が第1の比較電位より低い)を指示するとき、比較
的大きな第1の電荷供給能力で昇圧電位を発生し、電源
電位が第2の状態(電源電位が第1の比較電位よりも高
い)を指示するとき、比較的小さな第2の電荷供給能力
で昇圧電位を発生する。
【0124】したがって、電源電位と昇圧電位との差が
小さく最大レベルの昇圧電位の発生を必要とする状況で
は比較的大きな第1の電荷供給能力で昇圧電位を発生す
ることにより電位低下させることなく昇圧電位を供給
し、電源電位と昇圧電位との差が大きく昇圧電位に余裕
がある状況では比較的小さな第2の電荷供給能力で昇圧
電位を発生することにより、消費電流を抑制することが
できる。
【0125】その結果、適切なレベルの昇圧電位を供給
しながら、消費電流の抑制を図った昇圧電位供給回路を
得ることができる。
【0126】また、請求項3記載の昇圧電位供給回路の
昇圧電位発生手段は第1及び第2のチャージポンプ手段
を有し、第1のチャージポンプ手段は常に活性状態であ
り、第2のチャージポンプ手段は制御信号が第1の状態
を指示するとき活性状態となり、制御信号が第2の状態
を指示するとき非活性状態となる。
【0127】したがって、電源電位が第1の状態のとき
第2のチャージポンプ回路を活性状態にして第1の部分
電荷供給能力と第2の部分電荷供給能力との和により比
較的大きな第1の電荷供給能力を実現し、電源電位が第
2の状態のとき第2のチャージポンプ回路を非活性状態
にして第1の部分電荷供給能力のみによる比較的小さな
第2の電荷供給能力を実現している。
【0128】また、請求項4記載の昇圧電位供給回路
は、昇圧電位は電源電位の2倍程度の大きさの電位を含
むため、電源電位が第1の状態のときは確実に電源電位
の2倍程度の昇圧電位を供給することができる。
【0129】また、請求項5記載の昇圧電位供給回路
は、昇圧電位は電源電位の3倍程度の大きさの電位を含
むため、電源電位が第1の状態のときは確実に電源電位
の3倍程度の昇圧電位を供給することができる。
【0130】請求項6記載の昇圧電位供給回路におい
て、昇圧電位発生手段は、制御信号が第1の状態(電源
電位が第1の比較電位より低い)を指示するとき、比較
的大きな第1の電荷供給能力で昇圧電位を発生し、電源
電位が第2の状態(電源電位が第1の比較電位よりも高
く第2の比較電位より低い)を指示するとき、比較的小
さな第2の電荷供給能力で昇圧電位を発生する、電源電
位が第3の状態(電源電位が第2の比較電位よりも高
い)を指示するとき、第2の電荷供給能力より低い第3
の電荷供給能力で昇圧電位を発生する。
【0131】したがって、電源電位と昇圧電位との差が
小さく最大レベルの昇圧電位の発生を必要とする状況で
は比較的大きな第1の電荷供給能力で昇圧電位を発生す
ることにより電位低下させることなく昇圧電位を供給
し、電源電位と昇圧電位との差が大きく昇圧電位に余裕
がある状況では比較的小さな第2の電荷供給能力で昇圧
電位を発生することにより、消費電流を抑制することが
でき、電源電位と昇圧電位との差が非常に大きく昇圧電
位の電位上昇を抑えたい状況では非常に小さな第3の電
荷供給能力で昇圧電位を発生することにより、昇圧電位
の上昇を必要最小限に抑制することができる。
【0132】その結果、適切なレベルの昇圧電位の供給
しながら、消費電流の抑制を図り、昇圧電位供給回路を
得ることができる。
【0133】また、請求項7記載の昇圧電位供給回路に
おいて、昇圧電位発生手段は第1〜第3のチャージポン
プ手段を有し、第1のチャージポンプ手段は常に活性状
態であり、第2のチャージポンプ手段は制御信号が上記
第1の状態を指示するとき活性状態となり、制御信号が
上記第2の状態または上記第3の状態を指示するとき非
活性状態なり、第3のチャージポンプ手段は制御信号が
上記第1の状態または上記第2の状態を指示するとき活
性状態となり、制御信号が上記第3の状態を指示すると
き非活性状態なる。
【0134】したがって、電源電位が上記第1の状態の
とき、第2及び第3のチャージポンプ回路を活性状態に
して第1〜第3の部分電荷供給能力の和により比較的大
きな第1の電荷供給能力を実現し、電源電位が上記第2
の状態のとき、第2のチャージポンプ手段を非活性状態
にし第3のチャージポンプ手段を活性状態にして第1の
電荷供給能力と第3の電荷供給能力との和により比較的
小さな第2の電荷供給能力を実現し、電源電位が上記第
3の状態のとき第2及び第3のチャージポンプ回路を非
活性状態にして第1の部分電荷供給能力のみによる非常
に小さな第3の電荷供給能力を実現している。
【0135】さらに、請求項8記載の昇圧電位供給回路
において、電源電位検知手段は第1及び第2の部分電源
電位検知手段を有し、第1の部分電源電位検知手段は電
源電位が第1の比較電位より低い上記第1の状態である
か電源電位が第1の比較電位よりも高い上記第2の状態
または上記第3の状態であるかを指示する第1の部分制
御信号を第2のチャージポンプ手段に出力し、第2の部
分電源電位検知手段は電源電位が第2の比較電位より低
い第1の状態または第2の状態であるか電源電位が第2
の比較電位よりも高い上記第3の状態であるかを指示す
る第2の部分制御信号を第3のチャージポンプ手段に出
力している。
【0136】したがって、第2のチャージポンプ手段は
第1の部分電源電位検知手段の第1の部分制御信号によ
って活性/非活性が制御され、第3のチャージポンプ手
段は第2の部分電源電位検知手段の第2の部分制御信号
によって活性/非活性が制御される。
【0137】この発明における請求項9記載の半導体記
憶装置は、請求項1記載の昇圧電位供給回路と、昇圧電
位ノードに接続され、昇圧電位を動作電源電位として動
作する内部回路とを備えている。
【0138】したがって、内部回路は、電源電位の変動
に応じた適切な電荷供給能力で昇圧電位ノードから供給
される昇圧電位を受けることができるため、電源電位の
変動があっても正常な動作を行うことができる。
【0139】また、請求項10記載の半導体記憶装置に
おいて、メモリセルアレイはダイナミック型の複数のメ
モリセルを有し、内部回路は選択状態のときメモリセル
選択線に昇圧電位に設定するメモリセル選択線制御回路
を含むため、メモリセル選択線制御回路により、電源電
位の変動があっても適切なレベルの昇圧電位に選択状態
のメモリセル選択線を設定することにより、メモリセル
選択線に接続される所定数のメモリセルに正確にアクセ
スすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である昇圧電位供給
回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のスイッチ部の内部構成を示す回路図で
ある。
【図3】 図1の電源電位検知回路の内部構成を示す回
路図である。
【図4】 図1の電源電位検知回路4の他の内部構成を
示す回路図である。
【図5】 実施の形態1の昇圧電位供給回路の動作説明
用のグラフである。
【図6】 この発明の実施の形態2である昇圧電位供給
回路の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態3である昇圧電位供給
回路の構成を示すブロック図である。
【図8】 図8の3Vccチャージポンプ回路の内部構成
を示す回路図である。
【図9】 図8の3Vccチャージポンプ回路の他の内部
構成を示す回路図である。
【図10】 図8の3Vccチャージポンプ回路の他の内
部構成を示す回路図である。
【図11】 図10の3Vccチャージポンプ回路の動作
を示すタイミング図である。
【図12】 実施の形態3の昇圧電位供給回路の動作説
明用のグラフである。
【図13】 従来のDRAM全体の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図14】 DRAMのメモリセルの構成を示す説明図
である。
【図15】 DRAMのメモリセルの構成を示す説明図
である。
【図16】 DRAMのメモリセルの構成を示す説明図
である。
【図17】 基板効果によるメモリセルのトランジスタ
の閾値上昇の様子を示すグラフである。
【図18】 ワード線と電源電位Vccとの関係を示すグ
ラフである。
【図19】 ワードドライバの構成を示す回路図であ
る。
【図20】 ワードドライバの他の構成を示す回路図で
ある。
【図21】 従来のVpp発生回路の基本原理を示す回路
図である。
【図22】 チャージポンプ回路の構成を示す回路図で
ある。
【図23】 チャージポンプ回路の他の構成を示す回路
図である。
【図24】 図23のチャージポンプ回路内のトランジ
スタの構造を示す断面図である。
【図25】 チャージポンプ回路の他の構成を示す回路
図である。
【図26】 レベル変換回路の構成を示す回路図であ
る。
【図27】 チャージポンプ回路の他の構成を示す回路
図である。
【図28】 図27のチャージポンプ回路の動作を示す
タイミング図である。
【図29】 Vpp電源の利用例を示す説明図である。
【図30】 昇圧電位供給回路の一例を示すブロック図
である。
【図31】 図30の検知回路の構成を示す回路図であ
る。
【図32】 図30の検知回路の他の構成を示す回路図
である。
【図33】 電源電位Vccと昇圧電位Vppとの関係を示
すグラフである。
【図34】 昇圧電位Vppを供給する電源を示す回路図
である。
【符号の説明】
1,2,11〜13 2Vccチャージポンプ回路、3,
7,14,15 スイッチ部、4,8,16,17 電
源電位検知回路、5,6 3Vccチャージポンプ回路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇圧電位を昇圧電位ノードから供給する
    昇圧電位供給回路であって、 電源電位を検知して、検知した前記電源電位に基づき制
    御信号を出力する電源電位検知手段と、 前記電源電位を昇圧して前記昇圧電位を昇圧電位ノード
    に発生する昇圧電位発生手段とを備え、 前記昇圧電位発生手段は、前記制御信号に基づき決定さ
    れる電荷供給能力で前記昇圧電位を発生することを特徴
    とする、昇圧電位供給回路。
  2. 【請求項2】 前記制御信号は、前記電源電位が第1の
    比較電位より低い第1の状態であるか前記電源電位が前
    記第1の比較電位よりも高い第2の状態であるかを指示
    する情報を少なくとも含み、 前記昇圧電位発生手段は、前記制御信号が前記第1の状
    態を指示するとき、比較的大きな第1の電荷供給能力で
    前記昇圧電位を発生し、前記制御信号が前記第2の状態
    を指示するとき、比較的小さな第2の電荷供給能力で前
    記昇圧電位を発生する、請求項1記載の昇圧電位供給回
    路。
  3. 【請求項3】 前記昇圧電位発生手段は、 活性状態時に、前記電源電位を昇圧して第1の部分電荷
    供給能力で前記昇圧電位を前記昇圧電位ノードに発生す
    る第1のチャージポンプ手段と、 活性状態時に、前記電源電位を昇圧して第2の部分電荷
    供給能力で前記昇圧電位を前記昇圧電位ノードに発生す
    る第2のチャージポンプ手段とを備え、 前記第1のチャージポンプ手段は常に活性状態であり、
    前記第2のチャージポンプ手段は前記制御信号が前記第
    1の状態を指示するとき活性状態となり、前記制御信号
    が前記第2の状態を指示するとき非活性状態となる、請
    求項2記載の昇圧電位供給回路。
  4. 【請求項4】 前記昇圧電位は、前記電源電位の2倍程
    度の大きさの電位を含む、請求項1ないし請求項3のい
    ずれか1項に記載の昇圧電位供給回路。
  5. 【請求項5】 前記昇圧電位は、前記電源電位の3倍程
    度の大きさの電位を含む、請求項1ないし請求項3のい
    ずれか1項に記載の昇圧電位供給回路。
  6. 【請求項6】 前記制御信号は、前記電源電位が第1の
    比較電位より低い第1の状態であるか、前記電源電位が
    前記第1の比較電位よりも高く第2の比較電位よりも低
    い第2の状態であるか、前記電源電位が前記第2の比較
    電位よりも第3の状態であるかを指示する情報を少なく
    とも含み、 前記昇圧電位発生手段は、前記制御信号が前記第1の状
    態を指示するとき、比較的大きな第1の電荷供給能力で
    前記昇圧電位を発生し、前記制御信号が前記第2の状態
    を指示するとき、比較的小さな第2の電荷供給能力で前
    記昇圧電位を発生する、前記制御信号が前記第3の状態
    を指示するとき、前記第2の電荷供給能力より十分小さ
    い第3の電荷供給能力で前記昇圧電位を発生する、請求
    項1記載の昇圧電位供給回路。
  7. 【請求項7】 前記昇圧電位発生手段は、 活性状態時に、前記電源電位を昇圧して第1の部分電荷
    供給能力で前記昇圧電位を前記昇圧電位ノードに発生す
    る第1のチャージポンプ手段と、 活性状態時に、前記電源電位を昇圧して第2の部分電荷
    供給能力で前記昇圧電位を前記昇圧電位ノードに発生す
    る第2のチャージポンプ手段と、 活性状態時に、前記電源電位を昇圧して第3の部分電荷
    供給能力で前記昇圧電位を前記昇圧電位ノードに発生す
    る第3のチャージポンプ手段とを備え、 前記第1のチャージポンプ手段は常に活性状態であり、
    前記第2のチャージポンプ手段は前記制御信号が前記第
    1の状態を指示するとき活性状態となり、前記制御信号
    が前記第2の状態または前記第3の状態を指示するとき
    非活性状態となり、前記第3のチャージポンプ手段は前
    記制御信号が前記第1の状態または前記第2の状態を指
    示するとき活性状態となり、前記制御信号が前記第3の
    状態を指示するとき非活性状態なる、 請求項6記載の昇圧電位供給回路。
  8. 【請求項8】 前記制御信号は第1及び第2の部分制御
    信号を含み、 前記電源電位検知手段は、 前記電源電位に基づき、前記電源電位が前記第1の比較
    電位より低い前記第1の状態であるか前記電源電位が前
    記第1の比較電位よりも高い前記第2の状態または前記
    第3の状態であるかを指示する前記第1の部分制御信号
    を前記第2のチャージポンプ手段に出力する第1の部分
    電源電位検知手段と、 前記電源電位に基づき、前記電源電位が前記第2の比較
    電位より低い前記第1の状態または前記第2の状態であ
    るか前記電源電位が前記第2の比較電位よりも高い前記
    第3の状態であるかを指示する前記第2の部分制御信号
    を前記第3のチャージポンプ手段に出力する第2の部分
    電源電位検知手段とを含む、請求項7記載の昇圧電位供
    給回路。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の昇圧電位供給回路と、 前記昇圧電位ノードに接続され、前記昇圧電位を動作電
    源電位として動作する内部回路と、 前記内部回路の動作によってアクセス可能となるメモリ
    セルアレイと、を備える半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記メモリセルアレイはダイナミック
    型の複数のメモリセルを有し、 前記内部回路は前記複数のメモリセルのうち所定数のメ
    モリセルを選択するためのメモリセル選択線を有し、選
    択状態のとき前記メモリセル選択線を前記昇圧電位に設
    定するメモリセル選択線制御回路を含む、請求項9記載
    の半導体記憶装置。
JP4790997A 1997-03-03 1997-03-03 昇圧電位供給回路及び半導体記憶装置 Pending JPH10247386A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4790997A JPH10247386A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 昇圧電位供給回路及び半導体記憶装置
US08/874,351 US5909141A (en) 1997-03-03 1997-06-13 Step-up potential supply circuit and semiconductor storage device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4790997A JPH10247386A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 昇圧電位供給回路及び半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10247386A true JPH10247386A (ja) 1998-09-14

Family

ID=12788512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4790997A Pending JPH10247386A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 昇圧電位供給回路及び半導体記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5909141A (ja)
JP (1) JPH10247386A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6734717B2 (en) 2001-12-29 2004-05-11 Hynix Semiconductor Inc. Charge pump circuit
US6774708B2 (en) 2001-09-27 2004-08-10 Oki Electric Industry Co., Ltd. Voltage boosting circuit with two main charge pumps
KR100507701B1 (ko) * 2001-12-06 2005-08-09 주식회사 하이닉스반도체 부스트랩 회로
US7428169B2 (en) 2004-12-20 2008-09-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Nonvolatile semiconductor memory device and voltage generating circuit for the same
JP2010226953A (ja) * 1999-12-02 2010-10-07 Hynix Semiconductor Inc 半導体メモリ素子用高電圧発生器
JP2011175712A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JP2014003241A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Fujitsu Ltd 基板電位検出回路、半導体集積回路及び基板電位検出回路の較正方法
WO2020047237A1 (en) * 2018-08-31 2020-03-05 Micron Technology, Inc. Capacitive voltage modifier for power management
US10803963B2 (en) 2018-08-31 2020-10-13 Micron Technology, Inc. Capacitive voltage divider for power management

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002501654A (ja) 1997-05-30 2002-01-15 ミクロン テクノロジー,インコーポレイテッド 256Megダイナミックランダムアクセスメモリ
KR100243295B1 (ko) * 1997-06-26 2000-02-01 윤종용 반도체장치의 백 바이어스 발생기 및 그 발생방법
KR100271840B1 (ko) * 1997-08-27 2000-11-15 다니구찌 이찌로오 회로 면적의 증대를 억제하면서 복수의 전위를 출력할 수 있는내부 전위 발생 회로
JP2000112547A (ja) * 1998-10-05 2000-04-21 Mitsubishi Electric Corp 基板電圧発生回路および半導体集積回路装置
KR100293637B1 (ko) * 1998-10-27 2001-07-12 박종섭 드레인 전압 펌핑 회로
JP2000331490A (ja) * 1999-05-18 2000-11-30 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置
JP4242006B2 (ja) * 1999-06-23 2009-03-18 株式会社ルネサステクノロジ チャージポンプ回路およびそれを用いた不揮発性半導体記憶装置
KR100308502B1 (ko) * 1999-06-29 2001-11-01 박종섭 고전압 발생장치
JP2001126477A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路
JP2001145335A (ja) * 1999-11-11 2001-05-25 Nec Corp 昇圧回路
JP2001297583A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
KR100351054B1 (ko) * 2000-06-13 2002-09-05 삼성전자 주식회사 승압 전압 레벨 안정화 회로를 구비한 반도체 메모리장치
JP4786015B2 (ja) * 2000-07-04 2011-10-05 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP2002032987A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Mitsubishi Electric Corp 内部電圧発生回路
US6501817B2 (en) 2000-08-25 2002-12-31 United Memories, Inc. Area efficient redundancy multiplexer circuit technique for integrated circuit devices providing significantly reduced parasitic capacitance
US6369642B1 (en) * 2000-12-26 2002-04-09 Intel Corporation Output switch for charge pump reconfiguration
TWI293464B (en) * 2003-07-08 2008-02-11 Winbond Electronics Corp Two phase internal voltage generator
FR2858725B1 (fr) * 2003-08-06 2005-10-07 St Microelectronics Sa Dispositif autoreparable pour generer une haute tension, et procede de reparation d'un dispositif pour generer une haute tension.
JP4405216B2 (ja) * 2003-09-16 2010-01-27 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置
US7256642B2 (en) * 2004-03-19 2007-08-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Booster circuit, semiconductor device, and electronic apparatus
US7154785B2 (en) * 2004-06-25 2006-12-26 Micron Technology, Inc. Charge pump circuitry having adjustable current outputs
TWI273365B (en) * 2004-08-17 2007-02-11 Amic Technology Corp Boost circuit with a voltage detector
US7224207B2 (en) * 2005-09-20 2007-05-29 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Charge pump system with smooth voltage output
KR100727411B1 (ko) * 2005-12-29 2007-06-13 삼성전자주식회사 오픈 비트라인 구조의 메모리 셀 어레이를 가지는 반도체메모리 장치의 승압전압 발생회로 및 승압전압 발생방법
ITVA20060011A1 (it) * 2006-02-22 2007-08-23 St Microelectronics Srl Dispositivo di memoria e relativo metodo di controllo
JP4873552B2 (ja) * 2006-10-20 2012-02-08 ルネサスエレクトロニクス株式会社 昇圧電源回路
US7477093B2 (en) * 2006-12-31 2009-01-13 Sandisk 3D Llc Multiple polarity reversible charge pump circuit
KR101003140B1 (ko) * 2009-03-20 2010-12-21 주식회사 하이닉스반도체 내부 전원 발생 장치와 그의 제어 방법
US8406075B2 (en) * 2009-04-03 2013-03-26 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Ultra-low leakage memory architecture
US7969232B2 (en) * 2009-08-31 2011-06-28 Himax Technologies Limited Booster and voltage detection method thereof
KR20120078857A (ko) * 2011-01-03 2012-07-11 에스케이하이닉스 주식회사 전압 생성 방법 및 장치
TWI669714B (zh) * 2018-05-29 2019-08-21 力旺電子股份有限公司 電壓控制裝置及記憶體系統

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2947482B2 (ja) * 1989-11-09 1999-09-13 三菱電機株式会社 基板バイアス電圧発生回路
JPH05189961A (ja) * 1992-01-17 1993-07-30 Hitachi Ltd 半導体記憶装置
US5602794A (en) * 1995-09-29 1997-02-11 Intel Corporation Variable stage charge pump

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010226953A (ja) * 1999-12-02 2010-10-07 Hynix Semiconductor Inc 半導体メモリ素子用高電圧発生器
US6774708B2 (en) 2001-09-27 2004-08-10 Oki Electric Industry Co., Ltd. Voltage boosting circuit with two main charge pumps
KR100507701B1 (ko) * 2001-12-06 2005-08-09 주식회사 하이닉스반도체 부스트랩 회로
US6734717B2 (en) 2001-12-29 2004-05-11 Hynix Semiconductor Inc. Charge pump circuit
US7428169B2 (en) 2004-12-20 2008-09-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Nonvolatile semiconductor memory device and voltage generating circuit for the same
US8331158B2 (en) 2010-02-25 2012-12-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
JP2011175712A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JP2014003241A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Fujitsu Ltd 基板電位検出回路、半導体集積回路及び基板電位検出回路の較正方法
WO2020047237A1 (en) * 2018-08-31 2020-03-05 Micron Technology, Inc. Capacitive voltage modifier for power management
US10803963B2 (en) 2018-08-31 2020-10-13 Micron Technology, Inc. Capacitive voltage divider for power management
US10861567B2 (en) 2018-08-31 2020-12-08 Micron Technology, Inc. Capacitive voltage modifier for power management
TWI724524B (zh) * 2018-08-31 2021-04-11 美商美光科技公司 記憶體子系統及用於記憶體子系統之功率管理之方法
US11367490B2 (en) 2018-08-31 2022-06-21 Micron Technology, Inc. Capacitive voltage modifier for power management

Also Published As

Publication number Publication date
US5909141A (en) 1999-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10247386A (ja) 昇圧電位供給回路及び半導体記憶装置
US6489796B2 (en) Semiconductor device provided with boost circuit consuming less current
US9123402B2 (en) Dynamic random access memory and boosted voltage producer therefor
US6492863B2 (en) Internal high voltage generation circuit capable of stably generating internal high voltage and circuit element therefor
US5856951A (en) Semiconductor memory device with an improved hierarchical power supply line configuration
KR100539496B1 (ko) 전원전압의큰변화에대해유연성을갖는메모리레귤레이터제어방법
JP3704188B2 (ja) 半導体記憶装置
US5528538A (en) Voltage generating circuit in semiconductor integrated circuit
KR100518399B1 (ko) 내부 전압 레벨 제어 회로 및 반도체 기억 장치 및 그들의제어 방법
US6392944B1 (en) Semiconductor memory device capable of performing stable sensing operation even under low power supply voltage environment
US7545203B2 (en) Internal voltage generation circuit
US6525972B2 (en) Semiconductor memory device with boosting control circuit and control method
JPH10135424A (ja) 半導体集積回路装置
JP2001095234A (ja) 半導体集積回路
JPH0831171A (ja) 半導体記憶装置、内部電源電圧発生回路、内部高電圧発生回路、中間電圧発生回路、定電流源、および基準電圧発生回路
US6504353B2 (en) Drive power supplying method for semiconductor memory device and semiconductor memory device
JPH07201174A (ja) 半導体記憶装置
KR100224959B1 (ko) 다이나믹 랜덤 액세스 메모리
US20110249516A1 (en) Internal voltage generation device
JPH05250874A (ja) 電圧発生装置
US6614270B2 (en) Potential detecting circuit having wide operating margin and semiconductor device including the same
US7298199B2 (en) Substrate bias voltage generating circuit for use in a semiconductor memory device
JP2000030437A (ja) メモリデバイス
JPH09320266A (ja) ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ
JPH04276381A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060817