JPS62501140A - プラスチツク製密閉部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヘ プラスチック製密閉部材 本発明は、プラスチック製密閉部材、特に、自動車の車体の開口部を閉止する部 材に関する。この密閉部材は、本体部と、密封リップ片と、この密封リップ片に 向かい合って配設した保持手段とを備えている。

この種類の従来技術による密閉部材において、本体部は、Ｕ字形に成形した後、 引抜くため、密閉部材の頂部には、周縁溝が残る（ＤＥ−ＰＳ　１　５５５　０ ０７）。　故に、製造コストおよび材料コストは相当な額となり、また、密閉部 材は、必らずしも、自動車の車体の開口部を良好に密封し得るとは限らない。

しかし、自動車の車体の開口部を水密状態に密閉または密封すること′プ、自＠ 車を揚塗装する場合、熱処理後であっても、損傷を防止するために必要である。

従来技術は、同様にＵ字形の本体領域を備え、車体の開口部と協働して、一種の ばちんと嵌合する締結状態を形成する、自動車の床に設けたドレーン穴用の密閉 栓を備えている（ＤＥ−ＧｋＡ　１　８４０　７９３）。この公知の構造による 手段は、高価であり、自動車の車体の開口部を良好に密封することができない。

しかし、本発明の目的は、前述した型式の密閉部材であシ、特に、自動車の車体 の開口部を簡単、経済的且つ良好に密封し、および重荷重に耐えることのできる 密閉部材を提供することである。

本発明に依れば、本体部と、密閉リップ片とおよびパネルの穴に保持するだめの 手段とを備えるプラスチック製密閉部材であって、単一体として構成し、本体部 が直接密封リップ片および保持手段内まで合流することを特徴とする前記密閉部 材が提供きれる。

この密閉部材は、ポリエステル−エステル−ウレタンで製造することができる。

この特徴から次の如き利点が得られる。

−４０乃至１７０℃以上の範囲の温度に耐えることができる。

熱応力処理後の耐水性 組立ての容易さ 優れた塗装性−即ち、産業用塗料によって著るしく変質しない。

油脂、油との他の油脂製品に対する抵抗性、耐紫外線性、 耐磨損、磨耗性 温度を関数とする弾性 耐化学薬品性 この密閉部材の特別な構造によって、特に、自動車の車体の開口部を良好に密封 する密閉部材が得られる。

本発明の別の特徴に依れば、本体部は波形とすることができる。この場合、この 波形部分は同心状に伸長きせることができる。波形部分は、温度に起因する収縮 に対する公差を良好に補正する上で有利な手段である。

本発明の別の特徴に依れば、本体部の最外側の波形部分と連続している密封リッ プ片は、薄肉厚にし、円錐状のテーパが付けられている。この円錐状の薄肉厚の 密封リップ片は、良好な水密を提供し、対象とする金属の肉厚の差、不均一さを 補なう。

この場合、密封リップ片は、ビード部を備え、金属製パネルとの係合を向上妊せ ることができる。

本発明の別の特徴に依れば、保持手段は、薄肉厚の密封リップ片に向かい合うよ うに配設され、壁を相互に鈍角状態に配設した周縁止め輪を備えている。本発明 による密閉部材が、自動車の車体または他の支持体の金属に良好に固着され、水 密の接続を実現するように上記壁は弾性の密封リップ片と協働する。

本発明の別の特徴に依れば、保持手段は、相互に鋭角に配設した壁によって形成 でれた環状リップ片を備えることができる。

この特徴は、また、本発明に依る密閉部材と支持または車両部材、即ち、例えば 、自動車の車体間に水密の接続を実現する上で有効である。

密封リップ片は、本体部付近の下側に荒削り領域を備えることができる。この荒 削り領域は、温度による作用効果後、開口部に嵌合妊せた場合の密封度合いを向 上させるものである。

本発明の別の特徴に依れば、密封リップ片は、前周縁ビード部を備えることがで きる。また、本体部の波形部分は、１つ置きに材料の厚みを変えることもできる 。

本発明の別の特徴に依れば、密封リップ片は、水滴状の形状を備え、湾曲領域を 経て、本体部に合流することができる。また、水滴状の形状は、使用した場合、 自動車の本体近くに位置するように設計することができる。

この場合、止め輪は、湾曲領域の下側方向を向き、水滴状形状の前端を備えてい る。密封リップ片と止め輪を上記のように構成し、前端部を水滴状の形状とする ことにより、熱に応答して、材料特有の収縮が生じた場合、密封リップ片は中力 に引寄せられ、また、止め輪と本体部の下側の係合が向上するように画構成要素 の１景分布が行われるため、その結果、全体的な密封力は増大する。材料が集合 することにより、密封リップ片および止め輪は相互に対向する本体表面に向けて 引寄せられる。

本発明の別の特徴に依れば、保持手段は、円筒状伸長部分に合流するため、特に 、自動または組立てライン製造の場合、挿入に対する補助手段が簡単な方法で得 られる。自動車製造の場合、組立中、対象とする車体は、組立てラインを移動し ていることが多いため、車体の特定の穴を正確に位置決めすることは難しく、円 筒状伸長部分は、組立てを補助する簡単な手段となる。

本発明の別の特徴に依れば、円筒状伸長部分は、波形端縁を備えるか、または軸 線に対して平行に伸長する溝が形成式れる。

以下、図面に示した実施態様に関して、本発明の詳細な説明する。

第１図は、密閉部材の断面図、 第２図は、密閉部材の１部の平面図、 第３図は、自動車の車体に取付けた密閉部材の図、第４図は、密閉部材の別の実 施態様の一部切欠は断面図、第５図は、密閉部材の別の実施態様の一部切欠は断 面図、第６図は、第５図の実施態様を組立てた場合の一部切欠は断面図、および 第７図は、本発明に依る密閉部材の底部領域の展開図である。

第１図は、ポリエステル−エステル−ウレタンで製造（ヨーロッパ特許出願８３ 　２０　１１５０　６．公開扁１０２１１５に従い）した密閉部材１を示す。部 材１ば、本体部２と、周縁密封リップ片３と、およびこのリップ片３に向かい合 いに配設した周縁止め輪４とを備えている。

第１図および第２図に示した実施態様において、止め輪４は、喫状の形状を備え 、相互に鈍角な角度で伸長する２つの壁７，８を備えている。

リップ片３は、薄肉厚であり、円錐状のテーパが付けである。

このリップ片３は、本体部２に合流し、この本体部２は中心線Ｍと同心状に伸長 する波形部分へ６が設けられている。

最外側の波形部５は、止め輪４およびリップ片３内に直接合流している。リップ 片３、止め輪４および本体部３は単一構造である。

リップ片３は、第３図に示したような方法で穴内に圧入した後、自動車の車体１ ２等の支持部材に強固に係合し得るのに十分な可撓性を備えている。リップ片３ は薄厚であるため、容易に対応する穴に圧入することができる。

２つの壁′１８を備える止め輪４の特別な構造により、密閉部材１は、第３図に 示すように、車体１２を良好に締付ける。故に、密閉部材１によって、良好な水 密接続および車体１２の開口部の完全な密閉を実現することができる。

第１図および第２図に示した波形部分５．６の効果は、車体１２を熱処理した後 の密閉部材１の材料収縮が小てくなることでおる。故に、密閉部材１は、従来必 要とてれていたように、融接しなくとも、水密の密閉を行なう。この従来の融接 が不要となる結果、密閉部材は自動車の塗装完了後、取付けることが可能となる 。しかし、密閉部材１は、高温度による熱処理後であっても水密を維持し、従っ て、自動車を再塗装する場合でも依然作用可能である。

第、１図に示した実施態様において、止め輪４′は、相互に鋭角に配設した２つ の壁９，１０によって形成された弾性リップ片を備えている。この止め輪４′は 弾性であり、薄肉厚の弾性密封リップ片３と協働して、支持部材または車両部材 の開口部を確実に水密状態に密閉する。また、荒削り領域を設け、熱処理後、金 属即ち、支持部材の開口部に対して嵌合する密封度合いを向上させることができ る。

第１図に示すように、波形部分へ６は、材料の厚みが相互に異なっているため、 可撓性を向上式せることができる。

第５図に示した実施態様において、密封リップ片３′は、水滴状の形状を備え、 湾曲領域１３を介して、本体部２に合流している。本体部は、この場合、波形部 分へ６で波形の形状にすることができる。しかし、波形の特徴は省略することが 可能である。リップ片３′の水滴状の形状１４は、第６図から明らかなように、 自動車の車体に近接している。

リップ片３′は水滴状の形状であるため、リップ片３′は、第５図に矢印ｌで示 した方向に向けて中刃に収縮する材料特有の熱収縮に応答し、よって、密封度合 いは向上する。リップ片３′の重量分布および角度、並びに水滴状の形状１４は 、収縮中に上述の効果が得られるようにしである。

第５図および第６図を参照すると、止め輪４“は、湾曲領域１３０下側１５方向 を指向し、前面に水滴状の形状を備えることができる。熱に応答して生ずる収縮 中の上記効果は、第６図に示すように、輪４をより強固に、自動車の車体１２の 下側に係合埒せることである。従って、特別の構造のため、画構成要素３′およ び４′は、本発明の密閉部材によって、極めて良好な密封が確保嘔れることにな る。

第５図を参照すると、密閉部材は、流れ組立てラインにおいて、挿入するための 補助手段として、円筒状伸長部１７を備えることができる。この円筒状伸長部１ ７はまた、それぞれ第１図および第４図に示した構造において、輪４４′　の下 方に設けることができる。材料を節約するため、第７図は、伸長部１７に波形部 分を設け、波形の円筒状伸長部１７′　を提供し得るようにした状態を示す。こ の段階は、材料を節約することになる。円筒状伸長部１７′　は、波形部分を設 ける代わりに、軸線と平行の溝を形成することもできる。

ＦＩＧ、　Ｉ ＦＩＧ、２ ＦＩＧ、５ ＦＩＧ、　７ 国際調査報告

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. １．とくに自動車ボデー内の開口を、本体部と、密封リップ片と、これらに対向 する静止リングとで密閉するためのプラスチツクからなる密閉部材であつて； ポリエステルーエステルーウレタンからなる単一部品の密閉部材（１）において 本体部（２）は密封リップ片（３）と止め輪（４）とに直接接続していることを 特徴とする密閉部材。
2. ２．本体部（２）は波形に形成されていることを特徴とする請求の範囲第１項に 記載の密閉部材。
3. ３．波形部（５，６）は本体部（２）内で同心円状に設けられていることを特徴 とする請求の範囲第２項に記載の密閉部材。
4. ４．本体部（２）の最外側の波形部（５）に接続している密封リップ片（３）は 先が肉薄の円錐状に突出して形成されていることを特徴とする請求の範囲の前記 各項のいずれかに記載の密閉部材。
5. ５．先が肉薄の密封リップ片（３）に対向し環状に設けられた止め輪（４）は相 互に鈍角をなす壁（７，８）を有することを特徴とする請求の範囲の前記各項の いずれかに記載の密閉部材。
6. ６．先が肉薄の密封リップ片（３）に対向して環状に設けられた止め輪（４′） は相互に鋭角をなす壁（９，１０）を有することを特徴とする請求の範囲第１項 ないし第４項のいずれかに記載の密閉部材。
7. ７．密封リップ片（３）は下側の本体部（２）付近に首部（Ｎｏｐｐｅｎ）（１ １）を有することを特徴とする請求の範囲の前記各項のいずれかに記載の密閉部 材。
8. ８．密封リップ片（３）は前方側に環状に設けられた膨らみ部を有することを特 徴とする請求の範囲第４項に記載の密閉部材。
9. ９．波形部（５，６）は交互に異なる肉厚を有することを特徴とする請求の範囲 第２項および第３項に記載の密閉部材。
10. １０．密封リップ片（３′）は水滴状に形成され、湾曲領域（１３）を介して本 体部（２）に接続されていることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項に 記載の密閉部材。
11. １１．水滴形状部（１４）は自動車ボデー（１２）の方向を向いていることを特 徴とする請求の範囲第１０項に記載の密閉部材。
12. １２．止め輪（４′′）は湾曲領域（１３）の下側部（１５）の方向を向き、前 方側に水滴状端部（１６）を有することを特徴とする請求の範囲第１項、第１０ 項および第１１項に記載の密閉部材。
13. １３．止め輪（４；４′；４′′）に円筒状端部（１７；１７′）が接続してい ることを特徴とする請求の範囲の前記各項のいずれかに記載の密閉部材。
14. １４．円筒状端部（１７′）は波形に形成されるかまたは軸方向切込み部を有す ることを特徴とする請求の範囲第１３項に記載の密閉部材。