JPH0626421Y2 - 自動車用ハッチルーフ - Google Patents

自動車用ハッチルーフ

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JPH0626421Y2
JPH0626421Y2 JP1988019166U JP1916688U JPH0626421Y2 JP H0626421 Y2 JPH0626421 Y2 JP H0626421Y2 JP 1988019166 U JP1988019166 U JP 1988019166U JP 1916688 U JP1916688 U JP 1916688U JP H0626421 Y2 JPH0626421 Y2 JP H0626421Y2
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JP
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hatch
sash
plate
glass
roof
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JP1988019166U
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JPH01123926U (ja
Inventor
和徳 河面
吉弘 松延
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の屋根の一部を開閉自在に構成した自
動車用ハッチルーフに関するものである。
[従来の技術] 近年、自動車の屋根の一部を開閉自在に構成し、また、
その開閉部分にガラスをはめ込むことにより、狭い車内
により開放感を与え、また、採光性を向上させたハッチ
ルーフが用いられている。
この様なハッチルーフに取付けられるハッチガラスの周
縁部には、周縁を保護すると共に、ハッチガラスの強度
を高め、また、ハッチルーフが閉じた時に屋根との接合
部の気密性を高めるためにサッシュが取付けられてい
る。
従来から用いられている自動車用ハッチルーフとして
は、実開昭55−25542号公報に示されたようなも
のがある。即ち、第4図に示した様に、ハッチガラス1
1周縁のコーナ部は、一つの部材より成るサッシュ12
を折曲げ成形してコーナ部を形成することのできる曲率
に形成され、また、サッシュ12は直線部において分解
されており、この分解されたサッシュ12の両端部がク
リップ13によって接続されていた。
この様に構成された従来の自動車用ハッチルーフにおい
ては、ハッチガラスが何らかの衝撃によって割れても、
周縁に取付けられたサッシュはクリップの接続強度によ
り分解しないように構成され、分解したサッシュの端部
によって車体や乗員が損傷を受けることを防ぎ、安全性
を向上させていた。
しかし、サッシュは一般にステンレス等の金属から構成
されているため、コーナ部を直角に折曲げて成形するこ
とはできないため、サッシュコーナ部の曲率は大きくな
り、その分、ハッチガラスのコーナ部の面積が小さくな
っていた。その結果、ハッチルーフによる開放感も充分
でなく、また、採光性の効率も良くなかった。
そこで、この様な欠点を改善するために、サッシュを分
割して構成し、ハッチガラスの四辺のコーナ部で略直角
に突き合わせ、接続することにより、より大きな開放感
を得るようにしたハッチルーフも提案されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述した様な構成を有する従来の自動車
用ハッチルーフにおいては、接続強度を高めるために隣
接するサッシュを通常ビスで接続していた。従って、サ
ッシュにビス取付部を設けなければならず、次の様な問
題点があった。即ち、第5図(A)に示した様に、ビス
取付部14をハッチガラス11を挟持したサッシュ12
の厚み方向に設けた場合は、サッシュ12の断面積が大
きくなり、また、サッシュ表面とハッチガラス上面との
段差が大きくなるので、走行中に両者の接合部に風が
当たり、風切音が発生しやすいといった欠点があった。
一方、第5図(B)に示した様に、サッシュ12に設け
るビス取付部15をハッチガラス端部に接合するサッシ
ュ部分に設けると、同様にサッシュの断面積が大きくな
る上、外径寸法の決められたハッチルーフ部分におい
て、ビス取付部15に相当する分だけサッシュの幅Lを
大きく設定しなければならないため、ハッチガラスの面
積は小さくしなければならなかった。そのため、車内の
開放感及び採光性は低下するといった欠点もあった。
本考案は、以上の欠点を除去するために提案されたもの
で、その目的は、ハッチガラスが割れた時でも、サッシ
ュが接続部から分解しないようにすると共に、サッシュ
の断面積が大きくならないように構成することによっ
て、車内に大きな開放感を与え、また、採光性の向上を
計った、機能性及び安全性に優れた自動車用ハッチルー
フを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の自動車用ハッチルーフは、ハッチガラスの周縁
部に、コーナ部で端部を接続したサッシュが接着され、
ハッチガラスのコーナ部に、コーナ部の形状に合せて成
形した板状プレートが接着され、この板状プレートに、
ハッチガラスの四辺にそれぞれ取付けられるように分割
されて構成されたサッシュ端部が接着固定され、隣接す
るサッシュ間が接続されたものである。
[作用] 本考案の自動車用ハッチルーフによれば、分割構成され
た各サッシュ間を予めハッチガラスのコーナ部に接着し
た板状プレートを介して接着固定したので、各サッシュ
の接続強度を十分に確保することができる。また、サッ
シュにビス取付部を設ける必要がなくなり、サッシュを
断面積の小さい形状に形成できる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づいて
具体的に説明する。
*実施例の構成* 第1図(A)(B)に示した様に、本実施例において
は、ハッチガラス1はそのコーナ部が曲率を略直角に近
くなる様に形成されている。このコーナ部には、コーナ
部の曲率に合せて屈曲形成された、断面L字形の板状プ
レート2が設けられている。この板状プレート2は、板
状水平部に設けた両面テープ3によってハッチガラス1
のコーナ部下面に接着され、板状垂直部がコーナ部周端
に当接されている。
また、ハッチガラス1及び板状プレート2の周縁部に
は、サッシュ4が外側からかぶせるようにそれぞれ取付
けられている。
このサッシュ4は、第2図に示した様に、ステンレスよ
り成る断面コ字形のハッチガラス嵌合部4aと、その外
側を被覆するように取付けられた樹脂等の弾性部材より
成る被覆部4b、被覆部4bから延長されて前記ハッチ
ガラス嵌合部4aの内側に設けられた複数個の突起部4
c、及び被覆部4bの外側面に一体に設けられた中空状
の嵌合孔4dとから構成されている。
そして、前記板状プレート2は、分割されたサッシュ端
部のハッチガラス嵌合部4aに内装され、板状プレート
2とハッチガラス嵌合部4a内面とが接着固定されてい
る。
さらに、分割して構成された各サッシュ4の接合部に
は、それらの端部を接続する接続部材であるエンドキャ
ップ5が取付けられている。このエンドキャップ5は、
第1図(A)に示した様に、扇形状に構成され、その断
面形状は前記サッシュ4の断面形状と一致するように構
成されている。また、その両側端部には、前記隣接する
各サッシュ4の嵌合孔4d,4dに嵌合する一対の係止
突起5aが設けられている。
*実施例の作用* この様な構成を有する本実施例の自動車用ハッチルーフ
においては、次の様にしてハッチガラスの周縁部にサッ
シュを取付ける。
即ち、ハッチガラス1のコーナ部に板状プレート2を両
面テープ3によって接着する。一方、接合されるサッシ
ュの一方の端部に、エンドキャップ5に設けられた係止
突起5aを嵌込んでおき、ハッチガラス1の周縁部にサ
ッシュ4のハッチガラス嵌合部4aを嵌込む。このとき
サッシュ4の内側に形成された突起部4cによって、板
状プレート2又はハッチガラス1とサッシュ4との間に
形成された間隙内に接着剤8を充填し、サッシュ4をハ
ッチガラス1に固定する。
次に、ハッチガラス1のコーナ部において、隣接するサ
ッシュ4の嵌合孔4d内に、エンドキャップ5に形成さ
れた係止突起5aを嵌め込み、サッシュ4の端部を被覆
する。
この様にして構成された本実施例の自動車用ハッチルー
フにおいては、ハッチガラス1が割れた場合でも、各サ
ッシュ4の端部が板状プレート2を介して接着固定され
ていることにより、サッシュ4の接続強度を十分に確保
することができるので、各サッシュが端部から分解する
ことを防止できる。従って、分解したサッシュの端部に
よって、車体や乗員等が損傷を受けることを防止でき、
優れた安全性が保持される。
なお、サッシュ端部がエンドキャップ5によって接続さ
れているので、その効果はさらに増大する。
また、隣接するサッシュ間が、板状プレート2によって
接着されていることにより、サッシュにビス取付部を設
ける必要もなく、サッシュを断面積の小さい形状に形成
することができるので、サッシュ表面とハッチガラス表
面の段差を小さくでき、風切音の発生も防止できる。
さらに、サッシュにビス取付部を設ける必要がないた
め、サッシュの幅も広くする必要がなく、その分だけハ
ッチガラスを大きくすることができ、大きな開放感及び
優れた採光性が得られる。
なお、サッシュ接合部に配設されるエンドキャップの係
止突起は、ビス等に比べて小さくて良いので、サッシュ
に係止突起嵌合用の嵌合孔を配設したとしても、従来と
比較してサッシュ幅を減少させることができる この様に本実施例においては、薄い板状プレートをハッ
チガラスのコーナ部に接着し、その板状プレートを介し
て隣接するサッシュを接合しているので、サッシュ接合
部を小さくすることができ、その結果、ハッチガラスの
コーナ部を略直角とすることができるので、大きな開放
感を得ることができ、また採光性を向上させることがで
きる。
*他の実施例* なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではな
く、ハッチガラスのコーナ部に接着される板状プレート
の形状はハッチガラス周縁部に取付けられるサッシュ端
部を接合して接着固定することができるものであれば特
に限定されない。例えば、第3図(A)に示した様に、
ハッチガラス1のコーナ部側面のみに当接する板状プレ
ート6、又は、第3図(B)に示して様に、ハッチガラ
ス1の上面及び下面のコーナ部のみに接着されるL形の
板状プレート7等種々の形状のものが適用できる。ま
た、サッシュはステンレスを用いず、弾性体から構成し
ても良い。
さらに、サッシュ接合部に取付けられるエンドキャップ
は用いず、端部を約45°に傾斜させたサッシュ同士を
互いに突き合せて板状プレートに接着固定しても良い。
[考案の効果] 以上述べた様に、本考案によれば、ハッチガラスのコー
ナ部に、コーナ部の形状に合せて成形した板状プレート
が接着され、この板状プレートに、分割構成されたサッ
シュ端部が接着固定されていることにより、ハッチガラ
スが割れた時でも、サッシュが接続部から分解すること
なく、しかもサッシュの断面積が大きくならず、車内に
大きな解放感を与え、また、採光性の向上を可能とし
た、機能性及び安全性に優れた自動車用ハッチルーフを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本考案の自動車用ハッチルーフの一実施
例を示す要部分解斜視図、(B)は本考案の自動車用ハ
ッチルーフの斜視図、第2図は本考案の自動車用ハッチ
ルーフの要部拡大断面図、第3図(A)(B)は本考案
の自動車用ハッチルーフに用いられる板状プレートの他
の実施例を示す斜視図、第4図は従来の自動車用ハッチ
ルーフの一例を示す斜視図、第5図(A)(B)は従来
の自動車用ハッチルーフの要部拡大断面図を示すもので
ある。 1……ハッチガラス、2……板状プレート、3……両面
テープ、4……サッシュ、4a……ハッチガラス嵌合
部、4b……被覆部、4c……突起部、4d……嵌合
孔、5……エンドキャップ、5a……係止突起、6,7
……板状プレート、8……接着剤、11……ハッチガラ
ス、12……サッシュ、13……クリップ、14,15
……ビス取付部、……サッシュ表面とハッチガラス上
面との段差、L……サッシュ幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハッチガラスと、該ハッチガラスの周縁部
    に接着され且つハッチガラスのコーナ部で各々分割され
    て構成された断面コ字形のサッシュとが設けられ、サッ
    シュの断面コ字形のハッチガラス嵌合部内面がハッチガ
    ラスの周縁部に接着され、分割されたサッシュが端部を
    突き合わせ、又は、接続部材により接続された自動車用
    ハッチルーフにおいて、 ハッチガラスのコーナ部に、コーナ部の形状に合せて成
    形した板状プレートが接着され、この板状プレートは、
    分割されたサッシュ端部のハッチガラス嵌合部に各々内
    装されて、板状プレートとハッチガラス嵌合部内面とが
    接着固定され、隣接するサッシュ間が接続されているこ
    とを特徴とする自動車用ハッチルーフ。
JP1988019166U 1988-02-16 1988-02-16 自動車用ハッチルーフ Expired - Lifetime JPH0626421Y2 (ja)

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JPH01123926U JPH01123926U (ja) 1989-08-23
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