JPH06340221A - 自動車のパネル - Google Patents
自動車のパネルInfo
- Publication number
- JPH06340221A JPH06340221A JP5168305A JP16830593A JPH06340221A JP H06340221 A JPH06340221 A JP H06340221A JP 5168305 A JP5168305 A JP 5168305A JP 16830593 A JP16830593 A JP 16830593A JP H06340221 A JPH06340221 A JP H06340221A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- window glass
- synthetic resin
- outer panel
- automobile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車パネルの軽量化、防錆性、デザインの
自由度の向上を図るとともに、窓ガラスの組付工数の削
減や、重量、コストアップなしで小窓の設定を可能にす
る。 【構成】 金属製又は樹脂製のインナパネル（２）に合
成樹脂製のアウタパネル（１）を接合してなる自動車の
パネル（３）で、アウタパネル（１）を透明の合成樹脂
でその窓ガラス部分と一体成形し、かつ、前記窓ガラス
部分（１ａ）、（１ｂ）以外の部分を塗装して、別体の
石英製窓ガラスを不要とする。
自由度の向上を図るとともに、窓ガラスの組付工数の削
減や、重量、コストアップなしで小窓の設定を可能にす
る。 【構成】 金属製又は樹脂製のインナパネル（２）に合
成樹脂製のアウタパネル（１）を接合してなる自動車の
パネル（３）で、アウタパネル（１）を透明の合成樹脂
でその窓ガラス部分と一体成形し、かつ、前記窓ガラス
部分（１ａ）、（１ｂ）以外の部分を塗装して、別体の
石英製窓ガラスを不要とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のバックドアな
どのパネルに関する。
どのパネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】最近の自動車パネルには、軽量化や防
錆、デザインの自由度の向上のため、合成樹脂製のパネ
ルが採用される傾向にある。かかる合成樹脂製のパネル
にあっては、その材料物性からくる強度、剛性の不足を
補うべく、パネル内面にリブを一体成形することがある
が、成形収縮に起因して、アウタパネルの外表面にヒケ
が生じ、商品性が損なわれるという問題があった。そこ
で、特開昭６１−２７１１７４号公報に記載のように、
アウタパネルを合成樹脂で成形し、これを鋼板製のイン
ナパネルに接合させることにより、強度、剛性を確保し
て、ヒケの原因となるリブを不要にしながら軽量化、防
錆、デザインの自由度向上を実現するための手段が提案
されている。
錆、デザインの自由度の向上のため、合成樹脂製のパネ
ルが採用される傾向にある。かかる合成樹脂製のパネル
にあっては、その材料物性からくる強度、剛性の不足を
補うべく、パネル内面にリブを一体成形することがある
が、成形収縮に起因して、アウタパネルの外表面にヒケ
が生じ、商品性が損なわれるという問題があった。そこ
で、特開昭６１−２７１１７４号公報に記載のように、
アウタパネルを合成樹脂で成形し、これを鋼板製のイン
ナパネルに接合させることにより、強度、剛性を確保し
て、ヒケの原因となるリブを不要にしながら軽量化、防
錆、デザインの自由度向上を実現するための手段が提案
されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記手段を
採用した場合でも、例えばバックドアのように窓がある
パネルには、アウタパネルおよびインナパネルの他に重
量の大きい石英製のガラスが必要であり、大幅な重量低
減を図ることが出来なかった。また、洗車時等に窓ガラ
スとアウタパネルの取り付け部における隙間からパネル
内部に水が浸入し、インナパネルに錆が発生することが
あった。さらにアウタパネルとしては成形の自由度が向
上しても、窓ガラスについては相変わらず成形上の制約
があり、合成樹脂製のアウタパネルを用いることによる
メリットを十分活用することが出来なかった。
採用した場合でも、例えばバックドアのように窓がある
パネルには、アウタパネルおよびインナパネルの他に重
量の大きい石英製のガラスが必要であり、大幅な重量低
減を図ることが出来なかった。また、洗車時等に窓ガラ
スとアウタパネルの取り付け部における隙間からパネル
内部に水が浸入し、インナパネルに錆が発生することが
あった。さらにアウタパネルとしては成形の自由度が向
上しても、窓ガラスについては相変わらず成形上の制約
があり、合成樹脂製のアウタパネルを用いることによる
メリットを十分活用することが出来なかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、アウタパネル
が合成樹脂からなる自動車のパネルであって、透明の合
成樹脂で前記アウタパネルをその窓ガラス部分と一体成
形し、かつ、前記窓ガラス部分以外の部分を塗装するこ
とにより、上記の課題を解決する。
が合成樹脂からなる自動車のパネルであって、透明の合
成樹脂で前記アウタパネルをその窓ガラス部分と一体成
形し、かつ、前記窓ガラス部分以外の部分を塗装するこ
とにより、上記の課題を解決する。
【０００５】
【作用】本発明では、透明の合成樹脂でアウタパネルを
その窓ガラス部分と一体成形したので、別体の石英製ガ
ラスが不要になり、大幅な軽量化とともに、錆発生の防
止や意匠の自由度のさらなる向上が図れる。
その窓ガラス部分と一体成形したので、別体の石英製ガ
ラスが不要になり、大幅な軽量化とともに、錆発生の防
止や意匠の自由度のさらなる向上が図れる。
【０００６】
【実施例】以下に、本発明をバックドアに適用した実施
例について、図１、２に基づき説明する。図１は、本発
明に係るバックドアを分解した図である。１はアウタパ
ネル、２はインナパネルであり、バックドア３はアウタ
パネル１とインナパネル２を接合することにより構成さ
れる。
例について、図１、２に基づき説明する。図１は、本発
明に係るバックドアを分解した図である。１はアウタパ
ネル、２はインナパネルであり、バックドア３はアウタ
パネル１とインナパネル２を接合することにより構成さ
れる。
【０００７】アウタパネル１は、透明の合成樹脂により
成形され、後方窓ガラス部分１ａおよび後方確認用小窓
ガラス部分１ｂも透明の合成樹脂により一体に成形され
ている。後方窓ガラス部分１ａおよび後方確認用小窓ガ
ラス部分１ｂ以外の部分（網目模様で示す。）は、アウ
タパネル１の裏側からセラミック塗装されており、１ａ
および１ｂの部分のみが透明なままで残されている。な
お、後方窓ガラス部分１ａには、リヤデフォガー用熱線
４がプリントされている。アウタパネル１の合成樹脂材
料としては、透明性に優れたものが望ましく、例えばア
クリル樹脂やポリカーボネート樹脂などがあげられる。
成形され、後方窓ガラス部分１ａおよび後方確認用小窓
ガラス部分１ｂも透明の合成樹脂により一体に成形され
ている。後方窓ガラス部分１ａおよび後方確認用小窓ガ
ラス部分１ｂ以外の部分（網目模様で示す。）は、アウ
タパネル１の裏側からセラミック塗装されており、１ａ
および１ｂの部分のみが透明なままで残されている。な
お、後方窓ガラス部分１ａには、リヤデフォガー用熱線
４がプリントされている。アウタパネル１の合成樹脂材
料としては、透明性に優れたものが望ましく、例えばア
クリル樹脂やポリカーボネート樹脂などがあげられる。
【０００８】インナパネル２には、鋼板などの金属材料
や樹脂材料などが使用され、合成樹脂製のアウタパネル
１と接合されたときに、強度、剛性を確保する。アウタ
パネル１とインナパネル２は、図２のように、接合部５
で接着剤により接合され、バックドア３を構成する。
や樹脂材料などが使用され、合成樹脂製のアウタパネル
１と接合されたときに、強度、剛性を確保する。アウタ
パネル１とインナパネル２は、図２のように、接合部５
で接着剤により接合され、バックドア３を構成する。
【０００９】なお、以上はバックドアの例により説明し
たが、本発明のパネル構造は固定式の窓を有するパネル
であれば、適用することが可能である。また、アウタパ
ネル１とインナパネル２の接合は、接着剤の他、ビスや
ヘミングによる接合を用いてもよく、アウタパネル１が
相当の強度、剛性を備えていれば、インナパネル２は不
要である。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の変更が可能である。
たが、本発明のパネル構造は固定式の窓を有するパネル
であれば、適用することが可能である。また、アウタパ
ネル１とインナパネル２の接合は、接着剤の他、ビスや
ヘミングによる接合を用いてもよく、アウタパネル１が
相当の強度、剛性を備えていれば、インナパネル２は不
要である。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の変更が可能である。
【００１０】
【発明の効果】以上の構成により、本発明に係る自動車
パネルは、従来のアウタパネルが合成樹脂である自動車
パネルより更に軽量化、防錆性、デザインの自由度の向
上を図ることができる。また、次のような効果も奏す
る。 窓ガラスの組付けが不要になるため、ラインでの組付
工数が削減でき、また、自動組み立ての対応も容易にな
る。 窓ガラスを取り付けるためのウェザストリップゴムが
なくなるので、徹底したフラッシュサーフェス化を図る
ことができ、デザイン性が向上する。 後方確認用の小窓等を重量、コストのアップなしで設
定できる。 ウェザストリップゴムの取付の段差部に埃や水が溜ま
ることがなくなる。
パネルは、従来のアウタパネルが合成樹脂である自動車
パネルより更に軽量化、防錆性、デザインの自由度の向
上を図ることができる。また、次のような効果も奏す
る。 窓ガラスの組付けが不要になるため、ラインでの組付
工数が削減でき、また、自動組み立ての対応も容易にな
る。 窓ガラスを取り付けるためのウェザストリップゴムが
なくなるので、徹底したフラッシュサーフェス化を図る
ことができ、デザイン性が向上する。 後方確認用の小窓等を重量、コストのアップなしで設
定できる。 ウェザストリップゴムの取付の段差部に埃や水が溜ま
ることがなくなる。
【図１】本発明に係る自動車パネルを分解した斜視図
【図２】本発明に係る自動車パネルの断面図
１ アウタパネル １ａ 後方窓ガラス部分 １ｂ 後方確認用小窓ガラス部分 ２ インナパネル ３ バックパネル（自動車パネル）
Claims (1)
- 【請求項１】アウタパネルが合成樹脂からなる自動車の
パネルであって、透明の合成樹脂で前記アウタパネルを
その窓ガラス部分と一体成形し、かつ、前記窓ガラス部
分以外の部分を塗装したことを特徴とする自動車のパネ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5168305A JPH06340221A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 自動車のパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5168305A JPH06340221A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 自動車のパネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06340221A true JPH06340221A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15865563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5168305A Pending JPH06340221A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 自動車のパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06340221A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009067360A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Daikyo Nishikawa Kk | 車両用ドア |
| WO2010067405A1 (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-17 | ダイキョーニシカワ株式会社 | 車両用ウインドパネル |
| WO2010071214A1 (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | 帝人株式会社 | 車両用パネル部品 |
| JP2010228696A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用バックドア |
| JP2013056669A (ja) * | 2012-12-25 | 2013-03-28 | Daikyonishikawa Corp | 車両用ドア |
| JP2013141877A (ja) * | 2012-01-10 | 2013-07-22 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車体のパネル構造 |
| JP2014040132A (ja) * | 2012-08-21 | 2014-03-06 | Daikyonishikawa Corp | 車両用ウインドパネル |
| JP2016199097A (ja) * | 2015-04-08 | 2016-12-01 | 株式会社豊田自動織機 | バックドアウィンドウの取付構造 |
| JP2020066362A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 株式会社豊田自動織機 | 車両 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5168305A patent/JPH06340221A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009067360A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Daikyo Nishikawa Kk | 車両用ドア |
| WO2010067405A1 (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-17 | ダイキョーニシカワ株式会社 | 車両用ウインドパネル |
| US8523269B2 (en) | 2008-12-12 | 2013-09-03 | Daikyonishikawa Corporation | Vehicle back door |
| JP5427190B2 (ja) * | 2008-12-12 | 2014-02-26 | ダイキョーニシカワ株式会社 | 車両用バックドア |
| WO2010071214A1 (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | 帝人株式会社 | 車両用パネル部品 |
| JP2010228696A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用バックドア |
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| JP2013056669A (ja) * | 2012-12-25 | 2013-03-28 | Daikyonishikawa Corp | 車両用ドア |
| JP2016199097A (ja) * | 2015-04-08 | 2016-12-01 | 株式会社豊田自動織機 | バックドアウィンドウの取付構造 |
| JP2020066362A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 株式会社豊田自動織機 | 車両 |
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