JPH07255553A - 調節可能な背もたれを持つ座席用継手装置 - Google Patents

調節可能な背もたれを持つ座席用継手装置

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JPH07255553A
JPH07255553A JP6330406A JP33040694A JPH07255553A JP H07255553 A JPH07255553 A JP H07255553A JP 6330406 A JP6330406 A JP 6330406A JP 33040694 A JP33040694 A JP 33040694A JP H07255553 A JPH07255553 A JP H07255553A
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bush
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ペーテル−ウルリヒ・プツツチユ
Hans-Karl Stanger
ハンス−カルル・シユタンゲル
Dirk Angermann
デイルク・アンゲルマン
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グレゴール・フオスマン
Heinz Dr Ing Dr Voss
ハインツ・フオス
Ulrich Lehmann
ウルリヒ・レーマン
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 継手装置１０は、座席部分に属する継手部分
１１と背もたれに属する継手部分１２とを持ち、これら
両方の継手部分は揺動軸１３を介して互いに結合されて
いる．両方の継手部分の位置を決定しかつ伝動歯車装置
として構成される調節兼固定装置１５〜１８が設けられ
ている．揺動軸１３は、揺動軸１３の連行体２０を包囲
する弧状楔片２４及びこれらの弧状楔片２４の短辺の間
にはまる連行腕２２及び弧状楔片２４の長辺を互いに押
し離すばね２６から形成される偏心輪部分を持つてい
る．揺動軸１３は、伝達棒３０に相対回転しないように
結合するための中心受入れ部２９を持つている。連行体
２０はブシユとして構成されて、連行体２０に一体化さ
れる連行腕２２及び継手範囲の外側を覆う覆い板２３に
結合され、この覆い板２３がトルクを伝達する伝達棒３
０用の受入れ部を持ち、この受入れ部が円錐状穴２９と
して形成されている． 【効果】 両側の継手装置と伝達棒との間の心合わせ誤
差を打消す角運動を可能にし、使用される部材の数を減
少する．

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、座席部分に属する固定
継手部分と背もたれに属する揺動可能な継手部分が揺動
軸を介して互いに結合され、伝動歯車装置として構成さ
れて両方の継手部分の相対位置を決定する調節兼固定装
置が設けられ、揺動軸が、一方の継手部分を支持するた
め、揺動軸の連行体を部分的に包囲しかつ互いに傾斜す
る２つの弧状楔片及びこれらの弧状楔片の短辺の間には
まる連行腕及びこれらの弧状楔片の長辺を互いに押し離
すばねから形成される偏心輪部分を持ち、各継手装置の
揺動軸が、座席の両方の継手装置を互いに連結する伝達
棒に相対回転しないように結合するための中心受入れ部
を持つている、調節可能な背もたれを持つ座席特に自動
車座席用継手装置に関する．
【０００２】
【従来の技術】このような継手装置はドイツ連邦共和国
特許第３０１３３０４号明細書から公知で、弧状楔片用
連行体が円板状に形成され、例えは圧力ばめ又は焼きば
め等により、揺動軸部分に相対回転しないように結合さ
れ、円板状連行体は一体に形成される連行突起を持つて
いる．このような構成の円板状連行体は、連行突起の範
囲における半径急変のため簡単には製造不可能である．
しかし連行突起が円板状連行体に固定されるピン、スト
ツパ等により形成される場合、円板状連行体に固定的に
結合される別個の部材が必要になる．座席の一方の縦辺
に設けられる継手装置から座席の反対側縦辺に設けられ
る継手装置へトルクを伝達するため伝達棒が設けられ、
揺動軸の非円形切欠きに係合して、両方の継手装置の揺
動軸を互いに連結する．しかし調節中に強制力を防止す
るため、伝達棒用切欠きを持つ揺動軸部分の中心が精確
に一致することが必要である．これは時間及び費用のか
かる組立て過程を必要とする。
【０００３】更にドイツ連邦共和国特許出願公開第３９
４１２１５号明細書から、最初にあげた種類の別の継手
装置が公知であるが、弧状楔片のほかに心出し弧状片が
設けられ、調節段階中この弧状片により継手装置の動作
性能が改善され、摩耗が減少される．更にこの公開明細
書に示す継手装置の実施例では、連行体が支持ブシユか
ら形成される揺動軸の側方に設けられ、その連行腕が支
持ブシユ上に支持される弧状楔片と心出し弧状片との間
にはまつている．この構成でも連行体と支持ブシユが、
伝達棒に連結するかその上に支持せねばならない別個の
部材である。この構成でも調節段階中に強制力を防止す
るため、座席の両方の縦辺に設けられる継手装置の揺動
軸の中心を精確に一致させることが必要である．
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、最初
にあげた種類の継手装置を改良して、部材の数の減少が
可能になると共に、伝動歯車装置の範囲への塗料及び塵
埃の侵入や伝動歯車装置の範囲からグリスの流出も防止
されるようにすることである．
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、連行体がブシユとして構成されて、連
行体にまとめられる連行腕と一体に結合され、かつ継手
範囲の外側を覆う覆い板に結合され、ブシユがその中心
に伝達棒用のトルク伝達受入れ部を持つている．
【０００６】
【発明の効果】連行体が、伝達棒を受入れるブシユとし
て、連行腕及び覆い板と共にまとめられる部材として、
例えばプラスチツク又はマグネシウム、アルミニウム又
は亜鉛のダイカスト品から構成可能であることによつ
て、製造上及び組立て上の問題が大幅になくなる．
【０００７】製造上生ずる公差を打消すため揺動軸と伝
達棒との間の角運動を可能にするため、本発明の好まし
い実施態様によれば、受入れ部が座席内側の方へ少し広
がる円錐包絡面を持つ円錐状穴として構成されている．
伝達棒と連行体とを相対回転しないように連結するため
の円錐状穴として受入れ部を形成することにより、心合
わせ誤差を打消す自在継手機能が保証される。連行腕が
弧状突起として構成され、かつ連行体の弧状楔片当り面
から突出していることによつて、連行体の弧状楔片当り
面により、弧状楔片の軸線方向固定も保証される．
【０００８】円錐状穴の円錐包絡面が約３度までの傾斜
を持つていることによつて、通常生ずる心合わせ誤差に
わたる範囲が得られる．充分な調節トルクを伝達するた
め、円錐状穴の円錐包絡面がスプライン軸輪郭として形
成されていると有利である．
【０００９】覆い板とは反対の側にある連行体のブシユ
の端部上に自身の弾性で支持される止め輪を使用するこ
とによつて、継手装置の軸線方向固定を行うことができ
るが、本発明の別の特徴によれば、覆い板とは反対の側
にある連行体のブシユの自由端が、放射状スリツトによ
り分割されるブシユの締付け指片の外周に設けられてい
る係合突起により、ブシユ上に支持される継手部分に係
合している。その際曲線方向公差を打消すため、係合突
起とブシユ上に支持される継手部分の外側との間に、環
状ばね素子を設けることができる．この環状ばね素子を
例えば互いに間隔をおいて設けられる２つの環から構成
し、周囲に均一に分布して設けられるばね脚辺によりこ
れらの環を互いに結合することができる。
【００１０】別の構成において、覆い板とは反対の側に
あるボスの外周から、互いに対向する少なくとも２つの
保持指片が突出して、ボスの切欠きへ入るように揺動可
能であることによつても、継手装置の軸線方向固定が行
われる．その際保持指片が使用状態で外方へ広がるよう
に、これらの保持指片をボスに一体に形成することがで
きる。しかし保持指片の範囲でボスの内径をその回避運
転の寸法だけ大きくし、保持指片の断面を台形状に形成
することも考えられる。
【００１１】覆い板はボスに一体に形成できるが、覆い
板を２つの部分から構成すると有利である．なせなら
ば、ボス安定性のため硬い材料から形成せねばならない
が、覆い板の上の部分は、良好な密封のため、騒音低減
のため及び大きい操作トルクを回避するため、軟らかい
材料から形成せねばならないからである。従つて本発明
の別の特徴によれば、ボス 、弧状楔片及び連行腕を含
み半径方向に延びる環状突起と、この環状突起に結合可
能な環状板とから、覆い板を形成することが提案され
る．その際環状板の内周が連行体の環状突起の縁を包囲
するクリツプ溝を持つていると有利である．
【００１２】
【実施例】本発明の実施例が図面に示されており、以下
これについて説明する．
【００１３】座席の両方の縦辺に設けられて座席部分を
背もたれに結合する継手装置１０は、座席部分に結合さ
れる固定継手部分１１と、背もたれに結合されかつ継手
部分１１に対して揺動可能な継手部分１２とを持ち、こ
れらの継手部分１１及び１２は、偏心輪部分１４を含む
揺動軸１３により互いに結合され、この揺動軸１３は伝
動歯車装置として構成される調節兼固定装置の構成部分
でもある。この調節兼固定装置には、例えば圧印加工に
より継手部分１２から形成される平歯車１５も属し、こ
の平歯車の外歯１６は、継手部分１１に例えば同様に圧
印加工により形成される環状歯車１７の内歯１８にかみ
合う。外歯１６の歯先円の直径は、内歯１８の歯元円の
直径より、少なくとも１つの歯の高さだけ小さい．従つ
て両方の歯１６及び１８は、少なくとも１つだけ異なる
歯数を持ち、内歯１８の歯数は外歯１６の歯数より大き
い。図示した配置は、外歯１６が内歯１８に沿つて転動
するように、選ばれている。
【００１４】継手部分１１はその内歯１８に対して同心
的にカラー１９を持ち、ブシユとして構成される連行体
２０がこのカラー１９内に支持されている。なるべくプ
ラスチツクから一体に形成されるこの連行体２０は、継
手部分１１のカラー１９内に外周を回転可能に支持され
るボス２１を含み、カラー１９を部分的に包囲しかつボ
ス２１に対して半径方向に離れて設けられる連行腕２２
がボス２１に結合され、この連行腕２２は、継手装置１
０の外側にあるボスと同様に、継手範囲を覆う覆い板２
３へ移行している。連行腕２２の面内で、２つの弧状楔
片２４が内面をカラー１９に支持され、これらの弧状楔
片２４の外周は、継手部分１２の平歯車１５に固定され
る支持環２５に接触している．継手装置１０の固定状態
で、弧状楔片２４の幅の狭い端面は連行腕２２から少し
離れており、弧状楔片２４の幅の広い端面は、互いに広
がるように環状ばね２６のばね脚辺２７の作用を受けて
いる。これらの弧状楔片２４は継手部分１１のカラー１
９と共に偏心輪部分を構成し、この偏心輪部分により平
歯車１５の外歯１６が、偏心輪最高点の延長部にある継
手部分１１の環状歯車１７の内歯１８へ押込まれる。弧
状楔片２４の範囲で連行体２０に、覆い板２３に隣接し
てボス２１の両側に、弧状楔片のような輪郭を持つ当り
面２８がそれぞれ一体に形成され、これらの当り面に続
く連行腕２２は、これらの当り面２８に対して前方へ突
出している．
【００１５】連行体２０のボス２１はその中心に貫通す
る受入れ部２９を持ち、この受入れ部は円錐状穴として
構成されて、座席の内側の方へ少し広がる円錐包絡面を
持ち、この円錐包絡面の最小直径は覆い板２３に近い側
にある．この実施例では、トルク伝達のためこの円錐状
穴２９は変形スプライン軸輪郭を持ち、同様に変形スプ
ライン軸輪郭を持つ伝達棒３０がこの円錐状穴２９へは
まつている．伝達棒３０の受入れに役立つこの円錐状穴
２９は、円錐状穴２９の中心に対して約３度までの傾斜
を持つことができる円錐包絡面３１を持つている．それ
により互いに対向する両方の継手装置の中心の心合わせ
誤差が打消される．なぜならば、両方の継手装置の調節
運動中に、小さいが充分な範囲で自在継手機能が生ずる
ので、連行体２０と伝達棒３０との結合が強制力の影響
を充分免れるからである．
【００１６】図１からわかる実施例では、右側に示す継
手装置において、弾性止め円板３２により軸線方向の固
定が行われる．図１の左側に示す継手装置では、その軸
線方向固定のため、左側に同様に、伝達棒３０に支持さ
れる弾性止め円板３２が設けられている．この継手装置
の他方の側で、覆い板２３とは反対の側にある連行体２
０のボス２１の自由端が締付け指片３３を持ち、特に図
３及び４からわかるようにこの締付け指片が、ボス端部
の周囲を分割する放射状スリツト３４及び自由端で半径
方向外方へ突出する係合突起３５により形成されてい
る．これらの係合突起３５は片側で環状ばね素子３６に
係合し、この環状ばね素子３６は他方の側で継手部分１
１のカラー１９の外側に当つている．この環状ばね素子
３６を例えば互いに離れて設けられる２つの環状板から
形成し、これらの環状板の間へ薄片状板ばねを設けるこ
とができる．このような環状ばね素子３６の使用は、製
造上生じて心合わせ誤差の原因となる公差のため場合に
よつては生ずる僅かな軸線方向回避運動を継手装置内で
受止めることができるので、有利である．
【００１７】図６及び７からわかるように、軸線方向固
定のため、図３の係合突起３５の代りに複数の保持指片
３７が使用され、これらの保持指片３７のうち少なくと
も２つが連行体２０のボス２１の周囲に設けられてい
る．保持指片３７はボス２１にある切欠き３８から曲げ
起されているので、継手部分１１のカラー１９がボス２
１上へはめられると、各保持指片３７の突出する部分が
切欠き３８へ入り込み、それから継手部分１１の後でス
ナツプ状に広がつて係合することができる．図５及び６
からわかる保持指片３７では、この保持指片３７が台形
状に形成され、それにより厚くなる範囲がボス２１の外
側包絡面から突出している．ボス２１は、その保持指片
３７の範囲に、円錐状穴２９より直径の大きい内周３９
を持ち、それにより伝達棒３０が保持指片３７の回避運
動を妨げることがない．
【００１８】図７からわかる実施例では、保持指片３
７′の自由端が切欠き３８から突出し、しかもボス２１
の肉厚に相当する厚さだけボス２１から突出するよう
に、保持指片３７′がボス２１に一体に形成されてい
る．
【００１９】連行体２０の別の有利な構成が図５からわ
かる．ここでボス２１、その当り面２８及び連行腕２２
は、環状板４１に結合される環状突起４０により包囲さ
れ、環状突起４０と環状板４１が覆い板２３を形成して
いる．環状板４１を環状突起４０に固定するため、環状
板４１はその内周にクリツプ溝４２を持ち、このクリツ
プ溝４２に環状突起４０の縁が係合している．
【００２０】図５による連行体２０は、覆い板２３に対
して軸線方向に突出するボス部分に環状溝４３を持つて
いる．トルクを伝達するように伝達棒３０に結合される
駆動部材の構成部分である係合指片４６が、この環状溝
４３へクリツプばめされている．図５からわかる実施例
では、駆動部材がハンドル車４４から成り、そのボス４
５にある係合指片４６は、例えばプラスチツクからハン
ドル車４４を構成する際一体に射出成形される．ボス４
５自体は伝達棒３０の輪郭に応じて輪郭を形成されて回
転連行に役立つ連行穴４７を持ち、係合指片４６により
ハンドル車の軸線方向位置が固定される．
【００２１】既に述べたように、前述しかつ図示した実
施例は本発明の対象を例としてのみ示し、本発明がこれ
だけに限定されるものではない．むしろ本発明の多様な
変更と異なる構成も考えられる．特に説明中で述べかつ
図面に示した特徴は、請求項に明確に権利を請求されて
いなくても、本発明にとつて重要である．
【図面の簡単な説明】
【図１】座席の両方の縦辺に設けられかつ伝達棒により
互いに結合される２つの継手装置の断面図である．
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線による継手装置の断面図で
ある．
【図３】伝達棒に相対回転しないように連結可能な連行
体の拡大断面図である．
【図４】図３に示す連行体の連行腕を持つ側から見た側
面図である．
【図５】連行体が２つの部分から構成されかつ半分の断
面で示すハンドル車の形の駆動部材に結合されている連
行体の別の実施例の図３に対応する断面図である．
【図６】図５に示す保持指片のＶＩ−ＶＩ線に沿う断面
図である．
【図７】図６とは異なる保持指片の断面図である．
【符号の説明】 １０ 継手装置 １１，１２ 継手部分 １３ 揺動軸 １５，１６，１７，１８ 調節兼固定装置 ２０ 連行体 ２１ ボス ２２ 連行腕 ２３ 覆い板 ２４ 弧状楔片 ２６ ばね ２９ 受入れ部（円錐状穴） ３０ 伝達棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーテル−ウルリヒ・プツツチユ ドイツ連邦共和国ロツケンハウゼン・ヒン テルシユタイネルホーフ９ (72)発明者 ハンス−カルル・シユタンゲル ドイツ連邦共和国キユツトリンゲン３・シ ユトラツセルスベルクシユトラーセ15 (72)発明者 デイルク・アンゲルマン ドイツ連邦共和国ケルン80・テオドール・ ブラウエル・シユトラーセ37 (72)発明者 グレゴール・フオスマン ドイツ連邦共和国フレーデン・フエホフシ ユトラーセ31 (72)発明者 ハインツ・フオス ドイツ連邦共和国レーヴエルクーゼン・カ ルル−マリア−フオン−ヴエーベル−シユ トラーセ47 (72)発明者 ウルリヒ・レーマン ドイツ連邦共和国アルフテル−ボン・イン ペコヴエーネル・シユトラーセ30

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 座席部分に属する固定継手部分と背もた
    れに属する揺動可能な継手部分が揺動軸を介して互いに
    結合され、伝動歯車装置として構成されて両方の継手部
    分の相対位置を決定する調節兼固定装置が設けられ、揺
    動軸が、一方の継手部分を支持するため、揺動軸の連行
    体を部分的に包囲しかつ互いに傾斜する２つの弧状楔片
    及びこれらの弧状楔片の短辺の間にはまる連行腕及びこ
    れらの弧状楔片の長辺を互いに押し離すばねから形成さ
    れる偏心輪部分を持ち、各継手装置の揺動軸が、座席の
    両方の継手装置を互いに連結する伝達棒に相対回転しな
    いように結合するための中心受入れ部を持つているもの
    において、連行体（２０）がブシユとして構成されて、
    連行体にまとめられる連行腕（２２）と一体に結合さ
    れ、かつ継手範囲の外側を覆う覆い板に結合され、ブシ
    ユがその中心に伝達棒（３０）用のトルク伝達受入れ部
    （２９）を持つていることを特徴とする、調節可能な背
    もたれを持つ座席用継手装置．
  2. 【請求項２】 受入れ部（２９）が座席内側の方へ少し
    広がる円錐包絡面を持つ円錐状穴として構成されている
    ことを特徴とする、請求項１に記載の継手装置．
  3. 【請求項３】 連行腕（２２）が弧状突起として構成さ
    れ、かつ連行体（２０）の弧状楔片当り面から突出して
    いることを特徴とする、請求項１又は２に記載の継手装
    置．
  4. 【請求項４】 円錐状穴（２９）の円錐包絡面（３１）
    が約３度までの傾斜を持つていることを特徴とする、請
    求項１ないし３の１つに記載の継手装置．
  5. 【請求項５】 円錐状穴（２９）の円錐包絡面（３１）
    がスプライン軸輪郭として形成されていることを特徴と
    する、請求項１ないし４の１つに記載の継手装置．
  6. 【請求項６】 覆い板（２３）とは反対の側にある連行
    体（２０）のブシユの自由端が、放射状スリツト（３
    ４）により分割されるブシユの締付け指片（３３）の外
    周に設けられている係合突起（３５）により、ブシユ上
    に支持される継手部分（１１）に係合していることを特
    徴とする、請求項１ないし５の１つに記載の継手装置．
  7. 【請求項７】 係合突起（３５）とブシユ上に支持され
    る継手部分（１１）の外側との間に、環状ばね素子（３
    ６）が設けられていることを特徴とする、請求項６に記
    載の継手装置．
  8. 【請求項８】 覆い板（２３）とは反対の側にあるボス
    （２１）の外周から、互いに対向する少なくとも２つの
    保持指片（３７）が突出して、差込み方向にボス（２
    １）の切欠き（３８）へ入るように揺動可能であること
    を特徴とする、請求項１ないし５の１つに記載の継手装
    置．
  9. 【請求項９】 覆い板（２３）が、ボス（２１） 、弧
    状楔片（２４）及び連行腕（２２）を含み半径方向に延
    びる環状突起（４０）と、この環状突起に結合可能な環
    状板（４１）とから形成されていることを特徴とする、
    請求項１ないし８の１つに記載の継手装置．
  10. 【請求項１０】 環状板（４１）の内周が連行体（２
    ０）の環状突起（４０）の縁を包囲するクリツプ溝（４
    ２）を持つていることを特徴とする、請求項９に記載の
    継手装置．
  11. 【請求項１１】 連行体（２０）が、覆い板（２３）か
    ら突出するボス部分に、ハンドル車（４４）のボス（４
    ５）の周囲に設けられてハンドル車（４４）を連行体
    （２０）に軸線方向に固定する複数の係合指片（４６）
    を受入れる環状溝（４３）を持つていることを特徴とす
    る、請求項１ないし１０の１つに記載の継手装置．
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