JPH07199396A - ハロゲン化銀写真要素 - Google Patents

ハロゲン化銀写真要素

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JPH07199396A
JPH07199396A JP6297141A JP29714194A JPH07199396A JP H07199396 A JPH07199396 A JP H07199396A JP 6297141 A JP6297141 A JP 6297141A JP 29714194 A JP29714194 A JP 29714194A JP H07199396 A JPH07199396 A JP H07199396A
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sulfur
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ロック ロジャー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼付け露光時の温度変化に対して高塩化物乳
剤を熱安定にする有効な手段を提供する。 【構成】 塩化銀が50モル%より多いハロゲン化銀乳
剤を含んでなるハロゲン化銀写真要素であって、前記乳
剤が、次式I: MO2 S−Z−SO2 SM1 (I) (式中、Zは、非金属の、アリーレン、アルキレン、も
しくは複素環式基であり、そしてMおよびM1 は、独立
して、陽イオン性対イオンである)によって表わされる
化合物と反応的に組合わさっている写真要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱安定性を改良するハ
ロゲン化銀写真要素の添加物の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性ペーパーを用いてカラープリント
を作成するいわゆるラボ業者は、処理量を増すために短
い処理時間を望む。急速処理を得る一つの方法は、写真
ペーパーに使用される乳剤の塩化物含量を増加して現像
時間を促進することである。しかし、写真乳剤の塩化物
含量が増加するにつれて、良好な変動しない感光性を得
ることがより困難になる。
【0003】塩化銀乳剤に関する問題点の一つは、保存
劣化に対するその厳しい性質にある。高ハロゲン化銀含
量を有する写真乳剤は、保存時の高温高湿度のためにカ
ブリが増加しがちである。これらの変化は層と層の間で
変動し、色の不均衡およびプリント材料の品質低下を生
じる。ハロゲン化銀乳剤に抑制剤を添加することによ
り、保存時のカブリ生成をを減らす試みがなされてい
る。例えば、米国特許第2,866,036号、同2,
440,110号、同3,043,696号、同3,0
57,725号、同3,226,232号、同3,39
7,986号、同3,447,925号および同3,7
61,277号各公報には、ハロゲン化銀乳剤に有機ジ
スルフィド類を添加してカブリが成長する傾向を少なく
することが記載されている。
【0004】高塩化物含量カラープリントペーパーも、
露光時の温度変化に対する望ましくない感受性を有して
いる。例えば、焼付け時の写真要素の露光に由来する熱
のため露光時に温度が上昇する場合に、もし焼付け条件
を初期設定値のままにすると、プリントの濃度が変化す
る。これにより、正常な温度で露光される濃度が変化し
たプリントを生成する場合がある。印画紙の露光時の温
度が高くなると、しばしば、一つの層、例えばマゼンタ
層等の別の感光性層を覆うシアン層のスピードを選択的
に増加する。これはカラープリントに不適当な色バラン
スを生じ、この濃度変動を補正するために、ラボ業者は
焼付け条件を再度調節することが必要となる。この結
果、運転効率が低下する。
【0005】高塩化銀カラーペーパー材料を用いるこの
欠点は当該技術分野では認識されている。特に、欧州特
許第0367227号(1988)公報には、ある一定
の分光増感色素をメルカプトアゾール類と組み合せて用
いることにより、熱感受性を減らすことが議論されてい
る。しかし、これらの色素構造が、熱感受性を最小に
し、同時にいぜんとして最適な増感効率を維持すること
に関して、完全に満足することは実証されていない。欧
州特許第0325235号公報には、高温時の露光によ
る高塩化物写真要素の感度変動を減らすために、その写
真要素に鉄イオン供与化合物を使用することが記載され
ている。熱問題を扱うこれらの試みにもかかわらず、上
記の問題を完全に取り除く方法は見出されていない。
【0006】米国特許第5,043,259号公報に
は、予めカブラせた直接陽画型ハロゲン化銀乳剤の製造
に、アルキルおよびアリールジスルフィナートを用いる
ことが記載されている。米国特許第4,939,072
号公報には、カラー写真の保存安定性改良化合物として
スルフィナート類を用いることが記載されている。米国
特許第4,770,987号公報には、ハロゲン化銀材
料において、マゼンタカプラーと一緒に汚染防止剤とし
てスルフィナート類を用いることが記載されている。欧
州特許第0463639号公報には、色素安定剤として
スルフィン酸誘導体を用いることが記載されている。米
国特許第4,410,619号公報には、写真材料の変
色防止のためにペーパーベースを処理するスルフィン酸
塩類を用いることが記載されている。米国特許第3,4
66,173号公報には、直接陽画型写真材料の安定剤
として芳香族スルフィナート類を用いることが記載され
ている。欧州特許第0267483号公報には、臭化銀
乳剤の増感時にスルフィナート類を添加することが記載
されている。同じ様に英国特許第1,308,938号
公報には、画像調子の変色を最小にするためにハロゲン
化銀写真材料の処理時にスルフィナート類を用いること
が記載されている。米国特許第2,057,764号公
報には、カブリ減少特性を持つものとしてスルフィナー
ト類を用いることが記載されている。
【0007】米国特許第5,110,719号公報に
は、直接陽画内部潜像コア/シェル塩臭化物乳剤におい
て、チオスルホン酸塩類とスルフィナート類との組合せ
および核生成剤を用いることが記載されている。米国特
許第3,615,534号公報には、ハロゲン化銀材料
において、黄色カブリを防止するため沃化物イオンとス
ルフィナート類を組み合せて用いることが記載されてい
る。国際公開第92/12,462号公報には、カラー
写真材料のインキュベーションのスピード増加をコント
ロールする場合に、チオスルホン酸塩類とスルフィナー
ト類とを用いることが記載されている。特開平3−20
8041号公報には、カラーペーパーの塩化物乳剤の増
感において、チオスルホナート類とスルフィナート類と
を組合せて用いることが記載されている。米国特許第
2,440,206号公報には、カブリ成長に対して写
真乳剤を安定にする、少量のポリチオン酸と一緒にスル
フィナート類を組み合せて用いることが記載されてい
る。米国特許第2,440,110号公報には、カブリ
成長をコントロールする場合に、芳香族もしくは複素環
式ポリスルフィド類とスルフィナート類とを組み合せて
用いることが記載されている。米国特許第2,394,
198号公報には、ハロゲン化銀乳剤を安定にする場合
に、チオスルホナート類とともにスルフィナート類を用
いることが記載されている。米国の法定発明登録H70
6号公報および欧州特許第0305926号公報には、
スルホナート類と組み合せて用いる場合に、写真ペーパ
ーの汚染を減らすとして、スルフィナート類を用いるこ
とが記載されている。
【0008】米国特許第4,960,689号公報に
は、高塩化物乳剤の仕上げにチオスルホナート類を用い
ることが記載されている。米国特許第5,009,99
2号公報には、IR感受性高塩化物乳剤の強色増感剤と
しての、芳香族時チオスルホン酸類が記載されている。
米国特許第5,079,138号、同5,016,61
4号、欧州特許第0368304号、同0369491
号および同0371338号各公報には、平板状乳剤の
減感をコントロールするためにジチオスルホナートを用
いることが記載されている。欧州特許第0434012
号および同0435270号各公報には、粒子形成時に
ジチオスルホナート類を用いることが記載されている。
【0009】水溶液に溶解した場合にチオスルホナート
塩類が不安定であることは、化学文献において周知であ
る。実際のところ、それらは元素の硫黄に分解し、スル
フィナートが作られる(A. Westleyおよび J. Westley
による、Anal. Biochem. 1984, 142, 163-166 )。この
反応は容易であり、一般的に、短時間でチオスルホナー
ト類の分解により濁った溶液が見える。従って、チオス
ルホナートの完全溶液をすぐに用いないと、使用されな
い溶液を捨てなければならない。このことは、写真材料
製造の無駄およびコスト増加を招く。さらに、分解生成
物、元素の硫黄は、写真的に活性であることが知られて
おり(欧州特許第0447105号、同0297804
号、同0294149号(AgCl)、同032727
2号、同0349286号、特開平2−161423
号、同2−148033号、同2−148031号、同
2−146036号、同2−033141号、同2−0
20857号、同2−301744号、同1−1960
50号、同1−196034号、ドイツ国特許第3,9
02,711号および米国特許第4,962,0116
号各公報を参照されたい)、ほんの僅かの量の硫黄元素
が存在しても、予期しないそして多分望ましくない写真
レスポンスを生じるであろう。チオスルホナート類の不
安定性は、増感されたの製品の変化並びに写真材料製造
のコスト増を招く。従って、そのような塩類を含有する
写真材料を製造する方法におけるチオスルホナート塩類
の欠点を克服する必要が存在する。
【0010】不安定な硫黄部分を含む化合物は、ハロゲ
ン化銀乳剤の増感剤として広範囲に用いられている。そ
れらの使用および作用のメカニズムは、Pouradier,J.に
よるPreparation of Photographic Emulsions; James,
T.H.編、The Theory of the Phtographic Process, 4
版;Macmillan: New York, 1977, 2章;Duffin G.F.に
よる、Photographic Emulsion Chemistry ;Focal: Lon
don, 1966, 2章、および Mueller, F.W.H.による、The
Photographic Emulsion, Sturge, J.M. 編;Neblette's
Handbook of Photographic and Reprography, 7版;Va
n Nostrand Reinhold: New York, 1977, 2章、等の写真
の技術分野において議論されている。これらの不安定硫
黄化合物の中で一般的なものは、チオ尿素類、チオスル
フェート類、イソチオシアネート類およびシスチン等の
硫黄含有アミノ酸類である。
【0011】米国特許第4,914,015号公報(赤
および赤外分光増感された乳剤の置換されたチアおよび
オキサチアトリアゾール類);同4,780.404
(アミノチアトリアゾール類);欧州特許第04476
47号(少なくとも一つの電子吸引性基で置換されるア
リールアミノチアトリアゾール類);並びに特開平3−
033842号および同3−041438号(赤増感さ
れたハロゲン化銀乳剤の強色増感剤としてのチアトリア
ゾール類)に記載されるように、チアトリアゾール類
は、ハロゲン化銀写真材料の強色増感剤として用いられ
ている。特開昭63−037348号公報には、低D−
min 写真材料を得るために塩化銀乳剤にチアトリアゾー
ル類を用いることが記載されている。特開昭63−04
4650号および同63−037349号各公報には、
高保存安定性材料が記載されている。米国特許第5,0
70,008号公報には、イリジウムを含む塩化銀乳剤
およびAgCl粒子形成の酸性条件でチアトリアゾール
類を用いることが記載されている。特開昭55−142
331号公報は、カブリを少なくするためにフォトサー
モグラフペーパーにチアトリアゾールを用いることが記
載されている。米国特許第5,006,448号公報に
は、インターイメージ効果を改良するために、放出され
る抑制剤部分として、チアトリアゾールを用いることが
記載されている。
【0012】欧州特許第0138622号には、写真乳
剤の殺菌剤として、もしくは硫黄増感剤としてのピラゾ
ロペンタチエピンが記載されている。特開昭62−29
9963号には、少なくとも50モル%の臭化銀を含む
ハロゲン化銀乳剤の調製に用いられる化合物のクラスの
例として、チエピンが記述されている。米国特許第2,
385,762号公報には、ハロゲン化銀乳剤を安定に
するために、ジアミドポリスルフィド類と、スルフィナ
ート類もしくはセレニナート類とを組合せて用いること
が記載されている。米国特許出願第07/890,88
4号明細書には、高塩化物乳剤の熱感受性を少なくする
ために、ジアミノジスルフィド類およびモノスルフィナ
ート類を用いることが記載されている。米国特許第4,
620,205号公報には、二色感熱記録材料の脱色剤
としてのジチオジアルキルアミン類の使用が記載されて
いる。特開昭54−069428号および同55−14
4236号公報には、ジチオジアルキルアミン類が、臭
化銀乳剤を増感することが主張されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】温度変化に対して高塩
化物乳剤を熱安定にするための有効な手段の要望が依然
としてある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、塩化銀が50
モル%より多いハロゲン化銀乳剤を含んでなるハロゲン
化銀写真要素であって、前記乳剤が、次式I: MO2 S−Z−SO2 SM1 (I) (式中、Zは、非金属の、アリーレン、アルキレン、も
しくは複素環式基であり、そしてMおよびM1 は、独立
して、陽イオン性対イオンである)によって表わされる
化合物と反応的に組合わさっている写真要素を提供す
る。また、式Iにより表わされる化合物も提供する。
【0015】さらに、乳剤を沈澱することおよび乳剤を
化学増感することを含んでなり、そしてさらに、この乳
剤に硫黄供与化合物および次式II: M22 S−Z1 −SO23 (II) (式中、Z1 は、非金属の、アリーレン、アルキレンも
しくは複素環式基であり、そしてM2 およびM3 は、独
立して、陽イオン性対イオンである)によって表わされ
る化合物を添加することを含んでなる、塩化銀が50モ
ル%より多いハロゲン化銀乳剤を製造する方法も提供す
る。
【0016】本発明の高塩化物ハロゲン化銀写真要素
は、焼付け温度の変化にほとんど変動しない感受性を示
すと同時に、保存変化に対して高い耐性を維持してい
る。これにより、処理時の焼付け条件を一定に再調節す
る必要無しに、高い品質のプリント提供する。チオスル
ホナート/スルフィナート分子のスルフィナート部分の
存在のために、スルフィナート置換されてないチオスル
ホナート塩に見られる迅速な分解を遅延もしくは防止す
ることができる。
【0017】
【具体的な態様】本発明のチオスルホナート/スルフィ
ナート化合物は、次式Iによって表わされる: MO2 S−Z−SO2 SM1 (I) Zは、置換または非置換のアルキレン、アリーレン、も
しくは複素環式基である。アルキレン、アリーレン、も
しくは複素環式基の定義には、これらの基を組み合せた
ものも含まれる。好ましくは、アルキレン基は、2〜2
0の炭素原子を持ち、炭素数1〜10が最も好ましく、
アリーレン基は、6〜20の炭素原子を持ち、炭素数6
〜10がより好ましく、炭素数6が最も好ましい。複素
環式基は、一つもしくは二つのヘテロ原子を持つ5〜1
5員環となることができる。より好ましくは、前記複素
環式基は、5員もしくは6員環である。好ましいヘテロ
原子は、窒素、酸素、硫黄、セレンおよびテルルであ
り、窒素、酸素、および硫黄が最も好ましい。
【0018】適当な、アリーレン基には、フェニレン、
トリレン、ナフチレン、およびシクロヘプタトリエニレ
ンが含まれる。適当な複素環式基の例は、ピロール、フ
ラン、テトラヒドロフラン、チオフラン、ピリジン、ピ
コリン、ピペリジン、モルホリン、ピロリジン、チオフ
ェン、オキサゾール、チアゾール、イミダゾール、セレ
ナゾール、テルラゾール、トリアゾール、テトラゾール
およびオキサジアゾールである。
【0019】Zの置換基には、例えば、アルキル基(例
えば、メチル、エチル、ヘキシル)、フルオロアルキル
基(例えば、トリフルオロメチル)、アルコキシ基(例
えば、メトキシ、エトキシ、オクチルオキシ)、アリー
ル基(例えば、フェニル、ナフチル、トリル)、ヒドロ
キシ基、ハロゲン原子、アリールオキシ基(例えば、フ
ェノキシ)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、ブ
チルチオ)、アリールチオ基(例えば、フェニルチ
オ)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオニル、ブ
チリル、バレリル)、スルホニル基(例えば、メチルス
ルホニル、フェニルスルホニル)、アシルアミノ基、ス
ルホニルアミノ基、アシルオキシ基(例えば、アセトキ
シ、ベンゾキシ)、カルボキシ基、シアノ基、スルホ
基、およびアミノ基を含むことができる。最も好ましい
態様では、Zは、アリーレン基であり、より具体的に
は、非置換のフェニレン基または一つもしくは二つの位
置で置換されているフェニレン基である。
【0020】MおよびM1 は、独立して、陽イオン性対
イオンであり、好ましくは同じものである。より好まし
くは、MおよびM1 は、アルカリ金属イオンもしくはア
ンモニウムイオンであり、ナトリウムイオンおよびカリ
ウムイオンが最も好ましい。式(I)の具体例を次に示
す:
【0021】
【化1】
【0022】本発明のチオスルホナート/スルフィナー
ト化合物は、対応するジスルフィナート化合物を、硫黄
を供与するとして知られている物質のクラスに由来する
少なくとも一つの化合物と反応させることにより製造す
ることができる。本発明のジスルフィナート化合物は、
次式(II): M22 S−Z1 −SO23 (II) (式中、Z1 、M2 およびM3 は、それぞれZ、Mおよ
びM1 において、上記したものである)により表わされ
る。
【0023】式(II)の具体例を次に示す:
【0024】
【化2】
【0025】ジスルフィナート類は市販されており、も
しくは当業者に公知の方法により塩化スルホニルを還元
することにより得ることができる。本発明のスルホニル
供与化合物は、分解するときに元素の硫黄を追い出す物
質である。元素の硫黄は、0価および非イオン性の硫黄
の形である。それは一般的には(常ではない)、熱プロ
セスを通して親化合物から放出される。即ち、触媒反応
等のその他の多くの反応、および/または加水分解を行
うことができ、最終結果として元素の硫黄が、親分子
(時に、硫黄先駆体として知られている)から放出され
る。これらの化合物は、発表された文献において、多岐
に渡って検討されている。例えば、Loudon, J.D. The E
xtrusion of Sulfur, Kharasch, N.K.編、Organic Sulf
ur Compouds, Pergamon: Oxford, 1961, Vol. 1, p.29
9; Stark, B.P.および Duke, A.J. Extrusion Reactio
ns, Pergamon: Oxford, 1967, p.91 ; Redl, S. Janss
en Chim Acta, 1987, 5, 3 ; Guziec, F.S. Jrおよび
Sanfilippo, L.J. Tetrahedron, 1988, 44, 6241 およ
び Williams, C.R. および Harpp, D.N. Sulfur Report
s, 1990, 10(2), 103-191 を参照されたい。これらの化
合物の多くは、室温近くもしくは室温よりも僅かに上
で、元素の硫黄を放出するが、その他の化合物は、20
0℃もしくはそれ以上の高い温度を必要とする。高温に
加えて、さらに放出反応の触媒のために、少量の金属の
存在を必要とする。本発明の好ましい化合物は、たとえ
放出反応を促進するためにハロゲン化銀乳剤において触
媒反応を行うことができるとしても、放出のために高温
も、特定の触媒もしくは溶媒をも必要としないものであ
る。より好ましいものは、200℃より下で硫黄を放出
する化合物であって、室温で安定な化合物である。
【0026】そのような硫黄供与化合物は、ある種のジ
スルフィド類、ポリスルフィド類、ビスアルキルアミノ
ジスルフィド類、スルフェンスルホンチオ酸無水物、チ
オスルホナート塩類、アミノチオスルホナート類、アシ
ルメチルメルカプトアゾール類もしくはアゾリウム塩
類、チアゼピン類、チエピン類、1,4−ジチイン類、
1,2−、1,3−もしくは1,4−チアジン類、1,
4,2−ジチアジン類、1,3,4−、1,2,6−、
1,3,5−チアジアジン、ジチアジン類もしくはチア
ジアジン類のジヒドロ誘導体、および1,2,3,4−
チアトリアゾール類である。Porter, M.により、Vulcan
ization of Rubber; Oae, S 編; OrganicChemistry of
Sulfur; Plenum: New York, 1977, 3章に議論され、そ
して Hofmann, W.により、Vulcanization and Vulcaniz
ing Agents; Parmerton: New York,1967 、に議論され
るもののような加硫化剤も有効である。これらには、チ
ウラムテトラスルフィド類、ベンゾチアゾリル−2−N
−ジチオモルホリド、およびジモルホリノジスルフィド
が含まれる。適当な場合には、アルコール性溶媒に溶解
する元素の硫黄も有用である。次のクラスの硫黄供与化
合物が特に有用である。
【0027】アシルメチルメルカプトアゾリウム塩を、
式(A)で表わす。
【0028】
【化3】
【0029】上記構造で、Z2 は、5員もしくは6員の
縮合または非縮合複素環のいずれかを形成するのに必要
な原子を持つ。好ましいヘテロ原子は、窒素、酸素、お
よび硫黄である。適当な複素環式基の例は、ピロール、
ピリジン、ピコリン、ピペリジン、モルホリン、ピロリ
ジン、オキサゾール、チアゾール、イミダゾール、トリ
アゾール、テトラゾール、およびオキサジアゾールであ
る。R1 およびR2 は、置換または非置換のアルキルも
しくはアリール基であり、より好ましくは、それらは、
炭素数1〜20のアルキル基であり、炭素数1〜6が最
も好ましく、または炭素数6〜10のアリール基であ
り、炭素数6が最も好ましい。適当な置換基の例には、
アルキル基(例えば、メチル、エチル、ヘキシル)、フ
ルオロアルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、ア
ルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、オクチルオ
キシ)、アリール基(例えば、フェニル、ナフチル、ト
リル)、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アリールオキシ
基(例えば、フェノキシ)、アルキルチオ基(例えば、
メチルチオ、ブチルチオ)、アリールチオ基(例えば、
フェニルチオ)、アシル基(例えば、アセチル、プロピ
オニル、ブチリル、バレリル)、スルホニル基(例え
ば、メチルスルホニル、フェニルスルホニル)、アシル
アミノ基、スルホニルアミノ基、アシルオキシ基(例え
ば、アセトキシ、ベンゾキシ)、カルボキシ基、シアノ
基、スルホ基、およびアミノ基が含まれる。好ましいの
は、単純アルキル基である。
【0030】R3 は、H、またはR1 およびR2 の場合
に記載したようなアルキル基もしくはアリール基であ
り、それぞれさらにR1 およびR2 の場合に記載したよ
うに置換されていても良い。Qは、例えば、ハロゲン化
物、過塩素酸塩、ヘキサフルオロホスフェート、テトラ
フルオロボレート、有機カルボン酸塩もしくはスルホン
酸塩となることができる陰イオンである。これらの塩類
の例を次に示す:
【0031】
【化4】
【0032】チエピン類を、式(B)で表わす。
【0033】
【化5】
【0034】R4 、R5 、R6 、R7 、R8 およびR9
は、独立して、H、または置換または非置換のアルキル
もしくはアリール基である。R4 、R5 、R6 、R7
8およびR9 は、一緒になって縮合環を形成すること
ができる。好ましくは、アルキル基は1〜20の炭素原
子を持ち、炭素数1〜6が最も好ましく、そしてアリー
ル基は6〜10の炭素原子を持ち、炭素数6が最も好ま
しい。適当な置換基の例には、アルキル基(例えば、メ
チル、エチル、ヘキシル)、フルオロアルキル基(例え
ば、トリフルオロメチル)、アルコキシ基(例えば、メ
トキシ、エトキシ、オクチルオキシ)、アリール基(例
えば、フェニル、ナフチル、トリル)、ヒドロキシ基、
ハロゲン原子、アリールオキシ基(例えば、フェノキ
シ)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、ブチルチ
オ)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ)、アシ
ル基(例えば、アセチル、プロピオニル、ブチリル、バ
レリル)、スルホニル基(例えば、メチルスルホニル、
フェニルスルホニル)、アシルアミノ基、スルホニルア
ミノ基、アシルオキシ基(例えば、アセトキシ、ベンゾ
キシ)、カルボキシ基、シアノ基、スルホ基、およびア
ミノ基が含まれる。好ましいのは、カルボキシ基であ
る。
【0035】具体的なチエピン化合物の例を次に示す:
【0036】
【化6】
【0037】1,2,3,4−チアトリアゾール類を、
式(C)により次に表わす:
【0038】
【化7】
【0039】R10は、置換または非置換のアルキルもし
くはアリール基であり、より好ましくは、それらは炭素
数1〜20のアルキル基であり、炭素数1〜6が最も好
ましく、または炭素数6〜10のアリール基であり、炭
素数6が最も好ましい。適当な置換基の例には、アルキ
ル基(例えば、メチル、エチル、ヘキシル)、フルオロ
アルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、アルコキ
シ基(例えば、メトキシ、エトキシ、オクチルオキ
シ)、アリール基(例えば、フェニル、ナフチル、トリ
ル)、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アリールオキシ基
(例えば、フェノキシ)、アルキルチオ基(例えば、メ
チルチオ、ブチルチオ)、アリールチオ基(例えば、フ
ェニルチオ)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオ
ニル、ブチリル、バレリル)、スルホニル基(例えば、
メチルスルホニル、フェニルスルホニル)、アシルアミ
ノ基、スルホニルアミノ基、アシルオキシ基(例えば、
アセトキシ、ベンゾキシ)、カルボキシ基、シアノ基、
スルホ基、およびアミノ基が含まれる。好ましいのは、
ヒドロキシ基である。
【0040】nは0もしくは1となることができる。n
が1の場合、XはN、OもしくはSのようなヘテロ原子
である。結合原子がNの場合は、R10において上記した
ような置換基がN上にあっても良い。1,2,3,4−
チアトリアゾール類の具体的例を次に示す:
【0041】
【化8】
【0042】アリールジアルキルアミノジスルフィド類
を、次式(D)で表わす。 ArSSNR1112 (D) 式(D)では、一方の硫黄原子は、直接窒素原子に結合
されており、もう一方の硫黄原子は、芳香環もしくはヘ
テロ芳香環(Ar)の一部である炭素原子に結合されて
いる。Arが芳香族基である場合、単環もしくは縮合環
のいずれにもなることができ、好ましくは炭素原子6〜
10を持ち、より好ましくは炭素原子6個を持つもので
ある。適当な芳香族基の例には、フェニル、トリル、ナ
フチル、およびシクロヘプタトリエニルが含まれる。A
rがヘテロ芳香環である場合は、例えば、ピロール、ピ
リジン、チオフェン、キノリン、ベンゾフラン、ピラゾ
ール、オキサジアゾール、チアジアゾール、トリアゾー
ル、テトラアゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチア
ゾール、ベンゾイミダゾール、もしくはベンゾトリアゾ
ール環系を含むことができる。
【0043】Arはさらに置換されていても、置換され
ていなくても良い。適当な置換基の例には、アルキル基
(例えば、メチル、エチル、ヘキシル)、フルオロアル
キル基(例えば、トリフルオロメチル)、アルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、オクチルオキシ)、ア
リール基(例えば、フェニル、ナフチル、トリル)、ヒ
ドロキシ基、ハロゲン原子、アリールオキシ基(例え
ば、フェノキシ)、アルキルチオ基(例えば、メチルチ
オ、ブチルチオ)、アリールチオ基(例えば、フェニル
チオ)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオニル、
ブチリル、バレリル)、スルホニル基(例えば、メチル
スルホニル、フェニルスルホニル)、アシルアミノ基、
スルホニルアミノ基、アシルオキシ基(例えば、アセト
キシ、ベンゾキシ)、カルボキシ基、シアノ基、スルホ
基、およびアミノ基が含まれる。好ましいのは、アルキ
ル基である。
【0044】R11およびR12は、アルキル基であり、も
しくは一緒になって環を形成することができる。そのよ
うな環の例には、モルホリン、ピペリジン、ピラゾリジ
ン、ピロリジン、およびイミダゾリジン環が含まれる。
好ましくは、アルキル基は1〜20の炭素原子を持ち、
1〜10の炭素原子を持つものが最も好ましい。R11
よびR12を、Arにおいて記載したようにさらに置換す
ることができる。
【0045】アリールジアルキルアミノジスルフィド類
の具体例を次に表わす:
【0046】
【化9】
【0047】チオスルホナート塩類を、次式(E)で表
わす。 R13SO2 SM (E) R13は、置換または非置換の、アルキル、アリール、も
しくは複素環式基である。好ましくは、アルキル基は1
〜20の炭素原子を持ち、1〜10の炭素原子を持つも
のが最も好ましく、アリール基は6〜10の炭素原子を
持ち、6個の炭素原子を持つものが最も好ましい。複素
環式基は、一つもしくは二つのヘテロ原子を持つ5〜1
5員の環となることができる。好ましいヘテロ原子は、
窒素、硫黄および酸素である。より好ましくは、この複
素環式基は、5員もしくは6員環である。適当なアリー
ル基の例には、フェニル、トリル、ナフチル、およびシ
クロヘプタトリエニルが含まれる。適当な複素環の例
は、ピロール、フラン、テトラヒドロフラン、チオフラ
ン、ピリジン、ピコリン、ピペリジン、モルホリン、ピ
ロリジン、チオフェン、オキサゾール、チアゾール、イ
ミダゾール、トリアゾール、テトラゾールおよびオキサ
ジアゾールである。好ましくは、R13は、非置換のフェ
ニル基、または一つもしくは二つの位置が置換されてい
るフェニル基である。R13のそのような置換基は、例え
ば、アルキル基(例えば、メチル、エチル、ヘキシ
ル)、フルオロアルキル基(例えば、トリフルオロメチ
ル)、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、オ
クチルオキシ)、アリール基(例えば、フェニル、ナフ
チル、トリル)、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アリー
ルオキシ基(例えば、フェノキシ)、アルキルチオ基
(例えば、メチルチオ、ブチルチオ)、アリールチオ基
(例えば、フェニルチオ)、アシル基(例えば、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、バレリル)、スルホニル
基(例えば、メチルスルホニル、フェニルスルホニ
ル)、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基、アシルオ
キシ基(例えば、アセトキシ、ベンゾキシ)、カルボキ
シ基、シアノ基、スルホ基、およびアミノ基を含むこと
ができる。好ましいのは、アルキル基もしくはアルコキ
シである。Mは、アルカリ金属イオンもしくはアンモニ
ウムイオンとなることができる陽イオン性対イオンであ
る。チオスルホナート塩類の具体例を次に表わす:
【0048】
【化10】
【0049】ジアミノジスルフィド類(ジチオアミン類
としても知られている)を、次式(F)で表わす: R1415NSSNR1617 (F) 式(F)の硫黄原子は、お互いに直接窒素原子に結合さ
れている。R14、R15、R16、R17は、独立して、水
素、またはアルキル、アリール、もしくは複素環式基で
あり、またはR14、R15、R16、R17は、S、Oもしく
はN等の原子を組込むことができる環系の一部を形成す
ることができる。そのような環系の例には、ピペリジ
ン、モルホリン、ピロリジンおよびイミダゾリジンが含
まれる。好ましくは、アルキル基は1〜20の炭素原子
を持ち、1〜10の炭素原子を持つものが最も好まし
く、アリール基は6〜10の炭素原子を持ち、6個の炭
素原子を持つものが最も好ましい。複素環式基は、一つ
もしくは二つのヘテロ原子を持つ5〜15員の環となる
ことができる。好ましいヘテロ原子は、酸素、窒素およ
び硫黄である。より好ましくは、この複素環式基は5員
もしくは6員環である。適当なアリール基の例には、フ
ェニル、トリル、ナフチル、およびシクロヘプタトリエ
ニルが含まれる。適当な複素環式基の例は、ピロール、
フラン、テトラヒドロフラン、チオフラン、ピリジン、
ピロリジン、チオフェン、オキサゾール、チアゾール、
イミダゾール、セレナゾール、テルラゾール、トリアゾ
ール、テトラゾールおよびオキサジアゾールである。
【0050】R14、R15、R16、R17の置換基には、ア
ルキル基(例えば、メチル、エチル、ヘキシル)、フル
オロアルキル基(例えば、トリフルオロメチル)、アル
コキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、オクチルオキ
シ)、アリール基(例えば、フェニル、ナフチル、トリ
ル)、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アリールオキシ基
(例えば、フェノキシ)、アルキルチオ基(例えば、メ
チルチオ、ブチルチオ)、アリールチオ基(例えば、フ
ェニルチオ)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオ
ニル、ブチリル、バレリル)、スルホニル基(例えば、
メチルスルホニル、フェニルスルホニル)、アシルアミ
ノ基、スルホニルアミノ基、アシルオキシ基(例えば、
アセトキシ、ベンゾキシ)、カルボキシ基、シアノ基、
スルホ基、およびアミノ基を含むことができる。好まし
いのはアルキル基である。
【0051】ジアミノジスルフィド類の具体例を次に表
わす:
【0052】
【化11】
【0053】これらの硫黄供与体の製造は当業者にとっ
て公知であり、それらの多くは市販されている。チオス
ルホナート/スルフィナート化合物を、メタノールもし
くはテトラヒドロフラン等の溶剤中の硫黄供与化合物を
過剰量のジスルフィン酸と混合することにより、製造す
ることができる。硫黄供与体によっては、この混合物を
室温もしくは僅かに高い温度で攪拌する。反応の終りで
溶剤を蒸発させ、再結晶、蒸留もしくはクロマトグラフ
ィーを繰り返して生成物を精製する。
【0054】完全に純粋な化合物を得ることが難しいの
で、チオスルホナート/スルフィナート化合物の予備製
造もしくは単離は好ましくない。より好ましい簡単なこ
れらの化合物の製造方法は、ハロゲン化銀乳剤に直接、
ジスルフィナートおよび硫黄供与化合物を加えることに
よって乳剤中に生成させることである。使用することが
できる硫黄供与体およびジスルフィナート化合物の濃度
は、広い範囲をカバーしている。硫黄供与体およびジス
ルフィナート化合物の構造が多種多様であるので、使用
するレベルは、添加の時期、化合物が添加される層、乳
剤タイプ、およびその他の変数に依存するであろう。当
業者は、最適な熱安定性およびカブリ防止を達成するの
に必要な硫黄供与体およびジスルフィナート化合物の平
衡が、所望する最終製品に依存して変ることを十分に理
解している。一般的に、硫黄供与体の有効な濃度は10
-5〜10g/モル銀であり、より好ましくは、10-4
5g/モル銀であり、最も好ましくは、10-3〜1g/
モル銀である。ジスルフィナート化合物の有効な濃度は
10-4〜100g/モル銀であり、より好ましくは、1
-3〜50g/モル銀であり、最も好ましくは、10-2
〜10g/モル銀である。このジスルフィナートを、硫
黄供与体に対して常に過剰量で加える。従って、硫黄供
与体に対するジスルフィナートの比は、1:1〜10:
1までの間のいずれにもなることができる。
【0055】硫黄供与体およびジスルフィナート化合物
を、この目的のために有用ないずれの技法を用いても写
真乳剤に加えることができる。硫黄供与体もしくはジス
ルフィナート化合物が疎水性である場合は、それらをメ
タノールもしくは混合水性メタノール性溶液等の通常の
いずれの有機溶剤にも溶解することができる。その他の
適当な溶剤もしくは希釈剤の例には、エタノールもしく
はアセトンが含まれる。硫黄供与体もしくはジスルフィ
ナート化合物が水溶性である場合は、それらを予備混
合、即ち、直接乳剤に加えるのとは別に水溶液に加える
ことができる。硫黄供与体およびジスルフィナート化合
物を、ある種のカプラーに用いる技法に類似した液体/
液体分散物の形で乳剤に加えることができる。これらを
固体粒子分散物として加えることもできる。
【0056】硫黄供与体およびジスルフィナート化合物
を、それらが塩化銀と反応的に組合わさるいずれの層に
も加えることができる。「〜と反応的に組合わさる」と
は、硫黄供与体およびジスルフィナート化合物が、塩化
銀乳剤層、またはそれにより塩化銀乳剤と反応もしくは
相互反応することができる層、に含有されねばならない
ことを意味する。例えば、それらをゼラチンのみの上塗
りもしくは中間層、または水のみの上塗りに加えること
も可能である。
【0057】当該技術分野で通常実施されるような普通
の乳剤安定剤もしくはカブリ防止剤に加えて、前記ジス
ルフィナート類および硫黄供与体の組合せを用いること
ができる。一種類以上の、硫黄供与体およびジスルフィ
ナート類の組合せを用いることができる。本発明の写真
乳剤を、当該技術分野の通常の方法でコロイド状マトリ
ックスにハロゲン化銀の結晶を沈澱させることにより一
般的に調製する。前記コロイドは、典型的にゼラチン、
アルギン酸もしくはそれらの誘導体等の親水性フィルム
形成試薬である。
【0058】沈澱段階で生成される結晶を当該技術分野
で知られているように、化学増感および分光増感する。
乳剤の化学増感には、硫黄含有化合物(例えば、アリル
イソチオチアシアネート、チオ硫酸ナトリウムおよびア
リルチオ尿素);還元剤(例えば、ポリアミン類および
第一錫塩);貴金属化合物(例えば、金、プラチナ);
および高分子試薬(例えば、ポリアルキレンオキシド)
等の増感剤を用いる。昇温させて化学増感を完全にする
(熱処理)。増感色素等の試薬を用いて分光増感を達成
する。カラー乳剤の場合は、当該技術分野で記載される
多くの試薬を用いる分光増感段階で、色素を添加する。
そのような色素を熱処理の前および後の両方に添加する
ことが知られている。
【0059】分光増感の後、この乳剤を支持体に塗布す
る。種々のコーティング技法には、ディップコーティン
グ、エアナイフコーティング、カーテンコーティングお
よび押出コーティングが含まれる。本発明の硫黄供与体
およびジスルフィナート化合物を乳剤沈澱のいずれの段
階(即ち、沈澱中、化学増感中もしくは前、または最終
溶融時)および乳剤と塗布のための添加剤との共混合時
のいずれの時点でも、ハロゲン化銀乳剤に加えることが
できる。最も好ましくは、これらの化合物を化学増感の
後に加える。硫黄供与体およびジスルフィナート化合物
を、同時に加えなければならないことはない。それらを
乳剤調製の異なる時点で加えることができる。好ましく
は、ジスルフィナート化合物を最初に加えて、後に硫黄
供与体を続ける。
【0060】本発明の写真要素は、少なくとも一種類の
高塩化銀乳剤を含む写真記録材料のいずれにもなること
ができる。写真要素の他の乳剤は、任意のハロゲン化物
含量を有することができる。例えば、この写真要素は、
臭化銀もしくは沃臭化銀乳剤を含有することもできる。
塩化銀乳剤は、50モル%よりも多く塩化銀を含まねば
ならず、90モル%より多いのがより好ましい。
【0061】本発明の写真要素は、非発色銀画像形成要
素となることができる。また、単色要素もしくは多色要
素となることができる。多色要素は典型的に、可視スペ
クトルの三原色の範囲のそれぞれに感度を有する色素画
像生成単位を持つ。各単位は、スペクトルの与えられた
範囲に対し感度を有する単一乳剤層もしくは多層乳剤層
を含むことができる。前記要素の層(画像生成単位の層
を含む)を、当該技術分野において知られている種々の
順序に配列することができる。別のフォーマットでは、
スペクトルの三原色の範囲のそれぞれに感度を有する乳
剤を、単一のセグメント層(例えば、米国特許第4,3
62,806号(Whitmore)(1982年12月7日発
行)公報に記載されるマイクロ容器の使用による)とし
て配置することができる。この要素は、フィルター層、
中間層、上塗り層、下引き層等の追加の層を含んでも良
い。本発明は、リサーチディスクロージャー、No.3
4390、1992年11月、に記載されるような磁気
バッキングを含む写真要素に関して特に有用となること
ができる。
【0062】本発明の乳剤および要素に使用する適当な
材料の、以下の議論では、リサーチディスクロージャー
(Research Disclosure ) Item 308119, 1989年12月,
(Kenneth Mason Publication Ltd., Dudley Annex, 12a
North Street, Emsworth, Hampshire PO10 7DQ, Engla
nd によって出版) を参照する。以下、この刊行物を
「リサーチディスクロージャー」という。
【0063】本発明の要素に用いるハロゲン化銀乳剤
は、ネガ型もしくはポジ型のいずれかとなることができ
る。適当な乳剤およびそれらの調製の例は、リサーチデ
ィスクロージャー、I章およびII章並びにそこに引用
される文献に記載されている。その他の適当な乳剤は、
米国特許第5,176,991号(Jones 等)、同5,
176,992号(Maskasky等)、同5,178,99
7号(Maskasky)、同5,178,998号(Maskasky
等)、同5,183,732号(Maskasky)および同
5,185,239号(Maskasky)各公報に記載される
ような{111}平板状塩化銀乳剤、および欧州特許出
願0534395号(1993年3月31日公開)(Br
ust 等)に記載される{100}平板状塩化銀乳剤であ
る。本発明の要素の乳剤層およびその他の層の適当なベ
ヒクルのいくつかは、リサーチディスクロージャー、I
X章およびそこに引用される文献に記載されている。
【0064】このハロゲン化銀乳剤を種々の方法(リサ
ーチディスクロージャー、III章およびIV章に記載
される例)で化学増感および分光増感することができ
る。本発明の要素は、リサーチディスクロージャー、V
II章、D、E、FおよびG節並びにそこに引用される
文献に含まれる種々の色素生成カプラー(これらに限定
されない)を含むことができる。これらのカプラーを、
リサーチディスクロージャー、VII章、C節およびそ
こに引用される文献に記載される要素および乳剤に組込
むことができる。
【0065】本発明の写真要素およびそれらの個々の層
は、特に、蛍光増白剤(リサーチディスクロージャー、
V章の例)、カブリ防止剤および安定剤(リサーチディ
スクロージャー、VI章の例)、汚染防止剤および画像
色素安定剤(リサーチディスクロージャー、VII章、
I節およびJ節の例)、光吸収および光散乱材料(リサ
ーチディスクロージャー、VIII章の例)、硬化剤
(リサーチディスクロージャー、X章の例)、可塑剤お
よび滑剤(リサーチディスクロージャー、XII章の
例)、帯電防止剤(リサーチディスクロージャー、XI
II章の例)、艶消剤(リサーチディスクロージャー、
XVI章の例)、および現像改良剤(リサーチディスク
ロージャー、XXI章の例)を含有することができる。
【0066】写真要素を、リサーチディスクロージャ
ー、XVII節およびそこに引用される文献に記載され
るものを含む種々の支持体(これらに限定されない)に
塗布することができる。写真要素を化学線(典型的に、
スペクトルの可視領域において)に露光して、リサーチ
ディスクロージャー、XVIII章に記載する潜像を形
成し、その後処理して、リサーチディスクロージャー、
XIX章に記載する目に見える色素画像を生成すること
ができる。目に見える色素画像を生成する処理には、要
素を発色現像主薬に接触させて、現像可能なハロゲン化
銀を還元し、発色現像主薬を酸化する段階が含まれる。
酸化された発色現像主薬を、次にカプラーと反応させて
色素を生成する。
【0067】ネガ型ハロゲン化銀要素の場合、上記の処
理工程によりネガ画像を得る。ポジ(即ち、リバーサ
ル)画像を得るためには、この工程の前に、非発色現像
剤で現像を行い、露光済みハロゲン化銀を現像し(但
し、色素を生成しない)、その後均一にカブラせて未露
光ハロゲン化銀を現像可能にし、そして発色現像主薬で
現像する。加えて、乳剤を均一にカブラせる前以外は、
前記前処理を用いて、残っているハロゲン化銀を溶解
し、現像済み銀を元のハロゲン化銀に変換する。そして
通常のE−6処理(商標)を続けて、ネガカラー画像を
得る。あるいは、直接陽画乳剤を用いてポジ画像をを得
ることもできる。
【0068】現像の後、通常の漂白、定着、もしくは漂
白−定着(銀およびハロゲン化銀を除く)、洗浄および
乾燥の工程が続く。次の例は、本発明を具体的に説明す
るものであり、限定するものではない。
【0069】
【実施例】例1 ジ−n−ブチルフタレートカプラー溶媒(0.27g/
2 )中のイエロー色素生成カプラーα−(4−(4−
ベンジルオキシ−フェニル−スルホニル)フェノキシ)
−α(ピバリル)−2−クロロ−5−(γ−(2,4−
ジ−5−アミルフェノキシ)ブチルアミド)アセトアニ
リド(1.08g/m2 )およびゼラチン(1.51g
/m2 )を含有する化学増感および青分光増感した単分
散塩化銀ネガ乳剤を調製した。さらに、0.104g/
モル銀の1−(3−アセトアミドフェニル)−5−メル
カプトテトラゾールおよび1.033g/モル銀の臭化
カリウムを加えた。この乳剤を分割し、種々の濃度のジ
スルフィドF1およびジスルフィナートIIAのメタノ
ール溶液を、分割部分に別々に加えた。乳剤(0.34
gAg/m2 )を樹脂コート紙支持体に塗布し、1.0
76g/m2 のゼラチン上塗りを、総ゼラチン重量の
1.8%の量の硬化剤ビス(ビニルスルホニル)メチル
エーテルと一緒に、保護層として塗布した。そしてこの
乳剤を0゜F(−17.7℃)および120゜F(4
8.9℃)で1週間および2週間保存した。
【0070】0〜3ステップタブレット(0.15増加
量)を用いて、カラーネガプリント露光光源を模して設
計したタングステンランプで、この塗膜を0.1秒間露
光した。このランプは、3000゜Kの色温度、log
ルクス2.95を有していた。塗膜をマゼンタおよびシ
アンフィルターの組合せ、0.3ND(中性濃度)、お
よびUVフィルターを通して露光した。現像処理は、発
色現像(45秒、35℃)、漂白−定着(45秒、35
℃)、および安定化もしくは水洗(90秒、35℃)、
次に乾燥(60秒、60℃)からなっていた。Colenta
処理機で用いた試薬は以下の溶液からなっていた。
【0071】 現像液: スルホン化ポリスチレンのリチウム塩 0.25ml トリエタノールアミン 11.0ml N,N−ジエチルヒドロキシルアミン(85重量%) 6.0ml 亜硫酸カリウム(45重量%) 0.5ml 発色現像主薬4−(N−エチル−N−2− メタンスルホニルアミノエチル)−2−メチル− フェニレンジアミンセスキ硫酸塩 1水和物 5.0g スチルベン化合物汚染還元剤 2.3g 硫酸リチウム 2.7g 酢酸 9.0ml 水を加えて全量を1リットルとし、pHを6.2に調整
する。 塩化カリウム 2.3g 臭化カリウム 0.025g 金属イオン封鎖剤 0.8ml 炭酸カリウム 25.0g 水を加えて全量を1リットルとし、pHを10.12に
調整する。
【0072】 漂白−定着: 亜硫酸アンモニウム 58g チオ硫酸ナトリウム 8.7g エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム塩 40g
【0073】 安定剤: クエン酸ナトリウム 1g 水を加えて全量を1リットルとし、pHを7.2に調整
する。
【0074】1.0濃度単位でのスピードを乳剤の感度
の尺度として採用した。熱感受性データを、ステップタ
ブレットの温度が22℃もしくは昇温した40℃で維持
されるように水ジャケットを装備して改造したセンシト
メーターで得た。3000゜K光源で0.1秒間露光
し、この塗膜を標準カラーペーパー処理(Kodak 社のPr
ocess RA-4)で処理した。温度変化によるスピードの変
動(Δスピード)をDlogE曲線の1.0濃度ポイン
トで計算し表Iに表わす。
【0075】表Iは、0゜F(17.7℃)および12
0゜F(48.9℃)および50%相対湿度での1週間
および2週間保存後のカブリ変化(Δカブリ)の変動も
説明する。
【0076】
【表1】
【0077】F1を含有する塗膜が、対照よりも、保存
に由来するカブリ成長が小さい(サンプル1に対するサ
ンプル3、4、5および6)ことがわかる。F1のみを
含む塗膜(サンプル3)は、負の熱感受性変化(望まし
くない)を生じる。しかし、F1およびIIAの組合せ
を持ついくつかの塗膜(サンプル5および6)は、熱感
受性の変化がより小さいが、それでもカブリ成長が少
い。IIA単独の塗膜(サンプル2)は、乳剤の保存特
性および熱感受性特性のいずれにもほとんど効果が無い
ことに留意されたい。
【0078】例2 この例では、F1およびIIAの組合せの有益な効果
を、赤増感乳剤に見ることができる。乳剤を0.18g
Ag/m2 で塗布し、ジ−n−ブチルフタレートカプラ
ー溶媒(0.429g/m2 )中のシアン色素生成カプ
ラー2−(α(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)ブ
チルアミド)−4,6−ジクロロ−5−エチルフェノー
ル(0.42g/m2 )およびゼラチン(1.08g/
2 )を用いた以外は、この例の乳剤を例1のように調
製した。この乳剤を0゜Fおよび120゜Fで、1週間
および2週間保存し、その後上記のように露光して処理
した。表IIのデータは、カブリ変化(Δカブリ)およ
び熱感受性の変化を表わす。
【0079】
【表2】
【0080】F1を含む全ての塗膜(サンプル9〜1
1)は、カブリ成長を少なくするが、対照(サンプル
7)に比べて熱感受性が負に変ったことがわかる。しか
し、F1およびIIAの組合せ(例えば、サンプル1
1)は、対照もしくはF1単独のいずれよりもスピード
変化が小さく、その上有効にカブリ成長を少なくする。
【0081】例3 この実験では、チオスルホナートE1およびIIAの組
合せを加えた以外は、例1に記載するようにハロゲン化
銀乳剤を調製した。この乳剤を0゜Fおよび120゜F
で、1週間および2週間保存し、その後上記のように露
光して処理した。表IIIのデータは、カブリ変化(Δ
カブリ)および熱感受性の変化を表わす。
【0082】
【表3】
【0083】E1が、インキュベーション中の塗膜(サ
ンプル12〜15)のカブリ成長を、対照サンプル(サ
ンプル1)の半分近くに減少させることが、表IIIか
らわかる。しかし、E1およびIIAの組合せ(サンプ
ル13)は、熱感受性に由来するスピード変化をゼロに
減らし、さらにE1単独のカブリ防止特性を維持する。
【0084】例4 この例では、IIAおよびB1の組合せの有益な効果
を、例1のように調製した青増感乳剤に見ることができ
る。この乳剤を0゜Fおよび120゜Fで、1週間およ
び2週間保存し、その後上記のように露光して処理し
た。表IVのデータは、カブリ変化(Δカブリ)および
熱感受性の変化を表わす。
【0085】
【表4】
【0086】IIAおよびB1を組合せたものを含有す
る塗膜(サンプル17、18および19)が、本発明の
いずれの化合物も含まない対照(サンプル1)よりも、
高温で露光した場合に、カブリ増加が少なくかつスピー
ド変化が少ないことが、表IVからわかる。B1のみを
含む塗膜(サンプル16)は、カブリ成長の抑制を示す
が、熱感受性は望ましくない負に変化する。
【0087】例5 この例では、IIAおよびB1の組合せの有益な効果
を、例2に記載するように調製した赤増感乳剤に見るこ
とができる。この乳剤を0゜Fおよび120゜Fで、1
週間および2週間保存し、その後上記のように露光して
処理した。表Vのデータは、カブリ変化(Δカブリ)お
よび熱感受性の変化を表わす。
【0088】
【表5】
【0089】B1を含む全ての塗膜(サンプル20〜2
2)が、B1を含まない塗膜よりも著しくカブリ成長を
少なくすることを示す。高温で露光すると、対照塗膜
(サンプル7)は、スピードの増加を示すが、B1のみ
を含有する塗膜(サンプル20)は、著しいスピードの
減少を示す。しかし、IIAおよびB1の両方を含むサ
ンプル21および22は、最少のスピード変化および低
カブリ成長を示す。
【0090】例6 この例では、A1およびIIAの組合せの有益な効果
を、例2に記載するように調製した赤増感乳剤に見るこ
とができる。この乳剤を0゜Fおよび140゜F(60
℃)で1週間、並びに0゜Fおよび120゜F2週間保
存し、その後上記のように露光して処理した。表VIの
データは、カブリ変化(Δカブリ)および熱感受性の変
化を表わす。
【0091】
【表6】
【0092】表VIは、A1を含有しない二つの塗膜
(サンプル23および24)と比べた、A1を含有する
塗膜(サンプル25〜28)の熱感受性の減少を表わ
す。サンプル28(A1およびIIAを含む塗膜)は、
対照に比較して高温露光時にスピードの変化が無く、カ
ブリ成長がほとんど無いことを表わす。
【0093】例7 この例は、スルフィナート類および硫黄供与体の組合せ
を、乳剤の増感段階中に加えることができることを示
す。例2に用いたのと同じ赤分光増感した乳剤におい
て、1−(3−アセトアミドフェニル)−5−メルカプ
トテトラゾール(S)、IIAもしくはIIB、および
F1を、65℃でこの乳剤に加え、28分間熟成した。
そしてこの乳剤を例2に記載するように塗布した。この
乳剤を0゜Fおよび120゜Fで、1週間および2週間
保存し、その後上記のように露光して処理した。表VI
Iのデータは、カブリ変化(Δカブリ)および熱感受性
の変化を表わす。
【0094】
【表7】
【0095】化合物Sの各レベルにおいて、本発明の乳
剤の熱感受性は、F1およびIIを含まないものよりも
低く、その上より低いカブリを維持している。SとF1
の組合せが熱感受性を少なくすることは明かであるが
(サンプル49および50)、実際には、カブリのレベ
ルは同じレベルのSを含む(但し、F1が無い)対応す
る塗膜(サンプル35および44)よりも高い。さら
に、SおよびIIのみを含む塗膜(サンプル47および
48)は、同じレベルのSを含む(但し、IIが無い)
塗膜に比較して熱感受性の改善が全く示されてない。こ
のように、S、F1およびIIのレベルにより、カブリ
変化が最小で、露光時の温度感受性に対する高い耐性を
有する乳剤を得ることができる(例えば、サンプル3
6)。
【0096】要約すると、塩化銀乳剤の保存および熱感
受性特性を、チオスルホナート/スルフィナート化合物
の存在により改良できることは明かである。使用するこ
れらの材料のレベル、ジスルフィナート類に対する硫黄
供与体の割合、および硫黄先駆体の性質に従って、当業
者は、各パラメータを最適的化して写真の乳剤および用
途の要求に最も良く適合させることができる。
【0097】本発明を詳細にかつ具体的な例によって説
明したが、本発明の範囲内の多くの変更および改造を、
本発明の精神から離れることなく行うことができること
は、当業者にとって明かである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化銀が50モル%より多いハロゲン化
    銀乳剤を含んでなるハロゲン化銀写真要素であって、前
    記乳剤が、次式I: MO2 S−Z−SO2 SM1 (I) (式中、Zは、非金属の、アリーレン、アルキレン、も
    しくは複素環式基であり、そしてMおよびM1 は、独立
    して、陽イオン性対イオンである)によって表わされる
    化合物と反応的に組合わさっている写真要素。
  2. 【請求項2】 塩化銀が50モル%より多いハロゲン化
    銀乳剤を製造する方法であって、前記乳剤を沈澱させそ
    して化学的に増感することを含んでなり、そして前記乳
    剤に硫黄供与化合物および次式II: M22 S−Z1 −SO23 (II) (式中、Z1 は、非金属の、アリーレン、アルキレンも
    しくは複素環式基であり、そしてM2 およびM3 は、独
    立して、陽イオン性対イオンである)によって表わされ
    る化合物を添加することをさらに含んでなる、乳剤を製
    造する方法。
  3. 【請求項3】 次式I: MO2 S−Z−SO2 SM1 (I) (式中、Zは、非金属の、アリーレン、アルキレン、も
    しくは複素環式基であり、そしてMおよびM1 は、独立
    して、陽イオン性対イオンである)によって表わされる
    化合物。
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