JPH0418846B2 - - Google Patents

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JPH0418846B2
JPH0418846B2 JP61504674A JP50467486A JPH0418846B2 JP H0418846 B2 JPH0418846 B2 JP H0418846B2 JP 61504674 A JP61504674 A JP 61504674A JP 50467486 A JP50467486 A JP 50467486A JP H0418846 B2 JPH0418846 B2 JP H0418846B2
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cooking
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recipe
tme
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Don Man Uongu
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    • A47J36/00Parts, details or accessories of cooking-vessels
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    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/004Cooking-vessels with integral electrical heating means
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    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/14Cooking-vessels for use in hotels, restaurants, or canteens
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    • A47J2043/04481Apparatus of counter top type with a mixing unit pivotable on the support

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Description

請求の範囲 1 あらかじめ定められた料理法に従つて指図さ
れた料理材料を自動的に調理する装置であつて: 調理用容器と; 前記料理材料を前記調理用容器内に分配及び収
納するように構成され配置された分配手段と; 前記調理用容器を加熱するための加熱手段と; 前記調理用容器の中身をかきまぜるための撹拌
手段と; 前記料理法があらかじめ定める分配計画に従つ
て、前記材料を分配制御するために前記分配手段
に接続された制御手段であつて、さらに前記調理
用容器の温度を前記料理法があらかじめ定める加
熱計画に従つて加熱制御するために前記加熱手段
に接続され、又さらに、前記材料の撹拌制御を、
前記料理法があらかじめ定める撹拌計画に従つて
行なうために前記撹拌手段に接続された前記制御
手段と; 前記制御手段に応答して、前記料理法に従つて
前記調理用容器を自動的に密閉するための手段
と;それに 前記料理法に従つた制御命令を記憶するための
記憶手段と、を備えている自動調理装置。
2 請求の範囲第1項に記載の前記自動調理装置
において; 前記分配手段が: 回転可能なように取付けられ、第1及び第2の
形式からなる複数個の隔室で構成され、前記第1
の型は非液体材料を収納するためのものであり前
記第2の型は液体材料を収納するためのものであ
る隔室構成部材と; 前記隔室構成部材の回転により起動され、前記
隔室内の材料を前記調理用容器の中に順に機械的
に分配するための手段と;を有し、 前記自動調理装置がさらに、前記制御手段から
の命令に応じて前記隔室構成部材を回転するため
の手段を含んでいる前記自動調理装置。
3 請求の範囲第2項に記載の装置において、前
記隔室構成部材が、それぞれ前記第1及び第2の
型の隔室を選択的に形成するための着脱可能な第
1及び第2の手段を有する前記自動調理装置。
4 請求の範囲第2項において、前記調理用容器
が、前記加熱手段に対して固定されて配置され; 前記調理用装置が更に;前記調理用容器の中に
延び、垂直軸のまわりに回転可能なように取付け
られ、前記調理用容器の中身をかきまぜるのに適
した撹拌棒と、 前記制御手段からの指令に応じて、前記撹拌棒
を回転させるための手段と、を有する自動調理装
置。
5 請求の範囲第1,2,4項のいずれかに記載
の自動調理装置において、さらに; 前記調理用容器を覆い、前記分配手段が前記容
器に対して材料を投入するための穴が開けられて
いる蓋と; 前記蓋の穴を覆うのに適した大きさで、前記垂
直軸のまわりに回転可能なように装着され、前記
撹拌棒を回転させる手段と共に回転され、前記制
御手段からの命令に応じて前記蓋の穴を閉鎖する
位置に回転される閉鎖部材と;を有する自動調理
装置。
6 請求の範囲第1,2,4項のいずれかに記載
の装置において、前記制御装置がマイクロプロセ
ツサを備え、前記自動調理装置がさらに、前記マ
イクロプロセツサと接続され、前記分配、加熱及
び撹拌手段を手動で起動及び停止させたり、加熱
温度設定値や、前記加熱装置の加熱時間を手動設
定する、手動キー入力手段とを有した自動調理装
置。
7 請求の範囲第6項に記載の装置において、前
記記憶手段が、着脱可能なカートリツジ型記憶手
段を含む自動調理装置。
〔発明の背景〕
本発明は家庭の台所で使用される調理装置に関
する。
多くの労力節約形及び時間節約形装置が家庭料
理を補助するために工夫されてきている。これら
の装置のあるものは調理に先立つて材料を準備す
るために使用される。これらには材料のみじん切
り、すりつぶし、及びまぜ合わせ用装置があり、
又一般的な可変速度形電動ミキサー混合器からさ
らに精巧な取り代え歯付フードプロセツサーで、
玉ねぎのみじん切り、じやがいもの薄切り、それ
ににんじんの千切りを数秒で処理する装置までも
含まれている。その他のこの種の装置は特に前処
理された材料の調理を行なうのに適している。こ
れらの装置は特定の食物向け調理機、例えばトー
スターや電気式ポツプコーン製造機や、調理温度
の調節器、例えば電気式フライパンや中華鍋及び
電気加熱式の長時間ゆつくりと煮込むための絶縁
された容器等である。
半導体電子素子及びマイクロプロセツサの発達
によつて経験豊かな家庭料理人も、そうでない人
も恩恵を得るにいたつている。例えば料理用コン
ロは半導体監視装置を備えて、調理中にコンロ内
天火の温度を一定に保つように料理人に知らせる
ことが可能である。プログラム可能な電子レンジ
は最初に解凍に用い次に冷凍肉や冷凍食品を調理
することが可能である。
上述の種類の装置は大きな助けとはなるが、家
庭料理人はそれでも書き物となつている料理法を
解釈しながら料理を行なわなければならない。鶏
肉のワイン煮として知られている鶏肉料理の以下
の料理法は本発明を使用しない場合の料理手順を
示している。
まず、大さじ3杯のバターを、コンロの上に置
かれた適当な鍋又は電気式フライパンの中で溶か
す。平鍋に4分の1ポンドの塩づけ豚の挽肉、4
分の3カツプのみじん切り玉ねぎ、薄切にんじん
1本分、皮をむいたにんにくひとかけら、それに
好みに応じてわけぎのみじん切りを加える。これ
らの材料をきつね色になるまで軽くかきまぜる。
いためる際の火かげんは料理人の判断に任されて
いる。次に野菜を取り除きぶつ切り鶏肉、又は鶏
の骨無し胸肉の切身を油でいためる。この場合も
温度と調理時間は料理人の判断に任されている。
鶏肉がきつね色になると、火加減を弱め、下記の
材料を加えて、鍋の中身を間欠的にかきまぜる:
小麦粉大さじ2杯、みじん切りパセリ大さじ2
杯、好みの量の新鮮なみじん切りオランダぜり、
タイム、塩胡椒、月桂樹の葉少々、それにあらか
じめいためておいた野菜。最後に1.5カツプの辛
口赤ワインを加える。混ぜ合わせた材料を蓋をし
て約1時間弱火で煮込む。仕上がりの5分前に半
ポンドのマツシユルームの薄切りを加える。
料理技術は洗練されたものではなく、未だ万人
に称賛される鶏肉のワイン煮といつたものもない
のであるが、上記の料理法は文字で書き示すより
も実際に行なう方がはるかにむずかしい。既に存
在する調理装置の特徴を生かし切れずに、経験の
無い料理人は、野菜をいため過ぎたり、鶏肉をこ
がしたりしがちである。経験の無い料理人は、最
初の調理を終了して材料を1時間煮込む段階にな
ると一般に休息を必要とし、次にマツシユルーム
を加えるまでの間、料理と関係のない事をやりた
がるものである。多くの場合1時間以上も放置
し、料理の汁が焦げ付いてしまうと、しばしば非
惨な結果となる。
上述の料理法に何の困難をも感じないような経
験を持つ料理人にとつてさえ、準備には常に注意
をはらう必要があり、少くとも初期の段階では特
にそうであり、時間を別の仕事に使えるのは望ま
しいことである。
〔発明の要約〕
本発明はあらかじめ定められた料理法に従つて
準備された材料を自動的に調理する、計算機制御
された集中調理装置を提供する。本調理装置は、
料理法で必要とされる、加熱、撹拌及び材料の配
合(分配)の全手順を実行するようにプログラム
することができる。本発明による装置は、調理用
容器、及び配合(分配)装置とで構成されてお
り、この配合装置は通常、料理法で必要とされる
種々の材料を入れるためにいくつかに区切られて
いる。配合装置はあらかじめプログラムされた装
置からの命令に応じて、種々の材料を適当な時刻
に調理容器内に配合(分配)するように構成され
ている。関連する加熱装置の温度は、料理法に従
つて入力されたプログラムの命令によつて設定さ
れ調整される。調理容器内の材料はあらかじめ定
められた温度であらかじめ定められた時間調理さ
れ、料理法で指定され、個々の材料の性質に見合
つた速度で撹拌される。料理がほぼ完成すると、
加熱装置の電源は自動的に切られる。
ひとつの実施例において装置は支持部材を保有
しておりその下部は加熱装置の収納部又その上部
は、取りはずし可能で交換可能な回転容器の形を
した配合構造を支えている。上部支持部には配合
用の孔が開いていてここを通して材料は調理容器
内に導入される。料理法で指定された種々の材料
は、液体も固体も、回転容器内に仕切られた複数
の隔室内に収容されている。隔室は、その内容物
を調理容器内に命令に応じて前記の配合開口を通
して分配するように配置されている。装置さら
に、容器内の材料をかきまぜ、混合、又は一般的
に撹拌するための装置を有している。説明を簡単
にするために、“かきまぜ”という言葉はここで
は広い意味で使われており、かきまぜ動作だけで
はなくその他の形の混合又は撹拌動作をも含み、
特別なかきまぜ動作や速度を限定するものではな
い。
本発明による装置は、調理容器を自動的に開閉
するための装置も備えている。ひとつの実施例に
おいて調理容器にはきつちりと閉まる蓋が具備さ
れており、この蓋には、配用開口と一致する場所
に落し孔が開いている。蓋を開けたまま料理する
場合には、落しは開いたままである;密閉して料
理する場合は、落しは、撹拌装置と同一の機構に
より自動的に駆動される閉鎖蓋によつて閉じられ
ている。もつともこの実施例においては、撹拌装
置と、落し閉鎖装置とは互いに独立には制御でき
ないのではあるが、この実施例の利点は、落し閉
鎖装置用に特別に電動機、ギア及びクラツチ機構
を必要としないところにある。
装置の動作はマイクロコンピユータ装置で制御
されており、このマイクロコンピユータ装置はあ
らかじめ定められた料理法を記憶し、種々の隔室
に対しその収納物を調理用鍋に選択的に配合する
命令と、温度を監視制御する命令と、撹拌装置を
起動、停止するための命令とを有し、調理用鍋に
配合された材料が、料理法によつて定められる精
密な時間の間、精密な温度で加熱、撹拌されるよ
うに構成されている。
本発明の別の実施例においては、装置は複数個
の料理法を記憶するように構成し、材料リスト又
は、記憶装置から選択された個々の料理法に対す
る解説を表示する英数字表示器を含むように構成
されている。使用者が新しい料理法を工夫した
り、現在の装置に好きな料理を追加するのを助け
るために、装置には手動モードが用意されてい
て、このモードの時、装置は使用者からの押ボタ
ン命令によつて操作される。装置は又、制御命
令、及び料理法に含まれる準備作業に関する記事
や“意図”を表示するための情報を有する、着脱
可能な固定記憶装置で構成されたカートリツジを
受け取るよう構成することもできる。
確実に高い品質の、再現性のある料理を提供す
ることは本発明のひとつの目的である。
ここに公示されている、制御された調理装置
は、調理時間、温度、及び材料の配合及び撹拌を
正確に制御することによつて、つまり、調理過程
自体を制御することによつて前記の目的を達成し
ている。
本発明の、その他の特性、長所及び新規の特徴
は、本技術分野に精通した者にとつては以下の仕
様及び図示された実施例から既に明らかであるか
も知れないが、以降で詳細に述べる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に依る装置の透視図。第2図は
本発明に依る装置の側断面図。第3図は第2図に
示す装置の一部分を取り除いた後立面図。第4図
は分配容器のひとつの実施例の平面図。第5A図
から第5D図は液体材料を分配する手順をマンガ
的に示した図。第6図は装置の電子回路のブロツ
ク図。第7図及び第8A図から第8H図は本発明
に依るプログラム制御ロジツクを示す流れ図。
実施例の詳細な説明 第1図は、加熱装置11の上に置かれた調理用
容器10と、分割可能な分配容器12とを示し、
分配容器は、回転木馬形をし、あらかじめ示され
ている料理法で必要とされる料理用材料を格納
し、これらの材料を調理用容器10内に適切な手
順で分配投入するためのものである。調理用容器
内には内容物をかきまぜるための撹拌棒13が延
びている。装置の下部14には加熱器11を含
み、上部15は分配容器12の支え台となつてい
る。上部15は又、回転木馬形分配容器と撹拌棒
との駆動装置を有しており、分配容器12に納ら
れている材料を、調理用容器内に投入するための
開口部16(第2図参照)をも備えている。中央
部又は、“指令塔”部17は、分配容器12と撹
拌棒13用のひとつ又は複数の駆動用電動機と、
料理法や制御命令を記憶するための記憶素子を含
む装置の電子回路とが収められている。中央部1
7には、制御/表示盤が装着されていて、これ
は、制御又は料理法命令を入力するための電けん
盤18と、英数文字表示盤19とで構成されてい
る。
第1図の実施例の機械的構造の詳細を、第2図
から第4図を参照しながら説明する。第4図は、
回転木馬形分配容器を示し、この中で隔室の大き
さと個数とは変更可能である。回転木馬形分配容
器は、円筒状外壁21と、壁21の内側にあつ
て、料理法で示される種種の料理材料を格納する
ための複数の隔室を作るための装置とで構成され
ている。第4図に示す実施例では、回転木馬形容
器は、3つの固定間仕切り22を有し、これらは
中央部のこしき部23を支持している。こしき部
23の内部側には、回転容器を回転させるための
カム受けが作られている。こしき部23の外面
と、円筒状外壁21の内面には、着脱可能な間仕
切り26、またはあらかじめ形成されている液体
用分配器27を受けるために、放射状に対向して
配置された対の溝24及び24′が設けられてい
る。固定間仕切り22及び可動間仕切り26(及
び液体用分配器27の外壁)とで、料理法で指定
された固形材料を格納するための複数個の隔室が
作られている。これらの隔室の数と大きさは、可
動間仕切りを選択的に配置することにより変更で
きる。可動間仕切り26の代りに、容器27の外
壁も又、固形材料用の隔室を作る間仕切りとなり
得る。
以上記述したように、回転木馬形部材の底は抜
けている。分離板31が回転木馬形容器とするた
めの底板の役を果している。分離板31は放射状
に回転容器の外壁21の外側から中央こしき部2
3の外壁の内側に拡がつている。底板31には窓
が開けられていて、この開口部の端には連続状舌
部33が用意されており、この舌部は分配用開口
16の内側に延びており、開口16の壁に噛み合
つて分離板31を固定している。舌部33で定ま
る開口は一般的に扇形をしておりその内角は好適
に60度あつて、より大きな隔室に収められている
大きな料理材料(例えばシチユー用牛肉の固ま
り)が開口部に引つかからないよう十分に大きな
開口となるように作られている。舌部33で定ま
る開口の輪郭が第4図に点線で示されている。
回転容器の上部はふた36で密閉されており、
このふたには取手37と、ばね仕掛のふた取はず
し機構38とが含まれている。
液状の材料は、液体分配容器27に入れた状態
で回転容器12に保持されており、この液体分配
容器は、対向する溝24及び24′の間に固定さ
れている。第2図の側断面図から良くわかるよう
に、液体分配容器には底板41が付いており、こ
の底板には開口42が開いていて、そのふちの部
分は下方にやや傾きを持つて延びており、液状材
料が調理用容器に容易に排出できるようになつて
いる。開口42は弾力性のある栓43で閉じられ
ている。栓はその閉じ方向に軸46を介して圧縮
バネ44で押し付けられている。栓43の開閉に
関しては後でさらに詳しく記述する。
ハウジングの上腕部15は回転容器12の支持
台となつている。図示された実施例において上部
腕15は装置ハウジングの塔部分17上に片持梁
様に設置されている。上部ハウジング部15はピ
ン47に枢動的に取付けられている。ピン48は
このハウジング部を片持梁状態に支える係止装置
として作用する。上部支持腕15は側壁49を有
し、これは分配用開口16の一部を構成してい
る。開口16の寸法は底板部31の舌部33をき
つちりと受け止め、回転容器12が回転中に底板
31を上部ハウジング部15に対して固定できる
大きさに決められている。
適当な時刻に、液体容器27の“栓抜き”を行
なうために、カム機構が側壁49の上に装備され
ていて、これは開口16の中まで突き出ている。
カム機構は、前記栓43と接触するための複数の
突出部を有する開栓カム50と、この開栓カム5
0と共に回転するように取付けられ、開栓カム5
0の突出部と共に戻り出め機能を果す戻り止めカ
ム51とで構成されている戻り止めカム51はそ
の特定の位置にバネ機構(図示せず)によつて保
持されている。この種のカム機構は、機械技術分
野に精通している技術者に良く知られていること
なので、ここでは詳しく述べない。戻り止めカム
51は、開栓カム50を中立位置に保持するよう
に作用し、開栓カムに力が働いていない時には突
出部は垂直上向きに延びている。
第5A図から第5D図は液体材料が調理用容器
内に分配される際の様子をマンガで順に示したも
のである。この順において液体容器27は左から
右へ移動し、開栓カム50は固定軸の周りを時計
方向に回転する。戻り止めカム51(第5A図か
ら第5D図中では図示せず)は開栓カム50を、
これが液体容器27に接していない時に、その突
出部が垂直上向きとなる位置に保持している。第
5A図において、排出孔の先端突器52が垂直に
延びた突出部53と噛み合う。第5B図におい
て、開栓カム50は、隣の突出部54が栓43の
底に接するまで回転し続け、栓を上方向、容器の
内側に押し上げる。突出部54が垂直になると、
容器内の材料が調理用容器10内に排出されるよ
うに、回転容器の回転が十分な時間止められる
か、十分ゆつくりと回転される。適当な小休止
(回転容器が停止していた場合)時間の後、料理
法で指定されている場合は、回転容器は再び回転
を始める。第5C図において、排出孔の後縁容起
55は、突出部54と噛み合う。第5D図におい
て突出部54は栓43から離れ、栓は閉止バネ4
4の働きで閉止位置に戻される。これに続く突出
部はしばらくの間、垂直となるまで回転を続け、
戻り止めカム51によつてその位置を保持され、
もし回転容器内に別の液体分配容器27が装備さ
れている場合には、次の液体分配容器を待ち受け
る。
図示された実施例において、液体及び料理用材
料を入れた隔室は分配用開口16上の、分配位置
まで回転させられる。この回転を行なわしめるた
めに、装置は回転容器駆動角栓56を有し、これ
はプーリー58及び59それに回転容器駆動ベル
ト61を介して回転容器駆動電動機により駆動さ
れる。上部ハウジング部15内に装備されたベア
リング機構62は、駆動角栓56とプーリー59
とを支持している。
分配用回転容器12の回転は、マイクロスイツ
チ63(第4図参照)によつて制御されており、
このマイクロスイツチは、上部支持腕15上に装
着され、回転容器底板31の開口を通して上部に
突出しており、回転容器が回転すると間仕切りに
よつて断路される。マイクロスイツチの位置と、
舌部33で定められる、底板31に開けられた開
口部との位置関係が第4図に示されている。マイ
クロスイツチは好適に覆いを有する薄形のもので
あり、通過する間仕切りの端で押すことはできる
が、先行する隔室内に収められていた料理材料
が、マイクロスイツチの上に落下した場合には、
押されることができない構造のものである。以下
にさらに詳しく説明されるように、調理法に従つ
て、次の隔室内の材料の投入が指示されると、回
転容器駆動電動機は、制御回路からの指令により
起動されて、回転容器を第4図の矢印64で示す
方向に回転させる。後続の隔室の壁(第4図にお
ける壁65)は、隔室の収納物を底板に開けられ
た開口上に押し出す。回転は、後続の壁65がマ
イクロスイツチ63を断路するまで継続し、マイ
クロスイツチからの信号は、回転容器駆動電動機
を停止させる時機を示す。マイクロスイツチの位
置決め、及び制御機構のタイミングは、後続の壁
65が底板開口部の端に来て停止するようになさ
れている。
本技術分野に精通した技術者にとつてはこれに
代わる機構で、回転容器の回転停止信号を発生さ
せる方法を思い付くであろう。例えば回転容器
に、30度間隔の固定間仕切りを用意し、あらかじ
め定められた30度きざみで回転を進めることも可
能である。この場合には、カム機構を、回転容器
プーリー59と連動する形で装備し、回転容器の
“基本”位置を示すようにする。回転容器の駆動
角栓に対して印を付け、底板の開口に対して正し
く位置決めされた基本位置に装着するようにでき
る。このような場合には回転容器駆動電動機57
はステツプ電動機であるのが良く、回転容器を自
動的に停止させる前に、あらかじめ定められた角
度に対応するステツプ数だけ回転容器を回転する
ことができる。
調理容器内に収納された材料は、個々の料理法
の指示に従つて、時々刻々かきまぜ、混合又は撹
拌される。第2図は軸67に装着されたかきまぜ
翼66を示しており、軸67は、調理容器の蓋6
9を取付けてある角栓68の中に挿入されてい
る。軸と角栓との組合わせは上部支持腕15に装
着されたベアリング機構71で支えられており、
これらはプーリー73及び74それに駆動ベルト
75を介して、駆動電動機72で駆動されてい
る。
以下に詳細に述べるように、制御の目的のため
に、装置は、撹拌機駆動装置の基本位置を決定す
るための位置決め機構を有している。例えば基本
位置カムと、マイクロスイツチ部品とを、撹拌機
駆動プーリー74と連動するように装備し、例え
ば第2図の76に示すように、角栓68の基本位
置を指示させることができる。
調理容器の蓋69には一般的に円筒状の壁77
があつて、容器内への落し78を形成している。
落しの位置は、投入口16と一致するように決め
られている。落し78は、調理容器に投入される
料理材料の導入路ともなるし料理法で蓋無し調理
が指示されている場合の部分的な蓋無し部ともな
る。蓋69は又、落しを完全に閉鎖するのに十分
な大きさを有する落し閉鎖蓋79を備えている。
閉鎖蓋79は落し/翼角栓68に接続されてお
り、料理法に示されるとうりに落しを閉じたり開
けたりするように回転できる。装置の機構を簡単
にするために、落し閉鎖蓋79及び撹拌翼66は
共に同一の電動機72で駆動れている。従つて、
調理容器内の材料がかきまぜられているときに
は、落しは交互に開閉されている。この動作状態
は調理中の料理には大きな影響は与えない、何故
なら、撹拌のために消費される時間の全調理時間
に対する割合は通常非常に小さいからである。さ
らにこの動作状態は手動で料理する場合とほとん
ど違わない、手動で料理する場合には通常容器内
の材料をかきまぜるために蓋を取り除かねばなら
ないからである。材料がかきまぜられていない時
には、落し閉鎖蓋79は料理法の指示するところ
に従つて、全開又は全閉の位置にある。
先に述べたようにハウジングの上部支持腕15
は調理容器10の上に片持梁様に突きでていて、
ヒンジピン47に枢動的に取り付けられている。
料理が完了した時に調理容器を取り除いたり、軸
67の先端に装備されている撹拌部材を洗浄のた
めや、他の部品と交換するために取りはずす場合
には、分配用容器12を支持腕15から取りはず
し、ヒンジピン47のまわりに単に回転させて調
理用蓋から離し、撹拌部材をなべから引き上げ
る。駆動電動機57及び72は、それぞれのプー
リー58及び73に軸連結器80及び81を介し
て接続されており、これらの軸連結器は、上部支
持腕15が持ち上げられた際に、プーリーを駆動
電動機から引き離す役目を果している。
第2図に示すように、調理容器10は、電気式
加熱装置85で加熱されており、この中で熱は、
電熱器86で発生されている。電熱装置の構造は
良く知られているので、ここでは詳細は述べな
い。第2図に示す加熱装置は温度検出素子87を
有し、これは調理容器10の底と熱接触ばね88
によつて接している。
第2図に示す加熱装置85は、ハウジングの下
部腕14内に含まれている。これとは別に、加熱
装置を独立形電熱器や、ガス調節弁を備えたガス
装置で構成することもできる。例えばこれに代わ
る実施例として、温度を設定値に保つために温度
検出器を内蔵した、取りはずし可能な加熱装置と
組み合わせ使用できるように、装置を構成するこ
ともできる。取りはずし可能な装置は、本発明に
基づく自動調理装置とは独立に、従来形の電熱器
として使用できる。
本実施例において、ハウジングの下部14には
双脚口金89(第2図の点線で示す)が備えられ
ており、加熱装置との電気的な接続を行なうと共
に、加熱装置の温度検出器を制御装置と接続す
る。加熱装置には、双脚口金89に適合するソケ
ツトが具備されている。本発明の自動機能を使用
したい場合には、取りはずし可能な装置は第2図
に示すように単に所定の位置に挿入するだけで良
い。独立形加熱器を使用する場合のために加熱器
には、標準の電熱フライパンと同様な従来形電気
信号を接続するための温度設定制御付電源コード
が別に用意されている。
装置の種々の自動運転動作、第6図に模式的に
示されるようにマイクロコンピユータ装置で制御
される。マイクロコンピユータ装置91は、マイ
クロプロセツサ92と、それぞれマイクロプロセ
ツサ制御プログラムと、料理法とを記憶するため
の補助記憶装置93及び94とで構成されてい
る。装置制御用プログラムは、記憶装置93にあ
つて、この記憶装置は固定記憶装置で構成され、
使用者用プログラムは記憶装置94にあつて、こ
れは読み取り書き込み可能記憶装置であるか、挿
入可能な料理法内蔵カートリツジの場合、固定記
憶装置で構成されている。マイクロコンピユータ
装置を構成する一般原理は良く知られており、本
装置の制御に必要な使用法以外はここでは特に説
明しない。
第6図において加熱素子86は模式的に86′
で示されている。同様にこの図において、駆動電
動機57及び72は57′及び72′で、温度検出
装置87は87′と、それにマイクロスイツチ6
3及び76は63′及び76′と示されている。
マイクロプロセツサ92は加熱装置86′それ
に電動機57′及び72′とそれぞれ加熱電力制御
装置96及び電動機制御装置97及び98を介し
て、接続されている。いかなる用途に使用される
か、又本発明とどのような関連があるかは不明で
はあつてもマイクロプロセツサは電動機、加熱器
及び他の分野における似たような機器の制御に一
般的に使用されており、適当な加熱器電力制御装
置や電動機制御装置の構造や動作は、本技術分野
に精通した者の良く知るところであつて、ここで
さらに詳細に述べる必要はない。
マイクロスイツチ部品63′及び76′からの信
号で、分配器電動機及び撹拌器電動機を制御する
ためのものは、マイクロプロセツサ92に入力さ
れる前に、信号変換器99(簡単のために2重信
号変換器として示す)で処理される。温度検出器
87′は、マイクロプロセツサ92と信号変換器
101及びA/D変換器102を介して接続され
ている。押ボタン部18が、料理法命令の入力
や、装置の手動操作を行なうために具備されてい
て、この詳細については以下で述べる。押ボタン
部18はマイクロプロセツサ92と、従来形のキ
ーボード変換器103を介して接続されている。
例えば従来からある7セグメント表示器であるよ
うな表示器19が具備されていて、数値表示や、
その他の文字表示といつた従来形装置として用い
られる。表示器19はマイクロプロセツサ92に
好適な従来形表示器駆動装置104を介して接続
されている。
本発明による装置の機械的仕様及び一般的動作
に関して今まで記述したので、次に、マイクロコ
ンピユータ装置91の制御装置ロジツクの詳細に
ついて説明する。
第7図及び第8A図から第8E照は制御ロジツ
クの流れ図を示す。第7図は主プログラムロジツ
クを示し、主プログラムは、装置の初期化、動作
モードの選択、装置の動作を制御装置するための
好適なサブルーチンの呼び出し及び、加熱装置が
動作中には、その温度調節を行なう。
ロジツクには3つの動作モード:手動、プログ
ラム、及び自動が用意されている。手動モードに
おいては、種々の機能はキーボードから操作され
る。例えば回転容器の回転指令、撹拌及び加熱装
置の起動及び停止、落しの開及び閉操作、及び調
理時間や温度の設定はキー操作部からなされる。
このモードにおいて、使用者は調理手順を手動で
進める。
プログラムモードにおいて、動作手順が記憶装
置に入力されるが、装置は機械的には起動されな
い。プログラムは、手動モードの場合と同様に、
キー操作部18を介して入力され、料理法調憶装
置内の所定の場所に記憶されて、自動モード時に
読み出される。
自動モードにおいて、記憶されているプログラ
ムが呼び出され、ソフトウエア処理機能の制御下
に自動的に実行される。
第7図は主制御プログラムを示す。装置の電源
が投入されると(ブロツク121)、装置は自動
的に初期化され(ブロツク122)、次に押ボタ
ン部からの指令を待つ。次に使用者は、動作モー
ド選択用の適当な指令を入力する。ブロツク12
3a,123b及び123cにおいて、押ボタン
指令は順に手動、プログラム、又は自動モードの
いずれが選択されたのか判定され、モードフラツ
グが設定される。プログラムモード及び自動モー
ドの場合は、料理法名称がキーボードから入力さ
れる(ブロツク124a及び124b)。プログ
ラム・モードにおいては、料理法名称は、この料
理法を呼び出すためのラベルとなり、自動モード
においては、入力された料理法名称は、記憶装置
から呼び出されるべき料理法を示す。
本発明のより簡単な実施例においては、マイク
ロプロセツサは、押ボタン部から入力される押ボ
タンの位置のみに応答する。料理法は番号でラベ
ル付けされ、この番号は、記憶装置94内でのそ
れぞれの料理法の先頭番地を指定している。この
実施例では、押ボタン操作部18と表示器19は
非常に簡単となる。全ての英数文字を用いて料理
法ラベルを指定するためには、マイクロプロセツ
サのソフトウエアは、英数文字キー入力を変換す
るための、ソフトウエアは、英数文字キー入力を
変換するための、ソフトウエア通訳ルーチンを必
要とする。英数字の処理機能が複雑とはなるが、
記述的な覚え書きを用いて、補助コメントや思い
出すヒントとして記憶し表示するのが有効であ
る。好適なソフトウエア通訳ルーチンや同様に記
憶されているプログラム実行のためのソフトウエ
ア処理ルーチンを用意することは、マイクロプロ
セツサに精通したプログラマにとつて困難なこと
ではない。ブロツク126a及び126bにおい
て、それぞれの記憶番地計数器は初期化される。
手動及びプログラムモードの時はこの段階で、次
のopcode(動作コード)を示す押ボタン指令が押
ボタン操作部から入力される(ブロツク127)。
自動モードの場合は、動作コードは自動記憶番地
計数器(KT)で示される番地の記憶装置から呼
び出される。
キーボードから入力されたにせよ又は、記憶装
置から読み込まれたにせよ、動作コードは、条件
判定ブロツクの連り129に入力されて、どのサ
ブルーチンを呼び出すかの判断のために使用され
る。仮りにEND機能が示されていると、装置は
END処理を実行し、制御を開始状態に戻す。そ
の他の場合には、表示されたサブルーチンを呼び
出し実行した後に、装置は加熱器の状態をチエツ
クする。加熱器フラツグが設定されている場合に
は、加熱器が稼動中であることを示す、装置は温
度検出器87,87′で示される温度を読み込ん
で、その値と、選択した料理法のその時点でのあ
るべき温度とを比較する。温度は、加熱素子の入
り又は切りによつて制御されれる;すなわち、温
度が要求値より高い時には、加熱装置の電源は切
られ、小さい時には、加熱装置の電源が投入され
る。温度制御の安定性を確保し、マイクロプロセ
ツサが、温度制御時に継続的なハンチングを起さ
ないようにするために、マイクロプロセツサは、
検出された温度が、現設定値からある特定の範囲
外となつた時のみ加熱装置の状態を変化させる。
このような温度範囲を設けることは、温度制御装
置では一般的であつて、本技術分野に精通した人
なら容易に好適な温度範囲を決められる。
加熱器の状態を確認した後、装置は次の動作コ
ードの入力待ち状態となる。ブロツク131にお
いて、モードフラグがチエツクされる。装置が手
動又はプログラムモードにあると、制御はブロツ
ク127に戻され、装置はキーボードから入力さ
れる次の指令待ちとなる。装置が自動モードの場
合は、料理法記憶装置の番地計数器(KT)が更
新され、制御はブロツク128に戻されて、次の
動作コードが記憶装置から読み込まれる。次の動
作コードは、キーボードからのものにせよ、記憶
装置からのものにせよ、判定ブロツクの連なり1
29に入力され、同じ処理が繰り返される。
第8A図は加熱器を入り状態とするサブルーチ
ンを示す。“HEATER ON”ルーチンは2つの
パラメータを必要とし、それらは、HTO動作コ
ードを含む命令と、特定の温度設定値を示す数値
又は、例えば、高、中又は低のような温度範囲と
である。サブルーチンに入るとすぐにモードフラ
グがブロツク136でチエツクされる。装置が手
動又は自動モードであると、これは流れ図中でL
=0又は2で示されているが、HEATER ONフ
ラグがブロツク137で設定される。主プログラ
ムはHEATER ONフラグを温度監視用又、好適
な信号を加熱器電力制御装置に送信するために使
用する。第2パラメータ、すなわち温度設定値が
次に、手動モード時にはキーボードから、又自動
モード時には料理法記憶装置内の所定の番地から
入力され、制御は第7図内の温度監視連鎖に戻さ
れる。
プログラムモードにおいて、HTO動作コード
と、温度設定値とが共に料理法記憶装置に格納さ
れ、制御は主プログラムに戻される。
第8B図は動作コードHTFで呼ばれる、加熱
器不使用サブルーチンを示す。加熱器使用サブル
ーチンの場合同様、動作モードは、ブロツク13
9で確認される。手動及び自動モードでは、加熱
器フラツグは、加熱器の不使用状態を示す低位状
態にリセツトされ、加熱素子の電源を切るために
制御装置96に送られる。プログラムモードで
は、HTF動作コードが単に記憶装置に格納され
るのみである。
第8c図はDSOと示される分配装置を起動す
るためのサブルーチンを示す。手動及び自動モー
ドにおいては、配合器駆動電動機57を起動する
ための信号が配合器電動機制御装置98に送られ
る。例えばマイクロスイツチ63のような検出器
が、配合器が次の配合位置まで回転したか否かを
検知するために用いられている場合には、サブル
ーチンには、配合位置に達するまで位置検出器を
連続監視するためのループが組み込まれている。
その位置に達すると信号が電動機制御装置98に
送られて駆動電動機を停止させる。これとは別
に、配合装置12に特定の基本位置を備えておい
て、マイクロプロセツサは配合装置12が上述の
ように回転する角度のみを制御するように構成す
ることもできる。これは例えば、駆動電動機57
に、ステツプ電動機を用い、電動機が受動したス
テツプ数を監視することによつて実現できる。本
技術分野に精通した人には、その他の形の配合装
置を考えることも容易であろう、例えば、隔室の
開閉を電磁コイル機構を使用した装置も使用し得
るであろう。このような別の機構を好適に制御す
るDSOサブルーチンを書くことは、マイクロプ
ロセツサプログラム技術の分野に精通した者にと
つて困難なことではなく、従つて、このような発
明の実施例についてここで詳細には述べない。
第8D図及び第8E図の撹拌機構の起動、停止
のためのサブルーチンSTO及びSTFを示す。こ
れらのサブルーチンのいずれにおいても、プログ
ラムモードでは、動作コードが単に記憶装置内に
格納されるだけである。手動又は自動モードで
は、駆動電動機を起動又は停止するための好適な
信号が電動機制御装置97に送られる。これら図
に示されているサブルーチンはただ1種の電動機
速度を扱うのみである。これらのルーチンを、数
種の電動機速度を扱つたり、両方向撹拌が可能な
ように変更することは容易である。
落し閉鎖蓋79は撹拌器と同一の電動機で駆動
されているので、STIRRER OFFサブルーチン
は、追加プログラム、ステツプを含み、落し78
が開いた状態で、撹拌器が停止するように保証し
ている。これとは別のルーチンが落し78を閉鎖
する目的で用意されている。マイクロプロセツサ
92は第2図に示す基本位置決め機構76から、
落し78が閉鎖された時を示す閉止信号を受信す
る。この基本位置は落し閉鎖蓋79の閉止位置に
対応する。基本位置決め機構からの閉止信号に応
じて、マイクロプロセツサは、本発明においては
好適にステツプ又は交流電動機であるところの撹
拌器駆動電動機に対して、あらかじめ定められた
ステツプ数Nだけ前進命令を出し、そこで電動機
を停止させる。この数Nは、動作中の撹拌機構の
慣性効果も考慮に入れて、落し閉鎖蓋が開放位置
となる場所で撹拌機構が停止するように選ばれて
いる。
第8F図は落し78閉鎖用サブルーチンを示
す。STIRRER OFFサブルーチンによつて、
CHUTE CLOSUREサブルーチンが呼ばれた時
には常に落し78は開放状態にある。手動及び自
動モードでは、ルーチンは撹拌器電動機を起動し
始める。基本位置が検出された時点で電動機は停
止される。もしも落し閉鎖蓋がその閉止位置で停
止する前に、慣性力によつて無できない程移動す
る時には、基本位置検出器の取付けをずらせば良
い。
第8G図は、TMEと示されたサブルーチンで、
調理時間を規定するサブルーチンを示す。このサ
ブルーチンは、2つのパラメータを含む命令を必
要とする。第1は動作コードTME、そして第2
は調理時間である。手動モードでは、時間、分又
は秒単位の調理時間がキーボードから入力され。
マイクロプロセツサは実時間クロツクを初期化
し、サブルーチン内の計時ループで、指定された
時間、計時する。計時が完了すると、制御は主プ
ログラムに戻る。自動モードでの動作も同様であ
るが、時限値が料理法番地計数器KTによつて示
された記憶装置の番地から読み込まれる点が異な
る。プログラムモードにおいては、プログラム番
地計数器CTが更新され、TME動作コードが記憶
装置に格納され、再び番地計数器が更新され、時
限値が記憶装置に格納される。
第8H図にENDサブルーチンを示し、ここで
は加熱装置及び撹拌器、配合器の電動機を料理法
指令の一番最後の手順として停止させる。
第7図及び第8A図から第8G図に示すロジツ
クの流れ図は、本発明による制御手法の一例を示
したものに過ぎないことは理解されよう。同一機
能を実現するために別の論理手法を用いることも
可能である。実際、ここに示したと同等に機能す
る、その他の機構に対しては異なる論理手法が必
要となろう。
例として、以下の“料理法”は本発明による鶏
肉のワイン煮のためのものである。以下に示すよ
うに、底板を取り付けた回転容器に材料を投入す
る。配合される第1の隔室には:大さじ3ばいの
バター;次の隔室には:塩づけ豚の挽肉、みじん
切り玉ねぎ、にんじんの薄切り、にんにく、わけ
ぎを、先に述べた分量で入れる;その次の隔室に
は:香味野菜、すなわちパセリ、オランダゼリ、
及びタイム;その次の隔室には:大さじ2はいの
小麦粉、塩及び胡椒を入れた1.5カツプの赤ワイ
ンを入れる。これを一番簡単に作る方法は、密閉
容器に小麦粉、塩、胡椒を入れて激しく振ること
である。この隔室は、当然、液体配合容器27が
具備されている。最後の隔室は、マツシユルーム
が占めている。回転容器は、駆動用角栓の上に、
バターが最初の配合材料となるように位置を決め
て配置される。以下の手順は、下記の料理法でプ
ログラムリストに従つて制御される、プログラム
リスト中で調理時間は分及び秒で与えられる、
(例えば01 30は1分30秒を示す)又加熱温度は1
から10の範囲で分類され、10は最高温を示す。
鶏肉のワイン煮 命 令 記 事 HTO 10 鍋の加熱 TME 01 00 1分間 DSO バターを配合する TME 00 30 バターを溶かす DSO 野菜、豚肉を配合する TME 00 05 STO 野菜をかきまぜる TME 00 05 STF TME 00 30 30秒間調理する STO 野菜をかきまぜる TME 00 05 STF TME 00 30 30秒間調理する END 鍋から野菜を取り出し回転容
器に香味野菜を入れた隔室
を追加し、プログラムを継
続する。
HTO 10 鍋を30秒間加熱する TME 00 30 DSO 鶏肉を配合する TME 01 00 1分間調理 STO 鶏肉を撹拌する TME 00 05 STF TME 01 00 1分間調理 STO TME 00 05 STF TME 01 00 1分間調理 HTO 4 火加減を落す TME 00 02 DSO 香味野菜、野菜を配合する TME 00 02 STO かきまぜる TME 00 05 STF DSO ワインを配合する TME 00 02 CHC 落しを閉じる TME 15 00 15分間調理する STO かきまぜる TME 00 10 STF CHC TME 15 00 15分間調理する STO かきまぜる TME 00 10 STF CHC TME 15 00 15分間調理する STO かきまぜる TME 00 10 STF CHC TME 10 00 10分間調理する STO 00 05 かきまぜ、落しは開けたま
まとする STF TME 00 02 DSO マツシユ・ルームを配合す
る TME 00 02 STO かきまぜる TME 00 05 STF CHC 落しを閉じる TME 05 00 5分間調理する END 以上のプログラムリストは、本発明の動作を説
明するために示したものであつて、食道楽趣味を
示すために提示しているのではない。実際、完壁
な鶏肉のワイン煮は未だ完成されておらず、調理
時間や調理温度に細かな調整を必要としている。
以上で本発明の提示された実施例の公開を完了
するわけであるが、本技術分野に精通した人に
は、本発明の公示内容を参考として種々の変更や
又同等品を容易に考え付くであろう。本発明はこ
こに示された特定例や、実施例で限定されるもの
ではなく、添付の特許請求の範囲で定義されるこ
とを御理解願いたい。
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