JP2678392B2 - 回転調理機 - Google Patents
回転調理機Info
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- JP2678392B2 JP2678392B2 JP1322613A JP32261389A JP2678392B2 JP 2678392 B2 JP2678392 B2 JP 2678392B2 JP 1322613 A JP1322613 A JP 1322613A JP 32261389 A JP32261389 A JP 32261389A JP 2678392 B2 JP2678392 B2 JP 2678392B2
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- pan
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- cooking container
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は鍋を回転させつつ加熱して炒めものなどを作
ることのできる回転調理機に関するものである。
ることのできる回転調理機に関するものである。
［従来の技術］ 最近誘導加熱により磁性体の鍋を加熱する技術の進歩
に伴い、該誘導加熱による鍋を回転させ自動的に炒めも
の等を作る回転調理機が開発されている。特開昭63−17
5375号公報に開示された電磁調理機はその一例を示すも
ので、第４図はその側面一部断面図である。
に伴い、該誘導加熱による鍋を回転させ自動的に炒めも
の等を作る回転調理機が開発されている。特開昭63−17
5375号公報に開示された電磁調理機はその一例を示すも
ので、第４図はその側面一部断面図である。
図において、加熱用電源を組み込んだ本体１上に、調
理容器２がヒンジ３を介して回転自在に取付けられてお
り、支持部材４により、所望傾斜角度で支持固定される
ように構成されている。支持部材４はピン4aにより連結
された第１支持レバー4bと第２支持レバー4cとよりな
り、ピン4aを締め付けることにより、調理容器２を希望
する角度に支持固定することができる。調理容器２内中
央部には、鍋７が底部から駆動装置８により軸９を介し
て回転自在に配置されており、鍋７の周辺部には断熱材
５を介して誘導加熱コイル６が配設されている。調理容
器２の上部には蓋10が螺着されており、蓋10と鍋７との
間にはスリップリング11を介在させ、鍋７内の材料が調
理容器２内へこぼれださないように配慮されている。ま
た蓋10の上部中央には調味料などを投入するための小蓋
12が設けられている。なお13、14は回転速度、加熱温度
あるいは加熱時間の調節部、15は筐体、16は調理材料で
ある。
理容器２がヒンジ３を介して回転自在に取付けられてお
り、支持部材４により、所望傾斜角度で支持固定される
ように構成されている。支持部材４はピン4aにより連結
された第１支持レバー4bと第２支持レバー4cとよりな
り、ピン4aを締め付けることにより、調理容器２を希望
する角度に支持固定することができる。調理容器２内中
央部には、鍋７が底部から駆動装置８により軸９を介し
て回転自在に配置されており、鍋７の周辺部には断熱材
５を介して誘導加熱コイル６が配設されている。調理容
器２の上部には蓋10が螺着されており、蓋10と鍋７との
間にはスリップリング11を介在させ、鍋７内の材料が調
理容器２内へこぼれださないように配慮されている。ま
た蓋10の上部中央には調味料などを投入するための小蓋
12が設けられている。なお13、14は回転速度、加熱温度
あるいは加熱時間の調節部、15は筐体、16は調理材料で
ある。
上記電磁調理機を使用して、例えば炒めものの調理な
どに行うに当たっては、支持部材４により調理容器２を
所望角度に傾斜させ、駆動装置８を作動して鍋７に回転
を与えつつ誘導加熱コイル６に通電して鍋７の外周部を
加熱した後、鍋７内に油を入れ油が万遍なく鍋７内に付
着した頃回転を止めて炒めものの調理材料16を入れ、蓋
10をして回転をさせると、調理材料16は鍋７内で加熱さ
れつつ撹拌され炒められる。ついで頃合をみて小蓋12を
開けて調味料を投入し、味を整えれば炒めものの調理は
終わる。
どに行うに当たっては、支持部材４により調理容器２を
所望角度に傾斜させ、駆動装置８を作動して鍋７に回転
を与えつつ誘導加熱コイル６に通電して鍋７の外周部を
加熱した後、鍋７内に油を入れ油が万遍なく鍋７内に付
着した頃回転を止めて炒めものの調理材料16を入れ、蓋
10をして回転をさせると、調理材料16は鍋７内で加熱さ
れつつ撹拌され炒められる。ついで頃合をみて小蓋12を
開けて調味料を投入し、味を整えれば炒めものの調理は
終わる。
従来の電磁調理機は上記のように構成されており、か
つ使用されるのである。
つ使用されるのである。
［発明が解決しようとする課題］ ところで上記電磁調理機においては、手動で調理容器
２を傾斜させかつ傾斜角度の調節を行うため、使い勝手
が悪くそれに火傷の恐れもある。また加熱方法も単純で
調理する料理の種類も限られており、利用範囲が狭い。
こうして従来の回転調理機は幾つかの問題点を抱えてい
る。
２を傾斜させかつ傾斜角度の調節を行うため、使い勝手
が悪くそれに火傷の恐れもある。また加熱方法も単純で
調理する料理の種類も限られており、利用範囲が狭い。
こうして従来の回転調理機は幾つかの問題点を抱えてい
る。
本発明は従来の回転調理機の上記問題点を解消するた
めになされたもので、調理用プログラムによって料理の
種類に合った調理容器の傾斜角度と鍋の加熱位置を選択
し、自動的に調理することのできる使い勝手の良い回転
調理機を提供しようとするものである。
めになされたもので、調理用プログラムによって料理の
種類に合った調理容器の傾斜角度と鍋の加熱位置を選択
し、自動的に調理することのできる使い勝手の良い回転
調理機を提供しようとするものである。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明に係る回転調理機
は、調理材料を収容する鍋、鍋を回転させる回転駆動手
段、及び鍋の底面及び側面に配設され、それぞれ個別に
入力制御し得るように構成された加熱手段を備えた調理
容器と、調理容器を所定角度に傾斜させる傾斜手段、所
定角度に調理容器を保持する保持手段、及び角度検知手
段からなる傾斜角度設定手段と、タイマを有し、傾斜角
度設定手段及び加熱手段を制御する制御装置とを備え、
制御装置に、料理の種類に合わせて調理容器の傾斜角度
と鍋の加熱位置を選択して策定した調理用プログラムを
内蔵し、調理用プログラムに応じて自動的に調理をなし
得るようにしたものである。
は、調理材料を収容する鍋、鍋を回転させる回転駆動手
段、及び鍋の底面及び側面に配設され、それぞれ個別に
入力制御し得るように構成された加熱手段を備えた調理
容器と、調理容器を所定角度に傾斜させる傾斜手段、所
定角度に調理容器を保持する保持手段、及び角度検知手
段からなる傾斜角度設定手段と、タイマを有し、傾斜角
度設定手段及び加熱手段を制御する制御装置とを備え、
制御装置に、料理の種類に合わせて調理容器の傾斜角度
と鍋の加熱位置を選択して策定した調理用プログラムを
内蔵し、調理用プログラムに応じて自動的に調理をなし
得るようにしたものである。
［作用］ 本発明に係る回転調理機は上記のように構成されてい
るので、制御装置に内蔵された調理用プログラムにした
がって調理容器の傾斜角度、鍋の加熱位置を変化させて
自動的に調理することができる。
るので、制御装置に内蔵された調理用プログラムにした
がって調理容器の傾斜角度、鍋の加熱位置を変化させて
自動的に調理することができる。
［発明の実施例］ 第１図は本発明の一実施例を示す回転調理機の（ａ）
は側面図、（ｂ）は角度検知機構の拡大図、（ｃ）は同
正面一部断面図、第２図は調理の制御構成図、第３図
（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）は調理のタイムチャートで、
図中２は調理容器、７は鍋、８は回転駆動装置、8aはモ
ータ、8bは駆動輪列、20は傾斜装置、21はモータ、22は
第１歯車、23は第２歯車、24は軸、25はブラケット、26
はブレーキ、27は角度検知センサ、28は赤外線透過器、
29a〜ｄはフラグ板、30は制御装置、31は基板、32は支
持板、33は第１加熱コイル、34は第２加熱コイル、35は
第１加熱コイル入力制御装置、36は第２加熱コイル入力
制御装置、37はリミットスイッチ、40は入力インタフェ
ース、41は出力インタフェース、42はクロック制御機
構、43はタイマ、44はCPU、45はメモリ、46は電源、47
a、ｂは調理コース入力スイッチである。
は側面図、（ｂ）は角度検知機構の拡大図、（ｃ）は同
正面一部断面図、第２図は調理の制御構成図、第３図
（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）は調理のタイムチャートで、
図中２は調理容器、７は鍋、８は回転駆動装置、8aはモ
ータ、8bは駆動輪列、20は傾斜装置、21はモータ、22は
第１歯車、23は第２歯車、24は軸、25はブラケット、26
はブレーキ、27は角度検知センサ、28は赤外線透過器、
29a〜ｄはフラグ板、30は制御装置、31は基板、32は支
持板、33は第１加熱コイル、34は第２加熱コイル、35は
第１加熱コイル入力制御装置、36は第２加熱コイル入力
制御装置、37はリミットスイッチ、40は入力インタフェ
ース、41は出力インタフェース、42はクロック制御機
構、43はタイマ、44はCPU、45はメモリ、46は電源、47
a、ｂは調理コース入力スイッチである。
図に見るように、本発明に係る回転調理機は、鍋７と
該鍋７を回転させるための回転駆動装置８と鍋７を誘導
加熱するための第１加熱コイル33と第２加熱コイル34と
該加熱コイルを収容する筐体15とよりなる調理容器２
と、該調理容器２を傾斜させるための、傾斜装置20とブ
レーキ26と角度検知センサ27とからなる傾斜角度設定装
置と、上記加熱コイル33、34をそれぞれに入力制御する
加熱コイル入力制御装置35、36と、制御装置30とを備え
て構成されている。
該鍋７を回転させるための回転駆動装置８と鍋７を誘導
加熱するための第１加熱コイル33と第２加熱コイル34と
該加熱コイルを収容する筐体15とよりなる調理容器２
と、該調理容器２を傾斜させるための、傾斜装置20とブ
レーキ26と角度検知センサ27とからなる傾斜角度設定装
置と、上記加熱コイル33、34をそれぞれに入力制御する
加熱コイル入力制御装置35、36と、制御装置30とを備え
て構成されている。
上記傾斜装置20はモータ21と第１歯車22と第２歯車23
とを備えてなり、モータ21を作動すれば、歯車列22、23
が回転し、同時に第２歯車232に固着されたブラケット2
5が軸24を軸に回転するので、ブラケット25に固着され
た調理容器２が傾斜する。角度検知センサ27は、支持板
32に装着された赤外線透過器28とブラケット25に装着さ
れた複数個のフラグ板29a〜ｄとよりなり、ブラケット2
5に装着されたフラグ板29a〜ｄが赤外線透過器28を通過
し赤外線を遮蔽する度に信号を発出する。なおフラグ板
29aが赤外線透過器28の位置にあるときは鍋７は水平位
置にあり、フラグ板29b、29c、29dの順で鍋７の傾斜は
大きくなる。調理容器２を例えばθｄだけ傾斜させたい
場合は、フラグ板29dが赤外線透過器28を通過するとき
信号を発出するようにセットしておけば、調理容器２が
θｄ傾いたとき傾斜装置20のモータ21が停止しブレーキ
26が作動して、調理容器２は角度θｄに保持される。な
お通常は鍋７が水平位置になるように、スタート時にリ
ミットスイッチ37の入力信号を検知した後、角度検知セ
ンサ27を横切るフラグの数で所定角度を検出することと
なる。
とを備えてなり、モータ21を作動すれば、歯車列22、23
が回転し、同時に第２歯車232に固着されたブラケット2
5が軸24を軸に回転するので、ブラケット25に固着され
た調理容器２が傾斜する。角度検知センサ27は、支持板
32に装着された赤外線透過器28とブラケット25に装着さ
れた複数個のフラグ板29a〜ｄとよりなり、ブラケット2
5に装着されたフラグ板29a〜ｄが赤外線透過器28を通過
し赤外線を遮蔽する度に信号を発出する。なおフラグ板
29aが赤外線透過器28の位置にあるときは鍋７は水平位
置にあり、フラグ板29b、29c、29dの順で鍋７の傾斜は
大きくなる。調理容器２を例えばθｄだけ傾斜させたい
場合は、フラグ板29dが赤外線透過器28を通過するとき
信号を発出するようにセットしておけば、調理容器２が
θｄ傾いたとき傾斜装置20のモータ21が停止しブレーキ
26が作動して、調理容器２は角度θｄに保持される。な
お通常は鍋７が水平位置になるように、スタート時にリ
ミットスイッチ37の入力信号を検知した後、角度検知セ
ンサ27を横切るフラグの数で所定角度を検出することと
なる。
加熱コイルは鍋の側面加熱用の第１加熱コイル33と、
底面加熱用の第２加熱コイル34とに分れて配置され、第
１加熱コイル入力制御装置35と第２加熱コイル入力制御
装置36とを設けてそれぞれ別個に入力制御できるように
構成されている。
底面加熱用の第２加熱コイル34とに分れて配置され、第
１加熱コイル入力制御装置35と第２加熱コイル入力制御
装置36とを設けてそれぞれ別個に入力制御できるように
構成されている。
タイマ43を備えた制御装置30は第２図に示すように構
成されており、第３図に示すタイムチャートに示す各種
料理の調理手順のプログラムが策定され内蔵されてい
る。上記のように調理容器２の傾斜角度や鍋７の加熱位
置が料理の種類に合わせて変化するので、かなり複雑な
調理手順もプログラム可能となり、料理の範囲も広くな
る。調理機の使用者は鍋７に調理材料を入れ、料理のコ
ース47a〜ｎの中から希望するものを入力インタフェー
ス40に入力すれば、自動的に調理されるのである。
成されており、第３図に示すタイムチャートに示す各種
料理の調理手順のプログラムが策定され内蔵されてい
る。上記のように調理容器２の傾斜角度や鍋７の加熱位
置が料理の種類に合わせて変化するので、かなり複雑な
調理手順もプログラム可能となり、料理の範囲も広くな
る。調理機の使用者は鍋７に調理材料を入れ、料理のコ
ース47a〜ｎの中から希望するものを入力インタフェー
ス40に入力すれば、自動的に調理されるのである。
この調理機を使用して調理する際の調理機の動作を、
第３図（ａ）の炒めものコース47aの場合についてタイ
ムチャートにより説明する。鍋７に調理材料を収容し、
時間t0で傾斜装置20のモータ21を作動させて調理容器２
を傾斜させる。所定角度傾斜すると、角度検知センサ27
が作動し、時間t1においてモータ21を停止しブレーキ26
を作動させて鍋７を所定角度に傾けその角度に保持す
る。同時にタイマ43をスタートさせるとともに、回転駆
動装置８が始動して鍋７を回転させ、かつ第１及び第２
加熱コイル33、34に通電して鍋７を回転させながら加熱
する。所定時間（t2−t1）経過し時刻t2になると、タイ
マ43が作動して、鍋７の回転及び加熱を停止し同時にブ
レーキ26を開放して傾斜装置20を作動させ、調理容器２
の傾斜を戻す。時刻t3に調理容器２が水平位置に戻る
と、角度検知センサ27が機能してブレーキ26が作動し、
調理容器２は初めの位置に停止して調理が完了する。調
理容器２の傾斜から調理が完了して調理容器２が水平位
置に戻るまで制御装置30によりすべて自動的に操作され
る。
第３図（ａ）の炒めものコース47aの場合についてタイ
ムチャートにより説明する。鍋７に調理材料を収容し、
時間t0で傾斜装置20のモータ21を作動させて調理容器２
を傾斜させる。所定角度傾斜すると、角度検知センサ27
が作動し、時間t1においてモータ21を停止しブレーキ26
を作動させて鍋７を所定角度に傾けその角度に保持す
る。同時にタイマ43をスタートさせるとともに、回転駆
動装置８が始動して鍋７を回転させ、かつ第１及び第２
加熱コイル33、34に通電して鍋７を回転させながら加熱
する。所定時間（t2−t1）経過し時刻t2になると、タイ
マ43が作動して、鍋７の回転及び加熱を停止し同時にブ
レーキ26を開放して傾斜装置20を作動させ、調理容器２
の傾斜を戻す。時刻t3に調理容器２が水平位置に戻る
と、角度検知センサ27が機能してブレーキ26が作動し、
調理容器２は初めの位置に停止して調理が完了する。調
理容器２の傾斜から調理が完了して調理容器２が水平位
置に戻るまで制御装置30によりすべて自動的に操作され
る。
次に第３図（ｂ）は２個に分けた加熱コイル33、34を
利用して策定したカレーの調理のタイムチャートを示す
もので、以下このタイムチャートによる調理の手順を説
明する。鍋７に調理材料を入れ、時間t0に傾斜装置20の
モータ21を始動し調理容器２を傾斜させる。時間t4にお
いて調理容器２の傾斜が所定角度になると、角度検知セ
ンサ27が作動し制御装置30に信号を出力するので、モー
タ21が停止し、ブレーキ26を作動させ、タイマ43が始動
する。同時に回転駆動装置８のモータ8aが始動して鍋７
が回転を始めるとともに、第１及び第２加熱コイル33、
34に通電されて鍋７は加熱され材料の炒めが始まる。所
定時間を経て時間t5に達すると、タイマ43が機能して加
熱コイル33、34とモータ8aとが停止し、同時に調理容器
２の傾斜を戻すため傾斜装置20が始動する。時間t6に調
理容器２が水平位置に戻ると、角度検知センサ27が機能
し、第１及び第２加熱コイル33、34に通電され、鍋７は
水平状態で回転しないままで加熱されるいわゆる煮込み
工程が始まる。所定時間経過し時間t7に達すると、タイ
マ43が機能して鍋７の加熱を停止し、傾斜装置20が作動
して調理容器２を傾斜させ始める。時間t8において所定
の傾斜角度に達すると、角度検知センサ27が機能して傾
斜装置20のモータ21を停止し、所定角度を保持する。同
時に鍋７を回転させ第２加熱コイルに通電して鍋７を底
面から加熱する。所定時間経過し時間t0に達すると、タ
イマ43が機能して鍋７の回転を止め加熱を停止するとと
もに、傾斜装置20が始動して調理容器２の傾斜を元の位
置に戻し、調理容器２が水平位置になれば角度検知セン
サ27の作動により傾斜装置20を停止し、時間t10の時点
でタイマを含むすべての動作が完了する。このように加
熱コイルを２個に分け個別に入力制御することにより、
複雑な調理プログラムも可能となり、高度な料理を提供
できることとなる。
利用して策定したカレーの調理のタイムチャートを示す
もので、以下このタイムチャートによる調理の手順を説
明する。鍋７に調理材料を入れ、時間t0に傾斜装置20の
モータ21を始動し調理容器２を傾斜させる。時間t4にお
いて調理容器２の傾斜が所定角度になると、角度検知セ
ンサ27が作動し制御装置30に信号を出力するので、モー
タ21が停止し、ブレーキ26を作動させ、タイマ43が始動
する。同時に回転駆動装置８のモータ8aが始動して鍋７
が回転を始めるとともに、第１及び第２加熱コイル33、
34に通電されて鍋７は加熱され材料の炒めが始まる。所
定時間を経て時間t5に達すると、タイマ43が機能して加
熱コイル33、34とモータ8aとが停止し、同時に調理容器
２の傾斜を戻すため傾斜装置20が始動する。時間t6に調
理容器２が水平位置に戻ると、角度検知センサ27が機能
し、第１及び第２加熱コイル33、34に通電され、鍋７は
水平状態で回転しないままで加熱されるいわゆる煮込み
工程が始まる。所定時間経過し時間t7に達すると、タイ
マ43が機能して鍋７の加熱を停止し、傾斜装置20が作動
して調理容器２を傾斜させ始める。時間t8において所定
の傾斜角度に達すると、角度検知センサ27が機能して傾
斜装置20のモータ21を停止し、所定角度を保持する。同
時に鍋７を回転させ第２加熱コイルに通電して鍋７を底
面から加熱する。所定時間経過し時間t0に達すると、タ
イマ43が機能して鍋７の回転を止め加熱を停止するとと
もに、傾斜装置20が始動して調理容器２の傾斜を元の位
置に戻し、調理容器２が水平位置になれば角度検知セン
サ27の作動により傾斜装置20を停止し、時間t10の時点
でタイマを含むすべての動作が完了する。このように加
熱コイルを２個に分け個別に入力制御することにより、
複雑な調理プログラムも可能となり、高度な料理を提供
できることとなる。
同様な操作により相当手のこんだ料理を調理すること
も可能であるが、もちろん第３図（ｃ）に示すような簡
単なてんぷらなどにも利用できる。
も可能であるが、もちろん第３図（ｃ）に示すような簡
単なてんぷらなどにも利用できる。
第３図（ａ）（ｂ）及び（ｃ）に示した各コース動作
は、鍋７がスタート時水平位置のときのタイムチャート
であるが、鍋７が水平位置でない場合を、第３図（ｄ）
により説明する。第３図（ｄ）は第３図（ａ）で示す炒
めものコース47（ａ）の鍋７がスタート時水平位置でな
い場合のタイムチャートである。鍋７に調理材料を収容
し、リミットスイッチ37の入力信号を検知するまで、鍋
７が水平方向となるように、傾斜装置20を作動させ、リ
ミットスイッチ37の入力信号を検知した後、第３図
（ａ）に示すプログラムにしたがって炒めものコースを
行い終了となる。
は、鍋７がスタート時水平位置のときのタイムチャート
であるが、鍋７が水平位置でない場合を、第３図（ｄ）
により説明する。第３図（ｄ）は第３図（ａ）で示す炒
めものコース47（ａ）の鍋７がスタート時水平位置でな
い場合のタイムチャートである。鍋７に調理材料を収容
し、リミットスイッチ37の入力信号を検知するまで、鍋
７が水平方向となるように、傾斜装置20を作動させ、リ
ミットスイッチ37の入力信号を検知した後、第３図
（ａ）に示すプログラムにしたがって炒めものコースを
行い終了となる。
なお本実施例においては、角度検知センサ27として赤
外線透過器28を利用しているが、磁気センサを利用して
もよい。ただし磁気センサを使用する場合は第１及び第
２加熱コイル33、34からの磁力線の影響を考えて調理容
器２の角度調節中は第１及び第２加熱コイル33、34への
通電は停止した方かよい。
外線透過器28を利用しているが、磁気センサを利用して
もよい。ただし磁気センサを使用する場合は第１及び第
２加熱コイル33、34からの磁力線の影響を考えて調理容
器２の角度調節中は第１及び第２加熱コイル33、34への
通電は停止した方かよい。
また、加熱手段として誘導加熱する第１及び第２加熱
コイル33、34とした場合を示したが、例えばシースヒー
タなど他の加熱手段としてもよい。この場合も同様の効
果を奏する。
コイル33、34とした場合を示したが、例えばシースヒー
タなど他の加熱手段としてもよい。この場合も同様の効
果を奏する。
また、角度検知センサ27として、軸24に装着したエン
コーダにより角度を検知するようにしてもよい。
コーダにより角度を検知するようにしてもよい。
さらに傾斜装置20は本実施例に示す歯車機構に限定す
るものでなく、ボールねじやリンク、カム機構などを利
用してもよい。
るものでなく、ボールねじやリンク、カム機構などを利
用してもよい。
［発明の効果］ 本発明は回転調理機において、調理材料を収容する
鍋、鍋を回転させる回転駆動手段、及び鍋の底面及び側
面に配設され、それぞれ個別に入力制御し得るように構
成された加熱手段を備えた調理容器と、調理容器を所定
角度に傾斜させる傾斜手段、所定角度に調理容器を保持
する保持手段、及び角度検知手段からなる傾斜角度設定
手段と、タイマを有し、傾斜角度設定手段及び加熱手段
を制御する制御装置とを備え、制御装置に、料理の種類
に合わせて調理容器の傾斜角度と鍋の加熱位置を選択し
て策定した調理用プログラムを内蔵し、調理用プログラ
ムに応じて自動的に調理をなし得るようにしたので、次
に述べるような勝れた効果を挙げることとなった。
鍋、鍋を回転させる回転駆動手段、及び鍋の底面及び側
面に配設され、それぞれ個別に入力制御し得るように構
成された加熱手段を備えた調理容器と、調理容器を所定
角度に傾斜させる傾斜手段、所定角度に調理容器を保持
する保持手段、及び角度検知手段からなる傾斜角度設定
手段と、タイマを有し、傾斜角度設定手段及び加熱手段
を制御する制御装置とを備え、制御装置に、料理の種類
に合わせて調理容器の傾斜角度と鍋の加熱位置を選択し
て策定した調理用プログラムを内蔵し、調理用プログラ
ムに応じて自動的に調理をなし得るようにしたので、次
に述べるような勝れた効果を挙げることとなった。
相当複雑な料理も自動的に調理できるので、調理の手
間が省ける。
間が省ける。
複雑な料理がだれにでも失敗なく出来るようになる。
利用できる料理の種類の範囲が大巾に拡大する。
回転調理機の使い勝手が格段に向上する。
第１図は本発明の一実施例を示す回転調理機の調理容器
傾斜装置の（ａ）は側面図、（ｂ）は要部拡大図、
（ｃ）は同正面一部断面図、第２図は調理の制御構成
図、第３図（ａ）（ｂ）（ｃ）及び（ｄ）はそれぞれ炒
めもの、カレー及びてんぷらの調理のタイムチャート、
第４図は従来の回転調理機の正面一部断面図である。 図中、２は調理容器、７は鍋、８は回転駆動装置、8aは
モータ、8bは駆動輪列、20は傾斜装置、21はモータ、22
は第１歯車、23は第２歯車、24は軸、25はブラケット、
26はブレーキ、27は角度検知センサ、28は赤外線透過
器、29a〜ｄはフラグ板、30は制御装置、31は基板、32
は支持板、33は第１加熱コイル、34は第２加熱コイル、
35は第１加熱コイル入力制御装置、36は第２加熱コイル
入力制御装置、37はリミットスイッチ、40は入力インタ
フェース、41は出力インタフェース、42はクロック制御
機構、43はタイマ、44はCPU、45はメモリ、46は電源、4
7a、ｂは調理コース入力スイッチである。 なお図中の同一符号は同一または相当部品を示すものと
する。
傾斜装置の（ａ）は側面図、（ｂ）は要部拡大図、
（ｃ）は同正面一部断面図、第２図は調理の制御構成
図、第３図（ａ）（ｂ）（ｃ）及び（ｄ）はそれぞれ炒
めもの、カレー及びてんぷらの調理のタイムチャート、
第４図は従来の回転調理機の正面一部断面図である。 図中、２は調理容器、７は鍋、８は回転駆動装置、8aは
モータ、8bは駆動輪列、20は傾斜装置、21はモータ、22
は第１歯車、23は第２歯車、24は軸、25はブラケット、
26はブレーキ、27は角度検知センサ、28は赤外線透過
器、29a〜ｄはフラグ板、30は制御装置、31は基板、32
は支持板、33は第１加熱コイル、34は第２加熱コイル、
35は第１加熱コイル入力制御装置、36は第２加熱コイル
入力制御装置、37はリミットスイッチ、40は入力インタ
フェース、41は出力インタフェース、42はクロック制御
機構、43はタイマ、44はCPU、45はメモリ、46は電源、4
7a、ｂは調理コース入力スイッチである。 なお図中の同一符号は同一または相当部品を示すものと
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊勢 伸介 神奈川県鎌倉市大船２丁目14番40号 三 菱電機株式会社生活システム研究所内 (56)参考文献 特開 平１−161695（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−175375（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−501617（ＪＰ，Ａ) 実開 昭53−60153（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】調理材料を収容する鍋、該鍋を回転させる
回転駆動手段、及び上記鍋の底面及び側面に配設され、
それぞれ個別に入力制御し得るように構成された加熱手
段を備えた調理容器と、該調理容器を所定角度に傾斜さ
せる傾斜手段、該所定角度に上記調理容器を保持する保
持手段、及び角度検知手段からなる傾斜角度設定手段
と、タイマを有し、上記傾斜角度設定手段及び加熱手段
を制御する制御装置とを備え、 該制御装置に、料理の種類に合わせて上記調理容器の傾
斜角度と鍋の加熱位置を選択して策定した調理用プログ
ラムを内蔵し、該調理用プログラムに応じて自動的に調
理をなし得るようにしたことを特徴とする回転調理機。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1322613A JP2678392B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 回転調理機 |
| PCT/JP1990/001636 WO1991009508A1 (en) | 1989-12-14 | 1990-12-14 | Cooker |
| EP91900330A EP0458977B1 (en) | 1989-12-14 | 1990-12-14 | Cooker |
| DE69022037T DE69022037T2 (de) | 1989-12-14 | 1990-12-14 | Kochgerät. |
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| AU68976/91A AU6897691A (en) | 1989-12-14 | 1990-12-14 | Cooker |
| US07/752,598 US5386102A (en) | 1989-12-14 | 1990-12-14 | Cooker |
| US08/254,651 US5512733A (en) | 1989-12-14 | 1994-06-02 | Cooker |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1322613A JP2678392B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 回転調理機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03184292A JPH03184292A (ja) | 1991-08-12 |
| JP2678392B2 true JP2678392B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=18145670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1322613A Expired - Lifetime JP2678392B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 回転調理機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2678392B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101637153B1 (ko) * | 2015-09-11 | 2016-07-07 | 허진숙 | 바닥 가열부 및 측면 가열부를 포함하는 유도가열 조리 장치 |
| KR102578252B1 (ko) * | 2023-04-27 | 2023-09-13 | (주)케이아이테크노 | Ai 행동분석 기반 조리로봇 |
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| CN114271692A (zh) * | 2020-09-27 | 2022-04-05 | 珠海优特智厨科技有限公司 | 烹饪器具的控制方法、存储介质以及计算机设备 |
| CN114271666B (zh) * | 2020-09-27 | 2023-07-18 | 珠海优特智厨科技有限公司 | 烹饪器具的控制方法、存储介质以及计算机设备 |
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| US4649810A (en) * | 1985-08-22 | 1987-03-17 | Wong Don M | Automatic cooking apparatus |
| JPS63175375A (ja) * | 1987-01-16 | 1988-07-19 | 株式会社 雅慶電機製作所 | 電磁調理器 |
-
1989
- 1989-12-14 JP JP1322613A patent/JP2678392B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101637153B1 (ko) * | 2015-09-11 | 2016-07-07 | 허진숙 | 바닥 가열부 및 측면 가열부를 포함하는 유도가열 조리 장치 |
| KR102578252B1 (ko) * | 2023-04-27 | 2023-09-13 | (주)케이아이테크노 | Ai 행동분석 기반 조리로봇 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03184292A (ja) | 1991-08-12 |
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