JP2613812B2 - 回転式加熱調理機 - Google Patents

回転式加熱調理機

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JP2613812B2
JP2613812B2 JP2336591A JP2336591A JP2613812B2 JP 2613812 B2 JP2613812 B2 JP 2613812B2 JP 2336591 A JP2336591 A JP 2336591A JP 2336591 A JP2336591 A JP 2336591A JP 2613812 B2 JP2613812 B2 JP 2613812B2
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cooking
pot
cooking pot
pan
turntable
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JP2336591A
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JPH04261612A (ja
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浩良 瀧川
義雄 吉田
敏夫 福士
暢子 柿本
伸介 伊勢
浩子 今村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、調理用鍋と、この調
理用鍋を回転する鍋駆動手段と、調理用鍋を加熱する加
熱手段等からなる回転式加熱調理機に係り、さらに詳し
くは、調理用鍋が傾斜した場合に有効な加熱を行うこと
のできる回転式加熱調理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転式加熱調理機とし
て、例えば特開昭63−175375号公報に開示され
た電磁調理器があり、この電磁調理器を図5に示す。図
において、1は加熱用電源を組み込んだベース、2は本
体、3はヒンジである。4は支持部材で、ピン4aと第
1支持レバー4bおよび第2支持レバー4cからなって
いる。5は断熱材、6は誘導加熱コイル、7は調理用
鍋、8は鍋駆動機構、9はその回転軸である。鍋駆動機
構8は本体2の内面に取り付けられ、回転軸9の先端に
調理用鍋7が固定されている。10は鍋蓋、11は小
蓋、12は調理用鍋7のフランジ、13はスリップリン
グである。鍋蓋10は本体2の上部に嵌合され、鍋蓋1
0と調理用鍋7との間にはスリップリング13を介在さ
せて調理用鍋7内の材料が本体2内にこぼれ出さないよ
うに配慮されている。鍋蓋10の上部中央には調味料等
を投入するための小蓋11が設けられている。14は調
理材料、15,16は回転速度および加熱温度あるいは
加熱時間等の制御部である。
【0003】このような電磁調理器を使用して、例えば
炒めものの調理等を行う場合は、支持部材4により本体
2を所定角度に傾斜させて、調理用鍋7に鍋駆動機構8
を介して回転を与えつつ誘導加熱コイル6に通電してそ
の外周部を加熱する。調理用鍋7の加熱後に油を入れ、
油が万遍なく調理用鍋7内に付着した頃回転を止めて炒
めものの調理材料14を入れ、鍋蓋10を被せて調理用
鍋7を回転させる。調理材料14は調理用鍋7内で加熱
されつつ撹拌され炒められる。ついで頃合をみて小蓋1
1を開けて調味料を加え、味を整えれば炒めものが出来
上がる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
磁調理器では、調理用鍋を傾斜させると鍋の角部が下に
くるため、炒めもの等の調理を行うと調理物等が角に集
まってしまい、均一に炒まらなかったり味付けが偏るな
ど調理の仕上がりが悪く、また、調理物が鍋から取り出
しにくいなどの不便さがあった。また、調理用鍋が固定
されているため、調理後の洗浄が困難で不衛生であっ
た。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、調理上の不便さなどをなくし、
調理の仕上がりが良く衛生的な回転式加熱調理機を提供
することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転式加
熱調理機は、調理用鍋と、調理用鍋を加熱する加熱手段
と、調理用鍋を回転させる鍋駆動手段と、制御器とを有
し、調理用鍋を傾斜させたときその角部がほぼ水平面に
なるようにしたものである。また、この回転式加熱調理
機に調理用鍋が収容され鍋駆動手段により回転駆動され
るターンテーブルを備えたものである。さらに、前記の
回転式加熱調理機に調理用鍋を傾斜させる角度調節手段
を設けたものである。
【0007】
【作用】調理用鍋を回転式加熱調理機の本体に収容して
から電源のスイッチを入れる。この時、調理用鍋は傾斜
しており、角部はほぼ水平面になる。加熱手段に通電し
て調理用鍋を所定の温度に加熱し、油投入後、野菜や肉
類等の調理材料あるいは調味料を所定の順序に入れる。
鍋駆動機構が駆動して調理用鍋を回転させ、撹拌羽根で
内部の調理材料を撹拌しながら自動的に調理する。ま
た、調理用鍋をターンテーブル内に収容し、ターンテー
ブルを介して調理用鍋を回転させることができる。さら
に、調理用鍋は角度調節手段により任意の角度に傾斜さ
せることができる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す構成説明
図、図2は調理用鍋の上面図、図3は図2のX−X断面
図である。なお、図5で説明した従来例と同一または相
当部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0009】図において、1はベース、2は本体、7は
断面ほぼU字状の調理用鍋で、例えば比抵抗が大きく比
透磁率の高い磁性材料から構成されており、その角部
(A)は例えばほぼ45゜にカットされ平坦に形成され
ている。17は本体2とともに調理用鍋7の傾斜角度を
変える角度調節機構で、角度調節機構17によって傾斜
した調理用鍋7の角部は、ほぼ水平面(図3のA)にな
る。なお、調理用鍋7の内側の底部(B)と角部(A)
あるいは角部(A)と鍋側面の境目は角張らず丸めてあ
る。18は調理用鍋7内を撹拌する撹拌羽根、19は調
理用鍋7とほぼ同形の調理用鍋7を収容するターンテー
ブルで、例えば耐熱性プラスチック、セラミックスなど
の耐熱性を有し電磁波を透過する材料で構成されてい
て、鍋駆動機構8の回転軸9が連結されており、本体2
とターンテーブル19との間には誘導加熱コイル6が配
設されている。20は「カレー」や「炒めもの」等の調
理の種類のコースを選択する調理選択スイッチ、21は
電源スイッチで、調理選択スイッチ20と電源スイッチ
21はベース1に設けられ、ともに例えば水平方向に並
べられた複数個のスイッチで構成されている。22は調
理動作を自動的に行うための制御器である。
【0010】次に、この発明の作用について説明する。
例えば炒めものの場合、まず、ターンテーブル19内に
調理用鍋7を収容し、電源スイッチ21を入れるととも
に、調理選択スイッチ20で調理を選択する。なお、必
要に応じて調理用鍋7に蓋をする。この調理選択操作に
よって、制御器22は角度調節機構17で本体2の角度
を変化させると同時に誘導加熱コイル6に通電を開始す
る。この時、誘導加熱コイル6に20〜50KHz程度
の高周波励磁電流を流す。本体2の傾斜が所定の角度に
なると角度調節機構17の駆動が停止し、鍋駆動機構8
がターンテーブル19を介して調理用鍋7を回転させ
る。誘導加熱コイル6の励磁で磁束が発生し、電磁誘導
作用により調理用鍋7内に交番的な渦電流が流れてジュ
ール熱が発生して、調理用鍋7は急速に加熱される。
【0011】調理用鍋7が適正温度になったら油を入
れ、ついで調理材料等を入れる。調理材料は例えばフラ
イパン上と同様に調理用鍋7内に均一に広がり、制御器
22で調理用鍋7の加熱温度や回転数を自動的に制御し
ながら、撹拌羽根18で撹拌されつつ炒められる。頃合
をみて調味料を加えて味を整え、調理材料が炒まると、
一定時間経過後または調理用鍋7の余熱が一定温度まで
低下してから鍋駆動機構8の駆動が停止し、角度調節機
構17がそのままの角度あるいは水平に戻されて調理は
終了する。なお、調理用鍋7は底部(B)が平坦なの
で、ターンテーブル19から取り出して調理台やテーブ
ル上に安定して載置することができる。
【0012】図4はこの発明の他の実施例の構成説明図
である。図において、2aは前面側ほぼ45゜の傾斜角
で形成され開口部2bが設けられた傾斜面を有する本
体、19は本体2a内に収容された調理用鍋7とほぼ同
形のターンテーブルで、例えば耐熱性プラスチック、セ
ラミックスなどの耐熱性を有し電磁波を透過する材料で
構成されており、誘導加熱コイル6はターンテーブル1
9に近接して配設されている。8は本体2a内に開口部
2bと対向する位置に配設された鍋駆動機構で、鍋駆動
機構8の回転軸9がターンテーブル19に連結されてい
る。
【0013】上記のように構成したこの実施例において
は、まず、調理材料が入れられた調理用鍋7をターンテ
ーブル19内に収容する。この時、調理用鍋7の角部は
ほぼ水平面になる。ついで、鍋駆動機構8および誘導加
熱コイル6に通電し、図1の実施例で説明した電磁誘導
作用で調理用鍋7を加熱し、調理用鍋7内の調理材料を
調理する。
【0014】上記の説明では、ターンテーブル19を備
えた回転式加熱調理機にこの発明を実施した例を示した
が、図5の従来例に示すように、調理用鍋7に鍋駆動機
構8を直接連結した回転式加熱調理機にもこの発明を実
施することができる。
【0015】なお、調理の種類あるいは調理の過程にお
いて、調理用鍋の傾斜角度および回転速度を適宜選択す
ることがあるが、このような場合はあらかじめ定められ
マニュアル操作によって選択可能である。
【0016】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、調理用鍋が傾
斜したときに鍋の角部がほぼ水平面になるよう構成した
ので、調理物等への伝熱面積が拡大して均一に加熱さ
れ、調理精度や調理の仕上がりが良くなり、各種調理に
対応することができる。また、調理物が鍋の角部に集ま
らないので簡単に取り出すことができる。
【0017】さらに、ターンテーブルを設けたことによ
り、調理用鍋の底部は平坦になり、調理用鍋は容易に取
り出せるので、調理台やテーブル上に安定して載置する
ことができ、調理用鍋の洗浄も容易になり衛生的であ
る。さらにまた、調理用鍋の角度調節手段を設けたこと
により、調理用鍋を任意の角度に傾斜させることができ
るので使い勝手がよく便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の回転式加熱調理機の構成説
明図である。
【図2】調理用鍋の上面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】この発明の他の実施例の構成説明図である。
【図5】従来の電磁調理器の構成説明図である。
【符号の説明】
2,2a 本体 6 誘導加熱コイル 7 調理用鍋 8 鍋駆動機構 17 角度調節機構 19 ターンテーブル 22 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿本 暢子 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株 式会社 生活システム研究所内 (72)発明者 伊勢 伸介 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株 式会社 生活システム研究所内 (72)発明者 今村 浩子 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株 式会社 生活システム研究所内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理材料を入れて調理する調理用鍋と、
    該調理用鍋を加熱する加熱手段と、前記調理用鍋を回転
    させる鍋駆動手段と、制御器とを有し、前記調理用鍋が
    傾斜状態のとき該調理用鍋の角部がほぼ水平面になるよ
    う構成したことを特徴とする回転式加熱調理機。
  2. 【請求項2】 前記調理用鍋が収容され鍋駆動手段によ
    り回転駆動されるターンテーブルを備えたことを特徴と
    する請求項1記載の回転式加熱調理機。
  3. 【請求項3】 前記調理用鍋を傾斜させる角度調節手段
    を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の回転
    式加熱調理機。
JP2336591A 1991-02-18 1991-02-18 回転式加熱調理機 Expired - Lifetime JP2613812B2 (ja)

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JPH04261612A JPH04261612A (ja) 1992-09-17
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