JP4858838B2 - 卵の品質指標検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、卵の品質指標であるハウ・ユニットおよび卵黄係数を非接触で自動的に検査することのできる卵の品質指標検査装置に関するものである。
市場で販売されている卵には、品質(鮮度)の高さが求められる。そのような卵の品質を数値で示す指標として、ハウ・ユニット(Haugh Unit)や卵黄係数(Yolk Index)が知られている。
ハウ・ユニットは、卵の鮮度が低下すると、濃厚卵白の水様化によって、平板に卵を割ったときに卵白の高さが低くなっていくという性質に着目した品質指標である。また、卵黄係数は、時間経過とともに卵黄膜の脆弱化に伴ってカラザ層が卵黄から剥がれやすくなり、卵黄が扁平化するという性質に着目した品質指標である。
前記ハウ・ユニットの検査方法としては、例えば、作業者が卵を割って所定の検査プレートの上に載せ、割卵体の上方からダイヤルゲージの接触子を濃厚卵白部分の所定測定位置に接触させて濃厚卵白の高さを計測し、所定の算出式に計測された濃厚卵白の高さと卵重とを代入することにより、得られた算出結果から検査対象卵のハウ・ユニットを判定するものである(例えば、非特許文献1参照。)。
他方、近年、非接触でハウ・ユニットを自動的に検査する装置も提案されている。その検査装置は、検査トレーの卵白高測定点に対応する直上の位置に超音波送/受信部を設け、先ず、前記超音波送/受信部によって空の検査トレーの表面の高さを計測しておき、前記検査トレー上に載置された割卵体の卵白高測定点に超音波を発信し、卵白表面からの反射波を受信センサで受信し、その出力を演算部で処理して検査対象卵のハウ・ユニットを自動的に判定するものである(例えば、特許文献1参照。)。
また、前記卵黄係数の検査方法としては、例えば、作業者が卵黄を所定の検査プレートに載せ、該検査プレート上の卵黄の高さおよび卵黄の直径を直定規等で計測し、計測された卵黄の高さを卵黄の直径で除算することにより、得られた算出結果から検査対象卵の卵黄係数を判定するものである(例えば、非特許文献2参照。)。
特開平9−178728号公報(第2−6頁(請求項1)、第1図) 中村 良 著、「卵の科学」朝倉書店出版、1998年1月25日発行、p.109―110 佐藤 泰 編著、「食卵の科学と利用」株式会社 地球社出版、1980年2月20日発行、p.116
しかしながら、前記非特許文献1および非特許文献2に開示されているハウ・ユニットや卵黄係数の検査方法においては、次のような問題があった。すなわち、ダイヤルゲージの測定子と濃厚卵白との接触を見極める作業や、卵黄の頂点を直定規で見極める作業並びに卵黄の直径を直定規で計測する作業等には多くの時間を要するのみならず、作業者による目盛りの読み間違いも発生するため、得られた判定結果にばらつきが生じてしまう可能性がある。
また、前記特許文献1に開示されている検査装置においては、卵白高を超音波により非接触で自動的に計測できるため、作業者の主観等を排除できて定量的な検査が可能となる。しかしながら、濃厚卵白表面は一見すると滑らかに見えるが、実際には、その表面は細かな凹凸状となっているので、超音波の性質上、反射面(計測する卵白部分)が平らでないと反射音を受信できない場合があり、検査精度の面で改善の余地が残されていた。
さらに、前記特許文献1に開示されている検査装置では、卵の品質指標であるハウ・ユニット並びに卵黄係数の両方を判定することができなかった。
したがって、本発明は、前記問題点を解決することを課題としてなされたものであり、その目的とするところは、検査対象卵の品質指標であるハウ・ユニット並びに卵黄係数を非接触で自動的に検査することができるとともに、当該品質指標の検査を短時間で高精度に行なうことができる卵の品質指標検査装置を提供するものである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、割卵された検査対象卵を載置する上面が水平に形成された載置台と、鉛直方向に分布する平行光を出射する投光手段と、前記投光手段から出射された鉛直方向に分布する平行光を受光する受光手段を備え、前記投光手段と受光手段とは、所定間隔をもって対向配置されており、前記載置台、あるいは、前記投光手段および受光手段のユニットのいずれか一方を水平移動させる駆動手段を備え、前記駆動手段により前記載置台、あるいは、前記投光手段および受光手段のユニットのいずれか一方が水平移動するのに応じて、前記受光手段が検査対象卵を透過した後の平行光の光量の変化を検出し、当該受光手段から得られた電気信号に基づいて、検査対象卵の側面形状を演算処理する演算処理手段を備え、前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵の品質指標を判定する品質指標演算手段から構成されていることを特徴としたものである。
請求項2に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項1に記載の発明において、前記品質指標演算手段は、前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵白の高さを演算し、得られた卵白の高さデータと、予め測定された当該検査対象卵の卵重データとを用いてハウ・ユニットを判定することを特徴としたものである。
請求項3に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項1に記載の発明において、前記品質指標演算手段は、前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵黄の高さ並びに卵黄の直径を演算し、得られた卵黄の高さデータ並びに卵黄の直径データを用いて卵黄係数を判定することを特徴としたものである。
請求項4に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前記駆動手段は、移動距離信号を出力しながら載置台、あるいは、前記投光手段および受光手段のユニットのいずれか一方を水平移動させることを特徴としたものである。
請求項5に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、前記投光手段および受光手段のうち、少なくとも一方にテレセントリックレンズを備えたことを特徴としたものである。
請求項6に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、前記投光手段は、光源から放射された光をポリゴンミラーおよび反射ミラーで反射したのち、コリメータレンズにより平行光に変換して当該平行光を出射することを特徴としたものである。
請求項7に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、前記投光手段は、線状光を鉛直方向に分布させてライン状に形成した光を出射することを特徴としたものである。
請求項8に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項1から請求項7のいずれかに記載の発明において、前記載置台、または、前記投光手段および受光手段のユニットのいずれか一方を水平方向に回転させる測定方向可変手段を備えたことを特徴としたものである。
請求項9に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、割卵された検査対象卵を載置する上面が水平に形成された載置台と、鉛直方向に分布する平行光を出射する投光手段と、前記投光手段から出射された鉛直方向に分布する平行光を受光する受光手段を備え、前記投光手段と前記受光手段とは、当該投光手段の平行光の出射方向と当該受光手段の平行光の入射方向とが平行となるよう配置されており、前記投光手段と受光手段との光路上には、一の反射板と他の一の反射板とが対向配置されており、前記投光手段から出射された平行光は、該出射された平行光の進行方向に対して45度の角度で配置された一の反射板の反射面によって進行方向が90度変更されるとともに、進行方向が90度変更された前記平行光は、該平行光の進行方向に対して45度の角度で配置された他の一の反射板の反射面によってさらに進行方向が90度変更されて前記受光手段に入射するよう構成され、さらに、前記一の反射板並びに他の一の反射板のユニット、あるいは、前記載置台のいずれか一方を水平移動させる駆動手段と、前記駆動手段により前記一の反射板並びに他の一の反射板のユニット、あるいは、前記載置台のいずれか一方が水平移動するのに応じて、一の反射板から他の一の反射板に進行する平行光の光路上に位置付けられる検査対象卵を透過した平行光の光量の変化を受光手段にて検出し、前記受光手段から得られた電気信号に基づいて検査対象卵の側面形状を演算処理する演算処理手段と、前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵側面形状データに基づいて卵の品質指標を判定する品質指標演算手段とを備えていることを特徴としたものである。
請求項10に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項9に記載の発明において、前記品質指標演算手段は、前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵白の高さを演算し、得られた卵白の高さデータと、予め測定された当該検査対象卵の卵重データとを用いてハウ・ユニットを判定することを特徴としたものである。
請求項11に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項9に記載の発明において、前記品質指標演算手段は、前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵黄の高さ並びに卵黄の直径を演算し、得られた卵黄の高さデータ並びに卵黄の直径データを用いて卵黄係数を判定することを特徴としたものである。
請求項12に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項9から請求項11のいずれかに記載の発明において、前記駆動手段は、移動距離信号を出力しながら一の反射板並びに他の一の反射板のユニット、あるいは、載置台のいずれか一方を水平移動させることを特徴としたものである。
請求項13に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項9から請求項12のいずれかに記載の発明において、前記投光手段および受光手段のうち、少なくとも一方にテレセントリックレンズを備えたことを特徴としたものである。
請求項14に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項9から請求項12のいずれかに記載の発明において、前記投光手段は、光源から放射された光をポリゴンミラーおよび反射ミラーで反射したのち、コリメータレンズにより平行光に変換して当該平行光を出射することを特徴としたものである。
請求項15に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項9から請求項12のいずれかに記載の発明において、前記投光手段は、線状光を鉛直方向に分布させてライン状に形成した光を出射することを特徴としたものである。
請求項16に記載の卵の品質指標検査装置における発明では、請求項9から請求項15のいずれかに記載の発明において、前記一の反射板並びに他の一の反射板のユニット、あるいは、前記載置台のいずれか一方を水平方向に回転させる測定方向可変手段を備えたことを特徴としたものである。
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる卵の品質指標検査装置は、特に、鉛直方向に分布する平行光を出射する投光手段と、投光手段から出射された鉛直方向に分布する平行光を受光する受光手段とを所定間隔をもって対向配置し、前記載置台、あるいは、前記投光手段および受光手段のユニットのいずれか一方を水平移動させ、それらのいずれか一方が水平移動するのに応じて、前記受光手段が検査対象卵を透過した後の平行光の光量の変化を検出し、当該受光手段から得られた電気信号に基づいて検査対象卵の側面形状を演算するとともに、取得された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵の品質指標を判定する。
そして、ハウ・ユニット判定するにあっては、前記取得された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵白の高さを演算し、得られた卵白の高さデータと、予め測定された当該検査対象卵の卵重データとを用いて検査対象卵のハウ・ユニットを判定する。また、卵黄係数を判定するにあっては、前記取得された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵黄の高さ並びに卵黄の直径を演算し、得られた卵黄の高さデータ並びに卵黄の直径データを用いて検査対象卵の卵黄係数を判定する構成となっている。
したがって、検査対象卵の品質指標であるハウ・ユニット並びに卵黄係数を非接触で自動的に検査することができるとともに、当該品質指標の検査を短時間で高精度に行なうことができるという効果を奏する。しかも、1台の検査装置で卵の品質指標である「ハウ・ユニット」および「卵黄係数」の両方を判定することができる。
また、本発明にかかる卵の品質指標検査装置は、さらに、前記投光手段と前記受光手段とは、当該投光手段の平行光の出射方向と当該受光手段の平行光の入射方向とが平行となるよう配置されているとともに、前記投光手段と受光手段との光路上には、一の反射板と他の一の反射板とが対向配置されている。そして、前記投光手段から出射された平行光は、該出射された平行光の進行方向に対して45度の角度で配置された一の反射板の反射面によって進行方向が90度変更されるとともに、進行方向が90度変更された前記平行光は、該平行光の進行方向に対して45度の角度で配置された他の一の反射板の反射面によってさらに進行方向が90度変更されて前記受光手段に入射するよう構成され、さらに、前記一の反射板並びに他の一の反射板のユニット、あるいは、前記載置台のいずれか一方を水平移動させるようにした。
したがって、検査対象卵が載置された載置台を水平移動させる場合、載置台上の検査対象卵は半液状であるため、前記載置台の水平移動時の微細な振動によって検査対象卵が揺れてしまい、検査精度を低下させる恐れがあったが、本発明にかかる卵の品質指標検査装置は、特に、一の反射板並びに他の一の反射板のユニットを載置台に対して水平移動させる構成とすることにより、前記検査対象卵の揺れを排除することができるので検査対象卵Eの品質指標の検査を高精度に行なうことができる。
また、載置台上の検査対象卵の揺れを考慮する必要がないので平行光の水平方向における走査を高速化することができ、より短時間で品質指標の検査を行なうことが可能になる。さらに、投光手段および受光手段を水平移動させる必要がないので当該投受光手段に接続されている信号線等のケーブル類の損傷や切断等のトラブルを回避することができる。
投光手段および受光手段のうち、少なくとも一方にテレセントリックレンズを備える構成とすることにより、検査対象卵を透過した平行光から不要な光をカットし、純粋な平行光のみを受光素子に導くことができるので、取得された検査対象卵の側面形状の寸法と、実際寸法との誤差を極めて小さくすることができる。
また、投光手段の構成を、光源から放射された例えば、レーザ光をポリゴンミラーおよび反射ミラーで反射したのち、コリメータレンズにより平行光に変換し、当該平行光を出射するようにすれば、検査精度が高くなるほか、検査対象卵の表面に視認可能なレーザ光の軌跡が描かれるので測定部位を容易に確認することができる。
さらに、投光手段の構成を、線状光を鉛直方向に分布させてライン状に形成した光を出射するようにすれば、検査装置本体が簡易に構成できるので装置コストを抑制することができる。
載置台または投光手段および受光手段のユニットのいずれか一方、あるいは、一の反射板と他の一の反射板とのユニットまたは載置台のいずれか一方を水平方向に回転させる測定方向可変手段を備える構成とすることにより、取得された検査対象卵の複数の側面形状データのうちから卵白の最も高い側面形状データを「卵白高さの測定点」として採用することができる。そして、最終的に採用したデータをハウ・ユニットの判定に用いるようにすれば、より精度の高いハウ・ユニットの検査を行なうことが可能となる。
つぎに、本発明にかかる卵の品質指標検査装置の第一実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、卵の品質指標検査装置Tを説明する概略正面図、図2は、図1のA―A線における概略断面図であり、図3は、取得された検査対象卵Eの側面画像を説明する図である。図4は、出射される平行光が水平移動する状態を説明する概略図、図5は、第一実施形態にかかる卵の品質指標検査装置Tの変形例を説明する概略図であり、図6は、第一実施形態にかかる卵の品質指標検査装置Tの他の変形例を説明する概略図である。
図1に示すように、この卵の品質指標検査装置T(以降、単に検査装置Tと記す。)は、大略、割卵した検査対象卵を載置する載置台1と、前記載置台1を挟むように所定間隔をもって対向配置された投光手段2および受光手段3と、載置台1を水平移動させる駆動手段4と、主にCPU、記憶装置等からなるハードウエア部分と検査装置Tの作動プログラム等からなる演算制御手段5と、検査対象卵の品質指標を演算する品質指標演算手段6とから構成されている。
なお、符号7は、検査対象卵のハウ・ユニットを判定する際に用いる卵重入力手段であり、符号8は、ハウ・ユニットあるいは卵黄係数の判定結果を表示するCRTや液晶ディスプレイ等の表示手段である。
載置台1は、割卵された検査対象卵を保持する上面が水平に形成されている。また、載置台1の素材としては。例えば、ステンレス製の板等の金属製の素材や、ガラス板やアクリル板等の素材であることが好ましい。
また、図2に示すように、前記載置台1の下面に設けられている駆動手段4は、パルスモータ41とスクリュウ42とで構成されており、このパルスモータ41およびスクリュウ42の駆動により載置台1は、投光手段2および受光手段3に対してX―X´方向に水平移動することが可能となっている。
具体的に説明すると、パルスモータ41は、後述する演算制御手段5のCPU51から与えられたパルス信号に基づいてモータが回転することにより、載置台1がX方向あるいはX´方向に水平移動し、当該載置台1が水平移動した時の位置情報が前記CPU51に出力される仕組みとなっている。
図1に示すように、投光手段2は、例えば、可視光半導体レーザ素子、LED(例えば、波長575nm付近にピークを有するLED)等の固体発光素子並びにハロゲンランプ等からなる光源21と、コリメータレンズ22とから構成されている。
そして、後述する演算制御手段5のCPU51から出力されてくる制御信号に基づいて光源21から光が放射されるとともに、それがコリメータレンズ22により平行光に変換され、鉛直方向に分布する平行光が受光手段3に出射される。
受光手段3は、載置台1を挟むように前記投光手段2に対して対向に配置されており、投光手段2から出射された鉛直方向に分布する平行光を受光する構成となっている。本実施例では、受光手段3に例えば、7μmの素子が縦一列に5000個配置された1次元CCDイメージセンサー31が内蔵されており、鉛直方向の幅35mmまでの平行光を受光できるようになっている。
前記1次元CCDイメージセンサー31は、検査対象卵を透過した後の平行光の明暗を検出するとともに、その明暗位置に応じて1画素毎に受光量に応じた電荷量を蓄積し、後述する演算制御手段5のCPU51から出力されてくるデータ取得信号に基づいて、各素子に蓄積されている画素毎の電荷をCPU51に出力するよう制御される。
次に、演算制御手段5について説明する。図1に示すように、この演算制御手段5には、検査装置T本体の作動を制御するためのCPU51が備えられている。前記CPU51は、検査装置Tの各構成機器を次のように制御する。
(a)光源21に制御信号を出力して投光手段2から常時平行光を出射させるよう制御する。
(b)検査対象卵が載置された載置台1のパルスモータ41にパルス信号を与え、当該載置台1をX方向あるいはX´方向に水平移動させるよう制御する。
(c)前記載置台1が水平移動した時の水平方向の位置情報を取得する。
(d)受光手段3の1次元CCDイメージセンサー31にデータ取得信号を出力し、検査対象卵を透過した後の平行光の明暗に応じて各素子に蓄積されている画素毎の電荷を読み取るよう制御する。
(e)1次元CCDイメージセンサー31から出力されてきた、受光量に応じた電荷を電気信号に変換するとともに、当該1次元CCDイメージセンサー31の受光量の変化している部分のbit数を求める処理を行ない、検査対象卵における測定対象部位の寸法計測にかかる演算処理を実施し、演算処理された寸法計測データをメモリ(図示せず)に記憶する。
(f)上記(a)から(e)の工程を繰り返す。
(g)前記メモリ(図示せず)に記憶された複数の側面形状の寸法計測データを加工して二次元化処理を実施した後、検査対象卵の側面画像(図3参照)を作成し、作成された検査対象卵の側面形状データを後述する品質指標演算手段6に出力するよう制御する。
なお、図3の横軸は検査対象卵の水平方向の距離、縦軸は垂直方向の距離を示しており、符号イからオは載置台1が紙面に向かって左方向へ水平移動するのに伴って検査対象卵の測定部位が紙面に向かって右方向へ推移して行く様子を示している。また、本図では理解しやすいように平行光の厚みを誇張して描いている。
次に、品質指標演算手段6について説明する。品質指標演算手段6は、演算制御手段5のCPU51から出力されてきた検査対象卵の側面画像データに基づいて検査対象卵の品質指標であるハウ・ユニットや卵黄係数を判定する手段である。
品質指標演算手段6は、ハウ・ユニットを判定する場合、図3に示すように、測定部位ハにおける検査対象卵の最大高さと最小高さの差分を演算し、その結果をメモリ(図示せず)に記憶する。次に、測定部位ニにおける検査対象卵の最大高さと最小高さの差分を演算し、その結果をメモリ(図示せず)に記憶する。以降、前述の演算とメモリへ記憶する処理を測定終了地点である測定部位オまで繰り返す。
前記品質指標演算手段6は、前記メモリに記憶された検査対象卵の各測定部位の差分データのうち、最大差分となる位置を抽出する処理を実施する。具体的には、図3に示すように上り勾配の領域Upでの最大差分となる位置と、下り勾配の領域Dnでの最大差分となる位置を抽出する処理を行なう。このとき、急激な上り勾配部分から下り勾配部分で特定される領域Ex(検査対象卵の卵黄部分)については最大差分の抽出の対象から除外される。
さらに、品質指標演算手段6は、領域Exを除く、上り勾配での最大差分となる位置の卵白高さと、下り勾配での最大差分となる位置の卵白高さとを相互に比較して卵白の最も高い部分を「卵白高さの測定点」として採用する。
そして、品質指標演算手段6は、決定された卵白の高さデータと、事前に卵重入力手段7に入力された卵重データとを用いて下式によりハウ・ユニットを演算するとともに、その演算結果を表示手段8に表示させる。
(数1)
HU=100log(H−1.7W0.37+7.6)
ここで、上式のHは卵白の高さ(mm)、Wは卵重(g)を示す。
また、品質指標演算手段6は、卵黄係数を判定する場合、図3に示すように、卵黄の側面画像(網掛け部分)から、領域Lの距離(卵黄の直径に相当する)と、検査対象卵Eの最大の高さとなる位置Pの垂直方向の距離(卵黄の高さに相当する)とを用いて下式により卵黄係数を演算するとともに、その演算結果を表示手段8に表示させる。
(数2)
卵黄係数=卵黄の高さ(mm)/卵黄の直径(mm)
次に、本発明にかかる検査装置Tにより検査対象卵の品質指標を演算する作動例について説明する。先ず、検査を行なう卵を殻付きのまま重量を測定し、卵重入力手段7にその重量を入力する。そして、検査を行なう卵の殻を割り、割卵した検査対象卵E(以降、検査対象卵Eと記す。)載置台1に載せ、これを保持させる。
測定開始釦(図示せず)を押すと、演算制御手段5のCPU51から出力されてくる制御信号に基づいて光源21から光が放射されるとともに、それがコリメータレンズ22により平行光に変換され、鉛直方向に分布する平行光が受光手段3に出射される。受光手段3は、投光手段2から出射された鉛直方向に分布する平行光を受光する。
図4に示すように、この時点(測定部位イ)では投光手段2と受光手段3との間に遮蔽物がないので受光手段3は投光手段2から出射された平行光の全光量を受光することになる。なお、本図も図3と同様に、理解しやすいように平行光の厚みを誇張して描いている。
次に、演算制御手段5のCPU51からパルスモータ41にパルス信号が与えられると、載置台1がパルス数に応じた距離だけX方向に水平移動するとともに、当該載置台1が水平移動した時の位置情報が前記CPU51に出力される。そして、載置台1が紙面に向かって左方向へ水平移動することにより、検査対象卵Eの測定部位ハに投光手段2から出射された平行光が位置付けられる。
前記測定部位ハにおいて、受光手段3の1次元CCDイメージセンサー31は、検査対象卵Eを透過した後の平行光の明暗を検出し、その明暗に応じて1画素毎に受光量に対応した電荷量を蓄積する。
そして、演算制御手段5のCPU51は、1次元CCDイメージセンサー31にデータ取得信号を出力し、検査対象卵Eを透過した後の平行光の明暗に応じて各素子に蓄積されている電荷を読み取るよう制御する。
演算制御手段5のCPU51は、1次元CCDイメージセンサー31から出力されてきた前記受光量に応じた電荷を電気信号に変換するとともに、当該1次元CCDイメージセンサー31の受光量の変化している部分のbit数を求める処理を行なう。そして、検査対象卵Eにおける測定部位ハの寸法計測にかかる演算処理が実施され、演算処理された測定部位ハの寸法計測データがメモリ(図示せず)に記憶される。
以降、載置台1が紙面に向かって左方向へ水平移動するのに応じて検査対象卵Eにおける複数の測定部位の寸法計測にかかる演算が実施され、演算処理された各測定部位の寸法計測データがメモリ(図示せず)に順次記憶される。
検査対象卵Eにおける全ての測定部位の寸法計測が完了すると、演算制御手段5のCPU51は、メモリ(図示せず)に記憶された複数の側面形状の寸法計測データを加工して二次元化処理を実施した後、検査対象卵の側面画像(図3参照)を作成し、この検査対象卵Eの側面形状データを品質指標演算手段6に出力するよう制御する。
品質指標演算手段6は、検査対象卵Eのハウ・ユニットを判定する場合、図3に示すように、測定部位ハにおける検査対象卵の最大高さと最小高さの差分を演算し、その結果をメモリ(図示せず)に記憶する。次に、測定部位ニにおける検査対象卵の最大高さと最小高さの差分を演算し、その結果をメモリ(図示せず)に記憶する。以降、前述の演算とメモリへ記憶する処理を測定終了地点である測定部位オまで繰り返す。
品質指標演算手段6は、前記メモリに記憶された検査対象卵の各測定部位の差分データのうち、最大差分となる位置を抽出する処理を実施する。具体的には、図3に示すように上り勾配の領域Upでの最大差分となる位置と、下り勾配の領域Dnでの最大差分となる位置を抽出する処理を行なう。このとき、急激な上り勾配部分から下り勾配部分で特定される領域Ex(検査対象卵の卵黄部分)については最大差分の抽出の対象から除外される。
品質指標演算手段6は、さらに、領域Exを除く、上り勾配での最大差分となる位置の卵白高さと、下り勾配での最大差分となる位置の卵白高さとを相互に比較して卵白の最も高い部分を「卵白高さの測定点」として採用する。
品質指標演算手段6は、決定された濃厚卵白の高さと、事前に卵重入力手段7に入力された卵重データとを用いて所定式によりハウ・ユニットを演算するとともに、その演算結果を表示手段8に表示させる。
また、品質指標演算手段6は、検査対象卵Eの卵黄係数を演算する場合、図3に示すように、卵黄の側面画像(網掛け部分)から、領域Lの距離(卵黄の直径に相当する)と、検査対象卵Eの最大の高さとなる位置Pの垂直方向の距離(卵黄の高さに相当する)とを用いて所定式により卵黄係数を演算するとともに、その演算結果を表示手段8に表示させる。
本第一実施形態では、載置台1が投光手段2および受光手段3に対して水平移動する例を説明したが、これに限らず、例えば、投光手段2および受光手段3のユニットに駆動機構を設けて、当該投光手段2および受光手段3のユニットを、載置台1に対して水平移動させるようにしてもよい。
つぎに、本実施の形態にかかる卵の品質指標検査装置Tの変形例を説明する。この変形例では、図5に示すように、受光手段3内にテレセントリックレンズ32が内蔵されている。このように、投光手段2および受光手段3のうち、少なくとも一方にテレセントリックレンズを備える構成とすることにより、検査対象卵Eを透過した後の平行光から不要な光をカットし、純粋な平行光のみを受光素子31に導くことができるので、取得された検査対象卵Eの側面形状の寸法と、実際寸法との誤差を極めて小さくすることができる。
さらに、本実施の形態にかかる卵の品質指標検査装置Tの他の変形例を説明する。この変形例では、図6に示すように、投光手段2は、半導体レーザの光源21と、コリメータレンズ22と、ポリゴンミラー23と、反射ミラー24とから構成されている。このような構成とすることにより、測定精度が高くなるほか、検査対象卵Eの表面に視認可能なレーザ光の軌跡が描かれるので測定部位を容易に確認することができる。
また、本実施例では、光源21から放射された光をコリメータレンズ22により平行光に変換し、むらのない平行光を出射する例を説明したが、これに限らず、例えば、発光ダイオード等の複数の発光素子を縦一列に配列させてライン状の光を形成し、これを出射するようにしてもよいし、例えば、数μsecの間隔で一の線状光を鉛直方向に往復させて、見かけ上、ライン状に形成された光を出射するようにしてもよい。
また、本実施例では、載置台1を所定方向に水平移動させて検査対象卵Eの側面形状を取得する例を説明した。しかしながら、検査対象卵Eを載置台1に保持させると、検査対象卵Eは一の方向に偏って流延してしまうため、特に、ハウ・ユニットを計測する場合、一方向から検査対象卵Eの側面形状を取得するよりも、複数の方向から検査対象卵Eの側面形状を取得した方が望ましい。
したがって、載置台1、あるいは、投光手段2および受光手段3からなる投受光ユニットのいずれか一方を、水平方向に回転させる測定方向可変手段(図示せず)を設けるようにし、載置台1(この説明では載置台1を回転させる例で説明する。)を例えば、120度ずつ回転させて検査対象卵Eの側面形状を取得する。
そして、取得された3つの角度からの側面形状データのうち、濃厚卵白の最も高い側面形状データを「卵白高さの測定点」として採用し、これをハウ・ユニットの演算に用いるようにすれば、より精度の高いハウ・ユニットの検査を行なうことが可能となる。
つぎに、本発明にかかる卵の品質指標検査装置の第二実施形態を図7〜図8に従って説明する。図7は、第二実施形態にかかる卵の品質指標検査装置Tを説明する概略平面図であり、図8は、図7のB方向から見た概略正面図である。なお、前述の第一実施形態にかかる卵の品質指標検査装置Tと同一構成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第二実施形態にかかる卵の品質指標検査装置T(以降、単に検査装置Tと記す。)の特徴的な構成を説明する。この検査装置Tは、図7に示すように、載置台1が横向きのT字状のベースプレート9の、紙面に向かって右側の上面に取り付けられている。
また、前記ベースプレート9の、紙面に向かって左側の上面には、投光手段2と受光手段3とが取り付けられている。図7に示すように、前記投光手段2と受光手段3とは、当該投光手段2の平行光の出射方向と当該受光手段3の平行光の入射方向とが平行となるよう配置されている。
さらに、前記ベースプレート9における載置台1側の下方には、後述する一の反射板11並びに他の一の反射板12のユニットを支持するための矩形状の支持プレート10が配置されており、当該支持プレート10の両端部には、保持部材13、14により保持された例えば、ガラス製の鏡からなる一の反射板11と他の一の反射板12とが対向配置されている。
そして、前記投光手段2から出射された平行光は、該出射された平行光の進行方向に対して45度の角度で配置された一の反射板11の反射面11aによって進行方向が90度変更されるとともに、進行方向が90度変更された前記平行光は、該平行光の進行方向に対して45度の角度で配置された他の一の反射板12の反射面12aによってさらに進行方向が90度変更されて前記受光手段3に入射するよう構成されている。
図7および図8に示すように、前記支持プレート10の下部には、駆動手段4が設けられており、この駆動手段4のパルスモータ41およびスクリュウ42の駆動により一の反射板11並びに他の一の反射板12のユニットが載置台1に対してX−X´方向に水平移動する仕組みになっている。
詳述すると、一の反射板11並びに他の一の反射板12のユニットは、駆動手段4により、例えば、2秒でX方向へ水平移動(検査対象卵Eの測定時)し、例えば、1秒でX´方向へ水平移動(元の位置に戻る時)する仕組みになっている。
したがって、検査対象卵Eが載置された載置台1を水平移動させる場合、載置台1上の検査対象卵Eは半液状であるため、前記載置台1の水平移動時の微細な振動によって検査対象卵Eが揺れてしまい、検査精度を低下させる恐れがあったが、本実施形態の検査装置Tは、上述のように構成したことにより、前記検査対象卵Eの揺れを排除することができるので検査対象卵Eの品質指標の検査を高精度に行なうことができる。
また、載置台1上の検査対象卵Eの揺れを考慮する必要がないので、一の反射板11と他の一の反射板12との反射で形成された平行光の水平方向における走査を高速化することができ、より短時間で検査対象卵Eの品質指標の検査を行なうことが可能になる。さらに、投光手段2および受光手段3を水平移動させる必要がないので当該投光手段2および受光手段3に接続されている信号線等のケーブル類の損傷や切断等のトラブルを回避することができる。
本第二実施形態では、一の反射板11並びに他の一の反射板12のユニットを載置台1に対して水平移動させる例を説明した。しかしながら、検査対象卵Eを載置台1に保持させると、検査対象卵Eは一の方向に偏って流延してしまうため、特に、ハウ・ユニットの検査の場合、一方向から検査対象卵Eの側面形状データを取得するよりも、複数の方向から検査対象卵Eの側面形状データを取得した方が望ましい。
したがって、載置台1とベースプレート9との間に、載置台1を水平方向に回転させる測定方向可変手段(図示せず)を設けるようにし、当該載置台1を例えば、120度ずつ回転させて検査対象卵Eの側面形状データを取得するようにしてもよい。
そして、取得された3つの角度からの側面形状データのうち、濃厚卵白の最も高い側面形状データを「卵白高さの測定点」として採用し、これをハウ・ユニットの演算に用いるようにすれば、より精度の高いハウ・ユニットの検査を行なうことが可能となる。
なお、本第二実施形態では、一の反射板11並びに他の一の反射板12のユニットを載置台1に対して水平移動させる例を説明したが、これに限らず、載置台1を一の反射板11並びに他の一の反射板12のユニットに対して水平移動させてもよい。本第二実施形態にかかる検査装置Tのその他の構成要素、各構成要素の内部構成並びに本実施形態の変形例については、前述の第一実施形態で説明した検査装置Tと同様であるので説明を省略する。
今回、開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は、上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明にかかる卵の品質指標検査装置Tの第一実施形態を説明する概略正面図である。 図1のA―A線における概略断面図である。 取得された検査対象卵Eの側面画像を説明する図である。 出射される平行光が水平移動する状態を説明する概略図である。 第一実施形態の卵の品質指標検査装置Tの変形例を説明する概略図である。 第一実施形態の卵の品質指標検査装置Tの他の変形例を説明する概略図である。 本発明にかかる卵の品質指標検査装置Tの第二実施形態を説明する概略平面図である。 図7のB方向から見た品質指標検査装置Tの概略正面図である。
符号の説明
1 載置台、2 投光手段、3 受光手段、4 駆動手段、5 演算制御手段、6 品質指標演算手段、7 卵重入力手段、8 表示手段、9 ベースプレート、10 支持プレート10、11 一の反射板、12 他の一の反射板、21 光源、22 コリメータレンズ、31 1次元CCDイメージセンサー、E 検査対象卵

Claims (16)

  1. 割卵された検査対象卵を載置する上面が水平に形成された載置台と、
    鉛直方向に分布する平行光を出射する投光手段と、
    前記投光手段から出射された鉛直方向に分布する平行光を受光する受光手段を備え、
    前記投光手段と受光手段とは、所定間隔をもって対向配置されており、
    前記載置台、あるいは、前記投光手段および受光手段のユニットのいずれか一方を水平移動させる駆動手段を備え、
    前記駆動手段により前記載置台、あるいは、前記投光手段および受光手段のユニットのいずれか一方が水平移動するのに応じて、前記受光手段が検査対象卵を透過した後の平行光の光量の変化を検出し、当該受光手段から得られた電気信号に基づいて、検査対象卵の側面形状を演算処理する演算処理手段を備え、
    前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵の品質指標を判定する品質指標演算手段から構成されていることを特徴とする卵の品質指標検査装置。
  2. 前記品質指標演算手段は、前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵白の高さを演算し、得られた卵白の高さデータと、予め測定された当該検査対象卵の卵重データとを用いてハウ・ユニットを判定することを特徴とする請求項1に記載の卵の品質指標検査装置。
  3. 前記品質指標演算手段は、前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵黄の高さ並びに卵黄の直径を演算し、得られた卵黄の高さデータ並びに卵黄の直径データを用いて卵黄係数を判定することを特徴とする請求項1に記載の卵の品質指標検査装置。
  4. 前記駆動手段は、移動距離信号を出力しながら載置台、あるいは、前記投光手段および受光手段のユニットのいずれか一方を水平移動させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の卵の品質指標検査装置。
  5. 前記投光手段および受光手段のうち、少なくとも一方にテレセントリックレンズを備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の卵の品質指標検査装置。
  6. 前記投光手段は、光源から放射された光をポリゴンミラーおよび反射ミラーで反射したのち、コリメータレンズにより平行光に変換して当該平行光を出射することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の卵の品質指標検査装置。
  7. 前記投光手段は、線状光を鉛直方向に分布させてライン状に形成した光を出射することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の卵の品質指標検査装置。
  8. 前記載置台、または、前記投光手段および受光手段のユニットのいずれか一方を水平方向に回転させる測定方向可変手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の卵の品質指標検査装置。
  9. 割卵された検査対象卵を載置する上面が水平に形成された載置台と、
    鉛直方向に分布する平行光を出射する投光手段と、
    前記投光手段から出射された鉛直方向に分布する平行光を受光する受光手段を備え、
    前記投光手段と前記受光手段とは、当該投光手段の平行光の出射方向と当該受光手段の平行光の入射方向とが平行となるよう配置されており、
    前記投光手段と受光手段との光路上には、一の反射板と他の一の反射板とが対向配置されており、
    前記投光手段から出射された平行光は、該出射された平行光の進行方向に対して45度の角度で配置された一の反射板の反射面によって進行方向が90度変更されるとともに、進行方向が90度変更された前記平行光は、該平行光の進行方向に対して45度の角度で配置された他の一の反射板の反射面によってさらに進行方向が90度変更されて前記受光手段に入射するよう構成され、
    さらに、前記一の反射板並びに他の一の反射板のユニット、あるいは、前記載置台のいずれか一方を水平移動させる駆動手段と、
    前記駆動手段により前記一の反射板並びに他の一の反射板のユニット、あるいは、前記載置台のいずれか一方が水平移動するのに応じて、一の反射板から他の一の反射板に進行する平行光の光路上に位置付けられる検査対象卵を透過した平行光の光量の変化を受光手段にて検出し、前記受光手段から得られた電気信号に基づいて検査対象卵の側面形状を演算処理する演算処理手段と、
    前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵側面形状データに基づいて卵の品質指標を判定する品質指標演算手段とを備えていることを特徴とする卵の品質指標検査装置。
  10. 前記品質指標演算手段は、前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵白の高さを演算し、得られた卵白の高さデータと、予め測定された当該検査対象卵の卵重データとを用いてハウ・ユニットを判定することを特徴とする請求項9に記載の卵の品質指標検査装置。
  11. 前記品質指標演算手段は、前記演算処理手段により演算処理された検査対象卵の側面形状データに基づいて卵黄の高さ並びに卵黄の直径を演算し、得られた卵黄の高さデータ並びに卵黄の直径データを用いて卵黄係数を判定することを特徴とする請求項9に記載の卵の品質指標検査装置。
  12. 前記駆動手段は、移動距離信号を出力しながら一の反射板並びに他の一の反射板のユニット、あるいは、載置台のいずれか一方を水平移動させることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載の卵の品質指標検査装置。
  13. 前記投光手段および受光手段のうち、少なくとも一方にテレセントリックレンズを備えたことを特徴とする請求項9から請求項12のいずれかに記載の卵の品質指標検査装置。
  14. 前記投光手段は、光源から放射された光をポリゴンミラーおよび反射ミラーで反射したのち、コリメータレンズにより平行光に変換して当該平行光を出射することを特徴とする請求項9から請求項12のいずれかに記載の卵の品質指標検査装置。
  15. 前記投光手段は、線状光を鉛直方向に分布させてライン状に形成した光を出射することを特徴とする請求項9から請求項12のいずれかに記載の卵の品質指標検査装置。
  16. 前記一の反射板並びに他の一の反射板のユニット、あるいは、前記載置台のいずれか一方を水平方向に回転させる測定方向可変手段を備えたことを特徴とする請求項9から請求項15のいずれかに記載の卵の品質指標検査装置。
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