JP2000155016A - 形状測定器 - Google Patents
形状測定器Info
- Publication number
- JP2000155016A JP2000155016A JP10331640A JP33164098A JP2000155016A JP 2000155016 A JP2000155016 A JP 2000155016A JP 10331640 A JP10331640 A JP 10331640A JP 33164098 A JP33164098 A JP 33164098A JP 2000155016 A JP2000155016 A JP 2000155016A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- shape measuring
- image
- light
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 種々のコンピュータに接続可能でかつ低コス
ト化が図られた形状測定器を提供することである。 【解決手段】 エッジメモリ61には測定対象物のエッ
ジ座標がエッジデータとして格納される。間引き回路6
2はA/D変換器53から出力される画像データに間引
き処理を行う。圧縮回路63は間引き回路62から出力
される画像データを圧縮し、圧縮データとして圧縮デー
タメモリ64に格納する。マイクロコンピュータ65は
エッジメモリ61に記憶されたエッジデータおよび圧縮
データメモリ64に記憶された圧縮データを選択的に通
信インタフェース回路66を介してパーソナルコンピュ
ータ70に送信する。パーソナルコンピュータ70は、
エッジデータに基づいて測定対象物の寸法を算出すると
ともに、圧縮データに基づいて測定対象物の画像をモニ
タに表示する。
ト化が図られた形状測定器を提供することである。 【解決手段】 エッジメモリ61には測定対象物のエッ
ジ座標がエッジデータとして格納される。間引き回路6
2はA/D変換器53から出力される画像データに間引
き処理を行う。圧縮回路63は間引き回路62から出力
される画像データを圧縮し、圧縮データとして圧縮デー
タメモリ64に格納する。マイクロコンピュータ65は
エッジメモリ61に記憶されたエッジデータおよび圧縮
データメモリ64に記憶された圧縮データを選択的に通
信インタフェース回路66を介してパーソナルコンピュ
ータ70に送信する。パーソナルコンピュータ70は、
エッジデータに基づいて測定対象物の寸法を算出すると
ともに、圧縮データに基づいて測定対象物の画像をモニ
タに表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の形状を測定
する形状測定器に関する。
する形状測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、物体の各部の長さ、角度、距
離、形状等を測定するために形状測定器が用いられてい
る。図9はパーソナルコンピュータを用いた従来の形状
測定器を示すブロック図である。
離、形状等を測定するために形状測定器が用いられてい
る。図9はパーソナルコンピュータを用いた従来の形状
測定器を示すブロック図である。
【0003】図9の形状測定器は、撮像素子としてCC
D(電荷結合素子)を用いたカメラ100、光源11
0、パーソナルコンピュータ120およびモニタ130
により構成される。カメラ100には、レンズ101が
装着される。カメラ100は、支持台(図示せず)に固
定される。
D(電荷結合素子)を用いたカメラ100、光源11
0、パーソナルコンピュータ120およびモニタ130
により構成される。カメラ100には、レンズ101が
装着される。カメラ100は、支持台(図示せず)に固
定される。
【0004】測定対象物300は、カメラ100と光源
110との間でステージ(図示せず)上に載置される。
光源110からの光が測定対象物300に照射され、測
定対象物300の影がカメラ100により撮像される。
110との間でステージ(図示せず)上に載置される。
光源110からの光が測定対象物300に照射され、測
定対象物300の影がカメラ100により撮像される。
【0005】カメラ100により得られたアナログの画
像信号は、パーソナルコンピュータ120に転送され
る。パーソナルコンピュータ120には、インタフェー
スとして働く画像取り込みボード121が装着される。
画像取り込みボード121は、カメラ100から与えら
れた画像信号をデジタルの画像データに変換し、CPU
(中央演算処理装置)、メモリ、外部記憶装置等からな
る信号処理部122に与える。
像信号は、パーソナルコンピュータ120に転送され
る。パーソナルコンピュータ120には、インタフェー
スとして働く画像取り込みボード121が装着される。
画像取り込みボード121は、カメラ100から与えら
れた画像信号をデジタルの画像データに変換し、CPU
(中央演算処理装置)、メモリ、外部記憶装置等からな
る信号処理部122に与える。
【0006】信号処理部122は、画像データに基づい
て測定対象物300の各部の長さ、角度、距離等の寸法
を算出し、測定対象物300の画像および算出結果をモ
ニタ130に表示させる。
て測定対象物300の各部の長さ、角度、距離等の寸法
を算出し、測定対象物300の画像および算出結果をモ
ニタ130に表示させる。
【0007】図10は図9のカメラ100により撮像さ
れた測定対象物の光量分布の一例を示す図である。図1
0の横軸はCCDの画素位置である、縦軸は光量であ
る。
れた測定対象物の光量分布の一例を示す図である。図1
0の横軸はCCDの画素位置である、縦軸は光量であ
る。
【0008】図10に示すように、測定対象物300が
存在する領域では光量が低く、測定対象物300の周囲
の領域では光量が高くなる。光量分布におけるエッジe
1,e2は、測定対象物300の輪隔を表す。したがっ
て、光量分布におけるエッジe1,e2間の距離を算出
することにより、測定対象物300の寸法を測定するこ
とができる。
存在する領域では光量が低く、測定対象物300の周囲
の領域では光量が高くなる。光量分布におけるエッジe
1,e2は、測定対象物300の輪隔を表す。したがっ
て、光量分布におけるエッジe1,e2間の距離を算出
することにより、測定対象物300の寸法を測定するこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の形状測定
器において、測定精度を向上させるためには、カメラ1
00に画素数の大きいCCDを使用する必要がある。そ
の場合には、大容量の画像信号をパーソナルコンピュー
タ120に転送するために、パーソナルコンピュータ1
20に複雑なハードウエア構成の画像取り込みボード1
21を装着する必要がある。
器において、測定精度を向上させるためには、カメラ1
00に画素数の大きいCCDを使用する必要がある。そ
の場合には、大容量の画像信号をパーソナルコンピュー
タ120に転送するために、パーソナルコンピュータ1
20に複雑なハードウエア構成の画像取り込みボード1
21を装着する必要がある。
【0010】パーソナルコンピュータの進歩が著しく、
ハードウエアの仕様が頻繁に変更されるため、特定の画
像取り込みボード121を装着できるパーソナルコンピ
ュータが限られてくる。このように、形状測定器に使用
されるパーソナルコンピュータの互換性が問題となる。
ハードウエアの仕様が頻繁に変更されるため、特定の画
像取り込みボード121を装着できるパーソナルコンピ
ュータが限られてくる。このように、形状測定器に使用
されるパーソナルコンピュータの互換性が問題となる。
【0011】一方、画像データに基づいて測定対象物の
各部の長さ、角度、距離等の寸法を算出する算出部を形
状測定器内に内蔵させると、形状測定器の低コストを図
ることが困難となる。
各部の長さ、角度、距離等の寸法を算出する算出部を形
状測定器内に内蔵させると、形状測定器の低コストを図
ることが困難となる。
【0012】本発明の目的は、種々のコンピュータに接
続可能でかつ低コスト化が図られた形状測定器を提供す
ることである。
続可能でかつ低コスト化が図られた形状測定器を提供す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係る形状測定器は、測定対象物の形状を測
定する形状測定器であって、光を測定対象物に投射する
投光部と、投光部により投射されて測定対象物を透過し
た光を受光し、受光量に対応した信号を出力する撮像素
子を含む受光部と、撮像素子の出力信号をデジタルの画
像データに変換する変換手段と、変換手段により得られ
た画像データの変化位置を検出して変化位置データとし
て出力する検出手段と、検出手段から出力された変化位
置データおよび変換手段により得られた画像データを送
信する送信手段とを備えたものである。
第1の発明 第1の発明に係る形状測定器は、測定対象物の形状を測
定する形状測定器であって、光を測定対象物に投射する
投光部と、投光部により投射されて測定対象物を透過し
た光を受光し、受光量に対応した信号を出力する撮像素
子を含む受光部と、撮像素子の出力信号をデジタルの画
像データに変換する変換手段と、変換手段により得られ
た画像データの変化位置を検出して変化位置データとし
て出力する検出手段と、検出手段から出力された変化位
置データおよび変換手段により得られた画像データを送
信する送信手段とを備えたものである。
【0014】本発明に係る形状測定器においては、投光
部により測定対象物に光が投射され、測定対象物を透過
した光が受光部の撮像素子により受光され、受光量に対
応する信号が出力される。撮像素子の出力信号は変換手
段によりデジタルの画像データに変換される。検出手段
により画像データの変化位置が検出され、変化位置デー
タとして出力される。さらに、変化位置データおよび画
像データが送信手段により送信される。
部により測定対象物に光が投射され、測定対象物を透過
した光が受光部の撮像素子により受光され、受光量に対
応する信号が出力される。撮像素子の出力信号は変換手
段によりデジタルの画像データに変換される。検出手段
により画像データの変化位置が検出され、変化位置デー
タとして出力される。さらに、変化位置データおよび画
像データが送信手段により送信される。
【0015】この形状測定器をコンピュータに接続した
場合、コンピュータに送信手段により変化位置データお
よび画像データが送信される。コンピュータは、送信手
段により送信された変化位置データに基づいて測定対象
物の各部の寸法を算出することができるとともに、送信
手段により送信された画像データに基づいて測定対象物
の画像を表示することができる。
場合、コンピュータに送信手段により変化位置データお
よび画像データが送信される。コンピュータは、送信手
段により送信された変化位置データに基づいて測定対象
物の各部の寸法を算出することができるとともに、送信
手段により送信された画像データに基づいて測定対象物
の画像を表示することができる。
【0016】このように、変化位置データが送信される
ので、送信されるデータ量が低減される。それにより、
データの転送速度が高速化されるとともに、コンピュー
タの側に画像データ取り込み用の複雑なハードウエアお
よびソフトウエアが不要となり、汎用の通信用ハードウ
エアおよびソフトウエアを使用することができる。
ので、送信されるデータ量が低減される。それにより、
データの転送速度が高速化されるとともに、コンピュー
タの側に画像データ取り込み用の複雑なハードウエアお
よびソフトウエアが不要となり、汎用の通信用ハードウ
エアおよびソフトウエアを使用することができる。
【0017】したがって、形状測定器に種々のコンピュ
ータを接続することができ、形状測定器の低コスト化を
図ることができる。
ータを接続することができ、形状測定器の低コスト化を
図ることができる。
【0018】(2)第2の発明 第2の発明に係る形状測定器は、第1の発明に係る形状
測定器の構成において、送信手段は、非測定時に変換手
段により得られた画像データを送信し、測定時に検出手
段から出力された変化位置データを送信するものであ
る。
測定器の構成において、送信手段は、非測定時に変換手
段により得られた画像データを送信し、測定時に検出手
段から出力された変化位置データを送信するものであ
る。
【0019】この場合、非測定時に画像データが送信さ
れ、測定時に変化位置データが送信されるので、受信側
では、非測定時に画像データに基づいて測定対称物の画
像を表示することができ、測定時に変化位置データに基
づいて測定対象物の各部の寸法を算出することができ
る。
れ、測定時に変化位置データが送信されるので、受信側
では、非測定時に画像データに基づいて測定対称物の画
像を表示することができ、測定時に変化位置データに基
づいて測定対象物の各部の寸法を算出することができ
る。
【0020】(3)第3の発明 第3の発明に係る形状測定器は、第1または第2の発明
に係る形状測定器の構成において、変換手段により得ら
れた画像データを圧縮して圧縮データとして送信手段に
与える圧縮手段をさらに備え、送信手段は、検出手段か
ら出力された変化位置データおよび圧縮手段から与えら
れた圧縮データを送信するものである。
に係る形状測定器の構成において、変換手段により得ら
れた画像データを圧縮して圧縮データとして送信手段に
与える圧縮手段をさらに備え、送信手段は、検出手段か
ら出力された変化位置データおよび圧縮手段から与えら
れた圧縮データを送信するものである。
【0021】この場合、圧縮手段により画像データが圧
縮され、圧縮データが送信手段に与えられる。そして、
変化位置データおよび圧縮データが送信手段により送信
される。このように、画像データがそのまま送信されず
に変化位置データおよび圧縮データが送信されるので、
送信されるデータ量がさらに低減される。したがって、
データの転送速度がさらに高速化される。
縮され、圧縮データが送信手段に与えられる。そして、
変化位置データおよび圧縮データが送信手段により送信
される。このように、画像データがそのまま送信されず
に変化位置データおよび圧縮データが送信されるので、
送信されるデータ量がさらに低減される。したがって、
データの転送速度がさらに高速化される。
【0022】(4)第4の発明 第4の発明に係る形状測定器は、第3の発明に係る形状
測定器の構成において、変換手段により得られた画像デ
ータを間引いて圧縮手段に与える間引き手段をさらに備
えたものである。
測定器の構成において、変換手段により得られた画像デ
ータを間引いて圧縮手段に与える間引き手段をさらに備
えたものである。
【0023】この場合、画像データが間引かれ、さらに
圧縮されるので、送信されるデータ量がさらに低減され
る。したがって、データの転送速度がさらに高速化され
る。
圧縮されるので、送信されるデータ量がさらに低減され
る。したがって、データの転送速度がさらに高速化され
る。
【0024】(5)第5の発明 第5の発明に係る形状測定器は、第1〜第4のいずれか
の発明に係る形状測定器の構成において、検出手段は、
撮像素子の画素の単位よりも小さな単位で撮像素子の出
力信号の変化位置を算出する算出手段を含むものであ
る。
の発明に係る形状測定器の構成において、検出手段は、
撮像素子の画素の単位よりも小さな単位で撮像素子の出
力信号の変化位置を算出する算出手段を含むものであ
る。
【0025】この場合、撮像素子の出力信号の変化位置
が撮像素子の画素の単位より小さな単位で算出されるの
で、測定精度が向上する。
が撮像素子の画素の単位より小さな単位で算出されるの
で、測定精度が向上する。
【0026】(6)第6の発明 第6の発明に係る形状測定器は、第1〜第5のいずれか
の発明に係る形状測定器の構成において、受光部は、投
光部により投射されて測定対象物を透過した光を撮像素
子に導く光学系を含み、光学系の収差による撮像素子の
出力信号の直線性のずれを補正する補正手段をさらに備
えたものである。
の発明に係る形状測定器の構成において、受光部は、投
光部により投射されて測定対象物を透過した光を撮像素
子に導く光学系を含み、光学系の収差による撮像素子の
出力信号の直線性のずれを補正する補正手段をさらに備
えたものである。
【0027】この場合、撮像素子の出力信号の直線性の
ずれが補正されるので、測定精度がさらに向上する。
ずれが補正されるので、測定精度がさらに向上する。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
形状測定器のブロック図である。なお、以下の説明で、
CCDの画素(ピクセル)の単位よりも小さい単位をサ
ブピクセルと呼ぶ。
形状測定器のブロック図である。なお、以下の説明で、
CCDの画素(ピクセル)の単位よりも小さい単位をサ
ブピクセルと呼ぶ。
【0029】タイミング発生回路51は、垂直同期パル
スV、水平同期パルスHおよびCCDシャッタパルスS
Hを発生するとともに、LED(発光ダイオード)点灯
パルスLDを発生する。LED(発光ダイオード)点灯
回路52は、タイミング発生回路51により発生された
LED点灯パルスLDに応答して発光ダイオード21を
点灯させる。
スV、水平同期パルスHおよびCCDシャッタパルスS
Hを発生するとともに、LED(発光ダイオード)点灯
パルスLDを発生する。LED(発光ダイオード)点灯
回路52は、タイミング発生回路51により発生された
LED点灯パルスLDに応答して発光ダイオード21を
点灯させる。
【0030】発光ダイオード21から出射された光は、
絞り23の円形の開口部を通過し、投光レンズ24によ
り平行光にされ、測定対象物に照射される。測定対象物
からの透過光は、第1のレンズ32により集光され、絞
り36の円形の開口部を通過し、第2のレンズ37によ
りCCD38の受光領域に結像される。CCD38は、
受光量に対応するアナログの出力信号を導出する。
絞り23の円形の開口部を通過し、投光レンズ24によ
り平行光にされ、測定対象物に照射される。測定対象物
からの透過光は、第1のレンズ32により集光され、絞
り36の円形の開口部を通過し、第2のレンズ37によ
りCCD38の受光領域に結像される。CCD38は、
受光量に対応するアナログの出力信号を導出する。
【0031】A/D変換器(アナログ/デジタル変換
器)53は、CCD38の出力信号をデジタル信号に変
換し、そのデジタル信号を画像データとして画像メモリ
54に書き込むとともに、間引き回路62に与える。
器)53は、CCD38の出力信号をデジタル信号に変
換し、そのデジタル信号を画像データとして画像メモリ
54に書き込むとともに、間引き回路62に与える。
【0032】微分器55は、画像メモリ54から読み出
された画像データを微分する。エッジ検出器56は、微
分器55の出力信号の画素レベルのピーク位置を検出
し、そのピーク位置を画素レベルのエッジ位置としてエ
ッジメモリ61に書き込む。
された画像データを微分する。エッジ検出器56は、微
分器55の出力信号の画素レベルのピーク位置を検出
し、そのピーク位置を画素レベルのエッジ位置としてエ
ッジメモリ61に書き込む。
【0033】サブピクセル算出部57は、サブピクセル
テーブル58を用いて微分器55の出力信号に基づいて
サブピクセルレベルのピーク位置を算出し、そのピーク
位置の座標をサブピクセルレベルでのエッジ座標(x,
y)として出力する。リニア補正部59は、リニア補正
テーブル60を用いてサブピクセルレベルのエッジ座標
(x,y)に対してリニア補正を行い、補正されたエッ
ジ座標(X,Y)をエッジデータとしてエッジメモリ6
1に書き込む。
テーブル58を用いて微分器55の出力信号に基づいて
サブピクセルレベルのピーク位置を算出し、そのピーク
位置の座標をサブピクセルレベルでのエッジ座標(x,
y)として出力する。リニア補正部59は、リニア補正
テーブル60を用いてサブピクセルレベルのエッジ座標
(x,y)に対してリニア補正を行い、補正されたエッ
ジ座標(X,Y)をエッジデータとしてエッジメモリ6
1に書き込む。
【0034】一方、間引き回路62は、A/D変換器5
3から与えられた画像データに間引き処理を行う。圧縮
回路63は、間引き回路62から出力される画像データ
を圧縮し、圧縮された画像データを圧縮データとして圧
縮データメモリ64に書き込む。
3から与えられた画像データに間引き処理を行う。圧縮
回路63は、間引き回路62から出力される画像データ
を圧縮し、圧縮された画像データを圧縮データとして圧
縮データメモリ64に書き込む。
【0035】マイクロコンピュータ65は、エッジメモ
リ61に記憶されたエッジデータおよび圧縮データメモ
リ64に記憶された圧縮データを選択的に通信インタフ
ェース回路66を介してパーソナルコンピュータ70に
送信する。この場合、マイクロコンピュータ65は、パ
ーソナルコンピュータ70からの要求に従って送信すべ
きデータを選択する。
リ61に記憶されたエッジデータおよび圧縮データメモ
リ64に記憶された圧縮データを選択的に通信インタフ
ェース回路66を介してパーソナルコンピュータ70に
送信する。この場合、マイクロコンピュータ65は、パ
ーソナルコンピュータ70からの要求に従って送信すべ
きデータを選択する。
【0036】非測定時には、圧縮データメモリ64に記
憶された圧縮データが通信インタフェース回路66を介
してパーソナルコンピュータ70に送信される。また、
測定時には、エッジメモリ61に記憶されたエッジデー
タが通信インタフェース回路66を介してパーソナルコ
ンピュータ70に送信され、パーソナルコンピュータ7
0における演算処理の終了後に、再び圧縮データメモリ
64に記憶された圧縮データが通信インタフェース回路
66を介してパーソナルコンピュータ70に送信され
る。
憶された圧縮データが通信インタフェース回路66を介
してパーソナルコンピュータ70に送信される。また、
測定時には、エッジメモリ61に記憶されたエッジデー
タが通信インタフェース回路66を介してパーソナルコ
ンピュータ70に送信され、パーソナルコンピュータ7
0における演算処理の終了後に、再び圧縮データメモリ
64に記憶された圧縮データが通信インタフェース回路
66を介してパーソナルコンピュータ70に送信され
る。
【0037】なお、エッジデータを圧縮してパーソナル
コンピュータ70に送信してもよい。この場合、エッジ
データおよび圧縮データに応じた圧縮方法を選択するこ
とができる。
コンピュータ70に送信してもよい。この場合、エッジ
データおよび圧縮データに応じた圧縮方法を選択するこ
とができる。
【0038】パーソナルコンピュータ70は、通信イン
タフェース回路66から送信されたエッジデータおよび
圧縮データを受信し、エッジデータに基づいて測定対象
物の各部の長さ、角度、距離等の寸法を算出するととも
に、圧縮データに基づいて測定対象物の画像をモニタに
表示する。
タフェース回路66から送信されたエッジデータおよび
圧縮データを受信し、エッジデータに基づいて測定対象
物の各部の長さ、角度、距離等の寸法を算出するととも
に、圧縮データに基づいて測定対象物の画像をモニタに
表示する。
【0039】本実施例では、A/D変換器53が変換手
段に相当し、画像メモリ54、微分器55、エッジ検出
器56、サブピクセル算出部57、サブピクセルテーブ
ル58、リニア補正部59、リニア補正テーブル60お
よびエッジメモリ61が検出手段を構成する。また、圧
縮回路63および圧縮データメモリ64が圧縮手段を構
成し、マイクロコンピュータ65および通信インタフェ
ース回路66が送信手段を構成する。さらに、間引き回
路62が間引き手段に相当する。また、サブピクセル算
出部57およびサブピクセルテーブル58が算出手段を
構成し、リニア補正部59およびリニア補正テーブル6
0が補正手段を構成する。
段に相当し、画像メモリ54、微分器55、エッジ検出
器56、サブピクセル算出部57、サブピクセルテーブ
ル58、リニア補正部59、リニア補正テーブル60お
よびエッジメモリ61が検出手段を構成する。また、圧
縮回路63および圧縮データメモリ64が圧縮手段を構
成し、マイクロコンピュータ65および通信インタフェ
ース回路66が送信手段を構成する。さらに、間引き回
路62が間引き手段に相当する。また、サブピクセル算
出部57およびサブピクセルテーブル58が算出手段を
構成し、リニア補正部59およびリニア補正テーブル6
0が補正手段を構成する。
【0040】図2は図1の形状測定器の構造を示す模式
的断面図である。図2において、筐体10内に投光部2
0および受光部30が設けられている。投光部20は、
発光ダイオード21、すりガラス等からなる拡散板2
2、絞り23、投光レンズ24、投光ミラー25および
防塵用フィルタ26を含む。絞り23は、円形の開口部
を有する薄板状部材からなり、絞り径は固定されてい
る。受光部30は、防塵用フィルタ31、第1のレンズ
32、受光ミラー33、バンドパスフィルタ35、絞り
36、第2のレンズ37およびCCD(電荷結合素子)
38を含む。絞り36は、円形の開口部を有する薄板状
部材からなる。バンドパスフィルタ35、絞り36およ
び第2のレンズ37はレンズ筒34内に一体的に収納さ
れている。また、レンズ筒34およびCCD38はケー
ス39内に一体的に収納されている。
的断面図である。図2において、筐体10内に投光部2
0および受光部30が設けられている。投光部20は、
発光ダイオード21、すりガラス等からなる拡散板2
2、絞り23、投光レンズ24、投光ミラー25および
防塵用フィルタ26を含む。絞り23は、円形の開口部
を有する薄板状部材からなり、絞り径は固定されてい
る。受光部30は、防塵用フィルタ31、第1のレンズ
32、受光ミラー33、バンドパスフィルタ35、絞り
36、第2のレンズ37およびCCD(電荷結合素子)
38を含む。絞り36は、円形の開口部を有する薄板状
部材からなる。バンドパスフィルタ35、絞り36およ
び第2のレンズ37はレンズ筒34内に一体的に収納さ
れている。また、レンズ筒34およびCCD38はケー
ス39内に一体的に収納されている。
【0041】投光部20の防塵用フィルタ26と受光部
30の防塵用フィルタ31との間には、ステージ40に
より透明ガラスからなる測定台41が配置されている。
測定台41の支持面42上に測定対象物が支持される。
測定台41の支持面42は受光部30の第1のレンズ3
2の光軸に垂直に設定されている。
30の防塵用フィルタ31との間には、ステージ40に
より透明ガラスからなる測定台41が配置されている。
測定台41の支持面42上に測定対象物が支持される。
測定台41の支持面42は受光部30の第1のレンズ3
2の光軸に垂直に設定されている。
【0042】発光ダイオード21から出射された光は、
拡散板22により拡散され、拡散板22による拡散光
は、絞り23の円形の開口部を通過することにより円形
に整形される。絞り23の円形の開口部を通過した光
は、投光レンズ24により水平方向に進行する平行光に
変換される。その平行光は、投光ミラー25により上方
に反射され、防塵用フィルタ26を透過し、測定台41
上の測定対象物に照射される。
拡散板22により拡散され、拡散板22による拡散光
は、絞り23の円形の開口部を通過することにより円形
に整形される。絞り23の円形の開口部を通過した光
は、投光レンズ24により水平方向に進行する平行光に
変換される。その平行光は、投光ミラー25により上方
に反射され、防塵用フィルタ26を透過し、測定台41
上の測定対象物に照射される。
【0043】測定対象物を透過した光は、防塵用フィル
タ31を透過し、第1のレンズ32により集光され、受
光ミラー33により水平方向に反射される。受光ミラー
33により反射された光は、バンドパスフィルタ35を
透過し、絞り36の円形の開口部を通過し、第2のレン
ズ37によりCCD38の受光領域に結像される。
タ31を透過し、第1のレンズ32により集光され、受
光ミラー33により水平方向に反射される。受光ミラー
33により反射された光は、バンドパスフィルタ35を
透過し、絞り36の円形の開口部を通過し、第2のレン
ズ37によりCCD38の受光領域に結像される。
【0044】図1のパーソナルコンピュータ70以外の
各処理部は、図2の筐体10内に設けられ、パーソナル
コンピュータ70は通信ケーブルを介して通信インタフ
ェース回路66に接続される。
各処理部は、図2の筐体10内に設けられ、パーソナル
コンピュータ70は通信ケーブルを介して通信インタフ
ェース回路66に接続される。
【0045】図3は図1の間引き回路62により行われ
る間引き処理の一例を示す図である。
る間引き処理の一例を示す図である。
【0046】図1のエッジ検出器56による画素レベル
でのエッジ検出、サブピクセル算出部57によるサブピ
クセルレベルでのエッジ検出およびリニア補正部59に
よるリニア補正には、図3に示す全画素データが使用さ
れる。一方、図3に示す画素データのうち〇印が付され
ていない1つおきの画素データが間引き回路62により
間引かれ、〇印が付された画素データのみが圧縮回路6
3に与えられる。
でのエッジ検出、サブピクセル算出部57によるサブピ
クセルレベルでのエッジ検出およびリニア補正部59に
よるリニア補正には、図3に示す全画素データが使用さ
れる。一方、図3に示す画素データのうち〇印が付され
ていない1つおきの画素データが間引き回路62により
間引かれ、〇印が付された画素データのみが圧縮回路6
3に与えられる。
【0047】図4は図1のA/D変換器53の出力値の
一例を示す図である。図4において、横軸はCCD38
の画素位置であり、縦軸はA/D変換器53の出力値で
ある。図4に示すように、A/D変換器53の出力値
は、CCD38の画素位置「−3」から「2」にかけて
立ち上がっている。
一例を示す図である。図4において、横軸はCCD38
の画素位置であり、縦軸はA/D変換器53の出力値で
ある。図4に示すように、A/D変換器53の出力値
は、CCD38の画素位置「−3」から「2」にかけて
立ち上がっている。
【0048】図5は図1の微分器55の出力値の一例を
示す図である。図5において、横軸はCCD38の画素
位置であり、縦軸は微分器55の出力値である。図5に
示すように、微分器55の出力値のピーク位置PK0は
CCD38の画素位置「0」となっている。微分器55
の出力値のピーク位置PK0がCCD38の画素レベル
でのエッジ位置となる。
示す図である。図5において、横軸はCCD38の画素
位置であり、縦軸は微分器55の出力値である。図5に
示すように、微分器55の出力値のピーク位置PK0は
CCD38の画素位置「0」となっている。微分器55
の出力値のピーク位置PK0がCCD38の画素レベル
でのエッジ位置となる。
【0049】したがって、エッジ検出器56は、画素レ
ベルでのピーク位置PK0を画素レベルでのエッジ位置
としてエッジメモリ61に格納する。
ベルでのピーク位置PK0を画素レベルでのエッジ位置
としてエッジメモリ61に格納する。
【0050】また、サブピクセル算出部57は、画素レ
ベルでのピーク位置PK0における微分器55の出力値
と前後の画素位置における微分器55の出力値に基づい
てサブピクセルレベルでのピーク位置PK1を算出す
る。この場合、サブピクセル算出部57は、画素レベル
でのピーク位置PK0における微分器55の出力値およ
び前後の画素位置における微分器55の出力値に対して
サブピクセルテーブル58を用いて波形近似を行うこと
によりサブピクセルレベルでのピーク位置PK1を算出
する。
ベルでのピーク位置PK0における微分器55の出力値
と前後の画素位置における微分器55の出力値に基づい
てサブピクセルレベルでのピーク位置PK1を算出す
る。この場合、サブピクセル算出部57は、画素レベル
でのピーク位置PK0における微分器55の出力値およ
び前後の画素位置における微分器55の出力値に対して
サブピクセルテーブル58を用いて波形近似を行うこと
によりサブピクセルレベルでのピーク位置PK1を算出
する。
【0051】サブピクセルテーブル58には、画素レベ
ルでのピーク位置PK0とサブピクセルレベルでのピー
ク位置PK1との差分値ΔPKがルックアップテーブル
として格納されている。したがって、サブピクセルテー
ブル58に画素レベルでのピーク位置PK0における微
分器55の出力値および前後の画素位置における微分器
55の出力値を与えると、差分値ΔPKが出力される。
サブピクセル算出部57は、画素レベルでのピーク位置
PK0およびサブピクセルテーブル58から出力された
差分値ΔPKを用いてサブピクセルレベルでのピーク位
置PK1を算出する。
ルでのピーク位置PK0とサブピクセルレベルでのピー
ク位置PK1との差分値ΔPKがルックアップテーブル
として格納されている。したがって、サブピクセルテー
ブル58に画素レベルでのピーク位置PK0における微
分器55の出力値および前後の画素位置における微分器
55の出力値を与えると、差分値ΔPKが出力される。
サブピクセル算出部57は、画素レベルでのピーク位置
PK0およびサブピクセルテーブル58から出力された
差分値ΔPKを用いてサブピクセルレベルでのピーク位
置PK1を算出する。
【0052】実際には、画素レベルでのピーク位置およ
びサブピクセルレベルでのピーク位置は2次元の座標で
表されるため、図1のサブピクセル算出部57は、サブ
ピクセルレベルでのピーク位置をエッジ座標(x,y)
として出力する。
びサブピクセルレベルでのピーク位置は2次元の座標で
表されるため、図1のサブピクセル算出部57は、サブ
ピクセルレベルでのピーク位置をエッジ座標(x,y)
として出力する。
【0053】図6は図1のリニア補正部59によるリニ
ア補正を説明するための図である。図6(a)に示すよ
うに、測定対象物300の透過光から第1のレンズ3
2、絞り36および第2のレンズ37によりCCD38
の受光領域上に画像301が得られる。ここで、測定対
象物300の形状を長方形とする。
ア補正を説明するための図である。図6(a)に示すよ
うに、測定対象物300の透過光から第1のレンズ3
2、絞り36および第2のレンズ37によりCCD38
の受光領域上に画像301が得られる。ここで、測定対
象物300の形状を長方形とする。
【0054】第1のレンズ32および第2のレンズ37
に歪曲収差がない場合には、図6(b),(c),
(d)に破線で示すように画像301は長方形となる。
しかし、第1のレンズ32および第2のレンズ37に歪
曲収差がある場合には、図6(b),(c),(d)に
実線で示すように画像301の形状が歪む。
に歪曲収差がない場合には、図6(b),(c),
(d)に破線で示すように画像301は長方形となる。
しかし、第1のレンズ32および第2のレンズ37に歪
曲収差がある場合には、図6(b),(c),(d)に
実線で示すように画像301の形状が歪む。
【0055】そこで、リニア補正部59は、サブピクセ
ル算出部57により算出されたサブピクセルレベルでの
エッジ座標(x,y)に対してをリニア補正テーブル6
0を用いてリニア補正を行う。すなわち、このリニア補
正部59は、測定対象物の各位置とCCD38の受光領
域上の画像の各位置との関係が直線性を有するように、
画像の各位置を補正する。
ル算出部57により算出されたサブピクセルレベルでの
エッジ座標(x,y)に対してをリニア補正テーブル6
0を用いてリニア補正を行う。すなわち、このリニア補
正部59は、測定対象物の各位置とCCD38の受光領
域上の画像の各位置との関係が直線性を有するように、
画像の各位置を補正する。
【0056】リニア補正テーブル60には、補正前の画
像の各位置と補正後の画像の各位置との差分値がルック
アップテーブルとして格納されている。したがって、図
1に示すように、リニア補正テーブル60に補正前のサ
ブピクセルレベルでのエッジ座標(x,y)を与える
と、リニア補正テーブル60から補正前のエッジ座標
(x,y)と補正後のエッジ座標との差分値(Δx,Δ
y)が出力される。リニア補正部59は、補正前のサブ
ピクセルレベルでのエッジ座標(x,y)およびリニア
補正テーブル60から出力された差分値(Δx,Δy)
に基づいてサブピクセルレベルでの補正後のエッジ座標
(X,Y)を算出し、エッジメモリ61に格納する。
像の各位置と補正後の画像の各位置との差分値がルック
アップテーブルとして格納されている。したがって、図
1に示すように、リニア補正テーブル60に補正前のサ
ブピクセルレベルでのエッジ座標(x,y)を与える
と、リニア補正テーブル60から補正前のエッジ座標
(x,y)と補正後のエッジ座標との差分値(Δx,Δ
y)が出力される。リニア補正部59は、補正前のサブ
ピクセルレベルでのエッジ座標(x,y)およびリニア
補正テーブル60から出力された差分値(Δx,Δy)
に基づいてサブピクセルレベルでの補正後のエッジ座標
(X,Y)を算出し、エッジメモリ61に格納する。
【0057】図7は図1の形状測定器における距離計算
処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、図
8に示す測定対象物の画像301のエッジE0とエッジ
E1との間の距離を計算するものとする。
処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、図
8に示す測定対象物の画像301のエッジE0とエッジ
E1との間の距離を計算するものとする。
【0058】領域W0の座標の算出処理では、変数iを
0に設定し(ステップS1)、サブピクセル算出部57
が微分器55の出力値に基づいてサブピクセルテーブル
58を用いてサブピクセルレベルでのエッジ座標(x
0i, y0i)を算出する(ステップS2)。次に、リニア
補正部59が、サブピクセル算出部57により算出され
たサブピクセルレベルでのエッジ座標(x0i,x0i)に
対してリニア補正テーブル60を用いてリニア補正を行
う(ステップS3)。そして、補正後のエッジ座標(X
0i,Y0i)をエッジデータとしてエッジメモリ61に格
納する(ステップS4)。その後、変数iに1を加算す
る(ステップS5)。変数iが所定値nになるまで(ス
テップS6)、ステップS2〜S5の処理を繰り返す。
それにより、領域W0におけるエッジE0の座標が求め
られる。
0に設定し(ステップS1)、サブピクセル算出部57
が微分器55の出力値に基づいてサブピクセルテーブル
58を用いてサブピクセルレベルでのエッジ座標(x
0i, y0i)を算出する(ステップS2)。次に、リニア
補正部59が、サブピクセル算出部57により算出され
たサブピクセルレベルでのエッジ座標(x0i,x0i)に
対してリニア補正テーブル60を用いてリニア補正を行
う(ステップS3)。そして、補正後のエッジ座標(X
0i,Y0i)をエッジデータとしてエッジメモリ61に格
納する(ステップS4)。その後、変数iに1を加算す
る(ステップS5)。変数iが所定値nになるまで(ス
テップS6)、ステップS2〜S5の処理を繰り返す。
それにより、領域W0におけるエッジE0の座標が求め
られる。
【0059】一方、領域W1の座標の算出処理では、変
数iを0に設定し(ステップS11)、サブピクセル算
出部57が微分器55の出力値に基づいてサブピクセル
テーブル58を用いてサブピクセルレベルでのエッジ座
標(x1i,y1i)を算出する(ステップS12)。次
に、リニア補正部59が、サブピクセル算出部57によ
り算出されたサブピクセルレベルでのエッジ座標
(x1i,y1i)に対してリニア補正テーブル60を用い
てリニア補正を行う(ステップS13)。そして、補正
後のエッジ座標(X1i,Y1i)をエッジデータとしてエ
ッジメモリ61に格納する(ステップS14)。その
後、変数iに1を加算する(ステップS15)。変数i
が所定値nになるまで(ステップS16)、ステップS
12〜S15の処理を繰り返す。それにより、領域W0
におけるエッジE1の座標が求められる。
数iを0に設定し(ステップS11)、サブピクセル算
出部57が微分器55の出力値に基づいてサブピクセル
テーブル58を用いてサブピクセルレベルでのエッジ座
標(x1i,y1i)を算出する(ステップS12)。次
に、リニア補正部59が、サブピクセル算出部57によ
り算出されたサブピクセルレベルでのエッジ座標
(x1i,y1i)に対してリニア補正テーブル60を用い
てリニア補正を行う(ステップS13)。そして、補正
後のエッジ座標(X1i,Y1i)をエッジデータとしてエ
ッジメモリ61に格納する(ステップS14)。その
後、変数iに1を加算する(ステップS15)。変数i
が所定値nになるまで(ステップS16)、ステップS
12〜S15の処理を繰り返す。それにより、領域W0
におけるエッジE1の座標が求められる。
【0060】その後、マイクロコンピュータ65は、エ
ッジメモリ61に記憶されたエッジデータを通信インタ
フェース回路66を介してパーソナルコンピュータ70
に送信する(ステップS20)。
ッジメモリ61に記憶されたエッジデータを通信インタ
フェース回路66を介してパーソナルコンピュータ70
に送信する(ステップS20)。
【0061】パーソナルコンピュータ70は、エッジデ
ータに基づいてエッジE0,E1間の距離を求める(ス
テップS21)。そして、求められた距離をモニタに出
力する(ステップS22)。このようにして、サブピク
セルレベルでの距離が得られる。
ータに基づいてエッジE0,E1間の距離を求める(ス
テップS21)。そして、求められた距離をモニタに出
力する(ステップS22)。このようにして、サブピク
セルレベルでの距離が得られる。
【0062】上記のように、本実施例の形状測定器で
は、エッジデータおよび圧縮データがパーソナルコンピ
ュータ70に転送されるので、パーソナルコンピュータ
70においてエッジデータに基づいて測定対象物の各部
の寸法を算出することができるとともに、圧縮データに
基づいて測定対象物の画像をモニタに表示することがで
きる。
は、エッジデータおよび圧縮データがパーソナルコンピ
ュータ70に転送されるので、パーソナルコンピュータ
70においてエッジデータに基づいて測定対象物の各部
の寸法を算出することができるとともに、圧縮データに
基づいて測定対象物の画像をモニタに表示することがで
きる。
【0063】このように、画像データがそのままパーソ
ナルコンピュータ70に送信されずに測定対象物の各部
の寸法の算出に必要なエッジデータおよび測定対象物の
表示に必要な程度に間引かれた圧縮データがパーソナル
コンピュータ70に送信されるので、送信されるデータ
量が低減される。それにより、データの転送速度が高速
化されるとともに、パーソナルコンピュータ70の側に
画像データ取り込み用の複雑なハードウエアおよびソフ
トウエアが不要となり、汎用の通信用ハードウエアおよ
びソフトウエアを使用することができる。たとえば、高
速通信が可能な汎用のイーサネットを使用することがで
きる。
ナルコンピュータ70に送信されずに測定対象物の各部
の寸法の算出に必要なエッジデータおよび測定対象物の
表示に必要な程度に間引かれた圧縮データがパーソナル
コンピュータ70に送信されるので、送信されるデータ
量が低減される。それにより、データの転送速度が高速
化されるとともに、パーソナルコンピュータ70の側に
画像データ取り込み用の複雑なハードウエアおよびソフ
トウエアが不要となり、汎用の通信用ハードウエアおよ
びソフトウエアを使用することができる。たとえば、高
速通信が可能な汎用のイーサネットを使用することがで
きる。
【0064】したがって、形状測定器に種々のパーソナ
ルコンピュータ70を接続することができ、形状測定器
の低コスト化を図ることができる。
ルコンピュータ70を接続することができ、形状測定器
の低コスト化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例における形状測定器を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】図1の形状測定器の構造を示す模式的断面図で
ある。
ある。
【図3】図1の間引き回路により行われる間引き処理の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図4】図1の形状測定器におけるA/D変換器の出力
値の一例を示す図である。
値の一例を示す図である。
【図5】図1の形状測定器における微分器の出力値の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図6】図1の形状測定器におけるリニア補正部による
リニア補正を説明するための図である。
リニア補正を説明するための図である。
【図7】図1の形状測定器における距離計算処理の一例
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図8】測定対象物の画像の一例を示す図である。
【図9】従来の形状測定器を示すブロック図である。
【図10】図9の形状測定器におけるカメラにより撮像
される測定対象物の光量分布の一例を示す図である。
される測定対象物の光量分布の一例を示す図である。
20 投光部 21 発光ダイオード 30 受光部 32 第1のレンズ 37 第2のレンズ 38 CCD 51 タイミング発生回路 52 LED点灯回路 53 A/D変換器 54 画像メモリ 55 微分器 56 エッジ検出器 57 サブピクセル算出部 58 サブピクセルテーブル 59 リニア補正部 60 リニア補正テーブル 61 エッジメモリ 62 間引き回路 63 圧縮回路 64 圧縮データメモリ 65 マイクロコンピュータ 66 通信インタフェース回路 70 パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA12 AA51 BB22 BB23 DD06 EE08 FF02 FF04 GG07 GG12 HH03 HH13 HH15 JJ03 JJ09 JJ26 LL04 LL12 LL22 LL30 LL49 NN02 PP11 QQ00 QQ03 QQ13 QQ23 QQ24 QQ29 QQ32 SS02 SS13 UU05 5B057 CD07 CD12 CH14 DA07 DB02 DC03 DC08 DC09 DC16
Claims (6)
- 【請求項1】 測定対象物の形状を測定する形状測定器
であって、 光を測定対象物に投射する投光部と、 前記投光部により投射されて測定対象物を透過した光を
受光し、受光量に対応した信号を出力する撮像素子を含
む受光部と、 前記撮像素子の出力信号をデジタルの画像データに変換
する変換手段と、 前記変換手段により得られた画像データの変化位置を検
出して変化位置データとして出力する検出手段と、 前記検出手段から出力された変化位置データおよび前記
変換手段により得られた画像データを送信する送信手段
とを備えたことを特徴とする形状測定器。 - 【請求項2】 前記送信手段は、非測定時に前記変換手
段により得られた画像データを送信し、測定時に前記検
出手段から出力された変化位置データを送信することを
特徴とする請求項1記載の形状測定器。 - 【請求項3】 前記変換手段により得られた画像データ
を圧縮して圧縮データとして前記送信手段に与える圧縮
手段をさらに備え、 前記送信手段は、前記検出手段から出力された変化位置
データおよび前記圧縮手段から与えられた圧縮データを
送信することを特徴とする請求項1または2記載の形状
測定器。 - 【請求項4】 前記変換手段により得られた画像データ
を間引いて前記圧縮手段に与える間引き手段をさらに備
えたことを特徴とする請求項3記載の形状測定器。 - 【請求項5】 前記検出手段は、前記撮像素子の画素の
単位よりも小さな単位で前記撮像素子の出力信号の変化
位置を算出する算出手段を含むことを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載の形状測定器。 - 【請求項6】 前記受光部は、前記投光部により投射さ
れて前記測定対象物を透過した光を前記撮像素子に導く
光学系を含み、 前記光学系の収差による前記撮像素子の出力信号の直線
性のずれを補正する補正手段をさらに備えたことを特徴
とする請求項1〜5のいずれかに記載の形状測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10331640A JP2000155016A (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 形状測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10331640A JP2000155016A (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 形状測定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000155016A true JP2000155016A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18245926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10331640A Abandoned JP2000155016A (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 形状測定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000155016A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007523353A (ja) * | 2004-02-23 | 2007-08-16 | コミッサリア タ レネルジー アトミーク | 陰影測定による制御の方法と装置 |
JP2008032678A (ja) | 2006-06-29 | 2008-02-14 | Naberu:Kk | 卵の品質指標検査装置 |
JP2011112512A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 形状計測装置及び方法並びにプログラム |
JP2015055073A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | Ihi運搬機械株式会社 | 機械式駐車場の庫内確認装置 |
-
1998
- 1998-11-20 JP JP10331640A patent/JP2000155016A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007523353A (ja) * | 2004-02-23 | 2007-08-16 | コミッサリア タ レネルジー アトミーク | 陰影測定による制御の方法と装置 |
JP4869219B2 (ja) * | 2004-02-23 | 2012-02-08 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 陰影測定による制御の方法と装置 |
JP2008032678A (ja) | 2006-06-29 | 2008-02-14 | Naberu:Kk | 卵の品質指標検査装置 |
JP2011112512A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 形状計測装置及び方法並びにプログラム |
JP2015055073A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | Ihi運搬機械株式会社 | 機械式駐車場の庫内確認装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100426129C (zh) | 图像处理系统、投影机及图像处理方法 | |
JP3129245B2 (ja) | 撮像装置 | |
US7307709B2 (en) | Device and method for optical center detection | |
US10931924B2 (en) | Method for the generation of a correction model of a camera for the correction of an aberration | |
CN107024339B (zh) | 一种头戴显示设备的测试装置及方法 | |
US20110228052A1 (en) | Three-dimensional measurement apparatus and method | |
JPH10206132A (ja) | 3次元計測システム | |
JP2002116013A (ja) | 非接触型外形測定装置 | |
CN110006634B (zh) | 视场角测量方法、视场角测量装置、显示方法和显示设备 | |
CN105717511B (zh) | 基于线束激光器和普通摄像头芯片的多点测距方法 | |
US10812764B2 (en) | Display apparatus, display system, and method for controlling display apparatus | |
JPH102711A (ja) | 3次元計測装置 | |
JP2000155016A (ja) | 形状測定器 | |
US20020080999A1 (en) | System and method for highlighting a scene under vision guidance | |
US6297881B1 (en) | Three-dimensional measurement method and three-dimensional measurement device | |
JP4074020B2 (ja) | 形状測定器 | |
JP3730982B2 (ja) | プロジェクタ | |
CN110068307B (zh) | 测距系统及测量距离的方法 | |
JPH03236699A (ja) | 映像装置の表示特性測定方法と装置 | |
JPH0726869B2 (ja) | 車輌用ライトの照度測定方法 | |
CN111982025A (zh) | 用于模具检测的点云数据获取方法及系统 | |
KR100807845B1 (ko) | 게임 인터페이스를 위한 적외선 엘이디 추적시스템 및추적방법 | |
JPH10185520A (ja) | レーザー光線の受光点中心の検出方法 | |
JPH0914914A (ja) | レーザスペックルパターンによる移動量の測定装置におけるレーザ光の照射方法ならびにその装置 | |
JP2000205842A (ja) | 形状測定器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051018 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070918 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20071011 |