JPH07209209A - 検卵装置 - Google Patents
検卵装置Info
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- JPH07209209A JPH07209209A JP6023332A JP2333294A JPH07209209A JP H07209209 A JPH07209209 A JP H07209209A JP 6023332 A JP6023332 A JP 6023332A JP 2333294 A JP2333294 A JP 2333294A JP H07209209 A JPH07209209 A JP H07209209A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/02—Food
- G01N33/08—Eggs, e.g. by candling
- G01N33/085—Eggs, e.g. by candling by candling
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K43/00—Testing, sorting or cleaning eggs ; Conveying devices ; Pick-up devices
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】検卵作業を自動化することにより検卵の質の向
上と処理速度の向上とを計る。 【構成】生卵1を回転させながら搬送するコンベア2の
通路の一部に暗箱Aを配置し、上記暗箱A内には、上記
暗箱A内を通過するコンベア2上の生卵1に光を照射す
る光源Bと、照射された生卵1を撮影するカメラ3とを
配置し、該カメラ3には、撮影された画像を分析し、生
卵1の良否を判定する画像処理装置18を接続した。
上と処理速度の向上とを計る。 【構成】生卵1を回転させながら搬送するコンベア2の
通路の一部に暗箱Aを配置し、上記暗箱A内には、上記
暗箱A内を通過するコンベア2上の生卵1に光を照射す
る光源Bと、照射された生卵1を撮影するカメラ3とを
配置し、該カメラ3には、撮影された画像を分析し、生
卵1の良否を判定する画像処理装置18を接続した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生卵を検査する検卵装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】農場で飼育された鶏から生産され、集荷
された大量の鶏卵を迅速、確実に処理して需要者に提供
するために、機械を導入し合理化を図っていることはよ
く知られている。その処理工程の中で検卵は最も重要な
工程であるが、この検卵はコンベアで移動する生卵に照
明を当て、傷の有無を人間の目による目視チェックに頼
っているのが実状である。しかし、検卵後も7〜8%の
不良卵がでるため、検卵の質と処理速度の向上が望まれ
ている。また、疲労による検卵の質の低下を避けるため
複数の検査者が交代して作業を行う必要があり、人件費
の増加を避けることができず、自動化による経費の削減
が望まれている。
された大量の鶏卵を迅速、確実に処理して需要者に提供
するために、機械を導入し合理化を図っていることはよ
く知られている。その処理工程の中で検卵は最も重要な
工程であるが、この検卵はコンベアで移動する生卵に照
明を当て、傷の有無を人間の目による目視チェックに頼
っているのが実状である。しかし、検卵後も7〜8%の
不良卵がでるため、検卵の質と処理速度の向上が望まれ
ている。また、疲労による検卵の質の低下を避けるため
複数の検査者が交代して作業を行う必要があり、人件費
の増加を避けることができず、自動化による経費の削減
が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記背景の下
に成立したものであって、検卵作業を自動化することに
より検卵の質の向上と処理速度の向上とを計ることを目
的とする。
に成立したものであって、検卵作業を自動化することに
より検卵の質の向上と処理速度の向上とを計ることを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に検卵装置は以下の要件を備えたことを特徴とする。 (イ)生卵を回転させながら搬送するコンベアの通路の
一部に暗箱を配置したこと (ロ)上記暗箱には、上記暗箱内を通過するコンベア上
の生卵にスポット光を照射する光源と、照射された生卵
を少なくとも2回撮影するカメラとを配置したこと (ハ)上記カメラには、撮影された画像を分析し、生卵
の良否を判定する画像処理装置が接続されていること
に検卵装置は以下の要件を備えたことを特徴とする。 (イ)生卵を回転させながら搬送するコンベアの通路の
一部に暗箱を配置したこと (ロ)上記暗箱には、上記暗箱内を通過するコンベア上
の生卵にスポット光を照射する光源と、照射された生卵
を少なくとも2回撮影するカメラとを配置したこと (ハ)上記カメラには、撮影された画像を分析し、生卵
の良否を判定する画像処理装置が接続されていること
【0005】
【発明の作用】生卵はコンベアにより回転させられなが
ら搬送され、コンベアの通路の一部に配置された暗箱に
進入する。この暗箱の内部には光源があるので生卵は光
を照射され殻を透過した光が殻の肉薄部分やヒビ割れを
明度の差として表示する。上記暗箱に配置されたカメラ
が暗箱内を通過する上記生卵の透過光を撮影し、該カメ
ラに接続された画像処理装置が撮影された画像を分析
し、生卵の良否の判定をする。
ら搬送され、コンベアの通路の一部に配置された暗箱に
進入する。この暗箱の内部には光源があるので生卵は光
を照射され殻を透過した光が殻の肉薄部分やヒビ割れを
明度の差として表示する。上記暗箱に配置されたカメラ
が暗箱内を通過する上記生卵の透過光を撮影し、該カメ
ラに接続された画像処理装置が撮影された画像を分析
し、生卵の良否の判定をする。
【0006】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施態様につい
て説明する。
て説明する。
【0007】図1は検卵装置を示し、この検卵装置は生
卵1を搬送するコンベア2とコンベア2上に配置された
暗箱Aと、暗箱Aの上下部にそれぞれ配置固定されたカ
メラ3と生卵1を照射する光源Bと、カメラ3に接続さ
れた後述の画像処理装置18とから構成されている。
卵1を搬送するコンベア2とコンベア2上に配置された
暗箱Aと、暗箱Aの上下部にそれぞれ配置固定されたカ
メラ3と生卵1を照射する光源Bと、カメラ3に接続さ
れた後述の画像処理装置18とから構成されている。
【0008】上記コンベア2はローラコンベアで構成さ
れ、ローラが回転しながら積載物を搬送する。従来検卵
工程で使用されている公知のもので、このコンベア2の
ローラ5は図2に示すように糸巻き状のくびれ部5aが
6カ所形成され、ローラ5を回転させながら進行するよ
うに設けられている。
れ、ローラが回転しながら積載物を搬送する。従来検卵
工程で使用されている公知のもので、このコンベア2の
ローラ5は図2に示すように糸巻き状のくびれ部5aが
6カ所形成され、ローラ5を回転させながら進行するよ
うに設けられている。
【0009】上記ローラ5のくびれ部5aは隣接するロ
ーラ5のくびれ部5aとの間に生卵1を載置し、この生
卵1を回転させながら暗箱Aの内部を通過するように設
けられるとともに、ローラ5の下方には光源Bが配置さ
れ、くびれ部5aとくびれ部5aとで形成された空間を
通して生卵1を下方から照射するように設けられてい
る。なお、上記ローラのくびれ部の数は生卵の搬送量に
より決定すればよいのでくびれ部5aの数は6カ所に限
定されるものではない。
ーラ5のくびれ部5aとの間に生卵1を載置し、この生
卵1を回転させながら暗箱Aの内部を通過するように設
けられるとともに、ローラ5の下方には光源Bが配置さ
れ、くびれ部5aとくびれ部5aとで形成された空間を
通して生卵1を下方から照射するように設けられてい
る。なお、上記ローラのくびれ部の数は生卵の搬送量に
より決定すればよいのでくびれ部5aの数は6カ所に限
定されるものではない。
【0010】上記暗箱Aはステンレスなどの金属で形成
され、図3に示すように上箱6と下箱7とから構成され
ている。上記上箱6の下面は全面開放されるとともにコ
ンベア2の進行方向に直交する側面6aの下端にはコン
ベア2上に配置した時、生卵1にぶつからないように半
円状の切り欠き部6bが6カ所形成されるとともに、上
面にはカメラ3を取着するための開口部8が3カ所形成
されている。
され、図3に示すように上箱6と下箱7とから構成され
ている。上記上箱6の下面は全面開放されるとともにコ
ンベア2の進行方向に直交する側面6aの下端にはコン
ベア2上に配置した時、生卵1にぶつからないように半
円状の切り欠き部6bが6カ所形成されるとともに、上
面にはカメラ3を取着するための開口部8が3カ所形成
されている。
【0011】上記上箱6の内部は黒色などの暗色塗装が
施され、光の反射を防止するとともに、2枚の縦遮蔽板
10が内部をコンベア2の進行方向に3分割し、略L字
状の横遮蔽板11の縦板が縦遮蔽板に固定され、横板は
切り欠き部6bが形成された側面6aに固定され、切り
欠き部6bから侵入した光が内部に拡散しないように設
けられている。上記縦遮蔽板10と横遮蔽板11とで構
成された3つの閉鎖空間の面積はそれぞれ2列3行の生
卵1が入るように設定されている。なお、この上箱6は
固定金具12で天井より吊り下げられているが、コンベ
ア2の支持部材(図示せず)に固定しても構わない。ま
た、切り欠き部6bから光が侵入しないようにカーテン
や庇を側面6aに取着してもよい。
施され、光の反射を防止するとともに、2枚の縦遮蔽板
10が内部をコンベア2の進行方向に3分割し、略L字
状の横遮蔽板11の縦板が縦遮蔽板に固定され、横板は
切り欠き部6bが形成された側面6aに固定され、切り
欠き部6bから侵入した光が内部に拡散しないように設
けられている。上記縦遮蔽板10と横遮蔽板11とで構
成された3つの閉鎖空間の面積はそれぞれ2列3行の生
卵1が入るように設定されている。なお、この上箱6は
固定金具12で天井より吊り下げられているが、コンベ
ア2の支持部材(図示せず)に固定しても構わない。ま
た、切り欠き部6bから光が侵入しないようにカーテン
や庇を側面6aに取着してもよい。
【0012】下箱7は上面が全面開放され、内部は黒色
などの暗色塗装が施され、光の反射を防止するととも
に、下面にはコンベア2の進行方向に直交して6列3行
の穴部13が18個形成され、この穴部13を通して後
述する光源Bが上記下箱7の内部に配置されている。
などの暗色塗装が施され、光の反射を防止するととも
に、下面にはコンベア2の進行方向に直交して6列3行
の穴部13が18個形成され、この穴部13を通して後
述する光源Bが上記下箱7の内部に配置されている。
【0013】また、上記下箱7には図2に示すように、
生卵1の通過を感知する3個のスイッチ20a、20
b、20cがコンベア2の進行方向に時間軸をずらして
生卵2列毎に一個配置されるとともに、生卵1の有無を
感知する6個のセンサ21が生卵1列毎に1個配置され
ている。
生卵1の通過を感知する3個のスイッチ20a、20
b、20cがコンベア2の進行方向に時間軸をずらして
生卵2列毎に一個配置されるとともに、生卵1の有無を
感知する6個のセンサ21が生卵1列毎に1個配置され
ている。
【0014】なお、この下箱7は適宜の方法でコンベア
2の支持部材に固定されていればよい。
2の支持部材に固定されていればよい。
【0015】光源Bは光源ユニット14と光ファイバー
ケーブル15と集光レンズ16とで構成されている。光
源ユニット14は電源ユニットとハロゲンランプとファ
ンとブラインドとで構成され(図示せず)、ブラインド
を開閉することによりランプを点灯したまま光の出力を
制御するとともに、ハロゲンランプから発生する熱をフ
ァンで排出し、連続点灯可能に設けられている。
ケーブル15と集光レンズ16とで構成されている。光
源ユニット14は電源ユニットとハロゲンランプとファ
ンとブラインドとで構成され(図示せず)、ブラインド
を開閉することによりランプを点灯したまま光の出力を
制御するとともに、ハロゲンランプから発生する熱をフ
ァンで排出し、連続点灯可能に設けられている。
【0016】上記光源ユニット14に光ファイバーケー
ブル15の一端部を接続し、他端部には集光レンズ16
を取着し、上記集光レンズ16を上記暗箱Aの下箱7の
穴部13から挿入して下箱7内部に固定し、光源ユニッ
ト14の光を光ファイバーケーブル15で導いて、生卵
1を下方から照射するように設けられている。上記光源
ユニット14は熱を発生するが、光ファイバーケーブル
15で光のみを下箱7に導いているので暗箱A内の温度
は上昇することなく、熱による悪影響を生卵1に与える
ことはない。
ブル15の一端部を接続し、他端部には集光レンズ16
を取着し、上記集光レンズ16を上記暗箱Aの下箱7の
穴部13から挿入して下箱7内部に固定し、光源ユニッ
ト14の光を光ファイバーケーブル15で導いて、生卵
1を下方から照射するように設けられている。上記光源
ユニット14は熱を発生するが、光ファイバーケーブル
15で光のみを下箱7に導いているので暗箱A内の温度
は上昇することなく、熱による悪影響を生卵1に与える
ことはない。
【0017】なお、集光レンズ16は必ずしも必要とは
しないが、光の拡散を防止する意味で使用するのが好ま
しい。また、集光レンズ16に替えて上記下箱7の穴部
13にそれぞれ集光筒を固定して(図示せず)、光ファ
イバーケーブル15の他端部を円筒内に配置してもよい
し、穴部13を形成した下面を間隔を空けて2枚設けて
もよい。
しないが、光の拡散を防止する意味で使用するのが好ま
しい。また、集光レンズ16に替えて上記下箱7の穴部
13にそれぞれ集光筒を固定して(図示せず)、光ファ
イバーケーブル15の他端部を円筒内に配置してもよい
し、穴部13を形成した下面を間隔を空けて2枚設けて
もよい。
【0018】スイッチ20a、20b及び20cはリミ
ットスイッチで構成され、このスイッチ20a、20b
及び20cは5ミリ程度の間隔をおいて配置されている
のでローラ5が通過する時ローラ5によって順次押さ
れ、時間差をおいてONするように設けられている。こ
のスイッチ20a、20b及び20cは後述する判定開
始信号1、2及び3に対応している。なお、上記スイッ
チ4はフォトインタランプ等のセンサで構成してもよ
い。
ットスイッチで構成され、このスイッチ20a、20b
及び20cは5ミリ程度の間隔をおいて配置されている
のでローラ5が通過する時ローラ5によって順次押さ
れ、時間差をおいてONするように設けられている。こ
のスイッチ20a、20b及び20cは後述する判定開
始信号1、2及び3に対応している。なお、上記スイッ
チ4はフォトインタランプ等のセンサで構成してもよ
い。
【0019】センサ21はフォトセンサで構成され、上
箱6の一方の側面にローラ5のくびれ部5aに対応して
6個配置され、暗箱Aに進入するローラ5上に生卵1が
載置されているか否か検出するように設けられている。
このセンサ21はコンベア2上に生卵1がない場合、光
源ユニット14からの光が直接カメラ3に直接入らない
ようにするため、カメラ3の電子シャッタを切る前に生
卵1のない部分の光源ユニット14のブラインドを作動
し、光を遮断するために設けられている。
箱6の一方の側面にローラ5のくびれ部5aに対応して
6個配置され、暗箱Aに進入するローラ5上に生卵1が
載置されているか否か検出するように設けられている。
このセンサ21はコンベア2上に生卵1がない場合、光
源ユニット14からの光が直接カメラ3に直接入らない
ようにするため、カメラ3の電子シャッタを切る前に生
卵1のない部分の光源ユニット14のブラインドを作動
し、光を遮断するために設けられている。
【0020】カメラ3はモノクロ電子シャッタカメラで
構成され、上記暗箱Aの上箱6に形成された開口部8か
ら暗箱A内部を撮影するように配置されている。このカ
メラのカメラ視野には図6に示されるように1つのカメ
ラ3で2列3行、計6個の生卵1が入るように設定され
ている。このカメラ視野は上述の上箱6内に縦遮蔽板1
0と横遮蔽板11とで形成された空間の面積と同等であ
る。上記カメラ3は3台が暗箱Aに配置され、コンベア
2上の6列の生卵1を2列づつ撮影するように設けられ
ている。このカメラ3a、3b及び3cは図5に示すよ
うにカメラセレクタ17を経由して画像処理装置18に
接続されている。
構成され、上記暗箱Aの上箱6に形成された開口部8か
ら暗箱A内部を撮影するように配置されている。このカ
メラのカメラ視野には図6に示されるように1つのカメ
ラ3で2列3行、計6個の生卵1が入るように設定され
ている。このカメラ視野は上述の上箱6内に縦遮蔽板1
0と横遮蔽板11とで形成された空間の面積と同等であ
る。上記カメラ3は3台が暗箱Aに配置され、コンベア
2上の6列の生卵1を2列づつ撮影するように設けられ
ている。このカメラ3a、3b及び3cは図5に示すよ
うにカメラセレクタ17を経由して画像処理装置18に
接続されている。
【0021】上記カメラセレクタ17は1台の画像処理
装置18で3台のカメラの画像データをとり込むため
に、後述する判定開始信号1、2及び3が画像処理装置
18に入力されると判定開始信号に対応したカメラを選
択するように設定されている。
装置18で3台のカメラの画像データをとり込むため
に、後述する判定開始信号1、2及び3が画像処理装置
18に入力されると判定開始信号に対応したカメラを選
択するように設定されている。
【0022】上記画像処理装置18は入力端子に判定開
始信号1、2及び3が入力されるごとに上記カメラ3
a、3b及び3cの電子シャッタを切り、取り込んだ画
像データを2値化して面積判定を行い、生卵1の殻の肉
薄や傷の有無を判定し、判定結果を出力端子から出力す
る。なお、上記画像処理装置18に接続されたモニタテ
レビ19は画像データ、操作案内、測定条件等を表示
し、操作者が操作、確認するときに使用できるように設
けられている。
始信号1、2及び3が入力されるごとに上記カメラ3
a、3b及び3cの電子シャッタを切り、取り込んだ画
像データを2値化して面積判定を行い、生卵1の殻の肉
薄や傷の有無を判定し、判定結果を出力端子から出力す
る。なお、上記画像処理装置18に接続されたモニタテ
レビ19は画像データ、操作案内、測定条件等を表示
し、操作者が操作、確認するときに使用できるように設
けられている。
【0023】次に、上述のように構成された検卵装置の
作動態様について説明する。
作動態様について説明する。
【0024】コンベア2に載置された生卵1はローラ5
のくびれ部5aに保持され、ローラ5とともに回転しな
がら移動し、暗箱Aの内部に進入する。暗箱Aの内部に
配置された集光レンズ16の上を生卵1が通過すると生
卵1の殻を透過した透過光で生卵1が半透明状に目視す
ることができる。殻に傷や肉薄部が存在すると正常な殻
に比べて光が透過しやすいので、傷や肉薄部の透過光が
他の部分に比べて明度が高くなるので、カメラ3で撮影
した画像を2値化して正常部分と不良部分とを判定する
ことが可能となる。又、ふん等の汚れがあれば、光が透
光しにくいので、正常な殻に比べて明度が低くなり、閾
値をかえて再度、2値化して汚卵として判定することが
できる2値化する場合の閾値は、どの範囲までの傷、肉
薄、汚れ等を正常とするかによって設定すればよいし、
2値化した結果の判定もどの程度の面積であれば正常に
するかも予め設定すればよい。
のくびれ部5aに保持され、ローラ5とともに回転しな
がら移動し、暗箱Aの内部に進入する。暗箱Aの内部に
配置された集光レンズ16の上を生卵1が通過すると生
卵1の殻を透過した透過光で生卵1が半透明状に目視す
ることができる。殻に傷や肉薄部が存在すると正常な殻
に比べて光が透過しやすいので、傷や肉薄部の透過光が
他の部分に比べて明度が高くなるので、カメラ3で撮影
した画像を2値化して正常部分と不良部分とを判定する
ことが可能となる。又、ふん等の汚れがあれば、光が透
光しにくいので、正常な殻に比べて明度が低くなり、閾
値をかえて再度、2値化して汚卵として判定することが
できる2値化する場合の閾値は、どの範囲までの傷、肉
薄、汚れ等を正常とするかによって設定すればよいし、
2値化した結果の判定もどの程度の面積であれば正常に
するかも予め設定すればよい。
【0025】ローラ5がスイッチ20aを通過すると図
7に示すように、スイッチ20aがONしてシーケンサ
22から判定開始信号1が画像処理装置18に出力さ
れ、画像処理装置18はカメラセレクタ17を介して第
1のカメラ3aの電子シャッタを切るように指示し、撮
影した1、2列目の画像データを2値化して生卵1の良
否を判定し、1、2列目の判定結果J1を出力する。
7に示すように、スイッチ20aがONしてシーケンサ
22から判定開始信号1が画像処理装置18に出力さ
れ、画像処理装置18はカメラセレクタ17を介して第
1のカメラ3aの電子シャッタを切るように指示し、撮
影した1、2列目の画像データを2値化して生卵1の良
否を判定し、1、2列目の判定結果J1を出力する。
【0026】次に、ローラ5がスイッチ20bを通過す
るとスイッチ20bがONしてシーケンサ22から判定
開始信号2が画像処理装置18に出力され、画像処理装
置18はカメラセレクタ17を介して第2のカメラ3b
の電子シャッタを切るように指示し、3、4列目の画像
データを取り込んで、画像データを2値化して生卵1の
良否を判断し、3、4列目の判定結果J2を出力する。
るとスイッチ20bがONしてシーケンサ22から判定
開始信号2が画像処理装置18に出力され、画像処理装
置18はカメラセレクタ17を介して第2のカメラ3b
の電子シャッタを切るように指示し、3、4列目の画像
データを取り込んで、画像データを2値化して生卵1の
良否を判断し、3、4列目の判定結果J2を出力する。
【0027】さらに、ローラ5が進んでスイッチ20c
を通過するとスイッチ20cがONしてシーケンサ22
から判定開始信号3が画像処理装置18に出力され、画
像処理装置18はカメラセレクタ17を介して第3のカ
メラ3cの電子シャッタを切るように指示し、5、6列
目の画像データを取り込んで、画像データを2値化して
生卵1の良否を判断し5、6列目の判定結果J3を出力
する。
を通過するとスイッチ20cがONしてシーケンサ22
から判定開始信号3が画像処理装置18に出力され、画
像処理装置18はカメラセレクタ17を介して第3のカ
メラ3cの電子シャッタを切るように指示し、5、6列
目の画像データを取り込んで、画像データを2値化して
生卵1の良否を判断し5、6列目の判定結果J3を出力
する。
【0028】上述のように1回目の判定結果で生卵1の
表面の約1/3の画像データを処理して良否を判定する
ことができる。次に、ローラが進行すると次のローラ5
が上述のようにスイッチ20a、20b及び20cを押
すのでシーケンサ22は判定開始信号1、2及び3を再
び画像処理装置18に出力し、画像処理装置18は画像
データをとり込んで2回目の判定結果信号J1、J2及
びJ3を出力する。2回目の判定結果で生卵1の表面の
さらに約1/3の画像データを処理して良否を判定する
ことができる。さらに、ローラが進行すると次のローラ
5が上述のようにスイッチ20a、20b及び20cを
押すのでシーケンサ22は判定開始信号1、2及び3を
再び画像処理装置18に出力し、画像処理装置18は画
像データをとり込んで3回目の判定結果J1、J2及び
J3を出力する。3回目の判定結果で生卵1の表面のさ
らに約1/3の画像データを処理して良否を判定するこ
とができる。このようにして生卵1の全周を撮影するこ
とになり、取り込んだ画像データを判定した結果、出力
される判定結果信号J1、J2及びJ3により不良卵を
特定することができるので、検査者の目視チェックに比
べて検査者による判定のバラツキがなくなり検査精度が
向上するとともに、処理速度も向上させることができ
る。
表面の約1/3の画像データを処理して良否を判定する
ことができる。次に、ローラが進行すると次のローラ5
が上述のようにスイッチ20a、20b及び20cを押
すのでシーケンサ22は判定開始信号1、2及び3を再
び画像処理装置18に出力し、画像処理装置18は画像
データをとり込んで2回目の判定結果信号J1、J2及
びJ3を出力する。2回目の判定結果で生卵1の表面の
さらに約1/3の画像データを処理して良否を判定する
ことができる。さらに、ローラが進行すると次のローラ
5が上述のようにスイッチ20a、20b及び20cを
押すのでシーケンサ22は判定開始信号1、2及び3を
再び画像処理装置18に出力し、画像処理装置18は画
像データをとり込んで3回目の判定結果J1、J2及び
J3を出力する。3回目の判定結果で生卵1の表面のさ
らに約1/3の画像データを処理して良否を判定するこ
とができる。このようにして生卵1の全周を撮影するこ
とになり、取り込んだ画像データを判定した結果、出力
される判定結果信号J1、J2及びJ3により不良卵を
特定することができるので、検査者の目視チェックに比
べて検査者による判定のバラツキがなくなり検査精度が
向上するとともに、処理速度も向上させることができ
る。
【0029】また、本実施例では卵を3回撮影している
が、2回の撮影でも検卵することは可能である。
が、2回の撮影でも検卵することは可能である。
【0030】なお、上記検卵装置は暗箱Aをコンベア2
に適宜の方法で固定することにより、検卵作業を自動化
することができるので、目視チェックによって検卵作業
を行っている場合、コンベア2の形状、移動量及びロー
ラの回転量等を確認の上、判定開始信号を発生させるス
イッチの取付位置、暗箱の大きさ、光源及びカメラの数
を設定することにより、既存の検卵作業をコンベア2を
入れ替えることなく自動化できるので設備投資と現場設
置作業にかかる費用と時間を節約することができる。
に適宜の方法で固定することにより、検卵作業を自動化
することができるので、目視チェックによって検卵作業
を行っている場合、コンベア2の形状、移動量及びロー
ラの回転量等を確認の上、判定開始信号を発生させるス
イッチの取付位置、暗箱の大きさ、光源及びカメラの数
を設定することにより、既存の検卵作業をコンベア2を
入れ替えることなく自動化できるので設備投資と現場設
置作業にかかる費用と時間を節約することができる。
【0031】
【効果】本発明によればコンベアに載置された生卵が回
転しながら光源とカメラとを備えた暗箱を通過するの
で、光源からの光によって生卵の殻の傷や肉薄部の透過
光が正常な部分に比べて明るく表示されるので、カメラ
で撮影した画像データを分析することにより不良部分を
判定することができる。また、目視チェックに比べて人
による判定基準のバラツキや疲労によるミスがなくなる
ので検査精度を向上することができるとともに、処理速
度を向上することができる。
転しながら光源とカメラとを備えた暗箱を通過するの
で、光源からの光によって生卵の殻の傷や肉薄部の透過
光が正常な部分に比べて明るく表示されるので、カメラ
で撮影した画像データを分析することにより不良部分を
判定することができる。また、目視チェックに比べて人
による判定基準のバラツキや疲労によるミスがなくなる
ので検査精度を向上することができるとともに、処理速
度を向上することができる。
【図1】検卵装置の斜視図である。
【図2】コンベア上の生卵とローラを示す平面図であ
る。
る。
【図3】暗箱Aの構成を示す斜視図である。
【図4】暗箱Aの要部を示す縦断面図である。
【図5】検卵装置の構成図である。
【図6】カメラ視野の範囲を示す平面図である。
【図7】検卵装置の作動状態を示すタイミングチャート
である。
である。
1 生卵 2 コンベア 3 カメラ 18 画像処理装置 A 暗箱 B 光源
Claims (1)
- 【請求項1】以下の要件を備えたことを特徴とする検卵
装置。 (イ)生卵を回転させながら搬送するコンベアの通路の
一部に暗箱を配置したこと (ロ)上記暗箱には、上記暗箱内を通過するコンベア上
の生卵にスポット光を照射する光源と、照射された生卵
を少なくとも2回撮影するカメラとを配置したこと (ハ)上記カメラには、撮影された画像を分析し、生卵
の良否を判定する画像処理装置が接続されていること
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023332A JPH07209209A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 検卵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023332A JPH07209209A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 検卵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07209209A true JPH07209209A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=12107634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6023332A Pending JPH07209209A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 検卵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07209209A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004101204A (ja) * | 2002-09-04 | 2004-04-02 | Shikoku Instrumentation Co Ltd | 有精卵の検査法および装置 |
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CN111657182A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-09-15 | 沈涛 | 一种禽用疫苗生产用胚蛋后孵化装置 |
IT202100016571A1 (it) * | 2021-06-24 | 2022-12-24 | Eppos S R L | Apparato di ispezione ottica e relativo procedimento |
-
1994
- 1994-01-24 JP JP6023332A patent/JPH07209209A/ja active Pending
Cited By (19)
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